JP2023529908A - Brm標的化化合物及び関連する使用方法 - Google Patents

Brm標的化化合物及び関連する使用方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、標的タンパク質結合部分及びE3ユビキチンリガーゼ結合部分を含む二官能性化合物、並びに関連する使用方法を提供する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年6月9日出願の米国仮特許出願第63/036,811号の優先権の利益を主張し、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本明細書は、標的タンパク質結合部分及びE3ユビキチンリガーゼ結合部分を含む二官能性化合物、並びに関連する使用方法を提供する。二官能性化合物は、特に、クロマチン、サブファミリーA、メンバー2のスイッチ/スクロース非発酵性(Switch/Sucrose Non-Fermentable、SWI/SNF)関連、マトリックス関連、アクチン依存性調節因子(SWI/SNF-Related, Matrix-Associated, Actin-Dependent Regulator of Chromatin, Subfamily A, Member 2、SMARCA2)(すなわち、BRAHMA又はBRM)に関して、標的化ユビキチン化のモジュレーターとして有用であり、これらは、本開示による二官能性化合物によって分解され、かつ/又は他の方法で阻害される。
ヒトスイッチ/スクロース非発酵性(SWI/SNF)複合体は、ATP依存性クロマチン再構築体である。これらの大きな複合体は、DNAアクセス可能性を調節することによって、転写、DNA修復、及び複製などの必須細胞プロセスにおいて重要な役割を果たす。
最大20のカノニカルSWI/SNFサブユニットをコードする遺伝子における変異は、全てのヒトがんのほぼ20%において観察され、最も高い変異の頻度は、ラブドイド腫瘍、女性のがん(卵巣、子宮、子宮頸部、及び子宮内膜を含む)、肺腺がん、胃腺がん、黒色腫、食道、及び腎明細胞がんにおいて観察される。
SMARCA2(BRM)及びSMARCA4(BRG1)は、触媒ATPaseドメインを含有するサブユニットであり、それらは、ヒストン-DNA接触を撹乱し、それによって、遺伝子活性化及び抑制を容易にする転写因子及び同族DNAエレメントへのアクセスポイントを提供する際のSWI/SNFの機能に必須である。
SMARCA2及びSMARCA4は、高度の相同性(最大75%)を共有する。SMARCA4は、原発性腫瘍において、特に肺がん(12%)、黒色腫、肝臓がん、及び膵臓がんにおいて頻繁に変異する(すなわち、欠失又は不活性化される)。SMARCA2は、SMARCA4変異(欠失)がん細胞株における上位必須遺伝子の1つである。これは、SMARCA4欠失がん細胞が、細胞増殖、生存、及び成長などの細胞機能のためのそれらのクロマチンリモデリング活性についてSMARCA2 ATPase活性に排他的に依存するためである。したがって、SMARCA2を標的化することは、SMARCA4関連又は欠損がん(遺伝的合成致死性)における有望な治療アプローチであり得る。
以前の研究は、RNAiなどの遺伝子発現操作を使用した強力な合成致死性を示しており、SMARCA4変異がん細胞におけるSMARCA2遺伝子発現の下方制御は、がん細胞増殖の抑制をもたらす。しかしながら、SMARCA2/4ブロモドメイン阻害剤(例えば、PFI-3)は、細胞増殖阻害に対して効果を全く示さないか、わずかな効果しか示さない[Vangamudi et al.Cancer Res 2015]。遺伝子発現下方制御と小分子ベースのアプローチとの間のこの表現型の不一致により、我々は、SMARCA4欠損がんにおけるタンパク質分解二重特異性分子の調査に至った。
SMARCA2はまた、t(4;14)染色体転座を発現する多発性骨髄腫において役割を果たすことが報告されている[Chooi et al.Cancer Res abstract 2018]。SMARCA2は、NSD2と相互作用し、PRL3及びCCND1などの遺伝子発現を調節する。shRNAによるSMARCA2遺伝子発現下方制御は、細胞周期S期を低減し、t(4;14)MM細胞の細胞増殖を抑制する。
SMARCA2及び/又はSMARCA4を阻害する治療化合物が必要とされている。
本開示は、式Iの化合物、
Figure 2023529908000001
又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物に関し、
式中、
PTMは、式IAの部分であり、
Figure 2023529908000002
式中、
は、共有結合、又はPTM及びULMを連結する化学部分であり、
は、ULMへの結合点であり、
n=0~3であり、
Wは、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
Z及びYは、それぞれ独立して、N、CRである(式中、R=H若しくは不在である)か、あるいはRがZに結合している場合、ZはCであり、YはN若しくはCRである(式中、RはHである)か、又はRがYに結合している場合、YはCであり、ZはN若しくはCRであり(式中、RはHである)、
Bは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環、又は任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、環Bは、Y及びZを介して環Cに縮合しており、
ULMは、フォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼに結合する小分子E3ユビキチンリガーゼ結合部分である。
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、本開示を限定することを意図するものではない。
値の範囲が提供される場合、その範囲の上限と下限との間の各介在値(その範囲内に入る各炭素原子数が提供されるいくつかの炭素原子を含有する基の場合など)、並びにその記載範囲の任意の他の記載値又は介在値は、文脈によって別途明確に指示されない限り、下限の単位の10分の1まで、本開示内に包含されることが理解される。これらのより小さい範囲の上限及び下限は、より小さい範囲に独立して含まれてもよく、また記載範囲の任意の具体的に除外された限界に従って本開示内に包含される。記載範囲が限界の一方又は両方を含む場合、それらの含まれる限界の両方のいずれかを除外する範囲も本開示に含まれる。
以下の用語は、本開示を説明するために使用される。用語が本明細書で具体的に定義されない場合、その用語は、本開示を説明する際に文脈中のその用語をその使用に適用する当業者によって当該技術分野で認識される意味を与えられる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「a」及び「an」は、文脈によって別途明確に指示されない限り、冠詞の文法上の目的語の1つ又は2つ以上(例えば、少なくとも1つ)を指すために本明細書で使用される。例として、「要素(an element)」は、1つの要素又は2つ以上の要素を意味する。
「共投与」及び「共投与する」又は「併用療法」という用語は、治療剤がある程度、好ましくは有効量で同時に患者に存在する限り、同時投与(2つ以上の治療剤を同時に投与すること)及び時間変動投与(追加の治療剤の投与とは異なる時間に1つ以上の治療剤を投与すること)の両方を指す。ある特定の好ましい態様では、本明細書に記載の本化合物のうちの1つ以上は、特に抗がん剤を含む少なくとも1つの追加の生物活性剤と組み合わせて共投与される。特に好ましい態様では、化合物の共投与は、抗がん活性を含む相乗的活性及び/又は療法をもたらす。
本明細書で使用される場合、「化合物」という用語は、別途指示されない限り、本明細書に開示される任意の特定の化学化合物を指し、互変異性体、位置異性体、幾何異性体、及び適用可能な場合、その光学異性体(鏡像異性体)及び他の立体異性体(ジアステレオマー)を含む立体異性体、並びに文脈において、適用可能な場合、そのプロドラッグ及び/又は重水素化形態を含む薬学的に許容される塩及び誘導体を含む。企図される重水素化小分子は、薬物分子中に含有される水素原子のうちの1つ以上が重水素に置換されているものである。
文脈におけるその使用の範囲内で、化合物という用語は、一般に単一の化合物を指すが、立体異性体、位置異性体、及び/又は光学異性体(ラセミ混合物を含む)、並びに開示された化合物の特定の鏡像異性体又は鏡像異性的に富化された混合物などの他の化合物も含み得る。この用語はまた、文脈において、活性部位への化合物の投与及び送達を容易にするように修飾された化合物のプロドラッグ形態を指す。本化合物の記載において、とりわけ、それに関連する多数の置換基及び変数が記載されていることに留意されたい。本明細書に記載される分子は、以下に一般的に記載されるような安定した化合物であることが、当業者によって理解される。
「ユビキチンリガーゼ」という用語は、特定の基質タンパク質へのユビキチンの転移を容易にし、分解のために基質タンパク質を標的化するタンパク質のファミリーを指す。例えば、E3ユビキチンリガーゼタンパク質は、それ単独で、又はE2ユビキチンコンジュゲート酵素と組み合わせて、標的タンパク質上のリジンへのユビキチンの結合を引き起こし、その後、プロテアソームによる分解のために特定のタンパク質基質を標的化する。したがって、E3ユビキチンリガーゼは、単独で、又はE2ユビキチンコンジュゲート酵素と複合して、標的化タンパク質へのユビキチンの転移に関与する。一般に、ユビキチンリガーゼは、第2のユビキチンが第1のユビキチンに結合し、第3のユビキチンが第2のユビキチンに結合する、などのように、ポリユビキチン化に関与する。ポリユビキチン化は、プロテアソームによる分解のためにタンパク質を特徴付ける。しかしながら、単一のユビキチンのみがユビキチンリガーゼによって基質分子に付加されるモノユビキチン化に限定されるいくつかのユビキチン化事象が存在する。モノユビキチン化タンパク質は、分解のためにプロテアソームに標的化されないが、代わりに、例えば、ユビキチンに結合することができるドメインを有する他のタンパク質に結合することを介して、それらの細胞位置又は機能が変更され得る。更に複雑なことに、ユビキチン上の異なるリジンは、E3によって標的化されて、鎖を形成し得る。最も一般的なリジンは、ユビキチン鎖上のLys48である。これは、プロテアソームによって認識されるポリユビキチンを作製するために使用されるリジンである。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、それ自体で、又は別の置換基の一部として、特に明記しない限り、最大12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素ラジカルを意味する。いくつかの実施形態では、炭素原子の数が指定される(すなわち、C1~は、1~8個の炭素を意味する)。アルキル基の例としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、t-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチルなどが挙げられる。アルキル基は、本明細書で提供されるように任意選択で置換されていてもよい。いくつかの実施形態では、アルキル基は、C1~アルキルであり、いくつかの実施形態では、C1~アルキルである。
~Cなどの炭素原子の範囲が本明細書で使用されるとき、全ての範囲、並びに個々の数の炭素原子が包含される。例えば、「C~C」は、C1~、C1~、C2~、C、C、及びCを含む。
本明細書で定義される置換基と組み合わせて使用される場合、「任意選択で置換されている」という用語は、置換基が、1つ以上の好適な官能基又は本明細書で提供される他の置換基で置換されていてもよいが、置換されている必要はないことを意味する。例えば、置換基は、ハロ、シアノ、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロ(C1~6)アルキル、C1~6アルコキシ、ハロ(C1~6アルコキシ)、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルアミノ、NH、NH(C1~6アルキル)、N(C1~6アルキル)、NH(C1~6アルコキシ)、N(C1~6アルコキシ)、-C(O)NHC1~6アルキル、-C(O)N(C1~6アルキル)、-C(O)NH、-C(O)C1~6アルキル、-C(O)1~6アルキル、-NHCO(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)CO(C1~6アルキル)、-S(O)C1~6アルキル、-S(O)1~6アルキル、オキソ、6~12員アリール、ベンジル、ピリジニル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、又は他の5~12員ヘテロアリール基のうちの1つ以上で任意選択で置換されていてもよい。いくつかの実施形態では、上記の任意選択の置換基の各々は、それ自体が1つ又は2つの基によって任意選択で置換されている。
「シクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、3~12員環状アルキルを指し、架橋及びスピロ環(例えば、アダマンチン)を含む。シクロアルキル基は、完全飽和又は部分不飽和であり得る。「シクロアルキル」という用語はまた、多縮合環系(例えば、2、3、又は4つの環を含む環系)を含み、単シクロアルキル環(上で定義されるような)は、複素環、炭素環、アリール、又はヘテロアリールから選択される1つ以上の基と縮合して、多縮合環系を形成し得る。そのような多縮合環系は、多縮合環の炭素環又は複素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、3、又は4つ)のオキソ基で任意選択で置換されていてもよい。多縮合環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続され得る。多縮合環系の個々の環は、互いに対して任意の順序で接続され得ることを理解されたい。また、多縮合環系の結合点(シクロアルキルについて上で定義されるような)は、シクロアルキル環の任意の位置であり得ることも理解されたい。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘプチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、インデニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、ビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、スピロ[3.3]ヘプタニル、及びスピロ[3.4]オクタニルが挙げられる。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、3~7員シクロアルキルである。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含有するC2~12アルキル基を指す。いくつかの実施形態では、アルケニル基は、任意選択で置換されている。いくつかの実施形態では、アルケニル基は、C2~アルケニルである。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含有するC2~12アルキル基を指す。いくつかの実施形態では、アルケニル基は、任意選択で置換されている。いくつかの実施形態では、アルキニル基は、C2~アルキニルである。
「アルコキシ」、「アルキルアミノ」、及び「アルキルチオ」という用語は、それらの従来の意味で使用され、酸素原子(「オキシ」)、アミノ基(「アミノ」)又はチオ基を介して分子の残部に結合したアルキル基を指す。「アルキルアミノ」という用語は、モノ-ジ-アルキルアミノ基を含み、アルキル部分は同じであっても異なっていてもよい。
「ハロ」又は「ハロゲン」という用語は、それ自体又は別の置換基の一部として、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子を意味する。
「ヘテロアルキル」という用語は、1個以上の炭素原子がS、O、P、及びNから選択されるヘテロ原子に置換されているアルキル基を指す。例示的なヘテロアルキルとしては、アルキルエーテル、二級及び三級アルキルアミン、アルキルアミド、アルキルスルフィドなどが挙げられる。この基は末端基又は架橋基であり得る。本明細書で使用される場合、架橋基の文脈で使用される場合の直鎖への言及は、架橋基の2つの末端位置を連結する原子の直接鎖を指す。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、単全炭素芳香環、又は環の少なくとも1つが芳香族である多縮合全炭素環系を指す。例えば、ある特定の実施形態では、アリール基は、6~12個の炭素原子を有する。アリールは、フェニルラジカルを含む。アリールはまた、少なくとも1つの環が芳香族であり、他の環が芳香族であっても芳香族でなくてもよい、約9~12個の炭素原子を有する多縮合環系(例えば、2、3、又は4つの環を含む環系)を含む。そのような多縮合環系は、多縮合環系の任意の炭素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、又は3つ)のオキソ基で任意選択で置換されている。多縮合環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続され得る。上で定義されるように、多縮合環系の結合点は、芳香環の任意の位置であり得ることを理解されたい。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、環中に炭素以外の少なくとも1つの原子を有する単芳香環を指し、原子は、酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択され、「ヘテロアリール」はまた、少なくとも1つのそのような芳香環を有する多縮合環系を含み、その多縮合環系は以下で更に説明される。したがって、「ヘテロアリール」は、約1~6個の炭素原子、並びに酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択される約1~4個のヘテロ原子の単芳香環を含む。硫黄及び窒素原子はまた、酸化形態で存在してもよいが、環が芳香族であることを条件とする。例示的なヘテロアリール環系としては、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリル、又はフリルが挙げられるが、これらに限定されない。「ヘテロアリール」はまた、多縮合環系(例えば、2、3、又は4つの環を含む環系)を含み、上で定義されるように、ヘテロアリール基は、ヘテロアリール(例えば、1,8-ナフチリジニルなどのナフチリジニルを形成する)、複素環(例えば、1,2,3,4-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジニルなどの1,2,3,4-テトラヒドロナフチリジニルを形成する)、炭素環(例えば、5,6,7,8-テトラヒドロキノリルを形成する)、及びアリール(例えば、インダゾリルを形成する)から選択される1つ以上の環と縮合して、多縮合環系を形成する。したがって、ヘテロアリール(単芳香環又は多縮合環系)は、ヘテロアリール環内に約1~20個の炭素原子及び約1~6個のヘテロ原子を有する。ヘテロアリール(単芳香環又は多縮合環系)はまた、ヘテロアリール環内に約5~12員又は約5~10員を有し得る。多縮合環系は、縮合環の炭素環又は複素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、3、又は4つ)のオキソ基で任意選択で置換されていてもよい。多縮合環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続され得る。多縮合環系の個々の環は、互いに対して任意の順序で接続され得ることを理解されたい。また、多縮合環系の結合点(ヘテロアリールについて上で定義されるような)は、ヘテロアリール環の任意の位置であり得ることも理解されたい。また、ヘテロアリール又はヘテロアリール多縮合環系の結合点は、炭素原子及びヘテロ原子(例えば、窒素)を含むヘテロアリール環の任意の好適な原子であり得ることも理解されたい。例示的なヘテロアリールとしては、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、インダゾリル、キノキサリル、キナゾリル、5,6,7,8-テトラヒドロイソキノリニルベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、チアナフテニル、ピロロ[2,3-b]ピリジニル、キナゾリニル-4(3H)-オン、トリアゾリル、4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール、及び3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロ-ペンタ[1,2-c]ピラゾールが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1個のヘテロ原子を含有する単芳香環を指す。例えば、この用語は、1個以上のヘテロ原子を含む5員及び6員の単環式芳香環を含む。ヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジル、フリル、チアゾール、ピリミジン、オキサゾール、及びチアジアゾールが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリル」又は「複素環」という用語は、環中に炭素以外の少なくとも1つの原子を有する単飽和又は部分不飽和環を指し、原子は、酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択され、この用語はまた、少なくとも1つのそのような飽和又は部分不飽和環を有する多縮合環系を含み、その多縮合環系は以下で更に説明される。したがって、この用語は、環中に約1~6個の炭素原子、並びに酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択される約1~3個のヘテロ原子の単飽和又は部分不飽和環(例えば、3、4、5、6、又は7員環)を含む。環は、1つ以上(例えば、1、2、又は3つ)のオキソ基で置換されていてもよく、硫黄及び窒素原子は、それらの酸化形態で存在してもよい。例示的な複素環としては、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、及びピペリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。「複素環」という用語はまた、多縮合環系(例えば、2、3、又は4つの環を含む環系)を含み、単複素環(上で定義されるような)は、複素環(例えば、1,8-デカヒドロナフチリジニルを形成する)、炭素環(例えば、デカヒドロキノリルを形成する)、及びアリールから選択される1つ以上の基と縮合して、多縮合環系を形成し得る。したがって、複素環(単飽和若しくは単部分不飽和環又は多縮合環系)は、複素環内に約2~20個の炭素原子及び1~6個のヘテロ原子を有する。そのような多縮合環系は、多縮合環の炭素環又は複素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、3、又は4つ)のオキソ基で任意選択で置換されていてもよい。多縮合環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続され得る。多縮合環系の個々の環は、互いに対して任意の順序で接続され得ることを理解されたい。したがって、複素環(単飽和若しくは単部分不飽和環又は多縮合環系)は、複素環系内に約1~6個のヘテロ原子を含む約3~20個の原子を有する。また、多縮合環系の結合点(ヘテロシクリルについて上で定義されるような)は、複素環式環の任意の位置であり得ることも理解されたい。また、複素環又は複素環多縮合環系の結合点は、炭素原子及びヘテロ原子(例えば、窒素)を含む複素環式環の任意の好適な原子であり得ることも理解されたい。一実施形態では、複素環という用語は、C2~20複素環を含む。一実施形態では、複素環という用語は、C2~7複素環を含む。一実施形態では、複素環という用語は、C2~5複素環を含む。一実施形態では、複素環という用語は、C2~4複素環を含む。複素環の例としては、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロオキサゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1,2,3,4-テトラヒドロキノリル、ベンゾオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、クロマニル、1,2-ジヒドロピリジニル、2,3-ジヒドロベンゾフラニル、1,3-ベンゾジオキソリル、1,4-ベンゾジオキサニル、スピロ[シクロプロパン-1,1’-イソインドリニル]-3’-オン、イソインドリニル-1-オン、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、イミダゾリジン-2-オンN-メチルピペリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ブチロラクタム、バレロラクタム、イミダゾリジノン、ヒダントイン、ジオキソラン、フタルイミド、1,4-ジオキサン、チオモルホリン、チオモルホリン-S-オキシド、チオモルホリン-S,S-オキシド、ピラン、3-ピロリン、チオピラン、ピロン、テトラヒドロチオフェン、キヌクリジン、トロパン、2-アザスピロ[3.3]へプタン、(1R,5S)-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン、(1s,4s)-2-アザビシクロ[2.2.2]オクタン、(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.2]オクタン、及びピロリジン-2-オンが挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、「複素環」という用語は、少なくとも1個のヘテロ原子を有する単環式の飽和又は部分不飽和3~8員環を指す。例えば、この用語は、少なくとも1個のヘテロ原子を有する単環式の飽和又は部分不飽和4、5、6、又は7員環を含む。複素環の非限定的な例としては、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペリジン、ピペラジン、オキシラン、モルホリン、及びチオモルホリンが挙げられる。本明細書で使用される場合、「9員又は10員ヘテロ二環」という用語は、少なくとも1個のヘテロ原子を有する部分不飽和又は芳香族縮合二環式環系を指す。例えば、9員又は10員ヘテロ二環式という用語は、1つ以上のヘテロ原子を含有する5員又は6員の飽和、部分不飽和、又は芳香環に縮合したベンゾ環を有する二環式環系を含む。
本明細書で使用される場合、「ヘテロ原子」という用語は、酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、及びケイ素(Si)を含むことを意味する。窒素及び硫黄は、実現可能な場合、酸化形態であり得る。
本明細書で使用される場合、「キラル」という用語は、鏡像パートナーの重ね合わせることができない特性を有する分子を指し、一方、「アキラル」という用語は、それらの鏡像パートナーに重ね合わせることができる分子を指す。
本明細書で使用される場合、「立体異性体」という用語は、同一の化学構成を有するが、空間における原子又は基の配置に関して異なる化合物、例えば、鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体を指す。
「患者」又は「対象」という用語は、本明細書を通して、本開示による組成物による予防的治療を含む治療が提供される動物、好ましくはヒト又は飼いならされた動物を説明するために使用される。ヒト患者などの特定の動物に特異的な感染、状態、又は疾患状態の治療について、患者という用語は、イヌ若しくはネコなどの飼いならされた動物、又はウマ、ウシ、ヒツジなどの家畜を含むその特定の動物を指す。一般に、本開示において、患者という用語は、特に明記しない限り、又は用語の使用の文脈から暗示されない限り、ヒト患者を指す。
「有効」という用語は、その意図された使用の文脈内で使用される場合、意図された結果をもたらす化合物、組成物、又は成分の量を記載するために使用される。有効という用語は、本出願において別様に記載又は使用される他の全ての有効量又は有効濃度の用語を包含する。
「薬学的に許容される」は、連邦政府若しくは州政府の規制機関、又は米国以外の国における対応する機関によって承認若しくは承認可能である、あるいは、動物における使用関して米国薬局方又はその他の一般に認識されている薬局方に列挙されていることを意味する。
「薬学的に許容される塩」とは、薬学的に許容され、親化合物の所望の薬理活性を有する、本開示の化合物の塩を意味する。特に、このような塩は非毒性であり、無機酸又は有機酸の付加塩及び塩基付加塩であってもよい。具体的には、このような塩は、(1)塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸で形成される酸付加塩、又は酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.2.2]-オクト-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などの有機酸で形成される酸付加塩、あるいは(2)親化合物中に存在する酸性プロトンが、金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、若しくはアルミニウムイオンで置換された場合に形成される塩、又は、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミンなどの有機塩基と配位結合する場合に形成される塩である。塩としては、単なる例として、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウムなどが更に挙げられ、化合物が塩基性官能基を含有する場合、塩酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、メシル酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩などの非毒性有機酸又は無機酸の塩が更に挙げられる。
「薬学的に許容される賦形剤」とは、医薬組成物に添加される、あるいは別の方法で、溶剤、キャリア、若しくは希釈剤として使用されて薬剤の投与を促進し、それらと相溶性のある不活性物質などの、被検者に対する投与に関して非毒性であり、生物学的許容範囲内であり、また別の方法では生物学的に好適な物質を意味する。賦形剤の例としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、種々の糖及びデンプン型、セルロース誘導体、ゼラチン、植物油、及びポリエチレングリコールが挙げられる。
「溶媒和物」とは、式Iの化合物と1つ以上の溶媒分子との物理的結合を意味する。
任意の疾患又は障害の「治療する」又は「治療」は、一実施形態では、疾患又は障害を改善すること(例えば、疾患又はその臨床症状のうちの少なくとも1つの発達を制止する又は低減すること)を指す。別の実施形態では、「治療する」又は「治療」とは、少なくとも1つの物理的パラメータを改善することを意味し、これは被検者によって認識可能でなくてもよい。更に別の実施形態では、「治療する」又は「治療」は、物理的に、(例えば、識別可能な症状の安定化)、生理学的に、(例えば、物理的パラメータの安定化)、又は両方のいずれかで、疾患又は障害を調節することを意味する。更に別の実施形態では、「治療する」又は「治療」は、疾患又は障害の発症を遅延させることを意味する。
一態様では、本開示は、式(I)の化合物、
Figure 2023529908000003
又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を目的とし、式中、PTMは、式IAの部分であり、
Figure 2023529908000004
式中、
は、共有結合、又はPTM及びULMを連結する化学部分であり、
は、ULMへの結合点であり、
n=0~3であり、
各Wは、独立して、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
Z及びYは、それぞれ独立して、N又はCRである(式中、R=H若しくは不在である)か、あるいはRがZに結合している場合、ZはCであり、YはN若しくはCRである(式中、RはHである)か、又はRがYに結合している場合、YはCであり、ZはN若しくはCRであり(式中、RはHである)、
Bは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環、又は任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、環Bは、Y及びZを介して環Cに縮合しており、ULMは、フォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼに結合する小分子E3ユビキチンリガーゼ結合部分である。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、タンパク質標的化部分(protein targeting moiety、PTM)を含む。いくつかの態様では、式Iの化合物中のPTMは、式IAの部分である。
Figure 2023529908000005
本開示によれば、Bは、Y及びZを介して環「C」に縮合した環である。
いくつかの態様では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環。任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環、又は任意選択で置換されている5~7員複素環式環である。
いくつかの実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環である。
いくつかの実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、又はシアノである。
いくつかの実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環である。
いくつかの実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、又はシアノである。
他の実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環である。
いくつかの実施形態では、式IA中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、シアノである。
いくつかの態様では、式IA中のnは、0~3である。いくつかの実施形態では、n=0である。他の実施形態では、n=1である。他の実施形態では、n=2である。他の実施形態では、n=3である。
いくつかの態様では、式IA中の各Wは、独立して、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得る。
いくつかの実施形態では、式IA中のWは、任意選択で置換されている-CH-である。他の実施形態では、式IA中のWは、-CH-である。
いくつかの実施形態では、式IA中のWは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル基、例えば、メチル(-CH)、エチル、プロピルなどである。
他の実施形態では、式IA中のWは、-C(CH)H-である。
いくつかの実施形態では、式IA中のWは、-C(O)-である。
いくつかの実施形態では、式IA中のWは、-S(O)-である。
いくつかの実施形態では、式IA中のWは、任意選択で置換されている-S(O)-である。
nが2又は3である本開示の実施形態では、1つのWのみが、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得る。
いくつかの態様では、式IA中のRc1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、Hである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、Dである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、ハロ、例えば、-F、-Cl、-Br、又は-Iである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、C1~3アルキル、例えば、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、C1~3ハロアルキル、例えば、-Cハロアルキル、-Cハロアルキル、-Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
いくつかの実施形態では、Rc1は、C1~4アルコキシル、例えば、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、Hである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、Dである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、ハロ、例えば、-F、-Cl、-Br、又は-Iである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、C1~3アルキル、例えば、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、C1~3ハロアルキル、例えば、-Cハロアルキル、-Cハロアルキル、-Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
いくつかの実施形態では、Rd1は、C1~4アルコキシル、例えば、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
いくつかの態様では、式IA中のRe3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルである。
いくつかの実施形態では、Re3は、Hである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、Hである。他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C1~4アルキル、例えば、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C1~4置換アルキル、例えば、-C置換アルキル、-C置換アルキル、-C置換アルキル、及び-C置換アルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C3~8シクルコアルキル、例えば、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、及びCシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C3~8置換シクルコアルキル、例えば、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、及びC置換シクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C3~8ヘテロシクルコアルキル、例えば、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、及びCヘテロシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-C(O)Rであり、式中、Rは、C3~8置換ヘテロシクルコアルキル、例えば、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、及びC置換ヘテロシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、各Rは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、各Rは、Hである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、各Rは、C1~4アルキル、例えば、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、一方のRは、Hであり、他方のRは、C1~4アルキル、例えば、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、少なくとも1つのRは、C1~4置換アルキル、例えば、-C置換アルキル、-C置換アルキル、-C置換アルキル、及び-C置換アルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、少なくとも1つのRは、C3~8シクルコアルキル、例えば、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、Cシクルコアルキル、及びCシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、少なくとも1つのRは、C3~8置換シクルコアルキル、例えば、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、C置換シクルコアルキル、及びC置換シクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、少なくとも1つのRは、C3~8ヘテロシクルコアルキル、例えば、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、Cヘテロシクルコアルキル、及びCヘテロシクルコアルキルである。
他の実施形態では、Re3は、-P(O)(ORであり、式中、少なくとも1つのRは、C3~8置換ヘテロシクルコアルキル、例えば、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、C置換ヘテロシクルコアルキル、及びC置換ヘテロシクルコアルキルである。
いくつかの態様では、式IA中のZ及びYは、それぞれ独立して、N又はCRである(式中、R=Hである)か、あるいはn=1~3である場合、二重結合がZとYとの間に形成されるように不在であり得るか、あるいはRがZに結合している場合、ZはCであり、YはN若しくはCRである(式中、RはHである)か、又はRがYに結合している場合、YはCであり、ZはN若しくはCRである(式中、RはHである)。これらの実施形態の例としては、
Figure 2023529908000006
が挙げられる。
いくつかの実施形態では、Zは、Nである。
他の実施形態では、Zは、CRであり、式中、R=Hである。
他の実施形態では、Zは、CRであり、式中、R=不在であり、Zは、二重結合によってYに結合している。
いくつかの実施形態では、Zは、Cであり、Rに結合している。
いくつかの実施形態では、Yは、Nである。
他の実施形態では、Yは、CRであり、式中、R=Hである。
他の実施形態では、Yは、CRであり、式中、R=不在であり、Yは、二重結合によってZに結合している。
いくつかの実施形態では、Yは、Cであり、Rに結合している。
いくつかの実施形態では、PTMは、式IAの部分であり、式中、は、ULMへの結合点である。
いくつかの実施形態では、式IA中のRは、共有結合、又はPTMとULMとを連結する化学部分である。
いくつかの実施形態では、式IA中のRは、共有結合である。
他の実施形態では、式IA中のRは、PTMとULMとを連結する化学部分である。
PTM部分とULM部分とを連結するために使用される化学部分は、当該技術分野で既知である。これらの部分は、当該技術分野において「リンカー」と称されることがある。いくつかの実施形態では、式IA中のRは、当該技術分野で既知であるPTMとULMとを連結するために使用される化学部分である。
いくつかの実施形態では、式IA中のRは、米国特許出願公開第2019/0300521号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載される、PTMとULMとを連結するために使用される化学部分である。
他の実施形態では、式IA中のRは、米国特許出願公開第2019/0255066号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載される、PTMとULMとを連結するために使用される化学部分である。
他の実施形態では、式IA中のRは、国際公開第2019/084030号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載される、PTMとULMとを連結するために使用される化学部分である。
他の実施形態では、式IA中のRは、国際公開第2019/084026号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載される、PTMとULMとを連結するために使用される化学部分である。
いくつかの実施形態では、式IA中のRは、以下の式によって表される化学構造単位であり、
-(A)
式中、
qは、1~14の整数であり、
各Aは、独立して、CR1a1b、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、NR1cC(=NCN)NR1dNR1cC(=NCN)、NR1cC(=CNO)NR1d、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているアリール、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、
1a、R1b、R1c、R1d、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)2、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又は文脈が許す場合、R1a又はR1bは、他の基に又は互いに連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成する。
これらの実施形態では、qは、接続されたA基の数を表す。例えば、q=1の場合、-(A)-は、-A-であり、q=2の場合、-(A)-は、-A-A-であり、q=3の場合、-(A)-は、-A-A-A-であり、q=4の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-であり、q=5の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-であり、q=6の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-であり、q=7の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-であり、q=8の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-であり、q=9の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-であり、q=10の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A10-であり、q=11の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A10-A11-であり、q=12の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A10-A11-A12-であり、q=13の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A10-A11-A12-A13-であり、q=14の場合、-(A)-は、-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A10-A11-A12-A13-A14-である。
いくつかの実施形態では、q=4であり、Rは、式:-A-A-A-A-によって表される化学部分であり、式中、A1-4の各々は、独立して、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクルコアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)-、Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される。
他の実施形態では、q=3であり、Rは、式:-A-A-A-によって表される化学部分であり、式中、A1-3の各々は、独立して、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される。
他の実施形態では、q=2であり、Rは、式:-A-A-によって表される化学部分であり、式中、A1-2の各々は、独立して、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される。
他の実施形態では、q=1であり、Rは、式:-A-によって表される化学部分であり、式中、Aは、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、共有結合、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、-(CR1a1b1-5、-(CR1a=CR1b)-、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b
基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5である。
いくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)である。
いくつかの実施形態では、Rは、-CR1a=CR1b-、例えば、-CH=CH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5、例えば、-(CH1-5-、-CH-、-CHCHCH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-(CH1-5-O-、-(CH1-5-S-、-(CH1-5-NH-、又は
-(CH0-2-(C(CH)-(CH0-2-O-などである。
他の実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-(CH1-5-O-(CH1-5-、-(CH1-5-S-(CH1-5-、-(CH1-5-NH-(CH1-5-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、例えば、-(C≡C)-(CH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、例えば、-CH-シクロブチル-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、例えば、-CH-シクロブチル-CH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、例えば、-CH-アゼチジニル-CH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、例えば、-CH-アゼチジニル-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、例えば、-アゼチジニル-CH-、-ピロリドニル-CH-、-ピペリジニル-CH-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-シクロプロピル-CH-O-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-ピペルジニル-CHCH-O-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-アゼチジニル-O-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-O-アゼチジニル-、-CH-NH-アゼチジニル-などである。
他の実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-O-シクロブチレン-、-CH-NH-シクロブチレン-などである。
いくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-O-CHCH-O-などである。
いくつかの態様では、式IAの化合物中のYは、CRであり、式中、RはHであり、式IAの化合物は、式IA-1を有し、
Figure 2023529908000007
式中、Rc1、Rd1、Re3、W、Z、B、n、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
いくつかの実施形態では、式IA-1中のnは、1である。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、任意選択で置換されている-CH-である。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノである。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、-CH-である。
いくつかの実施形態では、式IA-1中のWは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル基、例えば、メチル(-CH)、エチル、プロピルなどである。
他の実施形態では、式IA-1中のWは、-CH(CH)-である。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-C(O)-である。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-S(O)-である。
式IA-1の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-S(O)-である。
いくつかの実施形態では、式IA-1中のBは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環である。
いくつかの実施形態では、式IA-1中のBは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、又はシアノである。
他の実施形態では、式IA-1中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環である。
いくつかの実施形態では、式IA-1中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、シアノである。
他の態様では、式IAの化合物中のYは、Nであり、Zは、CRであり(式中、RはHである)、式IAの化合物は、式IA-2を有し、
Figure 2023529908000008
式中、Rc1、Rd1、Re3、W、B、n、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
いくつかの実施形態では、式IA-2中のnは、1である。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、任意選択で置換されている-CH-である。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル、アルコキシ、又はアルキルアミノである。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのWは、-CH-である。
いくつかの実施形態では、式IA-2中のWは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル基、例えば、メチル(-CH)、エチル、プロピルなどである。
他の実施形態では、式IA-2中のWは、-CH(CH)-である。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-C(O)-である。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-S(O)-である。
式IA-2の化合物のいくつかの実施形態では、1つのWは、-S(O)-である。
他の実施形態では、式IA-2中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環である。
いくつかの実施形態では、式IA-2中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、シアノである。
他の実施形態では、式IA-2中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環である。
いくつかの実施形態では、式IA-2中のBは、任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、任意選択の置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、又はシアノである。
いくつかの態様では、式IAの化合物は、式IA-3の化合物であり、
Figure 2023529908000009
式中、m=1~3であり、
Xは、任意選択で置換されている-CH-又はNHであるか、あるいはRがXに結合している場合、Xは-CH又はNであり、
Qは、任意選択で置換されている-CH-、任意選択で置換されている-(CH-、-C(O)-、任意選択で置換されている-CHC(O)-、-S(O)-、-S(O)-、任意選択で置換されている-CHS(O)-、又は任意選択で置換されている-CHS(O)-であり、Rc1、Rd1、Re3、W、Z、B、n、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、n=1である。式IA-3の化合物の他の実施形態では、n=2である。式IA-3の化合物の他の実施形態では、n=3である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Xは、-CH-である。
式IA-3の化合物の他の実施形態では、Xは、NHである。
がXに結合している式IA-3の化合物のこれらの実施形態のうちのいくつかでは、Xは、CHである。
がXに結合している式IA-3の化合物のこれらの実施形態のうちの他のものでは、Xは、Nである。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-CH-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル、アルコキシ、又はアルキルアミノである。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-(CH-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-(CH-であり、任意選択の置換基は、アルキル、アルコキシ、又はアルキルアミノである。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、-C(O)-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-CHC(O)-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、-S(O)-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、-S(O)-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-CHS(O)-である。
式IA-3の化合物のいくつかの実施形態では、Qは、任意選択で置換されている-CHS(O)-である。
いくつかの態様では、式IAの化合物は、式IA-4の化合物であり、
Figure 2023529908000010
式中、R=H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、C1~4アルコキシル、置換されているC1~3アルキル、置換されているC1~3ハロアルキル、又は置換されているC1~4アルコキシルであり、s=0~7であり、m=1~3であり、Rc1、Rd1、Re3、W、n、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、n=1である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、n=2である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、n=3である。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、m=1である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、m=2である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、m=3である。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、s=0である。式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、s=1である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、s=2である。式IA-4の化合物の他の実施形態では、s=3である。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=Hである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=Dである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=Fである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3アルキル、例えば、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3ハロアルキル、例えば、Cハロアルキル、Cハロアルキル、Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~4アルコキシル、例えば、Cアルコキシル、Cアルコキシル、Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=置換されているC1~3アルキル、例えば、置換されているCアルキル、置換されているCアルキル、置換されているCアルキルなどである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=置換されているC1~3ハロアルキル、例えば、置換されているCハロアルキル、置換されているCハロアルキル、置換されているCハロアルキルなどである。
式IA-4の化合物のいくつかの実施形態では、R=置換されているC1~4アルコキシル、例えば、置換されているCアルコキシル、置換されているCアルコキシル、置換されているCアルコキシルなどである。
いくつかの態様では、式IAの化合物は、式IA-5の化合物であり、
Figure 2023529908000011
式中、R=H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、m=1~3であり、s=0~3であり、Rc1、Rd1、Re3、W、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、m=1である。式IA-5の化合物の他の実施形態では、m=2である。式IA-5の化合物の他の実施形態では、m=3である。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、s=0である。式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、s=1である。式IA-5の化合物の他の実施形態では、s=2である。式IA-5の化合物の他の実施形態では、s=3である。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=Hである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=Dである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=Fである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3アルキル、例えば、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3ハロアルキル、例えば、Cハロアルキル、Cハロアルキル、Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
式IA-5の化合物のいくつかの実施形態では、R=H又はC1~4アルコキシル、例えば、Cアルコキシル、Cアルコキシル、Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
いくつかの態様では、式IAの化合物は、式IA-6の化合物であり、
Figure 2023529908000012
式中、R=H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、s=0~3であり、Rc1、Rd1、Re3、及びRは、式IAについて上述したとおりである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、s=0である。式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、s=1である。式IA-6の化合物の他の実施形態では、s=2である。式IA-6の化合物の他の実施形態では、s=3である。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=Hである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=Dである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=Fである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3アルキル、例えば、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3ハロアルキル、例えば、Cハロアルキル、Cハロアルキル、Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
式IA-6の化合物のいくつかの実施形態では、R=H又はC1~4アルコキシル、例えば、Cアルコキシル、Cアルコキシル、Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
いくつかの態様では、本開示の化合物中のULM部分は、フォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼ(VHL)に結合する小分子E3ユビキチンリガーゼ結合部分である。VHLに結合するそのようなULM部分は、当業者に既知である。小分子がフォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼに結合するかどうかを決定する方法は、当該技術分野で既知である。
いくつかの実施形態では、ULMは、前述のULMである。
いくつかの実施形態では、ULMは、米国特許出願公開第2019/0300521号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるULM部分である。
他の実施形態では、ULMは、米国特許出願公開第2019/0255066号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるULM部分である。
他の実施形態では、ULMは、国際公開第2019/084030号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるULM部分である。
他の実施形態では、ULMは、国際公開第2019/084026号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるULM部分である。
いくつかの実施形態では、ULMは、以下の式ULM-Iを有する部分であり、
Figure 2023529908000013
式中、
------は、ULMのRへの結合位置を示し、
Vは、H又はFであり、
は、任意選択で置換されているフェニル、任意選択で置換されているナフチル、又は任意選択で置換されている5~10員ヘテロアリールであり、
若しくはRのうちの一方は、H、D、ハロアルキル、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、-COR、CONRe1e2であり、
若しくはRのうちの他方は、H若しくはDであるか、
又はR及びRは、これら両方が結合している炭素原子と一緒に、任意選択で置換されている3~5員シクロアルキル若しくはヘテロシクリルを形成し、
は、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリールであるか、又は
Figure 2023529908000014
及びRは、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、若しくは任意選択で置換されているハロアルキルであるか、
又はR、R、及びそれらが結合している炭素原子は、任意選択で置換されているシクロアルキル若しくは任意選択で置換されているヘテロシクリルを形成し、
は、任意選択で置換されているヘテロシクリル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているアリール、-C(O)NR、-NR
Figure 2023529908000015
であり、
は、H又は任意選択で置換されているアルキルから選択され、
は、H、-C(O)-から選択され、式中、は、Rへの結合点、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキルカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)アルキルカルボニル、任意選択で置換されているアラルキルカルボニル、任意選択で置換されているアリールカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニル、任意選択で置換されている(ヘテロシクリル)カルボニル、又は任意選択で置換されているアラルキルであり、
各Rは、独立して、H、ハロ、任意選択で置換されているアルコキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、ハロアルキル、又はハロアルコキシであり、
各Rは、独立して、H、任意選択で置換されているアルキル、又はNRe1e2から選択され、
各Re1及びRe2は、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキルであるか、又はRe1及びRe2は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4~7員ヘテロシクリルを形成し、
pは、0、1、2、3、又は4である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Vは、Hである。
ULM-Iの他の実施形態では、Vは、Fである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、以下の式を有する任意選択で置換されているフェニルであり、
Figure 2023529908000016
式中、
は、H、D、ハロ、-CN、-OH、-NO、-NRe1e2、-ORe1、-CONRe1e2、-NRe1CORe2、-SONRe1e2、-NRe1SOe2、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているハロアルコキシ、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、又は任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
10は、H、D、ハロ、CN、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、ヒドロキシ、任意選択で置換されているアルコキシ、又は任意選択で置換されているハロアルコキシであり、
zは、0、1、2、3、又は4である。
が任意選択で置換されているフェニルであるいくつかの実施形態では、R10は、-F又は-OCHである。
が任意選択で置換されているフェニルであるいくつかの実施形態では、Rは、-CNである。
が任意選択で置換されているフェニルであるいくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されているヘテロアリールである。
が任意選択で置換されているフェニルであるいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000017
であり、それぞれ任意選択で置換されている。
が任意選択で置換されているフェニルである他の実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000018
である。
が任意選択で置換されているフェニルである他の実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000019
である。
他の実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000020
である。
が任意選択で置換されているフェニルであるいくつかの実施形態では、R10は、ヒドロキシ、ハロゲン、-NH(C~Cアルキル)、又はC~Cアルコキシであり、zは、0、1、2、3、又は4である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、R又はRのうちの一方はHであり、R又はRのうちの他方は、H又は任意選択で置換されているアルキルである。
ULM-Iの他の実施形態では、R又はRのうちの一方はHであり、R又はRのうちの他方は任意選択で置換されているC~Cアルキルである。
ULM-Iの他の実施形態では、R又はRのうちの一方はHであり、R又はRのうちの他方はC~Cアルキルである。
ULM-Iの他の実施形態では、R又はRのうちの一方はHであり、R又はRのうちの他方は-CHである。
ULM-Iの他の実施形態では、R又はRのうちの一方はHであり、R又はRのうちの他方は-CHOHである。
ULM-Iの他の実施形態では、R及びRの両方がHである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Wは、
Figure 2023529908000021
である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、Hである。
ULM-Iのいくつかの実施形態は、Rは、H又は任意選択で置換されているアルキルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、Hである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されているアルキルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態は、Rは、任意選択で置換されているC~Cアルキルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、C~Cアルキルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、C1~alk-OH、C1~alk-NH、-C1~alk-CONH-、又は-C1~alk-NHCO-であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、-t-ブチル又は-イソプロピルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、-t-ブチルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、-イソプロピルである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、NRである。
いくつかの実施形態は、Rは、H又は任意選択で置換されているアルキルである。
いくつかの実施形態では、Rは、Hである。
いくつかの実施形態では、Rは、H、任意選択で置換されているアルキル、-C(O)-であり、式中、は、Rへの結合点、任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニル、又は任意選択で置換されているアルキルカルボニルである。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されているアルキルカルボニルである。
いくつかの実施形態では、Rは、-C(O)-であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、CONRである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000022
であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000023
であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000024
であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000025
である。
いくつかの実施形態では、Rは、-NH-であり、式中、は、Rへの結合点である。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されているヘテロアリールである。
ULM-Iのいくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000026
であり、式中、各Rは、独立して、ハロ、任意選択で置換されているアルコキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、ハロアルキル、又はハロアルコキシであり、pは、0、1、又は2である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000027
であり、式中、各Rは、独立して、ハロ、任意選択で置換されているアルコキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、ハロアルキル、又はハロアルコキシであり、pは、0、1、又は2である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000028
であり、式中、は、Rへの結合点である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000029
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000030
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000031
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000032
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000033
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000034
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000035
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000036
である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000037
である。
いくつかの実施形態では、ULM-Iは、以下の式の化合物であり、
Figure 2023529908000038
は、ULMのRへの結合点である。
ULM-IA、ULM-IB、ULM-IC、又はULM-IDのいくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されている
Figure 2023529908000039
であり、
10は、H、D、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノC1~4アルキル、又はC1~4アルキルオキシである。
いくつかの実施形態では、ULMは、式ULM-IIを有する部分であり、
Figure 2023529908000040
式中、
------は、ULMのRへの結合位置を示し、
14は、C~Cアルキル、例えば、-CH、-CHCH、-CH(CHなどであり、他の変数の全ては、ULM-Iに関して上に記載したものと同じ範囲を有する。
いくつかの実施形態では、ULM-II中のR14は、-CHである。他の実施形態では、ULM-II中のR14は、-CH(CHである。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、式IA-7又はIA-8を有するものであり、
Figure 2023529908000041
式中、Vは、H又はFであり、
Wは、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
n=0~3であり、
m=1~3であり、
=H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
は、共有結合、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、-(CR1a1b1-5、-(CR1a=CR1b)-、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11
員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-である。
は、H、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているC~Cアルキル、又は-CHであり、
は、任意選択で置換されているアルキル、好ましくは任意選択で置換されているC~Cアルキル、より好ましくはC~Cアルキルであり、
は、H、D、ハロ、-CN、-OH、-NO、-NRe1e2、-ORe1、-CONRe1e2、-NRe1CORe2、-SONRe1e2、-NRe1SOe2、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているハロアルコキシ、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、又は任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
1a、R1b、R1c、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又は文脈が許す場合、R1a若しくはR1bは、他の基に又は互いに連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成し、
各Re1及びRe2は、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキルであるか、又はRe1及びRe2は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4~7員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、以下の式IA-9又はIA-10を有するものであり、
Figure 2023529908000042
式中、Vは、H又はFであり、
Wは、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
n=0~3であり、
m=1~3であり、
=H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
s=0~3であり、
c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
は、共有結合、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、-(CR1a1b1-5、-(CR1a=CR1b)-、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されて
いる3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-であるか、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、あるいはRは、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)である。
は、H、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているC~Cアルキル、又は-CHであり、
は、任意選択で置換されているアルキル、好ましくは任意選択で置換されているC~Cアルキル、より好ましくはC~Cアルキルであり、
は、H、D、ハロ、-CN、-OH、-NO、-NRe1e2、-ORe1、-CONRe1e2、-NRe1CORe2、-SONRe1e2、-NRe1SOe2、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているハロアルコキシ、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、又は任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
1a、R1b、R1c、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又は文脈が許す場合、R1a若しくはR1bは、他の基に又は互いに連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成し、
各Re1及びRe2は、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキルであるか、又はRe1及びRe2は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4~7員ヘテロシクリルを形成する。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、n=1である。式IA-9又はIA-10の化合物の他の実施形態では、n=2である。式IA-9又はIA-10の化合物の他の実施形態では、n=3である。
式IA-7又はIA-8の化合物のいくつかの実施形態では、m=1である。式IA-7又はIA-8の化合物の他の実施形態では、m=2である。式IA-7又はIA-8の化合物の他の実施形態では、m=3である。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、s=0である。式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、s=1である。式IA-9又はIA-10の化合物の他の実施形態では、s=2である。式IA-9又はIA-10の化合物の他の実施形態では、p=3である。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=Hである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=Dである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=Fである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3アルキル、例えば、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、-CH、-CHCHなどである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=C1~3ハロアルキル、例えば、Cハロアルキル、Cハロアルキル、Cハロアルキル、-CF、-CHCFなどである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、R=H又はC1~4アルコキシル、例えば、Cアルコキシル、Cアルコキシル、Cアルコキシル、-OCH、-OCHCHなどである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、Rc1及びRd1は、各々Hである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、Re3=Hである。
式IA-9又はIA-10の化合物のいくつかの実施形態では、Rc1、Rd1、及びRe3は、各々Hである。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、式IA-9a又はIA-10aの化合物であり、
Figure 2023529908000043
式中、Xは、N又はCHであり、他の変数は、式IA-9及びIA-10に関して上に記載したとおりである。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、以下の式IA-11又はIA-12を有するものであり、
Figure 2023529908000044
式中、
Wは、-CH-又は-CH(CH-であり、
Xは、N又はCHであり、
は、共有結合、
-0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、
0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、
-(CR1a1b1-5
-(CR1a=CR1b)-、
-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、
-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、
-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(C≡C)-(CR1a1b1-5
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、
-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、又は
-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)であり、
は、H、-CH、又は-CHOHであり、
は、C~Cアルキル、好ましくは-C(CH又は-CH(CHであり、
は、-CN、又は任意選択で置換されているヘテロアリール、好ましくは
Figure 2023529908000045
であり、
1a、R1b、R1c、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又は文脈が許す場合、R1a若しくはR1bは、他の基に又は互いに連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成する。
いくつかの実施形態では、Wは、-CH-である。
いくつかの実施形態では、Xは、-Nである。
他の実施形態では、Xは、-CHである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。
いくつかの実施形態では、Rは、可能な-C(CH又は-CH(CHである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHであり、s=1である。
いくつかの実施形態では、s=0である。
いくつかの実施形態では、Rは、
Figure 2023529908000046
である。
式IA-11又は式IA-12などの式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、
-(CR1a1b1-5
-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5
-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、又は
-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)である。
式IA-11又は式IA-12の化合物のいくつかの実施形態では、各R1a、各R1b、及び各R1cは、独立して、H又はC~Cアルキルである。
式IA-11又は式IA-12の化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5、例えば、-CH-、-CHCH-、-CHCHCH-CHCHCHCH-、-CHCHCHCHCH-などである。
式IA-11又は式IA-12の化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-O-、-CHCH-O-、-CHCHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CHCHCH-N(CH)-CHCH-、-CHCH-N(CH)-CHCH-、-CHCH-O-CH-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)--(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-ピペリジニル-(CO)-CH(CH)-O-、-ピロリジニル-(CO)-CH(CH)-O-、-ピペリジニル-(CO)-CH-O-、-メチルピペリジニル-(CO)-CH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-ピペリジニル-(CO)-O-CH-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル-CHCH-O-、-アザスピロ[3.3]ヘプタニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH-O-、-フルオロピペリジニル-CHCH-O-、-アゼパニル-CHCH-O-、-ピロリジニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH(CH)-O-、-オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロリル-CHCH-O-、-ピロリジニル-CHCH(CH)-O-、-メチルピペリジニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH(CHCH)-O-、-ピロリジニル-CHCH(CHCH)-O-、-ピロリジニル-CHCH(CH)-O-、-ヒドロキシピロリジニル-CHCH-O-、-ヒドロキシピペリジニル-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、例えば、-ピペリジニル-CH-、-ピペリジニル-CHCH-、-ピペリジニル-CHCHCH-、アゼチジニル-CHCHCH-、-アジリジニル-CH-、-ピロリジニル-CHCH-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rでは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-ピペリジニル-ピロリジニル-CHCH-O-、ピペリジニル-ピペリジニル-CHCH-O-、-ピロリジニル-ピペリジニル-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rでは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-ピペリジニル-CH-ピペリジニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH-ピペリジニル-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CR1a1b1-5-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cであり、例えば、-シクロへキシル-N(CH)-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CO)-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-(CO)-ピペリジニル-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、例えば、-CH-ピペリジニル-CH-、-CH-ピペリジニル-CHCH-、-CH-ピペリジニル-CHCHCH-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CH-ピロリジニル-CHCH-O-、-CH-ピリジニル-CHCH(CH)-O-、-CH-ピリジニル-CHCH-O-、-CH(CH)-ピリジニル-CHCH-O-、-CH-アゼパニル-CHCH(CH)-O-、-CH-アザビシクロ[3.2.1]オクタニル-CHCH-O-、-CH-(ジメチル)ピペリジニル-CHCH-O-、-CHジヒドロピペリジニル-CHCH-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-CHCHCH-ピロリジニル-O-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~4つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、例えば、-ピリジニル-O-CH-などである。
式Iの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、例えば、-N(CH)-ピペリジニル-CHCH-O-などである。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、以下の式IA-13a、IA-13b、IA-14a、又はIA-14bを有するものであり、
Figure 2023529908000047
式中、Xは、N又はCHである。
式IA-13a、IA-13b、IA-14a、又はIA-14bの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cであり、
1a、R1b、R1c、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又は文脈が許す場合、R1a若しくはR1bは、他の基に又は互いに連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成する。
式IA-13a、IA-13b、IA-14a、又はIA-14bの化合物のいくつかの実施形態では、Rは、(3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-3-O-であり、式中、各R1aは、Hであり、各R1bは、独立して、H又は-C~Cアルキル、好ましくは-CHである。
式IA-13a、IA-13b、IA-14a、又はIA-14bの化合物の他の実施形態では、Rは、-(3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-3-O-であり、式中、各R1aは、Hであり、各R1bは、独立して、H又は-C~Cアルキル、好ましくは、-CHである。
式IA-13a、IA-13b、IA-14a又はIA-14bの化合物の他の実施形態では、Rは、-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル-CHCH-O-、-アザスピロ[3.3]ヘプタニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH-O-、-フルオロピペリジニル-CHCH-O-、-アゼパニル-CHCH-O-、-ピロリジニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH(CH)-O-、-オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロリル-CHCH-O-、-ピロリジニル-CHCH(CH)-O-、-メチルピペリジニル-CHCH-O-、-ピペリジニル-CHCH(CHCH)-O-、-ピロリジニル-CHCH(CHCH)-O-、-ピロリジニル-CHCH(CH)-O-、-ヒドロキシピロリジニル-CHCH-O-、-ヒドロキシピペリジニル-CHCH-O-などである。
いくつかの態様では、式Iの化合物は、以下の式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bを有するものであり、
Figure 2023529908000048
式中、Aは、O、S、又はNR1cであり、
1a1は、H又は-C~Cアルキル、好ましくは-CHCH、又は-CHであり、
1cは、-H、又はC~Cアルキル、好ましくは-CHであり、
は、共有結合又は-(CR1a1b1-3であり、
各Rは、独立して、H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、C1~4アルコキシル、置換されているC1~3アルキル、置換されているC1~3ハロアルキル、又は置換されているC1~4アルコキシルであり、s=0~7である。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、Aは、Oであり、R1a1は、-C~Cアルキル、好ましくは-CHCH、又は-CHである。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、Aは、共有結合である。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、Aは、-(CR1a1b1-3である。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、Aは、Oであり、R1a1は、-CHである。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、s=0である。
式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物のいくつかの実施形態では、s=1であり、Rは、-CHである。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物には、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-(4-(5-メチルチアゾール-4-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-(4-(5-メチルチアゾール-4-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)-4-メチルピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-(4-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(3-(2-(4-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ブタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ブタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
((R)-1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバミン酸2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル、
((R)-1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバミン酸2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(3-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(3-(4-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルアセテート、
(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルアセテート、(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルイソブチラート、
(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルイソブチラート、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((S)-2-(2-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(2-(6-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(2-(6-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(6-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(6-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((S)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((S)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((R)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((R)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((S)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((S)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((R)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((R)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-(4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)ピロリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4R)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4R)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4S)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4S)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((R)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((S)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((S)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-((R)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((R)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((S)-3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((S)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((R)-1-((R)-3-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2R,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2S,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2R,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2S,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2R,4R)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2S,4R)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2R,4S)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((2S,4S)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-2-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4R)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4S)-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3R,4S)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((3S,4R)-4-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)-3-メチルピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
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(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(3-((S)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(3-((R)-3-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(3-((R)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、又は
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(3-((S)-3-(((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミドが含まれる。
本明細書に記載の全ての亜属を含む本発明の化合物は、複数の立体中心を有し得ることが明らかであろう。その結果、化合物(及び本明細書に記載の亜属)の複数の立体異性体(鏡像異性体及びジアステレオマー)が存在する。本開示は、本開示により包含される任意の化合物の各立体異性体、並びに当該立体異性体の混合物を企図し、包含する。
本開示の化合物(本明細書に記載の全ての亜属を含む)の薬学的に許容される塩及び溶媒和物もまた、本開示の範囲内である。
本開示の化合物(本明細書に記載の全ての亜属を含む)の同位体バリアントもまた、本開示によって企図される。
式I又はその亜属(例えば、式IA、IA-1、IA-2、IA-3、IA-4、IA-5、IA-6、IA-7、IA-8、IA-9、IA-9a、IA-10、IA-10a、IA-11、IA-12、IA-13a、IA-13b、IA-14a、IA-14b、IA-15a、IA-15b、IA-16a、IA-16b)への言及は、特定された式及び全ての適用可能な亜属を包含することを意味する。
簡潔にするために別個の実施形態の文脈において本明細書に記載される本発明のある特定の特徴はまた、単一の実施形態内に組み合わされて提供されてもよいことが理解される。つまり、明らかに不適合であるか又は具体的に除外されない限り、各個々の実施形態は、任意の他の実施形態と組み合わせ可能であるとみなされ、そのような組み合わせは、別の実施形態であるとみなされる。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において記載される本発明の様々な特徴は、別個に又は任意の部分的組み合わせで提供されてもよい。実施形態は、一連の工程の一部又はより一般的な構造の一部として説明され得るが、各当該工程はまた、それ自体、他と組み合わせ可能な独立した実施形態とみなされ得る。
医薬組成物及び投与方法
対象となる医薬組成物は、典型的には、治療有効量の本開示の化合物を活性成分として提供するように、又は薬学的に許容される塩、エステル、プロドラッグ、溶媒和物、水和物若しくはその誘導体を提供するように処方される。所望の場合、医薬組成物は、薬学的に許容される塩及び/又はその配位化合物、並びに1種以上の薬学的に許容される賦形剤、不活性固体希釈剤及び充填剤を含むキャリア、滅菌水溶液及び種々の有機溶媒を含む希釈剤、浸透促進剤、可溶化剤、並びに補助剤を含有する。
対象となる医薬組成物は、単独で、又は1種以上のその他の薬剤と組み合わせて投与することができるが、これはまた、典型的には、医薬組成物の形態で投与される。所望の場合、本発明の1種以上の化合物及びその他の薬剤を製剤へと混合してもよく、又は両方の成分を別々の製剤へと配合して、組み合わせて、別々に又は同時に使用してもよい。
いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物に提供される1種以上の化合物の濃度は、重量比(w/w)、重量/容量比(w/v)、又は容量比(v/v)で、100%、90%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.9%、0.8%、0.7%、0.6%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%、0.1%、0.09%、0.08%、0.07%、0.06%、0.05%、0.04%、0.03%、0.02%、0.01%、0.009%、0.008%、0.007%、0.006%、0.005%、0.004%、0.003%、0.002%、0.001%、0.0009%、0.0008%、0.0007%、0.0006%、0.0005%、0.0004%、0.0003%、0.0002%、又は0.0001%(又は上記の任意の2つの数によって定義される範囲の数、及びそれらの数を含む範囲の数)未満である。
いくつかの実施形態では、本発明の1種以上の化合物の濃度は、重量比(w/w)、重量/容量比(w/v)、又は容量比(v/v)で、90%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、19.75%、19.50%、19.25%、19%、18.75%、18.50%、18.25%、18%、17.75%、17.50%、17.25%、17%、16.75%、16.50%、16.25%、16%、15.75%、15.50%、15.25%、15%、14.75%、14.50%、14.25%、14%、13.75%、13.50%、13.25%、13%、12.75%、12.50%、12.25%、12%、11.75%、11.50%、11.25%、11%、10.75%、10.50%、10.25%、10%、9.75%、9.50%、9.25%、9%、8.75%、8.50%、8.25%、8%、7.75%、7.50%、7.25%、7%、6.75%、6.50%、6.25%、6%、5.75%、5.50%、5.25%、5%、4.75%、4.50%、4.25%、4%、3.75%、3.50%、3.25%、3%、2.75%、2.50%、2.25%、2%、1.75%、1.50%、1.25%、1%、0.9%、0.8%、0.7%、0.6%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%、0.1%、0.09%、0.08%、0.07%、0.06%、0.05%、0.04%、0.03%、0.02%、0.01%、0.009%、0.008%、0.007%、0.006%、0.005%、0.004%、0.003%、0.002%、0.001%、0.0009%、0.0008%、0.0007%、0.0006%、0.0005%、0.0004%、0.0003%、0.0002%、又は0.0001%(又は上記の任意の2つの数によって定義される範囲の数、及びそれらの数を含む範囲の数)超である。
いくつかの実施形態では、本発明の1つ以上の化合物の濃度は、重量比(w/w)、重量/容量比(w/v)、又は容量比(v/v)で、約0.0001%~約50%、約0.001%~約40%、約0.01%~約30%、約0.02%、約29%、約0.03%~約28%、約0.04%~約27%、約0.05%~約26%、約0.06%~約25%、約0.07%~約24%、約0.08%~約23%、約0.09%~約22%、約0.1%~約21%、約0.2%~約20%、約0.3%~約19%、約0.4%~約18%、約0.5%~約17%、約0.6%~約16%、約0.7%~約15%、約0.8%~約14%、約0.9%~約12%、約1%~約10%の範囲である。
いくつかの実施形態では、本発明の1つ以上の化合物の濃度は、重量比(w/w)、重量/容量比(w/v)、又は容量比(v/v)で、約0.001%~約10%、約0.01%~約5%、約0.02%~約4.5%、約0.03%~約4%、約0.04%~約3.5%、約0.05%~約3%、約0.06%~約2.5%、約0.07%~約2%、約0.08%~約1.5%、約0.09%~約1%、約0.1%~約0.9%の範囲である。
いくつかの実施形態では、本発明の1つ以上の化合物の量は、10g、9.5g、9.0g、8.5g、8.0g、7.5g、7.0g、6.5g、6.0g、5.5g、5.0g、4.5g、4.0g、3.5g、3.0g、2.5g、2.0g、1.5g、1.0g、0.95g、0.9g、0.85g、0.8g、0.75g、0.7g、0.65g、0.6g、0.55g、0.5g、0.45g、0.4g、0.35g、0.3g、0.25g、0.2g、0.15g、0.1g、0.09g、0.08g、0.07g、0.06g、0.05g、0.04g、0.03g、0.02g、0.01g、0.009g、0.008g、0.007g、0.006g、0.005g、0.004g、0.003g、0.002g、0.001g、0.0009g、0.0008g、0.0007g、0.0006g、0.0005g、0.0004g、0.0003g、0.0002g、又は0.0001g(又は上記の任意の2つの数によって定義される範囲の数、及びそれらの数を含む範囲の数)以下である。
いくつかの実施形態では、本発明の1種以上の化合物の量は、0.0001g、0.0002g、0.0003g、0.0004g、0.0005g、0.0006g、0.0007g、0.0008g、0.0009g、0.001g、0.0015g、0.002g、0.0025g、0.003g、0.0035g、0.004g、0.0045g、0.005g、0.0055g、0.006g、0.0065g、0.007g、0.0075g、0.008g、0.0085g、0.009g、0.0095g、0.01g、0.015g、0.02g、0.025g、0.03g、0.035g、0.04g、0.045g、0.05g、0.055g、0.06g、0.065g、0.07g、0.075g、0.08g、0.085g、0.09g、0.095g、0.1g、0.15g、0.2g、0.25g、0.3g、0.35g、0.4g、0.45g、0.5g、0.55g、0.6g、0.65g、0.7g、0.75g、0.8g、0.85g、0.9g、0.95g、1g、1.5g、2g、2.5、3g、3.5、4g、4.5g、5g、5.5g、6g、6.5g、7g、7.5g、8g、8.5g、9g、9.5g、又は10g(又は上記の任意の2つの数によって定義される範囲の数、及びそれらの数を含む範囲の数)超である。
いくつかの実施形態では、本発明の1種以上の化合物の量は、0.0001~10g、0.0005~9g、0.001~8g、0.005~7g、0.01~6g、0.05~5g、0.1~4g、0.5~4g、又は1~3gの範囲である。
本発明による化合物は、幅広い用量範囲にわたって効果的である。例えば、成人ヒトの治療において、0.01~1000mg、0.5~100mg、1~50mg/日、及び5~40mg/日の用量が、使用されてもよい用量の例である。例示的な用量は、10~30mg/日である。正確な投与量は、投与経路、化合物が投与される形態、治療される被検者、治療される被検者の体重、及び主治医の選好及び経験に依存するであろう。
本発明の医薬組成物は、典型的には、本発明の活性成分(例えば、本開示の化合物)、又は薬学的に許容されるその塩及び/若しくは配位化合物、並びに1種以上の薬学的に許容される賦形剤、不活性固体希釈剤及び充填剤を含むがこれらに限定されないキャリア、希釈剤、滅菌水溶液及び様々な有機溶媒、浸透促進剤、可溶化剤、並びに補助剤を含有する。
以下に、非限定的で例示的な医薬組成物及びその調製方法が記載される。
経口投与用医薬組成物.
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物、及び経口投与に好適な医薬賦形剤を含有する経口投与用の医薬組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、(i)有効量の本発明の化合物と、場合により(ii)有効量の第2の薬剤と、(iii)経口投与に好適な医薬賦形剤と、を含有する、経口投与用の固体医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態では、組成物は、(iv)有効量の第3の薬剤を更に含有する。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、経口摂取に好適な液体医薬組成物であってもよい。経口投与に好適な本発明の医薬組成物は、カプセル、カシェ、又は錠剤などの別個の投与形態として存在し得る、あるいは、所定量の活性成分を、粉末として又は顆粒で、溶液で、又は水性若しくは非水性の液体、水中油型エマルション、若しくは油中水型液体エマルション中の懸濁液としてそれぞれ含有する、液体又はエアロゾルスプレーとして存在し得る。このような投与形態は、薬剤師の方法のいずれかによって調製し得るが、全ての方法は、活性成分をキャリアと結合させる工程を含み、これは、1種以上の必要な成分を構成する。一般に、組成物は、活性成分を液体キャリア又は超微粒状固体キャリア又はその両方と均一かつ密接に混合し、次に、必要に応じて、生成物を所望の状態に形成することによって調製される。例えば、錠剤は、場合により1種以上の補助的成分を用いて圧縮又は成形することによって調製され得る。圧縮された錠剤は、好適な機械で、場合により、結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤、及び/又は表面活性剤若しくは分散剤などであるがこれらに限定されない賦形剤と混合される粉末又は顆粒などの自由流動形態の活性成分を圧縮することによって、調製され得る。成形された錠剤は、好適な機械で、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末状化合物の混合物を成形することによって作製され得る。
本発明は、水がいくつかの化合物の分解を促進し得るため、活性成分を含む無水医薬組成物及び投与形態を更に包含する。例えば、貯蔵寿命又は経時的な配合物の安定性などの特性を決定するために、長期保存をシミュレーションする手段として、医薬分野においては水を添加(例えば、5%)してもよい。本発明の無水医薬組成物及び投与形態は、無水又は低水分含有成分及び低水分若しくは低湿度条件を使用して調製され得る。ラクトースを含有する本発明の医薬組成物及び投与形態は、製造、包装、及び/又は保存中に水分及び/又は湿度と実質的に接触することが予想される場合、無水にされ得る。無水医薬組成物は、その無水の性質が維持されるように調製及び保存されてもよい。したがって、無水組成物は、好適な配合キットに含まれ得るように、水への曝露を防止することが知られている材料を使用して包装されてもよい。好適な包装の例としては、気密封止された箔、プラスチックなど、単位用量容器、ブリスターパック、及びストリップパックが挙げられるが、これらに限定されない。
活性成分は、従来の医薬配合技術に従って、医薬キャリアと均質混和物中で組み合わされ得る。キャリアは、投与に所望される製剤の形態に応じて、多種多様な形態をとり得る。経口投与形態用の組成物を調製する際、経口液体製剤(懸濁液、溶液、及びエリキシル剤など)若しくはエアロゾルの場合では、例えば、水、グリコール、油、アルコール、香料添加剤、防腐剤、着色剤などの、通常の医薬培養液のいずれがキャリアとして使用され得る、又は経口固体製剤の場合では、デンプン、糖、微結晶セルロース、希釈剤、造粒剤、潤滑剤、結合剤、及び崩壊剤などのキャリアが、いくつかの実施形態ではラクトースの使用を用いることなく使用され得る。例えば、好適なキャリアとしては、粉末、カプセル、及び錠剤が、固体経口製剤で挙げられる。所望であれば、錠剤は、標準的な水性又は非水性技術によってコーティングされ得る。
医薬組成物及び投与形態での使用に好適な結合剤としては、トウモロコシデンプンと、ジャガイモデンプンと、又はその他のデンプンと、ゼラチンと、アカシア、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸、その他のアルギン酸塩、粉末トラガカント、グアーガム、セルロース及びその誘導体(例えば、エチルセルロース、酢酸セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム)、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、アルファ化デンプン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、及びこれらの混合物などの天然及び合成ガムと、が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に開示される医薬組成物及び投与形態で使用するのに好適な充填剤の例としては、タルク、炭酸カルシウム(例えば、顆粒又は粉末)、微結晶セルロース、粉末セルロース、デキストレート、カオリン、マンニトール、ケイ酸、ソルビトール、デンプン、アルファ化デンプン、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
崩壊剤は、水性環境に曝露された場合に崩壊する錠剤を提供するために、本発明の組成物に使用されてもよい。崩壊剤が多過ぎると、提供された錠剤が容器内で崩壊する場合がある。崩壊剤が少な過ぎると、崩壊が発生するには不十分な場合があり、したがって、投与形態からの活性成分の放出速度及び放出範囲が変動する場合がある。したがって、本明細書に開示される化合物の投与形態を形成するためには、活性成分の放出を有害に変化させないよう、多過ぎも少な過ぎもしない十分な量の崩壊剤が使用されてもよい。使用される崩壊剤の量は、配合物の種類及び投与様式に基づいて変更されてもよく、当業者に容易に認識可能であってもよい。約0.5~約15重量%の崩壊剤、又は約1~約5重量%の崩壊剤を医薬組成物中で使用してもよい。本発明の医薬組成物及び投与形態を形成するために使用し得る崩壊剤としては、寒天、アルギン酸、炭酸カルシウム、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、ポラクリリンカリウム、グリコール酸ナトリウムデンプン、ジャガイモデンプン又はタピオカデンプン、その他のデンプン、アルファ化デンプン、その他のデンプン、粘土、その他のアルギン、その他のセルロース、ガム、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の医薬組成物及び投与形態を形成するために使用し得る潤滑剤としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、鉱油、軽油、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、ポリエチレングリコール、その他のグリコール、ステアリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、タルク、水素添加植物油(例えば、ピーナッツ油、綿実油、ヒマワリ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、及び大豆油)、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸エチル、ラウレス酸エチル、寒天、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。追加の潤滑剤としては、例えば、シロイド(syloid)シリカゲル、合成シリカの凝固エアロゾル、又はこれらの混合物が挙げられる。潤滑剤は、場合により、医薬組成物の約1重量%未満の量で添加され得る。
水性懸濁液及び/又はエリキシル剤が経口投与に所望される場合、その中の活性成分は、種々の甘味剤又は香料添加剤、着色物質又は染料と組み合わされてもよく、所望であれば、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、及びこれらの種々の組み合わせとして、このような希釈剤とともに薬剤を乳化及び/又は沈殿させてもよい。
錠剤は、非コーティングされ得る、又は消化管における崩壊及び吸収を遅延させ、それによって、長期間にわたって持続的な作用を提供するために、周知の技術によってコーティングされ得る。例えば、モノステアリン酸グリセリン又はジステアリン酸グリセリンなどの時間遅延材料を用い得る。経口使用のための製剤はまた、活性成分が、不活性固体希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム若しくはカオリンと混合される硬質ゼラチンカプセルとして、又は活性成分が、水若しくは油媒体、例えばピーナッツ油、流動パラフィン若しくはオリーブ油と混合される軟質ゼラチンカプセルとして、提示され得る。
本発明の医薬組成物及び投与形態を形成するために使用し得る界面活性剤としては、親水性界面活性剤、親油性界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。すなわち、親水性界面活性剤の混合物を用いてもよく、親油性界面活性剤の混合物を用いてもよく、又は少なくとも1種の親水性界面活性剤と少なくとも1種の親油性界面活性剤との混合物を用いてもよい。
好適な親水性界面活性剤は、一般に、少なくとも10のHLB値を有してもよいが、好適な親油性界面活性剤は、一般に、約10以下のHLB値を有してもよい。非イオン性両親媒性化合物の相対親水性及び疎水性を特徴付けるために使用される実験的パラメータは、親水性-親油性バランス(「hydrophilic-lipophilic balance、HLB」値)である。より低いHLB値を有する界面活性剤は、親油性又は疎水性がより高く、油中でより高い溶解度を有する一方で、より高いHLB値を有する界面活性剤は、より親水性であり、水溶液中でより高い溶解度を有する。
親水性界面活性剤は、一般に、約10超のHLB値を有する化合物であるもの、並びにHLBスケールが一般に適用可能ではないアニオン性、カチオン性、又は双性イオン性化合物であるものと考えられる。同様に、親油性(例えば、疎水性)界面活性剤は、約10以下のHLB値を有する化合物である。しかしながら、界面活性剤のHLB値は、工業用、医薬品用、及び化粧品用エマルションの配合を可能にするために一般的に使用されるおおざっぱな指針である。
親水性界面活性剤は、イオン性又は非イオン性のいずれかであってよい。好適なイオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム塩、フシジン酸塩、アミノ酸の脂肪酸誘導体、オリゴペプチド、及びポリペプチド;アミノ酸のグリセリド誘導体、オリゴペプチド、及びポリペプチド;レシチン及び水素添加レシチン;リゾレシチン及び水素添加リゾレシチン;リン脂質及びこれらの誘導体;リゾリン脂質及びその誘導体;カルニチン脂肪酸エステル塩;アルキル硫酸塩;脂肪酸塩;ドクサートナトリウム;アシル乳酸;モノ-及びジ-グリセリドのモノ-及びジ-アセチル化酒石酸エステル;サクシニル化モノ-及びジ-グリセリド;モノ-及びジ-グリセリドのクエン酸エステル;並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
上記の群内で、イオン性界面活性剤としては、例として、レシチン、リゾレシチン、リン脂質、リゾリン脂質及びこれらの誘導体;カルニチン脂肪酸エステル塩;アルキル硫酸塩の塩;脂肪酸塩;ドクサートナトリウム;アシル乳酸;モノ-及びジ-グリセリドのモノ-及びジ-アセチル化酒石酸エステル;サクシニル化モノ-及びジ-グリセリド;モノ-及びジ-グリセリドのクエン酸エステル;並びにこれらの混合物が挙げられる。
イオン性界面活性剤は、イオン化形態のレシチン、リゾレシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルグリセロール、リゾホスファチジン酸、リゾホスファチジルセリン、PEG-ホスファチジルエタノールアミン、PVP-ホスファチジルエタノールアミン、脂肪酸の乳酸エステル、ステアロイル-2-乳酸、ステアロイル乳酸、スクシニル化モノグリセリド、モノ/ジグリセリドのモノ/ジアセチル化酒石酸エステル、モノ/ジグリセリドのクエン酸エステル、コリルサルコシン、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リシノール酸塩、リノール酸塩、リノレン酸、ステアリン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、テラセシル硫酸、ドクサート、ラウロイルカルニチン、パルミトイルカルニチン、ミリストイルカルニチン、並びにこれらの塩及び混合物であり得る。
親水性非イオン性界面活性剤としては、アルキルグルコシド;アルキルマルトシド;アルキルチオグルコシド;ラウリルマクロゴールグリセリド;ポリエチレングリコールアルキルエーテルなどのポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ポリエチレングリコールアルキルフェノールなどのポリオキシアルキレンアルキルフェノール;ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステル及びポリエチレングリコール脂肪酸ジエステルなどのポリオキシアルキレンアルキルフェノール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールグリセロール脂肪酸エステル;ポリグリセロール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステルなどのポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル;グリセリド、植物油、硬化植物油、脂肪酸、及びステロールからなる群の少なくとも1つの員を有するポリオールの親水性エステル交換生成物;ポリオキシエチレンステロール、誘導体、及びこれらの類似体;ポリオキシエチル化ビタミン及びその誘導体;ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンブロックコポリマー;及びこれらの混合物;ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステル及びトリグリセリド、植物油、及び水素添加植物油からなる群の少なくとも1つの員を有するポリオールの親水性エステル交換生成物を挙げてもよいが、これらに限定されない。ポリオールは、グリセロール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、プロピレングリコール、ペンタエリスリトール、又は糖類であってもよい。
その他の親水性非イオン性界面活性剤としては、限定するものではないが、PEG-10ラウリン酸、PEG-12ラウリン酸、PEG-20ラウリン酸、PEG-32ラウリン酸、PEG-32ジラウリン酸、PEG-12オレイン酸、PEG-15オレイン酸、PEG-20オレイン酸、PEG-20ジオレイン酸、PEG-32オレイン酸、PEG-200オレイン酸、PEG-400オレイン酸、PEG-15ステアリン酸、PEG-32ジステアリン酸、PEG-40ステアリン酸、PEG-100ステアリン酸、PEG-20ジラウリン酸、PEG-25グリセリルトリオレイン酸、PEG-32ジオレイン酸、PEG-20グリセリルラウリン酸、PEG-30グリセリルラウリン酸、PEG-20グリセリルステアリン酸、PEG-20グリセリルオレイン酸、PEG-30グリセリルオレイン酸、PEG-30グリセリルラウリン酸、PEG-40グリセリルラウリン酸、PEG-40パーム核油、PEG-50硬化ヒマシ油、PEG-40ヒマシ油、PEG-35ヒマシ油、PEG-60ヒマシ油、PEG-40硬化ヒマシ油、PEG-60硬化ヒマシ油、PEG-60トウモロコシ油、PEG-6カプリン酸/カプリル酸グリセリド、PEG-8カプリル/カプリル酸グリセリド、ポリグリセリル-10ラウリン酸、PEG-30コレステロール、PEG-25フィトステロール、PEG-30大豆ステロール、PEG-20トリオレイン酸、PEG-40ソルビタンオレイン酸、PEG-80ソルビタンラウリン酸、ポリソルベート20、ポリソルベート80、POE-9ラウリルエーテル、POE-23ラウリルエーテル、POE-10オレイルエーテル、POE-20オレイルエーテル、POE-20ステアリルエーテル、トコフェリルPEG-100コハク酸、PEG-24コレステロール、オレイン酸ポリグリセリル-lO、Tween 40、Tween 60、スクロースモノステアリン酸、スクロースモノラウリン酸、スクロースモノパルミチン酸、PEG10-100ノニルフェノール系、PEG15-100オクチルフェノール系、及びポロキサマーが挙げられる。
好適な親油性界面活性剤としては、単なる例として、脂肪族アルコール;グリセロール脂肪酸エステル;アセチル化グリセロール脂肪酸エステル;低級アルコール脂肪酸エステル;プロピレングリコール脂肪酸エステル;ソルビタン脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステル;ステロール及びステロール誘導体;ポリオキシエチル化ステロール及びステロール誘導体;ポリエチレングリコールアルキルエーテル;糖エステル;糖エーテル;モノ-及びジ-グリセリドの乳酸誘導体;グリセリド、植物油、硬化植物油、脂肪酸及びステロールからなる群の少なくとも1つの員を有するポリオールの疎水性エステル交換生成物;油溶性ビタミン/ビタミン誘導体;並びにこれらの混合物が挙げられる。この群内で、好ましい親油性界面活性剤としては、グリセロール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、及びこれらの混合物が挙げられる、又は植物油、硬化植物油、及びトリグリセリドからなる群の少なくとも1つの員を有するポリオールの疎水性エステル交換生成物が挙げられる。
一実施形態では、組成物は、本発明の化合物の良好な可溶化及び/又は溶解を確実にし、かつ本発明の化合物の沈殿を最小限に抑えるための可溶化剤を含んでもよい。これは、非経口使用用組成物、例えば、注入用組成物にとって特に重要であり得る。可溶化剤はまた、親水性薬物及び/又は界面活性剤などのその他の成分の溶解度を増加させるために、又は組成物を安定若しくは均質な溶液若しくは分散液として維持するために、追加されてもよい。
好適な可溶化剤の例としては、以下の、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール及びこれらの異性体、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、トランスクトール、ジメチルイソソルビド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びその他のセルロース誘導体、シクロデキストリン及びシクロデキストリン誘導体などの、アルコール並びにポリオール;テトラヒドロフルフリルアルコールPEGエーテル(グリコフロール)又はメトキシPEGなどの、約200~約6000の平均分子量を有するポリエチレングリコールのエーテル;2-ピロリドン、2-ピペリドン、ε-カプロラクタム、N-アルキルピロリドン、N-ヒドロキシアルキルピロリドン、N-アルキルピペリドン、N-アルキルカプロラクタム、ジメチルアセトアミド及びポリビニルピロリドンなどの、アミド及びその他の窒素含有化合物;プロピオン酸エチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、オレイン酸エチル、カプリル酸エチル、酪酸エチル、トリアセチン、プロピレングリコールモノアセタート、プロピレングリコールジアセタート、εカプロラクトン及びこれらの異性体、δ-バレロラクトン及びこれらの異性体、β-ブチロラクトン及びこれらの異性体などのエステル;並びにジメチルアセトアミド、ジメチルイソソルビド、N-メチルピロリドン、モノオクタノイン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、及び水などのその他の可溶化剤が挙げられるが、これらに限定されない。
可溶化剤の混合物もまた使用してもよい。例としては、トリアセチン、クエン酸トリエチル、オレイン酸エチル、カプリル酸エチル、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、N-ヒドロキシエチルピロリドン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、エタノール、ポリエチレングリコール200-100、グリコフルロール、トランスクトール、プロピレングリコール、及びジメチルイソソルビドが挙げられるが、これらに限定されない。特に好ましい可溶化剤としては、ソルビトール、グリセロール、トリアセチン、エチルアルコール、PEG-400、グリコフロール、及びプロピレングリコールが挙げられる。
含まれ得る可溶化剤の量は、特に限定されない。所与の可溶化剤の量は、当業者によって容易に決定されてもよい、生物学的に許容可能な量に限定され得る。状況次第では、例えば、蒸留又は蒸発などの従来の技術を用いて被検者に組成物を提供する前に過剰な可溶化剤を除去して、薬物の濃度を最大化させるために、生物学的に許容可能な量を上回る可溶化剤の量を含むことが有利な場合がある。したがって、存在する場合、可溶化剤は、薬物とその他の賦形剤との組み合わせ重量に基づいて、10重量%、25重量%o、50重量%)、100重量%o、又は最大約200重量%>の重量比であり得る。所望であれば、5%>、2%>、1%あるいはそれ未満などの、非常に少量の可溶化剤を使用することもできる。典型的には、可溶化剤は、約1重量%>~約100重量%、より典型的には約5重量%>~約25重量%>の量で存在してもよい。
組成物は、1種以上の薬学的に許容される添加剤及び賦形剤を更に含み得る。このような添加剤及び賦形剤としては、限定するものではないが、粘着性低下剤、消泡剤、緩衝剤、ポリマー、酸化防止剤、防腐剤、キレート化剤、粘度調節剤、等張化剤、風味剤、着色剤、着臭剤、乳白剤、懸濁化剤、結合剤、充填剤、可塑剤、潤滑剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
加えて、酸又は塩基は、処理を促進するため、安定性を向上させるため、又はその他の理由のために、組成物中に配合されてもよい。薬学的に許容される塩基の例としては、アミノ酸、アミノ酸エステル、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロカルサイト、水酸化アルミニウムマグネシウム、ジイソプロピルエチルアミン、エタノールアミン、エチレンジアミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリイソプロパノールアミン、トリメチルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス)などが挙げられる。酢酸、アクリル酸、アジピン酸、アルギン酸、アルカンスルホン酸、アミノ酸、アスコルビン酸、安息香酸、ホウ酸、酪酸、炭酸、クエン酸、脂肪酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、ヒドロキノスルホン酸、イソアスコルビン酸、乳酸、マレイン酸、シュウ酸、パラ-ブロモフェニルスルホン酸、プロピオン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、ステアリン酸、コハク酸、タンニン酸、酒石酸、チオグリコール酸、トルエンスルホン酸、尿酸などの薬学的に許容される酸の塩である、塩基もまた好適である。リン酸ナトリウム、リン酸二ナトリウム、及びリン酸二水素ナトリウムなどの多水素酸の塩も使用し得る。塩基が塩である場合、カチオンは、アンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属などの任意の便利かつ薬学的に許容されるカチオンであり得る。例としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム、及びアンモニウムが挙げられてもよいが、これらに限定されない。
好適な酸は、薬学的に許容される有機酸又は無機酸である。好適な無機酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、ホウ酸、リン酸などが挙げられる。好適な有機酸の例としては、酢酸、アクリル酸、アジピン酸、アルギン酸、アルカンスルホン酸、アミノ酸、アスコルビン酸、安息香酸、ホウ酸、酪酸、炭酸、クエン酸、脂肪酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、ヒドロキノスルホン酸、イソアスコルビン酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、パラ-ブロモフェニルスルホン酸、プロピオン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、ステアリン酸、コハク酸、タンニン酸、酒石酸、チオグリコール酸、トルエンスルホン酸、尿酸などが挙げられる。
注入用医薬組成物.
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物と、注入に好適な医薬賦形剤と、を含有する、注入用医薬組成物を提供する。組成物中の薬剤の成分及び量は、本明細書に記載されるとおりである。
本発明の新規組成物が注入によって投与するために組み込まれてもよい形態としては、ゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、若しくはピーナッツ油を含む、水性若しくは油性懸濁液、又はエマルション、並びにエリキシル剤、マンニトール、デキストロース、又は滅菌水溶液、及び類似の医薬溶剤が挙げられる。
生理食塩水中の水溶液もまた、通常、注入に使用されている。エタノール、グリセロール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコールなど(及びこれらの好適な混合物)、シクロデキストリン誘導体、及び植物油も使用されてもよい。適切な流動性は、分散の場合に必要な粒径を維持するため、例えば、レシチンなどのコーティングを使用することによって、及び界面活性剤の使用によって、維持し得る。微生物の作用の予防は、種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサールなどによってもたらされ得る。
滅菌注入可能溶液は、必要な量の本発明の化合物を、必要に応じて上記に列挙したような種々のその他の成分とともに適切な溶媒中に配合することによって調製され、続いて滅菌濾過される。一般に、分散液は、種々の滅菌された有効成分を、基本の分散培地及び上記で列挙したものからの必要とされるその他の成分を含有する繁殖不能容器内へと配合することによって、調整される。滅菌注入可能溶液の調製のための滅菌粉末の場合、特定の望ましい調製方法は、真空乾燥及び凍結乾燥技術であり、これは、活性成分の粉末と、その以前に滅菌濾過された溶液からの任意の追加の所望の成分と、をもたらす。
局部(例えば、経皮)送達用医薬組成物.
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物と、経皮送達に好適な医薬賦形剤と、を含有する、経皮送達用医薬組成物を提供する。
本発明の組成物は、ゲル、水溶性ゼリー、クリーム、ローション、懸濁液、発泡体、粉末、スラリー、軟膏、溶液、油、ペースト、坐剤、スプレー、エマルション、食塩水溶液、ジメチルスルホキシド(dimethylsulfoxide、DMSO)系溶液などの、局所投与又は局部投与に好適な固体、半固体、又は液体形態の製剤へと配合し得る。一般に、高密度のキャリアは、活性成分への長時間の曝露を伴う領域を提供することができる。対照的に、溶液配合物は、選択された領域への活性成分のより即時の曝露をもたらす場合がある。
医薬組成物はまた、皮膚の角質層透過性バリアにわたって治療分子の浸透を増加させるか、又は送達を補助することを可能にする化合物である、好適な固体又はゲル相キャリア又は賦形剤を含んでもよい。局部用配合物の当該技術分野において訓練されている者に周知のこれらの浸透促進分子の多くが存在する。
このようなキャリア及び賦形剤の例としては、保湿剤(例えば、尿素)、グリコール(例えば、プロピレングリコール)、アルコール(例えば、エタノール)、脂肪酸(例えば、オレイン酸)、界面活性剤(例えば、ミリスチン酸イソプロピル及びラウリル硫酸ナトリウム)、ピロリドン、モノラウリン酸グリセロール、スルホキシド、テルペン(例えば、メントール)、アミン、アミド、アルカン、アルカノール、水、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、種々の糖、デンプン、セルロース誘導体、ゼラチン、及びポリエチレングリコールなどのポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の方法で使用するための別の例示的な配合物は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を用いる。このような経皮パッチを使用して、本発明の化合物の連続的又は不連続的注入を、別の薬剤を用いて又は用いずに、制御された量で提供してもよい。
医薬品を送達するための経皮パッチの構築及び使用は、当該技術分野において周知である。米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号、及び同第5,001,139を参照されたい。このようなパッチは、連続的、パルス的、又は必要に応じて医薬品の送達のために構築されてもよい。
吸入用医薬組成物.
吸入又は送気用の組成物には、薬学的に許容される水性若しくは有機溶媒又はそれらの混合物中の溶液及び懸濁液、並びに粉末が含まれる。液体又は固体組成物は、上記のような好適な薬学的に許容される賦形剤を含有してもよい。好ましくは、組成物は、局所的又は全身的効果のために、経口又は鼻呼吸経路によって投与される。好ましくは、薬学的に許容される溶媒中の組成物は、不活性ガスの使用によって噴霧されてもよい。霧化された溶液は、噴霧デバイスから直接吸入されてもよく、又は噴霧デバイスは、フェイスマスクテント若しくは断続的な正圧呼吸機に取り付けられてもよい。溶液、懸濁液、又は粉末組成物は、配合物を適切な方法で送達するデバイスから、好ましくは経口的又は鼻的に投与されてもよい。
他の医薬組成物.
医薬組成物はまた、本明細書に記載される組成物、及び舌下、頬側、直腸、骨内、眼内、鼻孔内、硬膜外、又は鼻腔内投与に好適な1種以上の薬学的に許容される賦形剤から調製されてもよい。このような医薬組成物の調製は、当該技術分野において周知である。例えば、Anderson,Philip O.;Knoben,James E.;Troutman,William G,eds.,Handbook of Clinical Drug Data,Tenth Edition,McGraw-Hill,2002、Pratt and Taylor,eds.,Principles of Drug Action,Third Edition,Churchill Livingston,New York,1990、Katzung,ed.,Basic and Clinical Pharmacology,Ninth Edition,McGraw Hill,20037ybg、Goodman and Gilman,eds.,The Pharmacological Basis of Therapeutics,Tenth Edition,McGraw Hill,2001、Remington Pharmaceutical Sciences,20th Ed.,Lippincott Williams & Wilkins,2000、Martindale,The Extra Pharmacopoeia,Thirty-Second Edition(The Pharmaceutical Press,London,1999)を参照されたい。
本発明の化合物又は医薬組成物の投与は、作用部位への化合物の送達を可能にする任意の方法によって行い得る。これらの方法としては、直腸投与、カテーテル若しくはステントによる局所送達を介した、又は吸入を介した、経口経路、十二指腸内経路、非経口注入(静脈内、動脈内、皮下、筋肉内、血管内、腹腔内又は注入を含む)、局部(例えば、経皮適用)が挙げられる。化合物はまた、脂肪内又は髄腔内に投与し得る。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物又は医薬組成物は、静脈内注射によって投与される。
投与される化合物の量は、治療される被検者、障害又は状態の重症度、投与速度、化合物の配置、及び処方医師の裁量に依存する。しかしながら、有効用量は、摂取量を一回で又は分割して、1日当たり体重kg当たり約0.001~約100mg、好ましくは約1~約35mg/kg/日の範囲である。70kgのヒトでは、これは、約0.05~7g/日、好ましくは約0.05~約2.5g/日である。場合によっては、上記範囲の下限未満の投与量レベルは適切以上であり得るが、その他の場合では、例えば、このようなより多い用量を、1日全体にわたって投与するために数回の少量の用量へと分割することによって、いずれかの有害な副作用を引き起こすことなく、依然としてより多い用量が使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、単回投与で投与される。
典型的には、このような投与は、薬剤を迅速に導入するために注入、例えば静脈注入によって行われ得る。しかしながら、その他の経路が適切に使用されてもよい。本発明の化合物の単回用量もまた、急性状態の治療に使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、複数回投与される。投与は、1日当たり約1回、2回、3回、4回、5回、6回、又は6回を超えてもよい。投与は、約1ヶ月に1回、2週間毎に1回、1週間に1回、又は隔日に1回であってもよい。別の実施形態では、本発明の化合物及び別の薬剤は、1日当たり約1回~約6回、一緒に投与される。別の実施形態では、本発明の化合物及び薬剤の投与は、約7日未満継続する。更に別の実施形態では、投与は、約6、10、14、28日、2ヶ月、6ヶ月、又は1年を超えて継続する。場合によっては、必要に応じて連続投与が達成され、維持される。
本発明の化合物の投与は、必要な限り継続してもよい。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、1、2、3、4、5、6、7、14、又は28日を超えて投与される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、28、14、7、6、5、4、3、2、又は1日未満で投与される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、例えば、慢性効果の治療のために、進行中に長期にわたって投与される。
本発明の化合物の有効量は、直腸内、頬側、鼻孔内、及び経皮経路を含む類似した効用を有する薬剤の許容される投与様式のうちのいずれかによって、動脈内注入、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局部的、又は吸入により、単回用量又は複数回用量のいずれかで投与されてもよい。
本発明の組成物はまた、例えば、ステントなどの含浸若しくはコーティングされたデバイス、又は動脈挿入された円筒状ポリマーを介して送達されてもよい。このような投与方法は、例えば、バルーン血管形成術などの処置後の再狭窄の予防又は改善を助けることができる。理論に束縛されるものではないが、本発明の化合物は、再狭窄に寄与する動脈壁内の平滑筋細胞の遊走及び増殖を遅らせる又は阻害することができる。本発明の化合物は、例えば、ステントの壁体から、ステントのグラフトから、移植片から、又はステントのカバー若しくはシースからの局所送達によって投与されてもよい。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、マトリックスと混合される。このようなマトリックスは、ポリマーマトリックスであってもよく、化合物をステントに結合する役割を果たし得る。このような使用に好適なポリマーマトリックスとしては、例えば、ポリラクチド、ポリカプロラクトングリコリド、ポリオルトエステル、ポリ無水物、ポリアミノ酸、多糖類、ポリホスファゼン、ポリ(エーテル-エステル)コポリマー(例えば、PEO-PLLA)などのラクトン系ポリエステル又はコポリエステル;ポリジメチルシロキサン、ポリ(エチレン-酢酸ビニル)、アクリレート系ポリマー又はコポリマー(例えば、ポリヒドロキシエチルメタクリル酸メチル、ポリビニルピロリドン)、ポリテトラフルオロエチレン及びセルロースエステルなどのフッ素化ポリマーが挙げられる。好適なマトリックスは、非分解性であってもよく、又は時間とともに分解して、化合物又は化合物を放出してもよい。本発明の化合物は、ディップコーティング/スピンコーティング、スプレーコーティング、ディップコーティング、及び/又はブラシコーティングなどの種々の方法によってステントの表面に適用してもよい。化合物を溶媒中に適用してもよく、溶媒を蒸発させて、ステント上に化合物の層を形成してもよい。代替的に、化合物は、ステント又はグラフトの本体、例えば、マイクロチャネル又は微細孔内に配置されてもよい。埋め込まれた場合、化合物はステントの本体から外に拡散して動脈壁と接触する。このようなステントは、このような微細孔又はマイクロチャネルを含有するように製造されたステントを好適な溶媒中で本発明の化合物の溶液へと浸漬させ、続いて溶媒を蒸発させることによって調製してもよい。ステントの表面上の過剰な薬物は、追加の簡潔な溶媒洗浄を介して除去されてもよい。更にその他の実施形態では、本発明の化合物は、ステント又はグラフトに共有結合されてもよい。生体内で分解する共有結合性リンカーを使用して、本発明の化合物の放出をもたらしてもよい。エステル、アミド、又は無水物結合などの任意の生体不安定性結合を使用してもよい。本発明の化合物は、血管形成術中に使用されるバルーンから血管内に投与されてもよい。本発明の配合物の心膜及び外膜を介した化合物の血管外投与はまた、再狭窄を減少させるために行われてもよい。
説明されるように使用されてもよい種々のステントデバイスが、例えば、以下の参照文献に開示されており、これらの全ては参照により本明細書に組み込まれる。米国特許第5451233号、米国特許第5040548号、米国特許第5061273号、米国特許第5496346号、米国特許第5292331号、米国特許第5674278号、米国特許第3657744号、米国特許第4739762号、米国特許第5195984号、米国特許第5292331号、米国特許第5674278号、米国特許第5879382号、米国特許第6344053号。
本発明の化合物は、用量で投与されてもよい。化合物の薬物動態学における被検者間変動に起因して、投与レジメンの個別化が最適な治療に必要であることが、当該技術分野において周知である。本発明の化合物の投与は、本開示に照らして日常的な実験によって見出すことができる。
本発明の化合物が1種以上の薬剤を含む組成物中に投与され、薬剤は、本発明の化合物の単位用量形態よりも短い半減期を有し、本発明の化合物を適宜調整してもよい。
対象となる医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル、ピル、粉末、持続放出製剤、溶液、懸濁液として、経口投与に好適な形態であってもよい、又は無菌溶液、懸濁液若しくはエマルションとして非経口注入用に好適な形態であってもよい、又は軟膏若しくはクリームとして局部用投与に好適な形態であってもよく、又は座薬として直腸投与に好適な形態であってもよい。医薬組成物は、正確な用量の単回投与に好適な単位投与形態であってもよい。医薬組成物は、従来の医薬キャリア又は賦形剤、及び本発明による化合物を活性成分として含むだろう。加えて、それは、その他の薬又は医薬品、キャリア、補助剤などを含んでもよい。
例示的な非経口投与形態としては、滅菌水溶液中の活性化合物の溶液又は懸濁液、例えば、水性プロピレングリコール又はデキストロース溶液が挙げられる。所望であれば、このような投与形態を好適に緩衝し得る。
使用方法
本方法は、典型的には、治療有効量の本発明の化合物を被検者に投与することを含む。化合物の対象となる組み合わせの治療的に有効な量は、意図される用途(生体外又は生体内)、又は治療される被検者及び疾患状態、例えば、被検者の体重及び年齢、疾患状態の重症度、投与様式などによって異なってもよいが、これは、当業者によって容易に決定され得る。本用語はまた、標的細胞における特定の応答、例えば、標的タンパク質の増殖の低減又は活性の下方制御を誘導する用量にも適用される。特定の用量は、選択される特定の化合物、続く投与レジメン、それが、その他の化合物、投与のタイミング、投与される組織、及びそれが担持される物理的送達システムと組み合わせて投与されるかどうかに応じて変動し得る。
ある特定の実施形態では、本発明は、二重特異性式の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。
ある特定の実施形態では、本発明は、細胞内の標的タンパク質の分解に使用するための二重特異性式の化合物を含む医薬組成物を提供する。
ある特定の実施形態では、標的タンパク質を分解する方法であって、治療有効量の二重特異性化合物又は薬学的に許容される塩を細胞に投与することを含み、化合物が標的タンパク質を分解するのに有効である、方法。
ある特定の実施形態では、本発明は、SMARCA2及び/又はSMARCA4が役割を果たす疾患又は障害の治療又は予防における使用のための二重特異性式の化合物を含む医薬組成物を提供する。
ある特定の実施形態では、本発明は、SWI/SNF変異が役割を果たす疾患又は障害の治療又は予防における使用のための二重特異性式の化合物を含む医薬組成物を提供する。
ある特定の実施形態では、標的タンパク質は、SMARCA2、SMARCA4、及び/又はPB1である。
ある特定の実施形態では、標的タンパク質複合体は、細胞中のSWI/SNFである。
ある特定の実施形態では、SMARCA2又はSMARCA4に依存する疾患又は障害は、がんを含む。
ある特定の実施形態では、SWI/SNF複合体に依存する疾患又は障害は、がんを含む。
単独又は少なくとも1種の追加の抗がん剤と組み合わせて本化合物により治療することができる例示的ながんとしては、扁平上皮がん、基底細胞がん、腺がん、肝細胞がん、及び腎細胞がん、膀胱、腸、乳房、子宮頸部、結腸、食道、頭部、腎臓、肝臓、肺、頸部、卵巣、膵臓、前立腺、及び胃のがん;白血病;良性及び悪性リンパ腫、特にバーキットリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫;良性及び悪性黒色腫;骨髄増殖性疾患;ユーイング肉腫、血管肉腫、カポジ肉腫、脂肪肉腫、筋肉腫、末梢神経上皮腫、滑膜肉腫、神経膠腫、星状細胞腫、乏突起神経膠腫、上衣腫、神経膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、神経節腫、神経節膠腫、髄芽腫、松果体細胞腫瘍、髄膜腫、髄膜肉腫、神経線維腫、及びシュワン腫を含む肉腫;腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮頸部がん、子宮がん、肺がん、卵巣がん、精巣がん、甲状腺がん、星状細胞腫、食道がん、膵臓がん、胃がん、肝臓がん、結腸がん、黒色腫;がん肉腫、ホジキン病、ウィルムス腫瘍、及び奇形がん腫が挙げられる。本開示による化合物を使用して治療することができる更なるがんとしては、例えば、T系列急性リンパ芽球性白血病(T-lineage Acute lymphoblastic Leukemia、T-ALL)、T系列リンパ芽球性リンパ腫(T-lineage lymphoblastic Lymphoma、T-LL)、末梢T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、前駆B細胞ALL、前駆B細胞リンパ腫、大細胞型B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、B細胞ALL、フィラデルフィア染色体陽性ALL、及びフィラデルフィア染色体陽性CMLが挙げられる。
ある特定の更なる実施形態では、がんは、SMARCA2及び/又はSMARAC4依存性がんである。
いくつかの実施形態では、がんは、SMARCA4変異を有する。
ある特定の実施形態では、本発明は、SMARCA2及び/又はSMARCA4に依存する疾患又は障害ががんである場合に使用するための二重特異性式の化合物を含む医薬組成物を提供する。
本開示の化合物、並びにそれらを含む医薬組成物は、単独で、又は医学療法と組み合わせて、記載された疾患のいずれかを治療するために投与することができる。医学療法としては、例えば、手術及び放射線療法(例えば、ガンマ線照射、中性子線放射線療法、電子線放射線療法、陽子線療法、近接照射療法、全身放射性同位体)が挙げられる。
他の態様では、本開示の化合物、並びにそれらを含む医薬組成物は、単独で、又は1つ以上の他の薬剤と組み合わせて、記載された疾患のいずれかを治療するために投与することができる。
他の方法では、本開示の化合物、並びにそれらを含む医薬組成物は、核内受容体作用物質のアゴニストと組み合わせて投与することができる。
他の方法では、本開示の化合物、並びにそれらを含む医薬組成物は、核内受容体作用物質のアンタゴニストと組み合わせて投与することができる。
他の方法では、本開示の化合物、並びにそれらを含む医薬組成物は、抗増殖剤と組み合わせて投与することができる。
併用療法
がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本発明の化合物は、化学療法剤、核受容体のアゴニスト若しくはアンタゴニスト、又は他の抗増殖剤と組み合わせて使用することができる。本発明の化合物はまた、手術、又は放射線療法、例えば、ガンマ線照射、中性子線放射線療法、電子線放射線療法、陽子線療法、近接照射療法、全身放射性同位体と組み合わせて使用され得る。好適な化学療法薬の例としては、アバレリクス、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、全トランス型レチノイン酸、アルトレタミン、アナストロゾール、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アザシチジン、ベンダムスチン、ベバシズマブ、ベキサロテン、ブレオマイシン、ボルテゾムビ(bortezombi)、ボルテゾミブ、ブスルファン静注、ブスルファン経口、カルステロン、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セツキシマブ、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダルテバリンナトリウム、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デニロイキン、デニロイキンジフチトクス、デクスラゾキサン、ドセタキセル、ドキソルビシン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エクリズマブ、エピルビシン、エルロチニブ、エストラムスチン、リン酸エトポシド、エトポシド、エキセメスタン、クエン酸フェンタニル、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、酢酸ゴセレリン、酢酸ヒストレリン、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イホスファミド、メシル酸イマチニブ、インターフェロンアルファ-2a、イリノテカン、トシル酸ラパチニブ(lapatinib ditosylate)、レナリドマイド、レトロゾール、ロイコボリン、酢酸リューブロリド、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、酢酸メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、フェンプロピオン酸ナンドロロン、ネララビン、ノフェツモマブ、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロネート、パノビノスタット、パニツムマブ、ペグアスパラガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ピポブロマン、プリカマイシン、プロカルバジン、キナクリン、ラスブリカーゼ、リツキシマブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブ、リンゴ酸スニチニブ、タモキシフェン、テモゾロミド、テニポシド、テストラクトン、サリドマイド、チオグアニン、チオテパ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、ウラシルマスタード、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ボリンスタット(vorinstat)、及びゾレドロネートのうちいずれかが挙げられる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、エピジェネティック調節因子を標的化する治療薬と組み合わせて使用することができる。エピジェネティック調節因子の例としては、ブロモドメイン阻害剤、ヒストンリジンメチルトランスフェラーゼ阻害剤、ヒストンアルギニンメチルトランスフェラーゼ阻害剤、ヒストンデメチラーゼ阻害剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、ヒストンアセチラーゼ阻害剤、及びDNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤が挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ阻害剤として、例えば、ボリノスタットが挙げられる。ヒストンアルギニンメチルトランスフェラーゼ阻害剤として、PRMT5、PRMT1、及びPRMT4などのタンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ(protein arginine methyltransferase、PRMT)の阻害剤が挙げられる。DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤として、DNMT1及びDNMT3の阻害剤が挙げられる。
がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本発明の化合物は、JAKキナーゼ阻害剤(例えば、ルキソリチニブ)、PI3K-デルタ選択性及び広域スペクトルPI3K阻害剤を含むPI3キナーゼ阻害剤、MEK阻害剤、CDK4/6阻害剤及びCDK9阻害剤を含むサイクリン依存性キナーゼ阻害剤、BRAF阻害剤、mTOR阻害剤、プロテアソーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ)、HDAC阻害剤(例えば、パノビノスタット、ボリノスタット)、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、デキサメタゾン、ブロモ及びエクストラターミナルファミリーメンバー(BET)阻害剤、BTK阻害剤(例えば、イブルチニブ、アカラブルチニブ)、BCL2阻害剤(例えば、ベネトクラクス)、BCL2ファミリー二重阻害剤(例えば、BCL2/BCLxL)、PARP阻害剤、FLT3阻害剤、又はLSD1阻害剤を含む、標的療法と組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-1の阻害剤、例えば、抗PD-1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブ、ペンブロリズマブ(MK-3475としても知られる)、又はPDR001である。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブ又はペンブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体はペンブロリズマブである。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1の阻害剤、例えば、抗PD-L1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1モノクローナル抗体は、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、又はBMS-935559である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CTLA-4の阻害剤、例えば、抗CTLA-4抗体である。いくつかの実施形態では、抗CTLA-4抗体はイピリムマブである。
いくつかの実施形態では、薬剤は、アルキル化剤、プロテアソーム阻害剤、コルチコステロイド、又は免疫調節剤である。アルキル化剤の例としては、シクロホスファミド(cyclophosphamide、CY)、メルファラン(melphalan、MEL)、及びベンダムスチンが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロテアソーム阻害剤はカルフィルゾミブである。いくつかの実施形態では、コルチコステロイドはデキサメタゾン(dexamethasone、DEX)である。いくつかの実施形態では、免疫調節剤は、レナリドミド(lenalidomide、LEN)又はポマリドミド(pomalidomide、POM)である。
本発明の化合物は、表1に示されるものを含むが、これらに限定されない。
Figure 2023529908000049
Figure 2023529908000050
本発明の化合物は、以下に記載の一般手順を使用して調製することができる。
Figure 2023529908000051
式(IA)の化合物は、例えば、スキームAに示される順序を使用して合成することができる。SAr反応又はPd触媒クロスカップリングを介した化合物A-1とA-2との間のカップリングにより、化合物A-3が得られる。以下の分子内SAr反応又はアミド形成により、環化生成物A-4を得ることができる。適切なボロン酸若しくはエステル、又は他のPd触媒反応を使用して、例えば、鈴木条件を介した(例えば、ジクロロメタンと塩基(例えば、炭酸塩塩基)との錯体である、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又は[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)などであるが、これらに限定されないパラジウム触媒の存在下での)、Arの有機金属付加を容易にするための保護基の導入により、A-6が得られる。適切な合成方法(S2反応、SAr反応、還元的アミノ化、バックワルド反応、アミド形成、光延反応、オレフィンメタセシスなどであるが、これらに限定されない)を使用してRを導入することにより、化合物A-7を得ることができる。A-7上の保護基を、標準的な条件を使用して除去して、化合物IAを得ることができる。
Figure 2023529908000052
式I-8の化合物は、例えば、スキームIに示される順序を使用して合成することができる。塩基(例えば、CsCO、NaHCO、DIPEA)の存在下、高温でのI-1と化合物I-2との間のSAr反応により、アルコールI-3を得ることができる。適切な条件(SOCl、又はCBr/PPh、又はMsCl/EtNによる処理が挙げられるが、これらに限定されない)下でI-3のヒドロキシル基を脱離基(leaving group、LG)に変換することにより、化合物I-4を得ることができる。I-4をNaNで処理することにより、化合物I-5が得られる。PPh又はPd/Hを使用して化合物I-5のアジド基を対応するアミンに還元し、続いて分子内環化により、化合物I-6が得られる。あるいは、化合物I-4を高温で水酸化アンモニウムで処理して、化合物I-6を得てもよい。-NH基を適当な基(例えば、Boc、SEM、Bnなど)で保護することにより、化合物I-7を得ることができ、これを、適切なボロン酸又はエステル(例えば、2-ヒドロキシフェニルボロン酸)を使用して、標準的な鈴木条件下(例えば、ジクロロメタンと塩基(例えば、炭酸塩塩基)との錯体である、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又は[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)などであるが、これらに限定されないパラジウム触媒の存在下)で、化合物I-8に変換することができる。
Figure 2023529908000053
式II-5の化合物を、例えば、スキームIIに示される順序を使用して合成することができる。適切な合成方法(アミド形成、S2反応、還元的アミノ化などであるが、これらに限定されない。例えば、RGは、臭化物などの脱離基であり、II-1のアミンと置換される)を使用して化合物II-1とRとをカップリングすることにより、化合物II-2を得ることができる。化合物I-8を、適切な合成方法(S2反応、SAr反応、還元的アミノ化、バックワルド反応、アミド形成、光延反応、オレフィンメタセシスなどであるが、これらに限定されない)を使用して導入することにより、化合物II-4を得ることができる。代替的に、II-4の合成は、I-8をRとカップリングさせ、続いて上述の適切な合成方法を使用してII-1を導入することによって達成することができる。保護基の除去により、式II-5の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000054
式III-5の化合物を、例えば、スキームIIIに示される順序を使用して合成することができる。適切な合成方法(S2反応、SAr反応、光延反応などであるが、これらに限定されない)を使用して化合物III-1とRとをカップリングすることにより、化合物III-2を得ることができる。化合物I-8を、適切な合成方法(S2反応、SAr反応、還元的アミノ化、バックワルド反応、アミド形成、光延反応、オレフィンメタセシスなどであるが、これらに限定されない)を使用して導入することにより、化合物III-4を得ることができる。代替的に、III-4の合成は、I-8をRとカップリングさせ、続いて上述の適切な合成方法を使用して中間体III-1を導入することによって達成することができる。保護基の除去により、式III-5の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000055
式IV-4の化合物を、例えば、スキームIVに示される順序を使用して合成することができる。標準的なアミドカップリング条件下(例えば、DIPEA又はEtNなどの適切な塩基での処理、及びHATU、HOBt、又はPyBOPなどのカップリング剤の存在下)で化合物IV-1と酸とをカップリングすることにより、アミドIV-2が得られる。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)での化合物IV-3の求核付加により、式IV-4の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000056
V-4の化合物を調製するための例示的な合成をスキームVに示す。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)でのハロアルキル酸の化合物V-1による求核置換により、エーテルV-2を得ることができる。標準的なアミドカップリング条件下(例えば、DIPEA又はトリメチルアミンなどの適切な塩基での処理、及びHATU、HOBt、又はPyBOPなどのカップリング剤の存在下)でアミンIV-3とカルボン酸V-2とをカップリングすることにより、アミドV-3を得ることができる。適切な条件を使用して保護基を除去することにより、式V-4の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000057
VI-3の化合物を調製するための例示的な合成をスキームVIに示す。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)でのアルキルジハライドのアルコールV-1による求核置換により、エーテルVI-1を得ることができる。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)での、LGがハロなどの脱離基であるVI-1のアミンIV-3による求核置換により、化合物VI-2を得ることができる。保護基適切な条件を除去することにより、式VI-3の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000058
式VII-9の化合物を、例えば、スキームVIIに示される順序を使用して合成することができる。標準的なアミドカップリング条件下(DIPEA又はトリメチルアミンなどであるが、これらに限定されない適切な塩基での処理、及びHATU、HOBt、又はPyBOPなどのカップリング剤の存在下)でアミンVII-1とカルボン酸VII-2とをカップリングすることにより、アミドVII-3を得ることができる。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)でのVII-3のアルキルジハライドによる求核置換により、エーテルVII-4を得ることができる。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)での、LGがハロであるVII-4のIV-3による第2の求核置換により、化合物VII-5を得ることができる。適切な条件を使用してt-ブチル-エステルを加水分解することにより、化合物VII-6を得ることができる。塩基(例えば、DIPEA又はトリメチルアミン)などの標準的なアミドカップリング条件下、及びカップリング(例えば、HATU、HOBt、又はPyBOP)の存在下で、化合物VII-6と化合物VII-7とをカップリングすることにより、アミドVII-8を得ることができる。VII-8の脱保護により、式VII-9の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000059
式VIII-5の化合物を、例えば、スキームVIIIに示される順序を使用して合成することができる。化合物IV-3とVIII-1との間の還元的アミノ化により、化合物VIII-2を得ることができる。保護基の除去、続いて塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)での、LGがハロであるVIII-4のVIII-3による求核置換により、式VIII-5の化合物を得ることができる。
Figure 2023529908000060
式IX-3の化合物は、スキームIXに示されるように合成することができる。塩基性条件下(例えば、炭酸塩塩基、DIPEA、EtNなどの存在下)での、LGがハロであるIX-1のVIII-3による求核置換により、化合物IX-2を得ることができる。保護基の除去により、式IX-3の化合物を得ることができる。
中間体の合成
中間体1:2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)。
Figure 2023529908000061
工程a.4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3)の合成。
DCM(10mL)中のペンタ-4-イン-1-オール(5.0g、59.4mmol)及び3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(10g、118mmol)の溶液に、ピリジン(9.6mL、118mmol)及びTsOH(22.6g、118mmol)を0℃で添加し、混合物を25℃で16時間撹拌した。残留物を水(20mL×2)、次いで飽和ブライン溶液(20mL)で洗浄した。次いで、有機物を分離し、乾燥(MgSO)させた後、濃縮乾固した。次いで、粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100~200メッシュサイズ、PE:EtOAc=20:1で溶出)により精製して、4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3)(2.0g、11.8mmol、収率20%)を白色油状物として得た。H NMR(DMSO,400MHz):δ4.54-4.52(t,1H),3.75-3.71(m,2H),3.43-3.35(m,2H),2.72-2.71(t,1H),2.23-2.22(m,2H),1.70-1.59(m,4H),1.47-1.39(m,4H)。
工程b.3-(ブロモメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4)の合成。
DCM(50mL)中のN-ブロモスクシンイミド(2.0g、11.3mmol)及び4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3)(4.1g、11.3mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(5.9mg、22.6mmol)を添加した。混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(50mL)で洗浄し、真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=2:1)により精製して、3-(ブロモメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4)(3.2g、7.5mmol、収率66.5%)を白色固体として得た。LCMS C1419BrClの計算値:426.1;実測値:LCMS[M+H]:427.1。
工程c.2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)の合成。水酸化アンモニウム(20mL、240mmol)及び1,4-ジオキサン(20mL)の溶液中の3-(ブロモメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4)(1.1g、2.6mmol)の混合溶液を、オートクレーブにおいて、80℃で48時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、200~300メッシュ、PE:EtOAc=1:2)により精製して、2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)(330mg、1.0mmol、収率39%)を白色固体として得た。LCMS C1420ClNの計算値:325.8;実測値:LCMS[M+H]:326.2。
工程d.2-クロロ-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(6)の合成。DCM(5mL)中の二炭酸ジ-tert-ブチル(401mg、1.8mmol)及び2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)(200mg、0.61mmol)の溶液に、DMAP(62mg、0.61mmol)及びトリエチルアミン(0.4mL、2.5mmol)を室温で添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1~5:1)により精製して、2-クロロ-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(6)(130mg、0.31mmol、収率50%)を白色固体として得た。LCMS C1928ClNの計算値:425.9;実測値LCMS[M+H]:426.3。
工程e.2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(8)の合成。1,4-ジオキサン(5mL)中の2-クロロ-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(6)(130mg、0.31mmol)及び2-ヒドロキシフェニルボロン酸(42mg、0.31mmol)の溶液に、炭酸カリウム(84.4mg、0.61mmol)及びPd(dppf)Cl(24.9mg、0.03mmol)を室温で添加した。混合物を105℃で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、残留物をゲルクロマトグラフィー(SiO、200~300メッシュ、PE:EtOAc=1:2)により精製して、2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(8)(180mg、0.41mmol、収率99.9%)を白色固体として得た。LCMS C2533の計算値:483.5;実測値:LCMS[M+H]:484.3。
工程f.2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)の合成。
DCM (1.5mL)中の2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(8)(180mg、0.37mmol)及びTFA(1.5mL、19.6mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。混合物溶液を真空中で濃縮し、残留物を5mLの水に添加し、NaHCO(aq)でpH>7に調整し、EtOAcで抽出し、濾過して、2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)(70mg、0.24mmol、収率64%)を白色固体として得た。LCMS C1517Oの計算値:283.3;実測値:LCMS[M+H]:284.1。H NMR(400 MHz,DMSO-d,)δ14.8(s,1H),7.91(s,1H),7.30(s,1H),7.19(s,2H),6.83-6.86(m,2H),3.92-3.94(m,1H),3.40-3.44(m,1H),3.13-3.15(m,2H),3.00-3.11(m,2H),2.66-2.76(m,2H),2.45-2.50(m,1H),2.28-2.33(m,1H)。
2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)の代替合成。
Figure 2023529908000062
工程a.3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(15)の合成。
DMF(15mL)中の3-(ブロモメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4)(2.7g、6.3mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(535mg、8.2mmol)及び18-クラウン-6(1.6g、6.3mmol)を添加し、混合物溶液を45℃で18時間撹拌した。水(50mL)及びEtOAc(60mL)を混合物に添加した。EtOAc(60mL×2)で抽出した。EtOAc層を真空中で濃縮して、3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(15)(2.0g、5.2mmol、収率81%)を黄色油状物として得た。LCMS C1419l2の計算値:387.1;実測値:LCMS[M+H]:388.1。
工程b.2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)の合成。
DMF(10mL)中の3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(15)(2.0g、5.2mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.4g、5.2mmol)を添加し、混合物を45℃で18時間撹拌した。溶液を水(60mL)及びEtOAc(50mL)の混合物に添加し、EtOAc(60mL×2)で抽出し、真空中で濃縮し、残留物をゲルシリカクロマトグラフィー(SiO2、200~300メッシュ、PE:EtOAc 10:1~1:2)により精製して、2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(5)(1500mg、4.6mmol、収率89%)を黄色固体として得た。LCMS C1420ClNの計算値:325.1;実測値:LCMS[M+H]:326.2。
中間体2.2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸(中間体2)。
Figure 2023529908000063
工程a.2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸エチル(10)。
THF(15mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(9)(米国特許出願公開第2020/0038378号に記載の手順を使用して調製、150mg、0.24mmol)及び2-ヒドロキシ酢酸エチル(51mg、0.48mmol)の溶液に、PPh(128mg、0.48mmol)及びDIAD(0.15mL、0.48mmol)を25℃で添加し、混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を分取TLC(PE:EtOAc=1:1)により精製して、2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸エチル(10)(90mg、0.13mmol、収率53%)を黄色油状物として得た。LCMS C3550SSiの計算値:698.32;実測値:LCMS[M+H]:699.4。
工程b.2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸(中間体2)。
NaOH(10.2mg、0.3mmol)、水(6.0mL)、及びメタノール(12.0mL)の混合物中の2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸エチル(10)(90mg、0.13mmol)の溶液を、25Cで2時間撹拌した。混合物をHCl(1N)によってpH4~5に調整し、EtOAc(40mL×2)で抽出し、濃縮し、残留物を分取TLC(PE:EtOAc=1:1)により精製して、2-((5-(1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)酢酸(中間体2)(45mg、0.06mmol、収率52%)を黄色油状物として得た。LCMS C3346SSiの計算値:670.29;実測値:LCMS[M+H]:671.4。
中間体3.(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体3)。
Figure 2023529908000064
DMF(3mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(9)(米国特許出願公開第2020/0038378号に記載の手順を使用して調製、100mg、0.16mmol)及び1,2-ジブロモエタン(45mg、0.24mmol)の溶液に、添加し、NaHCO(60mg、0.67mmol)を25℃で、混合物を30℃で16時間撹拌した。反応物をEtOAc(20mL)に溶解し、有機物を水(20mL×3)及びブライン(20mL)で洗浄した。次いで、有機物を分離し、乾燥(MgSO)させた後、濃縮乾固した。次いで、粗製の生成物を分取TLC(EtOAc:PE=2:1)により精製して、(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体3)(50mg、0.07mmol、収率51%)を粘着性の無色固体として得た。LCMS C3347BrNSSiの計算値:718.2;実測値:LCMS[M+H]:719.3。
中間体4.(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体4)。
Figure 2023529908000065
(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体3)を、分取HPLC(50%~90%のHO:CHCN(0.1%のFA)で溶出する)により分離して、(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(30mg、0.04mmol、収率25%)を白色固体として得た。LCMS C3347BrNSSiの計算値:718.2;実測値:LCMS[M+H]:719.2。
中間体5.(2S,4R)-1-((S)-2-(2-クロロアセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体5)。
Figure 2023529908000066
DCM(15mL)中の(2S,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキサミド(国際公開第2018/0140809号に記載の手順を用いて調製、500mg、1.2mmol)及びの溶液に、TEA(0.81mL、5.8mmol)を添加し、反応物を0℃に冷却し、DCM(2mL)中の塩化クロロアセチル(262mg、2.3mmol)の溶液を添加し、反応物をN下で25℃で16時間撹拌した。反応物を水(10mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100~200メッシュサイズ、DCM:MeOH=25:1で溶出)により精製し、(2S,4R)-1-((S)-2-(2-クロロアセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチル-1λ,3λ-チアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体5)。(520mg、0.98mmol、収率84%)を黄色固体として得た。LCMS C2431ClNSの計算値:507.0;実測値:LCMS [m/z]:507.2。
以下の表中の中間体は、中間体5を調製する際に使用した方法により調製された。
Figure 2023529908000067
中間体8.2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5 H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体8)。
Figure 2023529908000068
工程a.4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(16)の合成。
DCM(10ml)中の1-Boc-ピペリジン-4-カルボキシアルデヒド(63.2mg、0.30mmol)及び2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)(56mg、0.20mmol)の溶液に、NaBH(OAc)(0.12ml、0.59mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、分取TLC(MeOH:DCM=1:10)により精製して、4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(16)(60mg、0.12mmol、収率63%)を黄色固体として得た。LCMS C2636の計算値:480.3;実測値:LCMS[m/z]=481.3。
工程b.2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体8)の合成。
メタノール(3ml)中の4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(16)(60mg、0.12mmol)の溶液に、HCl(0.07ml、0.37mmol)を室温で添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体8)(60mg、0.11mmol、収率91%)を固体として得た。LCMS C2128Oの計算値380.2:実測値:LCMS[m/z]=381.2。
以下の表中の中間体は、適切な出発材料を使用して、中間体8を調製する際に使用した方法により調製された。
Figure 2023529908000069
Figure 2023529908000070
Figure 2023529908000071
中間体9:(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体9)
Figure 2023529908000072
工程1:(R)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの合成。
Figure 2023529908000073
DMF(24mL)中の3,4,6-トリクロロピリダジン(5.7g、31.1mmol)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.9mL、34.2mmol)及び(R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(7.1g、32.8mmol)を添加した。反応物を80℃で一晩撹拌した。反応物を45℃に冷却し、水(17mL)をゆっくり添加した。得られた透明な溶液を、沈殿物が形成されるまで35℃で30分間撹拌した。別の分量の水(23mL)をゆっくり投入し、混合物を0℃で更に1時間撹拌した。混合物を濾過し、得られた固体を水で洗浄し、真空下で乾燥させて、(R)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(8.5g、収率75%)をオフホワイト色固体として得た。LCMS C1421Cl[M+H]のm/z計算値:363.1;実測値:363.1。
工程2:(R)-3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの合成。
Figure 2023529908000074
THF(150mL)中の(R)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(5.45g、15mmol)及びトリフェニルホスフィン(4.7g、18mmol)の溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(3.5mL、18mmol)及びDPPA(3.9mL、18mmol)を0℃で添加した。次に、反応物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブライン及び水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の(R)-3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(19.4g、収率100%)を得、これを更に精製せずに使用した。収率100%、純度30%と仮定した。LCMS C1420Cl[M+H]のm/z計算値:388.1;実測値:388.0。
工程3:(S)-2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチルの合成。
Figure 2023529908000075
THF(200mL)中の粗製の(R)-3-(アジドメチル)-4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(純度30%、20.3g、15.7mmol)の撹拌溶液に、トリフェニルホスフィン(4.9g、18.8mmol)を添加した。得られた溶液を60℃で3時間撹拌した。水(20mL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(8.2mL、47.1mmol)を順次添加した。20時間後、反応混合物をEtOAc(100mL)及び水(100mL)で希釈した。水層を分離し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0~100%EtOAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、(S)-2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(3.1g、収率60%)をオフホワイト色固体として得た。LCMS C1421ClN[M+H]のm/z計算値:326.1;実測値:326.2。
工程4:(R)-2-クロロ-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチルの合成。
Figure 2023529908000076
DCM(120mL)中の(S)-2-クロロ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(3.1g、9.5mmol)の撹拌溶液に、二炭酸ジ-tertブチル(6.2g、28.6mmol)及び4-(ジメチルアミノ)ピリジン(1.2g、9.5mmol)を室温で添加した。1時間後、反応物を、DCM(120mL)及び飽和NHCl水溶液(50mL)で希釈した。更に1時間後、水層を分離し、DCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、(R)-2-クロロ-6 a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(3.9g、収率96%)を得た。LCMS C1929ClN[M+H]のm/z計算値:426.2;実測値:426.3。
工程5:(R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチルの合成。
Figure 2023529908000077
1,4-ジオキサン(110mL)中の(R)-2-クロロ-6a,7,9,10-テトラヒドロー5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル及び2-ヒドロキシルフェニルボロン酸(1.9g、14.1mmol)の溶液に、炭酸カリウム(3.89g、28.2mmol)及びジクロロメタンとの錯体である[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II](0.58g、0.70mmol)を室温で添加した。混合物を105℃で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、200~300メッシュ、EtOAc/ヘキサン=2/1)により精製して、(R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(2.6g、5.4mmol、収率76.%)を白色固体として得た。LCMS C2534 [M+H]のm/z計算値:484.3;実測値:484.3。
工程6:(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノールの合成。
DCM(10mL)中の(R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(1.3g、2.7mmol)の撹拌溶液に、2,2,2-トリフルオロ酢酸(4.1mL)を室温で添加した。1時間後、反応混合物を減圧下で濃縮乾固した。残留物をMeOH/DCM(1/6、400mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(80mL)を添加した。得られた混合物を30℃で30分間撹拌した。水層を分離し、MeOH/DCM(1/6、80mLx4)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(700mg、収率92%)をベージュ色固体として得た。LCMS C1518O[M+H]のm/z計算値:284.2;実測値:284.1。H NMR(400 MHz,DMSO-d,)δ14.8(s,1H),7.91(s,1H),7.30(s,1H),7.19(s,2H),6.83-6.86(m,2H),3.92-3.94(m,1H),3.40-3.44(m,1H),3.13-3.15(m,2H),3.00-3.11(m,2H),2.66-2.76(m,2H),2.45-2.50(m,1H),2.28-2.33(m,1H)。
中間体9a.(S)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000078
表題化合物は、適切な出発材料を使用して、中間体9について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C1518O[M+H]のm/z計算値:284.2;実測値:284.2。
中間体12.(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルアセテート
Figure 2023529908000079
工程1:(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000080
THF(5mL)中の(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体4)(100mg、0.14mmol)の溶液に、THF中のTBAF(0.1mL、7.3mmol)を添加し、混合物溶液を室温で2時間撹拌した。反応物をEA(20ml)で希釈し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、有機層を濃縮して、粗製の生成物を得、これを更らに精製することなく次の工程で使用した。LCMS C2734BrNS[M+H]のm/z計算値:605.1;実測値:605.1。
工程2:(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルアセテート
DCM(5mL)中の(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(45mg、0.07mmol)の溶液に、DMAP(48.0mg、0.37mmol)及び無水酢酸(37.9mg、0.37mmol)を添加し、混合物溶液を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、有機層を水(2×10mL)、次いで、飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮乾固させた。残留物を分取TLC(PE:EA=1:1)により精製して、(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルアセテート(40mg、0.06mmol、収率83%)を得た。LCMS C2936BrNS[M+H]のm/z計算値:647.1;実測値:647.1
中間体13.(3R,5S)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-5-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-3-イルイソブチレート
Figure 2023529908000081
表題化合物は、工程2における無水酢酸をイソ酪酸無水物で置き換えて、中間体12について記載したものと類似の手順を使用して調製した。LCMS C3140BrNS[M+H]のm/z計算値:675.2;実測値:675.2。
中間体19.2-((6aS)-8-(ピロリジン-3-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(ジアステレオマー1)
Figure 2023529908000082
工程1:3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2つのジアステレオマーの混合物)。
Figure 2023529908000083
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体8、工程aについて記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C2433[M+H]のm/z計算値:453.3;実測値:453.3。
工程2:3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1)
Figure 2023529908000084
46.8gの3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2つのジアステレオマーの混合物)を、以下の条件を使用するキラル超臨界流体クロマトグラフィーで精製した:カラム:DAICELCHIRALPAK(登録商標)OJ(25025mm 10μm);移動相:50%EtOH/CO;圧力:100バール;流量:70g/分;UV:214nM;注入量:3.0mL、MeOH中58.5mg/mL。22gの3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1、t=3.0分)を得た。LCMS C2433[M+H]のm/z計算値:453.3;実測値:453.2。18gの3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(ジアステレオマー2、t=4.5分)を得た。LCMS C2433[M+H]のm/z計算値:453.3;実測値:453.3。
工程3:2-((6aS)-8-(ピロリジン-3-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(ジアステレオマー1)
DCM(10mL)中の3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1、2.0g、4.4mmol)の撹拌溶液に、TFA(1.0mL)を室温で添加した。16時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物を更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS C1925O[M+H]のm/z計算値:353.2;実測値:353.0。
中間体20.2-((6aS)-8-(ピロリジン-3-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(ジアステレオマー2)
Figure 2023529908000085
DCM(10mL)中の3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(中間体19、工程2の合成からのジアステレオマー2、2.0g、4.42mmol)の撹拌溶液に、TFA(1mL)を室温で添加した。16時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物を更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS C1925O[M+H]のm/z計算値:353.2;実測値:353.1。
中間体23.(S)-2-(8-(1-(2-(ピペラジン-1-イル)エチル)ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000086
工程1:(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000087
DMF(30mL)中の中間体11(30mg、0.08mmol)及び4-(2-ブロモエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(40mg、0.14mmol)の溶液に、NaHCO(13.8mg、0.40mmol)を室温で添加した。混合物を65℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、分取TLC(MeOH:DCM=1:10)により精製して、(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(40mg、0.069mmol、収率84%)を黄色固体として得た。LCMS C3147 [M+H]のm/z計算値:579.4;実測値:579.2。
工程2:(S)-2-(8-(1-(2-(ピペラジン-1-イル)エチル)ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
DCM(1mL)中の(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(40mg、0.07mmolの溶液に、TFA(0.03mL、0.16mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を真空中で除去し、残留物を更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS C2639O[M+H]のm/z計算値:479.3;実測値:479.2。
中間体24.(S)-2-(8-(1-(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000088
工程1:(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペリジン-1-カルボキン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000089
DCM(30mL)中の中間体11(30.0mg、0.08mmol)及び4-(2-オキソエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(27.91mg、0.12mmol)の溶液に、NaBH(OAc)(34mg、0.16mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を真空中で除去し、残留物を分取TLC(MeOH:DCM=1:10)により精製して、(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(30.0mg、0.051mmol、収率63.4%)を黄色固体として得た。LCMS C3248 [M+H]のm/z計算値:578.4;実測値:578.1。
工程2:(S)-2-(8-(1-(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
DCM(30mL)中の(S)-4-(2-(4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(40.0mg、0.07mmol)の溶液に、TFA(0.3mL)を室温で添加した。混合物を室温で16時間で撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。揮発物を真空中で除去し、残留物を更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS C2740O [M+H]のm/z計算値:478.3;実測値:478.2。
中間体27.(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000090
23gの(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミドを、以下の条件を使用するキラル超臨界流体クロマトグラフィーで精製した:カラム:DAICEL CHIRALPAK(登録商標)Whelk(25025mm 10μm);移動相:50%IPA/CO;圧力:100バール;流量:70g/分;UV:214nM;注入量:2.5mL、MeOH中76.7mg/mL。10.7g(ピーク1、t=5.0分)(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミドを得た。LCMS C3145SSi[M+H]のm/z計算値:613.3;実測値:613.3。
中間体28.(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸
Figure 2023529908000091
工程1:(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸メチル
Figure 2023529908000092
THF(10mL)中の(2R)-2-ヒドロキシロパン酸メチル(67.9mg、0.65mmol)、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(200mg、0.33mmol)、及びPPh(171mg、0.65mmol)の撹拌混合物に、DIAD(0.12mL、0.65mmol)を0℃で添加した。1時間後、反応混合物を室温に温めた。更に16時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN:(0.1%NHHCO)で溶出する)により精製して、(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸メチル(180mg、0.25mmol、収率77.3%)を白色固体として得た。LCMS C3551SSi[M+H]のm/z計算値:699.3;実測値:699.3。
工程2:(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸
THF(5mL)及び水(5mL)中のLiOH(31mg、1.29mmol)及び(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパノエート(180mg、0.26mmol)の混合物を0℃で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN:(0.1%NHHCO)で溶出する)により精製して、(S)-2-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸(150mg、0.21mmol、収率83.4%)を白色固体として得た。LCMS C3449SSi[M+H]のm/z計算値:685.3;実測値:685.3。
中間体31.2-(6a-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000093
工程1:ピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル
Figure 2023529908000094
アセトン(50mL)中の1,4-ビス(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-2-カルボン酸(5.0g、15.1mmol)及び炭酸カリウム(4.18g、30.3mmol)の溶液に、ヨードメタン(2.17g、15.3mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物をEA(100ml)に溶解し、ブライン(100mL×2)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮して、ピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル(5.2g、15.1mmol、収率99.7%)を白色固体として得た。LCMS C1629[M+H]の計算値:345.2;実測値:345.2。
工程2:2-メチルピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル
Figure 2023529908000095
THF(100mL)中のピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル(5.2g、15.1mmol)の溶液に、LiHMDS(2.8g、16.6mmol)を-78℃で添加した。混合物を-78℃で2時間撹拌し、次いで、ヨードメタン(6.4g、45.3mmol)を-78℃で添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を0℃で飽和NHCl水溶液(100ml)でクエンチし、EA(200ml)で希釈し、水(2×100mL)、次いでブライン(50ml)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を濃縮乾固した。次いで、粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100~200メッシュサイズ)(PE:EA=3:1~1:1で溶出)により精製し、2-メチルピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル(5.0g、13.9mmol、収率91.4%)を黄色油状物として得た。LCMS C1731[M+H]の計算値:359.2;実測値:359.3。
工程3:1,4-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルピペラジン-2-カルボン酸
Figure 2023529908000096
THF(12mL)/メタノール(2mL)/水(2mL)中の2-メチルピペラジン-1,2,4-トリカルボン酸1,4-ジ-tert-ブチル2-メチル(5.0g、13.9mmol)の溶液に、LiOH(713mg、17.0mmol)を添加した。混合物を50℃で16時間で撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。反応混合物をPE(100mL×2)で洗浄した。水層のpHを1N HClで3~4に調整し、次いで、EA(100mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(50ml)で洗浄し、減圧下で濃縮して、生成物1,4-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルピペラジン-2-カルボン酸(4.5g、13.1 mmol、収率93.7%)を白色固体として得た。LCMS C1629[M+H]の計算値:345.2;実測値:345.2。
工程4:2-クロロ-6a-メチル-6-オキソ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル。
Figure 2023529908000097
DCM(25mL)中の1,4-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルピペラジン-2-カルボン酸(4.2g、12.2mmol)の溶液に、DMF(1mL)及び塩化オキサリル(4.6g、36.6mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、DMF(25mL)、DIEA(10.1mL、61.0mmol)、及び5-ブロモ-6-クロロピリダジン-3-アミン(5.1g、24.4mmol)を順次添加した。得られた混合物を120℃で16時間撹拌した。反応混合物をEA(100ml)で希釈し、ブライン(30mL×2)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、分取TLC(PE:EA=1:1で抽出する)により精製し、2-クロロ-6a-メチル-6-オキソ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(1.5g、4.2mmol、収率34.7%)を黄色固体として得た。LCMS C1521ClN[M+H]の計算値:354.1;実測値:354.1。工程5:2-クロロ-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000098
THF(8mL)中の2-クロロ-6a-メチル-6-オキソ-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(87.3mg、0.25mmol)の溶液に、THF中のBH(1M、0.74mL、0.74mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。反応物をMeOH(20ml)で希釈し、80℃で更に16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製して、2-クロロ-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(40.0mg、0.12mmol、収率47.7%)を黄色固体として得た。LCMS C1523ClN[M+H]の計算値:340.2;実測値:340.1
工程6:2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000099
1,4-ジオキサン(10mL)及び水(1mL)中の2-ヒドロキシフェニルボロン酸(731mg、5.3mmol)、炭酸カリウム(1.1g、7.95mmol)、及び2-クロロ-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(900mg、2.65mmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl(216mg、0.26mmol)を添加した。混合物を105℃で16時間、N下で撹拌した。反応物をEA(200ml)で希釈し、ブライン(100mL×2)で洗浄した。有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100~200メッシュサイズ)(PE:EA=3:1~1:1で溶出する)により精製して、2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(1.0g、2.51mmol、収率95.0%)を黄色固体として得た。LCMS C2128[M+H]の計算値:398.2;実測値:398.2。
工程7:2-(6a-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
DCM(1mL)中の2-(2-ヒドロキシフェニル)-6a-メチル-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボン酸tert-ブチル(60.0mg、0.15mmol)の溶液に、TFA(1.2mL)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(5.0%~95%のHO中のCHCN(0.1%HCl)で溶出する)により精製して、2-(6a-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノールをそのHCl塩(45.0mg、0.13mmol、収率87.9%)として得た。H NMR(400MHz,CD3OD)δ7.54-7.52(m,1H),7.45-7.41(m,1H),7.26(s,1H),7.06-7.01(m,2H),4.26-4.22(m,1H),3.65-3.44(m,5H),3.24-3.12(m,2H),1.55(m,3H)。LCMS C1620O [M+H]の計算値:298.2;実測値:298.2。
中間体32:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ホルミルイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000100
工程1:2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒド
Figure 2023529908000101
MeCN(30mL)中の2-(ベンジルオキシ)エタン-1-オール(1.0g、6.6mmol)の溶液に、IBX(8.4g、19.7mmol)を添加した。混合物を90℃で10分間撹拌した。反応物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(2×10mL)、次いで飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。次いで、粗製物を、シリカゲルクロマトグラフィー(EA:PE=1:5)により精製して、2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒド(150mg、1.00mmol)を得た。LCMS C11[M+H]の計算値:151.1;実測値:151.1。
工程2:(E)-2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒドオキシム
Figure 2023529908000102
エタノール(10mL)及び水(30mL)中の2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒド(1.0g、6.7mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(508mg、7.33mmol)の溶液に、NaOH(666mg、16.6mmol)を0℃で添加した。反応物を0℃で2時間撹拌した。得られた混合物をHCl(5N)でpH2に酸性化した。混合物をEA(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(8.0mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、(E)-2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒドオキシム(500mg、3.0mmol、収率44.5%)を無色油状物として得た。LCMS C12NO[M+H]の計算値:166.1;実測値:166.1。
工程3:(Z)-2-(ベンジルオキシ)-N-ヒドロキシアセトイミドイルクロリド
Figure 2023529908000103
DMF(10mL)中の(E)-2-(ベンジルオキシ)アセトアルデヒドオキシム(500mg、3.0mmol)の溶液に、NCS(808mg、6.0mmol)を添加した。反応物を90℃で2時間撹拌した。得られた混合物をEA(50mL)で希釈し、水(2×30mL)及び飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=8:1)により精製して、(Z)-2-(ベンジルオキシ)-N-ヒドロキシアセトイミドイルクロリド(603mg、2.96mmol、収率97.8%)を無色油状物として得た。H-NMR(CDOD-d,400 MHz):δ12.080(s,1H),7.324-7.369(m,5H),4.492(s,2H),4.262(s,2H)。
工程4:2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)エタン-1-オール
Figure 2023529908000104
EA(20mL)及び水(20mL)中の(Z)-2-(ベンジルオキシ)-N-ヒドロキシアセトイミドイルクロリド(6.4g、32.1mmol)及びNaHCO(3.4g、40.1mmol)の溶液に、3-ブチン-1-オール(2.76g、39.4mmol)を添加した。反応物を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物をEA(50mL)で希釈し、次いで、水(2×30mL)及びブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)エタン-1-オール(2.7g、11.6mmol、収率36.1%)を油状物として得た。LCMS C1316NO[M+H]の計算値:234.1;実測値:234.0。
工程5:2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)酢酸
Figure 2023529908000105
水(0.20mL)及びアセトン(2mL)中の2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)エタン-1-オール(100mg、0.43mmol)の溶液に、酸化クロム(III)(65.2mg、0.43mmol)及び硫酸(0.04mL、0.43mmol)を添加した。反応物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、EA(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮して、2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)酢酸(100mg、0.40mmol、収率92.5%)を無色油状物として得た。H-NMR(CDOD-d,400MHz):δ12.858(s,1H),7.284-7.387(m,5H),6.334-6.445(s,1H),4.483-4.647(m,4H),3.884-4.031(m,2H)。
工程6:2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)酢酸エチル
Figure 2023529908000106
エタノール(5mL)中の2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)酢酸(80.0mg、0.32mmol)の溶液に、硫酸(0.1mL、0.32mmol)を添加した。反応物を70℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、EA(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮して、2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)酢酸エチル(60mg、0.21mmol、収率66.0%)を無色油状物として得た。LCMS C1518NO[M+H]の計算値:276.1;実測値:276.1。
工程7:2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチル
Figure 2023529908000107
THF(15mL)中の2-[3-(フェニルメトキシメチル)-1,2-オキサゾール-5-イル]酢酸エチル(1.0g、3.63mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(815mg、7.26mmol)の溶液に、2-ヨードプロパン(926mg、5.45mmol)を0℃で添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。混合物をEA(20mL)で希釈し、水(2×10mL)及びブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固して、2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチル(800mg、2.52mmol、収率69.4%)を油状物として得た。
工程8:2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチル
Figure 2023529908000108
DCM(5mL)中の2-(3-((ベンジルオキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチル(100mg、0.32mmol)の溶液に、三臭化リン(0.05mL、0.52mmol)を-78℃で添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。混合物をEA(30mL)で希釈し、水(2×10mL)及び飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)により精製して、2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチル(50mg、0.22mmol、収率69.8%)を無色油状物として得た。H-NMR(CDOD-d,400MHz):δ6.397(s,1H),4.446-4.516(m,2H),4.097-4.414(m,2H),3.662-3.784(m,1H),2.286-2.373(m,1H),1.166-1.286(m,3H),0.892-0.964(m,3H),0.779-0.843(m,3H)。
工程9:2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸
Figure 2023529908000109
エタノール(5mL)中の2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸エチルエチル(370mg、1.63mmol)の溶液に、NaOH(651mg、16.3mmol)を25℃で添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をEA(50mL)で希釈し、水(2×20mL)及び飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)により精製して、2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸(320mg、1.6mmol、収率98.7%)を無色油状物として得た。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ12.90(s,1H),6.364(s,1H),5.453(m,1H),4.469-4.582(m,2H),3.624-3.645(m,1H),0.954-0.971(m,3H),0.821-0.837(m,3H)。
工程10:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000110
DMF(2mL)中の2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタン酸(300.0mg、1.51mmol)の溶液に、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(1.01g、2.26mmol)、HATU(859mg、2.26mmol)、DIEA(0.75mL、4.52mmol)を添加した。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物をHOで希釈し、EA(20mLx3)で抽出した。有機層を合わせ、揮発物を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(550mg、0.88mmol、収率58.3%)を黄色油状物として得た。LCMS C3247SSi[M+H]の計算値:627.3;実測値:627.4。
工程11:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ホルミルイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(2mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(60mg、0.10mmol)の溶液に、MnO(167mg、1.91mmol)を添加した。混合物を45℃で1時間撹拌した。反応混合物をHOで希釈し、EA(10mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、揮発物を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ホルミルイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(40mg、0.06mmol、収率66.9%)を黄色油状物として得た。LCMS C3245SSi[M+H]の計算値:625.3;実測値:625.2。
中間体33:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(3-メチル-2-(3-(3-オキソプロピル)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000111
工程1-10:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(3-ヒドロキシプロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000112
表題化合物は、適切な出発材料を使用して、中間体32、工程1~工程10について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C3451SSi[M+H]のm/z計算値:655.3;実測値:655.3。
工程11:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(3-メチル-2-(3-(3-オキソプロピル)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
MeCN(5mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(3-ヒドロキシプロピル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(80mg、0.12mmol)の溶液に、IBX(104mg、0.24mmol)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。反応物を濾過し、真空中で濃縮して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(3-メチル-2-(3-(3-オキソプロピル)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(80mg、0.12mmol、収率100%)を黄色油状物として得た。LCMS C3449SSi[M+H]のm/z計算値:653.3;実測値:653.3。
中間体34:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(3-メチル-2-(3-(2-オキソエチル)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000113
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体33について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C3347SSi[M+H]のm/z計算値:639.3;実測値:639.3。
中間体35:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸
Figure 2023529908000114
工程1:(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン-2-カルボン酸メチル
Figure 2023529908000115
DMF(5mL)中の1,2-ジブロモエタン(15.3g、81.6mmol)及び(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸メチル(3.5g、8.16mmol)の溶液に、炭酸カリウム(3.4g、24.5mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEA(50mL)で希釈し、水(2×20mL)及び飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物を分取HPLC(5.0%~95%のHO中のCHCN(0.1%NH.HO)で溶出)により精製し、(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン-2-カルボン酸メチル(1.0g、1.87mmol、収率22.9%)を得た。LCMS C2238BrNSi[M+H]のm/z計算値:533.2;実測値:533.3。
工程2:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸メチル
Figure 2023529908000116
DMF(5mL)中の(S)-2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(60mg、0.16mmol)及び(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン-2-カルボン酸メチル(92.5mg、0.17mmol)の溶液に、NaHCO(132mg、1.58mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をEA(50mL)で希釈し、水(2×20mL)及びブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸メチル(18.0mg、0.021mmol、収率13.7%)を得た。LCMS C4365Si[M+H]のm/z計算値:833.5;実測値:833.3。
工程3:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸
Figure 2023529908000117
THF(2mL)及び水(2mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸メチル(30.0mg、0.04mmol)の溶液に、LiOH(15.1mg、0.36mmol)を室温で添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。混合物をEA(30mL)で希釈し、水(2×10mL)及びブライン(1×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。残留物を分取HPLC(HO中のMeCN、0.1%HClで溶出する)により精製し、des-TBS生成物(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸(18.0mg、0.025mmol、収率70.9%)を得た。LCMS C3649 [M+H]のm/z計算値:705.4;実測値:705.5。
中間体36:2-(6-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000118
工程1:4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-ホルミルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000119
DCM(70mL)中の4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.96g、10.9mmol)の溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(9.25g、21.8mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物を飽和Na水溶液(80mL)でクエンチし、DCM(80.0mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製物4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-ホルミルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.6g、9.97mmol、収率91.4%)を得た。LCMS C1419Cl[M+H]のm/z計算値:361.1;実測値:361.1。
工程2:4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000120
THF(70mL)中の4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-ホルミルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.6g、9.97mmol)の溶液に、CHMgBr(EtO中1M、19.9mL、19.9mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。反応物を飽和NHCl水溶液(80mL)でクエンチし、EA(80mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=3:1)により精製して、4-(3,6-ジクロロピリダジン-4-イル)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.1g、5.6mmol、収率56.9%)を黄色固体として得た。LCMS C1523Cl[M+H]のm/z計算値:377.1;実測値:377.0。
工程3~工程7:2-(6-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
表題化合物は、適切な出発材料を使用して、中間体9、工程2~工程6について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C1620O[M+H]のm/z計算値:298.2;実測値:298.2。H NMR(400MHz,CDOD):δ7.75-7.78(m,1H),7.16-7.24(m,2H),6.87-6.90(m,2H),3.91-4.07(m,1H),3.35-3.48(m,1H),3.11-3.30(m,2H),2.99-3.09(m,1H),2.83-2.92(m,2H),2.46-2.65(m,1H),1.22-1.29(m,3H)。
中間体37.(2S,4R)-1-((2R)-2-(3-((1-ブロモプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000121
THF(10mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(300mg、0.49mmol)、1-ブロモプロパン-2-オール(292mg、1.47mmol)、及びトリフェニルホスフィン(385mg、1.47mmol)の溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(297mg、1.47mmol)を0℃で滴加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーPE:EA=2:1)により精製し、(2S,4R)-1-((2R)-2-(3-((1-ブロモプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(300mg、0.41mmol、収率83.5%)を得た。LCMS C3450BrNSSi[M+H]のm/z計算値:733.2;実測値:733.4。
中間体38.(S)-2-(8-(2-アミノエチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000122
工程1:(S)-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)カルバメミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000123
DMF(3mL)中の(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(29mg、0.10mmol)、(2-ブロモエチル)カルバミン酸tert-ブチル(24.1mg、0.11mmol)、及びNaHCO(82.1mg、0.98mmol)の混合物を、65℃で16時間撹拌した。反応混合物をEA(40mL)で希釈し、HO(15mLx3)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層を、分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、(S)-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(40mg、0.094mmol、収率95.9%)を淡黄色固体として得た。LCMS C2231[M+H]のm/z計算値:427.2;実測値:427.1。
工程2:(S)-2-(8-(2-アミノエチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
DCM(10mL)中の(S)-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(40mg、0.094mmol)の溶液に、TFA(1.0mL)を添加した。混合物を25℃で10時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去して、粗製の(S)-2-(8-(2-アミノエチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノールをそのTFA塩(40mg)として得た。LCMS C1723O[M+H]のm/z計算値:327.2;実測値:327.2。
中間体39.(S)-1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン
Figure 2023529908000124
工程1:(S)-(1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000125
TEA(2.1mL、15.0mmol)を、DCM(10mL)中の(S)-1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)エタン-1-アミン(1.0g、5mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(1.6g、7.5mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を25℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を水(3×10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、(S)-(1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(1.2g、3.8mmol、収率76.0%)を無色固体として得た。LCMS C1318BrFNO[M+H]のm/z計算値:318.0;実測値:318.0。
工程2:(S)-(1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000126
酢酸パラジウム(5.71mg、0.03mmol)を、DMF(2mL)中の(S)-(1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(90.0mg、0.25mmol)、酢酸カリウム(50mg、0.51mmol)、及び4-メチル-1,3-チアゾール(50.5mg、0.51mmol)の溶液に添加した。得られた混合物に、窒素を3回パージした。反応混合物を90℃に加熱し、16時間撹拌した。合わせた反応混合物をEtOAc(25mL)で希釈し、水(4×10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をPE/EA(6/1)を用いた分取TLCにより精製して、(S)-(1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(36mg、0.093mmol、収率36.5%)を得た。LCMS C1722FNS[M+H]のm/z計算値:337.1;実測値:337.3。
工程3:(S)-1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン
TFA(1.0mL)を、DCM(5mL)中の(S)-(1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(15mg、0.04mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去して、(S)-1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン(10mg、0.04mmol、収率94.9%)を油状物として得た。LCMS C1214FNS[M+H]のm/z計算値:237.1;実測値:237.1。
中間体40.(S)-1-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エタン-1-アミン
Figure 2023529908000127
工程1:(S)-(1-(4-ブロモフェニル)エチル)カルバメミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000128
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体39、工程1について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C11BrNO[M+H-tBu]のm/z計算値:244.0;実測値:244.2。
工程2:(S)-(1-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000129
CuI(74mg、0.39mmol)を、DMSO(3mL)中の(S)-(1-(4-ブロモフェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(1.2g、3.9mmol)、2-メチル-1H-イミダゾール(640mg、7.8mmol)、炭酸セシウム(2.5g、7.8mmol)、及びプロリン(899mg、7.8mmol)の溶液に添加した。得られた混合物に、窒素を3回パージした。反応混合物を130℃に加熱し、2時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、EA(3×20mL)で抽出した。有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をEA/PE(2/1)を用いた分取TLCによって精製して、(S)-(1-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(120mg、0.38mmol、収率9.7%)を黄色油状物として得た。LCMS C1724[M+H]のm/z計算値:302.2;実測値:302.1
工程3:(S)-1-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エタン-1-アミン
TFA(1.0mL)を、DCM(5mL)中の(S)-(1-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(15mg、0.05mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去して、(S)-1-(2-フルオロ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン(10mg、0.05mmol、収率99.8%)を油状物として得た。LCMS C1216[M+H]のm/z計算値:202.1;実測値:202.1。
中間体41.(S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン
Figure 2023529908000130
工程1:(S,E)-N-(1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
Figure 2023529908000131
THF(10mL)中の1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エタノン(1.0g、4.4mmol)の溶液に、チタンエトキシド(2.0g、8.7mmol)及び(R)-tert-ブタンスルフィンアミド(635mg、5.24mmol)を添加した。Nで3回パージした後、混合物を70℃で12時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、EA(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=20:1~3:1)により精製し、(S,E)-N-(1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(400mg、1.2mmol、収率27%)を黄色油状物として得た。LCMS C1319BrNOS[M+H]のm/z計算値:332.0;実測値:332.0。
工程2:N-((S)-1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
Figure 2023529908000132
THF(20mL)中の(S,E)-N-(1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(400mg、1.2mmol)の溶液に、添加し、L-セレクトリド(1M、8.73mL、8.73mmol)を0℃で。Nで3回パージした後、混合物を70℃で12時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、EA(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、真空中で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=20:1~1:1)により精製して、N-((S)-1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(206mg、0.59mmol、収率51.2%)を黄色油状物として得た。LCMS C1321BrNOS[M+H]のm/z計算値:334.0;実測値:334.1。
工程3:N-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
Figure 2023529908000133
1,4-ジオキサン(5mL)中のN-((S)-1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(175mg、0.52mmol)及びビス(ピナコラト)ジボロン(200mg、0.79mmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl(38mg、0.05mmol)及び酢酸カリウム(154mg、1.57mmol)を添加した。得られた溶液をN雰囲気下、90℃で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1~1:1)により精製して、N-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(160mg、0.4mmol、収率76.8%)を固体として得た。LCMS C1933BNOS[M+H]のm/z計算値:382.2;実測値:382.3。
工程4:N-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
Figure 2023529908000134
1,4-ジオキサン(5mL)中のN-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(100mg、0.26mmol)及び5-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール(70mg、0.39mmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl(19mg、0.03mmol)及び酢酸カリウム(77mg、0.79mmol)を添加した。得られた溶液をN雰囲気下、90℃で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)により精製して、N-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(50mg、0.14mmol、収率52%)を固体として得た。LCMS C1725[M+H]のm/z計算値:353.1;実測値:353.3。
工程5:(S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン
ジオキサン中のHCl(1M、1.42mL、1.42mmol)中のN-((S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(100mg、0.28mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去して、(S)-1-(2-メトキシ-4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン(60mg、0.24mmol、収率85%)を黄色固体として得、これを次の工程に直接使用した。LCMS C1317OS[M+H]のm/z計算値:249.1;実測値:249.2。
中間体45.(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)--N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000135
工程1:(R)-(1-(4-ブロモフェニル)-2-((tert-ブトキシカルボニル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000136
DCM(100mL)中の(2S)-2-アミノ-2-(4-ブロモフェニル)エタノール(1.0g、4.6mmol)の溶液に、二炭酸ジ-tertブチル(3.0g、13.9mmol)及びトリエチルアミン(3.2mL、23.1mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=100:1~5:1)により精製して、(R)-(1-(4-ブロモフェニル)-2-((tert-ブトキシカルボニル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(1.4g、3.4mmol、収率72.6%)を無色油状物として得た。LCMS C1827BrNO[M+H]のm/z計算値:416.1;実測値:416.1。
工程2:(R)-(2-((tert-ブトキシカルボニル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000137
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体39、工程2について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C2231S[M+H]のm/z計算値:435.2;実測値:435.1。
工程3:(R)-2-アミノ-2-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-オール
Figure 2023529908000138
DCM(10mL)中の(R)-(2-((tert-ブトキシカルボニル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(1.0g、2.3mmol)の溶液に、TFA(10mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去して、(R)-2-アミノ-2-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-オール(741mg、2.2mmol、収率99%)を褐色油状物として得た。LCMS C1215OS[M+H]のm/z計算値:235.1;実測値:235.2。
工程4:(R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン
Figure 2023529908000139
DCM(10mL)中の(R)-2-アミノ-2-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-オール(850mg、3.63mmol)の溶液に、イミダゾール(741mg,10.9mmol)及びtert-ブチルジメチルクロロシラン(820mg、5.44mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)により精製して、(R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン(500mg、1.24mmol、収率34.3%)を黄色油状物として得た。LCMS C1829OSSi[M+H]のm/z計算値:349.2;実測値:349.2。
工程5:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000140
DMF(10mL)中の(R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エタン-1-アミン(360mg、1.03mmol)及び(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸(639mg、1.55mmol)の撹拌溶液に、HATU(141mg、2.07mmol)及びDIPEA(0.54mL、3.1mmol)を室温で添加した。16時間後、水(20ml)を添加し、得られた混合物をEA(20ml×3)で抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)により精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボキサミド(200mg、0.23mmol、収率22.6%)を黄色固体として得た。LCMS C3759SSi[M+H]のm/z計算値:743.4;実測値:743.5。
工程6:(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DMF(10mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)-1-(2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボキサミド(40.0mg、0.05mmol)及び1,2-ジブロモエタン(15.2mg、0.08mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(0.06mL、0.11mmol)を室温で添加した。16時間後、水(20ml)を添加し、得られた混合物をEA(20ml×3)で抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(DCM:MeOH=20:1)により精製して、(2S,4R)-1-(2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((R)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(40.6mg、0.048mmol、収率89.2%)を黄色固体として得た。LCMS C3962BrNSSi[M+H]のm/z計算値:849.3;実測値:849.5。
中間体50.(2S,4R)-1-(2-(3-((1-ブロモブタン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000141
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体37について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C3552BrNSSi[M+H]のm/z計算値:747.3;実測値:747.3。
中間体52.(2S,4R)-1-((S)-2-(2-(2-クロロエトキシ)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000142
DMF(2mL)中の(2S,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(50mg、0.11mmol)の溶液に、(2-クロロエトキシ)酢酸(18.7mg、0.13mmol)、2-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(64mg、0.17mmol)及びTEA(0.08mL、0.45mmol)を添加した。混合物を、Nの雰囲気下、110℃で4時間撹拌した。反応物をHOでクエンチし、EA(10.0mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製して、(2S,4R)-1-((S)-2-(2-(2-クロロエトキシ)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(57mg、0.10mmol、収率89.7%)を白色固体として得た。LCMS C2738ClNS[M+H]のm/z計算値:565.2;実測値:565.0。
中間体59.3-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロパナール
Figure 2023529908000143
工程1:2-(8-(2-(1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000144
DMF(2mL)中の2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(60mg、0.21mmol)の撹拌溶液に、2-(2-ブロモエチル)-1,3-ジオキソラン(96mg、0.53mmol)及び炭酸カリウム(218mg、1.58mmol)を室温で添加した。2時間後、揮発物を除去し、次いで、残留物を分取TLC(EA)により精製して、所望の生成物(40mg、0.10mmol、収率48%)を白色固体として得た。LCMS C2026[M+H]のm/z計算値;384.4;実測値:384.2。
工程2:3-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロパナール
MeCN(2mL)中の2-(8-(2-(1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(60mg、0.16mmol)の撹拌溶液に、HCl水溶液(1N、1mL)を室温で添加した。16時間後、反応混合物をNaHCO水溶液でクエンチし、EA(30mL)で抽出した。有機層を濃縮して、3-[4-(2-ヒドロキシ-フェニル)-1,5,6,8,12-ペンタアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2,4,6-トリエン-12-イル]プロパナール(35mg、0.10mmol、収率65.9%)を得た。LCMS C1822[M+H]のm/z計算値:340.2;実測値:340.1。
中間体60.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-3-メチル-2-(3-(ピロリジン-3-イルオキシ)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000145
工程1:3-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000146
(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(500mg、0.82mmol)及びトリフェニルホスフィン(428mg、1.6mmol)の混合物を、PhMe中で共沸させた。THF(30mL)を添加し、続いて、3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(306mg、1.6mmol)及びDIAD(0.45mL、1.63mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(DCM:MeOH=100:1~25:1で溶出する)により精製して、所望の生成物(480mg、0.45mmol、収率56.3%)を黄色油状物として得た。LCMS C4060SSi[M+H]のm/z計算値:782.4;実測値:782.4。
工程2:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-3-メチル-2-(3-(ピロリジン-3-イルオキシ)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(5mL)中の3-((5-((R)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(300mg、0.29mmol)の撹拌溶液に、TFA(1.9mL)を25℃で添加した。2時間後、揮発物を除去して、粗製の生成物(400mg、0.68mmol、収率100%)を黄色固体として得た。LCMS C2938S[M+H]のm/z計算値:568.3;実測値:568.4。
中間体62.4-ホルミル-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000147
THF(3.0mL)中の(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(1.58g、4.6mmol)の撹拌溶液に、LiHMDS(THF中1M、4.6mL、4.6mmol)を0℃で添加した。30分後、3-フルオロ-4-オキソピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(500mg、2.3mmol)を添加した。更に2時間後、反応物をHO(20mL)でクエンチし、EA(20mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE:EA=5:1)により精製して、4-ホルミル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(370mg、1.75mmol、収率76.0%)を無色油状物として得た。LCMS C10NO[M+H-56]のm/z計算値:156.0;実測値:156.1。
中間体64.4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-3-オール
Figure 2023529908000148
工程1:3-ヒドロキシ-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000149
エタノール(5mL)中の(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(50mg、0.18mmol)の溶液に、6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボン酸tert-ブチル(327mg、1.76mmol)を添加し、溶液を80℃で6時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を分取TLCにより精製して、所望の生成物(60mg、0.12mmol、収率72.5%)を得た。LCMS C2433[M+H]のm/z計算値:469.2;実測値:469.2。
工程2:4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-3-オール
DCM(1.5mL)中の3-ヒドロキシ-4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(60mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、TFA(1mL)を室温で添加した。2時間後、揮発物を減圧下で除去して、4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-3-オールをそのTFA塩(60mg、0.16mmol、収率100%)として得た。LCMS C1925[M+H]のm/z計算値:369.2;実測値:369.2。
中間体65.4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-3-オール
Figure 2023529908000150
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体64について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C20276[M+H]のm/z計算値:383.2;実測値:383.2。
中間体67.(S)-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)(ピペリジン-4-イル)メタノン
Figure 2023529908000151
工程1:(S)-4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボニル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000152
DMF(10mL)中の(R)-2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(200mg、0.71mmol)、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸(135mg、0.59mmol)、及びDIEA(0.29mL、1.76mmol)の撹拌溶液に、HATU(671mg、1.76mmol)を30℃で添加した。16時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN:(0.1%NH.HO)で溶出する)により精製して、所望の生成物(170mg、0.33mmol、収率46.4%)を黄色固体として得た。LCMS C2635[M+H]のm/z計算値:495.3;実測値:495.3。
工程2:(S)-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)(ピペリジン-4-イル)メタノン
DCM(2mL)中の(S)-4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-カルボニル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(170mg、0.34mmolの撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を室温で添加した。16時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN:(0.1%NH.HO)で溶出する)により精製して、所望の生成物(150mg、0.38mmol、収率99%)を白色固体として得た。LCMS C2127[M+H]のm/z計算値:395.2;実測値:395.2。
中間体68.2-(8-(メチル(ピペリジン-4-イル)アミノ)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000153
工程1:4-ヒドロキシピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル
Figure 2023529908000154
THF(80mL)中の4-オキソピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル(4.9g、19.0mmol)の撹拌溶液に、L-セレクトリド(1M、28.6mL、28.6mmol)を-78℃で添加した。1時間後、反応物をNHCl水溶液(70mL)でクエンチし、EA(100mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE:EA=2:1)により精製して、4-ヒドロキシピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル(4.90g、18.9mmol、収率99%)を白色固体として得た。
工程2:4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル
Figure 2023529908000155
DMF(60mL)中の4-ヒドロキシピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル(4.4g、17.0mmol)の撹拌溶液に、イミダゾール(5.8g、84.8mmol)及びTBSCl(7.7g、50.9mmol)を25℃で添加した。16時間後、反応物をHO(400mL)でクエンチし、EA(150mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE:EA=10:1)で精製して、4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル(5.6g、14.9mmol、収率87.5%)を無色油状物として得た。LCMS C1835NNaOSi[M+Na]のm/z計算値:396.2;実測値:396.5。
工程3:4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000156
THF(70mL)中の4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-1,2-ジカルボン酸1-(tert-ブチル)2-メチル(5.6g、14.9mmol)の撹拌溶液に、LiAlH(0.85g、22.3mmol)を0℃で添加した。2時間後、反応物をHO(0.90mL)、NaOH水溶液(15%、0.90mL)、及びHO(2.70mL)でクエンチした。得られた混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE:EA=10:1~PE:EA=5:1)により精製して、所望の生成物(4.0g、11.6mmol、収率77.9%)を無色油状物として得た。LCMS C1736NOSi[M+H]のm/z計算値:346.2;実測値[M+H-100]:246.2。
工程4:(4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-2-イル)メタノール
Figure 2023529908000157
DCM(50mL)中の4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.3g、9.6mmol)の撹拌溶液に、TFA(15mL)を0℃で添加した。2時間後、揮発物を減圧下で除去した。残留物をNaOH水溶液(2N、30mL)で処理し、DCM:MeOH=20:1(30mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗製の生成物(2.6g、8.5mmol、収率89%)を得た。LCMS C1228NOSi[M+H]のm/z計算値:246.2;実測値:246.2。
工程5-8:8-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000158
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、中間体9、工程1~工程4について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C2136ClNSi[M+H]のm/z計算値:455.2;実測値:455.3。
工程9:2-クロロ-8-ヒドロキシ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000159
THF(5mL)中の8-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル(170mg、0.37mmol)の撹拌溶液に、TBAF(0.75mL、0.75mmol)を0℃で添加した。1時間後、反応物をEA(30mL)で希釈し、HO(20mL×3)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)により精製して、所望の生成物(120mg、0.35mmol、収率94.2%)を白色固体として得た。LCMS C1522ClN[M+H]のm/z計算値:341.1;実測値:341.1。
工程10:2-クロロ-8-オキソ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000160
DCM(5mL)中の2-クロロ-8-ヒドロキシ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボキン酸tert-ブチル(110mg、0.32mmol)の撹拌溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(274mg、0.65mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。反応物をDCM(30mL)で希釈し、NaHCO水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)により精製し、所望の生成物(100mg、0.29mmol、収率91.4%)を白色固体として得た。LCMS C1520ClN[M+H]のm/z計算値:339.1;実測値:339.2。
工程11:8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000161
メタノール(5.00mL)中の2-クロロ-8-オキソ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル(80mg、0.24mmol)の撹拌溶液に、4-アミノ-1-boc-ピペリジン(47.3mg、0.24mmol)、1滴のAcOH、及びNaBHCN(29.7mg、0.47mmol)を25℃で添加した。3時間後、反応物をDCM(40mL)で希釈し、NaHCO水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)により精製し、所望の生成物(80mg、0.15mmol、収率64.7%)を白色固体として得た。LCMS C2540ClN[M+H]のm/z計算値:523.3;実測値:523.3。
工程12:8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)アミノ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000162
メタノール(3mL)中の8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル(60mg,0.11mmol)の撹拌溶液に、HO/MeOH中の37重量%ホルムアルデヒド溶液(0.02mL、0.57mmol)、1滴のAcOH、及びNaBHCN(21.6mg、0.34mmol)を25℃で順次添加した。16時間後、反応物をDCM(40mL)で希釈し、NaHCO水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)により精製して、所望の生成物(60mg、0.11mmol、収率97.3%)を白色固体として得た。LCMS C2641ClNaN[M+Na]のm/z計算値:559.3;実測値:559.3。
工程13:8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)アミノ)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000163
1,4-ジオキサン(8.00mL)及び水(0.80mL)中の8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)アミノ)-2-クロロ-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル(100mg、0.19mmol)及び2-ヒドロキシフェニルボロン酸(103mg、0.74mmol)の溶液に、炭酸カリウム(129mg、0.93mmol)及びPd(dppf)Cl(15.2mg、0.02mmol)を25℃で添加した。混合物を100℃で18時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(DCM:MeOH=80:1~DCM:MeOH=30:1)により精製して、所望の生成物(50mg、0.08mmol、収率45.1%)を淡黄色固体として得た。LCMS C3247[M+H]のm/z計算値:595.4;実測値:595.4。
工程14:2-(8-(メチル(ピペリジン-4-イル)アミノ)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
DCM(3.00mL)中の8-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)アミノ)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5-カルボン酸tert-ブチル(50mg、0.08mmol)の撹拌溶液に、TFA(1.5mL)を25℃で添加した。1時間後、揮発物を減圧下で除去して、粗製の2-(8-(メチル(ピペリジン-4-イル)アミノ)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピリド[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(50mg、0.07mmol、収率80.7%)を得た。LCMS C2231O[M+H]のm/z計算値:395.3;実測値:395.3。
中間体69.2-((6aR,9S)-9-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール
Figure 2023529908000164
工程1:O-ベンジル-N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリル-L-アラニン酸(alaninate)メチル
Figure 2023529908000165
CHCl(451mL)中のO-ベンジル-N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリン(20.0g、67.7mmol)及び1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(11.0g、81.3mmol)の撹拌懸濁液に、DIPEA(14.2mL、81.3mmol)を0℃で添加した。反応混合物を、EDCI(15.6g、81.3mmol)を添加し、0℃で15分間撹拌した。次いで、反応混合物を、DIPEA(14.2mL、81.3mmol)及びDMF(30mL)中のL-セリンメチルエステル塩酸塩(11.3g、81.3mmol)の混合物に0℃で5分間かけて滴加した。反応物を室温に温め、3時間撹拌した。反応物を水(500mL)を添加し、DCM(300mL×3)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル及びヘプタン、0%~100%)により精製して、O-ベンジル-N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリル-L-アラニン酸メチル(26.1g、収率:99%)を得た。LCMS C1928(M+H)の計算値:m/z=381.2;実測値:381.0。
工程2:O-ベンジル-L-セリル-L-アラニン酸メチル
Figure 2023529908000166
DCM(260mL)中のO-ベンジル-N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリル-L-アラニン酸メチル(26.1g、68.6mmol)の溶液に、TFA(51.4mL、672.3mmol)を室温で添加した。反応物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を、飽和NaHCO水溶液によりpH7~pH8に塩基性化し、DCM(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×1)で洗浄した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を精製せずに次の工程に直接使用した(16.9g粗製物)。LCMS C1420(M+H)の計算値:m/z=281.1;実測値:281.0。
工程3:(3S,6S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-6-メチルピペラジン-2,5-ジオン
Figure 2023529908000167
ジオキサン(169mL)中のO-ベンジル-L-セリル-L-アラニン酸メチル(16.9g、60.3mmol)の溶液に、100℃で一晩撹拌した。反応物を室温に冷却した(白色固体が沈殿した)。白色の沈殿物を濾過し、収集し、冷MTBE(100mL)で洗浄して、(3S,6S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-6-メチルピペラジン-2,5-ジオン(11g、収率:73%)を得た。
工程4:(2R,5S)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-メチルピペラジン
Figure 2023529908000168
THF(201mL)中の(3S,6S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-6-メチルピペラジン-2,5-ジオン(9.0g、36.3mmol)の溶液に、氷水浴下でボランジメチルスルフィド錯体(27.5mL、290.0mmol)を添加した。反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を氷水浴下で冷却し、MeOH(200mL)をゆっくり添加した。反応混合物を室温に温め、1N HCl水溶液を添加してpH3にし、次いで、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を、1N NaOH水溶液によりpH12に塩基性化し、CHCl(200mLx3)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を精製することなく次の工程に直接使用した(9.8gの粗製物)。LCMS C1320O(M+H)の計算値:m/z=221.2;実測値:221.2。
工程5:((2R,5S)-5-メチルピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2023529908000169
DCM(13mL)中の(2R,5S)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-メチルピペラジン(0.29g、1.3mmol)の溶液に、DCM溶液中1M BCl(5.2mL、5.2mmol)を-78℃で添加した。反応物をゆっくりと室温に温め、一晩撹拌した。反応物を氷水浴下で冷却し、MeOH(10mL)をゆっくり添加した。反応混合物を濃縮乾固した。残留物を精製することなく次の工程に直接使用した(0.23gの粗製物)。LCMS C14O(M+H)の計算値:m/z=131.1;実測値:131.0。
工程6:(2R,5S)-2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルピペラジン-1,4-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル
Figure 2023529908000170
DCM(376mL)中の(2R,5S)-5-メチルピペラジン-2-イル)メタノール(9.0g、69.1mmol)の溶液に、TEA(120.0mL,864.0mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(45.3g、207.0mmol)を0℃で添加した。反応物を室温で一晩撹拌し、次いで、濃縮乾固した。残留物を精製せずに次の工程に直接使用した(24.0gの粗製物)。LCMS C1630(M+H)の計算値:m/z=331.2;実測値:331.0。
工程7:(2S,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000171
EtOH(78.5mL)中の(2R,5S)-2-(ヒドロキシメチル)-5-メチルピペラジン-1,4-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(14.0g、42.4mmol)の溶液に、水(78.5mL)中のNaOH(8.5g、211.9mmol)の溶液を添加した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。反応物を室温に冷却し、1N HCl水溶液を添加してpH9にし、CHCl(100mLx3)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM及び0.1%TEAを含むMeOH、0%~10%)により精製して、(2S,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.7g、収率:28%)を得た。LCMS C1122(M+H)の計算値:m/z=231.2;実測値:231.0。
工程8-12:(6aR,9S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-9-メチル-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル
Figure 2023529908000172
表題化合物は、適切な出発材料を使用して、中間体9、工程1~工程5について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C2635(M+H)の計算値:m/z=498.3;実測値:498.5。
工程13:2-((6aR,9S)-9-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体69)
i-PrOAc中2M HCl(21mL)を、(6aR,9S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-9-メチル-6a,7,9,10-テトラヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-5,8(6H)-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(1.07g、2.15mmol)に添加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。出発材料を最初に溶解し、5分後に沈殿させた。固体を濾別し、EtOAc及びヘプタンで少量ずつ洗浄し、空気流下で乾燥させて、所望の生成物、2-((6aR,9S)-9-メチル-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(626mg)を白色固体として得た。LCMS C1620O(M+H)の計算値:m/z=298.2;実測値:298.0。H NMR(300MHz,CDCl)δ7.55(d,J=9.0Hz,1H),7.44(t,J=6.0Hz,1H),7.30(s,1H),7.04(t,J=6.0,2H),4.25(dd,J=15.0,3.0,1H),4.10-4.03(m,2H),3.74(dd,J=12.0,6.0,2H),3.55-3.37(m,3H),1.48(d,J=6.0,3H)。
実施例の合成
本明細書に開示される実施例は、本発明の実施形態である。
実施例1a及び1b.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例1a及び実施例1b)。
Figure 2023529908000173
DMF(5mL)中の2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)(30mg、0.11mmol)の溶液に、(2S,4R)-1-((S)-2-(2-クロロアセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体6)(55.2mg、0.11mmol)及びNaHCO(26.7mg、0.32mmol)を添加した。混合物を60℃で18時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物を分取HPLC、5%~95%のHO中のMeCN(0.1%NHOH)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例1a)(12mg、0.015mmol、収率14%)を白色固体として得た。LCMS C4049Sの計算値:767.36;実測値:LCMS[m/z]:769.0。H NMR(DMSO-d+DO,400MHz):δ14.73(s,1H),8.98(s,1H),8.41(s,1H),7.94-7.95(m,1H),7.76-7.79(m,1H),7.19-7.44(m,9H),6.85-6.86(m,3H),5.13(s,1H),4.87-4.90(m,1H),4.43-4.53(m,2H),4.30(s,1H),4.08-4.12(m,1H),3.61(s,2H),3.44-3.47(m,1H),2.95-3.21(m,8H),2.33-2.45(m,7H),2.10(br,3H),1.82(br,2H),1.24-1.50(m,8H),0.95(s,9H),0.77(br,2H)、及び(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例1b)。LCMS C4049Sの計算値:767.36;実測値:LCMS[m/z]:769.0 H NMR(DMSO-d+DO,400MHz):δ14.73(s,1H),8.98(s,1H),8.41(s,1H),7.94-7.95(m,1H),7.76-7.79(m,1H),7.19-7.44(m,8H),6.85-6.86(m,2H),5.13(s,1H),4.87-4.90(m,1H),4.43-4.53(m,2H),4.30(s,1H),4.12-4.15(m,1H),3.61(s,2H),3.44-3.47(m,1H),2.95-3.21(m,8H),2.33-2.45(m,7H),2.10(br,2H),1.82(br,1H),1.24-1.50(m,8H),0.95(s,9H),0.85(br,2H)。
以下の表中の実施例は、実施例1と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000174
Figure 2023529908000175
実施例3.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(2-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、三塩酸塩(実施例3)。
Figure 2023529908000176
DMF(3mL)中の2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル]フェノール(中間体8)(25mg、0.07mmol)及び(2S,4R)-1-((S)-2-(2-クロロアセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体6)(37.7mg、0.07mmol)、NaHCO(276mg、3.3mmol)の混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾固し、残留物を分取HPLC(HO中のCHCN(10%~95%の0.1%HCl)で溶出)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(2-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド、三塩酸塩(実施例3)(12.0mg、0.011mmol、収率16.4%)を淡黄色固体として得た。LCMS C466010Sの計算値:864.3;実測値:LCMS[m/z]=865.4。HNMR (400MHz,CDOD-d)δ9.01-9.03(m,1H),8.47-7.49(m,1H),7.50-7.59(m,5H),7.41-7.45(m,1H),7.36(s,1H),7.03-7.07(m,2H),4.97-5.05(m,2H),4.45-4.66(m,4H),4.26-4.29(m,1H),3.60-4.14(m,10H),3.45-3.52(m,3H),3.01-3.31(m,4H),2.64(s,3H),2.36-2.44(m,1H),2.16-2.35(m,2H),1.90-2.01(m,1H),1.72-1.79(m,2H),1.51-1.63(m,3H),1.01-1.07(m,9H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例3と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000177
Figure 2023529908000178
Figure 2023529908000179
実施例4.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例4)。
Figure 2023529908000180
工程a.(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(17)の合成。
DMF(3mL)中の2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体1)(22.0mg、0.06mmol)及び(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体4)(30mg、0.04mmol)の溶液に、NaHCO(36.0mg、0.4mmol)を室温で添加し、混合物を60℃で16時間撹拌した。反応物をEtOAc(20ml)に溶解し、有機物を水(20mL×3)及びブライン(20mL)で洗浄した。次いで、有機物を分離し、乾燥(MgSO)させた後、真空中で濃縮乾固した。次いで、粗製の生成物を分取HPLC(0.1%HCl、10%~90%の水中のMeCN)により精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(17)(15mg、0.02mmol、収率31%)を粘着性の無色固体として得た。LCMS C4863SSiの計算値:921.4;実測値:LCMS[M+H]:922.5。
工程b.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例4)の合成。
TFA(1.0mL、13mmol)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(17)(15.0mg、0.02mmol)の溶液に。溶液を50℃で2時間撹拌した。溶液を濃縮し、残留物を分取HPLC(10%~90%のHO:CHCN(0.1%NHOH)で溶出)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(2-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例4)(7.2mg、0.01mmol、収率52%)を白色固体として得た。LCMS C4249Sの計算値:807.35;実測値:LCMS[M+H]:808.0。H NMR(400MHz,MeOD):δ8.87(s,1H),7.76-7.78(m,1H),7.36-7.45(m,4H),7.15-7.23(m,2H),6.87-6.90(m,2H),5.97-6.03(m,1H),5.00-5.04(m,1H),4.37-4.51(m,4H),3.48-3.95(m,5H),2.86-3.29(m,5H),2.48-2.51(m,3H),1.90-2.45(m,5H),1.49-1.65(m,3H),1.01-1.10(m,3H),0.80-0.90(m,3H)。
実施例4a.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000181
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、実施例4について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C4250S [M+H]のm/z計算値:808.4;実測値:808.1。H NMR(400MHz,CDOD):δ8.84(s,1H),7.74-7.76(m,1H),7.34-7.45(m,4H),7.10-7.23(m,2H),6.87-6.90(m,2H),5.97-6.03(m,1H),5.00-5.04(m,1H),4.37-4.51(m,4H),3.46-3.90(m,5H),2.86-3.29(m,6H),2.48-2.51(m,3H),1.90-2.45(m,5H),1.49-1.65(m,3H),1.01-1.10(m,3H),0.80-0.90(m,3H)。
実施例4b.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-((R)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000182
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、実施例4について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C4250S [M+H]のm/z計算値:808.4;実測値:808.0。
実施例5.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(3-(2-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例5)。
Figure 2023529908000183
工程a.(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(2-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(18)の合成。
DMF(3mL)中の(2S,4R)-1-((R)-2-(3-(2-ブロモエトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体4)(55.8mg、0.08mmol)及び2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体8)(25mg、0.07mmol)の溶液に、NaHCO(55.2mg、0.66mmol)及びヨウ化ナトリウム(0.48mg、0.003mmol)を室温で添加し、混合物溶液を60℃で16時間撹拌した。残留物をEtOAc(10mL)で抽出し、有機物を水(30mL×2)及び飽和ブライン(30ml)で洗浄した。次いで、有機物を分離し、MgSOで乾燥させた後、濃縮乾固した。次いで、粗製の生成物を分取TLC(PE:EtOAc=1:2)により精製して、(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-1-[(2R)-2-[3-[2-[4-[[4-(2-ヒドロキシフェニル)-1,5,6,8,12-ペンタアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2(7),3,5-トリエン-12-イル]メチル]ピペリジン-1-イル]エトキシ]-1,2-オキサゾール-5-イル]-3-メチルブタノイル]-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(18)(50mg、0.05mmol、収率75%)を固体として得た。LCMS C547410SSiの計算値:1018.4;実測値:LCMS[M+H]:1019.6。
工程b.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(3-(2-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(実施例5)。
トリフルオロ酢酸(1.5mL、20mmol)中の(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-1-[(2R)-2-[3-[2-[4-[[4-(2-ヒドロキシフェニル)-1,5,6,8,12-ペンタアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2(7),3,5-トリエン-12-イル]メチル]ピペリジン-1-イル]エトキシ]-1,2-オキサゾール-5-イル]-3-メチルブタノイル]-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(18)(50mg、0.05mmol)の溶液を、45℃で2時間撹拌した。混合物溶液を濃縮し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN(0.1%HCl)で溶出)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-[(2R)-2-[3-[2-[4[[4-(2-ヒドロキシフェニル)-1,5,6,8,12-ペンタアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2(7),3,5-トリエン-12-イル]メチル]ピペリジン-1-イル]エトキシ]-1,2-オキサゾール-5-イル]-3-メチルブタノイル]-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド;三塩酸塩(実施例6)(21mg、0.02mmol、収率38%)を黄色固体として得た。LCMS C486010Sの計算値:904.4;実測値:LCMS[M+H]:905.5。H NMR(400MHz,MeOD):δ10.00(s,1H),7.36-7.58(m,7H),7.02-7.06(m,2H),6.06-6.11(m,1H),5.02-5.05(m,1H),4.23-4.64(m,6H),3.62-3.96(m,11H),3.31-3.50(m,2H),3.18-3.29(m,4H),2.56(s,3H),1.72-2.45(m,8H),1.49-1.65(m,3H),1.01-1.10(m,3H),0.80-0.90(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例5と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000184
Figure 2023529908000185
Figure 2023529908000186
Figure 2023529908000187
Figure 2023529908000188
Figure 2023529908000189
Figure 2023529908000190
Figure 2023529908000191
Figure 2023529908000192
Figure 2023529908000193
Figure 2023529908000194
Figure 2023529908000195
Figure 2023529908000196
Figure 2023529908000197
Figure 2023529908000198
Figure 2023529908000199
Figure 2023529908000200
Figure 2023529908000201
Figure 2023529908000202
Figure 2023529908000203
Figure 2023529908000204
Figure 2023529908000205
Figure 2023529908000206
Figure 2023529908000207
Figure 2023529908000208
Figure 2023529908000209
実施例8.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000210
工程1:3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000211
表題化合物は、中間体6の代わりに3-ブロモプロパン酸tert-ブチルを用いて、実施例3について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C2841[M+H]のm/z計算値:509.3;実測値:509.1
工程2:3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸
Figure 2023529908000212
DCM(3mL)中の3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸tert-ブチル(27.0mg、0.05mmol)及びTFA(0.5mL、6.53mmol)の溶液に、混合溶液を25℃で1時間撹拌した。残留物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(2×10mL)、次いで飽和ブライン(1×10mL)で洗浄した有機層。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮乾固させた。残留物を分取TLC(PE:EA=1:2)により精製して、3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸(20mg、0.04mmol、収率83.3%)を固体として得た。LCMS C2433[M+H]のm/z計算値:453.2;実測値:453.2。
工程3:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DMF(1mL)中の(2S,4R)-1-[(2S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル]-4-ヒドロキシ-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(23.6mg、0.05mmol)、DIEA(0.02mL、0.13mmol)、及び3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸(20.0mg、0.04mmol)の混合物に、HATU(33.6mg、0.09mmol)を添加し、混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残留物を分取HPLC(HO中のCHCN(10%~95%の0.1%NH.HO)で溶出する)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(3-(4-((2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(1.63mg、0.002mmol、収率3.8%)を淡黄色固体として得た。LCMS C476310S[M+H]のm/z計算値:879.5;実測値:879.6。HNMR(CDOD,400MHz):δ8.97(m,1H),7.76-7.74(m,1H),7.45-7.41(m,4H),7.28-7.20(m,2H),6.85-6.82(m,2H),4.97-5.05(m,2H),4.45-4.66(m,4H),3.89-3.87(m,2H),3.76-3.73(m,1H),3.61-3.52(m,1H),3.01-2.95(m,6H),2.67-5.63(m,2H),2.47(s,3H),2.44-2.41(m,2H),2.30-2.28(m,2H),2.22-2.20(m,2H),2.07-1.92(m,3H),1.78-1.73(m,3H),1.1.70-1.67(m,1H),1.51-1.49(m,3H),1.01-0.98(m,9H)。
実施例27.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000213
工程1:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000214
DMF(5mL)中の中間体28(30mg、0.04mmol)、(S)-2-(8-(ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(13.4mg、0.04mmol)、及びDIEA(0.02mL、0.11mmol)の溶液に、HATU(41.6mg、0.11mmol)を添加した。得られた混合物を30℃で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN:(0.1%NH.HO)で溶出する)により精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(20mg、0.02mmol、収率42%)を黄色固体として得た。LCMS C547310SSi[M+H]のm/z計算値:1033.5;実測値:1033.4。
工程2:(2S,4R)-4-ヒドロキシ--1-(2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
トリフルオロ酢酸(0.5mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(20mg、0.02mmol)の溶液を45℃で1時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN(0.1%NH.HO)で溶出する)により精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-(4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(4.2mg、0.005mmol、収率23%)を白色固体として得た。LCMS C485910S[M+H]のm/z計算値:919.4;実測値:919.4。
HNMR(CDOD,400MHz):δ8.82-8.87(m,1H),7.74-7.77(m,1H),7.35-7.44(m,4H),7.10-7.24(m,2H),6.87-6.89(m,2H),6.05(s,1H),5.46-5.48(m,1H),4.50-4.63(m,5H),3.53-4.09(m,8H),3.08-3.27(m,4H),2.93-2.96(m,1H),2.66-2.72(m,2H),2.37-2.47(m,5H),1.87-2.20(m,6H),1.47-1.59(m,5H),1.05-1.06(m,3H),0.85-0.91(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例27と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000215
Figure 2023529908000216
実施例32.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-((4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000217
工程1:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-((4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000218
DCM(10mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-ホルミルイソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(40mg、0.06mmol)、及び(S)-2-(8-(ピペリジン-4-イルメチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(36.5mg、0.10mmol)の溶液に、NaBH(OAc)(27.5mg、0.13mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取TLC(MeOH:DCM=1:10)により精製して、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-((4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(40mg、0.04mmol、収率63.2%)を黄色固体として得た。LCMS C537310SSi[M+H]のm/z計算値:989.4;実測値:989.6。
工程2:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-((4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
THF(5mL)中のTBAF(THF中1M、0.21mL、0.21mmol)の溶液に、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-((4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(70.0mg、0.07mmol)を室温で添加した。反応物を20℃で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(水中10%~90%のMeCN、0.1%HClで溶出する)により精製して、所望の生成物をそのHCl塩(21.6mg、0.02mmol、収率30.4%)として得た。LCMS C475910S [M+H]のm/z計算値:875.4;実測値:875.6;HNMR(CDOD-d,400MHz):δ9.82-9.70(s,1H),7.60-7.40(m,7H),7.10-7.02(m,2H),6.64-6.58(m,1H),5.06-4.95(m,1H),4.62-4.52(m,1H),4.49-4.44(m,4H),4.24-4.23(m,1H),3.99-3.3.63(m,10H),3.45-3.42(m,2H),3.40-3.38(m,3H),2.98(s,1H),2.57(m,3H),2.47-2.45(m,2H),2.32-2.31(m,3H),2.00-1.94(m,1H),1.95-1.93(m,2H),1.51-1.49-1.25(m,3H),1.06-1.04(m,3H),0.94-0.89(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例32と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000219
Figure 2023529908000220
Figure 2023529908000221
実施例34.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(2-((2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)(メチル)アミノ)エチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000222
工程1:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(2-((2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)アミノ)エチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000223
DCM(30mL)中の(S)-2-(8-(2-アミノエチル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(20mg、0.06mmol)及び(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(3-メチル-2-(3-(2-オキソエチル)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(58.7mg、0.09mmol)の溶液に、NaBH(OAc)(25.4mg、0.12mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取TLC(MeOH:DCM=1:10)により精製した。処理及び精製時にTBS基の除去を達成して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(2-((2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)アミノ)エチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(20mg、0.024mmol、収率39.1%)を黄色固体として得た。)。LCMS C445510S[M+H]のm/z計算値:835.4;実測値:835.5。
工程2:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(2-((2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)(メチル)アミノ)エチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(3mL)中の(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(2-((2-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)エチル)アミノ)エチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(10.0mg、0.01mmol)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7.6mg、0.04mmol)及びパラホルムアルデヒド(0.36mg、0.01mmol)を添加した。反応物を30℃で16時間撹拌した。NaOH水溶液(5%w/w、0.5mL)を添加し、得られた混合物を室温で更に30分間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を分取HPLC(10%~90%のHO中のMeCN(0.1%TFA)で溶出)により精製して、所望の生成物をそのTFA塩(2.7mg、0.002mmol、収率17.7%)として得た。LCMS C455710S[M+H]のm/z計算値:849.4;実測値:849.5。HNMR(CDOD-d,400MHz):δ8.79-8.77(m,1H),7.46-7.23(m,7H),6.95-6.90(m,2H),6.30-6.27(m,1H),4.94-4.91(m,2H),4.47-4.25(m,1H),4.02-3.99(m,1H),3.80-3.34(m,11H),3.17-3.15(m,1H),2.93-2.90(m,3H),2.79-2.73(m,2H),2.59(s,1H),2.37-2.33(m,5H),2.07-2.03(m,2H),1.85-1.78(m,1H),1.48-1.20(m,5H),0.96-0.93(m,3H),0.79-0.72(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例34と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000224
実施例35.(2S,4R)-N-((S)-1-(4-シアノフェニル)エチル)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000225
DMF(5mL)中の(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボン酸(17.2mg、0.02mmol)、EtN(6.1mg、0.07mmol)、及び(S)-4-(1-アミノエチル)ベンゾニトリル(4.3mg、0.03mmol)の混合物に、HATU(11.1mg、0.03mmol)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。水(10mL)を添加し、得られた混合物を酢酸エチル(5mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(10%~95%のHO中のCHCN(0.1%NH.HO)で溶出する)により更に精製して、(2S,4R)-N-((S)-1-(4-シアノフェニル)エチル)-4-ヒドロキシ-1-((R)-2-(3-(2-(4-(((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)ピロリジン-2-カルボキサミド(1.3mg、0.001mmol、収率5.8%)を得た。LCMS C455710[M+H]のm/z計算値:833.4;実測値:833.2;H NMR(400MHz,CDOD):δ7.78-7.76(m,1H)、7.69-7.67(m,2H)、7.49-7.46(m,2H)、7.21-7.19(m,1H)、7.14(m,1H)、6.90-6.86(m,2H)、6.00(s,1H)、5.02-4.94(m,2H)、4.58(s,1H)、4.49-4.41(m,1H)、4.36-4.33(m,2H)、3.67-3.47(m,4H)、3.19-3.01(m,6H)、2.82-2.81(m,2H)、2.35-2.33(m,1H)、2.29-2.27(m,2H)、2.21-2.12(m,4H)、1.90-1.80(m,4H)、1.49-1.47(m,3H)、1.34-1.28(m,4H)、1.04-1.02(m,3H)、0.90-0.87(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例35と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000226
Figure 2023529908000227
実施例48.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(((2S)-1-(3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(中間体20から合成)
Figure 2023529908000228
工程1:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000229
MeOH(75mL)中の(S)-2-((5-((S)-1-((2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)オキシ)プロパン酸メチル(6.0g、8.6mmol)の溶液に、NaBH(1.3g、4.8mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応物を水(50mL)でクエンチし、DCM(100mL)で希釈した。層を分離し、水相をDCM(1×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製の生成物を無色油状物として得て、これを次の工程で直接使用した。LCMS C3451SSi[M+H]のm/z計算値:671.3;実測値:671.2
工程2:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-3-メチル-2-(3-(((S)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000230
ACN(30mL)中の粗製の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(2.6g、3.9mmol)の溶液を、IBX(45重量%、2.7g、9.7mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で3時間加熱した。反応粗製物を室温に冷却し、減圧下で濾過した。濾過ケーキをACN(50mL)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮して、粗製の生成物を得、これを、溶離液としてEA/ヘプタン(ヘプタン中20~80%EA)を使用して、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物(2.1g、2工程にわたって収率72.9%)を無色油状物として得た。LCMS C3449SSi[M+H]のm/z計算値:669.3;実測値:669.2
工程3:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(((2S)-1-(3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000231
DCM(20mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-3-メチル-2-(3-(((S)-1-オキソプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)ブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(2.1g、3.14mmol)の懸濁液に、STAB(2000mg、9.4mmol、3.0当量)及びNaHCO(1350mg、16mmol、5.0当量)を添加した。次いで、DCM(20mL)中の2-((6aS)-8-(ピロリジン-3-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(中間体20、1.7g、4.8mmol)の溶液を室温で滴加した。得られた懸濁液を室温で18時間撹拌した。反応物を水(50mL)でクエンチした。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてMeOH/DCM(DCM中0~10%MeOH)を使用して、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物(2.3g、収率72.9%)を白色固体として得た。LCMS C537310SSi[M+H]の計算値:1005.5;実測値:1005.6
工程4:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((R)-2-(3-(((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
TFA(10.0mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-((2R)-2-(3-(((2S)-1-(3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(2.3g、2.29mmol)の混合物を25℃で1時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(水中10%~90%のMeCN、0.1%HClで溶出する)により精製して、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-(((2S)-1-(3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミドをそのHCl塩(1282mg、収率55.6%)として白色固体として得た。LCMS C475910S[M+H]の計算値:891.4;実測値:891.6;H NMR(CDOD-d,400MHz):δ9.85(s,1H),7.57-7.49(m,5H),7.45-7.33(m,2H),7.06-7.02(m,2H),6.13(s,1H),5.16(m,1H),5.03-5.02(m,1H),4.53-4.43(m,3H),4.09(m,2H),3.85-3.65(m,14H),3.45-3.31(m,2H),3.30-3.08(m,1H),2.59(m,4H),2.41-2.17(m,2H),1.96-1.91(m,1H),1.60-1.47(m,6H),1.07-1.04(m,3H),0.93-0.89(m,3H)。
以下の表中の実施例は、適切な出発材料を使用して、実施例48と同じ方法に従って調製した。
Figure 2023529908000232
Figure 2023529908000233
Figure 2023529908000234
実施例53.4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-カルボン酸(5-(1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)メチル
Figure 2023529908000235
工程1:4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-カルボン酸(5-(1-((2R,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)メチル
Figure 2023529908000236
THF(2mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(17mg、0.03mmol)及びCDI(4.4mg、0.03mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次いで、(S)-2-(8-(ピペリジン-4-イル)-6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール(10mg、0.03mmol)及びDIPEA(0.02mL、0.14mmol)を順次添加した。得られた溶液を80℃で16時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を分取TLC(MeOH:DCM=1:15)で精製して、所望の生成物(22mg、0.021mmol、収率79.1%)を無色固体として得た。LCMS C537110SSi[M+H]の計算値:1019.5;実測値:1019.3
工程2:4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-カルボン酸(5-(1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)メチル
THF(0.50mL)中の4-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピペリジン-1-カルボン酸(5-(1-((2R,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)メチル(5.0mg、0.0049mmol)の撹拌溶液に、TBAF(THF中1M、0.5mL、0.50mmol)を室温で添加した。5時間後、揮発物を減圧下で除去し、残留物をDCM(20mL)に溶解し、水(10mL×2)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物を分取HPLC(10%~90%のHO中のMeCN(0.1%TFA)で溶出する)により精製して、所望の生成物をそのTFA塩(3.9mg、0.0034mmol、収率69.5%)として白色固体として得た。LCMS C475710S[M+H]の計算値:905.4;実測値:905.2;H NMR(400MHz,CDOD)δ8.93(d,J=7.7Hz,1H),7.56-7.28(m,7H),7.04(t,J=7.6Hz,2H),6.40(t,J=10.0Hz,1H),5.25-4.98(m,2H),4.61-4.22(m,6H),4.11-3.35(m,13H),3.19-2.80(m,3H),2.48(t,J=3.8Hz,3H),2.44-2.08(m,5H),2.10-1.65(m,4H),1.54(dt,J=14.4,7.1Hz,3H),1.07(d,J=6.5Hz,3H),0.88(dd,J=10.2,6.8Hz,3H)。
実施例75.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(((4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000237
工程1:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(((4-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000238
THF(3mL)中の4-フルオロピリジン-2-オール(28.9mg、0.26mmol)、(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-1-[2-[3-(ヒドロキシメチル)-1,2-オキサゾール-5-イル]-3-メチルブタノイル]-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(80mg、0.13mmol)及びPhP(100mg、0.38mmol)の撹拌混合物に、DIAD(0.08mL、0.38mmol)を室温で添加した。2時間後、揮発物を減圧下で除去した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=50:1)により、白色固体として所望の生成物(75mg、0.10mmol、収率81%)に精製した。LCMS C3749FNSSi[M+H]の計算値:722.3;実測値:LCMS[M+H]:722.5
工程2:(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(((4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000239
CHCN(3mL)中の2-(6,6a,7,8,9,10-ヘキサヒドロ-5H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-2-イル)フェノール;塩酸塩(37mg、0.12mmol)及び(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(((4-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(70mg、0.10mmol)、KCO(0.05mL、0.29mmol)の混合物を90℃で16時間撹拌した。反応物をHO(20mL)でクエンチし、EA(20mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製して、所望の生成物(30mg、0.03mmol、収率31.4%)を無色油状物として得た。LCMS C526510SSi[M+H]の計算値:985.4;実測値:985.6。
工程3:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(((4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(2mL)中の(2S,4R)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-1-(2-(3-(((4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(30mg、0.03mmol)の撹拌溶液に、TFA(3.0mL)を室温で添加した。1時間後、揮発物を除去し、残留物を分取HPLC(5.0%~95.0%のHO中のCHCN(0.1%HCl)で溶出)により精製し、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(2-(3-(((4-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミドをそのHCl塩(3.6mg、0.003mmol、収率12%)として灰色固体として得た。LCMS C465110S[M+H]の計算値:871.4;実測値:871.3。H NMR(400MHz,CDOD-d:δ9.70-9.77(m,1H),7.91-7.93(m,1H),7.41-7.56(m,7H),7.15(s,1H),7.02-7.06(m,2H),6.80-6.82(m,1H),6.41-6.35(m,1H),5.35(s,2H),5.01-5.06(m,2H),4.38-4.60(m,2H),4.07-4.22(m,4H),3.79-3.86(m,2H),3.58-3.74(m,3H),3.32-3.39(m,2H),2.57-2.58(m,3H),2.36-2.43(m,1H),2.17-2.24(m,1H),1.88-1.99(m,1H),1.45-1.59(m,3H),1.05-1.06(m,3H),0.83-0.87(m,3H)。
実施例82.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(1-(3-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロピル)アゼチジン-3-カルボキサミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000240
工程1:3-(((S)-1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバモイル)アゼチジン-1-カルボキン酸tert-ブチル
Figure 2023529908000241
DMF(10mL)中の(2S,4R)-1-[(2S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル]-4-ヒドロキシ-N-[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(110mg、0.25mmol)、1-[(2-メチルプロパン-2-イル)オキシカルボニル]アゼチジン-3-カルボン酸(50mg、0.25mmol)、及びDIEA(0.12mL、0.75mmol)の撹拌混合物に、HATU(189mg、0.50mmol)を室温で添加した。16時間後、反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(2×20mL)及び飽和ブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。次いで、粗製物を分取TLC(DCM:MeOH=15:1)により精製して、所望の生成物(100mg、0.15mmol、収率64.1%)を油状物として得た。LCMS C3247S[M+H]の計算値:629.2;実測値:629.3。
工程2:(2S,4R)-1-((S)-2-(アゼチジン-3-カルボキサミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000242
DCM(2mL)中の3-[[(2S)-1-[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-[[(1S)-1-[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)フェニル]エチル]カルバモイル]ピロリジン-1-イル]-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル]カルバモイル]アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチル(120mg、0.19mmol)の撹拌溶液に、TFA(0.5mL)を25℃で添加した。1時間後、揮発物を除去して、所望の生成物(100mg、0.18mmol、収率94.7%)を油状物として得た。LCMS C2738S[M+H]の計算値:529.2;実測値:529.3。
工程3:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2S)-2-(1-(3-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロピル)アゼチジン-3-カルボキサミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(2mL)中の(2S,4R)-1-((S)-2-(アゼチジン-3-カルボキサミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド(55mg、0.10mmol)の撹拌溶液に、3-(2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロパナール(35.4mg、0.10mmol)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(132mg、0.63mmol)を室温で添加した。16時間後、反応混合物を濃縮乾固し、残留物を分取HPLC(0.1%NHOH)により精製して、所望の生成物(5.6mg、0.006mmol、収率5.8%)を白色固体として得た。LCMS C455910S[M+H]の計算値:851.4;実測値:851.5。HNMR(CDOD,400MHz):δ8.87-8.81(m,1H),7.78-7.73(m,1H),7.46-7.33(m,4H),7.22-7.13(m,2H),6.90-6.83(m,2H),6.31-6.26(m,1H),5.04-4.94(m,2H),4.59-4.41(m,2H),3.91-3.47(m,6H),3.25-3.07(m,3H),2.75-2.70(m,2H),2.48-2.38(m,6H),2.24-2.18(m,2H),1.96-1.86(m,4H),1.52-1.46(m,2H),1.07-1.05(m,3H),0.90-0.81(m,3H)。
実施例83.(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-((2R)-2-(3-((1-(3-((S)-2-(2-ヒドロキシフェニル)-5,6,6a,7,9,10-ヘキサヒドロ-8H-ピラジノ[1’,2’:4,5]ピラジノ[2,3-c]ピリダジン-8-イル)プロピル)ピロリジン-3-イル)オキシ)イソオキサゾール-5-イル)-3-メチルブタノイル)-N-((S)-1-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)フェニル)エチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
Figure 2023529908000243
表題化合物は、適切な出発材料を用いて、実施例83、工程3について記載したものと類似した手順を使用して調製した。LCMS C475910S[M+H]のm/z計算値:891.4;実測値:891.4。H NMR(CDOD,400MHz):δ8.87-8.81(m,1H),7.78-7.73(m,1H),7.46-7.33(m,4H),7.22-7.13(m,2H),6.90-6.83(m,2H),6.31-6.26(m,1H),5.04-4.94(m,2H),4.59-4.41(m,2H),3.91-3.47(m,6H),3.25-3.07(m,3H),2.75-2.70(m,2H),2.48-2.38(m,6H),2.24-2.18(m,2H),1.96-1.86(m,4H),1.52-1.46(m,2H),1.07-1.05(m,3H),0.90-0.81(m,3H)。
生物学的アッセイ
SMARCA2ブロモドメイン二元及び三元結合アッセイ
SMARCA2タンパク質の組換えブロモドメインは、Active Motif(カタログ番号:31449)から購入した。VHL/ElonginB/ElonginC(VCB) N末端hisタグVHL(uniprot受託番号P40337;M54-D213;MEAGRPRPVLRSVNSREPSQVIFCNRSPRVVLPVWLNFDGEPQPYPTLPPGTGRRIHSYRGHLWLFRDAGTHDGLLVNQTELFVPSLNVDGQPIFANITLPVYTLKERCLQVVRSLVKPENYRRLDIVRSLYEDLEDHPNVQKDLERLTQERIAHQRMGD)、Elongin B(Q15370;M1-K104;MDVFLMIRRHKTTIFTDAKESSTVFELKRIVEGILKRPPDEQRLYKDDQLLDDGKTLGEC GFTSQTARPQAPATVGLAFRADDTFEALCIEPFSSPP ELPDVMK)、Elongin C(Q15369;M17-C112;MYVKLISSDGHEFIVKREHALTSGTIKAMLSGPGQFAENETNEVNFREIPSHVLSKV CMYFTYKVRYTNSSTEIPEFPIAPEIALELLMAANF LDC)複合体を共発現させ、複合体をNi親和性により精製し、次いで、TEVプロテアーゼを使用してhisタグを除去し、複合体を使用前にサイズ排除クロマトグラフィーにより更に精製した。
化合物の阻害活性を、白色384ウェル低容量マイクロプレート(PerkinElmer ProxiPlate Plus)を用いたTR-FRETアッセイを使用してインビトロで評価し、この化合物は、リガンドと同じ結合部位を競合し、したがって、用量依存的なTR-FRETシグナルの低減をもたらす。E3リガーゼとの三元複合体形成についての化合物の協同性を、飽和濃度のVCBの不在下又は存在下で評価した。試験化合物を10μMでDMSOに溶解し、9用量IC50において試験した。SMARCA2(10nM最終)、ビオチン化プローブ(25nM最終)、及びアッセイ緩衝液又はVCB(5μM)を、1mM TCEPを含む1×AlphaLISA Epigenetics緩衝液(PerkinElmer AL008F)中で混合することによって、アッセイ混合物を調製した。DMSO中の化合物を、ディスペンサー(TECAN D300E)により3倍連続希釈で各ウェルに添加し、室温で20分間インキュベートした後、検出試薬、Lance Eu W1024抗6xHis(0.6nM最終、PerkinElmer AD0110)及びStreptavidin Surelight APC(6nM最終、PerkinElmer CR130-100)を添加した。次いで、プレートを密封し、暗所で、4℃で一晩更にインキュベートし、次いで、Envisionマルチモードプレートリーダー(PerkinElmer、2102-0010)により読み取った。665/620での蛍光シグナルの比をデータ分析に使用した。阻害百分率は、阻害%=100×(FDMSO-F)/(FDMSO-FPC)により計算し、式中、FDMSOはDMSO対照であり、FPCは陽性対照である。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを使用して、化合物濃度に対する阻害パーセントをフィッティングすることにより、用量反応曲線から決定した。
SMARCA4ブロモドメイン二元及び三元結合アッセイ
SMARCA4タンパク質の組換えブロモドメインは、Active Motif(31401)から購入した。化合物の阻害活性を、白色384ウェル低容量マイクロプレート(PerkinElmer ProxiPlate Plus)を用いたTR-FRETアッセイを使用してインビトロで評価し、この化合物は、リガンドと同じ結合部位を競合し、したがって、用量依存的なTR-FRETシグナルの低減をもたらす。E3リガーゼとの三元複合体形成についての化合物の協同性を、飽和濃度のVCBの不在下又は存在下で評価した。試験化合物を10mMでDMSOに溶解し、9点IC50モードで試験した。SMARCA4(20nM最終)、ビオチン化プローブ(25nM最終)、及びアッセイ緩衝液又はVCB(5μM)を、1mM TCEPを含む1×AlphaLISA Epigenetics緩衝液(PerkinElmer AL008F)中で混合することによって、アッセイ混合物を調製した。DMSO中の目的の化合物を、ディスペンサー(TECAN D300E)により3倍連続希釈で各ウェルに添加し、室温で20分間インキュベートした後、検出試薬、Lance Eu W1024抗6xHis(0.6nM最終、PerkinElmer AD0110)及びStreptavidin Surelight APC(6nM最終、PerkinElmer CR130-100)を添加した。次いで、プレートを密封し、暗所で、4℃で一晩更にインキュベートし、次いで、Envisionマルチモードプレートリーダー(PerkinElmer、2102-0010)により読み取った。665/620での蛍光シグナルの比をデータ分析に使用した。阻害百分率は、阻害%=100×(FDMSO-F)/(FDMSO-FPC)により計算し、式中、FDMSOはDMSO対照であり、FPCは陽性対照である。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを使用して、化合物濃度に対する阻害パーセントをフィッティングすることにより、用量反応曲線から決定した。
細胞アッセイプロトコル-SMARCA
SMARCAタンパク質を検出するための細胞処理及びIn Cell Western(ICW)
化合物の用量設定及び細胞培養:化合物をDMSOに溶解させて10mMのストックを作製し、3倍連続希釈物を更に実施し、最高濃度10μMを維持した。NCIH1693及びNCIH520細胞を、週に2回1:3に分割することによって、10%v/v FBS(GE Healthcare、カタログ番号:SH30910.03)を補充したPRMI 1640培地(Corning Cellgro、カタログ番号:10-040-CV)中で維持した。
In Cell Western(ICW)分析によってNCIH1693及びNCIH520細胞におけるSMACRA2及びSMARCA4タンパク質分解DC50値を決定すること。細胞をトリプシン処理し、3万個の細胞/ウェルを384ウェルプレートに播種し、37℃で5時間増殖させた。10mMストックからの化合物の8点3倍連続希釈物を細胞に添加した(デジタルディスペンサーD300-Tecanを使用して、最高濃度10μMを維持し、最高分注容量のDMSOで正規化した)。プレートを37℃で一晩(最大18時間)インキュベートした。DMSOにより培養した細胞を対照として使用した。
In Cell Westernを行うために、培地を全てのウェルから除去し、細胞を表面に付着させたままにした。培地を除去した後、細胞を、室温で30分間インキュベートすることによって40μLの4%ホルムアルデヒドでプレート内に固定し、次いで、プレートを50μL/ウェルで5回洗浄することによって、洗浄緩衝液(0.1%Triton X-100を含む1×PBS)で透過処理した。一次抗体で標識する前に、細胞を、30μL/ウェルのブロッキング緩衝液(Licor Odysseyブロッキング緩衝液PBS#927-40000)で、室温で30分間遮断した。SMARCA2又はSMARCA4タンパク質を測定するために、細胞を、Li-Cor Odysseyブロッキング緩衝液-PBS#927-40000で希釈した20μL/ウェルの抗SMARCA2又はSMACRA4抗体(Cell Signaling BRM#11966S 1:1000、Cell Signaling BRG#49360S 1:1000)で標識し、続いて4℃で一晩インキュベートした。
翌日、プレートを50μL/ウェルの洗浄緩衝液で5×5分間洗浄して、全ての過剰な一次抗体を除去し、次いで、二次抗体及び蛍光DNA特異的色素(ヤギ抗ウサギ1:500 IRDye-800CW#92632211、及びDRAQ5(商標)1:2000-#ab108410)の混合物から20μLを各ウェルに添加した。プレートを、穏やかに揺らしながら室温で1時間インキュベートした。細胞を50μL/ウェルの洗浄緩衝液で5回洗浄し、続いてDI水で最後に1回洗浄し、続いてスキャン前に37℃のオーブンで10分間乾燥させた。Li-Cor Odyssey CLxイメージングシステムを使用してプレートをスキャンして、700nm及び800nmで積分強度を取得した。SMARCAシグナルを総細胞数に対して正規化し、次いで、これらの正規化された値を使用して、DMSO対照及び最大阻害に対する分解パーセントを計算した。シグモイド用量反応方程式に基づくGraphPad Prism4プログラムを使用することにより、DC50を計算した([阻害剤]対正規化された応答-変数勾配)。
NCIH1693及びNCIH1708細胞におけるIC50を決定するための細胞増殖アッセイ。
ウェル当たり1000個のNCIH1693又はNCIH1703細胞を96ウェルプレートに播種し、37℃で5時間インキュベートした。10mMストック濃度からの化合物の一連の3倍希釈物を、デジタルディスペンサーD300-Tecanを使用することによって細胞に添加し、最高濃度10μMを維持し、最高分注体積のDMSOを用いて正規化した。DMSOにより培養した細胞を対照として使用した。化合物処理後、プレートを37℃で4日間インキュベートし、ATPlite Luminescenceアッセイシステム(PerkinElmerカタログ番号6016941)を使用して細胞溶解物からのATP含量を測定することによって細胞生存率を測定した。DMSOビヒクル対照に対する生存細胞の百分率及び最大阻害を計算し、Graphpad Prism([阻害剤]対正規化された応答-可変勾配)でプロットして、4日目の細胞増殖IC50値を決定した。
Figure 2023529908000244
A=IC50若しくはDC50<0.1μM;B=0.1μM=<IC50若しくはDC50<1μM;C=1μM=<IC50若しくはDC50<10μM;D=IC50若しくはDC50>=10μM;又はA=Dmax>75%;B=50%<Dmax<=75%;C=Dmax<=50%
SMARCA2 HiBiT及びSMARCA4 HiBiT分解アッセイ(細胞)
SMARCA2/4-HiBiTノックイン細胞の調製
LgBiT発現HEK293T細胞におけるSMARCA2のHiBiTペプチドノックインを、Promegaに記載されるCRISPR媒介タグ化システムによって行った。c末端SMARCA2上のホモ接合性HiBiTノックインをサンガー配列によって確認した。SMARCA2-HiBiTノックインHelaモノクローナル細胞(CS302366)及びSMARCA4-HiBiTノックインHelaモノクローナル細胞(CS3023226)をPromegaから購入した。ホモ接合性HiBiTノックインは、SMARCA2-HiBiT及びSMARCA4-HiBiTモノクローナル細胞の両方においてサンガー配列によって確認された。
HEK293T細胞におけるSMARCA2 HiBiT分解アッセイ
化合物を低デッドボリュームプレートにおいて3倍連続希釈で調製し、次いで、25nL/ウェルを384ウェルプレート(Corning:#356661)にAgilent Bravo液体ディスペンサーで移した。SMARCA2-HiBiTモノクローナルHEK293T細胞を、5,000/ウェル/25uLで化合物含有384ウェルプレートに添加した。24時間のインキュベーション後、25uL/ウェルのNano-Glo HiBiT Lytic検出緩衝液(Promega:N3050)をウェルに添加し、シェーカー上で10分間インキュベートし、5分間遠心分離し、次いで、RLUをマイクロプレートリーダー(Envision、PerkinElmer)上で検出した。RLU比の値を、以下のように阻害パーセントに対して正規化する:阻害%=((HC-LC)-(化合物-LC))/(HC-LC))100、式中、high control、HC=高対照=DMSOのみの平均シグナル;low control、LC=低対照=1μMのPRT1001728によるRLUの100%阻害の平均シグナル。正規化された阻害%を使用して、各化合物の11点用量応答曲線を生成し、以下の式に基づいてIC50値を決定する:Y=底部+((上部-底部)/(1+((IC50/X)^傾き)))、式中、Yは、X阻害剤濃度の存在下での阻害%であり、上部=曲線の上部プラトー、底部=曲線の底部プラトー、傾き=ヒル係数、DC50=上部/高対照に対して50%分解した化合物の濃度である。XLfit Model 205を使用してDC50値を決定した。
HeLa細胞におけるSMARCA2 HiBiT及びSMARCA4 HiBiT分解アッセイ
調製したHela-SMARCA2-HiBiT又はHela-SMARCA4-HiBiT細胞(細胞:トリパンブルー(#1450013、Bio-Rad)の比1:1)の10μLのアリコートを、細胞カウント用スライド(#145-0011、Bio-Rad)上に分注し、細胞カウンター(TC20、Bio-Rad)を使用して細胞密度及び細胞生存率を得る。適切な量の再懸濁した細胞を培養フラスコから除去して、20μL/ウェルで細胞2500個/ウェルとなるようにする。Hela-HiBiT細胞を50mlコニカル(#430290、Corning)に移す。卓上遠心分離機(SPINCHRON15、Beckman)を使用して、1000rpmで5分間遠沈する。上清を廃棄し、細胞ペレットを、10%FBS(F2422-500ML、Sigma)及び1×ペニシリン/ストレプトマイシン(200g/l)(30-002-CI、Corning)を含有する改変EMEM(#30-2003、ATCC)細胞培養培地に、125,000細胞/mlの細胞密度まで再懸濁する。ウェル当たり20μLの再懸濁したHela-HiBit細胞を、クリーンベンチ内のMultidrop Combi(#5840310、Thermo Scientific)上の標準カセット(#50950372、Thermo Scientific)を使用して、384ウェルTC処理プレート(#12-565-343、Thermo Scientific)に分注する。デジタル液体ディスペンサー(D300E、Tecan)を使用して、試験化合物をプレート上に分注する。プレートを加湿組織培養インキュベーター内で37℃で18時間インキュベートする。20ulの調製したNano-Glo(登録商標)HiBiT Lytic検出緩衝液(N3050、Promega)を、Multidrop Combi上の小型チューブカセット(#24073295、Thermo Scientific)を使用して384ウェルプレートの各ウェルに添加し、室温で30~60分間インキュベートし、384ウェル超高感度発光モードを使用してマイクロプレートリーダー(Envision 2105、PerkinElmer)上でプレートを読み取る。生データファイル及び化合物情報報告書を中央データレイクに入れ、TetraScience,Inc.によって設計された自動スクリプトを使用してデコンボリューションする。データ分析、曲線フィッティング、及び報告は、Screening Ultraモジュールを使用して行われる。
Figure 2023529908000245
Figure 2023529908000246
Figure 2023529908000247
A=IC50若しくはDC50<0.1μM;B=0.1μM=<IC50若しくはDC50<1μM;C=1μM=<IC50若しくはDC50<10μM;D=IC50若しくはDC50>=10μM;又はA=Dmax>75%;B=50%<Dmax<=75%;C=Dmax<=50%
いくつかの実施形態では、本開示は以下の態様に関する。
態様1. 式(I)の化合物、
Figure 2023529908000248
又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物であって、
式中、
PTMは、式IAの部分であり、
Figure 2023529908000249
式中、
は、共有結合、又はPTM及びULMを連結する化学部分であり、
は、ULMへの結合点であり、
n=0~3であり、
Wは、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
Z及びYは、それぞれ独立して、N、CRである(式中、R=H若しくは不在である)か、あるいはRがZに結合している場合、ZはCであり、YはN若しくはCRである(式中、RはHである)か、又はRがYに結合している場合、YはCであり、ZはN若しくはCRであり(式中、RはHである)、
Bは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環、又は任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、環Bは、Y及びZを介して環Cに縮合しており、ULMは、フォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼに結合する小分子E3ユビキチンリガーゼ結合部分である、化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
態様2. Rが、共有結合である、態様1に記載の化合物。
態様3. Rが、以下の式によって表される化学部分であり、
-(A)
式中、
qは、1~14の整数であり;
各Aは、独立して、CR1a1b、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、NR1cC(=NCN)NR1dNR1cC(=NCN)、NR1cC(=CNO)NR1d、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているアリール、又は0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a、R1b、R1c、R1d、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHであり、R1a又はR1bは、それぞれ独立して、他の基に任意選択で連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成し得る、態様1に記載の化合物。
態様4. q=4であり、Rが、式:-A-A-A-A-によって表される化学部分であり、式中、A1-4の各々は、独立して、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクルコアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)2、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される、態様3に記載の化合物。
態様5. Rが、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、-(CR1a1b1-5、-(CR1a=CR1b)-、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されて
いる3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5である、態様1又は3に記載の化合物。
態様6. 式IAの化合物が、式IA-1の化合物である、態様1~5のいずれか1つに記載の化合物。
Figure 2023529908000250
態様7. 式IAの化合物が、式IA-2の化合物である、態様1~5のいずれか1つに記載の化合物。
Figure 2023529908000251
態様8. 式IAの化合物が、式IA-3の化合物であり、
Figure 2023529908000252
式中、m=1~3であり、
Xは、任意選択で置換されている-CH-若しくはNHであるか、又はRがXに結合している場合、Xは-CH若しくはNであり、Qは、任意選択で置換されている-CH-、任意選択で置換されている-(CH-、-C(O)-、任意選択で置換されている-CHC(O)-、-S(O)-、-S(O)-、任意選択で置換されている-CHS(O)-、又は任意選択で置換されている-CHS(O)-である、態様1~5又は7のいずれか1つに記載の化合物。
態様9. 式IAの化合物が、式IA-4の化合物であり、
Figure 2023529908000253
式中、m=1~3であり、各Rは、独立して、H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、C1~4アルコキシル、置換されているC1~3アルキル、置換されているC1~3ハロアルキル、又は置換されているC1~4アルコキシルであり、s=0~7である、態様1~5又は7若しくは8のいずれか1つに記載の化合物。
態様10. 式IA-4の化合物が、式IA-5の化合物である、態様9に記載の化合物。
Figure 2023529908000254
態様11. m=2である、態様8~10のいずれか1つに記載の化合物。
態様12. 少なくとも1つのWが、任意選択で置換されている-CH-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得る、態様8~11のいずれか1つに記載の化合物
態様13. 少なくとも1つのWが、-C(O)-である、態様8~11のいずれか1つに記載の化合物。
態様14. 式IA-5の化合物が、式IA-6の化合物である、態様11に記載の化合物。
Figure 2023529908000255
態様15. Re3が、Hである、態様1~14のいずれか1つに記載の化合物。
態様16. Rd1が、Hである、態様1~15のいずれか1つに記載の化合物。
態様17. Rc1が、Hである、態様1~13のいずれか1つに記載の化合物。
態様18. ULMが、式ULM-Iを有する部分であり、
Figure 2023529908000256
式中、
破線(----)は、ULM-IのRへの結合位置を示し、
Vは、H又はFであり、
は、任意選択で置換されているフェニル、任意選択で置換されているナフチル、又は任意選択で置換されている5~10員ヘテロアリールであり、
若しくはRのうちの一方は、H、D、ハロアルキル、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、-COR、CONRe1e2であり、
若しくはRのうちの他方は、H若しくはDであるか、
又はR及びRは、これら両方が結合している炭素原子と一緒に、任意選択で置換されている3~5員シクロアルキル若しくはヘテロシクリルを形成し、
は、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリールであるか、又は
Figure 2023529908000257
及びRは、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、若しくは任意選択で置換されているハロアルキルであるか、
又はR、R、及びそれらが結合している炭素原子は、任意選択で置換されているシクロアルキル若しくは任意選択で置換されているヘテロシクリルを形成し、
は、任意選択で置換されているヘテロシクリル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているアリール、CONR、NR
Figure 2023529908000258
であり、
は、H又は任意選択で置換されているアルキルから選択され、
は、H、-C(O)-から選択され、式中、は、Rへの結合点、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキルカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)アルキルカルボニル、任意選択で置換されているアラルキルカルボニル、任意選択で置換されているアリールカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニル、任意選択で置換されている(ヘテロシクリル)カルボニル、又は任意選択で置換されているアラルキルであり、
各Rは、独立して、H、ハロ、任意選択で置換されているアルコキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、ハロアルキル、又はハロアルコキシであり、
各Rは、独立して、H、任意選択で置換されているアルキル、又はNRe1e2から選択され、
各Re1及びRe2は、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキルであるか、
又はRe1及びRe2は、これら両方が結合している炭素原子と一緒に、4~7員ヘテロシクリルを形成し、
pは、0、1、2、3、又は4である、態様1~17のいずれか1つに記載の化合物。
態様19. Rが、任意選択で置換されているヘテロシクリルである、態様18に記載の化合物。
態様20. Rが、任意選択で置換されているヘテロアリールである、態様18に記載の化合物。
態様21. Rが、任意選択で置換されているアリールである、態様18に記載の化合物。
態様22. Rが、CONRである、態様18に記載の化合物。
態様23. Rが、NRである、態様18に記載の化合物。
態様24. Rが、
Figure 2023529908000259
である、態様18に記載の化合物。
態様25. Rが、
Figure 2023529908000260
である、態様18に記載の化合物。
態様26. Rが、
Figure 2023529908000261
である、態様18に記載の化合物。
態様27. Rが、
Figure 2023529908000262
である、態様18に記載の化合物。
態様28. Rが、
Figure 2023529908000263
である、態様18に記載の化合物。
態様29. Rが、
Figure 2023529908000264
である、態様18に記載の化合物。
態様30. Rが、
Figure 2023529908000265
である、態様18に記載の化合物。
態様31. Rが、
Figure 2023529908000266
である、態様18に記載の化合物。
態様32. Rが、
Figure 2023529908000267
である、態様18に記載の化合物。
態様33. Rが、以下の式を有する任意選択で置換されているフェニルであり、
Figure 2023529908000268
式中、
は、H、D、ハロ、-CN、-OH、-NO、-NRe1e2、-ORe1、-CONRe1e2、-NRe1CORe2、-SONRe1e2、-NRe1SOe2、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているハロアルコキシ、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、又は任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
10は、H、D、ハロ、CN、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、ヒドロキシ、-NH(任意選択で置換されているアルキル)、-N(任意選択で置換されているアルキル)、任意選択で置換されているアルコキシ、又は任意選択で置換されているハロアルコキシであり、
zは、0、1、2、3、又は4である、態様18~32のいずれか1つに記載の化合物。
態様34. Rが、
Figure 2023529908000269
(それぞれ任意選択で置換されている)である、態様33に記載の化合物。
態様35. Rが、
Figure 2023529908000270
である、態様34に記載の化合物。
態様36. R10が、H、D、ヒドロキシ、ハロゲン、-NH(C~Cアルキル)、又はC~Cアルコキシであり、zが、0、1、2、3、又は4である、態様33~35のいずれか1つに記載の化合物。
態様37.
が、
Figure 2023529908000271
であり、
が、Hであり、
が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
が、
Figure 2023529908000272
であり、
が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
が、H、-C(O)-であり、は、Rへの結合点、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキルカルボニル、又は任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニルである、態様18~36のいずれか1つに記載の化合物。
態様38.
が、H、C1~アルキル、C1~alk-OH、C1~alk-NH、-C1~alk-CONH-、又は-C1~alk-NHCO-であり、
が、-NH-、又は-NHCOR11であり、
が、ULMのRへの結合点であり、
11が、
Figure 2023529908000273
である、態様37に記載の化合物。
態様39.
が、
Figure 2023529908000274
であり、
が、Hであり、
が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
が、
Figure 2023529908000275
であり、
が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、p=1である、態様18~36のいずれか1つに記載の化合物。
態様40. ULM-Iが、以下の式の化合物であり、
Figure 2023529908000276
が、ULMのRへの結合点である、態様18~39のいずれか1つに記載の化合物。
態様41.
が、任意選択で置換されている
Figure 2023529908000277
であり、
10が、H、D、ヒドロキシ、ハロゲン、-NH(C~Cアルキル)、又は-OC~Cアルキルである、態様40に記載の化合物。
態様42. 式Iの化合物が、式IA-7又はIA-8の化合物である、態様40又は41に記載の化合物。
Figure 2023529908000278
態様43. 式Iの化合物が、式IA-9又はIA-10の化合物である、態様42に記載の化合物。
Figure 2023529908000279
態様44. Rが、-CR1a=CR1b-である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様45. Rが、-(CR1a1b1-5である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様46. Rが、-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様47. Rが、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様48. Rが、-(C≡C)-(CR1a1b1-5である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様49. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様50. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様51. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様52. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様53. Rが、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-である、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様54. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様55. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様56. Rが、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様57. Rが、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様58. Rが、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様59. Rが、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、態様1~43のいずれか1つに記載の化合物。
態様60. 態様1~59のいずれか1つに記載の化合物と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物。
態様61. がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、対象に、態様1~59のいずれか1つに記載の化合物を投与することを含む、方法。
態様62. がんが、SMARCA4欠失がんである、態様61に記載の方法。
態様63. がんが、扁平上皮がん、基底細胞がん、腺がん、肝細胞がん、及び腎細胞がん、膀胱、腸、乳房、子宮頸部、結腸、食道、頭部、腎臓、肝臓、肺、頸部、卵巣、膵臓、前立腺、及び胃のがん;白血病;良性及び悪性リンパ腫、特にバーキットリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫;良性及び悪性黒色腫;骨髄増殖性疾患;ユーイング肉腫、血管肉腫、カポジ肉腫、脂肪肉腫、筋肉腫、末梢神経上皮腫、滑膜肉腫、神経膠腫、星状細胞腫、乏突起神経膠腫、上衣腫、神経膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、神経節腫、神経節膠腫、髄芽腫、松果体細胞腫瘍、髄膜腫、髄膜肉腫、神経線維腫、及びシュワン腫を含む肉腫;腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮頸部がん、子宮がん、肺がん、卵巣がん、精巣がん、甲状腺がん、星状細胞腫、食道がん、膵臓がん、胃がん、肝臓がん、結腸がん、黒色腫;がん肉腫、ホジキン病、ウィルムス腫瘍、及び奇形がん腫である、態様61又は62に記載の方法。本開示による化合物を使用して治療することができる更なるがんとしては、例えば、T系列急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)、T系列リンパ芽球性リンパ腫(T-LL)、末梢T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、前駆B細胞ALL、前駆B細胞リンパ腫、大細胞型B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、B細胞ALL、フィラデルフィア染色体陽性ALL、及びフィラデルフィア染色体陽性CMLが挙げられる。

Claims (93)

  1. 式(I)の化合物、
    Figure 2023529908000280
    又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物であって、
    式中、
    PTMは、式IAの部分であり、
    Figure 2023529908000281
    式中、
    は、共有結合、又はPTM及びULMを連結する化学部分であり、
    は、ULMへの結合点であり、
    n=0~3であり、
    Wは、任意選択で置換されている-CH-、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得、
    c1及びRd1は、独立して、H、D、ハロ、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、又はC1~4アルコキシルであり、
    e3は、H、-C(O)R、又は-P(O)(ORであり、式中、R及びRは、独立して、H、C1~4アルキル、C1~4置換アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8置換シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、又はC3~8置換ヘテロシクルコアルキルであり、
    Z及びYは、それぞれ独立して、N、CRである(式中、R=H若しくは不在である)か、あるいはRがZに結合している場合、ZはCであり、YはN若しくはCRである(式中、RはHである)か、又はRがYに結合している場合、YはCであり、ZはN若しくはCRであり(式中、RはHである)、
    Bは、任意選択で置換されている5~7員シクロアルキル環、任意選択で置換されている5~7員ヘテロアリール環、又は任意選択で置換されている5~7員複素環式環であり、環Bは、Y及びZを介して環Cに縮合しており、ULMは、フォンヒッペル-リンダウE3ユビキチンリガーゼに結合する小分子E3ユビキチンリガーゼ結合部分である、化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  2. が、共有結合である、請求項1に記載の化合物。
  3. が、以下の式によって表される化学部分であり、
    -(A)
    式中、
    qは、1~14の整数であり、
    各Aは、独立して、CR1a1b、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、NR1cC(=NCN)NR1dNR1cC(=NCN)、NR1cC(=CNO)NR1d、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているアリール、又は0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、
    式中、R1a、R1b、R1c、R1d、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHであり、R1a又はR1bは、それぞれ独立して、他の基に任意選択で連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/又はヘテロシクリル部分を形成し得る、請求項1に記載の化合物。
  4. q=4であり、Rが、式:-A-A-A-A-によって表される化学部分であり、式中、A1-4の各々は、独立して、O、S、SO、SO、NR1c、SONR1c、SONR1c、SO(=NR1c)、SO(=NR1c)NR1d、CONR1c、NR1cCONR1d、NR1cC(O)O、NR1cSONR1d、CO、CR1a=CR1b、C≡C、SiR1a1b、P(O)R1a、P(O)OR1a、(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4O(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4S(CR1a1b1-4、-(CR1a1b1-4NR(CR1a1b1-4、任意選択で置換されている3~11員シクルコアルキル、3~11員ヘテロシクリル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
    式中、R1a及びR1bは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-O-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、又は-NHSONHからなる群から選択され、
    1c及びR1dは、それぞれ独立して、H、D、任意選択で置換されているC1~4アルキル、C3~8シクルコアルキル、C3~8ヘテロシクルコアルキル、アリール、又はヘテロアリールからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
  5. が、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、-(CR1a1b1-5、-(CR1a=CR1b)-、-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(C≡C)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~1
    1員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、又は-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、-(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)である、請求項1又は3に記載の化合物。
  6. 前記式IAの化合物が、式IA-1の化合物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物。
    Figure 2023529908000282
  7. 前記式IAの化合物が、式IA-2の化合物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物。
    Figure 2023529908000283
  8. 前記式IAの化合物が、式IA-3の化合物であり、
    Figure 2023529908000284
    式中、m=1~3であり、
    Xは、任意選択で置換されている-CH-若しくはNHであるか、又はRがXに結合している場合、Xは-CH若しくはNであり、Qは、任意選択で置換されている-CH-、任意選択で置換されている-(CH-、-C(O)-、任意選択で置換されている-CHC(O)-、-S(O)-、-S(O)-、任意選択で置換されている-CHS(O)-、又は任意選択で置換されている-CHS(O)-である、請求項1~5又は7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 前記式IAの化合物が、式IA-4の化合物であり、
    Figure 2023529908000285
    式中、m=1~3であり、各Rは、独立して、H、D、F、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、C1~4アルコキシル、置換されているC1~3アルキル、置換されているC1~3ハロアルキル、又は置換されているC1~4アルコキシルであり、s=0~7である、請求項1~5又は7若しくは8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 前記式IA-4の化合物が、式IA-5の化合物である、請求項9に記載の化合物。
    Figure 2023529908000286
  11. m=2である、請求項8~10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 少なくとも1つのWが、任意選択で置換されている-CH-であり、n=2又は3である場合、1つのWのみが、-C(O)-、-S(O)-、又は-S(O)-であり得る、請求項8~11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. Wが、-CH-である、請求項10~12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. Wが、-CH(CH)-である、請求項10~12のいずれか一項に記載の化合物。
  15. 少なくとも1つのWが、-C(O)-である、請求項8~11のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 前記式IA-5の化合物が、式IA-6の化合物である、請求項11に記載の化合物。
    Figure 2023529908000287
  17. e3が、Hである、請求項1~16のいずれか一項に記載の化合物。
  18. d1が、Hである、請求項1~17のいずれか一項に記載の化合物。
  19. s=0である、請求項9~18のいずれか一項に記載の化合物。
  20. c1が、Hである、請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物。
  21. ULMが、式ULM-Iを有する部分であり、
    Figure 2023529908000288
    式中、
    破線(----)は、ULM-IのRへの結合位置を示し、
    Vは、H又はFであり、
    は、任意選択で置換されているフェニル、任意選択で置換されているナフチル、又は任意選択で置換されている5~10員ヘテロアリールであり、
    若しくはRのうちの一方は、H、D、ハロアルキル、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、-COR、CONRe1e2であり、
    若しくはRのうちの他方は、H若しくはDであるか、
    又はR及びRは、これら両方が結合している炭素原子と一緒に、任意選択で置換されている3~5員シクロアルキル若しくはヘテロシクリルを形成し、
    は、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリールであるか、又は
    Figure 2023529908000289
    及びRは、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、若しくは任意選択で置換されているハロアルキルであるか、
    又はR、R、及びそれらが結合している炭素原子は、任意選択で置換されているシクロアルキル若しくは任意選択で置換されているヘテロシクリルを形成し、
    は、任意選択で置換されているヘテロシクリル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているアリール、CONR、NR
    Figure 2023529908000290
    であり、
    は、H又は任意選択で置換されているアルキルから選択され、
    は、H、-C(O)-から選択され、式中、は、Rへの結合点、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキルカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)アルキルカルボニル、任意選択で置換されているアラルキルカルボニル、任意選択で置換されているアリールカルボニル、任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニル、任意選択で置換されている(ヘテロシクリル)カルボニル、又は任意選択で置換されているアラルキルであり、
    各Rは、独立して、H、ハロ、任意選択で置換されているアルコキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、ハロアルキル、又はハロアルコキシであり、
    各Rは、独立して、H、任意選択で置換されているアルキル、又はNRe1e2から選択され、
    各Re1及びRe2は、独立して、H、D、任意選択で置換されているアルキルであるか、
    又はRe1及びRe2は、これら両方が結合している炭素原子と一緒に、4~7員ヘテロシクリルを形成し、
    pは、0、1、2、3、又は4である、請求項1~20のいずれか一項に記載の化合物。
  22. が、任意選択で置換されているヘテロシクリルである、請求項21に記載の化合物。
  23. が、任意選択で置換されているヘテロアリールである、請求項21に記載の化合物。
  24. が、任意選択で置換されているアリールである、請求項21に記載の化合物。
  25. が、CONRである、請求項21に記載の化合物。
  26. が、NRである、請求項21に記載の化合物。
  27. が、
    Figure 2023529908000291
    である、請求項21に記載の化合物。
  28. が、
    Figure 2023529908000292
    である、請求項21に記載の化合物。
  29. が、
    Figure 2023529908000293
    である、請求項21に記載の化合物。
  30. が、
    Figure 2023529908000294
    である、請求項21に記載の化合物。
  31. が、
    Figure 2023529908000295
    である、請求項21に記載の化合物。
  32. が、
    Figure 2023529908000296
    である、請求項21に記載の化合物。
  33. が、
    Figure 2023529908000297
    である、請求項21に記載の化合物。
  34. が、
    Figure 2023529908000298
    である、請求項21に記載の化合物。
  35. が、
    Figure 2023529908000299
    である、請求項21に記載の化合物。
  36. が、以下の式を有する任意選択で置換されているフェニルであり、
    Figure 2023529908000300
    式中、
    は、H、D、ハロ、-CN、-OH、-NO、-NRe1e2、-ORe1、-CONRe1e2、-NRe1CORe2、-SONRe1e2、-NRe1SOe2、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているハロアルコキシ、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、又は任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
    10は、H、D、ハロ、CN、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、ヒドロキシ、-NH(任意選択で置換されているアルキル)、-N(任意選択で置換されているアルキル)、任意選択で置換されているアルコキシ、又は任意選択で置換されているハロアルコキシであり、
    zは、0、1、2、3、又は4である、請求項21~35のいずれか一項に記載の化合物。
  37. が、-CN、又は
    Figure 2023529908000301
    (それぞれ任意選択で置換されている)である、請求項36に記載の化合物。
  38. が、
    Figure 2023529908000302
    である、請求項37に記載の化合物。
  39. 10が、H、D、ヒドロキシ、ハロゲン、-NH(C~Cアルキル)、又はC~Cアルコキシであり、zが、0、1、2、3、又は4である、請求項36~38のいずれか一項に記載の化合物。
  40. が、
    Figure 2023529908000303
    であり、
    が、Hであり、
    が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
    が、
    Figure 2023529908000304
    であり、
    が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
    が、H、-C(O)-であり、は、Rへの結合点、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキルカルボニル、又は任意選択で置換されている(シクロアルキル)カルボニルである、請求項21、26、又は36~39のいずれか一項に記載の化合物。
  41. が、H、C1~アルキル、C1~alk-OH、C1~alk-NH、-C1~alk-CONH-、又は-C1~alk-NHCO-であり、
    が、-NH-、又は-NHCOR11であり、
    が、ULMのRへの結合点であり、
    11が、
    Figure 2023529908000305
    である、請求項21に記載の化合物。
  42. が、
    Figure 2023529908000306
    であり、
    が、Hであり、
    が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、
    が、
    Figure 2023529908000307
    であり、
    が、H、又は任意選択で置換されているアルキルであり、p=1である、請求項21に記載の化合物。
  43. ULM-Iが、以下の式の化合物であり、
    Figure 2023529908000308
    が、ULMのRへの結合点である、請求項21~42のいずれか一項に記載の化合物。
  44. が、-CN、又は任意選択で置換されている
    Figure 2023529908000309
    であり、
    10が、H、D、ヒドロキシ、ハロゲン、-NH(C~Cアルキル)、又は-OC~Cアルキルである、請求項43に記載の化合物。
  45. が、
    Figure 2023529908000310
    であり、
    10が、H、-F、又は-OCHである、請求項44に記載の化合物。
  46. 前記式Iの化合物が、式IA-7又はIA-8の化合物である、請求項43~45のいずれか一項に記載の化合物。
    Figure 2023529908000311
  47. 前記式Iの化合物が、式IA-9a又はIA-10aの化合物であり、
    Figure 2023529908000312
    式中、Xは、N又はCHである、請求項43~46のいずれか一項に記載の化合物。
  48. 前記式Iの化合物が、式IA-11又はIA-12の化合物であり、
    Figure 2023529908000313
    式中、Wは、-CH-又は-CH(CH)-であり、
    Xは、N又はCHであり、
    各Rは、独立して、C1~3アルキルであり、s=0又は1であり、
    は、
    共有結合、
    -0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル、
    0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル、
    -(CR1a1b1-5
    -(CR1a=CR1b)-、
    -(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-、
    -(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-、
    -(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(C≡C)-(CR1a1b1-5
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CO)(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(CR1a=CR1b)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(C≡C)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(CO)-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-CO-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(CO)-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-、
    -A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、又は
    -(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)であり、
    は、H、-CH、又は-CHOHであり、
    は、-C(CH又は-CH(CHであり、
    は、-CN、又は任意選択で置換されているヘテロアリール、好ましくは
    Figure 2023529908000314
    であり、
    1a、R1b、R1c、及びR1eは、それぞれ独立して、-H、D、-ハロ、-C~Cアルキル、-C~Cハロアルキル、-O-C~Cアルキル、-S-C~Cアルキル、-NHC~Cアルキル、-N(C~Cアルキル)2、3~11員シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、3~11員ヘテロシクリル、-O-(3~11員シクロアルキル)、-S-(3~11員シクロアルキル)、NH-(3~11員シクロアルキル)、N(3~11員シクロアルキル)、N-(3~11員シクロアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-NH、-SH、-SO~Cアルキル、SO(NH)C~Cアルキル、P(O)(OC~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-P(O)(OC~Cアルキル)、-C≡C-C~Cアルキル、-C≡CH、-CH=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=CH(C~Cアルキル)、-C(C~Cアルキル)=C(C~Cアルキル)、-Si(OH)、-Si(C~Cアルキル)、-Si(OH)(C~Cアルキル)、-C(O)C~Cアルキル、-COH、-CN、-CF、-CHF、-CHF、-NO、-SF、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-SO(NH)NHC~Cアルキル、-SO(NH)N(C~Cアルキル)、-SONHC~Cアルキル、-SON(C~Cアルキル)、-CONHC~Cアルキル、-CON(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)CON(C~Cアルキル)、-NHCONH(C~Cアルキル)、-NHCON(C~Cアルキル)、-NHCONH、-N(C~Cアルキル)SONH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)SON(C~Cアルキル)、-NHSONH(C~Cアルキル)、-NHSON(C~Cアルキル)、若しくは-NHSONHであるか、又はR1a若しくはR1bは、それぞれ独立して、他の基に任意選択で連結されて、0~4つのR1e基で任意選択で置換されているシクロアルキル及び/若しくはヘテロシクリル部分を形成し得る、請求項47に記載の化合物。
  49. Wが、-CH-である、請求項48に記載の化合物。
  50. が、-CHである、請求項48又は49に記載の化合物。
  51. が、
    Figure 2023529908000315
    である、請求項48~50のいずれか一項に記載の化合物。
  52. が、
    -(CR1a1b1-5
    -(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5
    -(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -A-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-(式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~4つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、
    -(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)、又は
    -(CO)-(0~6つのR1a及び/若しくはR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-(式中、Aは、O、S、又はNR1cである)である、請求項48~51のいずれか一項に記載の化合物。
  53. 各R1a、各R1b、及び各R1cが、独立して、H又はC~Cアルキルである、請求項48~52のいずれか一項に記載の化合物。
  54. 前記式Iの化合物が、式IA-13a、IA-13b、IA-14a、又はIA-14bの化合物であり、
    Figure 2023529908000316
    式中、Xは、N又はCHである、請求項46~53のいずれか一項に記載の化合物。
  55. が、-(3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-3-O-であり、各R1aが、Hであり、各R1bが、独立して、H又は-C~Cアルキル、好ましくは-CHである、請求項54に記載の化合物。
  56. が、-(3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-3-O-であり、各R1aが、Hであり、各R1bが、独立して、H又は-C~Cアルキル、好ましくは-CHである、請求項54に記載の化合物。
  57. 前記式Iの化合物が、式IA-15a、IA-15b、IA-16a、又はIA-16bの化合物であり、
    Figure 2023529908000317
    式中、Aは、O、S、又はNR1cであり、
    1a1は、H又は-C~Cアルキル、好ましくは-CHCH、又は-CHであり、
    1cは、-H、又はC~Cアルキル、好ましくは-CHであり、
    は、共有結合、又は-(CR1a1b1-3である、請求項54に記載の化合物。
  58. Aが、Oであり、R1a1が、-C~Cアルキル、好ましくは-CHCH又は-CHである、請求項57に記載の化合物。
  59. が、共有結合である、請求項57又は58に記載の化合物。
  60. が、-CR1a=CR1b-である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  61. が、-(CR1a1b1-5である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  62. が、-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  63. が、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  64. が、-(C≡C)-(CR1a1b1-5である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  65. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  66. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  67. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  68. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  69. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-である、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  70. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  71. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  72. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  73. が、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  74. が、-(CR1a1b1-5-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  75. が、-(CR1a1b1-5-A-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  76. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  77. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  78. が、-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  79. が、-A-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  80. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  81. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  82. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-A-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、各Aは、独立して、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  83. が、-(0~4つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されているヘテロアリール)-A-(CR1a1b1-5-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  84. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  85. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CO)-A-(CR1a1b1-5-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  86. が、-(CO)-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員シクロアルキル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  87. が、-(0~6つのR1a及び/又はR1b基で任意選択で置換されている3~11員ヘテロシクリル)-(CR1a1b1-5-A-であり、式中、Aは、O、S、又はNR1cである、請求項1~54のいずれか一項に記載の化合物。
  88. Aが、Oである、請求項62、63、又は70~87のいずれか一項に記載の化合物。
  89. 各R1aが、独立して、H、-F、又は-CHであり、各R1bが、独立して、H又は-CHであり、各R1cが、独立して、H又は-CHである、請求項60~88のいずれか一項に記載の化合物。
  90. 請求項1~89のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物。
  91. がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、前記対象に、請求項1~89のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
  92. 前記がんが、SMARCA4変異を有する、請求項91に記載の方法。
  93. 前記がんが、扁平上皮がん、基底細胞がん、腺がん、肝細胞がん、及び腎細胞がん、膀胱、腸、乳房、子宮頸部、結腸、食道、頭部、腎臓、肝臓、肺、頸部、卵巣、膵臓、前立腺、及び胃のがん;白血病;良性及び悪性リンパ腫、特にバーキットリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫;良性及び悪性黒色腫;骨髄増殖性疾患;ユーイング肉腫、血管肉腫、カポジ肉腫、脂肪肉腫、筋肉腫、末梢神経上皮腫、滑膜肉腫、神経膠腫、星状細胞腫、乏突起神経膠腫、上衣腫、神経膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、神経節腫、神経節膠腫、髄芽腫、松果体細胞腫瘍、髄膜腫、髄膜肉腫、神経線維腫、及びシュワン腫を含む肉腫;腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮頸部がん、子宮がん、肺がん、卵巣がん、精巣がん、甲状腺がん、星状細胞腫、食道がん、膵臓がん、胃がん、肝臓がん、結腸がん、黒色腫;がん肉腫、ホジキン病、ウィルムス腫瘍、及び奇形がん腫、T系列急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)、T系列リンパ芽球性リンパ腫(T-LL)、末梢T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、前駆B細胞ALL、前駆B細胞リンパ腫、大細胞型B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、B細胞ALL、フィラデルフィア染色体陽性ALL及びフィラデルフィア染色体陽性CMLである、請求項91又は92に記載の方法。
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