JP2023526485A - 物品入庫方法、装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

物品入庫方法、装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体 Download PDF

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Abstract

入庫の技術分野に関する、商品のための入庫方法および装置、ならびに不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。本方法は、入庫リストデータの受信に応答して、入庫リストデータ中の入庫商品のロジスティック保管属性に従って入庫リストデータを複数のタスクリストデータへ分割するステップ(110)と、品質保証期間パラメータ、カテゴリパラメータおよび重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序を基にして、タスクリストデータ中の商品に保管場所を割り当てるステップ(120)と、割当て結果に従って商品を入庫するステップ(130)とを含む。

Description

関連出願の相互参照
本開示は、2020年5月20日に出願された、中国特許出願第202010432371.2号に基づき、その優先権を主張するものであり、これによりその開示の全体が参照により本開示に組み込まれる。
本開示は、入庫の技術分野に関し、特に、物品入庫方法、装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体に関する。
物品入庫は、入庫および保管活動の第一段階である。例えば、コールドチェーン製品は、低温環境(-18℃など)に入庫される必要があり、そして作業員は、彼らが一定時間作業した上で比較的快適な環境で休憩する必要がある。これは、コールドチェーン製品の入庫および保管に様々なリンクの効率的な動作および接続を必要とする。
関連技術において、入庫品は手動で検査され、そして対応する保管場所に保管される。
本開示の一部の実施形態によれば、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するステップと、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップと、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップとを含む、物品入庫方法が提供される。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定するステップと、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備える場合に、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定するステップと、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップは、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンが、複数の順序的に配置されるラックを備える場合に、ラックの配置順序に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域内のラックが複数の層を備えれば、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップであって、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する、ステップを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置くステップと、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得るステップと、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定するステップと、在庫品の量が、対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシート中の対応カテゴリの追加物品を決定するステップと、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置くステップと、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得るステップと、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定するステップと、任意の物品カテゴリに対して、このカテゴリの在庫品の量が入庫シートデータ中のこのカテゴリの物品の登録量より少なければ、棚入れされなかった物品としてこのカテゴリの追加物品を決定するステップと、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品のための対応する保管場所に棚入れされなかった物品を置くステップとを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置くステップと、任意の物品に対して、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査するステップと、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするステップとを含む。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御するステップを含む。
本開示の他の実施形態によれば、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するための分割ユニットと、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるための割当てユニットと、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うための処理ユニットとを備える、物品入庫装置が提供される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、割当てユニットは、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、割当てユニットは、一致在庫品に対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備え、割当てユニットは、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは、複数の層を有し、割当てユニットは、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用され、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
一部の実施形態において、処理ユニットは、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシート中の対応カテゴリの追加物品を決定し、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニットは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置き、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、任意の物品カテゴリに対して、このカテゴリの在庫品の量が入庫シートデータ中のこのカテゴリの物品の登録量より少なければ、棚入れされなかった物品としてこのカテゴリの追加物品を決定し、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品を棚入れされなかった物品のための対応する保管場所に置くために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニットは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ラック上の任意の物品に対して、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査し、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするために使用される。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、処理ユニットは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御する。
本開示の他の実施形態によれば、メモリと、メモリに結合されるプロセッサとを備え、プロセッサは、メモリに記憶される命令に基づいて、上記実施形態のいずれか1つに係る物品入庫方法を実施するように構成される、物品入庫装置が提供される。
一部の実施形態において、物品入庫装置は、ラック上の物品の実重量を検出するための重量センサを更に備える。
一部の実施形態において、物品入庫装置は、プロセッサの制御に応答して、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるための伝動装置を更に備える。
本開示のなお更なる実施形態によれば、プロセッサによって実行されると、上記実施形態のいずれか1つに係る物品入庫方法を実装するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
添付図面は、本明細書に組み込まれてその一部分を構成するものであるが、本開示の実施形態を例示し、かつ説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
本開示は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明からより明らかに理解されるであろう。
本開示の一部の実施形態に係る物品入庫方法のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図1におけるステップ130のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図2におけるステップ220のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図3におけるステップ340のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置の概要図を示す。 本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。 本開示の他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。 本開示の更に他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
本開示の様々な例証的な実施形態が、ここで添付図面を参照しつつ詳細に記載されることになる。特に明記しない限り、これらの例に記載される部品およびステップの相対配置、数値表現および数値が本発明の範囲を限定しないことに留意されたい。
同時に、説明を容易にするために、図面に示される様々な部分の寸法が実際の比率で描かれていないことが理解されるべきである。
少なくとも1つの例証的な実施形態の以下の説明は、実際は単に例示であり、決して本発明、その応用または使用に対する限定としては意図されない。
当業者に公知の技術、方法および装置を詳細に述べることはないが、必要に応じて、これらの技術、方法および装置は、本明細書の一部として考えられるべきである。
本明細書に図示されかつ述べられる全ての例のうち、いずれの特定の値も、単に例示として解釈されるべきであり、限定としてではない。そのため、例証的な実施形態の他の例は、異なる値を有してよい。
添付図面において同様の参照数字および文字が同類のものによって表され、したがって、一旦ある物が図面に定められると、添付図面において更なる考察の必要がないことに留意されたい。
本開示の発明者らは、上述の関連技術に以下の課題、すなわち、物品属性に従って保管場所を合理的に割り当てることができず、低入庫効率に至るという課題が存在することを見いだした。
これに鑑みて、本開示は、入庫効率を改善できる、物品入庫のための方式を提案する。
図1は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫方法のフローチャートを示す。
図1に示されるように、本方法は、ステップ110:入庫シートデータを複数のワークシートへ分割する、ステップ120:複数のワークシートの各ワークシート上の物品のための保管場所を割り当てる、およびステップ130:物品に入庫処理を行う、を含む。
ステップ110では、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータは複数のワークシートへ分割される。例えば、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、入庫シートデータ(入庫および棚入れされる物品のシート)は、WMS(倉庫管理システム)によって発行される。例えば、WMSは、検査および受理された物品の関連情報(カテゴリ等など)に基づいて対応する棚入れ(物品をラック上に置く)戦略を決定し、次いで入庫および棚入れされる物品のシートを生成できる。WMSは、WCS(倉庫制御システム)に入庫および棚入れされる物品のシートを発行できる。
一部の実施形態において、WCSは、受信した入庫シートを複数のワークシート(棚入れワークシート)へ分割してよい。例えば、WCSによって受信される、入庫および棚入れされる物品のシートは、全ての棚入れ品(入庫品)を含む。全ての棚入れ品のロジスティクス属性に従って、WCSは、入庫シートを幾つかの棚入れワークシートへ分割することになる。
ステップ120では、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のために保管場所が割り当てられる。
一部の実施形態において、WCSは、棚入れ品のための保管場所割当てを行う。例えば、WCSは、種々の割当て戦略に従って全ての入荷品(入庫品)のための保管場所を割り当てる。割当て戦略は、貯蔵寿命割当て戦略、最少保管場所戦略、比重割当て戦略、均等保管場所分布戦略、ラックユニット割当て戦略、層-高さベースの保管場所割当て戦略等を含んでよい。
一部の実施形態において、WCSは、入庫品にGTP(Goods to Person:棚搬送型)システム内の保管場所を割り当ててよい。
例えば、WMSは、GTPシステムを保管場所として扱うことができ、そしてWCSは、GTPシステムを再分割できる保管区域として扱うことができる。WCSは、保管区域を複数の下位保管区域CQiへ分けることができ、各CQiは複数の保管レーンXDjを備え、各XDjは複数のラックLkを備え、各Lkは複数の層Xuを有し、そして各Xuは複数の保管場所CWvを備える。ここでi、j、k、uおよびvは1以上の整数である。
一部の実施形態において、貯蔵寿命割当て戦略は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てることでよい。例えば、物品の貯蔵寿命バッチ管理データ(日、週、月、四半期、半年または年ごとなど)を得ることができ、そして貯蔵寿命バッチデータに従って物品のために保管場所を割り当てることができる。
例えば、WCSシステムは、棚入れされかつGTPシステム内の入庫品と同じ貯蔵寿命バッチを有する在庫品があるかどうかを最初に判定でき、同じ貯蔵寿命バッチに在庫品があり、かつこれらの在庫品が位置する保管場所がいっぱいでなければ、入庫品は、保管場所がいっぱいになるまで保管場所に置かれ、同じ貯蔵寿命バッチに在庫品がなければ、入庫品は別の戦略に従って棚入れされることになる。
一部の実施形態において、最少保管場所戦略は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てることでよい。
例えば、各SKU(在庫維持単位)に対して、GTPシステムにSKUのための保管場所(対応するSKU物品を保管する)があり、かつ保管場所がいっぱいでないかどうかが判定される。SKUのための保管場所があり、かつ保管場所がいっぱいでなければ、対応するSKUの入庫品が保管場所に割り当てられる。
一部の実施形態において、比重割当て戦略は、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てることでよい。
例えば、入庫品は、次の通りに重い物品および軽い物品へ分類できる:
Figure 2023526485000002
であれば、I=Heavy、
さもなければI=Light
miは物品Iの重量(単位kg)であり、liは物品Iの長さ(単位mm)であり、wiは物品Iの幅(単位mm)であり、diは物品Iの高さ(単位mm)であり、そしてwはしきい値(単位kg/mm3)である。「Heavy」は重い物品に対する標識であり、そして「Light」は非重い物品、すなわち軽い物品に対する標識である。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備える。
例えば、均等保管場所分布戦略は、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当てることでよい。
一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てる。
例えば、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
例えば、均等保管場所分布戦略では、以下の優先順位に従って保管場所を割り当てることができる:(CQ1、XD1)>(CQ2、XD1)>(CQ1、XD2)>(CQ2、XD2)>……。このように、物品は、異なる下位保管区域の保管レーンに均等に分布させることができ、それによって物品の一様分布を保証し、かつ入庫効率を改善する。
第一に、保管区域において入庫品と同じカテゴリにある在庫品の保管場所を検索でき、次いで均等保管場所分布戦略に従って保管場所を割り当てることができる。
例えば、GTPシステム内の様々な保管場所に棚入れされた物品のカテゴリを、WCSシステムを通じて学習でき、そのため入庫品と同じカテゴリの物品が(CQ1、XD1)に保管されているが、(CQ1、XD1)が一杯であることを知り、この場合、入庫品のために利用可能な保管場所の割当て優先順位は:(CQ2、XD1)>(CQ1、XD2)>(CQ2、XD2)>……>(CQ1、XD1)である。
すなわち、(CQ1、XD1)を基準保管場所として、下位保管区域の配置順序に従って、基準保管場所が位置する下位保管区域以外の下位保管区域の保管レーンに保管場所が割り当てられる。別の下位保管区域内の保管レーンを割り当てるとき、基準保管場所と同じ順序番号を有する保管レーンに優先度が与えられる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備える。ラックユニット割当て戦略によれば、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所が割り当てられる。
例えば、ラックユニット割当て戦略は、L1>L2>...>LK、ここでKはラックの総数、などのラック通し番号に従って優先順位を設定できる。このように、回転ラックが可能な限り多くの物品の棚入れを完了するために可能な限り少ない回転を回ることを保証できる。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは複数の層を有する。ラック保管場所割当て戦略は、層優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てることでよい。例えば、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
例えば、ラック層ベースの割当て戦略は、中央から上下側に下がる原則に従って層優先順位を設定できる。保管場所優先順位は、ラック層上の保管場所の配置順序に従って設定できる。例えば、保管場所優先順位は次の通りに設定できる:CW1>CW2>...CWV、ここでVはラック層上の保管場所の数である。ラック層の数が奇数かまたは偶数かに応じて異なる割当て戦略を設定できる。
一部の実施形態において、ラック層の数uが偶数であるとき、最上層が最低優先順位を有する。例えば、優先順位は:X(roundup(u/2))>X(roundup(u/2)+1)>X(roundup(u/2)-1)>X(roundup(u/2)+2)>X(roundup(u/2)-2)……>Xuとして設定でき、ここでroundup()は数字を切り上げる。例えば、ラック層の数が偶数u=6であれば、優先順位は次の通りに設定できる:X3>X4>X2>X5>X1>X6
一部の実施形態において、ラック層の数uが奇数であれば、最下層が最低優先順位を有する。例えば、優先順位は次の通りに設定できる:X(roundup(u/2))>X(roundup(u/2)+1)>X(roundup(u/2)-1)>X(roundup(u/2)+2)>X(roundup(u/2)-2)……>X1。例えば、ラック層の数が奇数u=5であれば、優先順位は次の通りに設定できる:X3>X4>X2>X5>X1
このように、ラックの中央のラック層は適度な高さを有しており、これらの層上の保管場所が優先的に割り当てられ、保管の効率を改善できる。
ステップ130では、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理が行われる。例えば、保管区域内のラックは回転可能なラックである。このように、ラックは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、伝動装置を制御することによって回転するように駆動できる。
一部の実施形態において、ステップ130は、図2に示される実施形態に従って実装されてよい。
図2は、本開示の一部の実施形態に係る図1におけるステップ130のフローチャートを示す。
図2に示されるように、図1におけるステップ110(図に示さず)およびステップ120に加えて、ステップ130は、ステップ210、現在のワークシートのデータと棚入れされた実際の物品との間に相違があるかどうかを判定する、およびステップ220、カテゴリによる相違がないか調べる、を含む。
ステップ120の後、以下のステップが行われてよい:割当て保管場所情報を送信する、装置移動命令を発行する、物品情報を促す、および棚入れ完了情報を返す。
割当て保管場所情報を送信するステップでは、WCSは、GTPシステムにワークシートに対応する割当て保管場所情報を送信してよい。
装置移動命令を発行するステップでは、GTPシステムは、ワークシートに従って装置移動命令を発行する。
一部の実施形態において、GTPシステムは、棚入れワークシートに従って全ての棚入れ品にそれらの割当て保管場所に従って集約処理を行う。例えば、集約処理は、各保管レーン内の回転ラックを一度回転させて、全ての棚入れ品をラック上に順序的に置くことができるように、全ての入庫品の対応する保管場所を各保管レーンにラック順序に従って順序通り配置し、回転ラックを一度回転させて、同じラック上に全ての物品の棚入れを完了させることができるように、同じラック上に置かれるべき異なる物品を集約することを含んでよい。
物品情報を促すステップでは、電子表示システムが、棚入れされた物品の情報を促す。例えば、保管レーンの回転可能なラックが棚入れ品のためのラックに回転されると、回転可能なラックの自動扉が開かれる(各保管レーンは自動扉に対応できる)。対応するラック上に置かれるべき物品の関連情報(物品名、量、仕様モデル、製品コード等など)ならびに対応するラック層番号および保管場所情報が表示画面を通して表示される(各保管レーンは、自動扉の近くに設けることができる表示画面に対応できる)。
例えば、作業員は、電子表示システムに従ってラック上に置かれるべき物品のロジスティクス属性情報を促され、ラック上に置かれるべき物品の物品コードをスキャンし、そして物品の棚入れを完了できる。
棚入れ完了情報を返すステップでは、GTPシステムは、棚入れされた物品を置き、そしてWCSに棚入れ完了に関する情報を返す。
ステップ210では、現在のワークシートのデータと棚入れされた実際の物品との間に相違があるかどうかが判定され、相違があれば、ステップ120が再び実行され、相違がなければ、ステップ220が実行される。
一部の実施形態において、ワークシート上の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量が得られ、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量が決定され、この量が、対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシートデータ中の対応カテゴリの追加物品が決定される。
例えば、物品の棚入れの後、ラック上の物品の総重量を重量センサによって測定し、そして物品の関連情報(ロジスティクス属性など)内の重量パラメータと比較でき、物品の理論棚入れ量(入庫量)が計算され、そして予定棚入れ量(登録量)と比較される。
2つの量の間に相違がなければ、対応するワークシートデータ中のこの物品が正しく棚入れされたことを喚起することになり、2つの量の間に相違があれば、電子表示システムは量の相違を喚起することになり、そして量の相違に対応する物品に対して検査が行われることになり、ラックの全ての物品の棚入れが完了されるまで上記ステップが繰り返され、次いで完了についての関連情報がWCSに返される。
一部の実施形態において、現在のラック上に既に置かれた物品と対応するワークシート中の棚入れ品との間に相違があるかどうかを判定できる。WCSは、棚入れされた物品の数の相違があるかどうかを判定し、相違があれば、異なる数の物品のために保管場所が再び割り当てられることになり、そして対応する棚入れ動作を実施するために上記ステップが繰り返され、相違がなければ、本方法は後続の動作に進む。
このように、ワークシートベースの相違検出が完了される。相違検出は、カテゴリによっても行うことができる。
ステップ220では、カテゴリによって相違が検出される。例えば、ステップ220は、図3に示される実施形態に従って実装できる。
図3は、本開示の一部の実施形態に係る図2におけるステップ220のフローチャートを示す。
図3に示されるように、ステップ220は、ステップ310、現在のカテゴリの関連情報を取得する、ステップ320、棚入れされた実際の物品に関して相違があるかどうかを判定する、ステップ330:入庫処理を行う、およびステップ340、入庫シートデータに基づいて相違がないか調べる、を含む。
ステップ310では、WCSは、重量パラメータ、登録量等など、各カテゴリの棚入れされた物品の関連情報を得る。
ステップ320では、このカテゴリの物品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定され、相違があれば、ステップ330が実行され、相違がなければ、ステップ340が実行される。
例えば、入庫シートデータ中の物品の各カテゴリに対して、割当ての結果に従ってこのカテゴリの入庫品をラック上の対応する保管場所へ置いた後に、重量センサを使用してラック上のこのカテゴリの物品の実重量が得られ、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量が決定され、在庫品の量と入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量との間に相違があるかどうかが次いで判定される。
ステップ330では、在庫品の量が入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量より少なければ、棚入れされなかった物品として入庫シートデータ中の追加物品が決定され、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品がラック上の対応する保管場所に置かれる。
例えば、GTPシステムは、ワークシートに従って装置移動命令を再発行し、そして異なる量に対応する物品の棚入れを完了するために対応するラックを回転させることができる。
一部の実施形態において、現在のSKU物品の入庫タスクが完了されるかどうか(量の相違があるかどうか)を判定でき、それが完了されなければ(量の相違があれば)、GTPシステムは、SKU物品を棚入れするためにワークシートに従って装置移動命令を発行することになり、それが完了されれば(量の違いがなければ)、本方法は後続の動作に進み、全てのSKUの棚入れが完了されるまで上記ステップとなる。
このように、カテゴリベースの相違検出が完了される。相違検出は、入庫シートデータに基づいても行うことができる。
ステップ340では、入庫シートデータに基づいて相違が検出される。例えば、ステップ340は、図4に示される実施形態に従って実装できる。
図4は、本開示の一部の実施形態に係る図3におけるステップ340のフローチャートを示す。
図4に示されるように、ステップ340は、ステップ410:実際に棚入れされた物品の関連情報を取得する、ステップ420:入庫シートデータと実際に棚入れされた物品との間に相違があるかどうかを判定する、ステップ430:検査を行う、およびステップ440:関連情報を処理する、を含む。
ステップ410では、WCSは、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報を得てよい。
ステップ420では、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定される。相違があれば、ステップ430が実行され、相違がなければ、ステップ440が実行される。
一部の実施形態において、入庫シートデータ中の棚入れ品が割当ての結果に従ってラック上の対応する保管場所に置かれた後、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定される。
ステップ430では、棚入れされた物品の現物検査が行われる。例えば、WCSは、WMSに異常入庫についての相違情報を返すことができる。
ステップ440では、ラック上の物品の関連情報がアップロードおよび処理される。例えば、WCSは、WMSに正常棚入れ完了情報を返すことができ、そしてWMSは、棚入れ情報を受信して、この情報を処理する。
一部の実施形態において、WMSは、異常棚入れ情報に対して特別な相違処理(実在庫など)を行い、WMSは、正常棚入れ完了情報に対して正常棚入れ情報処理(対応する物品の関連情報を更新するなど)を行う。
上記実施形態において、入庫品が、それらのロジスティクス保管属性に従って複数のタスクへ分けられ、そして貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従い、保管場所が、保管区域内の保管場所の配置順序に従ってタスク中の入庫品のために割り当てられる。このように、保管場所を物品属性に従って合理的に割り当てることができ、それによって入庫効率を改善する。
図5は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置の概要図を示す。
図5に図示されるように、入庫装置は、ワークシートの分割のためおよび保管場所を割り当てるためのWCSを備えてよい。入庫装置は、入庫シートデータを生成および発行し、そして各物品の関連情報を更新するためにWCSとデータ対話を行うためのWMSを更に備えてよい。
一部の実施形態において、入庫装置は、GTP制御システム(GTPシステム)を更に備えてよい。例えば、GTP制御システムは、回転ラックフレーム、ラックユニット、駆動モータ、伝動装置、重量センサおよび保護ネットを備える回転ラックシステムを備えてよい。
例えば、回転ラックシステムは、物品の保管および回転移動のための冷凍区域(典型的温度が-18℃など)に設置できる。ラックユニットは、駆動モータによって駆動される伝動装置に固定でき、それによってラックの回転を実現する。ラックユニットは、幾つかの棚を含むことができ、これにより物品を保管するための幾つかの層へラックを分ける。各層には、異なるカテゴリの物品の保管のための幾つかの保管場所を設けることができる。
例えば、重量センサは、棚入れ処理中にラック上の物品の重量を検出でき、そして棚入れされた物品の数を確認するために使用できる。このように、棚入れ検出を手動計数動作なしで完了でき、それによって棚入れ効率を改善する。
一部の実施形態において、入庫装置は、空のビンおよび物品入りのビンの運搬を実現するための運搬制御システムを更に備えてよい。
一部の実施形態において、入庫装置は、電子表示システムを更に備えてよい。例えば、電子表示システムは、自動扉に配置される幾つかの表示画面を備える。各保管レーンの回転ラックは、自動扉および電子表示画面に対応でき、この画面は、棚入れ品のロジスティクス属性情報を喚起するため、および対応する動作を実施するために使用される。
一部の実施形態において、運搬システムおよび電子表示システムは作業室内に設けられる。作業室は、幾つかの断熱壁によって隔離されており、作業室内の温度は比較的快適である(通常5~10℃)。このように、作業員は、快適な環境温度下で関連する入庫作業を実施できる。したがって、作業員の作業環境を改善することを通じて、作業効率を改善できる。
一部の実施形態において、入庫装置は、自動扉の上方に設置されるエアカーテンを更に備えてよい。自動扉が開かれるたびに、エアカーテンが事前にオンにされ、自動扉が或る時間閉じた後にエアカーテンがオフにされる。このように、作業室内の温度および湿度を保証し、かつ作業室内の結露によって生じる機器への損傷を回避するように、回転ラックシステムが設けられる冷凍庫内の冷気が作業室に入るのを防止できる。
図6は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図6に図示されるように、物品入庫装置6は、分割ユニット61、割当てユニット62および処理ユニット63を備える。
分割ユニットは、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するために使用される。
割当てユニット62は、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、そして対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、そして対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備える。割当てユニット62は、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、割当てユニット62は、対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備える。割当てユニット62は、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは、複数の層を有する。割当てユニット62は、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用され、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シート中の入庫品に入庫処理を行うために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシートデータ中の対応カテゴリの追加物品を決定し、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置き、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量より少なければ、棚入れされなかった物品として入庫シート中の追加物品を決定し、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品をラック上の対応する保管場所に置くために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ラック上の各物品に対して、ラック上の物品の関連情報と入庫シートデータ中の対応する入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査し、ラック上の物品の関連情報と入庫シートデータ中の対応する入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするために使用される。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御する。
図7は、本開示の他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図7に図示されるように、本実施形態の物品入庫装置7は、メモリ71およびメモリ71に結合されるプロセッサ72を備え、プロセッサ72は、メモリ71に記憶される命令に基づいて、本開示の実施形態のいずれか1つに記載の物品入庫方法を実施するように構成される。
ここで、メモリ71は、例えば、システムメモリ、固定非一時的記憶媒体等を含んでよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ、データベースおよび他のプログラムを記憶する。
一部の実施形態において、入庫装置7は、ラック上の物品の実重量を検出するための重量センサ73を更に備える。
一部の実施形態において、入庫装置7は、プロセッサの制御に応答して、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるための伝動装置74を更に備える。
図8は、本開示の更に他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図8に図示されるように、本実施形態の物品入庫装置8は、メモリ810およびメモリ810に結合されるプロセッサ820を備え、プロセッサ820は、メモリ810に記憶される命令に基づいて、上記の実施形態のいずれか1つに記載の物品入庫方法を実施するように構成される。
メモリ810は、例えば、システムメモリ、固定非一時的記憶媒体等を含んでよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、ブートローダおよび他のプログラムを記憶する。
物品入庫装置8は、入出力インタフェース830、ネットワークインタフェース840、ストレージインタフェース850等を更に備えてよい。これらのインタフェース830、840、850ならびにメモリ810およびプロセッサ820は、例えば、バス860を通して各々に接続されてよい。ここで、入出力インタフェース830は、ディスプレイ、マウス、キーボードおよびタッチスクリーンなどの入出力デバイスのための接続インタフェースを提供する。ネットワークインタフェース840は、様々なネットワーク化デバイスのための接続インタフェースを提供する。ストレージインタフェース850は、SDカードおよびUSBフラッシュディスクなどの外部ストレージデバイスのための接続インタフェースを提供する。
当業者は、本開示の実施形態が方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本開示の実施形態は、完全にハードウェア実施形態、完全にソフトウェア実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェア要素両方を含む実施形態の形態をとることができる。その上、本開示は、コンピュータ使用可能プログラムコードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ使用可能非一時的記憶媒体(ディスクストレージ、CD-ROM、光ストレージデバイス等を含むがこれらに限定されない)に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。
ここまで、本開示に係る物品入庫方法、物品入庫装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体が詳細に記載された。本開示の概念を不明瞭にすることを回避するために、一部の公知の詳細は記載されない。以上の説明に基づいて、当業者は、本明細書に開示される技術的解決策の実装の仕方を理解できる。
本開示の方法およびシステムは多くの仕方で実装され得る。例えば、本開示の方法およびシステムは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、ハードウェアおよびファームウェアの任意の組合せによって実装され得る。本方法の上記の一連のステップは単に例示の目的であり、本開示の方法のステップは、特に明記しない限り上記の特定の順に限定されない。加えて、一部の実施形態において、本開示は、記録媒体に記録されるプログラムとしても実装され得、本開示に係る方法を実装するための機械可読命令を備える。したがって、本開示は、本開示に係る方法を実行するためのプログラムを記憶した記録媒体も包含する。
本開示の一部の具体的な実施形態が例として詳細に記載されたが、当業者は、以上の例が単に例示の目的であり、本開示の範囲を限定すると意図されないことを理解するべきである。上記実施形態が本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく修正され得ることが当業者によって理解されるべきである。本開示の範囲は以下の特許請求の範囲によって定められる。
6 物品入庫装置
7 物品入庫装置
8 物品入庫装置
61 分割ユニット
62 割当てユニット
63 処理ユニット
71 メモリ
72 プロセッサ
73 重量センサ
74 伝動装置
810 メモリ
820 プロセッサ
830 入出力インタフェース
840 ネットワークインタフェース
850 ストレージインタフェース
860 バス
関連出願の相互参照
本開示は、2020年5月20日に出願された、中国特許出願第202010432371.2号に基づき、その優先権を主張するものであり、これによりその開示の全体が参照により本開示に組み込まれる。
本開示は、入庫の技術分野に関し、特に、物品入庫方法、装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体に関する。
物品入庫は、入庫および保管活動の第一段階である。例えば、コールドチェーン製品は、低温環境(-18℃など)に入庫される必要があり、そして作業員は、彼らが一定時間作業した上で比較的快適な環境で休憩する必要がある。これは、コールドチェーン製品の入庫および保管に様々なリンクの効率的な動作および接続を必要とする。
関連技術において、入庫品は手動で検査され、そして対応する保管場所に保管される。
本開示の一部の実施形態によれば、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するステップと、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップと、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップとを含む、物品入庫方法が提供される。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定するステップと、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備える場合に、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定するステップと、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップは、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンが、複数の順序的に配置されるラックを備える場合に、ラックの配置順序に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップを含む。
一部の実施形態において、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるステップは、保管区域内のラックが複数の層を備えれば、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるステップであって、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する、ステップを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置くステップと、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得るステップと、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定するステップと、在庫品の量が、対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシート中の対応カテゴリの追加物品を決定するステップと、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるステップとを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置くステップと、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得るステップと、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定するステップと、任意の物品カテゴリに対して、このカテゴリの在庫品の量が入庫シートデータ中のこのカテゴリの物品の登録量より少なければ、棚入れされなかった物品としてこのカテゴリの追加物品を決定するステップと、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品のための対応する保管場所に棚入れされなかった物品を置くステップとを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置くステップと、任意の物品に対して、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査するステップと、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするステップとを含む。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うステップは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御するステップを含む。
本開示の他の実施形態によれば、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するための分割ユニットと、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるための割当てユニットと、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理を行うための処理ユニットとを備える、物品入庫装置が提供される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニットは、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、割当てユニットは、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、一致在庫品に対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、一致在庫品に対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、割当てユニットは、一致在庫品に対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備え、割当てユニットは、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは、複数の層を有し、割当てユニットは、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用され、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
一部の実施形態において、処理ユニットは、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシート中の対応カテゴリの追加物品を決定し、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニットは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置き、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、任意の物品カテゴリに対して、このカテゴリの在庫品の量が入庫シートデータ中のこのカテゴリの物品の登録量より少なければ、棚入れされなかった物品としてこのカテゴリの追加物品を決定し、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品を棚入れされなかった物品のための対応する保管場所に置くために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニットは、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ラック上の任意の物品に対して、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査し、ラック上の物品の関連情報とラック上の物品に対応する入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするために使用される。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、処理ユニットは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御する。
本開示の他の実施形態によれば、メモリと、メモリに結合されるプロセッサとを備え、プロセッサは、メモリに記憶される命令に基づいて、上記実施形態のいずれか1つに係る物品入庫方法を実施するように構成される、物品入庫装置が提供される。
一部の実施形態において、物品入庫装置は、ラック上の物品の実重量を検出するための重量センサを更に備える。
一部の実施形態において、物品入庫装置は、プロセッサの制御に応答して、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるための伝動装置を更に備える。
本開示のなお更なる実施形態によれば、プロセッサによって実行されると、上記実施形態のいずれか1つに係る物品入庫方法を実装するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
プロセッサによって実行されると、プロセッサに上記実施形態のいずれか1つに係る物品入庫方法を実装させる命令を備える、コンピュータプログラム。
添付図面は、本明細書に組み込まれてその一部分を構成するものであるが、本開示の実施形態を例示し、かつ説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
本開示は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明からより明らかに理解されるであろう。
本開示の一部の実施形態に係る物品入庫方法のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図1におけるステップ130のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図2におけるステップ220のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る図3におけるステップ340のフローチャートを示す。 本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置の概要図を示す。 本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。 本開示の他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。 本開示の更に他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
本開示の様々な例証的な実施形態が、ここで添付図面を参照しつつ詳細に記載されることになる。特に明記しない限り、これらの例に記載される部品およびステップの相対配置、数値表現および数値が本発明の範囲を限定しないことに留意されたい。
同時に、説明を容易にするために、図面に示される様々な部分の寸法が実際の比率で描かれていないことが理解されるべきである。
少なくとも1つの例証的な実施形態の以下の説明は、実際は単に例示であり、決して本発明、その応用または使用に対する限定としては意図されない。
当業者に公知の技術、方法および装置を詳細に述べることはないが、必要に応じて、これらの技術、方法および装置は、本明細書の一部として考えられるべきである。
本明細書に図示されかつ述べられる全ての例のうち、いずれの特定の値も、単に例示として解釈されるべきであり、限定としてではない。そのため、例証的な実施形態の他の例は、異なる値を有してよい。
添付図面において同様の参照数字および文字が同類のものによって表され、したがって、一旦ある物が図面に定められると、添付図面において更なる考察の必要がないことに留意されたい。
本開示の発明者らは、上述の関連技術に以下の課題、すなわち、物品属性に従って保管場所を合理的に割り当てることができず、低入庫効率に至るという課題が存在することを見いだした。
これに鑑みて、本開示は、入庫効率を改善できる、物品入庫のための方式を提案する。
図1は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫方法のフローチャートを示す。
図1に示されるように、本方法は、ステップ110:入庫シートデータを複数のワークシートへ分割する、ステップ120:複数のワークシートの各ワークシート上の物品のための保管場所を割り当てる、およびステップ130:物品に入庫処理を行う、を含む。
ステップ110では、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って、入庫シートデータは複数のワークシートへ分割される。例えば、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、入庫シートデータ(入庫および棚入れされる物品のシート)は、WMS(倉庫管理システム)によって発行される。例えば、WMSは、検査および受理された物品の関連情報(カテゴリ等など)に基づいて対応する棚入れ(物品をラック上に置く)戦略を決定し、次いで入庫および棚入れされる物品のシートを生成できる。WMSは、WCS(倉庫制御システム)に入庫および棚入れされる物品のシートを発行できる。
一部の実施形態において、WCSは、受信した入庫シートを複数のワークシート(棚入れワークシート)へ分割してよい。例えば、WCSによって受信される、入庫および棚入れされる物品のシートは、全ての棚入れ品(入庫品)を含む。全ての棚入れ品のロジスティクス属性に従って、WCSは、入庫シートを幾つかの棚入れワークシートへ分割することになる。
ステップ120では、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のために保管場所が割り当てられる。
一部の実施形態において、WCSは、棚入れ品のための保管場所割当てを行う。例えば、WCSは、種々の割当て戦略に従って全ての入荷品(入庫品)のための保管場所を割り当てる。割当て戦略は、貯蔵寿命割当て戦略、最少保管場所戦略、比重割当て戦略、均等保管場所分布戦略、ラックユニット割当て戦略、層-高さベースの保管場所割当て戦略等を含んでよい。
一部の実施形態において、WCSは、入庫品にGTP(Goods to Person:棚搬送型)システム内の保管場所を割り当ててよい。
例えば、WMSは、GTPシステムを保管場所として扱うことができ、そしてWCSは、GTPシステムを再分割できる保管区域として扱うことができる。WCSは、保管区域を複数の下位保管区域CQiへ分けることができ、各CQiは複数の保管レーンXDjを備え、各XDjは複数のラックLkを備え、各Lkは複数の層Xuを有し、そして各Xuは複数の保管場所CWvを備える。ここでi、j、k、uおよびvは1以上の整数である。
一部の実施形態において、貯蔵寿命割当て戦略は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てることでよい。例えば、物品の貯蔵寿命バッチ管理データ(日、週、月、四半期、半年または年ごとなど)を得ることができ、そして貯蔵寿命バッチデータに従って物品のために保管場所を割り当てることができる。
例えば、WCSシステムは、棚入れされかつGTPシステム内の入庫品と同じ貯蔵寿命バッチを有する在庫品があるかどうかを最初に判定でき、同じ貯蔵寿命バッチに在庫品があり、かつこれらの在庫品が位置する保管場所がいっぱいでなければ、入庫品は、保管場所がいっぱいになるまで保管場所に置かれ、同じ貯蔵寿命バッチに在庫品がなければ、入庫品は別の戦略に従って棚入れされることになる。
一部の実施形態において、最少保管場所戦略は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てることでよい。
例えば、各SKU(在庫維持単位)に対して、GTPシステムにSKUのための保管場所(対応するSKU物品を保管する)があり、かつ保管場所がいっぱいでないかどうかが判定される。SKUのための保管場所があり、かつ保管場所がいっぱいでなければ、対応するSKUの入庫品が保管場所に割り当てられる。
一部の実施形態において、比重割当て戦略は、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てることでよい。
例えば、入庫品は、次の通りに重い物品および軽い物品へ分類できる:
Figure 2023526485000011
であれば、I=Heavy、
さもなければI=Light
miは物品Iの重量(単位kg)であり、liは物品Iの長さ(単位mm)であり、wiは物品Iの幅(単位mm)であり、diは物品Iの高さ(単位mm)であり、そしてwはしきい値(単位kg/mm3)である。「Heavy」は重い物品に対する標識であり、そして「Light」は非重い物品、すなわち軽い物品に対する標識である。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備える。
例えば、均等保管場所分布戦略は、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当てることでよい。
一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てる。
例えば、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
例えば、均等保管場所分布戦略では、以下の優先順位に従って保管場所を割り当てることができる:(CQ1、XD1)>(CQ2、XD1)>(CQ1、XD2)>(CQ2、XD2)>……。このように、物品は、異なる下位保管区域の保管レーンに均等に分布させることができ、それによって物品の一様分布を保証し、かつ入庫効率を改善する。
第一に、保管区域において入庫品と同じカテゴリにある在庫品の保管場所を検索でき、次いで均等保管場所分布戦略に従って保管場所を割り当てることができる。
例えば、GTPシステム内の様々な保管場所に棚入れされた物品のカテゴリを、WCSシステムを通じて学習でき、そのため入庫品と同じカテゴリの物品が(CQ1、XD1)に保管されているが、(CQ1、XD1)が一杯であることを知り、この場合、入庫品のために利用可能な保管場所の割当て優先順位は:(CQ2、XD1)>(CQ1、XD2)>(CQ2、XD2)>……>(CQ1、XD1)である。
すなわち、(CQ1、XD1)を基準保管場所として、下位保管区域の配置順序に従って、基準保管場所が位置する下位保管区域以外の下位保管区域の保管レーンに保管場所が割り当てられる。別の下位保管区域内の保管レーンを割り当てるとき、基準保管場所と同じ順序番号を有する保管レーンに優先度が与えられる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備える。ラックユニット割当て戦略によれば、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所が割り当てられる。
例えば、ラックユニット割当て戦略は、L1>L2>...>LK、ここでKはラックの総数、などのラック通し番号に従って優先順位を設定できる。このように、回転ラックが可能な限り多くの物品の棚入れを完了するために可能な限り少ない回転を回ることを保証できる。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは複数の層を有する。ラック保管場所割当て戦略は、層優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てることでよい。例えば、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
例えば、ラック層ベースの割当て戦略は、中央から上下側に下がる原則に従って層優先順位を設定できる。保管場所優先順位は、ラック層上の保管場所の配置順序に従って設定できる。例えば、保管場所優先順位は次の通りに設定できる:CW1>CW2>...CWV、ここでVはラック層上の保管場所の数である。ラック層の数が奇数かまたは偶数かに応じて異なる割当て戦略を設定できる。
一部の実施形態において、ラック層の数uが偶数であるとき、最上層が最低優先順位を有する。例えば、優先順位は:X(roundup(u/2))>X(roundup(u/2)+1)>X(roundup(u/2)-1)>X(roundup(u/2)+2)>X(roundup(u/2)-2)……>Xuとして設定でき、ここでroundup()は数字を切り上げる。例えば、ラック層の数が偶数u=6であれば、優先順位は次の通りに設定できる:X3>X4>X2>X5>X1>X6
一部の実施形態において、ラック層の数uが奇数であれば、最下層が最低優先順位を有する。例えば、優先順位は次の通りに設定できる:X(roundup(u/2))>X(roundup(u/2)+1)>X(roundup(u/2)-1)>X(roundup(u/2)+2)>X(roundup(u/2)-2)……>X1。例えば、ラック層の数が奇数u=5であれば、優先順位は次の通りに設定できる:X3>X4>X2>X5>X1
このように、ラックの中央のラック層は適度な高さを有しており、これらの層上の保管場所が優先的に割り当てられ、保管の効率を改善できる。
ステップ130では、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品に入庫処理が行われる。例えば、保管区域内のラックは回転可能なラックである。このように、ラックは、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、伝動装置を制御することによって回転するように駆動できる。
一部の実施形態において、ステップ130は、図2に示される実施形態に従って実装されてよい。
図2は、本開示の一部の実施形態に係る図1におけるステップ130のフローチャートを示す。
図2に示されるように、図1におけるステップ110(図に示さず)およびステップ120に加えて、ステップ130は、ステップ210、現在のワークシートのデータと棚入れされた実際の物品との間に相違があるかどうかを判定する、およびステップ220、カテゴリによる相違がないか調べる、を含む。
ステップ120の後、以下のステップが行われてよい:割当て保管場所情報を送信する、装置移動命令を発行する、物品情報を促す、および棚入れ完了情報を返す。
割当て保管場所情報を送信するステップでは、WCSは、GTPシステムにワークシートに対応する割当て保管場所情報を送信してよい。
装置移動命令を発行するステップでは、GTPシステムは、ワークシートに従って装置移動命令を発行する。
一部の実施形態において、GTPシステムは、棚入れワークシートに従って全ての棚入れ品にそれらの割当て保管場所に従って集約処理を行う。例えば、集約処理は、各保管レーン内の回転ラックを一度回転させて、全ての棚入れ品をラック上に順序的に置くことができるように、全ての入庫品の対応する保管場所を各保管レーンにラック順序に従って順序通り配置し、回転ラックを一度回転させて、同じラック上に全ての物品の棚入れを完了させることができるように、同じラック上に置かれるべき異なる物品を集約することを含んでよい。
物品情報を促すステップでは、電子表示システムが、棚入れされた物品の情報を促す。例えば、保管レーンの回転可能なラックが棚入れ品のためのラックに回転されると、回転可能なラックの自動扉が開かれる(各保管レーンは自動扉に対応できる)。対応するラック上に置かれるべき物品の関連情報(物品名、量、仕様モデル、製品コード等など)ならびに対応するラック層番号および保管場所情報が表示画面を通して表示される(各保管レーンは、自動扉の近くに設けることができる表示画面に対応できる)。
例えば、作業員は、電子表示システムに従ってラック上に置かれるべき物品のロジスティクス属性情報を促され、ラック上に置かれるべき物品の物品コードをスキャンし、そして物品の棚入れを完了できる。
棚入れ完了情報を返すステップでは、GTPシステムは、棚入れされた物品を置き、そしてWCSに棚入れ完了に関する情報を返す。
ステップ210では、現在のワークシートのデータと棚入れされた実際の物品との間に相違があるかどうかが判定され、相違があれば、ステップ120が再び実行され、相違がなければ、ステップ220が実行される。
一部の実施形態において、ワークシート上の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量が得られ、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量が決定され、この量が、対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシートデータ中の対応カテゴリの追加物品が決定される。
例えば、物品の棚入れの後、ラック上の物品の総重量を重量センサによって測定し、そして物品の関連情報(ロジスティクス属性など)内の重量パラメータと比較でき、物品の理論棚入れ量(入庫量)が計算され、そして予定棚入れ量(登録量)と比較される。
2つの量の間に相違がなければ、対応するワークシートデータ中のこの物品が正しく棚入れされたことを喚起することになり、2つの量の間に相違があれば、電子表示システムは量の相違を喚起することになり、そして量の相違に対応する物品に対して検査が行われることになり、ラックの全ての物品の棚入れが完了されるまで上記ステップが繰り返され、次いで完了についての関連情報がWCSに返される。
一部の実施形態において、現在のラック上に既に置かれた物品と対応するワークシート中の棚入れ品との間に相違があるかどうかを判定できる。WCSは、棚入れされた物品の数の相違があるかどうかを判定し、相違があれば、異なる数の物品のために保管場所が再び割り当てられることになり、そして対応する棚入れ動作を実施するために上記ステップが繰り返され、相違がなければ、本方法は後続の動作に進む。
このように、ワークシートベースの相違検出が完了される。相違検出は、カテゴリによっても行うことができる。
ステップ220では、カテゴリによって相違が検出される。例えば、ステップ220は、図3に示される実施形態に従って実装できる。
図3は、本開示の一部の実施形態に係る図2におけるステップ220のフローチャートを示す。
図3に示されるように、ステップ220は、ステップ310、現在のカテゴリの関連情報を取得する、ステップ320、棚入れされた実際の物品に関して相違があるかどうかを判定する、ステップ330:入庫処理を行う、およびステップ340、入庫シートデータに基づいて相違がないか調べる、を含む。
ステップ310では、WCSは、重量パラメータ、登録量等など、各カテゴリの棚入れされた物品の関連情報を得る。
ステップ320では、このカテゴリの物品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定され、相違があれば、ステップ330が実行され、相違がなければ、ステップ340が実行される。
例えば、入庫シートデータ中の物品の各カテゴリに対して、割当ての結果に従ってこのカテゴリの入庫品をラック上の対応する保管場所へ置いた後に、重量センサを使用してラック上のこのカテゴリの物品の実重量が得られ、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量が決定され、在庫品の量と入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量との間に相違があるかどうかが次いで判定される。
ステップ330では、在庫品の量が入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量より少なければ、棚入れされなかった物品として入庫シートデータ中の追加物品が決定され、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品がラック上の対応する保管場所に置かれる。
例えば、GTPシステムは、ワークシートに従って装置移動命令を再発行し、そして異なる量に対応する物品の棚入れを完了するために対応するラックを回転させることができる。
一部の実施形態において、現在のSKU物品の入庫タスクが完了されるかどうか(量の相違があるかどうか)を判定でき、それが完了されなければ(量の相違があれば)、GTPシステムは、SKU物品を棚入れするためにワークシートに従って装置移動命令を発行することになり、それが完了されれば(量の違いがなければ)、本方法は後続の動作に進み、全てのSKUの棚入れが完了されるまで上記ステップとなる。
このように、カテゴリベースの相違検出が完了される。相違検出は、入庫シートデータに基づいても行うことができる。
ステップ340では、入庫シートデータに基づいて相違が検出される。例えば、ステップ340は、図4に示される実施形態に従って実装できる。
図4は、本開示の一部の実施形態に係る図3におけるステップ340のフローチャートを示す。
図4に示されるように、ステップ340は、ステップ410:実際に棚入れされた物品の関連情報を取得する、ステップ420:入庫シートデータと実際に棚入れされた物品との間に相違があるかどうかを判定する、ステップ430:検査を行う、およびステップ440:関連情報を処理する、を含む。
ステップ410では、WCSは、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報を得てよい。
ステップ420では、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定される。相違があれば、ステップ430が実行され、相違がなければ、ステップ440が実行される。
一部の実施形態において、入庫シートデータ中の棚入れ品が割当ての結果に従ってラック上の対応する保管場所に置かれた後、入庫シートデータ中の棚入れ品の関連情報と実際に棚入れされた物品の関連情報との間に相違があるかどうかが判定される。
ステップ430では、棚入れされた物品の現物検査が行われる。例えば、WCSは、WMSに異常入庫についての相違情報を返すことができる。
ステップ440では、ラック上の物品の関連情報がアップロードおよび処理される。例えば、WCSは、WMSに正常棚入れ完了情報を返すことができ、そしてWMSは、棚入れ情報を受信して、この情報を処理する。
一部の実施形態において、WMSは、異常棚入れ情報に対して特別な相違処理(実在庫など)を行い、WMSは、正常棚入れ完了情報に対して正常棚入れ情報処理(対応する物品の関連情報を更新するなど)を行う。
上記実施形態において、入庫品が、それらのロジスティクス保管属性に従って複数のタスクへ分けられ、そして貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従い、保管場所が、保管区域内の保管場所の配置順序に従ってタスク中の入庫品のために割り当てられる。このように、保管場所を物品属性に従って合理的に割り当てることができ、それによって入庫効率を改善する。
図5は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置の概要図を示す。
図5に図示されるように、入庫装置は、ワークシートの分割のためおよび保管場所を割り当てるためのWCSを備えてよい。入庫装置は、入庫シートデータを生成および発行し、そして各物品の関連情報を更新するためにWCSとデータ対話を行うためのWMSを更に備えてよい。
一部の実施形態において、入庫装置は、GTP制御システム(GTPシステム)を更に備えてよい。例えば、GTP制御システムは、回転ラックフレーム、ラックユニット、駆動モータ、伝動装置、重量センサおよび保護ネットを備える回転ラックシステムを備えてよい。
例えば、回転ラックシステムは、物品の保管および回転移動のための冷凍区域(典型的温度が-18℃など)に設置できる。ラックユニットは、駆動モータによって駆動される伝動装置に固定でき、それによってラックの回転を実現する。ラックユニットは、幾つかの棚を含むことができ、これにより物品を保管するための幾つかの層へラックを分ける。各層には、異なるカテゴリの物品の保管のための幾つかの保管場所を設けることができる。
例えば、重量センサは、棚入れ処理中にラック上の物品の重量を検出でき、そして棚入れされた物品の数を確認するために使用できる。このように、棚入れ検出を手動計数動作なしで完了でき、それによって棚入れ効率を改善する。
一部の実施形態において、入庫装置は、空のビンおよび物品入りのビンの運搬を実現するための運搬制御システムを更に備えてよい。
一部の実施形態において、入庫装置は、電子表示システムを更に備えてよい。例えば、電子表示システムは、自動扉に配置される幾つかの表示画面を備える。各保管レーンの回転ラックは、自動扉および電子表示画面に対応でき、この画面は、棚入れ品のロジスティクス属性情報を喚起するため、および対応する動作を実施するために使用される。
一部の実施形態において、運搬システムおよび電子表示システムは作業室内に設けられる。作業室は、幾つかの断熱壁によって隔離されており、作業室内の温度は比較的快適である(通常5~10℃)。このように、作業員は、快適な環境温度下で関連する入庫作業を実施できる。したがって、作業員の作業環境を改善することを通じて、作業効率を改善できる。
一部の実施形態において、入庫装置は、自動扉の上方に設置されるエアカーテンを更に備えてよい。自動扉が開かれるたびに、エアカーテンが事前にオンにされ、自動扉が或る時間閉じた後にエアカーテンがオフにされる。このように、作業室内の温度および湿度を保証し、かつ作業室内の結露によって生じる機器への損傷を回避するように、回転ラックシステムが設けられる冷凍庫内の冷気が作業室に入るのを防止できる。
図6は、本開示の一部の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図6に図示されるように、物品入庫装置6は、分割ユニット61、割当てユニット62および処理ユニット63を備える。
分割ユニットは、入庫シートデータを受信したことに応答して、入庫シートデータ中の様々な入庫品のロジスティクス保管属性に従って入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するために使用される。
割当てユニット62は、貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、複数のワークシートの各ワークシート中の入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品の貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索し、そして対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、在庫品の関連データに従って、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索し、そして対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、割当てユニット62は、各入庫品に対して、入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って入庫品の比重情報を決定し、比重情報に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備える。割当てユニット62は、各入庫品に対して、入庫品のカテゴリパラメータに従って、入庫品に一致する一致在庫品を決定し、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、対応する入庫品に一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置に従って、対応する入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでなければ、割当てユニット62は、対応する入庫品に同じ順序番号の保管レーン内の保管場所を割り当て、一致在庫品が位置する保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所が満杯であれば、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てる。
一部の実施形態において、保管区域は、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域は、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンは、複数の順序的に配置されるラックを備える。割当てユニット62は、ラックの配置順序に従って入庫品に保管場所を割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、保管区域内のラックは、複数の層を有する。割当てユニット62は、複数の層の優先順位に従って入庫品のための保管場所を割り当てるために使用され、ラックの中央に近い層ほどラックの中央から遠いものより高優先順位を有する。
処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シート中の入庫品に入庫処理を行うために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、複数のワークシートの各ワークシートに対して、割当ての結果に従って、ワークシート中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ワークシート中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が対応するワークシート中の対応カテゴリの登録量より少なければ、新たな入庫品として対応するワークシートデータ中の対応カテゴリの追加物品を決定し、新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の各カテゴリの入庫品をラック上のカテゴリのための対応する保管場所に置き、入庫シートデータ中の各物品カテゴリに対して、重量センサを通じてラック上のこのカテゴリの物品の実重量を得、得られた実重量に従って、このカテゴリの在庫品の量を決定し、在庫品の量が入庫シートデータ中の対応カテゴリの登録量より少なければ、棚入れされなかった物品として入庫シート中の追加物品を決定し、割当ての結果に従って、棚入れされなかった物品をラック上の対応する保管場所に置くために使用される。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、割当ての結果に従って、入庫シートデータ中の入庫品をラック上の対応する保管場所に置き、ラック上の各物品に対して、ラック上の物品の関連情報と入庫シートデータ中の対応する入庫品の関連情報との間に相違があれば、ラック上の物品を検査し、ラック上の物品の関連情報と入庫シートデータ中の対応する入庫品の関連情報との間に相違がなければ、ラック上の物品の関連情報をアップロードするために使用される。
一部の実施形態において、ロジスティック保管属性は、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態において、処理ユニット63は、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御する。
図7は、本開示の他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図7に図示されるように、本実施形態の物品入庫装置7は、メモリ71およびメモリ71に結合されるプロセッサ72を備え、プロセッサ72は、メモリ71に記憶される命令に基づいて、本開示の実施形態のいずれか1つに記載の物品入庫方法を実施するように構成される。
ここで、メモリ71は、例えば、システムメモリ、固定非一時的記憶媒体等を含んでよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ、データベースおよび他のプログラムを記憶する。
一部の実施形態において、入庫装置7は、ラック上の物品の実重量を検出するための重量センサ73を更に備える。
一部の実施形態において、入庫装置7は、プロセッサの制御に応答して、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するように、ラックを駆動して回転させるための伝動装置74を更に備える。
図8は、本開示の更に他の実施形態に係る物品入庫装置のブロック図を示す。
図8に図示されるように、本実施形態の物品入庫装置8は、メモリ810およびメモリ810に結合されるプロセッサ820を備え、プロセッサ820は、メモリ810に記憶される命令に基づいて、上記の実施形態のいずれか1つに記載の物品入庫方法を実施するように構成される。
メモリ810は、例えば、システムメモリ、固定非一時的記憶媒体等を含んでよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、ブートローダおよび他のプログラムを記憶する。
物品入庫装置8は、入出力インタフェース830、ネットワークインタフェース840、ストレージインタフェース850等を更に備えてよい。これらのインタフェース830、840、850ならびにメモリ810およびプロセッサ820は、例えば、バス860を通して各々に接続されてよい。ここで、入出力インタフェース830は、ディスプレイ、マウス、キーボードおよびタッチスクリーンなどの入出力デバイスのための接続インタフェースを提供する。ネットワークインタフェース840は、様々なネットワーク化デバイスのための接続インタフェースを提供する。ストレージインタフェース850は、SDカードおよびUSBフラッシュディスクなどの外部ストレージデバイスのための接続インタフェースを提供する。
当業者は、本開示の実施形態が方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本開示の実施形態は、完全にハードウェア実施形態、完全にソフトウェア実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェア要素両方を含む実施形態の形態をとることができる。その上、本開示は、コンピュータ使用可能プログラムコードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ使用可能非一時的記憶媒体(ディスクストレージ、CD-ROM、光ストレージデバイス等を含むがこれらに限定されない)に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。
ここまで、本開示に係る物品入庫方法、物品入庫装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体が詳細に記載された。本開示の概念を不明瞭にすることを回避するために、一部の公知の詳細は記載されない。以上の説明に基づいて、当業者は、本明細書に開示される技術的解決策の実装の仕方を理解できる。
本開示の方法およびシステムは多くの仕方で実装され得る。例えば、本開示の方法およびシステムは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、ハードウェアおよびファームウェアの任意の組合せによって実装され得る。本方法の上記の一連のステップは単に例示の目的であり、本開示の方法のステップは、特に明記しない限り上記の特定の順に限定されない。加えて、一部の実施形態において、本開示は、記録媒体に記録されるプログラムとしても実装され得、本開示に係る方法を実装するための機械可読命令を備える。したがって、本開示は、本開示に係る方法を実行するためのプログラムを記憶した記録媒体も包含する。
本開示の一部の具体的な実施形態が例として詳細に記載されたが、当業者は、以上の例が単に例示の目的であり、本開示の範囲を限定すると意図されないことを理解するべきである。上記実施形態が本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく修正され得ることが当業者によって理解されるべきである。本開示の範囲は以下の特許請求の範囲によって定められる。
6 物品入庫装置
7 物品入庫装置
8 物品入庫装置
61 分割ユニット
62 割当てユニット
63 処理ユニット
71 メモリ
72 プロセッサ
73 重量センサ
74 伝動装置
810 メモリ
820 プロセッサ
830 入出力インタフェース
840 ネットワークインタフェース
850 ストレージインタフェース
860 バス

Claims (18)

  1. 入庫シートデータを受信したことに応答して、前記入庫シートデータ中の入庫品のロジスティクス保管属性に従って、前記入庫シートデータを複数のワークシートへ分割するステップと、
    貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップと、
    前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うステップと
    を含む、物品入庫方法。
  2. 前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップが、
    在庫品の関連データに従って、前記入庫品の前記貯蔵寿命パラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、
    前記一致在庫品に対応する入庫品に前記一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  3. 前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップが、
    在庫品の関連データに従って、前記入庫品の前記カテゴリパラメータに一致する一致在庫品を検索するステップと、
    前記一致在庫品に対応する入庫品に前記一致在庫品が位置する保管場所を割り当てるステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  4. 前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップが、
    前記入庫品の重量パラメータおよびパッケージ寸法情報に従って、前記入庫品の比重情報を決定するステップと、
    前記比重情報に従って前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  5. 前記保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、そして前記複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、
    前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てる前記ステップが、
    前記入庫品の前記カテゴリパラメータに従って、前記入庫品に一致する一致在庫品を決定するステップと、
    前記一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所がいっぱいでない場合、前記一致在庫品に対応する入庫品に前記一致在庫品が位置する前記保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、
    前記一致在庫品が位置する保管レーン内の保管場所が満杯である場合、前記下位保管区域の配置に従って、前記一致在庫品に対応する前記入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップとを含む、請求項4に記載の入庫方法。
  6. 前記一致在庫品に対応する前記入庫品に別の下位保管区域の保管レーン内の保管場所を割り当てるステップが、
    前記一致在庫品が位置する前記保管レーンと同じ順序番号の保管レーン内の保管場所がいっぱいでない場合、前記一致在庫品に対応する前記入庫品に前記同じ順序番号の前記保管レーン内の保管場所を割り当てるステップと、
    前記一致在庫品が位置する前記保管レーンと同じ順序番号の前記保管レーン内の前記保管場所が満杯である場合、下位保管区域の配置順序および保管レーンの配置順序に従って前記入庫品に保管場所を割り当てるステップとを含む、請求項5に記載の入庫方法。
  7. 前記保管区域が、複数の順序的に配置される下位保管区域を備え、複数の順序的に配置される下位保管区域の各下位保管区域が、複数の順序的に配置される保管レーンを備え、そして各保管レーンが、複数の順序的に配置されるラックを備え、
    前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップが、
    前記ラックの配置順序に従って前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  8. 前記保管区域内のラックが複数の層を備え、
    前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップが、
    前記複数の層の優先順位に従って前記入庫品のための保管場所を割り当てるステップであって、前記ラックの中央に近い層ほど前記ラックの中央から遠いものより高優先順位を有する、ステップを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  9. 前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うステップが、
    前記割当ての結果に従って、前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品をラック上の保管場所に置くステップと、
    重量センサを通じて前記ラック上の一カテゴリに属する少なくとも1つの物品の実重量を得るステップと、
    得られる実重量に従って、前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記カテゴリに属する在庫品の量を決定するステップと、
    前記在庫品の量が、前記在庫品の量に対応するワークシート中の前記カテゴリの登録量より少ない場合、新たな入庫品として前記在庫品の量に対応する前記ワークシート中の前記カテゴリの追加物品を決定するステップと、
    前記新たな入庫品のための保管場所を再び割り当てるステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  10. 前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うステップが、
    前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の一カテゴリに属する前記入庫品をラック上の前記カテゴリに対応する保管場所に置くステップと、
    重量センサを通じて前記入庫シートデータ中の前記ラック上の前記カテゴリの少なくとも1つの物品の実重量を得るステップと、
    得られる実重量に従って、前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記カテゴリに属する在庫品の量を決定するステップと、
    前記カテゴリに属する前記在庫品の量が前記入庫シートデータ中の前記カテゴリに属する物品の登録量より少ない場合、前記ラック上にない物品としてワークシート中の前記カテゴリの追加物品を決定するステップと、
    前記割当ての結果に従って、前記ラック上にない前記物品に対応する保管場所に前記ラック上にない物品を置くステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  11. 前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うステップが、
    前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品をラック上の前記入庫品に対応する保管場所に置くステップと、
    前記ラック上の物品の関連情報と前記ラック上の前記物品に対応する前記入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がある場合、前記ラック上の前記物品を検査するステップと、
    前記ラック上の物品の関連情報と前記ラック上の前記物品に対応する前記入庫シートデータ中の入庫品の関連情報との間に相違がない場合、前記ラック上の前記物品の前記関連情報をアップロードするステップとを含む、請求項1に記載の入庫方法。
  12. 前記ロジスティック保管属性が、物品保管温度パラメータまたはパッケージ寸法パラメータの少なくとも1つを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の入庫方法。
  13. 前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うステップが、
    前記入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するために、ラックを駆動して回転させるように伝動装置を制御するステップを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の入庫方法。
  14. 入庫シートデータを受信したことに応答して、前記入庫シートデータ中の入庫品のロジスティクス保管属性に従って、前記入庫シートデータを複数ワークシートへ分割するための分割ユニットと、
    貯蔵寿命パラメータ、カテゴリパラメータまたは重量パラメータの少なくとも1つに従って、かつ保管区域内の保管場所の配置順序に従って、前記複数のワークシートの各ワークシート中の前記入庫品のための保管場所を割り当てるための割当てユニットと、
    前記割当ての結果に従って、前記入庫シートデータ中の前記入庫品に入庫処理を行うための処理ユニットと
    を備える、物品入庫装置。
  15. メモリと、
    前記メモリに結合されるプロセッサと
    を備え、前記プロセッサは、前記メモリに記憶される命令に基づいて、請求項1から13のいずれか一項に記載の物品入庫方法を実施するように構成される、物品入庫装置。
  16. ラック上の物品の実重量を検出するための重量センサ
    を更に備える、請求項15に記載の入庫装置。
  17. 前記プロセッサの制御に応答して、入庫品をラック上のそれらの対応する保管場所に保管するために、ラックを駆動して回転させるための伝動装置
    を更に備える、請求項15に記載の入庫装置。
  18. プロセッサによって実行されると、請求項1から13のいずれか一項に記載の物品入庫方法を実装するコンピュータプログラムが記憶される、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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