本願の実施形態は、端末のバッチ・アクセスをサポートするためのアクセス方法および装置ならびに通信システムを提供する。
第1の側面によれば、本願のある実施形態は、アクセス方法を提供する。本方法は、通信システムに適用されてもよく、通信システムは、ネットワーク制御装置および複数の端末を含む。この方法は:ネットワーク制御装置が、資源構成情報を送信する段階を含み、資源構成情報は、ネットワークにアクセスするために前記複数の端末によって使用される第1の時間‐周波数資源を構成するために使用され;前記複数の端末のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を、前記第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に送信し、前記端末のアクセス情報は、第1の識別情報またはステータス情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の識別情報は前記端末を識別し、前記ステータス情報は、前記端末の状態を示し;前記ネットワーク制御装置は、前記第1の時間‐周波数資源で前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を受信する。具体的には、上記の「アクセス」は初期アクセスである。
任意的に、ネットワーク制御装置および複数の端末は、それぞれ複数の形でありうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は、キャビン内のCDCであってもよく、複数の端末は、キャビン内の複数の車載端末であってもよく、車両製造業者が、CDCと複数の車載端末を、キャビンが位置する車両中に統合する。
ネットワーク制御装置が資源構成情報を送信する前には、複数の端末は非接続状態にあることを注意しておくべきである。言い換えれば、複数の端末はいずれも、ネットワーク制御装置にアクセスせず、あるいはネットワーク制御装置への接続を確立しない。
さらに、本願のこの実施形態における非接続状態は、アイドル状態または非アクティブ化状態を含んでいてもよいことを注意しておくべきである。
言い換えれば、端末の状態は、接続状態と非接続状態を含んでいてもよく、非接続状態は、アイドル状態または非アクティブ化状態を含んでいてもよい。
任意的に、ネットワーク制御装置が資源構成情報を送信する前に、ネットワーク制御装置は、まず第1の時間‐周波数資源を決定する必要がある。
ある可能な実装では、第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域における利用可能な時間‐周波数資源である。既存のランダムアクセス方式におけるあらかじめ構成された限られた固定された時間‐周波数資源と比較して、前記利用可能な時間‐周波数資源は、複数の端末のグループ・アクセスを満足させるためにより十分な資源を提供することができる。
たとえば、第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域におけるすべての利用可能な時間‐周波数資源を含んでいてもよい。
本願のこの実施形態における利用可能なすべての時間‐周波数資源は、初期アクセスのために使用されうるすべての時間‐周波数資源として言及されうることに注意しておくべきである。さらに、すべての時間‐周波数資源は、少なくとも1つの時間領域資源単位(または第1の時間領域長)および少なくとも1つの周波数領域資源単位(または第1の周波数領域帯域幅)を占有する。車両の電源投入されたばかりのときにはアクセスする車載装置はないので、利用可能なすべての時間‐周波数資源が、アクセス資源として使用されうる。
ある可能な実装では、複数の端末が初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源で初期アクセスを完了した後、ネットワーク制御装置は、初期アクセスが完了したことを示すために使用されるシステム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよい。対応して、アクセス要件を有する後続の端末は、既存のランダムアクセス方法に従って、ランダムアクセスのために使用されるあらかじめ構成された限られた時間‐周波数資源上でランダムアクセスを実行する。
さらに、すべての利用可能な時間‐周波数資源または初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源は、通信領域において利用可能であり、システム制御プレーン・オーバーヘッドを搬送するために使用されるシンボル(たとえば、パイロット信号、同期信号、制御信号またはブロードキャスト信号を搬送するシンボル)の時間‐周波数資源を含まないことを注意しておくべきである。
言い換えれば、すべての利用可能な時間‐周波数資源、または初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源は、制御情報または制御信号のために使用される時間‐周波数資源を含まない。本明細書における制御情報は、ブロードキャスト・チャネル情報およびデータ・フィードバック情報のような、データをスケジューリングするために使用される制御信号を含んでいてもよい。本明細書における制御信号は、同期信号、アクセス・チャネル信号、チャネル探測参照信号(sounding reference signal、SRS)、復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)等のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法では、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスのシナリオでは、車両が電源投入されたばかりのとき、ネットワーク制御装置が位置する通信領域にはアクセスするための端末はない。よって、ネットワーク制御装置は、現在の通信領域におけるすべての利用可能な時間‐周波数資源を計算または決定し、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスのためにすべての時間‐周波数資源をこれらの端末に割り当てることができる。これは、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスの要件を満たし、端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を低下させることができる。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の仕方で第1の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置と複数の端末とが第1の通信領域に属する場合が例として使用される。ネットワーク制御装置は、第2の通信領域における第2のネットワーク制御装置からシステム・ブロード・キャストメッセージを受信することができ、ここで、システム・ブロード・キャストメッセージは、第2の通信領域によって占有されているすべての時間‐周波数資源を示す。ネットワーク制御装置は、第2の通信領域によって占有されるすべての時間‐周波数資源に基づいて第1の時間‐周波数資源を決定してもよく、ここで、第2の通信領域によって占有されるすべての時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源とは異なる。
任意的に、第1の通信領域および第2の通信領域は、同じキャビンまたは異なるキャビンに属していてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ネットワーク制御装置が第1の時間‐周波数資源を決定する態様は、ネットワーク制御装置が第1の時間‐周波数資源を、第2の通信領域によって占有されたすべての時間‐周波数資源に基づいて決定する例のみを用いることによって上述した。しかしながら、本願のこの実施形態は、これに限定されるものではない。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の通信領域によって占有されるすべての時間‐周波数資源に基づいて第1の時間‐周波数資源を決定することができる。前記複数の通信領域は、第2の通信領域を含む。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、より上位層のネットワーク装置を使用することによって、第1の時間‐周波数資源を得てもよい。より上位層のネットワーク装置は、各ネットワーク制御装置が位置する通信領域における利用可能なすべての時間‐周波数資源を計算し、すべての時間‐周波数資源を各ネットワーク制御装置に割り当てることができる。任意的に、ネットワーク制御装置は、別のネットワーク装置から指示情報を受信し、ここで、指示情報は、第1の時間‐周波数資源を示す。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で資源構成情報を送信してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、複数の端末のそれぞれに資源構成情報を送信してもよい。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、マルチキャスト・メッセージを送信してもよく、マルチキャスト・メッセージは、資源構成情報およびマルチキャスト・アドレスを含む。
マルチキャスト・アドレスは端末のグループのためのアドレスであり、そのアドレスのために送信されたメッセージはそのグループの端末によって受信されうることを注意しておくべきである。
任意的に、マルチキャスト・メッセージは、端末数量情報をさらに含んでいてもよく、端末数量情報は、マルチキャスト・アドレスに対応する端末の数量を示す。
第3の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよい。システム・ブロード・キャストメッセージは、資源構成情報を含む。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法によれば、ネットワーク制御装置は、資源構成情報を伝えるために、マルチキャスト・メッセージまたはシステム・ブロード・キャストメッセージを使用する。これは、伝送遅延を低減し、アクセス効率を改善することができる。
任意的に、複数の端末のうちの少なくとも1つが、該少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に送信することは:第1の端末が第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信し;対応して、ネットワーク制御装置が第1の時間‐周波数資源で第1の端末のアクセス情報を受信することを含んでいてもよい。
第1の端末は、前記少なくとも1つの端末のうちのいずれか1つであり、前記少なくとも1つの端末における別の端末がS220を実行するプロセスは、第1の端末がS220を実行するプロセスと同様である。反復を避けるため、詳細は、ここでは再度説明されない。
任意的に、アクセス情報は、アクセス・メッセージ内で搬送されてもよく、この場合、アクセス・メッセージは、あらかじめ定義された変調および符号化情報を使用することによって、アクセス情報に対して変調および符号化を実行することによって得られ、変調および符号化情報は、変調および符号化スキーム、チャネル符号化スキーム、およびビットレートのうちの少なくとも1つを含む。
対応して、ネットワーク制御装置は、あらかじめ構成された変調および符号化情報に基づいてアクセス・メッセージを復号して、アクセス情報を得てもよい。
任意的に、ネットワーク制御装置および第1の端末は、複数の態様で変調および符号化情報を得ることができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、変調および符号化情報は、通信プロトコルにおいてあらかじめ定義されていてもよく、第1の端末およびネットワーク制御装置は、通信プロトコルに基づいて変調および符号化情報を決定してもよい。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、第1のアクセス構成情報を第1の端末に送ってもよい。ここで、第1のアクセス構成情報は、変調および符号化情報を構成するために使用される。対応して、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第1のアクセス構成情報を受信し、第1のアクセス構成情報に基づいて変調および符号化情報を決定する。具体的には、第1のアクセス構成情報は前もって第1の端末に送信されてもよく、あるいは資源構成情報と一緒に第1の端末に送信されてもよい。
任意的に、資源構成情報および第1のアクセス構成情報は、同じメッセージにおいて伝達されてもよく、または異なるメッセージにおいて伝達されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、前もって変調および符号化情報について合意してもよい。
任意的に、第1の端末のアクセス情報は、第1の識別情報またはステータス情報のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の識別情報は、第1の端末が位置する通信領域において第1の端末の素性を一意的に識別することができる情報として理解されうることを注意しておくべきである。
任意的に、本願のこの実施形態における端末の識別情報(たとえば、第1の識別情報)は、装置識別子、媒体アクセス制御(media access control、MAC)アドレス、ソフト・アドレス、およびショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
任意的に、本願のこの実施形態における端末の識別情報(たとえば、第1の識別情報)は、少なくとも1つのフィールドを含んでいてもよい。ネットワーク制御装置および第1の端末は、複数の態様で異なるフィールドの意味を定義することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、識別情報は第1のフィールドを含んでいてもよく、第1のフィールドは装置型を示し、および/または識別情報は第2のフィールドを含んでいてもよく、第2のフィールドは装置機能を示し、および/または識別情報は第3のフィールドを含んでいてもよく、第3のフィールドは装置番号を示す。
ステータス情報は、第1の端末の現在の状態を示すことができる情報として理解されてもよいことを注意しておくべきである。
任意的に、第1の端末は、第1の状態または第2の状態を含んでいてもよい。
たとえば、第1の状態は「正常状態」であってもよく、第2の状態は「異常状態」であってもよい。
任意的に、ステータス情報が第1の端末のステータスが「異常状態」であることを示す場合には、ステータス情報は、さらに、例外指示情報を含んでいてもよく、例外指示情報は、第1の端末の例外原因を示す。
任意的に、ステータス情報は、複数の態様で第1の端末のステータスを示すことができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ステータス情報は、少なくとも1つのビットを含んでいてもよく、ステータス情報は、該少なくとも1つのビットを使用することによって、第1の端末の現在のステータスを示すことができる。
別の可能な実装では、ステータス情報は、例外指示情報を含んでいてもよく、例外指示情報は、第1の端末のステータスが「異常状態」であることを示し、例外原因を示す。
任意的に、前記少なくとも1つの端末は、前記複数の端末の一部または全部を含んでいてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
いくつかの端末は、電源投入後に異常状態にある場合があり、たとえば装置障害、回線障害、またはネットワーク障害に遭遇する可能性があるため、ネットワーク制御装置は、前記複数の端末と前もって、正常状態の端末のみがアクセス情報をネットワーク制御装置に報告し、異常状態の端末はアクセス情報を報告する必要がないことを合意してもよい。この場合、前記少なくとも1つの端末は、前記複数の端末のうちの、正常状態にある端末を含む。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で、第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、第1の端末は、競合ベースの資源の態様で、第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信することができる。
第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域におけるすべての利用可能な時間‐周波数資源を示すので、第1の時間‐周波数資源の資源サイズは、既存の競合ベースのランダムアクセス方法においてランダムアクセスのために使用されるあらかじめ構成された限られた時間‐周波数資源の資源サイズよりも大きい。これは、複数の端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を低減することができる。
第2の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源から、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。第1の端末は、第1の端末のアクセス情報を第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に送信する。
本願のこの実施形態における第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、アクセス情報を報告するために第1の端末によって使用される時間‐周波数資源として理解されうることを注意しておくべきである。
言い換えれば、第1の時間‐周波数資源は、少なくとも1つの第2の時間‐周波数資源を含んでいてもよく、前記少なくとも1つの第2の時間‐周波数資源は、前記少なくとも1つの端末と1対1対応にある。
さらに、前記複数の端末のすべてに対応する第2の時間‐周波数資源は、互いに直交することを注意しておく。言い換えれば、任意の2つの端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、時間‐周波数または周波数領域において互いに重複しない。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法によれば、複数の端末のすべてに対応する第2の時間‐周波数資源は互いに直交し、そのため、複数の端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率が回避できる。
任意的に、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、第1の端末の第2の識別情報、第1の時間‐周波数資源の資源サイズ、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、または少なくとも1つのあらかじめ構成された値のうちの少なくとも1つを使用することによって決定されてもよい。
第1の端末の第2の識別情報は、第1の端末が位置する通信領域における端末の素性を一意的に識別することができる情報として理解されてもよい。
任意的に、第2の識別情報は、装置識別子、MACアドレス、ソフト・アドレス、またはショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
任意的に、第1の端末の第1の識別情報と第2の識別情報は、同じであってもよく、異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
たとえば、第1の識別情報はMACアドレスを含んでいてもよく、第2の識別情報はソフト・アドレスを含んでいてもよい。
別の例では、第1の識別情報はMACアドレスおよび装置識別子を含んでいてもよく、第2の識別情報はソフト・アドレスを含んでいてもよい。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを決定してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、第1の端末は、変調および符号化情報と、アクセス情報のサイズとに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを決定することができる。
第2の可能な実装では、S220の前に、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第2のアクセス構成情報を受信してもよく、第2のアクセス構成情報は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを構成するために使用される。
任意的に、資源構成情報および第2のアクセス構成情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、または異なるメッセージ内で搬送されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズについてあらかじめ合意してもよい。言い換えれば、第2の時間‐周波数資源の資源サイズは、あらかじめ構成されているか、またはあらかじめ定義されている。
前記少なくとも1つのあらかじめ構成された値は、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために使用されるあらかじめ構成された値であってもよいことを注意しておくべきである。
ある可能な実装では、前記少なくとも1つの値は、第1の値を含んでいてもよく、第1の値は、端末の数量を示す。
たとえば、端末の数量は、マルチキャスト・アドレスに対応するグループ内の端末の数量を示してもよい。
別の例として、端末の数量は、資源構成情報に基づく、ネットワーク制御装置によって着信呼を行う端末の数量であってもよい。
任意的に、前記少なくとも1つの値は、複数の態様で端末のためにあらかじめ構成されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、前記少なくとも1つの値は、通信プロトコルにおいてあらかじめ構成されてもよく、第1の端末は、通信プロトコルに基づいて前記少なくとも1つの値を取得してもよい。
第2の可能な実装では、S220の前に、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第3のアクセス構成情報を受信してもよく、第3のアクセス構成情報は、前記少なくとも1つの値を構成するために使用される。
任意的に、資源構成情報および第3のアクセス構成情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、または異なるメッセージ内で搬送されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの値についてあらかじめ合意してもよい。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で第1の時間‐周波数資源から、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源の資源サイズと、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズとに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定してもよい。
ネットワーク制御装置および第1の端末は、同じ車両製造業者によって製造されてもよいので、車両製造業者は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために使用される関連情報(たとえば、第1の端末の第2の識別情報、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、および前記少なくとも1つの値)と、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の計算規則とを、ネットワーク制御装置について、あらかじめ構成してもよいことを注意しておくべきである。よって、ネットワーク制御装置は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために必要とされる関連情報を得るために、第1の端末との追加的な信号伝達対話を行う必要はない。これは信号伝達オーバーヘッドを減らし、アクセス遅延を減らすことができる。
任意的に、ネットワーク制御装置と第1の端末とは、第1の時間‐周波数資源における資源ブロックの分割規則と番号規則について前もって合意してもよく、ネットワーク制御装置と第1の端末とは、数規則と分割規則に従って、第1の時間‐周波数資源における各資源ブロックの番号および各資源部ロックの資源サイズを決定することができる。
言い換えれば、ネットワーク制御装置および第1の端末は、同様の方法を用いて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。
第2の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源の資源サイズ、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、および第1の端末の第2の識別情報に基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。
第3の可能な実装では、第1の端末は、第1の端末の第2の識別情報と第1の値とに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができ、ここで、前記少なくとも1つの値は前記第1の値を含む。
任意的に、前記複数の端末における少なくとも2つの端末は、異なる属性を有していてもよい。ネットワーク制御装置は、資源構成情報を用いて、異なる属性をもつ端末について異なるサブ資源を構成してもよい。第1の時間‐周波数資源は、異なる属性をもつそれらの端末に対応するサブ資源を含む。
任意的に、属性は、装置型、マルチキャスト・アドレス、または装置優先度のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
ある可能な実装では、たとえば、前記複数の端末は、第1の属性をもつ第1の端末と、第2の属性をもつ第2の端末とを含み、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源における第1の時間‐周波数サブ資源に対応し、第2の端末は、第1の時間‐周波数資源における第2の時間‐周波数サブ資源に対応する。第1の端末が第1の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信することは:第1の端末が、第1の時間‐周波数サブ資源上でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信し;対応して、ネットワーク制御装置が、第1の時間‐周波数サブ資源上で第1の端末のアクセス情報を受信することを含んでいてもよい。
異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源の時間領域資源または周波数領域資源の少なくとも一方は異なることを注意しておくべきである。
言い換えれば、第1の時間‐周波数サブ資源は、第2の時間‐周波数サブ資源の時間領域資源または周波数領域資源の少なくとも一方と重複しない。
本願の実施形態において提供されるアクセス方法によれば、ネットワーク制御装置は、異なる属性をもつ端末について異なる時間‐周波数サブ資源を構成し、異なる属性をもつそれらの端末は、それらの端末が属するそれらの属性に対応する時間‐周波数サブ資源に対してアクセスを実行する。これは、異なる属性をもつ端末間の、アクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を減らすことができる。
第1の端末が、第1の時間‐周波数サブ資源で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定する方法については、第1の時間‐周波数資源で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するための前述の方法を参照することを注意しておくべきである。違いは:第1の時間‐周波数資源の資源サイズが第1の時間‐周波数サブ資源の資源サイズで置き換えられるという点だけにある。反復を避けるため、詳細は、ここでは再度説明されない。
任意的に、本方法は、さらに:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの端末のうちの少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定することを含んでいてもよい。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報に基づいて、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定してもよい。
言い換えれば、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報をパースを通じて成功裏に取得する。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれのアクセス情報に基づいて、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定してもよい。
任意的に、本方法は:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に指示情報を送信することを含む。ここで、指示情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを示す。対応して、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれは、ネットワーク制御装置からの指示情報を受信し、その指示情報に基づいて、アクセスが成功することを判別する。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に指示情報を送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれに指示情報を送信してもよい。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよい。ここで、システム・ブロード・キャストメッセージが指示情報を含む。
任意的に、指示情報は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを示してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、指示情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれの第3の識別情報を含んでいてもよく、それぞれの第1のターゲット端末の第3の識別情報は、その第1のターゲット端末を示す。
第3の識別情報は、第1のターゲット端末の装置識別子、MACアドレス、ソフト・アドレス、またはショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよいことを注意しておくべきである。
任意的に、第1のターゲット端末の第3の識別情報は、アクセスが要求されたときに報告される第1の識別情報と同じであるか、または異なるものであってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第2の可能な実装では、指示情報は、少なくとも1つの第2のターゲット端末のそれぞれの第3の識別情報を含んでいてもよく、それぞれの第2のターゲット端末の第3の識別情報は、その第2のターゲット端末を示し、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末は、前記少なくとも1つの端末のうちアクセスを実行し損なう端末である。
任意的に、本方法は:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれについて使用される第3の時間‐周波数資源を示し;対応して、それぞれの第1のターゲット端末が、ネットワーク制御装置からスケジューリング情報を受信し、第3の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置とデータを送信することを含む。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、スケジューリング情報を前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、それぞれの第1のターゲット端末のスケジューリング情報をそれぞれの第1のターゲット端末に送信してもよく、ここで、それぞれの第1のターゲット端末のスケジューリング情報はそれぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源を示す。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよく、システム・ブロード・キャストメッセージは、スケジューリング情報を含み、スケジューリング情報は、それぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源を示す。
たとえば、スケジューリング情報は、それぞれの第1のターゲット端末の識別情報とそれぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源との間の対応を示す。
第3の可能な実装では、前記少なくとも1つのターゲット端末の数量が1より大きい場合、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つのターゲット端末に対してグループ・ベースのスケジューリングを実行してもよい。
信号伝達オーバーヘッドを低減するために、ネットワーク制御は、前記少なくとも1つのターゲット端末に指示情報を送ることなく、前記少なくとも1つのターゲット端末にスケジューリング情報を直接送ってもよいことを注意しておくべきである。
言い換えれば、スケジューリング情報が受信されたとすれば、第1のターゲット端末は、第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを判別することができる。
任意的に、第2の時間‐周波数資源上で前記少なくとも1つの端末のうちアクセスを実行し損なう少なくとも1つの第2のターゲット端末が、ネットワーク制御装置へのアクセスを再び開始することがありうる。
ある可能な実装では、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末のそれぞれは、第4の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に、それぞれの第2のターゲット端末のアクセス情報を送信してもよい。対応して、ネットワーク制御装置は、第4の時間‐周波数資源上で前記少なくとも1つの第2のターゲット端末からアクセス情報を受信する。
具体的には、それぞれの第2のターゲット端末は、それぞれの第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上で、それぞれの第2のターゲット端末のアクセス情報をネットワーク制御装置に送信してもよく、ここで、第4の時間‐周波数資源は、前記複数の第2のターゲット端末のそれぞれに対応する第5の時間‐周波数資源を含む。対応して、ネットワーク制御装置は、それぞれの第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上でそれぞれの第2のターゲット端末からアクセス情報を受信する。
第2のターゲット端末が第2のターゲット端末のアクセス情報を、第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に送信するプロセスについては、第1の端末が第1の端末のアクセス情報を第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に送信するプロセスを参照することを注意しておくべきである。反復を避けるために、詳細は、ここでは再度説明されない。
任意的に、第1の時間‐周波数資源は、第4の時間‐周波数資源を含む、または、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源とは異なる。
第1の可能な実装では、第1の時間‐周波数資源は、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源および第4の時間‐周波数資源を含んでいてもよい。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における各端末に対応する第2の時間‐周波数資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
第2の可能な実装では、前記複数の端末のうちの少なくとも2つの端末が異なる属性を有する場合、第1の時間‐周波数資源は、異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源と、第4の時間‐周波数資源とを含んでいてもよい。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
結論として、第1の時間‐周波数資源は、時間領域における2つのフェーズを含んでいてもよい。第1のフェーズは、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスを実行するために複数の端末によって使用され、第2のフェーズは、第1のフェーズにおいてアクセスを実行し損なう端末によって、再びアクセスを実行するために使用される。
第3の可能な実装では、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源以外の時間‐周波数資源である。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における第1の時間‐周波数資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
結論として、第1の時間‐周波数資源は、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスを実行するために前記複数の端末によって使用され、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源でアクセスを実行し損なう端末によって、再びアクセスを実行するために使用される。
任意的に、第2のターゲット端末は、複数の態様で第4の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、資源構成情報は、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末によって再びアクセスを実行するために使用される第4の時間‐周波数資源を構成するためにさらに使用される。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、第4のアクセス構成情報を前記少なくとも1つの第2のターゲット端末に送信してもよく、第4のアクセス構成情報は、第4の時間‐周波数資源を示す。
第2の側面によれば、本願のある実施形態は、アクセス制御方法をさらに提供する。本方法は、ネットワーク制御装置に適用され、本方法は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従ってネットワーク制御装置によって実行されるステップを含む。
第3の側面によれば、本願のある実施形態は、アクセス制御方法をさらに提供する。本方法は、端末に適用され、本方法は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従って端末によって実行されるステップを含む。
第4の側面によれば、本願の実施形態は、さらに、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従ってネットワーク制御装置によって実行される方法を実行するように構成されたアクセス制御装置を提供する。具体的には、アクセス装置は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従ってネットワーク制御装置によって実装される方法を実行するように構成されたユニットを含んでいてもよい。
第5の側面によれば、本願の実施形態は、さらに、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従って端末によって実行される方法を実行するように構成されたアクセス装置を提供する。具体的には、アクセス装置は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従って端末によって実装される方法を実行するように構成されたユニットを含んでいてもよい。
第6の側面によれば、本願の実施形態は、アクセス制御装置をさらに提供する。装置は、メモリ、少なくとも1つのプロセッサ、トランシーバ、およびメモリに記憶され、プロセッサ上で実行されることのできる命令を含む。さらに、メモリ、プロセッサ、および通信インターフェースは、内部接続経路を通じて互いに通信する。前記少なくとも1つのプロセッサは命令を実行し、それにより、アクセス装置は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従ってネットワーク制御装置によって実行される方法を実装する。
ある可能な実装では、アクセス制御装置は、ネットワーク制御装置、たとえばCDCであってもよい。
第7の側面によれば、本願の実施形態は、アクセス装置をさらに提供する。装置は、メモリ、少なくとも1つのプロセッサ、トランシーバ、およびメモリに記憶され、プロセッサ上で実行されることのできる命令を含む。さらに、メモリ、プロセッサ、および通信インターフェースは、内部接続経路を通じて互いに通信する。前記少なくとも1つのプロセッサは命令を実行し、それにより、アクセス装置は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従って端末によって実行される方法を実装する。
ある可能な実装では、アクセス装置は端末であってもよい。
第8の側面によれば、本願は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ・プログラムは、ネットワーク制御装置によって実行される方法、または第1の側面または第1の側面の可能な実装に従って端末によって実行される方法を実装するために使用される命令を含む。
第9の側面によれば、本願は、命令を含むコンピュータ・プログラム・プロダクトをさらに提供する。コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上記の諸側面または上記の諸側面の任意の可能な実装に従って、ネットワーク制御装置によって実行される方法、または端末によって実行される方法を実現できるようにされる。
第10の側面によれば、本願は、さらに、入力インターフェース、出力インターフェース、および少なくとも1つのプロセッサを含むチップ装置を提供する。任意的に、チップ装置は、メモリをさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内のコードを実行するように構成される。前記少なくとも1つのプロセッサがコードを実行するとき、チップ装置は、第1の側面または第1の側面の可能な実装のいずれか1つに従って、ネットワーク制御装置によって実行される方法、または端末によって実行される方法を実装する。
下記は、添付の図面を参照して、本願の技術的解決策を記述する。
図1は、本願のある実施形態による通信システム100の概略ブロック図である。通信システム100は、少なくとも1つの通信領域を含む。図1は、通信領域110を示す。通信領域110は、主要ノード111および少なくとも1つの副次ノード112を含む。
本願のこの実施形態における主要ノード111は、副次ノード112と通信することができ、副次ノード112を管理する(たとえば、副次ノード112のための資源をスケジューリングする)能力を有する装置であることを注意しておくべきである。
さらに、本願のこの実施形態における副次ノード112は、主要ノード111の管理に従うことができ、主要ノード111によって割り当てられた資源を使用することによって通信を実行する能力を有する装置であることを注意しておくべきである。
任意的に、通信領域110は、自動車(たとえば、インテリジェント自動車、電気自動車、またはデジタル自動車)のコックピット(キャビンとも呼ばれる)に適用可能である。
ある可能な実装では、主要ノード111はネットワーク制御装置であってもよく、副次ノード112は端末であってもよい。
任意的に、ネットワーク制御装置は複数の形でありうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は独立した装置であってもよい。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、機能モジュールまたはチップ装置として別の装置に統合されてもよい。
本願のこの実施形態におけるネットワーク制御装置は、アクセス装置または無線アクセス・ネットワーク装置と称されてもよく、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNBまたはeNodeB)であってもよく、またはクラウド無線アクセス・ネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよいことを注意しておくべきである。あるいはまた、アクセス装置は、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワーク内のアクセス装置、または将来の進化した公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)内のネットワーク装置であってもよく、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)内のアクセスポイント(access point、AP)であってもよく、ニューラジオ(new radio、NR)システム内のgNBであってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
任意的に、アクセス装置は、無線アクセス・ネットワーク(radio access network、RAN)内の装置、または端末がそれを通じて無線ネットワークにアクセスするRANノードである。限定ではなく例として、アクセス・ネットワーク装置は、gNB、送信受信ポイント(transmission reception point、TRP)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバステーション(base transceiver station、BTS)、ホームベースステーション(たとえば、ホーム進化型ノードBまたはホームノードB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)アクセスポイント(access point、AP)などであってもよい。ネットワーク構造において、ネットワーク装置は、中央集中ユニット(centralized unit、CU)ノード、または分散ユニット(distributed unit、DU)ノード、CUノードおよびDUノードを含むRAN装置、または制御プレーンCUノード(CU-CPノード)、ユーザープレーンCUノード(CU-UPノード)、およびDUノードを含むRAN装置を含んでいてもよい。
任意的に、端末は複数の形でありうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、端末は独立した装置であってもよい。
別の可能な実装では、端末は、機能モジュールまたはチップ装置として別の装置に統合されてもよい。
本願のこの実施形態における端末は、ユーザーのために音声/データ接続性を提供する装置、たとえば、無線接続機能をもつハンドヘルド装置または車載装置であってもよいことを注意しておくべきである。現在のところ、端末のいくつかの例は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネット装置(mobile internet device、MID)、ウェアラブル装置、仮想現実(virtual reality、VR)装置、拡張現実(augmented reality、AR)装置、自動運転(self-driving)における無線端末、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能をもつハンドヘルド装置、コンピューティング装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワークにおける端末装置および将来の進化した公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network, PLMN)における端末装置である。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ウェアラブル装置は、ウェアラブル・インテリジェント装置と称されてもよく、日常身につけるもののインテリジェント設計においてウェアラブル技術を適用することによって開発された、眼鏡、グローブ、時計、衣服、および靴のような着用可能なデバイスの一般的な用語であることを注意しておくべきである。ウェアラブル装置は、身体に直接装着されるか、またはユーザーの衣服またはアクセサリーに統合されることができるポータブル装置である。
さらに、本願のこの実施形態では、端末は、端末とコックピットとの間の関係に基づいて、「車載端末」と「非車載端末」に分類されることを注意しておくべきである。
搭載ユニット(on-board unit、OBU)とも称される「車載端末」は、コックピット領域に統合または設置され、コックピット領域の一部に属する装置、たとえば、車載スピーカー、車載マイクロフォン、または車載ディスプレイである。一般に、車載端末は、車両製造業者によって車両に工場で取り付けられた(factory-installed)装置であってもよい。
「非車載端末」は、コックピット領域内に配置され、コックピット領域内の他の装置と通信または接続することができるが、コックピットの一部には属さない装置、たとえば、ユーザーのインテリジェント端末、タブレットコンピュータ、ブルートゥースヘッドセット、またはウェアラブル装置である。
ある可能な実装では、本願のこの実施形態におけるネットワーク制御装置は、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller、CDC)であってもよく、前記少なくとも1つの端末は、車載端末または非車載端末のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
たとえば、CDCは、車載ディスプレイ、インテリジェント端末、および車載スピーカーと通信することができる。
車両製造業者は、CDCおよび前記少なくとも1つの車載端末の両方を車両に、たとえば、車両のキャビン領域に統合することができることを注意しておくべきである。
別の可能な実装では、本願のこの実施形態におけるネットワーク制御装置は、インテリジェント端末であってもよく、前記少なくとも1つの端末は、車載端末または非車載端末のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
たとえば、インテリジェント端末は、車載スピーカー、Bluetoothヘッドセット、および車載マイクロフォンと通信することができる。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の方法で端末と通信しうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は、有線方式で端末と通信してもよい。
前述の有線方式は、データケーブル接続または内部バス接続を通じて通信を実装することであってもよいことを注意しておくべきである。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、無線方式で端末と通信することができる。
前述の無線方式は、通信ネットワークを通じて通信を実装することであってもよいことを注意しておくべきである。通信ネットワークは、ローカルエリアネットワークであってもよく、またはリレー(relay)装置を使用して転送されるワイドエリアネットワークであってもよく、またはローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネットワークを含んでいてもよい。たとえば、通信ネットワークがローカルエリアネットワークである場合、通信ネットワークは、Wi-Fiホットスポットネットワーク、Wi-Fi P2Pネットワーク、Bluetoothネットワーク、ZigBeeネットワーク、近接場通信(near field communication、NFC)ネットワーク、または可能な将来のユニバーサル短距離通信ネットワークでありうる。たとえば、通信ネットワークがワイドエリアネットワークである場合、通信ネットワークは、第3世代移動通信技術(3rd-generation wireless telephone technology、3G)ネットワーク、第4世代移動通信技術(the 4th-generation mobile communication technology、第4世代)ネットワーク、第5世代移動通信技術(5th-generation mobile communication technology、第5世代)ネットワーク、PLMN、またはインターネットであってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
図1は、通信領域110の例を示しているだけであり、通信システム100は、さらに別の通信領域を含んでいてもよいことを注意しておくべきである。図2に示されるように、通信システム100は、通信領域120をさらに含んでいてもよく、通信領域120は、主要ノード121および少なくとも1つの副次ノード122を含んでいてもよく、主要ノード121は、前記少なくとも1つの副次ノード122と通信してもよい。
通信領域110は、通信領域120と通信してもよいことを注意しておくべきである。
たとえば、異なる通信領域に属する2つの主要ノードが互いに通信することができる。
任意的に、通信領域120は、自動車(たとえば、インテリジェント自動車、電気自動車、またはデジタル自動車)のコックピット(キャビンとも呼ばれる)に適用可能である。
任意的に、通信領域110および通信領域120は、同じ車両(またはキャビン)内の異なる領域に属してもよい。たとえば、通信領域110は娯楽領域であり、通信領域120は運転領域である。あるいはまた、通信領域110および通信領域120は、異なる車両(キャビン)に属してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
既存の無線通信システムでは、端末は、ランダムアクセス、たとえば競合ベースのランダムアクセスを通じてネットワーク装置にアクセスする。アクセス要件は端末のランダムな到着のためポワソン分布に従う。すなわち、端末のアクセス要求は時間的にほぼ平均的である。端末がランダムアクセスを要求するときに、システム内でサービスされている別の端末がある。
ネットワーク装置は、通例、ランダムアクセスのために、現在利用可能な時間‐周波数資源のうちのいくらかの限られた固定された時間‐周波数資源を端末に割り当てる。たとえば、利用可能な時間領域スロット(slot)内の2つの固定シンボル(symbol)と、利用可能な周波数領域帯域幅内の2つの固定サブキャリア(subcarrier)であり、他の利用可能な時間‐周波数資源は、別の端末のサービスを維持し、保証するために使用される。
しかしながら、車両が電源投入されるとき、コックピットの通信領域内の複数の車載端末がすべて短い時間期間においてCDCへのアクセス要求を開始するというシナリオがありうる。端末のバッチ・アクセスまたはグループ・アクセスの上記シナリオでは、複数の車載端末が、既存のランダムアクセス方法を使用することによって、すなわち、ランダムアクセスのために使用される固定した限られた時間‐周波数資源を使用することによって、競合ベースのランダムアクセスを実行するとしたら、深刻な資源コンフリクトが発生する可能性がある。よって、車載端末のバッチ・アクセスまたはグループ・アクセスが実現できない。
本願の実施形態は、上記のシナリオにおいて端末のバッチ・アクセスまたはグループ・アクセスを実現するためのアクセス方法および装置を提供する。
図3は、本願のある実施形態によるアクセス方法200の概略フローチャートである。方法200は、図1に示される通信システム100、たとえば通信システム100内の通信領域110に適用され、車両のコックピットに適用可能である。
S210:ネットワーク制御装置が、資源構成情報を送信する。ここで、資源構成情報は、ネットワークにアクセスするために複数の端末によって使用される第1の時間‐周波数資源を構成するために使用される。対応して、複数の端末は、ネットワーク制御装置からの資源構成情報を受信する。具体的には、資源構成情報は、初期アクセスを実行するように複数の端末を構成するために使用される。
任意的に、ネットワーク制御装置および複数の端末は、それぞれ複数の形でありうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は、キャビン内のCDCであってもよく、複数の端末は、キャビン内の複数の車載端末であってもよく、車両製造業者は、CDCおよび複数の車載端末を、キャビンが位置する車両に統合する。
S210の前には、前記複数の端末は非接続状態にあることを注意しておくべきである。言い換えれば、前記複数の端末はいずれも、ネットワーク制御装置にアクセスせず、あるいはネットワーク制御装置への接続を確立しない。
さらに、本願のこの実施形態における非接続状態は、アイドル状態または非アクティブ化状態を含んでいてもよいことを注意しておくべきである。
言い換えれば、端末の状態は、接続状態と非接続状態を含んでいてもよく、非接続状態は、アイドル状態または非アクティブ化状態を含んでいてもよい。
下記は、接続状態、アイドル状態、非アクティブ化状態を別個に述べる。
(1)無線資源制御(radio resource control、RRC)接続状態とも呼ばれる接続状態は、端末がネットワーク制御装置へのネットワーク接続を確立し、データ伝送を実行することができる状態である。
(2)RRCアイドル状態とも呼ばれるアイドル状態は、端末がネットワーク制御装置へのネットワーク接続を確立せず、ネットワーク制御装置が端末のコンテキスト情報を記憶しない状態である。言い換えれば、端末がアイドル状態から接続状態に入る必要がある場合、端末はネットワーク接続確立プロセスを開始する必要がある。
(3)RRC非アクティブ化状態とも呼ばれる非アクティブ化状態は、端末があらかじめ接続状態に入り、その後、ネットワーク制御装置がネットワーク接続を一時停止するが、ネットワーク制御装置は端末のコンテキスト情報を記憶している状態である。言い換えれば、無効状態から再度接続状態に入る必要がある場合に、端末は、ネットワーク接続復元プロセス(またはネットワーク接続再確立プロセスとも呼ばれる)を開始する必要がある。ネットワーク接続確立プロセスと比較して、ネットワーク接続復元プロセスは、より短い遅延およびより低い信号伝達オーバーヘッドをもつことを注意しておくべきである。しかしながら、ネットワーク制御装置は、ネットワーク制御装置の記憶オーバーヘッドを占める端末のコンテキストを記憶する必要がある。
任意的に、S210の前に、ネットワーク制御装置は、まず、第1の時間‐周波数資源を決定する必要がある。
ある可能な実装では、第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域において利用可能な時間‐周波数資源である。既存のランダムアクセス方式であらかじめ構成された限られた固定された時間‐周波数資源と比較して、利用可能な時間‐周波数資源は、複数の端末のグループ・アクセスを満足させるために、より十分な資源を提供することができる。
たとえば、第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域内のすべての利用可能な時間‐周波数資源を含んでいてもよい。
本願のこの実施形態における利用可能なすべての時間‐周波数資源は、初期アクセスのために使用されうるすべての時間‐周波数資源と称されることもあることを注意しておくべきである。さらに、すべての時間‐周波数資源は、少なくとも1つの時間領域資源単位(または第1の時間領域長)および少なくとも1つの周波数領域資源単位(または第1の周波数領域帯域幅)を占有する。車両が電源投入されたばかりのときにはアクセスするための車載装置がないので、利用可能なすべての時間‐周波数資源が、アクセス資源として使用されうる。
任意的に、前記少なくとも1つの時間領域資源単位(または前記第1の時間領域長)は、連続的であっても離散的であってもよく、または前記少なくとも1つの周波数領域資源単位(または前記第1の周波数領域帯域幅)は、連続的であっても離散的であってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
さらに、時間領域資源単位は、時間領域におけるスケジューリングのための粒度、たとえば最小粒度として理解されうること、および、周波数領域資源単位は、周波数領域におけるスケジューリングのための粒度として理解されうることを注意しておくべきである。
具体的には、時間領域資源単位は、スロット(slot)またはフレームであってもよいが、これらに限定されず、フレームまたはスロットは、いくつかのシンボル(symbol)を含む。たとえば、シンボルは直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルである。周波数領域資源単位は、一つまたは複数のサブキャリアであってもよいが、これに限定されない。
すべての利用可能な時間‐周波数資源または初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源は、データを送信するために使用される通信領域内のすべての利用可能な時間‐周波数資源、すなわち、データ・チャネルの時間‐周波数資源であることを注意しておくべきである。
任意的に、初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源における時間領域資源は、制限された長さをもつことができる。
ある可能な実装では、複数の端末が初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源を使用することによって初期アクセスを完了した後、ネットワーク制御装置は、初期アクセスが完了したことを示すために使用されるシステム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよい。対応して、アクセス要件を有する後続の端末は、既存のランダムアクセス方法に従って、ランダムアクセスのために使用されるあらかじめ構成された限られた時間‐周波数資源でランダムアクセスを実行する。
さらに、すべての利用可能な時間‐周波数資源または初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源は、通信領域内にあり、システム制御プレーン・オーバーヘッドを担うために使用されるシンボル(たとえば、パイロット信号、同期信号、制御信号またはブロードキャスト信号を搬送するシンボル)の利用可能な時間‐周波数資源を含まないことを注意しておくべきである。
言い換えれば、すべての利用可能な時間‐周波数資源または初期アクセスのために使用されるすべての時間‐周波数資源は、制御情報または制御信号のために使用される時間‐周波数資源を含まない。本明細書における制御情報は、ブロードキャスト・チャネル情報およびデータ・フィードバック情報のような、データをスケジューリングするために使用される制御信号を含んでいてもよい。本明細書における制御信号は、同期信号、アクセス・チャネル信号、SRS、DMRSなどを含んでいてもよい。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法では、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスのシナリオにおいて、車両が電源投入されたばかりのとき、ネットワーク制御装置が位置する通信領域にはアクセスするための端末はない。よって、ネットワーク制御装置は、現在の通信領域内のすべての利用可能な時間‐周波数資源を計算または決定し、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスのためにすべての時間‐周波数資源をこれらの端末に割り当てることができる。これは、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスの要件を満たすことができ、複数の端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を低下させることができる。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で第1の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、たとえば、ネットワーク制御装置および複数の端末は、第1の通信領域に属する。ネットワーク制御装置は、第2の通信領域内の第2のネットワーク制御装置からシステム・ブロード・キャストメッセージを受信してもよく、ここで、システム・ブロード・キャストメッセージは、第2の通信領域によって占有されたすべての時間‐周波数資源を示す。ネットワーク制御装置は、第2の通信領域によって占有されたすべての時間‐周波数資源に基づいて第1の時間‐周波数資源を決定してもよく、第2の通信領域によって占有されるすべての時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源とは異なる。
任意的に、第1の通信領域および第2の通信領域は、同じキャビンまたは異なるキャビンに属してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ネットワーク制御装置が第1の時間‐周波数資源を決定する態様は、上記では、単にネットワーク制御装置が第2の通信領域によって占有されたすべての時間‐周波数資源に基づいて第1の時間‐周波数資源を決定する例を用いることによって記述されている。しかしながら、本願のこの実施形態は、これに限定されるものではない。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の通信領域によって占有されたすべての時間‐周波数資源に基づいて第1の時間‐周波数資源を決定することができる。複数の通信領域は、第2の通信領域を含む。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、より上位層のネットワーク装置を使用することによって、第1の時間‐周波数資源を得ることができる。該より上位層のネットワーク装置は、各ネットワーク制御装置が位置する通信領域におけるすべての利用可能な時間‐周波数資源を計算し、すべての該時間‐周波数資源を各ネットワーク制御装置に割り当てることができる。任意的に、ネットワーク制御装置は、別のネットワーク装置からの指示情報を受信し、ここで、指示情報は、第1の時間‐周波数資源を示す。
たとえば、ネットワーク制御装置はアクセス・ネットワーク装置である。ネットワーク制御装置は、資源要求をコア・ネットワーク装置に送信してもよく、資源要求は、ネットワーク制御装置にとって現在利用可能なすべての時間‐周波数資源を要求するものである。ネットワーク制御装置は、コア・ネットワーク装置によって送信された資源情報を受信してもよく、資源情報は、第1の時間‐周波数資源を示す。
任意的に、S210において、ネットワーク制御装置は、複数の態様で資源構成情報を送信しうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、複数の端末のそれぞれに資源構成情報を送信してもよい。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、マルチキャスト・メッセージを送信してもよい。マルチキャスト・メッセージは、資源構成情報およびマルチキャスト・アドレスを含む。
マルチキャスト・アドレスは端末のグループのためのアドレスであり、該アドレスのために送られたメッセージは該グループの端末によって識別され受信されうることを注意しておくべきである。
たとえば、前記複数の端末は、端末1および端末2を含み、端末1および端末2は第1の端末グループに属し、ネットワーク制御装置によって送信されるマルチキャスト・メッセージは、第1の端末グループのための資源構成情報およびマルチキャスト・アドレスを含む。対応して、端末1および端末2は、端末1および端末2が属するグループに対応するマルチキャスト・アドレスのために送信されるマルチキャスト・メッセージを受信する。
任意的に、マルチキャスト・メッセージは、端末数量情報をさらに含んでいてもよく、端末数量情報は、マルチキャスト・アドレスに対応する端末の数量を示す。
第3の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよく、システム・ブロード・キャストメッセージが資源構成情報を含む。
たとえば、システム・ブロード・キャストメッセージは、マスター情報ブロック(master information block、MIB)メッセージまたはシステム情報ブロック(system information block、SIB)メッセージであってもよい。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法によれば、ネットワーク制御装置は、資源構成情報を伝えるために、マルチキャスト・メッセージまたはシステム・ブロード・キャストメッセージを使用する。これは、伝送遅延を低減し、アクセス効率を改善することができる。
S220:前記複数の端末のうちの少なくとも1つが、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を、第1の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に送信する。端末のアクセス情報は、第1の識別情報またはステータス情報のうちの少なくとも1つを含み、第1の識別情報は端末を識別し、ステータス情報は端末のステータスを示す。対応して、ネットワーク制御装置は、第1の時間‐周波数資源上で前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を受信する。
明瞭のため、以下は、前記少なくとも1つの端末のうちの第1の端末を例として用いて、S220のプロセスを説明する。
第1の端末は、前記少なくとも1つの端末のうちのいずれか1つであり、前記少なくとも1つの端末のうちの別の端末がS220を実行するプロセスは、第1の端末がS220を実行するプロセスと同様である。繰り返しを避けるために、詳細は本明細書には記載しない。
具体的には、S220は:第1の端末が、第1の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信する。対応して、ネットワーク制御装置は、第1の時間‐周波数資源上で第1の端末のアクセス情報を受信する。
任意的に、アクセス情報は、アクセス・メッセージ内で搬送されてもよく、ここで、アクセス・メッセージは、あらかじめ定義された変調および符号化情報を使用することによってアクセス情報に対して変調および符号化を実行することによって得られ、変調および符号化情報は、変調および符号化スキーム、チャネル符号化スキーム、およびビットレートのうちの少なくとも1つを含む。
対応して、ネットワーク制御装置は、あらかじめ構成された変調および符号化情報に基づいてアクセス・メッセージをデコードして、アクセス情報を得ることができる。
任意的に、ネットワーク制御装置および第1の端末は、複数の態様で変調および符号化情報を得ることができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、変調および符号化情報は、通信プロトコルにおいてあらかじめ定義されてもよく、第1の端末およびネットワーク制御装置は、通信プロトコルに基づいて、変調および符号化情報を決定してもよい。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置が、第1のアクセス構成情報を第1の端末に送信してもよく、第1のアクセス構成情報が、変調および符号化情報を構成するために使用される。対応して、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第1のアクセス構成情報を受信し、第1のアクセス構成情報に基づいて変調および符号化情報を決定する。具体的には、第1のアクセス構成情報は前もって第1の端末に送信されるか、資源構成情報と一緒に第1の端末に送信されうる。
任意的に、資源構成情報および第1のアクセス構成情報は、同じメッセージ内で伝達されてもよく、または異なるメッセージ内で伝達されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、前もって変調および符号化情報について合意してもよい。
任意的に、第1の端末のアクセス情報は、第1の識別情報またはステータス情報のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の識別情報は、第1の端末が位置する通信領域において第1の端末の素性を一意的に識別することができる情報として理解されうることを注意しておくべきである。
任意的に、本願のこの実施形態における識別情報(たとえば、第1の識別情報)は、以下の項目、すなわち、装置識別子、MACアドレス、ソフト・アドレス、およびショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
装置識別子は、端末を一意的に識別できる数字列またはシリアル番号、たとえば国際移動体機器識別情報(international mobile equipment identification number、IMEI)または移動体機器識別子(mobile equipment identifier、MEID)である。
さらに、MACアドレスは媒体アクセス層で使用されるアドレスであり、物理アドレスまたはハードウェア・アドレスとも呼ばれることを注意しておくべきである。
さらに、ソフト・アドレスは、端末の最後のアクセスの際にネットワーク制御装置によって第1の端末に割り当てられ、通信領域内で端末を一意的に識別することができるアドレスであってもよいことを注意しておくべきである。
さらに、ショート・アドレスは、装置識別子、MACアドレス、およびソフト・アドレスのうちの少なくとも1つの一部に基づいて得られたアドレスであってもよいことを注意しておくべきである。
たとえば、ネットワーク制御装置は、第1の端末の前述のアドレスのうちのいずれか1つの最下位10ビットを使用することによって、ショート・アドレスを生成してもよく、生成されたショート・アドレスは、通信領域内で第1の端末を一意的に識別することができる。
任意的に、本願のこの実施形態における端末の識別情報(たとえば、第1の識別情報)は、少なくとも1つのフィールドを含んでいてもよい。ネットワーク制御装置および第1の端末は、複数の態様で異なるフィールドの意味を定義することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、識別情報は第1のフィールドを含んでいてもよく、第1のフィールドは装置型を示す。
たとえば、第1のフィールドは2ビットを含む。「00」はCDCを示し、「01」は車載端末を示し、「10」は「非車載端末」を示す。
別の可能な実装では、識別情報は、第2のフィールドを含んでいてもよく、第2のフィールドは、装置機能を示す。
たとえば、第2のフィールドは1ビットを含む。「1」は主要ノードを示し、「0」は副次ノードを示す。
さらに別の可能な実装では、識別情報は、第3のフィールドを含んでいてもよく、第3のフィールドは、装置番号を示す。
たとえば、第3のフィールドは3ビットを含む。「010」は番号が2であることを示し、「100」は番号が4であることを示し、「111」は番号が7であることを示す。
ステータス情報は、第1の端末の現在のステータスを示すことができる情報として理解することができる。
任意的に、第1の端末は、第1の状態または第2の状態を含んでいてもよい。
たとえば、第1の状態は「正常状態」であってもよく、第2の状態は「異常状態」であってもよい。
任意的に、ステータス情報が第1の端末のステータスが「異常状態」であることを示す場合には、ステータス情報は、さらに、例外指示情報を含んでいてもよく、例外指示情報は、第1の端末の例外原因を示す。
任意的に、ステータス情報は、複数の態様で第1の端末のステータスを示すことができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ステータス情報は、少なくとも1つのビットを含んでいてもよく、ステータス情報は、前記少なくとも1つのビットを使用することによって、第1の端末の現在のステータスを示すことができる。
たとえば、ステータス情報は1ビットを含む。ビットが「1」である場合は、「正常状態」が示される。ビットが「0」である場合は「異常状態」が示される。
別の可能な実装では、ステータス情報は、例外指示情報を含んでいてもよく、例外指示情報は、第1の端末のステータスが「異常状態」であることを示し、例外原因を示す。
任意的に、S220における前記少なくとも1つの端末は、前記複数の端末の一部または全部を含みうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
いくつかの端末は、電源投入後に異常状態にある場合があり、たとえば装置障害、回線障害、またはネットワーク障害に遭遇する可能性があるため、ネットワーク制御装置は、前記複数の端末と前もって、正常状態の端末のみがアクセス情報をネットワーク制御装置に報告し、異常状態の端末はアクセス情報を報告する必要がないことを合意してもよいこの場合、前記少なくとも1つの端末は、前記複数の端末のうちの、正常状態にあるいくつかの端末を含む。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で、第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、第1の端末は、競合ベースの資源の態様で、第1の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信することができる。
第1の時間‐周波数資源は、ネットワーク制御装置が位置する通信領域におけるすべての利用可能な時間‐周波数資源を示すので、第1の時間‐周波数資源の資源サイズは、既存の競合ベースのランダムアクセス方法においてランダムアクセスのために使用されるあらかじめ構成された限られた時間‐周波数資源の資源サイズよりも大きい。これは、複数の端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を低減することができる。
第2の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源から、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。第1の端末は、第1の端末のアクセス情報を第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源でネットワーク制御装置に送信する。
本願のこの実施形態における第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、アクセス情報を報告するために第1の端末によって使用される時間‐周波数資源として理解されうることを注意しておくべきである。
言い換えれば、第1の時間‐周波数資源は、少なくとも1つの第2の時間‐周波数資源を含んでいてもよく、前記少なくとも1つの第2の時間‐周波数資源は、前記少なくとも1つの端末と1対1対応にある。
さらに、前記複数の端末のすべてに対応する第2の時間‐周波数資源は、互いに直交することを注意しておく。言い換えれば、任意の2つの端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、時間‐周波数または周波数領域において互いに重複しない。
たとえば、前記複数の端末は第1の端末およびある第2の端末を含み、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源および第2の端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、時間周波数または周波数領域において互いに重複しない。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法によれば、複数の端末のすべてに対応する第2の時間‐周波数資源は互いに直交し、そのため、複数の端末のアクセス中に発生する資源コンフリクトの確率が回避できる。
任意的に、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源は、第1の端末の第2の識別情報、第1の時間‐周波数資源の資源サイズ、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、または少なくとも1つのあらかじめ構成された値のうちの少なくとも1つを使用することによって示されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の端末の第2の識別情報は、第1の端末が位置する通信領域における端末の素性を一意的に識別することができる情報として理解されてもよい。
任意的に、第2の識別情報は、装置識別子、MACアドレス、ソフト・アドレス、またはショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
任意的に、第1の端末の第1の識別情報と第2の識別情報は、同じであってもよく、または異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
たとえば、第1の識別情報はMACアドレスを含んでいてもよく、第2の識別情報はソフト・アドレスを含んでいてもよい。
別の例では、第1の識別情報はMACアドレスおよび装置識別子を含んでいてもよく、第2の識別情報はソフト・アドレスを含んでいてもよい。
任意的に、本願のこの実施形態における時間‐周波数資源の資源サイズ(たとえば、第1の時間‐周波数資源の資源サイズ、または第2の時間‐周波数資源の資源サイズ)は、以下の意味のいずれか1つを表すことができる:時間‐周波数資源に含まれる資源要素(resource element、RE)の数量、時間‐周波数資源に含まれるチャネルの数量、時間領域資源単位の数量および時間‐周波数資源に含まれる周波数領域資源単位の数量、または時間‐周波数資源の時間領域長および周波数領域帯域幅。しかしながら、当業者は、上記の意味が単に記述のための例であって、資源サイズの意味を限定するものではないことを知りうる。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを決定してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、第1の端末は、変調および符号化情報と、アクセス情報のサイズとに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを決定することができる。
第2の可能な実装では、S220の前に、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第2のアクセス構成情報を受信してもよく、第2のアクセス構成情報は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズを構成するために使用される。
任意的に、資源構成情報および第2のアクセス構成情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、または異なるメッセージ内で搬送されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズについてあらかじめ合意してもよい。言い換えれば、第2の時間‐周波数資源の資源サイズは、あらかじめ構成されるか、またはあらかじめ定義される。
前記少なくとも1つのあらかじめ構成された値は、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために使用されるあらかじめ構成された値であってもよいことを注意しておくべきである。
ある可能な実装では、前記少なくとも1つの値は、第1の値を含んでいてもよく、第1の値は、端末の数量を示す。
たとえば、端末の数量は、マルチキャスト・アドレスに対応するグループ内の端末の数量を示してもよい。
別の例として、端末の数量は、資源構成情報に基づく、ネットワーク制御装置によって着信呼を行う端末の数量であってもよい。
任意的に、前記少なくとも1つの値は、複数の態様で端末のためにあらかじめ構成されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、前記少なくとも1つの値は、通信プロトコルにおいてあらかじめ構成されてもよく、第1の端末は、通信プロトコルに基づいて前記少なくとも1つの値を取得してもよい。
第2の可能な実装では、S220の前に、第1の端末は、ネットワーク制御装置から第3のアクセス構成情報を受信してもよく、第3のアクセス構成情報は、前記少なくとも1つの値を構成するために使用される。
任意的に、資源構成情報および第3のアクセス構成情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、または異なるメッセージ内で搬送されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第3の可能な実装では、第1の端末とネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの値についてあらかじめ合意してもよい。
任意的に、第1の端末は、複数の態様で第1の時間‐周波数資源から、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源の資源サイズと、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズとに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定してもよい。
たとえば、第1の端末は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズN
1と、第1の時間‐周波数資源の資源サイズNとに基づいて、第1の時間‐周波数資源上で報告されることができるアクセス情報片の数量
を決定することができる。第1の端末は、[0,Nu-1]または[1,Nu]から整数Mをランダムに生成し、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源として、第1の時間‐周波数資源に含まれるNu個の資源ブロックのうちMと番頭付けされた第1の資源ブロックを決定する。
ネットワーク制御装置および第1の端末は、同じ車両製造業者によって製造されてもよいので、車両製造業者は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために使用される関連情報(たとえば、第1の端末の第2の識別情報、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、および前記少なくとも1つの値)と、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の計算規則とを、ネットワーク制御装置について、あらかじめ構成してもよいことを注意しておくべきである。よって、ネットワーク制御装置は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために必要とされる関連情報を得るために、第1の端末との追加的な信号伝達対話を行う必要はない。これは信号伝達オーバーヘッドを減らし、アクセス遅延を減らすことができる。
さらに、ネットワーク制御装置と第1の端末は、前もってNu個の資源ブロックの分割規則および番号規則について合意しておいてもよく、ネットワーク制御装置と第1の端末は、番号規則と分割規則に従って、Nu個の資源ブロックのそれぞれの番号および資源サイズを決定してもよい。
言い換えれば、ネットワーク制御装置および第1の端末は、同様の方法を用いて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。
しかしながら、上記の第1の可能な実装では、Mは第1の端末によって選択されたランダムな数であるため、ネットワーク制御装置は、第1の端末によってランダムに選択されるランダムな数を知ることができない。よって、ネットワーク制御装置は、第1の時間‐周波数資源上で、第1の端末によって報告されたアクセス情報を受信する必要がある。
ネットワーク制御装置にアクセス情報を報告する少なくとも1つの端末の数量がNuよりもはるかに少ない場合、資源ブロックをランダムに選択する上記の方法は、異なる端末がアクセス情報を送信するために異なる資源ブロックを選択することを保証できる。これにより、資源コンフリクトの可能性を減らすことができる。
第2の可能な実装では、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源の資源サイズ、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズ、および第1の端末の第2の識別情報に基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができる。
たとえば、第2の識別情報はMACアドレスを含む。第1の端末は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズN
1と、第1の時間‐周波数資源の資源サイズNとに基づいて、第1の時間‐周波数資源上で報告されることのできるアクセス情報片の数量
を決定することができる。第1の端末は、整数Mを得るためにMACアドレスおよびN
uに対してモジュロ演算を実行し、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源として、第1の時間‐周波数資源に含まれるN
u個の資源ブロックのうちMと番号付けされた第1の資源ブロックを決定することができる。
MACアドレスを使用することによって資源ブロックを選択する上記の方法によれば、第1の端末のMACアドレスは、ネットワーク制御装置についてあらかじめ構成されているため、ネットワーク制御装置は、あらかじめ設定されたMACアドレスを直接使用して、第1の端末に対応する資源ブロックを選択することができ、MACアドレスを取得するために第1の端末と信号伝達対話を実行する必要はない。これは、アクセス遅延を低減することができる。
たとえば、第2の識別情報はソフト・アドレスを含む。第1の端末は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源の資源サイズN
1と、第1の時間‐周波数資源の資源サイズNとに基づいて、第1の時間‐周波数資源上で報告されることのできるアクセス情報片の数量
を決定することができる。第1の端末は、整数Mを得るためにソフト・アドレスおよびN
uに対してモジュロ演算を実行し、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源として、第1の時間‐周波数資源に含まれるN
u個の資源ブロックのうちMと番号付けされた第1の資源ブロックを決定することができる。
本願のこの実施形態では、ネットワーク制御装置は、端末が属する通信領域内のそれぞれの端末についてソフト・アドレスを構成することができ、各端末のソフト・アドレスは、通信領域内において各端末を一意的に識別することができることを注意しておくべきである。
ある可能な実装では、第1の端末のソフト・アドレスは、第1の端末の最後のアクセスの際に、ネットワーク制御装置によって第1の端末に割り当てられたアドレスであってもよい。
ソフト・アドレスを使用することによって資源ブロックを選択する上記の方法によれば、各端末のソフト・アドレスと第1の時間‐周波数資源の資源サイズが柔軟に構成され、それにより、異なる端末に対応する第2の時間‐周波数資源が効果的にずらされることができる。すなわち、ソフト・アドレスに基づいて各端末によって決定された第2の時間‐周波数資源が、互いに重複しないことが保証される。これは、資源コンフリクトの可能性を減らす。
第3の可能な実装では、第1の端末は、第1の端末の第2の識別情報と前記第1の値とに基づいて、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定することができ、ここで、前記少なくとも1つの値が前記第1の値を含む。
たとえば、前記第2の識別情報はMACアドレスを含む。第1の端末は、MACアドレスと前記第1の値に対してモジュロ演算を実行して整数Mを得て、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源として、第1の時間‐周波数資源に含まれる、第1の値の数量をもつ資源ブロックのうちでMと番号付けされた第1の資源ブロックを決定してもよい。
対応して、上記の第2または第3の可能な実施において、ネットワーク制御装置は、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するために使用されるあらかじめ構成された関連情報に基づいて、Mを決定してもよい。したがって、ネットワーク制御装置が第1の時間‐周波数資源上で第1の端末のアクセス情報を受信することは:ネットワーク制御装置が第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源上で第1の端末のアクセス情報を受信することを含んでいてもよい。
上記の資源ブロック選択方法によれば、各端末の第2の識別情報がネットワーク制御装置においてあらかじめ構成されているため、第1の値を適切に設定することにより、異なる端末に対応する第2の時間‐周波数資源が効果的にずらされることができる。すなわち、異なる端末に対応する第2の時間‐周波数資源が互いに重複しないことが保証される。これは、資源コンフリクトの可能性を減らす。
任意的に、前記複数の端末における少なくとも2つの端末は、異なる属性を有してもよい。ネットワーク制御装置は、資源構成情報を用いて、異なる属性をもつ端末について異なる時間‐周波数サブ資源を構成してもよい。第1の時間‐周波数資源は、異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源を含む。
言い換えれば、第1の時間‐周波数資源は、少なくとも2つの時間‐周波数サブ資源を含んでいてもよく、前記少なくとも2つの時間‐周波数サブ資源は、少なくとも2つの属性に対応し、各時間‐周波数サブ資源は、時間‐周波数サブ資源に対応する属性をもつ少なくとも1つの端末のアクセスのために使用される。
言い換えれば、異なる属性をもつ端末は、その端末が属する属性に対応する時間‐周波数サブ資源上でアクセスを実行する。同じ属性をもつ少なくとも1つの端末は、その属性に対応する時間‐周波数サブ資源上でアクセスを実行し、同じ属性をもつ前記少なくとも1つの端末のアクセスのために使用される時間‐周波数サブ資源は、前記少なくとも1つの端末のそれぞれの第2の時間‐周波数資源を含む。
任意的に、属性は、装置型、マルチキャスト・アドレス、または装置優先度のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
具体的には、装置型は、マイクロフォン型、スピーカー型、ディスプレイ型などを含みうる。特定の装置型は、本願では限定されない。
端末のマルチキャスト・アドレスが異なることは、端末が異なる端末グループに属することとして理解されてもよいことを注意しておくべきである。
任意的に、端末の装置優先度は、複数の態様で分割されうる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、キャビン内の端末の位置エリアに基づいて、装置優先度が分割されてもよい。
たとえば、前列座席エリアに位置する端末の装置優先度は、後列座席エリアに位置する端末の装置優先度よりも高い。
別の可能な実装では、端末の装置優先度は、端末の装置型に基づいて分割されてもよい。
たとえば、ディスプレイの装置優先度はスピーカーの装置優先度よりも高く、スピーカーの装置優先度はマイクロフォンの装置優先度よりも高い。
任意的に、ネットワーク制御装置は、以下のいくつかの態様で、異なる属性をもつ端末について異なる時間‐周波数サブ資源を構成してもよい。
たとえば、属性は装置型を含み、前記複数の端末は、マイクロフォン1、マイクロフォン2、ディスプレイ1を含む。この場合、マイクロフォン1およびマイクロフォン2は、時間‐周波数サブ資源1に対応し、ディスプレイ1は、時間‐周波数サブ資源2に対応する。第1の時間‐周波数資源は、時間‐周波数サブ資源1および時間‐周波数サブ資源2を含む。
別の例では、属性は、装置型および装置優先度を含み、前記複数の端末は、前列座席エリアに位置するスピーカー1、スピーカー2、スピーカー3、ディスプレイ1、およびディスプレイ2、ならびに後列座席エリアに位置するスピーカー4およびスピーカー5を含んでいてもよい。この場合、スピーカー1、スピーカー2およびスピーカー3は、時間‐周波数サブ資源1に対応し、ディスプレイ1およびディスプレイ2は、時間‐周波数サブ資源2に対応し、スピーカー4およびスピーカー5は、時間‐周波数サブ資源3に対応する。第1の時間‐周波数資源は、時間‐周波数サブ資源1、時間‐周波数サブ資源2、および時間‐周波数サブ資源3を含む。
別の例では、属性は、装置型、マルチキャスト・アドレス、および装置優先度を含む。前記複数の端末は、前列座席エリアに位置するスピーカー1、スピーカー2、スピーカー3、スピーカー4、およびディスプレイ1と、後列座席エリアに位置するスピーカー5およびディスプレイ2とを含んでいてもよい。たとえば、スピーカー1、スピーカー2、ディスプレイ1は第1の端末グループに属し、スピーカー3、スピーカー4、スピーカー5、ディスプレイ2は第2の端末グループに属する。この場合、スピーカー1、スピーカー2、およびディスプレイ1は、時間‐周波数サブ資源3に対応し、スピーカー4は、時間‐周波数サブ資源2に対応し、スピーカー5およびディスプレイ2は、時間‐周波数サブ資源3に対応する。第1の時間‐周波数資源は、時間‐周波数サブ資源1、時間‐周波数サブ資源2、および時間‐周波数サブ資源3を含む。
ある可能な実装では、たとえば、前記複数の端末は、第1の属性をもつ第1の端末と、第2の属性をもつ第2の端末とを含み、第1の端末は、第1の時間‐周波数資源における第1の時間‐周波数サブ資源に対応し、第2の端末は、第1の時間‐周波数資源における第2の時間‐周波数サブ資源に対応する。S220は:第1の端末が、第1の時間‐周波数サブ資源上でネットワーク制御装置に第1の端末のアクセス情報を送信し;対応して、ネットワーク制御装置が、第1の時間‐周波数サブ資源上で第1の端末のアクセス情報を受信することを含んでいてもよい。
異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源の時間領域資源または周波数領域資源の少なくとも一方は異なることを注意しておくべきである。
言い換えれば、第1の時間‐周波数サブ資源は、第2の時間‐周波数サブ資源の時間領域資源または周波数領域資源の少なくとも一方と重複しない。
本願のこの実施形態において提供されるアクセス方法によれば、ネットワーク制御装置は、異なる属性をもつ端末について異なる時間‐周波数サブ資源を構成し、それにより、異なる属性をもつそれらの端末は、それらの端末が属するそれらの属性に対応する時間‐周波数サブ資源に対してアクセスを実行する。これは、異なる属性をもつ端末間の、アクセス中に発生する資源コンフリクトの確率を減らすことができる。
第1の端末が、第1の時間‐周波数サブ資源で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定する方法については、第1の時間‐周波数資源で、第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源を決定するための前述の方法を参照することを注意しておくべきである。違いは:第1の時間‐周波数資源の資源サイズが第1の時間‐周波数サブ資源の資源サイズで置き換えられるという点だけにある。反復を避けるため、詳細は、ここでは再度説明されない。
任意的に、本方法は、さらに:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの端末のうちの少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定することを含んでいてもよい。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報に基づいて、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを決定してもよい。
言い換えれば、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの端末のそれぞれのアクセス情報を、パースを通じて、成功裏に取得する。
たとえば、前記少なくとも1つの端末は、端末1および端末2を含む。ネットワーク制御装置が、パースを通じてMACアドレス1‐異常状態とMACアドレス2‐正常状態を成功裏に取得する場合、MACアドレス2に対応する端末2がアクセスを成功裏に実行すると判断してもよい。
別の例では、前記少なくとも1つの端末は、端末1および端末2を含む。ネットワーク制御装置が、パースを通じてMACアドレス1‐正常状態とMACアドレス2‐正常状態を成功裏に取得する場合、MACアドレス1に対応する端末とMACアドレス2に対応する端末2が成功裏にアクセスを実行すると判断されてもよい。
別の例では、前記少なくとも1つの端末は、端末1および端末2を含む。ネットワーク制御装置が、パースを通じてMACアドレス1およびMACアドレス2を成功裏に取得する場合、MACアドレス1に対応する端末とMACアドレス2に対応する端末2とが成功裏にアクセスを実行すると判断してもよい。
別の例では、前記少なくとも1つの端末は、端末1および端末2を含む。資源ブロック1上でネットワーク制御装置によって受信されたアクセス情報が正常状態を示し、資源ブロック2上で受信されたアクセス情報が正常状態を示す場合には、資源ブロック1に対応する端末1と、資源ブロック2に対応する端末2とが、成功裏にアクセスを実行すると判断されてもよい。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれのアクセス情報に基づいて、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行すると判断してもよい。
たとえば、端末1と端末2が同じ資源ブロックを選択してそれぞれのアクセス情報を送信する場合、ネットワーク制御装置は、一方の端末のみからのアクセス情報を成功裏にデコードする、または該アクセス情報のデコードに失敗する、またはアクセス情報を得ないことがありうる。このように、ネットワーク制御装置によって成功裏にデコードされたアクセス情報に対応する端末のみが、成功裏にアクセスを実行する。
任意的に、本方法は:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に指示情報を送信することを含む。ここで、指示情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを示す。対応して、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれは、ネットワーク制御装置からの指示情報を受信し、その指示情報に基づいて、アクセスが成功することを判別する。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に指示情報を送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれに指示情報を送信してもよい。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよい。ここで、システム・ブロード・キャストメッセージが指示情報を含む。
任意的に、指示情報は、複数の態様で、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを示してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、指示情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれの第3の識別情報を含んでいてもよく、それぞれの第1のターゲット端末の第3の識別情報は、その第1のターゲット端末を示す。
第3の識別情報は、第1のターゲット端末の装置識別子、MACアドレス、ソフト・アドレス、またはショート・アドレスのうちの少なくとも1つを含んでいてもよいことを注意しておくべきである。
任意的に、第1のターゲット端末の第3の識別情報は、アクセスが要求されたときに報告される第1の識別情報と同じであるか、または異なるものであってもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
たとえば、前記少なくとも1つの端末は、端末1、端末2、端末3、および端末4を含む。指示情報がMAC 1、MAC 2、MAC 3を含む場合、それは、MAC 1に対応する端末1、MAC 2に対応する端末2、MAC 3に対応する端末3が成功裏にアクセスを実行することを示す。
第2の可能な実装では、指示情報は、少なくとも1つの第2のターゲット端末のそれぞれの第3の識別情報を含んでいてもよく、それぞれの第2のターゲット端末の第3の識別情報は、その第2のターゲット端末を示し、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末は、前記少なくとも1つの端末のうちアクセスを実行し損なう端末である。
たとえば、前記少なくとも1つの端末は、端末1、端末2、端末3、および端末4を含む。指示情報がMAC 2およびMAC 4を含む場合、それは、MAC 2に対応する端末2およびMAC 4に対応する端末4がアクセスを実行することに失敗し、MAC 1に対応する端末1およびMAC 3に対応する端末3が成功裏にアクセスを実行することを示す。
任意的に、本方法は:ネットワーク制御装置が、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報は、前記少なくとも1つの第1のターゲット端末のそれぞれについて使用される第3の時間‐周波数資源を示し;対応して、それぞれの第1のターゲット端末が、ネットワーク制御装置からスケジューリング情報を受信し、第3の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置とデータを送信することをさらに含む。
任意的に、ネットワーク制御装置は、複数の態様で、スケジューリング情報を前記少なくとも1つの第1のターゲット端末に送信することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
第1の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、それぞれの第1のターゲット端末のスケジューリング情報をそれぞれの第1のターゲット端末に送信してもよく、ここで、それぞれの第1のターゲット端末のスケジューリング情報はそれぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源を示す。
第2の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、システム・ブロード・キャストメッセージを送信してもよく、システム・ブロード・キャストメッセージは、スケジューリング情報を含み、スケジューリング情報は、それぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源を示す。
たとえば、スケジューリング情報は、それぞれの第1のターゲット端末の識別情報とそれぞれの第1のターゲット端末の第3の時間‐周波数資源との間の対応を含む。
第3の可能な実装では、前記少なくとも1つのターゲット端末の数量が1より大きい場合、ネットワーク制御装置は、前記少なくとも1つのターゲット端末に対してグループ・ベースのスケジューリングを実行してもよい。
信号伝達オーバーヘッドを低減するために、ネットワーク制御は、前記少なくとも1つのターゲット端末に指示情報を送ることなく、前記少なくとも1つのターゲット端末にスケジューリング情報を直接送ってもよいことを注意しておくべきである。
言い換えれば、スケジューリング情報が受信されたとすれば、第1のターゲット端末は、第1のターゲット端末が成功裏にアクセスを実行することを判別することができる。
任意的に、第2の時間‐周波数資源上で前記少なくとも1つの端末のうちアクセスを実行し損なう少なくとも1つの第2のターゲット端末が、ネットワーク制御装置へのアクセスを再び開始することがありうる。
ある可能な実装では、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末のそれぞれは、第4の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に、それぞれの第2のターゲット端末のアクセス情報を送信してもよい。対応して、ネットワーク制御装置は、第4の時間‐周波数資源上で前記少なくとも1つの第2のターゲット端末からアクセス情報を受信する。
具体的には、それぞれの第2のターゲット端末は、それぞれの第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上で、それぞれの第2のターゲット端末のアクセス情報をネットワーク制御装置に送信してもよく、ここで、第4の時間‐周波数資源は、前記複数の第2のターゲット端末のそれぞれに対応する第5の時間‐周波数資源を含む。対応して、ネットワーク制御装置は、それぞれの第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上でそれぞれの第2のターゲット端末からアクセス情報を受信する。
第2のターゲット端末が第2のターゲット端末のアクセス情報を、第2のターゲット端末に対応する第5の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に送信するプロセスについては、第1の端末が第1の端末のアクセス情報を第1の端末に対応する第2の時間‐周波数資源上でネットワーク制御装置に送信するプロセスを参照することを注意しておくべきである。反復を避けるために、詳細は、ここでは再度説明されない。
任意的に、第1の時間‐周波数資源は、第4の時間‐周波数資源を含む、または、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源とは異なる。
第1の可能な実装では、第1の時間‐周波数資源は、各端末に対応する第2の時間‐周波数資源および第4の時間‐周波数資源を含んでいてもよい。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における各端末に対応する第2の時間‐周波数資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
第2の可能な実装では、前記複数の端末のうちの少なくとも2つの端末が異なる属性を有する場合、第1の時間‐周波数資源は、異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源と、第4の時間‐周波数資源とを含んでいてもよい。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における異なる属性をもつ端末に対応する時間‐周波数サブ資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
結論として、第1の時間‐周波数資源は、時間領域における2つのフェーズを含んでいてもよい。第1のフェーズは、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスを実行するために複数の端末によって使用され、第2のフェーズは、第1のフェーズにおいてアクセスを実行し損なう端末によって、再びアクセスを実行するために使用される。
第3の可能な実装では、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源以外の時間‐周波数資源である。
時間領域における第4の時間‐周波数資源の開始時点は、時間領域における第1の時間‐周波数資源の終了時点よりも早くないことを注意しておくべきである。
結論として、第1の時間‐周波数資源は、グループ・アクセスまたはバッチ・アクセスを実行するために前記複数の端末によって使用され、第4の時間‐周波数資源は、第1の時間‐周波数資源でアクセスを実行し損なう端末によって、再びアクセスを実行するために使用される。
任意的に、第2のターゲット端末は、複数の態様で第4の時間‐周波数資源を決定することができる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
ある可能な実装では、資源構成情報は、前記少なくとも1つの第2のターゲット端末によって再びアクセスを実行するために使用される第4の時間‐周波数資源を構成するためにさらに使用される。
別の可能な実装では、ネットワーク制御装置は、第4のアクセス構成情報を前記少なくとも1つの第2のターゲット端末に送信してもよく、第4のアクセス構成情報は、第4の時間‐周波数資源を示す。
本願の実施形態において提供されるアクセス方法200は、図3を参照して上述されている。方法200を実行するように構成されたアクセス装置およびアクセス制御装置が、図4から図6を参照して以下に記載される。
アクセス装置は、方法200の実施形態における端末であってもよく、方法200において端末によって実施される方法を実行することができることを注意しておくべきである。アクセス制御装置は、方法200の実施形態におけるネットワーク制御装置であってもよく、方法200においてネットワーク制御装置によって実施される方法を実行することができる。
前述の機能を実施するために、アクセス装置またはアクセス制御装置は、機能を実行するための対応するハードウェアおよび/またはソフトウェア・モジュールを含むことが理解されうる。本明細書に開示された実施形態を参照して説明された例におけるアルゴリズム・ステップは、本願において、ハードウェア、または、ハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアの組み合わせによって実装できる。機能がハードウェアによって実行されるか、または、コンピュータ・ソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な用途および設計上の制約に依存する。当業者であれば、実施形態を参照して、具体的な用途ごとに記載された機能を実装するために異なる方法を用いることができるが、該実装が本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
実施形態において、アクセス装置およびアクセス制御装置は、前述の方法における例に基づいて機能モジュールに分割されてもよい。たとえば、各機能に対応する各機能モジュールは、分割を通じて得られてもよいし、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてもよい。諸実施形態において、モジュール分割は例であり、単に論理的な機能分割であり、実際の実装の際には他の分割であってもよいことを注意しておくべきである。
それぞれの機能モジュールが、分割を通じてそれぞれの対応する機能に基づいて得られるとき、図4は、前述の実施形態におけるアクセス装置(たとえば端末)またはアクセス制御装置(たとえばネットワーク制御装置)の可能な組成の概略図である。図4に示されるように、装置300は、トランシーバユニット310および処理ユニット320を含んでいてもよい。
処理ユニット320は、トランシーバ310を制御して、方法200の実施形態においてネットワーク制御装置または端末によって実行される方法、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスを実装してもよい。
前述の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容が、対応する機能モジュールの機能説明において引用されうることを注意しておくべきである。詳細は、ここでは再度説明しない。
統合されたユニットが使用される場合、装置300は、処理ユニット、記憶ユニット、および通信ユニットを含んでいてもよい。処理ユニットは、装置300の動作を制御および管理するように構成されてもよく、たとえば、前述のユニットによって実行されるステップを実行することにおいて装置300をサポートするように構成されてもよい。記憶ユニットは、プログラム・コード、データなどを記憶する際に装置300をサポートするように構成されてもよい。通信ユニットは、装置300と他の装置との間の通信をサポートするように構成されてもよい。
処理ユニットは、プロセッサまたはコントローラであってもよい。プロセッサは、本願に開示された内容に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行することができる。プロセッサは、代替的に、コンピューティング機能を実装するための、たとえば、一つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ(digital signal processing、DSP)とマイクロプロセッサの組み合わせを含む組み合わせであってもよい。記憶ユニットはメモリであってもよい。通信ユニットは、具体的には、他の電子装置と通信する装置、たとえば無線周波数回路、ブルートゥースチップ、およびWi-Fiチップであってもよい。
ある可能な実装では、この実施形態におけるアクセス装置またはアクセス制御装置は、図5に示される構造の装置400であってもよい。装置400は、端末の構造の概略図であってもよいし、またはネットワーク制御装置の構造の概略図であってもよい。装置400は、プロセッサ410およびトランシーバ420を含み、プロセッサ410およびトランシーバ420は、内部接続経路を通じて互いに通信する。図4の処理ユニット320によって実装される関連機能は、プロセッサ410によって実装されてもよい。トランシーバユニット310によって実装される関連機能は、トランシーバ420を制御することによってプロセッサ410によって実装されてもよい。
任意的に、装置400は、メモリ430をさらに含んでいてもよい。プロセッサ410、トランシーバ420、およびメモリ430は、内部接続経路を通じて互いに通信する。図4の記憶ユニットによって実装される関連機能は、メモリ430によって実装されてもよい。
ある可能な実装では、装置300または装置400が端末内に配備される(または統合される)場合、本願の実施形態における装置300または装置400は、端末であってもよい。
図6は、端末500の構造の概略図である。端末500は、図6に示されてもよく、端末500は、プロセッサ510、外部メモリインターフェース520、内部メモリ521、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート530、充電管理モジュール540、電力管理モジュール541、バッテリー542、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール550、無線通信モジュール560、オーディオ・モジュール570、スピーカー570A、受信機570B、マイクロフォン570C、ヘッドセット・ジャック570D、センサーモジュール580、ボタン590、モーター591、インジケータ592、カメラ593、ディスプレイ594、加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カードインターフェース595などを含んでいてもよい。
本願のこの実施形態に示される構造は、端末500に対する特定の制限を構成しないことが理解されうる。本願の他のいくつかの実施形態では、端末500は、図に示されたものよりも多くの、または少ない構成要素を含んでいてもよく、あるいは、いくつかの構成要素が組み合わされてもよく、あるいは、いくつかの構成要素が分割されてもよく、あるいは、異なる構成要素レイアウトがあってもよい。図に示される構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実装されてもよい。
プロセッサ510は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでいてもよい。たとえば、プロセッサ510は、アプリケーション・プロセッサ(application processor、AP)、モデム・プロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、ベースバンドプロセッサ、ニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)および/またはその他を含みうる。異なる処理ユニットは、独立した構成要素であってもよく、または一つまたは複数のプロセッサに統合されてもよい。いくつかの実施形態では、端末500は、代替的に、一つまたは複数のプロセッサ510を含んでいてもよい。コントローラは、命令読み出しおよび命令実行の制御を完了するために、命令動作コードおよび時間シーケンス信号に基づいて動作制御信号を生成することができる。いくつかの他の実施形態では、命令およびデータを記憶するために、メモリがプロセッサ510内に配置されてもよい。たとえば、プロセッサ510内のメモリはキャッシュであってもよい。メモリは、プロセッサ510によって使用されたばかりの、または循環的に使用される命令またはデータを記憶することができる。プロセッサ510が命令またはデータを再度使用する必要がある場合、プロセッサ510は、メモリから命令またはデータを直接呼び出すことができる。このようにして、繰り返されるアクセスが回避され、プロセッサ510の待ち時間が短縮され、端末500によるデータ処理または実行命令の効率が改善される。
いくつかの実施形態では、プロセッサ510は、一つまたは複数のインターフェースを含んでいてもよい。インターフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit, I2C)インターフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェース、パルスコード変調(pulse code modulation、PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェース、モバイル業界プロセッサインターフェース(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェース、SIMカードインターフェース、USBポートおよび/またはその他を含みうる。USBポート530は、USB標準仕様に準拠するポートであり、具体的には、ミニUSBポート、マイクロUSBポート、USBタイプCポートなどであってもよい。USBポート530は、端末500を充電するための充電器に接続するために使用されてもよいし、または、端末500と周辺装置との間でデータを伝送するように構成されてもよい。USBポート530は代替的に、ヘッドセットに接続し、ヘッドセットを使用してオーディオを再生するために使用されてもよい。
本願のこの実施形態におけるモジュール間のインターフェース接続関係は、単に記述のための例であり、端末500の構造に対する制限を構成しないことが理解されうる。本願の他のいくつかの実施形態では、端末500は、代替的に、前述の実施形態におけるものとは異なるインターフェース接続態様を代替的に使用してもよく、または複数のインターフェース接続態様の組み合わせを使用してもよい。
充電管理モジュール540は、充電器からの充電入力を受領するように構成される。充電器は、無線充電器または有線充電器であってもよい。有線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール540は、USBポート530を通じて有線充電器の充電入力を受け取ることができる。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール540は、端末500の無線充電コイルを通じて無線充電入力を受領してもよい。
充電管理モジュール540は、バッテリー542を充電しながら、電力管理モジュール541を使用することによって端末に電力をさらに供給することができる。電力管理モジュール541は、バッテリー542、充電管理モジュール540、およびプロセッサ510に接続するように構成される。電力管理モジュール541は、バッテリー542および/または充電管理モジュール540の入力を受領し、プロセッサ510、内部メモリ521、外部メモリ、ディスプレイ594、カメラ593、無線通信モジュール560などに電力を供給する。電力管理モジュール541は、バッテリー容量、バッテリーサイクル数、およびバッテリー健康状態(漏電またはインピーダンス)などのパラメータを監視するように構成されてもよい。いくつかの他の実施形態では、電力管理モジュール541は、代替的にプロセッサ510内に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態では、電力管理モジュール541および充電管理モジュール540は、代替的に、同じ装置内に配置されてもよい。
端末500の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール550、無線通信モジュール560、モデム・プロセッサ、ベースバンドプロセッサなどを通じて実装されうる。
アンテナ1およびアンテナ2は、電磁波信号を送受信するように構成される。端末500内の各アンテナは、一つまたは複数の通信周波数帯域をカバーするように構成されてもよい。アンテナの利用率を改善するために、異なるアンテナがさらに多重化されてもよい。たとえば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシチアンテナとして多重化されてもよい。他の実施形態では、アンテナは、同調スイッチと組み合わせて使用されてもよい。
モバイル通信モジュール550は、端末500に適用され、2G、3G、4G、5Gなどの無線通信を含む解決策を提供することができる。モバイル通信モジュール550は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低雑音増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含んでいてもよい。モバイル通信モジュール550は、アンテナ1を通じて電磁波を受信し、受信電磁波に対してフィルタリングまたは増幅などの処理を実行し、処理された電磁波を復調のためにモデム・プロセッサに送信してもよい。モバイル通信モジュール550は、モデム・プロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、増幅された信号を放射のためにアンテナ1を通じて電磁波に変換してもよい。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール550内の少なくともいくつかの機能モジュールが、プロセッサ510内に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール550内の少なくともいくつかの機能モジュールおよびプロセッサ510内の少なくともいくつかのモジュールは、同じ装置内に配置されてもよい。
無線通信モジュール560は、端末500に適用される無線通信のための解決策を提供してもよく、該解決策は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(たとえば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth、BT)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離場通信(near field communication、NFC)、赤外線(infrared、IR)技術、別の可能な汎用伝送技術などを含む。
任意的に、無線通信モジュール560は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合する一つまたは複数の構成要素であってもよい。1つの通信処理モジュールが1つのネットワークインターフェースに対応してもよい。ネットワークインターフェースは、異なるサービス機能モードで配置されてもよい。異なるモードに配置されたネットワークインターフェースは、モードに対応するネットワーク接続を確立することができる。
たとえば、P2P機能をサポートするネットワーク接続は、P2P機能モードでネットワークインターフェースを使用することによって確立されてもよい。STA機能をサポートするネットワーク接続は、STA機能モードでネットワークインターフェースを使用することによって確立されうる。AP機能をサポートするネットワーク接続は、APモードでネットワークインターフェースを使用することによって確立されうる。
無線通信モジュール560は、アンテナ2を通じて電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調およびフィルタ処理を実行し、処理された信号をプロセッサ510に送る。
無線通信モジュール560は、さらに、送信されるべき信号をプロセッサ510から受領し、その信号に対して周波数変調および増幅を実行し、処理された信号をアンテナ2を通じた放射のために電磁波に変換してもよい。
端末500は、GPU、ディスプレイ594、アプリケーション・プロセッサ等を用いてディスプレイ機能を実装する。GPUは画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ594およびアプリケーション・プロセッサに接続される。GPUは、数学的および幾何学的計算を実行し、画像をレンダリングするように構成される。プロセッサ510は、表示情報を生成または変更するプログラム命令を実行する一つまたは複数のGPUを含んでいてもよい。
ディスプレイ594は、画像、ビデオなどを表示するように構成される。ディスプレイ594は、ディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light-emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flex light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)などを使用してもよい。いくつかの実施形態では、端末500は、一つまたは複数のディスプレイ594を含んでいてもよい。
本願のいくつかの実施形態では、ディスプレイパネルが、OLED、AMOLEDまたはFLEDのような材料で作られる場合、図6のディスプレイ594は畳むことができる。ここで、ディスプレイ594が畳まれてもよいということは、ディスプレイが任意の部分で任意の角度に折り畳まれてもよく、その角度に維持されてもよいことを意味する。たとえば、ディスプレイ594は、中央で左右に折り畳むことができ、または中央で上下に折り畳むことができる。本願では、折り畳むことができるディスプレイは、折り畳み可能ディスプレイと呼ばれる。タッチディスプレイは、スクリーンであってもよく、または複数のスクリーンを組み合わせることによって形成されたディスプレイであってもよい。これは、本明細書において限定されない。
端末500のディスプレイ594は、フレキシブルディスプレイであってもよい。現在、フレキシブルディスプレイは、フレキシブルディスプレイの独特な特徴と大きな可能性のため、多くの注目を集めている。従来のディスプレイと比較して、フレキシブルディスプレイは、強い柔軟性と曲げ性の特徴を有し、ユーザーに新しい曲げ性ベースの対話モードを提供して、端末に対するユーザーのより多くの要求を満足させることができる。折り畳み可能ディスプレイを備えた端末について、端末の折り畳み可能ディスプレイは、いつでも、折りたたまれた形の小さなディスプレイと展開された形の大きなディスプレイの間で切り換えられることができる。よって、ユーザーは、折り畳み可能ディスプレイを備えた端末上で、より頻繁に、マルチスクリーン表示機能を使用する。
端末500は、ISP、カメラ593、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ594、アプリケーション・プロセッサなどを通じて、撮影機能を実装してもよい。
ISPは、カメラ593によってフィードバックされたデータを処理するように構成される。たとえば、撮影中にシャッターが押され、光がレンズを通じてカメラの光感応要素に伝送される。光信号が電気信号に変換され、カメラの光感応要素が処理のために電気信号をISPに送信して、電気信号を可視画像に変換する。ISPはさらに、画像のノイズ、輝度、および顔色に関してアルゴリズム最適化を実行してもよい。ISPはさらに、撮影シナリオの露光および色温度などのパラメータを最適化してもよい。いくつかの実施形態では、ISPは、カメラ593内に配置されてもよい。
カメラ593は、静止画像またはビデオを取り込むように構成される。物体の光学画像は、レンズを通じて生成され、光感応要素上に投影される。光感応要素は、電荷結合素子(charge coupled device、CCD)または相補型金属-酸化物-半導体(complementary metal-oxide-semiconductor、CMOS)フォトトランジスタであってよい。感光素子は、光信号を電気信号に変換し、次いで、電気信号をデジタル画像信号に変換するために電気信号をISPに送信する。ISPは、デジタル画像信号を処理のためにDSPに出力する。DSPは、デジタル画像信号をRGBまたはYUVのような標準フォーマットの画像信号に変換する。いくつかの実施形態では、端末500は、一つまたは複数のカメラ593を含んでいてもよい。
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するように構成され、デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理することができる。たとえば、端末500が周波数を選択すると、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギーに対してフーリエ変換などを実行するように構成される。
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮または圧縮解除するように構成される。端末500は、一つまたは複数のビデオコーデックをサポートすることができる。このようにして、端末500は、複数のエンコード・フォーマット、たとえば、動画像専門家グループ(moving picture experts group、MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、およびMPEG-4のビデオを再生または記録することができる。
NPUは、ニューラルネットワーク(neural-network、NN)コンピューティングプロセッサである。NPUは、生物学的ニューラルネットワークの構造、たとえば、ヒトの脳ニューロン間の伝達サービス機能に基づいて入力情報を迅速に処理し、さらに自己学習を継続的に行うことができる。NPUは、端末500のインテリジェント認知、たとえば、画像認識、顔認識、発話認識、およびテキスト理解などのアプリケーションを実装することができる。
外部メモリインターフェース520は、端末500の記憶能力を拡張するために、外部記憶カード、たとえばマイクロSDカードに接続するために使用されてもよい。外部記憶カードは、外部メモリインターフェース520を通じてプロセッサ510と通信し、データ記憶機能を実装する。たとえば、音楽やビデオなどのファイルが外部記憶カードに記憶される。
内部メモリ521は、一つまたは複数のコンピュータ・プログラムを記憶するように構成されてもよい。前記一つまたは複数のコンピュータ・プログラムは、命令を含む。プロセッサ510は、内部メモリ521に記憶された命令を実行してもよく、それにより、端末500は、本願のいくつかの実施形態において提供されるスクリーンオフ表示方法、さまざまなアプリケーション、データ処理などを実行する。内部メモリ521は、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含んでいてもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムを記憶してもよい。プログラム記憶領域は、さらに、一つまたは複数のアプリケーション(ギャラリーおよび連絡先など)などを記憶してもよい。データ記憶領域は、端末500の使用中に生成されたデータ(たとえば、写真および連絡先)などを記憶してもよい。さらに、内部メモリ521は、高速ランダムアクセスメモリを含んでいてもよく、または不揮発性メモリ、たとえば、一つまたは複数の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、またはユニバーサルフラッシュ記憶(universal flash storage、UFS)を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ510は、内部メモリ521に記憶された命令、および/またはプロセッサ510内に配置されたメモリに記憶された命令を実行してもよく、それにより、端末500は、本願の実施形態において提供されるスクリーンオフ表示方法、他のアプリケーション、およびデータ処理を実行する。端末500は、オーディオ・モジュール570、スピーカー570A、受信機570B、マイクロフォン570C、ヘッドセット・ジャック570D、アプリケーション・プロセッサなどを通じて、オーディオ機能、たとえば、音楽の再生および録音を実現することができる。
センサーモジュール580は、圧力センサー580A、ジャイロスコープセンサー580B、気圧センサー580C、磁気センサー580D、加速度センサー580E、距離センサー580F、光近接センサー580G、指紋センサー580H、温度センサー580J、タッチセンサー580K、周辺光センサー580L、骨伝導センサー580Mなどを含んでいてもよい。
ある実施形態は、さらに、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶する。コンピュータ命令が電子装置上で実行される場合、電子装置は、前述の実施形態におけるアクセス方法を実施するために、関連する方法ステップを実行できるようにされる。
ある実施形態は、さらに、コンピュータ・プログラム・プロダクトを提供する。コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の実施形態におけるアクセス方法を実施するために、関連するステップを実行できるようにされる。
さらに、本願のある実施形態は、装置をさらに提供する。装置は、具体的には、チップ、コンポーネント、またはモジュールでありうる。装置は、接続されたプロセッサおよびメモリを含んでいてもよい。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、装置が動作すると、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行してもよく、それによりチップが前述の方法実施形態におけるアクセス方法を実行する。
図6は、チップ600の構造の概略図である。チップ600は、一つまたは複数のプロセッサ610およびインターフェース回路620を含む。任意的に、チップ600は、バス630をさらに含んでいてもよい。
プロセッサ610は、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。ある実装プロセスでは、前述の方法におけるステップは、プロセッサ610内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了されてもよい。前述のプロセッサ610は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理装置、離散的ゲートまたはトランジスタ論理装置、または離散的ハードウェアコンポーネントであってもよい。プロセッサは、本願の実施形態において開示される方法およびステップを実装または実行してもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサ等であってもよい。
インターフェース回路620は、データ、命令、または情報を送信または受信するために使用されてもよい。プロセッサ610は、インターフェース回路620を通じて受信されたデータ、命令、または他の情報を処理し、処理後に得られた情報をインターフェース回路620を通じて送信してもよい。
任意的に、チップは、メモリをさらに含む。メモリは、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み、プロセッサのために動作命令およびデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non-volatile random access memory、NVRAM)をさらに含んでいてもよい。
任意的に、メモリは、実行可能なソフトウェア・モジュールまたはデータ構造を記憶し、プロセッサは、メモリに記憶された動作命令(動作命令は、オペレーティングシステムにおいて記憶されていてもよい)を呼び出すことによって対応する動作を実行してもよい。
任意的に、チップは、本願の実施形態におけるアクセス装置またはアクセス制御装置において使用されてもよい。任意的に、インターフェース回路620が、プロセッサ610の実行結果を出力するために使用されてもよい。本願の一つまたは複数の実施形態において提供されるアクセス方法については、前述の実施形態を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
プロセッサ610およびインターフェース回路620のそれぞれに対応する機能は、ハードウェア設計を使用して実装されてもよく、ソフトウェア設計を使用して実装されてもよく、またはソフトウェアおよびハードウェアを組み合わせて実装されてもよいことを注意しておくべきである。これは、本願では限定されない。
実施形態において提供されるネットワーク制御装置、端末、コンピュータ記憶媒体、コンピュータ・プログラム・プロダクト、またはチップは、上記で提供される対応する方法を実行するように構成される。よって、達成可能な有益な効果については、上記の対応する方法における有益な効果を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
前述のプロセスのシーケンス番号は、本願のさまざまな実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解しておくべきである。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、本願の実施形態の実装プロセスに対する何らかの限定として解釈されるべきではない。
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズム・ステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータ・ソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装されうることを認識しうる。機能がハードウェアまによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な用途および設計制約条件に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載された機能を実装するために異なる方法を用いることができるが、該実装が本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
当業者であれば、便利で簡単な記述のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な稼働プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することを明確に理解することができ、詳細については、ここでは再度説明しない。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、他の態様で実装されてもよいを理解しておくべきである。たとえば、記載された装置実施形態は、単に例である。たとえば、ユニットへの分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実装では他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたはコンポーネントが、別のシステムに組み合わされ、または統合されてもよく、あるいはいくつかの特徴が無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示または議論された相互結合、または直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装されうる。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個であってなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置していてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態における解決策の目的を達成するために、実際の要件に従って選択されうる。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立したプロダクトとして販売または使用される場合、これらの機能は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決策は本質的に、または現在の技術に寄与する部分は、または技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア・プロダクトの形で実装されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(これは、パーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク装置などであってもよい)に、本願の実施形態に記載される方法のステップの全部または一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、またはコンパクトディスクのようなプログラム・コードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、単に本願の具体的な実装であるが、本願の保護範囲を限定することは意図されていない。本願に開示された技術的範囲内で、当業者によって容易に割り出される任意の変形または置換は、本願の保護範囲にはいる。したがって、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。