JP2023523080A - 障害特定方法、装置、およびシステム - Google Patents

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Abstract

本出願は、光ファイバ通信技術の分野に関し、障害特定方法、装置、およびシステムを提供する。この方法は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得することであって、リバースバックホールは後方散乱および反射を含むかまたは後方散乱を含むものであることと、第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定することと、第2の対応に基づいてODN中の障害を特定することとを含む。

Description

本出願は、光ファイバ通信分野に関し、特に、障害特定方法、装置、およびシステムに関する。
本出願は、参照により全体が本明細書に組み込まれている、2020年4月29日に中国国家知識産権局に出願された「FAULT LOCATING METHOD,APPARATUS,AND SYSTEM」という名称の中国特許出願第202010357617.4号明細書の優先権を主張するものである。
受動光ネットワークシステムは、光回線終端装置(optical line terminal,OLT)、光分配ネットワーク(Optical Distribution Network,ODN)、および複数の光アクセスネットワークユーザ端末を含む。光アクセスネットワークユーザ端末は、光ネットワークユニット(Optical Network Unit,ONU)または光ネットワーク端末(Optical Network Terminal,ONT)を採用する。ODNは、光スプリッタ、フィーダ光ファイバ、分配光ファイバ(複数段の光スプリッタに存在する)、およびドロップ光ファイバに分割され得る。フィーダ光ファイバは、OLTとODNとの間の光ファイバであり、分配光ファイバは、様々な段における光スプリッタ間の光ファイバであり、ドロップ光ファイバは、光スプリッタと光アクセスネットワークユーザ端末との間の光ファイバである。構築される受動光ネットワークシステムの数量の爆発的な増加は、保守技術者の不足、重い作業負荷、保守手段の欠如、および、障害ポイントを正確に特定することの難しさを引き起こす。障害特定の難しさは、主にODNに存在し、主な理由は、ODNの数量が多いことである。結果として、ネットワークは複雑であり、障害を素早く特定するのが比較的困難である。
関連技術では、光時間領域反射率計(Optical Time Domain Reflectometer,OTDR)がセントラルオフィスエンド(OLT側)に配置される。OTDRは、ダウンリンク送信のための光信号を発する。光信号が光ファイバ中で送信されるとき、光信号の一部は反射され後方散乱させられて、リバースバックホールを通してOTDRに戻り、OTDRによって検出される。OTDRは、受信される光信号の受信電力と、光信号を受信する受信時間とを使用して、送信距離と受信電力との対応を確立する。送信距離に対する受信電力は、ODN中のこの送信距離におけるすべての分配光ファイバおよびドロップ光ファイバによって後方散乱させられた光信号の重畳された電力であり、または、この送信距離におけるすべての分配光ファイバおよびドロップ光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の重畳された電力である(光ファイバは、光ファイバの破損場所で光信号を反射する)。OTDRは、この対応に基づいて、受信電力が突然変化する地点を決定し得、この地点に基づいて、ODN中の光ファイバが障害を有するかどうかを決定し得る。
光スプリッタが使用された後、送信距離に対する受信電力は、ODN中のこの送信距離におけるすべての分配光ファイバおよびドロップ光ファイバによって後方散乱させられた光信号の重畳された電力であり、または、この送信距離におけるすべての分配光ファイバおよびドロップ光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の重畳された電力である。したがって、受信電力が突然変化する地点が取得されたとしても、障害を有する分配光ファイバおよび障害を有するドロップ光ファイバが決定されることは不可能である。
本出願の実施形態は、障害特定方法、装置、およびシステムを提供する。本出願は、ODN中の障害を正確に特定するのに使用され得る。
第1の態様によれば、障害特定方法が提供され、受動光ネットワークに適用される。受動光ネットワークはODNを含み、ODN中の少なくとも1段の光スプリッタの各ポートには、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが配置される。この方法は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得するステップであって、リバースバックホールは後方散乱および反射を含むかまたは後方散乱を含む、ステップと、第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップと、第2の対応に基づいてODN中の障害を特定するステップとを含む。
本出願で示される解決法では、障害を特定するための装置は、同調可能な波長を有するOTDRであり得る。ODN中で障害が特定されるとき、障害特定命令がOTDRに送出され得る(例えば、OLTが障害特定命令を送出する)。OTDRが障害特定命令を受信したとき、OTDRは、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能な波長のテスト光信号を順次送出し得、送出時間を記録し得る。これらの波長のうちのいずれかの波長のテスト光信号がODNの中を通るとき、この波長に対応するポートであってODN中の少なくとも1段の光スプリッタのポートにおける反射コンポーネントが、この波長のテスト光信号を反射する(基本的には完全に反射する)。しかし、この波長のテスト光信号は、ODN中の別のポートの中を通るときには完全に透過させられる。この波長のテスト光信号は、ODN中の様々な光ファイバおよび特定の反射コンポーネントのみによって反射され後方散乱させられ(光ファイバは、破損しているときにはテスト光信号を反射する)、それにより、この波長のテスト光信号の一部はリバースバックホールを通してOTDRに戻り、OTDRによって受信されることが知られ得る。OTDRは、受信時間と受信電力との対応を記録し得る。このようにして、この波長に対応する反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応が取得される。OTDRは、各第1の対応を使用して、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し得る。OTDRは、各第2の対応に基づいて、ODN中に障害が存在するかどうかを決定し得、障害地点を決定し得る。このようにして、光スプリッタのポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバは第2の対応に対応するので、第2の対応を使用して、ODN中の光ファイバ(ドロップ光ファイバ、フィーダ光ファイバ、および分配光ファイバ)に障害が存在するかどうかと、障害が発生した場所とが正確に決定され得る。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタである。第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップは、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得するステップと、各第1の対応をリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第4の対応に変換するステップと、第3の対応と各第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を実施して、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得するステップとを含む。
本出願で示される解決法では、OTDRは、第3の対応を取得し得る。第3の対応において、各送信距離に対応する重畳された受信電力は、この送信距離におけるすべての光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の電力の重畳であり、または、この送信距離におけるすべての光ファイバによって後方散乱させられた光信号の電力の重畳である。1段目の光スプリッタの第1のポート(第1のポートは1段目の光スプリッタのいずれかのポートである)に配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応について、OTDRは、テスト光信号の発信時間と第1の対応における受信時間とを使用して、第1の対応における各受信時間に対応する送信距離を決定し得る。次いで、OTDRは、各受信時間に対応する送信距離と受信電力とを対応付けて、送信距離と受信電力との第4の対応を取得する。OTDRは、第3の対応と第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を別々に実施して、第4の対応における各送信距離に対応する受信電力の差を取得し得る。OTDRは、送信距離と受信電力の差との対応が、テスト光信号が第1のポートと第1のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応であると決定する。このようにして、第2の対応が正確に決定され得る。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを含む。第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップは、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得するステップと、第3の対応と、2段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応とに基づいて、テスト光信号が2段目の光スプリッタの各ポートと2段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップと、各第1の対応および各第2の対応に基づいて、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップとを含む。
本出願で示される解決法では、OTDRは、第3の対応を取得し得る。第3の対応において、各送信距離に対応する重畳された受信電力は、この送信距離におけるすべての光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の電力の重畳であり、または、この送信距離におけるすべての光ファイバによって後方散乱させられた光信号の電力の重畳である。
2段目の光スプリッタの第2のポート(第2のポートは2段目の光スプリッタのいずれかのポートである)に配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応について、OTDRは、テスト光信号の発信時間と第1の対応における受信時間とを使用して、第1の対応における各受信時間に対応する送信距離を決定し得る。次いで、OTDRは、各受信時間に対応する送信距離と受信電力とを対応付けて、送信距離と受信電力との第4の対応を取得する。OTDRは、第3の対応と第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を別々に実施して、第4の対応における各送信距離に対応する受信電力の差を取得し得る。OTDRは、送信距離と受信電力の差との対応が、テスト光信号が第2のポートと第2のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応であると決定する。
OTDRは、各第1の対応と、テスト光信号が第1のポート(第1のポートは1段目の光スプリッタのいずれかのポートである)に接続された2段目の光スプリッタの各ポートと2段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応とを使用して、テスト光信号が第1のポートと第1のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し得る。このようにして、第2の対応が正確に決定され得る。
可能な実装では、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得するステップは、第1の波長のテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応を取得し、この対応をODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応として決定するステップであって、第1の波長は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なる、ステップ、または、1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応に基づいて、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を決定するステップを含む。
本出願で示される解決法では、OTDRは、第1の波長のテスト光信号を送出し得、第1の波長のテスト光信号を送出する送出時間を記録し得る。第1の波長のテスト光信号がODNの中を通るとき、ODN中の少なくとも1段の光スプリッタのポートに配置されたすべての反射コンポーネントは、第1の波長のテスト光信号を透過させ、ODN中の様々な光ファイバおよび光スプリッタのみが第1の波長のテスト光信号を反射し後方散乱させ、または後方散乱させ、それにより、第1の波長のテスト光信号の一部は、OTDRに戻り、OTDRによって受信される。OTDRは、受信時間と受信電力との対応を記録し、次いで、受信時間と送出時間との差を使用して送信距離を決定して、送信距離と受信電力との対応を取得し得る、すなわち第3の対応を取得し得る。
代替として、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得した後、OTDRは、1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を、送信距離と受信電力との対応に変換し得る。その後、OTDRは、これらの対応における同じ送信距離に対する受信電力を合計して値を取得し、次いで(m-1)をこの値で割って、同じ送信距離に対する受信電力を取得する。mは、1段目の光スプリッタのポートの数量である。このようにして、各送信距離に対する受信電力が決定され、送信距離と受信電力とが対応付けられて第3の対応が取得され得る。このようにすれば、第1の波長のテスト光信号が送出される必要がないので、OTDRの波長調整範囲が縮小され得る。
可能な実装では、第2の対応に基づいてODN中の障害を特定するステップは、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタのターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応に基づいて、受信電力が突然変化する異常地点が存在すると決定された場合に、この異常地点を、ターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバの障害地点として決定するステップを含む。
本出願で示される解決法では、OTDRは、各第2の対応において、受信電力が突然変化する異常地点が存在するかどうかを検分し得る。テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタのターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応において異常地点が存在する場合、この異常地点は、ターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバの障害地点として決定され得る。このようにして、ODN中の障害を有する光ファイバが提供されるだけでなく、光ファイバが障害を有する地点もまた提供される。
第2の態様によれば、障害特定システムが提供され、受動光ネットワークに適用される。このシステムは、光時間領域反射率計OTDRを備える。
OTDRは、複数の波長のテスト光信号を出力するように構成される。
OTDRは、第1の態様による方法を実施するようにさらに構成される。
第3の態様によれば、障害特定システムが提供され、受動光ネットワークに適用される。このシステムは、光時間領域反射率計OTDRおよび光回線終端装置OLTを備える。
OTDRは、複数の波長のテスト光信号を出力するように構成される。
OTDRは、受信されたテスト光信号の受信電力および受信時間を検出するようにさらに構成される。
OLTは、OTDRへの通信接続を確立する。
OLTは、第1の態様による方法を実施するように構成される。
第4の態様によれば、障害特定装置が提供される。この装置は複数のモジュールを備え、複数のモジュールは、第1の態様による障害特定方法を実装するための命令を実行する。
第5の態様によれば、障害特定デバイスが提供される。この障害特定デバイスは、プロセッサおよびメモリを備える。
メモリは、コンピュータ命令を記憶する。
プロセッサは、コンピュータ命令を実行して第1の態様による方法を実装する。
第6の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶する。コンピュータ可読記憶媒体中のコンピュータ命令が障害特定デバイスによって実行されたとき、障害特定デバイスは、第1の態様による方法を実施することが可能にされる。
第7の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が障害特定デバイスによって実行されたとき、障害特定デバイスは、第1の態様による障害特定方法を実施する。
本出願の例示的な実施形態による適用シナリオの概略図である。 本出願の例示的な実施形態による同調可能OTDRの構造の概略図である。 本出願の例示的な実施形態による障害特定デバイスの構造の概略図である。 本出願の例示的な実施形態による障害特定方法の手順の概略図である。 本出願の例示的な実施形態による1段の光スプリッタの概略図である。 本出願の例示的な実施形態による2段の光スプリッタの概略図である。 本出願の例示的な実施形態による障害特定装置の構造の概略図である。
本出願の目的、技術的解決法、および利点をより明確にするために、以下ではさらに、添付図面を参照しながら本出願の実装について詳細に説明する。
本出願は、PONシステムに適用可能である。図1に示されるように、PONシステムの構造は、3つの部分、すなわちOLT、ODN、および光アクセスネットワークユーザ端末(ONTなど)を含む。ODNは普通、4つの部分、すなわち光スプリッタ、フィーダ光ファイバ、分配光ファイバ、およびドロップ光ファイバに分割される。フィーダ光ファイバは、OLTとODNとの間の光ファイバであり、分配光ファイバは、様々な段における光スプリッタ間の光ファイバであり、ドロップ光ファイバは、光スプリッタと光アクセスネットワークユーザ端末との間の光ファイバである。図1は、2段の光スプリッティングによるODNの構造の図である。1段のみの光スプリッティングによるODNは、フィーダ光ファイバおよびドロップ光ファイバのみを有する。
ODNは受動コンポーネントを備えるので、ODN中の光ファイバ障害を識別するのは困難である。したがって、本出願は、障害特定方法を提供する。ODN中の障害を特定するために、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが、ODN中の少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置される。各ポートに配置された反射コンポーネントの反射率は、事前設定済みの値以上である。一般に、事前設定済みの値は比較的大きく、例えば、事前設定済みの値は99%または98%である。例えば、少なくとも1段の光スプリッタは1段目の光スプリッタを含み、1段目の光スプリッタは1×4光スプリッタであり、4つのポートの各々には、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが配置される。反射コンポーネントは、反射格子であってもよく、または別のコンポーネントであってもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
加えて、PONシステムはOTDRをさらに備え、OTDRは同調可能OTDRである。本出願のこの実施形態では、同調可能OTDRは、同調可能な波長を有するOTDRである。同調可能OTDRとは、OTDRが、元のOTDRに基づいて、複数の波長のテスト光信号を送出することが可能にされることを意味する。複数の波長は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長を含む。同調可能OTDRはさらに、受信されたテスト光信号の受信電力および受信時間を検出し得る。受信電力が本明細書において存在するのは、テスト光信号が光ファイバ中で送信されているときにテスト光信号が同調可能OTDRに後方散乱させられ、光ファイバが破損しているときにはテスト光信号が同調可能OTDRに反射し返されるからであり、または、光スプリッタのポートに配置された反射コンポーネントがテスト光信号を同調可能OTDRに反射し返すからである。障害特定方法が同調可能OTDRによって実施されるとき、同調可能OTDRはさらに、障害を特定し得る。図2に示されるように、同調可能OTDRの概略図がさらに提供される。同調可能OTDRは、同調可能な波長を有するレーザ、光コンバイナ/スプリッタ(カプラなど)またはサーキュレータ、受信コンポーネント、プロセッサなどを備える。同調可能な波長を有するレーザは、複数の波長のテスト光信号を出力するように構成される。光コンバイナ/スプリッタまたはサーキュレータは、テスト光信号を送出しテスト光信号を受信するように構成される。受信コンポーネントは受信電力を検出するように構成され、プロセッサは受信時間を記録することなどを行うように構成される。図2は、いくつかのコンポーネントのみを示す。
サービス光信号とテスト光信号の両方が存在する場合、波長分割マルチプレクサなど、サービス光信号とテスト光信号とを結合するように構成されたコンポーネントが同調可能OTDRとODNとの間にさらに配置されてよいことに、本明細書では留意されたい。この場合、サービス光信号がOLTとODNとの間で送出されるとき、このコンポーネントがまた使用される。
障害特定方法は、障害特定デバイスによって実施され得、障害特定デバイスは、OLTまたは同調可能OTDRであり得る。具体的には、OLTによって実施されるときは、障害特定方法はOLT中の基板によって実施され得る。勿論、障害特定デバイスは、端末またはサーバなど、別のデバイスであってもよい。
図3に示されるように、障害特定デバイスは、メモリ301およびプロセッサ302を備える。メモリ301は、読取専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、静的記憶デバイス、動的記憶デバイスなどであり得る。メモリ301は、コンピュータ命令を記憶し得る。メモリ301に記憶されたコンピュータ命令がプロセッサ302によって実行されたとき、プロセッサ302は、障害特定方法を実施するように構成される。メモリはさらに、データを記憶し得る。プロセッサ302は、汎用中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、ASIC、グラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)、またはこれらの任意の組合せであり得る。プロセッサ302は、1つまたは複数のチップを備え得る。
図4に示されるように、障害特定方法の実行手順が提供される。この手順は、障害特定装置が、同調可能な波長を有するOTDRである場合の例を使用して説明される。
ステップ401:少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得する。リバースバックホールは、後方散乱および反射を含み、または後方散乱を含む。
ダウンリンク送信とは、OLTからONTへの送信方向のことを指す。リバースバックホールは、光ファイバの後方散乱が存在するときに生じ、または光ファイバの後方散乱および反射が存在するときに生じる(例えば、反射は、光ファイバが破損しているときに生じる)。加えて、リバースバックホールはまた、反射コンポーネントがテスト光信号を反射するときにも生じ得る。
この実施形態では、ODN中で障害が特定されるとき、障害特定命令がOTDRに送出され得る(例えば、OLTが障害特定命令を送出する)。OTDRが障害特定命令を受信したとき、OTDRは、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能な波長のテスト光信号を順次送出し得、これらの波長のテスト光信号を送出する送出時間を記録し得る。これらの波長のうちのいずれかの波長のテスト光信号がODNの中を通るとき、この波長に対応するポートであってODN中の少なくとも1段の光スプリッタのポートにおける反射コンポーネントが、この波長のテスト光信号を反射する(基本的には完全に反射する)。しかし、この波長のテスト光信号は、ODN中の別のポートの中を通るときには完全に透過させられる。この波長のテスト光信号は、ODN中の様々な光ファイバおよび特定の反射コンポーネントのみによって反射され後方散乱させられ(一般に、光ファイバはテスト光信号を後方散乱させるだけであり、光ファイバはまた、破損しているときにはテスト光信号を反射もする)、それにより、この波長のテスト光信号の一部はリバースバックホールを通してOTDRに戻り、OTDRによって受信されることが知られ得る。OTDRは、受信時間と受信電力との対応を記録し得る。このようにして、この波長に対応する反射コンポーネントのみによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応が取得される。少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能な波長のテスト光信号が送出される必要があるので、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応が取得され得る(以下での説明を容易にするために、この記述は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに対応する第1の対応が取得されるという記述に単純化される)。
ステップ402:第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定する。
この実施形態では、OTDRは、各第1の対応を使用して、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し得る。リバースバックホールは、後方散乱および反射によって、または後方散乱によって引き起こされる。このようにして、後方散乱によって生成される受信電力は、代替として、光ファイバ損失に変換され得る、すなわち、第2の対応は、送信距離と光ファイバ損失との対応であり得る。後方散乱および反射の後で生成される受信電力は、代替として、送信距離および反射イベントに変換され得る、すなわち、第2の対応は、代替として、送信距離と反射イベントとの対応であり得る。
少なくとも1段の光スプリッタがi段目の光スプリッタであり(iは1以上)、i段目の光スプリッタがONTに直接に接続されている場合、i段目の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバは、ドロップ光ファイバと呼ばれ得る。少なくとも1段の光スプリッタがi段目の光スプリッタであり、i段目の光スプリッタが(i+1)段目の光スプリッタに直接に接続されている場合、i段目の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続された(i+1)段目の光スプリッタとの間の光ファイバは、分配光ファイバと呼ばれ得る。
本明細書では、以下での説明を容易にするために、「テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応」は、「少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応」と記述される。
ステップ403:第2の対応に基づいてODN中の障害を特定する。
この実施形態では、OTDRは、ステップ402で決定された第2の対応に基づいて、ODN中に障害が存在するかどうかを決定し得、障害地点を決定し得る。
次いで、OTDRは、ODN中の障害地点を運用保守技術者に通知してよく、それにより、運用保守技術者は、ODNの障害情報を遅れなく知る。
このようにして、テスト光信号がODN中の光ファイバの各セグメント中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応が直接に取得され得、それにより、ODN中の光ファイバ(ドロップ光ファイバ、フィーダ光ファイバ、および分配光ファイバ)に障害が存在するかどうかが正確に決定されることが可能であり、障害が発生した場所が正確に決定されることが可能である。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタである。具体的には、ODNは1段のみの光スプリッタを備え、または、ODNは複数段の光スプリッタを備えるが反射コンポーネントは1段目の光スプリッタのみの各ポートに配置される。ステップ402で、第2の対応を決定する処理は、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得することと、各第1の対応をリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第4の対応に変換することと、第3の対応と各第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を実施して、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得することとであり得る。
この実施形態では、OTDRは、第3の対応を取得し得る。第3の対応において、各送信距離に対応する重畳された受信電力は、この送信距離におけるすべての光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の電力の重畳であり、または、この送信距離におけるすべての光ファイバによって後方散乱させられた光信号の電力の重畳である。
1段目の光スプリッタの第1のポートに対応する第1の対応について(第1のポートは1段目の光スプリッタのいずれかのポートである)、OTDRは、第1の対応を取得するテスト光信号の発信時間と、第1の対応における受信時間とを使用して、第1の対応における各受信時間に対応する送信時間を決定し得、次いで、送信時間を使用して送信距離を決定し得る。OTDRは、各受信時間に対応する送信距離と受信電力とを対応付けて、送信距離と受信電力との第4の対応を取得する。OTDRは、第3の対応と第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を別々に実施して、第4の対応における各送信距離に対応する受信電力の差を取得し得る。OTDRは、送信距離と受信電力の差との対応が、テスト光信号が第1のポートと第1のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応であると決定する。具体的には、各送信時間が送信距離に変換されるとき、次式が変換に使用され得る。すなわち、送信距離(D)=(c×t)/2noであり、式中のcは光速を表し、tは送信時間、すなわち、受信時間と送出時間との差を表し、「no」は、ODN中の光ファイバの屈折率を表す。
上記の方法は、1段目の光スプリッタのポートごとの処理のために、1段目の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でテスト光信号がダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得するのに使用され得る取得され得る。
例えば、図5に示されるように、ODNは1段目の光スプリッタを備え、1段目の光スプリッタは、1×3光スプリッタであり、ONT1、ONT2、およびONT3に接続される。1段目の光スプリッタの3つのポート(ポートA、ポートB、およびポートC)に配置された反射格子が、それぞれλ1、λ2、およびλ3のテスト光信号を反射する。第3の対応は、送信距離と、ONTとポートA、ポートB、およびポートCとの間の光ファイバによっていずれかのテスト光信号を反射し後方散乱させるための重畳された電力との対応であり、または、送信距離と後方散乱のための重畳された電力との対応である。λ1のテスト光信号が送出されたとき、ポートAにおける反射格子はλ1のテスト光信号のほとんどを反射し、したがって、受信電力は、ONTとポートBおよびポートCとの間の光ファイバによってλ1のテスト光信号を反射し後方散乱させるための重畳された電力であり、または、後方散乱のための重畳された電力である。λ2のテスト光信号が送出されたとき、ポートBにおける反射格子はλ2のテスト光信号を完全に反射し、したがって、受信電力は、ONTとポートAおよびポートCとの間の光ファイバによってλ2のテスト光信号を反射し後方散乱させるための重畳された電力であり、または、後方散乱のための重畳された電力である。λ3のテスト光信号が送出されたとき、ポートCにおける反射格子は、λ3のテスト光信号を完全に反射し、したがって、受信電力は、ONTとポートAおよびポートBとの間の光ファイバによってλ3のテスト光信号を反射し後方散乱させるための重畳された電力であり、または、後方散乱のための重畳された電力である。したがって、λ1のテスト光信号を送出する際の重畳された電力が第3の対応における受信電力から減算されて、ポートAとONTとの間の光ファイバがテスト光信号を反射し後方散乱させるときに生成される受信電力、または後方散乱の間に生成される受信電力が取得され得る。同様に、λ2のテスト光信号を送出する際の重畳された電力が第3の対応における受信電力から減算されて、ポートBとONTとの間の光ファイバがテスト光信号を反射し後方散乱させるときに生成される受信電力、または後方散乱の間に生成される受信電力が取得され得る。λ3のテスト光信号を送出する際の重畳された電力が第3の対応における受信電力から減算されて、ポートCとONTとの間の光ファイバがテスト光信号を反射し後方散乱させるときに生成される受信電力、または後方散乱の間に生成される受信電力が取得され得る。重畳された電力が第3の対応における受信電力から減算されるとき、減算は、同じ送信距離に対する受信電力間で実施されることに、本明細書では留意されたい。
1段目の光スプリッタはONTに直接に接続されているので、1段目の光スプリッタの各ポートに接続された光ファイバはドロップ光ファイバであることに、本明細書では留意されたい。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを含む。具体的には、ODNは2段のみの光スプリッタを備え、または、ODNは複数段の光スプリッタを備えるが反射コンポーネントは1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタのみの各ポートに配置される。ステップ402で、第2の対応を決定する処理は、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得することと、第3の対応と、2段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応とに基づいて、テスト光信号が2段目の光スプリッタの各ポートと2段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定することと、各第1の対応および各第2の対応に基づいて、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定することとであり得る。
この実施形態では、OTDRは、第3の対応を取得し得る。第3の対応において、各送信距離に対応する重畳された受信電力は、この送信距離におけるすべての光ファイバによって反射され後方散乱させられた光信号の電力の重畳であり、または、この送信距離におけるすべての光ファイバによって後方散乱させられた光信号の電力の重畳である。
2段目の光スプリッタの第2のポートに対応する第1の対応について(第2のポートは2段目の光スプリッタのいずれかのポートである)、OTDRは、第1の対応を取得するテスト光信号の発信時間と、第1の対応における受信時間とを使用して、第1の対応における各受信時間に対応する送信距離を決定し得る。次いで、OTDRは、各受信時間に対応する送信距離と受信電力とを対応付けて、送信距離と受信電力との第4の対応を取得する。OTDRは、第3の対応と第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を別々に実施して、第4の対応における各送信距離に対応する受信電力の差を取得し得る。OTDRは、送信距離と受信電力の差との対応が、テスト光信号が第2のポートと第2のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応であると決定する。具体的には、各送信時間が送信距離に変換されるとき、次式が変換に使用され得る。すなわち、送信距離(D)=(c×t)/2nであり、式中のcは光速を表し、tは送信時間を表し、nは、ODN中の光ファイバの屈折率を表す。
1段目の光スプリッタの第1のポートについて(第1のポートは1段目の光スプリッタのいずれかのポートである)、OTDRは、1段目の光スプリッタの各ポートに対応する第1の対応を取得し得、次いで、各ポートに対応する第1の対応における受信時間を送信距離に変換し得る、すなわち、第1の対応を送信距離と受信電力との対応に変換し得る。OTDRは、第1のポートに接続された2段目の光スプリッタのすべてのポートに接続された光ファイバに別々に対応する第2の対応を取得し得る。
OTDRは、下式に従って、第1のポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応における第1の送信距離に対する受信電力を決定し得る。
P=(1/n)×[(P11)-(n-1)×(P0)]-(P21)
この式で、P11は、1段目の光スプリッタ中の第1のポート以外のポートに対応する第1の対応における第1の送信距離に対する受信電力の合計である。P0は、1段目の光スプリッタ中の第1のポートに対応する第1の対応における第1の送信距離に対する受信電力である。P21は、第1のポートに接続された2段目の光スプリッタ中のすべてのポートに別々に接続された光ファイバに対応する第2の対応における第1の送信距離に対する受信電力の合計である。nは、1段目の光スプリッタ中の第1のポート以外のポートの数量である。
このようにして、第1のポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応が決定され得る。この方式を1段目の光スプリッタの各ポートに使用して、すべてのポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応が取得され得る。
例えば、図6に示されるように、ODNは、1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを備える。2段目の光スプリッタは、ONTに接続されている。1段目の光スプリッタは、1×2光スプリッタである。2段目の光スプリッタは、2つの1×2光スプリッタを含む。1段目の光スプリッタの2つのポートにおける反射格子は、それぞれλ1およびλ2のテスト光信号を反射する。2つのポートに接続された光ファイバは、それぞれAおよびBである。2段目の光スプリッタの2つの1×2光スプリッタのポートにおける反射格子は、それぞれλ3、λ4、λ5、およびλ6のテスト光信号を反射する。ポートに接続された光ファイバは、それぞれC、D、E、およびFである。OTDRは、λ1、λ2、λ3、λ4、λ5、およびλ6のテスト光信号を順次送出して、各ポートに対応する第1の対応を取得し得る。λ1の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、B、E、およびFの重畳(すなわち、B+E+F)である。同様に、λ2の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、A、C、およびDの重畳(すなわち、A+C+D)である。λ3の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、A、B、D、E、およびFの重畳(すなわち、A+B+D+E+F)である。λ4の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、A、B、C、E、およびFの重畳(すなわち、A+B+C+E+F)である。λ5の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、A、B、C、D、およびFの重畳(すなわち、A+B+C+D+F)である。λ6の反射コンポーネントが位置するポートに対応する第1の対応における受信電力は、A、B、C、D、およびE(すなわち、A+B+C+D+E)である。したがって、Aに対応する第2の対応が決定されるときは、CおよびDがA+C+Dから引かれてよい。Bに対応する第2の対応が決定されるときは、EおよびFがB+E+Fから引かれてよい。Cに対応する第2の対応が決定されるときは、A+B+D+E+FがA+B+C+D+E+Fから引かれてよい。Dに対応する第2の対応が決定されるときは、A+B+C+E+FがA+B+C+D+E+Fから引かれてよい。Eに対応する第2の対応が決定されるときは、A+B+C+D+FがA+B+C+D+E+Fから引かれてよい。Fに対応する第2の対応が決定されるときは、A+B+C+D+EがA+B+C+D+E+Fから引かれてよい。ODN中の各ポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応は、このようにして取得され得る。A+C+DからCおよびDを引くことは、同じ送信距離に対する受信電力間の減算であることに、本明細書では留意されたい。他の場合もこの場合と同様であり、詳細については本明細書では再度説明されない。B、E、およびFの重畳は、光ファイバの3つのセグメントB、E、およびFが別々にテスト光信号を後方散乱させた後でまたは後方散乱させ反射した後でOTDRによって受信されるテスト光信号の電力である。
可能な実装では、送信距離と受信電力との第3の対応であってODN中のすべての光ファイバに対応する第3の対応は、以下の2つの方式で決定され得る。
方式1:第1の波長のテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応が取得され、この対応が、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応として決定される。第1の波長は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なる。
第1の波長は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なる。
この実施形態では、ODN中で障害が特定されるとき、障害特定命令がOTDRに送出され得る。OTDRは、障害特定命令を受信したとき、第1の波長のテスト光信号を送出し得、第1の波長のテスト光信号を送出する送出時間を記録し得る。第1の波長のテスト光信号がODNの中を通るとき、ODN中の少なくとも1段の光スプリッタのポートに配置されたすべての反射コンポーネントは、第1の波長のテスト光信号を透過させ、ODN中の様々な光ファイバおよび光スプリッタのみが、第1の波長のテスト光信号を反射し後方散乱させ、または後方散乱させ(反射は、破損した光ファイバの場所で、または反射コンポーネントの場所で生じる)、それにより、第1の波長のテスト光信号の一部は、OTDRに戻り、OTDRによって受信される。OTDRは、受信時間と受信電力との対応を記録し、次いで、受信時間と送出時間との差を使用して送信距離を決定して(送信距離は、前述の式を使用して直接に決定されることが可能であり、詳細は本明細書では説明されない)、送信距離と受信電力との対応を取得し得る、すなわち第3の対応を取得し得る。ODN中の反射コンポーネントはどれも第1の波長のテスト光信号を反射しないので、第1の波長のテスト光信号は、ODN中のすべての光ファイバの中を通ることができる。したがって、検出される受信電力は、すべての光ファイバが第1の波長のテスト光信号を後方散乱させた後で取得される重畳された電力であり、または、後方散乱および反射の後で取得される重畳された電力である。第3の対応が最初に取得されて、次いで第1の対応が決定されてよいこと、または、第1の対応が最初に決定されて、次いで第3の対応が決定されてよいことに、本明細書では留意されたい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方式2:1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応に基づいて、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応が決定される。
この実施形態では、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに対応する第1の対応を取得した後、OTDRは、1段目の光スプリッタの各ポートに対応する第1の対応を、送信距離と受信電力との対応に変換し得る。その後、OTDRは、これらの対応における同じ送信距離に対する受信電力を合計して値を取得し、次いで、(m-1)をこの値で割って、同じ送信距離に対する受信電力を取得する。このようにして、各送信距離に対する受信電力が決定され、送信距離と受信電力とが対応付けられて、送信距離と受信電力との第3の対応であってODN中のすべての光ファイバに対応する第3の対応が取得され得る。このようにして、OTDRの波長調整範囲が縮小されることが可能である。方式2において、mは、1段目の光スプリッタのポートの数量である。
可能な実装では、ステップ403で、ODN中の障害が以下の方式で特定され得る。
テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの第1のポートと第1のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応に基づいて、受信電力が突然変化する異常地点が存在すると決定された場合、この異常地点は、第1のポートと第1のポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバの障害地点として決定される。
この実施形態では、OTDRは、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応において、受信電力が突然変化する異常地点が存在するかどうかを検分し得る。ターゲットポートに接続された光ファイバに対応する第2の対応において異常地点が存在する場合、ターゲットポートに接続された光ファイバが、ODN中の障害を有する光ファイバであると決定され、異常地点は、ターゲットポートに接続された光ファイバの障害地点として決定され得る。このようにして、ODN中の障害を有する光ファイバが提供されるだけでなく、光ファイバが障害を有する地点もまた提供される。
受信電力が突然変化する異常地点が存在するかどうかが第2の対応に基づいて決定されることが可能なのは以下の理由からであることに、本明細書では留意されたい。すなわち、通常、テスト光信号が光ファイバ中で送信されるとき、送信距離が長くなるほど受信電力は小さくなる(これは、光ファイバ中での送信のみについての記述であり、テスト光信号はONTに送信されるので受信電力は大きくもなる)。しかし、光ファイバが分裂または破損しているときは、テスト光信号に対して比較的大きい反射率があり、これは比較的大きい受信電力を引き起こす。したがって、受信電力が突然変化する地点に基づいて、障害場所が決定され得る。
上記は、OTDRが障害特定装置である場合の例を使用して説明されている。OLTが障害特定装置として使用されるときは、OLTは、OTDRへの通信接続を確立し、OTDRから第1の対応を取得し、第1の対応における各受信時間に対応する送出時間を取得し得る。次いで、OLTは第1の対応に基づいて後続の処理を実施し、後続の処理は、OTDRによって実施されるものと同じである。詳細については本明細書では再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、記述されるすべての電力は受信電力であることに留意されたい。勿論、受信電力は、代替として光ファイバ損失に変換されて、ODN中の障害が特定されてもよい。具体的には、受信電力と光ファイバ損失との間の変換のための式は、以下のとおりである。
光ファイバ損失=10×log(受信電力/1mW)
上式で、mWはミリワットを表し、光ファイバ損失の単位はdBである。
本出願のこの実施形態では、テスト光信号がODN中の各光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応が取得されて、光ファイバが障害を有するかどうかが正確に決定される。したがって、ODN中で障害がより正確に特定されることが可能である。
図7は、本出願の実施形態による障害特定装置の構造の図である。この装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組合せを使用して完全にまたは部分的に実装され得る。この装置は、受動光ネットワークに適用される。受動光ネットワークはODNを含み、ODN中の少なくとも1段の光スプリッタの各ポートには、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが配置される。本出願のこの実施形態で提供されるこの装置は、本出願の実施形態における図4の手順を実装し得る。この装置は、取得モジュール710および決定モジュール720を備える。
取得モジュール710は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときのリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得するように構成され、リバースバックホールは、後方散乱および反射を含み、または後方散乱を含む。取得モジュール710は、ステップ401における取得機能、およびステップ401に含まれる隠されたステップを実装するように具体的に構成され得る。
決定モジュール720は、第1の対応に基づいて、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し、第2の対応に基づいてODN中の障害を特定するように構成される。決定モジュール720は、ステップ402およびステップ403における決定機能と、ステップ402およびステップ403に含まれる隠されたステップとを実装するように具体的に構成され得る。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタである。
決定モジュール720は、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得し、各第1の対応をリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第4の対応に変換し、第3の対応と各第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を実施して、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得するように構成される。
可能な実装では、少なくとも1段の光スプリッタは、1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを含む。
決定モジュール720は、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得し、第3の対応と、2段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応とに基づいて、テスト光信号が2段目の光スプリッタの各ポートと2段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し、各第1の対応および各第2の対応に基づいて、テスト光信号が1段目の光スプリッタの各ポートと1段目の光スプリッタのこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するように構成される。
可能な実装では、決定モジュール720は、第1の波長のテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応を取得し、この対応を、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応として決定し、第1の波長は、少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なるものである、または、1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号がODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応に基づいて、ODN中の送信距離とODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を決定するように構成される。
可能な実装では、決定モジュール720は、テスト光信号が少なくとも1段の光スプリッタのターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応に基づいて、受信電力が突然変化する異常地点が存在すると決定された場合に、この異常地点を、ターゲットポートとターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバの障害地点として決定するように構成される。
本出願の実施形態におけるモジュールへの分割は、例であり、論理的機能への分割にすぎず、実際の実装中には他の分割であることがある。加えて、本出願の実施形態における機能モジュールは1つのプロセッサに統合されてよく、または、モジュールの各々が物理的に単独で存在してよく、または、2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてよく、または、ソフトウェア機能モジュールの形で実装されてよい。
上記の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せを使用して完全にまたは部分的に実装され得る。ソフトウェアを使用して実装されるときは、上記の実施形態は、コンピュータプログラム製品の形で完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がOLTにロードされOLT上で実行されたとき、本出願の実施形態による手順または機能のすべてまたはいくつかが生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得、または、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、OLTによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってよく、または、サーバまたはデータセンタなど、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合したデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープなど)であってよく、または、光学媒体(デジタルビデオディスク(Digital Video Disk,DVD)など)もしくは半導体媒体(ソリッドステートディスクなど)であってよい。
上記の方法は、1段目の光スプリッタのポートごとの処理のために、1段目の光スプリッタの各ポートとこのポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でテスト光信号がダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得するのに使用され得る。

Claims (13)

  1. 受動光ネットワークに適用される障害特定方法であって、前記受動光ネットワークは光分配ネットワークODNを含み、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが前記ODN中の少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置される方法において、前記方法は、
    前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された前記反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得するステップであって、リバースバックホールは後方散乱および反射を含むかまたは後方散乱を含む、ステップと、
    前記第1の対応に基づいて、テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートと前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップと、
    前記第2の対応に基づいて前記ODN中の障害を特定するステップと
    を含む、障害特定方法。
  2. 前記少なくとも1段の光スプリッタは1段目の光スプリッタであり、
    前記第1の対応に基づいて、テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートと前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定する前記ステップは、
    前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得するステップと、
    各第1の対応をリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第4の対応に変換するステップと、
    前記第3の対応と各第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を実施して、テスト光信号が前記1段目の光スプリッタの各ポートと前記1段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得するステップと
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1段の光スプリッタは1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを含み、
    前記第1の対応に基づいて、テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートと前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定する前記ステップは、
    前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得するステップと、
    前記第3の対応と、前記2段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応とに基づいて、テスト光信号が前記2段目の光スプリッタの各ポートと前記2段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップと、
    各第1の対応および各第2の対応に基づいて、テスト光信号が前記1段目の光スプリッタの各ポートと前記1段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定するステップと
    を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得する前記ステップは、
    第1の波長のテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応を取得し、前記対応を前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との前記第3の対応として決定するステップであって、前記第1の波長は、前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける前記反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なる、ステップ、または、
    前記1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応に基づいて、前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との前記第3の対応を決定するステップ
    を含む請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記第2の対応に基づいて前記ODN中の障害を特定する前記ステップは、
    テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタのターゲットポートと前記ターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応に基づいて、受信電力が突然変化する異常地点が存在すると決定された場合に、前記異常地点を、前記ターゲットポートと前記ターゲットポートに接続された前記コンポーネントとの間の前記光ファイバの障害地点として決定するステップを含む請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 受動光ネットワークに適用される障害特定システムであって、前記システムは光時間領域反射率計OTDRおよび光回線終端装置OLTを備え、
    前記OTDRは、複数の波長のテスト光信号を出力するように構成され、
    前記OTDRは、受信されたテスト光信号の受信電力および受信時間を検出するようにさらに構成され、
    前記OLTは、前記OTDRへの通信接続を確立し、
    前記OLTは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された、障害特定システム。
  7. 受動光ネットワークに適用される障害特定装置であって、前記受動光ネットワークは光分配ネットワークODNを含み、種々の波長のテスト光信号を反射する反射コンポーネントが前記ODN中の少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置される装置において、前記装置は、
    前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートに配置された前記反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応を取得するように構成された取得モジュールであって、リバースバックホールは後方散乱および反射を含むかまたは後方散乱を含む、取得モジュールと、
    前記第1の対応に基づいて、テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートと前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し、前記第2の対応に基づいて前記ODN中の障害を特定するように構成された決定モジュールと
    を備える、障害特定装置。
  8. 前記少なくとも1段の光スプリッタは1段目の光スプリッタであり、
    前記決定モジュールは、
    前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得し、
    各第1の対応をリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第4の対応に変換し、
    前記第3の対応と各第4の対応とにおける同じ送信距離に対する受信電力間で減算を実施して、テスト光信号が前記1段目の光スプリッタの各ポートと前記1段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を取得する
    ように構成された請求項7に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1段の光スプリッタは1段目の光スプリッタおよび2段目の光スプリッタを含み、
    前記決定モジュールは、
    前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との第3の対応を取得し、
    前記第3の対応と、前記2段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応とに基づいて、テスト光信号が前記2段目の光スプリッタの各ポートと前記2段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定し、
    各第1の対応および各第2の対応に基づいて、テスト光信号が前記1段目の光スプリッタの各ポートと前記1段目の光スプリッタの前記ポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応を決定する
    ように構成された請求項7に記載の装置。
  10. 前記決定モジュールは、
    第1の波長のテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との対応を取得し、前記対応を前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との前記第3の対応として決定し、前記第1の波長は、前記少なくとも1段の光スプリッタの各ポートにおける前記反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号の波長とは異なるものである、または、
    前記1段目の光スプリッタの各ポートに配置された反射コンポーネントによって反射されることが可能なテスト光信号が前記ODN中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の受信時間と受信電力との第1の対応に基づいて、前記ODN中の送信距離と前記ODN中のすべての光ファイバの重畳された受信電力との前記第3の対応を決定する
    ように構成された請求項8または9に記載の装置。
  11. 前記決定モジュールは、
    テスト光信号が前記少なくとも1段の光スプリッタのターゲットポートと前記ターゲットポートに接続されたコンポーネントとの間の光ファイバ中でダウンリンク送信にあるときに生じるリバースバックホールの間の送信距離と受信電力との第2の対応に基づいて、受信電力が突然変化する異常地点が存在すると決定された場合に、前記異常地点を、前記ターゲットポートと前記ターゲットポートに接続された前記コンポーネントとの間の前記光ファイバの障害地点として決定するように構成された請求項7乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 障害特定デバイスであって、前記障害特定デバイスはプロセッサとメモリとを備え、
    前記メモリはコンピュータ命令を記憶し、
    前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を実行して請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法を実装する、障害特定デバイス。
  13. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を記憶しており、前記コンピュータ可読記憶媒体中の前記コンピュータ命令が障害特定デバイスによって実行されたとき、前記障害特定デバイスは請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法を実施することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
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