JP2023522122A - コーヒー豆グラインダー - Google Patents

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Abstract

コーヒー豆グラインダー1であって、少なくとも1つのグラインダーモジュール4と、少なくとも1つのコーヒー豆の供給部2と、ポルタフィルタ9にコーヒー粉を分配する工程のために、コーヒー粉が充填されるポルタフィルタ9が載置されるブラケット13を有するコーヒー粉の分配領域6とを備え、コーヒー豆グラインダー1は、上記ブラケット13上におけるポルタフィルタ9の存在を検知する近接センサーを備え、上記近接センサーは、少なくとも間接的にグラインダー制御ユニット5に結合され、上記近接センサーは、非接触式の近接センサー16であることを特徴とする、コーヒー豆グラインダー。【選択図】図2

Description

本発明は、改善されたコーヒー豆グラインダー、並びに、コーヒー豆グラインダーの動作方法及び既存の従来技術のコーヒー豆グラインダーをアップグレードする方法に関する。
コーヒー豆から始めるコーヒー抽出工程には、コーヒー豆を挽くグラインディング工程と、その後に、予め設定された量の熱湯を対応する抽出チャンバ内に供給することによって、挽かれたコーヒー豆からコーヒーを抽出する工程とを伴う。
コーヒー豆グラインダーは、特に専門職の環境において使用される場合、ポルタフィルタ内に分配される所望量の挽きたてのコーヒー粉を可能な限り素早く作る必要のある、高度に特殊化された高性能デバイスである。ポルタフィルタは、その後、実際のコーヒーマシンにおいて抽出工程に使用される。挽かれたコーヒー粉を可能な限り素早く確実に作ることができるようにするために、現在のコーヒー豆グラインダーは、電子的に制御される、すなわち、グラインディング工程をユーザーの入力に応じて及び/又は自動的に検知されたコーヒー豆の品質に応じて制御する等、高度に自動化されたデバイスである。
コーヒー豆グラインダーに関連する問題の1つは、集中的な使用によって、及び作られるコーヒー粉によって、機械構成部品が大きく摩耗することであり、これは、外部に対して直接的若しくは間接的に露出した、又はコーヒー豆及び/又はコーヒー粉に対して露出したいかなる構成部品をも本質的に含む。
特許文献1は、コーヒー豆をそこに導入する入口及びそこからコーヒー粉を分配する出口を備える本体と、本体内に配置されてコーヒー豆を挽くグラインダー群と、グラインダーに接続されてグラインダーを駆動する駆動ユニットと、開始/停止コマンド信号を駆動ユニットに送信するために駆動ユニットに接続された制御ユニットと、フィルターキャリアが出口の下方に位置するようにフィルターキャリアを支持するキャリア要素と、フィルターキャリアを秤量するためにキャリア要素に接続され、フィルター支持体の重量を示す重量信号を制御ユニットに送信するために制御ユニットに接続されるロードセルと、キャリア要素上におけるフィルター支持体の存在を検知する近接センサーとを備える、コーヒーグラインダーに関する。
特許文献2は、フィルターホルダーによって支持されたフィルター内のコーヒーを分配するためにグラインダーユニットに接続された分配ダクトを有する、コーヒーグラインディング機に関する。フィルターホルダーは、ロードセルに接続された支持プラットフォームの上方に配設され、ロードセルは、フィルター内に収容されたコーヒー粉の量を計るとともに、フィルター内に収容されたコーヒー粉の重量が1回の用量に等しい場合にグラインダーユニットを停止するように、フィルター内に収容されたコーヒー粉の表示重量値を制御ユニットに送信する。ロードセルは、グラインダーユニットとグラインダーユニットを作動させるために使用される電動モーターとを収容する支持フレームの内部にある。
独国実用新案第202019102316号 米国特許出願公開第2016/143481号
したがって、本発明の目的は、より確実に、特に専門職の環境においてコーヒー粉を非常に素早く一貫して作ることを可能にする、改善されたコーヒー豆グラインダーデバイスを提案することにある。それは、メンテナンスの必要を最小限とし、可能な限り一貫して制御されるデバイスを提供することを意図している。
このため、本発明は、少なくとも1つのグラインダーモジュールと、少なくとも1つのコーヒー豆の供給部と、ポルタフィルタにコーヒー粉を分配する工程のために、コーヒー粉が充填される前記ポルタフィルタ(9)が載置されるブラケットを有するコーヒー粉の分配領域とを備える、コーヒー豆グラインダーに対する改善を提案する。
既知の従来のコーヒー豆グラインダーは、ポルタフィルタがブラケット上に置かれるとバリスタによって手動で起動が誘起されるか、ブラケット上若しくはブラケット内又はコーヒー豆グラインダーの壁部に位置するプッシュボタンの形態の機械式の近接センサーがあり、上記プッシュボタンがポルタフィルタとの接触によって作動することによって起動が誘起される。このため、これらのモデルのコーヒー豆グラインダーは、上記ブラケット上におけるポルタフィルタの存在を検知する近接センサーを備え、上記近接センサーは、少なくとも間接的にグラインダー制御ユニットに連結される。例えば、近接センサー機械式スイッチを使用して、実際のグラインディング工程を自動的に誘起及び起動する。
これらの機械式スイッチの問題は、可動部品の存在によって機械式スイッチの確実性が不十分となる点であることが分かった。塵、特にコーヒー粉の微細粒子が可動部品の間のスロットに入り込み、継続的かつ集中的な使用にあたり、対応する機械式スイッチの不具合、さらには完全な故障につながる。別の問題は、ポルタフィルタの集中的な使用にあたり、その金属部品が非常に高い温度に達するかもしれず、機械式スイッチがそこに接触すると機械式スイッチに害を及ぼす可能性があること、また、集中的な使用時に、操作者がポルタフィルタを対応するブラケット内に荒く移動させるかもしれず、機械式スイッチの単純な機械的損傷につながる可能性があることである。
結果として、グラインディング工程が或る特定の時間後に確実に作動しなくなる、又は機械式スイッチが完全に故障することによって全く作動しなくなる。これは、メンテナンス費用及びコーヒー豆グラインダーの対応するダウンタイムの増大につながる。非常に多くの場合、これらの機械式スイッチは、洗浄しなければならないか、さらには交換しなければならない。
このため、本発明によれば、これらの機械式近接接触センサーは、非接触式の近接センサーに置き換えられる。非接触式の近接センサーは可動機械部品を含まず、対応するハウジング内に格納することができる又はコーヒー豆グラインダーハウジング内においてその壁の後方に配置することができることから、この分野において非接触式の近接センサーを実際に使用することで全ての問題が本質的に解決することが分かった。さらに、非接触式の近接センサーを使用することで、コーヒー豆グラインダーデバイスを制御するための新たな展望が開かれる。
非接触式の近接センサーは、機械式の近接センサーとは対照的に、ポルタフィルタの存在についての情報のみならず、ポルタフィルタの適切な位置決め及び/又はポルタフィルタのタイプについての情報も提供することができる。これは、非接触式の近接センサーが、機械式スイッチのように単にイエス又はノーの信号を提供するのではなく、物体がどのように感知場内に入るかを基本的に測定するからである。このため、非接触式の近接センサーは、制御用の豊富なパラメーターを利用可能にするとともに、例えば、適切な承認されたポルタフィルタが使用されているかどうかを識別するために使用することができ、誤ったポルタフィルタが使用されている場合にはグラインディングを拒否するために使用することができる、又は、或る特定のタイプのポルタフィルタを識別し、次いでこのタイプのポルタフィルタに好適で適合された対応するグラインディング工程(グラインディングのタイプ、挽いたコーヒー粉の量等)を開始するために使用することができる。さらに、このような近接センサーは、ポルタフィルタが存在するかどうかのみならず、コーヒー粉を送達する対応導管の下方に適切に位置決めされているかどうかを検知することを可能にし、ポルタフィルタが適切に位置決めされていない場合には操作者に対して警告を発するという意味においてグラインディング工程を制御するために使用することができる。
好ましい実施形態によれば、非接触式の近接センサーは、超音波センサー、容量センサー、光電センサー(例えば、光バリアと同様)、電子画像センサー(CMOS及びCCD)、レーザー距離センサー、又は磁場効果に基づくセンサー(誘導センサー)とすることができる。また、センサーは、これらの感知メカニズムの組み合わせを使用するセンサーとすることができる。
センサーは、ポルタフィルタの存在を感知することができるのみならず、ポルタフィルタのタイプの識別(例えば、形態、材料、反射、バーコード若しくはQRコード(登録商標)のような識別手段、又はパッシブ/アクティブトランスポンダー(例えば、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication))のうちの少なくとも1つを検知することによる)、ポルタフィルタの状態(充填の度合い、位置決めの方法等)の識別に使用することもできることが好ましい。
典型的に、コーヒー豆グラインダーはポルタフィルタの重量を検知するロードセルを備えておらず、ポルタフィルタに関連する制御は非接触式の近接センサーを使用することによってのみもたらされる。
第1の好ましい実施形態によれば、上記非接触式の近接センサーは、金属製の物体を検知するセンサーである。これは、安全上の理由のために非常に効率的に使用することができ、非金属製の物体が接近している場合や、通常は金属ベースであるポルタフィルタを手で持った状態が認識される場合には、グラインディング工程が実際に誘起されることを防止する。
上記非接触式の近接センサーは、磁場を発生するセンサーであることが好ましく、ポルタフィルタの少なくとも一部が上記磁場内に進入する際の上記磁場の摂動を感知するセンサーであることが好ましい。例えば、これは、好ましくはコイルの形態とされた、磁場を発生する電気部品又は電子部品に供給される電流及び/又は電圧の変化(又は、抵抗の変化、又はインピーダンス若しくは電力消費の変化)を検知することによって行われる。
上記非接触式の近接センサーは、例えば、コア、好ましくはフェライトコアの周囲に、少なくとも部分的に又は好ましくは数回巻回された磁場発生コイルを備えることができる。
上記非接触式の近接センサーは、2mm~10mmの範囲、好ましくは3mm~5mmの範囲の公称感知距離(Sn)を有することが好ましい。
非接触式の近接センサーは、典型的には、コーヒー豆グラインダーのコーヒー粉の分配領域の後壁部で、好ましくは本質的に上記ブラケットに載置されたポルタフィルタの周壁の高さに対応する高さに配置される。しかしながら、非接触式の近接センサーは、上記ブラケットに組み込むこともできる、又はポルタフィルタの下方に位置することができる。また、非接触式の近接センサーは、ポルタフィルタの上方であって、例えば、コーヒー粉をポルタフィルタ内に分配するために使用される導管の近傍に位置することもできる。さらに、非接触式の近接センサーは、このような導管内部に配置することができる、又は組み込むことができる。
このような非接触式の近接センサーは、例えば上記ブラケットに載置されたポルタフィルタの周壁の高さに好ましくは対応する高さで、コーヒー粉の分配領域の後壁部上に取り付けることができる別個のハウジング内に配置されることが更に好ましい。
好ましくは、非接触式の近接センサーのこのようなハウジングは、プリント回路基板及び感知場を生成する要素を格納する。このようなハウジングは、コーヒー豆グラインダーハウジングの壁の後方に置くことができる、又はこのようなハウジング内に組み込むことができるが、このようなコーヒー豆グラインダーハウジングの表面上に置くこともでき、センサーの配線はコーヒー豆グラインダーハウジングの小さな穴を貫通する。
このようなハウジング内の要素は、好ましくは、ポッティング内に組み込まれることによって、防塵及び/又は防水された状態で取り囲まれる又は組み込まれることが好ましい。
上記で述べたように、通常及び好ましくは、非接触式の近接センサーは、異なるタイプのポルタフィルタ及び/又はポルタフィルタの位置決めの様式及び適切さを検知するとともに、グラインダー制御ユニットに、これらの異なるタイプを識別させ、その識別を制御目的で利用させる感知信号を誘起するか、又はポルタフィルタの位置決めが不適切である場合、搭載が不適切である場合、若しくはタイプが不適切である場合には警告信号を発出させる感知信号を誘起することが可能である。
この検知は、以下の環境のうちの少なくとも1つの形態を取ることができる。
・ポルタフィルタを個別に又はそのタイプに関して識別する、ポルタフィルタ内に組み込まれる又はポルタフィルタ上に位置する対応コード(バーコード、QRコード(登録商標)、パッシブ若しくはアクティブトランスポンダー、テキスト、数字、又はこれらの組み合わせとすることができ、光学文字認識を伴い得る)のスキャニング(例えば、光、磁気、電磁場等)。
・特定のセンサーフィードバックによる、例えば、容量及び/又は磁気及び/又は光学センサーの信号のタイプによる、ポルタフィルタのタイプの認識。
・二次元認識(シルエット若しくは部分認識)の形態、又は三次元形状認識の形態で実装することができる、幾何学的認識(画像認識)。
・ポルタフィルタの重量及び容量認識。
述べたように、このより精巧な感知は、制御及び/又は監視及び/又はユーザーとのインタラクションのために使用することができ、例えば、個別化された追跡及び記録及び/又は計算を伴い、検知されたポルタフィルタ、ポルタフィルタの充填、ポルタフィルタの状態等に応じた警告及び/又はユーザーに対する指示の発出を伴い、検知されたポルタフィルタの機能に応じてマシンを直接的に制御するとともに更なるアクションを開始する。
これらの方法は、ポルタフィルタの特徴をマシン内のライブラリに事前にプログラミングすること、又は、マシンがインターネット若しくは別の外部データベースに接続されている場合には、インターネット若しくは外部データベースによって利用可能な対応ライブラリへのリンクを確立することを伴い得る。
さらに、本発明は、上記のようなグラインダーの動作方法に関する。好ましくは、その方法によれば、上記非接触式の近接センサーは、ポルタフィルタを検知すると、グラインダー制御ユニットに送信される信号を誘起し、この信号は、グラインディング工程を開始し、及び/又はコーヒー粉を中間貯蔵容器から上記ポルタフィルタ内に投入するために、グラインダー制御ユニットによって利用されることが好ましい。信号は、コーヒー豆グラインダーのインタフェースによる操作者との対応ダイアログを開始する、例えば、グラインディング品質についての選択工程を誘起するためにも利用することができる。
非接触式の近接センサーの信号は、異なるタイプのポルタフィルタを区別することができることが好ましい。好ましくは、この区別を利用することで、グラインダー制御ユニットは、特に、グラインディングの時間、グラインディングスロットの幅、コーヒー粉の重量、グラインダーに供給するコーヒーの種類、グラインディング速度、又はこれらを組み合わせた、少なくとも1つのパラメーターに関して、グラインディング工程を制御する。
さらに、本発明は、少なくとも1つのグラインダーモジュールと、少なくとも1つのコーヒー豆の供給部と、ポルタフィルタにコーヒー粉を分配する工程のために、コーヒー粉が充填されるポルタフィルタが載置されるブラケットを有するコーヒー粉の分配領域とを備えるコーヒー豆グラインダーをアップグレードする方法に関する。コーヒー豆グラインダーは、上記ブラケット上におけるポルタフィルタの存在を検知する近接センサーを備え、上記近接センサーは、少なくとも間接的にグラインダー制御ユニットに結合される。提案されるアップグレード工程によれば、上記機械式近接センサーは、非接触式の近接センサーに置き換えられ、非接触式の近接センサーは、上記ブラケット上に載置されたポルタフィルタの周壁の高さに対応する高さで、好ましくは、コーヒー粉の分配領域の後壁部に取り付けられる別個のハウジング内に配置されることが好ましい。
本発明の更なる実施形態は、従属請求項に規定されている。
本発明の好ましい実施形態は、図面を参照して以下で述べられ、図面は、本発明の好ましい本実施形態を示すためのものであり、本発明を限定するためのものではない。
図1は、従来技術に係るコーヒー豆グラインダーを側面視で示す概略図である。 図2は、本発明に係るコーヒー豆グラインダーを側面視で示す概略図である。 図3は、非接触式の近接センサー及び接近するポルタフィルタを水平方向の断面で示す図である。
図1は、従来技術のコーヒー豆グラインダー1を側面視で概略的に示している。上部には、コーヒー豆を含むコーヒー豆コンテナ2がある。重力により、そのコーヒー豆コンテナ2内のコーヒー豆は、コーヒー豆を所望のコーヒー粉末に挽く(グラインディングする)実際のグラインダーモジュール4内に入ることができる。次いで、導管(図示せず)を使用して、挽かれたコーヒー粉がコーヒー粉の分配領域6へ導かれる。コーヒー粉の分配領域6は、典型的に、コーヒー豆グラインダー1の凹部領域である。
コーヒー豆グラインダー1は、グラインダー制御ユニット5と、典型的には、マシンの操作者とインタラクトするための、例えばディスプレイ及び押しボタンの形態、又はタッチスクリーンの形態のユーザー入出力デバイス14とを備える。さらに、この実施形態においては、ロードセル7が別個の足部8内に設けられ、このロードセルは、ポルタフィルタ9内に分配されるコーヒー粉の量を制御するために使用される重量センサーである。破線は、対応する要素間の信号及び制御配線を示しており、それにより、グラインダー制御ユニットは、グラインダーモジュール4及びユーザー入出力デバイスに接続されるとともに、制御可能にインタラクトする。さらに、グラインダー制御ユニットは、対応する重量信号を受信するとともにこの重量信号をグラインディング工程及び/又は分配工程の制御に利用するために、ロードセル7とインタラクトする。さらに、デバイスは、対応する配線を用いて制御要素及び動作要素、インジケーターライト等に電力を供給する電力供給要素を含み、これらの追加の要素は、具体的に図示されていないが、当業者にとって既知である。
ポルタフィルタ9は、操作者によって操作される把持部10を備え、この把持部10によって、ポルタフィルタは、典型的なシフト移動及び平面移動でコーヒー抽出マシンの実際の抽出モジュールに取り付けられる。把持部10は、コーヒー豆グラインダー1を操作する場合において、ポルタフィルタ9をポルタフィルタ支持体11上に載置するために使用される。この場合において、ポルタフィルタ支持体11は、足部8上に載せられて重量測定を可能にする鉛直部材12と、水平ブラケット13とを備える。通常、ポルタフィルタ9は、この水平ブラケット13の2本のアーム間に進入し、グラインディング工程及び分配工程の間、それらの上に載置された状態となる。
さらに、この従来技術のコーヒー豆グラインダー1には、典型的には機械式プッシュボタンの形態の、機械式の近接センサー15が備えられている。この機械式の近接センサー15は、、ポルタフィルタ9がブラケット13上に載置されると機械式の近接センサーが押されるような高さ位置で、コーヒー粉の分配領域6の後壁に配置され、例えばユーザー入出力デバイス14上で対応する表示を開始するために対応する信号がグラインダー制御ユニット5に送達される。
図2は、類似の概略的な例示図を示しているが、ここでは、従来技術の近接センサーではなく、非接触式の近接センサー16が備えられている。見ての通り、この非接触式の近接センサー16は、ポルタフィルタ9に接触しておらず、ポルタフィルタ9から安全な距離にある。
図3は、可能な非接触式の近接センサー16の詳細を、図2に係るマシンの水平方向の断面図で概略的に示している。この実施形態において、近接センサー16は、本質的に、ポルタフィルタ9の高さで、上述のコーヒー粉の分配領域の後壁内又は後壁上に取り付けられるハウジング20内に配置される。このハウジング内には、グラインダー制御ユニット5に信号配線された(配線はここでは図示されない)プリント回路基板21が設置される。プリント回路基板21は、更に電力供給線に配線することができる。プリント回路基板は、特に既存のマシンをリパワリング又はアップグレードするために対応するセンサーを使用する場合、実際の感知要素によって生成される信号が、例えば単にイエス/ノー信号を生成するために、又は好ましくは、例えば、ポルタフィルタのタイプ、ポルタフィルタの位置決め等、グラインダー制御ユニットに送達されるポルタフィルタについての情報を生成するために処理されるという意味において、インテリジェンスを含むこともできる。
この特定の場合において、非接触式の近接センサーは、磁気センサーの形態である。実際の感知要素は、フェライトコア22を備え、その一部にコイル配線23を備える。コアは恒久的に磁化することができ、コイルは単に磁場の乱れを検知するために使用され得、又はコアはコイルによって磁化され得、そして磁場の乱れはコイル内の駆動電流及び/又は電圧の変化によって検知される。そのハウジング20内の構成部品は、ポッティング24内に組み込まれ、これにより、このセンサー要素16全体が、既存のマシンをアップグレードするために容易に使用することができる要素となる。
スイッチがオンとなると、センサーは、磁力線26によって概略的に示される磁場を発生させる。穴の開いたフィルター板18と金属製の周壁部19とを備えたポルタフィルタ9は、センサー16に接近し、図示例ではセンサーを誘起しない距離Dにあり、更に接近すると、或る特定の瞬間に感知距離に到達し、この感知距離において、非接触式の近接センサーは、対応する信号を生成し、その信号をグラインダー制御ユニットに送信する。好ましくは、このようなセンサーは、3.5mmの公称感知距離Snを有し、実感知距離は、通常、その値の±10%の範囲で変動する。ヒステリシスは、実感知距離の10%未満であることが好ましい。このようなセンサーは、5Vの供給電圧と10mA未満の無負荷供給電流で動作することができる。実感知距離の最大熱ドリフトは10%未満とすべきであり、スイッチング周波数は1kHzの範囲内とすべきである。
1 コーヒー豆グラインダー
2 コーヒー豆コンテナ
3 1のハウジング
4 グラインダーモジュール
5 グラインダー制御ユニット
6 コーヒー粉の分配領域
7 ロードセル
8 1の別個の足部
9 ポルタフィルタ
10 9の把持部
11 ポルタフィルタ支持体
12 11の鉛直部材
13 11のブラケット部材
14 ユーザー入出力デバイス
15 機械式の近接センサー
16 非接触式の近接センサー
17 9の裏面壁部
18 9の穴の開いたフィルター板
19 9の周壁部
20 16のハウジング
21 プリント回路基板
22 フェライトコア
23 コイル
24 ポッティング
25 20の正面
26 磁場の概略的な磁力線
D ポルタフィルタからの距離
Sn 公称感知距離

Claims (15)

  1. コーヒー豆グラインダー(1)であって、
    少なくとも1つのグラインダーモジュール(4)と、
    少なくとも1つのコーヒー豆の供給部(2)と、
    ポルタフィルタ(9)にコーヒー粉を分配する工程のために、コーヒー粉が充填される前記ポルタフィルタ(9)が載置されるブラケット(13)を有するコーヒー粉の分配領域(6)と、
    を備え、
    前記コーヒー豆グラインダー(1)は、前記ブラケット(13)上におけるポルタフィルタ(9)の存在を検知する近接センサーを備え、
    前記近接センサーは、少なくとも間接的にグラインダー制御ユニット(5)に結合され、
    前記近接センサーは、非接触式の近接センサー(16)であることを特徴とする、前記コーヒー豆グラインダー。
  2. 請求項1に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、金属製の物体を検知するセンサーである、前記グラインダー。
  3. 請求項2に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、磁場を発生するセンサーであって、前記ポルタフィルタ(9)の少なくとも一部が前記磁場内に進入する際の前記磁場の摂動を感知するセンサーである、前記グラインダー。
  4. 請求項3に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、磁場を生成するセンサーであって、好ましくはコイル(23)の形態とされた、磁場を発生する電気部品又は電子部品に供給される電流及び/又は電圧の変化を検知することによって感知するセンサーである、前記グラインダー。
  5. 請求項3又は4に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、少なくとも部分的にコア、好ましくはフェライトコアの周囲に巻回された磁場発生コイル(23)を含む、前記グラインダー。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサーは、2mm~10mmの範囲、好ましくは3mm~5mmの範囲の公称感知距離(Sn)を有する、前記グラインダー。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、本質的に、前記ブラケット(13)に載置されたポルタフィルタ(9)の周壁(19)の高さに対応する高さで、前記コーヒー粉の分配領域(6)の後壁部に配置される、前記グラインダー。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載のグラインダー(1)であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、前記ブラケット(13)に載置されたポルタフィルタ(9)の周壁(19)の高さに対応する高さで、前記コーヒー粉の分配領域(6)の後壁部に取り付けることができる別個のハウジング(20)内に配置され、好ましくは、前記ハウジングは、プリント回路基板(21)及び感知場を発生する要素(22、23)を格納する、前記グラインダー。
  9. 請求項8に記載のグラインダーであって、前記ハウジング(20)内の前記要素は、好ましくは、ポッティング(24)内に組み込まれることによって、防塵及び/又は防水された状態で組み込まれている、前記グラインダー。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載のグラインダーであって、前記非接触式の近接センサー(16)は、異なるタイプのポルタフィルタ(9)を検知するとともに、前記グラインダー制御ユニット(5)に、これらの異なるタイプを識別させ、その識別を制御目的で利用させる感知信号を誘起することができる、前記グラインダー。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載のグラインダーの動作方法であって、前記非接触式の近接センサー(16)は、ポルタフィルタ(9)を検知すると、前記グラインダー制御ユニット(5)に送信される信号を誘起する、前記方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記近接センサー(16)の前記信号は、グラインディング工程を開始し、及び/又はコーヒー粉を中間貯蔵容器から前記ポルタフィルタ(9)内に投入するために、前記グラインダー制御ユニット(5)によって利用される、前記方法。
  13. 請求項11又は12に記載の方法であって、前記非接触式の近接センサー(16)の前記信号は、異なるタイプのポルタフィルタ(9)を区別して、前記グラインダー制御ユニット(5)は、特に、グラインディングの時間、グラインディングスロットの幅、コーヒー粉の重量、前記グラインダーに供給するコーヒーの種類、グラインディング速度、又はこれらを組み合わせた、少なくとも1つのパラメーターに関して、グラインディング工程を制御する、前記方法。
  14. コーヒー豆グラインダー(1)をアップグレードする方法であって、
    前記コーヒー豆グラインダー(1)は、
    少なくとも1つのグラインダーモジュール(4)と、
    少なくとも1つのコーヒー豆の供給部(2)と、
    ポルタフィルタ(9)にコーヒー粉を分配する工程のために、コーヒー粉が充填される前記ポルタフィルタ(9)が載置されるブラケット(13)を有するコーヒー粉の分配領域(6)と、
    を備え、
    前記コーヒー豆グラインダー(1)は、前記ブラケット(13)上におけるポルタフィルタ(9)の存在を検知する近接センサーを備え、
    前記近接センサーは、少なくとも間接的にグラインダー制御ユニット(5)に結合され、
    前記近接センサーを非接触式の近接センサー(16)に置き換える、前記方法。
  15. 請求項14に記載のコーヒー豆グラインダー(1)をアップグレードする方法であって、前記近接センサーは、前記ブラケット(13)上に載置されたポルタフィルタ(9)の周壁(19)の高さに対応する高さで、好ましくは、前記コーヒー粉の分配領域(6)の後壁部に取り付けられる別個のハウジング(20)内に配置される、前記方法。
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