JP2023521058A - 成形綿棒頭部 - Google Patents

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Abstract

綿棒の頭部と取っ手部が単一の材料片から共に形成されている、生体試料を採取するための綿棒。【選択図】図42

Description

本願は、2020年4月3日付出願の米国仮特許出願第63/004,727号、2020年4月15日付出願の米国仮特許出願第63/010,623号、2020年4月23日付出願の米国仮特許出願第63/014,677号、2020年5月1日付出願の米国仮特許出願第63/019,188号、及び、2020年5月29日付出願の米国仮特許出願第63/032,285号の利益及び優先権を主張し、これらの内容の全部は、参照することにより本明細書に完全に組み込まれる。
本明細書に記載される実施形態は、生体試料を採取するための綿棒に関し、より詳細には、非繊維性及び非発泡性の材料から形成された綿棒頭部を有する綿棒に関する。
典型的な生体試料綿棒は、典型的には、取っ手と、綿、レーヨン、及びポリエステル樹脂などの繊維質材料又は発泡性の材料から形成された、綿棒先端又は頭部とを有する。
一実施形態において、生体試料を採取するための綿棒において、前記綿棒は、頭部と、前記頭部から延びてそこを通る軸線を規定する取っ手部であって、前記頭部及び前記取っ手部は、単一の材料片から共に形成されている、取っ手部とを備える、綿棒。
別の実施形態において、生体試料を採取するための綿棒において、前記綿棒は、第1の端部と、前記第1の端部とは反対側の第2の端部とを有する取っ手と、第1の端部において前記取っ手に連結されている頭部とを有している。頭部は、取っ手の第1の端部に近接している基部と、取っ手とは反対側の基部から一定の距離を置いて配置された先端と、基部と取っ手との間にそれぞれ延びている複数の脚部とを有する。
別の実施形態において、生体試料を採取するための綿棒を製造する方法であって、この綿棒は、取っ手部及び頭部を有する。この方法は、金型キャビティを画定する金型を提供するステップであって、金型キャビティは少なくとも部分的に頭部と取っ手部の両方を画定する、ステップと、綿棒の頭部及び取っ手部の両方を生成するために第1の材料を金型キャビティに注入するステップと、得られた部品を金型キャビティから排出するステップとを有する。
図1は、本発明の綿棒の斜視図である。 図2は、図1の綿棒の側面図である。 図3は、図1の綿棒の頭部の側面図である。 図4は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図5は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図6は、図5の頭部の上面図である。 図7は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図8は、図7の線8-8に沿った断面図である。 図9は、図7の頭部の斜視図である。 図10は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図11は、図10の頭部の上面図である。 図12は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図13は、図12の頭部の上面図である。 図14は、図1の別の実施形態の綿棒の頭部の側面図である。 図15は、図14の頭部の上面図である。 図16は、図14の頭部の斜視図である。 図17は、別の実施形態の綿棒の上面図である。 図18は、図17の綿棒の側面図である。 図19は、図17の綿棒の頭部の頂部詳細図である。 図20は、図17の綿棒の頭部の側面詳細図である。 図21は、図17の綿棒の頭部の端部詳細図である。 図22は、図17の綿棒のための金型の斜視図である。 図23は別の実施形態の綿棒の上面図である。 図24は、図23の綿棒の側面図である。 図25は図23の綿棒の詳細な側面図である。 図26は、図23の綿棒の詳細な上面図である。 図27は、図26の線27-27に沿った断面図である。 図28は別の実施形態の綿棒の上面図である。 図29は、図28の綿棒の側面図である。 図30は、図28の綿棒の詳細な側面図である。 図31は、図28における綿棒の詳細な上面図である。 図32は、綿棒の別の実施形態の斜視図である。 図33は別の実施形態の綿棒の斜視図である。 図34はオートクレーブで使用した後の綿棒を示す図である。 図35は別の実施形態の綿棒の上面図である。 図36は、図35の綿棒の側面図である。 図37は、図35における綿棒の詳細な上面図である。 図38は、図35の綿棒の詳細な側面図である。 図39は、図35における綿棒の端面図である。 図40は、図35の綿棒の図である。 図41は、図35の綿棒の図である。 図42は、図35の綿棒の図である。 図43は図35の綿棒の斜視図である。 図44は、図35の綿棒の頭部の詳細図である。 図45は、図35の綿棒の頭部の詳細図である。 図46は、図35の綿棒の頭部の詳細図である。 図47は、図35の綿棒の頭部の詳細図である。 図48は、図46の線48-48に沿った断面図である。
本発明の任意の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その用途において、以下の説明に記載又は以下の図面に示されている構成要素の構成及び配置の詳細に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態で実施することが可能であり、様々な方法で実行ないし実施することができる。また、本明細書で使用される語句及び用語は、説明の目的のためのものであり、限定的なものと見なされるべきではないことを理解されたい。
図1~図16は、生体試料を採取するための綿棒10を示す。綿棒10は、取っ手部14と、1つ又は複数の頭部又は先端部18とを有する。示された実施形態は、取っ手14の第1の端部22上に配置された単一の頭部18を有するが(図1~図2参照)、代替の実施形態では、第2の頭部18が取っ手14の第2の又は反対側の端部26上に配置されうることを理解されたい。さらに、示された取っ手14は長さが15.2cm(6インチ)であるが、代替の実施形態では、限定されるものではないが、20.3cm(8インチ)、7.6cm(3インチ)等などの、異なる長さを使用することができる。
示された実施形態の綿棒10は、比較的に大きな表面積(例えば、比較的に長い綿棒頭部18)に相互作用力を広げることによって、試料採取中に比較的にソフトな接触を提供するように構成されている。さらに、頭部18は、経口、咽頭、鼻咽頭、及び、膣の試料の採取のために使用できるように整形されている。示された綿棒10はまたオートクレーブ可能であり、医療用のポリプロピレンから形成されており(図34参照)、又は、過度に変形させることなく又は意図されたように動作する能力を失うことなくそこに生成される熱に耐えることができる他の材料から形成されている。オートクレーブ可能であることによって、綿棒10を消毒して再利用することができる。代替の実施形態では、オートクレーブからの熱が、代替材料から形成されている綿棒に損傷を与える可能性がある(図34の綿棒A参照)。
図1~図2に示すように、取っ手部14と頭部18は、単一の材料片として共に形成されている。より具体的には、取っ手部14及び頭部18は、一体的に、非繊維性及び非発泡性の材料から成形される。示された実施形態では、取っ手部14及び頭部18は、限定されるものではないが、熱可塑性のエラストマ(TPE)、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン樹脂等の材料から一体に成形されている。さらに他の実施形態では、綿棒10は、冷間成形処理を使用して形成することができる。
いくつかの代替実施形態では、綿棒10の頭部18は既存の取っ手部14上に成形されうる。このような実施形態では、頭部18は、限定されるものではないが、PTE、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン等を含む非繊維性及び非発泡性の材料から形成することができる。さらに、取っ手部14は、限定されるものではないが、木材、PTE、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン樹脂等の同じ又は他の材料から形成されうる。
図3は、第1の実施形態の頭部18aを示す。頭部18aは、非繊維性及び非発泡性の単一の材料片から形成されており、実質的に筒状の中心部分34と、中心部分34から取っ手部14から離れて延びている、先細っている先端部38と、中心部分34から取っ手部14に向かって延びている、先細っている基部42とを有する、延長本体30を備えている。図3に示すように、先細っている先端部38は、また、丸みを帯びた遠位端を有する。第1の実施形態の頭部18aにおいて、軸線62に直角に見た頭部18aの平均断面積は、対応する取っ手部14の平均断面積よりも大きい。
図4は、第2の実施形態の頭部18bを示す。頭部18bは、非繊維性及び非発泡性の単一の材料片から形成されており、実質的に筒状の部分46と、筒状の部分46から取っ手部14に向かって延びている、先細り部分50とを有する、延長本体42を備えている。頭部18bは、また、丸みを帯びた先端54を有する。
図5~図6は、第3の実施形態の頭部18cを示している。頭部18cは、中心軸線62がそこを通って延びている、非繊維質で非発泡性の材料から形成された、延長本体58を有する。頭部18cの軸線62は、形成されたときに取っ手部14と概ね同軸である。
頭部18cは、本体58と、本体58から軸線方向外側に延びている1つ又は複数の突起82とを有する。頭部18cの本体58は、また、外面70を有する。示された実施形態では、外面70は、軸線62に対して実質的に直角に配向された端面74と、軸線62に対して概ね平行な端面74から延びている側面78とを有する。図5に示すように、側面78は、第1の軸線方向長さにわたって実質的に一定の直径を有し、取っ手部14に近づくにつれて僅かに先細っている、実質的に環状の形状である。
頭部18cの複数の突起82は、それぞれ、外面70から半径方向外側に延びている。示されている構造では、各突起82は、平坦な又は僅かに湾曲した外面と、丸みを帯びた縁部とを有する、実質的に正方形の形状をしている。しかし、代替の実施形態では、他の形状が使用されうる。さらに他の実施形態では、異なる形状に整形された突起の組み合わせを単一の綿棒頭部上で使用することができる。
図6に示すように、頭部18cの複数の突起82は、それぞれ側面78の周囲の周りに均等に(例えば互いに約90度離れて)配置されている、4つの群86a、86b、86c、86dに概ね配向されている。各群86a、86b、86c、86dは、軸線62に平行な直線状に(例えば本体58の軸線方向長さに沿って)均等な間隔で配向された、複数の突起82を有する。
図7~図9は、別の実施形態の頭部18dを示している。頭部18dは、頭部18cと実質的に同様であるので、ここでは相違点のみを説明する。頭部18dの本体58は、外面70に形成された複数の延長溝90a、90b、90c、90dを有している。より具体的には、各溝90a、90b、90c、90dは、互いに90度に概ね配置されており、本体58の長さに沿って(例えば、軸線62に平行に)軸線方向に延びている。各溝90a、90b、90c、90dは、その軸線方向全長に沿って実質的に一定の半径を有する凹状面を形成する。
示された実施形態では、各群の突起86a、86b、86c、86dは、外面70(図8参照)の周囲に沿った、交互の「溝、群、溝、群」のパターンを生成する2つの溝90a、90b、90c、90dの間に配置されている。しかし、代替の実施形態では、これを変更することができ、より多くの又はより少ない群及び/又は溝を使用することができる。さらに他の実施形態では、限定されるものではないが、窪み、周方向に延びている溝などの、異なる寸法及び形状の溝が存在しうる。さらに他の実施形態では、溝は、本体58の軸線方向長さの一部分のみに沿って延びうる。
図10~図11は、別の実施形態の頭部18eを示す。頭部18eは、頭部18cと実質的に同様であるので、ここでは相違点のみを説明する。頭部18eの突起94は、平坦な又は僅かに湾曲した外面及び幾つかの丸みを帯びた縁部を有する、実質的に五角形の形状である。頭部18eの突起94は五角形であるが、代替の実施形態においては、これらに限定されるものではないが、六角形、台形等の異なる多角形の形状も存在しうる。
頭部18eの突起94は、各々が外面70の周囲の周りに均等に(例えば、約180度離れて)配置されている、2つの群98a、98bに概ね配置されている。各群98a、98bは、(例えば本体58の軸線方向の長さに沿って)軸線62に平行に延びている配列で配向された、複数の突起94を有する。具体的には、突起94は、所与の列の突起94が隣接する列の突起94の間に位置するように(例えば、突起94が隣接する列の突起94の間の間隙と位置合わせするように)、交互の2:1:2:1のパターンで配置されている。
図12~図13は、別の実施形態の頭部18fを示す。頭部18fは頭部18eと実質的に同様であるので、ここでは相違点のみを説明する。頭部18fは、互いに反対側に(例えば180度離れて)配置されておりかつ群98aと群98bの間に(例えば、群98a、98bから90度離れて)配置されている、一対の副突起群100a、100bを有する。各副群100a、100bは、頭部18fの軸線方向長さに沿って直線状に(例えば軸線62に平行に)配向された複数の突起94を有する。示した突起94は、群98a、98bの突起94と同様であるが、代替実施形態では、突起94の寸法及び形状は、群98a、98bと副群100a、100bとの間で異なりうる。
図14~図16は、別の実施形態の頭部18gを示す。頭部18gは、頭部18cと実質的に同様であるので、ここでは相違点のみを説明する。頭部18gは、複数の突起104を有している。突起104は、基壁108と、基壁108から延びている2つの端壁110とを有する、概ね「U」字形に整形されている。3つの壁108、110は、全て、本体58の外面70から半径方向外側に突出している。
図14及び図16に示すように、突起104の各壁108、110は、外側縁部112と、内側縁部116と、概ね平坦な上面120とを有する。図14に示すように、内側縁部116は、共に、突起104の壁108によって少なくとも部分的に包囲される凹状領域を形成する。図16に示すように、外側縁部112は、軸線62の半径方向データムに対して第1の縁部角度を形成する。対照的に、内側縁部116は、第1の縁部角度よりも小さい第2の縁部角度を形成する。上記の構成により、突起104の内部は、(例えば、外面70に対してより直角な)より急激な表面を呈し、その結果、綿棒による採取動作の間に、生体材料は、綿棒による採取がされる表面から掻き取られて離され、「U」字形の凹状中心内に採取される。対照的に、外側縁部112は、より大きな縁部角度を提供し、その結果、外側縁部112は、綿棒による採取がされる表面を横切ってより容易に摺動する。
図14に示すように、頭部18gの突起104は、各々が外面70の周囲の周りに均等に(例えば、互いに約90度離れて)配置されている、4つの群124a、124b、124c、124dに概ね配向される。各群124a、124b、124c、124dは、それぞれが均等な間隔で軸線62に平行に(例えば本体58の軸線方向の長さに沿って)配向された複数の突起104を有する。図14は、また、複数の突起が、「U」字形の凹状の「開放」端が交互になるように配向されていることを示している。
示された綿棒10が示されているが、上述された突起及び構造の種類は、代替的な綿棒のタイプ及び異なる頭部の寸法及び形状にも適用され得ることが理解される。さらに、必要に応じて、突起の種類及び配置は、所望の生体試料採取能力を生成するように結合又は分離しうる。
図17~図20は、別の実施形態の綿棒1000を示す。綿棒1000は、上述の綿棒10と実質的に同様である。ここでは、相違点のみを詳細に説明する。綿棒1000の頭部1004は、それを通る軸線1008を規定する実質的に延長形状である。頭部1004は、本体1012と、本体1012から外側に延びている複数の突起1014、1036とを有する。示された実施形態では、本体1012は、その遠位端における半球形の頭部1016と、半球形の頭部106から軸線方向に延びている筒状部分1020と、筒状部分1020から半球形の頭部1016とは反対側に軸線方向に延びるときに半径方向内側に延びている、先細りした又は切頭円錐形部分1024とを有する。示された綿棒1000では、取っ手14は、切頭円錐形部分1024から筒状部分1020とは反対側に軸線方向に延びている。
また、頭部1004は、一対の主突起群1028a、1028bを有している。各主突起群1028a、1028bは、本体1012の外面から外側に延びておりかつ互いに反対側に(例えば180度離れて)配置されている、複数の主突起1014を有する。各突起1014は、実質的に多角形の形状(例えば、五角形)であり、本体1012から離れて延びるにつれて狭くなる。図19に示されるように、複数の突起1014は、軸線1008に沿って延びている交互のパターンで配向されており、それにより、所与の列の各突起1014は、隣接する列の突起1014の間に位置する。
また、頭部1004は、一対の副突起群1032a、1032bを有する。各副突起群1032a、1032bは、本体1012の外面から外側に延びておりかつ互いに反対側に(例えば180度離れて)配置されておりかつ主突起群1028a、1028bと直交して(例えば90度離れて)配置されている、複数の副突起1036を有する。各副突起1036は、実質的に矩形の形状であり、本体1012から離れて延びるにつれて狭くなる。図20に示されるように、複数の副突起1036は、実質的に軸線方向に位置合わせして配向されている。図19及び図20に示されるように、副突起1036が、主突起1014よりも本体1012からさらに延びている。
図21に示されるように、頭部1004は、軸線1008と位置合わせされかつ副突起群1032a、1032bを通過する、分割平面1040を画定する。また、頭部1004は、軸線1008と位置合わせされておりかつ分割平面1040(図21参照)に対し直角に配向されている、第2の平面1044を画定する。図21に示すように、主突起1014の側壁1048は、分割平面1040とは反対を向いているか、又は分割平面1040に直角である。本願では、それぞれの側壁1048から発生してそこから直角に延びている光線が分割平面1040を横切らない場合、側壁1048は、分割平面1040とは反対を向いている。示された実施形態では、複数の副突起1036の側壁1052もまた、分割平面1040とは反対を向いている。換言すれば、各突起1014、1036の側壁1048、1052は、分割平面1040から離れた方を向いている。上記の構成によって、頭部1004が二片からなる金型(例えば、頭部1004の幾何学的形状は、2ピース金型と適合できる)内で単一片として成形され得るように、突起1014、1036は、配向されて整形さている。図17~図21の示された実施形態において、取っ手部及び頭部1004の両方が金型と適合でき、綿棒全体が二片からなる金型と適合できる。
いくつかの実施形態では、綿棒頭部1004の外面は、外面上に含まれるテクスチャ(質感、texture)を有し、これにより、生体試料材料を頭部上に採取して保持することを助ける頭部1004の能力を高めることができる。このような実施形態では、テクスチャは、本体1012、主突起1014、副突起1036又はそれらの任意の組み合わせ又はその一部に含まれ得る。さらに、テクスチャは、成形処理の間に、又は、綿棒1000が形成された後の別のステップで、頭部1004上に付与され得る。テクスチャが頭部1004の一部分(例えば突起1014)に与えられる場合には、対応する綿棒頭部1004の外面は、第1の粗さを有する第1のテクスチャを有する第1の部分と、第1の粗さより大きい第2の粗さを有する第2のテクスチャを有する第2の部分とを有する。
図22は、射出成形処理によって綿棒1000を成形するための金型2004の第1の半分部又はプレート2000を示す。製造中に、金型2004の第2の半分部又はプレート2000は、第1の半分部2000と同様に、これらの間に、形成されるべき綿棒の形状に概ね対応する形状を有するキャビティ2008を形成するために共にされる。図22に示されるように、示された実施形態は、綿棒の形状の一部分(例えば、頭部及び/又は取っ手部)を容易かつ迅速に交換することができるように、インサート2012を有する。さらにまた、金型2004は、第2の頭部が第1の頭部とは反対側の取っ手部と一体的に成形されるかどうかを使用者が選択できるようにするために、インサート(図示せず)を有しうる。示された金型2004は、綿棒1000の頭部1004及び取っ手部を製造するためのインサート2012を有するように示されているが、本明細書で示された他の金型と適合できる綿棒の設計も同じく又は同様に製造され得ることが理解される。
いくつかの実施形態において、綿棒1000は、単一の段階又は多段階からなる工程で成形することができる。例えば、示された実施形態では、頭部1004及び綿棒1000の取っ手部14は、単一の金型キャビティ(上述)内の単一の工程からなる成形処理中に共に成形され、一体の綿棒を生成する。しかし、代替実施形態では、頭部1004の本体1012及び取っ手部14は、単一工程からなる成形処理中に単一の金型キャビティ内で共に成形して一体構造を生成することができる。続いて、突起1014、1036を一体構造上にオーバーモールドし、完成した綿棒を製造することができる。この実施形態では、突起1014、1036は、第1の材料とは異なる第2の材料を使用して、又は下の構造と同じ材料を使用してオーバーモールドされうる。さらに他の実施形態では、綿棒全体は、医療用のポリプロピレンを使用して、単一ステップで単一の一体構造として成形されうる。
図23~図27は、別の実施形態の綿棒2000を示す。綿棒2000は、上述の図17~図20の綿棒1000と実質的に同様である。ここでは、相違点のみを詳細に説明する。綿棒2000の頭部2004は、それを通る軸線2008を規定する実質的に延長形状である。頭部2004は、本体2012と、複数の主突起2014と、主突起2014から外側に延びている複数の副突起2036とを有する。示された実施形態では、本体2012は、その遠位端における丸みを帯びた頭部2016と、丸みを帯びた頭部2016から軸線方向に延びている筒状部分2020と、筒状部分2020から丸みを帯びた頭部2016とは反対側に軸線方向に延びるときに半径方向内側に延びている、先細りした又は切頭円錐形部分2024とを有する。示された実施形態では、筒状部分2020の軸線方向長さ2050は、筒状部分2020の直径2054の少なくとも3倍である。
また、頭部2004は、一対の主突起群2028a、2028bを有する。各主突起群2028a、2028bは、本体2012の外面から外側に延びておりかつ互いに反対側に(例えば180度離れて)配置されている、複数の主突起2014を有する。各突起2014は、平坦又はほぼ平坦な端部2062を有する実質的に筒状である。
図27に示されるように、各突起2014は、そこを通って延びている軸線2058a、2058bを規定する。各軸線2058a、2058bは、特定の群2028a、2028bが互いに平行である(例えば、第1の群2028aの全ての突起2014は互いに平行であり、かつ第2の群2028bの全ての突起2014は互いに平行である)点で、全ての他の突起2014の軸線2058a、2058bと実質的に平行である。示された実施形態では、各突起2014の軸線2058a、2058bは、分割平面2040に対して実質的に直角である。また、図27には、示された突起2014は、各突起2014の複数の端部2062が全て、同様の平面に沿って終端するように整形されている。より具体的には、同様な平面は、分割平面2040に平行に配向されている平面を有する。代替の実施形態では、各突起2014は、異なる平面(例えば、分割平面2040から異なる距離)に沿って終端しうる。さらに他の実施形態では、突起2014の各列は、同様の高さを有しうる。
図28~図31は、別の実施形態の綿棒3000を示す。綿棒3000は、上記の綿棒2000と実質的に同様である。綿棒3000の筒状部分3020は、直径3054に対してより短い軸線の長さ3050を有する。
図32は、別の実施形態の綿棒4000を示す。綿棒4000は、上述の綿棒頭部18eと実質的に同様の頭部4018を有する。突起4094は、軸線4024に実質的に直角に配向された、より大きな軸線4020と、軸線4024に実質的に平行に配向された、より小さな軸線4028とを有する、実質的にダイヤモンド形に整形されている。各ダイヤモンド形状は、下げられた又は窪んだ内部4032を有するダイヤモンド形状を提供する外壁を有する実質的に窪んでいる。示された突起4094は、軸線4024に直角に幅が広くなっているが、代替実施形態では、突起4094は、より大きな軸線4020が軸線4024に平行になるように配向されうることが理解される。
図33は、別の実施形態の綿棒5000を示す。綿棒5000は、上記の綿棒4000と実質的に同様である。綿棒5000は、実質的にダイヤモンド形に整形されておりかつ180度離れて配置された、第1の組の突起5094を有する。綿棒5000は、また、頭部5018から第1の組の突起5094と実質的に平行に延びている、1組の実質的に筒状の突起5098を有する。図33に示されるように、第1の組の突起5094と第2の組の突起5098は、実質的に同一の高さまで延びている。
綿棒5000は、また、頭部5018の周囲に周方向に延びている、1組の環状リブ5024を有する。図33に示すように、リブ5024は、第1の組の突起5094と実質的に位置合わせされている。
綿棒5000は、また、頭部5018の本体に沿って軸線方向に延びている、1組の軸線方向リブ5028を有する。図33に示すように、リブ5028は、第1の組の突起5094から実質的に90度の向きに配向されている。
鼻咽頭を綿棒で拭き取るために鼻咽頭用綿棒に使用するには、使用者が綿棒の頭部を鼻腔内に挿入し、綿棒を約360度回転させてから、鼻腔から綿棒の頭部を取り出す。綿棒の頭部の寸法及び形状は、鼻腔内での頭部の回転によって、生体材料を頭部に付着させるように構成されている。次いで、生体材料を綿棒から取り出し、さらなる試験のために容器(例えば、試験管)に入れることができる。
図35~図48は、別の実施形態の綿棒6000を示す。綿棒6000は、試料材料からより多くの細胞を取り込み、生体試料保持器(例えば、試験管)に解放されるまで、頭部に細胞を保持するように構成されている。綿棒6000は、上述した綿棒と実質的に同様であるので、ここではその相違点のみを説明する。この課題に取り組むのを助けるために、綿棒は、頬の洗浄処理又は鼻の洗浄処理の間、一定体積の経口内流体を容易に充填し、表面張力によって経口内流体をポケット内に保持することができる、少なくとも1つの内部ポケットを少なくとも部分的に画定する。保持された液体は、より多く捕捉された細胞を追加する採取の間において、細胞を引き込んで細胞を固着し積み重ねたままにする磁石のように作用する。試料が採取された後、保持された細胞及び材料を解放させる保持器の絞り又は磨き機能性によって、ポケット内の液体が生体試料保持器内に入るとき、ポケット内の液体が混乱する可能性がある。さらに、綿棒6000の頭部の設計により、頭部6008の外面が鼻腔に入ったときに頭部6008の外面内側に屈曲することが可能であり、それにより、侵襲性が低くなり、途中でより多くの細胞を挿入して捕捉することが容易になる。したがって、示された綿棒は、代替の設計よりも大きな細胞捕捉性と快適さを達成する。
図43に示されるように、綿棒6000は、取っ手部6004と、頭部6008とを有し、その長さに沿って延びている軸線6020を画定する。示された実施形態では、取っ手部6004は延長形状である。
綿棒6000の頭部6008は、基部6024と、先端6028と、基部6024と先端6028の間に延びている複数の脚部6032a、6032bとを有する。図37に示されるように、複数の脚部6032a、6032bは、それらの間の間隙6036(例えば、流体ポケット)を形成するように、それらの長さの少なくとも一部分にわたって互いに分離されている。示された実施形態では、脚部6032a、6032bは、基部6024の近傍(例えば、取っ手部6004との結合部)及び先端6028で接合され、その結果、間隙6036は、頭部6008の軸線方向長さのほぼ全体に延びている。また、脚部6032a、6032bは、各間隙6036が上下共に(例えば、第1の平面6040に対して直角に)開口するように、第1の平面6040(図39参照)にわたって広がるように配向されている。図示されていないが、代替の実施形態では、1つ又は複数の交差ブレースが存在しうる。
示された実施形態では、頭部6008は、一対の外側脚部6032aと、一対の外側脚部6324aの間に配置された少なくとも1つの内側脚部6032bとを有する。図37に示すように、外側脚部6032aは、それぞれ、複数のガレット(gullet)6048によって分離された1つ又は複数のパッド6044を有する、外向きの表面6038を有する。示された実施形態では、外面6036は、実質的に弓形の形状であるが、代替の実施形態では、他の寸法及び形状が存在しうる。使用中、間隙6036は、その中に経口内流体を保持するように作用する流体ポケットとして作用し、それにより、細胞が間隙6036に含まれる流体の中に引き込まれて保持される。細胞を取り出すために、外側脚部6032a、6032cを内側脚部6032bに向かって「絞る」ことができる。
1つ又は複数の内側脚部6032bは、第1の平面6040(図39参照)に対して実質的に直角に配向された実質的に平面状である。また、内側脚部6032bは、両方向において外側脚部6032aを越えて、外側脚部6032bに対して概ね直角な方向に延びているように寸法決めされている。
綿棒6008の頭部6008は、また、頭部6008の周縁部に沿って延びているリブ6052を有する。リブ6052は、第1の平面6040と実質的に平行に配向されており、外側脚部6032aの外面6036を越えて外側に延びている。図48に示されるように、リブ6052は、一方の外側脚部6032aに近接している基部6024の近傍で始まり、脚部6032aに沿って先端6028まで延び、先端6028に巻き付いて、基部6024に近接して終端する、反対側の外側脚部6032aに沿って延びている。図48に示すように、リブ6052は、また、間隙6036内に少なくとも部分的に配置されるように、外側脚部6032aから半径方向内側に延びうる。
示された実施形態では、頭部6008は、その露出表面上に少なくとも2つの異なるテクスチャも有する。より具体的には、頭部は、第1の摩擦のより低いテクスチャレベルを有する露出表面の第1の部分と、第1のテクスチャレベルとは異なる、第2の摩擦のより高いテクスチャレベルを有する露出表面の第2の部分とを有する。示された実施形態では、頭部6008は、パッド6044及び先端6028の各々が第2のテクスチャレベルを有し、頭部6008の露出表面の残りが第1のテクスチャレベルを有するように構成されている。いくつかの実施形態において、全ての外面が、成形処理が完了した後に追加される第2のテクスチャレベルと共に、第1のテクスチャレベルを有するように、綿棒6000全体を成形しうる。他の実施形態では、第1のテクスチャレベル及び第2のテクスチャレベルが、成形処理の一部として(例えば、金型自体を介して)与えられうる。示された実施形態では、第2のテクスチャレベルは、約32RMS(二乗平均平方根粗さ)である。
綿棒6000を使用するために、使用者は、取っ手部6004を把持し、頭部6008を所望の腔(例えば、鼻腔等)に挿入する。次いで、使用者は、腔内の頭部6008を回転させ、又は別の方法で操作し、所望の生体試料を採取しうる。頭部6008が操縦されるとき、一定体積の液体(例えば、粘液、経口内流体など)が、2つのポケット又は間隙6036内に採取され、液体の表面張力によって少なくとも部分的にその中に保持される。次いで、外面の幾何学的形状と保持された液体との組み合わせが、液体内及び綿棒頭部6008の表面上の細胞を取り出して保持する。
試料が採取されると、次に、使用者は、頭部6008を孔から取り出すことができる。頭部を取り出した状態で、使用者は、次いで、生体試料容器(例えば、試験管、バイアル等)中に試料を解放することができる。そうするために、容器の幾何学的形状を使用することができ、又は、頭部6008の外側脚部3062aを内側に「圧搾」し、間隙6036内に含まれる任意の流体と流体内に保持される細胞を排出させうる。綿棒頭部6008の外面上に保持された任意の細胞を、この時点で、同様の方法を用いて解放することができる。綿棒6000を再使用する場合、綿棒をオートクレーブに入れて洗浄することができる。
さらに、頭部9008の外側脚部3062aは、使用中に「屈曲する」ように構成されている。具体的には、複数の脚部3062aは、内側脚部3062bに向かって内側に圧縮させ、頭部2008の全幅を減少させることができる。これにより、頭部9008は、生体試料を採取するために押し当てられる表面の外形及び寸法をより容易に調整することができる。
綿棒6000を製造するために、使用者は、まず、2つの金型半分部(上述)を取り、それらを組み立て、その中で金型キャビティを少なくとも部分的に包囲させることができる(図22参照)。金型キャビティは、綿棒頭部6008及び綿棒取っ手部6004の両方を画定する。示された実施形態では、2つの金型半分部の間の部品ラインは、綿棒6000の第1の平面6040と一致している。金型キャビティを包囲した状態で、第1の材料(例えば、熱可塑性エラストマ、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーンなど)をキャビティ内に注入し、綿棒頭部6008と綿棒取っ手6004の両方を有する一体部品を形成する。次いで、得られた部品は、キャビティから排出されうる。
綿棒6000の頭部6008及び取っ手部6004は、共に、第1の平面6040(例えば、分割平面としての第1の平面6040)に沿って適合できる、二片からなる金型であるように、寸法決め及び整形されている。頭部6008及び取っ手部6004は、共に、(上述のように)単一段階の鋳造工程の間に一体材料の単一片して共に成形することができる。図示されていないが、頭部9008及び/又は取っ手部6004の1つ又は複数の部分は、同様に、下部構造上にオーバーモールドされうる。このようなオーバーモールドされた部分は、第1の材料とは異なる第2の材料から形成することができる。
図43は、代替実施形態の綿棒6000’の取っ手部6004’を示す。取っ手部6004’は、人間工学的グリップ部を形成するグリップ部6012’と、グリップ部6012’と頭部6008’との間に延びているネック部6016’とを有する。図43に示されるように、取っ手部6004のグリップ部6012’は、綿棒6000’の軸線6020’に平行に配向された複数の丸みを帯びた輪郭(例えば、3つの三角形に配向された筒状要素)を有する。しかし、代替の実施形態では、異なる人間工学的形状を使用することができる。
いくつかの実施形態では、取っ手6004’のネック部6016’は、頭部6008’が腔(例えば、鼻腔等)に沿って動くことができかつその中の任意の湾曲に適合できるように、屈曲する又は綿棒6000’に柔軟性を与えるように構成されている。換言すれば、取っ手部6003のネック部6016は、取っ手部6012’よりも軸線6020’に直角に曲げられたときの断面二次モーメントがより小さい。
以下の例は、本明細書に記載する実施形態を例示するが、限定されるものではない。
例1
試料採取
一方の鼻孔に(例えば、コパン社の)標準的なフロックスワブを用い、他方の鼻孔に本明細書に記載のような綿棒を用いて試料採取を行った。参照のために、「T1 Ct(剛毛で成形)(T1 Ct-molded with bristles)」のデータは、図28~図31に示される綿棒頭部に対応し、一方、「T2 Ct(NextSwab(登録商標))」のデータは、図35~図48に示される綿棒頭部に対応する。RNAをキアゲンAIAamp DSP Viral RNAミニキット(QIAGEN AIAamp DSP Viral RNA Mini Kit)を介して、鼻咽頭用綿棒試験片から単離した。RNAをcDNAに逆転写し、次に、増幅した(ソフトウェアバージョン2.3を備えた、応用バイオシステム7500ファストリアルタイムPCRシステム)。増幅処理中、プローブは順プライマーと逆プライマーの間に位置する特定の標的配列にアニールする。PCRサイクルの伸長段階の間、Taqポリメラーゼの5’ヌクレアーゼ活性は結合プローブを分解させ、リポーター色素(FAM)をクエンチャー色素(MGBNFQ)から分離させ、蛍光シグナルを発生させる。蛍光強度は、各PCRサイクルで監視される。RNASE P遺伝子を標的とする内部制御を用いて、全ての試料中に核酸が存在することを確認する。これは、抽出制御部としても機能し、各綿棒によってそれぞれ採取された各試料から十分な核酸が存在することを保証する。
2つの異なる綿棒の間の試料採取の効率を、RNaseP(RP)Ct値の検出によって測定した。下側のCt値は、より良い採取結果を示す。以下のCt値(表1参照)に基づいて、本明細書(図28~図31及び図35~図42)で設計される綿棒は、標準的なフロックスワブと同等以上の性能を示した。
「選択された成形綿棒頭部」のCt値と「標準的なフロックスワブ」のCt値。
Figure 2023521058000002
本発明を特定の好ましい実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の変形及び修正は、説明するように本発明の1つ又は複数の独立した態様の範囲及び精神の範囲内に存在する。
万全を期すために、本発明の様々な態様は、以下の番号の節に記載されている。
第1節
生体試料を採取するための綿棒において、前記綿棒は、頭部と、前記頭部から延びてそこを通る軸線を規定する取っ手部であって、前記頭部及び前記取っ手部は、単一の材料片から共に形成されている、取っ手部とを有する、綿棒。
第2節
単一の材料片は医療用のポリプロピレンを有する、第1節の綿棒。
第3節
単一の材料片が非繊維性及び非発泡性の材料である、第1節の綿棒。
第4節
頭部は、取っ手部よりも大きな断面積を有する、第1節の綿棒。
第5節
単一の成形工程の間に、頭部と取っ手とが共に成形される、第1節の綿棒。
第6節
取っ手部は、グリップ部と、前記グリップ部から延びているネック部とを有し、前記グリップ部は、前記ネック部よりも大きな断面二次モーメントを有する、第1節の綿棒。
第7節
前記頭部は、基部と、先端と、前記基部と前記先端との間に延びている複数の脚部とを有する、第1節の綿棒。
第8節
複数の脚部の内の少なくとも2つの脚部は、前記少なくとも2つの脚部の間に少なくとも1つの間隙を形成する、第7節の綿棒。
第9節
頭部が、中央脚部と、少なくとも2つの外側脚部とを有し、各外側脚部は、中央脚部との間に間隙を生じさせるように中央脚部から一定の距離を置いて配置されている、第7節の綿棒。
第10節
頭部が、頭部から半径方向外側に延びている少なくとも1つの突起を有する、第1節の綿棒。
第11節
生体試料を採取するための綿棒において、前記綿棒は、第1の端部と、前記第1の端部とは反対側の第2の端部とを有する取っ手と、第1の端部で前記取っ手に連結された頭部とを備え、前記頭部は、前記取っ手の前記第1の端部に近接している基部と、前記取っ手とは反対側の基部から一定の距離を置いて配置された先端と、前記基部と前記取っ手との間にそれぞれ延びている複数の脚部とを有する、綿棒。
第12節
取っ手と頭部は、単一の材料片から形成されている、第11節の綿棒。
第13節
取っ手と頭部が別々に形成されている、第11節の綿棒。
第14節
複数の脚部は、中央脚部と、少なくとも2つの外側脚部とを有する、第11節の綿棒。
第15節
頭部が、中央脚部と少なくとも1つの隣接する外側脚部との間の間隙を画定する、第14節の綿棒。
第16節
各間隙は、中心脚部と、少なくとも1つの隣接する外側脚部と、基部と、前記先端とによって少なくとも部分的に包囲されている、第15節の綿棒。
第17節
各間隙は、少なくとも1つの位置で頭部の外側に開口している、第15節の綿棒。
第18節
頭部が外部を有し、頭部が第1粗さを有する外部上の少なくとも1つの位置と、第1粗さと異なる第2粗さを有する、外部上の少なくとも1つの位置とを有する、第11節の綿棒。
第19節
複数の脚部の内の少なくとも1つの脚部は、前記少なくとも1つの脚部から延びている突起を有する、第11節の綿棒。
第20節
生体試料を採取するための綿棒の製造方法において、前記綿棒は取っ手部及び頭部を有し、前記方法は、金型キャビティを画定する金型を提供し、前記金型キャビティは少なくとも部分的に前記頭部と前記取っ手部の両方を画定する、ステップと、前記綿棒の前記頭部及び前記取っ手部の両方を生成するため第1の材料を前記金型キャビティに注入するステップと、前記金型キャビティから得られた部品を排出するステップとを備える、方法。
第21節
第1の材料が、熱可塑性エラストマ、ポリエチレン、ポリプロピレン及びシリコーン樹脂の内の1つを有する、第20節の方法。
第22節
金型は、二つの部品からなる金型である、第20節の方法。
第23節
前記方法は、第1の材料上に第2の材料をオーバーモールドするステップをさらに備えている、第20節の方法。

Claims (23)

  1. 生体試料を採取するための綿棒において、
    前記綿棒は、
    頭部と、
    前記頭部から延びてそこを通る軸線を規定する取っ手部であって、前記頭部及び前記取っ手部は、単一の材料片から共に形成されている、取っ手部とを備える、綿棒。
  2. 前記単一の材料片が医療用のポリプロピレンを有する、請求項1に記載の綿棒。
  3. 前記単一の材料片が非繊維性及び非発泡性の材料である、請求項1に記載の綿棒。
  4. 前記頭部は、前記取っ手部よりも大きな断面積を有する、請求項1に記載の綿棒。
  5. 単一の成形工程の間に、前記頭部と前記取っ手部とが共に成形される、請求項1に記載の綿棒。
  6. 前記取っ手部は、グリップ部と、前記グリップ部から延びているネック部とを有し、前記グリップ部は、前記ネック部よりも大きな断面二次モーメントを有する、ネック部とを有する、請求項1に記載の綿棒。
  7. 前記頭部は、基部と、先端と、前記基部と前記先端との間に延びている複数の脚部とを有する、請求項1に記載の綿棒。
  8. 前記複数の脚部の内の少なくとも2つの脚部は、前記少なくとも2つの脚部の間に少なくとも1つの間隙を形成する、請求項7に記載の綿棒。
  9. 前記頭部は、中央脚部と、少なくとも2つの外側脚部とを有し、各前記外側脚部は、前記中央脚部との間に間隙を生じさせるように前記中央脚部から一定の距離を置いて配置されている、請求項7に記載の綿棒。
  10. 前記頭部は、前記頭部から半径方向外側に延びている少なくとも1つの突起を有する、請求項1に記載の綿棒。
  11. 生体試料を採取するための綿棒において、
    前記綿棒は、
    第1の端部と、前記第1の端部とは反対側の第2の端部とを有する取っ手と、
    前記第1の端部で前記取っ手に連結されている頭部とを備え、
    前記頭部は、
    前記取っ手の前記第1の端部に近接している基部と、
    前記取っ手とは反対側の前記基部から一定の距離を置いて配置された先端と、
    前記基部と前記取っ手との間にそれぞれ延びている複数の脚部とを備える、綿棒。
  12. 前記取っ手と前記頭部は、単一の材料片から形成されている、請求項11に記載の綿棒。
  13. 前記取っ手と前記頭部が別々に形成されている、請求項11に記載の綿棒。
  14. 前記複数の脚部は、中央脚部と、少なくとも2つの外側脚部とを有する、請求項11に記載の綿棒。
  15. 前記頭部は、前記中央脚部と少なくとも1つの隣接する外側脚部との間において間隙を画定する、請求項14に記載の綿棒。
  16. 各前記間隙は、前記中央脚部と、前記少なくとも1つの隣接する外側脚部と、前記基部と、前記先端とによって少なくとも部分的に包囲されている、請求項15に記載の綿棒。
  17. 各間隙は、少なくとも1つの位置で前記頭部の外側に開口している、請求項15に記載の綿棒。
  18. 前記頭部は外部を有し、前記頭部は、前記外部上に第1の粗さを有する少なくとも1つの位置と、前記第1の粗さとは異なる第2の粗さを有する、前記外部上の少なくとも1つの位置とを有する、請求項11に記載の綿棒。
  19. 前記複数の脚部の内の少なくとも1つの脚部は、前記少なくとも1つの脚部から延びている突起を有する、請求項11に記載の綿棒。
  20. 生体試料を採取するための綿棒を製造する方法において、
    前記綿棒は、取っ手部及び頭部を有し、前記方法は、
    金型キャビティを画定する金型を提供し、前記金型キャビティは、前記頭部及び前記取っ手部の両方を少なくとも部分的に画定する、ステップと、
    前記綿棒の前記頭部及び前記取っ手部の両方を生成するために第1の材料を前記金型キャビティに注入するステップと、
    前記金型キャビティから得られた部品を排出するステップとを備える、方法。
  21. 前記第1の材料が、熱可塑性エラストマ、ポリエチレン、ポリプロピレン及びシリコーン樹脂の内の1つを有する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記金型は、二つの部品からなる金型である、請求項20に記載の方法。
  23. 前記方法は、前記第1の材料上に第2の材料をオーバーモールドするステップをさらに備えている、請求項20に記載の方法。
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