JP2023515880A - セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその誘導体および任意に抗感染薬剤を使用する医薬組成物ならびに処置の方法 - Google Patents

セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその誘導体および任意に抗感染薬剤を使用する医薬組成物ならびに処置の方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで、処置は、ヒトまたは動物への、同じかまたは異なる組成物においての、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および1以上の抗感染薬剤の投与を含む。本発明は、セラチオペプチダーゼおよびマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体を含む医薬組成物に関する。本発明は、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および1以上の抗感染薬剤を含む医薬組成物に関する。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2020年3月2日に出願された米国仮出願第62/984,135号の優先権の利益を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
発明の分野
本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで、処置は、ヒトまたは動物への、同じかまたは異なる組成物においての、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および1以上の抗感染薬剤の投与を含む。本発明は、セラチオペプチダーゼおよびマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体を含む医薬組成物に関する。本発明は、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および1以上の抗感染薬剤を含む、医薬組成物に関する。
本発明の背景
今日、世界は複数の健康に関する課題に直面している。2019年におけるヒトの健康についてのWHOによる上位10の課題によると、10の課題のうちの5つは感染性疾患である。さまざまな形態の微生物による感染症は、人間の健康にとって最大の脅威である。感染性疾患は、細菌、ウイルス、寄生生物、真菌等々といった病原性微生物によって引き起こされる。これらの感染性疾患は、一人の人から別の人へ、ヒトまたは非ヒトの源を通じて直接もしくは間接的に拡がる。感染性疾患は、急性または慢性である。
感染において、病原体は、最初に宿主の器官に侵入し、およびある期間にわたってこれらの浮遊している病原体が線毛の助けを借りて細胞組織の表面へ付着する。これらの病原体は次いでコロニーとして増殖し、および、「バイオフィルム」と呼ばれる構造的かつ保護的なマトリックスを提供する細胞外ポリマーを分泌する。このバイオフィルムは、抗感染の薬剤に対する病原体への保護を提供する。
再発性の感染症における現在の治療に関与するのは、抗感染療法のみである。抗感染の薬剤は、浮遊している病原体のみ根絶するが、しかしバイオフィルム下の病原体は抗感染の薬剤に対して保護される。これらの保護される病原体は、ときに後で再増殖し、および、再発性の感染症の源である。
したがって、感染性疾患の処置における改善された治療の緊急のニーズがある。現在の再発性の感染症の処置に対する解決策は、バイオフィルムを溶解させ、および病原体の線毛をブロックしてそれが細胞表面に付着しないようにすることである。これは、病原体のコロニー形成を防止することを助け、および、新しいバイオフィルム形成を防止する。
本発明は、感染性疾患を処置する方法への解決策を提供し、ここで、処置は、ヒトまたは動物への、同じかまたは異なる組成物においての、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその誘導体、および1以上の抗感染薬剤の投与を含む。この組み合わせは、病原体を、バイオフィルムなしでまたは病原体の付着なしで、浮遊状態に保ち、および、浮遊している病原体に対する改善された抗感染効果を提供し、これは感染の根絶において助けになる。
本発明の概要
本発明は、セラチオペプチダーゼおよびマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体を含む、医薬組成物に関する。医薬組成物は、任意に、1以上の抗感染薬剤をさらに含んでもよい。本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで、処置は、ヒトまたは動物への、同じかまたは異なる組成物においての、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および1以上の抗感染薬剤の投与を含む。
図1は、本発明のとおりの組み合わせと共に比較の細菌増殖抑制を記載する。
発明の詳細な説明
本発明は、セラチオペプチダーゼ、マンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および任意に1以上の抗感染薬剤を使用した、医薬組成物および処置の方法に関する。本発明のとおりの活性成分は、治療的に有効な量で使用される。
用語「抗感染の薬剤」または「抗感染薬剤」は、交換可能に使用される。
「治療的に有効な量」または「有効量」は、患者に投与されたときに疾患のためのかかる処置に影響を及ぼすのに十分である、薬学的に活性な剤の量を指す。治療的に有効な量は、疾患およびその重症度、ならびに処置される患者の年齢、体重、および他の状態に依存して変動するであろう。
本明細書中において用語「医薬組成物」は、ヒトまたは動物への投与のためのあらゆる組成物を指し、これらに限定されないが、即時放出、遅延放出、徐放、およびパルス放出を包含する。
一態様において、本発明は、
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、および
b. 治療的に有効な量のマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、本発明は、
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、および
b. 治療的に有効な量のD-マンノース
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、本発明は、
a. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
b. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
を含む、経口医薬組成物に関する。
一態様において、本発明は、
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
b. 治療的に有効な量のマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および
c. 治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、本発明は、
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
b. 治療的に有効な量のD-マンノース、および
c. 治療的に有効な量の抗生物質
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、本発明は、
a. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、
b. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース、および
c. 治療的に有効な量の抗生物質
を含む、経口医薬組成物に関する。
一態様において、本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで該処置は
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
b. 治療的に有効な量のマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および
c. 治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤、
の投与を含み、
ここで該投与は、同じかまたは異なる組成物におけるものであり、および、該処置は、ヒトまたは動物へ施される。
好ましい態様において、本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで該処置は
a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
b. 治療的に有効な量のD-マンノース、および
c. 治療的に有効な量の抗生物質、
の投与を含み、
ここで該投与は、同じかまたは異なる組成物におけるものであり、および、該処置は、ヒトまたは動物へ施される。
好ましい態様において、本発明は、感染性疾患を処置する方法に関し、ここで該処置は
a. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、
b. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース、および
c. 治療的に有効な量の抗生物質、
の投与を含み、
ここで該投与は、同じかまたは異なる組成物におけるものであり、および、該処置は、ヒトまたは動物へ施される。
1以上の態様において、本発明のとおりの医薬組成物は、即時放出、遅延放出、徐放、またはそれらの組み合わせを包含する。
1以上の態様において、本発明のとおりの医薬組成物は、経口、静脈内、局所、吸入、またはその他の投与経路のためのものを包含する。
1以上の態様において、本発明のとおりの医薬組成物は、固体、液体、半固体、エアロゾル、またはその他の剤形を包含する。
1以上の態様において、該医薬組成物または処置は、尿路感染または呼吸器感染または軟組織感染または骨感染または皮膚 感染または血液/血漿感染またはGIトラック感染のためのものである。
1以上の態様において、本発明のとおりの医薬組成物は、アミノグリコシド、カルバペネム、グリコペプチド、キノロン、ペニシリン、フルオロキノロン、セファロスポリン、スルホンアミド、マクロライド、ニトロフラントイン、メトロニダゾール、リファマイシン、テトラサイクリン、リンコマイシン、テリスロマイシンおよび/またはその他の抗生物質、から選択される、1以上の抗生物質を含む。
好ましい態様において、発明は、
a. 25mg~100mgの間の量でのニトロフラントイン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
の投与による、再発性尿路感染症の処置に関する。
好ましい態様において、発明は、
a. 250mg~1000mgの間の量でのシプロフロキサシン/レボフロキサシン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
の投与による、再発性尿路感染症の処置に関する。
好ましい態様において、発明は、
a. 0.1mg~1000mgの間の量でのアジスロマイシン/レボフロキサシン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
の投与による、気道感染症の処置に関する。
好ましい態様において、発明は、
a. 25mg~100mgの間の量でのニトロフラントイン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、発明は、
a. 250mg~1000mgの間の量でのシプロフロキサシン/レボフロキサシン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
を含む、医薬組成物に関する。
好ましい態様において、発明は、
a. 0.1mg~1000mgの間の量でのアジスロマイシン/レボフロキサシン、
b. 0.1mg~200mgの間の量でのセラチオペプチダーゼ、および
c. 0.1mg~1000mgの間の量でのD-マンノース
を含む、医薬組成物に関する。
セラチオペプチダーゼ
セラチオペプチダーゼは、その抗炎症、抗浮腫および鎮痛効果のために、外科、整形外科、歯科、耳鼻咽喉科および婦人科で処方されるタンパク質分解酵素である。それは、非病原性腸内細菌Serratiaにより生産される。この微生物は、元来、蚕から1960年代末期に単離された。セラチオペプターゼは、Serratia E-15細菌の培養物から精製により生産され得る。
セラチオペプチダーゼは、0.1 mg~200mgの間、好ましくは10mg~120mgの間の、治療的に有効な量で投与される。好ましい態様において、セラチオペプチダーゼは、肺送達またはエアロゾルのために、0.1mg以上の量で使用されてもよい。本発明の1以上の態様において、セラチオペプチダーゼは、腸溶性コーティングされた剤形として投与されてもよい。腸溶性コーティングは、胃の酸性のpH(1.5~3.5)中では無傷のままであり、かつ、小腸のアルカリ性のpH(6.5~7.6)中で溶解する、pH感受性のポリマーからなる。
マンノースおよびその誘導体
マンノースは、微生物、植物および動物において生じる。フリーのマンノースは、多くの果物においておよび哺乳動物の血漿中に少量が見出される。マンノースは、2つの異なるサイズの環、ピラノース(6員)形態およびフラノース(5員)形態として、一般に存在する。各閉環は、アノマー位置でアルファまたはベータ配置のいずれかを有し得る。化学物質は、これら4つの形態の間で急速に異性化を受ける。D-マンノースは、a-D-マンノフラノース/a-D-マンノピラノース/b-D-マンノピラノースであり得る。
Figure 2023515880000002
1以上の態様において、本発明には、好ましくはD-マンノースの使用が関与する。
D-マンノースは、C-2位でのグルコースのエピマーであり、および、マンナンの成分として自然界に存在する。それは、炭水化物のアルドヘキソースシリーズの糖モノマーである。D-マンノースは、0.1mg~1000mgの間の量で使用されてもよい。好ましい態様において、D-マンノースは、肺送達またはエアロゾルのために0.1mg以上の量で使用することができる。好ましい態様において、D-マンノースは、10mg~1000mgの量で使用することができる。
Figure 2023515880000003
抗感染薬剤
感染性疾患は、細菌、ウイルス、真菌または寄生生物などの生物によって引き起こされる障害である。疾患を引き起こす微生物は、病原体と呼ばれる。病原体は、体の正常なプロセスを混乱させること、および/または免疫系を刺激して防御反応を生ずることにより疾患を引き起こし、高熱、炎症、およびその他の症状をもたらす。感染性疾患は、以下のうちの1以上で伝染する:
1. 人から人へ、
2. 昆虫または他の動物による、
3. 汚染された食物または水を消費することによる。
抗感染の薬剤は、感染を処置するために使用される化学物質である。抗感染の薬剤の使用は、標的とされる生物のタイプに依存する。これらの抗感染の薬剤は、抗菌(抗生物質)、抗ウイルス、抗真菌および抗寄生虫剤を包含し、および、感染の重症度、場所およびタイプに依存して経口で、静脈内またはその他の好適な経路で投与される。
抗生物質
細菌は、単細胞の微生物であり、および球状、棒状、らせん状を包含する数多くの形状がある。感染性細菌は、体の中で増殖し、分裂しおよび拡がることができ、感染性疾患に導く。多くの感染性細菌は、いくつかの疾患の重症度を増大させるトキシンを分泌する。
抗生物質は、細菌を殺すかその増殖を阻害して抑える薬であり、および、かかる感染の処置および予防に広く使用される。抗生物質のさまざまなタイプは、アミノグリコシド、ペニシリン、セファロスポリン、カルバペネム、グリコペプチド、キノロン、フルオロキノロン、スルホンアミド、マクロライド、ニトロフラントイン、メトロニダゾール、リファマイシン、テトラサイクリン、リンコマイシン、テリスロマイシンおよび/またはその他の抗生物質である。
抗ウイルス薬
ウイルスは、遺伝物質を含有する小さなカプセルであり、および、他の生物の生きた細胞においてのみ複製する。それらは細胞に侵入し、増え、および細胞を損傷する。それらはヒト、動物、植物、細菌およびその他の形態の生体を感染させることができる。
抗ウイルス性の薬物は、ウイルス感染を処置するために特異的に使用される薬のクラスである。大半の抗ウイルス薬は、特定のウイルス感染のために使用されるが、しかし広範囲の抗ウイルス剤は、幅広いウイルスに対して有効である。抗ウイルス薬のさまざまなタイプは、プロテアーゼ阻害剤、インテグラーゼ阻害剤、逆転写酵素阻害剤、ニューロアミダーゼ阻害剤、グアノシン類似体、および/またはその他の抗ウイルス薬である。
医薬組成物
医薬組成物は、標的とされる1以上の薬物の投与のために設計されたさまざまなタイプの医薬的な調製品である。本発明のとおりの医薬組成物は、即時放出、遅延放出、徐放、およびパルス放出を包含する。医薬組成物は、2以上の薬物の均一な混合物を使用して調製することができる。1以上の態様において、医薬組成物は、単一の剤形内の別々のコンパートメントにある1以上の薬物で調製することができる。本発明のとおりの医薬組成物は、経口、局所、吸入、静脈内またはその他の薬物投与経路により投与することができる。本発明のとおりの医薬組成物は、固体、液体、半固体、エアロゾル、またはあらゆるその他の剤形とすることができる。本発明のとおりの医薬組成物は、調節された放出での1以上の薬物としておよび即時放出としての他の薬物として単回投与形態にて調製することができる。
経口医薬組成物は、錠剤、カプセル、溶液、エマルジョン、懸濁液、シロップ、エリキシル、エアロゾル、再構成用の粉末および顆粒、ロゼンジ、分散性粉末および顆粒、薬用ガム、咀嚼錠、発泡錠、多粒子剤形、およびそのようなものである。マルチコンパートメント剤形は、二層錠剤、カプセルインカプセル、タブレットインカプセル、およびその他のあらゆる剤形である。医薬組成物は、当業者に知られている、または認識されている、あらゆるの技術によって、処方することができる。
一態様において、経口医薬組成物は、これに限定されないが担体、希釈剤、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、着色剤、顔料、安定剤、防腐剤、酸化防止剤および溶解促進剤などの、1以上の薬学的に許容し得る賦形剤のいずれか1つまたはそれらの組み合わせを、任意にさらに包含する。
本発明のさまざまな態様を参照して本発明が記載されてきたが、当業者には、明細書の考慮から他の態様が明らかになるであろう。
本イノベーションは、以下の例を参照することによってさらに定義される。当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物および処置の両方に対する多くの変更が実施されてもよいことが明らかであろう。

以下を行った:「細菌増殖の抑制が、セラチオペプチダーゼ、D-マンノースおよび抗生物質を用いると、セラチオペプチダーゼおよび抗生物質、D-マンノースおよび抗生物質、ならびに抗生物質単独と比較して優れているということを示すIn Vitro試験」。
中にプラスチック糸が吊り下げられた、栄養培地を調製した。栄養培地に細菌を接種し、および終夜保持してバイオフィルムの形成に導いた。次の日に、プラスチック糸を、D-マンノースまたはセラペプチダーゼ(Serrapeptidase)のいずれか、またはD-マンノースとセラペプチダーゼの両方、またはブランク(添加なし)、を伴う新しい栄養培地に移し、および、6~7時間の間細菌を増殖させた。6~7時間後、プラスチック糸を新しい栄養培地に加え、および次いで抗生物質を添加した。
材料調製:
1) E. Coli培養物10×106 CFU/mlの調製:
ストックE. Coli ATCC 8739 (培養カウント10×108 CFU/ml)の1mlを、NaCl入りの緩衝されたペプトン水で10mlへと希釈した。得られた培養物(10×107 CFU/ml)の1mlを、NaCl入りの緩衝されたペプトン水で10mlへと希釈したことで、E. Coli培養物(10×106 CFU/ml)を作った。
2) NaCl入りの緩衝されたペプトン水の調製:
16Gmのペプトンを、1000mlの蒸留水の中に懸濁させた。培地を溶解させるために、必要であればそれを加熱する。この溶液へ、5gmのNaClおよび3.5gmのリン酸二ナトリウムを加えた。溶液を、15分間121℃で15 lbsの圧力にてオートクレーブしたことによって滅菌した。
3) 栄養液体ブロス(ソイビーンカゼインダイジェスト培地)の調製:
30gmの培地を、1000mlの蒸留水の中に懸濁させた。溶解させるために、必要であればそれを加熱する。ブロスを、15分間121℃で15 lbsの圧力にてオートクレーブしたことによって滅菌した。
4) グルコース入りの栄養液体ブロス(グルコース入りのソイビーンカゼインダイジェスト培地)の調製:
30gmの培地と10gmのグルコースを、1000mlの蒸留水の中に懸濁させた。溶解させるために、必要であればそれを加熱する。ブロスを、15分間121℃で15 lbsの圧力にてオートクレーブしたことによって滅菌した。
5) D-マンノース溶液の調製: 溶液F。
500mgのD-マンノースを、10mlの蒸留水の中に溶解させた。
6) セラチオペプチダーゼ溶液の調製: 溶液P。
500mgのセラチオペプチダーゼを、10mlの蒸留水の中に溶解させた。
7) 抗生物質(ニトロフラントイン)の調製: 溶液A。
100mgの無水ニトロフラントインを、100mlのジメチルスルホキシドの中に溶解させた。
8) 希釈された抗生物質(ニトロフラントイン)の調製: 溶液Adi1
100mgの無水ニトロフラントインを、100mlのジメチルスルホキシドの中に溶解させた。得られた溶液の3mlを、ジメチルスルホキシドで10mlへと希釈した。
手順1:
1. 第1日目の午後6時、5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地を加えた。これらの培地に、1mlのE. Coli培養物(10×106 CFU/ml)を午後6時に接種した。同じ長さの細いプラスチック糸(0.1mm OD)を全5つの試験管の中央から吊り下げ、および終夜(17時間)において30℃~35℃で保つ。
2. 第2日目の午前11時、別の5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地および500mgのグルコースを加えた。
a. 1mlの溶液F(D-マンノース溶液)を、試験管1へ加えた。
b. 1mlの溶液P(セラペプチダーゼ溶液)を、試験管2へ加えた。
c. 1mlの溶液F(D-マンノース溶液)と1mlの溶液P(セラペプチダーゼ溶液)を、試験管3へ加えた。
細いプラスチック糸を古い試験管から新しい試験管へ第2日目午前11時に移動させた。全5つの試験管を7時間、30℃~35℃に保った。
3. 第2日目の午後6時、別の5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地を加えた。細いプラスチック糸を古い試験管から新しい試験管へ第2日目午前6時に移動させる。全5つの試験管を終夜(17時間)、30℃~35℃に保つ。
4. 第3日目の午前11時、1mlの溶液Adi1 (希釈された抗生物質(ニトロフラントイン)溶液)を、試験管1、試験管2、試験管3および試験管4へ加える。全5つの試験管を7時間、30℃~35℃に保った。
5. 第3日目の午後6時、プラスチック糸を全5つの試験管から除去した。全5つの試験管の培地の透過率を590nmにてチェックした。
a. 試験管1: 溶液F(D-マンノース)およびAdi1 (希釈された抗生物質)を伴う: 8.6
b. 試験管2: 溶液P(セラペプチダーゼ)およびAdi1 (希釈された抗生物質)を伴う: 8.3
c. 試験管3: 溶液F(D-マンノース)、P(セラペプチダーゼ)およびAdi1 (希釈された抗生物質)を伴う: 9.0
d. 試験管4: Adi1 (希釈された抗生物質)を伴う: 8.4
e. 試験管5: ブランク: 8.3
手順2:
1. 第4日目の午後6時、5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地を加えた。これらの試験管に、1mlのE. Coli培養物(10×106 CFU/ml)を接種した。同じ長さの太いプラスチック糸(0.5mm OD)を全5つの試験管の中央から吊り下げ、および終夜(17時間)において30℃~35℃で保つ。
2. 第5日目の午前11時、別の5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地を500mgのグルコースとともに加えた。
a. 1mlの溶液F(D-マンノース溶液)を、試験管1へ加えた。
b. 1mlの溶液P(セラペプチダーゼ溶液)を、試験管2へ加えた。
c. 1mlの溶液F(D-マンノース溶液)と1mlの溶液P(セラペプチダーゼ溶液)を、試験管3へ加えた。
太いプラスチック糸を古い試験管から新しい試験管へ第5日目午前11時に移動させた。全5つの試験管を7時間、30℃~35℃に保った。
3. 第5日目の午後6時、別の5つの(5)滅菌された試験管に50mlの滅菌されたソイビーンカゼインダイジェスト培地を加えた。次いで、1mlの溶液A(抗生物質(ニトロフラントイン)溶液)を、試験管1、試験管2、試験管3および試験管4に加えた。太いプラスチック糸を古い試験管から新しい試験管へ第5日目午後6時に移動させた。全5つの(5)試験管を終夜(17時間)、30℃~35℃に保った。
4. 第6日目の午後6時、糸を全5つの試験管から除去した。全5つの試験管の培地の透過率を590nmにてチェックした。
a. 試験管1: 溶液F(D-マンノース)およびA(抗生物質)を伴う: 5.7
b. 試験管2: 溶液P(セラペプチダーゼ)およびA(抗生物質)を伴う: 6.0
c. 試験管3: 溶液F(D-マンノース)、P(セラペプチダーゼ)およびA(抗生物質)を伴う: 10.7
d. 試験管4: A(抗生物質)を伴う: 6.9
e. 試験管5: ブランク: 8.8
結果 - 両方の試験において、D-マンノース、セラチオペプチダーゼおよび抗生物質を伴った試験管は、D-マンノースを伴った試験管またはセラチオペプチダーゼを伴った試験管またはブランクの試験管(抗生物質のみ)と比べてより高い透過率(より少ない細菌増殖)を示す。

Claims (16)

  1. a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
    b. 治療的に有効な量のマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および
    c. 任意に、治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤
    を含む、医薬組成物。
  2. セラチオペプチダーゼが、0.1mg~200mgの量である、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. マンノースが、D-マンノースである、請求項1に記載の医薬組成物。
  4. D-マンノースが、0.1mgおよび1000mgの量にある、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 組成物が、治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  6. 抗感染薬剤が、抗生物質である、請求項5に記載の医薬組成物。
  7. 抗生物質が、ニトロフラントイン、シプロフロキサシン、レボフロキサシンおよびアジスロマイシンからなる群から選択される、請求項6に記載の医薬組成物。
  8. 感染性疾患を処置する方法であって、
    前記処置は、
    a. 治療的に有効な量のセラチオペプチダーゼ、
    b. 治療的に有効な量のマンノースまたはその異性体、塩、その他の誘導体、および
    c. 任意に、治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤
    の投与を含み、
    前記投与は、同じかまたは異なる組成物におけるものであり、および、前記処置は、ヒトまたは動物へ施される、
    前記方法。
  9. セラチオペプチダーゼが、0.1mg~200mgの量で投与される、請求項8に記載の感染性疾患を処置する方法。
  10. マンノースが、D-マンノースである、請求項8に記載の感染性疾患を処置する方法。
  11. D-マンノースが、0.1mgおよび1000mgの量にある、請求項10に記載の感染性疾患を処置する方法。
  12. 処置が、治療的に有効な量の1以上の抗感染薬剤を含む、請求項8に記載の感染性疾患を処置する方法。
  13. 抗感染薬剤が、抗生物質である、請求項12に記載の感染性疾患を処置する方法。
  14. 抗生物質が、ニトロフラントイン、シプロフロキサシン、レボフロキサシンおよびアジスロマイシンからなる群から選択される、請求項13に記載の感染性疾患を処置する方法。
  15. 感染性疾患が、尿路感染症である、請求項8に記載の感染性疾患を処置する方法。
  16. 感染性疾患が、気道感染症である、請求項8に記載の感染性疾患を処置する方法。
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