JP2023514805A - エアロゾル送達装置用誘導加熱基材タブレット - Google Patents

Abstract

誘導加熱エアロゾル送達装置とともに使用するためのエアロゾル送達装置および基材タブレットが提供される。エアロゾル送達装置は、ハウジングを有する制御本体と、ハウジングに近接して配置されたマウスピース部と、制御本体内に配置された共振送信機と、共振送信機を駆動するように構成された制御構成要素と、装置内に受け入れ可能な基材タブレットとを備える。基材タブレットは、粒状基材材料およびサセプタ構成要素を含むことができ、基材材料およびサセプタ構成要素は、一体に形成されるように構成されることができ、サセプタ構成要素は、共振送信機によって加熱されるように構成されることができる。

Description

本出願は、２０２０年１月８日に出願された「Ｉｎｄｕｃｔｉｖｅｌｙ－Ｈｅａｔｅｄ Ｓｕｂｓｔｒａｔｅ Ｔａｂｌｅｔ ｆｏｒ Ａｅｒｏｓｏｌ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｄｅｖｉｃｅ」と題する米国特許出願第１６／７３７，１４０号の優先権および利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本開示は、タバコ成分または吸入可能な形態の他の材料を得るための、基材タブレットおよびエアロゾル送達装置ならびにその使用に関する。より具体的には、本開示は、人間が消費するエアロゾルの形態で吸入可能な物質を提供するために、好ましくは優位な燃焼なしに、電気的に発生した熱を利用してタバコまたはタバコ由来材料とすることができる基材材料を加熱する喫煙品などの基材タブレットおよびエアロゾル送達装置ならびにシステムに関する。

多くの喫煙品は、タバコを燃焼させることに基づく喫煙製品の改良または代替として長年にわたって提案されている。例示的な代替品は、固体または液体燃料が燃焼されて熱をタバコに伝達するか、または化学反応がそのような熱源を提供するために使用される装置を含んでいる。例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｗｏｒｍらによる米国特許第９，０７８，４７３号明細書に記載されている喫煙品を含む。

喫煙品の改良または代替品の目的は、通常、かなりの量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することなく、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙に関連する感覚を提供することであった。この目的のために、電気エネルギを利用して揮発性物質を気化もしくは加熱するか、または大幅にタバコを燃焼させることなく紙巻きタバコ、葉巻またはパイプ喫煙の感覚を提供しようとする多くの喫煙製品、香味発生器、および薬用吸入器が提案されている。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｒｏｂｉｎｓｏｎらによる米国特許第７，７２６，３２０号明細書、およびＧｒｉｆｆｉｔｈ Ｊｒ．らによる米国特許出願公開第２０１３／０２５５７０２号明細書、およびＳｅａｒｓらによる米国特許出願公開第２０１４／００９６７８１号明細書に記載された背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および熱源を参照されたい。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｂｌｅｓｓらによる米国特許出願公開第２０１５／０２２０２３２号明細書において商品名および商業的供給源によって参照される様々な種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電熱源もまた参照されたい。同様にその全体が参照により本明細書に組み込まれる、ＤｅＰｉａｎｏらによる米国特許出願公開第２０１５／０２４５６５９号明細書において、商品名および商業的供給源によって参照されるさらなる種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電熱源がリスト化されている。記載されており、場合によっては市販されている他の代表的な紙巻きタバコまたは喫煙品は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｇｅｒｔｈらによる米国特許第４，７３５，２１７号明細書、Ｂｒｏｏｋｓらによる米国特許第４，９２２，９０１号明細書、米国特許第４，９４７，８７４号明細書、および米国特許第４，９４７，８７５号明細書、Ｃｏｕｎｔｓらによる米国特許第５，０６０，６７１号明細書、Ｍｏｒｇａｎらによる米国特許第５，２４９，５８６号明細書、Ｃｏｕｎｔｓらによる米国特許第５，３８８，５９４号明細書、Ｈｉｇｇｉｎｓらによる米国特許第５，６６６，９７７号明細書、Ａｄａｍｓらによる米国特許第６，０５３，１７６号明細書、Ｗｈｉｔｅによる米国特許第６，１６４，２８７号明細書、Ｖｏｇｅｓによる米国特許第６，１９６，２１８号明細書、Ｆｅｌｔｅｒらによる米国特許第６，８１０，８８３号明細書、Ｎｉｃｈｏｌｓによる米国特許第６，８５４，４６１号明細書、Ｈｏｎによる米国特許第７，８３２，４１０号明細書、Ｋｏｂａｙａｓｈｉによる米国特許第７，５１３，２５３号明細書、Ｒｏｂｉｎｓｏｎらによる米国特許第７，７２６，３２０号明細書、Ｈａｍａｎｏによる米国特許第７，８９６，００６号明細書、Ｓｈａｙａｎによる米国特許第６，７７２，７５６号明細書、Ｈｏｎによる米国特許出願公開第２００９／００９５３１１号明細書、Ｈｏｎによる米国特許出願公開第２００６／０１９６５１８号明細書、米国特許出願公開第２００９／０１２６７４５号明細書、および米国特許出願公開第２００９／０１８８４９０号明細書、Ｔｈｏｒｅｎｓらによる米国特許出願公開第２００９／０２７２３７９号明細書、Ｍｏｎｓｅｅｓらによる米国特許出願公開第２００９／０２６０６４１号明細書、および米国特許出願公開第２００９／０２６０６４２号明細書、Ｏｇｌｅｓｂｙらによる米国特許出願公開第２００８／０１４９１１８号明細書および米国特許出願公開第２０１０／００２４８３４号明細書、Ｗａｎｇによる米国特許出願公開第２０１０／０３０７５１８号明細書、およびＨｏｎによる国際公開第２０１０／０９１５９３号に記載されているものを含む。

従来のタイプの紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプの属性の多くに類似する代表的な製品は、Ｐｈｉｌｉｐ Ｍｏｒｒｉｓ ＩｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄによるＡＣＣＯＲＤ（Ｒ）、ＩｎｎｏＶａｐｏｒ ＬＬＣによるＡＬＰＨＡ（ＴＭ）、ＪＯＹＥ ５１０（ＴＭ）およびＭ４（ＴＭ）、Ｗｈｉｔｅ Ｃｌｏｕｄ ＣｉｇａｒｅｔｔｅｓによるＣＩＲＲＵＳ（ＴＭ）およびＦＬＩＮＧ（ＴＭ）、Ｆｏｎｔｅｍ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ Ｂ．Ｖ．によるＢＬＵ（ＴＭ）、ＥＰＵＦＦＥＲ（Ｒ）Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｉｎｃ．によるＣＯＨＩＴＡ（ＴＭ）、ＣＯＬＩＢＲＩ（ＴＭ）、ＥＬＩＴＥ ＣＬＡＳＳＩＣ（ＴＭ）、ＭＡＧＮＵＭ（ＴＭ）、ＰＨＡＮＴＯＭ（ＴＭ）およびＳＥＮＳＥ（ＴＭ）、Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｉｇａｒｅｔｔｅｓ，Ｉｎｃ．によるＤＵＯＰＲＯ（ＴＭ）、ＳＴＯＲＭ（ＴＭ）およびＶＡＰＯＲＫＩＮＧ（Ｒ）、Ｅｇａｒ ＡｕｓｔｒａｌｉａによるＥＧＡＲ（ＴＭ）、ＪｏｙｅｔｅｃｈによるｅＧｏ－Ｃ（ＴＭ）およびｅＧｏ－Ｔ（ＴＭ）、Ｅｌｕｓｉｏｎ ＵＫ ＬｔｄによるＥＬＵＳＩＯＮ（ＴＭ）、Ｅｏｎｓｍｏｋｅ ＬＬＣによるＥＯＮＳＭＯＫＥ（Ｒ）、ＦＩＮ Ｂｒａｎｄｉｎｇ Ｇｒｏｕｐ，ＬＬＣによるＦＩＮ（ＴＭ）、Ｇｒｅｅｎ Ｓｍｏｋｅ Ｉｎｃ．ＵＳＡによるＳＭＯＫＥ（Ｒ）、Ｇｒｅｅｎａｒｅｔｔｅ ＬＬＣによるＧＲＥＥＮＡＲＥＴＴＥ（ＴＭ）、ＳＭＯＫＥ ＳＴＩＫ（Ｒ）によるＨＡＬＬＩＧＡＮ（ＴＭ）、ＨＥＮＤＵ（ＴＭ）、ＪＥＴ（ＴＭ）、ＭＡＸＸＱ（ＴＭ）、ＰＩＮＫ（ＴＭ）およびＰＩＴＢＵＬＬ（ＴＭ）、Ｐｈｉｌｉｐ Ｍｏｒｒｉｓ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ，Ｉｎｃ．によるＨＥＡＴＢＡＲ（ＴＭ）、Ｃｒｏｗｎ７からのＨＹＤＲＯ ＩＭＰＥＲＩＡＬ（ＴＭ）およびＬＸＥ（ＴＭ）、ＬＯＧＩＣ ＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙによるＬＯＧＩＣ（ＴＭ）およびＴＨＥ ＣＵＢＡＮ（ＴＭ）、Ｌｕｃｉａｎｏ Ｓｍｏｋｅｓ Ｉｎｃ．によるＬＵＣＩ（Ｒ）、Ｎｉｃｏｔｅｋ，ＬＬＣによるＭＥＴＲＯ（Ｒ）、Ｓｏｔｔｅｒａ，Ｉｎｃ．によるＮＪＯＹ（Ｒ）およびＯＮＥＪＯＹ（ＴＭ）、ＳＳ Ｃｈｏｉｃｅ ＬＬＣによるＮＯ．７（ＴＭ）、ＰｒｅｍｉｕｍＥｓｔｏｒｅ ＬＬＣによるＰＲＥＭＩＵＭ ＥＬＥＣＴＲＯＮＩＣ ＣＩＧＡＲＥＴＴＥ（ＴＭ）、Ｒｕｙａｎ Ａｍｅｒｉｃａ，Ｉｎｃ．によるＲＡＰＰ Ｅ－ＭＹＳＴＩＣＫ（ＴＭ）、Ｒｅｄ Ｄｒａｇｏｎ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ，ＬＬＣによるＲＥＤ ＤＲＡＧＯＮ（ＴＭ）、Ｒｕｙａｎ Ｇｒｏｕｐ（Ｈｏｌｄｉｎｇｓ）Ｌｔｄ．によるＲＵＹＡＮ（Ｒ）、Ｓｍｏｋｅｒ Ｆｒｉｅｎｄｌｙ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ，ＬＬＣによるＳＦ（Ｒ）、Ｔｈｅ Ｓｍａｒｔ Ｓｍｏｋｉｎｇ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｉｇａｒｅｔｔｅ Ｃｏｍｐａｎｙ Ｌｔｄ．によるＧＲＥＥＮ ＳＭＡＲＴ ＳＭＯＫＥＲ（Ｒ）、Ｃｏａｓｔｌｉｎｅ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ ＬＬＣによるＳＭＯＫＥ ＡＳＳＩＳＴ（Ｒ）、Ｓｍｏｋｉｎｇ Ｅｖｅｒｙｗｈｅｒｅ，Ｉｎｃ．によるＳＭＯＫＩＮＧ ＥＶＥＲＹＷＨＥＲＥ（Ｒ）、ＶＭＲ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ ＬＬＣによるＶ２ＣＩＧＳ（ＴＭ）、ＶａｐｏｒＮｉｎｅ ＬＬＣによるＶＡＰＯＲ ＮＩＮＥ（ＴＭ）、Ｖａｐｏｒ ４ Ｌｉｆｅ，Ｉｎｃ．によるＶＡＰＯＲ４ＬＩＦＥ（Ｒ）、Ｅ－ＣｉｇａｒｅｔｔｅＤｉｒｅｃｔ，ＬＬＣによるＶＥＰＰＯ（ＴＭ）、Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｖａｐｏｒ ＣｏｍｐａｎｙによるＶＵＳＥ（Ｒ）、Ｍｉｓｔｉｃ ＥｃｉｇｓによるＭｉｓｔｉｃ Ｍｅｎｔｈｏｌ製品、およびＣＮ Ｃｒｅａｔｉｖｅ Ｌｔｄ．によるＶｙｐｅ製品、Ｐｈｉｌｉｐ Ｍｏｒｒｉｓ ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌによるＩＱＯＳ（ＴＭ）、およびＢｒｉｔｉｓｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ ＴｏｂａｃｃｏによるＧＬＯ（ＴＭ）として販売されている。さらに他の電動エアロゾル送達装置、特にいわゆる電子タバコとして特徴付けられている装置は、ＣＯＯＬＥＲ ＶＩＳＩＯＮＳ（ＴＭ）、ＤＩＲＥＣＴ Ｅ－ＣＩＧ（ＴＭ）、ＤＲＡＧＯＮＦＬＹ（ＴＭ）、ＥＭＩＳＴ（ＴＭ）、ＥＶＥＲＳＭＯＫＥ（ＴＭ）、ＧＡＭＵＣＣＩ（Ｒ）、ＨＹＢＲＩＤ ＦＬＡＭＥ（ＴＭ）、ＫＮＩＧＨＴ ＳＴＩＣＫＳ（ＴＭ）、ＲＯＹＡＬ ＢＬＵＥＳ（ＴＭ）、ＳＭＯＫＥＴＩＰ（Ｒ）、およびＳＯＵＴＨ ＢＥＡＣＨ ＳＭＯＫＥ（ＴＭ）の商品名で販売されている。

米国特許第９，０７８，４７３号明細書 米国特許第７，７２６，３２０号明細書 米国特許出願公開第２０１３／０２５５７０２号明細書 米国特許出願公開第２０１４／００９６７８１号明細書 米国特許出願公開第２０１５／０２２０２３２号明細書 米国特許出願公開第２０１５／０２４５６５９号明細書 米国特許第４，７３５，２１７号明細書 米国特許第４，９２２，９０１号明細書 米国特許第４，９４７，８７４号明細書 米国特許第４，９４７，８７５号明細書 米国特許第５，０６０，６７１号明細書 米国特許第５，２４９，５８６号明細書 米国特許第５，３８８，５９４号明細書 米国特許第５，６６６，９７７号明細書 米国特許第６，０５３，１７６号明細書 米国特許第６，１６４，２８７号明細書 米国特許第６，１９６，２１８号明細書 米国特許第６，８１０，８８３号明細書 米国特許第６，８５４，４６１号明細書 米国特許第７，８３２，４１０号明細書 米国特許第７，５１３，２５３号明細書 米国特許第７，７２６，３２０号明細書 米国特許第７，８９６，００６号明細書 米国特許第６，７７２，７５６号明細書 米国特許出願公開第２００９／００９５３１１号明細書 米国特許出願公開第２００６／０１９６５１８号明細書 米国特許出願公開第２００９／０１２６７４５号明細書 米国特許出願公開第２００９／０１８８４９０号明細書 米国特許出願公開第２００９／０２７２３７９号明細書 米国特許出願公開第２００９／０２６０６４１号明細書 米国特許出願公開第２００９／０２６０６４２号明細書 米国特許出願公開第２００８／０１４９１１８号明細書 米国特許出願公開第２０１０／００２４８３４号明細書 米国特許出願公開第２０１０／０３０７５１８号明細書 国際公開第２０１０／０９１５９３号

タバコまたはタバコ由来の材料を電気的に加熱することによって、喫煙の味と感覚を生み出す物品は、一貫性のない性能特性に悩まされてきた。したがって、実質的な燃焼なしに、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の感覚を提供することができ、有利な性能特性を備えた喫煙品を提供することが望ましい。

様々な実施形態では、本開示は、エアロゾル送達装置およびエアロゾル送達装置とともに使用するための基材タブレットを提供する。本開示は、限定されないが、以下の例示的な実施形態を含む。

例示的な実施形態１：エアロゾル送達装置であって、ハウジングを有する制御本体と、ハウジングに近接して配置されたマウスピース部と、制御本体内に配置された共振送信機と、共振送信機を駆動するように構成された制御構成要素と、装置内に受け入れ可能な少なくとも１つの基材タブレットと、を備え、基材タブレットは、粒状基材材料およびサセプタ構成要素を含有し、基材材料およびサセプタ構成要素は一体に形成され、サセプタ構成要素は、共振送信機によって加熱されるように構成されている、エアロゾル送達装置。

例示的な実施形態２：基材タブレットは、基材材料とサセプタ構成要素とを一体に押圧することによって形成される、例示的な実施形態１、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態３：基材タブレットは、湿式造粒、乾式造粒、および直接圧縮からなる群から選択されるプロセスを使用して形成される、例示的な実施形態１～２のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態４：基材タブレットはプロファイル形状を画定し、基材タブレットのプロファイル形状は略円形である、例示的な実施形態１～３のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態５：基材タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、第１の端面から第２の端面まで延在する１つ以上の通路をさらに含む、例示的な実施形態１～４のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態６：サセプタ構成要素はサセプタリングを備える、例示的な実施形態１～５のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態７：基材タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１または第２の端面のうちの１つに近接して配置されている、例示的な実施形態１～６のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態８：基材タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１の端面と第２の端面との間に配置されている、例示的な実施形態１～７のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態９：サセプタ構成要素は粒状材料を含有し、粒状サセプタ材料は、タブレットに形成される前に基材材料と混合される、例示的な実施形態１～８のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１０：サセプタ構成要素は細断された材料を備え、細断されたサセプタ材料は、基材タブレットに形成される前に基材材料と混合される、例示的な実施形態１～９のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１１：サセプタ構成要素は、内部にキャビティを画定する開放端カップを備え、基材材料はキャビティ内に配置されている、例示的な実施形態１～１０のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１２：基材材料はエアロゾル前駆体組成物を含む、例示的な実施形態１～１１のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１３：サセプタ構成要素は、コバルト材料、鉄材料、ニッケル材料、亜鉛材料、マンガン材料、ステンレス鋼材料、セラミック材料、炭化ケイ素材料、炭素材料、およびそれらの組み合わせから選択される材料を含有する、例示的な実施形態１～１２のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１４：基材タブレットは周面を画定し、複数の通路が周面の周りに画定される、例示的な実施形態１～１３のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１５：制御本体は、複数の基材タブレットを受け入れるように構成されている、例示的な実施形態１～１４のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１６：共振送信機は、複数の基材タブレットのそれぞれのサセプタ構成要素を別々に加熱するように構成されている、例示的な実施形態１～１５のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１７：共振送信機は、複数の基材タブレットの複数のそれぞれのサセプタ構成要素を加熱するように構成されている、例示的な実施形態１～１６のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１８：複数の基材タブレットのそれぞれは、エアロゾル前駆体組成物を含み、複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは、異なるレベルのエアロゾル前駆体組成物を有する、例示的な実施形態１～１７のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態１９：複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは、異なるタイプのサセプタ構成要素を有する、例示的な実施形態１～１８のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態２０：複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは、異なる形状を有する、例示的な実施形態１～１９のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。

例示的な実施形態２１：誘導加熱エアロゾル送達装置とともに使用するための基材タブレットであって、粒状基材材料と、サセプタ構成要素と、を備え、基材材料とサセプタ構成要素とが一体に形成されている、基材タブレット。

例示的な実施形態２２：基材タブレットは、基材材料とサセプタ構成要素とを一体に押圧することによって形成される、例示的な実施形態２１、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２３：基材タブレットは、湿式造粒、乾式造粒、および直接圧縮からなる群から選択されるプロセスを使用して形成される、例示的な実施形態２１～２２のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２４：タブレットはプロファイル形状を画定し、タブレットのプロファイル形状は略円形である、例示的な実施形態２１～２３のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２５：タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、第１の端面から第２の端面まで延在する１つ以上の通路をさらに含む、例示的な実施形態２１～２４のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２６：サセプタ構成要素はサセプタリングを備える、例示的な実施形態２１～２５のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２７：タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１または第２の端面のうちの１つに近接して配置されている、例示的な実施形態２１～２６のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２８：タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１の端面と第２の端面との間に配置されている、例示的な実施形態２１～２７のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態２９：サセプタ構成要素は粒状材料を含有し、粒状サセプタ材料は、タブレットに形成される前に基材材料と混合される、例示的な実施形態２１～２８のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態３０：サセプタ構成要素は細断された材料を含有し、細断されたサセプタ材料は、タブレットに形成される前に基材材料と混合される、例示的な実施形態２１～２９のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態３１：サセプタ構成要素は、内部にキャビティを画定する開放端カップを備え、基材材料はキャビティ内に配置されている、例示的な実施形態２１～３０のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態３２：基材材料はエアロゾル前駆体組成物を含む、例示的な実施形態２１～３１のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態３３：サセプタ構成要素は、コバルト材料、鉄材料、ニッケル材料、亜鉛材料、マンガン材料、ステンレス鋼材料、セラミック材料、炭化ケイ素材料、炭素材料、およびそれらの組み合わせから選択される材料を含有する、例示的な実施形態２１～３２のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

例示的な実施形態３４：タブレットは周面を画定し、複数の通路が周面の周りに画定される、例示的な実施形態２１～３３のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載の基材タブレット。

本開示のこれらのおよび他の特徴、態様、および利点は、以下に簡単に説明される添付の図面とともに以下の詳細な説明を読むことから明らかになろう。本発明は、２つ、３つ、４つ、またはそれ以上の上述の実施形態の任意の組み合わせ、ならびにそのような特徴または要素が本明細書における特定の実施形態の説明において明示的に組み合わせられるかどうかにかかわらず、本開示に記載の任意の２つ、３つ、４つまたはそれ以上の特徴または要素の組み合わせを含む。本開示は、その様々な態様および実施形態のいずれかにおいて、開示された発明の任意の分離可能な特徴または要素が、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り組み合わせ可能であることが意図されるものとして見なされるべきであるように、全体的に読まれるように意図される。

上記の一般用語で本開示をそのように説明してきたが、ここで、必ずしも縮尺どおりに描かれていない添付図面を参照する。

本開示の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置の斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置の正面概略図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置の正面概略図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの斜視図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかる基材タブレットの正面図を示している。 本開示の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置の正面概略図を示している。

本開示は、その例示的な実施形態を参照して、以下においてより完全に説明される。これらの例示的な実施形態は、本開示が完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように記載される。実際、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」などは、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。また、本明細書では、量的尺度、値、幾何学的関係などに言及する場合があるが、特に明記しない限り、任意の１つ以上は、これらの全てではないにしても、技術公差などに起因するものなど、発生する可能性のある許容可能な変動を説明するために絶対的または近似的であることがある。

以下に記載されるように、本開示の例示的な実施形態は、エアロゾル送達装置に関する。本開示にかかるエアロゾル送達装置は、電気エネルギを使用して材料を加熱し（好ましくは材料を有意な程度まで燃焼させることなく）、吸入可能物質を形成する。すなわち、好ましいエアロゾル送達装置の構成要素の使用は、エアロゾルがタバコの燃焼または熱分解の副産物から主に生じるという意味において煙の生成をもたらさないが、むしろ、それらの好ましいシステムの使用は、内部に組み込まれている特定の成分の揮発または気化から結果として生じる蒸気の生成をもたらす。いくつかの例示的な実施形態では、エアロゾル送達装置の構成要素は、電子タバコとして特徴付けられることができ、それらの電子タバコは、タバコおよび／またはタバコに由来する成分を組み込み、したがって、エアロゾル形態のタバコ誘導成分を送達することができる。

いくつかの例示的な実施形態のエアロゾル送達装置のエアロゾル生成部品は、そのいずれかの成分のかなりの程度の燃焼を何ら伴わずにタバコを点火して燃焼させることによって（したがって、タバコの煙を吸い込むことによって）使用される紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の多くの感覚（例えば、吸入および呼気儀式、味または風味の種類、感覚刺激効果、物理的感触、使用儀式、視認可能なエアロゾルによって提供されるような視覚的手がかりなど）を提供することができる。例えば、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置のユーザは、喫煙者が伝統的な種類の喫煙品を使用するように、その部品を保持して使用し、その部品によって生成されるエアロゾルを吸入するためにその部品の一端を吸引し、選択された時間間隔でタバコを吸うまたは吸引するなどすることができる。

本明細書では、システムは、一般に、いわゆる「電子タバコ」または「タバコ加熱製品」などのエアロゾル送達装置に関連する実施形態に関して記載されるが、機構、構成要素、特徴、および方法は、多くの異なる形態で具現化され、様々な物品に関連付けられることができることを理解されたい。例えば、本明細書において提供される説明は、従来の喫煙品（例えば、紙巻きタバコ、葉巻、パイプなど）、非燃焼加熱タバコ、および本明細書に開示される製品のいずれかについての関連するパッケージの実施形態と組み合わせて採用されることができる。したがって、本明細書に開示される機構、構成要素、特徴、および方法の説明は、例としてのみエアロゾル送達装置に関連する実施形態に関して説明され、他の様々な製品および方法において具現化および使用されてもよいことを理解されたい。

本開示のエアロゾル送達装置はまた、蒸気生成物品または薬剤送達物品であるとして特徴付けられることができる。したがって、そのような物品または装置は、吸入可能な形態または状態で１つ以上の物質（例えば、香味料および／または医薬品または栄養補助食品有効成分）を提供するように構成されることができる。例えば、吸入可能物質は、実質的に蒸気の形態（すなわち、その臨界点より低い温度で気相にある物質）とすることができる。あるいは、吸入可能物質は、エアロゾル（すなわち、気体中の微細な固体粒子または液滴の懸濁液）の形態とすることができる。簡潔にするために、本明細書で使用される「エアロゾル」という用語は、可視であるかどうか、および煙のように見なすことができる形態であるかどうかにかかわらず、人間の吸入に適した形態または種類の蒸気、ガス、およびエアロゾルを含むことを意味する。吸入可能物質の物理的形態は、本発明の装置の性質によって必ずしも限定されないが、それが蒸気状態またはエアロゾル状態で存在するかどうかに関して媒体および吸入可能物質自体の性質に依存することができる。いくつかの実施形態では、「蒸気」および「エアロゾル」という用語は交換可能とすることができる。したがって、簡単にするために、本開示の態様を説明するために使用される「蒸気」および「エアロゾル」という用語は、特に明記しない限り、交換可能であると理解される。

使用中、本開示のエアロゾル送達装置は、従来のタイプの喫煙品（例えば、点火およびタバコの吸入によって使用される紙巻きタバコ、葉巻またはパイプ）を使用する際に個人によって使用される多くの身体的作用に曝される可能性がある。例えば、本開示のエアロゾル送達装置のユーザは、従来のタイプの喫煙品のようにその物品を保持し、その物品によって生成されたエアロゾルを吸入するためにその物品の一端を吸引し、選択された時間間隔でタバコを吸うなどすることができる。

本開示のエアロゾル送達装置は、一般に、ハウジングと呼ばれることがある、外側本体またはシェル内に設けられた多数の構成要素を含む。外側本体またはシェルの全体設計は、様々なものとすることができ、エアロゾル送達装置の全体サイズおよび形状を画定することができる外側本体の形式または構成は、様々なものとすることができる。いくつかの例示的な実施形態では、タバコまたは葉巻の形状に似た細長本体は、単一の単一性ハウジングから形成されることができ、または細長ハウジングは、２つ以上の分離可能本体から形成されることができる。例えば、エアロゾル送達装置は、略管状の形状とすることができ、そのため、従来のタバコまたは葉巻の形状に類似している細長シェルまたは本体を備えることができる。別の例では、エアロゾル送達装置は、実質的に矩形とすることができるか、または実質的に矩形の直方体形状を有することができる。一例では、エアロゾル送達装置の全ての構成要素は、１つのハウジング内に収容されている。あるいは、エアロゾル送達装置は、接合されて分離可能な２つ以上のハウジングを備えることができる。例えば、エアロゾル送達装置は、一端に、１つ以上の再利用可能な構成要素（例えば、充電式電池および／または充電式スーパーキャパシタなどの蓄電器、ならびにその物品の動作を制御するための様々な電子機器）を含むハウジングを備える制御本体を有するとともに、他端に且つ取り外し可能に連結可能に、別の再利用可能な構成要素（例えば、マウスピース）または使い捨て構成要素（例えば、エアロゾル前駆体材料、香味料などを含む使い捨て香味料含有カートリッジ）を有することができる。単一のハウジングタイプのユニット内またはマルチピースの分離可能なハウジングタイプのユニット内の構成要素のより具体的な形式、構成および配置は、本明細書において提供されるさらなる開示に照らして明らかであろう。さらに、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると、様々なエアロゾル送達装置の設計および構成要素の配置が理解されることができる。

以下により詳細に記載されるように、本開示のエアロゾル送達装置は、電源（例えば、電力源）と、少なくとも１つの制御構成要素（例えば、－例えば、個別にまたはマイクロコントローラの一部としてのマイクロプロセッサ－電源から物品の他の構成要素への電流の流れを制御することによるなど、発熱のために電力を作動、制御、調整、および停止するための手段）と、ヒータまたは発熱部材（例えば、誘導加熱装置）とのいくつかの組み合わせを備える。そのようなエアロゾル送達装置は、十分な熱を加えるとエアロゾルを生成することができる基材材料を含む１つ以上の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル送達装置は、エアロゾル吸入のためにエアロゾル送達装置を吸引できるように構成されたマウスピース部（例えば、生成されたエアロゾルが吸引時にそこから引き出されることができるように物品を通る画定された気流経路）を含んでもよい。いくつかの実施形態では、マウスピース部は、別個の構成要素であってもよく、他の実施形態では、制御本体は、マウスピース部を含んでもよい。

本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素の整列は変えることができる。特定の実施形態では、基材タブレットは、ユーザへのエアロゾル送達を最大にするように、加熱部材（または加熱装置の構成要素）に近接して配置されてもよい。しかしながら、他の構成は除外されない。一般に、加熱部材（または加熱装置の構成要素）は、熱が基材材料を揮発させ（同様にまた、いくつかの実施形態では、ユーザへの送達のために同様に提供されることができる１つ以上の香料、薬剤なども提供されることができる）、ユーザに送達するためのエアロゾルを形成することができるように、基材タブレットの十分に近くに配置されてもよい。基材材料が加熱されると、エアロゾルがユーザによる吸入に適した物理的形態で形成され、放出され、または生成される。放出する（ｒｅｌｅａｓｅ）、放出している（ｒｅｌｅａｓｉｎｇ）、放出する（ｒｅｌｅａｓｅｓ）、または放出された（ｒｅｌｅａｓｅｄ）という言及は、形成するまたは生成する（ｆｏｒｍ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅ）、形成しているまたは生成している（ｆｏｒｍｉｎｇ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｉｎｇ）、形成するまたは生成する（ｆｏｒｍｓ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅｓ）、および形成されたまたは生成された（ｆｏｒｍｅｄ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅｄ）を含むように、前述の用語は互換可能であることが意味されることに留意されたい。具体的には、吸入可能物質は、蒸気またはエアロゾルまたはそれらの混合物の形態で放出され、そのような用語はまた、特に明記しない限り、本明細書では互換的に使用される。

上述したように、様々な実施形態のエアロゾル送達装置は、電源（例えば、電池または他の電気電源）を組み込んで、加熱部材への電力供給、誘導コイルへの電力供給、制御システムへの電力供給、インジケータへの電力供給など、エアロゾル送達装置に様々な機能を提供するのに十分な電流を供給することができる。電源は、様々な実施形態をとることができる。いくつかの実施形態では、電源は、エアロゾル形成を提供するために加熱素子を急速に活性化し、所望の持続時間の使用を通じてエアロゾル送達装置に電力を供給するために十分な電力を送達することができる。電源は、エアロゾル送達装置が容易に取り扱われることができるように、エアロゾル送達装置内に都合よく適合するサイズとすることができる。さらに、いくつかの実施形態では、電源は、望ましい喫煙体験を損なわないように十分に軽量とすることができる。

本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素のより具体的な形式、構成および配置は、以下に提供されるさらなる開示に照らして明らかになるであろう。さらに、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると、様々なエアロゾル送達装置構成要素の選択が理解されることができる。さらに、エアロゾル送達装置内の構成要素の配置はまた、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると理解されることができる。

上述したように、エアロゾル送達装置は、エアロゾルを生成するために１つ以上の基材タブレットの基材材料を加熱するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル送達装置は、固体または液体（例えば、ビーズ、細片、ラップ、繊維状シートまたは紙）などの形態の押し出された構造および／または基材、エアロゾル前駆体組成物に関連する基材材料、タバコおよび／またはタバコ由来材料（すなわち、タバコから直接単離された、または合成的に調製されたタバコに天然に見出される材料）を加熱するように構成された加熱式タバコ装置を備えることができる。そのようなエアロゾル送達装置は、いわゆる電子タバコを含むことができる。

図示の実施形態では、誘導加熱装置が使用されている。様々な実施形態では、誘導加熱装置は、共振送信機および共振受信機（例えば、１つ以上のサセプタまたはサセプタ構成要素）を備えることができる。そのような方法では、エアロゾル送達装置の動作は、共振受信機に渦電流を誘導するために、振動磁場を生成するために共振送信機に交流を導くことを必要とすることができる。様々な実施形態では、共振受信機は、基材タブレットの一部であってもよい（例えば、基材材料と混合され、および／または基材タブレットの基材材料に近接して配置される）。この交流は、共振受信機に熱を発生させ、それによって基材材料からエアロゾルを生成させる。様々な誘導加熱方法および構成の例は、Ｓｅｂａｓｔｉａｎらによる米国特許出願公開第２０１９／０１２４９７９号明細書に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。様々な誘導ベースの制御構成要素および関連する回路のさらなる例は、Ｓｕｒらによる米国特許出願公開第２０１８／０１３２５３１号明細書および米国特許出願公開第２０１７／０２０２２６６号明細書に記載されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。図示の実施形態は単一の共振送信機を記載しているが、他の実施形態では、例えば、セグメント化された誘導加熱装置を有する実施形態を含む、複数の独立した共振送信機が存在してもよいことに留意されたい。

上述したように、いくつかの実施形態では、制御構成要素によって（例えば、ドライバ回路を介して）電源から誘導される共振送信機（例えば、誘導コイル）の電流の変化は、サセプタ構成要素を貫通する交流電磁場を生成し、それによってサセプタ構成要素内に電気渦電流を生成することができる。いくつかの実施形態では、交流電磁場は、交流電流を共振送信機に導くことによって生成されてもよい。いくつかの実施形態では、制御構成要素は、電源によって供給される直流を共振送信機に供給される交流に変換するように構成されたインバータまたはインバータ回路を含むことができる。したがって、いくつかの実施形態では、共振送信機および基材タブレットは、誘導加熱によって基材タブレットまたはその一部（例えば、基材タブレットの基材材料）を加熱するために互いに近接して配置されてもよい。以下により詳細に記載されるように、誘導加熱装置の一部は、制御本体に配置されることができ、誘導加熱装置の一部は、基材タブレットに配置されることができる。

サセプタ構成要素を流れる渦電流は、ジュール効果を介して熱を生成することができ、生成される熱の量は、電流の２乗×サセプタ構成要素の材料の電気抵抗に比例する。サセプタ構成要素が強磁性材料を備える実施形態では、磁気ヒステリシス損失によって熱が生成されてもよい。共振送信機への近接性、磁場の分布、サセプタ構成要素の材料の電気抵抗率、飽和磁束密度、表皮効果または深さ、ヒステリシス損失、磁化率、透磁率、および材料の双極子モーメントを含むがこれらに限定されないいくつかの要因がサセプタ構成要素の温度上昇に寄与することができる。

図１は、本開示の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置１００の斜視図を示している。図示の実施形態では、エアロゾル送達装置１００は、制御本体１０２と、マウスピース部１０４とを含む。様々な実施形態では、マウスピース部１０４および制御本体１０２は、機能関係において恒久的または取り外し可能に整列させることができる。これに関して、図１は、制御本体１０２に結合された取り外し可能なマウスピース部１０４を有するエアロゾル送達装置１００を示している。様々な機構がマウスピース部１０４を制御本体１０２に接続し、ねじ係合、圧入係合、締まり嵌め、滑り嵌め、磁気係合などをもたらすことができる。様々な実施形態では、エアロゾル送達装置１００の制御本体１０２および／またはマウスピース部１０４は、実質的に棒状、実質的に管状、実質的に矩形または矩形の立方体形状、または実質的に円筒形とすることができる。他の実施形態では、制御本体は、小さな箱形状、様々なポッドモッド（例えば、オールインワン）形状、またはフォブ形状などの別の手持ち形状をとることができる。

特定の実施形態では、制御本体およびマウスピース部の一方または双方は、使い捨て可能であるか、または再使用可能であると呼ばれることがある。以下により詳細に記載されるように、制御本体は、１つ以上の基材タブレットを受け入れるように構成されている。様々な実施形態では、基材タブレットは、使い捨てであると呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、制御本体が限られた数の基材タブレットとともに限られた数の使用（例えば、電池電源構成要素がもはや物品に十分な電力を供給しなくなるまで）のみのために構成されることができ、その後、制御本体を含む装置全体が廃棄されることができるという点で、装置全体が使い捨てであると特徴付けられることができる。他の実施形態では、制御本体は、制御本体が多数の電池交換および多数の基材タブレットを介して再利用されることができるように、交換可能な電池を有してもよい。同様に、装置は、再充電可能であってもよく、したがって、任意のタイプの再充電技術と組み合わされてもよい。

例えば、制御本体は、交換式電池または充電式電池、固体電池、薄膜固体電池、充電式スーパーキャパシタなどを有することができ、したがって、壁充電器への接続、自動車充電器（すなわち、シガーライターのレセプタクル）への接続、およびユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）ケーブルまたはコネクタ（例えば、ＵＳＢ ２．０、３．０、３．１、ＵＳＢタイプＣ）などを介したコンピュータへの接続、光電池（太陽電池と呼ばれることもある）または太陽電池のソーラーパネルへの接続、誘導無線充電を使用する充電器（例えば、ワイヤレスパワーコンソーシアム（ＷＰＣ）からのＱｉ無線充電規格に準拠した無線充電を含む）、または無線周波数（ＲＦ）ベースの充電器などの無線充電器を含む、任意のタイプの充電技術と組み合わせられることができる。誘導無線充電システムの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｓｕｒらによる米国特許出願公開第２０１７／０１１２１９６号明細書に記載されている。さらに、いくつかの実施形態では、マウスピース部は、使い捨て装置を含むことができる。制御本体とともに使用するための使い捨て構成要素は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｃｈａｎｇらによる米国特許第８，９１０，６３９号に開示されている。いくつかの実施形態では、制御本体は、装置の充電式電池を充電するために、別個の充電ステーションに挿入および／または結合されることができる。いくつかの実施形態では、充電ステーション自体は、装置の充電式電池を再充電する充電式電源を含むことができる。

図２は、本発明の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置の正面概略図を示している。特に、図２は、図１のエアロゾル送達装置１００を示している。図示の実施形態では、マウスピース部１０４は、制御本体１０２に取り付け可能且つ取り外し可能であり、それを貫通して配置されたエアロゾル通路１０５を含む。図示の実施形態では、マウスピース部１０４はまた、例えば、酢酸セルロースまたはポリプロピレン材料から作製されることができるフィルタ１０６を含む。様々な実施形態では、フィルタ１０６は、必要に応じてフィルタリング能力を提供し、および／または延伸抵抗を提供することができる。図示の実施形態では、フィルタ１０６は、マウスピース部１０４と一体である。しかしながら、他の実施形態では、フィルタは、マウスピース部とは別個であってもよい。いくつかの実施形態では、フィルタは、個別のセグメントを備えることができる。例えば、いくつかの実施形態は、濾過を提供するセグメント、吸引抵抗を提供するセグメント、エアロゾルが冷却するための空間を提供する中空セグメント、構造的完全性の向上を提供するセグメント、他のフィルタセグメント、または上記のいずれか１つまたは任意の組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態は、フィルタを含む必要はない。様々な実施形態では、他の構成要素がマウスピース部に存在してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、以下の１つまたは任意の組み合わせが、マウスピース部に含まれることができる：空隙；冷却空気用の相変化材料；香味料放出媒体；選択的化学吸着が可能なイオン交換繊維；濾材としてのエアロゲル粒子；およびその他の適切な材料。

上述したように、本開示の様々な実施形態は、装置内に受け入れられた１つ以上の基材タブレットを加熱するために誘導加熱装置を使用する。誘導加熱装置は、少なくとも１つの共振送信機および少なくとも１つの共振受信機（以下、サセプタまたはサセプタ構成要素とも呼ばれる）を備えることができる。様々な実施形態では、共振送信機および共振受信機の一方または双方は、制御本体および／または基材タブレットに配置されることができる。以下により詳細に説明するように、基材タブレットは、一体型共振受信機を含む。追加の可能な構成要素の例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｓｅｂａｓｔｉａｎらによる米国特許出願公開第２０１９／０１２４９７９号明細書に記載されている。

図２に戻ると、図示の実施形態の制御本体１０２は、その一端に画定された開口部１０９を含むハウジング１０８と、フローセンサ１１１（例えば、パフセンサまたは圧力スイッチ）と、制御構成要素１１２（例えば、マイクロプロセッサ、個別にまたはマイクロコントローラの一部として、マイクロプロセッサおよび／またはマイクロコントローラなどを含むプリント回路基材（ＰＣＢ））と、電源１１４（例えば、再充電可能とすることができる電池、および／または再充電可能なスーパーキャパシタ）と、いくつかの実施形態では、インジケータ１１６（例えば、発光ダイオード（ＬＥＤ））を含むことができるエンドキャップと、を備えることができる。

いくつかの電源の例は、Ｐｅｃｋｅｒａｒらによる米国特許第９，４８４，１５５号明細書、および２０１５年１０月２１日に出願されたＳｕｒらによる米国特許出願公開第２０１７／０１１２１９１号明細書に記載されており、その開示は、それぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれる。フローセンサ１１１に関して、いくつかの代表的な電流調整構成要素、およびエアロゾル送達装置用の様々なマイクロコントローラ、センサ、およびスイッチを含む他の電流制御構成要素は、Ｇｅｒｔｈらによる米国特許第４，７３５，２１７号明細書、全てＢｒｏｏｋｓらによる米国特許第４，９２２，９０１号明細書、米国特許第４，９４７，８７４号明細書、および米国特許第４，９４７，８７５号明細書、ＭｃＣａｆｆｅｒｔｙらによる米国特許第５，３７２，１４８号明細書、Ｆｌｅｉｓｃｈｈａｕｅｒらによる米国特許第６，０４０，５６０号明細書、Ｎｇｕｙｅｎらによる米国特許第７，０４０，３１４号明細書、およびＰａｎによる米国特許第８，２０５，６２２号明細書に記載されており、これらは全て、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。また、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ａｍｐｏｌｉｎｉらによる米国特許第９，４２３，１５２号明細書に記載されている制御スキームも参照されたい。一実施形態では、インジケータ１１６は、１つ以上の発光ダイオード、量子ドットベースの発光ダイオードなどを備えてもよい。インジケータ１１６は、制御構成要素１１２と通信することができ、例えば、フローセンサ１２０によって検出されるように、制御本体１０２に結合されたときに、ユーザがマウスピース部１０４を吸引するときに点灯されることができる。

いくつかの実施形態では、入力要素がエアロゾル送達装置に含まれることができる（そして、空気流または圧力センサを置き換えるかまたは補足することができる）。ユーザが装置の機能を制御することを可能にするため、および／またはユーザへの情報の出力のために入力を含めることができる。装置の機能を制御するための入力として、任意の構成要素または構成要素の組み合わせが利用されることができる。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｗｏｒｍらによる米国特許出願公開第２０１５／０２４５６５８号明細書に記載されているように、１つ以上の押しボタンが使用されることができる。同様に、タッチスクリーンは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｓｅａｒｓらによる米国特許出願公開第２０１６／０２６２４５４号明細書に記載されているように使用されることができる。さらなる例として、エアロゾル送達装置の指定された動きに基づくジェスチャ認識に適合した構成要素が入力として使用されてもよい。参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｈｅｎｒｙらによる米国特許出願公開第２０１６／０１５８７８２号明細書を参照されたい。さらに別の例として、静電容量センサがエアロゾル送達装置に実装されて、静電容量センサが実装されている装置の表面に触れることなどによって、ユーザが入力を提供することができるようにすることができる。

本開示のエアロゾル送達装置では、さらなる構成要素を利用することができる。例えば、Ｓｐｒｉｎｋｅｌらによる米国特許第５，１５４，１９２号明細書は、喫煙品のインジケータを開示しており、Ｓｐｒｉｎｋｅｌ，Ｊｒ．による米国特許第５，２６１，４２４号明細書は、吸引取得に関連するユーザの唇の活動を検出した後に加熱装置の加熱をトリガーするために装置の口端に関連付けることができる圧電センサを開示しており、ＭｃＣａｆｆｅｒｔｙらによる米国特許第５，３７２，１４８号明細書は、マウスピースを介した圧力降下に応答して加熱負荷アレイへのエネルギの流れを制御するためのパフセンサを開示しており、Ｈａｒｒｉｓらによる米国特許第５，９６７，１４８号明細書は、挿入された構成要素の赤外線透過率の不均一性を検出する識別子と、構成要素がレセプタクルに挿入されるときに検出ルーチンを実行するコントローラとを含む喫煙装置内のレセプタクルを開示しており、Ｆｌｅｉｓｃｈｈａｕｅｒらによる米国特許第６，０４０，５６０号明細書は、複数の差動位相を有する定義済みの実行可能パワーサイクルについて記載しており、Ｗａｔｋｉｎｓらによる米国特許第５，９３４，２８９号明細書は、フォトニック－オプトロニック構成要素を開示しており、Ｃｏｕｎｔｓらによる米国特許第５，９５４，９７９号明細書は、喫煙装置を介して吸引抵抗を変更するための手段を開示しており、Ｂｌａｋｅらによる米国特許第６，８０３，５４５号明細書は、喫煙装置で使用するための特定の電池構成を開示しており、Ｇｒｉｆｆｅｎらによる米国特許第７，２９３，５６５号明細書は、喫煙装置で使用するための様々な充電システムを開示しており、Ｆｅｒｎａｎｄｏらによる米国特許第８，４０２，９７６号明細書は、充電を容易にして装置のコンピュータ制御を可能にするための喫煙装置用のコンピュータインターフェース手段を開示しており、Ｆｅｒｎａｎｄｏらによる米国特許第８，６８９，８０４号明細書は、喫煙装置の識別システムを開示しており、Ｆｌｉｃｋによる国際公開第２０１０／００３４８０号は、エアロゾル生成システムのパフを示す流体フロー検知システムを開示しており、前述の開示の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

他の適切な電流作動／非作動機構は、温度作動オン／オフスイッチまたはリップ圧力作動スイッチ、またはユーザ（例えば、ユーザの口または指）とエアロゾル送達装置の１つ以上の表面との間の接触を検知するように構成されたタッチセンサ（例えば、静電容量式タッチセンサ）を含むことができる。そのようなパフ作動機能を提供できる機構の例は、イリノイ州フリーポートのＨｏｎｅｙｗｅｌｌ，Ｉｎｃ．のＭｉｃｒｏＳｗｉｔｃｈ部門によって製造されたモデル１６３ＰＣ０１Ｄ３６シリコンセンサを含む。そのようなセンサを使用すると、ユーザが装置を吸引するときの圧力の変化によって、加熱部材が急速に作動されることができる。さらに、熱線風速計の原理を使用するものなどの流れ検知装置を使用して、空気流の変化を検知した後、加熱アセンブリに十分に迅速にエネルギを与えることができる。使用できるさらなるパフ作動スイッチは、フロリダ州フォートローダーデールのＭｉｃｒｏ Ｐｎｅｕｍａｔｉｃ Ｌｏｇｉｃ，Ｉｎｃ．からのモデル番号ＭＰＬ－５０２－Ｖ、範囲Ａなどの圧力差スイッチである。別の適切なパフ作動機構は、所定の閾値圧力を検出するためのコンパレータと結合された高感度圧力変換器（例えば、増幅器または利得段を備えた）である。さらに別の適切なパフ作動機構は、空気流によって偏向されるベーンであり、その動きは、動き検知手段によって検出される。さらに別の適切な作動機構は、圧電スイッチである。また、イリノイ州フリーポートのＨｏｎｅｙｗｅｌｌ，Ｉｎｃ．のマイクロスイッチ部門からの適切に接続されたＨｏｎｅｙｗｅｌｌ ＭｉｃｒｏＳｗｉｔｃｈ Ｍｉｃｒｏｂｒｉｄｇｅ空気流センサ、部品番号ＡＷＭ ２１００Ｖも有用である。本開示にかかる加熱回路で使用されることができるデマンド操作電気スイッチのさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｇｅｒｔｈらによる米国特許第４，７３５，２１７号明細書に記載されている。他の適切な差動スイッチ、アナログ圧力センサ、流量センサなどは、本開示の知識を有する当業者にとって明らかであろう。いくつかの実施形態では、吸引中の圧力変化がスイッチによって容易に識別されるように、パフ作動スイッチと基材タブレットとの間の流体接続を提供する圧力検知管または他の通路がハウジングに含まれることができる。本開示にしたがって有用とすることができる他の例示的なパフ作動装置は、いずれもＢｒｏｏｋｓらによる米国特許第４，９２２，９０１号明細書、米国特許第４，９４７，８７４号明細書、および米国特許第４，９４７，８７４号明細書、ＭｃＣａｆｆｅｒｔｙらによる米国特許第５，３７２，１４８号明細書、Ｆｌｅｉｓｃｈｈａｕｅｒらによる米国特許第６，０４０，５６０号明細書、Ｎｇｕｙｅｎらによる米国特許第７，０４０，３１４号明細書、およびＰａｎによる米国特許第８，２０５，６２２号明細書に開示されており、これらは全て参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

電子エアロゾル送達物品に関連する構成要素および本物品で使用することができる開示材料または構成要素のさらなる例は、Ｇｅｒｔｈらによる米国特許第４，７３５，２１７号明細書、Ｍｏｒｇａｎらによる米国特許第５，２４９，５８６号明細書、Ｈｉｇｇｉｎｓらによる米国特許第５，６６６，９７７号明細書、Ａｄａｍｓらによる米国特許第６，０５３，１７６号明細書、Ｗｈｉｔｅによる米国特許第６，１６４，２８７号明細書、Ｖｏｇｅｓによる米国特許第６，１９６，２１８号明細書、Ｆｅｌｔｅｒらによる米国特許第６，８１０，８８３号明細書、Ｎｉｃｈｏｌｓによる米国特許第６，８５４，４６１号明細書、Ｈｏｎによる米国特許第７，８３２，４１０号明細書、Ｋｏｂａｙａｓｈｉによる米国特許第７，５１３，２５３号明細書、Ｈａｍａｎｏによる米国特許第７，８９６，００６号明細書、Ｓｈａｙａｎによる米国特許第６，７７２，７５６号明細書、Ｈｏｎによる米国特許第８，１５６，９４４号明細書および米国特許第８，３７５，９５７号明細書、Ｔｈｏｒｅｎｓらによる米国特許第８，７９４，２３１号明細書、Ｏｇｌｅｓｂｙらによる米国特許第８，８５１，０８３号明細書、Ｍｏｎｓｅｅｓらによる米国特許第８，９１５，２５４号明細書および米国特許第８，９２５，５５５号明細書、ＤｅＰｉａｎｏらによる米国特許第９，２２０，３０２号明細書、Ｈｏｎによる米国特許出願公開第２００６／０１９６５１８号明細書および米国特許出願公開第２００９／０１８８４９０号明細書、Ｏｇｌｅｓｂｙらによる米国特許出願公開第２０１０／００２４８３４号明細書、Ｗａｎｇによる米国特許出願公開第２０１０／０３０７５１８号明細書、Ｈｏｎによる国際公開第２０１０／０９１５９３号、およびＦｏｏによる国際公開第２０１３／０８９５５１号を含み、これらのそれぞれは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。さらに、米国特許出願公開第２０１７／００９９８７７号明細書は、エアロゾル送達装置およびエアロゾル送達装置用のフォブ形状構成に含まれることができるカプセルを開示しており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。前述の文献によって開示された様々な材料は、様々な実施形態において本装置に組み込まれることができ、前述の開示の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

上述したように、図示された実施形態の加熱部材は、誘導加熱装置を備える。図２に示す実施形態では、制御本体１０２は、共振送信機を含み、基材タブレットは、共振受信機（例えば、１つ以上のサセプタ構成要素）を含み、これらは一体に基材タブレットの少なくとも一部（例えば、基材タブレットの基材材料）の加熱を容易にする。本明細書で使用される「タブレット」という用語は、サイズおよび／または形状に対する限定として解釈されるべきではないことに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、基材タブレットは、非円形プロファイル形状および／または非円筒形全体形状を有してもよい。様々な実施形態では、基材タブレットは、様々な形態を有することができるが、図示の実施形態では、基材タブレット１１０は、基材材料とサセプタ構成要素との組み合わせを備える。様々な実施形態では、共振送信機は、様々な形態を有することができるが、図示の実施形態では、共振送信機は、支持シリンダ１１９を取り囲む誘導コイル１１８（例えば、限定されないが、らせんコイル）を備えるが、他の実施形態では、支持シリンダがある必要はない。様々な実施形態では、共振送信機は、例えば、銀、金、アルミニウム、真鍮、亜鉛、鉄、ニッケル、およびそれらの合金、導電性セラミック、例えば、イトリウムドープジルコニア、インジウムスズ酸化物、イットリウムドープチタン酸塩など、および上記の任意の組み合わせを含む１つ以上の導電性材料から作製されることができる。図示の実施形態では、誘導コイル１１８は、銅などの導電性金属材料から作製される。さらなる実施形態では、誘導コイルは、非導電性の絶縁カバー／ラップ材料を含むことができる。そのような材料は、例えば、低温用途に役立つ可能性があるエポキシ、シリコンゴムなどの１つ以上のポリマー材料、または高温用途に役立つ可能性があるガラス繊維、セラミック、耐火材料などを含むことができる。

図示の実施形態では、エアロゾル送達装置１００は、基材タブレット１１０を受け入れるように構成され、制御本体１０２の開口部１０９に近接して画定される受容区画１２０を画定する。図示の実施形態などのいくつかの実施形態では、受容区画は、受容チャンバを備えることができる。しかしながら、他の実施形態では、受容区画は、他の形態を有してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、受容区画は、回転可能なドア、サイディングトレイなどを備えてもよい。以下により詳細に説明するように、いくつかの実施形態では、受容区画は、単一の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよい。他の実施形態では、受容区画は、複数（例えば、２つ以上）の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよい。さらに他の実施形態では、同じ受容区画は、単一の基材タブレットまたは複数の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよい。様々な実施形態では、受容区画の形状は、基材タブレットの１つ以上の異なるプロファイル形状を収容するように構成されてもよい。例えば、基材タブレットが実質的に円形プロファイル形状を有するいくつかの実施形態では、受容区画は、実質的に円筒形状を有してもよいなどである。図示の実施形態では、受容区画１２０は、エアロゾル送達装置１００の制御本体１０２内に配置されているが、他の実施形態では、受容区画は、マウスピース部内に配置されてもよく、マウスピース部は、制御本体とは別個であってもよいことに留意されたい。このようにして、マウスピース部の受容区画は、単一の基材タブレットおよび／または複数の基材タブレットを受け入れるように構成されることができる。

図には示されていないが、ハウジング１０８は、周囲空気の入口が装置内に導かれることを可能にするために、（例えば、その中に含まれる基材タブレットを介して）その中に１つ以上の開口部を含むことができる。したがって、ユーザがマウスピース部１０４を吸引すると、空気が受容区画１２０に引き込まれ、ユーザによる吸入のために基材タブレットを通って引き込まれることができる。

図示の実施形態では、共振送信機１１８は、ハウジング１０８の係合端に近接して延在し、１つ以上の基材タブレットを受け入れるように構成された受容区画１２０の少なくとも一部を実質的に取り囲むように構成されてもよい。図示の実施形態では、誘導コイル１１８は、ほぼ管状構成を画定する。いくつかの実施形態では、支持シリンダ１１９はまた、管状構成を画定してもよく、誘導コイル１１８が基材タブレットと接触しないように、誘導コイル１１８を支持するように構成されることができる。したがって、支持シリンダ１１９は、誘導コイル１１８によって生成される振動磁場に対して実質的に透過的とすることができる非導電性材料を備えてもよい。様々な実施形態では、誘導コイル１１８は、支持シリンダ１１９に埋め込まれるか、そうでなければ結合されることができる。図示の実施形態では、誘導コイル１１８は、支持シリンダ１１９の外面と係合しているが、他の実施形態では、コイルは、支持シリンダの内面に配置されるか、支持シリンダに完全に埋め込まれるか、または他の何らかの構成を有することができる。

上述したように、本発明の様々な実施形態では、基材タブレットは、基材材料およびサセプタ構成要素を含む。様々な実施形態では、基材材料およびサセプタ構成要素は、一体に（例えば、圧縮および／または成形されることによって）基材タブレットに形成されるように構成されている。このようにして、基材材料およびサセプタ構成要素は、最初に組み合わされ、次いで基材タブレットに形成されることができる。いくつかの実施形態では、これは、基材材料とサセプタ構成要素とを一体に混合し、次いで基材材料およびサセプタ構成要素を圧縮および／または成形して基材タブレットにすることを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、基材材料は、粒状材料（限定されないが、細片、粒子、ビーズ、粒子などを含む）を含有することができ、サセプタ構成要素は、粒状材料（限定されないが、細片、粒子、ビーズ、粒子などを含む）を含有することができる。そのような実施形態では、粒状基材材料および粒状サセプタ構成要素は、（追加の添加剤の有無にかかわらず）一体に混合され、次いで、混合物を１つ以上の基材タブレットに圧縮するように構成された打錠機、タブレットプレス、および／または他の成形装置（１つ以上のフィーダ、ダイ、パンチ、および／または圧縮構成要素を含むことができる）に導入されることができる。他の実施形態では、サセプタ構成要素は、基材材料と組み合わされて基材タブレットを形成することができる実質的に中実の構造（限定されないが、ディスク、リング、カップ、キャップなどを含む）を備えることができる。例えば、実質的に固体のサセプタ構成要素を有するいくつかの実施形態では、基材タブレットは、プロセス中またはプロセス後のある時点においてサセプタ構成要素が基材材料と組み合わされて、上述したように（例えば、圧縮および／または成形を介して）形成されてもよい。

様々な実施形態では、基材タブレットは、様々な異なる方法で作製されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、１つ以上の基材タブレットが湿式造粒によって作製されることができる。他の実施形態では、１つ以上の基材タブレットが乾式造粒によって作製されることができる。他の実施形態では、１つ以上の基材タブレットが直接圧縮によって作製されることができる。いくつかの実施形態では、湿式造粒プロセスは、以下のステップ：基材材料およびサセプタ構成要素を提供するステップ、基材材料および基材成分を混合するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素をふるい分けするステップ、造粒流体を調製および導入するステップ、混合物を造粒するステップ、湿式造粒混合物をふるい分けするステップ、湿式造粒混合物を乾燥させるステップ、乾燥混合物を粉砕するステップ、粉砕された生成物を１つ以上の潤滑剤と混合するステップ、および生成物を基材タブレットに圧縮するステップのうちの１つまたは任意の組み合わせを備えることができる。いくつかの実施形態では、乾式造粒プロセスは、以下のステップ：基材材料およびサセプタ構成要素を提供するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素を混合するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素をふるい分けするステップ、基材材料およびサセプタ構成要素をスラグ化するステップ（例えば、基材材料およびサセプタ構成要素を前圧縮してスラグにするステップ）、スラグをスクリーニングするステップ、スラグを造粒するステップ、および造粒された結果を基材タブレットに圧縮するステップのうちの１つまたは任意の組み合わせを備えることができる。他の実施形態では、乾式造粒プロセスは、以下のステップ：基材材料およびサセプタ構成要素を提供するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素を混合するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素をふるい分けするステップ、基材材料およびサセプタ構成要素を高圧ローラに通すステップ、フレークおよび／または顆粒を収集するステップ、フレークおよび／または顆粒をミル粉砕するステップ、ならびにミル粉砕されたフレークおよび／または顆粒を基材タブレットに圧縮するステップのうちの１つまたは任意の組み合わせを備えることができる。いくつかの実施形態では、直接圧縮プロセスは、以下のステップ：基材材料およびサセプタ構成要素を提供するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素を混合するステップ、基材材料およびサセプタ構成要素をふるい分けするステップ、基材材料およびサセプタ構成要素を混合するステップ、ならびに得られたものを圧縮して基材タブレットにするステップのうちの１つまたは任意の組み合わせを含むことができる。

図３Ａ～図３Ｃは、本発明のいくつかの例示的な実施形態にかかる、基材タブレット１１０Ａ、１１０Ｂ、および１１０Ｃの３つの非限定的な例を示している。本発明の基材タブレットは、正方形、矩形、楕円形、アーモンド、三角、五角形、ダイヤモンド、カプセルなどを含むが、これらに限定されない（例えば、図の上から見たときに）様々な異なるプロファイル形状を有することができるが、図３Ａ～図３Ｃに示す実施形態では、タブレット１１０Ａ、１１０Ｂ、１１０Ｃは、円形プロファイル形状を有し、実質的に円筒形の全体形状をもたらす。他の実施形態は異なってもよいが、図３Ａから図３Ｃに示す実施形態では、基材タブレット１１０Ａ、１１０Ｂ、１１０Ｃは、粒状サセプタ構成要素１２４Ａ、１２４Ｂ、１２４Ｃと組み合わされる粒状基材材料１２２Ａ、１２２Ｂ、１２２Ｃを含有する。

様々な実施形態では、基材材料は、タバコ材料、非タバコ材料、またはそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、基材材料は、タバコ、タバコ関連材料、グリセリン、水、結合剤材料、希釈剤、および／または充填剤および硬化剤、例えば炭酸カルシウム、米粉、トウモロコシ粉などのうちの１つ以上を含有してもよく、または本質的にそれらからもなるものとしてもよい。様々な実施形態では、適切な結合剤材料は、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸カリウム、およびアルギン酸ナトリウムなどのアルギン酸塩を含んでもよい。アルギン酸塩、特に高粘度アルギン酸塩は、制御されたレベルの遊離カルシウムイオンと組み合わせて使用することができる。他の適切な結合剤材料は、Ａｑｕａｌｏｎ Ｃｏ．からのＫｌｕｃｅｌ Ｈなどのヒドロキシプロピルセルロース、Ｔｈｅ Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．からのＭｅｔｈｏｃｅｌ Ｋ４ＭＳなどのヒドロキシプロピルメチルセルロース、Ａｑｕａｌｏｎ Ｃｏ．からのＮａｔｒｏｓｏｌ ２５０ ＭＲＣＳなどのヒドロキシエチルセルロース、ＦＭＣからのＡｖｉｃｅｌなどの微結晶性セルロース、Ｔｈｅ Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．からのＭｅｔｈｏｃｅｌ Ａ４Ｍなどのメチルセルロース、およびＨｅｒｃｕｌｅｓ Ｉｎｃ．からのＣＭＣ ７ＨＦおよびＣＭＣ ７Ｈ４Ｆなどのナトリウムカルボキシメチルセルロースを含む。さらに他の可能な結合剤材料は、デンプン（例えば、トウモロコシ粉）、グアーガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、ペクチンおよびキサンタンガムを含む。いくつかの実施形態では、２つ以上の結合剤材料の組み合わせまたはブレンドが使用されることができる。結合剤材料の他の例は、例えば、Ｊａｋｏｂらによる米国特許第５，１０１，８３９号明細書、およびＲａｋｅｒらによる米国特許第４，９２４，８８７号明細書に記載されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、エアロゾル形成材料は、結合剤材料（例えば、プロピレングリコールアルギネート）の一部として提供されてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、結合剤材料は、タバコまたは他のバイオマスに由来するナノセルロースを含むことができる。いくつかの実施形態は、例えばデンプンまたは部分的にアルファ化されたデンプン、高官能性ポリオール、マルトデキストリンを含む可溶性希釈剤、乾燥グルコースシロップ、デキストロース一水和物および無水デキストロース、ならびに微結晶セルロース（ＭＣＣ）を含むことができる希釈剤を含むことができる。他の例は、ラクトース、噴霧乾燥ラクトース、Ｐｖｐｋ３０（Ｐｅａｒｌｉｔｏｌ ＳＤ２００および２５Ｃ）、ソルビトール、二塩基性リン酸カルシウム脱水物、硫酸カルシウム脱水物などを含む。

いくつかの実施形態では、基材材料は、プロセスのある時点（例えば、造粒の前）において、押出材料を具備してもよい。押出基材材料の例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｓｔｏｎｅらによる米国特許出願公開第２０１２／００４２８８５号明細書に記載されている。さらに別の実施形態では、基材材料は、マルマライズされたおよび／またはマルマライズされていないタバコから形成された押出構造および／または基材として開始することができる。マルマライズされたタバコは、例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｂａｎｅｒｊｅｅらによる米国特許第５，１０５，８３１号明細書から知られている。マルマライズされたタバコは、粉末形態の約２０～約５０パーセント（重量で）のタバコブレンドと、グリセロール（約２０～約３０パーセントの重量で）、炭酸カルシウム（一般に約１０～約６０重量パーセントで、大抵の場合に約４０～約６０重量パーセントで）を、本明細書に記載の結合剤および／または香味剤とともに含む。様々な実施形態では、押し出された材料は、１つ以上の長手方向の開口部を有することができる。他の実施形態では、押し出された材料は、２つ以上のセクター、例えば、ワゴンホイールのような断面を有する押し出し物を有することができる。

追加的または代替的に、基材材料は、プロセスのある時点で、タバコ、グリセリン、水、および／または結合剤材料を具備するか、またはそれらから本質的になる押出構造および／または基材を含んでもよい。適している可能性のあるタバコおよび／またはタバコ関連材料のいくつかの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ａｄｅｍｅらによる米国特許出願公開第２０１５／０１５７０５２号明細書、Ｓｅａｒｓらによる米国特許出願公開第２０１５／０３３５０７０号明細書、Ｗｈｉｔｅによる米国特許第６，２０４，２８７号明細書、およびＨｅａｒｎらによる米国特許第５，０６０，６７６号明細書に記載されている。

他の実施形態では、基材材料は、カットフィラー形態の風味豊かな芳香族タバコのブレンドを含有することができる。別の実施形態では、基材材料は、その開示が、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｐｒｙｏｒらによる米国特許第４，８０７，８０９号明細書、Ｐｒｙｏｒらによる米国特許第４，８８９，１４３号明細書、およびＲａｋｅｒによる米国特許第５，０２５，８１４号明細書に記載されているような再構成タバコ材料を含んでもよい。さらに、再構成されたタバコ材料は、Ｃｈｅｍｉｃａｌ ａｎｄ Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ Ｓｔｕｄｉｅｓ ｏｎ Ｎｅｗ Ｃｉｇａｒｅｔｔｅ Ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｓ ｔｈａｔ Ｈｅａｔ Ｉｎｓｔｅａｄ ｏｆ Ｂｕｒｎ Ｔｏｂａｃｃｏ，Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｔｏｂａｃｃｏ Ｃｏｍｐａｎｙ Ｍｏｎｏｇｒａｐｈ（１９８８年）に記載されている種類の紙巻きタバコ用の再構成されたタバコ紙を含むことができ、その内容は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。例えば、再構成されたタバコ材料は、タバコおよび／またはタバコ関連材料を含むシート状材料を含むことができる。したがって、いくつかの実施形態では、基材材料は、再構成されたタバコ材料の巻かれたロールから最初に形成されることができる。別の実施形態では、基材材料は、再構成されたタバコ材料の細片、ストリップなどから形成されることができる。別の実施形態では、タバコシートは、再構成されたタバコ材料の圧着シートを備えることができる。いくつかの実施形態では、基材材料は、熱伝導成分を含む場合も含まない場合もある、重なり合う層（例えば、集められたウェブ）を含むことができる。他の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ｓｅｂａｓｔｉａｎらによる米国特許出願公開第２０１９／０２６１６８５号明細書に記載されている、繊維状充填材、エアロゾル形成材料、および複数の熱伝導性構成要素によって形成された初期基材シートの一連の重なり合う層（例えば、集められたウェブ）を含む。

いくつかの実施形態では、基材材料は、タバコ関連材料を有する複数のマイクロカプセル、ビーズ、顆粒などを含有してもよい。例えば、代表的なマイクロカプセルは、形状が一般に球形とすることができ、タバコ由来の抽出物および／または同様のものの液体中心領域を含む外側カバーまたはシェルを有することができる。いくつかの実施形態では、基材材料は、それぞれが中空の円筒形に形成された複数のマイクロカプセルを含むことができる。いくつかの実施形態では、基材材料は、中空円筒形に形成された複数のマイクロカプセルの構造的形状および／または完全性を維持するように構成された結合剤材料を含んでもよい。

１つ以上の基材材料に使用されるタバコは、煙道硬化タバコ、バレー種タバコ、オリエンタルタバコ、メリーランドタバコ、ダークタバコ、ダークファイアタバコおよびルスティカタバコなどのタバコ、ならびに他の希少または特殊なタバコ、またはそれらのブレンドを含んでもよいか、またはそれらに由来することができる。様々な代表的なタバコの種類、加工された種類のタバコ、およびタバコのブレンドの種類は、Ｌａｗｓｏｎらによる米国特許第４，８３６，２２４号明細書、Ｐｅｒｆｅｔｔｉらによる米国特許第４，９２４，８８８号明細書、Ｂｒｏｗｎらによる米国特許第５，０５６，５３７号明細書、Ｂｒｉｎｋｌｅｙらによる米国特許第５，１５９，９４２号明細書、Ｇｅｎｔｒｙによる米国特許第５，２２０，９３０号明細書、Ｂｌａｋｌｅｙらによる米国特許第５，３６０，０２３号明細書、Ｓｈａｆｅｒらによる米国特許第６，７０１，９３６号明細書、Ｄｏｍｉｎｇｕｅｚらによる米国特許第６，７３０，８３２号明細書、Ｌｉらによる米国特許第７，０１１，０９６号明細書、Ｌｉらによる米国特許第７，０１７，５８５号明細書、Ｌａｗｓｏｎらによる米国特許第７，０２５，０６６号明細書、Ｐｅｒｆｅｔｔｉらによる米国特許出願公開第２００４／０２５５９６５号明細書、Ｂｅｒｅｍａｎによる国際公開第０２／３７９９０号、およびＢｏｍｂｉｃｋら，Ｆｕｎｄ．Ａｐｐｌ．Ｔｏｘｉｃｏｌ．，３９，ｐ．１１－１７（１９９７年）に記載されており、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

様々な実施形態では、基材材料は、そこで利用される様々な量の材料に基づいて、様々な構造をとることができる。例えば、サンプル基材材料は、最大約９８重量％、最大約９５重量％、または最大約９０重量％のタバコおよび／またはタバコ関連材料を含有することができる。サンプル基材材料はまた、最大約２５重量％、約２０重量％、または約１５重量％の水、特に約２重量％から約２５重量％、約５重量％から約２０重量％、または約７重量％から約１５重量％の水を含有することができる。香味剤など（例えば、ニコチンなどの薬剤を含む）は、エアロゾル送達成分の最大約１０重量％、最大約８重量％、または最大約５重量％を構成することができる。

いくつかの実施形態では、難燃性／燃焼抑制材料および他の添加剤が基材材料内に含まれてもよく、有機リン化合物、ホウ砂、水和アルミナ、グラファイト、トリポリリン酸カリウム、ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール、およびポリオールを含むことができる。窒素含有ホスホン酸塩、リン酸モノアンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、臭化アンモニウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸エタノールアンモニウム、スルファミン酸アンモニウム、ハロゲン化有機化合物、チオ尿素、および酸化アンチモンなどの他のものも適しているが、好ましい薬剤ではない。基材材料および／または他の構成要素（単独で、または互いにおよび／または他の材料と組み合わせて）で使用される難燃性、燃焼遅延性、および／またはスコーチ遅延性材料の各態様において、望ましい特性は、最も好ましくは、望ましくないガス放出または溶融タイプの動作なしで提供される。他の例は、リン酸二アンモニウムおよび／または発火、熱分解、燃焼、および／または熱源による基材材料の焦げ付きを防止するのを助けるように構成された別の塩を含む。タバコを喫煙品、特にそれらの喫煙品内の実質的に全てのタバコを意図的に燃焼させないように設計された喫煙品に組み込むための様々な方法および方法は、Ｂｒｏｏｋｓらによる米国特許第４，９４７，８７４号明細書、Ｃａｎｔｒｅｌｌらによる米国特許第７，６４７，９３２号明細書、Ｒｏｂｉｎｓｏｎらによる米国特許第８，０７９，３７１号明細書、Ｂａｎｅｒｊｅｅらによる米国特許第７，２９０，５４９号明細書、およびＣｒｏｏｋｓらによる米国特許出願公開第２００７／０２１５１６７号明細書に記載されており、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本開示の他の実施形態によれば、基材材料はまた、タバコ製品の製造に伝統的に使用されているタイプのタバコ添加物を組み込んでもよい。それらの添加剤は、葉巻、紙巻きタバコ、パイプなどの製造に使用されるタバコの香味および芳香を増強するために使用される種類の材料を含むことができる。例えば、それらの添加剤は、様々な紙巻きタバコケーシングおよび／またはトップドレッシング成分を含むことができる。例えば、Ｗｏｃｈｎｏｗｓｋｉによる米国特許第３，４１９，０１５号明細書、Ｂｅｒｎｄｔらによる米国特許第４，０５４，１４５号明細書、Ｂｕｒｃｈａｍ，Ｊｒ．らによる米国特許第４，８８７，６１９号明細書、Ｗａｔｓｏｎによる米国特許第５，０２２，４１６号明細書、Ｓｔｒａｎｇらによる米国特許第５，１０３，８４２号明細書、およびＭａｒｔｉｎによる米国特許第５，７１１，３２０号明細書を参照されたい。それらの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。例示的なケーシング材料は、水、糖およびシロップ（例えば、スクロース、グルコースおよび高フルクトースコーンシロップ）、保湿剤（例えば、グリセリンまたはプロピレングリコール）、および香味料（例えば、ココアおよび甘草）を含むことができる。それらの追加された成分はまた、トップドレッシング材料（例えば、メントールなどの香味材料）を含むことができる。例えば、Ｍａｙｓらによる米国特許第４，４４９，５４１号明細書を参照されたい。その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。追加される可能性のあるさらなる材料は、Ｌａｗｓｏｎらによる米国特許第４，８３０，０２８号明細書およびＭａｒｓｈａｌｌらによる米国特許第８，１８６，３６０号明細書に開示されているものを含み、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

様々な実施形態では、基材材料のうちの１つ以上は、それに関連するエアロゾル前駆体組成物を有してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、多価アルコール（例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物）などの１つ以上の異なる成分を含有してもよい。さらなるエアロゾル前駆体組成物の代表的なタイプは、Ｓｅｎｓａｂａｕｇｈ，Ｊｒらによる米国特許第４，７９３，３６５号明細書、Ｊａｋｏｂらによる米国特許第５，１０１，８３９号明細書、Ｂｉｇｇｓらによる国際公開第９８／５７５５６号、およびＣｈｅｍｉｃａｌ ａｎｄ Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ Ｓｔｕｄｉｅｓ ｏｎ Ｎｅｗ Ｃｉｇａｒｅｔｔｅ Ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｓ ｔｈａｔ Ｈｅａｔ Ｉｎｓｔｅａｄ ｏｆ Ｂｕｒｎ Ｔｏｂａｃｃｏ，Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｔｏｂａｃｃｏ Ｃｏｍｐａｎｙ Ｍｏｎｏｇｒａｐｈ（１９８８年）に記載されており、その開示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様では、基材材料は、それに十分な熱を加えると（そして必要に応じて空気で冷却すると）目に見えるエアロゾルを生成することができ、基材材料は、「煙のような」エアロゾルを生成することができる。他の態様では、基材材料は、実質的に見えないが、香味剤またはテクスチャなどの他の特性によって存在すると認識されるエアロゾルを生成することができる。したがって、生成されるエアロゾルの性質は、エアロゾル送達構成要素の特定の構成要素に応じて変動することができる。エアロゾルは、タバコを燃焼させることによって生成される煙の化学的性質に対して化学的に単純とすることができる。

いくつかの実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、例えば、プロピレングリコール、グリセリンなどの１つ以上の保湿剤を含有してもよい。様々な実施形態では、エアロゾル送達装置内で使用されるエアロゾル前駆体組成物の量は、エアロゾル送達装置が許容可能な感覚的および官能的特性、ならびに望ましい性能特性を示すようなものとすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、多くの点でタバコの煙の外観に似ている、目に見える主流エアロゾルの生成を提供するために、エアロゾル前駆体組成物（例えばグリセリンおよび／またはプロピレングリコールなど）が使用されることができる。例えば、喫煙品の基材材料に組み込まれるエアロゾル前駆体組成物の量は、約４．５グラム以下、３．５グラム以下、約３グラム以下、約２．５グラム以下、約２グラム以下、約１．５グラム以下、約１グラム以下、または約０．５グラム以下の範囲としてもよい。しかしながら、他の実施形態では、これらの範囲外の値が可能であることに留意されたい。

さらなるエアロゾル前駆体組成物の代表的なタイプは、Ｓｅｎｓａｂａｕｇｈ，Ｊｒらによる米国特許第４，７９３，３６５号明細書、Ｊａｋｏｂらによる米国特許第５，１０１，８３９号明細書、Ｂｉｇｇｓらによる国際公開第９８／５７５５６号、およびＣｈｅｍｉｃａｌ ａｎｄ Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ Ｓｔｕｄｉｅｓ ｏｎ Ｎｅｗ Ｃｉｇａｒｅｔｔｅ Ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｓ ｔｈａｔ Ｈｅａｔ Ｉｎｓｔｅａｄ ｏｆ Ｂｕｒｎ Ｔｏｂａｃｃｏ，Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｔｏｂａｃｃｏ Ｃｏｍｐａｎｙ Ｍｏｎｏｇｒａｐｈ（１９８８年）に記載されており、その開示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様では、基材材料は、それに十分な熱を加えると（そして必要に応じて空気で冷却すると）目に見えるエアロゾルを生成することができ、基材材料は、「煙のような」エアロゾルを生成することができる。他の態様では、基材材料は、実質的に見えないが、香味剤またはテクスチャなどの他の特性によって存在すると認識されるエアロゾルを生成することができる。したがって、生成されるエアロゾルの性質は、エアロゾル送達構成要素の特定の構成要素に応じて変動することができる。様々な実施形態では、基材材料は、タバコを燃焼させることによって生成される煙の化学的性質に比べて化学的に単純とすることができる。

いくつかの実施形態では、蒸気前駆体組成物または「ｅ－リキッド」とも呼ばれるエアロゾル前駆体組成物は、例として、多価アルコール（例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物）、ニコチン、タバコ、タバコ抽出物、および／または香味料を含む様々な成分を含有してもよい。いくつかの可能なタイプのエアロゾル前駆体成分および製剤は、これらの開示が参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる、Ｒｏｂｉｎｓｏｎらによる米国特許第７，２１７，３２０号明細書およびＺｈｅｎｇらによる米国特許出願公開第２０１３／０００８４５７号明細書；Ｃｈｏｎｇらによる米国特許出願公開第２０１３／０２１３４１７号明細書；Ｃｏｌｌｅｔｔらによる米国特許出願公開第２０１４／００６０５５４号明細書；Ｌｉｐｏｗｉｃｚらによる米国特許出願公開第２０１５／００２０８２３号明細書；およびＫｏｌｌｅｒによる米国特許出願公開第２０１５／００２０８３０号明細書、ならびにＢｏｗｅｎらによる国際公開第２０１４／１８２７３６号に記載されて特徴付けられる。使用されることができる他のエアロゾル前駆体は、Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｖａｐｏｒ ＣｏｍｐａｎｙによるＶＵＳＥ（Ｒ）製品、Ｆｏｎｔｅｍ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ Ｂ．Ｖ．によるＢＬＵ（ＴＭ）製品、Ｍｉｓｔｉｃ ＥｃｉｇｓによるＭＩＳＴＩＣ ＭＥＮＴＨＯＬ製品、Ｎｕ Ｍａｒｋ ＬＬＣによるＭＡＲＫ ＴＥＮ製品、Ｊｕｕｌ Ｌａｂｓ，Ｉｎｃ．によるＪＵＵＬ製品、およびＣＮ Ｃｒｅａｔｉｖｅ Ｌｔｄ．によるＶＹＰＥ製品に組み込まれているエアロゾル前駆体を含む。Ｊｏｈｎｓｏｎ Ｃｒｅｅｋ Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅｓ ＬＬＣから入手可能な電子タバコ用のいわゆる「スモークジュース」も可能である。さらに別の例示的な可能なエアロゾル前駆体組成物は、ＢＬＡＣＫ ＮＯＴＥ、ＣＯＳＭＩＣ ＦＯＧ、ＭＩＬＫＭＡＮ Ｅ－ＬＩＱＵＩＤ、ＦＩＶＥ ＰＡＷＮＳ、ＶＡＰＯＲ ＣＨＥＦ、ＶＡＰＥ ＷＩＬＤ、ＢＯＯＳＴＥＤ、ＳＴＥＡＭ ＦＡＣＴＯＲＹ、ＭＥＣＨ ＳＡＵＣＥ、ＣＡＳＥＹ ＪＯＮＥＳ ＭＡＩＮＬＩＮＥ ＲＥＳＥＲＶＥ、ＭＩＴＴＥＮ ＶＡＰＯＲＳ、ＤＲ．ＣＲＩＭＭＹ’Ｓ Ｖ－ＬＩＱＵＩＤ、ＳＭＩＬＥＹ Ｅ ＬＩＱＵＩＤ、ＢＥＡＮＴＯＷＮ ＶＡＰＯＲ、ＣＵＴＴＷＯＯＤ、ＣＹＣＬＯＰＳ ＶＡＰＯＲ、ＳＩＣＢＯＹ、ＧＯＯＤ ＬＩＦＥ ＶＡＰＯＲ、ＴＥＬＥＯＳ、ＰＩＮＵＰ ＶＡＰＯＲＳ、ＳＰＡＣＥ ＪＡＭ，ＭＴ．ＢＡＫＥＲ ＶＡＰＯＲ、およびＪＩＭＭＹ ＴＨＥ ＪＵＩＣＥ ＭＡＮの商品名で販売されている。

基材材料内に組み込まれるエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル生成部品が許容可能な感覚特性および望ましい性能特性を提供するようなものである。例えば、タバコの煙の外観に多くの点で似ている、目に見える主流エアロゾルの生成を提供するために、十分な量のエアロゾル形成材料が使用されることが望ましい。エアロゾル生成システム内のエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル生成部品ごとに望ましいパフの数などの要因に依存する場合がある。１つ以上の実施形態では、約０．５ｍｌ以上、約１ｍｌ以上、約２ｍｌ以上、約５ｍｌ以上、または約１０ｍｌ以上のエアロゾル前駆体組成物が含まれてもよい。

いくつかの実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、様々な濃度で存在することができるニコチンを組み込んでもよい。ニコチンの供給源は、様々なものとすることができ、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、単一の供給源または２つ以上の供給源の組み合わせに由来するものとすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコ由来のニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、例えばナス科の植物を含む非タバコ植物源などの他の有機植物源に由来するニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、合成ニコチンを含んでもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、ナス科の他のメンバーなどの非タバコ植物源に由来するものとしてもよい。エアロゾル前駆体組成物は、ニコチン成分、植物成分（例えば、ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、ショウガ、大麻、人参、マカ、麻、ユーカリ、ロイボ、フェンネル、柑橘類、クローブおよびチサン類）、刺激剤（例えば、カフェインおよびガラナ）、アミノ酸（例えば、タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシンおよびトリプトファン）および／または医薬、栄養補助食品および薬用成分（例えば、ビタミン、例えばＢ６、Ｂ１２およびＣ、および／またはカンナビノイド、例えばテトラヒドロカンナビノール（ＴＨＣ）およびカンナビジオール（ＣＢＤ））を含むがこれらに限定されない１つ以上の活性成分をさらに含んでもよい。成分の特定の割合および選択は、所望の風味、食感、および他の特性に応じて変化する。例示的な活性成分は、疾患の診断、治癒、緩和、処置、または予防において薬理学的活性または他の直接的な効果をもたらす、あるいはヒトまたは他の動物の身体の構造または任意の機能に影響を及ぼす成分（例えば、中枢神経系に対する刺激作用を提供し、付勢効果、解熱もしくは鎮痛作用、または他の有用な効果を身体に与える）など、体内の１つ以上の生物学的機能に影響を及ぼすことが知られている任意の成分を含む。

喫煙品の主流エアロゾルの感覚的または官能的特性または性質を変える、多種多様なタイプの香料または材料が、使用されるのに適している場合がある。いくつかの実施形態では、そのような香料は、タバコ以外の供給源から提供されてもよく、天然または人工の性質であってもよい。例えば、いくつかの香料は、基材材料および／またはエアロゾルが生成される喫煙品のそれらの領域に適用されるか、またはそれらの中に組み込まれることができる。いくつかの実施形態では、そのような薬剤は、熱源に最も近い加熱キャビティまたは領域に直接供給されてもよく、または基材材料とともに提供されてもよい。香味料の例は、例えば、バニリン、エチルバニリン、クリーム、茶、コーヒー、果物（例えば、リンゴ、チェリー、イチゴ、桃、柑橘類の香味料、ライムとレモンを含む）、メープル、メントール、ミント、ペパーミント、スペアミント、ウィンターグリーン、ナツメグ、クローブ、ラベンダー、カルダモン、ジンジャー、ハチミツ、アニス、セージ、シナモン、ビャクダン、ジャスミン、カスカリーラ、ココア、甘草、ならびに紙巻きタバコ、葉巻、およびパイプタバコの香味料に伝統的に使用されているタイプおよび特性の香味料および香味料パッケージを含むことができる。高果糖コーンシロップなどのシロップも使用するのに適している場合がある。

香味料はまた、酸性または塩基性の特性（例えば、レブリン酸、コハク酸、ピルビン酸、および安息香酸などの有機酸）を含んでもよい。いくつかの実施形態では、香味料は、必要に応じて、基材材料の要素と組み合わせ可能とすることができる。好適な例示的な植物由来の組成物は、双方ともＤｕｂｅらによる米国特許第９，１０７，４５３号明細書および米国特許出願公開第２０１２／０１５２２６５号明細書に開示されており、それらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるような官能特性を含む、タバコ材料と組み合わせてその感覚特性に影響を与えるのに有用とすることができる香料、ケーシングなどの任意の材料は、基材材料と組み合わせることができる。有機酸は、特に、基材材料に組み込むことができ、基材材料と組み合わせることができる可能性があるニコチンなどの薬剤の風味、感覚、または官能特性に影響を与えることができる可能性がある。例えば、レブリン酸、乳酸、およびピルビン酸などの有機酸は、ニコチンと等モル（総有機酸含有量に基づく）までの量でニコチンを含む基材材料に含まれてもよい。有機酸の任意の組み合わせが適切とすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、基材材料は、存在する有機酸の総量が基材材料に存在するニコチンの総量と等モルである濃度まで、ニコチン１モルあたり約０．１～約０．５モルのレブリン酸、ニコチン１モルあたり約０．１～約０．５モルのピルビン酸、ニコチン１モルあたり約０．１～約０．５モルの乳酸、またはそれらの組み合わせを含むことができる。基材材料を製造するために使用されることができる有機酸の様々な追加の例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｄｕｌｌらによる米国特許出願公開第２０１５／０３４４４５６号明細書に記載されている。

そのようなさらなる構成要素の選択は、喫煙品に望まれる感覚特性などの要因に基づいて可変であり、本開示は、タバコおよびタバコ関連またはタバコ由来の製品の当業者にとって容易に明らかである、そのようなさらなる構成要素を包含することを意図する。例えば、Ｇｕｔｃｈｏ、Ｔｏｂａｃｃｏ Ｆｌａｖｏｒｉｎｇ Ｓｕｂｓｔａｎｃｅｓ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ、Ｎｏｙｅｓ Ｄａｔａ Ｃｏｒｐ．（１９７２年）およびＬｅｆｆｉｎｇｗｅｌｌら、Ｔｏｂａｃｃｏ Ｆｌａｖｏｒｉｎｇ ｆｏｒ Ｓｍｏｋｉｎｇ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ（１９７２年）を参照されたい。これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

いくつかの実施形態では、基材材料は、様々な固有の特徴または特性を有する他の材料を含むことができる。例えば、基材材料は、レーヨンの形態の可塑化材料または再生セルロースを含むことができる。別の例として、シリカを組み込んだ再生セルロース製品であるビスコース（ＶＩＳＩＬ（Ｒ）として市販されている）が適している場合がある。一部の炭素繊維は、少なくとも９５％以上の炭素を含有してもよい。同様に、綿などの天然セルロース繊維が適していることがあり、難燃性を高め、オフガス、風味への悪影響を有するであろう特に望ましくないオフガス成分の発生を最小限に抑える（特にいかなる有毒なオフガス製品の可能性も最小限に抑える）ために、シリカ、カーボン、または金属粒子が注入またはその他の方法で処理されることができる。綿は、例えばホウ酸または様々な有機リン酸塩化合物で処理可能であり、浸漬、噴霧、または当該技術分野において知られている他の技術によって、望ましい難燃特性を提供することができる。これらの繊維はまた、望ましくないオフガスや溶融タイプの動作なしに、難燃性の望ましい特性を付与するために、有機または金属ナノ粒子によって処理可能（コーティング、注入、またはその双方など）とすることができる。

上述したように、様々な実施形態にかかる基材タブレットは、共振送信機によって加熱されるように構成された１つ以上のサセプタ構成要素を含む。様々な実施形態では、サセプタ構成要素のうちの１つ以上は、コバルト、鉄、ニッケル、亜鉛、マンガン、およびそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない強磁性材料から作製されることができる。他の実施形態では、サセプタ構成要素の１つ以上は、例えば、アルミニウムまたはステンレス鋼などの他の金属材料、ならびに炭化ケイ素などのセラミック材料、炭素材料、および上述の材料のいずれかの任意の組み合わせを含む他の材料から作製されることができる。さらに他の実施形態では、サセプタ構成要素のうちの１つ以上は、銅などの金属、導電性材料の合金、または１つ以上の導電性材料が埋め込まれた他の材料を含む他の導電性材料から作製されてもよい。いくつかの実施形態では、サセプタ構成要素は、細断されたサセプタ材料を含むがこれに限定されない粒状サセプタ構成要素を含んでもよい。他の実施形態では、粒状サセプタ構成要素は、サセプタ粒子、サセプタビーズなどを含有してもよい。

上述したように、様々な実施形態では、本発明のエアロゾル送達装置は、単一の基材タブレットおよび／または複数（例えば、２つ以上）の基材タブレットを受け入れることができる。図２に示す実施形態は、単一の基材タブレットを受け入れるように構成されている。図３Ａ～図３Ｂは、図２のエアロゾル送達装置によって受け入れられることができる、いくつかの基材タブレットの例示的な実施形態を示している。例えば、図３Ａは、粒状基材材料１２２Ａ（上述した基材材料のいずれか１つまたは任意の組み合わせを含む）および粒状サセプタ構成要素１２４Ａを具備する基材タブレット１１０Ａを示しており、これらは一体にタブレットに形成される。図示の実施形態では、基材タブレット１１０Ａは、（例えば、図３Ａの上から見たときに）実質的に円筒形の全体形状を形成する実質的に円形のプロファイル形状を有し、空気流および／またはエアロゾル流が通過することができるように多孔質であるように構成されている。

いくつかの実施形態では、本発明の基材タブレットは、タブレットを通って一方の端面から他方の端面まで延在する１つ以上のタブレット通路を含むことができる。図３Ｂは、そのようなタブレットの例を示している。図示の実施形態では、基材タブレット１１０Ｂは、図３Ａの基材タブレット１１０Ａと同様の形状である。例えば、基材タブレット１１０Ｂは、（例えば、図３Ｂの上から見たときに）実質的に円形のプロファイル形状を形成する略円筒形の全体形状を有する。図示の実施形態では、基材タブレット１１０Ｂは、粒状基材材料１２２Ｂ（上述した基材材料のいずれか１つまたは任意の組み合わせを含む）および粒状サセプタ構成要素１２４Ｂを備え、これらは一体にタブレットに形成される。図示の実施形態の基材タブレット１１０Ｂは、空気および／またはエアロゾルがそれを通って流れることを可能にするように構成されたタブレット通路１２６Ｂをさらに含む。図３Ｃは、１つ以上の通路を有する基材タブレットの別の例を示している。図示の実施形態では、基材タブレット１１０Ｃは、図３Ａの基材タブレット１１０Ａと同様の形状である。例えば、基材タブレット１１０Ｃは、（例えば、図３Ｃ上から見たときに）略円筒形の全体形状を形成する、略円形のプロファイル形状を有する。図示の実施形態では、基材タブレット１１０Ｃは、粒状基材材料１２２Ｃ（上述した基材材料のいずれか１つまたは任意の組み合わせを含む）および粒状サセプタ構成要素１２４Ｃを備え、これらは一体にタブレットに形成される。図示の実施形態の基材タブレット１１０Ｃは、空気および／またはエアロゾルがそれを通って流れることを可能にするように構成された複数のタブレット通路１２６Ｃをさらに含む。他の構成も可能であるが、図示の実施形態では、タブレット３１０Ｃの周囲の周りに実質的に均等に間隔を置いて配置された６つのタブレット通路１２６Ｃがある。他の実施形態では、より多いまたはより少ないタブレット通路が存在してもよく、タブレット通路は、タブレットの周囲に均等に間隔を置いて配置される必要はない。

図４は、本発明の別の例示的な実施形態にかかるエアロゾル送達装置２００の正面概略図を示している。特に、図４は、制御本体２０２に取り付け可能且つ取り外し可能なマウスピース部２０４を含むエアロゾル送達装置２００を示している。図示の実施形態では、マウスピース部２０４は、それを貫通して配置されたエアロゾル通路２０５を含む。図示の実施形態では、マウスピース部２０４はまた、例えば、酢酸セルロースまたはポリプロピレン材料から作製されることができるフィルタ２０６を含む。図示の実施形態の制御本体２０２は、その一端に画定された開口部２０９を含むハウジング２０８と、フローセンサ２１１（例えば、パフセンサまたは圧力スイッチ）と、制御構成要素２１２（例えば、個別にまたはマイクロコントローラの一部としてのマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサおよび／またはマイクロコントローラなどを含むプリント回路基材（ＰＣＢ））と、電源２１４（例えば、再充電可能とすることができる電池、および／または再充電可能なスーパーキャパシタ）と、いくつかの実施形態では、インジケータ２１６（例えば、発光ダイオード（ＬＥＤ））を含むことができるエンドキャップと、を備えてもよい。

図示の実施形態では、制御本体２０２は、共振送信機を含み、複数の基材タブレット２１０を受け入れるように構成され、複数の基材タブレットのそれぞれは、共振受信機（例えば、１つ以上のサセプタ構成要素）を含み、これらは一体に基材タブレットの少なくとも一部（例えば、基材タブレットの基材材料）の加熱を促進する。様々な実施形態では、共振送信機および／または共振受信機は、様々な形態をとることができるが、図４に示される特定の実施形態では、共振送信機は、いくつかの実施形態では、支持シリンダ２１９を取り囲むことができる誘導コイル２１８を備えるが、他の実施形態では、支持シリンダは必要ない。様々な実施形態では、共振送信機は、例えば、銀、金、アルミニウム、真鍮、亜鉛、鉄、ニッケル、およびそれらの合金、導電性セラミック、例えば、イトリウムドープジルコニア、インジウムスズ酸化物、イットリウムドープチタン酸塩など、および上記の任意の組み合わせを含む１つ以上の導電性材料から作製されることができる。図示の実施形態では、誘導コイル２１８は、銅などの導電性金属材料から作製される。さらなる実施形態では、誘導コイルは、非導電性の絶縁カバー／ラップ材料を含んでもよい。そのような材料は、例えば、低温用途に役立つ可能性があるエポキシ、シリコンゴムなどの１つ以上のポリマー材料、または高温用途に役立つ可能性があるガラス繊維、セラミック、耐火材料などを含むことができる。図示の実施形態では、エアロゾル送達装置２００は、複数の基材タブレット２１０を受け入れるように構成され、制御本体２０２の開口部２０９に近接して画定される受容区画２２０を画定する。上述したように、他の実施形態では、受容区画は、単一の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよく、さらに他の実施形態では、同じ受容区画は、単一の基材タブレットまたは複数の基材タブレットのいずれかを受け入れるように構成されてもよい。また上述したように、様々な実施形態では、受容区画の形状は、基材タブレットの１つ以上の異なるプロファイル形状を収容するように構成されてもよい。

図示の実施形態では、共振送信機２１８は、ハウジング２０８の係合端に近接して延在し、受容区画２２０の少なくとも一部を実質的に取り囲むように構成されることができる。図示の実施形態では、誘導コイル２１８は、ほぼ管状構成を画定する。いくつかの実施形態では、支持シリンダ２１９はまた、管状構成を画定することができ、誘導コイル２１８が基材タブレットと接触しないように、誘導コイル２１８を支持するように構成されることができる。したがって、支持シリンダ２１９は、誘導コイル２１８によって生成される振動磁場に対して実質的に透過的とすることができる非導電性材料を備えることができる。様々な実施形態では、誘導コイル２１８は、支持シリンダ２１９に埋め込まれるか、そうでなければ結合されることができる。図示の実施形態では、誘導コイル２１８は、支持シリンダ２１９の外面と係合しているが、他の実施形態では、コイルは、支持シリンダの内面に配置されるか、支持シリンダに完全に埋め込まれるか、または他の何らかの構成を有することができる。

多くの点で、図４のエアロゾル送達装置２００は、図２のエアロゾル送達装置１００と同様の構成要素または同様の構成要素の変形を有してもよい。したがって、これらの構成要素および構成要素の変形形態に関する上記の議論を参照するが、ここでは繰り返さない。上述したように、図示の実施形態のエアロゾル送達装置２００は、複数のサセプタタブレット２１０を受け入れるように構成されている。他の構成も可能であるが、図示された実施形態の装置２００は、僅か１個および６個（またはそれ以上）もの基材タブレット２１０を受け入れるように構成されている。図示の実施形態では、基材タブレット２１０間の間隔は、描写を容易にするために誇張されていることに留意されたい。したがって、いくつかの実施形態では、基材タブレットは、１つのタブレットの端部が隣接するタブレットの端部に直接近接する（例えば、接触させること）ように配置されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、装置（例えば、限定されないが、装置の受容区画）は、隣接する基材タブレット間に間隔が存在するように構成されてもよい。

図５Ａ～図５Ｃは、本発明のいくつかの例示的な実施形態にかかる、基材タブレット２１０Ａ、２１０Ｂ、および２１０Ｃの３つの非限定的な例を示している。いくつかの実施形態では、図５Ａ～図５Ｃの基材タブレットは、複数の基材タブレットとともに使用するように構成されたエアロゾル送達装置（例えば図４のエアロゾル送達装置２００）とともに使用されてもよい。他の実施形態は異なってもよいが、図５Ａ～図５Ｃに示す実施形態では、基材タブレット２１０Ａ、２１０Ｂ、２１０Ｃは、略中実のサセプタ構成要素２２４Ａ、２２４Ｂ、２２４Ｃと組み合わされる、粒状基材材料２２２Ａ、２２２Ｂ、２２２Ｃを含む。以下により詳細に説明するように、サセプタ構成要素２２４Ａ、２２４Ｂ、２２４Ｃは、制御本体の共振送信機によって加熱されるように構成されている。

図示の実施形態の基材材料２２２Ａ、２２２Ｂ、および２２２Ｃは、タバコ材料、非タバコ材料、またはそれらの組み合わせを含むことができる。したがって、ここでは繰り返さないが、基材材料および添加剤（およびその変形）が参照される。

図５Ａは、粒状基材材料２２２Ａ（上述した基材材料のいずれか１つまたは任意の組み合わせを含むことができる）および実質的に固体のサセプタ構成要素２２４Ａを備える基材タブレット２１０Ａを示しており、これらは一体にタブレットに形成される。他のサイズおよび形状も可能であるが、図示の実施形態では、基材タブレット２１０Ａは、（例えば、図５Ａの上から見たときに）実質的に円筒形の全体形状を形成する実質的に円形のプロファイル形状を有する。図示の実施形態の基材タブレット２１０Ａはまた、空気および／またはエアロゾルがそれを通って流れることを可能にするように構成された単一のタブレット通路２２６Ａを含む。図示の実施形態では、実質的に中実のサセプタ構成要素２２４Ａは、基材タブレット２１０Ａの端面のうちの１つに近接して配置されたサセプタリングを備える。他の実施形態では、サセプタ構成要素は、他の形状を有してもよく、円形形状を有する必要はないことに留意されたい。いくつかの実施形態では、サセプタ構成要素の１つ以上の表面は、基材材料をサセプタ構成要素と組み合わせることを容易にするために、表面処理（例えば、表面テクスチャ）および／またはコーティングを有することができる。いくつかの実施形態では、サセプタ構成要素は、固体形状を有する必要はない。例えば、いくつかの実施形態では、サセプタ構成要素は、メッシュを備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、サセプタリングは、メッシュリングを備えてもよい。

上述したように、図示の実施形態のサセプタ構成要素２２４Ａは、サセプタ材料から作製されてもよい。いくつかの実施形態では、サセプタ材料は、コバルト、鉄、ニッケル、亜鉛、マンガン、およびそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されない強磁性材料を含んでもよい。他の実施形態では、サセプタ材料は、例えば、アルミニウムまたはステンレス鋼などの他の金属材料、ならびに炭化ケイ素などのセラミック材料、炭素材料、および上述の材料のいずれかの任意の組み合わせを含む他の材料を含有してもよい。さらに他の実施形態では、サセプタ材料は、銅などの金属、導電性材料の合金、または１つ以上の導電性材料が埋め込まれた他の材料を含む他の導電性材料を含有してもよい。

図５Ｂは、粒状基材材料２２２Ｂ（上述した基材材料の任意の１つまたは任意の組み合わせを含むことができる）および実質的に固体のサセプタ構成要素２２４Ｂを備える別の例示的な実施形態の基材タブレット２１０Ｂを示しており、これらは一体にタブレットに形成される。他のサイズおよび形状も可能であるが、図示の実施形態では、基材タブレット２１０Ｂは、（例えば、図５Ｂの上から見たときに）略円筒形の全体形状を形成する、略円形の輪郭形状を有する。図示の実施形態の基材タブレット２１０Ｂはまた、空気および／またはエアロゾルが、それを通って流れることを可能にするように構成された単一のタブレット通路２２６Ｂを含む。図示の実施形態では、実質的に中実のサセプタ構成要素２２４Ｂは、基材タブレット２１０Ｂの端面間に位置するサセプタリングを備える。様々な実施形態では、基材リングは、基材タブレットの任意の位置に配置されてもよいが、図示の実施形態では、基材リングは、基材タブレット２１０Ｂの端面の間のほぼ半分に配置される。上述したように、図示の実施形態のサセプタ構成要素２２４Ｂは、上述した例示的なサセプタ材料の任意の１つまたは任意の組み合わせを含む、サセプタ材料の任意の１つまたは任意の組み合わせから作製されることができる。

図５Ｃは、粒状基材材料２２２Ｃ（上述した基材材料の任意の１つまたは任意の組み合わせを含むことができる）および実質的に固体のサセプタ構成要素２２４Ｃを含む別の例示的な実施形態の基材タブレット２１０Ｃを示しており、これらは一体にタブレットに形成される。他のサイズおよび形状も可能であるが、図示の実施形態では、基材タブレット２１０Ｃは、（例えば、図５Ｃの上から見たときに）略円筒形の全体形状を形成する略円形の輪郭形状を有する。図示の実施形態の基材タブレット２１０Ｃはまた、空気および／またはエアロゾルが、それを通って流れることを可能にするように構成された単一のタブレット通路２２６Ｃを含む。図示の実施形態では、実質的に中実のサセプタ構成要素２２４Ｃは、内部にキャビティを画定する開放端カップを備え、粒状基材材料２２２Ｃは、キャビティ内に配置される。様々な実施形態では、基材材料は、キャビティの任意の部分を充填することができるが、図示の実施形態では、基材材料は、キャビティの実質的に全てを充填する（タブレット通路２２６Ｃを除く）。上述したように、図示した実施形態のサセプタ構成要素２２４Ｃは、上述した例示的なサセプタ材料の任意の１つまたは任意の組み合わせを含む、サセプタ材料の任意の１つまたは任意の組み合わせから作製されることができる。

いくつかの実施形態では、本発明のエアロゾル送達装置は、セグメント化された加熱を使用して、そこに受け入れられた１つ以上の個々のタブレットを別々に誘導加熱するように構成されてもよい。本開示にかかるエアロゾル送達装置３００の例示的な実施形態の概略図が図６に示されている。一般に、エアロゾル送達装置３００は、制御本体３０２に取り付け可能且つ取り外し可能なマウスピース部３０４を含む。図示の実施形態では、マウスピース部３０４は、それを貫通して配置されたエアロゾル通路３０５を含む。図示の実施形態には含まれていないが、いくつかの実施形態では、マウスピース部は、上述したようにフィルタを含むことができる。図示の実施形態の制御本体３０２は、その一端に画定された開口部３０９を含むハウジング３０８と、フローセンサ（図示せず）と、制御構成要素３１２（例えば、個別にまたはマイクロコントローラの一部としてのマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサおよび／またはマイクロコントローラなどを含むプリント回路基材（ＰＣＢ））と、電源３１４（例えば、再充電可能とすることができる電池、および／または再充電可能なスーパーキャパシタ）とを備えることができる。いくつかの実施形態では、エアロゾル送達装置はまた、上述したようにインジケータを含んでもよい。

図示の実施形態では、制御本体３０２は、共振送信機３１８を含み、複数の基材タブレット３１０を受け入れるように構成され、複数の基材タブレットのそれぞれは、共振受信機（例えば、１つ以上のサセプタ構成要素）を含み、これらは一体に基材タブレットの少なくとも一部（例えば、基材タブレットの基材材料）の加熱を容易にする。様々な実施形態では、共振送信機および／または共振受信機は、様々な形態をとることができる。いくつかの実施形態では、例えば、共振送信機は、誘導コイルを備えてもよいが、他の送信機も可能である。以下により詳細に説明するように、図示の実施形態では、共振送信機３１８は、装置３００に受け入れられた個々の基材タブレット３１０に近接して配置されるように構成されている。他の実施形態では、共振送信機は、基材タブレットのグループに近接して配置されてもよい。様々な実施形態では、共振送信機は、例えば、銀、金、アルミニウム、真鍮、亜鉛、鉄、ニッケル、およびそれらの合金、導電性セラミック、例えば、イトリウムドープジルコニア、インジウムスズ酸化物、イットリウムドープチタン酸塩など、および上記の任意の組み合わせを含む１つ以上の導電性材料から作製されることができる。図示の実施形態では、共振送信機３１８は、銅などの導電性金属材料から作製されている。さらなる実施形態では、らせんコイルは、非導電性の絶縁カバー／ラップ材料を含むことができる。そのような材料は、例えば、低温用途に役立つ可能性があるエポキシ、シリコンゴムなどの１つ以上のポリマー材料、または高温用途に役立つ可能性があるガラス繊維、セラミック、耐火材料などを含んでもよい。図示の実施形態では、エアロゾル送達装置３００は、複数の基材タブレット３１０を受け入れるように構成され、制御本体３０２の開口部３０９に近接して画定される受容区画３２０を画定する。上述したように、他の実施形態では、受容区画は、単一の基材タブレットを受け入れるように構成されてもよく、さらに他の実施形態では、受容区画は、単一の基材タブレットまたは複数の基材タブレットのいずれかを受け入れるように構成されてもよい。また上述したように、様々な実施形態では、受容区画の形状は、基材タブレットの１つ以上の異なる輪郭形状を収容するように構成されてもよい。

いくつかの点で、図４のエアロゾル送達装置３００は、図２のエアロゾル送達装置１００と同様の構成要素または同様の構成要素の変形を有してもよい。したがって、これらの構成要素および構成要素の変形形態に関する上記の議論を参照するが、ここでは繰り返さない。

上述したように、図示の実施形態のエアロゾル送達装置３００は、複数のサセプタタブレット３１０を受け入れるように構成されている。他の構成も可能であるが、図示された実施形態の装置３００は、僅か１個および１２個（またはそれ以上）もの基材タブレット３１０を受け入れるように構成されている。図示の実施形態では、基材タブレットは、１つのタブレットの端部が隣接するタブレットの端部に直接近接する（例えば、接触させること）ように配置される。しかしながら、他の実施形態では、装置（例えば、限定されないが、装置の受容区画）は、隣接する基材タブレット間に間隔が存在するように構成されてもよい。

図６のエアロゾル送達装置は、説明を容易にするために略矩形またはフォブ形状の制御本体３０２を有するものとして示されているが、他の実施形態では、制御本体は、略管状の形状であってもよく、したがって従来の紙巻きタバコまたは葉巻の形状に類似していてもよい細長シェルまたは本体を含む、任意の他の形状を有してもよく、したがって、以下に説明する構成要素は、細長本体の内側に収まるようなサイズおよび構成であってもよいことに留意されたい。

いくつかの実施形態では、エアロゾル送達装置への複数の基材タブレットの装填および位置決めを容易にするために、別個の構成要素が使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、複数の基材タブレットを保持するように構成され、エアロゾル送達装置に装填されるように構成されたラックまたはトレイを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、１つ以上の基材タブレットの装填および位置決めを容易にするために、基材タブレットラックまたはトレイがエアロゾル送達装置の内外にスライドしてもよい。

様々な実施形態では、本発明のエアロゾル送達装置は、装置に収容された複数の基材タブレットを別々に加熱するように構成されてもよい。これは、様々な方法で達成されることができる。例えば、いくつかの実施形態（図示の実施形態など）では、共振送信機は、複数の比較的静止した基材タブレットに対して移動されてもよい。他の実施形態では、基材タブレットは、比較的静止した共振送信機に対して移動されてもよい。他の実施形態では、共振送信機と基材タブレットの双方が互いに対して移動してもよい。さらに他の実施形態では、共振送信機および基材タブレットは、比較的静止していてもよく、制御構成要素は、共振送信機の１つ以上の部分を制御して、装置に収容された基材タブレットを別々に加熱してもよい。いくつかの実施形態では、誘導加熱装置は、異なる基材タブレットを異なる時間に加熱するように構成されてもよい。このようにして、誘導加熱装置は、基材タブレットのセグメント化された加熱を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、本発明の誘導加熱装置は、第１の基材タブレットを加熱し、その後、第２の基材タブレットを加熱するように構成されてもよい。このようにして、誘導加熱装置は、基材タブレットを徐々に加熱するように構成されてもよい。他の実施形態では、誘導加熱装置は、個々のまたは複数の基材タブレットを同時に加熱するように構成されてもよく、または誘導加熱装置は、複数の基材タブレットのうちの１つ以上を加熱するように構成されてもよい。セグメント化された加熱を提供するように構成された制御方法のいくつかの例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ ｆｏｒ Ｓｅｇｍｅｎｔｅｄ Ｈｅａｔｉｎｇ ｉｎ ａｎ Ａｅｒｏｓｏｌ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｄｅｖｉｃｅ」と題する、米国特許出願第１５／９７６，５２６号に記載されている。さらに他の実施形態では、複数の独立した共振送信機（例えば、複数の独立したコイルなど）があってもよく、それらのそれぞれは、個別に起動されてもよい。このようにして、各独立した共振送信機は、個々の基材タブレットに近接して配置されてもよく、またはインデックス付けされるかもしくは近接して移動されてもよい。

図示の実施形態では、エアロゾル送達装置３００は、（いくつかの実施形態では、コイルとすることができる）共振送信機３１８を基材タブレット３１０に対して移動させるように構成されたインデックス機構３３０を含む。様々な実施形態では、インデックス機構３３０は、共振送信機３１８に結合されてもよく、共振送信機３１８と基材タブレット３１０との間に増分的な相対運動を生成するように構成されてもよい。図示の実施形態では、インデックス機構３３０は、対応する一連の基材タブレット３１０を増分的に加熱するように、インデックス機構３３０が一連の増分加熱位置を通って共振送信機３１８を移動させるように、共振送信機３１８に結合される。他の構成も可能であるが、図示の実施形態では、インデックス機構３３０は、リードスクリュー３３４を回転させるように構成された小型モータ３３２（例えば、マイクロステッピングモータ）を備える。さらに、共振送信機３１８が取り付けられるキャリア３３６は、リードスクリュー３３４に通される。このようにして、ステッピングモータ３３２によるリードスクリュー３３４の回転は、キャリア３３６、したがって加熱部材３３６を実質的に直線的に移動させることができる。様々な実施形態では、制御構成要素、ステッピングモータ、リードスクリュー、およびキャリアの特性（例えば、寸法および／または仕様および／または制御機能を含む）は、様々な性能目標を満たすように設計されることができる。例えば、図６に示す実施形態では、インデックス機構３３０は、共振送信機３１８が複数の基材タブレット３１０に対して一連の個別の位置を通って移動するように構成されている。これらの位置は、複数の基材タブレット３１０の位置に対応する。したがって、制御構成要素３１２、ステッピングモータ３３２、リードスクリュー３３４、キャリア３３６、および共振送信機３１８は、共振送信機３１８が基材タブレット３１０のそれぞれを別々に加熱するように制御されることができるように構成されている。他の実施形態では、単一の共振送信機は、任意の数の基材タブレットに対応する任意の数の離散位置を有することができる。

いくつかの実施形態では、誘導コイルの移動は、本明細書で他の方法で説明されるように、１つ以上の様々なセンサの使用を介してユーザのパフ動作によって開始されてもよく、および／または１つ以上の様々なセンサによって検知されるようにパフが中断されると開始されてもよい。上述したように、他の実施形態では、装置は、誘導コイルの移動を達成するために使用されることができる入力要素（例えば、限定されないが、１つ以上のボタン）を含んでもよい。他の実施形態では、１つ以上のセンサと１つ以上の入力要素との組み合わせが使用されてもよい。さらに他の実施形態では、加熱部材のインデックス付けは、誘導コイルが消費者によって手動で前進されることができるように、ユーザによって手動で制御されてもよい。セグメント化された加熱を提供するように構成された機構のいくつかの例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Ｗｏｒｍらによる米国特許出願公開第２０１９／０２８９９０８号明細書に記載されている。

本開示の制御本体および基材タブレットは、一般に完全なエアロゾル送達装置として一体に提供されてもよいが、構成要素は、別個に提供されてもよいことに留意されたい。したがって、組み合わせた構成要素に関連して本明細書で別途提供される任意の議論はまた、個別の別個の構成要素として制御本体および基材タブレットに適用されると理解されるべきである。本開示はまた、再使用可能ユニットとともに使用するための使い捨てユニットも包含する。特定の実施形態では、そのような使い捨てユニット（いくつかの実施形態では、基材タブレットとすることができる）は、再使用可能ユニット（いくつかの実施形態では、制御本体とすることができる）に受け入れられるように構成されることができる。他の実施形態では、双方のユニットは、使い捨てであってもよい。例えば、特定の実施形態では、制御本体および基材タブレットの双方が使い捨てであってもよい。

別の態様では、本開示は、本明細書に記載されるような様々な構成要素を提供するキットを対象とすることができる。例えば、キットは、１つ以上の基材タブレットを有する制御本体を備えることができる。キットは、１つ以上の充電構成要素を有する制御本体をさらに備えることができる。キットは、１つ以上の電源を有する制御本体をさらに備えてもよい。キットは、１つ以上の基材タブレットと、１つ以上の充電構成要素および／または１つ以上の電源とを有する制御本体をさらに備えてもよい。さらなる実施形態では、キットは、複数の基材タブレットを備えてもよい。キットは、複数の基材タブレットと、１つ以上の電源および／または１つ以上の充電構成要素とをさらに備えてもよい。本発明のキットは、さらに、さらなるキット構成要素の１つ以上を収容するケース（または他のパッケージング、運搬、または保管構成要素）を含むことができる。ケースは、再使用可能な固いまたは柔らかい容器とすることができる。さらに、ケースは、単なる箱または他のパッケージ構造とすることができる。

本開示の多くの変更および他の実施形態が、前述の説明および関連する図面に示された教示の利益を有することを本開示が関する当業者が思い付くであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、変更および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書では特定の用語を使用しているが、それらは、一般的且つ説明的な意味でのみ使用され、限定のためではない。

Claims (15)

1. エアロゾル送達装置であって、
   ハウジングを有する制御本体と、
   ハウジングに近接して配置されたマウスピース部と、
   制御本体内に配置された共振送信機と、
   共振送信機を駆動するように構成された制御構成要素と、
   装置に受け入れ可能な少なくとも１つの基材タブレットと、
   を備え、
   基材タブレットは、粒状基材材料およびサセプタ構成要素を備え、基材材料およびサセプタ構成要素は一体に形成され、サセプタ構成要素は、共振送信機によって加熱されるように構成されている、エアロゾル送達装置。
2. 制御本体は、複数の基材タブレットを受け入れるように構成されている、請求項１に記載のエアロゾル送達装置。
3. 共振送信機は、複数の基材タブレットのそれぞれのサセプタ構成要素を別々に加熱するように構成され、
   または代替的に、
   共振送信機は、複数の基材タブレットの、複数のそれぞれのサセプタ構成要素を加熱するように構成されている、請求項２に記載のエアロゾル送達装置。
4. 複数の基材タブレットのそれぞれは、エアロゾル前駆体組成物を含み、複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは、異なるレベルのエアロゾル前駆体組成物を有し、
   または代替的に、
   複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは、異なる種類のサセプタ構成要素を有する、
   請求項２に記載のエアロゾル送達装置。
5. 複数の基材タブレットのうちの少なくとも２つは異なる形状を有する、請求項２に記載のエアロゾル送達装置。
6. 誘導加熱エアロゾル送達装置とともに使用するための基材タブレットであって、
   粒状基材材料と、
   サセプタ構成要素と、
   を備え、
   基材材料とサセプタ構成要素とが一体に形成されている、基材タブレット。
7. 基材タブレットは、基材材料とサセプタ構成要素とを一体に押圧することによって形成され、
   および任意に、
   基材タブレットは、湿式造粒、乾式造粒および直接圧縮からなる群から選択されるプロセスを使用して形成されている、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
8. タブレットは輪郭形状を画定し、タブレットの輪郭形状が略円形である、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
9. タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、第１の端面から第２の端面まで延在する１つ以上の通路をさらに含む、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
10. サセプタ構成要素はサセプタリングを備え、
    および任意に、
    タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１または第２の端面のうちの１つに近接して配置され、
    または、任意に、
    タブレットは、第１の端面および第２の端面を画定し、サセプタリングは、第１の端面と第２の端面との間に配置されている、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
11. サセプタ構成要素は粒状材料を備え、粒状サセプタ材料は、タブレットに形成される前に基材材料と混合され、
    および任意に、
    サセプタ構成要素は細断された材料を含有し、細断されたサセプタ材料は、タブレットに形成される前に基材材料と混合される、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
12. サセプタ構成要素は、内部にキャビティを画定する開放端カップを備え、基材材料はキャビティ内に配置されている、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
13. 基材材料はエアロゾル前駆体組成物を含む、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
14. サセプタ構成要素は、コバルト材料、鉄材料、ニッケル材料、亜鉛材料、マンガン材料、ステンレス鋼材料、セラミック材料、炭化ケイ素材料、炭素材料、およびそれらの組み合わせから選択される材料を含有する、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。
15. タブレットは周面を画定し、複数の通路は周面の周りに画定される、請求項１に記載のエアロゾル送達装置、または請求項６に記載の基材タブレット。

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