JP2023513457A - パラキサンチンをベースにした生物活性組成物およびそれを使用する方法 - Google Patents

パラキサンチンをベースにした生物活性組成物およびそれを使用する方法 Download PDF

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Abstract

本開示の組成物、システムおよび方法は、ヒトが消費するための栄養補助食品に関するものであり、パラキサンチンおよび任意に、パラキサンチンの効果を調節するその他化合物を含む。パラキサンチンを含有する補助食品の使用目的には、持久能力、気分、活力、脂肪分解、エネルギー消費、課題遂行能力および/または食欲低下のうち少なくとも1つの増強が含まれる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
[001]本出願は、2020年1月23日出願の「パラキサンチンをベースにした生物活性組成物およびそれを使用する方法」と題された米国特許出願第62/964,976号の優先権を主張するものであり、同文献は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
[002]本開示の技術は、一般的には、生理学的利益の提供における使用のためにパラキサンチンを単独および組合せで利用する組成物、方法およびシステムに関する。より詳細には、本開示は、合成的に生産されたか天然源から誘導されたかを問わないパラキサンチンおよびその他化合物、ならびに、生理学的利益を提供するためのこれら化学化合物の使用であって、提供される生理学的利益がパラキサンチン濃度ならびに相乗剤および拮抗剤の存在により変動しうる使用に関する。
[003]パラキサンチンは、1,7-ジメチルキサンチンまたは1,7-ジメチル-3H-プリン-2,6-ジオンとしても知られ、キサンチンのジメチル誘導体である。カフェインともカフェイン代謝産物とも構造的に類縁性があり、ヒトにおけるカフェイン総排出量の80%を占める。ヒトおよび他の動物において、カフェインは、パラキサンチン(1,7-ジメチルキサンチン)、テオブロミンまたはテオフィリンのいずれかにまず分解される。パラキサンチンは、動物およびヒトにおけるカフェイン代謝産物として天然に観察される。また、パラキサンチンは、さまざまな植物種、例えばCitrus paradisi(グレープフルーツ)、Theobroma cacao(カカオ)およびCamilia sinensis(チャ)などにおいて天然に存在するものとしても見出されている。
[004]カフェインは、苦味を有する白色の結晶性プリン、メチルキサンチンアルカロイドであり、デオキシリボ核酸(DNA)およびリボ核酸(RNA)のアデニンおよびグアニン塩基と化学的に類縁性がある。カフェインは、アフリカ、東アジアおよび南米を原産地とするいくつかの植物の種子、実または葉において見出され、これらの部位の捕食昆虫からの保護および近接する種子の発芽の防止に役立っている。最もよく知られているカフェイン源はコーヒー豆であるが、コーヒー豆とはコーヒーノキ属(Coffea)の植物の種子が誤ってそう呼ばれているものである。
[005]カフェインは、コーヒーおよび茶製品において見出される、群を抜いて最もよく研究され、かつ最も一般的に使用されている刺激物質である。パラキサンチンは、化学構造においてはカフェインときわめて類似しているにもかかわらず、カフェインを上回る効果を有するとみられる。近年の実験は、パラキサンチンがさまざまな活性を呈することを示しているが、中には一貫性がないと思われるものもある。
[006]過去の疫学的調査により提起された、コーヒーおよびカフェイン消費の潜在的な健康リスクについての懸念は、コーヒーの大量摂取と不健康な行動、例えば喫煙および運動不足などとが結び付くことにより深刻化するように思われた。より最近では、コーヒー消費はいくつかの慢性疾患のリスクの低減と関連付けられている。
[007]コーヒー飲料におけるカフェイン濃度は、かなりばらついていることがある。コーヒーの標準的な1杯はカフェイン100mgを含むとされることが多いが、米国内のコーヒーショップで購入された14種類の異なるスペシャルティコーヒーについての最近の分析では、いれた状態のコーヒー約240ml(8オンス)中のカフェインの量には72~130mgの幅があることが見出された(McCusker,R.R.、Goldberger,B.A.およびCone,E.J.、2003、Caffeine content of specialty coffees.、J.Anal.Toxicol.、27:520~522.)。エスプレッソコーヒーにおけるカフェインには、シングルショットで58~76mgの幅があった。興味深いことに、別々の6日間に同一の店舗から購入された同タイプのコーヒーのカフェイン含有量は、1杯約240ml(8オンス)当たり130mgから282mgまで変動があった。
[008]したがって、当技術分野においては、利益を提供しうる代替的な化学化合物およびその混合物を同定することが必要とされている。また、濃度を変化させることによりさまざまな利益をもたらすように使用でき、したがって原材料の生産をより少なく済ませられる、化学化合物およびその混合物を提供することも望まれている。
[009]本開示は、天然に生産されたか合成的に生産されたかを問わないパラキサンチンおよび任意にその他化学物質、例えばパラキサンチン同族体または類似体などを含む化学組成物の、複数の望ましい効果を提供するための使用に関する。パラキサンチン類似体としては、限定されるものではないが、カフェイン、メチルカフェイン、テオブロミン、テオフィリン、リベリンおよびメチルリベリン、ならびにこれらのバリアントを挙げることができる。他の適当な活性物質としては、1つまたは複数のエルゴジェニック(ergogenic)または向知性化合物、例えばセイヨウオトギリソウ、スルブチアミンなどを挙げることができる。
[010]パラキサンチンは、投与量に依存して多種多様な効果を呈する。他の成分を存在させることにより、その効果を調節することも可能である。パラキサンチンは、持久能力、気分、落ち着きおよび集中力の促進、活力、脂肪分解、エネルギー消費、課題遂行能力(exercise performance)ならびに/または食欲低下を増強するために使用されうる。パラキサンチンは、酸化防止剤および抗炎症剤としても機能しうる。
[011]一実施形態において、パラキサンチンは、刺激物質を調節することによって、不安または緊張感の高まりを伴うことなくエネルギーの高まりをもたらすために使用されうる。本明細書に記載のとおり、個体間のばらつきはありうる。
[012]別の実施形態において、パラキサンチンは、穏やかな気分向上剤(mood enhancer)または弛緩剤として使用されうる。
[013]さらなる一実施形態において、パラキサンチンは、食欲を低減させることによる体重減少や酸化防止剤としておよび抗炎症剤としての作用を促進させるために使用されうる。パラキサンチンは、これらの効果のうち1つまたは複数を強化するために経皮的に使用されうる。
[014]一実施形態において、発酵を経た天然物質か合成物質かを問わないパラキサンチン約2mg~約800mgを含む栄養補助食品が提供される。
[015]別の実施形態では、個体における身体能力またはエネルギーを増強するための処置の方法が提供される。この方法は、天然か合成かを問わないパラキサンチン約2mg~約800mgを含む組成物を個体に提供することを包含し、この方法においては、該組成物が投与されると、該個体は、持久能力、気分、落ち着きおよび集中力の促進、活力、脂肪分解、エネルギー消費、課題遂行能力ならびに/または食欲低下のうち少なくとも1つの増強を経験する。別の実施形態では、第2の化合物、例えばカフェインなども該組成物中で用いられることが可能である。
[016]したがって、本開示の目的は、複数のプラス効果を賦与することが可能なパラキサンチンを含む組成物を提供することである。
[017]本開示の別の目的は、パラキサンチンの同族体、誘導体および反復体(iteration)ならびにパラキサンチンの合成化学的等価体(synthetic chemical equivalent)を提供することである。
[018]本開示の別の目的は、凝集化されたパラキサンチン、パラキサンチン塩、マイクロカプセル化、リポソーム化またはエステル化されたパラキサンチンを提供することである。
[019]本開示の別の目的は、グリセリド、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)、ラウロイルマクロゴール、ラウロイルマクロゴール誘導体と組み合わされたパラキサンチン、および、パラキサンチンの共結晶化製品を提供することである。
[020]多数の実施形態を開示してあるが、本開示のさらに他の実施形態は、本開示の組成物、システムおよび方法の例示的な実施形態を示し記載する以下の詳細な説明から、当業者には明らかとなろう。理解されるであろうが、本開示の組成物、システムおよび方法は、多様な自明の態様において、すべて本開示の精神および範囲から逸脱することなく変形を行うことが可能である。したがって、図面および詳細な説明は、限定的ではなく例証的な性質のものとして受け取られたい。
[021]BCSTテストにおける正応答数(correct response)を示すグラフである。 [022]BSCTテストにおける誤答数を示すグラフである。 [023]BSCTテストにおける保続的誤答数(PEBL)を示すグラフである。 [024]BSCTテストにおける保続的誤答数(PAR)を示すグラフである。 [025]Go/No-Goテストにおける平均正応答率(correct response mean accuracy)を示すグラフである。 [026]Go/No-Goテストにおける1巡目、条件Pでの平均応答時間を示すグラフである。 [027]Go/No-Goテストにおける1巡目、条件Rでの平均応答時間を示すグラフである。 [028]Go/No-Goテストにおける2巡目、条件Pでの平均応答時間を示すグラフである。 [029]Go/No-Goテストにおける2巡目、条件Rでの平均応答時間を示すグラフである。 [030]Go/No-Goテストの応答時間アベレージ(average response time)を示すグラフである。 [031]ビジランス(vigilance)テストにおける試行番号2の反応時間を示すグラフである。 [032]ビジランステストにおける試行番号10の反応時間を示すグラフである。 [033]ビジランステストにおける試行番号20の反応時間を示すグラフである。 [034]ビジランステストの反応時間アベレージを示すグラフである。 [035]Sternbergテストにおける文字長2の非存在課題反応時間(absent reaction time)を示すグラフである。 [036]Sternbergテストにおける文字長4の非存在課題反応時間を示すグラフである。 [037]Sternbergテストにおける文字長6の非存在課題反応時間を示すグラフである。 [038]Sternbergテストにおける文字長2の存在課題反応時間を示すグラフである。 [039]Sternbergテストにおける文字長4の存在課題反応時間を示すグラフである。 [040]Sternbergテストにおける文字長6の存在課題反応時間を示すグラフである。 [041]苦味スケールを示す図である。 [042]溶液、略号および濃度を示す一覧表である。 [043]苦味についての試飲調査の結果を示す一覧表である。 [044]苦味についての試飲調査の結果を苦味スケール上に示す図である。 [045]苦味調査に参加した試飲者のコメントを示す一覧表である。
[046]本発明の1つ以上の実施形態を詳細に説明する前に、本発明はその適用において、以下の説明に記載された、または図面に示された構成の詳細および構成要素の配置に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態をとること、ならびに、多様な方式で実行および実施されることが可能である。また、本明細書において用いられる表現および用語は説明を目的としたものであって限定的なものと解釈されるべきではないことも理解されたい。
[047]本明細書では、範囲が、「約」一方の特定の値からおよび/または「約」他方の特定の値まで、という形で表されることがある。そのような範囲が表されている場合、さらなる態様は、書かれた一方の特定の値からおよび/または書かれた他方の特定の値までを包含する。同様に、値が先行詞「約」の使用により近似値として表されている場合は、書かれた特定の値がさらなる態様を形成することは理解されよう。それぞれの範囲の両端点は、他方の端点と関係した形でも他方の端点から独立した形でも有意であることは、さらに理解されよう。また、本明細書にはいくつもの値が開示されていること、および、それぞれの値は、その特定の値そのものだけでなく、「約」その特定の値としても本明細書において開示されていることについても理解されたい。例を挙げると、「10」という値が開示されている場合は、「約10」も開示されている。また、2つの特定のユニット値(unit)間にある各ユニット値も開示されていることについても理解されたい。例を挙げると、10および15が開示されている場合は、11、12、13および14も開示されている。
[048]本明細書で使用される場合、用語「対象」は、投与ターゲット、例えば動物を指す。したがって、本明細書に開示の方法の対象は、ヒト、非ヒト霊長動物、ウマ、ブタ、ウサギ、イヌ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ネコ、モルモットまたは齧歯動物でありうる。この用語は、特定の年齢または性別を表さない。したがって、成体および新生児/仔の対象ならびに胎児/仔は、男女/雄雌を問わず網羅されるものとする。一態様において、対象は哺乳動物である。患者とは、疾患または障害を患っている対象を指す。
[049]本明細書で使用される場合、用語「処置」は、疾患、病的状態または障害の治癒、改善、安定化または予防を目的とした、患者の医学的管理を指す。この用語は、積極的処置、つまり、疾患、病的状態または障害を快方に向かわせることを具体的に目的とした処置を包含し、さらに、原因処置、つまり、関連する疾患、病的状態または障害の原因を取り除くことを目的とした処置を包含する。加えて、この用語は、姑息的処置、つまり、疾患、病的状態または障害の治癒ではなく症状緩和のためにデザインされた処置;予防的処置、つまり、関連する疾患、病的状態または障害の発現を最小化することまたは部分的もしくは完全に阻害することを目的とした処置;および支持的処置、つまり、関連する疾患、病的状態または障害を快方に向かわせることを目的とした別の特定の療法を補うために用いられる処置を包含する。さまざまな態様において、この用語は、哺乳動物(例えばヒト)を包含する対象の処置一切を網羅し、(i)疾患の素因を有する可能性があるが罹患しているとは未だ診断されていない対象において当該疾患の発症を予防すること、(ii)疾患を阻害すること、すなわち、その発現を阻止すること、または(iii)疾患を緩和すること、すなわち、当該疾患の退縮を生じさせることを包含する。一態様において、対象は哺乳動物、例えば霊長動物であり、さらなる態様において、対象はヒトである。用語「対象」は、さらに、飼い馴らされた動物(例えば、ネコ、イヌなど)、家畜(例えば、畜牛、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギなど)、および実験動物(例えば、マウス、ウサギ、ラット、モルモット、ミバエなど)も包含する。
[050]本明細書で使用される場合、用語「有効量」および「有効な量」は、望ましい結果を達成するのにまたは望ましくない状態に効果を及ぼすのに十分な量を指す。例えば、「治療有効量」は、望ましい治療結果を達成するのにまたは望ましくない症状に効果を及ぼすのには十分であるが、許容できない有害な副作用を引き起こすには一般的に不十分である、量を指す。任意の特定の患者に対する具体的な治療有効用量レベルは、さまざまな因子に依存することになろう。そのような因子としては、処置対象となる障害および障害の重症度;用いられる具体的な組成物;患者の年齢、体重、全身の健康状態、性別および食生活;投与時間;投与経路;用いられる具体的な化合物の排出速度;処置の継続期間;用いられる具体的な化合物と組み合わせてまたは併用の形で使用される薬物など、医学分野で周知の因子が挙げられる。例えば、化合物の用量を、望ましい治療効果を達成するために必要とされるレベルより低いレベルで開始し、望ましい効果が達成されるまで投与量を徐々に増加させることは、十分に当技術分野の技能の範囲内である。所望により、有効な1日用量は、複数回投与のための用量に分けられてもよい。結果的に、1回用量の組成物は、1日用量である当該量、または合わせて1日用量になるその約量(submultiple)を含有することができる。用法用量は、禁忌の場合は個々の医師による調節が可能である。用法用量は変化させることが可能であり、1日1回または複数回の投与を1日または数日にわたって行う形での投与が可能である。所与のクラスの医薬製品の適切な用法用量については、文献にガイダンスを見出すことができる。さらなるさまざまな態様において、調製物は、「予防有効量」で、つまり、疾患または状態の予防に有効な量で、投与することができる。
[051]パラキサンチンを含む組成物およびその関連する使用が開示される。パラキサンチンは、1,7-ジメチルキサンチンまたは1,7-ジメチル-3H-プリン-2,6-ジオンとしても知られる。パラキサンチンは、合成的に生産されてもよく、または、天然源からもしくは発酵を経て単離されてもよい。そのような入手源から単離されたパラキサンチンは、純度95%以上に精製されうる。任意で、パラキサンチンが原材料の50%またはそれよりさらに低い割合を占めるような低精製が用いられてもよい。いくつかの実施形態においては、パラキサンチン源において典型的に見出される他のパラキサンチン同族体を包含しうる天然源から単離されたパラキサンチンを利用することが好ましい場合がある。
[052]一定の実施形態では、パラキサンチンは、対象において複数のプラス効果をもたらすために1つまたは複数の他の化学化合物(例えば、他の活性成分)と組み合わされてもよい。パラキサンチンおよび/またはパラキサンチンと組み合わされる化学化合物の投与量を変えることにより、目的とされる多様な生理学的効果が選択されうる。本組成物は、単一の利益を主として提供するものであってもよく、または、多数の利益を同時に提供するものであってもよい。
[053]一定の実施形態において、パラキサンチンは、没食子酸、(+)-カテキン(C)、(-)-エピカテキン(EC)、(+)-ガロカテキン(GC)、(-)-エピガロカテキン(EGC)、(-)-没食子酸カテキン(CG)、(-)-没食子酸ガロカテキン(GCG)、(-)-没食子酸エピカテキン(ECG)および(-)-没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、グリセリド、プロピレングリコール、ラウロイルマクロゴール、ラウロイルマクロゴール誘導体、バイオペリン(bioperine)の共結晶化製品、ピペリン、黒コショウ、ベルガモッチン、ジヒドロキシベルガモッチン(CYP3A4)、フラボノイド(ナリンギン、ヘスペリジン、ノビレチン、タンゲレチン、ケルセチン)、プテロスチルベン、フィセチン、フィトソーム、サリシン、魚油(ω-3脂肪酸および特異的小脂質炎症収束性エポキシド誘導体(specialized,small lipid pro-resolving epoxide derivative))、オキシリピン、タルトチェリー、オキアミ油、アスタキサンチン、タンパク質分解酵素、硫酸グルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSM(メチルスルホニルメタン)、SAMe(S-アデノシルメチオニン)、ASU(avocado-soybean unsapponifiable fraction:アボカド-ダイズ不けん化物断片)、ミリストレイン酸セチル、Dolichos falcate、トリテルペノイド、acacia catechu、Andrographis paniculata、Scutalleria baicalensis、硫酸アグマチン、イラクサ、サジー、クルクミン、Cissus Quadrilangularis、Boswellia Serrata、Wasabia japonica(ティーツリー油に用いられるワサビ抽出物)、エミュー油、アルニカ属(Arnica)、Mangifera indica L.(ウルシ科)、Lagenaria breviflora、Zingiber officinale(ショウガおよびギンゲロール/ショウガオール)、hoodia gordonii、カフェイン、ヨヒンビン、メチルシネフリン、シネフリン、テオブロミン、フラベノイド(flavenoid)、トコフェロール、テオフィリン、α-ヨヒンビン、共役リノール酸(CLA)、オクトパミン、エボジアミン、トケイソウ、赤トウガラシ、カイエン、ラズベリーケトン、グッグル、緑茶、ガラナ、コーラナッツ、β-フェネチルアミン、Acacia rigidula、フォルスコリン(Coleus forskohlli)、テオフィリン、シネフリン、ヨヒンビン、イワベンケイ属(rhodiola)、アシュワガンダ、朝鮮人参(ginseng)、ginkgo biloba、エゾウコギ(siberian ginseng)、ゲンゲ、甘草、緑茶、霊芝、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、プレグネノロン、チロシン、N-アセチルチロシン、グルクロノラクトン、タウリン、アセチル-L-カルニチン、5-ヒドロキシトリプトファン、トリプトファン、フェネチルアミン、Sceletium tortuosum(およびメセンブリンアルカロイド)、デンドロビウム(Dendrobium)属の種、Acacia rigidula、PQQ(ピロロキノリンキノン)、ユビキノン(01)、ニコチンアミドリボシド、ピカミロン、フペルジンA(トウゲシバまたはHuperzia serrata、L-ドパ、Mucuna pruriens、およびフォルスコリン(Coleus forskohlli)、2-(ジメチルアミノ)エタノール(DMAE)、DMAEビタートレート、ならびにこれらの組合せからなる群から選択される1つまたは複数の付加的な活性成分と組み合わされる。
[054]別の実施形態において、パラキサンチンは、より低い投与量レベルで、および/または、その活性を調節もしくはその活性と拮抗する化合物と一緒に、使用されうる。そのような組成物は、持久能力、気分、活力、脂肪分解、エネルギー消費、課題遂行能力および/または食欲低下の増強を誘導しうる。
[055]本発明を使用する利点は、本発明の原理による化学組成物を用いた人がこれに対する耐性を生じにくい可能性があることである。つまり、ある人に対して誘導された効果に対するその人の感受性は低下しない可能性がある。
[056]一定の態様によれば、本開示のパラキサンチン含有組成物は、同程度の用量のカフェインを含有する組成物を投与した場合に比べて、以下の明確な利点を少なくとも有する。パラキサンチンの方が、毒性が実質的に低い。パラキサンチンの方が、安定性が高い(例えば、時間が経過してもカフェインほどには効力を失わない)。パラキサンチン含有組成物の方が、より強力な覚醒促進剤である(一定の実施形態において、アデノシン受容体拮抗作用による)。さらに、パラキサンチン含有組成物は、線条体ドパミントーン(striatal dopaminergic tone)を強化する。またさらに、パラキサンチンは、睡眠反跳を生じさせない。さらに、パラキサンチンは、使用が中止された際、カフェインの場合に生じるほど高頻度には離脱効果を生じさせない。またさらに、パラキサンチンは、不安を増大させない。またさらに、パラキサンチンは、苦味がカフェインより弱い。さらには、パラキサンチンは、カフェインの場合より大規模な集団に対して有効である。
[057]別の実施形態において、パラキサンチンは、より高い投与量レベルで、および/または、相乗作用のある化合物と一緒に、使用されうる。これらの組成物は、個体の基礎/安静時代謝率を上昇させ、熱産生を増加させ、食欲を低下させ、認知能力を向上させ、α波帯域脳活動(Alpha wave brain activity)を増加させ、および/または幸福感を誘導することができる。理論に拘束されるものではないが、本発明者らは、より高い投与量レベルではパラキサンチンは、ノルアドレナリン作動性およびドパミン作動性を示すことができ、アデノシン受容体阻害の増加を呈することができると考えている。
[058]別の実施形態において、パラキサンチンは、エフェドリン、カフェイン、サリチル酸などと組み合わされる。前述の組合せは、パラキサンチンの刺激効果との相乗効果をもたらしうる。例えば、一定の実施形態において、パラキサンチンは、カフェインの過剰な刺激効果を調節し、それにより心拍数および他の代謝活性を安定化させる目的で、はるかに少ない量のカフェインと組み合わされる。つまり、パラキサンチンとカフェインとを組み合わせる結果、カフェインにより誘導される集中力およびエネルギーの増加は賦与するがパラキサンチンによりカフェインの効果が調節されるおかげで心拍数および血圧は上昇させない組成物を得ることができる。したがって、この組合せを用いる結果、カフェインが原因で生じるおそれのある興奮状態を伴うことなく、覚醒および落ち着きを高めることができる。
[059]さらなる実施形態によれば、パラキサンチンを含む栄養補助食品は、運動遂行能力(athletic performance)を強化するために使用される。これらの実施形態の例示的な態様によれば、パラキサンチンを含む栄養補助食品は、疲労を軽減し、エネルギーを増強し、可動性を向上させ、警戒力を増強することができる。さらなる実施形態において、本開示の組成物の投与は、心保護を目的に行われる。さらなる実施形態において、本開示の組成物の投与は、筋収縮および筋性能を増強する。これらの実施形態の例示的な態様において、筋性能は、骨格筋中へのカリウム(K+)輸送を増加させることを通じて強化される。さらなる態様において、筋性能は、細胞内カルシウムを増加させることを通じて(例えば、リアノジン受容体(RyR)の活性化によって)強化される。
[060]別の実施形態において、パラキサンチンは、皮膚を明るくする、皮膚にハリをもたらす、および/または皮膚の弾力性を高めることを目的としたクリームまたはローションを生産するために、ボディークリームまたはローション中に組み込むための局所剤として使用されうる。パラキサンチン局所剤は、限局部位の経皮的な脂肪消失を促進するために使用されてもよい。さらに、パラキサンチンは、限局部位の代謝強化および/または熱産生強化を促進するためのクリームまたはローションに使用されてもよい。
[061]さらなる実施形態によれば、パラキサンチンは、鎮痛剤および/または抗炎症剤のうち1つまたは複数と組み合わされる。例示的な実装形態では、パラキサンチンは、イブプロフェン、サリチル酸、抗炎症剤、サリシン、魚油(ω-3脂肪酸および特異的小脂質炎症収束性エポキシド誘導体、タルトチェリー、オキアミ油、アスタキサンチン、タンパク質分解酵素、硫酸グルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSM(メチルスルホニルメタン)、SAMe(S-アデノシルメチオニン)、ASU(アボカド-ダイズ不けん化物断片)、ミリストレイン酸セチル、Dolichos falcateおよび/またはトリテルペノイドと組み合わされる。
[062]パラキサンチンの投与量は、約2mgから約800mgまでの範囲でありうる。別の実施形態において、パラキサンチンの投与量の範囲は、約50mgから約400mgまででありうる。
[063]別の実施形態において、パラキサンチンは、1つまたは複数のバイオアベイラビリティー・エンハンサーと組み合わされる。例示的な実施形態において、バイオアベイラビリティー・エンハンサーとしては、限定されるものではないが、バイオペリン、ピペリン、黒コショウ、ベルガモッチン、ジヒドロキシベルガモッチン(CYP3A4阻害剤)、フラボノイド(ヘスペリジン、ナリンギン、タンゲリチン(tangeritin)、ケルセチンおよびノビレチンを包含する。別個でも組合せでもよい)、プテロスチルベン、フィセチン、ナノカプセル化、マイクロカプセル化、リポソームおよび/またはフィトソームが挙げられる。どのエンハンサーをパラキサンチンと組み合わせるかは、パラキサンチンのどの性質が特定の使用に要求されるかに依存しうる。
[064]別の実施形態において、パラキサンチンは、1つまたは複数の送達方法を用いて投与されうる。送達方法としては、例えば、経皮パッチ剤および/もしくはクリーム剤、用時混合粉末剤(ready to mix powder)、静注法、カプセル剤、錠剤、液剤(他の飲料と混合して用いるタイプの液剤を包含する)、ソフトゲル剤、ショット剤様式(shot format)、ならびに/または、石鹸、ローションおよびシャンプーなどの化粧料としての適用が挙げられる。パラキサンチンが持つ抗炎症性は、さまざまな局所適用に要求される可能性がある。
処置の方法
[065]一定の実施形態によれば、本明細書に開示の組成物は、1つまたは複数の医学的状態の処置を必要とする対象において、その処置の際に使用される。一定の実装形態では、本開示の組成物は、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸および交代勤務睡眠障害、不眠症、てんかん、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害症候群(ADHD)、認知欠陥障害(cognitive deficit disorder)、麻痺、制御されない怒り(uncontrolled anger)、偏頭痛、薬物乱用・依存症(substance abuse addiction)、摂食障害、抑うつ、不安障害、外傷性頭部傷害(TBI)、パーキンソン病、アルツハイマー病ならびに/または認知症に罹患している対象に投与される。
[066]一定の態様において、本開示の組成物は、神経保護剤である。一定の実施形態において、本開示の組成物を必要とする対象へのその投与は、神経保護を目的に行われる。これらの実施形態の例示的な態様において、この神経保護は、ドパミン作動性細胞死からの保護の形をとる。
[067]さらなる実施形態によれば、本開示の組成物は、老年期抑うつの処置に有用である。例示的な実施形態において、本組成物は、原因が本態性、血管性または外傷性である老年期抑うつ、および高齢者にみられる精神荒廃を患っている対象の処置において有効である。
[068]本開示の組成物の対象への投与は、対象に医薬調製物を提供するあらゆる方法を包含しうる。そのような方法は当業者には周知であり、限定されるものではないが、経口投与、経皮投与、吸入による投与、経鼻投与、局所投与、膣内投与、経眼投与、耳内投与、脳内投与、経直腸投与、舌下投与、皮内投与、口腔投与、ならびに、注射剤投与を包含する非経口投与、例えば、静脈内投与、動脈内投与、筋内投与および皮下投与などが挙げられる。投与は、連続的でも間欠的でもよい。さまざまな態様において、調製物は、治療的に投与されうる。つまり、既存の疾患または状態を処置するために投与されうる。さらなるさまざまな態様において、調製物は、予防的に投与されうる。つまり、疾患または状態を予防するために投与されうる。
[069]1つの一般的態様は、パラキサンチン約2mg~約800mgを含むことができる第1の活性成分を含むことができる栄養補助食品を包含する。この態様の別の実施形態は、本発明の方法の作業を実行するようにそれぞれが構成されている、対応するコンピューターシステム、装置、および、1つまたは複数のコンピューター記憶デバイスに記録されたコンピュータープログラムを包含する。
[070]実装形態は、以下の特徴のうち1つまたは複数を含むことができる。本発明の栄養補助食品は、没食子酸、(+)-カテキン(c)、(-)-エピカテキン(ec)、(+)-ガロカテキン(gc)、(-)-エピガロカテキン(egc)、(-)-没食子酸カテキン(cg)、(-)-没食子酸ガロカテキン(gcg)、(-)-没食子酸エピカテキン(ecg)および(-)-没食子酸エピガロカテキン(egcg)、グリセリド、プロピレングリコール、ラウロイルマクロゴール、ラウロイルマクロゴール誘導体、バイオペリンの共結晶化製品、ピペリン、黒コショウ、ベルガモッチン、ジヒドロキシベルガモッチン(cyp3a4)、フラボノイド(ナリンギン、ヘスペリジン、ノビレチン、タンゲレチン、ケルセチン)、プテロスチルベン、フィセチン、フィトソーム、サリシン、魚油(ω-3脂肪酸および特異的小脂質炎症収束性エポキシド誘導体、オキシリピン、タルトチェリー、オキアミ油、アスタキサンチン、タンパク質分解酵素、硫酸グルコサミン、コンドロイチン硫酸、msm(メチルスルホニルメタン)、same(s-アデノシルメチオニン)、asu(アボカド-ダイズ不けん化物断片)、ミリストレイン酸セチル、dolichosfalcate、トリテルペノイド、acacia catechu、andrographis paniculata、scutalleria baicalensis、硫酸アグマチン、イラクサ、サジー、クルクミン、cissus quadrilangularis、boswellia serrata、wasabia japonica(ティーツリー油に用いられるワサビ抽出物)、エミュー油、アルニカ、mangifera indical(ウルシ科)、lagenaria breviflora、zingiber officinale(ショウガおよびギンゲロール/ショウガオール)、hoodia gordonii、カフェイン、ヨヒンビン、メチルシネフリン、シネフリン、テオブロミン、フラベノイド、トコフェロール、テオフィリン、α-ヨヒンビン、共役リノール酸(cla)、オクトパミン、エボジアミン、トケイソウ、赤トウガラシ、カイエン、ラズベリーケトン、グッグル、緑茶、ガラナ、コーラナッツ、β-フェネチルアミン、acacia rigidula、フォルスコリン(coleus forskohlli)、テオフィリン、シネフリン、ヨヒンビン、イワベンケイ属、アシュワガンダ、朝鮮人参、ginkgo biloba、エゾウコギ、ゲンゲ、甘草、緑茶、霊芝、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、プレグネノロン、チロシン、n-アセチルチロシン、グルクロノラクトン、タウリン、アセチル-l-カルニチン、5-ヒドロキシトリプトファン、トリプトファン、フェネチルアミン、sceletium tortuosum(およびメセンブリンアルカロイド)、デンドロビウム属の種、acacia rigidula、pqq(ピロロキノリンキノン)、ユビキノン(01)、ニコチンアミドリボシド、ピカミロン、フペルジンa(トウゲシバまたはhuperzia serrata、l-ドパ、mucuna pruriens、およびフォルスコリン(coleus forskohlli)、2-(ジメチルアミノ)エタノール(DMAE)、dmaeビタートレート、ならびにこれらの組合せを包含しうる群から選択される第2の活性成分を含むことができる。本発明の栄養補助食品は、薬学的に許容される担体を含むことができる。本補助食品は、固体経口剤形のものである。本補助食品は、局所投与形態のものである。本発明の栄養補助食品は、パラキサンチン同族体またはパラキサンチン類似体を含むことができる。前記パラキサンチン同族体または類似体は、カフェイン、メチルカフェイン、テオブロミン、テオフィリン、リベリン、メチルリベリンおよびこれらの組合せを含みうる群から選択される。該パラキサンチン同族体または類似体は、カフェインである。カフェインの有効用量は、パラキサンチンを含まない組成物におけるカフェインの有効用量より低い。
[071]1つの一般的態様は、対象における身体能力またはエネルギーを増強する方法を含む。この方法は、天然か合成かを問わないパラキサンチン約2mg~約800mgを含みうる組成物を対象に提供することをさらに含む。
[072]実装形態は、以下の特徴のうち1つまたは複数を含むことができる。本発明の組成物が投与されると、対象が、気分、エネルギー、集中力、集中もしくは性的欲求のうち少なくとも1つの増強、または、不安、疲労、努力知覚(perception of effort)もしくは疼痛知覚のうち少なくとも1つの軽減を経験する、方法である。対象に継続投与される場合、本組成物は、継続使用が中止されても対象における依存性および/または対象における離脱効果を生じさせない。提供されるパラキサンチンの量は、約50mg~約400mgである。対象は、疲労の少なくとも約6パーセントの低減を経験する。対象は、エネルギーの少なくとも約8パーセントの増加を経験する。本組成物は、カフェイン、テオブロミン、ナリンギン、ヘスペリジン、2-(ジメチルアミノ)エタノール(DMAE)、dmaeビタートレートおよびフペルジンaを含みうる群から選択される少なくとも1つの成分をさらに含むことができる。
[073]1つの一般的態様は、ある状態の処置を必要とする対象においてその状態を処置する方法を包含する。実装形態は、以下の特徴のうち1つまたは複数を含むことができる。本方法においては、該状態は、ナルコレプシー、てんかん、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害症候群(ADHD)、認知欠陥障害、麻痺、制御されない怒り、偏頭痛、薬物乱用・依存症、摂食障害、抑うつ、不安障害、外傷性頭部傷害(TBI)、パーキンソン病、アルツハイマー病および認知症から選択される。パラキサンチンは、約2mgから約800mgまで存在する。本組成物は、治療有効量で投与される。本組成物は、予防有効量で投与される。本組成物は、パラキサンチンを約2mgから約800mgまでの量で含むことができる。本組成物は、パラキサンチンを約50mgから約400mgまでの量で含むことができる。
[074]1つの一般的態様は、注意力の強化を必要とする対象においてそれを強化する方法であって、パラキサンチンを含むことができる組成物を該対象に投与することができる方法を包含する。
[075]1つの一般的態様は、作業記憶の増強を必要とする対象においてそれを増強する方法であって、パラキサンチン含有組成物を該対象に投与することを含む方法を包含する。
[076]1つの一般的態様は、対象において認知能力を増強する方法であって、パラキサンチンを含む組成物を該対象に投与することを含むことができる方法を包含する。
[077]1つの一般的態様は、対象において体重減少および/または脂肪減少を助ける方法であって、パラキサンチンを含む組成物を該対象に投与することによることができる方法を包含する。
[078]実装形態は、以下の特徴のうち1つまたは複数を含むことができる。該方法は、該対象における代謝増加により体重減少がもたらされる方法である。該体重減少は、該対象におけるカロリー摂取量減少によりもたらされる体重減少である。
[079]1つの一般的態様は、パラキサンチンを含むことができる栄養補助食品における使用のためのカフェイン代替組成物を包含する。実装形態は、以下の特徴のうち1つまたは複数を含むことができる。該組成物は、対象に投与された場合に、同程度の用量のカフェインに比較して不安を増加させない組成物である。該組成物は、反復投与時に対象において依存性を生じさせず、かつ、使用中止時に対象において離脱効果を生じさせない。該組成物は、同程度の用量のカフェインに比較して苦味が少ない組成物である。該組成物は、同程度の用量のカフェインに比較して毒性が低い組成物である。
[080]以下の実施例は、本明細書において特許請求する化合物、組成物、物品、デバイスおよび/または方法を作製および評価する方法の一部の例の完全な開示および説明を当業者に提供する目的で提示するものであり、本発明を純粋に例示することを意図したものであって、本発明者らが自身の発明と考えるものの範囲を限定することを意図したものではない。ただし、当業者は、本開示に照らせば、開示されている特定の実施形態に多くの変更を施すことが可能であり、その場合でも本発明の精神および範囲から逸脱することなく同様または類似の結果を得ることが可能であることを理解すべきである。
[081]二重盲検、ランダム化、クロスオーバーおよび反復測定方式で、13名の志願者(男性10名、女性3名、平均年齢24±5歳、平均体重72.91±19.30kg、平均身長169.96±11.84cm、平均BMI 24.80±3.71kg/m)が本試験に参加した。試験参加者は、カフェインおよび他の刺激物質の摂取を48時間にわたり常識的な使用に制限し、8時間絶食して実験室に報告してから、短期注意および抑制制御(Go-No Goテスト)、持続的注意(ビジランス課題テスト)、作業記憶(Sternberg課題テスト)および認知的柔軟性(Berg-Washingtonカード分類テスト)をアセスメントする4種類の異なる認知機能テストを完了した。完了したらすぐに試験参加者はプラセボまたは200mgのパラキサンチン(WGI、TX、USA)のいずれかを約240ml(8オンス)の水と一緒に摂取した。補助食品の摂取から1、2、3、4、5および6時間後に、試験参加者は認知機能テストを繰り返した。1週間後、試験参加者は前回とは逆の投与品を消費して実験を繰り返した。
[082]データの分析は、反復測定データについて一般線形モデル多変量および単変量解析により行い、共変量として体重を用いた。データは、プラセボ群(PLA)およびパラキサンチン群(PrX)ごとの平均値±標準偏差として表す。Greenhouse-Geisser単変量pレベルを、時間(T)、体重×時間(W×T)および群×時間(G×T)の相互作用効果ごとに一覧化する。一対比較の結果を以下の上付き文字により示す:†=p<0.5、ベースライン値との差;=0.5<p<0.10、ベースラインとの差;a=p<0.5、群間差;b=0.5<p<0.10、群間差。Eta2値は、0.01~0.5であれば効果量小と判断し、0.6~0.13は効果量中、>0.14であれば効果量大と判断する。
Berg-Washingtonカード分類課題テスト
[083]Berg-Washingtonカード分類課題テストは、基本的な認知的柔軟性、または、新/旧ルール変更時のセット転換能力についてのテストである。このテストには、推論、学習、実行制御および注意転換能力が関わっている。このテストは、セット転換の能力低下について特に感度が高い。誤答が少ないほど、被験者はより高い能力により新しいルールを認識するとともにこれに「転換」することができたことになる。このテストには、推論、学習、実行制御および注意転換能力が関わっている。
[084]全体でみると、パラキサンチン群の方が正応答数は5.3%多く(プラセボ102.5対パラキサンチン97.3)、誤答数は23.7%少なかった(プラセボ23.6対パラキサンチン18.0)。ベースライン値の差を補正したところ、パラキサンチンを投与した方が正答数は150%多く(プラセボ1.0対パラキサンチン2.5)、誤答数は600%少ない結果となった(プラセボ0.3対パラキサンチン-1.5)。異なる時点(0~6時間)における個々の結果をみると、パラキサンチンを投与した場合は6時間経過した時点でも増強がみられる結果となり(プラセボは誤答数+1.9、正答数-1.5に対しパラキサンチンは誤答数-0.6、正答数+1.9)、このことは、パラキサンチンの利益は長時間持続することを示している。
[085]パラキサンチンは、Berg-Washingtonカード分類課題テスト(BCST)において、正答数を有意に増加させた一方、誤答数を低下させた。パラキサンチンは、認知的柔軟性または新/旧ルール変更時のセット転換能力を増加させた。
[086]図1~4は、BCSTテスト結果のさまざまなグラフを示すものである。図1は、パラキサンチンはベースラインから2時間および4時間経過時点での正応答数を有意に(p<0.5)増加させ、4時間経過時点では群間の傾向性を示した(p<0.1)ことを示し、図2は、パラキサンチンは6時間経過時点においてベースラインに比して誤答数が減少する傾向を示した(p<0.1)ことを示し、図3は、パラキサンチンはPEBLをもっと高度に維持するように思われたが経時的にも投与群間にも効果に有意差はみとめられなかったことを示し、図4は、パラキサンチンは6時間経過時点における誤答数の群間差を減少させる傾向を示した(p<0.1)ことを示す。
Figure 2023513457000002
Go-No Goテスト
[087]持続的注意および応答制御(すなわち、注意/抑制)のテストである。応答時間が短いほど、注意を払い抑制制御を行う能力が高いことを表す。
[088]平均正応答率は、パラキサンチン群の方がプラセボ群に比して1.1%高く(プラセボ91.5%対パラキサンチン92.5%)、ベースラインとの比較では、正応答率はプラセボ群では1.4%、パラキサンチン群では0.5%減少していた。平均応答時間は、パラキサンチン群では変化がみられなかった(-0.3%)が、プラセボ群では3.5%低下した。応答時間が短いほど、注意を払い抑制制御を行う能力が高いことを表す。
[089]パラキサンチンを投与すると、
・1巡目応答時間 - 条件Rの場合の平均値
・2巡目応答時間 条件Pの場合の平均値
・R1およびT2試行の平均応答時間のアベレージ
について、プラセボに比べて注意および抑制制御を維持することから、精神的疲労を予防する結果となった。
[090]急速なパラキサンチン補給は、go/no-goテストにおいて正応答に至る応答時間がPLAに比して速い(精神的疲労がより低いことを示す)結果をもたらした。加えて、パラキサンチンは正答率(%)を維持したが、プラセボは正答率の有意な減少を示した。パラキサンチンは、持続的注意および応答制御を可能にする力を増加させた。
[091]図5~10は、Go/No-Goテスト結果のさまざまなグラフを示すものである。図5は、プラセボでは正応答数が有意に減少した(3時間時点、p<0.5)ことを示し、図6は、経時的にも投与群間にも有意差はみとめられなかったことを示し、図7は、1巡目のテスト実施において、パラキサンチンは、時間が経過しても平均応答時間をPLAに比してより良好に維持したことを示し、図8は、2巡目のテスト実施において、パラキサンチンは、時間が経過しても平均応答時間をPLAに比してより良好に維持したことを示し、図9は、2巡目のテスト実施において、パラキサンチンは、時間が経過しても平均応答時間をPLAに比してより良好に維持したが有意差はみとめられなかったことを示し、図10は、応答時間アベレージはプラセボ群では有意に減少したが、一方パラキサンチンは、時間が経過しても平均応答時間(1巡目+2巡目)を維持した(すなわち、疲労がより少ないことを示す)ことを示す。
Figure 2023513457000003
ビジランス
[092]精神運動ビジランス課題テストは、試験参加者が視覚刺激に応答するスピードを測定する、注意持続、反応時間測定課題(sustained attention,reaction timed task)である。反応時間が短いほど、特に、多数の課題からなるこのテスト全体を通して短い反応時間が維持されているほど、注意を持続する能力が高いことになる。
[093]パラキサンチンは、ビジランス課題テストにおける反応時間アベレージには効果を及ぼさなかった。
[094]パラキサンチンの急速な補給は、注意深く警戒を怠らない状態を保ち続ける個人能力を測定するビジランス課題テストにおいて、注意が持続される(反応時間が維持される、精神的疲労が予防される)結果をもたらした。これに対し、プラセボは、反応時間の有意な悪化を示した(全体では3時間および6時間時点)。
[095]図11~14は、ビジランステスト結果のさまざまなグラフを示すものである。図11は、パラキサンチンは、PLA投与群における反応時間に比して有意に速い反応時間を維持したことを示し、図12は、経時的にも投与群間にも有意差はみとめられなかったことを示し、図13は、反応時間はPLA投与群では時間の経過に伴い増加したがパラキサンチン投与群では維持された(すなわち、疲労がより少なかった)ことを示し、図14は、反応時間はPLA投与群では時間の経過に伴い増加した(3時間時点および6時間時点ではベースラインに対して傾向性を示した。p<0.1)がパラキサンチン投与群では維持された(すなわち、疲労がより少なかった)ことを示す。
Figure 2023513457000004
Sternberg
[096]作業記憶、すなわち、短期記憶を活用する能力のテストである。反応時間が短いほど、試験参加者が自身の作業記憶にアクセスできる速度が速いということになる。Sternberg課題テストは、認知制御プロセスに関与する短期/作業記憶(STM/WM)の研究に広く用いられるパラダイムである。
[097]全体でみると、パラキサンチンはSternbergテストでの平均応答時間をベースラインに比して3.9%減少させ(速め)、これに対しプラセボ群は2.7%速めた。パラキサンチンは、Sternbergテストの1つの測定課題において、短期/作業記憶を有意に増大させた(文字長6の存在課題反応時間、4時間および5時間経過時点。図21を参照されたい)。リストの長さが増加するに従い、プローブ判断(probe judgment)は正確性が低下し、かつ遅くなるが、これは、短期記憶および作業記憶の要求が増加していることを示している。
[098]図15~20は、Sternbergテスト結果のさまざまなグラフを示すものである。図15は、パラキサンチン群では3、4および5時間経過時点において反応時間が向上している傾向がみられたが、これに対しプラセボ群では4および5時間経過時点において反応時間が向上していた(p<0.1)ことを示し、図16は、経時的にも投与群間にも有意差はみとめられなかったことを示し、図17は、経時的にも投与群間にも有意差はみとめられなかったが、パラキサンチン群では3~5時間時点にわたってより大きい向上がみられたことを示し、図18は、パラキサンチン群およびプラセボ群で反応時間が有意に向上していることを示し、図19は、経時的にも投与群間にも有意差はみとめられなかったが、パラキサンチン群では3~6時間時点にわたってより大きい向上がみられたことを示し、図20は、パラキサンチン群ではより遅い時点(4および5時間経過時点)において存在課題反応時間が向上していたが、これに対しプラセボ投与群では向上がみられなかったことを示す。
Figure 2023513457000005
毒性
[099]パラキサンチンおよびカフェインおよび他のカフェイン代謝産物間の相対的な毒性をアセスメントする目的で、毒性試験を実施するとともにLD50を決定した。パラキサンチンのLD50は、体重1kg当たり1,601mgである。これに対して、カフェインのLD50は192mg/kgであり、このことは、カフェインはパラキサンチン単独の場合より毒性レベルが有意に高いことを示している。さらに、カフェイン代謝産物であるテオブロミンおよびテオフィリンのLD50は、それぞれ1,265mg/kgおよび225mg/kgである。総合すると、これらの結果は、パラキサンチンがカフェインまたは他の主要なカフェイン代謝産物より実質的に優れた安全性プロファイルを有することを示している。

[0100]パラキサンチンの美味性をメチルリベリン、リベリンおよびテアクリンとの比較でアセスメントする目的で、一連の盲検試飲調査を実施した。被験者は、盲検試飲調査に先行して、味を区別するための、さらには図21に記載のスケールを使用するための訓練を受けた。図22に記載の溶液AおよびCを被験者に与え、それらの苦味スコア(溶液A=3、溶液C=10)を情報として授けた。次に、被験者に溶液Bを与え、合致するスコアを検討させた。
[0101]訓練セッションでは、被験者に記憶用として溶液AおよびCを投与し、次いで溶液Bにスコア付けさせることにより、スケールを記憶させた。次いで、被験者にさまざまなカフェイン濃度の溶液を与えることによりスケールをさらに記憶させた。
[0102]4つの訓練セッションが完了した後、被験者に盲検試飲調査を実施した。このテストでは、被験者は、4種類の製品溶液、すなわち、溶液L(リベリン)、溶液P(パラキサンチン)、溶液T(テアクリン)および溶液M(メチルリベリン)の苦味を、カフェイン溶液により設定しておいたスケール上にスコア付けした。溶液はそれぞれ、図22に示すように163mg/473mlの濃度で投与した。
[0103]被験者には、溶液L、P、TおよびMを中身がわからない状態かつランダム化された順序で投与し、各溶液について、カフェイン溶液により設定しておいたスケール上にスコア付けさせた。図23および図24は、スコア付けの結果を示すものであり、試飲者がパラキサンチンを、等しい濃度のメチルリベリン、リベリンおよびテアクリンの各溶液より苦味が実質的に弱いと評価付けたことを示している。さらに、試飲者のコメントを図25に記載する。
パラキサンチン・プレワークアウト(pre-workout)
[0104]健康な被験者にパラキサンチンを投与し、自身の感想を報告するよう依頼した。被験者の報告は以下のとおりであった。
[0105]46歳男性、運動は週に4~5回行い、運動に先行してコーヒーまたはエナジードリンクを飲用し、午後にコーヒー、エナジードリンクまたはダイエットソーダを飲用する場合もある。被験者としての報告は、「好みですね…私が頼りにしているカフェインよりずっといい。別物と感じる。一番ぴったりする表現は、これの方が、楽しい気分、いい気分になるしエネルギーも集中力も高まるけれど、『刺激が強い』とか『クラクラする』とか『不安になる』とかいうことはなくて、純粋にクリーンなエネルギーをもらった、という感じ。実際、すごくそう感じた」とのことであった。
[0106]38歳男性、ピラセタム、α-GPC、ヌーペプトなどの向知性製品を好み、ブレインブースターの使用経験も豊富である。被験者としての報告は、「驚きました。単独で試してみたら驚異的でした。…とても気に入りましたが、私がたくさん持っている向知性製品と一緒に使ったら、相乗効果が出るような感じで、もっとよかったです。買います。どこで買えるか教えてください」とのことであった。
[0107]44歳女性、看護師、ビーチバレーを週2回プレーする。被験者としての報告は、「とても気に入りました。私のいつものカフェイン源とは少し違う感じがしました。クリーンなエネルギーをもらえたけれど、ストレスを感じたり興奮(stim)させられたりすることはありませんでした。それに、ぐっすり眠れました。カフェインの場合は、明らかに眠りの質が妨げられて夜間に数回眼が覚めてしまうことがときどきあります」とのことであった。
[0108]19歳女性、大学生、活動的なバレーボール選手。被験者としての報告は、「ピンときました。すごく気に入っています。欲しい。理由は簡単です。要するに効くから。カフェインをたくさん摂るのは好きじゃないです、ひどい気分になるだけだから。これはすごくよかった」とのことであった。
[0109]本開示は好ましい実施形態に関して記載されているが、当業者には、本開示の装置、システムおよび方法の精神および範囲から逸脱することなく形態および細部に変更を加えうることは認識されよう。
[0110]本開示は好ましい実施形態に関して記載されているが、当業者には、本開示の装置、システムおよび方法の精神および範囲から逸脱することなく形態および細部に変更を加えうることは認識されよう。

Claims (20)

  1. 天然か合成かを問わないパラキサンチン約2mg~約800mgを含む第1の活性成分を含む栄養補助食品。
  2. 没食子酸、(+)-カテキン(C)、(-)-エピカテキン(EC)、(+)-ガロカテキン(GC)、(-)-エピガロカテキン(EGC)、(-)-没食子酸カテキン(CG)、(-)-没食子酸ガロカテキン(GCG)、(-)-没食子酸エピカテキン(ECG)および(-)-没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、グリセリド、プロピレングリコール、ラウロイルマクロゴール、ラウロイルマクロゴール誘導体、バイオペリンの共結晶化製品、ピペリン、黒コショウ、ベルガモッチン、ジヒドロキシベルガモッチン(CYP3A4)、フラボノイド(ナリンギン、ヘスペリジン、ノビレチン、タンゲレチン、ケルセチン)、プテロスチルベン、フィセチン、フィトソーム、サリシン、魚油(ω-3脂肪酸および特異的小脂質炎症収束性エポキシド誘導体、オキシリピン、タルトチェリー、オキアミ油、アスタキサンチン、タンパク質分解酵素、硫酸グルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSM(メチルスルホニルメタン)、SAMe(S-アデノシルメチオニン)、ASU(アボカド-ダイズ不けん化物断片)、ミリストレイン酸セチル、Dolichos falcate、トリテルペノイド、acacia catechu、Andrographis paniculata、Scutalleria baicalensis、硫酸アグマチン、イラクサ、サジー、クルクミン、Cissus Quadrilangularis、Boswellia Serrata、Wasabia japonica(ティーツリー油に用いられるワサビ抽出物)、エミュー油、アルニカ、Mangifera indica L.(ウルシ科)、Lagenaria breviflora、Zingiber officinale(ショウガおよびギンゲロール/ショウガオール)、hoodia gordonii、カフェイン、ヨヒンビン、メチルシネフリン、シネフリン、テオブロミン、フラベノイド、トコフェロール、テオフィリン、α-ヨヒンビン、共役リノール酸(CLA)、オクトパミン、エボジアミン、トケイソウ、赤トウガラシ、カイエン、ラズベリーケトン、グッグル、緑茶、ガラナ、コーラナッツ、β-フェネチルアミン、Acacia rigidula、フォルスコリン(Coleus forskohlli)、テオフィリン、シネフリン、ヨヒンビン、イワベンケイ属、アシュワガンダ、朝鮮人参、ginkgo biloba、エゾウコギ、ゲンゲ、甘草、緑茶、霊芝、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、プレグネノロン、チロシン、N-アセチルチロシン、グルクロノラクトン、タウリン、アセチル-L-カルニチン、5-ヒドロキシトリプトファン、トリプトファン、フェネチルアミン、Sceletium tortuosum(およびメセンブリンアルカロイド)、デンドロビウム属の種、Acacia rigidula、PQQ(ピロロキノリンキノン)、ユビキノン(01)、ニコチンアミドリボシド、ピカミロン、フペルジンA(トウゲシバまたはHuperzia serrata、L-ドパ、Mucuna pruriens、およびフォルスコリン(Coleus forskohlli)、2-(ジメチルアミノ)エタノール(DMAE)、DMAEビタートレート、ならびにこれらの組合せからなる群から選択される第2の活性成分をさらに含む、請求項1に記載の栄養補助食品。
  3. 薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項1に記載の栄養補助食品。
  4. 固体経口剤形のものである、請求項1に記載の栄養補助食品。
  5. 局所投与形態のものである、請求項1に記載の栄養補助食品。
  6. パラキサンチン同族体またはパラキサンチン類似体をさらに含む、請求項1に記載の栄養補助食品。
  7. 前記パラキサンチン同族体または類似体が、カフェイン、メチルカフェイン、テオブロミン、テオフィリン、リベリン、メチルリベリンおよびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項6に記載の栄養補助食品。
  8. 前記パラキサンチン同族体または類似体がカフェインである、請求項7に記載の栄養補助食品。
  9. 前記カフェインの有効用量が、パラキサンチンを含まない組成物におけるカフェインの有効用量より低い、請求項8に記載の栄養補助食品。
  10. 対象における身体能力またはエネルギーを増強する方法であって、天然か合成かを問わないパラキサンチン約2mg~約800mgを含む組成物を前記対象に提供するステップを含む方法。
  11. 前記組成物が投与されると、前記対象が、気分、エネルギー、集中力、集中もしくは性的欲求のうち少なくとも1つの増強、または、不安、疲労、努力知覚もしくは疼痛知覚のうち少なくとも1つの軽減を経験する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記対象に継続投与される場合、前記組成物は、継続使用が中止されても前記対象における依存性および/または前記対象における離脱効果を生じさせない、請求項11に記載の方法。
  13. 提供されるパラキサンチンの量が約50mg~約400mgである、請求項10に記載の方法。
  14. 前記対象が、疲労の少なくとも約6パーセントの低減を経験する、請求項10に記載の方法。
  15. 前記対象が、エネルギーの少なくとも約8パーセントの増加を経験する、請求項10に記載の方法。
  16. 前記組成物が、カフェイン、テオブロミン、ナリンギン、ヘスペリジン、2-(ジメチルアミノ)エタノール(DMAE)、DMAEビタートレートおよびフペルジンAからなる群から選択される少なくとも1つの成分をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  17. ある状態の処置を必要とする対象において前記状態を処置する方法であって、パラキサンチンとその薬学的に許容される担体とを含む組成物を前記対象に投与するステップを含む方法。
  18. 前記状態が、ナルコレプシー、てんかん、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害症候群(ADHD)、認知欠陥障害、麻痺、制御されない怒り、偏頭痛、薬物乱用・依存症、摂食障害、抑うつ、不安障害、外傷性頭部傷害(TBI)、パーキンソン病、アルツハイマー病および認知症から選択される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記パラキサンチンが、約2mgから約800mgまで存在する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記組成物が治療有効量で投与される、請求項18に記載の方法。
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