JP2023512872A - フルート用ヘッドジョイントおよびフルート - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1の脚部(2)と、フルート(16)の管(17)に接続可能な第2の脚部(3)とを有するフルート(16)用のヘッドジョイント(1)に関し、2つの脚部(2、3)が互いに鋭角に配置される。
Description
本発明は、請求項1のプリアンブルの特徴を有するフルート用ヘッドジョイントに関する。さらに、本発明は、そのようなヘッドジョイントを有するフルートに関する。
フルート(transverse flute)は、典型的には、全体としてまっすぐな細長い部品として設計されている。フルートは、それを演奏するために、ほぼ水平な向きに保持される。この点で、フルートのヘッドジョイントは、フルート奏者の唇の高さに位置し、ヘッドジョイントの領域でアンブシュア孔を横方向に吹くことができるようになっている。管はそこから水平方向に、通常の場合、フルート奏者の右側に向かって伸びている。そのため、フルート奏者は両腕を右側に伸ばさないとフルートは吹けない。
まっすぐなヘッドジョイントの他に、180°曲がったヘッドジョイントの使用も知られている。これにより、フルートの長手方向の短縮が達成され、特に、子供向けのフルートの演奏が容易になる。演奏の際、このようなヘッドジョイントを有するフルートの位置は、通常のフルートの位置に対応する。つまり、同様に、ほぼ水平な方向に保持される。
角度のあるヘッドジョイントを有するフルートは、DE 42 42 413 C1から知られている。ヘッドジョイントは、具体的には、それぞれが角度を付けて互いに接続された複数の直線部品で構成されている。この点で、最も外側の2つの部品は、115°から120°の範囲内の角度を含む。このように角度をつけた形状が、組み立てられた状態で得られる。フルートは、アンブシュア孔を有する部分が水平方向に保持されて演奏される。フルートの管は、この部分の延長線上で、フルート奏者の右側で右下に斜めに伸びる。従って、フルート奏者は、フルートの演奏ができるように、両腕を右側に伸ばさなければならない。
同様の解決策は、US 2019/0180724 A1からも知られている。
実質的に体の前の中心で垂直方向に配向して保持することができるフルートは、CH1452から知られている。この目的のために、ヘッドジョイントは、フルートの管に接続され90°曲げられた第1の湾曲部と、第1の湾曲部が接続され180°曲げられた第2の湾曲部と、アンブシュア孔が設けられ第2の湾曲部の延長上に配置された直線形状の第3の部との3つの部分で構成されている。
本発明の目的は、リラックスした体勢で演奏できるように、および/または生成される音場に関して最適化されるように、フルートのさらなる開発を行うことである。
本発明の目的は、独立請求項1の特徴を有するフルートのためのヘッドジョイントによって達成される。本発明の目的は、請求項12の特徴を有するフルートによってさらに達成される。
本発明の基礎となる洞察は、先行技術から知られている解決策では、片側に整列した身体姿勢、複雑な手の位置、および/または制限された音質のいずれかを受け入れなければならないことである。特に、右側に整列した姿勢は、一方では姿勢の欠陥をもたらし、他方では、呼吸器官が締め付けられるので、空気量が制限される。さらに、フルートが右側に配置されているため、生成される音場も同様に右側に向いている。CH-PS1452から知られているフルートでは、このフルートは、身体の前で垂直に中央に配向されることが認められる。しかし、このためには、顕著な曲線を有する複雑な形状のヘッドジョイントが必要であり、これは製造上複雑であるばかりでなく、顕著な曲線のために音質も制限される。さらに、手首がフルートの重さを鋭角に下向きに支えるため、手は好ましくない引き上げた姿勢にならざるを得ない。また、今日想定されるキーメカニズムでは、1つのキーのみが作動し、これはフットエンドにある場合もある。CH1452から知られる解決策の実施において、フルートは下唇にのみ接触し、歯によって保持されないため、前後に滑るという結果をもたらすであろう。本発明では、フルートのためのヘッドジョイントは、フルート奏者がまっすぐな姿勢をとることができ、同時に音質を維持し、あるいは改善することができるような形状を有する。
本発明にかかるフルート用ヘッドジョイントは、互いに対して鋭角に配置された2つの脚部を有する。言い換えれば、ヘッドジョイントは実質的にL字形状であり、2つの脚部は互いに直角に配置されておらず、むしろ鋭角を含んでいる。この点で、アンブシュア孔は特に第1の脚部の領域に設けることができ、一方、第2の脚部はフルートの管に接続可能である。
このようなヘッドジョイントがフルートの管に接続される場合、管は、第2の脚部の延長線上で管に結合する。フルートの演奏のために、アンブシュア孔を有する第1の脚部は、実質的に水平に整列した状態で保持される。第1の脚部と第の2脚部の間の鋭角により、フルートは、第2の脚部を起点として、一方の側から他方の側へ、例えば、左上から右下へ、体の中央の垂直方向に対して伸びる。この点で、左手は、例えば、左側に位置するフルートの上部を握り、右手は、右側に位置するフルートの下部を握る。こうして、(少なくともほぼ)左右対称の腕の位置が可能になり、この結果、全体として左右対称の体の姿勢も可能になる。同時に、フルートのこのような向きによって、両側に向かって実質的に対称的な音場を作り出すことができる。つまり、フルート奏者自身が、両耳で同じように音を感じることができる。
ここでは、そのようなバランスのとれた配向に到達するために、複数のアングルピースやカーブピースを有する複雑な構造は必要ない。これはむしろ、本発明では、単に、互いに鋭角に配置されたヘッドジョイントの2つの脚部によって達成され得るのである。この点で、音質を損なうような顕著な曲線や、角度のついた遷移は必要ない。
2つの脚部の間の角度は、フルート奏者ができるだけ対称的な姿勢をとることができるように選択することが好ましい。これは特に、脚部の長さに依存するが、本発明によるヘッドジョイントが使用されるべきフルートのさらなる部分の寸法にも依存する。本発明の実施形態によれば、2つの脚部の間の角度は、50°~80°の範囲内の値、好ましくは70~75°の範囲内の値に相当する。値は、具体的には、72°に相当し得る。ヘッドジョイントのこのような設計により、従来のフルートについて、少なくともほぼバランスの取れた姿勢を達成することができる。
第1の脚部と第2の脚部との間の角度を形成するために、それらは、例えば、アングルピースによって互いに接続されることができる。しかし、円弧状の移行曲線によって互いに接続され、第1の脚部から第2の脚部への角度のない、縁のない移行を達成することが好ましい。これは特に、生成可能な空気柱(air column)に、従って音質に良い影響を与える。
本発明の実施形態によれば、移行曲線の曲率半径は、少なくとも2cmである。第1の脚部から第2の脚部への緩やかな移行、ひいてはできるだけ乱されない空気柱が、こうして達成され得る。同時に、フルートの従来の全長を超えることはない。
第1の脚部、移行曲線、および/または第2の脚部は、選択的に、一体としてまたは別個の部品として形成することができる。別個の構成要素としての設計では、特に、それらは互いに取り外し可能に接続することができる。実施形態によれば、少なくとも第1の脚部および移行曲線は、別個の構成要素として形成される。従って、例えば先行技術に従って知られているような既に存在する真っ直ぐなヘッドジョイントを使用することができ、移行曲線とその上に形成されたまたはその上に配置された第2の脚部とに接続し、本発明に従ったヘッドジョイントを形成することができる。このように、直線的なヘッドジョイントと本発明に従ったヘッドジョイントとの間の簡単な変更が可能である。さらに、ヘッドジョイントを個々の部品に分解することで、例えば、省スペースで収納可能で、清掃のために有利である。
具体的には、第1および/または第2の脚部は、移行曲線への取り外し可能な接続のための接続部を有することができ、接続部は、端部側で移行曲線の受容部に挿入することができ、力で嵌合することによってそこに保持される。受容部および接続部がそれぞれ互いに対して環状の断面を有する場合、第1の脚部の移行曲線との位置合わせ、および/または移行曲線の第2の脚部との位置合わせに関して、自由度を実施することが可能である。具体的には、第1の脚部および/または第2の脚部は、その後、環状形状の周辺方向における任意の所望の方向で移行曲線に挿入できる。従って、フルート奏者は、その人に適した向きを柔軟に採用することができる。
実施形態によれば、第1の脚部と第2の脚部と移行曲線は、共通の平面内で延びる。即ち、本発明によるマウスピースを有するフルートは、実質的に1つの平面内に延びる。あるいは、ヘッドジョイントは、第1の脚部、第2の脚部、および移行曲線が1つの平面内に存在せず、むしろ、US 2019/0180724 A1から知られているような2つの空間方向において2つの脚部が互いに対して角度を持って配置されているように構成にすることも可能である。
上述のように、アンブシュア孔は、特に第1の脚部の領域に形成される。このため、アンブシュア孔を形成するアンブシュアプレートは、好ましくは、第1の脚部に配置される。しかしながら、代わりに、アンブシュア孔を有するアンブシュアプレートは、第1の脚部に接続される、例えばその上にまたはその中に挿入される、分離した部品によって形成することも可能である。
同様に上述したように、第2の脚部は、フルートの管に接続できるように構成されている。具体的には、この目的のために、接続部が第2の脚部に設けられる。特に、接続部が管に押し込まれ、力で嵌合して接続されるように構成されても良い。
接続部が環状に形成されている場合、ヘッドジョイントを環形状の外周方向において任意の向きで管に接続することを実現できる。このため、フルート奏者は、自分に適した向きを柔軟に採用することができる。
本発明にかかるヘッドジョイントは、一般に、十分な強度を有する任意の所望の材料から製造することができる。フルートの典型的な材料としては、木材、金属(貴金属を含む)、合金、または炭素などが好ましく用いられる。また、複数の材料を組み合わせることも可能である。一例を挙げると、ヘッドジョイントは、金、銀、チタン、真鍮、アルミニウム、またはグラナディラから作製することができる。
本発明にかかる目的は、本発明にかかるヘッドジョイントを有するフルートによってさらに達成される。
フルートが実質的に垂直な向きまたはそれにわずかに傾斜した向きで容易に保持できるように、少なくとも1つの支持要素がフルートの管に配置されることが好ましい。この支持要素は、ここでは、管から長手方向に対して横方向に突出し、特に、フルートがそれによって右手の親指で支持できるように構成されている。具体的には、演奏時にフルートが両手で安定して保持できるように、2つの支持要素を異なる高さで設けることができる。
できるだけ柔軟にするために、少なくとも1つの支持要素は、管に沿って、および/または管の周辺方向に、調節可能および/または取り外し可能に配置することができる。例えば、フルートが本発明によるヘッドジョイントと共に使用されるべきではなく、むしろ先行技術から知られているストレートヘッドジョイントと共に使用されるべき場合には、支持要素を取り外すことができる。本発明によるヘッドジョイントに再び変更された場合、支持要素は再び所望の位置で管に取り付けられることが可能である。
本発明にかかるヘッドジョイントに関する記載は、本発明にかかるフルートの更なる好ましい実施形態に関しても適宜適用される。
有利なさらなる展開は、特許請求の範囲、説明、および図面からもたらされる。特徴および複数の特徴の組み合わせの説明で名付けられた利点は例示に過ぎず、利点が必ずしも本発明に従った実施形態によって達成されなければならないことはなく、代替的または累積的に効力を発揮することができる。特許請求の範囲および説明において名付けられた特徴は、その数に関しては、まさにこの数またはこの数よりも大きな数が、「少なくとも」という用語の明示的な使用を必要とせずに存在することが理解されるものとする。従って、例えば、支持要素について語られる場合、それは、正確に1つの支持要素、2つの支持要素、または複数の支持要素が存在するように理解される。これらの特徴は、他の特徴によって補足されることができ、またはそれぞれの製品が構成する唯一の特徴であることができる。特許請求の範囲に含まれる参照数字は、特許請求の範囲によって保護される対象の範囲のいかなる制限も表すものではない。これらは、特許請求の範囲を理解しやすくする目的にのみ役立つ。
本発明を改善する更なる手段は、図を参照した本発明の好ましい実施形態の説明と共に、以下により詳細に示される。
図1は、フルート用の本発明にかかるヘッドジョイント1を示す。ヘッドジョイント1は、円弧状移行曲線4によって互いに接続されている第1の脚部2および第2の脚部3を有する。
第1の脚部2は、実質的に真っ直ぐなパイプ状の要素として構成されている。第1の脚部2は、その一端5で閉じられている一方、その他端6で開いたパイプとして形成されている。その間の領域では、アンブシュア孔8を有するアンブシュアプレート7が第1の脚部2に配置されている。
第2の脚部3は、第1の脚部2と同様に、実質的にまっすぐなパイプ状の要素として構成されている。この点で、第2の脚部3は、その両端部9、10に向かって開いた状態に形成されている。移行曲線4から離れる方向に向いた端部10において、第2の脚部3は、図1に示されていないフルートの管に挿入可能な接続部11を有する。
2つの脚部2および3は、移行曲線4によって互いに接続されている。移行曲線4は、ここでも同様に、脚部2および3とは異なり、直線状に形成されておらず、曲線状に形成されている。こうして、2つの脚部2および3が互いに角度12をなして配置される。図1に示される実施形態では、脚部2および3が含む角度12は、約72°になる。しかしながら、図1に示されるように、例えば50°~80°の間のような他の角度も可能である。
移行曲線4は、丸みを帯びたものとして形成されている。すなわち、音生成のための空気柱の形成を損なう可能性のある角やエッジは回避される。移行曲線4の曲率半径は、示された実施形態では、数センチメートルの範囲にある。
第1の脚部2を移行曲線4に接続するために、第1の脚部2は、環状の断面を有する接続部13を備え、接続部13は、移行曲線4によって形成され同様に環状の断面を有する受容部14内に受容される。接続部13と受容部14の両方が相互に調整された環状断面を有して形成されているので、第1の脚部2の向きを移行曲線4に対して周辺方向で自由に設定することができる。第1の脚部2と移行曲線4との間の接続は取り外し可能であるので、第1の脚部2は、選択的に、先行技術から知られているような古典的な直線のヘッドジョイントとして使用することもできる。
図1に示す実施形態では、第2の脚部3は移行曲線4と一体に形成されている。しかしながら、代わりに、これらは、例えばプラグイン接続によって互いに接続することができる分離した構成要素として形成することもできる。
脚部2および3並びに移行曲線4の内径および断面は、ヘッドジョイント1の内部にエッジやクラックなしに空気流のためのチャネルが生じるように、互いに調整されている。具体的には、図1に示す実施形態における内径は一定であり、それによって良好な音質が達成される。さらに、接続部11は、好ましくは、ヘッドジョイント1が使用されるべきフルートと調整され、可能な限りクラックやエッジのない移行を達成することもできる。
2つの脚部2、3および移行曲線4は、紙の平面に対応する平面15内に延びている。図1に示したものとは異なり、移行曲線は、例えば、紙の平面から回転させることもでき、それによって、ヘッドジョイントの三次元設計がもたらされる。
図2には、ヘッドジョイント1を有するフルート16が示されている。ヘッドジョイント1と、フルート16の管17との接続は、ここでは第3の脚部3によって、より正確には管17に対応するように形成された受容部に接続部11を受容することによって行われる。管17、フット部19、およびキーメカニズム20は、従来技術から知られているように形成することができる。
図2に見えるように、フルート16の垂直中心軸18に対する実質的に対称な姿勢は、ヘッドジョイント1の本発明に従った設計によって達成され得る。
具体的には、第1の脚部2は、水平方向においてフルート奏者の唇と実質的に平行に配向される。移行曲線4は、ここでは、フルート奏者から見て中心軸18の左側に位置している。フルート16は、そこから左上から右下へ延びている。フルート奏者は、ここでは、中心軸18に近い左側により位置する上部で、左手でフルート16を握っている。フルート奏者は、ここでは、中心軸18に近い右側に多く位置する下段で、右手でフルート16を握っている。このようにして、フルート奏者は、中心軸18の方向に向けて両腕を保持する全体としてバランスのとれた姿勢が生じるが、中心軸の上で握る必要はない、または少なくとも実質的に握らない。
これにより、フルート奏者の背骨の直立した姿勢と、直立した真っ直ぐな骨盤とが可能になる。上腕は上体の横に均等に外側に角度をつけて横たわり、下腕はフルート16を胸椎から臍の前でやや傾斜した形でリラックスした状態で保持する。特にプロの音楽家や上級のフルート奏者に関係する背骨の痛み、肩や頸椎の領域の緊張痛、そして何よりも若いフルート奏者に関係する右腕の重量増加による痛みは、大幅に減少するか、あるいは無くすことさえできる。さらに、対称的な姿勢のため、従来技術から知られているフルートの場合のような呼吸器官の狭窄がなく、最適で自由な呼吸が可能になる。
さらに、フルート16の実質的に垂直な姿勢により、フルートの音は、例えばコンサートホールや練習室において、前方へ均等に放射される。右側に横向きに保持された管を介した音の振動は、従来の回転した姿勢のまま、部屋の右側に主に導かれる。それにより、左側の音は実質的に小さく聞こえる。本発明によるヘッドジョイント2で達成されるほぼ垂直な姿勢のために、音は直接ホールに均等に伝導されるだけでなく、リスナーにとってより好ましいものとなる。バランスのとれた音響パターンはむしろ、フルート奏者自身にとって特に好ましい結果をもたらす。
1 ヘッドジョイント
2 脚部
3 脚部
4 移行曲線
5 一端
6 他端
7 アンブシュアプレート
8 アンブシュア孔
9 端部
10 端部
11 接続部
12 角度
13 接続部
14 受容部
15 平面
16 フルート
17 管
18 中心軸
19 フット部
20 キーメカニズム
2 脚部
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4 移行曲線
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6 他端
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8 アンブシュア孔
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18 中心軸
19 フット部
20 キーメカニズム
Claims (14)
- 第1の脚部(2)と、フルート(16)の管(17)に接続可能な第2の脚部(3)とを有するフルート(16)用のヘッドジョイント(1)であって、2つの脚部(2、3)が互いに角度(12)をもって配置され、
2つの脚部(2、3)の間に形成される角度(12)は、鋭角であることを特徴とするヘッドジョイント(1)。 - 2つの脚部(2、3)の間の角度(12)は、50°~80°の範囲にあり、好ましくは70°~75°の範囲にあり、特に好ましくは72°であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドジョイント(1)。
- 第1の脚部(2)と第2の脚部(3)は、円弧状の移行曲線(4)によって互いに接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドジョイント(1)。
- 移行曲線(4)の曲率半径は、少なくとも2cmであることを特徴とする請求項3に記載のヘッドジョイント(1)。
- 第1の脚部(2)および/または第2の脚部(3)は、移行曲線(4)に取り外し可能に接続されていることを特徴とする請求項3または4に記載のヘッドジョイント(1)。
- 第1の脚部(2)および/または第2の脚部(3)は、移行曲線(4)への接続のために、端部側で移行曲線(4)の受容部(14)に挿入可能で、その中に力による嵌合で保持される接続部13を有することを特徴とする請求項5に記載のヘッドジョイント(1)。
- 第1の脚部(2)および第2の脚部(3)は、共通の平面(15)内に延びていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のヘッドジョイント(1)。
- アンブシュアプレート(7)が、第1の脚部(2)に配置されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のヘッドジョイント(1)。
- 第2の脚部(3)は、フルート(16)の管(17)に挿入可能で、かつ力による嵌合により接続可能な接続部(11)を有することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のヘッドジョイント(1)。
- 接続部(11)は、環状の断面を有することを特徴とする請求項9に記載のヘッドジョイント(1)。
- ヘッドジョイント(1)は、木材、カーボン、銀、チタン、金属、合金、または複数の材料の組み合わせから製造されることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載のヘッドジョイント(1)。
- 請求項1~11のいずれか1項に記載のヘッドジョイント(1)を有するフルート(16)。
- 支持要素が、フルート(16)の管(17)に配置され、管(17)の長手方向に対して横方向に管(17)から突出していることを特徴とする請求項12に記載のフルート(16)。
- 支持要素は、管(17)に沿って、および/または管(17)の周辺方向に、調節可能および/または取り外し可能に配置されていることを特徴とする請求項13に記載のフルート(16)。
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