JP2023511410A

JP2023511410A - トラックスイッチ

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Publication number: JP2023511410A
Application number: JP2022544693A
Authority: JP
Inventors: ポールマーケルズ; ウィリアムケネスクアスト
Original assignee: Bridge And Track Crane D/b/a Rcrane LLC
Current assignee: Bridge And Track Crane D/b/a Rcrane LLC
Priority date: 2020-01-24
Filing date: 2021-01-25
Publication date: 2023-03-17
Also published as: MX2022009087A; EP4093914A4; CN115803496A; EP4093914A1; WO2021151089A1; CA3168860A1; BR112022014519A2; US20230047139A1

Abstract

トラックスイッチは、ターンテーブルセクションと、１つのトラックを形成するように互いに結合された１つ又は複数のトラックセクションと、１つのトラックの両端部に結合された一対のランプセクションとを含む。トラックセクションのうちの１つは、ターンテーブルセクションに回転可能に結合されてランプセクションがターンテーブルセクションに対して回転することを可能にし、第１の線路トラックを第２の線路トラックに選択的に接続する。【選択図】図１

Description

＜関連出願の相互参照＞
本出願は、２０２０年１月２４日に出願された米国仮特許出願第６２／９６５，６７９号及び２０２０年６月１９日に出願された米国仮特許出願第６３／０４１，３２３号の優先権を主張する。上記の各仮特許出願の記載内容は全て、あらゆる目的のために参照により本開示の内容に組み込まれる。

＜連邦政府による資金提供を受けた研究に関する記載＞
該当なし。

鉄道車両又は列車は、典型的には、トラック上を走行する。場合によっては、走行中に鉄道車両又は列車があるトラックから別のトラックに切り替わることがある。

本開示は、トラック切り替えシステム及び方法を提供する。特に、既存のトラックに挿入する必要なく迅速かつ無制限の切り替えを可能にする一時的又は恒久的な鉄道分岐器を提供するように設計されたトラックスイッチを使用するためのシステム及び方法が提供される。また、トラックスイッチは既存のトラックへの挿入を必要としないので、スイッチはより費用効果が高く、設置するために主トラックに対する中断を必要とせず、従来の切り替え方法が法外に高価であり得る用途（例えば、輸送がより少ないか若しくは頻度の低い産業向けの主線路分岐器として、スタブトラックとして、スイッチが以前に取り外されていた産業トラックを再び開くための、又はプロジェクトサイトへの一時的なアクセス若しくは列車の車両の一時的な保管のための）で使用することができる。使用されていないとき、スイッチは、主線路から完全に分離されていてもよい。トラックスイッチの設計は、任意の２つのトラック、例えば、異なる垂直若しくは水平形状、長手方向グレード、側面勾配、又はそれらの任意の組み合わせを有するトラックを接続するために特定の用途に適するように様々な構成で組み立てることが可能である。

一部の側面では、本開示は、ターンテーブルセクションと、１つのトラックを形成するように互いに結合された１つ又は複数のトラックセクションと、１つのトラックの両端部に結合された一対のランプセクションとを備えるトラックスイッチを提供する。トラックセクションのうちの１つは、ターンテーブルセクションに回転可能に結合されてランプセクションがターンテーブルセクションに対して相対回転することを可能にし、第１の線路トラックを第２の線路トラックに選択的に接続する。

ターンテーブルセクションは、バラストフレームと、ピボットピンに結合された軸受ベースプレートと、軸受プレートとを備える。バラストフレームは、複数の実質的に垂直な横部材によって接続された２つの長手方向部材をさらに備え、ピボットピンがバラストフレームから離れて上方に延びるように、軸受ベースプレートと結合される。軸受プレートは中央穴を有し、中央穴にピボットピンが通されることにより軸受プレートがピボットピンの中央軸を中心に回転することが可能になる。

１つ又は複数のトラックセクションの各々は、トラックベースであって、トラックベースに沿って長手方向に延在するトラックと結合されたトラックベースをさらに備える。トラックベースプレートは、ピボットピンを通して受け入れるように構成された穴を有し、ピボットピンを中心とする回転可能な接続部を提供する。トラックベースプレートの穴は、トラックベースプレートの概して中心に配置されてもよい。加えて、トラックベースプレートの各端部は、接続プレートと固定的に結合するように構成される。各トラックセクション間を接続するために、対応する数の接続プレートが設けられる。１つ又は複数のトラックセクションは、長さと曲率の両方が変化し得る

２つのランプセクションの各々は、ランプベースプレートと、角度付きトラックと、少なくとも２つのガードレールと、少なくとも２つのレールクランプとを備える。ランプベースプレートは、第１の線路トラック及び第２の線路トラックのうち一方の上に載置されるように構成される。一対のレールストッパが、ランプベースプレートの下側に取り付けられ、ランプセクションを第１の線路トラック又は第２の線路トラックのいずれかと位置合わせしてもよい。ランプベースプレートはまた、第１の遠位端にランプセクションを備える。加えて、ランプベースプレートは、ランプセクションの反対側の第２の遠位端で接続プレートと固定的に結合するように構成され、接続部は、ランプセクションとトラックセクションとの間を接続するように構成される。

角度付きトラックは、ランプセクションの長さに沿って、ランプセクションに隣接する概ね尖った端部から実質的に上方に勾配し、第１の遠位端の反対側の第２の遠位端に隣接する広幅端部で終端する。

少なくとも２つのガードレールは、角度付きトラックに平行に延在する。少なくとも２つのガードレールは、少なくとも２つのガードレールが角度付きトラックの内部に配置されるか、又は少なくとも２つのガードレールが角度付きトラックの外部に配置されるように構成されてもよい。

少なくとも２つのレールクランプは、ロッキングピボットでランプベースプレートと結合され、既存のトラックとの取り外し可能な接続部を提供するように構成される。少なくとも２つの各レールクランプは、ロッキングピボットと固定的に結合されたピボットバーと、ピボットバーと回転可能に接続するように構成されたハンドルと、第１の線路トラック又は第２の線路トラックのいずれかを受け入れるように構成されたチャネルを有する１つ又は複数のロッキングプレートとを備える。ハンドルと１つ又は複数のロッキングプレートとは、線路トラックから離れたロック解除位置と、１つ又は複数のロッキングプレートのチャネルが線路トラックと結合されるロック位置との間でピボットバーを中心に共に回転するように固定的に結合される。

トラックスイッチは、１つ又は複数のトラックセクションと地面との間に配置され、トラックセクションを支持する１つ又は複数の支持フレームをさらに備えてもよい。各支持フレームは、複数の実質的に垂直な横部材によって接続された２つの長手方向部材を備える。

トラックスイッチは、スイッチを回転させるためのアクチュエータシステム、例えば、流体圧アクチュエータをさらに備えてもよい。トラックスイッチは、トラックセクションのうちの１つに結合された少なくとも１つの第１のアクチュエータ接続ブラケットを含んでもよい。加えて、１つ又は複数の対応する第２のアクチュエータ接続ブラケットが、トラックセクションとターンテーブルセクションとの間にアクチュエータシステムを接続するためにターンテーブルセクションに設けられてもよい。あるいは、１つ又は複数の対応する第２のアクチュエータ接続ブラケットが、トラックセクションと支持フレームとの間にアクチュエータシステムを接続するために支持フレーム上に設けられてもよい。

一部の側面では、本開示は、トラックスイッチを線路トラックに選択的に結合するための方法であって、複数のトラックセクションを互いに接続して１つのトラックを形成することと、ランプセクションを１つのトラックの各端部に接続することと、ターンテーブルセクションを複数のトラックセクションのうちの１つに結合し、ランプセクションがターンテーブルセクションに対して相対回転することを可能にすることと、１つのトラックを、ランプセクションが既存のトラックと位置ずれする閉位置から、ランプセクションが既存のトラックと位置合わせされている開位置に回転させることとを含む、方法を提供する。

本発明の前述及び他の側面及び利点は、以下の説明から明らかである。以下の説明では、本明細書の一部を構成し、本発明の好ましい実施形態が例示されている添付の図面を参照する。しかし、かかる実施形態は必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、したがって、本発明の範囲を解釈するために特許請求の範囲及び本明細書が参照される。

本発明は、その以下の詳細な説明を参酌すると、よりよく理解され、上記以外の特徴、側面、及び利点が明らかである。かかる詳細な説明は、以下の図面を参照する。

本開示の一側面のトラックスイッチの上面斜視図である。本開示の一側面のトラックスイッチの別の実施形態の上面斜視図である。本開示の一側面のトラックスイッチの別の実施形態の上面斜視図である。本開示の一側面の開位置にあるトラックスイッチの別の実施形態の上面図である。閉位置にある図４のトラックスイッチの上面図である。本開示の一側面の開位置にあるトラックスイッチの別の実施形態の上面図である。閉位置にある図６のトラックスイッチの上面図である。本開示の一側面のターンテーブルセクションの斜視図である。図８のターンテーブルセクションの上面図である。本開示の一側面の軸受プレートの斜視図である。図１０の軸受プレートの上面図である。本開示の一側面のトラックセクションの斜視図である。図１２のトラックセクションの上面図である。本開示の一側面のトラックセクションの別の実施形態の斜視図である。図１４のトラックセクションの上面図である。ターンテーブルセクションに接続されたトラックセクションの上面図である。本開示の一側面のトラック接続ブラケットの斜視図である。本開示の一側面のランプセクションの斜視図である。図１８のランプセクションの上面図である。図１８のランプセクションの側面図である。図１８のランプセクションのランプベースプレートの上面図である。図２１の２１－２１に沿った断面図である。図２２に示す断面図における部分２３－２３の拡大図である。図１８のランプセクションの傾斜トラックの部分上面斜視図である。図１８のランプセクションの傾斜レールの側面図である。本開示の一側面のレールクランプの斜視図である。本開示の一側面の支持フレームの斜視図である。

次に、以下の非限定的な例を参照して、本発明をより具体的に説明する。以下の実施形態は、例示及び説明のみを目的として本明細書に提示されていることに留意されたい。以下の実施形態は、網羅的であることを意図するものではなく、また、開示された正確な形態に限定されることを意図するものでもない。

本明細書で使用される文言及び用語は、説明を目的としたものであり、限定と見なされるべきではないこと解すべきである。本明細書における「含む」、「備える」、又は「有する」及びその変形の使用は、その後に列挙される項目及びその均等物、並びに追加の項目を包含することを意味する。特に指定又は限定されない限り、「装着された」、「接続された」、「支持された」、及び「結合された」という用語並びにその変形は、広義に使用され、直接的及び間接的の両方の装着、接続、支持、及び結合を包含する。さらに、「接続された」及び「結合された」は、物理的又は機械的な接続又は結合に限定されない。

トラックスイッチは、一般に、列車の車両があるトラックから別のトラックに変わることを可能にするために、例えば、メンテナンスを受けている主レール線路の一部を迂回するために、スタブトラック上に車両を保管するために、又は主線路から離れて商品を配送するための分岐器として機能するために使用される。しかし、既存のトラックスイッチには多くの欠点がある。例えば、既存のスイッチを設置するためには主トラックに挿入する必要があり、これは設置時間が長くなったり、主トラックの使い勝手が阻害されたり、メンテナンスが増加したり、コストが高くなったりする。これらの欠点のために、従来のスイッチング方法は、本質的に恒久的である傾向があり、典型的には、小規模な産業で役割を果たす、又はあまり使用されないトラックには費用効果がない。

図１は、本開示の複数の側面のトラックスイッチ１０の１つの非限定的な例を示している。トラックスイッチ１０は、ターンテーブルセクション１２と、長さ及び曲率が変化する１つ又は複数のトラックセクション１４と、一対のランプセクション１６とを有する。ランプセクション１６の各々は、トラックスイッチ１０が既存の線路トラックに選択的に結合することを可能にする一対の横方向に対向するレールクランプ１７を含むことができる。

トラックセクション１４及びランプセクション１６は、互いに結合されて１つのトラック線路を形成し、１つのトラック線路として機能し、それによって、例えば、鉄道車両又は機関車がトラックスイッチ１０を横切って走行することを可能にする。ターンテーブルセクション１２は、トラックセクション１４のうち一方と接続するように構成され、回転可能な接続部を形成する。この接続部により、トラックセクション１４及びランプセクション１６は、閉位置と開位置との間でターンテーブルセクション１２に対して相対回転することができる。

加えて、複数の支持フレーム１８が、トラックスイッチ１０に概ね隣接して及び／又はトラックスイッチ１０の下に位置決めされてもよい。支持フレーム１８は、トラックセクション１４に対する垂直支持及び安定したベースを提供することができる。支持フレーム１８の数及び場所は、限定はしないが、土壌条件及び種類、排水要件、使用されているトラックセクション１４の長さ及び形状、並びにトラックスイッチ１０が接続することを意図している線路間の距離を含む、特定の設置の要件に応じて変化し得る。

図２は、本開示の複数の側面のトラックスイッチ１０の別の非限定的な例を示す。図示の非限定的な例では、トラックスイッチ１０は、ターンテーブルセクション１２の側面に取り付けられたアクチュエータブラケット２２を含む。アクチュエータ２４（例えば、流体圧アクチュエータ）は、アクチュエータブラケット２２と一方のトラックセクション１４との間に接続されてもよい。具体的には、アクチュエータ２４は、ターンテーブルセクション１２と、ターンテーブルセクション１２に結合されたトラックセクション１４との間に結合され得る。このようにして、例えば、アクチュエータ２４は、開位置と閉位置との間でトラックスイッチ１０を選択的に回転させるように構成される。図示の非限定的な例では、アクチュエータ２４は、ターンテーブルセクション１２の共通の側面に配置される。他の非限定的な例では、アクチュエータ２４は、ターンテーブルセクション１２の横方向に対向する側面（図４参照）に配置されてもよい。図示の非限定的な例では、アクチュエータ２４のうち一方は、トラックスイッチ１０の回転中にそれに結合されたトラックセクション１４を押す（例えば、伸長させる）ことができ、他方のアクチュエータ２４は、トラックスイッチ１０の回転中にトラックセクション１４を引っ張る（例えば、後退させる）ことができる。

図３は、本開示の複数の側面のトラックスイッチ１０の別の非限定的な例を示す。図示の非限定的な例では、トラックスイッチ１０は、トラックセクション１４間及びトラックセクション１４とランプセクション１６との間の各交差部にトラック接続ブラケット２６を含む。トラック接続ブラケット２６は、１つのトラックを形成するようにトラックセクション１４とランプセクション１６を互いに確実に結合するように構成され得る。他の非限定的な例では、トラックセクション１４及びランプセクション１６は、セクション自体に存在するインターロック機構を介して互いに結合されてもよい。

図示の非限定的な例では、アクチュエータブラケット２７は、支持フレーム１８のうちの一方に結合される。アクチュエータブラケット２７は、トラックセクション１４のうち一方に結合され得るアクチュエータ２５を収容する。このように配置され、トラックスイッチ１０は、アクチュエータ２５を伸長又は後退させることによって、閉部分と開位置との間で、ターンテーブルセクション１２を中心に回転させることができる。

一般に、トラックスイッチ１０の様々な構成要素は、特定の線路用途に合わせてカスタマイズすることができる。例えば、ターンテーブルセクション１２の配置は、トラックスイッチで定められたピボット点の場所を変更するために、トラックスイッチ１０に沿って変化してもよい。例えば、いくつかの非限定的な例では、ターンテーブルセクション１２は、トラックスイッチ（例えば、図１、図２、図４、図５参照）の長手方向中央に概ね隣接して配置されてもよい。あるいは、ターンテーブルセクション１２は、トラックスイッチ（例えば、ランプセクション１６のうち一方に隣接する）の一端（例えば、図３、図６、図７参照）に概ね隣接して配置されてもよい。アクチュエータがピボット点から離れて配置されている限り、トラックスイッチ１０の回転を可能にするために、１つ又は複数のアクチュエータを対応する数のトラックセクションに結合することができる。いくつかの非限定的な例では、トラックスイッチ１０は、トラックスイッチに直接結合されていない外部構成要素によって回転されてもよいことを認識されたい。すなわち、トラックスイッチ１０は、トラックセクション（例えば、図１参照）に結合されたアクチュエータを含まなくてもよく、トラックスイッチ１０は、外部装置（例えば、オフハイウェイ車両又はフォークリフト）によって選択的に回転されてもよい。

図４は、本開示の複数の側面の、開位置にあるトラックスイッチ１０の別の非限定的な例を示す。図示の非限定的な例では、ターンテーブルセクション１２は、その横方向に対向する側面に結合された２つのアクチュエータ２４を含む。この非限定的な例では、両方のアクチュエータ２４は、トラックスイッチ１０を閉位置（図５参照）から開位置（図４）に回転させるために延びてもよく、又は両方のアクチュエータ２４は、トラックスイッチ１０を開位置（図４）から閉位置（図５）に回転させるために後退してもよい。

開位置では、トラックスイッチ１０は、ランプセクション１６が第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９と位置合わせされ、それらの間に経路を提供するように回転される。すなわち、ランプセクション１６は、ランプセクション１６が第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９と位置合わせされる開位置まで回転されてもよい。ランプセクション１６のうち一方が第１の既存のトラック２８と位置合わせされ、他方のランプセクション１６が第２の既存のトラック２９と位置合わせされることにより、鉄道車両又は機関車は、第１の既存のトラック２８に沿って、トラックスイッチ１０を横切って、第２の既存のトラック２９上に走行することができ、又はその逆に走行することができる。そうすることで、鉄道車両又は列車は、様々なトラックセクション１４を横切ってあるランプセクション１６上に走行し、最終的に他方のランプセクション１６から出る。加えて、開位置にあるとき、レールクランプ１７の各々は、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９のそれぞれに結合され、それによってトラックスイッチ１０が開位置から回転するのを防止する。

図５は、閉位置にある図４のトラックスイッチ１０を示す。閉位置では、レールクランプ１７の各々は、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９から係合解除される。レールクランプ１７が係合解除されると、トラックスイッチ１０及びランプセクション１６は、第１の既存のトラック２８と第２の既存のトラック２９の両方から離れるように回転することができ、それによりランプセクション１６は、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９と位置合わせされておらず、それらと重ならない。ランプセクション１６と第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９との間の位置ずれ及び重ならない配置のために、鉄道車両若しくは機関車、又は鉄道を走行する他の物体は、トラックスイッチ１０を横切ることができない。すなわち、トラックスイッチ１０は、閉位置において、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９に沿った走行を変更しない。したがって、第１の既存の線路トラック２８又は第２の既存のトラック２９上を走行する鉄道車両又は機関車は、それぞれのトラックを禁止されずに継続することができる。

図４と図５の両方に関して、適切な数の支持フレーム１８が使用され、全部のトラックセクション１４及びランプセクション１６が支持されることを確実にするように配置されることが好ましい。例えば、ターンテーブルセクション１２によって支持されていないトラックセクション１４、及びトラックスイッチが閉位置にあるときのランプセクション１６を支持するために、第１のトラックセクション２８と第２のトラックセクション２９との間に１つ又は複数の支持フレーム１８を配置してもよい。

図６は、本開示の複数の側面の、開位置にある別のトラックスイッチ１０を示す。開位置では、トラックスイッチ１０及びランプセクション１６は、ランプセクション１６が第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９と位置合わせされ、それらに載置されるように回転される。ランプセクション１６のうち一方が第１の既存のトラック２８と位置合わせされ、他方のランプセクション１６が第２の既存のトラック２９と位置合わせされることにより、鉄道車両又は機関車は、第１の既存のトラック２８に沿って、トラックスイッチ１０を横切って、第２の既存のトラック２９上に走行することができ、又はその逆に走行することができる。そうすることで、鉄道車両又は列車は、様々なトラックセクション１４を横切ってあるランプセクション１６上に走行し、最終的に他方のランプセクション１６から出る。加えて、開位置にあるとき、レールクランプ１７の各々は、それぞれのトラック２８に結合され、それによってトラックスイッチ１０が開位置から回転するのを防止する。

図示の非限定的な例では、トラックスイッチ１０におけるターンテーブルセクション１２の位置として定義されたピボット点は、ランプセクション１６のうち一方（例えば、図６及び図７の視点から見て右側のランプセクション１６）に隣接して配置される。トラックスイッチ１０及びランプセクション１６は、トラックセクション１４のうち一方に力を提供し、ターンテーブルセクション１６におけるピボット点を中心にランプセクション１６を回転させるように構成された外部装置によって、開位置と閉位置（図７）との間で回転させることができる。代替的又は追加的に、トラックスイッチは、開位置と閉位置との間でランプセクション１６を選択的に回転させるために、本明細書に記載のような１つ又は複数のアクチュエータを含むことができる。

図７は、閉位置にある図６の例示的なトラックスイッチ１０を示す。閉位置では、レールクランプ１７の各々は、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９から係合解除される。レールクランプ１７が係合解除されると、トラックスイッチ１０及びランプセクション１６は、第１の既存のトラック２８及び第２の既存のトラック２９のうちの１つ又は複数から離れるように回転することができ、それによりランプセクション１６は、第１の既存のトラック２８及び／又は第２の既存のトラック２９と位置合わせされておらず、それらと重ならない。ランプセクション１６と第１の既存のトラック２８及び／又は第２の既存のトラック２９との間の位置ずれ及び重ならない配置のために、鉄道車両若しくは機関車、又は鉄道を走行する他の物体は、トラックスイッチ１０を横切ることができない。

この特定の非限定的な例では、トラックスイッチ１０は、第２の既存のトラック２９のみから完全に分離され、ランプセクション１６のうちの一方は、第１の既存のトラック２８と重なっているが位置ずれした配置のままである。したがって、鉄道車両又は機関車は、トラックスイッチが閉位置にあるときに第２の既存のトラック２９上を走行することができる。

図８及び図９は、本開示の複数の側面の例示的なターンテーブルセクション１２を示している。ターンテーブルセクション１２は、複数の横部材３４によって接続された少なくとも２つの長手方向部材３２を有するバラストフレーム３０と、軸受ベースプレート３６と、ピボットピン３８と、軸受プレート４０とを含む。所望の構成に応じて、軸受ベースプレート３６は、１つ又は複数の個々のプレートを含むことができる。

バラストフレーム３０は、地面に載置するように構成された底部分４２と、軸受ベースプレート３６と接続して支持するように構成された上部分４４と、を有する。加えて、バラストフレーム３０は、ターンテーブルセクション１２を移動、搬送、又は設置するための様々な取り付け点又は持ち上げ点４６を含むことができる。

ピボットピン３８は、軸受ベースプレート３６と結合され、軸受ベースプレート３６から上方に延びる。軸受プレート４０は、ピボットピン３８を受け入れる穴４６を有し、軸受プレート４０が軸受ベースプレート３６及びバラストフレーム３０に対して相対回転することを可能にする回転可能な接続部を形成する。軸受プレート４０は、様々な形状とすることができるが、円形であることが好ましく、外周に多数の凹部分４８を含むことができる。凹部分４８は、例えば、開位置又は閉位置にトラックスイッチ１０を位置させるのを助けるために使用することができる。軸受プレート４０は、軸受ベースプレート３６によって支持される。

ターンテーブルセクションはまた、バラストフレーム３０に取り付けられたアクチュエータブラケット２２を含む。ここで、２つのアクチュエータブラケット２２は、フレーム３０の一方の側面で同じ長手方向部材３２に結合される。しかし、アクチュエータブラケット２２の数及び位置は、使用されているトラックスイッチ１０の構成に応じて変化し得る。例えば、場合によっては、アクチュエータブラケット２２がなくてもよいし、又はアクチュエータブラケット２２が１つだけであってもよい。さらに、複数のブラケット２２が使用される場合、ブラケット２２は、バラストフレーム３０の同じ側に位置する必要はなく、ブラケット２２がバラストフレーム３０の両側に配置されるように、異なる長手方向部材３２上に位置してもよい。

図１０及び図１１は、本開示の複数の側面の例示的な軸受プレート４０を示す。軸受プレート４０は、概ね円形の形状であり、ターンテーブルセクション１２のピボットピン３８を受け入れるように構成された中央穴４６を含む。回転可能な接続部が、穴４６にピボットピン３８を挿入することによって形成され、軸受プレート４０がピボットピン３８の周りを回転することを可能にする。ピボットピン３８が穴４６によって受け入れられると、軸受プレート４０は、軸受ベースプレート３６に隣接して配置される。軸受プレート４０が回転する際の摩擦を低減するために、軸受プレート４０と軸受ベースプレート３６との間に油、グリース、又は他の潤滑剤を載置することができることに留意されたい。

軸受プレート４０はまた、軸受プレート４０の外周部の周りに配置された様々な凹部分４８を含むことができる。この場合、凹部分４８は４つであるが、それ以上であってもよいし、それ以下であってもよい。さらに、ここに示されている凹部分４８の形状は半円形であるが、凹部分４８は、用途によって必要とされるものに応じて様々な形状をとることができる。

本開示で明らかになるように、トラックセクション１４は１つの長さ又は形状である必要はない及びと解すべきであり、またその旨が明らかである。むしろ、一部のトラックセクション１４は長く、他のトラックセクションは比較的短いと考えられてもよい。さらに、一部のトラックセクション１４は直線状であってもよく、他のトラックセクションは湾曲状であってもよい。使用されるトラックセクション１４の数、長さ、及び曲率は、トラックスイッチ１０の特定の用途及びトラックスイッチ１０によって選択的に接続される既存のトラックセクションによって決定される。

図１２及び図１３を参照すると、本開示の複数の側面の例示的なトラックセクション１４が示されている。トラックセクション１４は、トラックベースプレート５０と、トラック５２とを含む。トラックベースプレート５０は、底面５４、上面５６、２つの側面５８及び５９、並びに第１の遠位端６０及び第２の遠位端６１を有する。トラックベースプレート５０は、概ね長手方向の平坦プレートであり、トラックベースプレート５０を通って延びる穴６２を有する。

穴６２は、ターンテーブルセクション１２のピボットピン３８を受け入れるように構成され、ピボットピン３８を中心としてトラックセクション１４とターンテーブルセクション１２との間に回転可能な接続部を確立する。トラックベースプレート５０の穴６２がピボットピン３８を受け入れると、トラックベースプレート５０の底面５４は、ターンテーブルセクション１２の軸受プレート４０に隣接して配置される。ピボットピン３８を受け入れることが可能な複数のトラックセクション１４を使用することができるが、トラックセクション１４のうちの一方のみがピボットピン３８を受け入れる。したがって、トラックスイッチ１０の所与のアセンブリにおけるトラックセクション１４は、モジュール式に組み立てられてもよく、ピボット点は、ターンテーブルセクション１２及びピボットピン３８を受け入れる特定のトラックセクション１４の位置によって決定されてもよい。いくつかの非限定的な例では、トラックセクション１４のうちのいくつかは穴６２を含むことができ、トラックセクション１４のうちの１つがピボットピン３８を受け入れることが可能である限り、他のトラックセクションは穴を含まなくてもよい。

穴６２は、ここではトラックベースプレート５０の概ね中心に配置されるように示されているが、穴６２は、トラックベースプレート５０上のどこに載置されてもよい。穴６２を、例えば、遠位端６０の近くに位置させることによって、トラックスイッチ１０の回転中心は、トラックスイッチ１０の特定の用途に適合するように調整することができる。

トラック５２は、例えば、鉄道車両又は機関車がトラック５２に沿って走行することを可能にするように構成される。トラック５２は、トラックベースプレート５０の上面５６に固定的に接続され、トラックベースプレート５０の一方の遠位端６０からトラックベースプレート５０の第２の遠位端６１までトラックベースプレート５０の長さに沿って延在する。

トラックベースプレート５０の遠位端６０及び６１は各々、別のトラックベースプレート５０又はランプセクション１６の遠位端６０又は６１に接続して位置合わせするように構成される。ここに示されるように、ねじ穴６４は、トラックベースプレート５０の各遠位端６０及び６１に隣接してトラックベースプレート５０に配置される。ねじ穴６４は、トラック接続ブラケット２６の対応する穴６５（図１７参照）と位置合わせするように構成されてもよい。穴６４がトラック接続ブラケット２６の穴６５と位置合わせされると、トラックセクション１４は、トラック接続ブラケット２６及び複数の締結具を介して別のトラックセクション１４と結合することができる。しかし、例えば、締結具のみで接続すること、又はトラックセクション１４を互いに溶接することによって、又は追加のハードウェアを使用せずにトラックを接続するように構成されたインターロックコネクタを有することによってなど、トラックセクション１４を接続する他の手段が利用されてもよい。

加えて、トラックセクション５０は、それぞれのトラック５２が互いに直線的に位置合わせするように、当接するトラックセクション５０を位置合わせするのを助けるように構成されたオフセット位置合わせバー６６を含むことができる。いくつかの非限定的な例では、トラックセクション１４は、トラックセクション１４を移動、搬送、又は設置するための複数の取り付け点又は持ち上げ点６８を含むことができる。

図１４及び図１５を参照すると、本開示の複数の側面の別の例示的なトラックセクション１４が示されている。本実施形態において、トラックセクション１４は、湾曲した長手方向部材である。トラック５２は、トラックベースプレート５０の曲率に対応する曲率を有するように構成される。トラックセクション１４の曲率は、トラックスイッチ１０が様々な既存の線路トラック２８に接続することを可能にするために必要に応じて変化することができる。

一般に、トラックセクション１４は、ランプセクション１６間に延びる１つのトラックを提供するために、本明細書に示されるように長さ及び曲率が変化してもよい。したがって、トラックセクション１４は、特定の既存のトラック配置及び／又は既存のトラック間の特定の距離に適合するようにカスタマイズすることができる。

図１６は、ターンテーブルセクション１２に結合された例示的なトラックセクション１４を示す。図示の非限定的な例では、ピボットピン３８は、トラックセクション１４における穴６２によって受け入れられる。アクチュエータ２４は、アクチュエータブラケット２２とトラックセクション１４の両方と結合される。トラックセクション１４は、ブラケット７０でアクチュエータ２４に結合される。この配置では、アクチュエータ２４は、伸長及び後退してトラックセクション１４の回転を可能にし、それによって開位置と閉位置との間のランプセクション１６の回転を可能にするように構成される。

図１７は、本開示の複数の側面の例示的なトラック接続ブラケット２６を示す。トラック接続ブラケット２６は、トラックセクション１４の穴６４に対応する穴６５を有する。穴６５がトラックセクション１４の穴６４と位置合わせされると、トラック接続ブラケット２６を２つのトラックセクション１４と結合するために、又はトラックセクション１４をランプセクション１６（図３参照）に結合するために、締結具をそれぞれの穴６４及び６５に挿入することができる。

図１８～図２５は、本開示の複数の側面の例示的なランプセクション１６を示す。ランプセクション１６は、ランプベースプレート７４、傾斜トラック７５、ガードレール７６、及び一対のレールクランプ１７で構成される。ランプベースプレート７４は、線路トラック２８の上に載置するように構成された底面７７と、上面７８と、各々がトラックセクション１４と接続するように構成された第１の遠位端７９及び第２の遠位端８０と、２つの側面８１及び８２とを含む（図２１～図２２参照）。ランプベースプレート７４の底面７７はまた、線路トラック２８上にランプセクション１６を位置合わせするのを支援するために底面７７に取り付けられたランプストッパ８３を含むことができる。

具体的に図２１～図２３を参照すると、ランプベースプレート７４は、第１の遠位端７９及び底面７７に最も近い実質的に尖った領域８５から延びる傾斜部分８４を第１の遠位端７９にさらに有する。傾斜部分８４は、第２の遠位端８０の方向に、上面７８に対してある角度で上方に勾配する。ランプベースプレート７４の上面７８は、搬送又は設置中にランプセクション１６を移動させるのを助けるために、持ち上げ点８６に結合されてもよい。

傾斜トラック７５は、２つの平行な傾斜レールで構成され、これら各傾斜レールは、概ね尖った端部８９及び広幅端部９０（図２４及び図２５参照）を形成する底面８７及び勾配上面８８を有する。勾配上面８８の角度は、ランプベースプレート７４の傾斜部分８４の角度に対応する。傾斜トラック７５は、傾斜トラック７５の底面８７がランプベースプレート７４の上面７８と接触するように、ランプベースプレート７４と結合される。

傾斜トラック７５は、傾斜トラック７５の尖った端部８９がランプベースプレート７４の傾斜部分８４に隣接して配置されるように配向される。傾斜トラック７５は、ランプベースプレート７４の長さに沿って、ランプベースプレート７４の第２の遠位端８０に向かって延びる。このように配向されると、ランプベースプレート７４の傾斜部分８４及び傾斜トラック７５の勾配上面８８は、ランプベースプレート７４の第１の遠位端７９から始まり、第２の遠位端８０で終端する概ね連続した上方勾配を形成する。

ガードレール７６は、傾斜トラック７５と平行に延在する。この場合、４つのガードレール７５が存在し、２つはトラック７５の内部に配置され、２つは側面８１及び８２に隣接してトラック７５の外部に配置される。しかし、４つよりも少ない数のガードレール７５が使用されてもよく、例えば、両方ともトラック７５の内部に配置された２つのガードレール７５のみが存在してもよい。

各ガードレール７６は、ランプベースプレート７４の上面７８と結合された底面９１と、傾斜トラック７５の勾配上面８８と対応する勾配上面９２とを含み、それにより傾斜トラック７５の上面８８及びガードレール７６の上面９２が概ね位置合わせされる。いくつかの実施形態では、ガードレール７６の上面９２は、傾斜トラック７５の勾配上面８８よりも高くても低くてもよい。ガードレール７６はまた、追加の強度及び剛性を提供するためにガセット、ブレース、又は他の支持構造を含むことができる。一対のレールクランプ１７の各々は、ランプベースプレート７４に結合されたロックピボットブラケット９３においてランプベースプレート７４のそれぞれの側面８１及び８２に取り付けられる。

図２６は、本開示の複数の側面の例示的なレールクランプ１７を示す。レールクランプ１７は、ピボットバー９４と、ハンドル９５と、１つ又は複数のロッキングプレート９６とを備える。ピボットバー９４は、ロックピボットブラケット９３に固定的に結合されるように構成された円筒形ロッドであり、ランプベースプレート７４の側面に平行に延びる。ハンドル９５は、ピボットバー９５を受け入れるように構成され、それによってハンドル９５がピボットバー９４を中心に回転することを可能にする。

各ロッキングプレート９６は、ハンドル９５と固定的に接続され、ピボットバー９４を通す穴９７を有する。ロッキングプレート９６の各々は、線路トラック２８を受け入れて接続するように構成されたチャネル９８を画定する。ハンドル９５及び１つ又は複数のロッキングプレート９６は、レールクランプ１７が既存のトラックと接触していないロック解除位置と、１つ又は複数のロッキングプレート９６のチャネル９７が既存のトラックと結合するロック位置との間でピボットバー９４を中心に１つのユニットとして回転し、それによってランプセクション１６を線路トラック２８と確実に接続する。

図２７は、本開示の態様による、例示的な支持フレーム１８を示す。支持フレーム１８は、複数の横部材９９によって接続された２つの長手方向部材９８を有する。支持フレーム１８は、地面との安定した接続部を提供するように構成された、長手方向部材９８の近くの底部分１００を有する。支持フレーム１８は、トラックベースプレート５０の底面５４又はランプベースプレート７４の底面７７を支持し、それによってトラックセクション１４及びランプセクション１６を垂直に支持するように構成された、横部材９９に隣接する上部分１０１をさらに有する。加えて、トラックスイッチ１０の構成に応じて、支持フレーム１８はまた、搬送及び設置中の支持フレーム１８の移動を容易にするために、アクチュエータシステム２４、例えば、流体圧アクチュエータのための取り付けブラケット２２、及び／又は持ち上げ点１０２を含むことができる。

特定の使用事例シナリオの要件に応じて、任意の数又は構成の支持フレーム１８を利用することができる解すべきものであり、また認識すべきものである。支持フレーム１８は、トラックスイッチ１０が開位置と閉位置との間のどこでも完全に支持されるように、トラックスイッチ１０の様々なトラックセクション１４及びランプセクション１６を支持するように配置されることが好ましい。

本明細書では、明確で簡潔な明細書を書くことを可能にする方法で実施形態を説明してきたが、実施形態は、本発明から逸脱することなく様々に組み合わせたり分離したりすることができることが意図されており、またその旨が明らかである。例えば、本明細書に記載のすべての好ましい特徴は、本明細書に記載の本発明のすべての側面に適用可能であることが明らかである。

したがって、本発明を特定の実施形態及び例に関連して説明してきたが、本発明は必ずしもそのように限定されるものではなく、多数の他の実施形態、例、使用、修正、並びに当該実施形態、例、及び使用からの逸脱は、本明細書に添付の特許請求の範囲に包含されることを意図している。本明細書で引用される各特許及び刊行物の全開示は、あたかもそのような各特許又は刊行物が参照により本明細書に個々に組み込まれているかのように、参照により組み込まれる。

本発明の様々な特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲に記載されている。

Claims

ターンテーブルセクションと、
１つのトラックを形成するように互いに結合された１つ又は複数のトラックセクションと、
前記１つのトラックの両端部に結合された一対のランプセクションと
を備え、
前記トラックセクションのうちの１つは、前記ターンテーブルセクションに回転可能に結合されて前記ランプセクションが前記ターンテーブルセクションに対して相対回転することを可能にし、第１の線路トラックを第２の線路トラックに選択的に接続する、
トラックスイッチ。
前記ターンテーブルセクションは、バラストフレームと、ピボットピンに結合された軸受ベースプレートと、軸受プレートとを備える、請求項１に記載のトラックスイッチ。
前記バラストフレームは、複数の実質的に垂直な横部材によって接続された２つの長手方向部材をさらに備える、請求項２に記載のトラックスイッチ。
前記バラストフレームは、前記ピボットピンが前記バラストフレームから離れて上方に延びるように、前記軸受ベースプレートと結合される、請求項２に記載のトラックスイッチ。
前記軸受プレートは中央穴を有し、前記中央穴に前記ピボットピンが通されることにより前記軸受プレートが前記ピボットピンの中央軸を中心に回転することが可能になる、請求項２に記載のトラックスイッチ。
前記１つ又は複数のトラックセクションの各々は、トラックベースであって、前記トラックベースに沿って長手方向に延在するトラックと結合されたトラックベースをさらに備える、請求項１に記載のトラックスイッチ。
前記トラックベースプレートは、前記ピボットピンを受け入れるように構成された穴を有し、ピボットピンを中心とする回転可能な接続部を提供する、請求項６に記載のトラックスイッチ。
前記トラックベースプレートの前記穴は、前記トラックベースプレートの概ね中心に配置される、請求項７に記載のトラックスイッチ。
前記トラックベースプレートの各端部は、接続プレートと固定的に結合するように構成される、請求項６に記載のトラックスイッチ。
前記各トラックセクション間を接続するために、対応する数の接続プレートが設けられる、請求項９に記載のトラックスイッチ。
前記ランプセクションは、ランプベースプレートと、角度付きトラックと、少なくとも２つのガードレールと、少なくとも２つのレールクランプとを備える、請求項１に記載のトラックスイッチ。
前記ランプベースプレートは、前記第１の線路トラック及び前記第２の線路トラックのうち一方の上に載置されるように構成される、請求項１２に記載のトラックスイッチ。
前記ランプベースプレートは、第１の遠位端にランプセクションを備える、請求項１２に記載のトラックスイッチ。
前記ランプベースプレートは、前記ランプセクションの反対側の第２の遠位端で接続プレートと固定的に結合するように構成され、前記接続部は、ランプセクションとトラックセクションとの間を接続するように構成される、請求項１４に記載のトラックスイッチ。
前記角度付きトラックは、前記ランプセクションの長さに沿って、前記ランプセクションに隣接する概ね尖った端部から実質的に上方に勾配し、前記第１の遠位端の反対側の第２の遠位端に隣接する広幅端部で終端する、請求項１４に記載のトラックスイッチ。
前記少なくとも２つのガードレールは、前記角度付きトラックに平行に延在する、請求項１２に記載のトラックスイッチ。
少なくとも２つのガードレールは、前記角度付きトラックの内部に配置される、請求項１７に記載のトラックスイッチ。
少なくとも２つのガードレールは、前記角度付きトラックの外部に配置される、請求項１７に記載のトラックスイッチ。
前記少なくとも２つのレールクランプは、ロッキングピボットで前記ランプベースプレートと結合され、既存のトラックとの取り外し可能な接続部を提供するように構成される、請求項１２に記載のトラックスイッチ。
前記少なくとも２つの各レールクランプは、前記ロッキングピボットと固定的に結合されたピボットバーと、前記ピボットバーと回転可能に接続するように構成されたハンドルと、前記第１の線路トラック又は前記第２の線路トラックのいずれかを受け入れるように構成されたチャネルを有する１つ又は複数のロッキングプレートとを備える、請求項２０に記載のトラックスイッチ。
前記ハンドルと前記１つ又は複数のロッキングプレートとは、前記線路トラックから離れたロック解除位置と、前記１つ又は複数のロッキングプレートの前記チャネルが前記線路トラックと結合されるロック位置との間で前記ピボットバーを中心に共に回転するように固定的に結合される、請求項２１に記載のトラックスイッチ。
前記１つ又は複数のトラックセクションと地面との間に配置され、前記トラックセクションを支持する１つ又は複数の支持フレームをさらに備える、請求項１に記載のトラックスイッチ。
各支持フレームは、複数の実質的に垂直な横部材によって接続された２つの長手方向部材を備える、請求項２１に記載のトラックスイッチ。
前記ランプセクションは、前記ランプベースプレートの下側に取り付けられ、前記ランプセクションを前記第１の線路トラック又は前記第２の線路トラックのいずれかと位置合わせするように構成された一対のレールストッパをさらに備える、請求項１３に記載のトラックスイッチ。
前記トラックセクションは、長さ及び曲率の両方が変化し得る、請求項１３に記載のトラックスイッチ。
前記トラックスイッチを回転させるためのアクチュエータシステムをさらに備える、請求項２３に記載のトラックスイッチ。
前記アクチュエータシステムは、流体圧式である、請求項２７に記載のトラックスイッチ。
前記１つ又は複数のトラックセクションのうちの１つに結合された少なくとも１つの第１のアクチュエータ接続ブラケットをさらに備える、請求項２８に記載のトラックスイッチ。
１つ又は複数の対応する第２のアクチュエータ接続ブラケットが、前記トラックセクションと前記ターンテーブルセクションとの間に前記アクチュエータシステムを接続するために前記ターンテーブルセクションに設けられる、請求項２９に記載のトラックスイッチ。
１つ又は複数の対応する第２のアクチュエータ接続ブラケットが、前記トラックセクションと前記支持フレームとの間に前記アクチュエータシステムを接続するために前記支持フレーム上に設けられる、請求項２９に記載のトラックスイッチ。
トラックスイッチを線路トラックに選択的に結合するための方法であって、
複数のトラックセクションを互いに接続して１つのトラックを形成することと、
ランプセクションを前記１つのトラックの各端部に接続することと、
ターンテーブルセクションを前記複数のトラックセクションのうちの１つに結合し、前記ランプセクションが前記ターンテーブルセクションに対して相対回転することを可能にすることと、
前記１つのトラックを、前記ランプセクションが既存のトラックと位置ずれする閉位置から、前記ランプセクションが前記既存のトラックと位置合わせされている開位置に回転させることと
を含む、方法。
前記１つのトラックを前記開位置から前記閉位置に回転させることは、前記ターンテーブルセクションのピボットピンを受け入れる前記複数のトラックセクションのうちの１つにおける穴によって形成された回転可能な接続部によって行われる、請求項３３に記載の方法。
前記ランプセクションに結合された一対のレールクランプを枢動させることによって、前記ランプセクションを前記既存のトラックに締結すること
をさらに含む、請求項３２に記載の方法。