JP2023509997A - パッケージ - Google Patents

Abstract

本発明は、一方で、側壁と、上部開口部と、底部と、を有するプラスチック容器と、他方で、容器の上部開口部を覆うように構成された取り外し可能なプラスチック蓋と、を備えるパッケージであって、容器の上部開口部（２５）は周縁部にわたって延びる外向きリム（２８）を有する第１の係合部分（２７）を備え、蓋の外周部は下向きに折り曲げられた第２の係合部分（４０）を備え、第２の係合部分（４０）は、容器の外向きリム（２８）の下方とラッチ係合することができる内向きリム（４１）を備え、蓋の第２の係合部分は折り曲げ可能なスカートセクション（４４）を備えたスカートを有し、その自由端（ＥＩ）は容器の受容部分（７）に捕らえられるパッケージに関する。
【選択図】図８

Description

本発明は、パッケージであって、一方で、隅部で接する側壁、底部、及び上部開口部を備える容器を備え、加えて、容器の上部開口部を覆うように意図された蓋を備える、パッケージに関する。

本発明の分野は、蓋及び容器の射出成形によって従来より得られるプラスチックパッケージと、弾性による共同作用にかかる分野である。

現行技術から、容器は、容器の上部開口部に第１の係合部分を有し、かつ、蓋は、蓋の周縁部に第２の係合部分を有し、これらの係合部分は互いに弾性的に相互係止されるように意図されているパッケージが知られている。

蓋の第１の係合部分は、周縁部の周りに延びる外向きリムを備え、蓋の第２の係合部分は、第２の係合部分スカート上に配置された内向きリムを備えて容器の外向きリムの下にラッチすることができ、蓋が容器にロックされることを確実とする。

一方の容器の外向きリム、及び他方の蓋の内向きリムは、上記側壁同士が接する隅部に湾曲隅部セクションを有し、上記湾曲隅部セクションは、それぞれのリムの側部セクションを接続する。

このような現行技術では、容器上への蓋の配置及び係止は、従来は、容器の第１の係合部分を第２の係合部分に相互係止させるために、かつ、蓋の内向きリムが容器の外向きリムの上を通過するまで、蓋の中心を押圧するシリンダアクチュエータを用いて力を加えることによって行われる。２つのリム間の相互係合した表面は蓋の取り外しに抵抗する。

蓋の取り外しは、典型的にはエンドユーザによって実施され、人によっては難しくなることができ、更には、容器から蓋を取り外すためにドライバーなどの工具の助けを必要とする場合がある。

しかしながら、蓋及び／又は容器の機能部分を備えた現行技術のパッケージは、蓋を容易に取り外すことを可能にする。

解決策のうちの１つは、文献ＥＰ０１１０８５９に開示されており、蓋の第２の係合部の上部に、折り曲げ領域で関節運動される可撓性ヒンジなどの折り曲げ可能なスカートセクションを、蓋上の内向き隆起部の湾曲隅部セクションのうちの１つに設けることを含む。この折り曲げ可能なスカートセクションは、梃子の作用を用いることにより、内向き隆起部の上記少なくとも１つの湾曲隅部セクションの中心部が上部開口部の外向き隆起部から間隔を空けるように、したがって、内向き隆起部と外向き隆起部との間のそれぞれの係合が、上記中心部にわたって弱まるように、係合位置から外向き位置に折り曲げることができる。

係合位置では、折り曲げ可能なスカートセクションは、スカートの外面に形成されており、かつ折り曲げ領域からスカートの下方縁部まで下向きに延びる２つの溝によって、残りのスカートセクションから分離されており、上記溝は、折り曲げ可能なスカートセクションを、係合位置から外向き位置に折り曲げるために、スカートを溝に沿って破断することができるように、スカートの壁厚を低減する。

折り曲げ可能なスカートセクションを含むこのような解決策は、この隅部での蓋と容器との間の接続を弱めることによって、最も困難な場所（すなわち、隅部）における蓋の開封を大幅に簡易化し、有利なことに、スカートセクションが持ち上げられた後に２つの破断可能な溝が不可逆的に破断されるという不正開封防止機能を組み合わせる。文献ＥＰ０１１０８５９では、内向きリムは、折り曲げ可能なスカートセクションによって設けられ、折り曲げ可能なスカートセクションと第２の係合部分との間の可撓性ヒンジの下に位置する。しかしながら、文献ＥＰ２５２３８６６に開示されているように、可撓性ヒンジの上方に内向きリムを設けることが可能であり、最初の開封後の蓋と容器との間の封止を保持するために、折り曲げ可能なスカートセクションが持ち上げられたときにこのリムが切断されないようにすることができる。

特に輸送中のそのようなパッケージの１つの欠点は、例えば、それらがパレット上に積み重ねられたときに、ショックが折り曲げ可能なスカートセクションの下における不運な力の原因となり、それらの偶発的な折り曲げをもたらす可能性があることである。そのような場合、スカートと折り曲げ可能なスカートセクションを分離する両方の溝が破損し、パッケージの開口を示す。高価値製品を輸送する場合、最終顧客は、タンパーエビデンスとしての機能を果たす破断可能な溝が輸送中に破壊されていることに気付き、したがって、送達を拒否することを決定し、かなりの財務損失をもたらす。

本出願人は、積み重ねピッチ機能を有する外部垂直リブの戦略的配置によって、この問題に対処することを文書ＦＲ１８５４４８４において提案した。
－したがって、外部リブのそれぞれは、（外向きリブを有する）容器の第１係合部分の下に垂直に延び、その底部端に平坦部分があり、容器が内側に積み重ねられる容器の上部開口部の上縁部との当接において協働することを目的とする。そのような垂直リブは、最初に、それらが互いに積み重ねられたときに２つの容器間で一定の積み重ねピッチを確保するのに役立つ。
しかしながら、前述の外側リブは、有意にはＦＲ１８５４４８４によって教示されるように、容器の隅部に有利に配置され各リブはその底部端から、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置にあるときの高さまで戦略的に延びる。この外側リブの、折り曲げ可能なスカートセクションに近接し、その下で垂直な位置が作り出した、実際にはスロープが、有利にもリスクの障壁を構成する。すなわち、コントロールされない取り扱い中の偶発的で不運な圧力によって、その折り曲げと、タンパーエビデンスとしての機能を果たす望まない溝の破断に至るまでスカートセクションの下部が押される、折り曲げ可能スカートセクション偶発的なの開口のリスクを制限する。

本出願人の所見によれば、折り曲げ可能なスカートセクションに対して垂直な外側リブのそのような位置決めは、輸送及び送達中の偶発的な開口数と、タンパープルーフ式破断可能溝の破断数を低減することを可能にする。しかしながら、偶発的なタンパーエビデンス開口の比率が大幅に減少した場合でも、それでもなおゼロではない。これには、本開示が解決策を提供する第１の問題が関わる。

更に、本発明者らの知見によれば、そのような不正開封防止（タンパープルーフ）システムはそれでもなお完全には信頼できない。折り曲げ可能なスカートセクションをその係合位置に維持しつつ、すなわち２つの破断可能な溝を持ち上げて切断する必要なしに容器の蓋を取り外すことがそれでもなお可能である。例えば、一方の手でスカートセクションの下で力強く押して、蓋を外そうとする力を加えると同時に、他方の手でスカートセクションを容器に向かって径方向に押しやることによって、隅部で蓋を取り外すことができる場合が非常に多く、したがって溝の切断が回避される。このようにして、破断可能な溝を破断することなく、蓋の取り外しが達成される。当該技術分野からはまた、隅部のラッチ係合するリムを１対追加してそれぞれ外向きと内向きに二重化し、容器の第１の係合部分と第２の係合部分にそれぞれ配置し、隅部のラッチ係合を増強することが知られている。本発明者らの知見によれば、プラスチックの弾性を弄んで破断可能な溝をそれでもなお破断せず蓋を取り外すことがなお可能であるため、相互にラッチ係合する二重対のリムを隅部に設けることによって、常に不正開封が防止されるわけではない。これは、少なくとも一実施形態による、本開示が解決策を提供する第２の問題が関わる。

本開示の目的は、蓋の取り外しを容易化し、折り曲げ可能なスカートセクションの偶発的な開口数を劇的に低減する折り曲げ可能なスカートセクションを含む、文書ＥＰ０１１０８５９又はＦＲ１８５４４８４に記載のタイプの蓋及び容器を含むパッケージを提案することによって、上記の欠点を修復することである。

本開示の別の目的は、少なくとも一実施形態に従って、不正開封のリスク、すなわち、不正開封防止式の溝を破断せずに蓋を取り外すことを制限するパッケージを提案することである。

本発明の別の目的は、製造に必要な射出成形設備及び製造コストを複雑にしないような設計のパッケージを提案することである。

本発明の別の目的は、パッケージの積み重ね中の負荷に対する抵抗が、上記の現行技術よりも大幅に改善されるパッケージを提案することである。

本発明の他の目的及び利点は、単に非限定的な例として与えられる以下の説明を通して明らかとなるであろう。

本発明は更に、上記容器及び上記蓋が射出成形により得られる、本発明によるパッケージの製造方法に関する。

その目的に向けて、本開示は、第１に、一方で、隅部で接する側壁と、上部開口部と、底部と、を有するプラスチック容器と、他方で、容器の上部開口部を覆うように構成された取り外し可能なプラスチック蓋と、を備えるパッケージであって、容器の上部開口部は周縁部にわたって延びる外向きリムを有する第１の係合部分を備え、蓋の外周部は下向きに折り曲げられた第２の係合部分を備え、第２の係合部分は、容器の外向きリムの下方とラッチ係合することができる内向きリムを備えており、蓋の第２の係合部分は、第２の係合部分の下部にわたって延びるスカートを有し、一方の、容器の外向きリムと、他方の、蓋の内向きリムとは、側壁同士が接する隅部に、それぞれのリムの側部セクション同士を接続する、湾曲隅部セクションを有し、内向きリムの湾曲隅部セクションのうちの少なくとも１つが、折り曲げ可能なスカートセクションを備え、スカートセクションは、第２の係合部分の上部の折り曲げ領域で関節接合されて係合位置から外向き位置に折り曲げることができ、その方法は、内向きリムの少なくとも１つの湾曲隅部セクションの中心部が、上部開口部の外向きリムから梃子の作用によって分離され、したがって、リム間の係合が、中心部にわたって弱まる方法による、パッケージに関する。

本開示によれば、容器は、蓋の折り曲げ可能なスカートセクションにおいて、折り曲げ可能なスカートセクションの自由端のためのシールドを形成する受容部分を備え、レセプタクルが自由端を折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置において受容し、受容部分は、折り曲げ可能なスカートセクションが外向き位置に向かって折り曲げられることを防ぐように構成されており、受容部分は、自由端を解放するように変形し、折り曲げ可能なスカートをセクション係合位置から外向き位置に向かって枢動することを承認するように構成されている。

一実施形態によれば、レセプタクルは、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置において折り曲げ可能なスカートセクションの自由端の前方に重なるように延びる前壁を含み、前壁は、次いで折り曲げ可能なスカートセクションが外向き位置に向かって折り曲げられることを防ぐ当接を構成し、前壁は、オペレータによって後退位置に向かって変形されて、自由端が解放されることを可能にし、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置から外向き位置への、折り曲げ領域を中心とする枢動を承認するように構成されている。

一実施形態によれば、前壁が、その長手方向端部において、材料ブリッジによって、前壁の長手方向端部と、容器の側壁又は隅部とをそれぞれ接続する垂直リブの形態で固定され、前壁が後退位置に向かって変形されたときに、材料ブリッジの長手方向端部を分離することによって破断するように構成された、前壁の厚さを減じる溝が前壁の長手方向端部のうちの１つにおいて設けられている。

一実施形態によれば、溝の破断後、後退位置に向かって変形し、スカートセクションが外向き位置に折り曲げられることを承認した前壁が、それでもなお、他の長手方向端を介して容器に接合している。

一実施形態によれば、外向きリムを有する容器の係合部分は、リムである第１のリムの下に延びて伸長され、第１のリムの下方において、同じく外向きである第２のリムによって終端され、折り曲げ可能なセクションの自由端を受容するレセプタクルは、上端が第２のリムと一体である後壁を含み、後壁は、後壁の下端と前壁の下端とを接続する底壁を介して前壁と一体であり、前壁と後壁と底壁とを含むセクションが、折り曲げ可能なスカートセクションの自由端を受容するレセプタクルのＵ字型セクションを形成する。

一実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクションは少なくとも１つの内向きラグを有し、内向きラグは、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置において、少なくとも、蓋を取り外すように力が蓋に加えられるとき、第１の係合部分の第２の外向きリムの下にラッチ係合されることができ、少なくとも１つのラグの第２のリムとのラッチ係合は、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置で第２の外向きリムの湾曲隅部セクションにのみ沿った局所領域において、第２のリムの湾曲セクションに対して径方向から見たときに、少なくとも１つのラグと第２のリムの相互係合面間のラッチ重複によって、第１のリムの湾曲セクションに対して径方向から見たときに、内向きリムと第１の外向きリムの相互係合面間のラッチ重複よりも寸法が大きいときに達成される。

一実施形態によれば、第２のリムの下の少なくとも１つのラグのラッチが、後壁を有さない局所領域で達成される。

一実施形態によれば、蓋の折り曲げ可能なスカートセクションが、折り曲げ可能なスカートセクションの高さに沿って、少なくとも１つのラグの上方に、かつ少なくとも１つのラグに対して垂直に延びる貫通凹部を有する。

一実施形態によれば、貫通凹部がその下部から、少なくとも１つのラグから折り曲げ可能なスカートセクションと第２の係合部分の上部との間の折り曲げ領域まで、ラグの長さにわたってのみ延びる。

一実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置において、外部の力が蓋に加えられないとき、内向きリムと第１の外向きリムとの間のラッチ係合が解除されている一方、間隙が、第２の外向きリムと、第２のリムの下方に配置された少なくとも１つのラグとを分離し、ラグは、蓋が力を受けたときにのみ、第２のリムとラッチ接触する。

一実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクションの自由端が、蓋に平行な平面に沿って湾曲した輪郭を有し、受容部分のレセプタクルは、長さが、自由端の湾曲したプロファイルを受容する湾曲した軌道を有する。

一実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクションは、スカートの外部表面に形成され、折り曲げ領域からスカートの下縁部まで下向きに延びる２つの溝によって、残りのスカートセクションから分離されており、溝は、スカートを、折り曲げ可能なスカートセクションをその係合位置からその外向き位置に折り曲げるために、スカートを溝に沿って破断することができるように、スカートの壁厚を低減する。

一実施形態によれば、容器が、４つの隅部で接する４つの側壁と、４つの折り曲げ可能なスカートセクションを有する４つの湾曲隅部セクションを有する蓋の内向きリムと、それぞれ４つの折り曲げ可能なスカートセクションの自由端を受容する４つの受容部と、を備える。

一実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクションが、少なくとも１つのラグ並びに内向きリムを有し、両方とも折り曲げ領域の下で、折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置に配置される。

一実施形態によれば、容器の第１の係合部分が、第１のスナップオン手段によって外向きリムの下に延び、第２の係合部分が、第２のスナップオン手段によって内向きリムの下に延び、湾曲隅部セクション間の側部セクション上の容器の縁に沿った中間の局所領域内で第１のスナップオン手段と第２のスナップオン手段が相互に係合することによって、蓋の内向きリムが容器の外向きリムをラッチ係合する。

一実施形態によれば、第１のスナップオン手段が、少なくとも１つの開口部を備え、第２のスナップオン手段が、開口部とラッチ係合することによって開口部に弾性的に挿入されるように構成された弾性変形可能な歯を備える。

一実施形態によれば、第２の係合部分を直接延ばす蓋の周壁が、蓋の縁部に沿って、蓋の内向きリムが容器の外向きリムをラッチ係合する湾曲隅部セクション間の側部セクションに、縦方向に突出し、蓋の下に配置され、外向きに配向された対向支持リブを備え、対向支持リブが、湾曲隅部セクション間に、容器の側壁の内面に複数の対向支持部を形成し、容器の周縁部に分布しており、湾曲隅部セクション間の蓋の縁部に沿ってラッチ係合されたリム間のラッチ係合を強化する。

一実施形態によれば、パッケージが、蓋の周縁部にわたって、第２の係合部分に対して内部に向かって、蓋の水平壁に対して上向きに突出して延びるくさび形リブを備え、くさび形リブが、蓋の水平壁に積み重ねられた同種のパッケージの容器の下部を、センタリングしながらリブ間に受容するように、第２の係合部分の内周にわたって分布しており、くさび形リブが、積み重ねられた容器の側壁の下部との当接を構成する。

一実施形態によれば、それぞれが第１の係合部分の下に垂直に延びる外側リブを有し、各リブが、その内側に容器が積層された容器の上部開口部の上部縁部と当接して協働することを意図し、外側リブが、各受容部の実質的に下に、かつ少なくとも受容部の高さまで延びる隅部に少なくとも部分的に設けられている平坦な場所をその下端に有する。

本開示は更に、蓋及び容器が射出成形により得られる、本発明によるパッケージの製造方法に関する。

他の特徴、詳細、及び利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を分析することによって明らかになるであろう。

本開示によるパッケージの容器の上部開口部がパッケージの蓋によって閉鎖されており、蓋の折り曲げ可能なスカートセクションが、容器の隅部において容器と係合位置にあり、折り曲げ可能なセクションの下端が蓋の受容部内に受容され捕捉されている斜視図である。

実質的に水平な平面に沿い、蓋に平行であり、４つの受容部をその中間の高さで通過し、折り曲げ可能なスカートセクションのそれぞれのための意図しない浮き上がりを防止するシールドを形成しながら、容器の４つの隅部において４つの折り曲げ可能なスカートセクションの自由端を受容する、断面図である。

第１の係合部分の外向きリムと第２の係合部分の外向きリムとの間の係合システムに加えて、側部上の隅部間に位置し、第１の係合部分によって設けられた開口部と弾性変形可能な歯を備え、第２の係合部分によって設けられた開口部と係合する、スナップオンシステムの詳細図である。

開口部及び弾性変形可能な歯を有する局所スナップオンシステムを示す垂直平面に沿った断面図である。

スカートセクションを通過する切断面に沿った断面図であり、内向きリブが協働し、外向きリブの下にラッチ係合される、容器の第１の係合部分の、蓋の第２の係合部分との相互係止を示して、バックグラウンドでのスナップオンシステムを示し、フランジは２つの隅部の間の中間位置に配置され、蓋の第２の係合部分の弾性変形可能な歯を備えて下方に突出し、容器の第１の係合部分のフランジの開口部に受容されて、フランジが容器の第１の係合部分の開口部を設けており、容器の側壁から横方向に突出するハンドルを形成する翼によって下方に延びていることを示す。

図５のスナップオンシステム及びハンドルを形成する翼を通過する実質的に垂直な平面に沿った断面図であり、補強リブが容器の側壁と翼を形成するハンドルの間を連結して延び、リブは平坦な場所に向かって下方に延び、リブは、特に、湾曲隅部セクションにおいて第１の係合部分の下に延びる垂直リブとの組み合わせによって、積み重ねピッチ機能を果たすリブを構成する。

折り曲げ可能なスカートセクションのその係合位置における詳細斜視図であり、それに対して、スカートセクションの自由端が、折り曲げ可能なスカートセクションの偶発的な折り曲げに対するシールドを形成する、容器と一体の受容部分のレセプタクル内に受容されている。

互いに係合した第１の係合部分と第２の係合部分を通過する、より具体的には、係合位置にある間の折り曲げ可能なスカートセクションを通過する垂直面に沿った断面図であり、Ｕ字型レセプタクルに捕捉されたスカートセクションの自由端部は、折り曲げ可能なスカートセクションの前でスカートセクションと重なるように延びる前壁と、折り曲げ可能なスカートセクションの後ろに延びる後壁と、後壁の下端部と前壁の下端部とを接続する底壁とを含み、図８は前壁が変形されて折り曲げ可能なスカートセクションの折り曲げを解放し、それにより蓋の開封を可能とする方法を点線で示している。

図８の断面図からわずかにオフセットされて受容部分の領域を通過する平面に沿った断面図であり、この図において、局所的にレセプタクルは後壁を有さず、折り曲げ可能なスカートセクションのラグは内向きリムの下に位置して、第１の係合部分の第２のリムの下に重なり、外向きリムの下方、かつラグと第２のリムとの間のラッチ重なりによってそれぞれ外向きリムと内向きリムの間のラッチ重なりの上に位置付けられている。

折り曲げ可能なスカートセクションの自由端の前に連続的に延びる前壁と折り曲げ可能なスカートセクションの後ろに不連続に延びる後壁との間のレセプタクルに捕捉された、水平面に沿った湾曲した軌道の、折り曲げ可能なスカートセクションの端部を示す水平面に沿った断面図である。

レセプタクルの底壁、前壁、及び不連続に延びる後壁を示し、折り曲げ可能なスカートセクションの２つのラグが容器の第１の係合部分の第２のリムとのラッチ重複としての機能を果たすことを可能とする開口部を残した、図７の受容部分の底面図である。

２つの追加のリブが、容器及び受容部分の空間及び角壁において積み重ねピッチリブと共に延びて、（例えば、空間に指、ねじ回しなどを挿入することによって）下面からラグを不正にラッチ解除することに対する障壁を形成する図７の代替図である。

図１２の底面図である。

図面及び以下の説明は、本質的に特定のものである、特定の要素を実質的に含む。したがって、これらの図面は、本開示のより良好な理解に役立つだけでなく、該当する場合には定義にも寄与する。

本発明は、一方で、隅部２４で接する側壁２０、２１、２２、２３と、上部開口部２５と、底部２６とを含む、プラスチック容器２と、他方で、容器の上部開口部を覆うように構成された取り外し可能なプラスチック蓋４と、を備える、パッケージ１に関する。

側壁２０、２１、２２、２３は、略拡散状であってもよく、共に角錐台を形成し、容器を同種の容器内に積み重ねることができるように構成されている。

容器２の上部開口部２５は、周縁部にわたって延びる外向きリム２８を有する第１の係合部分２７を備え、蓋４は、その外周部周辺に折り曲げられて下向きに延びる第２の係合部分４０を備え、第２の係合部分４０は、容器の外向きリム２８の下方とラッチ係合することができる内向きリム４１を備えている。

また、図４の断面図では、第１の係合部２７は、下向きに開放した第２の係合部４０の溝を貫通していることに留意されたい。第１の係合部分２７は、内壁を上向きに延長する第１の長手方向セクションと、それに続く、第１のセクションに対して傾斜した、例えば水平の、第２の長手方向セクションと、それに続く、第２のセクションに対して傾斜し、下向きに延びて、外向きリム２８を有する第３の長手方向セクションと、を含む、逆Ｕ字型断面を備える。

また、図４の断面図において、第２の係合部分４０は、下向きに開放された溝を形成し、第１の係合部分２７を受容することに留意されたい。第２の係合部分４０は、蓋の上壁を延長する第１の長手方向セクションと、それに続く、第１のセクションに対して傾斜した、例えば水平の、第２の長手方向セクションと、それに続く、第２のセクションに対して傾斜し、下向きに延びてスカート４２を形成し、内向きリム４１を有する第３の長手方向セクションと、を含む、逆Ｕ字型断面を備える。

したがって、蓋の第２の係合部分は、第２の係合部分４０の下部にわたって延びるスカート４２と、一方で、容器の外向きリム２８と、他方で、蓋４の内向きリム４１を有し、上記側壁同士が接する隅部には湾曲隅部セクション２９、４３を有し、湾曲隅部セクションはそれぞれのリムの側部セクション同士を接続する。

内向きリム４１の湾曲隅部セクション４３のうちの少なくとも１つは、折り曲げ可能なスカートセクション４４を備え、この折り曲げ可能なスカートセクションは、第２の係合部分４０の上部の折り曲げ領域４６で関節接合されており、梃子の作用を用いることにより、内向きリム４１の上記少なくとも１つの湾曲隅部セクションの中心部が上部開口部の外向きリム２８から間隔を空けるように、したがって、リム２８、４１間の係合が、上記中心部にわたって弱まるように、係合位置Ｐ１から外向き位置に折り曲げることができる。

そのような折り曲げ可能なスカートセクションは、ドライバーなどの工具を使用する必要なく、使用者による蓋の取り外しを容易にし、弱化は、折り曲げ領域４６の周囲の蓋の残部に対して枢動する折り曲げ可能なスカートセクション４４を単に外向きに偏位することによって達成される。

本発明によると、上記折り曲げ可能なスカートセクション４４は、その係合位置において、スカートの外面に形成されており、かつ折り曲げ領域からスカートの下方縁部まで下向きに延びる２つの溝４５によって、残りのスカートセクションから分離されており、上記溝４５は、折り曲げ可能なスカートセクションを、その外向き係合位置Ｐ１に折り曲げるために、スカートを溝に沿って破断することができるように、スカートの壁厚を低減している。これらの溝４５は、不可逆的に破壊されると、不正開封の痕跡を構成する。

本開示によれば、容器は、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端ＥＩのためのシールドを、蓋４の折り曲げ可能なスカートセクション４４に形成する受容部分７を備え、レセプタクル７０は、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端ＥＩを折り曲げ可能なスカートセクション４４の係合位置Ｐ１に受容する。

そのような受容部分７は、図７～図１１の図に示される実施形態において詳細に示されている。

当該受容部分７は、折り曲げ可能なセクションの自由端ＥＩがレセプタクル７０に捕らえられるときに、折り曲げ可能なスカートセクション４４の外向き位置への折り曲げを防止するように有利に構成されている。パッケージの輸送中、また輸送に起因する、セクションの湾曲隅部に対する衝撃及び不適切な力の事態においても、受容部分は、不適切な力が意図せずにスカートセクションを外向きに折り曲げ、したがって、タンパーエビデンスとしての機能を果たす任意の溝４５を破壊することを妨げるシールドとなる。

更に、上記受容部分７は、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端を解放して係合位置Ｐ１から外向き位置への枢動を承認するために、オペレータによって変形されるように構成されている。

したがって、また、蓋の取り外しを可能にするために、オペレータは、まず、受容部分７を変形させて、折り曲げ可能なスカートセクション４４を折り曲げ領域４６を中心として枢動可能に解放する。次に折り曲げ可能なスカートセクションを係合位置Ｐ１から外向き位置に折り曲げて、当該隅部での接続を弱めることを可能とする。容器の異なる隅部においていくつかの折り曲げ可能セクションがある場合、オペレータは、各隅部２４に対してこれらの２つの動作を連続的に実行する。

例えば、図８に見られるように、かつ一般的に、レセプタクルは、そのとき隅部２４と前壁７１との間に位置している折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端と重なるように延びる前壁７１を係合位置Ｐ１にある折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端の前で含むことができ、そうすると前壁７１は、上記折り曲げ可能なスカートセクション４４の上記外向き位置への折り曲がりを防止する当接部を形成する。

上記の前壁７１は、オペレータによって、図８の点線で示される後退位置ＰＥに変形されるように構成され、自由端を解放することを可能にし、折り曲げ可能なスカートセクション４４の係合位置Ｐ１から外向き位置への枢動を承認することを可能にする。

前壁７１は、前壁７１の長手方向端部及び容器の側壁又は隅部をそれぞれ接続する材料ブリッジ７５を介してその長手方向端部に固定され得る。これらの材料ブリッジ７５は、垂直リブの形態をとることができる。

前壁７１の厚さを低減する溝７２は、前壁７１が後退位置ＰＥに変形したときに材料ブリッジの長手方向端部を係合解除することによって破断するように構成された前壁７１の長手方向端部のうちの１つに提供され得る。

後退位置ＰＥに変形されると、溝７２は破断されるが、好ましくは、前壁７１は、例えば、前壁７１の他方の長手方向端部によって、かつ／又は底壁２４の部分を介して、容器の本体にそれでもなお隣接している。

１つの有利な実施形態によれば、図９から理解され得るように、外向きのリム２８を有する容器の係合部分２７は、第１のリムと呼ばれる上記リムの下に延びて伸長され、第１のリムの下で第２のリム３０として終端し、同じく外向きである。

折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端を受容するレセプタクル７０は、その上端が第２のリム３０と一体である、後壁７３を備えてもよい。後壁７３は、後壁７３の下端と前壁７１の下端とを接続する底壁７４を介して、前壁７１と一体である。

図８に見られるように、前壁７１、後壁７３、及び底壁７４を含むセクションは、係合位置Ｐ１にある折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端ＥＩを受容するレセプタクル７０のＵ字形部分を形成する。

図に見られるように、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端は、蓋に平行な平面に沿って湾曲した輪郭を有し得る。受容部分７のレセプタクル７０は、長さが、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端の湾曲した輪郭を受容する湾曲した軌道を有する。

１つの有利な実施形態による受容部分７は、折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端の全長にわたって延びる。次いで、当該受容部分７は、有利には折り曲げ可能なスカートセクション４４の自由端の全長にわたって、望ましくない力を妨げるシールドを形成する。

本発明によれば、及び顕著な方法で、及び外側に向けられたリム２８を有する容器の第１の係合部分２７が延び、かつリムの下に伸長され、第２のリム４１内の第１のリムの下に終わるとき、折り曲げ可能なスカートセクション４２は、少なくとも１つのラグ４７を有し得る。

当該少なくとも１つのラグ４７は、内向きである。折り曲げ可能なスカートセクション４の係合位置Ｐ１では、少なくとも１つのラグ４７は、少なくともそれを分離するために蓋に力が加えられたときに、第１の係合部分の第２の外向きリム３０の下にラッチ係合することができる。

注目すべきことに、第２のリム３０上の少なくとも１つのラグ４７のラッチ係合は、第２の外向きリム３０の湾曲セクションに沿った１つの局所領域のみで折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置Ｐ１において達成される。ラグ４７は、第２のリム３０の一部のみにわたって第２のリム３０の長さに沿って延び、例えば、ラグは、湾曲隅部セクションにわたって、第２のリム３０の長さの１／３未満、更には１／５の長さに沿って延びる。

特に、第２のリム３０の湾曲セクションに対して径方向に沿った、上記少なくとも１つのラグ４７と第２のリム３０の相互係合面間のラッチ重複Ｒａｃ２は、第１のリム２８の湾曲セクションに対して径方向に沿った、内向きリム４１と第１の外向きリム２８の相互係合面間のラッチ重複Ｒａｃ１よりもサイズが大きい。

図９では、ラッチ重複Ｒａｃ２及びＲａｃ１は例示目的のために示され得、ラグ４７と第２のリム３０との間のラッチ重複Ｒａｃ２は、内向きリム４１と外向きリム２８との間のラッチ重複Ｒａｃ１よりも著しく大きいことに留意されたい。

また、不正開封の試みがある場合、及び、ラッチ重複Ｒａｃ１がより弱いために内向きリム４１が第１のリム２８から解放されたと仮定した場合、より大きいラッチ重複Ｒａｃ２のおかげで、少なくとも１つのラグ４７がなお第２のリム３０をラッチ係合するであろう。例えば、少なくとも１つのラグ４７と第２のリム３０との間のラッチ重複Ｒａｃ２は、内向きリム４１と第１の外向きリム２８との間のラッチ重複Ｒａｃ１の少なくとも２倍である。

したがって、有利なことに、上記少なくとも１つのラグ４７を第２のリム３０から解放することは、折り曲げ可能なスカートセクション４４を溝４５の破断を必要とする変位量だけ折り曲げることによってのみ可能になる。したがって、この不正開封防止システムの信頼性は、大きく向上する。

この点に関して、内向きラグ４７のサイズは、内向きリム４１のサイズよりも著しく大きいことに留意されたい。この点に関して、蓋４の折り曲げ可能なスカート４２セクションは、少なくとも１つのラグ４７の上方に、かつ少なくとも１つのラグ４７に対して垂直に、折り曲げ可能なスカートセクション４４の高さに沿って延びる貫通凹部４８を有してもよい。この凹部の機能は、その製造中に射出成形後の蓋の離型を容易にすることであり、この凹部がなければ、ラッチ重複Ｒａｃ２を得るために必要な、内部に向かう大きな寸法のラグが、金型の特別な配置なしでは、離型を煩雑にし、更には不可能にする。

この貫通凹部４８は、折り曲げ可能なスカートセクション４４を本質的に脆弱にし、また、この凹部は、離型を容易にするために必要な領域のみにわたって延びる、すなわち、この凹部は、上記少なくとも１つのラグ４７に対して垂直に位置し、それ自体、凹部のサイズを制限するために、隅部セクション４３に沿って小さい長手方向セクションにわたって延びることに留意されたい。最終的には、射出成形製造法中の実装の容易性と、隅部における折り曲げ可能なスカートセクションと容器とのラッチ係合の強度との間で妥協が得られる。

図７に示すように、上記貫通凹部４８は、例えば、その下部の、少なくとも１つのラグ４７から、折り曲げ可能なスカートセクション４４と第２の係合部分４０の上部との間の折り曲げ領域４６まで、ラグ４７の長さにわたってのみ延びる。

折り曲げ可能なスカートセクションの係合位置Ｐ１では、図９に示されるように、外部の力が蓋に加えられないとき、内向きリム４１と第１の外向きリム２８との間のラッチ係合は開放されており、一方、間隙Ｊは、第２の外向きリム３０と、第２のリム３０の下に配置された少なくとも１つのラグ４７とを分離することができる。そのような場合、蓋を取り外そうとするような力が蓋４に加えられたとき、又は蓋に大きな負荷がかかったとき、例えば、本発明によるパッケージが互いに積み重ねられたときのみ、上記ラグ４７が第２のリム３０とラッチ接触する。

図１１に見られるように、第２のリムの下の少なくとも１つのラグ４７のラッチ係合は、後壁を有さない局所領域Ｚで実行されることに留意されたい。したがって、後壁７３は、レセプタクル７０の湾曲した軌道に沿って不連続に延び、１つ又はいくつかの局所領域Ｚのみが、１つ又は複数のラグ４７が第２のリム３０上にラッチ重複を提供できる領域として残される。

その点に関して、ラグ４７のかかる実施形態では、パッケージの積み重ねに対する抵抗力、より具体的には、積み重ねのうちの最も下のパッケージの蓋の性能を向上させることが可能である。現行技術のパッケージでは、段の重量の影響下で、蓋がラッチ係合されず、容器の開封を通じて文字通り潰れる場合がある。本実施形態は、上記少なくとも１つのラグのラッチ係合に起因して、潰れに対してより大きい抵抗力を有することができる。そのような場合、少なくとも１つのラグ４７及び少なくとも１つの折り曲げ可能なスカートセクションが、パッケージの各隅部に設けられてもよい。

図９に示された実施形態によれば、折り曲げ可能なスカートセクション４４は、上記少なくとも１つのラグ４７並びに内向きリム４１も有し、両方とも折り曲げ可能なスカートセクション４４の係合位置Ｐ１において折り曲げ領域４６の下に配置される。したがって、折り曲げ可能なスカートセクション４４がその係合位置Ｐ１から上昇したときに、内向きリム４１が切断される。あるいは、文書ＥＰ２５２３８６６によって教示されるように、内向きリム４１は、折り曲げ可能なスカートセクションの上昇が内向きリム４１を切断しないように折り曲げ領域４６の上に位置し、第１の開口部で蓋の封止特性を保持してもよい。

図示する実施形態によれば、容器は４つの隅部で接する４つの側壁を備え、蓋の内向きリム４１は、４つの折り曲げ可能なスカートセクション４４を備える４つの湾曲隅部セクション４３を有し、それぞれの折り曲げ可能なスカートセクションの少なくとも１つのラグ４７が容器の第２の外向きリム３０とラッチ係合することができる。少なくとも４つのラグ４７は、容器の４つの隅部における蓋の確実なラッチ係合を提供し、蓋と容器との間のラッチ接続を更に増強する。

第１に、図２では、ラッチ係合は、任意選択で、隅部で各折り曲げ可能なスカートセクション４４上に存在する２つのラグ４７を用いて、湾曲隅部セクションで補強されてもよいことに留意されたい。隅部当たり２つのラグ４７は、本実施形態による一般的な手段とすることができる。
第１の実施形態の利点及び欠点

折り曲げ可能なスカートセクション（複数可）４４は、意図しない開口から保護され、それぞれのレセプタクル７０の受容部分７が折り曲げ可能なスカートセクションの自由端を、例えば、自由端ＥＩの完全な湾曲した長さにわたって捕捉する。

各折り曲げ可能なスカートセクション４４をその係合位置Ｐ１（蓋の除去を防止する）から外向き位置（蓋の除去を容易にする）に折り曲げることは、受容部分７０の変形後、特に、前壁７１が後退位置ＰＥに変形し、当該前壁が、折り曲げ可能なスカートセクションの外向き位置への折り曲げを妨げる当接をもはや構成しないときにのみ可能である。

有利には、スカートセクション４４の任意の偶発的な折り曲げは、排除される、又は少なくとも劇的に低減され、したがって、折り曲げ可能なスカートセクションとスカート４２との間の溝４５の破断が不正開封防止（タンパーエビデント）システムとして機能し、これらの溝４５は偶発的には破断され得ない。

少なくとも一実施形態によれば、特に４つの湾曲隅部セクション４３におけるラグ４７の存在は、第１に、不正開封防止システムの信頼性を大幅に向上させ、第２のリム３０のラグ２７への係合を解除するには溝４５を破断することをユーザに要求する。

本開示はまた、パッケージの積み重ねに対する抵抗力、より具体的には、ラグ４７がスカートセクションに提供されると、段の重量の影響下で積み重ねのうちの最も下のパッケージの蓋の性能を向上させることが可能である。
他の改善

また注目すべきことに、更に、第２の係合部分４０を直接延ばす蓋の周壁４９は、蓋の縁部に沿って、蓋の内向きリム４１が容器の外向きリム２８をラッチ係合する湾曲隅部セクション４３間の側部セクションに、縦方向に突出し、蓋の下に配置され、外向きに配向された対向支持リブ５０を備えることができる。

これらの対向支持リブ５０は、有利なことに、容器の側壁２０、２１、２２、２３の内面に複数の対向支持部Ａｐを形成し、湾曲隅部セクション４３間のリム２８、４１の側部セクション上で容器の周縁部にわたって分布しているという点で、有意である。これらの対向支持部Ａｐは、有利なことに、湾曲隅部セクション４３間のリム２８、４１の側部セクション上の蓋の縁部に沿って、リム２８、４１間のラッチ係合を強化する。

同種のパッケージの蓋にパッケージを積み重ねている間、有利なことに、一方の隅部の折り曲げ可能なスカートセクション４４上のラグ４７の存在と、他方の隅部間の縁部に沿った対向支持リブ５０との組み合わせにより、蓋の全周にわたって、すなわち、隅部だけでなく隅部間の縁部に沿って、リブ２８、４１の係合を解除することなく、容器の蓋のラッチ係合が良好に保持される。

図５に示すように、第２の係合部分４０は、下向きに開放されて第１の係合部分２７を受容する溝Ｇを形成する。第２の係合部分４０は、蓋の上壁を延長する第１の長手方向セクションと（蓋の中央水平壁によって直接延長される周壁４９を含む）、それに続く、第１のセクションに対して傾斜した、例えば水平の、第２の長手方向セクションと、それに続く、第２のセクションに対して傾斜し、下向きに延びてスカート４２を形成し、内向きリム４１を有する第３の長手方向セクションと、を含む、逆Ｕ字型断面を備える。

周壁４９は、第２の係合部を蓋の水平壁に接続することによって、第２の係合部４０を延長する。図５に示すように、この周壁４９は、水平壁に対して、蓋の中心を、例えば、３０°～７０°、特に４５°～７０°の角度αだけ傾斜させることができる。この壁４９は、第２の係合部４０から水平壁に向かって下降する。この周壁４９は、側壁２０、２１、２２、２３と共に、（リブ２８、４１のラッチによって）蓋が容器に取り付けられたとき、蓋４の下面の下方に開放し、容器の内周にわたって延びる溝Ｇを画定する。また、対向支持リブ５０は、側壁２０、２１、２２、２３の内面上の対向支持部Ａｐにおいて、この溝Ｇ内に延びることにも留意されたい。これらの支持部は、積み重ね中の負荷下での周壁４９の収束を防止する。したがって、有利なことに、第２の係合部分４０のＵ字型セクションを開放し、縁部に沿ったリム２８、４１の取り外しを促進する傾向がある、このような変形が回避される。有利なことに、ラッチ係合のより良好な維持が、隅部間のパッケージの縁部に沿ってリム２８と４１との間で達成される。

２つの湾曲隅部セクション４３間の側部セクションの中央部上の、蓋４の縁部に沿った対向支持リブ５０の密度は、中央部の両側で湾曲隅部セクション４３に近接する側部セクションの端部上の対向支持リブ５０の線密度よりも高くてもよい。

各対向支持リブ５０は三角形の形状であってもよく、第１の辺と称される三角形の最長辺５１が周壁４９に接合し、略水平である三角形の第２の辺５２は、蓋の水平壁の延長部、特に、その下面に配向され、第３の辺５３は、容器の内面に支持領域を形成する。また、第３の辺５２は、容器の側壁の内面に対向支持部Ａｐを形成する長セクションと、側壁を押圧しないように低減された短セクションとを有することにも留意されたい。第２の側部５２と第３の側部５３との間に形成された角度は、有利に丸みを帯びている。したがって、内容物を損なう、又は更には、容器内に材料を梱包するために使用される可撓性パウチを穿刺する可能性が高い鋭角の存在が回避される。

図６に示すように、蓋４は、蓋の周縁部に突出して延び、第２の係合部分４０に対して内向きに、かつ蓋の水平壁に対して上向きに延びるくさび形リブ５４も備えることができる。くさび形リブ５４は、蓋の水平壁に積み重ねられた同種のパッケージの容器の下部を、センタリングしつつリブ間に受容するように、第２の係合部４０の内周にわたって分布している。上記くさび形リブは、積み重ねられた容器の側壁の下部との当接を構成し、蓋上でのそのセンタリングを確実にする。

対向支持リブ５０は、少なくとも部分的に、周壁４９に対して、くさび形リブ５４の延長部に位置するリブであり、この対向支持リブ５０及びくさび形リブ５４は、対で同一平面上にある。

各くさび形リブ５４は、蓋の水平壁を部分的に覆いつつ、蓋の水平壁から第２の係合部分４０の下部の上方へと、かつ第２の係合部分４０から水平壁へと内向きに向かって延びる。図６に示すように、各くさび形リブ５４は、水平壁に沿った第１のリム５５で、傾斜した周壁４９に沿った第２のリム５６で、及び第３のリム５７に沿った第２の係合部分の高さの一部分にわたって、蓋の残部に隣接する。対向支持リブ５０と組み合わせて、これらのくさび形リブ５４は、負荷下での第２の係合部への力の伝達を制限することに関与し得る。

一実施形態によれば、湾曲隅部セクション間の側部セクション上の容器の縁に沿った中間の局所領域で第１のスナップオン手段６と第２のスナップオン手段８を相互に係合することによって、容器の第１の係合部分２７は、外向きリム２８の下に延び、第２の係合部分４０は、内向きリム４１の下に延びる。

第１のスナップオン手段及び第２のスナップオン手段は、中間領域内にのみ協働し、リム２８、４１の間のラッチ係合を補強する。第１のスナップオン手段６は、少なくとも１つの開口部６０、例えば２つの開口部を備え得、第２のスナップオン手段は、それをラッチするときに上記開口部に弾性的に挿入されるように構成された弾性変形可能な歯８０を備える。例示されるように、開口部及び歯は各々２倍になり得る。

当該手段６、８は、特に後者が蓋に支持されたパッケージからの荷重などの大きな負荷をかける場合、リム２８、４１によって、蓋の強度及びそのラッチ係合を補強することを可能にする。加重に対する蓋の抵抗力は、特にパッケージが互いに積み重ねられたときに増加する。

２つの反対側の側壁上で、容器の第１の係合部分の開口部８０を有するフランジは、容器の側壁から横方向に突出するハンドルＰｇを形成する翼９ｆによって下方に延びる。これらの２つのハンドルＰｇは、容器の２つの側壁から横方向に突出し、パッケージを持ち上げることを可能にする。

容器は、第１の係合部分２７の下に延びる外側リブＮを有し得ることにも留意されたい。したがって、これらの外側リブＮは各々、容器の第１の係合部分２７の下に垂直に延びる（外向きリム２１を有する）。各外部リブＮは、その底部端に、上記容器が内部に積み重ねられた同一容器の上部開口部の上縁部と当接して協働することを目的とした平坦部分を有する。このような垂直外側リブＮの第１の機能は、本出願人の出願ＦＲ１８５４４８４に記載されるように、前記容器が他の容器内に積み重ねられたときに、２つの容器間で一定の積み重ねピッチを確保することである。

これらのリブＮは、隅部に設けられてもよく、少なくとも受容部分７の高さまで、各受容部分７の下に垂直に延びている。２つのリブＮは、各受容部分の下に設けられ得る。これらのリブＮは又、ハンドルＰｇ及び並置された側壁２０又は３３を形成する接続翼９を提供することもできる。

図に見られるように、垂直リブは、後壁を有さない領域Ｚに垂直な受容部分７と角壁との間に有利に設けられてもよく、特に、より小さい垂直寸法において、かつ、図１２及び図１３に見られるように、単独で、又は追加のリブＮＳと組み合わせて、積み重ねピッチのためのリブＮを含み得る。

これらのリブの位置は、特にリブＮ（単独で又は追加のリブＮＳと組み合わせて）の位置により、受容部分７と角壁との間の空間内で、第２のリム３０のラグ４７からの不正な（すなわち、スカートセクション４４の折り曲げと、タンパーエビデンスとしての機能を果たす溝４５の破断とを要しない）ラッチ解除を防止することが可能になる。したがって、不正開封防止システムの信頼性が向上する。

当然ながら、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を逸脱せずに、本発明の他の実施形態も考えられ得る。

１．パッケージ、
２．容器、
２０、２１、２２、２３．側壁、
２４．隅部、
２５．上部開口部
２６．底部、
２７．第１の係合部
２８．第１の外向きリム、
２９．湾曲隅部セクション（リム２８）、
４．蓋、
４０．第２の係合部、
４１．内向きリム、
４２．スカート、
４３．湾曲隅部セクション（リム４１）、
４４．折り曲げ可能なスカートセクション、
４５．破断可能な溝、
４６．折り曲げ領域（例えば、可撓性ヒンジ）、
４７．ラグ
４８．貫通凹部
４９．第２の係合部４０の延長部の周壁、
５０．対向支持リブ、
５１．対向支持リブを形成する三角形の長辺
５２．蓋の水平壁の延長部の三角形の第２の辺
５３．対向支持リブを形成する三角形の第３の辺、
５４．くさび形リブ
５５．第１のリム（リブ５４）
５６．第２のリム（リブ５４）
５７．第３のリム（リブ５４）
６、８．第１のスナップオン手段及び第２のスナップオン手段、
６０．開口部、
８０．歯
７．受信部分、
７０．レセプタクル、
７１．前壁、
７２．溝（前壁）、
７３．後壁
７４．底壁、
７５．材料ブリッジ、
９．翼
Ｅｌ．下端部（折り曲げ可能なスカートセクション）、
Ｇ．溝
Ｐ１係合位置
ＰＥ．後退位置
Ｒａｃ１．Ｒａｃ２．ラッチ係合
Ｊ．蓋に力が加えられていないときに、上記ラグと第２のリムとを分離する間隙。
Ｐｇ．ハンドル
Ｎ．積み重ねピッチとしての機能を果たす内部リブ、
ＮＳ．追加のリブ
Ｚ．後壁のない領域

Claims (20)

1. 一方で、隅部（２４）で接する側壁（２０、２１、２２、２３）と、上部開口部（２５）と、底部（２６）と、を有するプラスチック容器（２）と、他方で、前記容器の前記上部開口部を覆うように構成された取り外し可能なプラスチック蓋（４）と、を備えるパッケージ（１）であって、
   前記容器（２）の上部開口部（２５）は、周縁部にわたって延びる外向きリム（２８）を有する第１の係合部分（２７）を備え、
   前記蓋（４）の外周部は、下向きに折り曲げられた第２の係合部分（４０）を備え、前記第２の係合部分（４０）は、
   前記容器の前記外向きリム（２８）の下方とラッチ係合することができる内向きリム（４１）を備えており、
   前記蓋の前記第２の係合部分は、前記第２の係合部分の下部にわたって延びるスカート（４２）を有し、
   一方の、前記容器の前記外向きリム（２８）と、他方の、前記蓋（４）の前記内向きリム（４１）とは、前記側壁同士が接する前記隅部に、前記それぞれのリムの側部セクション同士を接続する湾曲隅部セクション（２９、４３）を有し、
   前記内向きリム（４１）の前記湾曲隅部セクション（４３）のうちの少なくとも１つが、折り曲げ可能なスカートセクション（４４）を備え、前記スカートセクションは、前記第２の係合部分（４０）の上部の折り曲げ領域（４６）で関節接合されて係合位置（Ｐ１）から外向き位置に折り曲げることができ、その方法は、前記内向きリム（４１）の前記少なくとも１つの隅部セクションの中心部が、前記上部開口部の前記外向きリム（２８）から梃子の作用によって分離され、したがって、前記リム（２８、４１）間の係合が、前記中心部にわたって弱まる方法によっており、
   前記容器は、前記蓋（４）の前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）において、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の自由端（ＥＩ）のためのシールドを形成する受容部分（７）を備え、
   レセプタクル（７０）が前記自由端を前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）において受容し、前記受容部分（７）は、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）が前記外向き位置に向かって折り曲げられることを防ぐように構成されており、
   前記受容部分（７）は、前記自由端（ＥＩ）を解放するように変形し、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）が前記係合位置（Ｐ１）から前記外向き位置に向かって枢動することを承認するように構成されていることを特徴とする、パッケージ（１）。
2. 前記レセプタクルが、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）において前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記自由端の前方に重なるように延びる前壁（７１）を含み、前記前壁（７１）は、次いで前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）が前記外向き位置に向かって前記折り曲げられることを防ぐ当接を構成し、前記前壁（７１）は、オペレータによって後退位置（ＰＥ）に向かって変形されて、前記自由端が解放されることを可能にし、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）から前記外向き位置への、前記折り曲げ領域（４６）を中心とする前記枢動を承認するように構成されている、請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記前壁（７１）が、その長手方向端部において、材料ブリッジ（７５）によって、前記前壁（７１）の前記長手方向端部と、前記容器の前記側壁又は隅部とをそれぞれ接続する垂直リブの形態で固定され、前記前壁（７１）が前記後退位置（ＰＥ）に向かって変形されたときに、前記材料ブリッジの前記長手方向端部を分離することによって破断するように構成された、前記前壁（７１）の厚さを減じる溝（７２）が前記前壁（７１）の前記長手方向端部のうちの１つにおいて設けられている、請求項２に記載のパッケージ。
4. 前記溝（７２）の破断後、前記後退位置（ＰＥ）に向かって変形し、前記スカートセクション（４４）が前記外向き位置に折り曲げられることを承認した前記前壁（７１）が、それでもなお、他の長手方向端を介して前記容器（２）に接合している、請求項３に記載のパッケージ。
5. 前記外向きリム（２８）を有する前記容器の前記係合部分（２７）は、前記リムである第１のリムの下に延びて伸長され、前記第１のリムの下方において、同じく外向きである第２のリム（３０）によって終端され、前記折り曲げ可能なセクションの前記自由端を受容する前記レセプタクル（７０）は、上端が前記第２のリム（３０）と一体である後壁（７３）を含み、前記後部（７３）は、前記後壁（７３）の前記下端と、前記前壁（７１）の前記下端を接続する底壁（７４）を介して前記前壁（７１）と一体であり、前記セクションは、前記前壁（７１）と前記後壁（７３）と前記底壁（７４）とが、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記自由端を受容する前記レセプタクル（７０）のＵ字型セクションを形成する、請求項２～４のいずれか一項に記載のパッケージ。
6. 前記折り曲げ可能なスカートセクション（４２）は少なくとも１つの内向きラグ（４７）を有し、前記内向きラグ（４７）は、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）において、少なくとも、蓋を取り外すように力が前記蓋に加えられるとき、前記第１の係合部分の前記第２の外向きリム（３０）の下にラッチ係合されることができ、
   前記少なくとも１つのラグ（４７）の前記第２のリム（３０）とのラッチ係合は、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）で前記第２の外向きリム（３０）の前記湾曲隅部セクションにのみ沿った局所領域において、前記第２のリム（３０）の前記湾曲セクションに対して径方向から見たときに、前記少なくとも１つのラグ（４７）と第２のリム（３０）の前記相互係合面間のラッチ重複（Ｒａｃ２）によって、前記第１のリム（２８）の前記湾曲セクションに対して径方向から見たときに、前記内向きリム（４１）と前記第１の外向きリム（２８）の前記相互係合面間のラッチ重複（Ｒａｃ１）よりも寸法が大きいときに達成される、請求項５に記載のパッケージ。
7. 前記第２のリムの下の前記少なくとも１つのラグ（４７）の前記ラッチ係合が、後壁を有さない局所領域（Ｚ）で達成される、請求項５に記載のパッケージ。
8. 前記蓋（４）の前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）が、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の高さに沿って、前記少なくとも１つのラグ（４７）の上方に、かつ前記少なくとも１つのラグ（４７）に対して垂直に延びる貫通凹部（４８）を有する、請求項６又は７のいずれか一項に記載のパッケージ。
9. 前記貫通凹部（４８）がその前記下部から、前記少なくとも１つのラグ（４７）から前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）と前記第２の係合部分（４０）の前記上部との間の折り曲げ領域（４６）まで、前記ラグ（４７）の前記長さにわたってのみ延びる、請求項８に記載のパッケージ。
10. 前記折り曲げ可能なスカートセクションの前記係合位置（Ｐ１）において、外部の力が前記蓋に加えられないとき、前記内向きリム（４１）と前記第１の外向きリム（２８）との間のラッチ係合が解除されている一方、間隙（Ｊ）が、前記第２の外向きリム（３０）と、前記第２のリムの下方に配置された前記少なくとも１つのラグ（４７）とを分離し、前記ラグ（４７）は、前記蓋（４）が力を受けたときにのみ、前記第２のリム（３０）とラッチ接触する、請求項６～９のいずれか一項に記載のパッケージ。
11. 前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記自由端（ＥＩ）が、前記蓋に平行な平面に沿って湾曲した輪郭を有し、前記受容部分（７）の前記レセプタクル（７０）は、長さが、前記自由端（４４）の前記湾曲したプロファイルを受容する湾曲した軌道を有する、請求項１～１０のいずれか一項に記載のパッケージ。
12. 前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）は、前記スカートの前記外部表面に形成され、折り曲げ領域から前記スカートの前記下縁部まで下向きに延びる２つの溝（４５）によって、残りのスカートセクションから分離されており、前記溝（４５）は、前記スカートを、前記折り曲げ可能なスカートセクションをその係合位置（Ｐ１）からその外向き位置に折り曲げるために、前記スカートを前記溝に沿って破断することができるように、前記スカートの壁厚を低減する、請求項１～１１のいずれか一項に記載のパッケージ。
13. パッケージの前記容器が、４つの隅部で接する４つの側壁と、４つの折り曲げ可能なスカートセクション（４４）を有する４つの湾曲隅部セクション（４３）を有する前記蓋の前記内向きリム（４１）と、それぞれ４つの折り曲げ可能なスカートセクションの前記自由端を受容する４つの受容部（７）と、を備える、請求項１～１２のいずれか一項に記載のパッケージ。
14. 前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）が、前記少なくとも１つのラグ（４７）並びに前記内向きリム（４１）を有し、両方とも前記折り曲げ領域（４６）の下で、前記折り曲げ可能なスカートセクション（４４）の前記係合位置（Ｐ１）に配置される、請求項１～１３のいずれか一項に記載のパッケージ。
15. 前記容器の前記第１の係合部分（２７）が、第１のスナップオン手段（６）によって前記外向きリム（２８）の下に延び、前記第２の係合部分（４０）が、第２のスナップオン手段（８）によって前記内向きリム（４１）の下に延び、前記湾曲隅部セクション間の前記側部上の前記容器の縁に沿った中間の局所領域内で前記第１のスナップオン手段（６）と前記第２のスナップオン手段（８）が相互に係合することによって、前記蓋の前記内向きリム（４１）が前記容器の前記外向きリム（２８）をラッチ係合する、請求項１～１４のいずれか一項に記載のパッケージ。
16. 前記第１のスナップオン手段が、少なくとも１つの開口部（６０）を備え、前記第２のスナップオン手段が、前記開口部（６０）とラッチ係合することによって前記開口部（６０）に弾性的に挿入されるように構成された弾性変形可能な歯（８０）を備える、請求項１５に記載のパッケージ。
17. 前記第２の係合部分（４０）を直接延ばす前記蓋の前記周壁（４９）が、前記蓋の前記縁部に沿って、前記蓋の前記内向きリム（４１）が前記容器の前記外向きリム（２８）をラッチ係合する前記湾曲隅部セクション（４３）間の前記側部セクションに、縦方向に突出し、前記蓋の下に配置され、外向きに配向された対向支持リブ（５０）を備え、前記対向支持リブが、前記湾曲隅部セクション（４３）間に、前記容器の前記側壁（２０、２１、２２、２３）の前記内面に複数の対向支持部（Ａｐ）を形成し、前記容器の周縁部に分布しており、前記湾曲隅部セクション（４３）間の前記蓋の前記縁部に沿ってラッチ係合された前記リム（１８、４１）間の前記ラッチ係合を強化する、請求項１～１６のいずれか一項に記載のパッケージ。
18. 前記蓋の前記周縁部にわたって、前記第２の係合部分（４０）に対して内部に向かって、前記蓋の前記水平壁に対して上向きに突出して延びるくさび形リブ（５４）を備え、前記くさび形リブ（５４）が、前記蓋の前記水平壁に積み重ねられた同種のパッケージの容器の下部を、センタリングしながら前記リブ間に受容するように、前記第２の係合部分（４０）の内周にわたって分布しており、前記くさび形リブが、前記積み重ねられた容器の前記側壁の前記下部との当接を構成する、請求項１～１７のいずれか一項に記載のパッケージ。
19. それぞれが前記第１の係合部分（２７）の下に垂直に延びる外側リブ（Ｎ）を有し、各リブ（Ｎ）が、その内部に前記容器が積層された前記容器の前記上部開口部の前記上部縁部と当接して協働することを意図し、前記外側リブ（Ｎ）が、各収容部（７）の実質的に下に、かつ少なくとも前記収容部（７）の高さまで延びる前記隅部（２４）に少なくとも部分的に設けられている平坦な場所をその下端に有する、請求項１～１８のいずれか一項に記載のパッケージ。
20. 前記蓋及び前記容器が射出成形により得られる、請求項１～１９のいずれか一項に記載のパッケージの製造方法。
    

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