JP2023508833A

JP2023508833A - エアロゾル発生装置及び押動機構

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Publication number: JP2023508833A
Application number: JP2022527919A
Authority: JP
Inventors: 李亜飛; 袁永宝
Original assignee: 深▲せん▼麦時科技有限公司
Priority date: 2019-12-27
Filing date: 2019-12-27
Publication date: 2023-03-06
Anticipated expiration: 2039-12-27
Also published as: WO2021128296A1; EP4082365A4; JP7410293B2; KR20220100595A; EP4082365A1

Abstract

エアロゾル発生装置（１）及び押動機構（３０）に関する。エアロゾル発生装置（１）は、固定的に設置され、且つタバコスティック（２）を収容するための収容管（２０）を含み、収容管（２０）はタバコスティック（２）が挿入される第１端を含む。エアロゾル発生装置（１）は、更に、収容管（２０）と連携してタバコスティック（２）を収容管（２０）から押し出す押動機構（３０）を含む。押動機構（３０）は押動部材（３１）を含む。押動部材（３１）は、収容管（２０）と連携する押動部（３１１）を含む。押動部（３１１）は、収容管（２０）内に位置してタバコスティック（２）の底部と当接可能であり、且つ、収容管（２０）に対して、第１端に近接する第１位置と、第１端とは離れた第２位置との間で往復移動することで、タバコスティック（２）を収容管（２０）ら押し出す。【選択図】図２

Description

本発明は、霧化装置に関し、より具体的には、エアロゾル発生装置及び押動機構に関する。

エアロゾル発生装置は、新興の技術として、従来の燃焼式タバコの代わりにリキッド加熱又は低温タバコ方式を使用しており、動作時の温度が低い。また、発生するベイパー中の有害成分が従来の燃焼式タバコよりも遥かに少ないことから、エアロゾル発生装置を使用すれば、タバコによる人体への不都合な影響を極めて大きく回避可能であり、より健康的な喫煙方式とされている。現在市販されているエアロゾル発生装置は主に２種類のタイプに分けられる。一つは、リキッドを蒸発させて吸引可能なベイパーを形成するベイプ（ＶＡＰＥ）である。また、もう一つは、低温の非燃焼・加熱方式でタバコスティックを加熱し、吸引可能なベイパーを形成する低温加熱喫煙具である。低温加熱喫煙具の場合には、一般的に、加熱チップのようなヒータをタバコスティックに挿入してタバコスティックを加熱する。加熱温度を制御することで、タバコスティック内の成分が揮発し、吸引用のベイパーが発生する。そして、１本が一定時間加熱され、発生するベイパー量が上限に達した場合には、タバコスティックを喫煙具から抜き出して喫煙をやめるか、新しいタバコスティックに交換して喫煙を継続する。このとき、如何にしてタバコスティックを喫煙具から容易且つ素早く抜き出し、且つタバコスティックを傷付けず、ヒータ上に残留物を残さないかが極めて重要な課題となっている。また、従来の低温喫煙具は、一般的に手動で引き抜く方式でタバコスティックを喫煙具から取り出す。

手動で引き抜く方式でタバコスティックを喫煙具から取り出す場合には、使用者の力の入れ方の違いによって、引き抜く力にも大きな差が生じる。そのため、多くの使用者がタバコスティックを引き抜く際には、往々にしてタバコスティックが破断し、刻みタバコが発熱体上に残留する等の問題が生じる。

本発明が解決しようとする技術的課題は、改良型のエアロゾル発生装置及び押動機構を提供することである。

本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は次の通りである。

固定的に設置され、且つタバコスティックを収容するための収容管を含むエアロゾル発生装置を構成する。前記収容管はタバコスティックが挿入される第１端を含む。前記エアロゾル発生装置は、更に、前記収容管と連携してタバコスティックを前記収容管から押し出す押動機構を含む。前記押動機構は押動部材を含む。前記押動部材は、前記収容管と連携する押動部を含む。前記押動部は、前記収容管内に位置して前記タバコスティックの底部と当接可能であり、且つ、前記収容管に対して、前記第１端に近接する第１位置と、前記第１端とは離れた第２位置との間で往復移動する。

好ましくは、前記収容管は円管状をなしている。

前記押動部は円板状をなしている。且つ、前記押動部の径方向のサイズは前記収容管の径方向のサイズよりも小さい。

好ましくは、更に、前記タバコスティックに挿入可能に設けられる発熱アセンブリを含む。

前記押動部には、前記発熱アセンブリが挿設される貫通孔が設けられている。

好ましくは、前記発熱アセンブリは、軸方向に沿って前記タバコスティック内に挿入されるよう、前記収容管の軸方向に沿って設置される発熱シートを含む。

前記発熱シートは前記貫通孔に挿設される。

好ましくは、前記押動機構は、前記押動部材に接続される駆動アセンブリを含む。

前記押動部材は、更に、前記押動部及び前記駆動アセンブリに接続される接続部を含む。

好ましくは、更に、前記押動部材をガイドするガイド機構を含む。

好ましくは、前記ガイド機構は、前記収容管の側壁に開設されて、前記接続部と連携するガイド溝を含む。

好ましくは、前記駆動アセンブリとして２組の前記駆動アセンブリを含み、前記ガイド溝として２つの前記ガイド溝を含む。

好ましくは、前記駆動アセンブリは磁気吸着アセンブリを含む。

前記磁気吸着アセンブリは、前記収容管と横方向に並んで設けられる誘導コイルと、前記押動部材に接続される磁性部材を含む。

前記磁性部材は、前記誘導コイルと軸方向に並んで設けられることで、前記コイルの通電時に、前記誘導コイルと電磁誘導を発生させて、前記誘導コイルの方向に移動するとともに、前記押動部材を移動させて、前記収容管内のタバコスティックを押し出す。

好ましくは、前記押動部材は、更に、前記押動部に接続されて前記磁性部材が装着される装着部を含む。

好ましくは、前記装着部の外径は前記誘導コイルの内径よりも小さい。

好ましくは、前記駆動アセンブリは、更に、前記誘導コイルに接続されて前記誘導コイルに電気を供給する電気供給部材を含む。

前記駆動アセンブリは、更に、前記電気供給部材に接続されて前記電気供給部材をオン又はオフするスイッチを含む。

好ましくは、更に、ハウジングを含み、前記収容管は前記ハウジング内に固定的に設置される。

前記ハウジング内には、前記押動部材を位置規制する位置決め構造が設けられている。

好ましくは、前記駆動アセンブリは、前記押動部材に接続される接続ロッドと、縦方向に移動可能に設置されるとともに、前記接続ロッドに接続される押動ボタンを含む。

本発明は、更に、押動部材を含む押動機構を構成する。前記押動部材は、タバコスティックを収容するための収容管と連携する押動部を含む。前記押動部は、前記収容管内に位置して前記タバコスティックの底部と当接可能であり、且つ、前記収容管に対して、前記収容管の第１端に近接する第１位置と、前記第１端とは離れた第２位置との間で往復移動することで、前記タバコスティックを前記収容管から押し出す。

好ましくは、前記押動部は円板状をなしており、且つ、前記押動部の径方向のサイズは前記収容管の径方向のサイズよりも小さい。

好ましくは、前記押動部には貫通孔が設けられている。

好ましくは、更に、駆動アセンブリを含む。前記駆動アセンブリは、前記押動部材に接続されて前記押動部材を移動させるよう駆動する。

本発明のエアロゾル発生装置及び押動機構を実施することで、以下の有益な効果が奏される。即ち、当該エアロゾル発生装置は、押動機構を設け、当該押動機構における押動部材の押動部を収容管内に位置させて、タバコスティックの底部に当接させるとともに、収容管に対して第１端に近接する第１位置と、第１端とは離れた第２位置との間で往復移動させることで、タバコスティックを収容管から押し出す。よって、ユーザは、手動でタバコスティックを抜き出す必要がない。更には、タバコスティックの破断を回避可能であり、タバコスティック内の成分が発熱アセンブリ上に残留するとの事態が減少する。

以下に、図面と実施例を組み合わせて、本発明につき更に説明する。

図１は、本発明の第１実施例におけるエアロゾル発生装置の立体構造の概略図である。図２は、図１に示すエアロゾル発生装置の断面図である。図３は、図１に示すエアロゾル発生装置の加熱時における内部構造の状態の概略図である。図４は、図１に示すエアロゾル発生装置の加熱完了後における内部構造の状態の概略図である。図５は、図２に示すエアロゾル発生装置の押動部材の立体構造の概略図である。図６は、本発明の第１実施例におけるエアロゾル発生装置の断面図である。

本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明瞭に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。

理解すべき点として、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」、「第１」、「第２」等の用語は、本発明の技術方案を記載するための便宜上のものにすぎず、指摘する装置又は部材が特別な違いを有さねばならないことを示すものではない。よって、本発明を制限するものと解釈すべきではない。説明すべき点として、一方の部材がもう一方の部材に「接続される」とみなされる場合には、一方の部材がもう一方の部材に直接接続されてもよいし、介在部材が同時に存在する場合もある。また、別途定義しない限り、本文中で使用する全ての技術用語及び科学用語は、当業者が一般的に理解する意味と同じである。本文中で本発明の明細書において使用する用語は、具体的実施例を記載するための便宜上のものにすぎず、本発明を制限する意図ではない。

図１及び図２は、本発明におけるエアロゾル発生装置の第１実施例を示している。当該エアロゾル発生装置１は、低温の非燃焼・加熱方式でタバコスティック２を加熱することで、ユーザに吸引させるベイパーを形成可能である。当該エアロゾル発生装置１は、手軽に使用でき、タバコスティック２が破損しにくいとの利点を有する。

図１及び図２に示すように、更に、本実施例において、当該エアロゾル発生装置１は、ハウジング１０、収容管２０、押動機構３０及び発熱アセンブリ４０を含む。当該ハウジング１０は、収容管２０、押動機構３０及び発熱アセンブリ４０を収容するために用いられる。当該収容管２０は、当該ハウジング１０内に設けられており、タバコスティック２を固定するために使用可能である。当該押動機構３０は、当該ハウジング１０内に設けられており、当該収容管２０内のタバコスティック２を押し出すために使用可能である。当該発熱アセンブリ４０は、ハウジング１０内に設けられるとともに、前記押動機構３０から突出するよう設置されており、前記タバコスティック２内に挿入されて、タバコスティック２を加熱して霧化する。

更に、本実施例において、当該ハウジング１０は直方体状をなしている。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該ハウジング１０は直方体状に限らず、柱状であってもよい。当該ハウジング１０は、天井壁１１、底壁１２、及び天井壁１１と底壁１２の間に設けられる２つの第１側壁１３及び２つの第２側壁１４を含む。当該天井壁１１と底壁１２は対向して設けられる。また、当該天井壁１１には挿入口１１１が設けられており、当該挿入口１１１からタバコスティック２を収容管２０に挿入可能である。２つの第１側壁１３は対向して設けられ、当該２つの第２側壁１４は対向して設けられる。当該ハウジング１０は中空構造をなしており、内側に収容室を形成可能である。

更に、本実施例において、当該収容管２０は円管状をなしており、第１端及び第２端を含む。当該第１端はタバコスティック２を挿入するために用いられる。また、両端である当該第１端と第２端は貫通している。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該収容管２０は円管状に限らない。当該収容管２０は、軸方向に当該ハウジング１０内に設けられ、且つ第１端が当該挿入口１１１内に設けられる。また、当該収容管２０の軸線は当該ハウジング１０の中心軸線と重なっており、高さはハウジング１０の高さよりも小さい。タバコスティック２を容易に固定できるよう、当該収容管２０の内径はタバコスティック２の外径に相当している。本実施例において、当該収容管２０と当該ハウジング１０は別々の構造である。当該収容管２０の外径は当該挿入口１１１の内径に相当している。また、当該収容管２０は当該ハウジング１０に取り外し可能に接続される。本実施例において、当該収容管２０及び当該ハウジング１０には、当該収容管２０と当該ハウジング１０を接続する接続構造が設けられている。当該接続構造は係接構造とすることができる。当該係接構造によって、当該収容管２０は摺動可能に挿入口１１１内に係接可能となる。当然ながら、理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該収容管２０と当該ハウジング１０は別々の構造に限らない。当該収容管２０と当該ハウジング１０は一体的に成型してもよい。具体的に、当該収容管２０は、挿入口の下方において、射出成型や鋳造によって当該ハウジング１０と一体的に成型可能である。

本実施例において、当該エアロゾル発生装置は、更に、当該押動機構３０をガイドするガイド機構を含む。当該ガイド機構は、当該収容管２０の側壁に開設されて、当該押動機構３０をガイドするガイド溝２１とすることができる。当該ガイド溝２１は収容管２０の下部に位置し、且つ当該収容管２０の軸方向に沿って延設される。当該ガイド溝２１は逆Ｕ字型をなしており、且つ２つとしてもよい。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該ガイド溝２１は２つに限らなくともよい。

更に、本実施例において、当該発熱アセンブリ４０は発熱シート及び固定ベースを含む。当該発熱シートは縦長のシート状をなしている。当該発熱シートは、収容管２０の軸方向に沿ってタバコスティック２内に挿入されるよう、収容管２０の軸方向に沿って設置すればよい。また、当該発熱シートの一端は、タバコスティック２内に挿入しやすいよう尖端構造とすればよい。当該固定ベースは、押動機構３０における収容管２０とは反対の側に設置すればよく、発熱シートを固定可能である。

図２～図５に示すように、更に、本実施例において、当該押動機構３０は押動部材３１及び駆動アセンブリ３２を含む。当該押動部材３１は、移動可能に第２端に設けられるとともに、当該駆動アセンブリ３２に接続される。当該押動部材３１は、当該駆動アセンブリ３２の駆動の下で収容管２０の軸方向に移動するよう設置され、タバコスティック２を収容管２０から押し出し可能である。当該駆動アセンブリ３２は、当該ハウジング１０内に設けられて、当該押動部材３１を移動させるよう駆動可能である。本実施例において、当該押動部材３１の移動をより安定的とできるよう、当該駆動アセンブリ３２は２組とすればよい。当然ながら、理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該駆動アセンブリ３２は１組又は複数組としてもよい。

更に、本実施例において、当該押動部材３１は、押動部３１１、接続部３１２及び装着部３１３を含む。当該押動部３１１は、収容管の軸方向に移動可能に設置される。当該接続部３１２は２つとすればよく、それぞれ２組の駆動アセンブリ３２に接続可能である。各接続部３１２は、一端が当該押動部３１１に接続され、他端が装着部３１３に接続される。当該装着部３１３は、駆動アセンブリ３２を接続及び装着するために用いられる。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該装着部３１３は省略可能である。

更に、本実施例において、加熱時に、当該押動部３１１は、収容管内に位置してタバコスティック２の底部と当接可能である。また、収容管に対して、第１端に近接する第１位置と、第１端とは離れた第２位置との間で往復移動する。加熱が完了すると、当該押動部３１１は、駆動アセンブリ３２に駆動されて、収容管における第１端とは離れた第２位置から、第１端に近接する第１位置まで収容管２０の軸方向に移動可能である。これにより、タバコスティック２を収容管２０から押し出すことができる。本実施例において、当該収容管２０の横方向のサイズは収容管２０の径方向のサイズよりも小さい。また、当該押動部３１１の横断面の形状は、当該収容管２０の横断面の形状に適合している。具体的に、本実施例において、当該押動部３１１は円板状をなしており、径方向のサイズが収容管２０の径方向のサイズよりも小さい。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該押動部３１１は円板状に限らない。当該押動部３１１は、直方体状又は立方体状としてもよく、収容管２０に挿入可能であればよい。本実施例において、当該発熱シートは当該押動部３１１に挿設される。具体的に、当該押動部３１１には当該発熱シートを挿通するための貫通孔３１１１が設けられている。当該貫通孔３１１１は線状孔とすることができる。

更に、本実施例において、当該接続部３１２は、当該押動部３１１の対向して設けられる２つの外側壁に設置される。これにより、当該押動部３１１をより良好にバランスよく操作可能となり、運動が一段と安定する。当該接続部３１２は、当該ガイド溝２１と連携可能であり、当該ガイド溝２１を貫通可能に設置される。当該接続部３１２は、当該押動部３１１と一体的に成型される。具体的に、本実施例において、当該接続部３１２は、射出成型又はダイカストによって当該押動部３１１と一体的に成型可能である。当該接続部３１２は帯状とすればよい。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該接続部３１２は帯状に限らない。

更に、本実施例において、当該装着部３１３は２つであり、２組の駆動アセンブリ３２に一対一で対応するよう設けられる。また、当該装着部３１３は筒状をなしており、内側が中空構造となっている。当該装着部３１３は、当該収容管２０の軸方向に沿って延設可能であり、且つ当該収容管２０の両側にそれぞれ位置している。当該装着部３１３は、当該駆動アセンブリ３２の駆動の下で、当該接続部３１２を軸方向に移動させることで、当該押動部３１１を軸方向に移動可能とする。当該接続部３１２は、当該装着部３１３の外側壁に接続される。当該装着部３１３は、当該接続部３１２及び押動部３１１と一体的に成型される。具体的に、本実施例において、当該装着部３１３は、射出成型又はダイカストによって当該接続部３１２及び押動部３１１と一体的に成型される。

更に、本実施例において、当該エアロゾル発生装置は位置決め構造を更に含み得る。当該位置決め構造は、当該ハウジング１０内に設置可能であり、当該押動部材３１に接続される。当該位置決め構造は、当該押動部材３１を位置規制可能である。これにより、駆動アセンブリの駆動前又は駆動停止後に、当該押動部材３１を所定のいずれかの位置に保持することで、発熱シートをタバコスティック２内に適切に挿入しやすくなる。選択的に、当該位置決め構造は、押動部材３１に設けられる弾性位置決め突起と、当該ハウジング１０の内側壁に設けられて当該弾性位置決め突起に対応して設置される位置決め溝を含み得る。当該弾性位置決め突起は、装着部３１３における収容管２０とは反対の側に設ければよい。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該位置決め構造は、弾性位置決め突起及び位置決め溝に限らない。

更に、本実施例において、当該駆動アセンブリ３２は磁気吸着アセンブリとすることができる。当該磁気吸着アセンブリは、通電状態において電磁誘導を発生させて、押動部材３１を軸方向に移動可能とする。当該磁気吸着アセンブリは、誘導コイル３２１及び磁性部材３２２を含む。当該誘導コイル３２１はハウジング１０内に設けられるとともに、ハウジング１０の上部に位置する。当該誘導コイル３２１は当該収容管２０と横方向に並んで設けられ、通電状態で電磁場を発生可能である。また、当該磁性部材３２２は当該装着部３１３に装着される。当該誘導コイル３２１が通電して磁場が発生すると、当該磁性部材３２２は当該誘導コイル３２１に吸引されて上方へ移動可能となる。これにより、当該押動部材３１を上方へ移動させることで、当該押動部３１１によって当該収容管２０内のタバコスティック２を押し出す。当該磁性部材３２２は柱状とすればよく、外径が当該装着部３１３の内径に相当している。選択可能に、当該磁性部材３２２は磁石柱としてもよい。

更に、本実施例において、当該駆動アセンブリ３２は電気供給部材を更に含む。当該電気供給部材は当該誘導コイル３２１に接続されて、当該誘導コイル３２１に電気を供給可能である。当該電気供給部材は、当該ハウジング１０内に設けてもよいし、当該ハウジング１０の外側に位置してもよい。選択的に、当該電気供給部材はバッテリアセンブリとしてもよい。

更に、本実施例において、当該駆動アセンブリ３２はスイッチを更に含む。当該スイッチは、押しボタンスイッチとすることができ、ハウジング１０の外側壁に設置可能である。且つ、当該スイッチは電気供給部材に接続されて、電気供給部材をオン又はオフすることで、当該誘導コイル３２１を切断又は通電可能とする。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該スイッチは省略可能である。その他のいくつかの実施例において、当該誘導コイル３２１は、起動して加熱したあと、加熱が完了した時点で自動的に通電し、スティックの押し出しを開始する。

その他のいくつかの実施例において、当該エアロゾル発生装置は、更に、電源装置５０及び主制御盤６０を含む。電源装置５０及び主制御盤６０は、ハウジング１０内に設けられて互いに接続されるとともに、それぞれ当該発熱アセンブリ４０に電気的に接続される。当該電源装置５０は、当該発熱アセンブリ４０に電気を供給可能である。また、当該主制御盤６０は、当該発熱アセンブリ４０のオン又はオフを制御可能である。選択的に、当該電源装置５０はバッテリアセンブリとしてもよい。本実施例において、当該誘導コイル３２１は、１つの電源装置５０を当該発熱アセンブリ４０と共用する。

また、図３及び図４に示すように、タバコスティック２を収容管２０に挿入すると、発熱シートが押動部３１１の貫通孔３１１１からタバコスティック２内に挿入されて、タバコスティック２を加熱する。喫煙が終了すると、ユーザは、当該押しボタンスイッチを操作して当該誘導コイル３２１を通電させる。これにより、磁性部材３２２を吸引して軸方向に上方へ移動させることで、当該押動部材３１を軸方向に上方へと移動させる。すると、当該押動部３１１が当該収容管２０に挿入され、上方へ移動して収容管２０内のタバコスティック２を押し出す。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該押しボタンスイッチは省略可能である。また、当該主制御盤６０に加熱制御プログラムを設定し、加熱が終了した時点で、電気供給部材が誘導コイル３２１に電流を流すよう自動制御してもよい。且つ、間隔を置いて電流を複数回流すことで、複数回のスティック押し出し効果を実現してもよい。

図６は、本発明の第２実施例を示している。第２実施例は、当該ハウジング１０が上ハウジング１１ａ及び下ハウジング１１ｂを含み得る点で当該第１実施例と異なっている。当該上ハウジング１１ａと当該下ハウジング１１ｂは取り外し可能に接続される。当該収容管２０は、当該上ハウジング１１ａ内に設けられるとともに、当該上ハウジング１１ａと一体的に成型される。また、当該電源装置５０及び主制御盤６０は当該下ハウジング１１内に設けられる。

当該駆動アセンブリ３２は磁気吸着アセンブリに限らず、当該磁気吸着アセンブリを省略してもよい。当該駆動アセンブリ３２は手動駆動アセンブリとしてもよい。当該駆動アセンブリ３２は、接続ロッド３２３及び押動ボタン３２４を含む。当該接続ロッド３２３は当該押動部材３１に接続可能である。具体的に、当該接続ロッド３２３は当該接続部３１２に接続されるとともに、当該ハウジング１０を貫通するよう設けられる。当該押動ボタン３２４は、当該ハウジング１０の外側壁に設けられるとともに、当該接続ロッド３２３に接続されて、縦方向に移動可能である。スティックを押し出す場合、ユーザは、当該押動ボタン３２４を押し動かして押動部材３１を移動させることで、スティックの押し出しを実現可能である。本実施例において、押動ボタン３２４、当該接続ロッド３２３は、接続部３１２と一体的に成型可能である。理解し得るように、その他のいくつかの実施例において、当該押動ボタン３２４、接続ロッド３２３及び接続部３１２は別々の構造としてもよい。いくつかの実施例において、当該接続部３１２は省略可能であり、当該接続ロッド３２３を当該押動部３１１に直接接続してもよい。

理解可能なように、以上の実施例は本発明の好ましい実施形態を示したにすぎず、記載は比較的具体的且つ詳細であるが、これにより本発明の権利範囲が制限されると解釈すべきではない。指摘すべき点として、当業者であれば、本発明の構想を逸脱しないことを前提に、上記の技術的特性を自由に組み合わせることも、若干の変形及び改良を行うことも可能であり、これらはいずれも本発明の保護の範囲に属する。従って、本発明の特許請求の範囲で行われる等価の変形及び補足は、いずれも本発明の請求項がカバーする範囲に属する。

Claims

エアロゾル発生装置であって、
固定的に設置され、且つタバコスティック（２）を収容するための収容管（２０）を含み、前記収容管（２０）は前記タバコスティック（２）が挿入される第１端を含み、前記エアロゾル発生装置は、更に、前記収容管（２０）と連携して前記タバコスティック（２）を前記収容管（２０）から押し出す押動機構（３０）を含み、前記押動機構（３０）は押動部材（３１）を含み、前記押動部材（３１）は、前記収容管（２０）と連携する押動部（３１１）を含み、前記押動部（３１１）は、前記収容管（２０）内に位置して前記タバコスティック（２）の底部と当接可能であり、且つ、前記収容管（２０）に対して、前記第１端に近接する第１位置と、前記第１端とは離れた第２位置との間で往復移動することを特徴とするエアロゾル発生装置。
前記収容管（２０）は円管状をなしており、
前記押動部（３１１）は円板状をなしており、且つ、前記押動部（３１１）の径方向のサイズは前記収容管（２０）の径方向のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル発生装置。
更に、前記タバコスティック（２）に挿入可能に設けられる発熱アセンブリ（４０）を含み、
前記押動部（３１１）には、前記発熱アセンブリが挿設される貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル発生装置。
前記発熱アセンブリ（４０）は、軸方向に沿って前記タバコスティック（２）内に挿入されるよう、前記収容管（２０）の軸方向に沿って設置される発熱シートを含み、
前記発熱シートは前記貫通孔（３１１１）に挿設されることを特徴とする請求項３に記載のエアロゾル発生装置。
前記押動機構（３０）は、前記押動部材（３１）に接続される駆動アセンブリ（３２）を含み、
前記押動部材（３１）は、更に、前記押動部（３１１）及び前記駆動アセンブリ（３２）に接続される接続部（３１２）を含むことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル発生装置。
更に、前記押動部材（３１）をガイドするガイド機構を含むことを特徴とする請求項５に記載のエアロゾル発生装置。
前記ガイド機構は、前記収容管（２０）の側壁に開設されて、前記接続部（３１２）と連携するガイド溝（２１）を含むことを特徴とする請求項６に記載のエアロゾル発生装置。
前記駆動アセンブリ（３２）として２組の前記駆動アセンブリ（３２）を含み、前記ガイド溝（２１）として２つの前記ガイド溝（２１）を含むことを特徴とする請求項７に記載のエアロゾル発生装置。
前記駆動アセンブリ（３２）は磁気吸着アセンブリを含み、
前記磁気吸着アセンブリは、前記収容管（２０）と横方向に並んで設けられる誘導コイル（３２１）と、前記押動部材（３１）に接続される磁性部材（３２２）を含み、
前記磁性部材（３２２）は、前記誘導コイル（３２１）と軸方向に並んで設けられることで、前記コイルの通電時に、前記誘導コイル（３２１）と電磁誘導を発生させて、前記誘導コイル（３２１）の方向に移動するとともに、前記押動部材（３１）を移動させて、前記収容管（２０）内のタバコスティック（２）を押し出すことを特徴とする請求項６に記載のエアロゾル発生装置。
前記押動部材（３１）は、更に、前記押動部（３１１）に接続されて前記磁性部材（３２２）が装着される装着部（３１３）を含むことを特徴とする請求項９に記載のエアロゾル発生装置。
前記装着部（３１３）の外径は前記誘導コイル（３２１）の内径よりも小さいことを特徴とする請求項１０に記載のエアロゾル発生装置。
前記駆動アセンブリ（３２）は、更に、前記誘導コイル（３２１）に接続されて前記誘導コイル（３２１）に電気を供給する電気供給部材を含み、
前記駆動アセンブリ（３２）は、更に、前記電気供給部材に接続されて前記電気供給部材をオン又はオフするスイッチを含むことを特徴とする請求項１０に記載のエアロゾル発生装置。
更に、ハウジング（１０）を含み、前記収容管（２０）は前記ハウジング（１０）内に固定的に設置され、
前記ハウジング（１０）内には、前記押動部材（３１）を位置規制する位置決め構造が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル発生装置。
前記駆動アセンブリ（３２）は、前記押動部材（３１）に接続される接続ロッド（３２３）と、縦方向に移動可能に設置されるとともに、前記接続ロッド（３２３）に接続される押動ボタン（３２４）を含むことを特徴とする請求項５に記載のエアロゾル発生装置。
押動機構であって、
押動部材（３１）を含み、前記押動部材（３１）は、タバコスティック（２）を収容するための収容管（２０）と連携する押動部を含み、前記押動部は、前記収容管（２０）内に位置して前記タバコスティック（２）の底部と当接可能であり、且つ、前記収容管（２０）に対して、前記収容管（２０）の第１端に近接する第１位置と、前記第１端とは離れた第２位置との間で往復移動することで、前記タバコスティック（２）を前記収容管（２０）から押し出すことを特徴とする押動機構。
前記押動部（３１１）は円板状をなしており、且つ、前記押動部（３１１）の径方向のサイズは前記収容管（２０）の径方向のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項１５に記載の押動機構。
前記押動部（３１１）には貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項１５に記載の押動機構。
更に、駆動アセンブリ（３２）を含み、前記駆動アセンブリ（３２）は、前記押動部材（３１）に接続されて前記押動部材（３１）を移動させるよう駆動し、
前記押動部材（３１）は、更に、前記押動部（３１１）及び前記駆動アセンブリ（３２）に接続される接続部（３１２）を含むことを特徴とする請求項１５に記載の押動機構。
前記駆動アセンブリ（３２）は磁気吸着アセンブリを含み、
前記磁気吸着アセンブリは、前記収容管（２０）と横方向に並んで設けられる誘導コイル（３２１）と、前記押動部材（３１）に接続される磁性部材（３２２）を含み、
前記磁性部材（３２２）は、前記誘導コイル（３２１）と軸方向に並んで設けられることで、前記コイルの通電時に、前記誘導コイル（３２１）と電磁誘導を発生させて、前記誘導コイル（３２１）の方向に移動するとともに、前記押動部材（３１）を移動させて、前記収容管（２０）内のタバコスティック（２）を押し出すことを特徴とする請求項１８に記載の押動機構。
前記押動部材（３１）は、更に、前記押動部（３１１）に接続されて前記磁性部材（３２２）が装着される装着部（３１３）を含むことを特徴とする請求項１９に記載の押動機構。