JP2023508651A - ポンプと測定セルとの間で液体を往復運動させることにより前記液体を混合し、このように混合された液体の物理化学分析を行うためのデバイスおよび方法 - Google Patents

ポンプと測定セルとの間で液体を往復運動させることにより前記液体を混合し、このように混合された液体の物理化学分析を行うためのデバイスおよび方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ピストン(5)ポンプ(1)のチャンバ(10)と、分光光度測定セル(3)のキャビティ(18)と、の間で液体を往復運動させることにより、前記液体を混合するための微小流体デバイスおよび方法に関する。本発明は、このように得られた混合物を、前記セル(3)内で直接、物理化学分析することにも関する。本発明は、液体を遠隔的にサンプリングするためのデバイスおよび方法にも関する。

Description

本発明は、液体をサンプリングし、混合するためのデバイスおよび方法の分野に関する。
本発明は、特に、分析化学の分野、特に、分析されるべき溶液を調製するための分析化学の分野を対象とする。
本発明は、本出願のこの特定の分野に限定されない。本発明は、あらゆる産業および科学的な研究分野において実施することが可能である。
液体の物理化学分析は、この液体を試薬とあらかじめ混合することが一般に必要である。
逐次注入と呼ばれる従来の分析技法は、キャリア液で満たされた回路内に、液体のサンプルおよび試薬を注入することからなる。注入は、これらの生成物を螺旋状の混合管を通して流すことにより、シリンジポンプを用いて行われる。その後、このように混合された溶液は、ポンプを用いて、分光分析が連続的に行われる通過する分光光度セルに向けて、放出される。
実験台における従来の分析と比較して、この技法は、分析されるサンプルの体積を低減する(実験台の約5mLに対して、サンプルごとに約10μL)、生成される廃液の体積を低減する(実験台の約60mLに対して、分析されるサンプルごとに約1.5mL)、また分析時間を低減する(実験台の約20分を超える時間に対して、サンプルごとに約2分30秒)ことができる。
そうではあるが、この技法は欠点を有する。
一方で、螺旋状の管内で混合することは、不均一な溶液を生成する。
他方で、分光光度セルの構成は、一時的な測定だけを実施することができる。
さらに、サンプルはキャリア液と完全に混合されるため、サンプルの未使用部分は、その後の分析用に復元され得ない。
本発明は、混合物の均質性を向上させ、独立した、一時的ではない分析ステップ中に分析されるように適合された混合物を提供し、かつ生成された廃液の量をさらに低減することのできるデバイスおよび方法を提供することが意図される。
本発明は、分析プロセスの自動化を高めるようにも意図される。実際に、自動化は、測定におけるエラー源を低減し、かつ分析速度を増加させることができる。
本発明は、液体サンプルの低減された量をかなりの距離でサンプリングできるようにすることも意図される。
このために、本発明の目的は、液体を混合するためのデバイスであり、このデバイスは、ピストンポンプと、多方向弁と、容器と、ポンプのチャンバに弁を接続するための第1のダクトと、弁の移送通路に容器のキャビティを接続するための第2のダクトと、弁の各入口通路にそれぞれ接続されるいくつかの入口ダクトと、を備え、弁は、
- 、前記入口ダクトの各1つとチャンバとの間で流体連通をそれぞれ確立するサンプリング位置であって、前記ピストンを第1の方向に移動させるアクションにより、前記液体の各1つを、この入口ダクトから、チャンバに向けて移動させることができる、サンプリング位置と、
- 前記流体を、第1の接続ダクトおよび第2の接続ダクトを介して、ピストンを第2の方向に移動させるアクションにより、チャンバからキャビティへと移動させ、ピストンを前記第1の方向に移動させるアクションにより、キャビティからチャンバへと移動させることができるように、チャンバとキャビティとの間で流体連通を確立する移送位置と、
を選択的に占めることができる。
本発明によれば、このデバイスの少なくとも1つの使用構成において、キャビティは、低点を画定し、前記第2の接続ダクトは、前記液体を、この低点を介して、キャビティの中に導入すること、またはキャビティから取り出すことができるように容器に接続される。
「低点」および「高点」の概念は、流体力学において一般に受け入れられるものとして理解されるべきである。したがって、キャビティの低点は、デバイスが前記使用構成にあるとき、すなわち、弁が移送位置にあるとき、ピストンが第2の方向に移動するアクションにより、チャンバからキャビティへ、およびピストンが前記第1の方向に移動するアクションにより、キャビティからチャンバへと、液体が移動できる構成にあるときのキャビティの最も低い位置である。
第2の接続ダクトをキャビティの低点に位置決めすることは、キャビティ内に収容される液体のすべてではなくても大部分をこのダクトを介して取り出すことができる。
したがって、キャビティの中へのその最初の導入の後、デバイス内の液体を再循環させることにより、混合ステップを行うことが可能である。より具体的には、この混合ステップは、キャビティからチャンバへ、次いで、チャンバからキャビティへの液体の少なくとも1つの動きを含む、すなわち、キャビティとチャンバとの間で液体の少なくとも一回の往復運動を含む。
このような混合ステップの間に、液体は、キャビティ、ダクト、およびチャンバの間のセクション変化から生ずる応力を受ける。実際に、ダクトは、キャビティのセクション、およびチャンバのセクションよりも小さいセクションを、例えば、約1/10小さいセクションを有する。
このデバイスが、分光光度分析用に水溶液を混合するために使用された試験という状況において、驚くべきことに、キャビティとチャンバとの間において液体の1回または2回の往復で、非常に低い標準偏差と片寄りとの両方を有する測定結果を提供できる均質な溶液を得ることが可能であることが分かった。
本発明は、デバイスを簡単化しながら、液体の混合とデバイスの洗浄との両方を向上させ、かつ自動化することができる。
第2の接続ダクトを、キャビティの低点に位置決めすることは、入口ダクトの1つを介して、デバイスの中に洗浄液を導入することにより、デバイスの、特に容器のキャビティの洗浄を自動化することができる。
新しい測定に影響を与える可能性のある痕跡をなくす点において、このような洗浄の有効性も、前述の試験中に観察された。
したがって、本発明は、デバイスを洗浄することを含むステップの大部分を自動化できるようにし、特に、磁気的な撹拌装置、振動板、またはポンプ撹拌機構などの機械的な混合デバイスに頼ることなく、迅速で、信頼性があり、かつ簡単な方法で、液体の均質な混合物を取得できるようにする。
キャビティは、低点の反対側の容器の一端で開くことができるのが好ましい。
したがって、キャビティは、大気圧など、周囲の圧力にさらすことができる。
特に、こうすることは、デバイスの実施中に、キャビティおよび流体回路における低圧または過圧現象を回避することができる。
一実施形態では、キャビティは、低点に向けて狭くなるセクションを有することができる。
キャビティをこのように狭くすることは、キャビティ内に液体が停留することを回避し、第2の接続ダクトを通してキャビティから抽出する間に、液体の混合を向上させ、かつキャビティの洗浄の効率を向上させることができる。
容器が分光光度測定セルである場合、キャビティをこのように狭くすることはまた、このセルの容積を低減することができ、一方で、適切な分光光度測定を実行するのに十分な高さを画定することができる。
好ましくは、少なくとも、デバイスが前記使用構成にあるとき、チャンバは低点を画定することができ、前記接続ダクトは、この低点を介して、前記液体をチャンバの中に導入し、またはチャンバから抽出することができるように、ポンプに接続され得る。
したがって、空気と液体との両方が、チャンバの中に導入されたとき、空気は、ピストンに対して、チャンバ内で上昇することができ、一方、液体は、鉛直方向において空気の体積とチャンバの低点との間に位置する空間を占めることもできる。
ピストンを第2の方向に移動させたとき、チャンバ内に存在する空気は、液体をチャンバの外へと押し、それは、特に、これらの液体のすべてを容器のキャビティに至るまで移動させることができ、また可能であれば、気泡を、キャビティ内に存在する液体に注入する。このために、デバイスは、チャンバから来る液体のすべてが、容器のキャビティの中に導入されると、空気の残余量がなおチャンバ内に存在しており、ピストンのストロークの最後にキャビティ内の液体に気泡を形成させるような寸法にすることができる。
容器は、液体を混合するためだけに使用される容器、またはそれらを混合することと、分析することと、の両方に使用される容器とすることができる。言い換えると、容器は、測定セルを形成することができる。
好ましい実施形態では、容器は、分光光度測定セルとすることができる。
当然であるが、混合デバイスは、比色法、原子吸収分光測定法、誘導結合された質量分析法、屈折鑑定法、化学発光、または電気化学などの他の検出技法と互換性がある。
好ましくは、上記で規定された混合デバイスは、微小流体デバイスである。
一実施形態では、上記で参照が行われた前記弁は、主弁とすることができ、混合デバイスは、サンプリング弁と、サンプリング弁のサンプリング通路に接続されたサンプリングダクトと、を備えるサンプリングデバイスを備えることができる。好ましくは、サンプリング弁は、
- サンプリングダクトと前記入口ダクトのうちの第1の入口ダクトとの間で流体連通を確立する液体サンプリング位置であって、主弁が、前記第1の入口ダクトとチャンバとの間の流体連通を確立する第1のサンプリング位置にあるとき、ピストンを第1の方向に移動させるアクションにより、液体を、サンプリングダクトからチャンバに向けて移動させることができる、液体サンプリング位置と、
- サンプリング弁の開いた通路と、前記第1の入口ダクトと、の間で流体連通を確立する空気サンプリング位置であって、前記開いた通路は、周囲の空気にさらされており、主弁が前記第1のサンプリング位置にあるとき、前記ピストンを前記第1の方向に移動させるアクションにより、周囲の空気をチャンバに向けて移動させることができる、空気サンプリング位置と、
を選択的に占める。
このようなサンプリングデバイスは、前記開いた通路を介してサンプリングされた空気の2つの体積の間で比較的わずかな量の液体を運ぶことにより、比較的大きな距離で、比較的わずかな量の液体のサンプリングを可能にする。
本発明の状況に加えて、サンプリングデバイスは、上記で述べられた混合デバイスとは異なるデバイスに関連付けることができる。
本発明はまた、液体の物理化学分析のためのデバイスに関し、この分析デバイスは、上記で規定された混合デバイスを含む。
この分析デバイスは、前述の検出技法のうちのいずれか1つを実施するシステムを備えることができる。
したがって、分析デバイスは、例えば、分光光度検出器を含む。
別の態様によれば、本発明の目的は、上記で規定された混合デバイスを用いて、液体を混合するための方法であり、この方法は、
- 前記液体が、それぞれ、前記入口ダクトからポンプのチャンバに向けて移動されるサンプリングステップであって、弁を前記各サンプリング位置に位置決めすることを含む、サンプリングステップと、
- 液体の少なくとも一部をチャンバからキャビティに移動させることを含む、容器を充填するステップであって、弁を前記移送位置に位置決めすることを含む、容器を充填するステップと、
- 液体の少なくとも一部を、キャビティからチャンバへと移動させ、次いでチャンバからキャビティへと移動させることを含む混合ステップと、
を含む。
この混合方法は、混合デバイスを参照して上記で示されたものと同じ利点を与える。
本発明はまた、上記で規定された分析デバイスを使用して液体の物理化学分析を行うための方法に関し、この分析方法は、上記で規定された混合方法を含む。
本発明の他の利点および特徴は、以下の詳細な非限定的な記述を読めば明らかになろう。
以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。
ピストンが第1の位置にあるピストンポンプを備える、本発明による混合デバイスの概略図である。 ポンプのピストンが第2の位置にある、図1のデバイスの概略図である。 本発明による分光光度測定セルの概略的な断面図である。 本発明によるサンプリングデバイスの概略図である。
図1および図2において、本発明によるデバイスは、概略的に、かつ簡略化された方法で示されている。
このデバイスは、中で液体を移動させかつ混合することができるように相互接続されたポンプ1、弁2、および容器3を備える。
ポンプ1は、本体4およびピストン5を備える。
この例では、本体4は、長手方向軸A1に沿って延びる円筒形のハウジングを形成し、ピストン5は、長手方向軸A1に沿って摺動することができる。
図1および図2において、デバイスは、いわゆる使用構成にある。
この使用構成において、長手方向軸A1は、鉛直方向に対して、すなわち、重力F1が加えられる方向に対して、実質的に平行である。
ポンプ1の本体4は、鉛直方向下側端部7、鉛直方向上側端部8、ならびに下側端部7および上側端部8を互いに接続する側壁9を備える。
「下側」および「上側」、または「鉛直方向下側」および「鉛直方向上側」という表現は、重力F1の方向に対して画定される。したがって、要素が、下側部分および上側部分を備えるとき、重力F1を受ける液体は、この力の作用により、上側部分から下側部分に向けた方向に動くようになる。
図2を参照すると、ピストン5、および本体4の下側端部7は、鉛直方向において、それらの間で、チャンバ10の範囲を定める。半径方向では、チャンバ10は、ポンプ1の本体4の側壁9により範囲が定められる。
図1では、ピストン5は、チャンバ10が容積ゼロを有する第1の位置にある。ピストン5は、図2では、第2の位置に表されており、その位置では、チャンバ10は正の容積を有する。
ピストン5が第2の位置にあるとき、容積は、チャンバ10の合計の充填容量を画定し、この例では、約1000μLの容積に対応する。
ポンプ1は、「シリンジポンプ」として知られるピストンポンプである。
図1を参照すると、この例では、弁2は多方向回転弁である。
この弁2は、第1の接続ダクト15によりポンプ1のチャンバ10に接続された共通の分配点V0を備える。
図1および図2は、別々の要素の形で、ポンプ1、弁2、およびダクト15を示している。そうではあるが、ダクト15は、弁2の本体に成形することができ、またねじ込み接続(図示せず)を介して、ポンプ1のチャンバ10に接続することができる。共通の分配点V0は、この場合、ダクト15の一端により形成される。より一般的には、ポンプ1、弁2、およびダクト15は、「XCalibur Cavro pump」(登録商標)として知られた製品など、単一の製品を形成することができる。
すべての場合において、第1の接続ダクト15は、共通の分配点V0とチャンバ10との間に流体連通を確立するように構成される。
概して、弁2は、液体をデバイスに導くための少なくとも1つの入口通路と、容器3に接続される1つの通路と、を備えるべきである。この最小限の実施形態において、液体の排出は、この同じ入口通路を介して実施され得る。そうではあるが、各入口通路を介して、様々な液体をデバイスの中に導き、専用の出口通路を介して、それら液体を排出することが好ましい。このため、弁2は、少なくとも4つの通路、すなわち、少なくとも2つの入口通路、1つの出口通路、および容器3に接続される1つの通路を備えることが好ましい。
図1の例では、弁2は、12個の通路V1~V12を備える。
通路V8からV12は、この例では使用されないので、それらは、十字形により表されたプラグを備える。
通路の数、および弁2の位置を変更するための機構にかかわらず、弁2は、様々な位置に選択的に配置され得るように構成され、これら位置のそれぞれにおいて、共通の分配点V0および前記通路V1~V12の1つが、互いに流体連通するように配置される。
第1の接続ダクト15は、チャンバ10の低点16を介して液体をチャンバ10の中に導くことができるように、またはチャンバ10から抽出できるように、ポンプ1に接続される。
この例では、チャンバ10の低点16は、鉛直方向においてポンプ1の本体4の下側端部7に位置する。
このために、下側端部7は、この低点16を形成する開口部を備え、チャンバ10と第1のダクト15との間に、かつ最終的に、チャンバ10と共通の分配点V0との間に、流体連通を確立することができる。
したがって、第1の接続ダクト15は、低点16を介して液体をチャンバ10に導くことができるように、またはチャンバ10から抽出できるように、ポンプ1に接続される。
以下の説明からこれが推定され得るように、チャンバ10が、混ざらないと考えられる所定量の空気と所定量の液体との両方で満たされたとき、ポンプ1の低点16における第1のダクト15の接続は、空気がチャンバ10の上側部分を占め、液体がチャンバ10の下側部分にあり、したがって、所定量の液体が、所定量の空気の前に第1のダクト15を通って排出されることをもたらす。
容器3に関して、容器3は、液体を受け入れるように構成されたキャビティ18を備える。
図1および図2の例では、キャビティ18は、長手方向軸A2全体に沿って、容器3を横断する開口部により形成される。
デバイスの使用構成では、この長手方向軸A2は、この例では、鉛直方向に対して、および長手方向軸A1に対して実質的に平行である。
容器3は、鉛直方向下側端部21および鉛直方向上側端部22を形成する本体20を備える。
この例では、キャビティ18を形成する開口部は、軸A2に沿って可変セクションを有する。
本体20の上側端部22から下方に下側端部21まで軸A2に沿って移動すると、キャビティ18は、実質的に円筒形の第1のセクション23と、実質的に円錐形の第2のセクション24と、実質的に円筒形の第3のセクション25と、を備える。第1のセクション23の直径は、第3のセクション25の直径よりも大きい。
キャビティ18の第1のセクション23は、容器3の上側端部22の外側表面において開いており、したがって、キャビティ18は、大気圧にさらされる、またはいずれの場合も、容器3が配置される環境の圧力にさらされる。
キャビティ18の第3のセクション25は、容器3の下側端部21の外側表面において開いており、少なくとも前記使用構成において、キャビティ18の低点26を画定する。
図1および図2において、キャビティ18およびデバイスの他の要素のそれぞれの大きさは、現実的なものではなく、これらの図は、本発明の原理を示すように意図されているに過ぎない。
非限定的な例として、本発明の状況において実際に設計された容器3が、図3で示される。
図3の容器3は、分光光度測定セルである。
図3のセル3は、図1の容器3に対するその差に従って描かれているに過ぎない。
セル3のキャビティ18は、キャビティ18の前記低点26を画定する、容器3の下側端部21の外側表面において開いている第4の実質的に円筒形のセクション28を備える。
第4のセクション28は、ねじ込み接続(図示せず)を介してダクトと協動するように構成され、液体をこのダクトを介してキャビティ18の中に運ぶ。
好ましくは、第3のセクション25は、このようなダクトの内径と実質的に同一の直径を有するセクションを有する。
第1のセクション23は、互いに平行であり、かつ長手方向軸A2に平行な2つの表面29を形成するように機械加工された部分的に円筒形の開口部の形に作られる。
表面29は、研磨され、かつ光路を画定する距離D1により互いに分離される。この例では、光路D1は10mmである。
表面29は、光路を最適化できるコリメーティングレンズ(図示せず)を受け入れるように意図されたハウジング40の反対側にそれぞれ配置される。
このようなセル3は、少なくとも部分的に第1のセクション23においてキャビティ18内に受け入れられた液体の混合物に対して分光光度測定を実施することができる。
一実施形態では、図1および図2のデバイスの容器3は、図3で表されたものなどの分光光度測定セルである。
図1を参照すると、デバイスは、容器3のキャビティ18を、弁2の通路V1に接続する第2のダクト27を備え、通路V1は移送通路とも呼ばれる。
容器3が図3のセルであるとき、図3に関する記述において上記で述べた前記ダクトは、この第2の接続ダクト27からなる。
より一般的には、第2の接続ダクト27は、弁2の移送通路V1と、容器3のキャビティ18と、の間に流体連通を確立するように構成される。
第2の接続ダクト27は、このキャビティ18の前記低点26を介して液体を、キャビティ18の中に導くことができるように、またはキャビティ18から抽出できるように、容器3に接続される。
図1または図2の構成において、キャビティ18が液体を収容するとき、これら液体は、重力F1の作用により、第2の接続ダクト27に向けて移動する傾向がある。
特に、この構成は、キャビティ18に収容される液体の大部分、またはさらにすべてをこの第2の接続ダクト27を介して抽出できるようにする。
図1の例では、デバイスは、5本の入口ダクト31~35と、1本の出口ダクト36と、を備える。
入口ダクト31~35は、それぞれ、その端部の1つにより入口通路と呼ばれる通路V2~V6に接続される。
この例では、入口ダクト31および32のそれぞれの他方の端部は、サンプリング点(図示せず)に接続されるように意図されており、それぞれ、このサンプリング点と入口通路V2またはV3との間で流体連通を確立する。
この例では、デバイスは、4つのバイアル41~44を備え、バイアル41~44は、各液体をそれぞれ収容する3つのバイアル41~43、および液体の廃液を受け入れるように意図された1つのバイアル44を含む。
入口ダクト33から35は、それらの他方の端部が、それぞれ、バイアル41から43の中に浸漬され、これらのバイアルに収容される液体をサンプリングできる。
出口ダクト36は、その端部の一方により、出口通路と呼ばれる通路V7に接続される。その他方の端部は、液体廃液を中に注ぐことができるように、バイアル44の中に配置される。
上記で示されたように、弁2は、様々な位置に配置することができ、そのそれぞれにおいて、通路V1~V12のうちの1つが、共通の分配点V0と流体連通状態に設定される。
特に、弁2は、選択的にサンプリング位置を占めることができ、サンプリング位置のそれぞれは、入口ダクト31~35のそれぞれ1つと、ポンプ1のチャンバ10と、の間で流体連通を確立する。
入口ダクト33の例を考えると、弁2は、通路V4と分配点V0との間で、したがって、入口ダクト33とポンプ1のチャンバ10との間で、流体連通を確立するサンプリング位置を占めることができる。このようなサンプリング位置は、バイアル41に収容される液体の一部をサンプリングし、液体のこの部分を、第1の方向S1へのピストン5の動きのアクションにより、チャンバ10に向けて移動させる。
第1の方向S1は、図1で示された第1の位置から、または中間的な位置(図示せず)から、図2で示された第2の位置に向けたピストン5の移動に対応する。
バイアル42および43に収容された液体は、弁2を、対応するサンプリング位置に配置することにより、それぞれ、入口ダクト34および35を介して、同じ原理に従ってサンプリングされ、ポンプ1のチャンバ10の中に導かれ得る。
液体のサンプリングはまた、入口ダクト31または32を使用して同様な方法で実施することができ、例えば、これらの入口ダクトの1つの自由端を、すなわち、弁2に接続された端部とは反対の端部を、このような液体を収容するセル(図示せず)の中に浸漬し、かつ分配点V0と通路V2またはV3との間で流体連通を確立するサンプリング位置に弁2を配置することにより、実施することができる。
移送位置と呼ばれる弁2の別の位置は、分配点V0と移送通路V1との間で、したがって、ポンプ1のチャンバ10と容器3のキャビティ18との間で、流体連通を確立できるようにする。
このような移送位置は、接続ダクト15および27を介して、前にチャンバ10の中に導かれた液体を、このチャンバ10から、容器3のキャビティ18の中に移動させることができる。
このために、ポンプ1のピストン5は、第2の方向S2へと移動される。
第2の方向S2は、図2で示された第2の位置から、または中間的な位置(図示せず)から、図1で示された第1の位置に向けてピストン5を移動させることに対応する。
このようにキャビティ18に導かれた液体があふれるのを回避するために、キャビティ18は、チャンバ10の全体の充填容量よりも大きな容積を形成する。
移送位置はまた、キャビティ18に収容された液体を、通常、上記で述べられた原理に従って液体を中に導いた後、ピストン5を第1の方向S1に移動させることにより、接続ダクト27および15を介して、このキャビティ18からポンプ1のチャンバ10の中に移動させることができる。
したがって、弁2が移送位置にあるとき、特にこれらの液体を混合し、かつこの混合物の均質性を向上させるために、ポンプ1のチャンバ10と容器3のキャビティ18との間の往復運動により、液体を移動させることができる。
ピストン5の動き、およびピストン5により移動される液体の体積を正確に制御するために、ポンプ1は、そのモータ(図示せず)に取り付けられたエンコーダを含むことができる。
デバイスの前記使用構成は、特に液体を混合するためのその実装形態を可能にするため、そのように呼ばれる。したがって、この構成は、弁2が移送位置にあるとき、チャンバ10からキャビティ18に、およびキャビティ18からチャンバ10に液体を移動させることができる。
容器3が鉛直方向において他の方向に配置されることになる別の構成において、すなわち、点26が低点ではなく、高点を形成し、端部22が、上側端部ではなく下側端部を形成する別の構成において、第2のダクト27を通ってキャビティ18に達する液体は、容器3の端部22の外側面上にキャビティ18の開口部があるため、重力F1の作用により、キャビティの外に追い出されることになるのは明らかである。
弁2はまた、排出位置に配置され得るが、この例では、分配点V0と出口通路V7との間、したがって、ポンプ1のチャンバ10と出口ダクト36との間で流体連通を確立することができる。
このように空にする位置は、ピストン5を第2の方向S2へと移動させることにより、チャンバ10および/または第1の接続ダクト15に存在する液体を、バイアル44に向けて排出することができる。
したがって、図1のデバイスは、混合デバイスを形成する。
非限定的な指示として、様々なダクト15、27、および31~36は、約16mmの外径および約500μmの内径を有することができる。
入口ダクト31および/または32が、弁2から比較的大きな距離に、例えば、数メートルにある1つまたはいくつかの液体をサンプリングするように意図されている実施形態では、これらの入口ダクトの内径は、圧力降下を低減するために、増加されるべきである。例えば、入口ダクト31および/または32の内径は、この場合、800μmに等しくすることができる。
図4は、比較的大きな距離において、液体の比較的わずかな体積をサンプリングすることのできるデバイス50を示す。
このサンプリングデバイス50は、以下で述べる方法で図1の混合デバイスに、またはサンプリングされる液体の体積を制限しながらこのような遠隔サンプリングを実施する必要のある任意の他のデバイスに、接続され得る。
図4のデバイス50は、多方向回転弁51およびサンプリングダクト52を備える。
この例では、弁51は、共通の分配点V21と、サンプリング通路V22と、開いた通路とも呼ばれる周囲の空気にさらされた通路V23と、を備える。
弁51は、分配点V21がサンプリング通路V22と流体連通状態に設定される液体サンプリング位置、または分配点V21が開いた通路V23と流体連通状態に設定される空気サンプリング位置のいずれかに選択的に配置できるように構成される。
この例では、図1のデバイスの入口ダクト31は、弁2の入口通路V2に接続された端部とは反対側のその端部により、分配点V21に接続される。
サンプリングダクト52は、その端部の一方により、サンプリング通路V22に接続される。自由なダクト52の他方の端部は、弁2および51を互いに分離している距離と比較して弁51から比較的近い距離に位置するサンプリング点において、サンプリングされる液体に浸漬される。言い換えると、入口ダクト31の長さは、サンプリングダクト52の長さよりもはるかに大きい。
一実施形態では、図1のデバイスは、バイアル41から43の1つまたは複数のものにそれぞれ収容される液体を、サンプリングする前に、均質化するように構成された1つまたはいくつかの磁気的な撹拌機(図示せず)を備える。例えば、各撹拌機は、対応するバイアルの底部に配置された磁気バーを備える。
本発明はまた、一方で、例えば、分光光度タイプの検出器(図示せず)を備え、他方で、上記で述べた混合デバイスを備える物理化学分析デバイスに関し、その混合デバイスは、図4のデバイス50などの1つまたはいくつかのサンプリングデバイスを含む、または含まないこともある。
一実施形態では、図1の混合デバイスを形成する様々な構成要素、およびキャビティ18内に存在する液体に対する測定を実施できるおそらくこのような検出器は、ケース(図示せず)の中に一体化される。
一実施形態では、このケースは、付加製造法(additive manufacturing)により作られる。
混合および分析法の一般的な例
以下の例は、上記で述べられた混合および分析デバイスの動作、および本発明による混合および分析方法の実装形態の一般的な原理を示すことを目的としている。
この例では、デバイスは、初期には、ポンプ1のチャンバ10に、弁2に、容器3のキャビティ18に、接続ダクト15および27に、入口ダクト31から35に、および出口ダクト36にいかなる液体も含んでいないと考えられる。
この例では、バイアル41および42は、それぞれ、第1の液体および第2の液体を含む。
以下のステップは、順に行われる。
初期状態において、ポンプ1のピストン5は、図1で示された第1の位置にある。
弁2は、最初に、通路V4、分配点V0、および第1の接続ダクト15を介して入口ダクト33とポンプ1のチャンバ10との間で流体連通を確立する第1のサンプリング位置に配置される。
ピストン5は、第1の方向S1に移動される。
この動作の第1段階中に、入口ダクト33および第1の接続ダクト15の中に存在する空気は、徐々にチャンバ10の中に入り、また同時に、バイアル41内に存在する第1の液体の一部が、ポンプ1に接続されたダクト15の端部に達するまで、入口ダクト33の中をチャンバ10に向けて移動することによりサンプリングされる。
第1の方向S1にピストン5を移動させる第2段階中に、第1の液体は、チャンバ10へと徐々に入る。
この第2段階が完了すると、第1の液体の第1の量が、チャンバ10内に存在し、第1の液体の第2の量が、第1の接続ダクト15を満たす。
通路V5、分配点V0、および第1の接続ダクト15を介して入口ダクト34とチャンバ10との間で流体連通を確立する第2のサンプリング位置に、少なくとも弁2を配置するための時間の間、ピストン5の動作は中断される。
次いで、ピストン5の動作は、そのストロークを第1の方向S1へと続けることができ、したがって、この動作の第3段階中に、
- 第1の接続ダクト15に存在する第1の液体の前記第2の量が、チャンバ10の中に徐々に入り、その後に、第2の液体を吸引する前に、入口ダクト34に存在する空気の量が続き、また同時に、
- バイアル42に存在する第2の液体の一部は、ポンプ1に接続されたダクト15の端部に達するまで、チャンバ10に向けて入口ダクト34の中を移動することによりサンプリングされるようにする。
第1の方向S1へのピストン5の移動の第4段階中に、第2の液体は、徐々にチャンバ10に入る。
この第4段階が完了すると、チャンバ10は、
- 一方で、入口ダクト33および第1の接続ダクト15に最初に存在した空気の量、他方で、第2の液体を吸引する前に、入口ダクト34に存在した空気の量を含む、上側部分にある空気の量と、
- 第1の液体の前記第1の量および第2の量と、
- 第2の液体の第1の量と、
を含む。
第2の液体の第2の量は、第1の接続ダクト15を満たしている。
この例では、ピストン5は、この第4段階を完了すると、図2で示された第2の位置を占める。
その後で、弁2は、ポンプ1のチャンバ10と容器3のキャビティ18との間で流体連通を確立する移送位置に配置される。
ピストン5は、第2の方向S2へと移動され、チャンバ10に存在する、および第1の接続ダクト15に存在する第1の液体および第2の液体の少なくとも一部、好ましくは、すべてを、容器3のキャビティ18に至るまで運ぶようにする。
この例では、デバイスは、この動作を開始する前に、すなわち、ピストン5が第2の位置にあるとき(図2)、チャンバ10に存在する空気の量は、第1の接続ダクト15の容量、および第2の接続ダクト27の容量よりも大きくなるように構成される。したがって、第2の位置(図2)から第1の位置(図1)に至るまで、ピストン5の動作は、チャンバ10および第1の接続ダクト15に存在する第1の液体および第2の液体のすべてを、キャビティ18の中に導くことができる。
容器3を満たすステップに対応するこの動作中に、第1の液体および第2の液体は、少なくとも部分的に混合される。そうではあるが、この混合は、例えば、分光光度測定のために、満足できる均質性を得るには不十分であることが分かった。
混合ステップは、次いで、弁2を移送位置に保持することにより、およびピストン5を第1の方向S1に、次いで第2の方向S2に動かすことからなる少なくとも1つの往復シーケンスに従って、ピストン5を移動させることにより実施される。
ピストン5のこのような動作シーケンスは、キャビティ18とチャンバ10との間で液体の往復運動を生じる。
したがって、第1の液体および第2の液体を混合することにより形成された溶液の均質性を向上させることが可能になる。
当然であるが、この混合ステップ中における、またはピストン5の2つの各動作間における第1の方向S1および第2の方向S2へのピストン5の動作量は、混合される液体の性質、および均質性の望ましいレベルに従って適合され得る。
結果的に、ピストン5の往復運動の1つまたはいくつかのシーケンスを含む混合ステップが完了すると、容器3のキャビティ18は、測定を受けることのできる溶液を形成する第1の液体および第2の液体の混合物を含む。
この例では、容器3は、分光光度測定セルであり、デバイスは、分光光度検出器を用いて、および混合ステップの後、この溶液に対して1つまたはいくつかの測定を実施するようにプログラムされる。
このような測定ステップの後、弁2は移送位置に保持され、または再配置され、ピストン5は、容器3に収容される液体の少なくとも一部を、チャンバ10に運ぶように第1の方向S1に移動される。
その後、弁2は、排出位置に配置され、次いで、ピストン5は、第1の位置へと移動されて液体をバイアル44に向けて排出させる。
同じ液体または他の液体の新しい組合せに対して新しい測定を実施する前に、例えば、入口35を介してバイアル43からサンプリングされ、デバイスの様々な部分(チャンバ10、キャビティ18)に運ばれ、次いで、いま述べられたものと同様の原理に従って、バイアル44に向けて排出される洗浄液を用いて、洗浄ステップが実施されることが好ましい。
本発明は、液体のサンプリング、それらの混合、混合された液体により形成された溶液に対する測定の完了、ならびにこのような測定に基づく分析の完了を含むサイクル、または一連のサイクルを、すべて自動的に実施することができ、こうすることは、特に操作者の介入を制限し、人員の安全性を高めることができる。
本発明はまた、分析に必要なサンプルの量、ならびにこれらの分析により生成された廃液の量を低減することができる。
示されていない実施形態において、容器3は、混合するためにだけ使用され、測定は、別のセル(図示せず)内で実施される。このために、チャンバ10とキャビティ18との間における往復で液体を混合した後、このように均質化された溶液は、例えば、通路V8など、弁2の専用の通路を介してこのようなセルに向けて排出される。
遠隔のサンプリング方法
前の例において、混合される液体は、バイアル41および42からサンプリングされており、バイアル41および42は、弁2から比較的短い距離に位置する、すなわち、ダクト33および34の使用を可能にする距離であるが、その短い距離は、したがって、サンプリングされるべき液体の量を制限する。
このような混合方法の状況において、比較的長い距離に位置するサンプリング点におけるサンプリングの場合が以下で述べられる、すなわち、例えば、数メートルなど比較的長い距離を有するダクトを使用する必要のある距離に位置する場合である。
本発明のサンプリング方法は、実際にサンプリングされる液体の量は減少するが、比較的長い距離にわたって液体を運ぶことができる。
上記で述べた混合方法とは異なり、サンプリングされる前記第1の液体は、バイアル41に収容されてはおらず、遠隔のサンプリング点でサンプリングされ、遠隔のサンプリング点に、図4のデバイス50のダクト52の自由端が配置される。この遠隔のサンプリング方法を統合する混合方法は、上記ですでに述べた混合方法とのその差によってのみ述べられる。
ピストン5が第1の位置にある前記初期状態から開始すると、弁2は、通路V2、分配点V0、および第1の接続ダクト15を介して入口ダクト31とチャンバ10との間で流体連通を確立するサンプリング位置に配置される。次いで、弁51は、サンプリング通路V22および分配点V21を介して入口ダクト31とサンプリングダクト52との間で流体連通を確立する液体サンプリング位置に配置される。その結果、このように配置された弁2および51は、サンプリングダクト52とポンプ1のチャンバ10との間で流体連通を確立する。
ピストン5は、第1の方向S1に動かされる。
この動作の第1段階中に、第1の接続ダクト15に、入口ダクト31に、およびサンプリングダクト52に存在する空気は、徐々にチャンバ10の中に入り、また同時に、前記サンプリング点に位置する第1の液体の一部が、サンプリングダクト52を通り、次いで、チャンバ10に向けて入口ダクト31を通って移動することによりサンプリングされる。
ピストン5の動作は、開いた通路V23と入口ダクト31との間で流体連通を確立する空気サンプリング位置に弁51を配置するための時間の間は少なくとも中断される。弁2は、上記で述べたサンプリング位置に保持される。
第1の方向S1にピストン5が移動する第2段階中に、空気は、開いた通路V23を介して入口ダクト31に入るが、第1の液体は、入口ダクト31内で、次いで、チャンバ10の方向に第1の接続ダクト15内で移動し続ける。
したがって、このサンプリングプロセスの原理は、少ない量の液体をサンプリングし、その液体をダクト内で空気の2つの体積の間で運ぶことにある。
概して、弁2において、この例では、通路V2において、サンプリングされた第1の液体の到達は、計算により決定され、かつ/またはセンサ(図示せず)によって検出され得る。
入口ダクト31の長さに応じて、中間的に空気を除去することは、このようにサンプリングされた第1の液体をポンプ1のチャンバ10の中に運ぶために必要であることが分かるはずである。
中間的な空気の除去は、弁2を排出位置に、または可能であれば除去位置に配置して、第1の接続ダクト15を、通路V12などの専用の通路と流体連通状態に設定することにより実施することができる。
弁2をこのように位置決めした後、ピストン5は、第2の方向S2に移動されて、第1の接続ダクト15およびチャンバ10に収容された空気の一部を排出する。その後、弁2は、上記で述べたサンプリング位置に戻され、次いで、ピストン5は、第1の方向S1に移動してチャンバ10に向けて第1の液体の送達を続ける。
第1の液体の、次いで第2の液体のチャンバ10への導入、ならびにそれらの混合は、次に、前述のように実施され得る。
遠隔のサンプリング法はまた、例えば、液体サンプルを抜き取り、このサンプルを他の液体と混合することなく分析するなど、他の応用例の状況で実施することもできる。
pH測定に対する実施例
図1の混合デバイスの特定の実施例が、酸性水溶液のpH測定に対して、以下で述べられる。
バイアル41、42、および43は、それぞれ、シュウ酸ナトリウムの溶液、pHに感度のある染料、および弱酸性の水溶液などの洗浄液を収容する。
初期状態は、以下のようになる。ダクト33、34、および35は、対応する溶液で満たされ、デバイスの他の要素は、洗浄されて、周囲の空気にさらされる。
第1のシーケンスは、その分析を行うために、酸性水溶液のサンプルを調製することからなる。
このために、操作者は、ダクト31の自由端を、酸性水溶液を収容する入れ物(図示せず)に浸漬する。弁2は、分配点V0および通路V2を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、ダクト31の容積に等しいサンプル量、ならびに洗浄用に余分の20μLを抜き出すために、第1の方向S1に移動される。弁2は、分配点V0および通路V1を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、可能な限り多くの空気を吸引するために、第2の位置に至るまで(最大の高さ位置)そのストロークを続ける。その後、弁2は、分配点V0および通路V7を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、20μLの余分のサンプルを廃液へと押すために、第1の位置(最低の位置)に至るまで第2の方向S2へと移動される。
第2のシーケンスは、主な反応媒体として使用されるシュウ酸ナトリウム溶液を用いてデバイスを洗浄することからなる。
このために、弁2は、分配点V0および通路V4を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、シュウ酸ナトリウム溶液の200μLの体積を引き抜くために第1の方向S1へと移動される。弁2は、分配点V0および通路V1を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、可能な限り多くの空気を吸引するために、最大の高さ位置に至るまで、そのストロークを続ける。その後、ピストン5は、容器3のキャビティ18の中に200μLのシュウ酸ナトリウム溶液を送るために、最低位置へと移動され、次いで再度、ポンプ1のチャンバ10の中に、ナトリウムのシュウ酸溶液の200μLを戻すために、最高位置へと移動される。その後、弁2は、分配点V0および通路V7を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、最低位置へと移動されて、分析の大多数の媒体において事前洗浄を可能にするシュウ酸ナトリウム溶液の200μLを押して達するようにする。
第3のシーケンスは、シュウ酸ナトリウム溶液、染料溶液、およびサンプルの規定された量をサンプリングすることからなる。この第3のシーケンスの状況において、1つまたはいくつかのさらなる事前洗浄を、例えば、第1の追加の事前洗浄を1000μLの体積のシュウ酸ナトリウム溶液を用いて、および第2の追加の事前洗浄を200μLの体積のシュウ酸ナトリウム溶液を用いるなど、様々な体積のシュウ酸ナトリウム溶液を用いて、前述のように実施することができる。
サンプリングを実施するために、弁2は、分配点V0および通路V4を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、シュウ酸ナトリウム溶液の790μLの体積を引き出すために、第1の方向S1へと移動される。
その後、弁2は、分配点V0および通路V5を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、染料溶液の100μLの体積を引き出すために、第1の方向S1へとそのストロークを続ける。その後、弁2は、分配点V0および通路V2を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、サンプルの10μLの体積を引き出すために、第1の方向S1へとそのストロークを続ける。
第4のシーケンスは、このようにサンプリングされた液体を混合することからなる。
このために、弁2は、分配点V0および通路V1を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、可能な限り多くの空気を吸引するために、その最大の高い位置に達するまで、第1の方向S1へとそのストロークを続ける。その後、ピストン5は、混合物の900μLをキャビティ18の中に送るために、最低位置へと移動され、次いで、混合物の900μLをチャンバ10に戻すために最高位置へと移動され、次いで、混合物の900μLをキャビティ18の中に戻すために、最低位置へと再度移動される。
第5のシーケンスは、容器3のキャビティ18内に存在する混合物を分析することからなる。この例では、容器3は、分光光度測定セルである。生のスペクトルの取得は、セル3のキャビティ18内に存在する溶液に対して行われる。
それ自体知られた方法において、この取得を考慮した1組の計算、ならびに前に作られた基準、および含まれる量により、サンプルのpHの推定が可能になる。
第6のシーケンスは、廃液を受け入れるように意図されたバイアル44に向けて混合物を排出することからなる。このために、ピストン5は、混合物の900μLをチャンバ10の中に導くために、最高位置へと移動される。その後、弁2は、分配点V0および通路V7を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、廃液に向けて900μLの溶液を押すために、最低位置へと移動される。
第7のシーケンスは、弱酸性を用いてデバイスを洗浄することからなる。このために、弁2は、分配点V0および通路V6を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、弱酸性溶液の200μLの体積を引き出すために、第1の方向S1へと移動される。その後に、弁2は、分配点V0および通路V1を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は可能な限り多くの空気を吸引するために最高位置に移動され、次いで、弱酸性の200μLをキャビティ18の中に送るために最低位置に、次いで弱酸性の200μLをチャンバ10の中に戻すために最高位置に再度移動される。その後に、弁2は、分配点V0および通路V7を流体連通状態に設定するように位置決めされ、ピストン5は、洗浄が可能であった弱酸性の200μLを排出するために最低位置へと移動される。
例えば、第1のさらなる洗浄が弱酸性溶液の1000μLの体積を使用し、第2のさらなる洗浄が弱酸性溶液の200μLの体積を使用するなど、様々な量の弱酸性溶液を使用して、上記で述べたように、1つまたはいくつかのさらなる洗浄を実施することができる。
第8のシーケンスは、余分なサンプルを入れ物に戻すことからなる。このために、弁2は、分配点V0および通路V1を流体連通状態に設定するように位置決めされ、またピストン5は、ダクト31の量プラス20μLのマージンに対応する空気量を吸引するために、最高位置に向けて移動される。その後に、弁2は、分配点V0および通路V2を流体連通状態に設定するように位置決めされ、またピストン5は、空気をダクト31の中に押し込み、したがって、未使用のサンプルを入れ物に戻すための最低位置へと移動される。
1 ポンプ
2 弁
3 容器、セル
4 本体
5 ピストン
7 下側端部
8 上側端部
9 側壁
10 チャンバ
15 第1の接続ダクト
16 低点
18 キャビティ
20 本体
21 下側端部
22 上側端部
23 第1のセクション
24 第2のセクション
25 第3のセクション
26 低点
27 第2の接続ダクト
28 第4のセクション
29 表面
31 入口ダクト
32 入口ダクト
33 入口ダクト
34 入口ダクト
35 入口ダクト
36 出口ダクト
40 ハウジング
41 バイアル
42 バイアル
43 バイアル
44 バイアル
50 サンプリングデバイス
51 多方向回転弁
52 サンプリングダクト
A1 長手方向軸
A2 長手方向軸
D1 光路
F1 重力
S1 第1の方向
S2 第2の方向
V0 共通の分配点
V1~V12 通路
V21 共通の分配点
V22 サンプリング通路
V23 開いた通路

Claims (10)

  1. 液体を混合するためのデバイスであって、前記デバイスは、ピストン(5)ポンプ(1)と、多方向弁(2)と、容器(3)と、前記ポンプ(1)のチャンバ(10)に前記多方向弁(2)を接続するための第1のダクト(15)と、前記多方向弁(2)の移送通路(V1)に前記容器(3)のキャビティ(18)を接続するための第2のダクト(27)と、前記多方向弁(2)の各入口通路(V2~V6)にそれぞれ接続されるいくつかの入口ダクト(31~35)と、を備え、前記多方向弁(2)は、
    - 前記入口ダクト(31~35)の各1つと前記チャンバ(10)との間で流体連通をそれぞれ確立するサンプリング位置であって、前記ピストン(5)を第1の方向(S1)に移動させるアクションにより、前記液体の各1つを、前記入口ダクトから、前記チャンバ(10)に向けて移動させることができる、サンプリング位置と、
    - 前記液体を、前記第1の接続ダクト(15)および前記第2の接続ダクト(27)を介して、前記ピストン(5)を第2の方向(S2)に移動させるアクションにより、前記チャンバ(10)から前記キャビティ(18)へと移動させ、前記ピストン(5)を前記第1の方向(S1)に移動させるアクションにより、前記キャビティ(18)から前記チャンバ(10)へと移動させることができるように、前記チャンバ(10)と前記キャビティ(18)との間で流体連通を確立する移送位置と、
    を選択的に占めることができ、
    少なくとも前記デバイスの1つの使用構成において、前記キャビティ(18)が、低点(26)を画定し、かつ前記第2の接続ダクト(27)が、前記容器(3)に接続されて、前記液体を、前記低点(26)を介して前記キャビティ(18)の中に導くこと、または前記キャビティ(18)から取り出すことができることを特徴とする、液体を混合するためのデバイス。
  2. 前記キャビティ(18)は、前記低点(26)の反対側の前記容器(3)の一端において開いている、請求項1に記載の混合デバイス。
  3. 前記キャビティ(18)は、前記低点(26)に向けて狭くなるセクションを有する、請求項2に記載の混合デバイス。
  4. 少なくとも前記デバイスが前記使用構成にあるときに、前記チャンバ(10)は、低点(16)を画定し、前記第1の接続ダクト(15)は、前記ポンプ(1)に接続されて、前記液体を、前記低点(16)を介して前記チャンバ(10)の中に導くこと、または前記チャンバ(10)から取り出すことができる、請求項1から3のいずれか一項に記載の混合デバイス。
  5. 前記容器(3)は、分光光度測定セルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の混合デバイス。
  6. 前記多方向弁(2)は、主弁であり、前記混合デバイスは、サンプリング弁(51)と、前記サンプリング弁(51)のサンプリング通路(V22)に接続されたサンプリングダクト(52)と、を備えるサンプリングデバイス(50)を備え、前記サンプリング弁(51)は、
    - 前記サンプリングダクト(52)と前記入口ダクト(31~35)のうちの第1の入口ダクト(31)との間で流体連通を確立する液体サンプリング位置であって、前記主弁(2)が、前記第1の入口ダクト(31)と前記チャンバ(10)との間で流体連通を確立する第1のサンプリング位置にあるとき、前記ピストン(5)を前記第1の方向(S1)に移動させるアクションにより、前記液体を、前記サンプリングダクト(52)から前記チャンバ(10)に向けて移動させることができる、液体サンプリング位置と、
    - 前記サンプリング弁(51)の開いた通路(V23)と、前記第1の入口ダクト(31)と、の間で流体連通を確立する空気サンプリング位置であって、前記開いた通路(V23)は、周囲の空気にさらされており、前記主弁(2)が前記第1のサンプリング位置にあるとき、前記ピストン(5)を第1の方向(S1)に移動させるアクションにより、周囲の空気を前記チャンバ(10)に向けて移動させることができる、空気サンプリング位置と、
    を選択的に占めることができる、請求項1から5のいずれか一項に記載の混合デバイス。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の混合デバイスを備える、液体の物理化学的分析のためのデバイス。
  8. 前記デバイスは、分光光度検出器を備える、請求項7に記載の分析デバイス。
  9. 請求項1から6のいずれか一項に記載の混合デバイスを用いて液体を混合するための方法であって、
    - 前記液体が、それぞれ、前記入口ダクト(31~35)から、前記ポンプ(1)の前記チャンバ(10)に向けて移動させられるサンプリングステップであって、前記多方向弁(2)を、各前記サンプリング位置に位置決めすることを含む、サンプリングステップと、
    - 前記液体の少なくとも一部分を前記チャンバ(10)から前記キャビティ(18)へと移動させることを含む、前記容器(3)を充填するステップであって、前記多方向弁(2)を前記移送位置に位置決めすることを含む、前記容器(3)を充填するステップと、
    - 前記液体の少なくとも一部を、前記キャビティ(18)から前記チャンバ(10)に移動させ、次いで、前記チャンバ(10)から前記キャビティ(18)に移動させることを含む混合ステップと、
    を含む、方法。
  10. 請求項9に記載の混合方法を含む、請求項7または8に記載の分析デバイスを使用する、液体の物理化学的分析のための方法。
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