JP2023508371A - ユーザ装置を構成する方法、ユーザ装置、及び規則管理エンティティ - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの通信ネットワークにおいて、ユーザをそれぞれ一意に識別する複数の識別子が割り当てられるユーザ装置を構成する方法であって、少なくとも1つのアプリケーション(Appj)において、少なくとも1つのフローに関連するデータ、及びユーザの複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報項目を経路指定するための少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を取得するステップ(F30)と、少なくとも1つの規則(RUL(U)/Appj)でユーザ装置を構成し(F40)、その結果、このユーザ機器が、アプリケーションにアクセスする(F50)ときに少なくとも1つの規則を実行する(F60)ステップとを含む方法に関する。

Description

本発明は、遠隔通信分野のものである。
より詳細には、本発明は、より一般には「ネットワーク・スライシング」と呼ばれる、ネットワークをスライシングするための技法を実施する、遠隔通信のネットワーク・アーキテクチャに関する。
本発明は、具体的には、移動体通信ネットワークに適用される。
現在展開されているか、又は展開されつつある移動体通信ネットワークのアーキテクチャは、3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)として知られている標準化グループによって規定されている。これは、具体的には、第2世代(「2G又はGSM」)、第3世代(「3G」)、及び第4世代(「4G」)のモバイル・ネットワークと呼ばれる、モバイル・ネットワークの場合である。
第4世代までは、3GPPグループによって規定されたネットワーク・アーキテクチャは、アクセス・ネットワーク又はネットワーク・コアの観点から、具体的には移動端末との間でのパケットの伝送について、厳密な機能に特化した特定の機器に基づく場合がほとんどである。
このタイプのアーキテクチャに固有の柔軟性及び拡張性が欠如していることにより、3GPPグループは、次世代のモバイル・ネットワーク、すなわち「5G」ネットワーク用にさらに柔軟なアーキテクチャを採用して、5Gネットワークが企図するトラフィック及び/又はサービス品質についての極めて多様な要求に迅速に対処できるようにすることを企図している。5Gネットワークは、モバイル・ネットワークと固定ネットワークに等しく関係することを意図することに留意されたい。
企図された解決策の中で、最も将来有望な解決策の1つは、ネットワーク・スライシング技法に基づく。この技法は、技術仕様書3GPP TS23.501 v15.7.0(2019年9月)で具体的に説明されている。これにより、ネットワーク・オペレータは、同じ物理ネットワーク・インフラストラクチャから、そのクライアント向けに、特定用途向けで独立したエンドツーエンドの論理ネットワークを作成することができ、機能、パフォーマンス・ケイパビリティ、及びサービス品質についての様々な制約条件に対応する様々な状況に向けて最適化された解決策を提供することができる。
より具体的には、ネットワーク・スライスの考え方により、「ネットワーク・スライス」とも呼ばれるいくつかのネットワーク・インスタンスを作成することができる。ネットワーク・スライスは、ネットワーク機能、ハードウェア資源(たとえば、記憶及び計算)、並びにこのスライスに接続されているサービス、クライアント、及び/又は端末の要求条件を満たすための構成で出来上がっている。
一例として、図1には、それぞれがモバイル・ネットワークを表すネットワーク・スライスSL1、SL2、及びSL3を含む、通信インフラストラクチャINFの簡略図が示してあり、このネットワーク・スライスSL1、SL2、及びSL3は、たとえば、経路指定、アドレス指定、データ・フロー制御、ネーミング機能など、データ・センタにおいて実施される機能を共用する。図1の例では、ネットワーク・スライスSL1、SL2、及びSL3は、3つの別々のデータ・ネットワークDN1、DN2、及びDN3へのアクセス権を認める。しかし、ネットワーク・スライスは、同じデータ・ネットワークへのアクセス権を認めることができることに留意されたい。各ネットワーク・スライスは、別々のモバイル・ネットワークに関連付けることができ、このネットワーク・スライスを通過するデータ・フローの特徴によって決定され、この特徴が、たとえば、宛先、経路指定、及びセキュリティの制約について共通点を有し、同じネットワーク・スライス内での共通管理を正しいものとする。したがって、各スライスのそれぞれは、サービスのタイプ、並びに/又は、クライアント及び/若しくは端末のタイプの要求条件向けに最適化される。図1に示す例では、端末T1が、ネットワーク・スライスSL1及びSL2に接続され、端末T2が、スライスSL2に接続され、端末T3が、スライスSL3に接続されている。
モバイル・ネットワークのユーザの端末はまた、遠隔通信の世界での様々な利害関係者(ネットワーク・オペレータ、サービス・プロバイダ、端末製造業者など)によって提供される、増加の一途をたどる数のアプリケーションを、これまでのところサポートしている。こうしたアプリケーションのそれぞれは、これに接続されるデータの経路指定について特定の要求条件を有する場合がある(すなわち、それぞれが送信するか、又は受信するか)。こうしたデータは、たとえば、端末に組み込まれたUSIM(汎用加入者識別モジュール)を介して、端末が登録又は関連付けられるネットワークのスライスにわたって伝達される。既知の方式では、USIMは、一般にSIMカードとも呼ばれるUICC(ユニバーサル集積回路カード)に記憶されたアプリケーションを指定し、ネットワーク、具体的にはセルラー・ネットワークに、端末が安全に登録できるようにする。
したがって、その要求条件に適合するネットワークのスライスを選択して、各アプリケーションによって送受信されるデータを伝達することが推奨される。技術仕様書3GPP TS23.501 v15.7.0(2019年9月)は、端末が使用しようと考えるサービスに応じてネットワークのスライスを選択できるようにする規則を、ネットワークが端末に提供できることを示している。しかし、この技術仕様書では、単一のネットワークに端末を登録できる1枚のUSIMカードを搭載した端末を考慮に入れている。したがって、端末に提供される規則は、この端末がそのUSIMカードを介して登録することのできる単一のネットワークのスライスに、暗黙のうちに関連する。
しかし、端末によっては、2枚のUSIMカードを収容するように構成される(これは「デュアルSIM」端末と呼ばれる)。こうした2枚のUSIMカードにより、各端末は、たとえば異なるオペレータによって管理される2つの別々のネットワーク・インフラストラクチャによって、又は同じネットワーク・インフラストラクチャによって、同時に恩恵を受けることができるようになってもよく、又はならなくてもよく、しかし、2つの異なるオファー、たとえば、「プロフェッショナル・オファー」及び「パーソナル・オファー」に従ってオファーされる接続性からネットワーク・インフラストラクチャの各オペレータによってオファーされる具体的なサービスに各オファーを関連付けることができる。現在の最新技術では、「デュアルSIM」端末のユーザは、自らの端末によって許可されている場合、この端末によって送受信されるトラフィックのタイプ(音声、データ、又はSMS(ショート・メッセージ・サービス)のメッセージ)に応じて、どちらのUSIMカードを使用したいのかを、自分の端末において手動で構成することができる。こうした理由で、端末が送受信する音声タイプのあらゆるトラフィックは、音声タイプのトラフィック向けにユーザが手動で構成するUSIMカードを使用し、端末が送受信するデータ・タイプのあらゆるトラフィックは、このデータ・タイプのトラフィック向けにユーザが手動で構成するUSIMカードを使用し、端末が送受信するSMSタイプのあらゆるトラフィックは、このSMSタイプのトラフィック向けにユーザが手動で構成するUSIMカードを使用し、端末にインストールされるあらゆる様々なアプリケーションについてそうである。
技術仕様書3GPP TS23.501は、このタイプの「デュアルSIM」端末、又はより一般には、ネットワーク・スライス技法と組み合わせた「マルチSIM」ネットワークの使用をどのように管理するかについては言及していない。
本発明は、具体的には、複数の識別子が割り当てられ、それぞれが少なくとも1つの通信ネットワーク上で前記ユーザを一意に識別する対象となるユーザによって使用されることが意図されたユーザ機器を構成する方法を提案することによって、この欠点に対処するものであり、この方法は、このユーザ機器によって実施され、少なくとも1つのアプリケーションにおいて、
-少なくとも1つのフローに関連するデータ、及びユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、前記アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を取得するステップと、
-前記少なくとも1つの規則でユーザ機器を構成し、その結果、このユーザ機器が、前記アプリケーションにアクセスするときに前記少なくとも1つの規則を実行するステップと
を含む。
同様に、本発明のさらなる目的は、複数の識別子が割り当てられ、それぞれが少なくとも1つの通信ネットワーク上でユーザを一意に識別する対象となるユーザによって使用されることが意図されたユーザ機器であって、
-少なくとも1つのフローに関連するデータ、及びユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を取得するように構成された取得モジュールと、
-このアプリケーションにアクセスするときに前記少なくとも1つの規則を実行するように構成された実行モジュールと
を備えるユーザ機器である。
本明細書においては、アプリケーションとは、タスクを実行するための機器にインストールされることが意図された任意のタイプのプログラム若しくはソフトウェア、又はオペレーティング・システム及び機器のハードウェア資源を使用して実行される1組の基本タスクを意味するものと理解される。たとえば、これは、電子ゲーム、ウェブ・ブラウザ、マルチメディア・プレーヤ、オンライン取引アプリケーション、健康データ伝送などとすることができる。本発明は、ユーザ機器又はこのユーザ機器によってアクセスすることのできる別の機器(たとえば、遠隔サーバ上など)にアプリケーションがインストールされるときにも、同様に適用可能であることに留意されたい。
本発明が適用されるユーザ機器(すなわち、UE)の性質には制限事項はない。このユーザ機器は、スマートフォン、ラップトップ・コンピュータ、デジタル・タブレット、接続対象物だけでなく、ルータなどの端末とすることもできる。さらに、様々な物理エンティティによって、ユーザ機器の様々なモジュールをホスティングすることができる。
本発明は、前述の技術的問題に鑑み、「デュアルSIM」又は「マルチSIM」のユーザ機器に関連して説明されるが、より一般には、複数の別々の識別子が割り当てられ、それぞれが少なくとも1つの通信ネットワーク上のユーザを一意に識別する対象となるユーザによって使用されることが意図された任意のユーザ機器に適用可能であることに留意されたい。このような識別子は、たとえば、特に4Gネットワークで使用されるIMSI(国際移動体加入者識別子)タイプの識別子、又は特に5Gネットワークで使用されるSU-PI(加入者永久識別子)タイプの識別子、又はWLAN(無線アクセス・ネットワーク)タイプの非3GPPネットワーク用のMAC(媒体アクセス制御)アドレスのタイプでもある。これらは、互いに独立していて、永続的にユーザに割り当てられる識別子であり、すなわち、ユーザがネットワークの加入から恩恵を受けている限りは不変である。こうした識別子は、特定の実施形態においては、ユーザ機器内の複数の組込み式USIMモジュール及び/又はネットワーク・カードにそれぞれ記憶することができる。
したがって、特定の実施形態においては、本発明はまた、複数のUSIMモジュール及び/又はネットワーク・カードを収容するように構成されたユーザ機器に関し、各カード及び/又は各モジュールは、ユーザに割り当てられた複数の識別子とは別々の識別子に関連付けられている。
この複数の識別子は、ユーザを識別し、ユーザが、自分のユーザ機器を介して、複数の別々のネットワーク(たとえば、異なる公衆陸上移動網すなわちPLMNに)、又は同じネットワークに登録できるようにするが、それぞれがユーザの互いに異なる識別子に関連付けられた、独立したオファー又は加入から恩恵を受けることができるようにする(たとえば、同じネットワーク・オペレータによってオファーされ、同じネットワーク・インフラストラクチャに基づく「プロフェッショナル加入」及び「パーソナル加入」)。ネットワークの観点からすれば、こうした識別子は、それぞれ同じ数の様々なユーザに割り当てられる場合と同様に管理される。
本発明は、ユーザ機器が1つ又は複数のネットワークにアクセスできるようにする複数の識別子を有するユーザの機器を(たとえば、自動的に)構成することを提案し、1つ又は複数の規則が、このネットワーク又はこれらのネットワークの1つ又は複数のスライスを、アプリケーションの少なくとも1つのフローに割り当てる。各規則は、その規則が参照するアプリケーションの識別子を含むことが好ましい。各規則は、ユーザに割り当てられた複数の識別子を介してユーザ機器がアクセスできる、1つ又は複数のネットワークの同じスライスを、同じアプリケーションのあらゆるフローに関連付けることができることに留意されたい。しかし、本発明はまた、必要な場合、ネットワーク・スライスを使用して、同じアプリケーションによって送受信できる様々なタイプのフローに応じて、又は同じアプリケーションによって送受信できる各フローに応じてさらに個別に区別できるようにする、さらなるきめ細かさを提供する。様々なタイプのフロー又は様々なフローは、たとえば、様々なタイプのデータ(オーディオ、ビデオ、テキストなど)を伝送するフロー、様々な宛先アドレス、様々な遠隔IPアドレス、様々な遠隔ポートなどを有するフローに対応することができる。たとえば、「User Equipment(UE)policies for 5G System(5GS);Stage3」、v16.1.0(2019年9月)と題する3GPP TS24.526仕様書の表5.2.1に一覧表示されているフローを区別するための判定基準を考慮することができる。
すなわち、ユーザ機器を構成するためにユーザ機器に送信される各規則は、そのユーザ機が、ユーザに割り当てられた複数の識別子による複数の接続性から恩恵を受けることを考慮に入れる。有利には、こうした規則は、ユーザ機器が登録できる1つ又は複数の様々なネットワークに関連付けられたネットワーク・スライスの特徴、及び考慮されるアプリケーションの特定の特徴が与えられている場合にこうしたネットワーク・スライスに関連付けられたサービスを考慮に入れることによって確立される。ユーザ機器に提供される各規則は、そのユーザ機器にインストールされていないか、又はそのユーザ機器によって実行されることのないアプリケーションに関連する場合があり、この場合、この規則は、ユーザ機器によって考慮されることはなく、該当する場合にはその構成から取り除くことができることに留意されたい。
一代替実施形態では、ユーザ機器によって取得される各規則は、そのユーザ機器にインストールされたアプリケーションに関連する。
たとえば、ユーザ機器は、ユーザが識別子を有する1つ又は複数のネットワークにユーザ機器を登録するとき、又は他の任意の時点において(たとえば、新規のアプリケーションをインストールするとき)、各規則を確立する役割を担うエンティティに、ユーザ機器がホスティングするアプリケーションの識別子を提供することができる。
各規則において、本発明による各ネットワーク・スライスに明示的に関連付けられた情報は、有利には、ユーザに割り当てられた識別子が様々なネットワークに対応する場合には、スライスが接続されているネットワークの明白な指定を可能にし、又はスライスが同じネットワークに接続している場合には、ユーザ機器がこのネットワーク・スライスにアクセスするのに使用しなければならない識別子を可能にする。
特定の実施形態では、この情報は、通信ネットワークのスライスについて、
-ユーザの前記複数の識別子の中からの前記識別子と、
-前記識別子を含む前記端末のモジュールの識別子と、又は
-前記識別子が前記ユーザに割り当てられる際の通信ネットワークの識別子と
を含む。
すなわち、アプリケーション・フローに関連付けられた各ネットワーク・スライスに関連付けられている情報は、このネットワーク・スライス上で通信するのに使用されるユーザの識別子への直接参照か、又は、たとえば、この識別子を含むモジュール、若しくはさらにこの識別子が接続しているネットワークによるこの識別子への間接参照のいずれかを含む(ユーザに割り当てられた識別子が、通常、様々なネットワーク上でユーザを識別する場合)。マルチSIMのユーザ機器の例では、この情報は、このように、対象となっているスライスが対応し、このスライスに関連付けられたアプリケーションのフロー用にユーザ機器が使用しなければならないSIMの指定を可能にする。
本発明の結果として、マルチSIMのユーザ機器は、このようにして、その組込み式のUSIMモジュール及び/又はネットワーク・カードのそれぞれについて、アプリケーション(又は、さらにはアプリケーション・フロー)とネットワーク・スライスとの間の関連付け規則を受信することができる。したがって、本発明は、ユーザ機器のアプリケーション用に、又はさらにユーザ機器の同じアプリケーションの様々なフロー用に、USIMモジュールと対応するネットワークのスライスとを関連付けることができるようにする。したがって、同じアプリケーションの各フローは、こうしたフローのそれぞれの特定の特徴に応じて、様々なネットワークの様々なスライスにわたって分散することができ、これにより、ユーザ機器と交換されるトラフィックのタイプ(音声、データ、SMS)に応じて、静的な分散に制限されることがなくなる。本発明によって提供されるきめ細かさの結果として、端末にインストールされる各アプリケーションの特定の特徴に対して、ネットワークの各特徴のより良好な適合が存在し、そこから生じる、ユーザにオファーされるアプリケーション及びサービスのより良好な可用性が存在し、したがって、従来技術に勝る改善されたユーザ・エクスペリエンスが存在する。
特定の実施形態では、ユーザ機器によって取得される規則は、規則管理エンティティによって決定される。この規則管理エンティティは、ユーザが加入している様々なネットワーク間の仲介ゲートウェイに配置することができ、又は、ユーザが様々な加入を介して単一のネットワークに加入している場合には、このネットワークに配置することができる。一代替実施形態として、この規則管理エンティティは、必ずしもネットワークに関連付けられたものではなく、そのネットワークとは独立したエンティティとすることができる。
したがって、別の態様によれば、本発明のさらなる目的は、規則管理エンティティによって実施される規則を管理する方法であって、少なくとも1つの通信ネットワーク上でユーザをそれぞれ一意に識別する複数の識別子が割り当てられる、少なくとも1人の前記ユーザについて、
-少なくとも1つのフローに関連するデータ、及び前記ユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を決定するステップと、
-前記少なくとも1つの規則をユーザのユーザ機器に送信するステップと
を含む、方法である。
同様に、本発明のさらなる目的は、
-少なくとも1つのフローに関連するデータ、及びユーザに割り当てられ、少なくとも1つの通信ネットワーク上で前記ユーザをそれぞれ一意に識別する複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を決定するように構成された決定モジュールと、
-前記少なくとも1つの規則をユーザのユーザ機器に送信するように構成された送信モジュールと
を備える、規則管理エンティティである。
考慮される状況に応じて、ユーザ機器が加入しているネットワークの1つ又は複数のエンティティを介して直接又は間接的に、ユーザ機器に規則を送信できることに留意されたい。
たとえば、特定の実施形態では、ユーザ機器を前記少なくとも1つの通信ネットワークに関連付ける(又は、記録若しくは接続する)ときに、前記少なくとも1つの規則が取得される。
このようにして、ユーザ機器は、これがホスティングするアプリケーション又はこれがアクセスする可能性の高いアプリケーションにアクセスするように適用される規則を、遅れることなく自動的に有する。このことは、ユーザ機器のユーザに感知できないやり方で起きる。
代替実施形態として、たとえば、この目的に向けて提供されるユーザ・インターフェースを介して、ユーザ機器のユーザによって、このユーザ機器において手動で各規則を構成することができる。このようなインターフェースは、たとえば、ユーザ機器で利用可能な構成メニューである。
さらに別の代替実施形態によれば、各規則は、ユーザ機器のソフトウェアにおいて静的に構成することができる。
前述の通り、様々なネットワーク・スライスと、該当する場合は利用可能な様々なネットワークとを考慮に入れることによって、各アプリケーションについて各規則が決定される。好ましくは、各規則は、各ユーザの特徴及び加入を考慮に入れることによって決定されることに留意されたいが、特定の実施形態では、各規則は、アプリケーションの特定の特徴に応じてのみ規定され、同じ規則があらゆるユーザに送られ、次いで、該当なしの規則を考慮に入れないように責任を負うことを企図することも可能である。各規則は、たとえば、ユーザ機器のハードウェア及び/又はソフトウェアの特徴など、他のパラメータを考慮に入れることもできる。
各規則について、様々な構成を企図することができる。
したがって、たとえば、同じ規則は、複数の別々のネットワーク・スライスを、アプリケーションの1つ又は複数のフローに関連付けることができる。この複数のネットワーク・スライスは、同じネットワークに対応することができ、又は別々の通信ネットワークに対応することができる。
この実施形態では、アプリケーションは、規則によって識別された様々なネットワーク・スライスに同時にアクセスして、たとえば、様々なネットワーク・スライス間で負荷を分散することができる。
代替実施形態として、前記複数の別々のスライスのそれぞれに、使用優先度を割り当てることができる。
こうしたスライスが別々のネットワークに接続されている場合、これにより、ユーザ機器は、どのネットワーク(たとえば、どのUSIMモジュール又はどのネットワーク・カード)を最初に使用しなければならないかを決定できるようになり、(たとえば、USIMモジュール又は対応するネットワーク・カードがユーザ機器内でアクティブにならないので)これがアクセス可能でない場合は、フォールバックの解決策が可能になる。
ある規則に含まれる様々なネットワーク・スライスに割り当てられた使用優先度は、特定の実施形態においては、たとえば、様々なネットワーク・スライス上に負荷を分散するように、規則管理エンティティによって割り当てることができる。代替実施形態として、ネットワーク・スライス間での優先度を確立するために、他の判定基準を企図することができる。こうした判定基準は、より具体的には、たとえば、1つ若しくは複数の関連するネットワーク、又はユーザが有するネットワーク・カバレッジなどとのユーザの加入に応じて、このユーザとリンクすることができる。
各規則はまた、たとえば、複数の別々のネットワーク・スライスを含む規則において、こうした別々のネットワーク・スライス間で負荷を分散するための命令、又はバックアップとして特定のスライス及び特定の別のスライスを名目上使用するための命令など、この規則に含まれるネットワーク・スライスを使用するための命令を含むことができる。
さらに、特定の実施形態では、管理エンティティは、各規則を、前記規則での実行優先度に関連付けることができる。
このような優先度により、同時に実行される異なる2つのアプリケーションについて決定された2つの規則間で競合が生じる場合(たとえば、このユーザ機器が、所与の時点においてネットワークとのトラフィックだけを伝達することだけができ、進行中の2つのアプリケーションは、別々のネットワークに属するネットワーク・スライスに関連付けられる場合)、ユーザ機器は、最初に適用される規則を選択できるようになる。代替実施形態として、この優先度は、表示することによって提供することができ、ユーザ機器は、競合した場合に別の方法で動作をするよう決定することができる。
本発明の特定の実施形態では、構成方法及び/又は規則管理方法がコンピュータによって実施される。
本発明のさらなる目的は、記録媒体上のコンピュータ・プログラムであり、このプログラムは、コンピュータ、又は、より一般には本発明によるユーザ機器において実施することができ、前述のような構成方法を実施するのに適した命令を含む。
本発明のさらなる目的は、記録媒体上のコンピュータ・プログラムであり、このプログラムは、コンピュータ、又は、より一般には本発明による規則管理エンティティにおいて実施することができ、前述のような規則管理方法を実施するのに適した命令を含む。
各プログラムは、どんなプログラミング言語を使用することもでき、ソース・コード、オブジェクト・コード、又は部分的にコンパイルされた形式若しくは他の任意の望ましい形式などでの、ソース・コードとオブジェクト・コードとの間の中間コードの形式とすることができる。
本発明のさらなる目的は、情報媒体又はコンピュータ読取り可能な記録媒体であり、前述のコンピュータ・プログラムの命令を含む。
この情報媒体又は記録媒体は、プログラムを記憶することのできるいかなるエンティティ又は装置とすることもできる。たとえば、この媒体は、ROM、たとえばCD ROM若しくは超小形電子回路ROM、又は、さらには磁気記録手段、たとえばハード・ディスク若しくはフラッシュ・メモリなどの記憶手段を含むことができる。
さらに、この情報媒体又は記録媒体は、電気信号又は光信号などの伝送可能媒体とすることができ、電気ケーブル又は光ケーブルを介して、無線リンクによって、無線光リンクによって、又は他の手段によって、これらを経路指定することができる。
本発明によるプログラムは、具体的には、インターネット・タイプのネットワークを介してダウンロードすることができる。
或いは、情報媒体又は記録媒体は、プログラムが組み込まれる集積回路とすることができ、この回路は、本発明による構成方法又は本発明による規則管理方法を実行するように適合され、又は実行するのに使用されるように適合される。
別の態様によれば、本発明の目的は、
-複数の識別子が割り当てられたユーザによって使用されることが企図された、本発明による少なくとも1つのユーザ機器であって、少なくとも1つの通信ネットワーク上で前記ユーザを一意に識別する、少なくとも1つのユーザ機器と、
-本発明による規則管理エンティティと
を備える、システムである。
特定の実施形態では、
-前記少なくとも1つの通信ネットワークが、複数の通信ネットワークを含み、
-前記管理エンティティの送信モジュールが、各通信ネットワークにおいて前記ユーザを管理するエンティティに、前記少なくとも1つの規則を送信するように構成され、
-各通信ネットワークの前記ユーザを管理する各エンティティが、前記ユーザ装置をこの通信ネットワークに関連付けるときに、前記少なくとも1つの規則を前記ユーザ機器に(直接又は間接的に)送信するように構成される。
別の実施形態では、前記複数の識別子は、単一の通信ネットワークによってユーザに割り当てられ、規則管理エンティティは、この単一の通信ネットワークのエンティティである。
さらに別の実施形態では、この規則管理エンティティは、前記少なくとも1つのネットワークから独立したエンティティである。
このシステムは、前述した本発明による規則の構成方法及び管理方法(並びに、ユーザ機器及び規則管理エンティティ)と同じ利点から恩恵を受ける。
他の実施形態では、本発明による、構成方法、規則管理方法、ユーザ機器、規則管理エンティティ、及びシステムは、前述の特徴の全部又は一部を組み合わせて有することを企図することもできる。
限定的ないかなる特徴もない実施形態を示す添付図面を参照して、本発明のさらなる特徴及び利点が、以下の説明から明らかになろう。各図は以下の通りである。
既に説明しており、スライシング技法が実施される、従来技術のネットワーク・インフラストラクチャを表す。 本発明によるシステムの第1の実施形態を示す。 具体的な実施形態における、図2のシステムに属する、本発明による規則管理エンティティのハードウェア・アーキテクチャの一例を示す。 具体的な実施形態における、図2のシステムに属する、本発明によるユーザ機器のハードウェア・アーキテクチャ及び機能アーキテクチャの一例を示す。 第1の実施形態における、図2のシステムの規則管理エンティティによって実施される規則管理方法の主要なステップを示す。 第1の実施形態における、図2のシステムのユーザ機器によって実施される構成方法の主要なステップを示す。
前述の通り、本発明は、ネットワーク・スライシング技法を使用する通信ネットワークの背景事情に入るものである。
これに関連して、本発明は、規則を用いてユーザ機器を構成する機構を提案し、各規則は、所与のアプリケーションの1つ又は複数のフローを、1つ又は複数のネットワーク・スライスに関連付け、こうしたネットワーク・スライスは、任意選択として別々のネットワーク(たとえば、PLMN)に接続される。この目標に向けて、ユーザ機器には、たとえば、複数のUSIMモジュール及び/又はネットワーク・カードが備えられており、これにより、こうした様々なネットワーク、又は単一のネットワークであっても、様々な加入を介して関連付けすることができる。
本発明は、リアルタイム又は非リアルタイムでの、任意のタイプのアプリケーション(オーディオ、ビデオ、テキスト転送用、マルチメディア・プレーヤなど)に適用され、このアプリケーションは、ユーザ機器に固有にインストールすることができ、又はアプリケーション・サーバからダウンロードすることができ、このアプリケーション・サーバは、公共のものであり、又はサービス・プロバイダ若しくは各ネットワークのうち1つのネットワークのオペレータなどによっても管理されることに留意されたい。
図2には、このような機構を実施するように構成された、本発明によるシステム1の第1の実施形態が示してある。
この第1の実施形態では、複数のUICCカード(たとえば、K枚のUICCカードであって、Kは2以上の整数を表す)を収容するように構成された、本発明によるユーザ機器UE2をユーザUが有し、各UICCカードは、USIMモジュールを格納していると考えられる。各モジュールUSIMkは、kが1~kの範囲の整数を表し、ユーザUが、自ら加入してきた別々の通信ネットワークNWkを登録し、このネットワークに安全にアクセスできるようにするアプリケーションを含む。この目標に向けて、各モジュールUSIMkは、ネットワークNWkのオペレータによってユーザUに割り当てられる識別子IDk(U)を記憶する。この識別子は、ネットワークNWk上のユーザを、一意に、また永続的に、また変更不可能なように(すなわち、ユーザがネットワークに加入している期間を通して)識別する。ユーザUは、個々のユーザ、又はたとえばコミュニティなど一群のユーザを、等しく指定できることに留意されたい。
図2の例では、通信ネットワークNW1、...、NWKは、3GPP 5GS(5Gシステム)ネットワークであり、識別子IDk(U)は、SUPIタイプの識別子である。しかし、通信ネットワークNW1、NW2、...、NWKの性質にも、またこうしたネットワークへのアクセスを許可するアクセス・ネットワークの性質にも制限はない。このネットワークは、具体的には、3GPP規格で規定される任意のセルラー・モバイル・ネットワーク(2G、3G、4G、5Gなど)、又は、たとえば、固定ネットワーク、WLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク)のネットワーク(たとえば、Wi-Fi(ワイヤレス・フィディリティ)ネットワーク)などの非3GPPネットワークなど、他のタイプのネットワークを含むことができる。識別子IDk(U)は、考慮されるネットワークの性質に依存する。したがって、この識別子は、たとえば、一代替実施形態として、2G、3G、4Gネットワーク用のIMSIタイプの識別子、WLANネットワーク用のMACアドレスなどを含むことができる。
各ネットワークNWkは、前述の3GPP TS23.501仕様書に記載の通り、その加入者向けにスライス技法を実施するものと考えられる。SL1(k)、...、SLNk(k)は、ネットワークNWkの利用可能なスライスを表し、Nkは、ネットワークNWkによって提案されるスライスの数に対応する1以上の整数を表し、Nkは、ある1つのネットワークNWkから次のネットワークへと変化することができ、時間とともに発展することができる。このようなスライシング技法は、それ自体知られており、本明細書においてさらに詳細には説明しない。既知の方式では、各ネットワーク・スライスは、これが属するネットワーク上で一意に識別され、S-NSSAI(「単一ネットワーク・スライス選択支援情報」)の識別子を使用し、この識別子は、「Technical Specification Group Core Network and Terminals:Number,Addressing and Identification」、v16.0.0(2019年9月)と題する、仕様書TS23.501及びTS23.003での3GPP規格によって規定される。
本明細書に記載の第1の実施形態では、ユーザ機器UE2を構成するのに使用される、一般にRULで表される規則は、本発明による規則管理エンティティ3によって決定され、様々なネットワークNW1、...、NWKに関連付けられ、こうした様々なネットワークとインターフェースする仲介ゲートウェイ4においてホスティングされる。より具体的には、この場合、5Gネットワークの場合には、この仲介ゲートウェイ4は、PCF1、...、PCFKをそれぞれ参照するネットワークNW1、...、NWKのそれぞれのフロー・ポリシーのPCF(ポリシー制御機能)管理エンティティとインターフェースする。それ自体知られている方式では、PCFエンティティは、具体的には、ネットワークNW1、...、NWKに、ユーザ機器を記録/接続し(又は、より一般には関連付けし)、これらを配置する役割を担う、ネットワークNW1、...、NWK(それぞれ、AMF1、...、AMFKを参照)のAMF(アクセス・モビリティ管理機能)エンティティにおいて、5GSネットワークでの各ポリシーを制御することができる。
図2において企図される例では、説明を簡単にするために、規則管理エンティティ3は、ユーザ機器UE2のK個のUSIMモジュールに対応するK個のネットワークNW1、...、NWKに関連付けられ、すなわち、こうしたネットワークに加入してきたユーザ向けの規則RULを規定し、この目標に向けて、こうした様々なネットワークに対応するネットワーク・スライスの特徴を見ることができることに留意されたい。しかし、この仮定は、それ自体が限定的なものではない。規則管理エンティティ3は、ネットワークNW1、...、NWKに加えて他のネットワークと関連付けることができる。この規則管理エンティティは、ネットワークNW1、...、NWKから独立したエンティティとすることもできる(これは、たとえば、ユーザ機器UE2と通信するために、各ネットワークのうち1つのネットワークの接続性を利用することができ、ユーザ機器UE2に送信する情報から、各ネットワークのそれぞれによって提供されるスライスを見つけることができる)。
本明細書に記載の実施形態では、図3に概略的に示すように、仲介ゲートウェイ4は、規則管理エンティティ3が基づいているコンピュータのハードウェア・アーキテクチャを有する。この仲介ゲートウェイは、具体的には、プロセッサ5、ランダムアクセス・メモリ6、リードオンリ・メモリ7、不揮発性フラッシュ・メモリ8、並びに、ネットワークNW1、...、NWKのPCFエンティティと特に通信することを可能にする1つ又は複数の通信インターフェースを含む通信手段9を備える。
本明細書に記載の実施形態では、仲介ゲートウェイ4のリードオンリ・メモリ7は、本発明による記録媒体であり、これは、プロセッサ5によって読取り可能であり、本発明によるコンピュータ・プログラムPROG4が記録されており、このプログラムは、本発明による規則管理方法の主要ステップを規定する命令を含んでいる。このプログラムPROG4は、前述のハードウェア要素5~9に基づいていて、又はこれらを制御する、規則管理エンティティ3(及び、それに応じて仲介ゲートウェイ4)の機能モジュールを同様に規定する。こうした機能モジュールは、具体的には、
-少なくとも1つのユーザ機器において、1つ又は複数のネットワークの1つ又は複数のスライスを、少なくとも1つのアプリケーションの1つ又は複数のフローに関連付ける、以下でさらに詳細に説明するような少なくとも1つの規則RULを決定するように構成された決定モジュール3Aと、
-前記少なくとも1つの規則RULを、関連する1つ又は複数のユーザ機器に送信するように構成された送信モジュール3Bと
を備える(図2参照)。この送信は、1つ又は複数の中間ノードを介して、直接又は間接的に生じる場合があることに留意されたい。したがって、本明細書に記載の第1の実施形態では、規則RULは、以下でさらに詳細に説明されるように、これらが関連付けられるネットワークのPCF及びAMFのエンティティによって、関連するユーザ機器に送信される。
図2において企図される例では、ユーザ機器UE2は、たとえば、スマートフォン、コンピュータ、又はさらにはデジタル・タブレットなどの端末である。
図4には、ユーザ機器UE2の、機能及びハードウェアのアーキテクチャの一例が概略的に示してある。図4の例では、ユーザ機器UE2は、デュアルSIM装置であり、すなわち、別々の2つのUSIMモジュール、つまりモジュールUSIM1及びモジュールUSIM2を収容するように構成されており、2つのネットワークNW1及びNW2にそれぞれ関連付けることができる。
従来、ユーザ機器UE2はまた、TE(端末機器)モジュール、及び2つのME(モバイル機器)モジュールを備える。各MEモジュールそれ自体は、TA(端末アダプタ)モジュール、NT(ネットワーク終端)モジュール、及びRT(無線終端)モジュールを備える。こうした様々なモジュールは、図に示すように、様々なインターフェース(Cu、R、Tu、Uu)を介して互いに通信する。このようなモジュール及びインターフェースは、それ自体知られており、具体的には、「Technical Specification Group Services and System Aspects;Vocabulary for 3GPP Specifications」と題する規格書文書3GPP TS.21.905、v15.1.0(2018年12月)、及び「Introduction to Mobile Network Engineering:GSM,3G-WCDMA,LTE and the Road to 5G」と題する、A.Kukushkinによる書籍の第9章、John Wiley and Sons、2018(123ページの図9.3参照)に記載されている。インターフェースTuは、特定の部分をアクセス・ネットワーク及びユーザ機器内のネットワーク・コアに接続し、これは一般に、独自開発されたものである。
この場合、ユーザ機器UE2のTEモジュールは、本発明による構成方法を実施するように構成された様々なモジュールを統合するという点で、このユーザ機器UE2のTEモジュールは、従来のTEモジュールと異なり、より具体的には、本明細書に記載の第1の実施形態において、以下のモジュールを統合する。
-たとえばユーザ機器UE2に、(たとえば、このユーザ機器UE2の不揮発性メモリ10に)インストールされた、複数のアプリケーションAppj(j=1、...、Jであり、Jは1以上の整数を表す)に、この目標に向けて設けられたアプリケーション・インターフェースを介してアクセスするように構成されたアクセス・モジュール2A。図4に示す例では、3つのアプリケーションApp1、App2、及びApp3が、ユーザ機器UE2にインストールされる。
-ユーザ機器UE2にインストールされたアプリケーションにおいて、規則管理エンティティ3によって決定された少なくとも1つの規則RULを取得するように構成された取得モジュール2B。
-ユーザ機器UE2にインストールされたアプリケーションにアクセスするとき、前記少なくとも1つの規則を実行するように構成される実行モジュール2C。
本明細書に記載の第1の実施形態では、モジュール2A、2B、及び2Cは、たとえば、本発明による構成方法の主要ステップに対応する命令を含む、コンピュータ・プログラムPROG2の命令によって規定されるソフトウェア・モジュールである。
アプリケーションAppj(j=1、...、J)は、必ずしもユーザ機器UE2上に固有に存在するアプリケーションではなく、これらは、又は少なくともその一部は、パブリック・アプリケーション・サーバ又はプライベート・アプリケーション・サーバから、ユーザ機器UE2へと引き続いてダウンロードされていてもよいことに留意されたい。さらに、ユーザ機器UE2上に存在するアプリケーション及びアプリケーションの数は、時間とともに変化する可能性が高い(アプリケーションが削除され、他のアプリケーションが追加されることがあり、したがって、ユーザ機器UE2上に構成される規則RULも、時間とともに変化する可能性が高い)。本明細書においては、ユーザ機器UE2にインストールされているかどうかにかかわらず、一般にApp(たとえば、図4において企図される例では、App=App1、App2、又はApp3)で表される各アプリケーションは、IDAppで表されるアプリケーション識別子によって識別されると仮定される。この識別子の形式は、管理エンティティ3及びユーザ機器UE2によって理解及び認識することができる限りは、これに関連する制限はない。
代替実施形態として、アプリケーションAPPj(j=1、...、J)の全部又は一部を、ユーザ機器UE2とは別の物理エンティティ、たとえば、そのユーザ機器がアクセス可能なサーバ上にインストールすることができる。
さらに、ユーザ機器UE2の性質に関連する制限はない。実際、本発明は、端末以外のユーザ機器のタイプにも適用され、具体的には、ルータにも適用され、又はいくつかの別々の物理エンティティ上(たとえば、部分的には端末上、また部分的にはエンタープライズグレードのルータ上など)に分散することのできるTEモジュール及びMEモジュールを有するユーザ機器にも適用される。
次に、第1の実施形態の規則管理エンティティ3によって実施されるような、本発明による規則管理方法の様々なステップを、図5を参照して説明する。
この第1の実施形態では、複数のアプリケーションAppについて、供給フェーズと呼ばれるフェーズにおいて、ネットワークNW1、...、NWKに関連付けられた規則管理エンティティ3によって、その決定モジュール3Aを介して規則RULが決定される(ステップE10)。この複数のアプリケーションは、具体的には、この場合、ユーザUのユーザ機器UE2にインストールされたアプリケーションAppj(j=1、...、J)の全部又は一部を含む。
さらに、本明細書に記載の第1の実施形態では、規則管理エンティティ3は、規則を規定する役割を担う対象の各ユーザに対して(すなわち、この場合、規則管理エンティティ3が関連付けられたネットワークNW1、...、NWKに加入してきた各ユーザに対して)規則RULを別々に決定する。この目標に向けて、規則管理エンティティ3は、ネットワークNW1、...、NWKのオペレータとのユーザの加入の特徴を考慮に入れる。この目標に向けて、たとえば、規則を規定しなければならない対象のユーザのそれぞれに利用可能な加入に関連する情報で、規則管理エンティティ3が構成されるものと考えられる。具体的には、規則管理エンティティ3は、この場合、こうしたユーザが、それぞれのユーザ機器を介してアクセス権を有するネットワーク(たとえば、PLMN)のリスト、そのユーザの加入によって付与される権利、関連付けられたサービス品質の属性、各ユーザのユーザ機器のハードウェア及びソフトウェアの特徴などを用いて構成される。もちろん、このリストは、網羅しているものでもなく、本発明を限定するものでもない。これらは、単に、規則管理エンティティ3を構成することができ、また規則管理エンティティ3が規則RULを規定するのに使用することのできる情報の、説明に役立つ実例である。さらに、この情報は、時間とともに変化する可能性が高く、したがって、規則管理エンティティ3に対して動的に(たとえば、継続的に、又は(予め)決定された時間間隔で、又は変更を検出したときなどにおいても)更新されることに留意されたい。
代替実施形態として、規則管理エンティティ3は、ユーザが加入してきたネットワークのオペレータに直接相談することによって、又は、ユーザが入ってきた、こうしたオペレータとの加入の現在の状態を反映するように、こうしたオペレータによって記入され、また更新されるデータベースにアクセスすることによって、この情報にアクセスすることができる。
さらに別の代替実施形態によれば、規則管理エンティティ3によって管理される、各ユーザのユーザ機器にインストールされたアプリケーションは、この規則管理エンティティ3に登録し、この情報を提供するように構成することができる。
別の実施形態では、規則管理エンティティ3は、各ユーザに対してもはや個別にではなく、アプリケーションごとにあらゆるユーザをまとめて、規則RULを決定できることに留意されたい。
本明細書に記載の第1の実施形態では、規則管理エンティティ3が各ユーザ向けの1組の規則RULを決定する複数のアプリケーションが事前に規定される。この説明の残りの部分全体を通して、理解を容易にするために、ユーザU向けに確立された規則について述べるが、さらに、提供される考察は、規則管理エンティティ3によって管理されるあらゆるユーザに対して等しく適用される。
具体的には、アプリケーションの供給側と、規則管理エンティティ3に関連付けられたネットワークNW1、...、NWKのオペレータとの間で合意が確立されたアプリケーション、又は考慮されるユーザUが加入してきたアプリケーションを含むことができる。
代替実施形態として、規則管理エンティティ3に関連付けられたネットワークNW1、...、NWK上でユーザUが加入しているサービスに応じて、複数のアプリケーションを確立することができる。また、ユーザUのユーザ機器UE2にインストールされたアプリケーションを考慮に入れることもできる。したがって、図3において企図される例では、規則管理エンティティ3は、ユーザ機器UE2にインストールされた3つのアプリケーションApp1、App2、及びApp3について規則を決定することができる。この目標に向けて、ユーザ機器UE2は、そのUSIMモジュールのうち1つのモジュールによって関連付けられたネットワークを介してホスティングするアプリケーションを、規則管理エンティティ3に通知することを企図することが可能である。或いは、このようなネットワークは、(ユーザ機器UE2に関連するトラフィックを解析することによって)、このユーザ機器UE2にアプリケーションがインストールされていることを検出し、規則管理エンティティ3に通知することができる。
前述の通り、規則管理エンティティ3が、その決定モジュール3Aを介して決定した各規則は、所与のアプリケーションAppの少なくとも1つのフローに、このフローに関するデータを経路指定するために、ユーザUが加入してきたネットワークNW1、...、NWKの中から、通信ネットワークの少なくとも1つのスライスを関連付ける。アプリケーションのそれぞれ別々のフローについて、このフローの一部について(たとえば、フロー・タイプごとに)、又はアプリケーションのあらゆるフローについて、所望のきめ細かさに従って、互いに異なる規則を決定することができる。同じアプリケーションからのフローを、たとえば、こうしたフロー(たとえば、オーディオ、ビデオ、テキスト)の性質(すなわち、タイプ)に応じて、別々のネットワーク・スライス上に分散させることにより、こうしたフローの伝送条件にさらに良好に適応できるようになる。これにより、利用可能な様々なネットワーク・スライス上に、負荷を分散させることも可能になる。
規則管理エンティティ3によって考慮される各アプリケーションのフローと、ネットワーク・スライスとを関連付けるのに使用される判定基準には制限がない。規則管理エンティティ3は、有利には、1組のネットワークNW1、...、NWKによって提案されるあらゆるネットワーク・スライスを理解することができ、したがって、様々なネットワークに属するネットワーク・スライスのアプリケーションのフローを関連付けることができる。
様々なネットワークNW1、...、NWKに対応する、利用可能なネットワーク・スライスの状態に関連する知識に応じて、この関連付けを動的に実行することができる。この関連付けはまた、規則管理エンティティ3内のデータベースを調べることに基づく場合があり、又は、それによって外部サーバ上でアクセスすることができ、この外部サーバは、アプリケーション識別子及び/又は前記アプリケーションの1つ又は複数のフロー識別子、こうしたフローに関連するデータの経路指定に適したネットワーク・スライスと連携する。このようなデータベースは、利用可能なネットワーク・スライスに対応するネットワークNW1、...、NWKのオペレータと連携して構築することができる。
より具体的には、本発明によれば、ユーザU向けのアプリケーションの1つ又は複数のフローについて決定される各規則は、このフロー又はこれらのフローと、少なくとも1つのネットワーク・スライスSLi(k)(iは1、...、Nkと同じとすることができる)、及びこのネットワーク・スライスが属するネットワークNWk(kは1、...、Kと同じとすることができる)上でユーザUを一意に識別する識別子IDk(U)にこのネットワーク・スライスをリンクする(明示的な)情報とを関連付ける。
第1の実施形態では、各識別子IDk(U)は、異なるネットワークNWk上のユーザUを識別し、この情報は、ネットワークNWkの識別子で構成することができ、これは、一般にはPLMNIdとも表され、ネットワークNWkのMCC(モバイル国コード)及びMNC(モバイル・ネットワーク・コード)の各コードに対応する。実際、第1の実施形態では、このネットワーク識別子は、識別子IDk(U)を明白に指定し、したがって、このネットワーク・スライスにアクセスするのにユーザUが使用しなければならないモジュールUSIMkを明白に指定する。
代替実施形態として、この情報は、識別子IDk(U)それ自体、又は、ICCid(UICCカードのシリアル・ナンバー)又はeID識別子など、前記識別子IDk(U)を含むユーザUのユーザ機器UE2のモジュール(たとえば、USIMモジュール、又はネットワーク・カード)の識別子とすることができる。
前述の通り、規則管理エンティティ3は、アプリケーションの各フロー又は1組のフローに、ネットワークNW1、...、NWKによって提供されるネットワーク・スライスの中から、規則管理エンティティ3によって選択された1つ又は複数の別々のネットワーク・スライスを関連付けることができる。規則の影響を受ける各フロー及び各アプリケーションは、この規則において識別子によって識別され、ネットワーク及びユーザ機器UE2から明白に識別できるようになる。いくつかのネットワーク・スライスが、同じフロー又は同じ1組のフローに関連付けられるとき、こうしたネットワーク・スライスは、同じネットワーク、又は様々なネットワークに属することができる。さらに、こうしたネットワーク・スライスは、規則管理エンティティ3によって割り当てられた使用優先度に関連付けることができ、又は、規則は、たとえば様々なネットワーク・スライス上に負荷を分散させるための命令など、こうした複数のネットワーク・スライスを使用するための1つ又は複数の命令を含むことができる。
規則管理エンティティ3によって、様々な判定基準を考慮に入れて、各ネットワーク・スライスに使用優先度を割り当てることができる。規則管理エンティティ3によって設定される優先度は、たとえば、ユーザUの加入の特徴、並びに/又はユーザUのユーザ機器UE2の特定のハードウェア及び/若しくはソフトウェアの特徴を考慮に入れることができ、又は様々なネットワーク・スライス上に負荷を分散させることなどを目的とすることができる。
例示として、以下の表1に規則の例が示してある。
Figure 2023508371000002
この表において、
-「IDFlow」の項目は、規則の影響を受ける1つ又は複数のフローの識別子を表し、規則の影響を受けるフローは、必ずしも識別子を使用しなくても、その機能によって指定することができる(たとえば、その宛先アドレス、使用するポートなどによって、フローを指定することができる)ことに留意されたい。
-「状況」の項目は、(このユーザ機器が、固有の接続性から恩恵を受ける構成にあるかどうかに依存して、すなわち、単一のUSIMモジュール又は同時で複数の接続性を介して)、規則が適用されるユーザ機器の接続性状況を示しており、この状況は、この規則において送信することができるか、又はユーザ機器の前提条件とすることができることに留意されたい。
-「S-NSSAI/PLMNId」の項目は、フローに関連付けられたスライスを表し、各スライスは、S-NSSAI識別子によって識別され、このスライスが属するネットワーク上でユーザUを一意に識別するユーザUの識別子に、このスライスを接続することができるようにする情報に関連付けられる。表1において、この情報は、関連したネットワークNWkの識別子(PLMNId)である。各スライスはまた、使用優先度に関連付けることもでき、且つ/又は複数のスライスが指定されるとき、こうしたスライスを使用するための規則を、規則に追加することもできる。
さらに、複数のアプリケーションについて規則が決定されると、管理エンティティ3は、アプリケーションによるネットワークNW1、...、NWKの各スライスへのアクセスを、ある程度まで優先するために、各規則において規則についての使用優先度を含むことができる。こうした使用優先度は、いくつかのアプリケーションへ同時にアクセスしている間に、ユーザ機器UE2に存在する場合がある各規則間で、任意の競合を管理できるようにすることを目的とする。たとえば、このような競合は、いくつかのアプリケーションが同時に実行され、各アプリケーションに関連付けられた各規則が、別個のネットワークの使用に戻る一方で、ユーザ機器UE2が、所与の時点に単一のネットワークにしかアクセスできないときに発生する(この場合、ユーザ機器UE2は「単一のアクティブな」ユーザ機器と呼ばれる)。こうした使用優先度は、ユーザ機器UE2について制限的な値を有することができ(次いで、ユーザ機器UE2は、アプリケーション間の競合を管理するためにこの使用優先度を適用しなければならない)、又は、そうではなく、ユーザ機器UE2が考慮に入れなくてもよい指示値を有することができることに留意されたい。
したがって、規則RUL1によれば、ユーザ機器UE2が、そのUSIMモジュールの1つを介した単純な接続性から恩恵を受けるとき(すなわち、ユーザ機器UE2が、たとえば、「単一のアクティブな」モードにおいて構成されているために、所与の時点にこうしたモジュールの1つだけしか使用することができないとき)、アプリケーションApp1の識別子Flow1を有するフローは、(「PRIO1」に対応する)優先度として、識別子S-NSSAI1を有するネットワークNW1(PLMNId=PLMN1)のスライスに関連付けられ、次いで、(「PRIO2」に対応する)相対的に低い優先度によって、識別子S-NSSAI1を有するネットワークPLMN2のスライスに関連付けられる。すなわち、この規則RUL1によれば、ユーザ機器UE2は、アプリケーションApp1の識別子Flow1に対応するフローにおいて、一優先度として、(識別子PLMN1に対応する)ネットワークNW1のネットワーク・スライスS-NSSAI1を使用しなければならない。ユーザ機器UE2は、ネットワークNW1上での接続性がない場合(たとえば、そのモジュールUSIM1が非アクティブになっていることが理由で)、ネットワークNW2のネットワーク・スライスS-NSSAI1を、こうしたフロー用に使用することができる。
規則RUL2によれば、ユーザ機器UE2が、その2つのUSIMモジュールを介して複数の接続性から恩恵を受けるとき(すなわち、ユーザ機器UE2が、そのモジュールUSIM1及びUSIM2を同時に使用することができるとき)、アプリケーションApp1の識別子Flow1を有するフローは、識別子S-NSSAI1を有するネットワークNW1(PLM-NId=PLMN1)のスライス上、又は識別子S-NSSAI1を有するネットワークPLMN2のスライス上で等しく送信することができる。
規則RUL3によれば、ユーザ機器UE2が、その2つのUSIMモジュールを介して複数の接続性から恩恵を受けるとき(すなわち、ユーザ機器UE2が、そのモジュールUSIM1及びUSIM2を同時に使用することができるとき)、アプリケーションApp1の識別子Flow1を有するフローは、識別子S-NSSAI1を有するネットワークNW1(PLMNId=PLMN1)のスライス上で、また識別子S-NSSAI1を有するネットワークPLMN2のスライス上で分散されて、この2つのネットワーク・スライス間で負荷のバランスをとる。この目標に向けて、ユーザ機器UE2は、1つ又は複数のデータ・アプリケーションでの負荷分散を管理するように、予め構成されていてもよい。
代替実施形態として、1つのアプリケーションの1つ又は複数のフローに、いくつかの別々のネットワーク・スライスを関連付ける規則を受信すると、こうした複数のネットワーク・スライスの使用について規則管理エンティティ3によって提供される追加の命令がない場合、ユーザ機器UE2は、こうした複数のネットワーク・スライス間で負荷を分散する可能性について、規則管理エンティティ3をポーリングすることができ、またこの規則管理エンティティ3から肯定応答を受信すると、このような負荷分散を実施できることに留意されたい。
もちろん、こうした例は、もっぱら例示として提供されているのに過ぎず、規則の他の例を企図することができる。
各ユーザ及び各アプリケーションについて、規則管理エンティティ3によって、規則RULが決定されると、この規則は、送信モジュール3Bを介して、前記アプリケーションによって、関連するユーザに送信される(ステップE20)。本明細書に記載の第1の実施形態では、この送信は、ユーザが加入しているネットワークNW1、...、NWKを介して、より具体的には、こうしたネットワークのPCF及びAMFのエンティティを介して間接的に実行される。
より具体的には、本明細書に記載の第1の実施形態では、供給フェーズ中に、規則管理エンティティ3は、各ネットワークNWk(k=1、...K)の各エンティティPCFk(k=1、...K)に、このネットワークに加入しているユーザの規則RULを送信する。ネットワークNW1、...、NWKに加入してきたユーザUの例では、規則管理エンティティ3は、このように、ユーザUについて決定された規則RUL(U)を、ネットワークNW1、NW2、...、NWKのエンティティPCF1、PCF2、...、PCFKに送信する。この送信によって、供給フェーズが閉じる。
規則管理エンティティ3は、ネットワークNW1、...、NWKを介して、ユーザ機器Uに到達する規則RUL(U)の完全性及び最新性を保証するために、(それ自体知られていて、本明細書には記載されていない方式で)こうした規則に署名し、且つ/又はこれをタイムスタンプに関連付けることができることに留意されたい。
次に、図6を参照して本発明による構成方法の様々なステップを説明するが、このステップは、第1の実施形態において、ユーザUのユーザ機器UE2によって(且つ、より具体的には、そのTEモジュールによって)実施される。
この第1の実施形態では、ユーザUについて規則管理エンティティ3によって決定される規則RUL(U)は、様々なネットワークNW1、...、NWKに関連付けられるとき、ユーザ機器UE2に送信される。
より具体的には、(ユーザUによって手動で、又は、たとえばユーザ機器UE2の電源投入時に自動的に)ネットワークNWkにアクセスするように、ユーザ機器UE2においてモジュールUSIMk(kは1、...、Kから選択される)がアクティブにされると(ステップF10)、このユーザ機器UE2は、そのモジュールUSIMkによって、ネットワークNWk上のユーザUを一意に識別する識別子IDk(U)によって、対応するネットワークNWkに関連付けられる(ステップF20)。この関連付けは、関連するネットワークに応じて、ユーザ機器UE2をネットワークNWkに、より具体的には、この場合はネットワークNWkのエンティティAMFkに登録すること(又は、接続すること)を含むことができ、具体的には識別子IDk(U)によるユーザ機器の認証を含む。このような手順は、それ自体知られており、本明細書においてはさらに説明しない。
この関連付けにより、複数のアプリケーションAppについて、ユーザU向けに規則管理エンティティ3によって決定された規則RUL(U)を、ユーザ機器UE2が取得するトリガとなる(ステップF30)。より具体的には、ユーザ機器UE2が関連付けられるエンティティAMFkは、規則管理エンティティ3によって決定される規則RUL(U)を取得するよう、PCFkエンティティに求める。エンティティAMFkは、こうした規則RUL(U)を受信すると、たとえば、3GPP規格で規定され、具体的には前述の3GPP TS24.526文書に記載されたURSP(UE経路選択ポリシー)規則において、ユーザ機器UE2に、より具体的にはユーザ機器UE2のTEモジュールのモジュール2Bにこの規則を送信する。
このように取得された規則RUL(U)は、ユーザ機器UE2の実行モジュール2Cに送信されて、解釈及び適用される。こうした規則は、そのユーザ機器によって、たとえばユーザ機器UE2の不揮発性メモリに記憶される(ステップF40)。こうした理由で、TEモジュールは、ユーザ機器UE2が、そのアクセス・モジュール2Aを介して、ホスティングするアプリケーション(図3の例では、アプリケーションApp1、App2、及びApp3のいずれか1つ)(又は、代替実施形態としては、遠隔サーバ上にある)にアクセスするとき、そのTEモジュールの実行モジュール2Cを介して規則RUL(U)を実行するように構成される。
ネットワークNWkによって割り当てられる一意の識別子IDk(U)を使用して、このユーザ機器UE2が関連付けられる各ネットワークNWkにおいて、この動作が繰り返される。ユーザ機器UE2は、こうした理由で、規則RUL(U)を何度か受信することができることに留意されたい。一代替実施形態では、規則管理エンティティ3は、適用可能な場合は、具体的には各規則が互いに異なる場合には、様々なネットワークNWkから受信された各規則間で適用される優先度規則をユーザ機器UE2に送信することができる。
アプリケーションAppjへのアクセスが、ユーザ機器UE2のTEモジュールによって検出されると(テスト・ステップF50においてYESの応答)、実行モジュール2Cは、規則RUL(U)の中から少なくとも1つの規則がアプリケーションAppjに関連するかどうかを識別し、該当する場合には、アプリケーションAppjにアクセスするときに、このアプリケーションに関連する経路指定フローについて、RUL(U)/Appjで表される1つ又は複数の識別された規則を実行する(ステップF60)。すなわち、この実行モジュール2Cは、規則RUL(U)/Appjに示してある各フローに関連付けられた、1つ又は複数のネットワーク・スライスを介して、この規則に示してある命令に従ってアプリケーションの各フローを送受信し、該当する場合は、様々なネットワーク・スライスに割り当てられた優先度を送受信する。
前述の通り、いくつかのアプリケーションが同時に実行され、各規則が競合している場合、ユーザ機器UE2は、各規則において規則管理エンティティ3が提供する使用優先度に応じて、実行すべき規則を選択することができることに留意されたい。
さらに、新規のアプリケーションがユーザ機器UE2にインストールされ、このユーザ機器が、このアプリケーション用の規則を含まない場合、このユーザ機器は、たとえば、新規にインストールされたアプリケーションの識別子を示しながら、規則管理エンティティ3に、このような規則を提供するよう求めることができることに留意されたい。
したがって、本発明により、ユーザ機器UE2は、「ネットワーク・スライス」と、複数の接続性と、各アプリケーションに関連するフローの区別を含めて、その区別まで、このアプリケーションの区別された処理との複合的な利点から恩恵を受けることができる。この結果として、従来技術に勝るユーザ・エクスペリエンスの大幅な改善が実現し、ユーザに感知できないやり方で、ユーザの介入を必要とすることなく自動的に、自分のユーザ機器UE2の構成を実行することができる。しかし、特定の実施形態では、規則RUL(U)を使用するために、ユーザUによるユーザ機器UE2の手動による構成を企図することができることに留意されたい。ユーザは、たとえば、提案された規則の中から選択することができ、又は自分のユーザ機器UE2にインストールされたアプリケーションに関係しない規則を削除することなどができる。
まさに図2~図6を参照して説明してきた第1の実施形態においては、ユーザ機器装置UE2に組み込まれたモジュールUSIMk(k=1、...、K)に記憶された識別子IDk(U)は、(たとえば、様々な演算子によって管理される)別々のネットワークNW1、...、NWK上のユーザUを識別する。しかし、本発明は、この状況に限定されるものではない。第2の実施形態では、ユーザ機器UE2に組み込まれたモジュールUSIMk(k=1、...、K)に記憶された識別子IDk(U)が、同じネットワーク上(たとえば、NW1=NW2=...=NWKは、同じオペレータによって管理され、同じオペレータ・コードMCC-MNCに関連付けられた、同じネットワーク・インフラストラクチャに対応する)のユーザUを識別するが、異なる加入(又は加入申込)に対応するときにも、本発明を適用することができる。図4に示す例では、モジュールUSIM1は、たとえば、ネットワークNW1のオペレータとの間でユーザUが加入しているパーソナル加入に対応しており(また、識別子ID1(U)に対応しており)、モジュールUSIM2は、同じネットワークNW1のオペレータとの間でユーザUが加入しているプロフェッショナル加入に対応している(また、識別子ID2(U)に対応している)。識別子ID1(U)及びID2(U)は、たとえば、自分の2つの加入の状況において、ネットワークNW1上のユーザUを一意にまた別々に識別する、IMSI又はSUPIの識別子である。したがって、ユーザ機器UE2は、ユーザUのパーソナル加入を介してネットワークNW1にアクセスすると、モジュールUSIM1を使用して、ネットワークNW1、及びモジュールUSIM1に記憶された対応する識別子ID1(U)と関連付ける。ユーザ機器UE2は、ユーザUのプロフェッショナル加入を介してネットワークNW1にアクセスすると、モジュールUSIM2を使用して、ネットワークNW1、及びモジュールUSIM2に記憶された対応する識別子ID2(U)と関連付ける。
この第2の実施形態では、各規則を決定するステップE10において、規則管理エンティティ3によって考慮されるネットワーク・スライスは、したがって同じネットワークNW1に属する。しかし、これらは、ユーザUの様々な加入に対応することができ、したがって、様々なサービス品質、様々なサービスへのアクセスなどに対応することができる。すなわち、ユーザは、加入に応じて、より具体的には、ユーザがネットワークNW1にアクセスするのに使用するUSIMモジュールに応じて、様々なネットワーク・スライスにアクセスすることができる。規則において識別される各スライスとユーザUの識別子IDk(U)とを接続する情報は、ネットワークNW1の識別子に限定することはできないが、それというのも、これは、ユーザUの各識別子IDk(U)について同じだからである。第2の実施形態では、この情報は、したがって、考慮されるネットワークに対応する識別子IDk(U)それ自体、又は識別子IDk(U)を含むUSIMモジュールの識別子から構成されることが好ましく、したがって、考慮されるネットワークにアクセスするのに使用されることが好ましい。
さらに、第2の実施形態では、ネットワークNW1のエンティティに、規則管理エンティティ3を統合することができることに留意されたい。この場合、規則RUL(U)は、ユーザ機器UE2がネットワークNW1に関連付けられているときには(使用されるUSIMモジュールに関係なく)、規則管理エンティティ3によって、このユーザ機器UE2に直接送信することができ、又は、前述の第1の実施形態と同様に、ネットワークNW1のPCFモジュール及びAMFモジュールのうちの1つ又は複数によって送信することもできる(企図されたアーキテクチャに応じて、2つの加入において同じPCF及び同じAMF、又は各加入において専用のPCF及びAMFを考慮することが可能である)。
第1の実施形態を参照して説明した、その他のステップ及び動作モードは、第2の実施形態にも適用可能である。
第3の実施形態も企図することができ、ここで、ユーザ機器UE2は、これまでに説明してきた2つの第1の実施形態の組合せに対応して、USIMモジュールが、ユーザ機器UE2を別々のネットワークに関連付けることができるようにすること、及びUSIMモジュールが、ユーザ機器UE2を同じネットワークに関連付けることができるようにすることを受信するように構成される。好ましくは、この第3の実施形態では、規則管理エンティティ3は、考慮されるネットワークの外側のエンティティであり、各ネットワーク・スライスをユーザUの識別子IDk(U)に接続する情報は、第2の実施形態と同様に、識別子IDk(U)それ自体、又は識別子IDk(U)を含むモジュールの識別子のいずれかである。
前述の3つの実施形態では、規則RUL(U)は、ユーザ機器UE2が加入している1つ又は複数のネットワークに関連付けられているときに、このユーザ機器UE2に提供される。代替実施形態として、他の時点で、たとえば、ユーザ機器UE2から要求されると(たとえば、ユーザ機器UE2がそれについての規則をもっていない新規のアプリケーションをインストールした後などに)、こうした規則RUL(U)が提供されることを企図することが可能である。
さらに、こうした3つの実施形態では、規則管理エンティティ3によって提供される規則を用いた、ユーザ機器UE2の自動構成が、ユーザUにとって感知できない方やり方で企図されてきた。第4の実施形態では、この構成は、たとえば、マルチSIMのユーザ機器UE2上で利用可能な構成メニューなど、ユーザ機器UE2のユーザ・インターフェースを介して、ユーザUによって実施されることを企図することが可能である。この目標に向けて、ユーザ機器UE2は、一意の識別子IDk(U)を有する各ネットワークNWkについて、このユーザ機器UE2がアクセスするネットワーク・スライス用の識別子を有する。ユーザUは、前述のユーザ・インターフェースを介して、次いで、そのユーザ機器にインストールされた各アプリケーションのフローの全部又は一部について、こうした様々なスライスを使用するための規則RUL(U)を規定することができ、このようにして、ユーザ機器がアプリケーションにアクセスするときに、こうした規則を使用するようにユーザ機器を構成することができる。
代替実施形態として、ユーザ機器は、たとえば、規則管理エンティティ3などの外部エンティティによって、又はユーザUによって提供される規則RUL(U)に応じて、ユーザ機器のソフトウェアにおいて「ハード」のように構成することができる。
1 システム
3 規則管理エンティティ
4 仲介ゲートウェイ
5 プロセッサ
6 ランダムアクセス・メモリ
7 リードオンリ・メモリ
8 不揮発性フラッシュ・メモリ
9 通信手段

Claims (21)

  1. 複数の識別子(ID1(U)、ID2(U)、...、IDK(U))が割り当てられ、それぞれが少なくとも1つの通信ネットワーク(NW1、...、NWK)上のユーザ(U)を一意に識別する対象となる前記ユーザ(U)によって使用されることが意図されたユーザ機器(UE2)を構成する方法であって、前記ユーザ機器によって実施され、少なくとも1つのアプリケーション(Appj)において、
    -少なくとも1つのフローに関連するデータ、及び前記ユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つのスライスを、前記アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を取得するステップ(F30)と、
    -前記少なくとも1つの規則(RUL(U)/Appj)で前記ユーザ機器を構成し(F40)、その結果、前記ユーザ機器が、前記アプリケーションにアクセスする(F50)ときに前記少なくとも1つの規則を実行する(F60)ステップと
    を含む、方法。
  2. 前記ユーザ機器を、前記少なくとも1つの通信ネットワークに関連付ける(F20)ときに、前記少なくとも1つの規則が取得される、請求項1に記載の構成方法。
  3. 前記少なくとも1つの規則が、複数の別々のスライスを含む、請求項1又は2に記載の構成方法。
  4. 前記少なくとも1つの規則において、前記複数の別々のスライスのそれぞれに使用優先度が割り当てられる、請求項3に記載の構成方法。
  5. 前記取得するステップ及び前記ユーザ機器を構成する前記ステップが、前記ユーザ機器上で利用可能なユーザ・インターフェースによって実行される、請求項1~4のいずれか一項に記載の構成方法。
  6. 規則管理エンティティ(3)によって実施される規則を管理する方法であって、少なくとも1つの通信ネットワーク(NW1、...、NWK)上でユーザ(U)をそれぞれ一意に識別する複数の識別子(ID1(U)、ID2(U)、...、IDK(U)が割り当てられる、少なくとも1人の前記ユーザ(U)について、
    -少なくとも1つのフローに関連するデータ、及び前記ユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を決定するステップ(E10)と、
    -前記少なくとも1つの規則を前記ユーザのユーザ機器に送信するステップ(E20)と
    を含む、方法。
  7. 前記少なくとも1つの通信ネットワークの複数のスライスを含む、少なくとも1つの決定された規則において、各スライスへの使用優先度を割り当てるステップをさらに含む、請求項6に記載の規則管理方法。
  8. 前記少なくとも1つの通信ネットワークの複数のスライスを含む、少なくとも1つの決定された規則が、前記複数のスライスにわたって負荷を分散する命令を含む、請求項6又は7に記載の規則管理方法。
  9. 様々なアプリケーション・フローに関連付けられた規則が、前記規則の使用優先度を含む、請求項6~8のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  10. 最小限の情報が、通信ネットワークのスライスについて、
    -前記ユーザの前記複数の識別子の中からの前記識別子と、
    -前記識別子を含む前記ユーザ機器のモジュールの識別子と、又は
    -前記識別子が前記ユーザに割り当てられる際の前記通信ネットワークの識別子と
    を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~9のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  11. 前記少なくとも1つの規則が、前記アプリケーションの識別子を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~10のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  12. 前記アプリケーションが、前記ユーザ機器にインストールされたアプリケーションである、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~11のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  13. 前記ユーザに割り当てられた前記識別子のうち少なくとも2つが、2つの異なる通信ネットワーク上の前記ユーザを識別する、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~12のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  14. 前記ユーザに割り当てられた前記識別子のうち少なくとも2つが、同じ通信ネットワーク上の前記ユーザを識別する、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~13のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  15. 少なくとも1つの規則が、別々の通信ネットワークに対応する複数のスライスを、アプリケーションの少なくとも1つのフローに関連付ける、請求項1~5のいずれか一項に記載の構成方法または請求項6~14のいずれか一項に記載の規則管理方法。
  16. 複数の識別子が割り当てられ、それぞれが少なくとも1つの通信ネットワーク上でユーザを一意に識別する対象となる前記ユーザによって使用されることが意図されたユーザ機器(UE2)であって、
    -少なくとも1つのフローに関連するデータ、及び前記ユーザの前記複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を取得するように構成された取得モジュール(2B)と、
    -前記アプリケーションにアクセスするときに前記少なくとも1つの規則を実行するように構成された実行モジュール(2C)と
    を備える、ユーザ機器(UE2)。
  17. 複数のUSIM(汎用加入者識別モジュール)及び/又はネットワーク・カードを収容するように構成され、各カード及び/又は各モジュール(USIM1、...、USIMK)が、前記複数の識別子の中から別々の識別子(ID1(U)、...、IDK(U))に関連付けられる、請求項16に記載のユーザ機器(UE2)。
  18. -少なくとも1つのフローに関連するデータ、及びユーザに割り当てられ、少なくとも1つの通信ネットワーク上で前記ユーザをそれぞれ一意に識別する複数の識別子の中からある1つの識別子にスライスを接続する情報を経路指定するための前記少なくとも1つの通信ネットワークの少なくとも1つの前記スライスを、アプリケーションの前記少なくとも1つのフローに関連付ける少なくとも1つの規則を決定するように構成された決定モジュール(3A)と、
    -前記少なくとも1つの規則を前記ユーザのユーザ機器に送信するように構成された送信モジュール(3B)と
    を備える、規則管理エンティティ(3)。
  19. -少なくとも1つの通信ネットワーク上でユーザを一意に識別する複数の識別子が割り当てられる前記ユーザによって使用されることが意図された、請求項16又は17に記載の少なくとも1つのユーザ機器(UE2)と、
    -請求項18に記載の規則管理エンティティ(3)と
    を備える、システム(1)。
  20. -前記少なくとも1つの通信ネットワークが、複数の通信ネットワーク(NW1、...、NWK)を含み、
    -前記管理エンティティの送信モジュールが、各通信ネットワークにおいて前記ユーザを管理するエンティティ(PCF1、...、PCFK)に、前記少なくとも1つの規則を送信するように構成され、
    -各通信ネットワークの前記ユーザを管理する各エンティティ(PCF1、...、PCFK)が、前記ユーザ機器をこの通信ネットワークに関連付けるときに、前記少なくとも1つの規則を前記ユーザ機器に送信するように構成される、
    請求項19に記載のシステム(1)。
  21. 前記複数の識別子が、単一の通信ネットワーク(NW1)によってユーザに割り当てられ、前記規則管理エンティティ(3)が、この単一の通信ネットワークのエンティティである、請求項19に記載のシステム(1)。
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