JP7268203B2 - 移動通信システムの利用を制御するためのアクセス管理コンポーネント及び方法 - Google Patents

移動通信システムの利用を制御するためのアクセス管理コンポーネント及び方法 Download PDF

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Description

本開示は、移動通信システムの利用を制御するためのアクセス管理コンポーネント及び方法に関連する。
5G(第5世代)移動通信では非パブリック・ネットワーク(non-public networks,NPN)が配備され得ることを予定している。5G非パブリック・ネットワーク(NPN)は、非公用に配備された5GS(5G通信システム)である(例えば、企業のメンバーのために企業によって配備される)。NPNは、スタンドアロンNPN(SNPN)として配備されてもよく、これは、NPNがPLMN(Public Land Mobile Network)によって提供されるネットワーク機能に依存しないことを意味し、或いはNPNは、パブリック・ネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN,PNI-NPN)として配備されてもよく、これはNPNがPLMNのサポートとともに配備されることを意味する。
非パブリック・ネットワークに関する様々なユース・ケースが存在し、従って、パブリック移動通信ネットワークと非パブリック・ネットワークとを含む移動通信システムの利用を制御する効率的なアプローチが望ましい。
一実施形態によれば、説明される移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントは、登録リクエストを移動端末から受信するように構成された受信部;移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成された判定部;及び移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動端末へ送信するように構成された送信部を含む。
更なる実施形態によれば、上記のアクセス管理コンポーネントによる移動通信システムの利用を制御するための方法が提供される。
図中、同様な参照キャラクタは概して異なる図にわたって同じパーツを指している。図面は必ずしも縮尺どおりではなく、むしろ一般的に本発明の原理を示すことに重点が置かれている。以下の説明において、様々な態様が以下の図面を参照しながら説明される。
無線通信システムを示す。 パブリック統合の非パブリック・ネットワーク(PNI-NPN)を示す。 スタンド・アロンの非パブリック・ネットワーク(SNPN)を示す。 NPNのユース・ケースを示す。 NPNの別のユース・ケースを示す。 PLMN及び/又はNPNで利用可能なアプリケーション及びLADN(Local Area Data Networks)の例を示す。 図6のシナリオにおけるアプリケーションの利用可能性を管理するためのメッセージ・フロー図を示す。 図6のシナリオにおけるLADN利用可能性を管理するためのメッセージ・フロー図を示す。 移動端末をPLMNからSNPNへ導くためのメッセージ・フロー図を示す。 移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントを示す。 移動通信システムの利用を制御する方法を示すフロー図を示す。
以下の詳細な説明は、本発明を実施する可能性がある本開示の特定の詳細及び態様を例示として示す添付の図面を参照している。本発明の範囲から逸脱することなく、他の態様が利用されてもよく、構造的、論理的、及び電気的な変更が施されてもよい。本開示の様々な態様は、必ずしも相互に排他的ではなく、なぜなら本開示の幾つかの態様は本開示の1つ以上の他の態様と組み合わされて新たな態様を成すことが可能だからである。
以下、本開示の態様に対応する様々な実施例を記載する:
実施例1は、移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントであり、登録リクエストを移動端末から受信するように構成された受信部;移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成された判定部;及び移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動端末へ送信するように構成された送信部を含む。
実施例2は実施例1のアクセス管理コンポーネントであり、移動通信ネットワークはパブリック・ネットワークである。
実施例3は実施例1又は2のアクセス管理コンポーネントであり、1つ以上の通信サービスは、移動通信ネットワークを介する移動端末に対して利用可能ではないサービスである。
実施例4は実施例1~3のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、1つ以上の通信サービスは、非パブリック・ネットワークに対する利用に関して制限されるサービスである。
実施例5は実施例1~4のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、判定部は、端末の場所において移動通信ネットワークにより提供される通信品質が、所定の閾値未満である場合に、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するように構成されている。
実施例6は実施例1~5のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、登録リクエストは、移動端末が非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、判定部は、指示に対する少なくとも部分的な反応において、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するか、又は移動端末を非パブリック・ネットワークへ導くように構成されている。
実施例7は実施例1~6のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、非パブリック・ネットワークは、スタンド・アロン非パブリック・ネットワークである、及び/又は移動通信ネットワークに統合されたパブリック・ネットワーク統合の非パブリック・ネットワークである。
実施例8は実施例1~7のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性は、ローカル・エリア・データ・ネットワークの利用及び/又は利用可能性を含む。
実施例9は実施例1~8のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、登録リクエストは、移動端末が非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、判定部は、移動通信ネットワークのオペレータのポリシーに従って、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成されている。
実施例10は実施例1~9のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、メッセージは、UEルート選択ポリシー及び/又は利用可能性情報を用いて、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定している。
実施例11は実施例1~10のうちの何れか1つのアクセス管理コンポーネントであり、送信部は、非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスにアクセスすること及び/又は非パブリック・ネットワークへ登録することの指示を含む登録受諾メッセージ又は登録拒否メッセージを移動端末へ送信するように構成されている。
実施例12は、移動通信システムの利用を制御する方法であり、登録リクエストを移動端末から受信するステップ;移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するステップ;及び移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動端末へ送信するステップを含む。
実施例13は実施例12の方法であり、移動通信ネットワークはパブリック・ネットワークである。
実施例14は実施例12又は13の方法であり、1つ以上の通信サービスは、移動通信ネットワークを介する移動端末に対して利用可能ではないサービスである。
実施例15は実施例12~14のうちの何れか1つの方法であり、1つ以上の通信サービスは、非パブリック・ネットワークに対する利用に関して制限されるサービスである。
実施例16は実施例12~15のうちの何れか1つの方法であり、端末の場所において移動通信ネットワークにより提供される通信品質が、所定の閾値未満である場合に、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するステップを含む。
実施例17は実施例12~16のうちの何れか1つの方法であり、登録リクエストは、移動端末が非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、方法は、指示に対する少なくとも部分的な反応において、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するか、又は移動端末を非パブリック・ネットワークへ導くステップを含む。
実施例18は実施例12~17のうちの何れか1つの方法であり、非パブリック・ネットワークは、スタンド・アロン非パブリック・ネットワークである、及び/又は移動通信ネットワークに統合されたパブリック・ネットワーク統合の非パブリック・ネットワークである。
実施例19は実施例12~18のうちの何れか1つの方法であり、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性は、ローカル・エリア・データ・ネットワークの利用及び/又は利用可能性を含む。
実施例20は実施例12~19のうちの何れか1つの方法であり、登録リクエストは、移動端末が非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、方法は、移動通信ネットワークのオペレータのポリシーに従って、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するステップを含む。
実施例21は実施例12~20のうちの何れか1つの方法であり、メッセージは、UEルート選択ポリシー及び/又は利用可能性情報を用いて、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定している。
実施例22は実施例12~21のうちの何れか1つの方法であり、非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスにアクセスすること及び/又は非パブリック・ネットワークへ登録することの指示を含む登録受諾メッセージ又は登録拒否メッセージを移動端末へ送信するステップを含む。
実施例23は移動端末であり、第1登録リクエストを、移動通信ネットワークへ送信するように構成された送信部;及び1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動通信ネットワークから受信するように構成された受信部を含み、送信部は、第2登録リクエストを非パブリック・ネットワークへ送信し、移動通信ネットワークにおいて移動端末を識別する移動端末の識別子を非パブリック・ネットワークへ提供するように構成されている。
実施例24は 通信サービスを利用する方法であり、第1登録リクエストを、移動通信ネットワークへ送信するステップ;1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動通信ネットワークから受信するステップ;及び第2登録リクエストを非パブリック・ネットワークへ送信するステップであって、移動通信ネットワークにおいて移動端末を識別する移動端末の識別子は、非パブリック・ネットワークへ提供される、ステップを含む。
上記の任意の実施例の1つ以上の特徴は、他の任意の実施例と組み合わせられてもよいこと留意すべきである。
別の実施形態によれば、命令を含むコンピュータ・プログラム及びコンピュータ読み取り可能な媒体が提供され、命令は、コンピュータによって実行されると、上記実施例のうちの任意の1つの方法をコンピュータに実行させる。
以下、様々な実施例をより詳細に説明する。
図1は、無線通信システム100を示す。
無線通信システム100は、ユーザ装置(user equipment,UE)、ナノ装置(nano equipment,NE)等のような移動無線端末デバイス102を含む。加入者端末とも呼ばれる移動無線端末デバイス102は、端末側を形成する一方、以下において説明される無線通信システム100の他の構成要素は、移動無線通信ネットワーク側の一部、即ち移動無線通信ネットワークの部分(例えば、公衆陸上移動体通信網(Public Land Mobile Network,PLMN)である。
更に、無線通信システム100は、複数の無線アクセス・ネットワーク・ノード、即ち5G(第5世代)無線アクセス技術(5Gニュー・ラジオ)に従って無線アクセスを提供するように構成された基地局を含むことが可能な無線アクセス・ネットワーク103を含む。無線通信システム100は、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)又は他の無線通信規格(例えば、WiFiのような非3GPPアクセス)に従って構成されてもよいが、本件では例として5Gが使用されていることに留意すべきである。各々の無線アクセス・ネットワーク・ノードは、エア・インターフェースを介して無線通信を移動無線端末デバイス102に提供することができる。無線アクセス・ネットワーク103は任意の数の無線アクセス・ネットワーク・ノードを含んでもよいことに留意すべきである。
無線通信システム100は、RAN 103に接続されたアクセス&モビリティ管理機能部(AMF)101、統一データ管理部(UDM)104、及びネットワーク・スライス選択機能部(NSSF)105を含むコア・ネットワーク118を更に含む。ここで、以下の例において、UDMは、例えば統合データ・リポジトリ(Unified Data Repository,UDR)として知られている実際のUEの加入者データベースから更に構成されていてもよい。コア・ネットワーク118は、認証サーバ機能部(Authentication Server Function,AUSF)114及びポリシー制御機能(Policy Control Function,PCF)115を更に含む。
コア・ネットワーク118は、複数のネットワーク・スライス106、107を有することが可能であり、各ネットワーク・スライス106、107について、オペレータは、複数のネットワーク・スライス・インスタンス(NSI)108、109を作成することができる。例えば、コア・ネットワーク118は、拡張モバイル・ブロードバンド(Enhanced Mobile Broadband,eMBB)を提供するための3つのコア・ネットワーク・スライス・インスタンス108を有する第1コア・ネットワーク・スライス106と、ビークル・ツー・エブリシング(Vehicle-to-Everything,V2X)を提供するための3つのコア・ネットワーク・スライス・インスタンス109を有する第2コア・ネットワーク・スライス107とを含む。
典型的には、ネットワーク・スライスが配備される場合に、ネットワーク機能部(NF)はインスタンス化されるか、又は(既にインスタンス化されている場合には)ネットワーク・スライス・インスタンス(NSI)を形成するために参照され、ネットワーク・スライス・インスタンスに属するネットワーク機能は、ネットワーク・スライス・インスタンス識別とともに構成される。
具体的には、図示の例では、第1コア・ネットワーク・スライス106の各インスタンス108は、第1セッション管理機能部(SMF)110と第1ユーザー・プレーン機能部(UPF)111とを含み、第2コア・ネットワーク・スライス107の各インスタンス109は、第2セッション管理機能部(SMF)112と第2ユーザー・プレーン機能部(UPF)113とを含む。
コア・ネットワーク118は、ネットワーク機能/ネットワーク機能サービス登録、ネットワーク機能/ネットワーク機能サービス・ディスカバリを提供するネットワーク・リポジトリ機能部(Network Repository Function,NRF)117を更に含んでもよい。NRFは、移動無線通信ネットワーク側で任意のネットワーク機能に対するインターフェースを有する可能性があり、例えばAMF 101、SMF 110、112に対するインターフェースを有する可能性がある。簡単化のために、NRF 117とAMF 101との間のインターフェースのみが示されている。
無線通信システム100は、例えばRAN 103及びコア・ネットワーク118に接続される1つ以上のOAMサーバーによって実装される運用・管理&保守(Operation, Administration and Maintenance,OAM)機能部(又はエンティティ)116を更に含むことができる(接続は、単純化のために示されていない)。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(Third Generation Partnership Project,3GPP)によれば、5G非パブリック・ネットワークを提供することが検討されている。
一般公衆にモバイル・ネットワーク・サービスを提供するネットワークとは対照的に、第5G非パブリック・ネットワーク(NPN,しばしばプライベート又はキャンパス・ネットワークとも呼ばれる)は、明確に定義されたユーザー組織又は組織のグループに第5世代ネットワーク・サービスを提供する。5G非パブリック・ネットワークは、キャンパスや工場のような組織の定義された構内に配置される。例えば、以下の理由に起因して非パブリック・ネットワークが望ましい場合がある:
・高いサービス品質要件;
・専用のセキュリティ資格によって充足される高いセキュリティ要件;
・公衆移動通信網における不全性に対する保護の一形態としての他のネットワークからの隔離。また、パフォーマンス、セキュリティ、プライバシー、及び安全性の理由から隔離が望ましい場合もある;
・アカウンタビリティ。非パブリックネットワークは、利用可能性、保守、及び運用に対する責任を特定しやすくする。
5G NPNは、スタンドアロン非パブリック・ネットワーク(SNPN)として、又はパブリック・ネットワーク統合NPN(PNI-NPN)として配備されてもよい。
図2は、パブリック統合NPN(PNI-NPN)200を示す。
パブリック・ネットワーク統合NPN配備では、非パブリック・ネットワークが1つ以上のパブリック・ネットワーク機能と共に配備される。この配備は、パブリック及び非パブリック・ネットワークの組み合わせである。これらのシナリオは、規定された構内における特定のユース・ケースは、パブリック・ネットワークによって完全にサポートされ得るが、それ以外は専用のNPNを必要とすることを仮定している。したがって、適切なパートにトラフィックが割り当てられる2つのネットワーク・パート(1つはパブリック、1つは非パブリック)が存在する。
図2の例では、パブリック・ネットワーク・パートは、パブリック・コア・ネットワーク・スライス201(例えばSMF 202及びUPF 20を含む)と、パブリックRAN 204とを含む。非パブリック・ネットワーク・パートは、クローズド・アクセス・グループ(Closed Access Group,CAG)コア・ネットワーク・スライス205(例えばSMF 206及びUPF 207を含む)と、CAG RAN 208とを含む。この例では、両方のパートに属するAMF 209が存在する。NPNに割り当てられる1つ以上のネットワーク・スライスによってCAGを実装する代わりに、1つ以上の専用のデータ・ネットワーク・ネーム(data network names,DNN)を使用して、PNI-NPNを配備してもよい。CAGセル(CAG RAN 208によって運用される)では、1つ以上のCAG識別子が、例えばシステム情報ブロック(SIB)内のそれぞれのPLMN IDと一緒に、PLMNごとにブロードキャストされ、例えば図2のCAG及びPLMNの例ではCAG ID=1及びPLMN ID=Aである。
クローズド・アクセス・グループ(CAG)は、CAGに関連する1つ以上のCAGセル(即ち、CAG RAN 208の無線セル)にアクセスすることが許可されている加入者のグループ(及び対応するUE)を識別する(ここで、1つ以上のCAGセルは、CAGを含む複数のCAGに関連することが可能である)。
CAGが、パブリック・ネットワーク統合NPN 200のために使用され、関連するCAGセルを介してNPNにアクセスすることを許可されていないUEが、関連するCAGセルを自動的に又は手動で選択してアクセスすることを防止することができる。
「パブリック」UE 210は、パブリック・ネットワークを使用すること、即ちパブリック・パートに登録して、パブリック・パートを介して通信セッションを確立することが可能である。
CAG UE 211、即ちNPNに対するアクセス権を有するUE 102は、NPNを使用すること、即ち専用パートに登録して、専用パートを介して通信セッションを確立すること(例えば、有用な情報をやり取りすること)が可能である。更に、CAG UE 211は、パブリック・ネットワークを使用すること、即ちパブリック・パートに登録し、パブリック・パートを介して通信セッションを確立することも可能である。
CAG UE 211は、CAG専用UE、即ちCAG(又はCAGのリスト)に接続するだけであり且つパブリックPLMNに接続するように許容されていないUEであってもよいことに留意すべきである。
NPNとパブリック・ネットワークは、無線アクセス網の一部を共有する可能性があるが、他のネットワーク機能は分離されたままである。この場合、NPNトラフィック部分に関連するすべてのデータ・フローは、例えば工場のような定義された構内の論理的な境界の範囲内にあり、パブリック・ネットワーク・トラフィック部分はパブリック・ネットワークに転送される。3GPP仕様は、RAN共有を可能にする機能を含んでいることに留意するべきである。NPNユーザーのみがアクセスできる追加の基地局を設定することが可能である。
例えば、パブリック・オペレータは、専用のCAG-RAN及びCN機能を特定の企業に提供する。CAG-RAN 208は、RRCでCAG IDをブロードキャストし、その結果、CAG UE 211のみがプライベート・パートとの接続を試みる。非CAG UE 210 (パブリックUE) は、それぞれの無線セルがCAGに専用であることを(ブロードキャスト・メッセージによって)知っており、従ってプライベート・パートに対して接続を試みない。
図3は、スタンド・アロンNPN(SNPN)300を示す。
スタンドアロンの非パブリック・ネットワーク(隔離配備)では、NPNは独立したスタンド・アロンのネットワークとして配備される。全ての5Gネットワーク機能、この例では、AMF 301、SMF 302及びUPF 303、並びにSNPN RAN 304は、定義された構内(例えば、工場)の論理的な境界の内側に配置され、NPN 300はパブリック・ネットワークから分離される。NPNとパブリック・ネットワークとの間の唯一の通信経路はファイヤウォールを介するものである。ファイヤウォールは、明確に定義され、識別可能な限界点である。NPNのオペレータは、NPNを運用し且つその地点までのすべてのサービス属性に対して、唯一の排他的な責任を有する。
パブリック・オペレータはSNPN内では如何なる役割も有しておらず、即ち企業は中継パブリック・オペレータなしに、専用のスペクトルで展開することができる。
SNPN UE 305、即ちSNPN 300へのアクセス権を有するUE 102は、SNPN 300を使用すること、即ちSNPN 300に登録し、SNPN 300を介して通信セッションを確立することができる。
SNPN対応UE 305は、SNPNアクセス・モード(PLMN選択モードとは異なる)をサポートしている可能性がある。SNPN RAN 304は、「PLMN ID」と「NID」をブロードキャストする。PLMN IDは、国際電気通信連合(International Telecommunication Union,ITU)によって割り当てられたモバイル・カントリー・コード(MCC)999に基づくことが可能である。
SNPNは3GPPで定義された技術に基づいており、自身専用SNPN IDにより完全に独立している。ファイヤウォールを介するパブリック・ネットワーク・サービスへのオプション接続を使用して、NPNカバレッジ内にいる間に、音声のようなパブリック・ネットワーク・サービスへのアクセスを可能にすることができる。代替的に、NPNデバイス(UE)は、パブリック・ネットワークに直接的に加入して、そのサービスにアクセスすることができる(デュアル加入)。必要に応じて、オプションの接続を活用して、パブリック・ネットワークを介してNPNサービスにアクセスすることができる。更に、NPNオペレータは、1つ以上のパブリック・ネットワーク・オペレータとのローミング契約を締結することが可能であり、オプションの接続もこの目的のために使用される。パブリック・ネットワークとのローミング契約は、技術的制約を伴う可能性があり、具体的なユース・ケースに依存する可能性がある。
図4はNPNのユース・ケースを示す。
図4の例では、UE 401はスタジアム402の近傍にあり、PLMNのカバレッジ・エリア403に位置する。
スタジアム402はNPNを有し、即ちNPNのカバレッジ・エリア404内に位置している。NPNカバレッジ404は、1つ以上のCAGセルを含む。
NPNベースのアプリケーション・サービス(即ち、通信サービス)が提供されることを仮定する。これは、PLMNによっては提供されないNPNカバレッジ・エリア404において、NPNが専用サービスを提供することを意味する。これは、スタジアム内で通話するような通信サービスにPLMNを使用することが可能である一方、スタジアムでの試合のライブ・ストリームのような、UE401がNPN 404に登録されている場合に限って使用できる1つ以上のサービスが存在する、ということが理解されるべきである。これは、スタジアム(通信)サービス(例えば、ライブ・ストリーム)が、スタジアム402の内側においてのみ、又は場合によっては更にVIPエリアのようなスタジアム402の一部のみにおいて利用可能であるべきことを意味する。
PLMNは、他のサービス、例えばeMBB及びその他の各地のインターネット・サービス(NPNカバレッジ404を含む)を提供することができる。
UE 401は、NPNカバレッジ404とパブリック・PLMNカバレッジ403の間を移動して、それぞれのサービスを利用することができる。これは、UE 401がNPNカバレッジ404内に位置する場合には、ユーザーが利用することを希望する通信サービスに応じて、PLMN 403又はNPN 404(あるいはUE 401がサポートしている場合には同時に双方も可能)に登録するかどうかを選択できることを意味する。
このようなNPNベースのサービスの他の例は、工場(即ち、工場NPN)内でのみ動作するべきロボットのための制御サービス、又はオフィス(即ち、オフィスNPN)内でのみ動作するべきセキュアな電子メール・アクセスのための制御サービスである。
以下に記載される種々の実施形態によれば、アクセス制限の定義に加えて、UEはアプリケーション利用可能性情報の提供を受け、その結果、UEはどのアプリケーション又はアプリケーション群がどのNPN(CAG)セル内で利用可能であるかという知識を有する。特に、本アプローチは、移動通信ネットワーク(例えば、PLMN)が、1つ以上のCAGセルにおけるアプリケーションの利用可能性をUEにどのように通知するかを、説明している。
NPNベースのサービス提供の制限、即ち、NPNに対する通信サービスの制限と同様に、特定の場所においてのみUEによってアクセス可能なデータ・ネットワークである所謂ローカル・エリア・データ・ネットワーク(LADN)を配備することが望ましい場合がある。
様々な実施形態によれば、一組のトラッキング・エリアのLADNサービス・エリア(SA)の粒度を有たせるのではなく、LADNは、1つ以上のCAGにおいてのみアクセス可能にされ、即ちLADNにCAGセルの粒度が与えられてもよい。従って、特に、トラッキング・エリア・レベルの情報を提供することは必要とされない。従って、LADNを(CAGレベルで)提供するために、NPNベースのサービスと同じメカニズムが(特にUEで)使用されてもよい。
図5は別のユース・ケースを示す。
UE 501はSNPNのカバレッジ・エリア502に位置し、SNPN自体はPLMNのカバレッジ・エリア503に含まれている。
PLMNカバレッジ503の一部のエリアでは(例えば、コンサート・ホール内では)、カバレッジが悪い、又はキャパシティが低いことが生じるかもしれない。実際、PLMNのオペレータは、経済的利益がほとんどないかもしれないので、これらのエリアのカバレッジを強化することに関心を有しないかもしれない。このようなエリアでは、SNPNによるカバレッジがより良い可能性がある。
様々な実施形態によれば、UE 501をSNPNへ導くことによって、PLMNがSNPNからリソースをレンダリングすることを可能にするアプローチが説明される。
以下、図4及び図5のユース・ケースに対処するための例示的なアプローチが説明される。
図6は、PLMN及び/又はNPNで使用可能なアプリケーション及びLADNの例を示す。
図4の例と同様に、例えばUE 102に対応するUE 601はスタジアム602の近辺にあり、PLMNのカバレッジ・エリア603内に位置する。
スタジアム602はNPNを有し、即ちNPNのカバレッジ・エリア604内に位置する。NPNカバレッジ・エリア604は、第1CAGセル(CAG#1)及び第2CAGセル(CAG#2)を含む。
第1アプリケーション(App#1)及び/又は第1LADN(LADN#1)は、第1CAGセル(CAG#1)においてのみ利用可能であるべきであり、これはスタジアム602全体、又は場合によってはVIPエリアのようなスタジアム602のうちの一部分のみをカバーしている可能性がある。
第2アプリケーション(App#2)及び/又は第2LADN(LADN#2)は、パブリックPLMNとNPNの両方で利用可能であるべきである。
図7は、図6のシナリオでアプリケーションの利用可能性を管理するためのメッセージ・フロー図700を示す。
メッセージ・フローは、例えばUE 601に対応するUE 701と、例えばAMF 101及び/又はAMF 209に対応するAMF 702と、例えばPCF 115に対応するPCF 703(例えば、AMF 209が属するPLMNのPCF)との間で行われる。
704において、UE 701は、PLMNにおけるUE 701の登録手続を開始するために、登録リクエストをAMF 702へ送信する。
705において、例えば登録手続の一部として、AMF 702はUEのサブスクリプションをUDM(例えば、UDM 104)から取り出す。
706において、登録手続きの間又は後に、AMF 702は、PCF 703と通信して、即ちポリシー・アソシエーション・リクエストを送信することによって、UEポリシー(即ち、UEに適用されるべきポリシー)を決定する。このリクエストにより、AMF 702は、UE 701に対する許可済みCAGリスト、UEロケーション、加入S-NSSAI、及び許可済みNSSAIを、PCF 703へ提供する。
この例では、UEルート選択ポリシー(UE Route Selection Policy,URSP)は、アプリケーションの利用可能性を管理するために使用される。URSPは、検出されたアプリケーションが、確立されるPDUセッションに関連付けられることが可能であるかどうか、PDUセッション外側の非3GPPアクセスへオフロードすることが可能であるかどうか、又は新たなPDUセッションの確立をトリガすることが可能であるかどうかを決定するために(即ち、PDUセッション・パラメータを決定するために)、UEによって使用されるものであってもよい。URSPルールは、一致(又は照合)する基準を指定する1つのトラフィック記述子を含む。UEの登録の間に、PCFは、UEサブスクリプション及びその他のローカル・ポリシーに基づいてURSPルールを決定し、それらをUEへ送信する。
従って、図7の例では、707において、PCF 703は、NPNベースのURSPが必要とされることを判定する。PCF 703は、CAGセルCAG#1及びCAG#2を含むように仮定されるUEの許可済みCAGリストから導出される。
ローカル・ポリシー(図6のシナリオのためにオペレータによって定義される)から、PCF 703は、App#1はCAG#1(PLMNセルからではない)を介してのみアクセスされるべきこと、及びApp#2はCAG#2及びPLMNセルの両方を介してアクセスを許可されていること、を決定する。
PCF 703は、708及び709において、UEポリシー(決定されたURSPを含む)を、AMF 702を介してUE 701へ提供する。例えば、AMF 702は709においてUEポリシーを登録受諾とともにUEへ送信する。
別の手続は、例えば、PCF 703がUE設定更新手続をトリガし、CAG情報から導出したURSPルールを送信することである。
図8は、図6のシナリオにおいてLADNの利用可能性を管理するためのメッセージ・フロー図800を示す。
図7のように、メッセージ・フローは、例えばUE 601に対応するUE 801と、例えばAMF 101及び/又はAMF 209に対応するAMF 802と、例えばPCF 115に対応するPCF 803(例えば、AMF 209が属するPLMNのPCF)との間で行われる。
804において、UE 801は、PLMNにおけるUE 801の登録手続を開始するために、登録リクエストをAMF 802へ送信する。
805において、例えば登録手続の一部として、AMF 802はUEのサブスクリプションをUDM(例えば、UDM 104)から取り出す。
806において、登録手続の間又は後に、AMF 802は、UEのサブスクリプション及びオペレータ・ポリシーから、UEの許可されたCAGリスト及びUEのために許可されたCAGセルに関連するLADNを決定する。例えば、AMF 802は、許可されたCAGリスト及び関連するLADNを、LADN#1サービス・エリアがCAG#1サービス・エリアに等しい旨の指示を含む登録許諾(Registration Accept)とともにUE 801へ送信する。この情報を用いて、UE 801は、パブリックにおいてではなく特定のCAGセル(CAG#1)においてのみLADN#1が利用可能であることを知る。LADN#2の場合、これはPLMNとNPNの両方で利用可能である。
807において、代替的に、AMF 802は、UEの許可されたCAGリスト及び関連するLADNを、ポリシー・アソシエーション・リクエストとともにPCF 803に提供する。
808において、PCF 803はNPNベースのURSPが必要とされることを決定する。PCF 803は、UEの許可されたCAGリスト及び関連するLADNからそれを導出する。
例えば、PCF 803は、図6のシナリオのためにオペレータによって定義されたローカル・ポリシーから以下を決定する。
・LADN#1は、PLMNのパブリック・セルからではなく、CAG#1を介してのみアクセスされるべきであること、及び/又は
・LADN#2は、CAG#2及びPLMN両方を介するアクセスが許可されること。
809及び810において、PCF 803は、決定されたURSPをUE 801へ提供する。
AMF及び/又はPCFは、例えば、パブリックPLMN LADN可用性エリア及び関連するNPNアドレスをUE 801に提供する。
表1は、図7及び図8の2つの例に対するURSPルールの例を示す。
Figure 0007268203000001
図9は、UE 901をPLMNからSNPNへ導くためのメッセージ・フロー図を示す。
メッセージ・フローは、例えばUE 501に対応するUE 901と、例えばAMF 101に対応するPLMN AMF(P-AMF)902と、例えばPCF 115に対応するPLMN PCF(P-PCF)903と、例えばSMF 302に対応するSNPN AMF(S-AMF)904と、例えばSNPN 300のPCFに対応するSNPN PCF(S-PCF)905との間で行われる。
PLMNのオペレータは、SNPNのオペレータと合意していることが仮定されている。PLMNは、SNPNアクセス・クレデンシャル(SNPN access credentials)、SNPNサービス・エリアなどを知っている。
906において、UE 901は登録リクエストをP-AMF 902へ送信する。登録リクエストおいて、UE901はSNPNの利用をサポートするしていること(即ち、SNPN機能又はSNPNモードをサポートしていること)を示す。
907において、UE SNPN機能及びUE位置から、PLMN(具体的には、例えばP-AMF 902)は、ローカルPLMNポリシーに基づいて、UE 901をSNPNへ移動させるかどうかを決定する。
本実施例において、P-AMF 902はUE 901をSNPNへ誘導することを決定していることが仮定されている。
908において、P-AMF 902は、UEポリシー・リクエストをP-PCF 903へ送信することができる。
909において、P-PCF 903は、図5のシナリオ及びAMF通知(UEがSNPNへ誘導されるべきであることを指定するUEポリシー・リクエストに含まれる)に対して規定されたポリシーから、UEをSNPNへ誘導するためのURSPルールを決定し、P-PCF 903は910においてP-AMF 902にUEポリシー・レスポンスを提供する。
911において、P-AMF 902は、SNPNアクセス情報(P-PCF 903からのURSPルール及び例えばSNPNアクセス・クレデンシャルを含む)を決定し、912において、それをUE 901へ、例えば登録レスポンス又は登録受諾又は登録拒否と共に、登録SNPNに対する指示と共に提供する。特に、P-AMF 902は、SNPNを使用することをUE 901に通知する。更に、P-AMF 902は、SNPNネットワークの選択及び登録に必要なすべてのクレデンシャル及び情報をUEに提供する。
913において、この誘導通知に従って、UE 901はセル選択を実行し、SNPNアクセスを選択する。
914において、UE 901は、PLMNの詳細及びそのID(例えば、GPSI(Generic Public Subscription Identifier))を含む登録リクエストを、S-AMF 904へ送信する。
915において、S-AMF 904は、PLMNオペレータとSNPNオペレータとの間の合意に従い、UEの登録リクエストを受諾する。
916において、S-AMF 904はUEポリシーをS-PCF 905から要求する。
917において、S-PCF 905は、ポリシー情報、例えばPLMNの詳細やPCFなどをSNPNのUDRから抽出する。
更に、918、919及び920において、SNPNネットワーク(具体的には、例えばS-PCF 905)は、UE情報及びポリシーを、PLMN(具体的には、例えばP-PCF 903)から取得する。
921において、S-PCF 905は、UEアクセス条件及びセッション・ルール(例えば、URSPルールの形式におけるもの)を決定し、922及び923において、それらをUE 901へ(及び、例えば923においてS-AMF 904からUE 901へ送信される登録レスポンスとともに)S-AMF 904を介して提供する。URSPルールは、時間制約的又は場所制約的であってもよく、例えば、指定された場所の外へUE 901が移動した場合、URSPは使用されないものとする。
UEは、SNPNから提供された情報、特にURSPルールに従って、UEはSNPNとの通信セッション(例えばPDUセッション)を確立する。
要約すると、様々な実施形態に従って、移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントは図10に示されるように提供される。
図10は、移動通信ネットワーク(例えば、PLMN)のアクセス管理コンポーネント1000を示す。
アクセス管理コンポーネント1000は、 移動端末から登録リクエストを受信するように構成された受信部1001を含む。
更に、アクセス管理コンポーネントは、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成された判定部1002を含む。
アクセス管理コンポーネント1000は、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合(即ち、判定部がそのように判定した場合)に、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、移動端末へ送信するように構成された送信部1003を更に含む。
様々な実施形態によれば、移動通信ネットワークのネットワーク側は、例えば移動端末が非パブリック・ネットワークに移動すべきであることを、例えば特定のサービスが非パブリック・ネットワークにおいてのみ使用されることが許されていることに起因して、又は負荷分散の理由に起因して検出する。そして、それに応じて移動端末に通知される。
図10のアプローチは、例えばNPNアプリケーションの利用可能性の通知及び/又はPLMNとSNPNの間でのUEの誘導に適用されてもよい。
一実施形態によれば、図11に示される方法が実行される。
図11は、移動通信システムの利用を制御する方法を示すフロー図1100を示す。
1101において、第1登録リクエストが移動端末から受信される。
1102において、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かが判定される。
1103において、移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は非パブリック・ネットワークを介して1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージが、移動端末へ送信される。
移動通信システムは、例えば、移動端末から要求を受信する移動通信ネットワーク(例えば、PLMN)を含み、非パブリック・ネットワーク(スタンドアロン・ネットワークであってもなくてもよい、即ち、移動通信ネットワークから独立していてもいなくてもよい)を含む。
更なる実施形態によれば、アクセス管理コンポーネントからメッセージを受信し、メッセージ及び対応する方法に従って非パブリック・ネットワークに登録するように構成された移動端末が提供される。
移動端末及びアクセス管理コンポーネント(例えば、受信部、判定部、送信部など)の構成要素は、例えば1つ以上の回路によって実装されてもよい。「回路」は、メモリ、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせに記憶されたソフトウェアを実行するプロセッサ又は専用回路である可能性がある任意の種類の論理実装エンティティとして理解することができる。従って、「回路」は、プログラマブル・プロセッサ、例えばマイクロプロセッサのようなプログラマブル論理回路又はハード・ワイヤード論理回路であってもよい。「回路」はまた、プロセッサ実行ソフトウェア、例えば何らかの種類のコンピュータ・プログラムであってもよい。上述した個々の機能の他の任意の種類の実装が「回路」として理解されてもよい。
特定の態様が説明されているが、添付のクレームによって規定される本開示の態様の精神及び範囲から逸脱することなく、形式及び詳細における種々の変更がそこで行われてもよいことは、当業者によって理解されるはずである。従って、その範囲は添付のクレームによって示され、従ってクレームの同等性の範囲及び意味に由来する全ての変更は包含されるように意図されている。

Claims (14)

  1. 移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントであって:
    登録リクエストを移動端末から受信するように構成された受信部;
    前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成された判定部;及び
    前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、前記1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、前記移動端末は、前記非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は前記非パブリック・ネットワークを介して前記1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、前記移動端末へ送信するように構成された送信部;
    を含むアクセス管理コンポーネント。
  2. 前記移動通信ネットワークはパブリック・ネットワークである、請求項1に記載のアクセス管理コンポーネント。
  3. 前記1つ以上の通信サービスは、前記移動通信ネットワークを介する前記移動端末に対して利用可能ではないサービスである、請求項1又は2に記載のアクセス管理コンポーネント。
  4. 前記1つ以上の通信サービスは、前記非パブリック・ネットワークに対する利用に関して制限されるサービスである、請求項1-3のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  5. 前記判定部は、前記移動端末の場所において前記移動通信ネットワークにより提供される通信品質が、所定の閾値未満である場合に、前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するように構成されている、請求項1-4のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  6. 前記登録リクエストは、前記移動端末が前記非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、前記判定部は、前記指示に対する少なくとも部分的な反応において、前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであると判定するか、又は前記移動端末を非パブリック・ネットワークへ導くように構成されている、請求項1-5のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  7. 前記非パブリック・ネットワークは、スタンド・アロン非パブリック・ネットワークである、及び/又は前記移動通信ネットワークに統合されたパブリック・ネットワーク統合の非パブリック・ネットワークである、請求項1-6のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  8. 前記1つ以上の通信サービスの前記利用及び/又は利用可能性は、ローカル・エリア・データ・ネットワークの利用及び/又は利用可能性を含む、請求項1-7のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  9. 前記登録リクエストは、前記移動端末が前記非パブリック・ネットワークの利用をサポートしている旨の指示を含み、前記判定部は、前記移動通信ネットワークのオペレータのポリシーに従って、前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するように構成されている、請求項1-8のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  10. 前記メッセージは、UEルート選択ポリシー及び/又は利用可能性情報を用いて、前記1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、前記移動端末は、前記非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は前記非パブリック・ネットワークを介して前記1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定している、請求項1-9のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  11. 前記送信部は、前記非パブリック・ネットワークを用いて前記1つ以上の通信サービスにアクセスすること及び/又は前記非パブリック・ネットワークへ登録することの指示を含む登録受諾メッセージ又は登録拒否メッセージを前記移動端末へ送信するように構成されている、請求項1-10のうちの何れか1項に記載のアクセス管理コンポーネント。
  12. 移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントにより実行される、移動通信システムの利用を制御する方法であって:
    登録リクエストを移動端末から受信するステップ;
    前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものであるか否かを判定するステップ;及び
    前記移動端末が非パブリック・ネットワークを用いて1つ以上の通信サービスを利用すべきものである場合に、前記1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、前記移動端末は、前記非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は前記非パブリック・ネットワークを介して前記1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、前記移動端末へ送信するステップ;
    を含む方法。
  13. 移動端末であって:
    第1登録リクエストを、移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントへ送信するように構成された送信部;及び
    1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、前記移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は前記非パブリック・ネットワークを介して前記1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、前記移動通信ネットワークの前記アクセス管理コンポーネントから受信するように構成された受信部;
    を含み、前記送信部は、第2登録リクエストを前記非パブリック・ネットワークへ送信し、前記移動通信ネットワークにおいて前記移動端末を識別する前記移動端末の識別子を前記非パブリック・ネットワークへ提供するように構成されている、移動端末。
  14. 移動端末により実行される通信サービス利用方法であって:
    第1登録リクエストを、移動通信ネットワークのアクセス管理コンポーネントへ送信するステップ;
    1つ以上の通信サービスの利用及び/又は利用可能性に関し、前記移動端末は、非パブリック・ネットワークに登録すべきものであること、又は前記非パブリック・ネットワークを介して前記1つ以上の通信サービスにアクセスすべきものであることを指定するメッセージを、前記移動通信ネットワークの前記アクセス管理コンポーネントから受信するステップ;及び
    第2登録リクエストを前記非パブリック・ネットワークへ送信するステップであって、前記移動通信ネットワークにおいて前記移動端末を識別する前記移動端末の識別子は、前記非パブリック・ネットワークへ提供される、ステップ;
    を含む方法。
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