JP2023508007A - エアロゾル発生システムで使用するための製剤 - Google Patents

エアロゾル発生システムで使用するための製剤 Download PDF

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Abstract

エアロゾル発生システムで使用するための製剤(311)。製剤(311)は、一つ以上のエアロゾル形成体、およびポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーを含み、製剤(311)は、摂氏100度~摂氏300度の融点を有する。エアロゾル発生システムで使用するためのエアロゾル発生物品(300)であって、エアロゾル発生物品(300)は製剤(311)を含む。エアロゾル発生システムは、製剤(311)、および製剤(311)からエアロゾルを生成するように構成されるアトマイザー(322)を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、エアロゾル発生システムで使用するための製剤に関する。本発明はまた、エアロゾル発生システムで使用するための製剤を含むエアロゾル発生物品と、製剤およびアトマイザーを備えるエアロゾル発生システムとに関する。
エアロゾルをユーザーに送達するためのエアロゾル発生システムは、典型的には製剤から吸入可能なエアロゾルを発生するように構成されたアトマイザーを備える。一部の公知のエアロゾル発生システムは、製剤を加熱し気化させてエアロゾルを発生させるように構成される電気ヒーターなどの熱式アトマイザーを含む。エアロゾル発生システム用の典型的な製剤は、ニコチン製剤であり、それはグリセリンおよび/またはプロピレングリコールなどのエアロゾル形成体を含む液体ニコチン製剤であってよい。
エアロゾル発生システムで使用される時に、典型的な製剤と比較して、低減された漏れのリスクを呈する製剤を提供することが望ましい。
エアロゾル発生システムで使用するための製剤が提供される。製剤は一つ以上のエアロゾル形成体を含んでもよい。製剤は、一つ以上のポリマーを含んでもよい。一つ以上のポリマーは、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択されることができる。製剤は、摂氏60度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。
エアロゾル発生システムで使用するための製剤が提供されており、製剤は、一つ以上のエアロゾル形成体と、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーと、を含み、製剤は摂氏60度~摂氏300度の融点を有する。
エアロゾル発生システム用のエアロゾル発生物品も提供され、エアロゾル発生物品は、一つ以上のエアロゾル形成体と、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン,ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコールおよびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーと、を含む製剤であって、製剤は摂氏60度~摂氏300度の融点を有する。
一つ以上のエアロゾル形成体、およびポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーを含む製剤を含む、エアロゾル発生装置も提供され、製剤は摂氏60度~摂氏300度の間の融点を有する。
一つ以上のエアロゾル形成体、およびポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーを含む製剤を含む、エアロゾル発生システムも提供され、製剤は摂氏60度~摂氏300度の間の融点を有する。
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体に関する。こうした揮発性化合物は、エアロゾル形成基体の加熱、またはその他のエアロゾル化手段によって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は、液体であってもよく、液体はイーリキッドであってもよい。液体は溶液であってもよい。液体はコロイドであってもよい。コロイドは、連続液体中に分散された不連続固体粒子を有してもよい。コロイドは、連続液体中に分散された不連続液体粒子を有してもよい。コロイドは、連続固体中に分散された不連続液体粒子を有してもよい。
別途記載のない限り、本明細書に列挙した製剤の構成成分の重量割合は、製剤の総重量に基づく。
製剤の融点が摂氏60度~摂氏300度の間であることを考えると、製剤は標準温度および圧力では液体ではない。標準温度および圧力では、製剤は、例えば、固体連続相および液体分散相を有する固体またはコロイドであってもよい。したがって、標準温度および圧力では、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの貯蔵部に貯蔵されたとき、製剤が加熱されるまでは、製剤は容易に流れないかもしれない。
有利なことに、製剤の融点に起因して、製剤は、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの使用中、加熱前は、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムから容易に漏出することができない。したがって、製剤の融点は、例えば、製剤を含有するエアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの輸送または保存中の漏出のリスクを低減し得る。したがって、製剤は、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの貯蔵寿命を延ばし得る。
製剤が摂氏60度~摂氏300度の間で加熱される場合、製剤の少なくとも一部分が液相に移行、または移行し始めてもよい。製剤が液体である場合、それは容易に流れ、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムのヒーターによってエアロゾルへと気化され得る。
エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの使用後、製剤が摂氏60度未満に冷却されると、製剤は固体または固体連続相を有するコロイドに戻るように移行し得る。有利なことに、この相転移は、製剤を、容易に流れない状態に戻し、これは、加熱サイクルの間に、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムから製剤が漏出または漏れ出るリスクを減少させることを意味する。
製剤は、標準温度および標準圧力で固体であってもよい。
製剤は、標準温度および標準圧力でコロイドであってもよい。コロイドは、標準温度および圧力で固体連続相を有してもよい。コロイドは、標準温度および標準圧力で液体分散相を有してもよい。一実施例では、コロイドは、標準温度および標準圧力で、固体連続相および液体分散相を有してもよい。
製剤は、約10重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約15重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約25重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約35重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約45重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約55重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約60重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約65重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約70重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約75重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約80重量パーセント以上のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
製剤は、約90重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約85重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約80重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約75重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約70重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約65重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約60重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約55重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約45重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約35重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約25重量パーセント以下のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
好ましくは、製剤は、約20重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
製剤は、約20重量パーセント~約80重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約75重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約70重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約65重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約60重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約55重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約50重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約45重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約40重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約35重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。例えば、製剤は、約20重量パーセント~約25重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
製剤は、約25重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約35重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約45重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約55重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約60重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約65重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約70重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約75重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。例えば、製剤は、約80重量パーセント~約85重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
製剤は、約25重量パーセント~約80重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約25重量パーセント~約75重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント~約70重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント~約65重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約35重量パーセント~約60重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
好ましくは、製剤は、約35重量パーセント~約55重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント~約55重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント~約50重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。製剤は、約45重量パーセント~約50重量パーセントの間のエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
製剤は、1、3-ブタンジオール、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、およびソルビトールからなる群から選択される一つ以上のエアロゾル形成体を含み得る。グリセリンは、植物性グリセリンを含んでもよい。
一部の好ましい実施形態では、一つ以上のエアロゾル形成体は、多量のグリセリンを含む。グリセリン系製剤は、より良い、より硬い固体材料を提供し得ることが見出されている。また、グリセリン系製剤に少量のプロピレングリコールを含ませることにより、プロピレングリコールを含有しないグリセリン系組成物よりも剛直性または脆性の低い固体が提供され得ることも見出されている。
ソルビトールをエアロゾル形成体の少なくとも一つとして使用することは、ソルビトールは他のエアロゾル形成体と比較して吸湿性が低く、その結果、製剤は環境からの水分吸収が減少し、湿潤条件下でより安定し得るため、有利である。
有利なことに、製剤中にプロピレングリコールを含むことは、より剛直性が低く、より脆性が低く、かつプラグ中での形成がより容易な固体またはコロイド製剤をもたらす。これらの特性は、製造プロセス中の製剤の後続の処理および取り扱いを改善する。
有利なことに、グリセリンおよびソルビトールの両方が、プロピレングリコールよりも揮発性が低くてもよく、これは暖かい条件下で蒸発し得る。
一つ以上のエアロゾル形成体は、グリセリンおよびプロピレングリコールの組み合わせを含んでもよい。一つ以上のエアロゾル形成体は、植物性グリセリンおよびプロピレングリコールの組み合わせを含んでもよい。
以下で述べるように、製剤中にプロピレングリコールを含むことにより、製剤の気化を改善する場合があり、これは所与の加熱サイクルに対してより多くのエアロゾルの生成につながり得る。
ニコチンを含むグリセリン系製剤にプロピレングリコールを含めることにより、プロピレングリコールはグリセリン(290℃)と比較して低い沸点(188℃)を有するため、より効率的なニコチンの蒸発により、エアロゾルのニコチン含量量の改善も起こり得る。しかしながら、製剤中に多量のプロピレングリコールがある場合、プロピレングリコールは加熱サイクル中に蒸発することができるため、エアロゾルのニコチン含有量は減少する。従って、ニコチン製剤中に限られた量のプロピレングリコールを有することが有利である場合がある。
製剤のグリセリン含有量重量パーセントとプロピレングリコール含有量重量パーセントの比は、1以上であってもよい。製剤のグリセリン含有量重量パーセントとプロピレングリコール含有量重量パーセントの比は、1.5以上であってもよい。製剤のグリセリン含有量重量パーセントとプロピレングリコール含有量重量パーセントの比は、2以上であってもよい。製剤のグリセリン含有量重量パーセントとプロピレングリコール含有量重量パーセントの比は、2.5以上であってもよい。製剤のグリセリン含有量重量パーセントとプロピレングリコール含有量重量パーセントの比は、3以上であってもよい。
そのような組成物は、本明細書で論じる有利な蒸発特性に加えて、最適なシールを提供するように、硬さと剛性または脆性のバランスを提供し得ることが見出された。
一つ以上のエアロゾル形成体は、一つ以上の多価アルコールを含んでもよい。一つ以上の多価アルコールは、一つ以上の水混和性多価アルコールを含んでもよい。本明細書で使用される「水混和性多価アルコール」という用語は、20℃にて液体であり、かつあらゆる比率で水と混合して均質な溶液を形成する多価アルコールを記述する。
ポリエチレンは、低密度ポリエチレンであってもよい。
好ましくは、一つ以上のポリマーは、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される。
一つ以上のポリマーは、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコールからなる群から選択されることがより好ましい。
さらにより好ましくは、一つ以上のポリマーは、ポリビニルアルコールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される。
最も好ましくは、一つ以上のポリマーは、ポリビニルアルコールからなる。
すべてのデンプンは、アミロースおよびアミロペクチンの様々な割合からなる。製剤のための特定のデンプンの選択は、デンプンの所望の機能に依存するアミロース対アミロペクチンの比率に基づいてもよい。デンプンは、コーンスターチまたは小麦デンプンであってもよい。好ましくは、デンプンは小麦デンプンである。
有利なことに、小麦デンプンおよびコーンスターチと比較して、ニコチンを含む製剤におけるポリビニルアルコールの使用は、ユーザーへのより一貫したニコチン送達を提供する。
有利なことに、コーンスターチと比較して、ニコチンを含む製剤における小麦デンプンの使用は、ユーザーへのより一貫したニコチン送達を提供する。
製剤は、約0.1重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約6重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約7重量パーセント以上のポリマー含有量を有してもよい。
製剤は、約10重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約7重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約6重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以下のポリマー含有量を有してもよい。
製剤は、約0.5重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約6重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約5重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約4重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約3重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約2重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約1重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。
製剤は、約0.1重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。ニコチン製剤は、約6重量パーセント~約7重量パーセントのポリマー含有量を有してもよい。
一つ以上のポリマーは、6000g/mol以上である重量平均分子量(Mw)を有してもよい。一つ以上のポリマーは、60000g/mol以上の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、100000g/mol以上の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、140000g/mol以上の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、200000g/mol以上の重量平均分子量を有してもよい。
一つ以上のポリマーは、8000000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、5000000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、2000000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、1000000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、500000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、200000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、190000g/mol以下の重量平均分子量を有してもよい。
一つ以上のポリマーは、6000g/mol~8000000g/molの重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、60000g/mol~500000g/molの重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、100000g/mol~200000g/molの重量平均分子量を有してもよい。一つ以上のポリマーは、140000g/mol~190000g/molの重量平均分子量を有してもよい。
製剤は、摂氏60度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏80度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏100度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏120度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏140度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏160度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏200度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏240度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏260度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏270度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏280度以上の融点を有してもよい。製剤は、摂氏300度以上の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏300度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏280度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏270度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏260度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏240度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏200度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏160度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏140度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏120度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏100度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏80度以下の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度以下の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏60度~摂氏280度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏260度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏240度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏220度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏200度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏180度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏160度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏140度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏120度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏100度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏60度~摂氏80度の間の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏80度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏100度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏120度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏140度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏160度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏200度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏240度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏260度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏270度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏280度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏180度~摂氏300度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏280度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏260度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏240度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏220度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏200度の間の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏80度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏100度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製製剤は、摂氏120度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏140度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏160度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏200度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏240度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏260度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏190度~摂氏270度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏190度~摂氏260度の間の融点を有してもよい。製製剤は、摂氏200度~摂氏260度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏200度~摂氏250度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏210度~摂氏250度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏210度~摂氏240度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏240度の間の融点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏230度の間の融点を有してもよい。
製剤は、摂氏180度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏200度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏220度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏240度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏260度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏270度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏280度以上の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏300度以上の沸点を有してもよい。
製剤は、摂氏300度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏280度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏270度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏260度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏240度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏220度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏200度以下の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度以下の沸点を有してもよい。
製剤は、摂氏180度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏200度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏240度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏260度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏270度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏280度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。
製剤は、摂氏180度~摂氏300度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏280度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏260度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏240度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏220度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏180度~摂氏200度の間の沸点を有してもよい。
製剤は、摂氏180度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏200度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏220度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏240度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。製剤は、摂氏260度~摂氏270度の間の沸点を有してもよい。
製剤は、形成された後、熱処理されてもよい。
製剤は、摂氏約50度以上の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約75度以上の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約100度以上の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約125度以上の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約150度以上の温度で熱処理されてもよい。
製剤は、摂氏約200度以下の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約175度以下の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約150度以下の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約125度以下の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約100度以下の温度で熱処理されてもよい。
製剤は、摂氏約75度~摂氏約200度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約75度~摂氏約175度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約75度~摂氏約150度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約75度~摂氏約125度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約75度~摂氏約100度の間の温度で熱処理されてもよい。
製剤は、摂氏約50度~摂氏約175度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約100度~摂氏約175度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約125度~摂氏約175度の間の温度で熱処理されてもよい。製剤は、摂氏約150度~摂氏約175度の間の温度で熱処理されてもよい。。
製剤は、オーブン中で熱処理されてもよい。製剤は、換気されたオーブンで熱処理されてもよい。
有利なことに、製剤が形成された後に製剤を熱処理することは、製剤の膨張を減少させ得る。製剤の熱処理は、一つ以上のポリマーと一つ以上のエアロゾル形成体との間の架橋を改善し得る。
製剤は、一つ以上の有機酸を含んでもよい。一部の実施形態において、一つ以上の有機酸は水溶性有機酸であってもよい。本発明に関連して本明細書で使用される「水溶性有機酸」という用語は、20℃にて約100mg/mL以上、好ましくは約500mg/mL以上、より好ましくは約750mg/mL以上、最も好ましくは約1000mg/mL以上の水溶性を有する有機酸を記述する。
別途記載のない限り、本明細書に列挙した水溶性値は、OECD(1995),Test No. 105: Water Solubility,OECD Guidelines for the Testing of Chemicals,Section 1,OECD Publishing,Paris,https://doi.org/10.1787/9789264069589-enの事前試験に基づいて測定された水溶解度である。段階的手順において、蒸留水の増加体積が20℃にて10mlのガラスストッパ付きメスシリンダー中の0.1gの試料(固形物質は粉砕されなければならない)に添加される。しかしながら、物質が酸である場合、試料は第一の工程で蒸留水に添加される。ある量の水の毎回の添加後に、混合物を10分間振盪し、試料の溶解していない部分がないかを視覚的に確認した。10mlの水を添加した後、試料または試料の一部が溶解していないままである場合、この実験は100mlのメスシリンダーで継続される。その体積の水で試料の完全な溶解が起こるおよその溶解度が以下の表1に示されている。
溶解度が低いとき、物質を溶解するのに長い時間が必要とされる場合があり、少なくとも24時間はみるべきである。24時間後、物質が依然として溶解していない場合、メスシリンダーが超音波浴中に40℃で15分間置かれ、さらに24時間おきます(最大96時間)。物質が依然として溶解していない場合、溶解度が限界値を下回るか、または可溶性ではないと見なされる。
Figure 2023508007000002

有利なことに、製剤がニコチンを含む場合、製剤中に有機酸を含むことが、ニコチンのユーザーへの送達が改善され得る。
有利なことに、製剤中に有機酸を含むことは、製剤内の可塑化効果を提供し得、これは製剤の機械的特性を改善し得る。
製剤は、約0.1重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2.5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3.5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4.5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以上の有機酸含有量を有してもよい。
製剤は、約10重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4.5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3.5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2.5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント以下の有機酸含有量を有してもよい。
製剤は、約0.1重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2.5重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約3.5重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約4.5重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。
製剤は、約0.1重量パーセント~約8重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約4.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約4重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約3.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約3重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約2.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約2重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約0.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。
製剤は、約0.5重量パーセント~約4.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント~約4.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント~約4.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント~約4重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約4重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約3.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2.5重量パーセント~約3.5重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。製剤は、約2.5重量パーセント~約3重量パーセントの間の有機酸含有量を有してもよい。
一つ以上の有機酸は、一つ以上のポリカルボン酸、一つ以上のモノカルボン酸、またはモノカルボン酸とポリカルボン酸の組み合わせを含み得る。
一つ以上の有機酸が、マロン酸、クエン酸、2-エチル酪酸、酢酸、アジピン酸、安息香酸、酪酸、桂皮酸、シクロヘプタン-カルボン酸、フマル酸、グリコール酸、ヘキサン酸、乳酸、レブリン酸、リンゴ酸、ミリスチン酸、オクタン酸、シュウ酸、プロパン酸、ピルビン酸、コハク酸、およびウンデカン酸からなる群から選ばれてもよい。
一部の実施形態では、一つ以上の有機酸は、マロン酸、クエン酸、乳酸、安息香酸、レブリン酸、フマル酸、および酢酸からなる群から選択される。
一部の実施形態では、一つ以上の有機酸は、マロン酸、クエン酸、乳酸、フマル酸、および酢酸からなる群から選択される。
最も好ましくは、一つ以上の有機酸は、乳酸からなる。
製剤は、一つ以上の金属塩を含んでもよい。
製剤中の一つ以上の金属塩と一つ以上のエアロゾル形成体との間の結合は一つ以上のエアロゾル形成体の沸点を上昇させ得る。製剤がニコチンを含む時、これは有利なことに、エアロゾル発生システムで使用される時に、一つ以上の金属塩を含まない典型的な液体ニコチン製剤と比較して、製剤からのニコチンの気化効率を高める場合がある。
一つ以上の金属塩は、アルギン酸金属、安息香酸金属、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、レブリン酸金属、プロパン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択されてよい。
一つ以上の金属塩は、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、レブリン酸金属、プロパン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択されることが好ましい。
一つ以上の金属塩は、安息香酸金属、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、レブリン酸金属、プロパン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択されることが好ましい。
一つ以上の金属塩は、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択されることが好ましい。
一つ以上の塩は、任意の適切な金属の塩であってもよい。
一つ以上の金属塩は、アルカリ金属塩であることが好ましい。
一つ以上の金属塩は、ナトリウム塩であることがより好ましい。
好ましくは、揮発性バリアは、一つ以上の非糖質ナトリウム塩を含む。
高い分子量を有する金属塩は、ニコチンの気化効率および個体層の形成速度に関する上述の利点を改善する場合がある。しかしながら、金属塩の分子量が過度に高い場合、溶解度などの特性が悪影響を受け始める。有利なことに、製剤中にステアリン酸ナトリウムを含むことは、溶解度を維持する一方で、ニコチンの気化効率の改善および個体層の形成速度において最適なバランスを提供する場合がある。
製剤は、安息香酸ナトリウム、桂皮酸ナトリウム、シクロヘプタンカルボン酸ナトリウム、レブリン酸ナトリウム、プロパン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、およびウンデカン酸ナトリウムからなる群から選択される一つ以上のナトリウム塩を含むことがより好ましい。
一つ以上の金属塩は、桂皮酸ナトリウム、シクロヘプタンカルボン酸ナトリウム、レブリン酸ナトリウム、プロパン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、およびウンデカン酸ナトリウムからなる群から選択されることが好ましい。
一つ以上のナトリウム塩は、安息香酸ナトリウム、桂皮酸ナトリウム、シクロヘプタンカルボン酸ナトリウム、レブリン酸ナトリウム、プロパン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、およびウンデカン酸ナトリウムからなる群から選択されることが好ましい。
一つ以上の金属塩は、桂皮酸ナトリウム、シクロヘプタンカルボン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、およびウンデカン酸ナトリウムからなる群から選択されることが好ましい。
製剤は、ステアリン酸ナトリウムを含むことが最も好ましい。
有利なことに、製剤中に一つ以上のステアリン酸金属を含むことは、製剤の機械的特性を改善する。
有利なことに、製剤中の一つ以上のステアリン酸金属と一つ以上のエアロゾル形成体との間の共有結合は、一つ以上のエアロゾル形成体の沸点をさらに上昇させ得る。製剤がニコチンを含む時、これは有利なことに、一つ以上のステアリン酸金属を含まない典型的な液体ニコチン製剤と比較して、エアロゾル発生システムで使用される時に、ニコチン製剤からのニコチンの気化効率を高める場合がある。
製剤は、約0.1重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.25重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.75重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.25重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.75重量パーセント以上の金属塩含有量を有してもよい。
製剤は、約5重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.75重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.25重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.75重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント以下の金属塩含有量を有してもよい。
製剤は、約0.1重量パーセント~約5重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。ニコチン製剤は、約0.1重量パーセント~約3重量パーセントの金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1.75重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1.5重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1.25重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約1重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約0.75重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約0.5重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.1重量パーセント~約0.25重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。
製剤は、約0.25重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約0.75重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.25重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント~約2重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。製剤は、約1.75重量パーセント~約5重量パーセントの間の金属塩含有量を有してもよい。
製剤は、ニコチンを含んでもよい。製剤は、液体ニコチンを含んでもよい。
ニコチンはニコチン塩基であってもよい。ニコチンはニコチン塩であってもよい。製剤は、天然ニコチンを含んでもよい。製剤は、合成ニコチンを含んでもよい。
ニコチン塩は、一つ以上の有機酸を用いて形成されてもよい。ニコチン製剤は、一つ以上の有機酸を含んでもよい。
ニコチンは、タバコ風味成分などの他のタバコ成分を含み得るタバコ抽出物として提供されてもよい。
製剤は、約0.5重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約1.5重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以上のニコチン含有量を有してもよい。
製剤は、約10重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約8重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約5重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント以下のニコチン含有量を有してもよい。
製剤は、約0.5重量パーセント~約10重量パーセントの間のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約8重量パーセントの間のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約5重量パーセントの間のニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約3重量パーセントのニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約2重量パーセントのニコチン含有量を有してもよい。製剤は、約0.5重量パーセント~約1重量パーセントのニコチン含有量を有してもよい。
製剤は、約1重量パーセント~約5重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約5重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント~約5重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約4重量パーセント~約5重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。
製剤は、約1重量パーセント~約2重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約3重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約3重量パーセント~約5重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約2重量パーセント~約4重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。製剤は、約1重量パーセント~約4重量パーセントのニコチン含水量を有してもよい。
製剤は、水を含んでもよい。
製剤は、約10重量パーセント以上の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント以上の含水量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント以上の含水量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント以上の含水量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント以上の含水量を有してもよい。製剤は、約60重量パーセント以上の含水量を有してもよい。
製剤は、約70重量パーセント以下の含水量を有してもよい。製剤は、約60重量パーセント以下の含水量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント以下の含水量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント以下の含水量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント以下の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント以下の含水量を有してもよい。
製剤は、約20重量パーセント~約70重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約60重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約50重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約40重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約20重量パーセント~約30重量パーセントの間の含水量を有してもよい。
製剤は、約30重量パーセント~約60重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約40重量パーセント~約60重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約50重量パーセント~約50重量パーセントの間の含水量を有してもよい。
製剤は、約10重量パーセント~約70重量パーセントの間の含水量を有してもよい。製剤は、約30重量パーセント~約50重量パーセントの間の含水量を有してもよい。
エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生物品を備え得る。
エアロゾル発生物品は、製剤からエアロゾルを発生するように構成されたアトマイザーを備えてもよい。
エアロゾル発生物品はカートリッジであってもよい。
製剤およびアトマイザーを含むカートリッジは、「カートマイザー」と呼ばれてもよい。
アトマイザーは熱式アトマイザーであってもよい。
本明細書で使用される「熱式アトマイザー」という用語は、製剤を加熱してエアロゾルを発生するように構成されるアトマイザーを記述する。
エアロゾル発生物品は、任意の適切なタイプの熱式アトマイザーを備えてもよい。例えば、熱式アトマイザーは、ヒーターを含んでもよい。熱式アトマイザーは電気ヒーターを備えてもよい。一例では、熱式アトマイザーは、抵抗性発熱体を含む電気ヒーターを備えてもよい。別の例では、熱式アトマイザーは、誘導発熱体を備える電気ヒーターを備えてもよい。
ヒーターは発熱体を備えてもよい。発熱体はグリッド要素であってもよい。発熱体はグリッド層であってもよい。発熱体はメッシュ要素であってもよい。発熱体はメッシュ層であってもよい。このような実施形態において、製剤は、グリッドまたはメッシュを形成するすきま空間の中に流れ込んでもよい。
アトマイザーは非熱式アトマイザーであってもよい。
本明細書で使用される「非熱式アトマイザー」という用語は、加熱以外の方法によって製剤からエアロゾルを発生するように構成されているアトマイザーを記述する。
エアロゾル発生物品は、任意の適切なタイプの非熱式アトマイザーを備えてもよい。例えば、非熱式アトマイザーは、衝突ジェットアトマイザーであってもよい。別の例では、非熱式アトマイザーは、超音波アトマイザーであってもよい。別の例では、非熱式アトマイザーは、振動メッシュアトマイザーであってもよい。
エアロゾル発生物品は、製剤をホストするための多孔性材料を含んでもよい。多孔性材料は、捲縮されてもよい。
エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生装置を備えてもよい。
エアロゾル発生装置は、製剤を収容するための貯蔵部を含んでもよい。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分を受容するように構成された装置空洞を画定するハウジングを含んでもよい。
エアロゾル発生装置は、製剤からエアロゾルを発生するように構成されたアトマイザーを備えてもよい。
アトマイザーは熱式アトマイザーであってもよい。
本明細書で使用される「熱式アトマイザー」という用語は、製剤を加熱してエアロゾルを発生するように構成されるアトマイザーを記述する。
エアロゾル発生装置は、任意の適切なタイプの熱式アトマイザーを備えてもよい。例えば、熱式アトマイザーは、ヒーターを含んでもよい。熱式アトマイザーは電気ヒーターを備えてもよい。一例では、熱式アトマイザーは、抵抗性発熱体を含む電気ヒーターを備えてもよい。別の例では、熱式アトマイザーは、誘導発熱体を備える電気ヒーターを備えてもよい。
ヒーターは発熱体を備えてもよい。発熱体はグリッド要素であってもよい。発熱体はグリッド層であってもよい。発熱体はメッシュ要素であってもよい。発熱体はメッシュ層であってもよい。このような実施形態において、製剤は、グリッドまたはメッシュを形成するすきま空間の中に流れ込んでもよい。
エアロゾル発生装置は、製剤をホストするための多孔性材料を含んでもよい。多孔性材料は、捲縮されてもよい。
本発明によると、製剤からエアロゾルを発生するように構成されたアトマイザーと、本発明による製剤を備えるエアロゾル発生システムと、がさらに提供されている。
アトマイザーは熱式アトマイザーであってもよい。
エアロゾル発生システムは、任意の適切なタイプの熱式アトマイザーを備えてもよい。
熱式アトマイザーは電気ヒーターを備えてもよい。例えば、熱式アトマイザーは、発熱体を含む電気ヒーターを備えてもよく、発熱体は、抵抗性発熱体または誘導性発熱体であってもよい。
発熱体はグリッドまたはメッシュ要素または層であってもよい。このような実施形態において、製剤は、グリッドまたはメッシュ要素を形成するすきま空間の中に流れ込んでもよい。
エアロゾル発生システムは、製剤を含む本発明によるエアロゾル発生物品と、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分を受容するように構成された装置空洞を画定するハウジングを備えるエアロゾル発生装置とを備えてもよい。
エアロゾル発生システムは、製剤を含む本発明による消費されるエアロゾル発生物品と、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分を受容するように構成された装置空洞を画定するハウジングを備える再使用可能なエアロゾル発生装置と、を備えてもよい。
エアロゾル発生装置は、電池および制御装置を備えてもよい。
エアロゾル発生システムは、製剤およびアトマイザーを含む本発明によるエアロゾル発生物品と、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分を受容するように構成された装置空洞を画定するハウジングを備えるエアロゾル発生装置と、を備えてもよい。
エアロゾル発生システムは、製剤を含む本発明によるエアロゾル発生物品と、エアロゾル発生物品およびアトマイザーの少なくとも一部分を受容するように構成された装置空洞を画定するハウジングを備えるエアロゾル発生装置とを備えてもよい。
エアロゾル発生システムは、製剤をホストするための多孔性材料を含んでもよい。多孔性材料は、捲縮されてもよい。
誤解を避けるために、製剤に関する上述の特徴はまた、適切な場合、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生システムに関する場合がある。同様に、エアロゾル発生物品に関する上述の特徴はまた、適切な場合、エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生システムに関する場合があり、その逆もあり得る。
例証としてのみであるが、以下の実施例および添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、エアロゾル発生装置および、本発明による製剤を含むエアロゾル発生物品を備えるエアロゾル発生システムの概略断面側面図である。 図2は、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置中に挿入された図1のエアロゾル発生システムの概略断面側面図である。 図3は、本発明による製剤を含むエアロゾル発生物品を備える別のエアロゾル発生システムの概略断面側面図である。 図4は、エアロゾル形成基体加熱前の、本発明による製剤を含むエアロゾル発生物品の概略断面側面図である。 図5は、エアロゾル形成基体加熱中の、本発明による製剤を含むエアロゾル発生物品の概略断面側面図である。 図6は、様々なエアロゾル形成体組成物の範囲についての、mg単位での1吸煙当たりの平均エアロゾル化収集質量を示すグラフである。 図7は、様々なエアロゾル形成体組成物の範囲についての、mg単位での1吸煙当たりの平均ニコチンを示すグラフである。 図8は、様々なエアロゾル形成体組成物の範囲についての平均ニコチンパーセントを示すグラフである。
ユーザーに送達するためのエアロゾル発生システムは、典型的に製剤から吸入可能なエアロゾルを発生するように構成されたアトマイザーを備える。一部の公知のエアロゾル発生システムは、製剤を加熱し気化させてエアロゾルを発生させるように構成される電気ヒーターなどの熱式アトマイザーを含む。エアロゾル発生システム用の典型的な製剤は、ニコチン製剤であり、それはグリセリンおよび/またはプロピレングリコールなどのエアロゾル形成体を含む液体ニコチン製剤であってよい。
エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生装置とおよび製剤を含むエアロゾル発生物品とを備えることができる。典型的なエアロゾル発生システムは、エアロゾル発生物品からの製剤の望ましくない漏出の問題に苦しむ場合がある。製剤の漏出は、例えば、エアロゾル発生物品の貯蔵部内に製剤が多すぎるとき、エアロゾル発生物品またはシステムの一つ以上の部品を形成する材料が、設計されたように製剤を保持しないとき、例えば飛行機による輸送での高高度における圧力の変化、または例えば、暑い天気による高温、など、多くの異なる状況で発生し得る。
典型的なニコチン製剤と比較して、エアロゾル発生物品またはシステムからの低減された漏れのリスクを呈する製剤を提供することが望ましいであろう。
図1および図2は、エアロゾル発生装置10とエアロゾル発生物品20とを含むエアロゾル発生システムを示す。この例では、エアロゾル発生物品20はカートリッジである。
エアロゾル発生装置10は、エアロゾル発生物品20を空洞18で受容するように構成される。エアロゾル発生物品20はハウジング24を含む。ハウジング24は、貯蔵部22を画定する。貯蔵部22は、取り外し可能なカバー26によって覆われ得る貯蔵部開口部を有する。エアロゾル形成基体は貯蔵部22の中に配置されている。貯蔵部22内のエアロゾル形成基体は、本発明による製剤であってもよい。
図1および2に示す例では、エアロゾル発生物品20は、貯蔵部22内の製剤からエアロゾルを生成するように構成されたアトマイザーを含む。アトマイザーは熱式アトマイザーであってもよい。図1および図2に示す例では、アトマイザーは電気ヒーター30である。別の例では、アトマイザーは、非熱式アトマイザーなどの異なるタイプのアトマイザーであってもよい。
図1および図2の例では、エアロゾル発生物品20は、エアロゾル形成基体およびアトマイザーを含有し、したがって、“カートマイザー”と呼んでもよい。
エアロゾル発生物品20は、貯蔵部22に設けられたエアロゾル形成基体が枯渇した時に、ユーザーによって交換可能である。
図1は、エアロゾル発生装置10に挿入さる直前のエアロゾル発生物品20を示す。図1の矢印1は、エアロゾル発生装置10へのエアロゾル発生物品20の挿入方向を示す。
エアロゾル発生装置10は携帯可能であり、従来の葉巻たばこまたは紙巻たばこに匹敵するサイズを有する。エアロゾル発生装置10は、主本体11およびマウスピース部分12を備える。主本体11は、リン酸鉄リチウム電池などの電池14、制御装置16、および空洞18を備える。
マウスピース部分12は、ヒンジ接続部21によって主本体11に接続され、図1に示す開位置と図2に示す閉位置との間で移動可能である。マウスピース部分12は、エアロゾル発生物品20の挿入および取り外しを可能にするために開位置に定置されており、またエアロゾルを発生するためにエアロゾル発生システムが使用される時に閉位置に定置されている。
マウスピース部分12は、複数の空気入口13および出口15を備える。使用時に、ユーザーは出口15を吸引または吸煙して、空気を空気入口13からマウスピース部分を通して出口15に引き出し、その後、ユーザーの口または肺に入れる。内部バッフル17は、空気が、マウスピース部分12を通って、エアロゾル発生物品20を通過して流れるよう強制するために提供される。
ハウジング24は、エアロゾル形成基体内に浸された毛細管材料を含む。この実施例の毛細管材料は、電気ヒーター30に隣接して設置される。
空洞18は円形断面を持ち、エアロゾル発生物品20のハウジング24を受容するサイズである。電気コネクター19は、制御装置16と電池14とエアロゾル発生物品20の対応する電気接点との間に電気的接続を提供するために、空洞18の側部に提供される。この設定により、電気ヒーター30に電力を供給することができる。
図2は、エアロゾル発生装置10の空洞18内に挿入されたエアロゾル発生物品20を示す。この位置で、電気コネクター19は、エアロゾル発生物品20上の対応する電気接点に対して置かれる。カバー26が完全に取り外され、マウスピース部分12が閉位置に移動した。
マウスピース部分12は、留め金構造によって閉位置に保持される(図示せず)。スナップ式装着または磁気式クロージャーなどの、マウスピースを閉位置に保持するためのその他の適切な構造が使用されてもよいことは、当業者には明らかであろう。
閉位置にあるマウスピース部分12は、エアロゾル発生システムの向きに関係なく、使用時に良好な電気的接続が維持されるように、エアロゾル発生物品20を電気コネクター19と電気的に接触した状態に保つ。
使用時に、エアロゾル発生装置10がユーザーによって起動されると、電気ヒーター30は、貯蔵部22のエアロゾル形成基体の少なくとも一部分を溶融およびエアロゾル化する。ユーザーが出口15を吸引または吸煙するにつれて、空気は空気入口13を通って、電気ヒーター30および毛細管材料の上に流れる。電気ヒーター30および毛細管材料上に流れる空気は、気化エアロゾル形成基体から気化エアロゾル成分を同伴する。次に、同伴されたエアロゾル形成基体を有する空気は、出口15を通ってユーザーに流れ出る。この気流レジームを図2に示す。
図3は、エアロゾル発生物品200を含むエアロゾル発生システムの代替的実施形態を示す。この例では、エアロゾル発生物品200は、エアロゾル発生物品200の“リップスティック”前進機構である。エアロゾル発生物品200は、本体212を含む。本体212は、貯蔵部210を画定する。貯蔵部210は、貯蔵部開口部215を有する。エアロゾル形成基体211は貯蔵部210の中に配置されている。ヒーター222は、貯蔵部開口部215に近接して配置される。この例では、本体212は、移動可能な硬質基部213に結合されるリングまたは回転要素251を含む。リングまたは回転要素251は、回転運動をスパイラルまたはらせん溝214を介して横方向の運動に変換する。ピン(図示せず)は、剛直な基部213をスパイラルまたはらせん溝214に連結して、エアロゾル形成基体211の横方向の運動を提供する。エアロゾル形成基体211は、本発明による製剤であり、ヒーター222のメッシュ層の中に、およびそれを通って流れてもよい。
代替的な実施形態(図示せず)において、エアロゾル発生システムは、ヒーター222に向かってエアロゾル形成基体211を移動または前進させる自動機構を備えてもよい。こうした代替的な実施形態において、エアロゾル発生装置200の制御装置253は、作動装置または前進機構を起動して、ヒーター222がエアロゾル形成基体211と接触していないことを検出した後、エアロゾル形成基体211および剛直な基部213をヒーター222に向かって前進させてもよい。作動装置または前進機構は、エアロゾル発生物品200上に提供されてもよい。
図4および図5は、代替的エアロゾル発生物品300の概略断面図である。図4は、ユーザーが使用する前のエアロゾル発生物品300を示す。エアロゾル発生物品300は、貯蔵部開口部315を有する貯蔵部310を画定する本体312を含む。エアロゾル形成基体311は貯蔵部310の中に配置される。エアロゾル発生物品300は、貯蔵部開口部315を横切って位置するヒーター322を含む。この例では、ヒーター322は、メッシュ層323の形態の発熱体を有する。エアロゾル発生物品300はまた、移動要素324を含む。移動要素324は多孔性材料で形成されているることが好ましい。図4の実施例では、移動要素324は、ガラス繊維の層から形成される。移動要素324は、貯蔵部310からヒーター322のメッシュ層313へのエアロゾル形成基体311の流れの制御を提供する。この例では、エアロゾル形成基体311は、本発明による製剤である。
本発明による製剤(実施例A)は表1に示す組成物を有して調製される。実施例Aの製剤は、標準温度および標準圧力で固体である。
Figure 2023508007000003
実施例Aの製剤は、以下の通り調製される。
(1) ホットプレート攪拌器を使用して約摂氏100度~約摂氏120度の間の温度に一つ以上のエアロゾル形成体を加熱する
(2) 常に攪拌しながら、一つ以上のエアロゾル形成体に一つ以上のポリマーを加え、その後、混合物が透明になるまで混合物を約85℃~約95℃の間の温度で加熱し続ける
(3) 透明な混合物に水を添加する
(4) 常に攪拌しながら、混合物の加熱温度を約50℃に減少させ、かつ混合物にニコチンと有機酸を添加する
(5) 加熱された混合物を成形の中に注ぎ、その後、製剤を形成するために混合物を冷却し、かつ凝結させる
図4および5に示すエアロゾル発生物品300にてエアロゾル形成基体311として使用される場合、エアロゾル形成基体としての本発明による製剤の使用例を、実施例Aの製剤を参照して記載する。
図4は、標準温度および圧力でのエアロゾル形成基体311を示す。図5は、ヒーター322による加熱時における高温でのエアロゾル形成基体311を示す。
図4および図5の例では、エアロゾル形成基体311の融点は摂氏60度~摂氏300度の間であるため、エアロゾル形成基体311は標準温度および圧力において固体である。別の実施例では、エアロゾル形成基体311は、標準温度および圧力でコロイドである。コロイドは、固体連続相および液体分散相を有してもよい。
したがって、ヒーター322が起動される前は、エアロゾル形成基体311は固相にある。
図1において、エアロゾル発生物品300はエアロゾル発生装置10の中に挿入されている。
次に、エアロゾル発生装置300は、ユーザーによって活性化される。エアロゾル発生装置10の起動は、エアロゾル発生物品300のヒーター322の起動を伴う。ヒーター322の起動は、移動要素324内に含まれるエアロゾル発生基体311の一部を加熱する。この例では、ヒーター322は、六分間、0.8ワットの電力で起動される。一実施例では、ヒーター322は、異なる電力レベルで起動されてもよい。別の実施例では、ヒーター322は、異なる時間周期にわたって起動されてもよい。
0.8ワットの電力で六分間ヒーター322を起動すると、メッシュ層323の温度は約摂氏200度まで上昇する。
移動要素324内に含まれるエアロゾル形成基体311の加熱は、エアロゾル形成基体311の少なくとも一部分の温度を上昇させ、エアロゾル発生基体311の加熱された部分を液体に溶融させる。
図5は、エアロゾル形成基体311の全体が、ヒーター322によるエアロゾル形成基体311の加熱を通して液体へと移行した例を示す。別の実施例では、エアロゾル形成基体311の少なくとも一部分、または一部分のみが、ヒーター322の活性時に、液体に溶融される。例えば、ヒーター322に隣接するエアロゾル形成基体311の一部分は、液体に溶融してもよいが、エアロゾル形成基体311の残りの部分は、固体として残ってもよい。
エアロゾル形成基体311の温度は、移動要素324内に含まれる溶融したエアロゾル形成基体311の少なくとも一部がエアロゾルに気化するまで増加する。
エアロゾルはその後、ユーザーによって出口15を通して吸入されてもよい。
ヒーター322の第一の加熱サイクルが完了した後、エアロゾル形成基体311は冷却される。エアロゾル形成基体311は、図4に示すように、固体に戻る。
エアロゾル発生物品300は、貯蔵部310内に収容されるエアロゾル発生基体311が完全に消費される前に数回使用され得る。したがって、エアロゾル発生物品300は、複数の加熱サイクルを経験し得る。したがって、使用中、エアロゾル形成基体は、複数の相変化を経験し得る。
有利なことに、エアロゾル形成基体311は、貯蔵部310内の固体または実質的に固体のコロイドとして保存される。エアロゾル形成基体311は固体として保存されるため、液体エアロゾル形成基体311よりも、貯蔵部310から漏れるまたは漏れ出る可能性ははるかに低い。これを考慮すると、本発明による製剤からなるエアロゾル形成基体311を含むエアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムは、改善された貯蔵寿命を有する。
さらに、本発明による製剤からなるエアロゾル形成基体311は、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの通常の加熱サイクル中に加熱されると、液体に溶融する。これは、エアロゾル形成基体が、通常の液体エアロゾル形成基体として流れ、正常にエアロゾル中に気化され得ることを意味する。論じるように、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生システムの特定の設計に応じて、エアロゾル形成基体の一部分またはエアロゾル形成基体全体のいずれかが、加熱サイクルの間に溶融し得る。
さらに、本発明による製剤からなるエアロゾル形成基体311が加熱サイクル後に冷却されると、それは固体に戻り、貯蔵部310からもはや流れ出ることができなくなる。これにより、エアロゾル発生物品、エアロゾル発生装置、またはエアロゾル発生システムの使用間のエアロゾル形成基体311の漏出が防止される。
図6は、プロピレングリコール(PG)の重量パーセントが、植物性グリセリン(VG)の重量パーセントに対して変化する場合の、異なるエアロゾル形成体組成物の範囲に対する、1吸煙当たりのmg単位の平均エアロゾル化収集質量を示す。例えば、「25% PG対VG」のデータは、25重量パーセントのプロピレングリコールと75重量パーセントの植物性グリセリンを含有するエアロゾル形成体組成物を含有する製剤用である。
図7は、プロピレングリコール(PG)の重量パーセントが植物性グリセリン(VG)の重量パーセントに対して変化する場合の、異なるエアロゾル形成体組成物の範囲に対する、1吸煙当たりのmg単位の平均ニコチン量を示すグラフである。例えば、「25% PG対VG」のデータは、25重量パーセントのプロピレングリコールと75重量パーセントの植物性グリセリンを含有するエアロゾル形成体組成物を含有する製剤用である。
図8は、プロピレングリコール(PG)の重量パーセントが植物性グリセリン(VG)の重量パーセントに対して変化する場合の、異なるエアロゾル形成体組成物の範囲の平均ニコチンパーセントを示すグラフである。例えば、「25% PG対VG」のデータは、25重量パーセントのプロピレングリコールと75重量パーセントの植物性グリセリンを含有するエアロゾル形成体組成物を含有する製剤用である。
グラフ内のデータは、先に論じたように、プロピレングリコールを、ニコチンを含む製剤中のエアロゾル形成体として含むことによって、エアロゾルのニコチン含有量が改善することを示す。例えば、ニコチンの最大重量パーセントは、エアロゾル形成体に5重量パーセントのプロピレングリコールがある場合である。この改善は、プロピレングリコールがグリセリン(290℃)と比較して低い沸点(188℃)を有するため、ニコチンのより効率的な気化に起因する可能性がある。
しかしながら、製剤中に多量のプロピレングリコールがある場合(例えば、25重量パーセントのプロピレングリコール)、プロピレングリコールが加熱サイクル中に蒸発することができるため、エアロゾルのニコチン含有量は減少する。従って、ニコチン製剤中に限られた量のプロピレングリコールを有することが有利である。
上述の例示的な実施形態は、特許請求の範囲の範囲を制限することを意図するものではない。上述の例示的な実施形態と一貫性のある他の実施形態が、当業者に明らかであろう。一実施形態に関して説明される特徴はまた、他の実施形態にも適用できる場合がある。

Claims (15)

  1. エアロゾル発生システムで使用するための製剤であって、前記製剤が、
    一つ以上のエアロゾル形成体と、
    ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、ポリカプロラクトン、ポリエチレン、ポリプロピレングリコール、およびデンプンからなる群から選択される一つ以上のポリマーと、を含み、
    前記製剤が、摂氏100度~摂氏300度の融点を有する、製剤。
  2. 前記製剤が、摂氏180度~摂氏270度の融点を有する、請求項1に記載の製剤。
  3. 前記製剤が、20重量パーセント~85重量パーセントのエアロゾル形成体含有量を有する、請求項1または請求項2に記載の製剤。
  4. 前記製剤が、35重量パーセント~55重量パーセントのエアロゾル形成体含有量を有する、請求項3に記載の製剤。
  5. 前記一つ以上のエアロゾル形成体が、一つ以上の水混和性多価アルコールを含む、請求項2~4のいずれかに記載の製剤。
  6. 前記一つ以上の水混和性多価アルコールが、植物グリセロール、プロピレングリコールおよびソルビトールからなる群から選択される、請求項5に記載の製剤。
  7. 一つ以上の有機酸を含む、請求項1~6のいずれかに記載の製剤。
  8. 前記製剤が、10重量パーセント未満の有機酸含有量を有する、請求項7に記載の製剤。
  9. 前記一つ以上の有機酸が、マロン酸、クエン酸、2-エチル酪酸、酢酸、アジピン酸、安息香酸、酪酸、桂皮酸、シクロヘプタン-カルボン酸、フマル酸、グリコール酸、ヘキサン酸、乳酸、レブリン酸、リンゴ酸、ミリスチン酸、オクタン酸、シュウ酸、プロパン酸、ピルビン酸、コハク酸、およびウンデカン酸からなる群から選択される、請求項7または8に記載の製剤。
  10. 前記一つ以上の有機酸が、マロン酸、クエン酸、乳酸、安息香酸、レブリン酸、フマル酸、および酢酸からなる群から選択される、請求項9に記載の製剤。
  11. 前記製剤が、約0.5重量パーセント以上のポリマー含有量を有する、請求項1~10のいずれかに記載の製剤。
  12. 一つ以上の金属塩を含む、請求項1~11のいずれかに記載の製剤。
  13. 前記一つ以上の金属塩が、アルギン酸金属、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、レブリン酸金属、プロパン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択され、好ましくは、前記一つ以上の金属塩が、桂皮酸金属、シクロヘプタンカルボン酸金属、ステアリン酸金属、およびウンデカン酸金属からなる群から選択される、請求項12に記載の製剤。
  14. エアロゾル発生システムで使用するためのエアロゾル発生物品であって、請求項1~13のいずれか一項に記載の製剤を含む、エアロゾル発生物品。
  15. エアロゾル発生システムであって、
    請求項1~13のいずれか一項に記載の製剤と、
    前記製剤からエアロゾルを生成するように構成されるアトマイザーと、を備える、システム。
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