JP2023504394A - 電子ディスプレイ用の伸長性のポリマー及び誘電体層 - Google Patents

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Abstract

ディスプレイデバイスは、複数の有機発光ダイオード(OLED)を有するディスプレイ層と、ディスプレイ層の発光側を覆うカプセル化層とを含む。カプセル化層は、ディスプレイ層上の複数の第1のポリマー突起であって、間に空間を有する、複数の第1のポリマー突起、及び複数の第1のポリマー突起と、第1のポリマー突起間の空間内の任意の露出した下にある表面とを共形的に覆う第1の誘電体層であって、第1のポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、側壁間の空間内にウェルを画定する、第1の誘電体層を含む。【選択図】図2A

Description

本開示は、電子ディスプレイ、より具体的には、電子ディスプレイ中の構成要素、特に有機発光ダイオードを、保護するためのカプセル化層に関する。
電子ディスプレイは、典型的には、基板上に堆積された複数の層を含む。例えば、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイは、基板上に、さまざまな構成で(インセル、オンセル)、バックプレーン(例えば、薄膜トランジスタなどの電気制御要素を含むもの)、フロントプレーン、カプセル化、及び他の機能的要素(例えば、タッチ感応構成要素、ハードコート、偏光子)を含む。フロントプレーンは、アノード層、導電層、発光層、及びカソード層を含む。典型的なOLEDディスプレイは、カプセル化を含み、ディスプレイの層を、例えば、周囲の酸化剤(例えば、水分、酸素)、ほこり、及びその他の大気条件から保護することができる。典型的には、カプセル化は、ガラスリッドにより、又は1つ又は複数のバリア層により提供される。フレキシブルなカプセル化のために、OLEDディスプレイは、通常平面で連続した2つの層(有機層及び無機層)の積層体を含むバリア2層によってコーティングすることができる。
一態様では、ディスプレイデバイスは、複数の有機発光ダイオード(OLED)を有するディスプレイ層と、ディスプレイ層の発光側を覆うカプセル化層とを含む。カプセル化層は、ディスプレイ層上の複数の第1のポリマー突起であって、間に空間を有する、複数の第1のポリマー突起、及び複数の第1のポリマー突起と、第1のポリマー突起間の空間内の任意の露出した下にある表面とを共形的に覆う第1の誘電体層であって、第1のポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、側壁間の空間内にウェルを画定する、第1の誘電体層を含む。
別の態様では、第1のポリマー突起間の空間では、下にある表面が露出している。
別の態様では、複数の第1のポリマー突起は、下にある誘電体層上の複数の湾曲した凸状のポリマー突起である。
別の態様では、複数の第1のポリマー突起は、ディスプレイ層の頂面に実質的に垂直である側面と、頂面に実質的に平行である上面とを有する。
別の態様では、複数の第2のポリマー突起は、第1の誘電体層上に配置され、複数の第2のポリマー突起は、第1の誘電体層が露出した空間を間に有し、第2の誘電体層は、複数の第2のポリマー突起及び複数の第2のポリマー突起間の空間内の第1の誘電体層を共形的に覆い、第2の誘電体層は、複数の第2のポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、第2の誘電体層の側壁間の空間内にウェルを画定する。
別の態様では、カプセル化層は複数の二重層を含み、各二重層は、複数のポリマー突起及び誘電体層を含む。
別の態様では、側壁はOLED間の間隙と整列している。
別の態様では、側壁は、OLEDに対して、複数のOLEDを含むピクセルに対して、又はピクセルのグループに対して、均一な横方向位置に位置決めされている。
実装は、一又は複数の下記の特徴を含み得る。
ディスプレイ層は、複数の有機発光ダイオードを覆うキャッピング層を有し得る。ディスプレイ層は、非平面の頂面を有し得る。下にある表面は、ディスプレイ層の頂面であり得る。
カプセル化層は、ディスプレイ層と接触するとともにそれを共形的に覆う誘電体層を含んでもよく、下にある表面は、下にある誘電体層の頂面であってもよい。下にある誘電体層は、第1の誘電体層と同じ材料であってもよい。
第1の誘電体層は、無機酸化物、又は無機酸化物の混合物であり得る。第1のポリマー突起は、フォトレジストであり得る。
複数の第1のポリマー突起は、複数の別個の突起によって提供され得る。少なくとも1つの第1のポリマー突起の側面の少なくとも一部は、下にある表面に対して斜めの角度にあり得る。第1のポリマー突起は、湾曲した凸状の突起、例えば、半球状の突起であり得る。少なくとも1つの第1のポリマー突起の側面は、下にある表面に対して直角であり得る。複数の第1のポリマー突起は、1つ又は複数の側壁を有する複数の環状突起を有してもよく、ポリマー突起間の空間は、環状突起の1つ又は複数の側壁で囲まれた開孔を含んでもよい。複数の環状突起は、六角形であってもよい。
複数の第1のポリマー突起は、複数の開孔を有する相互接続構造によって提供されてもよく、第1のポリマー突起間の空間は、複数の開孔によって提供されてもよい。相互接続構造は、ハニカム型構造であり得る。
ポリマー充填剤は、部分的に又は完全にウェルを充填することができる。ポリマー充填剤は、第1の誘電体層を覆うことができる。
第1のポリマー突起と第2のポリマー突起は同じポリマー材料であってもよく、第1の誘電体材料と第2の誘電体材料は同じ誘電体材料であってもよい。
第2の誘電体層は、第1の誘電体層と接触し得る。第2の誘電体層は、隣接するポリマー突起の側壁間の領域内で第1の誘電体層と接触し得る。第2の誘電体層は、第1の複数のポリマー突起の上方の領域内でポリマーによって第1の誘電体層から分離され得る。
第2のポリマー突起は、第1のポリマー突起の上方で整列し得る。第2のポリマー突起は、第1のポリマー突起から横方向にオフセットされ得る。第1のポリマー突起は、六方最密であってもよく、第2のポリマー突起は、六方最密、且つ第1の複数のポリマー突起に対してオフセットされていてもよい。
複数の第3のポリマー突起は、第2の誘電体層上に配置され得る。第3のポリマー突起は、第2の誘電体層が露出した空間を間に有し得る。第3の誘電体層は、第3のポリマー突起と、第3のポリマー突起間の空間内の第2の誘電体層とを共形的に覆うことができる。第3の誘電体層は、第3のポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、第3の誘電体層の側壁間の空間内にウェルを画定し得る。ポリマー充填剤は、第2の誘電体層の側壁間の空間内のウェルを完全に充填し得る。ポリマー充填剤は、第3の誘電体層を覆うことができる。
ポリマー充填層は、複数の二重層の最も外側の誘電体層を覆うことができる。
ポリマー突起の少なくとも2つは、複数のOLEDに広がり得る。複数の有機発光ダイオード(OLED)は、異なる色のOLEDタプルを含むことができ、ポリマー突起の少なくとも2つは、OLEDタプルに広がり得る。複数の有機発光ダイオードは複数のピクセルを含むことができ、各ピクセルは異なる色のOLEDタプルを含むことができ、側壁はピクセル間の間隙と整列し得る。ピクセルは、ストライプピクセル形状寸法又はPenTileピクセル形状寸法で配置され得る。ポリマー突起の少なくとも2つは、複数のピクセルに広がり得る。
本明細書に記載された主題は、限定されないが、以下の利点のうちの1つ又は複数を提供するよう実装され得る。電子ディスプレイ、例えばOLEDディスプレイは、従来のカプセル化と比較して増加した耐久性を特徴とするカプセル化によって保護され得る。電子デバイスは、損傷又は故障のリスクを減らしながら、曲げられ、屈曲され、伸長され得る。カプセル化は、商業的に実行可能なコストで製造することができる。
1つ又は複数の実施形態の詳細を、添付図面及び以下の説明に明記している。その他の特徴、態様、及び利点も、説明、図面、及び特許請求の範囲から自明となろう。
OLEDデバイス内の層の概略図である。 複数のOLEDを有するOLEDディスプレイの概略図であって、OLEDディスプレイはサブピクセル画定層を含み、サブピクセル画定層は開孔を有し、開孔は、層と開孔内のOLEDとを通って延びる。 サブピクセル画定層を含むOLEDデバイスの概略断面図である。 OLEDデバイスの概略断面図である。 OLEDデバイスのフロントプレーンの最初の共形コーティングの断面図を示しており、最初のポリマー層は、共形コーティング上に堆積されている。 最初の共形コーティング上に形成された第1のカプセル化サブレイヤを有する図3Aのデバイスの断面図を示す。 最初の共形コーティング上に形成された第1のカプセル化サブレイヤを有する図3Aのデバイスの断面図を示す。 第1のカプセル化サブレイヤ上に形成された第2のカプセル化サブレイヤを有する図3Bのデバイスの断面図を示す。 基板上に特徴部を堆積するための熱NILプロセス及びUV NILプロセスを示す。 図2Cの可撓性ポリマー層の上面図を示す。 図2Cの可撓性ポリマー層の上面図を示す。 OLEDディスプレイのフロントプレーンの頂部に堆積され得るポリマーサブユニットの斜視図を示す。 カプセル化セルを形成するために共形コーティングでコーティングされた図6Aのポリマーサブユニットの斜視図を示す。 第1のカプセル化サブレイヤを形成するために互いに隣り合って位置決めされた複数のカプセル化セルの斜視図を示す。 図6Cの第1のカプセル化サブレイヤで覆われた、フロントプレーン及び基板の断面図を示す。 整列した構成の3つのカプセル化サブレイヤを含むカプセル化で覆われたフロントプレーン及び基板の断面図を示す。 整列していない構成の3つのカプセル化サブレイヤを含むカプセル化で覆われたフロントプレーン及び基板の断面図を示す。 六角形のポリマーサブユニットを含むカプセル化層の上面図を示す。 OLEDデバイスの例示のストライプピクセル形状寸法を示す。 図9Aのストライプピクセル形状寸法の一部の概略断面図である。 OLEDデバイスの例示のPenTileピクセルを示す。
様々な図面における類似の参照番号及び記号表示は、類似した要素を示している。
伸長性で、可撓性の電子ディスプレイは、いくつかのディスプレイ、例えばテレビディスプレイ又は携帯電話ディスプレイ用途に望ましい。しかしながら、従来の伸長性ディスプレイ、及びそれらの作製するための技法は、多くの問題を起こしやすい。多くの従来の伸長性ディスプレイは、ディスプレイが曲げられ又は伸ばされたときに、もろくて亀裂が入りやすい無機材料を含む。例えば、無機材料は、カプセル化層又は電子ディスプレイの他のサブコンポーネント(例えば、発光素子を駆動するための、電子回路、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)を含むディスプレイのバックプレーン)に見出すことができる。
従来のディスプレイを曲げること又は伸ばすことによって、ディスプレイの深さに沿って層間で変化する応力の分布がもたらされ得る。たとえば、ディスプレイを曲げると、ディスプレイの一方の面に圧縮応力がかかり、反対側の面に引張応力がかかる。よって、ディスプレイの2つの面の間の領域は、応力分布がディスプレイの深さを通じて圧縮応力から引張応力に移行するときに、応力に中立であり得る。伸長性ディスプレイへの従来のアプローチは、ディスプレイの層を「応力中立」平面に位置決めしようとすることである。しかしながら、特定のディスプレイ要素、例えば、バックプレーン、フロントプレーン、及び薄膜カプセル化(TFE)の厚みが有限であることにより、重要な層が応力中立面の外側に位置決めされ得る。その結果、これらの層は障害にさらされる。
本明細書に記載される主題は、曲げ、屈曲、及び伸長の間により頑強である薄膜カプセル化に関係する。従来の伸長性ディスプレイとは異なり、本明細書に記載されるディスプレイは、応力中立面にあるバックプレーン及びフロントプレーンを含むことができ、一方、TFEは、応力中立面の外側に位置決めされ、よって、ディスプレイをより頑強にすることができる。
カプセル化層の亀裂により、水分及び他の酸化剤が発光層に到達し、ディスプレイの寿命を減少させ、視覚的な欠陥が生じ得る。さらに、カプセル化層の亀裂は、それ自体が視覚的な欠陥、例えば、ディスプレイ上の黒いスポット又は異常な光路を引き起こし、画質を低下させる可能性がある。
本明細書で検討されるカプセル化技法は、電子ディスプレイの可撓性及び伸長性の増加、並びに可撓性及び/又は伸長性電子ディスプレイの耐久性の増加を提供することができる。そのような技法の1つは、共形誘電体層が点在するポリマードットの層を含む。別の技法は、共形誘電体層が点在する1つ又は複数のポリマー格子を含む。このような構造は、カプセル化に重大な損傷を与えることなく、可撓性及び伸縮性が高い必要がある。特定の理論に限定されることなく、デバイスが水平に伸ばされると、ポリマー材料が圧縮されている間、共形バリア層の垂直に延びる部分が外側に広がり得る。これにより、他の点では脆いバリア層が曲がるか又は伸びて、亀裂又は他の欠陥のリスクが減少し得る。例えば、ポリマードット又は格子の層は、ディスプレイが曲げられるか又は伸ばされる形状に適合し得るが、共形誘電体層の全長(この場合、垂直偏位を含む)はほぼ一定のままである。
カプセル化層は、例えばポリマー材料用のインクジェットプリンタを使用して、材料の層の連続堆積によって形成され得る。カプセル化層のポリマー材料はまた、ナノ又はマイクロインプリントリソグラフィ(NIL又はMIL)プロセス、例えば、熱NIL/MIL又はUV NIL/MILプロセスを使用して堆積され得る。共形バリア層は、気相堆積、例えば、物理気相堆積、化学気相堆積、又は原子層堆積によって堆積され得る。
図1A及び1Bは、OLEDデバイス100、及び複数のOLEDデバイス100を含むOLEDディスプレイ100’を図示する。OLEDデバイス100及びOLEDディスプレイ100’は、フロントプレーン110の上方に配置されたカプセル化102を含む。参照を容易にするために、Cartesian座標系が提供される。OLEDデバイス100及びOLEDディスプレイ100’は、基板112を含み、その上に、電子回路、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)のアレイを提供するバックプレーン113が形成されて、フロントプレーン110の発光素子を駆動する。
基板112は、フロントプレーン110の他の構成要素に支持を提供する。つまり、基板112は、製造中に頂部にOLEDデバイス100の他の構成要素が連続して堆積されるベース層であり得る。例えば、基板112はプラスチック又はガラスであり得る。
いくつかの実装形態では、犠牲基板が製造中に使用されて、フロントプレーン、例えばフロントプレーン110とカプセル化102との一部に支持を提供するが、最終デバイスでは基板は除去される。例えば、バックプレーン113、フロントプレーン110、及びカプセル化102は、プラスチック又はガラス基板から除去することができ、場合によっては、最終用途のデバイス、例えば可撓性ディスプレイにとって十分可撓性である可撓性ポリマー層などの基板上に置くことができる。つまり、OLEDデバイスの製造に使用される基板112は、上にOLEDデバイスが輸送されて最終用途のデバイスが組み立てられる基板よりも、あまり可撓性でなくてもよい。あるいは、基板112は、最終用途に十分可撓性である可能性がある。
フロントプレーン110は、アノードとして機能し得る下部導電層114aと、発光層126を含む有機層積層体116と、カソードとして機能し得る上部導電層114bとを含む。アノードとして、下部導電層114aは、動作中に有機層積層体116に正帯電の電気接触を提供するパターン化層である。下部導電層114aは、場合によっては反射性材料、例えば、金属及び酸化インジウムスズなどの材料の積層体であってもよく、金属は、Agなどの導電性金属、又はAg及び別の金属(例えばMg)を含む合金である。上部導電層114bは透明であり、フロントプレーン110によって生成された光の透過を可能にする。上部導電層114bは、例えば、ITOであり得るか、又は、Ag、又はAg及び別の金属(Mgなど)を含む合金などの、金属又は合金の薄層であり得る。いくつかの実装形態では、AgMg合金は、AgとMgがおよそ9:1である比を有し得る。
下部導電層114a上には、サブピクセル画定層115が堆積され得る。サブピクセル画定層115は、誘電体材料、例えば、フォトレジスト材料などのポリマーで形成され得る。サブピクセル画定層115を通って開孔が延び、中にOLEDデバイスが形成されるウェルを提供する。特に、有機層積層体116は、ウェルの底面の上方に堆積され得る。例えば、有機層積層体116は、例えば、ファインメタルマスク(FMM)を使用して開孔によって形成された空間内に配置され得る。下部導電層114aは、パターン化されて、OLEDデバイスの個別の制御を提供する。開孔は、有機層積層体116が下部導電層114a又はバックプレーン113の駆動電極と接触することを可能にする。
図2Aは、個別のOLEDデバイス100Aのウェルを画定する開孔を有するサブピクセル画定層115を含む、OLEDディスプレイ100A’の一部を図示する。ウェルは斜めの側壁を有することができ、ウェルの底部に、ウェルの側壁に部分的又は完全に沿って、ミラー層が形成され得る。ミラー層は、OLEDデバイス100Aからの光の出射を高めるために追加され得る。いくつかの実施形態では、OLEDデバイスのアノードは、サブピクセル画定層間に形成されたウェルの底部に位置決めされ、隣接するサブピクセルのアノードに接続することなくサブピクセル画定層の下に延びる。他の実施形態では、サブピクセル画定層の下に延びるアノード層の頂部で、追加のアノード層がパターン化される。
下部導電層114aは、少なくともウェルの底部に堆積されて、バックプレーン113の駆動電極と接触する。ミラーを提供するために、下部導電層114aは反射性層であってもよく、又は下部導電層114aは反射性層でコーティングされていてもよく、又は下部導電層114aは反射性層の上方に形成された透明な導電層であってもよい。下部導電層はまた、サブピクセル画定層115内の開孔によって提供された側壁の一部又はすべての上に堆積され得る。上記の通り、下部導電層114aは、個別のOLEDデバイス100Aの独立した制御を提供する別個のアノードへのパターン化層である。
有機層積層体116は、下部導電層114a、及び下部導電層114aで覆われていないサブピクセル画定層の一部の上方、例えば、側壁、及びサブピクセル画定層115によって提供されたウェル間のプラトーの頂部の上に堆積され得る。有機層積層体116の一部の層は、複数のOLEDデバイスに広がり得る。上部導電層114bは、有機層積層体116の上方に堆積され、複数のOLEDデバイスに広がる連続層として堆積され得る。上部導電層114bの上方に配置され、各ウェルを少なくとも部分的に充填するのは、光増強層120、例えば発光を改善するための屈折率整合材料である。
下部導電層114aの個別のアノードの上方の開孔内の有機層積層体116の一部は、このように、OLEDディスプレイ100A’のピクセル又はサブピクセルを提供する。つまり、いくつかの実装形態では、各OLEDデバイス100Aは、赤、緑、又は青などの特定の光の色を提供し得る。図2Bは、中にOLEDデバイス100Bがバックプレーン113上に直接形成されるOLEDディスプレイ100B’の一部を図示する。さまざまな電気絶縁層(図示せず)を使用して、一般的なカソードと他の層、例えばアノード又はバックプレーン110上の金属化との間の短絡を防ぐことができる。いくつかの実装形態では、OLEDデバイスは、サブピクセル画定層115を使用せずに形成される。図2Bは、下部導電層114aと同じ寸法でパターン化された有機層積層体116と上部導電層114bとを図示しているが、これは必要ではない。上部導電層114bとバックプレーン113の残りの部分との上方に堆積されているのは、キャッピング層117である。上部導電層114bと同様に、キャッピング層117は、複数のOLEDデバイスに広がる連続層として堆積され得る。
図1Aに戻ると、有機層積層体116は、電子注入層(EIL)120と、電子移送層(ETL)122と、孔ブロッキング層(HBL)124と、発光層(EML)126と、電子ブロッキング層(EBL)128と、孔移送層(HTL)130と、孔注入層(HIL)132とを含み得る。光は、例えば、下部導電層114aからEMLに移動する正帯電の孔と、上部導電層114bからEMLに移動する負帯電の電子との再結合を通じて、EML126内で生成される。
有機層積層体116は、フロントプレーンで使用することができる有機材料の多層積層体の一例に過ぎない。いくつかの実装形態では、フロントプレーンの有機層積層体は、有機層積層体116に含まれるものよりも少ない層、又は有機層積層体に含まれる物よりも多い層を含み得る。例えば、1つ又は複数の追加の層、有機層積層体は、複数のHTL、複数のHBL、複数のEBL、及び/又は複数のETLを含み得る。
EML126を含む有機層積層体116はそれぞれ、適切な有機材料から形成され得る。例えば、EML126のための有機材料は、発光ポリマー、例えば、ポリフェニレンビニレン又はポリフルオレンを含み得る。有機材料は、発光ポリマーよりも小さい分子、例えばAlqを含み得る。EML126はまた、量子ドット又は他の発光材料を含み得る。
有機層であり得るキャッピング層117は、上部導電層114b上(図2Aに示す通り)、又は上部導電層114b並びに有機層構造及び/又はバックプレーン113の露出された部分の上方(図2Bに示す通り)に堆積され得る。いくつかの実施形態では、キャッピング層117は誘電体層であるが、他の実施形態では、キャッピング層は、1つ又は複数の有機半導体材料から形成される。キャッピング層117は、フロントプレーン110の頂部層を形成し得る。いくつかの実装形態では、キャッピング層117は、平坦化層として機能し得る。いくつかの実装形態では、キャッピング層117は、光増強層、例えば、屈折率整合を実施して、OLEDからの光の出射を改善するものとして機能し得る。いくつかの実装形態では、キャッピング層117は、サブピクセル画定層115によって形成された開孔を部分的に充填し得る(図2Aを参照)。いくつかの実装形態では、キャッピング層117は、OLED間の間隙を部分的又は完全に充填することができ、例えば、有機層積層体116と、下部導電層114aと、上部導電層114b又は隣接するOLEDとの間の空間を部分的又は完全に充填することができる(図2Bを参照)。
カプセル化102は、キャッピング層117の上方に形成され得る。カプセル化102は、互いの頂部に連続的に堆積された材料の複数の層を含むことができる。例えば、カプセル化102は、複数のカプセル化サブレイヤを含み得る。カプセル化サブレイヤの少なくとも一部は、ポリマー層、例えばポリマードットのポリマー層と、ポリマー層の上方に形成されたバリア層として機能する共形コーティングとを含む二重層(ダイアドと呼ばれることがある)であってもよい。例えば、カプセル化は、2つ以上の二重層を含むことができ、その後に共形無機誘電体コーティングが続く。
共形コーティングは、誘電体材料、例えば、SiO、SiOxNy、又はAlなどの、無機材料であり得る。共形コーティングは、材料の共形薄膜層を堆積するための任意の方法を使用して、例えば、化学気相堆積(ALD、CVD、PECVD等)プロセス又は物理気相堆積(PVD)プロセスを使用して、堆積され得る。誘電体層の厚さは、およそ1μm以下(例えば、0.8μm以下、0.6μm以下、0.4μm以下、0.2μm以下、0.1μm以下、0.05μm以下、0.02μm以上、0.05μm以上)である。例えば、厚さは、CVDによって堆積された層については0.05から1μm、又はALDによって堆積された層については20から50nmであり得る。
ポリマー層は、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリイミド(PI)、若しくはシリコンの液体フォトポリマー接着剤、例えばNorland Optical Adhesive 63(NOA63)から、フォトレジスト、例えばKMPRフォトレジストから、又はポリスチレン(PS)アレイ、例えばキシレン又はParylene C、D、若しくはNrなどのParyleneを有するPSから形成され得る。
特に、キャッピング層117の後には、無機誘電体材料の任意の最初の共形コーティング102aがあり得る。例えば、図2Bを参照すると、最初の共形コーティング212は、キャッピング層117上に堆積される。
最初の共形コーティング102a(図1B参照)上、又はキャッピング層117(図2A)上には、例えばポリマードットの、第1のポリマー層102bと、第1のポリマー層102b上に堆積された第1の共形コーティング102cとを含む、二重層であるカプセル化サブレイヤ(第1のダイアドと呼ばれることがある)。いくつかの実装形態では、第1のポリマー層102aは、フロントプレーン110のサブピクセルによって形成された任意の間隙内を充填する層を作成するために、平坦化層として機能し得る。共形コーティング及びポリマーの追加の層は、第1のカプセル化サブレイヤの頂部に追加され得る。
いくつかの実施形態では、サブピクセル画定層115間に形成されたウェルの平坦化は、ポリマー層がウェルを越えてオーバーフローすることなくウェルを充填するように、ポリマーを堆積することにより実施され得る。例えば、そのような実施形態では、ポリマー平坦化層は、この層がxy面に平行である上部導電層114bの一部と実質的に同一平面上にあるように堆積され得る。
他の実施形態では、ポリマー平坦化層の一部が、xy面に平行である上部導電層114bの一部の上に延びるか又は膨らむように、ポリマー平坦化層は、サブピクセル画定層115間に形成されたウェルを超えてオーバーフローし得る。そのような実施形態では、後続の層、例えば、共形コーティング及び/又は追加のポリマー層は、ポリマー平坦化層によって形成された膨らみの上方で平坦化を実施することができる。
例えば、例えばポリマードットの、第2のポリマー層102dと、例えば無機誘電体材料の、第2の共形コーティング102eとを含む二重層である第2のカプセル化サブレイヤは、第1のカプセル化サブレイヤの頂部に堆積され得る。同様に、例えばポリマードットの、第3のポリマー層と、例えば無機誘電体材料の、第3の共形コーティングとを含む二重層である第3のカプセル化サブレイヤは、第2のカプセル化サブレイヤ等の頂部に堆積され得る。
図2A及び2Bを参照すると、第1のカプセル化サブレイヤ210は、最初の共形コーティング212上(図2Bを参照)、又はキャッピング層117上(図2Aを参照)に堆積される。第1のカプセル化サブレイヤは、第1のポリマー層214と、第1のポリマー層214上に堆積された第1の共形コーティング216とを含む。この構造の製造については、図3A-3Dに関して以下でより詳細に説明する。
図1Aを参照すると、場合によっては、追加の機能要素111、例えば、偏光膜、タッチ感応性構成要素、ハードコーティング等が、カプセル化102上に堆積され得る。いくつかの実装形態では、共形コーティングのうちの1つ又は複数は、ハードコーティングとして機能することができ、機能要素111の一部としてのハードコーティングの省略を可能にする。
カプセル化102の層は、下で説明するように、連続した平面層として図1Aに図示されているが、ポリマー層の少なくとも一部はパターン化されている。結果として、共形層の少なくとも一部、すなわち、パターン化ポリマー層の上方に配置された共形層は、垂直に延びる部分を有する。特定の理論に限定されることなく、デバイスが水平に伸ばされると、ポリマー材料が圧縮されている間、共形層の垂直に延びる部分が外側に広がり得る。
図3Aを参照すると、OLEDディスプレイ、例えば図1Bのディスプレイ100の製造において、カプセル化102はフロントプレーン110上に堆積される。
図3Aは、フロントプレーン上に堆積された最初の共形コーティング212と、最初の共形コーティング上に堆積された第1のポリマー層214とを有するフロントプレーン110の断面図を図示する。基板112及びバックプレーン113は、簡潔にするために図3Aから省略されている。
共形コーティング212は、フロントプレーン110の頂部に堆積されている、例えば、フロントプレーンのキャッピング層117の頂部に堆積されている、誘電体材料の層であり得る。第1の共形コーティング212は、x及びy方向に延び、化学気相堆積プロセス(例えば、CVD、PECVD、ALD)又は物理気相堆積プロセス(PVD)を使用して堆積され得る。
破線で囲まれた第1のポリマー層214は、最初の共形コーティング212の頂部に位置する層内でx及びy方向に延びる。第1のポリマー層214は、ポリマードット214aを含み得る。OLEDディスプレイ100の前の層は、平坦化、例えば、光増強層、他のポリマー平坦化層、又はフロントプレーン110の発光要素の他の層を提供することができるため、ポリマードット214aは、x及びy方向に延びる平面を形成する。
図3Aに示すように、ポリマードット214aは、実質的に半球状であり得るが、台形又は長方形のなどの他の形状も可能である。各ポリマードット214aの平坦面は、最初の共形コーティング212と接触している。あるいは、いくつかの実装形態では、各ポリマードット214aの平坦面は、フロントプレーン110と接触している。
ポリマードット214aを有する第1のポリマー層214は、例えばポリマードットのアレイが構造の頂面上に堆積されるように、x及びy方向に延びてフロントプレーン110の表面全体に延びることができる。隣接するポリマードット214aは、間隙によって離間されている。このため、ポリマードット214aは互いに接触しない。ポリマードットは、少なくともフロントプレーン110の領域全体に均一な間隔で分布することができ、これにより、例えば、ワークピース全体にわたってディスプレイが提供される。ポリマードット214aは、六角形のパターンで分布することができるが、長方形のパターンなどの他のパターンが可能である。
ポリマードット214aは、コントローラ242に連結されているインクジェットプリンタと同様の液滴放出プリンタ240によって堆積され得る。特に、液滴244は、1つ又は複数のノズルから所望のパターンで最初の共形コーティング212へ制御可能に放出され得る。液滴はその後、例えばUV光源からのUV放射によって、硬化され得る。液滴排出印刷の利点は、プリントヘッドがワークピースの幅に広がる1つ又は複数の列に複数のノズルを含むことができ、液滴が制御可能に放出される間、プリントヘッドをワークピースの長さに沿って駆動できることである。これにより、ポリマー層214の迅速な製造が可能になる。
あるいは、ポリマー層214は、他の適切なプロセス、例えば、ポリマー特徴を堆積するナノ又はマイクロインプリントリソグラフィ(NIL又はMIL)プロセスによって堆積され得る。記載されたプロセスは、例えば、特徴の反復構造を形成するために、複数のインプリンティングを含むことができ、例えば、互いに対して特徴の一貫した間隔を確保するために、特徴の整列を制御することができる。図4を参照すると、これらのNIL/MILプロセスの両方では、基板412、すなわち上にフロントプレーン110及びバックプレーン113を有する基板112は、プロセスのタイプに応じて、レジスト402、例えば熱可塑性ポリマーレジスト又はフォトポリマーレジストでコーティングされる。モールド又はマスク404は、レジスト402に適用され、モールド及びレジストは、その後、熱(熱NIL/MIL用)又はUV光(UV NIL/MIL用)にさらされる。いくつかの実装形態では、熱NIL/MILプロセスについて、レジスト402及びマスク303が加熱される温度は、フォトレジストのガラス転移温度より高くなり得る。いくつかの実装形態では、熱NIL/MILプロセスについて、温度は、約80℃から約100℃の範囲であり得る。UV NIL/MILプロセスについて、レジスト402及びマスク404は、室温でUV光にさらされ得る。他の実装形態では、UV NIL/MILプロセスの温度範囲は、約80℃から約100℃であり得る。レジスト402を熱又は光にさらすことにより、レジストは硬化され整えられる。モールド404が除去されると、レジスト402の頂面はネガティブインプリントを有する。レジスト402は、このようにポリマー層214を提供する。
NIL/MILは、他のプロセス、例えば液滴放出プリンタを含むものに対して特定の利点を提供し得る。例えば、NIL/MILプロセスは、他の特徴堆積プロセスよりも速くなり得る。別の利点として、NIL/MILプロセスは、他のプロセスと比較してより広範なパターンを作成することができる。例えば、NIL/MILプロセスは、垂直に延びる側壁の製造を可能にし得る。
図3Aに戻ると、液滴放出がポリマー層を堆積するために使用される場合、コントローラ242は、液滴放出プリンタ240に通信可能に連結され、堆積プロセスの態様を制御する。例えば、コントローラ242は、例えば放出される液滴242のサイズ又は数を制御することにより、液滴放出プリンタ240によって堆積される特徴のサイズを制御することができ、例えばプリントヘッドがワークピース全体をスキャンする際の液滴の放出のタイミングを制御することにより、堆積されている特徴の配置、すなわち特徴のx、y、又はz位置を制御することができ、又は、例えばプリントヘッドが実施する放出を制御することにより、コントローラによって堆積されている材料のタイプを制御することができる。
図3Bに示すように、第1の共形コーティング216は、第1のポリマー層214及び最初の共形コーティングの露出部分(又はキャッピング層117又はフロントプレーン110、例えば、光増強層又はフロントプレーンの発光要素の他の層の露出部分)の上方に堆積される。第1のポリマー層214と第1の共形コーティング216との組み合わせは、第1のダイアド110を提供する。
図3Cは、第2のポリマー層224が追加された、第1のカプセル化サブレイヤ210及びフロントプレーン110の断面図を図示する。第2のポリマー層224は、共形コーティング216の頂部に堆積されているポリマードット224aを含む。
第2のポリマー層224の各ポリマードット224aは、凸状の頂面を有する上部を有し得る。例えば、各ポリマードット224aは、実質的に半球状の頂部を有し得る。図3Cに図示されている実装形態では、各ポリマードット224aは、下にあるダイアド210のポリマードット214a間の間隙を充填する底部も含み得る。しかしながら、以下に記載するように、他の構成が可能である。第2のポリマー層224のポリマードット224aの凸状頂面は、共形コーティング216の頂面の上方に突出し得る。第2のポリマー層224は、液滴放出又はNIL/MILプロセスによって堆積され得る。
図3Dに示すように、第2の共形コーティング226は、第2のポリマー層224の上方に堆積される。第2のポリマー層224と第1の共形コーティング226との組み合わせは、第2のダイアド220を提供する。第1のカプセル化サブレイヤ210と同様に、第2のカプセル化サブレイヤ220は、第1の共形コーティング212の頂部上に第2のポリマー層222を堆積し、続いて第2のポリマー層222の頂部上に第2の共形コーティング224を堆積することによって形成される。図3Dはポリマードットの2つの層を図示しているが、いくつかの実施形態では、ポリマードットの追加の層が堆積され得る。例えば、追加のポリマー層は、第2の共形コーティング224の頂部に堆積されてもよく、追加の共形コーティングは、追加のポリマー層の頂部に堆積されてもよい。いくつかの実施形態では、そのような追加のポリマー層及び追加の共形コーティングは、基板を完全に覆うのに必要である場合がある。
いくつかの実装形態では、追加のポリマー層250は、もっとも外側の共形コーティングを覆う。追加のポリマー層250は、カプセル化サブレイヤのポリマー層及び/又は共形コーティングよりも厚くてもよい。いくつかの実施形態では、追加のポリマー層250は共形的に堆積され得るが、他の実装形態では、追加のポリマー層250は、それが実質的に平坦な外面を有するように、非共形的に堆積され得る。機能要素111は、追加のポリマー層上に形成され得る。第1又は第2のポリマー層214又は224のポリマードットは、個々の共形コーティングによって分離される。共形コーティング216の一部は、下の第1のカプセル化サブレイヤ210の最初の共形コーティング212の一部と接触する。同様に、第2のカプセル化サブレイヤ220の第2の共形コーティング226の一部は、第1の共形コーティング216の一部と接触する。
それぞれ共形コーティング212及び216と接触する共形コーティング216及び226の一部は共形コーティングの「水平」部分と呼ばれることがあるが、これは、それらが、通常水平な直下にある共形コーティングの頂面の上方に延びるためである。共形コーティング216及び226はそれぞれ、水平部分216a及び226aを含む。別の共形コーティングの一部と接触していない共形コーティング216、226の一部216b、226bは、共形コーティングの「垂直に延びる」部分と呼ばれることがあるが、これは、それらが、下にあるポリマードットの側壁に沿って延び、部分的又は完全に垂直に延びるためである。通常、垂直に伸びる部分は、フロントプレーン110の頂面に対して少なくとも45°の角度を形成し得る。
共形コーティング216、226はまた、それぞれ、ポリマードット214a及び224aの側部に沿って側壁を形成する。共形コーティング216及び226は、それぞれ、側壁216b及び226bを形成し、それらは陰影で強調されている。側壁216b及び222bは、側壁間の空間内にウェルを画定する。ポリマー層224は、側壁222bによって画定されたウェルを完全に充填し得る。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の追加の層は、側壁226bによって画定されたウェルを充填するために追加することができる。例えば、追加のポリマー層は、共形コーティング226の頂部に堆積されてもよく、追加の共形コーティングは、追加のポリマー層の頂部に堆積されてもよい。追加のポリマー層は、xy面とほぼ平面上にある表面を形成することができる。つまり、追加のポリマー層は、平坦化表面であり得る。追加の共形コーティングは、下にあるポリマー及び共形コーティング層のために透過遮断を実施することができる誘電体層であり得る。
いくつかの実装形態では、側壁216によって画定されたウェルは、ポリマー層224によって部分的にのみ充填される。いくつかの実装形態では、側壁226bは、共形コーティング226上に堆積されている任意の追加のポリマー層によって部分的に充填されているに過ぎない。
カプセル化サブレイヤは、ダイアドとも呼ばれることがある。つまり、ダイアドは、ポリマー層及び無機誘電体層を含み得る。図3Dに示されるOLEDデバイスは、最初の共形コーティング及び2つの完全なダイアド、すなわち、第1及び第2のカプセル化サブレイヤ210及び220を含む。したがって、図3Dに示されるOLEDデバイスは、「2.5ダイアド」デバイスと呼ばれることがある。図2Aに示されるOLEDデバイスは「2ダイアド」デバイスと呼ばれることがあり、図2Bに示されるOLEDデバイスは「1.5ダイアド」デバイスと呼ばれることがある。カプセル化102内に堆積される最終層として共形コーティングを有することは、特定の利点を提供し、例えば、カプセル化のポリマー特徴がそれらが堆積された場所に留まることを確実にする。したがって、2.5よりも高いダイアドデバイスも可能である。
図5Aは、六角形の最密構造のポリマードット214a、214bを有する第1及び第2のポリマー層214及び224を含むカプセル化の上面図を示している。ポリマー層214及び224のポリマードット214a及び224aは、隣接する層のポリマードットに対して、各ポリマー層のポリマードットの位置を示すように含まれる。第2のポリマー層224のポリマードットは、第1のポリマー層214内のポリマードット間の空間の上方に位置決めされ得る。共形コーティング222及び232は、第1及び第2のポリマー層214及び224をより良好に示すために、図5Aから省略されている。
図5Aは、各ドットの直径である距離dを示す。直径dは、およそ120μm以下(例えば、115μm以下、110μm以下、105μm以下、100μm以下)であり得る。直径dは、OLEDディスプレイのピクセルの寸法に従って選択され得る。例えば、ピクセルの接地面積(横寸法)をxy面として表すと、dは、xy面のドットの接地面積がピクセルの接地面積にほぼ対応するように、選択され得る。ポリマードット間のピッチは、ピクセル間のピッチとほぼ同じであり得る。ポリマードットのエッジは、サブピクセル間の間隙と整列し得るが、これは必要ではない。
図5Aはまた、x方向で測定された距離Dx1を示し、これは、隣接するポリマードットの中心を通る線に沿って測定された、第1又は第2のポリマー層214及び224のいずれかの隣接するポリマードットのエッジ間の距離である。距離Dx1は、およそ90μm以下(例えば、80μm以下、70μm以下、60μm以下)であり得る。いくつかの実装形態では、距離Dx1は、d(2cos(30)-1)以下、例えば、およそ0.73d以下であり得る。
図5Aはまた、第1又は第2のポリマー層214及び224のいずれかの隣接するポリマードットの中心間の対角線上に測定された距離Ddを示す。距離Ddは、およそ210μm以下(例えば、190μm以下、170μm以下、150μm以下、130μm以下、110μm以下、90μm以下、70μm以下、50μm以下)であり得る。いくつかの実装形態では、距離Ddは、およそ2dcos(30)、例えばおよそ1.73dであり得る。
いくつかの実装形態では、第3のポリマー層は、第2のポリマー層224の頂部に堆積され得る。例えば、第1及び第2のポリマー層214及び224の構成と同様に、第3のポリマー層は、同じ六角形の充填構成を形成し得る。第1及び第2のポリマー層214及び224のポリマードット、並びに第3のポリマー層のポリマードットの構成の結果として、第1のポリマー層214の3つのポリマードット間の空間のそれぞれは、空間の上方に位置決めされた第3のポリマー層の対応するポリマードットを有する。つまり、上から見ると、図5Aの平面図にあるように、各ポリマードットが堆積されると、第1のポリマー層214のポリマードット間には空間は見られない。したがって、第3のポリマー層の各ポリマードットが堆積されると、共形層212の大部分又はすべては、3つのポリマー層によって隠されるか又はカプセル化される。
いくつかの実装形態では、六角形の構成で構成される代わりに、図5Aに示されるように、ポリマー層のポリマードットは、長方形の構成、例えば、ポリマードットの直交する行及び列を有する構成で構成される。図5Bは、共形コーティング212、第1のポリマー層514、及び第2のポリマー層524を含む、例示の長方形に充填されたカプセル化の上面図を示す。ポリマー層514及び524のポリマードット514a及び524aは、隣接する層のポリマードットに対して、各ポリマー層のポリマードットの位置を示すように含まれる。第2のポリマー層524のポリマードットは、第1のポリマー層514内のポリマードット間の空間の上方に位置決めされる。別々の共形コーティングは、第1及び第2のポリマー層514及び524のそれぞれを覆うが、共形コーティングは、第1及び第2のポリマー層514及び524をより良好に示すために、図5Bから省略される。
図5Bは、各ドットの直径である距離dを示す。直径dは、直径dとほぼ同じであり得る。dと同様に、dは、OLEDディスプレイのピクセルの寸法に従って選択され得る。
図5Bはまた、x方向で測定された距離Dx2を示し、これは、隣接するポリマードットの中心を通る線に沿って測定された、第1又は第2のポリマー層514及び524のいずれかの隣接するポリマードットのエッジ間の距離である。距離Dx2は、およそ50μm以下(例えば、40μm以下、30μm以下)であり得る。いくつかの実装形態では、距離Dx2は、d(√2-1)以下、例えば、およそ0.4d以下であり得る。
図5Bは、距離Ddを示し、これは、同じポリマー層の、同じ行又は列にあるポリマードットの中心間の距離である。距離Ddは、およそ170μm以下(例えば、160μm以下、150μm以下、140μm以下、130μm以下)であり得る。いくつかの実装形態では、距離Ddは、d√2以下、例えば、およそ1.4d以下であり得る。
図5A及び5Bに示すように、同じポリマー層214、224、514、又は524のポリマードットは互いに接触しないが、いくつかの実装形態では、同じポリマー層のポリマードットは互いに接触し得る。例えば、ポリマードットが六角形の接触構成で配置されるとき、単一のポリマードットは、同じポリマー層の最大6つのドットに接触し得る。いくつかの実装形態では、同じポリマー層のポリマードットは、長方形の接触構成で配置される。ポリマードットが長方形の接触構成で配置されるとき、単一のポリマーは、同じポリマー層の最大4つのポリマードットに接触する。すべての側面で分離された別個のドットの利点は、共形誘電体コーティングがポリマードットの高さ全体に沿って垂直に延び、側壁の長さが長くなり、カプセル化の可撓性が高くなることである。
OLEDディスプレイ100’が変形されると、例えば、z方向に曲げられるか又はx及び/又はy方向に伸長されると、フロントプレーン110、機能要素111、基板112、バックプレーン113、及びカプセル化102も変形される。特に、OLEDディスプレイ100’が変形されると、共形コーティング216及び226の垂直部分216b及び226bは、例えばx及び/又はy方向において、外側に広がることがあり、その一方、ポリマードット214a、224aは、圧縮され、外側に押しつぶされる。これにより、共形コーティングの無機材料は、損傷の重大なリスクを伴わずに伸びるか又は曲がることが可能になるが、共形コーティングの全長はほぼ一定のままである。
さらに、カプセル化102が変形されると、ポリマードット間の距離は増加し得る。各ポリマードット間の距離が増加すると、第2のポリマー層224のポリマードットのz方向における位置は変化し得る。しかしながら、共形コーティング212はフロントプレーン110をコーティングするため、OLEDデバイス100Aが曲げられるか又は伸長されるとき、フロントプレーンは露出されない。
OLEDディスプレイ100’がz方向において曲げられるとき、基板112、フロントプレーン110、及びカプセル化102も変形される。上記の距離の変化と同様に、ポリマードット間の距離の変化は増加する可能性がある。カプセル化サブレイヤ210及び220の変形は、ポリマー層224のポリマードットが、ポリマー層214の任意の3つのポリマードット間の空間の上方に留まるようなものである。
損傷のリスクが低減されているにもかかわらず、十分に強い若しくは繰り返しの伸長又は曲げは、共形コーティング212、216、及び226のうちの1つ又は複数に破壊を引き起こす可能性がある。最も破壊を受けやすい共形コーティングの領域は、垂直部分216b、226bであり得るが、これは、OLEDディスプレイ100’が伸長されるか又は曲げられるときに垂直部分がどのように伸長されるか又は曲げられるかによる。そのような破壊はまれであり得るが、共形コーティング212は、垂直部分216b、226bで破壊し得る。しかしながら、カプセル化102の構造は、追加の共形コーティングがファクチャとフロントプレーンとの間に存在することを確実にする。さらに、複数の破壊が生じる場合でも、ポリマードットのスタガード構成は、フロントプレーンへの経路の長さの増加をもたらす。
図6A-6Cは、フロントプレーン110を保護するために使用することができる別の例のカプセル化方法及び構造を図示する。別の例のカプセル化は、フロントプレーン110の頂部にポリマーサブユニットのパターンを堆積して、第1のパターン化ポリマー層を形成することによって、形成され得る。パターン化ポリマー層に続いて、共形コーティングを堆積することができ、パターン化ポリマー層及び共形コーティング一緒に第1のカプセル化サブレイヤを形成することができる。第2のカプセル化サブレイヤは、第1の共形コーティングの頂部上に第2のパターン化ポリマー層を堆積して、続いて、第1のパターン化ポリマー層の頂部上に第2の共形コーティングを堆積することによって形成され得る。第3のパターン化ポリマー層及び第3の共形コーティングを含む第3のカプセル化サブレイヤは、第2のカプセル化サブレイヤの頂部上に堆積され得る。第1のパターン化ポリマー層は、フロントプレーン110の表面を平坦化することができる。後続のパターン化ポリマー層、例えば第2及び第3のパターン化ポリマー層も、追加の層、例えば共形層又は機能要素の堆積の前に、平坦化層として機能し得る。
図6Aは、フロントプレーン110の頂部上に堆積することができるポリマーサブユニット602の斜視図を示す。ポリマーサブユニット602は、環状であり得る。すなわち、それを通る開孔を有する。環の幅は、概して均一であり得る。
図6Aの例では、ポリマーサブユニット602は、上方から見たとき、すなわち、視線方向がz軸に沿っているとき、実質的に六角形の形状を有する3次元サブユニットである。ポリマーサブユニット602は、環状の形状を形成し、六角形のサブユニットの6つの側面は、6つの側壁を形成する。しかしながら、他の環状形状、例えば、円形リング、正方形又は長方形の環などが可能である。ポリマーサブユニット602は、図3A-3Dのポリマードットを形成する同じ材料からか形成され得る。さらに、ポリマーサブユニット602は、同様のプロセス、例えばMIL/NILによって堆積され得る。
図6Aは、単一のポリマーサブユニット602を図示しているが、図6Bは、カプセル化セル612を形成するために共形コーティング610でコーティングされたポリマーサブユニットを図示している。共形コーティング610は、同じ材料から、又は図3Aー3Dの共形コーティングを形成する材料、例えば誘電体材料から形成され得る。さらに、共形コーティング610は、同様のプロセス、例えば蒸着プロセスによって堆積され得る。共形コーティング610は、x及びy方向において延びるとともに上から見たときに六角形の形状を有する底面層614を形成する。したがって、カプセル化セル612は、側壁及び底面層614を含むカップを形成する。
図6Bは単一のカプセル化セル612の斜視図を図示しているが、図6Cは、第1のカプセル化サブレイヤ620を形成するために互いに隣合って位置決めされた複数のカプセル化セルの斜視図を図示している。第1のカプセル化サブレイヤ620は、一緒にハニカムに類似した形状の構造を形成するカプセル化セルの格子である。第1のカプセル化サブレイヤは、ハニカム格子をより良好に示すために図6Cから省略されているが、カプセル化セルの格子の上方に配置された平坦化ポリマー層をさらに含む。
図6Aはカプセル化サブレイヤ620の単一のセルの斜視図を図示しているのに対して、図7Aは、2つの隣接するカプセル化セル612、712を含む第1のカプセル化サブレイヤの断面図を図示している。図7Aは、フロントプレーンの上方に配置された、例えばキャッピング層のキャッピング層117の上方に配置された、最初の共形コーティング704を有するフロントプレーン110をさらに含む。共形コーティング704は、例えば、最初の共形コーティング212について説明したように、無機誘電体層であり得る。
各カプセル化セル612及び712は、ポリマーサブユニット、共形コーティングの一部、及び平坦化ポリマー層を含む。例えば、カプセル化セル612を参照すると、図7Aは、ポリマーサブユニット602、共形コーティング610、及び平坦化ポリマー層702aを含む。ポリマー層702aは平坦化層であるため、z方向において測定すると、その後に堆積されるポリマー層よりも厚くなり得る。平坦化ポリマー層702aは、環状のポリマーサブユニット602によって囲まれている内側の凹部を充填することができ、隣接するポリマーサブユニット602間の空間を充填することができる。これは、追加のカプセル化サブレイヤの堆積を容易にする。さらに、任意選択的な平坦化分離ポリマー層702bは、共形コーティング610及び平坦化ポリマー層702aの上方に配置され得る。これは、異なるカプセル化層の共形コーティング間の分離を提供する。
カプセル化セル612及びカプセル化セル614はどちらも、太い破線で強調されている。各カプセル化セルは、x方向において測定された直径を有し、これは図7AでCdと表されている。各カプセル化セルはまた、z方向において測定された高さを有し、これは図7AでChと表されている。各カプセル化セル間の間隙は、Cgと表されている。
第1、第2、又は第3のカプセル化サブレイヤのカプセル化セルに関する寸法、例えば、直径、高さ、及びセル間隙は、ほぼ同じであり得る。直径Cdは、およそ1000μm以下(例えば、980μm以下、960μm以下、940μm以下、920μm以下、900μm以下)であり得る。高さChは、およそ5μm以下(例えば、4.75μm以下、4.5μm以下、4.25μm以下、4μm以下、3.75μm以下)であり得る。隣接するカプセル化セル間の間隙Cgは、およそ90μm以下(例えば、85μm以下、80μm以下、75μm以下、70μm以下)であり得る。カプセル化セルの寸法は、ピクセル密度に応じて変化し得る。
直径Cdは、OLEDディスプレイの寸法に従って選択され得る。いくつかの実装形態では、ピクセルの接地面積をxy面として表すと、Cdは、xy面のカプセル化セルの接地面積がピクセルの接地面積にほぼ対応するように、選択され得る。つまり、Cdは、ピクセルのx又はy寸法にほぼ等しくあり得る。他の実装形態では、Cdは、ピクセルのx又はy寸法の整数倍である。
第1のカプセル化サブレイヤ620は、フロントプレーン110をカプセル化するために使用することができるが、カプセル化に追加のカプセル化サブレイヤを含めることにより、保護及び耐久性の向上がもたらされる。図7Bは、フロントプレーン110、基板112、及び整列した構成における3つのカプセル化サブレイヤの断面図を図示する。図7Bは、カプセル化サブレイヤ620と、第3及び第2のカプセル化サブレイヤ720a及び720bとを図示しており、それぞれ点線で強調されている。カプセル化サブレイヤ620は、カプセル化セル612を含み、カプセル化サブレイヤ720a及び720bは、それぞれ、カプセル化セル712a及び712bを含む。各カプセル化セル612、712a、及び712bは、太い破線で強調されている。図7Bのカプセル化サブレイヤは整列しているといわれるが、これは、各カプセル化セルが、異なるカプセル化サブレイヤの別のカプセル化セルの直上、直下、又は直上と直下の両方のいずれかに整列しているためである。例えば、第2のカプセル化サブレイヤ720bのカプセル化セル712bは、第1のカプセル化サブレイヤ620のカプセル化セル612の直上に整列しており、第3のカプセル化サブレイヤ720aのカプセル化セル712aの直下に整列している。
図7Bは、整列した構成におけるカプセル化サブレイヤ620、720a、及び720bの3つのセルを含むカプセル化700Bの断面図を図示しているが、図7Cは、3つのカプセル化サブレイヤ620、720a、及び720bのセルが整列していない構成にあるカプセル化700Cの断面図を図示している。特に、図7Cは、スタガード構成における3つのカプセル化サブレイヤ620、720a、及び720bのセルを図示している。各カプセル化セルが別のカプセル化セルの直上、直下、又は直上と直下の両方に整列している代わりに、一部のカプセル化セルのみが、別のカプセル化セルの上方又は下方に整列している。例えば、カプセル化セル612は、カプセル化セル712aの直下ではないが下方に整列している。これは、カプセル化セル712bが、カプセル化セル612と712aを分離するためである。
図7Cの例では、3つのカプセル化構造620、720a、及び720bは整列していない構成にあるが、第1及び第3のカプセル化サブレイヤ620及び720aのカプセル化セルはほぼ整列している。他の実装形態では、カプセル化がカプセル化サブレイヤ620、720a、及び720bによって形成されるとき、カプセル化サブレイヤは完全に非整列の構成にある。カプセル化サブレイヤが完全に非整列であるとき、カプセル化サブレイヤ620、720a、及び720bのカプセル化セルは、どれも整列していない。
図7Cの例では、第2のカプセル化サブレイヤ720bの隣接するカプセル化セル間の間隙は、第1及び第3のカプセル化サブレイヤ620及び720aのカプセル化セルの中心とほぼ整列しているが、他の実装形態では、第2のカプセル化サブレイヤ720bの隣接するカプセル化セル間の間隙は、第1及び第3のカプセル化サブレイヤ620及び720aのカプセル化セルの中心と整列していない。
図8は、カプセル化サブレイヤの六角形のセルの可能な構成を図示する。断面方向A-A’は、図7A-7Bに示す断面方向にほぼ対応する。
整列していない構成(図7Cに示す)の、整列した構成(図7Bに示す)に対する1つの利点は、前者は、後者よりも容易に且つ/又は迅速に製造することができることであるが、これは、第3及び第2のカプセル化サブレイヤ720a及び720bを堆積するために使用される機械は層を第1のカプセル化サブレイヤ620に整列させることを考慮する必要がないためである。
図2A及び2Bに戻ると、いくつかの実装形態では、カプセル化は、フロントプレーンのピクセル又はサブピクセルに対して整列している。特に、ポリマー層のうちの1つ又は複数におけるポリマー島214aの側壁は、隣接するサブピクセル間の間隙の上方に垂直に位置決めされ得る。同様に、共形層216の垂直に延びる部分216aも、隣接するサブピクセル間の間隙の上方に垂直に位置決めされ得る。例えば、ポリマー島214aの側壁と垂直に延びる部分216aとは、PDL115のプラトーの上方に(図2A参照)、又は隣接するOLEDデバイスのアノード114a間の間隙の上方に(図2B参照)位置決めされ得る。この構成により、不要な反射の可能性が減少し、透過率が向上し、視覚的な欠陥の可能性が減少する。
いくつかの実装形態では、カプセル化102の寸法は、フロントプレーン110のピクセル形状寸法と相関し得る。例えば、カプセル化102のセルのピッチは、サブピクセルのピッチの整数倍であり得る。図2A及び2Bはカプセル化102のセル130のピッチがサブピクセルのピッチと等しいシステムを図示しているが、これは必要ではない。
フロントプレーン110の例示のRGBピクセル形状寸法は、三角形、対角線、ストライプ、及びPenTileを含む。図9Aはストライプピクセル形状寸法800Aを図示しており、図9Bは、ストライプピクセル形状寸法の一部の断面図を図示している。
図9Aを参照すると、ストライプピクセル形状寸法800Aは、赤のサブピクセル804の列804a、緑のサブピクセル806の列806a、及び青のサブピクセル808の列808aを含む。例示のピクセル802は、各色の1つのサブピクセル、例えば、行に沿った連続するサブピクセルを含む。しかしながら、他の構成が可能であり、例えば、ピクセルは、各色のサブピクセルの4つを含むことができる。図9Bは、隣接するサブピクセル間の空間908をさらに図示している。
1つ又は複数のカプセル化サブレイヤのセル830は、複数のサブピクセルに広がり得る。例えば、各セル830は、整数n(ピクセル内のサブピクセル数の倍数)に対応するいくつかのサブピクセルに広がり得る。例えば、セル830が、各色の1つのサブピクセルを含む一方、より大きなセルは、各サブピクセルの複数倍を含むことができる。例えば、図9Aは、各色の4つのサブピクセルを含むセル840を含み、整数をn=4の倍数にする。
いくつかの実装形態では、例えば図9A及び9Bに示すように、1つ又は複数のカプセル化サブレイヤ内のセル830のエッジは、ピクセルのエッジと整列している。例えば、セルのエッジ、すなわち、共形層116の垂直に延びる部分216aは、(セルがピクセルと整列しているか、又は異なるピクセルからのサブピクセルに広がるかとは無関係に)隣接するサブピクセル間の空間と整列し得る。しかしながら、セル830は、ピクセルに対してオフセットされ得る。
OLEDディスプレイ100A’などのOLEDディスプレイがピクセル形状寸法800Aを含むとき、カプセル化102のポリマー特徴の寸法は、ピクセル密度及びピクセルサイズに応じて変化し得る。例えば、200ppiのピクセル密度を有するディスプレイ用のピクセル802を含むカプセル化では、カプセル化セルの直径Cdは、約120μmから約135μm(例えば約124μmから約130μm)であり得る。代わりに、カプセル化が200ppiのピクセル密度でセル803の整数倍であるセルを含む場合、Cdは、前述の範囲の整数倍、例えば、約240μmから約270μmであり得る。200ppiのピクセル密度では、カプセル化は、1μmから約20μmの高さを有し得る。
別の例として、同じ色の複数のサブピクセルに広がるセル840を含むカプセル化では、400ppiのピクセル密度を有するディスプレイについて、カプセル化セル(例えばカプセル化セル612)の直径Cdは、約60μmから約70μm(例えば、約60μmから約65μm)であり得る。代わりに、カプセル化が400ppiのピクセル密度でセル840の整数倍であるセルを含む場合、Cdは、前述の範囲の整数倍であり得る。セル840は、セル830の同じ色のサブピクセルの数と比較して、特定の色のサブピクセルの4倍の数を有するが、セル840を含むカプセル化のCdは、セル830を含むカプセル化のCdの2倍であり得る。400ppiのピクセル密度では、各例示のピクセル802は、約1μmから約10μmの高さChを有するカプセル化セルを含み得る。
x又はy方向において測定された、隣接するピクセル間の空間は、OLEDデバイスの開孔比に応じて変化し得る。例えば、70%の開孔比では、隣接するピクセル間の距離は、約8μから約14μmであり得るが、90%の開孔比では、隣接するピクセル間の距離は、約2μから約5μmであり得る。
ここで図10を参照すると、PenTileピクセル形状寸法800Bは、緑のサブピクセルの列822aと緑のサブピクセルの行822bを含む。PenTileピクセル形状寸法800Bはまた、赤及び青のサブピクセルが交互になった列824aと、赤及び青のサブピクセルが交互になった行824bとを含む。PenTileピクセル形状寸法は、2つの例示のピクセルサイズ828及び830をさらに含み、そのそれぞれは実線で囲まれている。
いくつかの実装形態では、ポリマー島214aの側壁と共形層216の垂直に延びる部分216aとは、各ピクセルについてほぼ同じ位置に、例えば、ピクセルのほぼ中心の上方に垂直に、位置決めされている。いくつかの実装形態では、d及びdは、共形層の垂直に延びる部分がピクセル間の空間とほぼ整列するように、選択される。いくつかの実装形態では、Cdは、カプセル化セルの側壁がピクセル間の空間とほぼ整列するように、選択される。
ピクセル828は、4つの異なる緑のサブピクセルの半分を4つ、4つの異なる赤のサブピクセルの4分の1を4つ、及び青のサブピクセルを1つ含む。いくつかの実装形態では、赤のサブピクセルの4分の1を4つと青のサブピクセル1つをピクセルの中央に含める代わりに、ピクセル828と同じサイズのピクセルは、ピクセルの中央に緑のサブピクセルの半分を4つ、青のサブピクセルの4分の1を4つ、及び赤のサブピクセル1つを含むことができる。ピクセル830は、4つの緑のサブピクセル、2つの赤のサブピクセル、及び2つの青のサブピクセルを含む。PenTileピクセル形状寸法800Bのピクセル密度は、およそ575ppiであり得る。PenTileピクセル形状寸法800Bを含むOLEDディスプレイをカプセル化するために使用されるカプセル化、例えばカプセル化102の誘電体構成要素の寸法は、ピクセルサイズに応じて変化し得る。
例えば、ピクセル828を含むカプセル化については、カプセル化セルは図10に図示されていないが、カプセル化セルの直径Cdは、約75μmから約85μmであり得、その一方、ピクセルサイズ830については、カプセル化セルの直径Cdは、約105μmから約125μmであり得る。ピクセル828及び830の両方について、カプセル化セルは、1μmから約20μmの高さを有し得る。
いくつかの実装形態では、拡張されたピクセルは、ピクセル1002又は1004によって広げられるよりも多くのサブピクセルに広がる。そのような実装形態では、セルのエッジは、拡張されたピクセルによって広げられたサブピクセルのエッジと整列し得る。
上の記載は有機発光ダイオードに焦点を当てているが、その技法は、無機材料から形成された発光ダイオード、又は量子ドットなどの他のタイプの発光構成要素、若しくは液晶ディスプレイなどの遮光構成要素を含む電子ディスプレイにも適用され得る。さらに、カプセル化は、周囲の酸化剤からの保護を必要とする他の可撓性/伸長性の電子機器に適用され得る。
ポリマードットは、半球形の上部を有するのではなく、台形の断面などの他の形状を有することができる。その後、共形コーティングは、台形のポリマードットの傾斜した外面に沿って傾斜した側壁を形成する。
伸長性で可撓性であるTFEを開示することに加えて、本開示のTFEは、TFEの材料及び構造を適切に選択することによって追加の機能をさらに備え得る。例えば、ポリマー層を構成する1つ又は複数の材料は、層がOLED積層体の有機材料の屈折率(およそ1.8以上であり得る)に近いか、又はそれよりも大きい屈折率を有するように選択することができる。そのような場合、放出された光の総内部反射角は、OLED積層体を出てTFE層に入るときに増加し、それによりTFEへの光アウトカップリングが強化される。TFEへの光アウトカップリングは、OLEDによって生成された光を、反射せずにアウトカップリングするように、より発散した角度で放出できるようにすることによって強化され得る。例示のポリマー材料は、TiOやZrOなどの高屈折率酸化物の高屈折率ナノ粒子のコロイド分散液が含まれる。そのような材料は、ポリマー材料の実効屈折率を上昇させ得る。
開示された誘電体層は、通常、ランバートの分散に近いOLEDから放出される光の発散を減少させることもできる。図6B及び6Cに示すように、複数のNIL又はMILで生成された誘電体の特徴をピクセル領域内に配置すること、及びポリマーの頂面の曲率をピクセル領域で調整することによって、より高い角度で放出された光の再集束を達成することができる。このような低い発散入力光源を使用して、光の制御された偏向を有効にして、いわゆる明視野ベースの3Dディスプレイを作成することができる。ここで、明視野3Dディスプレイの「ピクセル」は、複数の通常のピクセルを含み、そのそれぞれは、所与の画像を複数の方向にレンダリングして、3D画像を作成する。

Claims (20)

  1. ディスプレイデバイスであって、
    複数の有機発光ダイオード(OLED)を有するディスプレイ層と、
    前記ディスプレイ層の発光側を覆うカプセル化層であって、
    前記ディスプレイ層上の複数の第1のポリマー突起であって、下にある表面が露出した空間を間に有する、複数の第1のポリマー突起、及び
    前記複数の第1のポリマー突起と、前記第1のポリマー突起間の前記空間内の前記下にある表面とを共形的に覆う第1の誘電体層であって、前記誘電体層が、前記第1のポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、前記側壁間の空間内にウェルを画定する、第1の誘電体層
    を含むカプセル化層と
    を含む、ディスプレイデバイス。
  2. 前記ディスプレイ層が、前記複数の有機発光ダイオードを覆うキャッピング層を含む、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記ディスプレイ層が非平面の頂面を有する、請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記下にある表面が前記ディスプレイ層の頂面である、請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記カプセル化層が、前記ディスプレイ層と接触するとともにそれを共形的に覆う下にある誘電体層を含み、前記下にある表面が、前記下にある誘電体層の頂面である、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記下にある誘電体層が、前記第1の誘電体層と同じ材料である、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記第1の誘電体層が、無機酸化物、又は無機酸化物の混合物である、請求項1に記載のデバイス。
  8. 前記第1のポリマー突起がフォトレジストを含む、請求項1に記載のデバイス。
  9. 前記複数の第1のポリマー突起が、複数の別個の突起によって提供される、請求項1に記載のデバイス。
  10. 少なくとも1つの第1のポリマー突起の前記側面の少なくとも一部が、前記下にある表面に対して斜めの角度にある、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記第1のポリマー突起が、湾曲した凸状の突起である、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記第1のポリマー突起が半球状の突起である、請求項11に記載のデバイス。
  13. 少なくとも1つの第1のポリマー突起の前記側面が、前記下にある表面に対して直角である、請求項9に記載のデバイス。
  14. 前記複数の第1のポリマー突起が、1つ又は複数の側壁を有する複数の環状突起を含み、前記ポリマー突起間の前記空間が、前記環状突起の前記1つ又は複数の側壁で囲まれた開孔を含む、請求項9に記載のデバイス。
  15. 前記複数の環状突起が六角形である、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記複数の第1のポリマー突起が、複数の開孔を有する相互接続構造によって提供され、前記ポリマー突起間の前記空間が、前記複数の開孔によって提供される、請求項1に記載のデバイス。
  17. ポリマー充填剤が前記複数の開孔を完全に充填する、請求項16に記載のデバイス。
  18. ポリマー充填剤が前記第1の誘電体層を覆う、請求項17に記載のデバイス。
  19. ディスプレイデバイスであって、
    複数の有機発光ダイオード(OLED)と非平面の頂面とを有するディスプレイ層と、
    前記ディスプレイ層の発光側を覆うカプセル化層であって、
    前記ディスプレイ層の前記頂面を共形的に覆う下にある誘電体層、
    前記下にある誘電体層上の複数の湾曲した凸状ポリマー突起であって、前記下にある誘電体層の頂面が露出した空間を間に有する、複数の湾曲した凸状ポリマー突起、及び
    前記複数のポリマー突起と、前記ポリマー突起間の前記空間内の前記下にある誘電体層の前記頂面とを共形的に覆う第1の誘電体層であって、前記誘電体層が、前記ポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、前記側壁間の空間内にウェルを画定する、第1の誘電体層
    を含むカプセル化層と
    を含む、ディスプレイデバイス。
  20. ディスプレイデバイスであって、
    実質的に平面の頂面を有する複数の有機発光ダイオード(OLED)を有するディスプレイ層と、
    前記ディスプレイ層の発光側を覆うカプセル化層であって、
    前記ディスプレイ層上の複数のポリマー突起であって、前記ディスプレイ層の前記頂面が露出した空間を間に有し、前記ディスプレイ層の前記頂面に実質的に垂直である側面と、前記頂面に実質的に平行である上面とを有する、複数のポリマー突起、及び
    前記複数のポリマー突起と、前記ポリマー突起間の前記空間内の前記ディスプレイの前記頂面とを共形的に覆う第1の誘電体層であって、前記誘電体層が、前記ポリマー突起の側面に沿って側壁を形成し、前記側壁間の空間内にウェルを画定する、第1の誘電体層
    を含むカプセル化層と
    を含む、ディスプレイデバイス。
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