JP2023503947A - カンナビノイドを使用するNeisseriaの処置 - Google Patents
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Abstract
Neisseria細菌、例えば、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによる感染の処置または予防におけるカンナビノイドを含む組成物の使用であって、例示的なカンナビノイドがカンナビジオールである使用。前記カンナビノイドは、カンナビジオールおよび/またはその酸であり得る。上記組成物は、局所で、経口で、注射によって、または経鼻もしくは経肺投与によって投与され得る。
Description
技術分野
本発明は、細菌感染、特に、Neisseria感染を処置または予防するための組成物であって、カンナビノイドを含む組成物、およびそれを使用するための方法に関する。
本発明は、細菌感染、特に、Neisseria感染を処置または予防するための組成物であって、カンナビノイドを含む組成物、およびそれを使用するための方法に関する。
背景技術
抗微生物特性を有する化合物は、重篤なまたは致命的な疾患をもたらす細菌によって引き起こされる感染症の蔓延の増加の結果として近年大きな関心を引き付けている。さらに、広域スペクトルの抗生物質製剤の定期的な使用は、一部の抗微生物組成物に耐性を示す細菌株の出現の増加につながっている。
抗微生物特性を有する化合物は、重篤なまたは致命的な疾患をもたらす細菌によって引き起こされる感染症の蔓延の増加の結果として近年大きな関心を引き付けている。さらに、広域スペクトルの抗生物質製剤の定期的な使用は、一部の抗微生物組成物に耐性を示す細菌株の出現の増加につながっている。
新規な抗微生物化合物は、これらのタイプの処置耐性細菌に対して非常に有効な潜在力を有する。以前に抗微生物組成物に曝露されたことがない病原体は、処置に対する耐性をほぼもしくは全く有していない場合がある。
抗生物質に対する細菌の耐性が終了するであろう兆しは認められず、このため、患者において望ましい処置成果を達成するために新規の抗生物質および新規の処置の選択肢が必要とされている。
Neisseria細菌は、重篤な感染をもたらし、複数の薬物、一部の場合では、大部分の利用可能な抗生物質に対して次第に耐性を示すようになっている。
細菌、特に利用可能な近年の抗生物質化合物に耐性を示す細菌、特に利用可能な近年の抗生物質化合物に耐性を示すNeisseria細菌による感染を処置するための新規の方法を提供することが必要とされている。本発明は、そのような代替の処置法を提供することに努める。
これまでの背景技術の議論は、本発明を理解することを容易にすることのみを意図している。議論は、言及される材料のいずれかが、出願の優先日の時点で普遍的一般的知識の一部であるかまたはそうであったことを同意または承認するものではない。
発明の要旨
本発明は、カンナビノイドを含む組成物を提供する。好ましくは、組成物は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するために使用してもよい。したがって、本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するための、カンナビノイドを含む組成物を提供する。本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するための、カンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物をさらに提供する。
本発明は、カンナビノイドを含む組成物を提供する。好ましくは、組成物は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するために使用してもよい。したがって、本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するための、カンナビノイドを含む組成物を提供する。本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するための、カンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物をさらに提供する。
本発明の別の態様によれば、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法であって、
カンナビノイドを含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法が提供される。
本発明は、Neisseria細菌による感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置のための方法であって、
カンナビジオールおよび/またはその酸を含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法をさらに提供する。
カンナビノイドを含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法が提供される。
本発明は、Neisseria細菌による感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置のための方法であって、
カンナビジオールおよび/またはその酸を含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法をさらに提供する。
組成物は、局所で、経口で、注射によって、または経鼻もしくは経肺投与によって投与してもよい。
本発明の別の態様によれば、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象における、そのような処置または予防のための、カンナビノイドを含む組成物の使用が提供される。本発明は、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のための、カンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物の使用をさらに提供する。
本発明の別の態様によれば、対象においてNeisseria細菌による感染を処置するための組成物の製造における、カンナビノイドの使用が提供される。本発明は、対象においてNeisseria細菌による感染を処置するための組成物の製造における、カンナビジオールおよび/またはその酸の使用をさらに提供する。
本発明の別の態様によれば、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象における、カンナビノイドを含むキットが提供される。本発明は、そのような処置または予防を必要とする対象におけるNeisseria細菌感染を処置または予防するための、カンナビジオールおよび/またはその酸を含むキットをさらに提供する。
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
好ましくは、処置または予防されることになるNeisseria細菌感染は、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる。
本発明のさらなる特徴は、これらのいくつかの非限定的な実施形態の以下の説明においてより完全に記載されている。この説明は、本発明の例示の目的のみで含まれる。上述の本発明の広範な要約、開示または説明に対する制限として理解されるべきではない。説明は、添付の図面を参照しながら行われることになる。
本発明のさらなる特徴は、これらのいくつかの非限定的な実施形態の以下の説明においてより完全に記載されている。この説明は、本発明の例示の目的のみで含まれる。上述の本発明の広範な要約、開示または説明に対する制限として理解されるべきではない。説明は、添付の図面を参照しながら行われることになる。
発明の説明
発明の詳細な説明
カンナビノイド
カンナビノイドという用語は、カンナビノイド受容体と相互作用する化合物およびさまざまなカンナビノイド模倣物、例えば、ある特定のテトラヒドロピラン類似体(例えば、Δ9-テトラヒドロカンナビノール、Δ8-テトラヒドロ-カンナビノール、6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6H-ジベンゾ[b,d]ピラン-1-オール、3-(1,1-ジメチルヘプチル)-6,6a,7,8,10,10a-ヘキサヒドロ-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-9H-ジベンゾ[b,d]ピラン-9-オン、(-)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル、(+)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル、11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール、およびΔ8-テトラヒドロカンナビノール-11-オイック酸));ある特定のピペリジン類似体(例えば、(-)-(6S,6aR,9R,10aR)-5,6,6a,7,8,9,10,10a-オクタヒドロ-6-メチル-3-[(R)-1-メチル-4-フェニルブトキシ]-1,9-フェナントリジンジオール-1-アセテート));ある特定のアミノアルキルインドール類似体(例えば、(R)-(+)-[2,3-ジヒドロ-5-メチル-3-(-4-モルホリニルメチル)-ピロロ[1,2,3-de]-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]-1-ナフタレニル-メタノン);およびある特定の開環されたピラン環類似体(例えば、2-[3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-1,3-ベンゼンジオールおよび4-(1,1-ジメチルヘプチル)-2,3’-ジヒドロキシ-6’アルファ-(3-ヒドロキシプロピル)-1’,2’,3’,4’,5’,6’-ヘキサヒドロビフェニル)を含む。
発明の詳細な説明
カンナビノイド
カンナビノイドという用語は、カンナビノイド受容体と相互作用する化合物およびさまざまなカンナビノイド模倣物、例えば、ある特定のテトラヒドロピラン類似体(例えば、Δ9-テトラヒドロカンナビノール、Δ8-テトラヒドロ-カンナビノール、6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6H-ジベンゾ[b,d]ピラン-1-オール、3-(1,1-ジメチルヘプチル)-6,6a,7,8,10,10a-ヘキサヒドロ-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-9H-ジベンゾ[b,d]ピラン-9-オン、(-)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル、(+)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル、11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール、およびΔ8-テトラヒドロカンナビノール-11-オイック酸));ある特定のピペリジン類似体(例えば、(-)-(6S,6aR,9R,10aR)-5,6,6a,7,8,9,10,10a-オクタヒドロ-6-メチル-3-[(R)-1-メチル-4-フェニルブトキシ]-1,9-フェナントリジンジオール-1-アセテート));ある特定のアミノアルキルインドール類似体(例えば、(R)-(+)-[2,3-ジヒドロ-5-メチル-3-(-4-モルホリニルメチル)-ピロロ[1,2,3-de]-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]-1-ナフタレニル-メタノン);およびある特定の開環されたピラン環類似体(例えば、2-[3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-1,3-ベンゼンジオールおよび4-(1,1-ジメチルヘプチル)-2,3’-ジヒドロキシ-6’アルファ-(3-ヒドロキシプロピル)-1’,2’,3’,4’,5’,6’-ヘキサヒドロビフェニル)を含む。
本発明によって検討されるカンナビノイドとしては、
・カンナビジオール(例えば、2-[(1S,6S)-3-メチル-6-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-イル]-5-ペンチルベンゼン-1,3-ジオール)およびその酸(例えば、カンナビジオール酸-2,4-ジヒドロキシ-3-[(1R,6R)-3-メチル-6-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-イル]-6-ペンチル安息香酸);
・カンナビノール(6,6,9-トリメチル-3-ペンチルベンゾ[c]クロメン-1-オール)およびその酸(例えば、カンナビノール酸-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-ペンチルベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・Δ9-テトラヒドロカンナビノール(例えば、(-)-Δ9-テトラヒドロカンナビノール)およびその酸(例えば、Δ9-テトラヒドロカンナビノール酸A-(6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール(例えば、(±)-11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール);
・カンナビゲロール(2-[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル]-5-ペンチルベンゼン-1,3-ジオール)およびその酸(例えば、カンナビゲロール酸-3-[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル]-2,4-ジヒドロキシ-6-ペンチル安息香酸);
・テトラヒドロカンナビバリン-(例えば、(6aR,10aR)-6,6,9-トリメチル-3-プロピル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-1-オール)およびその酸(例えば、テトラヒドロカンナビバリン酸-(6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-プロピル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・カンナビクロメン(2-メチル-2-(4-メチルペンタ-3-エニル)-7-ペンチルクロメン-5-オール);
・ナントラドール塩酸塩((-)-(6S,6aR,9R,10aR)-5,6,6a,7,8,9,10,10a-オクタヒドロ-6-メチル-3-[(R)-1-メチル-4-フェニルブトキシ]-1,9-フェナントリジンジオール-1-アセテート);
・ナビロン(3-(1,1-ジメチルヘプチル)-6,6a,7,8,10,10a-ヘキサヒドロ-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-9H-ジベンゾ[b,d]ピラン-9-オン);
・6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6H-ジベンゾ[b,d]ピラン-1-オール(例えば、(-)-Δ8-テトラヒドロカンナビノール);
・(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル(例えば、(-)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチルおよび(+)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル);
・Δ8-テトラヒドロカンナビノール-11-オイック酸((6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-3-ペンチル-6a,7,10,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-9-カルボン酸);
・(R)-(+)-[2,3-ジヒドロ-5-メチル-3-(-4-モルホリニルメチル)-ピロロ[1,2,3-de]-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]-1-ナフタレニル-メタノン;
・4-(1,1-ジメチルヘプチル)-2,3’-ジヒドロキシ-6’アルファ-(3-ヒドロキシプロピル)-1’,2’,3’,4’,5’,6’-ヘキサヒドロビフェニル;
・(6aR,10aR)-9-(ヒドロキシメチル)-6,6-ジメチル-3-ペンチル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-1-オール
がある。
略語
カンナビジオール-CBD
カンナビジオール酸-CBDA
カンナビノール-CBN
カンナビノール酸-CBNA
Δ9-テトラヒドロカンナビノール-THC
Δ9-テトラヒドロカンナビノール酸A-THCA-A
カンナビゲロール-CBG
カンナビゲロール酸-CBGA
カンナビクロメン-CBC
テトラヒドロカンナビバリン-THCV
テトラヒドロカンナビバリン酸-THCVA
・カンナビジオール(例えば、2-[(1S,6S)-3-メチル-6-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-イル]-5-ペンチルベンゼン-1,3-ジオール)およびその酸(例えば、カンナビジオール酸-2,4-ジヒドロキシ-3-[(1R,6R)-3-メチル-6-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-イル]-6-ペンチル安息香酸);
・カンナビノール(6,6,9-トリメチル-3-ペンチルベンゾ[c]クロメン-1-オール)およびその酸(例えば、カンナビノール酸-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-ペンチルベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・Δ9-テトラヒドロカンナビノール(例えば、(-)-Δ9-テトラヒドロカンナビノール)およびその酸(例えば、Δ9-テトラヒドロカンナビノール酸A-(6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール(例えば、(±)-11-ヒドロキシ-Δ9-テトラヒドロカンナビノール);
・カンナビゲロール(2-[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル]-5-ペンチルベンゼン-1,3-ジオール)およびその酸(例えば、カンナビゲロール酸-3-[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル]-2,4-ジヒドロキシ-6-ペンチル安息香酸);
・テトラヒドロカンナビバリン-(例えば、(6aR,10aR)-6,6,9-トリメチル-3-プロピル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-1-オール)およびその酸(例えば、テトラヒドロカンナビバリン酸-(6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6,9-トリメチル-3-プロピル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-2-カルボン酸);
・カンナビクロメン(2-メチル-2-(4-メチルペンタ-3-エニル)-7-ペンチルクロメン-5-オール);
・ナントラドール塩酸塩((-)-(6S,6aR,9R,10aR)-5,6,6a,7,8,9,10,10a-オクタヒドロ-6-メチル-3-[(R)-1-メチル-4-フェニルブトキシ]-1,9-フェナントリジンジオール-1-アセテート);
・ナビロン(3-(1,1-ジメチルヘプチル)-6,6a,7,8,10,10a-ヘキサヒドロ-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-9H-ジベンゾ[b,d]ピラン-9-オン);
・6,6,9-トリメチル-3-ペンチル-6H-ジベンゾ[b,d]ピラン-1-オール(例えば、(-)-Δ8-テトラヒドロカンナビノール);
・(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル(例えば、(-)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチルおよび(+)-(3S,4S)-7-ヒドロキシ-Δ6-テトラヒドロカンナビノール-1,1-ジメチルヘプチル);
・Δ8-テトラヒドロカンナビノール-11-オイック酸((6aR,10aR)-1-ヒドロキシ-6,6-ジメチル-3-ペンチル-6a,7,10,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-9-カルボン酸);
・(R)-(+)-[2,3-ジヒドロ-5-メチル-3-(-4-モルホリニルメチル)-ピロロ[1,2,3-de]-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]-1-ナフタレニル-メタノン;
・4-(1,1-ジメチルヘプチル)-2,3’-ジヒドロキシ-6’アルファ-(3-ヒドロキシプロピル)-1’,2’,3’,4’,5’,6’-ヘキサヒドロビフェニル;
・(6aR,10aR)-9-(ヒドロキシメチル)-6,6-ジメチル-3-ペンチル-6a,7,8,10a-テトラヒドロベンゾ[c]クロメン-1-オール
がある。
略語
カンナビジオール-CBD
カンナビジオール酸-CBDA
カンナビノール-CBN
カンナビノール酸-CBNA
Δ9-テトラヒドロカンナビノール-THC
Δ9-テトラヒドロカンナビノール酸A-THCA-A
カンナビゲロール-CBG
カンナビゲロール酸-CBGA
カンナビクロメン-CBC
テトラヒドロカンナビバリン-THCV
テトラヒドロカンナビバリン酸-THCVA
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビノール酸、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
カンナビジオールは、本明細書で使用される場合、2-[3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-1,3-ベンゼンジオールを指す。カンナビジオールの合成は、例えば、Petilka et al., Helv. Chim.Acta, 52: 1102 (1969)およびMechoulam et al., J. Am. Chem. Soc., 87:3273 (1965)に記載されており、これらは、本明細書によって参照により組み込まれるものとする。
組成物
組成物
本発明の一態様によれば、カンナビノイドを含む組成物が提供される。好ましくは、組成物は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するために使用してもよい。したがって、Neisseria細菌による感染を処置または予防するのに使用するための、カンナビノイドを含む組成物が提供される。本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するための、カンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物をさらに提供する。
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
したがって、本発明は、Neisseria細菌による感染を処置または予防するためのカンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物を提供する。
好ましくは、処置または予防されることになるNeisseria細菌感染は、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる。
組成物は、1種類を超えるカンナビノイドを含んでいてもよい。例えば、本発明の組成物は、2種類、3種類またはそれを超えるカンナビノイドの組合せを含んでいてもよい。好ましい形態では、少なくとも1つのそのようなカンナビノイドはカンナビジオールである。
「感染」という用語は、本明細書で使用される場合、微生物による定着および/または微生物、特に細菌、より詳細にはNeisseria細菌の増殖を意味する。感染は、明白ではなくても局在的な細胞損傷をもたらしていてもよい。感染は、局在的な亜臨床的な一時的なものであっても、拡大することによって広がって、急性または慢性の臨床的感染になるものであってもよい。感染はまた、微生物が対象に存在するが、対象はその生物と関連する疾患の症状を示していない潜在感染であってもよい。
好ましくは、本発明の組成物は、治療有効量のカンナビノイドを対象に送達する。
「治療有効量」という句は、本明細書で使用される場合、保菌または細菌感染と関連する細菌の成長を阻害するのに十分なカンナビノイドの量を指す。すなわち、本発明の方法または組成物による治療有効量のカンナビノイドの投与への言及は、実質的な殺菌または静菌活性が保菌または細菌感染の実質的な阻害をもたらす治療効果を指す。「治療有効量」という用語は、本明細書で使用される場合、非毒性であるが、所望の生物学的、治療的、および/または予防的結果を提供するのに十分な組成物の量を指す。所望の結果としては、保菌の消失、または疾患の兆候、症状、もしくは原因の減少および/もしくは緩和、または生体系の任意の他の所望の変更がある。任意の個々の症例における有効量は、所定の実験を使用して当業者によって判定してもよい。医薬組成物に関して、有効量は、病状またはその兆候もしくは症状のモジュレートにおいて推奨される投薬量であってもよい。有効量は、使用される医薬組成物および用いられる投与経路によって異なる。有効量は、特定の患者のさまざまな因子、例えば、年齢、体重、性別など、および疾患または疾患をもたらす微生物の影響を受けた領域を考慮に入れて通常最適化される。
本明細書で使用される場合、「処置すること」または「処置」は、疾患または状態を阻害すること、すなわち、その発症またはその少なくとも1つの臨床的なまたは亜臨床的な症状を停止または減少させること、例えば、細菌感染を減少または消失させることを指す。「処置すること」または「処置」は、疾患または状態を軽減すること、すなわち、疾患もしくは状態またはそれらの臨床的なまたは亜臨床的な症状のうちの少なくとも1つの退行をもたらすことをさらに指す。処置されることになる対象にとっての利点は、統計的に有意であるかまたは対象および/もしくは医師に少なくとも認識可能であるかのいずれかである。細菌感染を処置することという文脈において、処置という用語は、細菌による定着をおよび/または細菌、好ましくはNeisseria細菌の増殖を減少または消去させることを含む。
本発明の一形態では、細菌による定着を減少または消失させることは、死滅した細菌の%によって測定されるように、細菌による定着を減少または消失させることを意味する。
本発明の一形態では、細菌による定着を減少または除去させることとは、細菌におけるlog10減少によって測定されるように、細菌による定着を減少または除去させることを意味する。
好ましくは、本発明の組成物は、グラム陰性細菌の外膜を除去するかもしくは実質的に除去するかまたはその完全性を低下させる任意の追加の化合物を含まない。
処置法
処置法
本発明の別の態様によれば、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法であって、
カンナビノイドを含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法が提供される。
カンナビノイドを含む有効量の組成物を投与するステップ
を含む方法が提供される。
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
したがって、本発明は、Neisseria細菌による感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置のための方法であって、
カンナビジオールおよび/またはその酸を含む有効量の組成物を投与するステップを含む方法を提供する。
カンナビジオールおよび/またはその酸を含む有効量の組成物を投与するステップを含む方法を提供する。
好ましくは、処置または予防されることになるNeisseria細菌感染は、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる。
局所感染
局所感染
一態様では、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法において使用される組成物は、皮膚または粘膜表面の感染を処置するための局所医薬組成物である。
局所処置のための方法は、対象の皮膚または粘膜表面に、カンナビノイドを直接投与することを含んでいてもよい。好ましくは、カンナビノイドは、対象の皮膚または粘膜(口腔、膣内、直腸)に局所で適用される。
経口投与によって処置される感染
経口投与によって処置される感染
一態様では、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法において使用される組成物は、感染を処置するための、カンナビノイドを含む経口医薬組成物である。対象におけるNeisseria細菌によるいずれの感染も、経口投与される処置法を使用して処置してもよい。
経口処置法は、対象の胃腸(GI)管に、カンナビノイドを投与することを含んでいてもよい。好ましくは、カンナビノイドは、GI管における吸収を介して血流に入り、対象にとって全身的に利用可能になる。しかし、経口処置法は、局在的な効果のためにGI管に、カンナビノイドを投与することを含んでいてもよい。
注射によって処置される感染
注射によって処置される感染
一態様では、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法において使用される組成物は、感染を処置するための注射用医薬組成物である。対象におけるNeisseria細菌によるいずれの感染も、注射用カンナビノイドの処置法を使用して処置してもよい。
注射処置法は、静脈内注射、筋肉内注射、または腹腔内注射によるものであってもよい。投与は、脳室内、頭蓋内、嚢内(intracapsularly)、髄腔内、または大槽内であってもよい。好ましくは、注射処置法は静脈内または筋肉内注射によるものである。好ましくは、カンナビノイドは、IV投与または皮下ボーラスを介して血流に入り、対象にとって全身的に利用可能になる。
経鼻もしくは経肺投与によって処置される感染
経鼻もしくは経肺投与によって処置される感染
一態様では、そのような処置を必要とする対象におけるNeisseria細菌による感染を処置または予防するための方法において使用される組成物は、感染を処置するための経鼻または経肺用医薬組成物である。対象における細菌によるいずれの感染も、経鼻または経肺送達される処置法を使用して処置してもよい。
好ましくは、鼻腔、副鼻腔、気道および肺の感染は、経鼻または経肺処置法を使用して処置される。経鼻または経肺処置法は、対象の経鼻または経肺系に、カンナビノイドを投与することを含んでいてもよい。カンナビノイドは、経鼻または経肺系における吸収を介して血流に入り、対象にとって全身的に利用可能な場合がある。しかし、カンナビノイド投薬法は、局在的な効果のために経鼻または経肺系に、カンナビノイドを投与することを代わりに含んでいてもよい。
追加の抗微生物薬
追加の抗微生物薬
他の活性剤も、本発明の組成物中に組み込んでもよい。例えば、追加の抗微生物剤、例えば、抗細菌薬、抗真菌薬などを組み込んでもよい。本発明の好ましい形態では、追加の抗微生物剤は、グラム陰性細菌の外膜を除去するかもしくは実質的に除去するかまたはその完全性を低下させる化合物ではない。
例えば、組成物は、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、クリンダマイシン、ドキシサイクリンまたはメクロサイクリンをさらに含んでいてもよい。
使用することができる追加の抗微生物剤としては、これらに限定されるものではないが、銀化合物(例えば、塩化銀、硝酸銀、酸化銀)、銀イオン、銀粒子、ヨウ素、ポビドン/ヨウ素、クロルヘキシジン、2-p-スルファニリアニリノエタノール、4,4’-スルフィニルジアニリン、4-スルファニルアミドサリチル酸、アセジアスルホン、アセトスルホン、アミカシン、アモキシシリン、アンホテリシンB、アンピシリン、アパルシリン、アピサイクリン、アプラマイシン、アルベカシン、アスポキシシリン、アジダムフェニコール、アジスロマイシン、アズトレオナム、バシトラシン、バンベルマイシン(複数可)、ビアペネム、ブロジモプリム、ブチロシン、カプレオマイシン、カルベニシリン、カルボマイシン、カルモナム、セファドロキシル、セファマンドール、セファトリジン、セフブペラゾン、セフクリジン、セフジニル、セフジトレン、セフェピム、セフェタメト、セフィキシム、セフメノキシム(cefinenoxime)、セフミノックス、セフォジジム、セフォニシド、セフォペラゾン、セフォラニド、セフォタキシム、セフォテタン、セフォチアム、セフォゾプラン、セフピミゾール、セフピラミド、セフピロム、セフプロジル、セフロキサジン、セフタジジム、セフテラム、セフチブテン、セフトリアキソン、セフゾナム、セファレキシン、セファログリシン、セファロスポリンC、セフラジン、クロラムフェニコール、クロルテトラサイクリン、シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、クリナフロキサシン、クリンダマイシン、クロモサイクリン、コリスチン、シクラシリン、ダプソン、デメクロサイクリン、ジアチモスルホン、ジベカシン、ジヒドロストレプトマイシン、ジリスロマイシン、ドキシサイクリン、エノキサシン、エンビオマイシン、エピシリン、エリスロマイシン、フロモキセフ、ホーチミシン(複数可)、ゲンタマイシン(複数可)、グルコスルホン、ソラスルホン、グラミシジンS、グラミシジン(複数可)、グレパフロキサシン、グアメシクリン(guamecycline)、ヘタシリン、イミペネム、イセパマイシン、ジョサマイシン、カナマイシン(複数可)、ロイコマイシン(複数可)、リンコマイシン、ロメフロキサシン、ルセンソマイシン、リメサイクリン、メクロサイクリン、メロペネム、メタサイクリン、ミクロノマイシン、ミデカマイシン(複数可)、ミノサイクリン、モキサラクタム、ムピロシン、ナジフロキサシン、ナタマイシン、ネオマイシン、ネチルミシン、ノルフロキサシン、オレアンドマイシン、オキシテトラサイクリン、p-スルファニリルベンジルアミン、パニペネム、パロモマイシン、パズフロキサシン、ペニシリンN、ピパサイクリン(pipacycline)、ピペミド酸、ポリミキシン、プリマイシン、キナシリン、リボスタマイシン、リファミド、リファンピン、リファマイシンSV、リファペンチン、リファキシミン、リストセチン、リチペネム、ロキタマイシン、ローリテトラサイクリン、ロサラマイシン、ロキシスロマイシン、サラゾスルファジミジン、サンサイクリン、シソマイシン、スパルフロキサシン、スペクチノマイシン、スピラマイシン、ストレプトマイシン、スクシスルホン、スルファクリソイジン、スルファロクス酸、スルファミドクリソイジン、スルファニル酸、スルホキソン、テイコプラニン、テマフロキサシン、テモシリン、テトラサイクリン、テトロキソプリム、チアンフェニコール、チアゾスルホン、チオストレプトン、チカルシリン、チゲモナム、トブラマイシン、トスフロキサシン、トリメトプリム、トロスペクトマイシン、トロバフロキサシン、ツベラクチノマイシン、バンコマイシン、アザセリン、カンジシジン(複数可)、クロルフェネシン、デルモスタチン(複数可)、フィリピン、フンギクロミン(fungichromin)、メパルトリシン、ナイスタチン、オリゴマイシン(複数可)、シプロフラキサシン(ciproflaxacin)、ノルフロキサシン、オフロキサシン、ペフロキサシン、エノキサシン、ロソキサシン、アミフロキサシン、フレロキサシン、テマフロキサシン(temafloaxcin)、ロメフロキサシン、ペリマイシンAまたはツベルシジンなどがある。
対象
対象
対象は、細菌、特にNeisseria細菌による感染が可能な任意の対象であってもよい。対象は、哺乳動物または鳥類であってもよい。好ましくは、対象は、ヒト、イヌ、鳥類、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、およびネコを含む群から選択される。より好ましくは、対象は、ヒト、ウシ、ブタ、ウマ、ネコおよびイヌ;最も好ましくはヒトを含む群から選択される。
使用
使用
本発明の別の態様によれば、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のための、カンナビノイドを含む組成物の使用が提供される。
本発明の別の態様によれば、対象においてNeisseria細菌による感染を処置するための組成物の製造におけるカンナビノイドの使用が提供される。
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
したがって、本発明は、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のためのカンナビジオールおよび/またはその酸を含む組成物の使用を提供する。本発明は、対象におけるNeisseria細菌による感染を処置するための組成物の製造におけるカンナビジオールおよび/またはその酸の使用をさらに提供する。
好ましくは、処置または予防されることになるNeisseria細菌感染は、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる。
送達
送達
本発明の一実施形態では、カンナビノイドは、1日3回;1日2回;毎日;2日おき、3日おき、週1回;2週間に1回、および1ヶ月に1回からなる群から選択される投薬レジメンを使用して対象に投与される。
ある特定の実施形態によれば、組成物は、処置が得られるまで定期的に投与される。好ましい一実施形態では、組成物は、1時間ごと、2時間ごと、3時間ごと、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、週1回、週2回、2週間に1回および1ヶ月に1回からなる群から選択される投薬レジメンを使用してそのような処置を必要とする対象に投与される。しかし、他の適用スケジュールを本発明に従って利用してもよい。好ましくは、処置レジメンの組成物は、1日1回から5回、より好ましくは1日1回または2回対象に投与される。
本発明の処置法において使用される組成物は、注射によって投与しても、経口、吸入(経肺)、眼、または任意の他の投与形態用に調製してもよい。好ましくは、組成物は、例えば、経口、静脈内、皮下、筋肉内、脳室内、頭蓋内、嚢内、髄腔内、大槽内、腹腔内、経鼻腔でまたはエアロゾル投与によって投与される。
投与様式は、組成物が調製された形態に好適であることが好ましい。最も有効な応答のための投与様式は経験的に判定してもよく、以下に記載される投与手段は例として与えられ、本発明の組成物の送達法を決して限定するものではない。全ての上記の組成物は、製薬業界において通常使用されるものであり、好適な資格を有する施術者には通常公知である。
本発明の組成物は、薬学的に許容される非毒性の賦形剤および担体を必要に応じて含んでいてもよい。本明細書で使用される場合、「医薬担体」は、カンナビノイドを対象に送達するための、薬学的に許容される溶媒、懸濁化剤、賦形剤またはビヒクルである。担体は、液体または固体であってもよく、計画される投与様式を考慮して選択される。
本発明の組成物は、即時放出組成物、遅延放出組成物、制御放出組成物および急速放出組成物からなる群から選択してもよい。
本発明の組成物は、抗炎症剤(例えば、コルチコステロイド)をさらに含んでいてもよい。組成物が局所組成物である場合、抗面疱剤(anticomedolyic agent)(例えば、トレチノイン)、および/またはレチノイドもしくはこれらの誘導体も添加してもよい。
本明細書において記載される組成物は、そのような投薬形態を水中油エマルションまたは油中水エマルション中に含ませることによって製剤化してもよい。そのような組成物では、即時放出投薬形態は連続相中に存在し、遅延放出投薬形態は、不連続相に存在する。組成物はまた、上述のような3つの投薬形態を送達するための様式で製造してもよい。例えば、即時放出構成要素を含む連続相である油と、その油中に分散された第1の遅延放出投薬剤形を含む水と、その水中に分散された第3の遅延放出剤形を含む油とを伴う油中水中油エマルションが提供されてもよい。
本明細書において記載される組成物は、液体組成物の形態であってもよい。液体組成物は、溶媒中に溶解された治療剤(例えば、カンナビノイド)を含む溶液を含んでいてもよい。一般的に、治療剤が溶解し、対象に投与することができる所望の効果を有する任意の溶媒を使用してもよい。一般的に、所望の効果を有する任意の濃度の治療剤を使用してもよい。一部の変形形態における組成物は、不飽和、飽和または過飽和溶液の溶液である。溶媒は、純粋溶媒であっても、液体溶媒構成要素の混合物であってもよい。一部の変形形態では、形成される溶液は、in-situでゲル化する組成物である。溶媒および使用することができるタイプの溶液は、そのような薬物送達科学技術に精通している当業者に周知されている。
組成物は、水を含んでいても含んでいなくてもよい。好ましくは、組成物は水を含まず、すなわち非水性である。別の好ましい実施形態では、組成物は保存剤を含まない。
本発明の方法および組成物による、カンナビノイドの投与は、微生物感染を処置するのにまたは感染の位置において微生物の成長を低下させるのに十分な量をもたらす任意の好適な手段によるものであってもよい。
カンナビノイドは、任意の適切な量で任意の好適な担体物質中に含まれていてもよく、組成物の総重量の1~95重量%の量で一般的には存在する。
医薬組成物は、従来の薬剤学または獣医学の慣行に従って製剤化してもよい(例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 20th edition, 2000, ed; A. R. Gennaro, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia、およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technology, eds; J. Swarbrick and J. C. Boylan, 1988-1999, Marcel Dekker, New York;Remington’s Pharmaceutical Sciences, 18th Edition, Mack Publishing Company, Easton, Pennsylvania, USAを参照のこと)。
一般的に、好適な担体、賦形剤および希釈剤の例としては、限定するものではないが、水、生理食塩水、エタノール、デキストロース、グリセロール、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、メチルおよびプロピルヒドロキシベンゾエート、ポリソルベート、タルク、ステアリン酸マグネシウム、鉱油またはこれらの組合せがある。組成物としてはさらに、滑沢剤、pH緩衝剤、湿潤剤、乳化および懸濁化剤、保存剤、甘味剤または香味剤があり得る。
組成物は、制御放出組成物の形態であってもよく、分解性または非分解性ポリマー、ヒドロゲル、オルガノゲル、またはカンナビノイドの放出を改変する他の物理的構築物を含んでいてもよい。そのような組成物は、望ましい色、安定性、緩衝能、分散、または他の公知の望ましい特徴を提供するために添加される追加の不活性成分を含んでいてもよいことを理解されたい。そのような組成物は、リポソーム、例えば、エマルション、発泡体、ミセル、不溶性単層、液晶、リン脂質分散液、ラメラ層などをさらに含んでいてもよい。本発明において使用するためのリポソームは、中性のおよび負に帯電したリン脂質およびステロール、例えばコレステロールを一般的に含む標準的なベシクル形成脂質から形成してもよい。
局所組成物
局所組成物
本発明の組成物は局所で投与してもよい。したがって、本明細書において使用を考慮されるものは、皮膚への直接適用に適応される組成物である。好ましくは、局所組成物は、カンナビノイドを含む。
組成物は、懸濁液、エマルション、液体、クリーム、油、ローション、軟膏、ゲル、ヒドロゲル、ペースト、プラスター、ロールオン液体、皮膚パッチ、スプレー、ガラスビーズドレッシング、合成ポリマードレッシングおよび固体を含む群から選択される形態であってもよい。例えば、本発明の組成物は、水ベースの組成物または有機溶媒、例えば油ベースの軟膏の形態で提供してもよい。あるいは、本発明の組成物は、膜形成構成要素と、カンナビノイドが分散または可溶化された少なくとも1つの溶媒とを含む液体噴霧剤によって適用してもよい。
本発明の組成物は、これらに限定されないが、リンス、シャンプー、ローション、ゲル、リーブオン用調製物、洗い流し用調製物、および軟膏を含む群から選択される形態で提供してもよい。
さまざまな局所送達システムが、好ましい処置法に応じて本発明の組成物投与に適切であり得る。局所組成物は、水性または非水性担体中で、カンナビノイドを溶解するかまたは合わせることによって製造してもよい。一般的に、任意の液体、クリーム、もしくはゲル、またはカンナビノイドと明らかに反応しない類似の物質、または組成物中に導入してもよく、非刺激性である任意の他の活性成分が好適である。適切なスプレー不可能な粘性、半固体または固体形態も用いてもよく、これらとしては、局所適用に適合し、好ましくは水を超える動的粘度を有する担体がある。
好適な組成物は当業者に周知であり、これらに限定されるものではないが、溶液、懸濁液、エマルション、クリーム、ゲル、軟膏、散剤、リニメント剤、膏薬、エアロゾル、経皮パッチなどを含み、これらは必要に応じて、滅菌されるか、または補助剤、例えば防腐剤、安定化剤、乳化剤、湿潤剤、香料、着色剤、臭気制御剤、増粘剤、例えば天然ゴムなどと混合される。特に好ましい局所組成物としては、軟膏、クリームまたはゲルがある。
軟膏は、一般的に、(1)油性基剤、すなわち、固定油または炭化水素、例えば、白色ワセリン、鉱油からなるもの、または(2)吸収性基剤、すなわち、水を吸収することができる無水物質または複数の無水物質(an anhydrous substance or substances)、例えば無水ラノリンからなるもののいずれかを使用して調製される。習慣的に、基剤を形成した後に、油性であろうと吸収性であろうと、カンナビノイドが所望の濃度が得られる量まで添加される。
クリームは油/水エマルションである。それらは、典型的には、固定油、炭化水素など、ワックス、石油、鉱油などを含む油相(内部相)と、水および任意の水溶性物質、例えば添加塩を含む水性相(連続相)とからなる。2つの相は、乳化剤、例えば、表面活性剤、例えばラウリル亜硫酸ナトリウム;親水性コロイド、例えばアカシアコロイド粘土、veegumなどの使用によって安定化される。エマルションが形成される際、カンナビノイドは、所望の濃度を達成するための量で添加してもよい。
ゲルは、油性基剤、水、またはエマルション-懸濁液基剤から選択される基剤を含む。基剤には、基剤中にマトリックスを形成し、その粘度を高めるゲル化剤が添加される。ゲル化剤の例は、ヒドロキシプロピルセルロース、アクリル酸ポリマーなどである。習慣的に、カンナビノイドは、ゲル化剤を添加する前の時点で所望の濃度で組成物に添加される。
局所組成物中に組み込まれる、カンナビノイドの量は重要ではなく;濃度は、組成物の容易な適用を可能にし、有効量のカンナビノイドが送達されるようになるのに十分な範囲内であるべきである。
経口組成物
経口組成物
本発明の組成物は経口で投与してもよい。
本明細書における使用が考慮されるものは、経口固体剤形であり、これはMartin, Remington’s Pharmaceutical Sciences, 18th Ed. (1990 Mack Publishing Co. Easton PA 18042)の第89章において一般的に記載されており、これは参照により本明細書に組み込まれるものとする。固体剤形としては、錠剤、カプセル剤、ピル剤、トローチ剤または口内錠(lozenge)、カシェ剤(cachet)またはペレット剤がある。また、リポソームまたはプロテイノイドのカプセル化を使用して(例えば、米国特許第4,925,673号において報告されているプロテイノイドマイクロスフェアとして)本組成物を製剤化してもよい。リポソームカプセル化を使用してもよく、リポソームは、さまざまなポリマーを用いて誘導体化してもよい(例えば、米国特許第5,013,556号)。治療薬に可能な固体剤形の説明はMarshallによってModern Pharmaceutics, Chapter 10, Banker and Rhodes ed., (1979)で与えられており、参照により本明細書に組み込まれるものとする。一般的に、組成物は、治療剤(例えば、カンナビノイド)と、カンナビノイドを胃環境に対して防護し、腸内で放出する不活性成分とを含むことになる。
本発明のカンナビノイドに関しては、放出される位置は、胃、小腸(十二指腸、空腸、または回腸)、または大腸であってもよい。当業者であれば、胃内で溶解しないが、十二指腸または腸の他の箇所において材料を放出するであろう組成物が利用可能である。一態様では、放出は、組成物を防護することによって、またはカンナビノイドを胃環境を超えて、例えば腸内で放出することによって胃環境の有害な影響を回避するであろう。
カンナビノイドの経口バイオアベイラビリティはわずか4%から12%であり、吸収は大きく変動すると考えられる。大部分のカンナビノイドは、その高い分配係数(P)に起因して一般的に容易に吸収されるが、それらは胃における分解および著しい初回通過代謝を受ける。
好ましくは、カンナビノイドは、下部消化管内で放出される。
経口投薬法は、本発明による治療上有効な医薬組成物と放出遅延剤とを含む経口持続放出の医薬組成物を使用して提供してもよい。
本発明の一態様では、放出遅延剤は、水溶性、水膨潤性および/または水不溶性ポリマーである。特に、水溶性ポリマーは、腸溶性コーティングである、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース;および半透膜を含む群から選択される。本発明の別の態様では、放出遅延剤は非高分子放出遅延剤である。より詳細には、非高分子放出遅延剤は水素化ヒマシ油である。本発明の組成物は、当技術分野において公知の従来の手順に従って、ミル粉砕または造粒し、錠剤に圧縮するかまたはカプセル剤にカプセル化してもよい。
胃に対する完全な抵抗性を確実にするために、少なくともpH5.0で不浸透性であるコーティングが使用される。腸溶性コーティングとして使用されるより一般的な不活性成分の例は、セルロースアセテートトリメリテート(cellulose acetate trimellitate)(CAT)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、HPMCP50、HPMCP55、ポリビニルアセテートフタレート(PVAP)、Eudragit L30D、Aquateric、セルロースアセテートフタレート(CAP)、Eudragit L、Eudragit S、およびShellacである。これらのコーティングは混合フィルムとして使用してもよい。
胃に対する防護を意図しないコーティングまたはコーティング混合物も錠剤に使用してもよい。これらとしては、限定するものではないが、糖コーティング、または錠剤の嚥下を容易にするコーティングがある。例示的なカプセル剤は、乾燥治療薬、すなわち粉末を送達するためのハードシェル(例えば、ゼラチン)からなり;液体形態に関しては、ソフトゼラチンシェルを使用してもよい。カシェ剤のシェル材料は、ある特定の態様では、濃厚デンプン(thick starch)または他のオブラートである。ピル剤、口内錠、すりこみ錠または湿製錠に関しては、限定するものではないが、湿式塊化(moist massing)技術も検討される。
本明細書で使用される場合、「持続放出」という用語は、経口摂取後の治療化合物含有量の比較的長期間にわたる漸次的ではあるが連続的または持続的な放出を意味する。放出は、医薬組成物が胃から通過した後、医薬組成物が腸に到達するまでおよび到達した後にわたって継続される場合がある。「持続放出」という句はまた、治療化合物の放出が、医薬組成物が胃に到達した際にただちに開始されるのではなく、むしろある一定の期間にわたって、例えば医薬組成物が腸に到達するまで遅延される遅延放出を意味する。次いで腸に到達した際、pHの上昇が医薬組成物から治療剤の放出を誘発する場合がある。
「放出遅延剤」という用語が本明細書において使用されるが、経口で摂取した場合に医薬組成物からの治療剤の放出速度を低下させる物質を意味する。放出遅延剤は、ポリマーであっても非ポリマーであってもよい。放出遅延剤は、例えば、拡散システム、溶解システムおよび/または浸透圧システムを含むいくつかの持続放出システムのうちのいずれか1つに従って使用してもよい。
ある特定の態様では、治療剤(例えば、カンナビノイド)は、約1mmの粒子サイズの顆粒またはペレットの形態で微細な多微粒子(multi-particulate)として組成物中に含まれる。カプセル投与用材料の組成物は、ある特定の態様では、粉末、軽く圧縮されたプラグ、または錠剤でさえもある。一態様では、治療剤を含む組成物は圧縮することによって調製してもよい。
着色料および香味剤を必要に応じて含んでいてもよい。例えば、組成物は、製剤化し(例えば、限定するものではないが、リポソームまたはマイクロスフェアカプセル化によって)、次いでさらに食用製品、例えば着色料および香味剤を含む冷蔵飲料中に含有させてもよい。
組成物の容量は、不活性材料を用いて希釈するかまたは増加させてもよい。これらの希釈剤としては、炭水化物、特に、マンニトール、アルファ-ラクトース、無水ラクトース、セルロース、スクロース、改変デキストランおよびデンプンがあり得る。ある特定の無機塩も、三リン酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよび塩化ナトリウムを含むフィラーとして必要に応じて使用される。一部の市販の希釈剤は、Fast-Flo、Emdex、STA-Rx1500、EmcompressおよびAvicellである。
他の実施形態では、崩壊剤が本発明の固体剤形組成物中に含まれる。崩壊剤として使用される材料としては、これらに限定されるものではないが、デンプンをベースにした市販の崩壊剤であるExplotabを含むデンプンがある。デンプングリコール酸ナトリウム、アンバーライト、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ウルトラアミロペクチン(ultramylopectin)、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、オレンジ果皮、酸性カルボキシメチルセルロース、天然スポンジおよびベントナイトも検討される。崩壊剤の別の形態は、不溶性カチオン交換樹脂である。粉末ゴムも崩壊剤としておよび結合剤として必要に応じて使用され、これらとしては、限定するものではないが、粉末ゴム、例えば、寒天、Karayaまたはトラガカントがある。アルギン酸およびそのナトリウム塩も崩壊剤として有用である。
結合剤は、カンナビノイドを一緒に保持して硬錠剤を形成することが意図され、結合剤としては、限定するものではないが、天然産物からの材料、例えば、アカシア、トラガカント、デンプンおよびゼラチンがある。他の結合剤としては、限定するものではないが、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)およびカルボキシメチルセルロース(CMC)がある。ポリビニルピロリドン(PVP)およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)は、治療薬を造粒するためのアルコール溶液中での使用が意図される。
減摩剤は、組成プロセス中のスティッキングを予防するために本発明の組成物中に必要に応じて含まれていてもよい。滑沢剤は、治療薬と鋳型壁との間の層として必要に応じて使用してもよく、滑沢剤としては、これらに限定されるものではないが、そのマグネシウムおよびカルシウム塩を含むステアリン酸、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、液体パラフィン、植物油およびワックスがあり得る。例示的な可溶性滑沢剤も使用してもよく、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、さまざまな分子量のポリエチレングリコール、およびCarbowax 4000および6000が含まれる。
組成中の化合物の流動特性を改善し、圧縮中の再配列の助けとなり得る流動促進剤を必要に応じて添加してもよい。流動促進剤としては、限定するものではないが、デンプン、タルク、発熱性シリカおよび水和シリカアルミネート(silicoaluminate)があり得る。
水性環境中への治療剤(例えば、カンナビノイド)の溶解を補助するために、ある特定の実施形態では、界面活性剤を湿潤剤として添加してもよい。界面活性剤としては、例えば、限定するものではないが、陰イオン性洗浄剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウムおよびスルホン酸ジオクチルナトリウムがあり得る。カチオン性洗浄剤は、必要に応じて使用してもよく、カチオン性洗浄剤としては、限定するものではないが、塩化ベンザルコニウムまたは塩化ベンゼトニウム(benzethomium)があり得る。界面活性剤として組成物中に含まれていてもよい潜在的な非イオン性洗浄剤のリストは、ラウロマクロゴール400、ポリオキシル40ステアレート、ポリオキシエチレン水素化ヒマシ油10、50および60、グリセロールモノステアレート、ポリソルベート40、60、65および80、スクロース脂肪酸エステル、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースである。使用する場合、これらの界面活性剤は、単独でまたは異なる比率の混合物としてのいずれかで治療剤の組成物中に存在してもよい。
治療剤の取り込みを強化する可能性がある添加物としては、限定するものではないが、脂肪酸、オレイン酸、リノール酸およびリノレン酸がある。
制御放出組成物が望ましい場合がある。ある特定の態様では、治療剤は、拡散または浸出のメカニズムによって放出させる不活性マトリックス、すなわちゴム中に取り込んでもよい。一部の態様では、徐々に変性するマトリックスも、組成物中に組み込んでもよい。この治療薬の制御放出の別の形態は、Oros治療システム(Alza Corp.)に基づく方法によるものであり、すなわち薬物は、浸透圧効果に起因して単一の小さな開口部を介して水を侵入させ、薬物を押し出す半透膜に包まれている。一部の腸溶性コーティングも遅延放出効果を有する。
他の態様では、材料の混合物を、最適なフィルムコーティングを提供するために使用してもよい。フィルムコーティングは、例えば、パンコーター中もしくは流動床中でまたは圧縮コーティングによって行ってもよい。
注射可能組成物
注射可能組成物
本発明の組成物は、注射を介して投与してもよい。注射経路は、皮下、筋肉内、静脈内、腹腔内、心腔内、関節内、または海綿体内注射であってもよい。
注射可能な使用に好適な組成物は、無菌の注射可能溶液または分散液を即時調製するための、無菌水溶液(水溶性の場合)または分散液および無菌散剤を必要に応じて含む。あるいは、本発明の治療剤は、ある特定の態様では、リポソーム中でカプセル化され、注射可能溶液として送達されて、細胞膜を通過するその輸送が補助される。あるいはまたはさらに、そのような調製物は、細胞膜を通過する輸送を促進するための自己アセンブリ化多孔構造の構成要素を含む。担体は、さまざまな態様では、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコールおよび液体ポリエチレングリコールなど)、これらの好適な混合物、および植物油を含む溶媒または分散媒体である。適切な流動性は、例えば、限定するものではないが、コーティング、例えばレシチンを使用することによって、分散液の場合は必要とされる粒子サイズを維持することによって、および界面活性剤を使用することによって維持される。注射可能な組成物の持続吸収は、ある特定の態様では、吸収を遅延させる薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの組成物における使用によって得られる。
本発明は、治療上有効な本発明による医薬組成物、および放出遅延剤を含む注射可能な持続放出の医薬組成物も提供する。放出遅延剤は、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンであってもよい。
無菌の注射可能な溶液は、必要に応じて、上記で列挙したさまざまな他の成分を含む適切な溶媒に必要とされる量で治療剤を組み込み、続いてろ過滅菌することによって調製される。一般的に、分散液は、基本的な分散媒体と上記で列挙されたものからの必要とされる他の成分とを含む無菌ビヒクル中にさまざまな滅菌された治療剤を組み込むことによって調製される。無菌の注射可能な溶液を調製するための無菌散剤の場合、調製としては、ある特定の態様では、限定するものではないが、これらのあらかじめ無菌ろ過された溶液から、治療剤に加えて任意の追加の所望の成分の粉末を生成する真空乾燥およびフリーズドライ技術がある。
経鼻および経肺組成物
経鼻および経肺組成物
本発明の組成物は、経鼻または経肺送達を介して投与してもよい。
治療剤の経肺送達用に設計された広範囲の機械的デバイスが存在し、機械的デバイスとしては、これらに限定されないが、ネブライザー、定量吸入器、および粉末吸入器があり、これら全ては当業者に熟知されている。本発明を実施するのに好適な市販されているデバイスの一部の特定の例は、Mallinckrodt,Inc.、St.Louis、Missouri製のUltraventネブライザー;Marquest Medical Products、Englewood、Colorado製のAcorn IIネブライザー;Glaxo Inc.、Research Triangle Park、North Carolina製のVentolin定量吸入器;およびFisons Corp.、Bedford、Massachusetts製のSpinhaler粉末吸入器である。
全てのそのようなデバイスは、カンナビノイドを分注するのに好適な組成物の使用を必要とする。典型的には、各組成物は用いられるデバイスのタイプに特有であり、治療法において有用な通常の希釈剤、アジュバントおよび/または担体に加えて適切な噴射剤材料の使用を伴っていてもよい。リポソーム、マイクロカプセルもしくはマイクロスフェア、包接複合体、または他のタイプの担体の使用も検討される。
ジェット式または超音波式のいずれかのネブライザーでの使用に好適な組成物は、典型的には、水または非水性溶媒中に懸濁されたカンナビノイドを含むことになる。組成物は、緩衝剤および単糖も(例えば、浸透圧を安定化し、調節するために)含んでいてもよい。ネブライザー組成物は、エアロゾルを形成する際に溶液の噴霧化によって引き起こされるカンナビノイドの表面誘発性凝集を低下させるかまたは予防するための界面活性剤も含んでいてもよい。
定量吸入器デバイスで使用するための組成物は、界面活性剤を用いて噴射剤中に懸濁されたカンナビノイドを含む微粉化粉末を一般的に含むことになる。噴射剤は、この目的のために用いられる任意の従来の材料、例えば、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、もしくはトリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタノール、および1,1,1,2テトラフルオロエタンを含む炭化水素、またはこれらの組合せであってもよい。好適な界面活性剤としては、ソルビタントリオレエートおよび大豆レシチンがある。オレイン酸も界面活性剤として有用であり得る。
粉末吸入器デバイスからの分注用の組成物は、カンナビノイドを含む微粉化乾燥粉末を含むことになり、デバイスからの粉末の分散を促進する量、例えば組成物の50から90重量%で増量剤、例えば、ラクトース、ソルビトール、スクロース、またはマンニトールも含んでいてもよい。カンナビノイドは、最も有利には、肺末端まで最も有効に送達するために平均粒子サイズが10ミクロン未満、最も好ましくは0.5から5ミクロンの微粒子形態で調製されるべきである。
カンナビノイドの経鼻送達も本発明の処置法において検討される。経鼻送達は、治療用製品を鼻に投与した後に、カンナビノイドが血流に直接通過するのを可能にし、カンナビノイドの肺への沈着を必要とすることはない。経鼻送達用の組成物としては、デキストランまたはシクロデキストランを含むものがある。
キット
キット
本発明は、本方法における使用のためのキットも提供する。したがって、Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のためのカンナビノイドを含むキットが提供される。本発明は、Neisseria細菌感染の処置または阻止を必要とする対象におけるそのような処置または予防のためのカンナビジオールおよび/またはその酸を含むキットをさらに提供する。
本発明のキットは、本明細書に記載されるカンナビノイドを含む1つまたは複数の容器と、本明細書において記載される方法のいずれか1つによる使用のための取扱説明書とを含む。キットは、個体がNeisseria細菌に感染しているかどうかを識別することに基づいて、処置に好適な個体の選択の説明書をさらに含んでいてもよい。キットは、Neisseria細菌による感染を発症するリスクのある個体への、本明細書において記載されるカンナビノイドの投与の説明書をさらに含んでいてもよい。
好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される。好ましくは、カンナビノイドは、カンナビジオール、カンナビノール酸を含むリストから選択される。最も好ましくは、カンナビノイドはカンナビジオールである。
好ましくは、処置または予防されることになるNeisseria細菌感染は、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる。
取扱説明書は、意図される処置のための投薬量、投薬スケジュール、および投与経路に関する情報を一般的に含む。容器は、単位用量、バルク包装(例えば複数回用量包装)またはサブ単位用量であってもよい。本発明のキットで提供される取扱説明書は、典型的には、ラベルまたは添付文書に記載された取扱説明書である。ラベルまたは添付文書は、組成物がNeisseria細菌による感染を処置、改善および/または予防するために使用されることを示す。取扱説明書は、本明細書において記載される方法のいずれかを実施するために提供してもよい。
一般
一般
当業者であれば、本明細書において記載される発明が具体的に記載されているもの以外の変形および修正を行う余地があることを理解するであろう。本発明は、全てのそのような変形および修正を含む。本発明は、明細書で個々にまたは集合的に言及または示される全てのステップ、特徴、組成物および治療剤、ならびにステップまたは特徴の任意のおよび全ての組合せまたは任意の2つもしくはそれを超えるものも含む。
本文章で挙げられる各文書、参考文献、特許出願または特許は、その全体が参照により本明細書において明示的に組み込まれ、それは、読み手が本文章の一部として読み取り、みなすべきであることを意味する。本文章で挙げられる文書、参考文献、特許出願または特許が本文章において繰り返されていないことは、単に簡潔性によるものである。
本明細書においてまたは参照により本明細書に組み込まれるいずれの文書において記載される、任意の製品に関するいずれの製造業者の取扱説明書、説明書、製品仕様書、および製品シートも、本明細書によって参照により本明細書に組み込まれ、本発明の実施に際して用いてもよい。
本発明は、本明細書において記載される具体的な実施形態のいずれかによって範囲が限定されるべきではない。これらの実施形態は、例示のみを目的とすることを意図する。機能的に同等の製品、組成物および方法は、明らかに本明細書において記載される本発明の範囲内である。
本明細書において記載される本発明は、1つまたは複数の値の範囲(例えば、サイズ、置き換えおよび磁場強度など)を含む場合がある。値の範囲は、範囲内の全ての値を含み、範囲を定義する値、および範囲の境界を定義する値に直接近接した値と同じまたは実質的に同じ結果をもたらす範囲に近接する値を含むことを理解されるであろう。したがって、逆のことが示されていない限り、明細書および特許請求の範囲において示される数値パラメーターは近似値であり、これは、本発明によって得ようとする所望の特性に応じて変化する場合がある。したがって「約80%」は「約80%」および「80%」も意味する。最低限でも、各数値のパラメーターは、有効数値および通常の丸めのアプローチの数を考慮して解釈するべきである。
本明細書全体にわたって、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「含む(comprise)」という単語または変形形態、例えば「含む(comprises)」または「含むこと(comprising)」は、規定された整数または整数のグループを包含するが、任意の他の整数または整数のグループを除外することはないことを示唆することが理解されるであろう。本開示、特に特許請求の範囲および/または段落において、「含む(comprises)」、「含まれる(comprised)」、「含むこと(comprising)」などの用語は、米国特許法におけるものに起因する意味を有する場合があり;例えば、これらは「含む(includes)」、「含まれる(included)」、「含むこと(including)」などを意味する場合があり;「から本質的になること(consisting essentially of)」および「から本質的になる(consists essentially of)」などの用語は、米国特許法におけるものに属するものとする意味を有し、例えば、これらは、明確に挙げられていない要素を考慮に入れるが、先行技術において認められる要素、または本発明の基本的なもしくは新規の特徴に影響を与える要素を除外することも留意されたい。
本明細書において使用される選択された用語に関する他の定義は、発明の詳細な説明内で認められる場合があり、全体にわたって適用される。特に定義されていない限り、本明細書において使用される全ての他の科学および技術用語は、本発明が属する当業者に通常理解されるものと同じ意味を有する。「活性剤」または「治療剤」という用語は、1つの活性剤または治療剤を意味しても、2つまたはそれを超える活性剤または治療剤を包含してもよい。
以下の例は、上述の発明を使用する様式をより完全に記載すること、ならびに本発明のさまざまな態様を行うために考慮される最良の形態を示すことに役立つ。これらの方法は、本発明の真の範囲を限定するのに役立つことは決してなく、むしろ例示の目的で示されることを理解されたい。
本発明のさらなる特徴は、以下の非限定的な実施例においてより完全に記載される。この説明は、本発明を単に例示する目的で含まれている。上述のように本発明の広範な説明に対する制限として理解されるべきではない。
(実施例1)
(実施例1)
本研究では、活性スペクトルを評価するために、Neisseriaに対するカンナビジオール(CBD)のプロファイルを明らかにした。試験は、好気性細菌を試験するための比較薬としてバンコマイシン、メロペネム、レボフロキサシン、およびゲンタマイシンを使用して、Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI、1~4)が推奨するガイドラインに従って行った。
材料および方法
試験薬剤
材料および方法
試験薬剤
試験薬剤はMicromyxから提供された。全ての化合物の原液は、CLSIが推奨する溶媒を使用して最大試験濃度の101倍で試験初日に調製した。CBDは、試験ごとに新たに調製した。
本研究で評価される試験生物は、Micromyxリポジトリからの臨床分離株、American Type Culture Collection(ATCC;Manassas、VA)からの参照分離株、Centers for Disease Control and Prevention(CDC;Atlanta、GA)の抗生物質耐性バンクからの分離株、およびNetwork on Antimicrobial Resistance in Staphylococcus aureus(NARSA;BEI Resources、Manassas、VA)からの分離株からなる。Micromyxでの最初の受け取りの際、生物は適切な寒天培地で継代培養した。インキュベート後、コロニーをこれらのプレートから回収し、細胞懸濁液を調製し、凍結保護物質とともに-80℃で凍結した。
試験前に、Neisseriaをチョコレート寒天(BD;ロット番号9228071)に画線し、5%CO2中、35℃で24時間インキュベートした。
試験培地
試験培地
Neisseriaに関しては、成長を補助することができるようなATCCに記載されている改変培地を使用した。この培地は、500mLあたり、Oxoid Special Peptone 15g、コーンスターチ1g(Ward’s Science;Rochester、NY;ロット39-3271)、NaCl 5g(VWR;57897)、K2HPO4 4g(Sigma;ロットSLBT7061)、KH2PO4 1g(SLBC1921V)、および1% IsoVitaleX(BD;ロット8323954)エンリッチメントを含む。
ブロス微量希釈MIC試験
ブロス微量希釈MIC試験
MIC値を、CLSI(1~4)に記載されているブロス微量希釈手順を使用して判定した。自動液体ハンドラー(Multidrop 384、Labsystems、Helsinki、Finland;Biomek 2000およびBiomek FX、Beckman Coulter、Fullerton、CA)を使用して連続希釈および液体輸送を行った。
複製娘プレート用の連続薬物希釈物を提供することになる薬物母プレートを調製するために、標準的な96ウェル微量希釈プレート(Costar 3795)の縦列2から12のウェルに、薬物の各横列に関して指定された希釈剤150μlを充てんした。試験物品および比較化合物(試験されることになる最高濃度の101倍で300μl)を縦列1の適切なウェルに分注した。次いで、Biomek 2000を使用して、縦列1から縦列11の母プレート中に2倍連続希釈物を作製した。縦列12のウェルは薬物を含んでおらず、アッセイのための生物成長対照ウェルとして機能した。
娘プレートに、Multidrop 384を使用して被験生物に適切な試験培地を1ウェルあたり190μLでロードした。娘プレートは、母プレートの各ウェルからの薬物溶液2μLを、各娘プレートの対応するウェルに1回のステップで移すBiomek FX機器で完成させた。
各試験生物の規格化された接種物をCLSI法(1~4)に従って調製した。各生物に関する接種物を、全長で分割された無菌リザーバー(Beckman Coulter)に分注し、Biomek 2000を使用してプレートに接種した。娘プレートをBiomek 2000の作業表面に逆配置で置き、低薬物濃度から高薬物濃度まで接種を行えるようにした。プレートに接種物10μLを接種し、1ウェルあたりおよそ5×105CFU/mLの最終細胞密度を得た。
好気性生物を試験するためのプレートを3から4枚の高さで積み重ね、無菌の蓋で覆い、CLSI(1~4)で指定された時間にわたって35℃、5%CO2でインキュベートした。プレートをおよそ0から24時間インキュベートした。インキュベート後、マイクロプレートをインキュベーターから取り出し、プレートビューアーを使用して底部から観察した。各試験培地および各薬物に関しては、未接種の溶解度対照プレートを観察して、薬物の沈殿および培地の無菌性のエビデンスとした。MICを読み取り、観察された生物の成長を阻害する薬物の最低濃度として記録した。
結果
結果
Neisseriaに対するCBDプロファイルを明らかにした。Neisseriaに対する、CBDならびに比較薬のバンコマイシン、レボフロキサシン、メロペネムおよびゲンタマイシンのin vitro活性を表1に示す。QC生物に対する比較薬剤の品質管理試験は、CLSIが公表するQCの範囲内であった。N.meningitidis MMX 0707/ATCC 13090被験分離株に対して、CBDのMIC値は0.25μg/mLであった。
1 N. gonorrhoeae分離株MMX 0683/ATCC 49226とMMX 6757の両方に関しては、24時間目に成長が認められなかったため、プレートを40時間で読み取った
VAN、バンコマイシン;LVX、レボフロキサシン;MEM、メロペネム;GEN、ゲンタマイシン
*プレートは24時間で読み取った **プレートは48時間で読み取った
(実施例2)
VAN、バンコマイシン;LVX、レボフロキサシン;MEM、メロペネム;GEN、ゲンタマイシン
*プレートは24時間で読み取った **プレートは48時間で読み取った
(実施例2)
本研究では、CBD活性のin vitroスペクトルを、異なる耐性表現型を含む30種類の、WHOからの参照株から構成される分離株、CDC抗生物質耐性バンクからの分離株、およびMicromyx(MMX)リポジトリからの臨床分離株に対して判定した。アッセイを、寒天希釈の代わりにブロス微量希釈を使用したことを除いて、Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI;1、2)が推奨するガイドラインに従って行った。本研究において使用した比較抗生物質はセフトリアキソン、シプロフロキサシン、およびアジスロマイシンであった。
材料および方法
試験化合物および比較薬
材料および方法
試験化合物および比較薬
試験薬剤のCBD、ならびに比較化合物のアジスロマイシン、セフトリアキソン、およびシプロフロキサシンは、Micromyxから提供され、使用するまで適切な温度で貯蔵した。全ての化合物の原液は、CLSIが推奨する溶媒を使用して試験日に調製した。全ての化合物の原液は、最終試験濃度の101倍で作製した。CBDは、1mg/mLメタノール含有溶液としてCerilliant(Round Rock、TX)から提供され、これは受領後-20℃で貯蔵した。試験前に、CBDメタノール含有溶液5mLのアリコートを使用してメタノールを乾燥除去し、残りのCBDをDMSO 774μL中に再懸濁し、6.464mg/mL溶液を得た。
本研究で評価される試験生物は、MicromyxリポジトリからのNeisseria gonorrhoeae分離株、およびAmerican Type Culture Collection(ATCC;Manassas、VA)、Centers for Disease Control and Prevention(CDC;Atlanta、GA)またはNational Collection of Type Cultures(NCTC;Public Health England、Salisbury、UK)からの参照分離株からなる。Micromyxでの最初の受け取りの際、生物は適切な寒天培地で継代培養した。
インキュベート後、コロニーをこれらのプレートから回収し、細胞懸濁液を調製し、凍結保護物質とともに-80℃で凍結した。試験前に、N.gonorrhoeae分離株を、チョコレート寒天[Becton Dickinson、(BD)、Sparks、MD;ロット番号922807]に画線し;品質管理(QC)目的で試験されるStaphylococcus aureus ATCC 29213を、5%ヒツジ血液を含むトリプチケースソイ寒天(TSAII;BD;ロット番号9219399)に画線した。
試験培地
試験培地
N.gonorrhoeaeに関しては、N.gonorrhoeae(Neisseriaペプトン培地)の成長を補助することができるようなATCCに記載されている改変培地を使用して、ブロス微量希釈MICアッセイを行った。この培地には、Oxoid Special Peptone 15g(ロット番号1280296;Oxoid、Hampshire、UK)、コーンスターチ1g(ロット番号AD-13344-14;Ward’s Science;Rochester、NY)、NaCl 5g(ロット番号57897;VWR、Radnor、PA)、K2HPO4 4g(ロット番号SLBT7061;Sigma)、およびKH2PO4 1g(ロット番号SLBC1921V;Sigma)が含まれていた。オートクレーブ処理後、培地を5,000×gで10分間遠心分離し、上澄みを0.45μmフィルターに通し、IsoVitaleXサプリメント(ロット番号8323954;BD)を1%(v/v)で添加した。
カチオン調整ミューラーヒントンブロス(CAMHB;BD;ロット番号9019592)を使用して、QC目的でS.aureus ATCC 29213のMIC試験を行った。
ブロス微量希釈MICアッセイ
ブロス微量希釈MICアッセイ
MIC値を、CLSI(1、2)に記載されているブロス微量希釈手順を使用して判定した。自動液体ハンドラー(Multidrop 384、Labsystems、Helsinki、Finland;Biomek 2000およびBiomek FX、Beckman Coulter、Fullerton、CA)を使用して連続希釈および液体輸送を行った。
複製娘プレート用の連続薬物希釈物を提供することになる薬物母プレートを調製するために、標準的な96ウェル微量希釈プレート(Costar 3795)の縦列2から12のウェルに、薬物の各横列に関して指定された希釈剤150μlを充てんした。試験物品および比較化合物(試験されることになる最高濃度の100倍で300μl)を縦列1の適切なウェルに分注した。次いで、Biomek 2000を使用して、縦列1から縦列11の母プレート中に2倍連続希釈を作製した。縦列12のウェルは薬物を含んでおらず、アッセイのための生物成長対照ウェルとして機能した。
娘プレートに、Multidrop 384を使用して被験生物に適切な試験培地を1ウェルあたり190μLでロードした。娘プレートは、母プレートの各ウェルからの薬物溶液2μLを、各娘プレートの対応するウェルに1回のステップで移すBiomek FX機器で完成させた。嫌気性菌を試験するための娘プレートを、BactronII嫌気性チャンバー中で2時間あらかじめ還元してから接種した。
各試験生物の規格化された接種物をCLSI法(1、2)に従って調製した。各生物に関する接種物を、全長で分割された無菌リザーバー(Beckman Coulter)に分注し、Biomek 2000を使用してプレートに接種した。娘プレートをBiomek 2000の作業表面に逆配置で置き、低薬物濃度から高薬物濃度まで接種を行えるようにした。嫌気性生物を、BactronII嫌気性チャンバー内で手動で接種した。次いで、細菌プレートに接種物10μLを接種し、およそ5×105CFU/mLの最終細胞密度を得た。
プレートを3から4枚の高さで積み重ね、最上部のプレートを蓋で覆い、プラスチック袋に入れた。N.gonorrhoeaeプレートを35℃、5%CO2で24時間インキュベートし、S.aureusプレートを35℃、周囲雰囲気で16から20時間インキュベートした。インキュベート後、マイクロプレートをインキュベーターから取り出し、プレートビューアーを使用して底部から観察した。各試験培地および各薬物に関しては、未接種の溶解度対照プレートを観察して、薬物沈殿のエビデンスとした。MICを読み取り、観察された生物の成長を阻害する薬物の最低濃度として記録した。
結果
結果
30種類のNeisseria gonorrhoeae分離株に対する、CBDならびに比較薬のアジスロマイシン、セフトリアキソンおよびシプロフロキサシンの活性を表2に示す。MIC分布を含むこの活性の要約は、表4で確認することができ、活性は図1でグラフで示される。Staphylococcus aureus ATCC 29213に対する比較薬の全ての品質管理試験はCLSI QCの範囲内であり、N.gonorrhoeae ATCC 49226に対するQC試験は、アジスロマイシンおよびシプロフロキサシンに関しては範囲内であり、セフトリアキソンに関しては範囲を下回った。しかし、これらの範囲は寒天希釈試験用であり、セフトリアキソンはS.aureus ATCC 29213を用いたQCで試験を行ったため、研究中に使用したパネルを検証した。注目するべきことに、CBDの沈殿が、Neisseria試験培地およびCAMHBに関しては8μg/mLおよびそれを超える濃度で認められた。
このパネルには、異なる耐性表現型を含む、MicromyxリポジトリからのN.gonorrhoeaeの分離株およびATCC、CDCまたはNCTCからの参照分離株が含まれていた。表3および図1で示すように、N.gonorrhoeae分離株のこのパネルに対するCBDに関するMIC50は2μg/mLであり、MIC90は2μg/mLであり、MIC範囲は0.5から>32μg/mLであった。この活性は単離株の耐性表現型の影響を受けていなかった。N.gonorrhoeaeのこのコレクションに対して、アジスロマイシンは0.25/>8μg/mLのMIC50/90値、および0.06から>8μg/mLの範囲を有していた。これらの分離株に対してセフトリアキソンおよびシプロフロキサシンに関するMIC50/90値は、それぞれ≦0.008/0.03および0.06/>8μg/mLであり、MIC範囲は、それぞれ≦0.008から1および≦0.008から>8μg/mLであった。
本研究では、CBDを、異なる耐性表現型を含む30種類のN.gonorrhoeae分離株に対する活性に関して、アジスロマイシン、セフトリアキソンおよびシプロフロキサシンと比較して評価した。総合的に、CBDのMIC50/90値はこのパネルに対して2/2μg/mLであることが実証され、この活性は、被験単離株の耐性表現型とは無関係であることが観察された。
1 CLSI QC範囲は括弧内に示す;
2 32μg/mLを上回る成長はCBDの沈殿に起因して判定することができなかった
AZI、アジスロマイシン;CRO、セフトリアキソン;CIP、シプロフロキサシン.S、感受性;R、耐性;NS、非感受性
(実施例3)
2 32μg/mLを上回る成長はCBDの沈殿に起因して判定することができなかった
AZI、アジスロマイシン;CRO、セフトリアキソン;CIP、シプロフロキサシン.S、感受性;R、耐性;NS、非感受性
Neisseria gonorrhoeaのMICを、寒天希釈MICアッセイを使用して確立した。
材料および方法
試験化合物および比較薬
材料および方法
試験化合物および比較薬
試験薬物はMicromyxから提供された。全ての原液を少なくとも1時間静置してから自動滅菌を使用した。比較薬物の残りの原液をアリコートし、-80℃で貯蔵した。供給元、カタログ/ロット番号、溶媒、原液濃度および試験範囲は以下のとおりであった。
試験分離株
試験生物はAmerican Type Culture Collection(ATCC;Manassas、VA)からの参照株、WHOからの分離株、CDC抗生物質耐性バンクからの分離株、およびMicromyx(MMX)リポジトリからの臨床分離株であった。Micromyxでの受け入れの際、分離株は、各生物に適した寒天培地上に好適な条件下で画線し、35℃で24~48時間インキュベートした。これらの成長プレートから回収したコロニーを、凍結保護物質を含む適切な培地中で再懸濁した。次いで、各懸濁液のアリコートを-80℃で凍結した。
試験前に、分離株を、チョコレート寒天(Becton Dickenson[BD]/BBL;Sparks、MD、カタログ番号221267、ロット番号9346275)上で継代培養し、35℃のCO2インキュベーター内に24時間置いた。
試験培地
試験培地
N.gonorrhoeaeに関しては、1% IsoVitalex(BD、カタログ211876;ロット番号9203982)が添加されたGC寒天培地(BD、カタログ番号228950;ロット番号4191863)を使用して、MICアッセイを行った。
寒天希釈MIC方法論
寒天希釈MIC方法論
MIC値を、寒天希釈法(1、2)を使用して判定した。全ての連続希釈および液体の取扱いは、無菌ピペットを使用して手動で行った。シプロフロキサシンおよびセフトリアキソンを、適切な溶媒中40倍の原液として調製し、CLSIガイドラインに従って希釈した。カンナビジオールを、適切な溶媒中の最終濃度の100倍の原液として調製し、CLSIガイドラインに従って希釈した。
各試験薬剤を、1% IsoVitalexを添加し、融解した(50~55℃)GC培地寒天と混合した。シプロフロキサシンおよびセフトリアキソンを、寒天18mLに対して10倍の試験薬剤2mLの比で培地に添加した。全ての他の試験薬剤を、寒天19.8mLに対して100倍の試験薬剤0.2mLの比で培地に添加した。試験薬剤を、無菌管中の寒天に添加したら、これらを徐々に混合し、次いで無菌110×15mmペトリ皿中に注ぎ入れた。プレートを室温で凝固させ、カバーを外した状態の層気流フードに入れて、寒天表面上の凝縮水分を除去した。
次に、各単離株を、Siemens Microscan濁度メーターを使用して、生理食塩水中で0.5マクファーランド標準と同等のものに懸濁し、1:10に希釈した。次いで、各細菌細胞懸濁液を、ステンレス鋼のレプリケーターブロック中のウェルに移した。レプリケーター上のプロングは、接種物およそ1~2μlを寒天表面に送達する。得られた接種スポットはおよそ104細胞/スポットを含んでいた。
試験化合物を含むか薬物を含まない(対照)各寒天プレートにレプリケーターを用いてスタンプした。全てのプレートを、接種物が寒天に浸るように、寒天の表面を上にしながら置いた。プレートを裏返し、35℃のCO2インキュベーター内で24時間インキュベートし、最終的に成長に関して調べた。最小発育予防濃度(MIC)を、寒天表面上の細菌の成長を実質的に阻害する最低の試験薬剤濃度として定義した。
試験分離株
試験化合物を含むか薬物を含まない(対照)各寒天プレートにレプリケーターを用いてスタンプした。全てのプレートを、接種物が寒天に浸るように、寒天の表面を上にしながら置いた。プレートを裏返し、35℃のCO2インキュベーター内で24時間インキュベートし、最終的に成長に関して調べた。最小発育予防濃度(MIC)を、寒天表面上の細菌の成長を実質的に阻害する最低の試験薬剤濃度として定義した。
試験分離株
本研究で評価される試験生物は、MicromyxリポジトリからのNeisseria gonorrhoeae分離株およびAmerican Type Culture Collection(ATCC;Manassas、VA)、Centers for Disease Control and Prevention(CDC;Atlanta、GA)またはNational Collection of Type Cultures(NCTC;Public Health England、Salisbury、UK)からの参照分離株からなる。Micromyxでの最初の受け取りの際、生物は適切な寒天培地で継代培養した。
インキュベート後、コロニーをこれらのプレートから回収し、細胞懸濁液を調製し、凍結保護物質とともに-80℃で凍結した。試験前に、N.gonorrhoeae分離株を、チョコレート寒天[Becton Dickinson、(BD)、Sparks、MD;ロット番号922807]に画線し;品質管理(QC)目的で試験されるStaphylococcus aureus ATCC 29213を、5%ヒツジ血液を含むトリプチケースソイ寒天(TSAII;BD;ロット番号9219399)に画線した。
結果
結果
実施例2(表5)における微量ブロス希釈法で得られたものと類似のMIC値が、寒天希釈アッセイ条件下でアッセイした場合、25種類の分離株に関して得られ:CBDに関するMIC50/MIC90は1/2μgmL-1であり、シプロフロキサシンは4/>8μgmL-1であり、セフトリアキソンは0.015/0.25μgmL-1であった(表6)。
CLSI QC範囲は括弧内に示し;32μgmL-1を上回る2つの成長はCBDの沈殿に起因して判定することができなかった
AZI、アジスロマイシン;CRO、セフトリアキソン;CIP、シプロフロキサシン;S、感受性;R、耐性;NS、非感受性;NG、未成長
参考文献
1. Clinical and Laboratory Standards Institute (CLSI). Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria That Grow Aerobically; Approved Standard-Eleventh Edition. CLSI document M07-A11. CLSI, 950 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2018.
2. CLSI. Performance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing; 29th ed. CLSI supplement M100. CLSI, 950 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2019.
3. CLSI. Methods for Antimicrobial Susceptibility Testing of Anaerobic Bacteria; Approved Standard-Ninth Edition. CLSI document M11-A9. CLSI, 950 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2018.
4. CLSI. Methods for Antimicrobial Dilution and Disk Susceptibility Testing of Infrequently Isolated or Fastidious Bacteria; 3rd ed. CLSI guideline M45. CLSI, 940 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2016.
AZI、アジスロマイシン;CRO、セフトリアキソン;CIP、シプロフロキサシン;S、感受性;R、耐性;NS、非感受性;NG、未成長
1. Clinical and Laboratory Standards Institute (CLSI). Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria That Grow Aerobically; Approved Standard-Eleventh Edition. CLSI document M07-A11. CLSI, 950 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2018.
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4. CLSI. Methods for Antimicrobial Dilution and Disk Susceptibility Testing of Infrequently Isolated or Fastidious Bacteria; 3rd ed. CLSI guideline M45. CLSI, 940 West Valley Road, Suite 2500, Wayne, Pennsylvania 19087 USA, 2016.
Claims (9)
- Neisseria細菌による感染の処置または予防において使用するためのカンナビノイドを含む組成物。
- 前記カンナビノイドが、カンナビジオール、カンナビノール、カンナビゲロール、カンナビクロメン、およびΔ9-テトラヒドロカンナビノールを含むリストから選択される、請求項1に記載の組成物。
- 前記カンナビノイドが、カンナビジオールおよび/またはその酸である、請求項1に記載の組成物。
- 処置または予防されることになる前記Neisseria細菌感染が、Neisseria gonorrhoeaまたはNeisseria meningitidisによって引き起こされる、請求項1に記載の組成物。
- Neisseria細菌による感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置のための方法であって、
i)カンナビノイドを含む有効量の組成物を前記対象に投与するステップ
を含む方法。 - 前記組成物が、局所で、経口で、注射によって、または経鼻もしくは経肺投与によって投与される、請求項5に記載の方法。
- Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のためのカンナビノイドを含む組成物の使用。
- 対象におけるNeisseria細菌による感染を処置するための組成物の製造におけるカンナビノイドの使用。
- Neisseria細菌感染の処置または予防を必要とする対象におけるそのような処置または予防のためのカンナビノイドを含むキット。
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