JP2023503060A - 投薬インジケータ - Google Patents

投薬インジケータ Download PDF

Info

Publication number
JP2023503060A
JP2023503060A JP2022529037A JP2022529037A JP2023503060A JP 2023503060 A JP2023503060 A JP 2023503060A JP 2022529037 A JP2022529037 A JP 2022529037A JP 2022529037 A JP2022529037 A JP 2022529037A JP 2023503060 A JP2023503060 A JP 2023503060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indicator symbol
rotating portion
medication
dosing
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022529037A
Other languages
English (en)
Inventor
サマンサ、チェン-イー、ワン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2023503060A publication Critical patent/JP2023503060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/06Implements for therapeutic treatment
    • A61C19/063Medicament applicators for teeth or gums, e.g. treatment with fluorides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/06Implements for therapeutic treatment
    • A61C19/063Medicament applicators for teeth or gums, e.g. treatment with fluorides
    • A61C19/066Bleaching devices; Whitening agent applicators for teeth, e.g. trays or strips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/20Halogens; Compounds thereof
    • A61K8/21Fluorides; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/22Peroxides; Oxygen; Ozone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/27Zinc; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/10General cosmetic use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/80Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
    • A61K2800/87Application Devices; Containers; Packaging
    • A61K2800/872Pencils; Crayons; Felt-tip pens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/80Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
    • A61K2800/92Oral administration

Abstract

どれくらいの材料が分配されるはずであるかをユーザに伝えるための1つ以上の投薬インジケータ記号を備える装置。ユーザが既知の量のホワイトニング組成物を分配することを可能にする、本体上の第1の投薬インジケータおよび回転部分上の第2の投薬インジケータを備えるホワイトニングペン。

Description

本発明は、装置によって供給される用量を示すための投薬インジケータに関する。本発明はまた、ホワイトニングペンから供給されるホワイトニング組成物の量を示すための投薬インジケータを含むホワイトニングペンに関する。
ホワイトニング組成物を歯に直接送達するために、様々な装置を使用することができる。過酸化物化合物を含む組成物などの多くのホワイトニング組成物は、ユーザの間で過敏症を引き起こす恐れがある。残念ながら、ホワイトニング組成物の多くのユーザは、ホワイトニング組成物を過量投与しており、これによって、過敏症を経験することが増える恐れがある。
医薬組成物用のいくつかの投薬インジケータが存在するが、ホワイトニング組成物などの消費者製品で使用するには法外な費用がかかる。
したがって、ホワイトニング組成物を送達する装置のための費用効果の高い投薬インジケータが必要とされている。
本明細書には、ホワイトニング組成物および/または口腔ケア組成物などの消費者製品を分配する装置のための費用効果の高い投薬インジケータが開示される。投薬インジケータは、1つ以上の投薬インジケータ記号を含み、これは、回転させる距離を分配される材料の量に変換することができる。
本明細書には、ホワイトニングペンであって、(a)ホワイトニング組成物と、(b)本体と、(c)回転部分と、(d)投薬インジケータであって、(i)当該本体上の第1の投薬インジケータ記号および(ii)当該回転部分上の第2の投薬インジケータ記号を備える投薬インジケータと、を備えるホワイトニングペンが開示される。
本明細書には、分配装置であって、(a)口腔ケア組成物と、(b)本体と、(c)回転部分と、(d)投薬インジケータであって、(i)当該本体上の第1の投薬インジケータ記号および(ii)当該回転部分上の第2の投薬インジケータ記号を備える投薬インジケータと、を備える分配装置が開示される。
本明細書には、分配装置であって、(a)口腔ケア組成物であって、フッ化物または過酸化物を含む、口腔ケア組成物と、(b)本体と、(c)回転部分と、(d)投薬インジケータであって、(i)当該本体上の第1の投薬インジケータ記号および(ii)当該回転部分上の第2の投薬インジケータ記号を備える投薬インジケータと、を備える分配装置が開示される。
本明細書には、分配装置から口腔ケア組成物を分配する方法であって、分配装置が、(a)(i)フッ化物または過酸化物を含む口腔ケア組成物と、(ii)本体と、(iii)回転部分と、(iv)(1)当該本体上の第1の投薬インジケータ記号、および(2)当該回転部分上の第2の投薬インジケータ記号を備える投薬インジケータと、を備える分配装置を提供することと、(b)当該第1の投薬インジケータ記号を当該第2の投薬インジケータ記号に揃えることと、(c)当該回転部分を一方向に回転させることと、(d)当該第1の投薬インジケータ記号を当該第2の投薬インジケータ記号と再度揃えることと、を含む方法が開示される。
第1および第2の投薬インジケータ記号を含む装置の上面図である。 図1の装置の長手方向軸に沿った断面図である。 ユーザによって回転された装置の上面図である。 図3の装置の長手方向軸に沿った断面図である。
本発明は、ユーザが装置内に保管された口腔ケア組成物の正確な用量を分配するのを支援するための投薬機構を目的とする。医薬組成物を分配する装置または歯科専門家によって分配される装置のための投薬インジケータは開示されているが、ホワイトニング組成物などの口腔ケア組成物を塗布するために装置において使用するための費用効果の高い投薬インジケータが必要とされている。
ツイスト式アプリケータでは、図1および図3に示すペン型ツイスト装置に例示されているように、ユーザが装置の回転部分を手動で回転させる。装置の回転部分の回転によって、図3に示されているように、装置内の口腔ケア組成物を保管しているリザーバの底部におけるプラットフォームがアプリケータの先端に向かって移動する。プラットフォームは、リザーバ内の体積を減少させ、これにより、リザーバ内に保管されている口腔ケア組成物がアプリケータの先端における1つ以上のオリフィスから外に出される。現在のツイスト式アプリケータでは、口腔内に塗布され得る口腔ケア組成物の一部がアプリケータの先端に排出されるまで、ユーザが回転部分を回転させる。残念ながら、目測以上に、アプリケータの先端にどれくらいの材料が分配されたかを知ることは困難である。
本発明は、正確な量の材料を分配するようにユーザを誘導することができる投薬インジケータを目的とする。正確な投薬は、口腔の刺激および/または偶発的誤飲につながる可能性のある外部からの投薬を引き起こすことなく、ホワイトニング剤、フッ化物、または効果をもたらすために正確な投薬を必要とし得るその他の有益剤を含む口腔ケア組成物を分配するときに有益であり得る。回転部分が回転したときに、回転部分が実際に回転した距離はどれくらいかということに関する指針をユーザが有するように、回転部分および本体(または静止部分)は、第1および第2の投薬インジケータ記号を含んでいてよい。回転した量は、アプリケータの先端に押し出された口腔ケア組成物の量に対応し得る。一回転(full turn)は、第1および第2の投薬インジケータ記号を最初に揃え、第1および第2の投薬インジケータ記号が再度揃い、それによって、回転部分の回転を停止するようユーザに指示されるまで回転部分を一回転だけ回転させたときに実現することができる。装置の一回転は、口腔ケア空洞に塗布する正確な投薬量に対応し得る。更に、装置の部分回転が、口腔に適用する正確な投薬量に対応し得る。
定義
「口腔ケア組成物」とは、本明細書で使用するとき、通常の使用過程において、特定の治療剤を全身投与する目的で意図的に嚥下されるものではなく、むしろ、歯の表面または口腔組織と接触させるのに十分な時間にわたって口腔内に保持される製品を意味する。口腔ケア組成物の例としては、歯磨剤、歯用ゲル、歯肉下用ゲル、マウスリンス、ムース、フォーム、歯科用ホワイトニング組成物、歯科用着色組成物、または義歯ケアもしくは接着剤製品が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「エラストマー」は、ゴム様弾性を有するポリマーとして定義される。エラストマーは、他のポリマーおよび材料と比較して、粘弾性があり、分子間力が弱く、ヤング率が低く、破損ひずみが高いポリマーである。
用語「約」は、量、サイズ、配合、パラメータ、並びにその他の数量および特性が正確ではなく、正確である必要はないが、所望に応じて、許容誤差、変換係数、四捨五入、測定誤差など、並びに当業者に既知のその他の要因を反映して、近似的および/又はより大きいかより小さい場合があることを意味する。一般に、量、サイズ、配合、パラメータ、又は他の数量若しくは特性は、そのようであると明示的に記載されているか否かに関わらず、「約」又は「近似的」である。「約」という用語はまた、特定の初期混合物から生じる組成物の異なる平衡状態に起因して異なる量も包含する。「約」という用語によって修飾されているか否かに関わらず、特許請求の範囲は、その量に対する均等物を含む。「約」という用語は、報告された数値の10%以内、好ましくは報告された数値の5%以内を意味し得る。
いくつかの種類の範囲が本発明に開示される。任意の種類の範囲が開示又は特許請求される場合、範囲の端点並びにその中に包含される任意の部分範囲及び任意の部分範囲の組み合わせを含む、そのような範囲が合理的に包含し得る可能な各数を個々に開示又は特許請求することを意図している。
前述の概要は、本発明の態様の全てを定めることを意図するものではなく、更なる態様が他のセクションで記載されている。加えて、本発明は、本明細書に記載された特定の段落で定めた変更形態よりも、何らかの点で狭い範囲である本発明の全ての実施形態を、更なる態様として含む。例えば、ある属について記載された本発明の特定の態様は、属の全ての成員が、個々に本発明の態様であるものと理解されるべきである。また、ある属として記載されるか、ある属の成員を選択する態様は、その属の2種類以上の成員の組み合わせをも包含するものと理解されるべきである。「a」又は「an」を付して記載又は請求されている本発明の態様に関しては、文脈においてより制約的な意味が明確に必要とされない限りは、これらの用語は「1つ以上の」を意味するものと理解されるべきである。「または(若しくは)(or)」という用語は、文脈においてそうでないことが明確に必要とされない限り、各物品を、代替物で、または組み合わせで、包含するものと理解されるべきである。本発明の態様が、ある特徴を「含む(comprising)」として記述されている場合、実施形態はまた、その特徴「からなる(consisting of)」又は「から本質的になる(consisting essentially of)」ものと企図される。
組成物及び方法の特徴を以下に記載する。セクションの見出しは、読み取りの便宜のためであって、それ自体は限定を意図しない。本文書全体は統一された開示として関連することを意図しており、たとえ本文書の同じの文、または段落、またはセクションの中に特徴の組み合わせが一緒に見出されないとしても、本明細書に記載される特徴の全ての組み合わせが企図されていることを理解するべきである。本明細書に記載される方法または化合物の任意の特徴は、削除され得ること、本明細書に記載される任意のその他の特徴と全体若しくは一部が組み合わされ得ること、または置換され得ることが理解されるであろう。
装置
本発明の装置は、図1によって示され得る。図1は、キャップ(11)、本体(12)、および回転部分(13)を備えるアプリケータ装置(10)を示す。本体(12)は、第1のインジケータ記号(14)を含んでいてもよい。回転部分(13)は、第2のインジケータ記号を含んでいてもよい。
図2は、装置(10)の長手方向軸に沿った断面図を示す。装置は、リザーバ(20)、回転部材(21)、回転ダイヤル(22)、およびリザーバ(20)の底部を形成するプラットフォーム(23)を備えていてもよい。装置は、アプリケータ(25)を備えていてもよい。
装置(10)は、実質的に円筒形、矩形、または口腔の表面に口腔ケア組成物を塗布するのに好適な任意のその他の形状であってよい。
キャップ(11)は、スクリューキャップ、オーバーキャップ、または使用していないときにアプリケータ(25)を取り囲むための任意のその他の好適なキャップであってよい。キャップ(11)は、カウンタートップなどの好適な表面上での垂直位置において装置(10)をキャップ(11)上に載せることができるように改造してもよい。
本体(12)は、リザーバ(20)、回転部材(21)、回転ダイヤル(22)、およびリザーバ(20)の底部を形成するプラットフォーム(23)を備え得る。本体(12)は、ユーザが回転部分(13)を回転させたときに静止したままであってよい。
本体(12)は、自己塗布で使用するためのサイズであってもよく、歯科専門家が塗布するためのサイズであってもよい。本体(12)は、直線状、または実質的に直線状であってよい。本体(12)はまた、口腔の後方の歯表面など、到達が困難な口腔ケア表面への塗布を容易にするために、曲線状であってもよく、角度付きであってもよく、屈曲可能であってもよい。
本体(12)は、例えば、ポリマー、ポリマー合金、エラストマー、金属、金属合金、ガラス、及び/又はこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から作製してよい。本体(12)は、把持要素又は審美要素を有していてもよい。本体(12)は、不透明、半透明、透明、及び/又はこれらの組み合わせであってよい。本明細書で記載するとき、アプリケータ(25)は、アプリケータ(25)から口腔表面への口腔ケア組成物の移送を容易にするように設計され得る。
本体(12)は、上部と、底部と、爪歯車の上部に複数の歯と、を備える爪歯車を備えていてもよい。また、爪歯車の上方に固定シートが存在していてもよく、当該固定シートは、上部と、底部と、爪歯車の複数の歯に対向する複数の歯とを備えていてよい。
アプリケータ(25)は、口腔ケア表面への塗布に好適な材料から作製してよい。例えば、アプリケータ(25)は、食品医薬品グレードの材料、GRAS(一般に安全とみなされている)リストにある材料、または地域法に従って口腔内での使用が承認されているその他の適用可能な材料から作製され得る。
アプリケータ(25)は、先端、1本以上の剛毛、ローラボール、スワブ、針、または歯および/もしくは歯茎などの口腔に組成物を塗布するための任意のその他の好適なアプリケータを備えていてよい。アプリケータの先端は、例えば、ポリマー、ポリマー合金、エラストマー、金属、金属合金、ガラス、剛毛、および/またはこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から作製され得る。アプリケータは、剛毛を備えていなくてもよい。
アプリケータの先端に好適なポリマー材料としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、および/またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
好適なエラストマー材料としては、熱可塑性エラストマー、スチレン系、コポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、リアクタTPO、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンエラストマー、および/またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好適なエラストマーとしては、例えば、Versaflex(商標)製品ラインの下でPolyOne(登録商標)から、またはSteralloy(商標)製品ラインの下でHapco,Incから作製されたエラストマーが挙げられる。
アプリケータ(25)は、リザーバ(20)内に保管されている口腔ケア組成物をアプリケータ(25)内にまたはアプリケータ(25)から押し出して口腔に塗布するための、1つ以上のオリフィスを含んでいてもよい。アプリケータ(25)の1つ以上のオリフィスは、リザーバ(20)と流体連通していてよい。
リザーバ(20)は、本体(12)の内面、プラットフォーム(23)の上面、およびアプリケータ(25)によって作製される空隙であり得る。リザーバ(20)は、アプリケータ(25)に分配されるまで、そして、最終的には口腔内の1つ以上の表面に塗布されるまで、口腔ケア組成物を収容することができる。
リザーバ(20)は、約0.1g~約100g、約0.5g~約10g、約1g~約5g、または約0.01g~約10gの口腔ケア組成物を収容することができる。
装置(10)は、米国特許第7,201,527号に記載されているひねり出し式ペン型ディスペンサー、米国特許第8,602,774号に記載されている装置、または米国特許出願公開第2006/0275225号に記載されているアプリケータであってよく、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
口腔ケア組成物
リザーバ(20)からアプリケータ(25)上/内に分配することができる口腔ケア組成物は、任意の好適な液体、半液体、または1つ以上の口腔ケア活性剤を含む任意のその他の押出可能な組成物であってよい。例えば、口腔ケア組成物は、ホワイトニング組成物であってよく、ホワイトニング剤を含み得る。口腔ケア組成物は、フッ化物および/またはスズを含み得る。
口腔ケア組成物は、有効量の抗う蝕剤を含んでもよい。口腔ケア組成物は、フッ化物イオン源を含むことができる。
フッ化物イオン源は、現地法及び規制、例えばFDAの抗う蝕モノグラフに従って、組成物中に好適なフッ化物イオン濃度を与えるのに十分な量で存在してよい。口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0.0025重量%~約20重量%、約0.0025重量%~約10重量%、約0.01重量%~約5重量%、または約0.0025重量%~約2重量%のフッ化物イオン源を含み得る。
フッ化物イオン源は、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アミン、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化亜鉛、および/またはこれらの混合物を含み得る。
フッ化物イオン源及び金属イオン源は、スズイオンおよびフッ化物イオンを生成することができる、例えばフッ化第一スズなど、同じ化合物であってよい。加えて、フッ化物イオン源及びスズイオン源は、金属イオン源が塩化第一スズであり、フッ化物イオン源がモノフルオロリン酸ナトリウムまたはフッ化ナトリウムである場合など、別個の化合物であってもよい。
口腔ケア組成物は、金属イオン源を含むことができる。好適な金属イオン源としては、第一スズイオン源、亜鉛イオン源、銅イオン源、銀イオン源、マグネシウムイオン源、鉄イオン源、ナトリウムイオン源、およびマンガン(Mn)イオン源、並びに/またはこれらの組み合わせが挙げられる。金属イオン供給源は、無機若しくは有機対イオンを有する、第一スズ、亜鉛、または銅の、可溶性または難溶性化合物であり得る。例としては、第一スズ、亜鉛、及び銅のフッ化物、塩化物、塩化フッ化物、アセテート、ヘキサフルオロジルコニウム酸、サルフェート、タルタレート、グルコネート、シトレート、マレエート、グリシナート、ピロホスフェート、メタホスフェート、オキサレート、ホスフェート、カーボネートの塩、および酸化物が挙げられる。
第一スズ、亜鉛および銅イオンは金属イオン源由来であり、多相口腔ケア組成物中に、口腔ケア効果またはその他の効果を提供するのに有効な量で含まれ得る。第一スズ、亜鉛および銅イオンは、歯肉炎、歯垢、過敏性の低減、および改善された口臭効果に役立つことが示されている。有効量は、総組成物の少なくとも約500ppm~約20,000ppm、好ましくは約2,000ppm~約15,000ppmの金属イオンとして定義される。より好ましくは、金属イオンは、約3,000ppm~約13,000ppm、更により好ましくは約5,000ppm~約10,000ppmの量で存在する。これは、歯の表面への送達のために組成物中に存在する金属イオン(第一スズ、亜鉛、銅、およびそれらの混合物)の総量である。
他の金属イオン源としては、再石灰化を起こすことができるミネラル及び/又はカルシウム含有化合物、例えば、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、非晶質リン酸カルシウム、結晶質リン酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、シュウ酸、シュウ酸二カリウム、シュウ酸一ナトリウム一カリウム、カゼインホスホペプチド、および/またはカゼインホスホペプチドでコーティングしたヒドロキシアパタイトなどを挙げることができる。
金属イオン源は、口腔内に金属イオンを生成するのに好適な金属塩を含み得る。好適な金属塩としては、カリウム(K)、銀(Ag)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、ナトリウム(Na)の塩、およびマンガン(Mn)塩、又はこれらの組み合わせが挙げられる。好ましい塩としては、グルコン酸塩、塩素酸塩、クエン酸塩、塩化物、フッ化物、および硝酸塩、またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の少なくとも約0.005重量%、約0.005重量%~約10重量%、約0.01重量%~約5重量%、約0.01重量%~約2重量%、又は約0.1重量%~約1重量%の金属イオン源を含んでよい。
第一スズイオンなどのスズイオンは、口腔ケア組成物中で使用され、例えば、エナメル質ケアおよび虫歯予防などの利益をもたらす。好適なスズイオン源としては、塩化第一スズ、フッ化第一スズ、臭化第一スズ、ヨウ化第一スズ、酢酸第一スズ、グルコン酸第一スズ、シュウ酸第一スズ、硫酸第一スズ、乳酸第一スズ、酒石酸第一スズ、炭酸第一スズ、塩化第二スズ、フッ化第二スズ、ヨウ化第二スズ、クエン酸第一スズ、硝酸第二スズ、第一スズペプチド、第一スズタンパク質、およびリン酸第一スズ、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは、イオン源は、フッ化第一スズ、塩化第一スズおよび/またはこれらの組み合わせである。
本発明の口腔ケア組成物は、約0.01%~約5%、約0.05%~約4%、約0.01%~約10%、または約0.075%~約3%の範囲の量のスズイオン源を含んでよい。
口腔ケア組成物はまた、ホワイトニング組成物を含んでいてもよく、ホワイトニング組成物は、ホワイトニング剤を含む。口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0.1重量%~約10重量%、約0.2重量%~約5重量%、約1重量%~約5重量%、または約1重量%~約40重量%のホワイトニング剤を含み得る。ホワイトニング剤は、口腔内の少なくとも1本の歯をホワイトニングするのに好適な化合物であり得る。ホワイトニング剤としては、過酸化物、金属亜塩素酸塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過酸、過硫酸塩、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。好適な過酸化物としては、過酸化水素、固体過酸化物、過酸化尿素、過酸化カルシウム、過酸化ベンゾイル、過酸化ナトリウム、過酸化バリウム、無機過酸化物、ヒドロペルオキシド、有機過酸化物、およびこれらの混合物が挙げられる。好適な金属亜塩素酸塩としては、亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸バリウム、亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸リチウム、亜塩素酸ナトリウム、および亜塩素酸カリウムが挙げられる。その他の好適なホワイトニング剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、peroxydone、6-フタルイミドペルオキシヘキサン酸、フタルアミドペルオキシカプロン酸、またはこれらの混合物が挙げられる。
口腔ケア組成物はまた、米国特許出願公開第2018/0133119号および公開第2018/0133121号に記載されている組成物を含んでいてもよく、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
口腔ケア組成物はまた、組成物を増粘するための様々な増粘材料を含んでいてもよい。本明細書の口腔ケア組成物は、1つ以上の増粘剤を含んでよい。増粘剤は、口腔ケア組成物の約0.01重量%~約15重量%、または約0.1重量%~約10重量%、または約0.1重量%~約5重量%の量で使用してよい。非限定的な例としては、米国特許出願公開第2008/0081023(A1)号(段落134~137)、およびその中に引用される参考文献に記載されているものを挙げることができる。
口腔ケア組成物は、増粘剤として直鎖硫酸化多糖類を含み得る。カラギーナンまたはカラゲナンは、直鎖硫酸化多糖類の一例である。一般に、カラギーナンは、硫酸化度に基づいて異なり得、κ-カラギーナン、ι-カラギーナン、およびλ-カラギーナンを含む。カラギーナンの組み合わせを使用してもよい。口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0.1重量%~約3重量%、約0.5重量%~約2重量%、約0.6重量%~約1.8重量%、またはこれらの組み合わせの直鎖硫酸化多糖類を含有し得る。
口腔ケア組成物は、シリカ剤、好ましくは、非常に微細な粒子を得るために酸で不安定化させることによってケイ酸ナトリウム溶液から得た増粘シリカを含んでよい。市販されている一例は、Huber Engineered MaterialsのZEODENT(登録商標)ブランドのシリカ(例えば、ZEODENT(登録商標)103、124、113、115、163、165、167)である。口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0.5重量%~約5重量%、好ましくは約1重量%~約4重量%、あるいは約1.5重量%~約3.5重量%、あるいは約2重量%~約3重量%、あるいは約2重量%~約5重量%、あるいは約1重量%~3重量%、あるいはこれらの組み合わせのシリカ剤を含むことができる。
増粘剤は、カルボキシメチルセルロース(「CMC」)を含み得る。CMCは、アルカリ及びモノクロロ酢酸又はそのナトリウム塩で処理することによって、セルロースから調製される。異なる種は、商業上、粘度によって特徴付けられる。市販されている一例は、Ashland Special Ingredients製のAqualon(商標)ブランドのCMC(例えば、Aqualon(商標)7H3SF、Aqualon(商標)9M3SF Aqualon(商標)TM9A、Aqualon(商標)TM12A)である。増粘剤は、口腔ケア組成物の約0.1重量%~約3重量%、好ましくは約0.5重量%~約2重量%、あるいは約0.6重量%~約1.8重量%、あるいはこれらの組み合わせのCMCを含有し得る。
口腔ケア組成物の分配
口腔ケア組成物は、ユーザが回転部分(13)を回転させることによって、装置(10)から分配され得る。
回転部分(13)を回転させると、回転ダイヤル(22)が回転され得、これによって、回転部材(21)をアプリケータ(25)に向かって移動させることができる。また、回転部分(13)の回転によって、上部と、底部と、上部の複数の歯と、を有する爪歯車を回転させることもできる。爪歯車の歯が回転するたびに、爪歯車の複数の歯が固定シートの複数の歯と相互作用するので、聞き取れるクリック音を聞くことができる。
図2に示すように、本体(12)の内面に取り付けるために、回転部材(21)にねじ山を切ってよい。プラットフォーム(23)は、回転部材(21)に関連付けられ得、かつ/または取り付けられ得る。回転ダイヤル(22)が一方向に回転した場合、回転部材(21)は、図4に示すように、ねじ山内で同じ方向に回転することができる。回転部材(21)の移動により、プラットフォーム(23)が移動して、口腔ケア組成物をアプリケータ(25)の1つ以上のオリフィスに向かって絞り出すことができる。このプロセスは、当該技術分野において周知であり、全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,201,527号にさらに詳細に記載されている。
インジケータ記号
ユーザが回転部分(13)を回転させるとき、ユーザがリザーバ(20)からアプリケータ(25)上/内に絞り出される材料の量を定量化することが困難になる場合がある。したがって、本発明は、ユーザが回転部分(13)を回転させた距離を示すための投薬インジケータ記号を目的とする。
一例では、図1に示すように、本体(12)は、第1の投薬インジケータ記号(14)を備えてよく、回転部分(13)は、第2の投薬インジケータ記号(15)を備えてよい。図1は、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号を揃えたときの装置を示す。図3は、第2の投薬インジケータ記号(15)が、装置(10)の回転部分(13)と共に一方向に回転したときの装置を示す。図4に示すように、回転部分(13)の回転により、プラットフォーム(23)がアプリケータ(25)に向かって押され、リザーバ(20)から組成物の一部が排出される。
第2の投薬インジケータ(15)の規定の移動距離は、装置(10)から分配される組成物の量に対応し得る。例えば、ユーザに、回転部分(13)を一回転させるように指示し、それによって、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号が揃ったときに回転を開始および停止させることができる。あるいは、回転部分(13)は、材料の体積、質量、または重量などの量の目盛りを備えていてもよく、これは、装置(10)の本体(12)上の第1の投薬インジケータ記号(14)と対になって、特定の距離の回転で分配される組成物の量を示すことができる。
投薬インジケータ記号は、回転部分(13)がどれくらいの距離を回転したかをユーザが判定することを可能にする任意の視覚的および/または審美的機構であってよい。投薬インジケータ記号は、包装スリーブまたは装置(10)自体に印刷された記号、色、形状、グラフィック、写真、単語、ロゴなどであってもよく、投薬インジケータ記号は、エンボス加工、デボス加工、畝などの装置(10)の隆起または陥没した機構であってもよい。投薬インジケータ記号の好適な例としては、矢印、点、丸、長方形、三角形、線、例えば「開始」および/または「停止」などの単語、丸、楕円形、文字、図などを挙げることができるが、これらに限定されない。投薬インジケータ記号は、適切に揃えたときにグラフィックが完成するものであってもよい。例えば、グラフィックの一部が本体(12)上に、グラフィックの残りの部分が回転部分(13)上にあってよい。揃ったときに、グラフィックは視覚的に完成する。
投薬インジケータ記号は、本体(12)および/または回転部分(13)とは透明度が異なっていてもよい。例えば、本体(12)が透明または半透明である場合、投薬インジケータ記号は、不透明であってよい。
第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号は、外観が同一であってもよく、実質的に同様であってもよく、または異なっていてもよい。第1の投薬インジケータ記号(14)は、本明細書に記載されている通り、記号であってよく、一方、第2の投薬インジケータ記号(15)は、回転部分(13)の外面の少なくとも一部に及ぶ質量、体積、および/または重量に基づく目盛りであってよい。第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号は、揃えたときに直接接触していてもよく、揃えたときに第1の(14)投薬インジケータ記号と第2の(15)投薬インジケータ記号との間にギャップを有していてもよく、かつ/または第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号は、直接接触することなく実質的に視覚的に揃っていてもよい。
回転部分(13)の一回転は、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号を最初に揃え、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号が再度揃うまで一方向に回転させたときであり得る。回転部分(13)の一回転は、約0.01g~約1g、約0.05g~約0.25g、または約0.1gの口腔ケア組成物の分配に対応し得る。
口腔ケア組成物がホワイトニング組成物であり、ホワイトニング組成物が過酸化水素を含む例では、装置(10)の一回転または部分回転は、刺激を経験することなく歯を効果的にホワイトニングするために1回の塗布で口腔に塗布されるべき正確な投薬量の過酸化水素に対応し得る。
口腔ケア組成物がフッ化物を含む例では、装置(10)の一回転または部分回転は、米国食品医薬品局(FDA)などの関連規制当局に従って、1回の塗布で口腔に塗布されるべき正確な投薬量のフッ化物に対応し得る。
方法
また、投薬インジケータ記号を使用して口腔ケア組成物を分配および/または塗布するための方法も本明細書に開示され、図1~4に図示される。
ユーザは、図1~4に示されているように、投薬インジケータ記号を使用することによって規定の量の口腔ケア組成物を分配することができる。まず、ユーザは、図1に示されているように、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号を揃えることができる。次に、ユーザは、図3に示されているように、一方向に装置(10)の回転部分(13)を回転させることができる。本明細書で記載するとき、回転部分(13)の回転によって、装置(10)からアプリケータ(25)内/上に、リザーバ(20)内に保管されている口腔ケア組成物が分配される。ユーザは、第1の(14)および第2の(15)投薬インジケータ記号が揃ったら、回転部分(13)の回転を停止してよい。最後に、フッ化物もしくは過酸化物の例では歯、またはスズの場合は歯および/もしくは歯茎などの口腔表面に口腔ケア組成物を塗布することができる。
追加的にまたは代替的に、第2の投薬インジケータ記号(15)は、体積、重量、または質量の目盛りであり得る。この場合、代わりに、第1の投薬インジケータ記号(14)が、図1および図3に示されているように正確に一回転であってもよくなくてもよい所望の値と揃ったときに、回転部分(13)の回転を停止させてよい。
本発明は、以下の実施例によって更に例示され、これは、いかなる方法であっても本発明の範囲に制限を課すものとして解釈されるべきではない。本明細書の説明を読んだ後に、本発明の趣旨又は添付の特許請求の範囲の範疇から逸脱することなく、それらの様々な他の態様、修正、及び均等物が、当業者に想到され得る。
ホワイトニングペンは、WSD Labsによって提供され、ホワイトニングペンのリザーバに表1のホワイトニング組成物を充填した。
Figure 2023503060000002
Goodrich Corporation(Akron,Ohio,USA)から入手可能
回転部分の一回転が、ホワイトニングペンの本体内の内部爪歯車の24回の「クリック」または24回の移動であったことが観察された。したがって、回転部分の一回転後にペンから分配された材料の量を測定するための実験を実施した。ホワイトニングペンを秤量した。次いで、回転部分を規定の数の「クリック」だけ回転させて、ある量のホワイトニング組成物を分配した。次いで、ユーザが組成物を口腔に塗布する方法と同様に、ホワイトニング組成物をアプリケータの先端から除去した。次いで、ホワイトニングペンを再秤量した。変化した重量は、分配された材料の量と同じであった。
投薬チェックの結果を表2に記載する。1回目の試行では、25回の「クリック」後、0.04gの材料しか口腔上に分配されなかった。これは、最初の使用前にホワイトニング組成物のリザーバの上方のヘッドスペースが空であったという事実によるものであった。したがって、最初の一回転ではより少ない材料しか分配されなかった。
ホワイトニングペンの初期プライミング後、その後の回転では、表2に提供されるクリック数に基づいて、0.1g、0.1g、0.12g、および0.11gの材料が分配された。試行1を除外した場合、約0.1gの材料が口腔に塗布された。さらに、一回転となるクリック数を計算するために、装置に区割りを追加した。その結果、利用されたホワイトニングペンにおいて、24回のクリックで一回転となるという知見が得られた。したがって、平均された一回転あたりの分配された材料の使用を、式Iによって計算した。
Figure 2023503060000003
Figure 2023503060000004
分配された材料の合計を表2に示す合計クリック数で除した。これにより、「クリック」あたり0.0039gが得られた。一回転あたりの「クリック」数は24であると求められたので、この数に24を乗じて回転部分の一回転あたりの分配された量を得た。一回転あたりの分配された材料の平均は、0.094gであると求められた。
本明細書に開示される寸法および値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、そのような各寸法は、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照されるまたは関連する任意の特許または特許出願、および本願が優先権またはその利益を主張する任意の特許出願または特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、除外または限定することを明言しない限りにおいて、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示または特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独でまたはその他の任意の参考文献(単数または複数)と任意に組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆または開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味または定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味または定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味または定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示および説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく様々なその他の変更および修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図される。

Claims (19)

  1. ホワイトニングペンであって、
    (a)ホワイトニング組成物と、
    (b)本体と、
    (c)回転部分と、
    (d)投薬インジケータであって、
    (i)前記本体上の第1の投薬インジケータ記号、および
    (ii)前記回転部分上の第2の投薬インジケータ記号
    を備える投薬インジケータと、
    を備え、
    好ましくは、前記回転部分の一回転が、前記第1の投薬インジケータ記号および前記第2の投薬インジケータ記号を最初に揃え、前記回転部分を一方向に回転させた後、前記第1の投薬インジケータ記号および第2の投薬インジケータ記号を最後に揃えることによって示され、より好ましくは、前記回転部分の一回転によって、約0.05g~約0.25gの前記ホワイトニング組成物が放出される、ホワイトニングペン。
  2. 前記ホワイトニング組成物が、過酸化物を含み、好ましくは、前記過酸化物が、過酸化水素、過酸化カルバミド、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載のホワイトニングペン。
  3. 前記ホワイトニングペンがアプリケータを備える、請求項1または2に記載のホワイトニングペン。
  4. 前記第1の投薬インジケータ記号が、矢印、線、円、楕円形、文字、単語、写真、グラフィック、またはそれらの組み合わせを含み、好ましくは、前記第2の投薬インジケータ記号が、矢印、線、円、楕円形、文字、単語、写真、グラフィック、またはそれらの組み合わせを含み、より好ましくは、前記第1および第2の投薬インジケータ記号が同一である、請求項1~3のいずれか一項に記載のホワイトニングペン。
  5. 前記第2の投薬インジケータ記号が、回転した距離あたりの分配された材料の体積を示す体積目盛りを含む、請求項4に記載のホワイトニングペン。
  6. 前記本体が、リザーバを備え、前記リザーバが、前記ホワイトニング組成物を収容する、請求項1~5のいずれか一項に記載のホワイトニングペン。
  7. 前記第1の投薬インジケータ記号および前記第2の投薬インジケータ記号が、揃ったときにグラフィック、図、単語、文字、数字、記号、またはそれらの組み合わせ全体を表す、グラフィック、図、単語、文字、数字、記号、またはそれらの組み合わせの一部である、請求項1~6のいずれか一項に記載のホワイトニングペン。
  8. 前記アプリケータが、前記リザーバと流体連通している1つ以上のオリフィスを備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のホワイトニングペン。
  9. 前記回転部分の1回の一回転で、約0.1gの前記ホワイトニング組成物が分配される、請求項1~8のいずれか一項に記載のホワイトニングペン。
  10. 口腔ケア組成物を分配装置から分配する方法であって、
    (a)
    (i)フッ化物または過酸化物を含む口腔ケア組成物と、
    (ii)本体と、
    (iii)回転部分と、
    (iv)
    (1)前記本体上の第1の投薬インジケータ記号、および
    (2)前記回転部分上の第2の投薬インジケータ記号
    を備える投薬インジケータと、
    を備える分配装置を提供することと、
    (b)前記第1の投薬インジケータ記号を前記第2の投薬インジケータ記号に揃えることと、
    (c)前記回転部分を一方向に回転させることと、
    (d)前記第1の投薬インジケータ記号を前記第2の投薬インジケータ記号に再度揃えることと、
    を含む、方法。
  11. 分配装置であって、
    (a)口腔ケア組成物であって、好ましくは、前記組成物は、フッ化物、過酸化物、金属イオン、またはそれらの組み合わせを含む、口腔ケア組成物と、
    (b)本体と、
    (c)回転部分と、
    (d)投薬インジケータであって、
    (i)前記本体上の第1の投薬インジケータ記号、および
    (ii)前記回転部分上の第2の投薬インジケータ記号
    を備える投薬インジケータと、
    を備え、
    好ましくは、前記回転部分の一回転が、前記第1の投薬インジケータ記号および前記第2の投薬インジケータ記号を最初に揃え、前記回転部分を一方向に回転させた後、前記第1の投薬インジケータ記号および第2の投薬インジケータ記号を最後に揃えることによって示され、より好ましくは、前記回転部分の一回転によって、約0.05g~約0.25gの前記組成物が放出される、分配装置。
  12. 前記フッ化物が、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化アミン、モノフルオロリン酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせを含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記金属イオンが、第一スズ、亜鉛、銅、またはそれらの組み合わせを含む、請求項11または12に記載の装置。
  14. 前記過酸化物が、過酸化水素または過酸化カルバミドを含む、請求項11のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記装置が、アプリケータを備え、好ましくは、前記装置が、リザーバも備え、前記リザーバが、前記口腔ケア組成物を収容し、より好ましくは、前記アプリケータが、前記リザーバと流体連通している1つ以上のオリフィスを備える、請求項11~14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記第1の投薬インジケータ記号が、矢印、線、円、楕円形、文字、単語、写真、グラフィック、またはそれらの組み合わせを含み、好ましくは、第2の投薬インジケータ記号が、矢印、線、円、楕円形、文字、単語、写真、グラフィック、またはそれらの組み合わせを含み、より好ましくは、第1および第2の投薬インジケータ記号が同一である、請求項11~15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記第2の投薬インジケータ記号が、回転した距離あたりの分配された材料の体積を示す体積目盛りを含む、請求項16に記載の装置。
  18. 剛毛を備えていない、請求項11~17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 口腔ケア組成物を分配装置から分配する方法であって、
    (a)請求項1~18のいずれか一項に記載の分配装置を提供することであって、前記分配装置が、
    (b)前記第1の投薬インジケータ記号を前記第2の投薬インジケータ記号に揃えることと、
    (c)前記回転部分を一方向に回転させることと、
    (d)前記第1の投薬インジケータ記号を前記第2の投薬インジケータ記号に再度揃えることと、
    を含む、方法。
JP2022529037A 2019-11-27 2020-11-23 投薬インジケータ Pending JP2023503060A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962940933P 2019-11-27 2019-11-27
US62/940,933 2019-11-27
PCT/US2020/061717 WO2021108283A1 (en) 2019-11-27 2020-11-23 Dosing indicator

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023503060A true JP2023503060A (ja) 2023-01-26

Family

ID=73854935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022529037A Pending JP2023503060A (ja) 2019-11-27 2020-11-23 投薬インジケータ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20210153994A1 (ja)
EP (1) EP4065039A1 (ja)
JP (1) JP2023503060A (ja)
CN (1) CN114760956A (ja)
AU (2) AU2020391112A1 (ja)
BR (1) BR112022008429A2 (ja)
CA (1) CA3160434A1 (ja)
MX (1) MX2022004717A (ja)
WO (1) WO2021108283A1 (ja)

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4112259A1 (de) * 1991-04-15 1992-10-22 Medico Dev Investment Co Injektionsgeraet
US8602774B2 (en) 2002-12-04 2013-12-10 Bryan Wasylucha Process of tooth whitening and apparatus therefor
EP1653909A4 (en) * 2003-07-28 2009-04-08 Britesmile Professional Inc COMPOSITIONS, METHODS, DEVICES, AND NECESSARY FOR MAINTAINING OR ENHANCING WHITENESS OF TEETH
CN102188335A (zh) 2003-10-14 2011-09-21 高露洁-棕榄公司 牙齿增白组合物
US7201527B2 (en) 2004-07-30 2007-04-10 Hct Limited Twist up pen type dispenser with brush applicator
US20070259011A1 (en) * 2005-07-22 2007-11-08 The Procter & Gamble Company Oral care products
PL2068816T3 (pl) 2006-09-29 2018-03-30 The Procter And Gamble Company Kompozycje do higieny jamy ustnej zawierające sieci żelowe
CH698343A2 (de) * 2008-01-11 2009-07-15 Medmix Systems Ag Austragsvorrichtung mit dreheinrichtung.
DE102008016987A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-08 Rolf Hessenbruch Insulinspritze (Insulinpen) mit Memory-Funktion
US20090317167A1 (en) * 2008-06-23 2009-12-24 Zen Design Solutions Limited Delivery system
US9004791B2 (en) * 2010-04-30 2015-04-14 The Procter & Gamble Company Package for multiple personal care compositions
US20140011163A1 (en) * 2012-07-03 2014-01-09 Oraceutical Llc Hand-held vibratory dispensing instrument for applying therapeutic compositions to teeth and methods of using same
EP2692376B1 (de) * 2012-08-01 2019-04-03 TecPharma Licensing AG Injektionsvorrichtung mit einer helix- bzw. wendelförmigen Dosisskala
KR20150116452A (ko) * 2013-02-05 2015-10-15 일라이 릴리 앤드 캄파니 약물 디스펜서
ITGE20140031U1 (it) * 2014-10-27 2016-04-27 Micerium Spa Sistema di sbiancamento dentale
JP2019535809A (ja) 2016-10-26 2019-12-12 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニーThe Procter & Gamble Company 歯のホワイトニング
WO2018129219A1 (en) * 2017-01-04 2018-07-12 Reflex Medical Corporation Metered dose topical applicator
US20210361920A1 (en) * 2020-05-19 2021-11-25 Compounding Innovations LLC Drug Delivery Device and System with Metered Dosing for Semi-Solid Compositions

Also Published As

Publication number Publication date
BR112022008429A2 (pt) 2022-07-19
AU2024200942A1 (en) 2024-02-29
US20210153994A1 (en) 2021-05-27
AU2020391112A1 (en) 2022-04-28
WO2021108283A1 (en) 2021-06-03
CA3160434A1 (en) 2021-06-03
EP4065039A1 (en) 2022-10-05
MX2022004717A (es) 2022-05-11
CN114760956A (zh) 2022-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6309625B1 (en) One-part dental compositions and methods for bleaching and desensitizing teeth
US8376746B2 (en) Method for whitening teeth
JPH05508623A (ja) 歯の表面を処理するための歯科用組成物
US20090074679A1 (en) Tooth whitening methods and apparatuses
Soliman et al. Fluoride release rate from an orthodontic sealant and its clinical implications
US20060239757A1 (en) Application and/or carrying devices for oral care compositions
WO2007134337A2 (en) Method for preventing and reducing tartar buildup
KR100734581B1 (ko) 치아를 미백 및 탈감각시키기 위한 조성물 및 방법
WO2007134335A2 (en) Method for measurably improving oral health
De La Peña et al. A study of in vivo degradation of two vital home bleaching gels
WO2007134331A2 (en) System, kit, and method for promoting and maintaining oral health
JP2023503060A (ja) 投薬インジケータ
US20070218018A1 (en) Sensitivity relief gel
JP2022536330A (ja) エマルション組成物を塗布するためのキット
CN109966314A (zh) 一种含锶盐的抗牙齿敏感的组合物
JP7353395B2 (ja) エマルション組成物を塗布するための装置
RU173035U1 (ru) Зубная нить
Dhama et al. Topical Fluorides. A literature review
US8936778B2 (en) Methods for bleaching and desensitizing teeth
CN111093603A (zh) 口腔护理组合物
US20210122535A1 (en) Dispenser For Oral Care Composition
Úbeda et al. Fluoride uptake in dental enamel after using fluoridated dentifrice, preceded or not by a CaCl2 solution rinse
EP1357788B1 (en) Method of manufacturing tooth whitening material
Bubnowicz et al. Preventive Dental Material
JPH0928731A (ja) 薬楊枝および楊枝用薬瓶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230531

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231124