JP2023502246A - 菌体内毒素リーダの検証プレートおよび使用方法 - Google Patents
菌体内毒素リーダの検証プレートおよび使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023502246A JP2023502246A JP2022529114A JP2022529114A JP2023502246A JP 2023502246 A JP2023502246 A JP 2023502246A JP 2022529114 A JP2022529114 A JP 2022529114A JP 2022529114 A JP2022529114 A JP 2022529114A JP 2023502246 A JP2023502246 A JP 2023502246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reader
- temperature
- filtered
- tvp
- aperture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/508—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
- B01L3/5085—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
- B01L3/50851—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates specially adapted for heating or cooling samples
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K13/00—Thermometers specially adapted for specific purposes
- G01K13/04—Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving solid bodies
- G01K13/08—Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving solid bodies in rotary movement
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K3/00—Thermometers giving results other than momentary value of temperature
- G01K3/02—Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving means values; giving integrated values
- G01K3/04—Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving means values; giving integrated values in respect of time
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/00029—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor provided with flat sample substrates, e.g. slides
- G01N35/00069—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor provided with flat sample substrates, e.g. slides whereby the sample substrate is of the bio-disk type, i.e. having the format of an optical disk
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/00584—Control arrangements for automatic analysers
- G01N35/00594—Quality control, including calibration or testing of components of the analyser
- G01N35/00693—Calibration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/06—Auxiliary integrated devices, integrated components
- B01L2300/0627—Sensor or part of a sensor is integrated
- B01L2300/0654—Lenses; Optical fibres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/08—Geometry, shape and general structure
- B01L2300/0803—Disc shape
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/18—Means for temperature control
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N2035/00346—Heating or cooling arrangements
- G01N2035/00356—Holding samples at elevated temperature (incubation)
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Hematology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Optical Measuring Cells (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
菌体内毒素リーダ用の検証プレート、すなわち、温度検証プレート(TVP)および光学検証プレート(OVP)を提供する。TVPは、リーダのスピンドル上に置かれ、スピンドルによって回転されるように構成された本体を有する。本体は、温度センサと温度インジケータとを有する温度検証回路を有する。温度センサは、リーダのスピンドルによって回転される本体の温度を測定するように構成される。温度インジケータは、温度センサによって測定された温度の値を光学的に表す。温度インジケータは、リーダの光学ベンチによって読み取り可能である。OVPは、複数の開口部が周縁に沿って位置し、該開口部はリーダの光学ベンチと並ぶ、本体を有する。リーダの光源によって生成された光は、開口部を通過することができ、強度がリーダの光検出器によって測定される。【選択図】図3
Description
本出願は、2019年11月18日に出願された米国仮特許出願連続番号第62/936,883号の優先権の利益を主張し、その全体は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本出願は、菌体内毒素リーダの検証を対象とする。より具体的には、菌体内毒素リーダの温度および/または光学的な検証を対象とする。
菌体内毒素リーダは、光学的な読み取り性能と温度測定性能を定期的に検証する必要がある。
本発明の一態様では、菌体内毒素リーダ用の温度検証プレート(TVP)は、リーダのスピンドル上に置かれ、該スピンドルによって回転するように構成された本体を有し;前記本体は、温度センサおよび温度インジケータを含む温度検証回路を有し;前記温度センサは、前記リーダのスピンドルによって回転したときに、前記本体の温度を測定するように構成され;前記温度インジケータは、前記温度センサによって測定された温度の値を光学的に表すように構成され、該温度インジケータは前記リーダの光学ベンチによって読み取り可能である。
本発明の別の態様では、温度センサは、電子温度センサ、サーミスタ、熱電対および/または測温抵抗体であってもよい。温度インジケータは、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)および/または少なくとも1つの液晶ディスプレイ(LCD)である。温度インジケータは、温度の値を2値数で表す。
本発明の別の態様では、2値数は温度センサによって測定された温度の分解能を決定し、2値数は2つ以上の検証ビットを有する。2値数は12桁の数字であり得る。
本発明の別の態様では、温度インジケータは、単一のLED、12個のLED、14個のLED、単一のLCD、12個のLCD、または14個のLCDなど、様々なLEDまたはLCDの構成を有することができる。
本発明の別の態様では、温度検証回路はバッテリとスイッチをさらに含む。バッテリは温度検証回路に電力を供給する。スイッチは、スイッチが「ON」の位置にあるとき、バッテリから電流が流れることを許容し、スイッチが「OFF」の位置にあるとき、バッテリからの電流の流れを阻止する。
本発明の別の態様では、温度センサは、第1の所定の長さの時間の間、第1の繰り返し間隔で温度測定値を取得する。温度インジケータは、温度測定値の平均を出力する。
第1の所定の長さの時間は約5秒であってもよく、第1の繰り返し間隔は約0.1秒であってもよい。
本発明のさらに別の態様では、菌体内毒素リーダの温度性能を検証する方法は:リーダおよび温度検証プレート(TVP)を提供することと;前記TVPを前記リーダのスピンドル上に置き、該スピンドルを用いて前記TVPを回転させ、前記リーダのヒータを作動させて前記TVPの本体の温度を所定の温度に維持することと;前記リーダの光学ベンチを用いて前記TVPの温度インジケータから前記TVPの本体の温度測定値を得ることと;前記リーダの温度測定センサを用いて前記TVPの本体の温度測定値を得ることと;前記TVPの温度インジケータから得られた温度測定値と、前記リーダの温度測定センサから得られた温度測定値との差を計算し、比較することと;前記差が所定の温度差閾値より大きい場合、リーダの温度測定センサの較正エラーを示すこととを含む。
本発明の別の態様では、前記方法は、TVPから得られた温度測定値とリーダの温度センサから得られた温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、該較正係数をリーダの温度測定センサから得られた温度測定値に適用することをさらに含む。所定の温度差の閾値は、約1℃、約0.5℃、または約0.1℃であってもよい。差は、2つ以上の所定の温度で計算してもよい。所定の温度は、22℃および/または37℃であってもよい。
本発明の別の態様では、前記方法は、2つ以上の所定の温度でTVPから得られた温度測定値と、2つ以上の所定の温度でリーダの温度センサから得られた温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、該較正係数をリーダの温度測定センサから得られた温度測定値に適用することをさらに含む。較正係数は、直線補間および/または数学的回帰を用いて決定することができる。
本発明のさらに別の態様では、菌体内毒素リーダ用の光学検証プレート(OVP)は:周縁に沿って複数の開口部が位置する本体を含んでもよく;各開口部の中心は、本体の中心から第1の所定の半径距離だけ離れて位置し、それによって開口部がリーダの光学ベンチと並ぶことを可能にして、リーダの光源によって生成される光が開口部を通過し、光の強度をリーダの光検出器により測定できるようにし;開口部は、フィルタ付き開口部とフィルタなし開口部とを含み;フィルタ付き開口部は、OVPを反時計回りに一周する際に、第2の所定の距離だけ離間する。
本発明の別の態様では、フィルタ付き開口部は、1つまたは複数の減光フィルタ付き開口部と1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部とを含む。1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部は、1つもしくは複数のショートパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のロングパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のバンドパスフィルタ付き開口部、および/または1つもしくは複数のストップバンドフィルタ付き開口部を含んでよい。フィルタ付き開口部は、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部と第2の減光フィルタ付き開口部とを含んでよい。少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部は、1つのロングパスフィルタ付き開口部と1つのショートパスフィルタ付き開口部とを含んでよい。1つまたは複数のフィルタは、OVPの本体の上面に対して第1の所定の角度を形成するようにOVPに取り付けられてもよく、かつ/または、1つまたは複数のフィルタは、OVPの本体のフィルタ床に対して第1の所定の角度を形成するようにOVPに取り付けられてもよい。第1の所定の角度は、約0度、約30度、または約0度~約45度であってもよい。
別の態様では、OVPは、入射開口部および/または登録開口部を含んでもよい。入射開口部は、第1のフィルタ付き開口部と登録開口部の間に位置してもよい。登録開口部は、入射開口部と最後のフィルタ付き開口部の間に位置してもよい。
本発明のさらに別の態様では、菌体内毒素リーダの光学ベンチの光学性能を検証する方法は、リーダおよび光学検証プレート(OVP)を提供することと;リーダのスピンドル上にOVPを置き、OVPを回転させることと;リーダの光学ベンチを用いてOVP上の登録パターンを識別することと;リーダの光検出器を用いてOVPの入射開口部を通過する光の強度を測定することであって、光はリーダの光源によって生成され、測定の値は入射光(Ii)としてリーダのメモリに記憶される、ことと;リーダの光検出器を用いて、少なくとも一つの減光フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、光はリーダの光源によって生成され、測定の値は強度中性測定値(IfN)としてリーダのメモリに記憶され、Nは各減光フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;式TN=(IfN/Ii)を用いて、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて透過率(TN)を計算し、リーダのメモリに記憶することと;式AmN=-log10(TN)を用いて、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて実測吸光度(AmN)を計算し、リーダのメモリに記憶し、メモリに記憶することと;減光フィルタ付き開口部のそれぞれについてのAmNと所定の吸光度値(ApN)を、式AErrorN=(AmN-ApN)/ApNを用いてパーセント誤差を計算し、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて計算した吸光度パーセント誤差をメモリに記憶することによって比較することと;AErrorNを所定の減光吸光度誤差閾値と比較し、AErrorNが所定の減光吸光度誤差閾値より大きい場合、光学ベンチが仕様外であることを示すことと;リーダの光検出器を用いて少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、波長フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、光は前記リーダの光源によって生成され、測定の値は強度波長測定値(IWN)としてメモリに記憶され、Nは各波長フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;式WErrorN=IWN/Iiを用いて、波長フィルタ付き開口部のそれぞれについてのIWNとIiの比を評価することにより光学ベンチの波長誤差(WErrorN)を計算し、メモリに記憶することと;波長フィルタ付き開口部のそれぞれについてのWErrorNを所定の波長誤差閾値と比較し、WErrorNが所定の誤差波長閾値より大きい場合、光学ベンチが仕様外であることを示すこととを含む。
本発明の別の態様では、フィルタ付き開口部は、1つまたは複数の減光フィルタ付き開口部と、1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部とを含んでもよい。1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部は、1つもしくは複数のショートパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のロングパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のバンドパスフィルタ付き開口部、および/または1つもしくは複数のストップバンドフィルタ付き開口部を含んでもよい。フィルタ付き開口部は、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部と第2の減光フィルタ付き開口部とを含んでもよい。少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部は、少なくとも1つのロングパスフィルタ付き開口部と1つのショートパスフィルタ付き開口部とを含んでもよい。
本発明の別の態様では、1つまたは複数のフィルタは、OVPの本体の上面に対して第1の所定の角度を形成するようにOVPに取り付けられてもよく、かつ/または、1つまたは複数のフィルタは、OVPの本体のフィルタ床に対して第1の所定の角度を形成するようにOVPに取り付けられてもよい。第1の所定の角度は、約0度、約30度、または約0度~約45度であってもよい。
本発明のさらに別の態様では、菌体内毒素リーダは、コントロールユニットと、コントロールユニットによって実行されたときにアクションを行う実行コードを記憶するメモリとを含み、前記アクションは:リーダのスピンドルを用いて、リーダのスピンドル上に置かれた光学検証プレート(OVP)を回転させることと;リーダの光学ベンチを用いてOVP上の登録パターンを識別することと;リーダの光検出器を用いてOVPの入射開口部を通過する光の強度を測定することであって、光はリーダの光源によって生成され、測定の値はリーダのメモリに入射光(Ii)として記憶される、ことと;リーダの光検出器を用いて、少なくとも一つの減光フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、光はリーダの光源によって生成され、測定の値は強度中性測定値(IfN)としてリーダのメモリに記憶され、Nは各減光フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;式TN=(IfN/Ii)を用いて、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて透過率(TN)を計算し、リーダのメモリに記憶することと;式AmN=-log10(TN)を用いて、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて実測吸光度(AmN)を計算し、リーダのメモリに記憶し、メモリに記憶することと;減光フィルタ付き開口部のそれぞれについてのAmNと所定の吸光度値(ApN)を、式AErrorN=(AmN-ApN)/ApNを用いてパーセント誤差を計算し、減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて計算した吸光度パーセント誤差をメモリに記憶することによって比較することと;AErrorNを所定の減光吸光度誤差閾値と比較し、AErrorNが所定の減光吸光度誤差閾値より大きい場合、光学ベンチが仕様外であることを示すことと;リーダの光検出器を用いて少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、波長フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、光は前記リーダの光源によって生成され、測定の値は強度波長測定値(IWN)としてメモリに記憶され、Nは各波長フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;式WErrorN=IWN/Iiを用いて、波長フィルタ付き開口部のそれぞれについてのIWNとIiの比を評価することにより光学ベンチの波長誤差(WErrorN)を計算し、メモリに記憶することと;波長フィルタ付き開口部のそれぞれについてのWErrorNを所定の波長誤差閾値と比較し、WErrorNが所定の誤差波長閾値より大きい場合、光学ベンチが仕様外であることを示すこととを含む。
本発明のさらに別の態様では、菌体内毒素リーダは、コントロールユニットと、コントロールユニットによって実行されたときにアクションを行う実行コードを記憶するメモリとを含み、前記アクションは:リーダのスピンドルを用いて、リーダのスピンドル上に置かれた温度検証プレート(TVP)を回転させることと;リーダのヒータを作動させてTVPの本体の温度を所定の温度に維持することと;リーダの光学ベンチを用いてTVPの温度インジケータからTVPの本体の温度測定値を得てメモリに記憶することと;リーダの温度測定センサを用いてTVPの本体の温度測定値を得てメモリに記憶することと;TVPの温度インジケータから得られた温度測定値とリーダの温度測定センサから得られた温度測定値との差を計算し、メモリに記憶し、比較することと;差が所定の温度差閾値より大きいとき、リーダの温度測定センサの較正エラーを示すこととを含む。
本発明の別の態様では、コードは、コントロールユニットによって実行されたときに、TVPから得られた温度測定値とリーダの温度センサから得られた温度測定値との差に基づいて、リーダの温度測定センサから得られた温度測定値に較正係数を適用することを含む、追加のアクションを行う。
本発明の別の態様では、コードは、コントロールユニットによって実行されたときに、2つ以上の所定の温度でTVPから得られた温度測定値と2つ以上の所定の温度でリーダの温度センサから得られた温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、リーダの温度測定センサから得られた温度測定値に適用することを含む、追加のアクションを行う。
本発明の別の態様では、コードは、前記コントロールユニットによって実行されたときに、直線補間および/または数学的回帰を用いて前記較正係数を決定することを含む追加のアクションを行う。
本発明の利点は、例示によって示され、説明された本発明の実施形態の以下の説明から、当業者にとってより明らかになるであろう。理解されるように、本発明は、他の異なる実施形態が可能であり、その詳細は、様々な点で変更が可能である。
本発明のこれらおよび他の特徴、ならびにそれらの利点は、添付の斜視図を参照しながら、例として、これから説明する本発明の実施形態において具体的に例示される。
すべての図面は図式的なものであり、縮尺通りに描かれていないことに留意する必要がある。これらの図の部分の相対的な寸法および比率は、図面の明瞭性および利便性のために誇張または縮小して示されている。異なる実施形態における対応するまたは類似の特徴を参照するために、一般に同じ参照番号が使用される。したがって、図面および説明は、本質的に例示であり、制限的なものとはみなされない。
本明細書および特許請求の範囲を通して使用される近似語は、それが関連する基本機能の変化をもたらすことなく許容的に変化し得る任意の定量的表現を修正するために適用され得る。したがって、「約」などの用語によって修正される値は、指定された正確な値に限定されない。少なくともいくつかの例では、近似語は、値を測定するための機器の精度に対応し得る。範囲限定は、組み合わせおよび/または入れ替え可能であり、そのような範囲は、文脈または言語が他のことを示さない限り、本明細書に記載されたすべてのサブ範囲を特定し、含むものである。操作例または他に示される場合を除き、本明細書および特許請求の範囲において使用される、成分の量、反応条件などに言及するすべての数値または表現は、すべての場合において用語「約」によって修正されるものとして理解されるべきである。
「任意の」または「任意に」とは、その後に記述された事象または状況が発生してもしなくてもよいこと、またはその後に特定された物質が存在してもしなくてもよいこと、ならびにその記述が事象もしくは状況が発生する例または物質が存在する例、および事象もしくは状況が発生しない例または材料が存在しない例を含むことを意味する。
本明細書で使用される場合、用語「含む(comprise)」、「含み(comprising)」、「含む(includes)」、「含み(including)」、「有する(has)」、「有し(having)」、または任意のその他の変形は、非排他的に含めることをカバーすることを意図している。例えば、要素のリストを含むプロセス、方法、物品または装置は、必ずしもそれらの要素のみに限定されず、明示的にリストされていない他の要素またはかかるプロセス、方法、物品または装置に固有の要素を含んでもよい。
単数形の「一つ(a)」、「一つ(an)」、「その(the)」は、文脈上明らかに他のことを指示する場合を除き、複数の参照語を含む。
本明細書で使用される「プロセッサ」は、信号を処理し、一般的な計算および演算機能を実行する。プロセッサによって処理される信号は、デジタル信号、データ信号、コンピュータ命令、プロセッサ命令、メッセージ、ビット、ビットストリーム、または受信、送信および/もしくは検出することができる他の手段を含むことができる。一般に、プロセッサは、複数のシングルおよびマルチコアプロセッサとコプロセッサ、ならびに他の複数のシングルおよびマルチコアプロセッサとコプロセッサのアーキテクチャを含む、様々な種々のプロセッサとすることができる。プロセッサは、様々な機能を実行するための様々なモジュールを含むことができる。
本明細書で使用される「メモリ」は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを含むことができる。不揮発性メモリとしては、例えば、ROM(読み取り専用メモリ)、PROM(プログラム可能型読み取り専用メモリ)、EPROM(消去可能PROM)、およびEEPROM(電気的消去可能PROM)が挙げられる。揮発性メモリとしては、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)、ダイレクトRAMバスRAM(DRRAM)が挙げられる。また、メモリは、ドライブ(ディスク)を含むことができる。メモリは、コンピューティングデバイスのリソースをコントロールするまたは割り当てるオペレーティングシステムを記憶することができる。また、メモリは、プロセッサが使用するためのデータを記憶することができる。
本明細書で使用する「コントローラ」は、例えばプロセッサおよびメモリなど様々な構成を含むことができる。コントローラは、オンボードのプロセッサとメモリを有するマイクロコントローラも含むことができる。
本明細書で使用される「ドライブ」は、例えば、磁気ドライブ、半導体ドライブ、フロッピードライブ、テープドライブ、Zipドライブ、フラッシュメモリカード、および/またはメモリスティックとすることができる。さらに、ドライブは、CD-ROM(コンパクトディスクROM)、CD記録可能ドライブ(CD-Rドライブ)、CD書き換え可能ドライブ(CD-RWドライブ)、および/またはデジタルビデオROMドライブ(DVD ROM)とすることができる。ドライブは、コンピューティングデバイスのリソースをコントロールするまたは割り当てるオペレーティングシステムおよび/またはプログラムを記憶することができる。
以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズムおよび記号表現の観点から提示されている。これらのアルゴリズムの記述および表現は、データ処理技術の当業者が、当業者に最も効果的に仕事の内容を伝えるために使用される手段である。アルゴリズムとは、ここにおいて、かつ一般にも、所望の結果に至る自己矛盾のない一連のステップ(命令)であると考えられている。ステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、これらの量は、必ずしもそうではないが、記憶、転送、結合、比較、およびその他の操作が可能な電気的、磁気的、光学的な非一時的信号の形をとる。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、または数などと呼ぶのは、主に一般的な使用上の理由から、時には便利である。さらに、物理量または物理量の表現の物理的操作または変換を必要とするステップの特定の配置を、一般性を損なうことなく、モジュールまたはコードデバイスと呼ぶことも、時には便利である。
しかしながら、これらおよび類似の用語の全ては、適切な物理量と関連付けられるべきものであり、これらの量に適用される便利なラベルに過ぎない。以下の議論から明らかなように特に別段の記載がない限り、本明細書を通じて、「処理」または「コンピューティング」または「計算」または「決定」または「表示」または「決定」などの用語を利用する議論は、コンピュータシステムのメモリまたはレジスタもしくは他のそのような情報記憶、送信または表示デバイス内で物理(電子)量として表されるデータを操作および変換する、コンピュータシステムまたは同様の電子計算デバイス(特定の計算機など)の動作および処理を指していると理解されよう。
本明細書に記載される実施形態の特定の態様は、アルゴリズムの形態で本明細書に記載されるプロセスステップおよび命令を含む。実施形態のプロセスステップおよび命令は、ソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアで具現化され得、ソフトウェアで具現化される場合、様々なオペレーティングシステムによって使用される異なるプラットフォーム上に存在し、そこから操作されるようにダウンロードされ得ることに留意されたい。また、実施形態は、コンピューティングシステム上で実行され得るコンピュータプログラム製品中にも存在し得る。
また、本実施形態は、本明細書の操作を実行するための装置にも関する。この装置は、目的のために特別に構築されたもの、例えば特定のコンピュータとしてもよいし、またはコンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動または再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。かかるコンピュータプログラムは、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、限定するわけではないが、フロッピードライブ(ディスク)、光学ドライブ(ディスク)、CD-ROM、光磁気ドライブ(ディスク)、読み取り専用メモリ(ROM)、無作為アクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気もしくは光カード、特定用途向け集積回路(ASIC)、または電子命令の記憶に適した任意のタイプの媒体に記憶でき、それぞれがコンピュータシステムバスに電気的に接続されている。さらに、本明細書で言及されるコンピュータは、単一のプロセッサを含むか、またはコンピューティング能力を高めるために複数のプロセッサ設計を採用するアーキテクチャとすることができる。
本明細書に提示されたアルゴリズムおよび表示は、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。様々な汎用システムが本明細書の教示に従ったプログラムと共に使用される可能性もあるし、方法ステップを実行するためのより特別な装置を構築することが便利であることが証明される可能性もある。これらの様々なシステムのための構造は、以下の説明から明らかになろう。加えて、実施形態は、任意の特定のプログラミング言語に準拠して説明されることはない。様々なプログラミング言語が本明細書に記載される実施形態の教示を実施するために使用され得ることが理解されようし、以下の特定の言語への参照は、実施形態の実現可能性および最良の態様の開示のために提供されるものである。
加えて、本明細書で使用される言語は、主として読みやすさと教育を目的として選択されており、発明の主題を画定または包囲するために選択されていない可能性がある。したがって、実施形態の開示は、特許請求の範囲に説明される実施形態の範囲を例示するものであって、限定するものではないことを意図している。
図1-7に目を向けると、菌体内毒素リーダ100内の反応ディスクの反応ウェルでの温度測定が仕様内でない場合、細菌エンドトキシン反応結果に悪影響が及ぶ可能性がある。さらに、リーダ100の光源130および/または光検出器135が仕様範囲内で動作していない場合、結果に悪影響が及ぶ可能性がある。光源およびセンサはプレート(ディスク)103の光学的応答を測定し、前記光源およびセンサはプレート(ディスク)103は、反応プレートまたは検証プレート200であり得る。
リーダ100の温度および/または光学性能の検証は、温度検証プレート(TVP)300および/または光学検証プレート(OVP)800など、リーダ100のスピンドル105に取り外し可能に取り付けられる検証プレート200を使用して実行される。
TVP300は、TVPの本体335上の特定の場所の温度を、リーダ100に無線で報告してもよい。TVP300は、リーダ100のヒータ110および温度センサ115が正しく動作していることを検証するために使用されてもよい。実施形態において、温度センサ115は、1つまたは複数の赤外線温度センサであってもよい。実施形態において、リーダ100のヒータ110は、上部ヒータ110aおよび下部ヒータ110bを含んでもよく、リーダ100の温度センサ115は、TVP300上の所定の場所の温度を測定し、TVP上の所定の場所の温度を所定温度に維持するなど、リーダ100の反応キャビティ140の温度を所定の温度に保つために上部温度センサ115aおよび下部温度センサ115bを含んでもよい。上部ヒータ110aは、TVP300の上面336をTVP300上の所定の場所で加熱し、下部ヒータ110bは、TVP300の下面337を所定の場所で加熱して所定温度を維持する。実施形態において、所定温度は、約37℃であってもよい。いくつかの実施形態では、所定温度は、TVP300が使用中にリーダ100内で回転している間、TVP300上のスピンドル105の中心から第1の所定の半径方向距離だけ離れたところで維持される。この第1の所定の半径方向距離はまた、リーダ100の温度センサ115がTVP300の温度を測定する、スピンドル105の中心からの半径方向距離であってもよい。この第1の所定の半径方向距離は、図3上では「A」で表される。スピンドル105と、リーダ100の光学ベンチ120の開口部125の中心の間の距離も、第1の所定の半径方向距離「A」に等しい。この第1の所定の半径方向距離はまた、スピンドル105と反応プレート103上の反応ウェルの場所の間の距離に等しくてもよい。例示的な一実施形態では、第1の所定の半径方向距離「A」は、約98mmである。例示的な実施形態では、開口部125は、光は通過させるが、光学ベンチ120への埃および/または流体の侵入を防止する窓であってもよい。
代替的に述べると、TVP300およびOVP800の目的は、反応プレート上の反応ウェルの場所でのリーダ100の温度コントロールの操作および光学測定能力を検証することであるので、リーダ100の実施形態における半径方向距離「A」は、リーダ100に置かれたときのスピンドル105の中心と反応ウェル反応プレート103の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心と温度センサ115およびヒータ110を用いてTVP300上で所定の温度を測定および維持する場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心とTVP温度センサ315の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心とTVP温度インジケータ320の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心と温度センサ115の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心とヒータ110の場所との間の半径方向距離、TVP300の中心と温度センサ115およびヒータ110を用いてTVP300上で所定の温度を測定し維持する場所との間の半径方向距離、TVP300の中心とTVP温度センサ315の場所との間の半径方向距離、TVP300の中心とTVP温度インジケータ320の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心と、リーダ100の光学ベンチ120が光をOVP800に出力し、光源130および光検出器135を用いてOVP800を通過する光を計測するOVP800上の場所との間の半径方向距離、スピンドル105の中心とOVP800の開口部805との間の半径方向距離、OVP80の中心とリーダ100の光学ベンチ120が光をOVP800に出力し、光源130および光検出器135を用いてOVP800を通過する光を測定するOVP800上の場所との間の半径方向距離、OVP800の中心とOVP800の開口部805との間の半径方向距離、ならびに/またはスピンドル105の中心と、光学ベンチ120の光源130および/もしくは光検出器135の場所との間の半径方向距離と等価であってもよい。
TVP300は、温度検証回路301を有し、この回路は、TVPコントローラ305と、バッテリ310と、温度センサ315と、温度インジケータ320とを有していてもよい。また、TVP300は、スイッチ325と、TVP300のバランスをとるためのカウンターウェイト330と、本体335と、温度センサ315を含む本体335内の温度センサチャンネル316とを有してもよい。本体335は、リーダ100の温度センサ115が反応ディスクおよびTVP300の温度を同じ精度で測定するように、反応ディスクと同じ放射率を有する材料で構築されてもよい。本体335は、反応ディスクの本体と同じ材料から構築されてもよい。本体335は、限定するわけではないが、ポリスチレン、環状オレフィンコポリマー、および/またはグリコール変性ポリエチレンテレフタレートのうちの1つまたは複数で構築されてもよい。いくつかの実施形態の本体335では、光学的吸光法を補助するために、炭素を加えてポリスチレンを黒色にしてもよい。さらに、温度検証回路301の1つまたは複数の構成要素は、本体335の上面336の下に位置していてもよく、バッテリ310、温度インジケータ320、および温度センサ315などのカバーを有していてもよい。また、本体335は、本体335上の上面336の反対側に位置する底面337を有していてもよい。
コントローラ305は、メモリ307とプロセッサ306を有する。バッテリ310は、TVP300の温度検証回路301のコントローラ305、温度センサ315、および温度インジケータ320に電力を供給する。スイッチ325は、バッテリ310と温度検証回路301の他の構成要素の間の電流の流れをコントロール(開始および停止)することなどにより、温度検証回路301をオンおよびオフにする。温度センサ315は、温度を測定し、その測定の値をコントローラ305に提供する。温度センサ315は、サーミスタ、熱電対、および/または抵抗温度検出器などの電子温度センサであってもよい。TVP300の中心と温度センサ315の間の半径方向距離も、スピンドル105とリーダ100の光学ベンチ120の開口部125の中心との間の距離と同じである第1の所定の半径方向距離「A」に等しくてもよい。したがって、例示的な実施形態では、TVP300の温度センサ315は、リーダ100の温度センサ115がTVP300の本体335の温度を測定するのと同じ、TVP300(およびスピンドル105)の中心からの正確な半径方向位置で、TVP300の本体335の温度を測定する。これは、図2Cに示されており、ここでは、リーダの温度センサ115の視野117は、プレート温度センサ315の進行路を含んでいる。見て分かるように、リーダ上部温度センサ115aの上部視野117aは、プレート温度センサ315の進行路を含む。さらに、リーダ下部温度センサ115bの下部視野117bは、プレート温度センサ315の移動の経路を含む。
光学ベンチ120は、反応ディスク(反応プレート)の反応ウェル内で起こっている反応の光学的応答を測定するための、光源130と光検出器135とを有する。光検出器135は、光検出器135に電力を供給するための電力回路と、光検出器135の出力をデジタル化するための信号処理回路をさらに有するプリント回路基板を含むことができ、それによって光検出器135からデジタル化された出力を提供することができる。光源130は、光源130に電力を供給するための電力回路を有するプリント回路基板を含むことができる。コントローラ305は、温度インジケータ320を使用して、温度センサ315によって測定された温度の値を光学的に表現する。例示的な実施形態では、温度インジケータ320は、状態(オン/オフ)を変化させて「1」または「0」を示し得る少なくとも1つの視覚要素321を含み得る。例示的な実施形態において、視覚要素321は、図2Aに示されるようなLEDライト、または図2Bに示されるようなLCDであってもよい。他の実施形態では、温度インジケータ320の少なくとも1つの視覚要素321は、少なくとも1つのLEDライトおよび/またはLCDを含んでもよい。温度インジケータ320は、TVP300の向きと光検出器135による測定のタイミングとを一致させるために、リーダ100に登録されてもよい。これにより、温度インジケータ320の各視覚要素321が光検出器135の下を通過するときに、リーダ100が正確に測定することができる。
例示的な実施形態では、温度インジケータ320は、単一のLEDライトまたはLEDライトのアレイなど、値を光学的に表すための少なくとも1つのLEDライトを含んでもよい。例示的な実施形態では、LEDライトのアレイは、リーダ100の光検出器135によって読み取り可能な二進法で温度センサ315の温度測定値を表すために点滅する12個のLEDライトのアレイであってよい。いくつかの実施形態では、温度測定値のビット値が、温度インジケータ320の温度を表すために利用可能なLEDライトの数以下であるとき、温度測定値は、TVP300の1回転中にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよい。他の実施形態では、温度測定センサ315の温度測定値がシングルビット数より大きく、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な1つのLEDライトを有するとき、温度測定値は、TVP300の1回転あたり1ビットの速度でTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態において、温度センサ315の温度測定値が12ビット数であり、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な12個のLEDライトを有する場合、温度測定値は、TVP300の1回転中にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよい。
他の例示的な実施形態では、温度センサ315の温度測定値が12ビット数であり、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な1つのLEDライトを有するとき、温度測定値は、TVP300の12回転後にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよく、TVP300の1回転ごとに1ビット送信される。本実施形態では、TVP300の回転速度は、1回転するごとに次のビットが示す(「ON」または「OFF」)ように、LEDのタイミングと調整されてもよい。
他の例示的な実施形態において、温度センサ315の温度測定値を表すために利用可能な複数のLEDライトを有する温度インジケータ320は、TVP300の複数の回転を用いて温度測定値をリーダ100の光検出器135に送信することができる。例えば、12ビットの温度測定値は、2、3、4、または6個のLEDによって表すことができ、その場合、12ビットの2値数は、その後、TVP300の6、4、3、または2回転の間に温度インジケータ320から光検出器135に送信されるであろう。さらに、温度インジケータ320は、温度インジケータ320のLEDの数によって割り切れない二進温度測定値を送信することさえある;例えば、13ビット温度測定値は、TVP300の3回転の間に5つのLEDによって表され得る。
例示的な実施形態において、温度インジケータ320は、温度センサ315の温度測定値を二進法で表すために不透明度が変化する単一のLCDまたは12個のLCDのアレイなど、値を光学的に表す少なくとも1つのLCDを含んでもよい。LCDの不透明度の変化により、光源130によって生成された光がLCDを通過して光検出器135に差し込むことを可能にし、「1」を表すことができるか、または、光源130によって生成された光が光検出器135に差し込む量を減少させる、もしくは光源130によって生成された光が光検出器135に差し込むことを阻止し、「0」を表すことができる。いくつかの実施形態において、温度測定値のビット値が、温度インジケータ320上で温度を表すために利用可能なLCDの数以下であるとき、温度測定値は、TVP300の1回転する間にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよい。他の実施形態では、温度測定センサ315の温度測定値が1ビット数より大きく、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な1つのLCDを有するとき、温度測定値は、TVP300の1回転あたり1ビットの速度でTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信されてもよい。
例示的な実施形態において、温度インジケータ320は、温度センサ315の温度測定値を二進法で表すために不透明度が変化する単一のLCDまたは12個のLCDのアレイなど、値を光学的に表す少なくとも1つのLCDを含んでもよい。LCDの不透明度の変化により、光源130によって生成された光がLCDを通過して光検出器135に差し込むことを可能にし、「1」を表すことができるか、または光源130によって生成された光が光検出器135に差し込むことを低減するか、もしくは光源130によって生成された光が光検出器135に差し込むことを阻止し、「0」を表すことができる。温度センサ315の温度測定値が12ビット数であり、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な12個のLCDを有する場合、温度測定値は、TVP300が1回転する間にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信され、それによってTVP300からリーダ100に温度値が送信されてもよい。温度センサ315の温度測定値が12ビット数であり、温度インジケータ320が温度を表すために利用可能な1個のLCDを有する場合、温度測定値はTVP300が12回転した後にTVP300によってリーダ100の光検出器135に送信され、それによってTVP300からリーダ100に温度値が送信されてもよい。本実施形態では、TVPの回転速度は、1回転するごとに次のビットが(「光を通過させる(PASSING LIGHT)」または「光を阻止する(BLOCKING LIGHT)」)を示すように、LCDのタイミングと調整されてもよい。
他の例示的な実施形態において、温度センサ315の温度測定値を表すために利用可能な複数のLCDライトを有する温度インジケータ320は、TVP300の複数の回転を用いて温度測定値をリーダ100の光検出器135に送信してもよい。例えば、12ビットの温度測定値は、2、3、4、または6個のLCDによって表されてもよく、その場合、12ビットの2値数は、その後、TVP300の6、4、3、または2回転の間に温度インジケータ320から光検出器135に送信されるであろう。さらに、温度インジケータ320は、温度インジケータ320のLCDの数によって割り切れない二進温度測定値を送信することさえある;例えば、13ビット温度測定値は、TVP300の3回転の間に5つのLCDによって表され得る。
無線周波数とは対照的に、光を使用してTVP300からリーダ100に温度値を送信することにより、無線周波数が非常に規制されている地域または潜在的な無線干渉が存在する可能性がある地域で、TVP300を使用することが可能になる。さらに、このTVP300の設計は、既存の光学ベンチ120を使用することを可能にし、RF受信機またはトランシーバをリーダ100に統合する必要性もなくす。
TVP300を用いた温度測定方法600に目を向けると、601において、方法は、TVP300が起動される605に進む。TVP300は、スイッチ325が「ON」位置に移動すると起動することがある。605において、TVPは、第1の所定の長さの時間の間、温度センサ315を用いて少なくとも1つの温度測定値を取得し、測定値をコントローラ305に送る。例示的な実施形態において、少なくとも1つの温度測定値は、温度センサ315を用いて第1の所定の長さの時間の間に取得されてもよく、測定値はコントローラ305に提供されてもよい。さらに、測定値は、2つ以上の温度測定値が得られる第1の所定の長さの時間の間に第1の繰り返し間隔で得られ、コントローラ305に提供されてもよい。第1の所定の長さの時間の間に得られる温度測定値は、1つまたは複数の温度測定値が第1の所定の長さの時間の間にコントローラ305に提供される際に、コントローラ305によって平均化されてもよい。例示的な実施形態では、第1の所定の長さの時間は、約5秒であってもよく、第1の繰り返し間隔は、約0.1秒であってもよい。
610において、405で得られる少なくとも1つの温度測定値の値は、温度インジケータ320を用いてTVP300のコントローラ305によって第2の所定の長さの時間出力(送信)される。例示的な実施形態では、第2の所定の時間の長さは、約0.4秒であってもよい。この値は、第1の所定の長さの時間の間に得られる温度測定値の平均値であってもよい。出力に先立ち、コントローラ305は、値を数値から2進値へ変換してもよい。例示的な実施形態では、数値は、12ビット2進値に変換され、温度インジケータ320の12個のLEDを用いて出力されてもよい。しかしながら、数値は、異なる2値分解能に変換されてもよく、温度インジケータ320の異なる数のLEDまたはLCDを用いて出力されてもよいことが企図される。温度インジケータ320およびコントローラ305は、測定が有効であることをリーダ100に知らせる、検証情報を出力することもできる。実施形態において、検証情報は、12ビットの数値の最初と最後に余分な「1」ビットを有して合計14ビットの場合もあり、真ん中の12ビットだけが温度測定の値を示している。温度を12ビットの数値として出力し、さらに検証のために余分な2ビットを出力するいくつかの実施形態では、温度インジケータ320は、TVPの1回転中に測定値および検証情報の送信が可能であるように、12個のLEDもしくはLCDを有していてもよく、またはTVP300の14回転の間に測定値および検証情報の送信を可能であるように、単一のLEDもしくはLCDを使用してもよい。その後、方法は601に戻り、TVP300が起動したまま、605に進む。例示的な実施形態では、スイッチ325が「ON」位置にある間は、TVP300は活性化されたままである。
リーダのコントローラ145と相互作用するリーダ100の構成要素106のブロック図が図1Bに示されている。見て分かるように、コントローラ145は、メモリ119と、メモリ119に記憶されたプログラムを実行するCPU(プロセッサ)118とを含む。コントローラは、ユーザインターフェース113、スピンドル105、プレート103、光学ベンチ120、および反応キャビティ環境155とインターフェースする。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース113はまた、コントローラ145と相互作用してもよい。一実施形態では、筐体101は、筐体101の反応キャビティ140およびプレート103内の温度を調節するためのヒータ110および/または温度センサ115など、少なくとも1つの反応キャビティ環境オーグメンタを有してもよい。プレート103は、コントローラ145に位置情報を提供する。光学ベンチ120は、光検出器135によって受信された光の強度に関する情報をコントローラ145に提供する。温度センサ115などの反応キャビティ環境オーグメンタ155は、反応プレート上の反応ウェルの位置におけるプレート103の温度の測定値をコントローラ145に提供し、コントローラ145はこの情報を使用して、ヒータ110が筐体101内で起動されるべきか否かを決定する。ユーザインターフェース113は、ユーザがコントローラ145にテストパラメータを提供することを可能にし、コントローラ145がユーザにテスト結果を表示することを可能にし得る。モータを有するスピンドル105は、位置情報をコントローラ116に提供することができ、また、コントローラ145がユーザインターフェース113を介してプレート103の回転を調節することを許可することもできる。
リーダ100の温度測定性能700を検証する方法(温度検証モード)に目を向けると、701において、スイッチを「ON」位置に移動させるなどしてTVP300を起動し、リーダ100に配置し、TVP300は600の方法に従って温度センサ115において温度を測定し、出力する。見て分かるように、TVP300は、TVP300がリーダ100のスピンドル105によって回転すると、TVP300の本体335の温度を測定する。705において、リーダ100は、ユーザインターフェース113を介して、温度検証モードになる。710において、リーダ100は、スピンドル105を用いてTVP300を回転させ、温度検証モードの間、回転を維持する。TVP300の回転は、リーダ100に反応プレートが存在するときに使用されるのと同じ条件で、リーダの温度センサ115とヒータ110をテストすることを可能にする。715において、ヒータ110とリーダの温度センサ115は、リーダのコントローラ145によって作動して、TVP300の本体335を加熱し、所定の温度に維持する。
720において、TVPの本体が少なくとも第1の所定の長さの時間、所定の温度に維持されると、リーダ100は、リーダの温度センサ115を使用してTVP300の本体の温度測定値を取得し、TVP300は方法600に従って温度インジケータ320を用いて温度測定値を取得して出力し、リーダ100は光学ベンチ120を使用してTVP300の温度測定値、および任意に検証ビットを受信する。例示的な実施形態では、リーダ100は、本体335上の底面337および/または上面336の温度測定値を取得してもよい。例示的な実施形態では、温度測定値は、12ビットの2値形式でTVP300から出力されてもよい。オプションとして、TVP300からの温度測定値は、2値から10進数に変換され、以下の式を使用するなどして、TVP300の温度検証回路301の測定範囲に合わせて調整されてもよい:
(式中、
N=TVP300から受信した12ビットのセ氏温度であり;
UT=TVP300の温度測定値(セ氏)の上限値であり;
LT=TVP300の温度測定値(セ氏)の下限値である。)
N=TVP300から受信した12ビットのセ氏温度であり;
UT=TVP300の温度測定値(セ氏)の上限値であり;
LT=TVP300の温度測定値(セ氏)の下限値である。)
725において、リーダ100は、TVP300から得られた、TVP温度測定値としても知られる温度測定値と、リーダの温度センサ115から得られた、リーダ温度測定値としても知られる温度測定値との差を計算し比較する。730において、TVP温度測定値とリーダ温度測定値との差が所定の温度差閾値以下である場合、リーダの温度センサ115の較正が検証され、ユーザインターフェース113を通じてユーザに通知されてもよい。TVP温度測定値とリーダ温度測定値との差が所定の温度差閾値より大きい場合、温度センサ115の較正は検証されず、ユーザインターフェース113を通じてユーザに温度センサの較正エラーが通知される。一実施形態において、所定の温度差閾値は約1℃であってもよい。別の実施形態では、所定の温度差閾値は約0.5℃であってもよい。さらに別の実施形態では、所定の温度差閾値は約0.1℃であってもよい。
いくつかの実施形態において、ステップ715-725は、追加の所定の温度点におけるTVP300とリーダ100の温度差を得るために繰り返されてもよい。例えば、TVP300とリーダ100の温度差は、22℃および37℃の両方において評価されてもよい。
オプションのステップ730では、温度センサ115を較正に戻すために、ユーザインターフェース113などを通じて、リーダの温度センサ115の出力の値に較正係数が適用されてもよい。単一の所定の温度点のみが使用される場合、温度センサ115を較正するための較正係数を得るために、単一点オフセットが使用されてもよい。2つの所定の温度点が採用される場合、温度センサ115を較正するための較正係数を得るために、直線補間が実行されてもよい。3つ以上の所定の温度点が採用される場合、温度センサ115を較正するための較正係数を得るために、数学的回帰などの他の補間方法が使用されてもよい。例示的な実施形態において、数学的回帰は多項式回帰であり得る。
図1A-2Cおよび8A-11に目を向けると、光学検証プレート(OVP)800は、リーダの光学ベンチ120が正しく動作していることを検証するために使用され得る。OVP800は、OVP800の本体801の周縁に沿って位置する複数の開口部805を有する。各開口部805の中心は、OVP800の本体801の中心から第1の所定の半径方向距離「A」だけ離れて位置しており、これにより、開口部805が光学ベンチ120の光源130および光検出器135と並ぶことができ、光検出器135によって生成される光が開口部805を通過でき、光の強度が光検出器135によって測定できるようにすることが可能になる。実施形態において、複数の開口部805は、フィルタ付き開口部806であってもよく、フィルタ付き開口部のいくつかは、減光フィルタ810を有し(減光フィルタ付き開口部811)、1つまたは複数の開口部は波長フィルタを有し(波長フィルタ付き開口部850)、ショートパスフィルタ815(ショートパスフィルタ付き開口部816)、ロングパスフィルタ820(ロングパスフィルタ付き開口部821)、バンドパスフィルタ(バンドパスフィルタ付き開口部)、および/またはストップバンドフィルタ(ストップバンドフィルタ付き開口部)のうち少なくとも1つを含んでもよい。
例示的な実施形態において、OVP800のフィルタ付き開口部806は、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部850と7つの減光フィルタ付き開口部811とを含んでもよい。例示的な実施形態では、OVP800の7つの減光フィルタ付き開口部のそれぞれは、異なる光学濃度(暗さ)値を有してよい。例示的な実施形態では、減光フィルタの光学濃度値は、約.01-3であってもよい。別の例示的な実施形態では、減光フィルタの光学濃度値は、約.01-2であってもよい。さらなる例示的な実施形態では、減光フィルタの光学濃度値は、約0.1-1.2であってもよい。さらなる例示的な実施形態では、減光フィルタの光学濃度値は、約0.1-1.15であってもよい。フィルタ付き開口部806は、OVP800を反時計回りに一周するとき、第2の所定の距離「B」だけ離間していてもよい。
例示的な実施形態では、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部850は、1つのロングパスフィルタ付き開口部821と1つのショートパスフィルタ付き開口部815とを含んでもよい。例示的な実施形態において、ショートパスフィルタ815は、約400nmのカットオフを有してよく、ロングパスフィルタ820は、約410nmのカットオフを有してよい。例示的な実施形態において、光学ベンチの光源130は、約405+/-5nmの波長を有する光を出力してもよい。光検出器135を用いて、ショートパスフィルタ815および/またはロングパスフィルタ820などの少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部850を通過する光源130の出力を調べることにより、リーダ100は、光源130が出力する光のスペクトルが仕様内にあるか、または外れているかを確認することができる。
ショートパスフィルタ815とロングパスフィルタ820の分光透過率曲線を図10に示す。見て分かるように、ショートパスフィルタ815およびロングパスフィルタ820は、非常に狭い遷移帯域(ストップバンドとパスバンドとの間の帯域)を有する。したがって、OVP800のいくつかの実施形態は、十分に狭い遷移帯域を有する単一のストップバンドまたはバンドパスフィルタを使用してショートパスフィルタ815およびロングパスフィルタ820の両方を置き換え得ると考えられる。
実施形態において、1つまたは複数のフィルタ807は、OVP800の上面835に対してゼロ(0)度の角度を形成するように、OVP800に取り付けられてもよい。代替的に述べると、1つまたは複数のフィルタ807は、OVP800の上面835上で平坦であってもよい。それによって、1つまたは複数のフィルタ807は、光源130から光学ベンチ120の光検出器135に進む光の方向に対して垂直(90°)になり得る。
他の実施形態では、フィルタ807がOVP800の上面835に対して第1の所定角度「F」を形成するように、1つまたは複数のフィルタ807が取り付けられてもよい。例示的な実施形態では、第1の所定の角度「F」は、約0度~約30度であってもよい。別の例示的な実施形態では、第1の所定の角度「F」は、約30度であってもよい。
別の実施形態では、1つまたは複数のフィルタ807は、フィルタ床808上のOVP800の上面835の下方に取り付けられてもよい。1つまたは複数のフィルタは、OVP800のフィルタ床808に対してゼロ(0)度の角度を形成するように、OVP800に取り付けられてもよい。それによって、1つまたは複数のフィルタ807は、光源130から光学ベンチ120の光検出器135に進む光の方向に対して垂直(90°)となり得る。
他の実施形態では、フィルタ807が、OVP800のフィルタ床808に対して第1の所定の角度「F」を形成するように、1つまたは複数のフィルタ807が取り付けられてもよい。例示的な実施形態では、第1の所定の角度「F」は、約0度~約45度であってよい。別の例示的な実施形態では、第1の所定の角度「F」は、約30度であってもよい。
OVP800はまた、入射開口部825および登録開口部830を有してもよく、これらは両方ともフィルタ付きではない。すべての開口部805は、より小さい半径を有していてもよい登録開口部830を除いて、同じ半径を有していてもよい。例示的な実施形態では、入射開口部825は、第1のフィルタ付き開口部806aと登録開口部830の間に位置してもよい。さらに、例示的な実施形態では、登録開口部830は、入射開口部825と最後のフィルタ付き開口部806bの間に位置してもよい。第1のフィルタ付き開口部806aと入射開口部825の間の距離は、第2の所定の距離「C」であってよい。入射開口部825と登録開口部830の間の距離は、第3の所定の距離「D」であってもよい。登録開口部830と最後のフィルタ付き開口部806bの間の距離は、第4の所定の距離「E」であってよい。例示的な実施形態では、第2の所定の距離は約16mmであってもよく、第3の所定の距離は約4mmであってもよく、第4の所定の距離は約74mmであってもよい。いくつかの実施形態において、リーダ100は、OVP800の回転角度を決定するために登録パターン845を使用してもよいと考えられる。例示的な実施形態では、登録パターン845は、登録開口部830を含んでもよい。別の例示的な実施形態では、登録パターン845は、登録開口部830および入射開口部825の両方を含んでもよい。
例示的な実施形態において、リーダ100は、光学ベンチ120を横切って回転する登録パターン845を認識し、次いで、所定の数のフィルタ付き開口部806が、光学ベンチを横切る次の開口部805であることを知っているようにプログラムされてもよい。フィルタ付き開口部806のフィルタの値および順序は、リーダ100にプログラムされてもよく、それによって、リーダ100のプロセッサ118が光学ベンチ120の性能を分析し、その結果を、ユーザインターフェース113を介してユーザに出力することが可能になる。
いくつかの例示的な実施形態では、OVP800は、OVP800がリーダ100内で回転している間にOVP800のバランスをとるためのバランサ840を有してもよい。バランサ840は、限定するわけではないが、カウンターウェイト、重量減少凹部および/または重量減少穴のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
図11A-Bは、OVP800を使用してリーダ100の光学ベンチ120の光学性能を測定および検証する例示的な方法1100を示す(吸光度、または光学密度、および誤差を測定する)。ブロック1101において、OVP800はリーダ100に置かれ、リーダ100はOVP800を回転させる。ブロック1105において、リーダ100は、光学ベンチ120を使用してOVP上の登録パターン845を識別する。この登録により、リーダ100が、開口部805が光学ベンチを通過する正確な瞬間に、光学ベンチ120によるサンプリングのタイミングを計ることが可能になる。ブロック1110において、リーダは、光源130を用いて入射開口部825に光を通し、光検出器135に受け取られた光の強度を測定する。この測定値は、入射光(Ii)としてメモリ119に記憶される。
ブロック1115において、リーダは、光源130を用いて少なくとも1つの減光フィルタ付き開口部811に光を通し、光検出器135に受け取られた光の強度を測定する。この強度測定の値(IfN)は、メモリ119に記憶され、Nは、各減光フィルタ付き開口部811につき1増える。ブロック1115の動作は、各減光フィルタ付き開口部811の値が測定されてメモリ119に記憶されるまで、繰り返されてもよい。
ブロック1120において、少なくとも1つの減光開口部811について、式TN=(IfN/Ii)を用いてプロセッサ118によって透過率(TN)が計算され、メモリ119に記憶される。ブロック1120の動作は、各減光フィルタ付き開口部811の透過値がプロセッサ118によって計算され、メモリ119に記憶されるまで、繰り返されてもよい。
ブロック1125において、測定された吸光度(AmN)は、式AmN=-log10(TN)を用いて、少なくとも1つの減光フィルタ付き開口部811について、プロセッサ118によって計算されてメモリ119に記憶され、有効TN値は0~1である。ブロック1125の動作は、それぞれの減光フィルタ付き開口部811についての実測吸光度値がプロセッサ118によって計算されてメモリ119に記憶されるまでは繰り返されてもよい。
ブロック1130において、少なくとも1つの減光フィルタ付き開口部811についての実測吸光度(AmN)が、所定の吸光度値(ApN)と比較され、プロセッサ118を使用して式AErrorN=(AmN-ApN)/ApNを用いてパーセント誤差が計算され、吸光度パーセント誤差はメモリ119に記憶される。例示的な実施形態では、所定の吸光度値は、減光フィルタ付き開口部811における減光フィルタの実際の保証吸光度であってよい。ブロック1130の動作は、各減光フィルタ付き開口部811についての吸光度パーセント誤差値がプロセッサ118によって計算され、メモリ119に記憶されるまで繰り返されてもよい。
ブロック1135において、少なくとも1つの減光フィルタ付き開口部の吸光度測定値811のパーセント誤差(AErrorN)が、プロセッサ118によって所定の減光吸光度誤差閾値(AErrorp)と比較される。プロセッサ118は、所定の減光エラー閾値を超えた場合、ユーザに通知し、それによって、リーダ100の光学ベンチ120が仕様外であることを示すことができる。プロセッサ118は、ユーザインターフェース113を介してユーザに通知してもよい。例示的な実施形態において、所定の減光誤差閾値は、約5%であってもよい。ブロック1135の動作は、各減光フィルタ付き開口部811についての比較がプロセッサ118を用いて完了し、メモリ119に結果を記憶し、ユーザインターフェース113を介してユーザに出力されるまで、繰り返されてもよい。
ブロック1140において、リーダは、光源130を使用して少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部850に光を通し、光検出器135によって受け取られた光の強度の値を測定する。この測定の値と値は強度波長測定値IWNとして記憶され、Nは各波長フィルタ付き開口部850につき1増える。ブロック1115の動作は、各波長フィルタ付き開口部850について値が測定され、メモリ119に記憶されるまで繰り返されてよい。
ブロック1145において、光学ベンチの波長誤差(WErrorN)が、プロセッサ118によって、波長フィルタ付き開口部850を通過する入射光強度の少なくとも1つの測定値(IWN)と入射光開口部825を通過する入射光強度の測定値(Ii)の比を式WErrorN=IWN/Iiを使用して評価することにより、算出される。光学ベンチのこの波長誤差はメモリ119に記憶される。ブロック1145の動作は、各波長フィルタ付き開口部850の波長誤差値がプロセッサ118によって計算され、メモリ119に記憶されるまで繰り返されてもよい。
ブロック1150において、プロセッサ118は、各波長フィルタ付き開口部850の波長誤差を所定の波長誤差閾値と比較し、所定の波長閾値を超えた場合、ユーザに通知し、それによって、リーダ100の光学ベンチ120が仕様外であることを示す。所定の誤差閾値は、所定の波長誤差総和閾値であってもよいし、所定の個別の波長誤差閾値であってもよい。プロセッサは、ユーザインターフェース113を介してユーザに通知してもよい。例示的な実施形態では、波長誤差の合計は約5%を超えては(5%超であっては)ならない、代替的に述べると、所定の波長誤差総和閾値は約5%であってもよい。別の実施形態では、任意の個々の波長誤差閾値は、約2.5%であってもよく、代替的に述べると、所定の個々の波長誤差閾値は、約2.5%であってもよい。別の実施形態では、所定の波長誤差閾値は、約410nmより大きい波長および/または約400nmより小さい波長を有する光源130の出力に対応してもよい。ブロック1150の動作は、プロセッサ118によって各波長フィルタ付き開口部850についての比較が完了し、結果がメモリ119に記憶され、ユーザインターフェース113を介してユーザに出力されるまで、繰り返されてもよい。
本発明は、上述した特定の実施形態と関連して説明されてきたが、多くの代替案、組み合わせ、修正および変形が当業者にとって明らかであることは明白である。従って、上記に示した本発明の好ましい実施形態は、例示のみを目的とするものであり、限定的な意味ではない。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことが可能である。上記の実施形態と他の実施形態との組み合わせは、上記の説明を研究すれば当業者には明らかであり、そこに包含されることが意図されている。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義され、文字通りにまたは等価物によって特許請求の範囲の意味の中に入るすべての装置、プロセス、および方法が、そこに包含されることが意図されている。
Claims (36)
- 菌体内毒素リーダ用の温度検証プレート(TVP)であって、
前記リーダのスピンドル上に置かれ、該スピンドルによって回転するように構成された本体を含み;
前記本体は、温度センサおよび温度インジケータを含む温度検証回路を有し;
前記温度センサは、前記リーダの前記スピンドルによって回転したときに、前記本体の温度を測定するように構成され;
前記温度インジケータは、前記温度センサによって測定された前記温度の値を光学的に表すように構成され、該温度インジケータは前記リーダの光学ベンチによって読み取り可能である、温度検証プレート(TVP)。 - 前記温度センサは、電子温度センサ、サーミスタ、熱電対、および/または測温抵抗体である、請求項1に記載のTVP。
- 前記温度インジケータは、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)および/または少なくとも1つの液晶ディスプレイ(LCD)であり;前記温度インジケータは、前記温度の値を2値数として表す、請求項1に記載のTVP。
- 前記2値数は、前記温度センサによって測定された前記温度の分解能を決定し、該2値数は2つ以上の検証ビットを有する、請求項3に記載のTVP。
- 前記2値数は12桁の数字である、請求項4に記載のTVP。
- 前記温度インジケータは、単一のLED、12個のLED、14個のLED、単一のLCD、12個のLCD、または14個のLCDである、請求項4に記載のTVP。
- 前記温度検証回路はバッテリとスイッチとをさらに含み;前記バッテリは前記温度検証回路に電力を供給し;前記スイッチは、前記スイッチが「ON」の位置にあるとき、前記バッテリから電流が流れることを許容し、前記スイッチが「OFF」の位置にあるとき、前記バッテリからの電流の流れを阻止する、請求項1に記載のTVP。
- 前記温度センサは、第1の所定の長さの時間の間、第1の繰り返し間隔で前記温度測定値を取得し;前記温度インジケータは、前記温度測定値の平均を出力する、請求項1に記載のTVP。
- 前記第1の所定の長さの時間は約5秒であり、前記第1の繰り返し間隔は約0.1秒である、請求項8に記載のTVP。
- 菌体内毒素リーダの温度性能を検証する方法であって、
リーダおよび温度検証プレート(TVP)を提供することと;
前記TVPを前記リーダのスピンドル上に置き、該スピンドルを用いて前記TVPを回転させ、前記リーダのヒータを作動させて前記TVPの本体の温度を所定の温度に維持することと;
前記リーダの光学ベンチを用いて前記TVPの温度インジケータから前記TVPの前記本体の温度測定値を得ることと;前記リーダの温度測定センサを用いて前記TVPの前記本体の温度測定値を得ることと;
前記TVPの前記温度インジケータから得られた前記温度測定値と、前記リーダの前記温度測定センサから得られた前記温度測定値との差を計算し、比較することと;
前記差が所定の温度差閾値より大きい場合、リーダの温度測定センサの較正エラーを示すこととを含む、方法。 - 前記TVPから得られた前記温度測定値と前記リーダの温度センサから得られた前記温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、該較正係数を前記リーダの前記温度測定センサから得られた前記温度測定値に適用することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- 前記所定の温度差閾値は、約1℃、約0.5℃、または約0.1℃である、請求項10に記載の方法。
- 前記差は、2つ以上の所定の温度で計算される、請求項10に記載の方法。
- 前記所定の温度は、22℃および/または37℃である、請求項13に記載の方法。
- 2つ以上の所定の温度で前記TVPから得られた前記温度測定値と、2つ以上の所定の温度で前記リーダの温度センサから得られた前記温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、該較正係数を前記リーダの前記温度測定センサから得られた前記温度測定値に適用することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
- 前記較正係数は、直線補間および/または数学的回帰を用いて決定される、請求項15に記載の方法。
- 菌体内毒素リーダ用の光学検証プレート(OVP)であって;
周縁に沿って複数の開口部が位置する本体を含み;
各開口部の中心は、前記本体の中心から第1の所定の半径距離だけ離れて位置し、それによって前記開口部が前記リーダの光学ベンチと並ぶことを可能にして、前記リーダの光源によって生成される光が前記開口部を通過し、前記光の強度を前記リーダの光検出器により測定できるようにし;
前記開口部は、フィルタ付き開口部とフィルタなし開口部とを含み;
前記フィルタ付き開口部は、前記OVPを反時計回りに一周する際に、第2の所定の距離だけ離間する、光学検証プレート(OVP)。 - 前記フィルタ付き開口部は、1つまたは複数の減光フィルタ開口部と1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部とを含む、請求項17に記載のOVP。
- 前記1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部は、1つもしくは複数のショートパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のロングパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のバンドパスフィルタ付き開口部、および/または1つもしくは複数のストップバンドフィルタ付き開口部を含む、請求項18に記載のOVP。
- 前記フィルタ付き開口部は、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部と第2の減光フィルタ付き開口部とを含む、請求項17に記載のOVP。
- 前記少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部は、1つのロングパスフィルタ付き開口部と1つのショートパスフィルタ付き開口部とを含む、請求項20に記載のOVP。
- 1つまたは複数のフィルタは、前記OVPの前記本体の上面に対して第1の所定の角度を形成するように前記OVPに取り付けられ、かつ/または、1つまたは複数のフィルタは、前記OVPの前記本体のフィルタ床に対して第1の所定の角度を形成するように前記OVPに取り付けられる、請求項17に記載のOVP。
- 前記第1の所定の角度は、約0度、約30度、または約0度~約45度である、請求項22に記載のOVP。
- 入射開口部および/または登録開口部をさらに含み;前記入射開口部は、第1のフィルタ付き開口部と前記登録開口部との間に位置し;前記登録開口部は、前記入射開口部と最後のフィルタ付き開口部との間に位置する、請求項17に記載のOVP。
- 菌体内毒素リーダの光学ベンチの光学性能を検証する方法であって、
リーダおよび光学検証プレート(OVP)を提供することと;
前記リーダのスピンドル上に前記OVPを置き、該OVPを回転させることと;
前記リーダの前記光学ベンチを用いて前記OVP上の登録パターンを識別することと;
前記リーダの光検出器を用いて前記OVPの入射開口部を通過する光の強度を測定することであって、前記光は前記リーダの光源によって生成され、前記測定の値は入射光(Ii)として前記リーダのメモリに記憶される、ことと;
前記リーダの光検出器を用いて、少なくとも一つの減光フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、前記光は前記リーダの前記光源によって生成され、前記測定の値は強度中性測定値(IfN)として前記リーダの前記メモリに記憶され、Nは各前記減光フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;
式TN=(IfN/Ii)を用いて、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて透過率(TN)を計算し、前記リーダの前記メモリに記憶することと;
式AmN=-log10(TN)を用いて、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて実測吸光度(AmN)を計算し、前記リーダの前記メモリに記憶し、メモリに記憶することと;
前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについてのAmNと所定の吸光度値(ApN)とを、式AErrorN=(AmN-ApN)/ApNを用いてパーセント誤差を計算し、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて計算した吸光度パーセント誤差をメモリに記憶することによって比較することと;
AErrorNを所定の減光吸光度誤差閾値と比較し、AErrorNが前記所定の減光吸光度誤差閾値より大きい場合、前記光学ベンチが仕様外であることを示すことと;
前記リーダの前記光検出器を用いて少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、前記光は前記リーダの前記光源によって生成され、前記測定の値は強度波長測定値(IWN)としてメモリに記憶され、Nは各波長フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;
式WErrorN=IWN/Iiを用いて、前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについての前記IWNと前記Iiとの比を評価することにより光学ベンチの波長誤差(WErrorN)を計算し、メモリに記憶することと;
前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについての前記WErrorNを所定の波長誤差閾値と比較し、前記WErrorNが前記所定の誤差波長閾値より大きい場合、前記光学ベンチが仕様外であることを示すこととを含む、方法。 - 前記フィルタ付き開口部は、1つまたは複数の減光フィルタ付き開口部と1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部とを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記1つまたは複数の波長フィルタ付き開口部は、1つもしくは複数のショートパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のロングパスフィルタ付き開口部、1つもしくは複数のバンドパスフィルタ付き開口部、および/または1つもしくは複数のストップバンドフィルタ付き開口部を含む、請求項26に記載の方法。
- 前記フィルタ付き開口部は、少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部と第2の減光フィルタ付き開口部とを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部は、1つのロングパスフィルタ付き開口部と1つのショートパスフィルタ付き開口部とを含む、請求項28に記載の方法。
- 1つまたは複数のフィルタは、前記OVPの前記本体の上面に対して第1の所定の角度を形成するように前記OVPに取り付けられ、かつ/または、1つまたは複数のフィルタは、前記OVPの前記本体のフィルタ床に対して第1の所定の角度を形成するように前記OVPに取り付けられる、請求項25に記載の方法。
- 前記第1の所定の角度は、約0度、約30度、または約0度~約45度である、請求項30に記載の方法。
- 菌体内毒素リーダであって、
コントロールユニットと;
前記コントロールユニットによって実行されたときにアクションを行う実行コードを記憶するメモリとを含み、
前記アクションは、
前記リーダのスピンドルを用いて、前記リーダの前記スピンドル上に置かれた光学検証プレート(OVP)を回転させることと;
前記リーダの光学ベンチを用いて前記OVP上の登録パターンを識別することと;
前記リーダの光検出器を用いて前記OVPの入射開口部を通過する光の強度を測定する通過する光の強度を測定することであって、前記光は前記リーダの前記光源によって生成され、前記測定の値は前記リーダの前記メモリに入射光(Ii)として記憶される、ことと;
前記リーダの光検出器を用いて、少なくとも一つの減光フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、前記光は前記リーダの前記光源によって生成され、前記測定の値は強度中性測定値(IfN)として前記リーダの前記メモリに記憶され、Nは各前記減光フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;
式TN=(IfN/Ii)を用いて、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて透過率(TN)を計算し、前記リーダの前記メモリに記憶することと;
式AmN=-log10(TN)を用いて、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて実測吸光度(AmN)を計算し、前記リーダの前記メモリに記憶し、メモリに記憶することと;
前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについてのAmNと所定の吸光度値(ApN)とを、式AErrorN=(AmN-ApN)/ApNを用いてパーセント誤差を計算し、前記減光フィルタ付き開口部のそれぞれについて計算した吸光度パーセント誤差をメモリに記憶することによって比較することと;
AErrorNを所定の減光吸光度誤差閾値と比較し、AErrorNが前記所定の減光吸光度誤差閾値より大きい場合、前記光学ベンチが仕様外であることを示すことと;
前記リーダの前記光検出器を用いて少なくとも1つの波長フィルタ付き開口部を通過する光の強度を測定し、前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについて繰り返すことであって、前記光は前記リーダの前記光源によって生成され、前記測定の値は強度波長測定値(IWN)としてメモリに記憶され、Nは各波長フィルタ付き開口部につき1増える、ことと;
式WErrorN=IWN/Iiを用いて、前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについての前記IWNと前記Iiとの比を評価することにより前記光学ベンチの波長誤差(WErrorN)を計算し、メモリに記憶することと;
前記波長フィルタ付き開口部のそれぞれについての前記WErrorNを所定の波長誤差閾値と比較し、前記WErrorNが前記所定の誤差波長閾値より大きい場合、前記光学ベンチが仕様外であることを示すこととを含む、菌体内毒素リーダ。 - 菌体内毒素リーダであって、
コントロールユニットと、
前記コントロールユニットによって実行されたときにアクションを行う実行コードを記憶するメモリとを含み、
前記アクションは、
前記リーダのスピンドルを用いて、前記リーダの前記スピンドル上に置かれた温度検証プレート(TVP)を回転させることと;
前記リーダのヒータを作動させて前記TVPの本体の温度を所定の温度に維持することと;
前記リーダの光学ベンチを用いて前記TVPの温度インジケータから前記TVPの本前記体の温度測定値を得てメモリに記憶することと;前記リーダの温度測定センサを用いて前記TVPの前記本体の温度測定値を得て前記メモリに記憶することと;
前記TVPの前記温度インジケータから得られた前記温度測定値と前記リーダの前記温度測定センサから得られた温度測定値との差を計算し、メモリに記憶し、比較することと;
前記差が所定の温度差閾値より大きいとき、リーダの温度測定センサの較正エラーを示すこととを含む、菌体内毒素リーダ。 - 前記コードは、前記コントロールユニットによって実行されたときに、
前記TVPから得られた前記温度測定値と前記リーダの温度センサから得られた前記温度測定値との差に基づいて、前記リーダの前記温度測定センサから得られた前記温度測定値に較正係数を適用することを含む追加のアクションを行う、請求項33に記載の菌体内毒素リーダ。 - 前記コードは、前記コントロールユニットによって実行されたときに、
2つ以上の所定の温度で前記TVPから得られた前記温度測定値と前記2つ以上の所定の温度で前記リーダの温度センサから得られた前記温度測定値との差に基づいて較正係数を計算し、前記リーダの前記温度測定センサから得られた前記温度測定値に適用することを含む追加のアクションを行う、請求項33に記載の菌体内毒素リーダ。 - 前記コードは、前記コントロールユニットによって実行されたときに、
直線補間および/または数学的回帰を用いて前記較正係数を決定することを含む追加のアクションを行う、請求項33に記載の菌体内毒素リーダ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201962936883P | 2019-11-18 | 2019-11-18 | |
US62/936,883 | 2019-11-18 | ||
PCT/US2020/061082 WO2021102017A1 (en) | 2019-11-18 | 2020-11-18 | Bacterial endotoxin reader verification plates and methods of use |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023502246A true JP2023502246A (ja) | 2023-01-23 |
Family
ID=73835765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022529114A Pending JP2023502246A (ja) | 2019-11-18 | 2020-11-18 | 菌体内毒素リーダの検証プレートおよび使用方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230001409A1 (ja) |
EP (1) | EP4062139A1 (ja) |
JP (1) | JP2023502246A (ja) |
CN (1) | CN115280120A (ja) |
CA (2) | CA3224960A1 (ja) |
WO (1) | WO2021102017A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11921041B2 (en) * | 2019-03-08 | 2024-03-05 | Bl Technologies, Inc. | Method and system for visualization of endotoxins in a fluid sample |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20100101526A (ko) * | 2009-03-09 | 2010-09-17 | 삼성전자주식회사 | 스트로보 박막 화학 분석 장치 및 이를 이용한 분석 방법 |
US20150293097A1 (en) * | 2012-10-08 | 2015-10-15 | General Electric Company | Preloaded test substrates for testing lal-reactive substances, methods of use, and methods of making |
KR101735083B1 (ko) * | 2015-02-05 | 2017-05-25 | 주식회사 씨디젠 | Dna 추출 디스크 장치 및 이를 이용한 dna 추출 방법 |
-
2020
- 2020-11-18 CA CA3224960A patent/CA3224960A1/en active Pending
- 2020-11-18 WO PCT/US2020/061082 patent/WO2021102017A1/en unknown
- 2020-11-18 JP JP2022529114A patent/JP2023502246A/ja active Pending
- 2020-11-18 CA CA3158725A patent/CA3158725A1/en active Pending
- 2020-11-18 CN CN202080090726.2A patent/CN115280120A/zh active Pending
- 2020-11-18 EP EP20824790.8A patent/EP4062139A1/en active Pending
- 2020-11-18 US US17/777,931 patent/US20230001409A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN115280120A (zh) | 2022-11-01 |
CA3158725A1 (en) | 2021-05-27 |
CA3224960A1 (en) | 2021-05-27 |
EP4062139A1 (en) | 2022-09-28 |
US20230001409A1 (en) | 2023-01-05 |
WO2021102017A1 (en) | 2021-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102363178B1 (ko) | 비-침습적 물질 분석 | |
US20130237797A1 (en) | Device and method for determining a biological, chemical and/or physical parameter in a living biological tissue | |
JP2015519556A5 (ja) | ||
JPWO2013147038A1 (ja) | 物質特性測定装置 | |
JP2009281930A (ja) | 粒子濃度測定装置 | |
US11747201B2 (en) | Infrared spectrophotometer | |
Xiang et al. | Solid-state digital micro-mirror array spectrometer for Hadamard transform measurements of glucose and lactate in aqueous solutions | |
JP2023502246A (ja) | 菌体内毒素リーダの検証プレートおよび使用方法 | |
US6747276B2 (en) | Interference filter transmission wavelength scanning photometer | |
KR20170094146A (ko) | 개선된 생체 신호 획득을 위한 다중 스펙트럼 측정 기법 | |
JP6230017B2 (ja) | 発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置 | |
JP6061031B2 (ja) | 分光分析システムおよび該方法 | |
TW200526943A (en) | Precision correction of reflectance measurements | |
JP5086958B2 (ja) | 粒子物性測定装置 | |
RU132548U1 (ru) | Фотометр пламенный | |
JP2009229196A5 (ja) | ||
JP2017032317A (ja) | ガス濃度測定装置 | |
Gubarev et al. | Development and certification of an automated differential titration photocalorimeter | |
JP3128163U (ja) | 分光光度計 | |
CN117387767A (zh) | 一种应用于双光路的红外测温建模方法及装置 | |
JP2007178265A (ja) | 温度計測方法および温度計測装置 | |
JP2018040623A (ja) | 分光器、および温度測定装置 | |
JP3119256U (ja) | 分光器による測定装置 | |
RU2526795C1 (ru) | Фотометр пламенный | |
JP5994593B2 (ja) | 分光光度計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230904 |