JP2023183957A - 開き窓の開口制限ストッパー装置 - Google Patents

開き窓の開口制限ストッパー装置 Download PDF

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正芳 小澤
Masayoshi Ozawa
信幸 辻
Nobuyuki Tsuji
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Abstract

【課題】転落事故を防止でき、制限モードと制限解除モードとの切替操作が容易で、非常進入口となる開き窓にも使用できる開口制限ストッパー装置を提供する。【解決手段】アーム部材1、軸ユニット2、内部切替ユニット3及び外部切替ユニット4とから成り、アーム部材1は、揺動するアーム13を備え、軸ユニット2は、出没する係合軸22とアーム13との係脱に伴い制限モードと制限解除モードとを切り替える切替機構を構成し、内部切替ユニット3から操作される内部被操作部23と、外部切替ユニット4から操作される外部被操作部24とを備え、内部切替ユニット3は、内部操作片32及び内部切替ツマミ33を備え、外部切替ユニット4は、外部操作片42及び外部切替ツマミ43を備え、内部操作片32が制限位置にある制限モードであっても、外部操作片42によって、制限解除モードに切り替えられるものとする。【選択図】図3

Description

この発明は、開き窓の障子の開放を半開までに制限する機能と、全開にできる機能とを備えた開口制限ストッパー装置に関するものである。
オフィスビル、ホテル等の建物の窓には、障子が揺動して開閉される開き窓が多用されている。このような開き窓には、通常時、転落事故を防止しつつ換気を図るのに十分な半開までに制限する開口制限ストッパー装置が設けられており、特に、火災発生時における非常進入口となる開き窓には、室外側から障子を全開可能とする機能を備えた開口制限ストッパー装置が使用される。
下記特許文献1には、障子を全開可能とする機能を備えた開口制限ストッパー装置として、火災発生時に救助活動等を行うため、障子の室外側に設けた外部ハンドルを操作するだけで、施錠状態の障子を解錠し、全開可能とすることができるものが記載されている。
ところが、この開口制限ストッパー装置は、室内側からは障子を半開にすることしかできず、清掃時に障子を室内側から全開にすることができないという不都合がある。
また、下記特許文献2には、窓の周囲の縦枠に、障子の揺動範囲を制限するアームの取付部を昇降自在に設け、室内側と室外側に切換ノブ及び解除ノブをそれぞれ有するアームの取付部の昇降に伴い、障子の開放が半開までに制限される制限モードと、全開可能となる制限解除モードとを切り替える開口制限ストッパー装置が記載されている。
ところが、この開口制限ストッパー装置は、制限解除モードで障子を全開にした後、障子を閉めても、再度制限モードに戻さない限り、制限解除モードのままとなるため、不注意な操作により、意図せず障子が全開して転落事故が発生する恐れがある。
また、下記特許文献3には、障子の室内側に取り付けられる内部切替ユニットのツマミをスライドさせると、障子の戸先から係合軸が出没し、枠に対し揺動するアームと係合軸との係脱に伴い、障子の開放が半開までに制限される制限モードと、全開可能となる制限解除モードとが切り替えられる開口制限ストッパー装置において、内部切替ユニットにツマミのスライドを阻止して制限モードにロックする錠を備えたもの記載がされている。
ところが、この開口制限ストッパー装置は、内部切替ユニットの錠により制限モードにロックされていると、室外側から制限解除モードに切り替えることができないため、火災発生時における非常進入口となる開き窓に使用することができない。
特開2017-179830号公報 特開2005-256601号公報 特開2008-261152号公報
このように、上記先行技術文献には、転落事故防止のため自動で制限モードに復帰させる機能、清掃等の利便性のため室内側から制限解除モードとする機能、火災発生時の救助活動のため室外側から制限解除モードとする機能を兼ね備え、安全性及び利便性に優れた開き窓の開口制限ストッパー装置は開示されていない。
そこで、この発明は、転落事故を防止でき、制限モードと制限解除モードとの切替操作が容易で、非常進入口となる開き窓にも使用できる開口制限ストッパー装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、障子の戸先に対応する枠に取り付けられるアーム部材と、障子の戸先の框に内蔵される軸ユニットと、前記框の室内側に取り付けられる内部切替ユニットと、前記框の室外側に取り付けられる外部切替ユニットとから成り、
前記アーム部材は、前記枠への取付側を軸として揺動するアームを備え、
前記軸ユニットは、障子の戸先から出没する係合軸と前記アームとの係脱に伴い制限モードと制限解除モードとを切り替える切替機構を構成し、前記内部切替ユニットから操作される内部被操作部と、前記外部切替ユニットから操作される外部被操作部とを備え、
前記内部切替ユニットは、制限位置と制限解除位置との間の移動に伴い前記内部被操作部を操作する内部操作片及び内部切替ツマミを備え、
前記外部切替ユニットは、制限位置と制限解除位置との間の移動に伴い前記外部被操作部を操作する外部操作片及び外部切替ツマミを備え、
前記内部切替ユニットの内部操作片が制限位置にある制限モードであっても、前記外部切替ユニットの外部操作片によって、制限解除モードに切り替えられるものとしたのである。
また、前記アームには、室外側の端縁に沿って傾斜ガイド面が設けられ、
制限解除モードで全開した障子を閉じる際、付勢力により突出している前記係合軸が前記アームの傾斜ガイド面に摺接しつつ付勢力に抗して没入した後、突出することにより前記アームに係合して、制限モードに自動的に復帰するものとしたのである。
さらに、前記内部切替ユニットの内部操作片及び/又は内部切替ツマミ、並びに、前記外部切替ユニットの外部操作片及び/又は外部切替ツマミは、制限解除位置から制限位置に復帰する方向に付勢されているものとしたのである。
そのほか、前記軸ユニットの内部被操作部及び外部被操作部のうち、いずれか一方が係合軸の軸線上に位置し、他方が係合軸の軸線から分岐するように離れて位置しており、
障子に固定される前記軸ユニットの基体に対して、前記係合軸、内部被操作部及び外部被操作部が一体として移動するものとしたのである。
そして、前記内部切替ユニットは、前記内部操作片及び/又は前記内部切替ツマミの移動を阻止して制限モードにロックする錠を備えるものとしたのである。
この発明に係る開き窓の開口制限ストッパー装置では、内部切替ユニットにより、室内側からは障子の開放が半開までに制限される制限モードであっても、外部切替ユニットの外部切替ツマミを操作すると、障子が全開可能となる制限解除モードに切り替えられる。
このため、転落事故を防止しつつ、火災発生時等における室外側からの障子の開放が可能となり、非常進入口となる開き窓にも使用できる。
また、清掃作業等の後、制限解除モードで全開した障子を閉じる際、障子の開放が半開までに制限される制限モードに自動的に復帰するので、制限モードへの切り替え忘れにより障子が全開されて、転落事故の危険が生じる事態を防止できる。
この発明の実施形態に係る開口制限ストッパー装置の開き窓への取付状態を室内側から示す図 同上の開き窓への取付状態を室外側から示す図 同上の開口制限ストッパー装置の制限モードにおける全体構成を示す図 同上のアーム部材を示す図 同上の軸ユニットを示す図 同上の内部切替ユニットの錠の(a)ロック解除状態、(b)ロック状態をそれぞれ示す背面図 同上の制限モードで障子を半開した状態を示す開き戸の平面図 同上の室内側から制限解除モードにする操作を示す図 同上の制限解除モードで障子を全開した状態を示す開き戸の平面図 同上のロック状態で室外側から制限解除モードにする操作を示す図 同上の制限モードへの自動復帰過程を示す平面図
<概要>
図1及び図2に示す開口制限ストッパー装置は、開口枠50の一側の縦軸をヒンジとして障子60が開閉する開き窓(縦すべり出し窓等を含む)に適用されるものである。図示のものでは、開き窓の室内側から見て左側に適用されているが、右側に適用されることもある。また、横軸をヒンジとして障子60が開閉する開き窓(横すべり出し窓等を含む)の下側に適用されることもある。
開口枠50は、左右一対の縦方向の枠51,52と、上下一対の横方向の枠53,54とが方形状に組まれたものであり、障子60は、左右一対の縦方向の框61,62と、上下一対の横方向の框63,64とが方形状に組まれて、その内側に窓ガラスが嵌め込まれたものである。障子60の戸先側の框61には、室内側及び室外側にそれぞれ開閉用のハンドル65,66が設けられている。
<開口制限ストッパー装置の構成>
(全体構成)
図3に示すように、この開口制限ストッパー装置は、障子60の戸先に対応する開口枠50の枠51に取り付けられるアーム部材1と、障子60の戸先の框61に内蔵される軸ユニット2と、框61の室内側に取り付けられる内部切替ユニット3と、框61の室外側に取り付けられる外部切替ユニット4とから構成されている。
(アーム部材)
図3及び図4に示すように、アーム部材1は、枠51に固定されるブラケット11に揺動軸12を介してアーム13が揺動自在に連結され、アーム13はねじりコイルばね12aにより復帰方向に付勢されている。アーム13に形成されたガイドスロット14は、揺動中心寄りの端部に大きく開口した係脱穴部14aを有し、係脱穴部14aに連通してガイド溝14bが先端側へ弧状に延びた形状とされている。
アーム13には、室外側となる端縁に沿って、傾斜ガイド面15が設けられている。傾斜ガイド面15は、枠51への取付側の面から障子60の戸先へ接近する方向に傾斜している。アーム13の先端部には、枠51への取付側の面に、ばね性を有する押圧板16がガイド溝14bの終端部に被さるように設けられている。
アーム13の先端部には、障子60の開閉に際し、接触する框61のシール用のゴムを傷めないように、滑らかな傾斜面が形成されている。
(軸ユニット)
図3及び図5に示すように、軸ユニット2は、箱状の基体21が障子60の戸先の框61に固定され、基体21に対するスライドに伴い障子60の戸先から出没する係合軸22を備えると共に、係合軸22を出没させる操作部として、内部切替ユニット3から操作される内部被操作部23と、外部切替ユニット4から操作される外部被操作部24とを備えたものとされている。
係合軸22は、頭部にフランジ22aを有する形状とされ、框61に収まるように、内部被操作部23は、係合軸22の軸線上に延びる細い軸の端部のフランジとされて基体21の側面から露出し、外部被操作部24は、係合軸22から二股に分岐して基体21の上下に突出している。
基体21に対して、係合軸22、内部被操作部23及び外部被操作部24は、一体として係合軸22の軸線方向にスライドし、係合軸22が突出する方向に圧縮コイルばね25で付勢されている。
図3及び図4に示すように、係合軸22のフランジ22aは、アーム13の大きく開口した係脱穴部14aを通過可能とされ、幅の狭いガイド溝14bを通過することができない。障子60を閉じた状態では、枠51に沿ったアーム13の係脱穴部14aに対応して係合軸22が位置している。
そして、これらの部材を要素として、障子60の戸先から突出した係合軸22がガイドスロット14にスライド自在に挿入されてアーム13に係合することにより、障子60の開放が半開までに制限される制限モードと、没入した係合軸22がガイドスロット14の係脱穴部14aから抜け出してアーム13から離脱することにより、障子60が全開可能となる制限解除モードとを切り替える切替機構が構成されている。
(内部切替ユニット)
図3に示すように、内部切替ユニット3は、框61の室内側の面に固定される基体31に、制限モードとする制限位置と制限解除モードとする制限解除位置との間での移動に伴い、軸ユニット2の内部被操作部23を圧縮コイルばね25の付勢力に抗して押し又は離すことにより、制限モードと制限解除モードの切替操作を行う小さな二股状の内部操作片32を備えると共に、これと一体化した内部切替ツマミ33を備えている。
内部切替ツマミ33は、基体31に組み込まれた圧縮コイルばね34により、基体31に引っ込む初期位置である制限位置に復帰する方向に付勢されている。
また、図3及び図6に示すように、内部切替ユニット3は、内部操作片32及び内部切替ツマミ33のスライドを阻止して制限モードにロックする錠35を備えている。錠35は、鍵穴を有し回転するシリンダ35aと、その回転に伴い昇降して内部操作片32及び内部切替ツマミ33のスライドを許容又は阻止するロック片35bとから成り、別途用意した鍵(図示省略)によりロック解除状態(図6(a)参照)とロック状態(図6(b)参照)とを切り替える操作が行われる。
(外部切替ユニット)
図3に示すように、外部切替ユニット4は、框61の室外側の面に固定される基体41に、制限モードとする制限位置と制限解除モードとする制限解除位置との間での移動に伴い、軸ユニット2の外部被操作部24を圧縮コイルばね25の付勢力に抗して押し又は離すことにより、制限モードと制限解除モードの切替操作を行う大きな二股状の外部操作片42を備えると共に、これと一体化した外部切替ツマミ43を備えている。
外部操作片42は、基体41に組み込まれた圧縮コイルばね44により、初期位置である制限位置に復帰する方向に付勢されている。
<制限モードにおける障子の半開>
図1に鎖線で示すように、内部切替ツマミ33を操作することなく、室内側のハンドル65を回して、障子60の戸先側を押し出すように開けると、図4に示すように、係合軸22がガイドスロット14の係脱穴部14aからガイド溝14bに進入する。
続いて、アーム13の下端側が迫り出すような揺動に伴い、係合軸22のフランジ22aがガイド溝14bの両側縁に臨む部分でアーム13に係合した状態で、ガイド溝14bに沿って係合軸22がスライドし、障子60が開かれる。
そして、係合軸22がガイド溝14bの終端に達した時点で、障子60を開けられなくなり、図7に示すように、障子60の開放が半開までに制限されるので、転落事故の発生が防止される。
障子60が半開となった状態では、係合軸22のフランジ22aがアーム13とばね性を有する押圧板16とで挟み込まれて、ガイド溝14bの周端部に係合軸22が保持され、障子60が風に煽られて突然閉じてしまう現象が防止される。
なお、図6(b)に示すように、特定の者(建物の管理者等)だけが保有する鍵によって内部切替ユニット3の錠35をロック状態にすると、障子60の開放が半開までに制限される制限モードに固定され、鍵を持たない一般の者は、後述のように制限解除モードにして障子60を全開にすることができないので、不測の転落事故等を防止できる。
<室内側からの障子の全開>
窓ガラスの清掃等に際して、室内側からの制限解除モードとするには、図6(a)に示すように、内部切替ユニット3の錠35をロック解除状態にして、内部操作片32及び内部切替ツマミ33のスライドが許容されるようにしておき、図8に示すように、内部切替ツマミ33を制限位置から制限解除位置へスライドさせる。
これにより、内部操作片32が内部被操作部23を圧縮コイルばね25の付勢力に抗して押し、これに伴い没入した係合軸22のフランジ22aがガイドスロット14の係脱穴部14aを通過して、係合軸22がアーム13から離脱する。なお、その際、係合軸22と共に外部被操作部24もスライドするが、外部操作片42の位置は変わらない。
そして、図1に示すように、室内側のハンドル65を回して、障子60の戸先側を押し出すように開けると、図9に示すように、障子60を全開することができる。このとき、係合軸22が係脱穴部14aから抜け出して室外側へ移動するまで、内部切替ツマミ33を制限解除位置へスライドさせた状態を維持しておく必要がある。つまり、一方の手でハンドル65を押し出して障子60が開くまでの間、他方の手で内部切替ツマミ33がスライドした状態を保持する必要がある。
このように、制限解除モードとして、障子60を全開すると、障子60がフリクションステーで支持されるすべり出し窓のように、障子60の吊元側において、開口枠50の枠52と障子60の框62の間に隙間が確保される場合には、障子60の窓ガラスの室外側の面の汚れを室内側から容易に拭き取ることができる。
<室外側からの障子の全開>
火災発生等において室外側から障子の開放を行う際には、図10に示すように、外部切替ユニット4の外部切替ツマミ43を、制限位置から制限解除位置へスライドさせる。なお、障子が半開の場合は、室外側のハンドル66で一旦障子を閉鎖する。
このとき、内部切替ユニット3の内部操作片32が制限位置にある制限モードであっても、さらには、図6(b)に示すように、内部切替ユニット3の錠35がロック状態とされて、図10に示すように、内部操作片32がロック片35bで制限位置にロックされていても、係合軸22は内部操作片32に拘束されることがないので、外部切替ユニット4の外部切替ツマミ43は、内部切替ユニット3の内部操作片32及び内部切替ツマミ33とは独立して、制限位置から制限解除位置へスライドさせることができるので、制限解除モードに切り替えることができる。
外部切替ツマミ43を制限位置から制限解除位置へ移動するようにスライドさせると、外部操作片42が軸ユニット2の外部被操作部24を圧縮コイルばね25の付勢力に抗して押し、これに伴い、没入した係合軸22のフランジ22aがガイドスロット14の係脱穴部14aを通過して、係合軸22がアーム13から離脱する。
そして、図2に示すように、室外側のハンドル66を回して、障子60の戸先側を室外へ引っ張るように開けると、図9に示すように、障子60を全開することができる。このとき、係合軸22が係脱穴部14aから抜け出して室外側へ移動するまで、外部切替ツマミ43を制限解除位置へスライドさせた状態を維持しておく必要がある。つまり、一方の手でハンドル66を引っ張って障子60が開くまでの間、他方の手で外部切替ツマミ43がスライドした状態を保持する必要がある。
このように、この開口制限ストッパー装置は、室内側において制限モードやロック状態となっていても、室外側から障子60が全開可能となる制限解除モードに切り替えられるので、転落事故を防止しつつ、火災発生等の非常時に室外側からの障子の開放が可能となり、非常進入口となる開き窓にも使用できる。
<制限モードへの自動復帰>
清掃作業等の終了後、全開した障子60を閉じる際には、図11に示すように、圧縮コイルばね25の付勢力により突出している係合軸22は、枠51に沿った位置に待機しているアーム13の傾斜ガイド面15に摺接しつつ、圧縮コイルばね25の付勢力に抗して没入する。
そして、係合軸22がガイドスロット14の係脱穴部14aに達すると、係合軸22は圧縮コイルばね25の付勢力により突出し、係合軸22のフランジ22aが係脱穴部14aを通過して、係合軸22がガイドスロット14に挿入されるので、何ら操作を行わなくても、制限モードに自動的に復帰する。
このため、制限モードへの切り替え忘れにより障子60が全開されてしまうことによる転落事故の危険が生じる事態を防止できる。
なお、制限モードへの自動復帰の過程において、内部切替ユニット3の内部切替ツマミ33及び外部切替ユニット4の外部切替ツマミ43は、軸ユニット2の係合軸22や内部被操作部23及び外部被操作部24のスライドに影響されることなく、付勢力により初期位置である制限位置に保持されており、内部切替ユニット3の内部切替ツマミ33が基体31の側面から張り出さないので、衣服等に引っ掛けて破損することがない。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、記載した実施形態においては、軸ユニット2の内部被操作部23が係合軸22の軸線上に位置すると共に、外部被操作部24が係合軸22の軸線から分岐するように離れて位置するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸ユニット2の外部被操作部24が係合軸22の軸線上に位置すると共に、内部被操作部23が係合軸22の軸線から分岐するように離れて位置するように構成してもよい。
また、記載した実施形態は錠35を備えているが、本発明は、錠35を備えていない開口制限ストッパー装置にも適用可能である。
さらに、記載した実施形態では、錠35によって駆動されるロック片35bは、内部切替ツマミ33と一体化した内部操作片32のスライドを許容又は阻止する構成としたが、内部切替ツマミ33と内部操作片32を2つの部品に分割して、いずれか一方のみのスライドを許容又は阻止する構成としてもよい。また、外部切替ツマミ43と外部操作片42を2つの部品に分割した構成としてもよい。
1 アーム部材
2 軸ユニット
3 内部切替ユニット
4 外部切替ユニット
11 ブラケット
12 揺動軸
12a ねじりコイルばね
13 アーム
14 ガイドスロット
14a 係脱穴部
14b ガイド溝
15 傾斜ガイド面
16 押圧板
21 基体
22 係合軸
22a フランジ
23 内部被操作部
24 外部被操作部
25 圧縮コイルばね
31 基体
32 内部操作片
33 内部切替ツマミ
34 圧縮コイルばね
35 錠
35a シリンダ
35b ロック片
41 基体
42 外部操作片
43 外部切替ツマミ
44 圧縮コイルばね
50 開口枠
51,52,53,54 枠
60 障子
61,62,63,64 框
65,66 ハンドル

Claims (5)

  1. 障子の戸先に対応する枠に取り付けられるアーム部材(1)と、障子の戸先の框に内蔵される軸ユニット(2)と、前記框の室内側に取り付けられる内部切替ユニット(3)と、前記框の室外側に取り付けられる外部切替ユニット(4)とから成り、
    前記アーム部材(1)は、前記枠への取付側を軸として揺動するアーム(13)を備え、
    前記軸ユニット(2)は、障子の戸先から出没する係合軸(22)と前記アーム(13)との係脱に伴い制限モードと制限解除モードとを切り替える切替機構を構成し、前記内部切替ユニット(3)から操作される内部被操作部(23)と、前記外部切替ユニット(4)から操作される外部被操作部(24)とを備え、
    前記内部切替ユニット(3)は、制限位置と制限解除位置との間の移動に伴い前記内部被操作部(23)を操作する内部操作片(32)及び内部切替ツマミ(33)を備え、
    前記外部切替ユニット(4)は、制限位置と制限解除位置との間の移動に伴い前記外部被操作部(24)を操作する外部操作片(42)及び外部切替ツマミ(43)を備え、
    前記内部切替ユニット(3)の内部操作片(32)が制限位置にある制限モードであっても、前記外部切替ユニット(4)の外部操作片(42)によって、制限解除モードに切り替えられる開き窓の開口制限ストッパー装置。
  2. 前記アーム(13)には、室外側の端縁に沿って傾斜ガイド面(15)が設けられ、
    制限解除モードで全開した障子を閉じる際、付勢力により突出している前記係合軸(22)が前記アーム(13)の傾斜ガイド面(15)に摺接しつつ付勢力に抗して没入した後、突出することにより前記アーム(13)に係合して、制限モードに自動的に復帰することを特徴とする請求項1に記載の開き窓の開口制限ストッパー装置。
  3. 前記内部切替ユニット(3)の内部操作片(32)及び/又は内部切替ツマミ(33)、並びに、前記外部切替ユニット(4)の外部操作片(42)及び/又は外部切替ツマミ(43)は、制限解除位置から制限位置に復帰する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の開き窓の開口制限ストッパー装置。
  4. 前記軸ユニット(2)の内部被操作部(23)及び外部被操作部(24)のうち、いずれか一方が係合軸(22)の軸線上に位置し、他方が係合軸(22)の軸線から分岐するように離れて位置しており、
    障子に固定される前記軸ユニット(2)の基体(21)に対して、前記係合軸(22)、内部被操作部(23)及び外部被操作部(24)が一体として移動することを特徴とする請求項1に記載の開き窓の開口制限ストッパー装置。
  5. 前記内部切替ユニット(3)は、前記内部操作片(32)及び/又は前記内部切替ツマミ(33)の移動を阻止して制限モードにロックする錠(35)を備えたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の開き窓の開口制限ストッパー装置。
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