JP2023183158A - 化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿性に優れ、べたつきを感じることなく、皮膚や毛髪をなめらかにする化粧料組成物を提供する。【解決手段】(A)セイヨウナシ果汁発酵液および(B)オリブ油、シア脂、ヒポファエラムノイデス種子油、ハッカ油またはオレンジ油から選ばれる1種以上を含有し、前記(A)成分の含有量が0.0001~0.2質量%(固形分換算)であり、前記(B)成分の含有量が0.001~2質量%である化粧料組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、保湿性に優れ、べたつきを感じることなく、皮膚や毛髪をなめらかにする化粧料組成物に関する。
従来、皮膚や毛髪の乾燥を防ぐために、数多くの植物油や植物抽出物の化粧料等への応用が検討されてきた。その中でも植物油は保湿効果に優れていることが知られ、広く用いられてきた(特許文献1)。近年では、植物から抽出したエキスを麹菌や乳酸菌等で発酵させた発酵液を含有する化粧料が、イメージの良さから消費者のニーズも高く、広く知られている。このような化粧料としては、例えばヨモギ属に属する植物の麹菌による発酵液を含有した化粧料が挙げられる(特許文献2)。
特開2018-52848号公報 特開2020-164491号公報
しかしながら、上記特許文献において保湿効果は得られているものの、特許文献1の植物油を化粧料へ含有した場合、べたつきを感じることがあった。また特許文献2の発酵液を化粧料へ含有した場合、皮膚や毛髪のなめらかさが損なわれることがあった。
本発明者は、上記問題を解決するため鋭意検討した結果、(A)セイヨウナシ果汁発酵液および(B)オリブ油、シア脂、ヒポファエラムノイデス種子油、ハッカ油またはオレンジ油から選ばれる1種以上を含有することで、保湿性に優れ、べたつきを感じることなく、皮膚や毛髪をなめらかにすることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、保湿性に優れ、べたつきを感じることなく、皮膚や毛髪をなめらかにする化粧料組成物を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
本発明は、(A)セイヨウナシ果汁発酵液および(B)オリブ油、シア脂、ヒポファエラムノイデス種子油、ハッカ油またはオレンジ油から選ばれる1種以上を含有し、前記(A)成分の含有量が0.0001~0.2%(固形分換算)であり、前記(B)成分の含有量が0.001~2%である化粧料組成物である。
本発明は、保湿性およびべたつきのなさの観点から、(A)セイヨウナシ果汁発酵液を含有する。
本発明で用いられる前記(A)成分は、セイヨウナシ(Pyrus communis Linne(Rosaceae)の果実より得られた果汁を乳酸桿菌(Lactobacillus plantarum)で発酵して得られたものである。
本発明で用いられる前記(A)成分は、公知の製造方法で得ることができ、市販されているものを使用することができる。
本発明で用いられる前記(A)成分の市販品としては、例えば、ファーメンテージ セイヨウナシ B(一丸ファルコス株式会社製)等があげられる。
本発明で用いられる前記(A)成分の含有量は、0.0001~0.2%(固形分換算)、好ましくは0.0005~0.1%(固形分換算)、より好ましくは0.001~0.05%(固形分換算)がよい。前記(A)成分が0.0001%未満の場合、保湿性およびべたつきのなさを得ることができない。前記(A)成分が0.2%を超える場合、なめらかさが得られない。
本発明は、保湿性およびなめらかさの観点から、(B)オリブ油、シア脂、ヒポファエラムノイデス種子油、ハッカ油またはオレンジ油から選ばれる1種以上を含有する。
本発明で用いられる前記(B)成分は、保湿性およびなめらかさを向上させる観点から、オリブ油が好ましい。
本発明で用いられる前記(B)成分の含有量は、0.001~2%、好ましくは0.005~1%、より好ましくは0.01~0.5%がよい。前記(B)成分が0.001%未満の場合、保湿性およびなめらかさが得られない。前記(B)成分が2%を超える場合、べたつきを感じる。
本発明の化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内で、前記成分の他、通常化粧品に用いられる成分として、界面活性剤、高分子、前記(B)成分以外の油性成分、高級アルコール、シリコーン油、多価アルコール、アルコール類、pH調整剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、防腐剤、清涼剤、増粘剤、ビタミン類、植物抽出物、タンパク質加水分解物、着色剤等を含有することが可能であり、これらは1種以上含有してもよい。
本発明の化粧料組成物の剤型は任意であり、例えば、乳液、クリ-ム、ロ-ション、化粧水、パック、美容液、洗浄料、メイクアップ化粧料等の各種化粧料;液剤、軟膏、粉末、顆粒、エアゾ-ル剤、貼付剤、パップ剤等の様々な形態の化粧料が挙げられる。
本発明の化粧料組成物は、皮膚や毛髪に適用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
本明細書に示す評価試験において、化粧料組成物に含まれる成分および、その含有量を種々変更しながら実施した各種の実験結果を以下に示す。なお、化粧料組成物の各成分の含有量を示す単位は全て質量%であり、これを常法にて調製した。
本明細書に示す評価試験において、皮膚に対する「保湿性」、「べたつきのなさ」および「なめらかさ」について下記の方法で評価した。
「保湿性」
パネラー5名が、20℃に調温した化粧料組成物を20℃、湿度50%の条件下で、内腕に0.2g塗布し、手で3cm四方に伸ばした後のしっとり感を、官能にて5点(非常に良好)、4点(良好)、3点(やや良好)、2点(やや不良)、1点(不良)の5段階で評価して全員の平均点を算出した後、下記平均点の判定基準に従って判定した。
(平均点の判定基準)
4.0点以上 : 5
3.5点以上4.0点未満: 4
3.0点以上3.5点未満: 3
2.0点以上3.0点未満: 2
2.0点未満 : 1
「べたつきのなさ」
パネラー5名が、20℃に調温した化粧料組成物を20℃、湿度50%の条件下で、内腕に0.2g塗布して手で伸ばした後のべたつきのなさを、官能にて5点(非常に良好)、4点(良好)、3点(やや良好)、2点(やや不良)、1点(不良)の5段階で評価して全員の平均点を算出した後、下記平均点の判定基準に従って判定した。
(平均点の判定基準)
4.0点以上 : 5
3.5点以上4.0点未満: 4
3.0点以上3.5点未満: 3
2.0点以上3.0点未満: 2
2.0点未満 : 1
「なめらかさ」
パネラー5名が、20℃に調温した化粧料組成物を20℃、湿度50%の条件下で、内腕に0.2g塗布して手で伸ばした後のなめらかさを、官能にて5点(非常に良好)、4点(良好)、3点(やや良好)、2点(やや不良)、1点(不良)の5段階で評価して全員の平均点を算出した後、下記平均点の判定基準に従って判定した。
(平均点の判定基準)
4.0点以上 : 5
3.5点以上4.0点未満: 4
3.0点以上3.5点未満: 3
2.0点以上3.0点未満: 2
2.0点未満 : 1
Figure 2023183158000001
表1に示す実施例1~7から、「保湿性」、「べたつきのなさ」および「なめらかさ」について良好な結果を得ることが確認された。
Figure 2023183158000002
表2に示す実施例8~17から、「保湿性」、「べたつきのなさ」および「なめらかさ」について良好な結果を得ることが確認された。
実施例18~22を使用して各種試験を行っても、「保湿性」、「べたつきのなさ」および「なめらかさ」の良好な結果を得ることが確認された。
実施例18(ハンドクリーム)
成 分 含有量(%)
(A)セイヨウナシ果汁発酵液(固形分換算) 0.010
(B)オリブ油 0.010
(B)シア脂 0.010
シア脂エチルエステルズ 0.010
シア脂エキス 0.010
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 3.000
ミリスチン酸オクチルドデシル 3.000
ステアリン酸ステアリル 3.000
セタノール 2.000
ステアリルアルコール 2.000
ステアリン酸 0.900
メチルポリシロキサン 0.750
メチルフェニルポリシロキサン 0.600
モノステアリン酸ソルビタン 1.100
自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.200
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 2.300
ワセリン 2.000
エデト酸二ナトリウム 0.040
濃グリセリン 3.000
1,3-ブチレングリコール 7.000
パラオキシ安息香酸メチル 0.300
カルボキシビニルポリマー 0.150
水酸化カリウム 0.080
香料 1.000
黄4 0.001
赤106 0.001
アルニカエキス 0.010
キューカンバーエキス(1) 0.010
セイヨウキズタエキス 0.010
セイヨウニワトコエキス 0.010
ゼニアオイエキス 0.010
パリエタリアエキス 0.010
グリチルリチン酸ジカリウム 0.010
水 66.458
合 計 100.000
実施例19(ボディミルク)
成 分 含有量(%)
(A)セイヨウナシ果汁発酵液(固形分換算) 0.010
(B)オリブ油 0.010
(B)シア脂 0.010
シア脂エチルエステルズ 0.010
シア脂エキス 0.010
ワセリン 3.000
トリイソステアリン酸ジグリセリル 1.500
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.000
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 1.000
硬化ナタネ油アルコール 0.050
親油型モノステアリン酸グリセリル 0.400
モノイソステアリン酸ソルビタン 0.200
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.150
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/
メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー 0.150
キサンタンガム 0.100
L-アルギニン 0.150
エデト酸二ナトリウム 0.050
トリメチルグリシン 2.000
1,3-ブチレングリコール 7.000
パラオキシ安息香酸メチル 0.300
濃グリセリン 15.000
アルニカエキス 0.001
キューカンバーエキス(1) 0.001
セイヨウキズタエキス 0.001
セイヨウニワトコエキス 0.001
ゼニアオイエキス 0.001
パリエタリアエキス 0.001
グリチルリチン酸ジカリウム 0.001
香料 0.400
精製水 67.493
合計 100.000
実施例20(ボディ用化粧水)
成 分 含有量(%)
(A)セイヨウナシ果汁発酵液(固形分換算) 0.01
(B)オリブ油 0.01
(B)ヒポファエラムノイデス種子油 0.01
POE(24)POP(13)デシルテトラデシルエーテル 2.00
プロピレングリコール 5.00
エタノール 10.00
トリメチルグリシン 2.00
1,3-ブチレングリコール 2.00
クエン酸 0.12
クエン酸ナトリウム 0.10
エデト酸二ナトリウム 0.01
安息香酸ナトリウム 0.40
アルニカエキス 0.01
キューカンバーエキス(1) 0.01
セイヨウキズタエキス 0.01
セイヨウニワトコエキス 0.01
ゼニアオイエキス 0.01
パリエタリアエキス 0.01
香料 1.00
精製水 77.28
合計 100.00
実施例21(ヘアオイル)
成 分 含有量(%)
(A)セイヨウナシ果汁発酵液(固形分換算) 0.010
(B)オリブ油 0.010
無水エタノール 17.500
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 0.100
ポリオキシエチレンアルキル(12~14)エーテル(3E.O.) 0.003
d-δ-トコフェロール 0.020
アルニカエキス 0.001
キューカンバーエキス(1) 0.001
セイヨウキズタエキス 0.001
セイヨウニワトコエキス 0.001
ゼニアオイエキス 0.001
パリエタリアエキス 0.001
γ-ドコサラクトン 0.001
1,3-ブチレングリコール 0.001
フェノキシエタノール 0.001
精製水 0.017
香料 0.650
ラウリン酸メチルヘプチル 81.681
合 計 100.000
実施例22(ヘアバーム)
成 分 含有量(%)
(A)セイヨウナシ果汁発酵液(固形分換算) 0.010
(B)オリブ油 0.010
トリステアリン酸グリセリル 10.000
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10 0.800
ヒマワリ種子ロウ 3.800
キャンデリラロウ 0.695
コメヌカロウ 0.160
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル
/ステアリル/ベヘニル) 23.980
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 19.099
パルミチン酸メチルヘプチル 10.000
トコフェロール 0.020
パラフィン 0.140
γ-ドコサラクトン 0.001
フェノキシエタノール 0.001
BG 0.001
アルニカエキス 0.010
キューカンバーエキス(1) 0.010
セイヨウキズタエキス 0.010
セイヨウニワトコエキス 0.010
ゼニアオイエキス 0.010
パリエタリアエキス 0.010
香料 0.550
水 0.001
ミリスチン酸オクチルドデシル 30.672
合計 100.000
本発明は、保湿性に優れ、べたつきを感じることなく、皮膚や毛髪をなめらかにする化粧料組成物を提供することができる。

Claims (1)

  1. (A)セイヨウナシ果汁発酵液および(B)オリブ油、シア脂、ヒポファエラムノイデス種子油、ハッカ油またはオレンジ油から選ばれる1種以上を含有し、前記(A)成分の含有量が0.0001~0.2質量%(固形分換算)であり、前記(B)成分の含有量が0.001~2質量%である化粧料組成物。
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