JP2023182873A - 過給機 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却時に発生するシール部材の熱応力を低減する過給機を提供する。【解決手段】過給機1は、タービンハウジング4と、タービンハウジング4内でガスの流路面積を調整する可変ノズルユニット25と、タービンハウジング4と可変ノズルユニット25との隙間Gをシールするためのシール部材45と、を備え、シール部材45は、タービン2の回転軸線H方向から見て、タービンハウジング4の円柱面53に内周側を全長に亘って当接させ円柱面53の周囲でC字状に延在する。【選択図】図2
Description
本発明は、過給機に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の過給機が知られている。この過給機は、タービン翼車を収容するタービンハウジングと、タービンハウジングの内側に配置された可変ノズルユニットと、を備えている。可変ノズルユニットはノズルベーンを駆動してタービン翼車に流入するガスの流路面積を調整する。タービンハウジングと可変ノズルユニットとの隙間には、タービン翼車の回転軸線方向から見て円環状をなすシール部材が挟み込まれることで、上記隙間がシールされている。
上記の過給機において、シール部材は、可変ノズルユニットとタービンハウジングとの間に隙間なく挿入される。過給機の運転停止後の冷却時には、比表面積が大きい部品であるシール部材が、タービンハウジングに比較して早く温度低下する。このため、シール部材は、このシール部材が当接しているタービンハウジングの部位に比較して早く熱収縮し、このタービンハウジングとの熱収縮の差によって、シール部材には熱応力が発生する。
例えば、図8は、この種の過給機の一例について行ったシミュレーション結果のイメージ図であり、グラフ201はシール部材の温度変化、グラフ202はシール部材の周方向応力の変化を示す。図8に示されるように、t=t1で過給機が運転停止されると、シール部材の温度が低下していく。この温度低下に伴って、シール部材の周方向応力が大きくなり、ピークに達する。近年では、従来よりも高温環境下で過給機を運転することが要求されている。この場合、上記のようなシール部材に作用する熱応力は大きくなり、シール部材の損傷の原因にもなり得る。そして、このようなシール部材の損傷を予防すべく、シール部材の材料には破断強度が大きいものを選択する必要があるので、シール部材の材料選択の幅が狭くなってしまうという問題もある。
このような問題に鑑み、本発明は、冷却時に発生するシール部材の熱応力を低減する過給機を提供することを目的とする。
本発明の過給機は、タービンハウジングと、タービンハウジング内のガスの流路に配置されるノズルベーンを駆動する可変ノズルユニットと、タービンハウジングと可変ノズルユニットとの隙間をシールするためのシール部材と、を備え、シール部材は、タービンの回転軸線方向から見て、タービンハウジング又は可変ノズルユニットのうちの何れか一方の一部位である所定部位に対し内周側を全長に亘って当接させ所定部位の周囲でC字状に延在する。
シール部材の外周側は、タービンハウジング又は可変ノズルユニットのうちの他方に対し全長に亘って当接していることとしてもよい。また、タービンの高圧部と低圧部とが隙間によって接続され、隙間はシール部材によって高圧部側と低圧部側とに仕切られ、シール部材の断面は高圧部側に開いた開口部を有する形状をなすこととしてもよい。
シール部材は、タービンハウジング及び可変ノズルユニットから取り外された状態において、延在方向の中央で曲率が最小であり延在方向の両端に近づくに従って曲率が大きくなる形状をなすこととしてもよい。
本発明によれば、冷却時に発生するシール部材の熱応力を低減する過給機を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の可変容量型過給機の実施形態について説明する。なお、各図面においては、構成要素の特徴を誇張して描写する場合があるため、図面上の各部位の寸法比は必ずしも実物とは一致しない。
図1に示される可変容量型過給機1は、例えば、船舶や車両の内燃機関に適用されるものである。図1に示されるように、可変容量型過給機1は、タービン2とコンプレッサ3とを備えている。タービン2は、タービンハウジング4と、タービンハウジング4に収納されたタービン翼車6と、を備えている。タービンハウジング4は、タービン翼車6の周囲において周方向に延びるスクロール流路16を有している。コンプレッサ3は、コンプレッサハウジング5と、コンプレッサハウジング5に収納されたコンプレッサ翼車7と、を備えている。コンプレッサハウジング5は、コンプレッサ翼車7の周囲において周方向に延びるスクロール流路17を有している。
タービン翼車6は回転軸14の一端に設けられており、コンプレッサ翼車7は回転軸14の他端に設けられている。タービンハウジング4とコンプレッサハウジング5との間には、軸受ハウジング13が設けられている。回転軸14は、軸受15を介して軸受ハウジング13に回転可能に支持されており、回転軸14、タービン翼車6及びコンプレッサ翼車7が一体の回転体12として回転軸線H周りに回転する。
タービンハウジング4には、排気ガス流入口(図示せず)及び排気ガス流出口10が設けられている。内燃機関(図示せず)から排出された排気ガス(流体)が、排気ガス流入口を通じてタービンハウジング4内に流入し、スクロール流路16を通じてタービン翼車6に流入し、タービン翼車6を回転させる。その後、排気ガスは、排気ガス流出口10を通じてタービンハウジング4外に流出する。
コンプレッサハウジング5には、吸入口9及び吐出口(図示せず)が設けられている。上記のようにタービン翼車6が回転すると、回転軸14を介してコンプレッサ翼車7が回転する。回転するコンプレッサ翼車7は、吸入口9を通じて外部の空気を吸入する。この空気が、コンプレッサ翼車7及びスクロール流路17を通過して圧縮され吐出口から吐出される。吐出口から吐出された圧縮空気は、前述の内燃機関に供給される。
以下の説明において、単に「軸方向」、「径方向」、「周方向」等と言うときには、それぞれ、タービン翼車6の回転軸線方向、回転径方向、回転周方向を意味するものとする。また、「上流」、「下流」などと言うときには、スクロール流路16における排気ガスの上流、下流を意味するものとする。
図1~図4を参照しながら、タービン2について更に説明する。タービン2は可変容量型タービンであり、スクロール流路16とタービン翼車6とを接続するガス流入路21には、可動のノズルベーン23が設けられている。複数のノズルベーン23が回転軸線Hを中心とする円周上に配置されており、各々のノズルベーン23は回転軸線Hに平行な軸線周りに回動する。上記のようにノズルベーン23が回動することで、タービン2に導入される排気ガスの流量に応じてガス流路の断面積が最適に調整される。
このためタービン2は、ノズルベーン23を駆動するための可変ノズルユニット25を備えている。可変ノズルユニット25は、タービンハウジング4の内側に嵌め込まれており、タービンハウジング4と軸受ハウジング13とで挟み込まれて固定される。可変ノズルユニット25は、上記ノズルベーン23と、ノズルベーン23を軸方向に挟む第1ノズルリング31及び第2ノズルリング32と、を有している。第1ノズルリング31と第2ノズルリング32とは、それぞれタービン翼車6を周方向に囲むリング状を成している。
第1ノズルリング31と第2ノズルリング32とで挟まれた領域が前述のガス流入路21を構成する。第1ノズルリング31には、各ノズルベーン23の回動軸23aが回転可能に挿通されており、第1ノズルリング31は各ノズルベーン23を片持ちで軸支している。第1ノズルリング31と第2ノズルリング32とは軸方向に延びる複数の連結ピン35で連結されている。この連結ピン35が高精度の寸法に作製されることで、ガス流入路21の軸方向の寸法精度が確保されている。
可変ノズルユニット25は駆動力伝達部27を有しており、タービン2の外部からの駆動力が駆動力伝達部27によってノズルベーン23に伝達される。駆動力伝達部27は、第1ノズルリング31と軸受ハウジング13との間のスペースに収納されている。タービン2の外部からの駆動力が駆動力伝達部27に入力されると、所定の機構により各ノズルベーン23の回動軸23aが同期して回動され、各ノズルベーン23が同期して回動する。
次に、タービンハウジング4内における可変ノズルユニット25の配置について説明する。タービン翼車6を周方向に覆うシュラウド41は、タービンハウジング4の内周面の一部として形成されている。シュラウド41よりも径方向外側の位置に、可変ノズルユニット25の第2ノズルリング32が嵌め込まれている。第2ノズルリング32はスクロール流路16に面しており、第2ノズルリング32がスクロール流路16の内壁の一部を形成している。
第2ノズルリング32とタービンハウジング4との間には隙間Gが生じている。隙間Gは、スクロール流路16とガス流入路21の下流部21a(タービン翼車6の入口近傍)とを接続している。スクロール流路16(高圧部)はガス流入路21の下流部21a(低圧部)よりも高圧であるので、スクロール流路16の排気ガスが隙間Gを通じてガス流入路21の下流部にリークする虞がある。このような排気ガスのリークを抑えるために、ガスケットとして隙間Gをシールするための環状のシール部材45が設置されている。
シール部材45を設置するために、第2ノズルリング32の内周縁には段差部47が形成されている。段差部47は、段差側面49と段差底面51とを有しており、段差側面49は回転軸線Hを円柱軸とする円柱面をなし、段差底面51は回転軸線Hに直交する平面内に位置する。タービンハウジング4側においては、シュラウド41の裏面側の位置に、上記段差側面49と対面し回転軸線Hを円柱軸とする円柱面53が形成されている。シール部材45は、段差側面49と円柱面53との間に径方向に挟み込まれている。また、シール部材45は、段差底面51に突当てられて軸方向に支持されている。
図3を参照し、タービン2に組付けられた状態のシール部材45について説明する。この状態のシール部材45を軸方向から見る(回転軸線H方向の視線で見る)と、シール部材45は、内周側を全長に亘ってタービンハウジング4の円柱面53に当接させている。そしてシール部材45は、当該円柱面53の周囲で回転軸線Hを中心とする仮想円周に沿ってC字状に延在している。すなわち、シール部材45は、軸方向から見て、円環に対し周方向の不連続部分45sを一か所設けた形状をなす。更に換言すれば、シール部材45は、長尺の部材を両端面45t同士がほぼ対面するように湾曲させた形状をなしている。軸方向から見て、シール部材45は、円環の一箇所が周方向に切り離されてなるC字の形状をなしており、シール部材45の周方向の端面45t同士は、僅かな隙間(不連続部分45s)をあけて対面している。また、シール部材45は、外周側を全長に亘って可変ノズルユニット25の段差側面49に当接させている。なお、図面においては、特徴を分りやすくするために比較的周方向に大きい不連続部分45sが描かれているが、不連続部分45sは極めて小さいものであってもよい。
タービン2から取り外された状態の単独のシール部材45について説明する。図4(a)は、タービン2から取り外された状態の単独のシール部材45を軸方向から見た状態を実線で示したものである。なお、比較のため同図中にタービン2に組付けられた状態のシール部材45が二点鎖線で示されている。タービン2から取り外された状態のシール部材45(実線)は、タービン2に組付けられた状態(二点鎖線)と比較して、端面45t同士の間の不連続部分45sがやや広くなっている。この状態において、回転軸線Hを中心として両端面45t同士が開いている角度(図中の角度α)は、例えば20°以下である。また、タービン2から取り外された状態のシール部材45は、延在方向の中央45pにおいて曲率が最も小さく、延在方向の両端面45tに近づくに従って曲率が徐々に大きくなる形状をなしている。
図4(b),(c)に示されるように、シール部材45の断面はV字状をなしており、シール部材45は、V字断面の両端部45a,45aの間隔を開く方向に弾性力を発揮する。そして、タービン2に組付けられたシール部材45は、上記の弾性力をもって段差側面49と円柱面53との径方向の距離を押し拡げる方向の付勢力を発揮する。この付勢力によってシール部材45が段差側面49と円柱面53とに密着し、隙間Gの高圧部側(スクロール流路16側)と低圧部側(ガス流入路21の下流部21a側)とを仕切るようにシール部材45が存在するので、隙間Gがシールされ排気ガスのリークが抑制される。
また、過給機1においてはタービン2の温度に応じて隙間Gの寸法が変動するところ、上述のようなシール部材45が弾性変形して隙間Gの寸法変動に追従し隙間Gのシール性が維持される。なお、シール部材45によれば、例えば特許文献1に記載のような環状のシール部材と比較して、不連続部分45sに起因してシール性が僅かに犠牲になる。
このようなシール部材45がタービン2に組付けられるときには、軸方向から見て仮想円周に沿う形状に弾性的に変形した状態で隙間Gに挿入され、前述の図3の状態になる。なお、シール部材45がタービン2に組付けられるときには、可変ノズルユニット25の段差側面49にシール部材45が圧入され、更にシール部材45が円柱面53に圧入されて可変ノズルユニット25とタービンハウジング4とが組付けられる。
前述のとおり、隙間Gはタービン2の高圧部(スクロール流路16)と低圧部(ガス流入路21の下流部21a)とを接続するものである。そして、シール部材45は、上記の高圧部側と低圧部側との接続経路を横切るように配置されることで隙間Gを高圧部側と低圧部側とに仕切るものである。そして、シール部材45の断面形状は、高圧部側(スクロール流路16側)に開いた開口部45bを有するV字形状である。この断面形状によれば、シール部材45は、高圧部側からの圧力によって開口部45bの開口幅が更に開く方向の力を受ける。すなわち、シール部材45の両端部45a,45aの距離が拡大する方向の力を受ける。そうすると、両端部45a,45aが段差側面49及び円柱面53に対して更に強く押し付けられるので、排気ガスのリーク抑制効果が更に高められる。
過給機1が上記のシール部材45を備えることによる作用効果について説明する。過給機1の運転停止後の冷却時には、比表面積が大きい部品であるシール部材45が、タービンハウジング4に比較して早く温度低下する。このため、シール部材45は、タービンハウジング4に比較して早く熱収縮し、このタービンハウジング4との熱収縮の差によって、シール部材45には熱応力が発生する。ここで、シール部材45は円環形状ではなく、前述のように不連続部分45sを有する形状であるので、シール部材45とタービンハウジング4との熱収縮差の一部は不連続部分45sの拡縮により吸収される。その結果、過給機1の冷却時にシール部材45に発生する熱応力が低減される。
図5は、図8のシミュレーションと同等の過給機モデルを用いて過給機1の昇温時に生じるシール部材45の周方向応力の分布をシミュレーションした結果のイメージ図である。図中のグラフ101は、過給機1の昇温時に生じるシール部材45の周方向応力の分布であり、図中のグラフ102は、過給機1の降温時に生じるシール部材45の周方向応力の分布である。グラフの横軸はシール部材45の周方向位置を示し、不連続部分45sの位置を0°位置としている。図8の結果とグラフ102を比較し、過給機1の冷却時におけるシール部材45の周方向応力は、図8の結果よりも低減されることが確認された。
また、シール部材45がタービン2に組付けられたとき、シール部材45は、内周側を全長に亘ってタービンハウジング4の円柱面53に当接させるのみならず、外周側を全長に亘って可変ノズルユニット25の段差側面49に当接させて、隙間Gに挿入される。これにより、シール部材45は、不連続部分45sを周方向に縮小するように変形した状態で隙間Gに嵌め込まれる。そして、このように不連続部分45sが縮小することによりシール部材45のシール性の低減が抑えられる。
また、図4(a)で説明したように、タービン2から取り外された状態のシール部材45は、軸方向から見て、延在方向の中央45pにおいて曲率が最も小さく、延在方向の両端面45tに近づくに従って曲率が徐々に大きくなる形状をなしている。この形状のシール部材45は、タービン2に組付ける際に、中央45pの曲率変化が最も大きく、両端面45tに近づくに従って曲率変化が小さくなるような変形によって、隙間Gに沿った正円に近づけることができる。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して、下記の変形例を構成することも可能である。実施形態及び下記変形例の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
シール部材45の断面形状は図4のものには限定されない。すなわち、シール部材45に代えて、図6(a)~(d)に示されるような断面形状のシール部材55が採用されてもよい。図6(a)~(d)のいずれの断面形状においても、シール部材55は高圧部側に開いた開口部55eを有する。
シール部材55を段差側面49と円柱面53との両方に密着させるためには、シール部材55をタービンハウジング4の円柱面53に圧入すると共に、第2ノズルリング32の段差側面49にも圧入する必要がある。この組立方法に鑑みれば、シール部材55の断面形状を図6(a)のようにしてもよい。すなわち、シール部材55の断面における端部55a,55bのうち、径方向内側の端部55bを径方向外側に向けて湾曲させてもよい。この構成によれば、シール部材55がタービンハウジング4の円柱面53に圧入される際に、シール部材55の端部55bが円滑に円柱面53を摺動し、シール部材55が円滑に挿入される。
また、同様の理由により、シール部材55の断面形状を図6(b)のようにしてもよい。すなわち、図6(b)におけるシール部材55の断面は、全体としてS字をなし、径方向内側の部分55cにおいてはタービンハウジング4側に凸になるように湾曲しており、径方向外側の部分55dにおいては可変ノズルユニット25側に凸になるように湾曲している。この構成によれば、シール部材55がタービンハウジング4の円柱面53にも、第2ノズルリング32の段差側面49にも円滑に圧入される。
また、シール部材55の断面形状を図6(c)のようにしてもよい。すなわち、図6(c)におけるシール部材55の断面は、段差側面49と円柱面53とに沿うように軸方向に延在する部分と、段差底面51に沿うように径方向に延在する部分と、を有するU字状をなしている。また、例えば、図6(d)のように断面形状を径方向に複数段(図の例では2段)のV字状部分が並んだ形状としてもよい。
また、図7に示されるように、第2ノズルリング32の内周縁が排気ガス流出口10側に延びシュラウド41を形成してもよい。この場合、隙間Gはスクロール流路16(高圧部)と排気ガス流出口10(低圧部)とを接続している。そして隙間Gにはシール部材45が設置され、シール部材45は、隙間Gをスクロール流路16側と排気ガス流出口10側とに仕切っている。シール部材45は、開口部45bを高圧側に向けるように設置されている。また、シール部材45は、内周側を全長に亘って第2ノズルリング32に当接させ、外周側を全長に亘ってタービンハウジング4に当接させ、隙間Gを径方向に拡げる方向に付勢力を発揮する。このようなシール部材45においても、不連続部分45sの存在により、冷却時に発生する熱応力が低減される。
1 過給機
2 タービン
4 タービンハウジング
25 可変ノズルユニット
45,55 シール部材
45t 端面
45p 中央
45b,55e 開口部
49 段差側面
53 円柱面
G 隙間
H 回転軸線
2 タービン
4 タービンハウジング
25 可変ノズルユニット
45,55 シール部材
45t 端面
45p 中央
45b,55e 開口部
49 段差側面
53 円柱面
G 隙間
H 回転軸線
Claims (4)
- タービンハウジングと、
前記タービンハウジング内のガスの流路に配置されるノズルベーンを駆動する可変ノズルユニットと、
前記タービンハウジングと前記可変ノズルユニットとの隙間をシールするためのシール部材と、を備え、
前記シール部材は、タービンの回転軸線方向から見て、前記タービンハウジング又は前記可変ノズルユニットのうちの何れか一方の一部位である所定部位に対し内周側を全長に亘って当接させ前記所定部位の周囲でC字状に延在する、過給機。 - 前記シール部材の外周側は、前記タービンハウジング又は前記可変ノズルユニットのうちの他方に対し全長に亘って当接している、請求項1に記載の過給機。
- 前記タービンの高圧部と低圧部とが前記隙間によって接続され、
前記隙間は前記シール部材によって高圧部側と低圧部側とに仕切られ、
前記シール部材の断面は前記高圧部側に開いた開口部を有する形状をなす、請求項1又は2に記載の過給機。 - 前記シール部材は、
前記タービンハウジング及び前記可変ノズルユニットから取り外された状態において、延在方向の中央で曲率が最小であり延在方向の両端に近づくに従って曲率が大きくなる形状をなす、請求項1~3の何れか1項に記載の過給機。
Priority Applications (2)
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JP2020189283A JP2023182873A (ja) | 2020-11-13 | 2020-11-13 | 過給機 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020189283A JP2023182873A (ja) | 2020-11-13 | 2020-11-13 | 過給機 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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