JP2023176809A - 冷蔵庫制御システム、及び冷蔵庫制御方法 - Google Patents

冷蔵庫制御システム、及び冷蔵庫制御方法 Download PDF

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拓哉 林
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Abstract

Figure 2023176809000001
【課題】本開示は、除霜を行う必要がないときに除霜の処理が実行されることによる、冷蔵庫の消費電力の増加、及び、冷蔵庫内の温度が上昇することを抑制する冷蔵庫制御システムを提供する。
【解決手段】本開示による冷蔵庫制御システムは、推定モデルにより、除霜要否判断時点における推定除霜時間を算出する推定除霜時間算出部と、除霜要否判断時点における推定除霜時間が所定の閾値以上であるときは、除霜要否判断時点に除霜運転を実行し、除霜要否判断時点における推定除霜時間が閾値未満であるときには、除霜要否判断時点から所定の保留時間が経過するまで除霜運転の実行を保留する除霜運転制御部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、除霜運転を実行する冷蔵庫を制御対象とする冷蔵庫制御システム、及び冷蔵庫制御方法に関する。
特許文献1は、コンプレッサの積算運転時間が一定時間になったときに、除霜開始タイミングを延長するか否かを判定するようにした冷蔵庫の除霜装置を開示する。除霜装置は、扉が開放されていないと共に強制運転が実行されておらず、さらに推定外気温度が所定温度範囲内であったときは、除霜運転の必要がないと判断して除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする。また、除霜装置は、延長動作終了時の除霜開始タイミングにおいて扉が開放されていないと共に強制運転が実行されていないときは、さらに除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする動作を、既定回数だけ実行する。
特許文献2は、7日分の扉の開時間を1時間毎に蓄積し、各時間から3時間単位での扉開時間を加算して、除霜終了時に次の除霜を開始可能な範囲(8時間後から24時間後)を求め、その範囲内で扉開時間の少ない時間単位が存在したら、その時刻を除霜開始予定時刻とする冷蔵庫を開示する。
特許文献3は、着霜量とコンプレッサの駆動積算時間との比例係数と、最適な着霜量とに基づいて、除霜タイミングを決定する際の基礎となるコンプレッサの積算時間の時間範囲を更新する除霜制御装置を開示する。
特開平7-239168号公報 特開2012-57886号公報 特開平5-60764号公報
本開示は、除霜を行う必要がないときに除霜の処理が実行されて、冷蔵庫の消費電力が増加すると共に冷蔵庫内の温度が上昇することを抑制する冷蔵庫制御システムを提供する。
本開示における冷蔵庫制御システムは、所定のサンプリング周期で冷蔵庫に設けられた検出部により検出された、前記冷蔵庫の運転状況を示す運転状況データを取得し、第1記憶部に保存する運転状況データ取得部と、前記冷蔵庫の加熱部を作動させて前記冷蔵庫の冷却器に付着した霜を除去する除霜運転が実行されたときに、前回の前記除霜運転が完了した時点から今回の前記除霜運転が実行されるまでの間に、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく、所定の特徴量と、今回の前記除霜運転に要した時間とを含む学習データを取得し、第2記憶部に保存する学習データ取得部と、前記学習データに基づいて、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく前記特徴量に係る入力データの入力に対して、前記除霜運転を実行したと想定した場合の前記除霜運転の推定所要時間を、推定除霜時間として出力する推定モデルを用いて、前記推定除霜時間を算出する推定除霜時間算出部と、所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が所定の閾値以上であるときは、前記所定の除霜要否判断時点に前記除霜運転を実行し、前記所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値未満であるときには、前記所定の除霜要否判断時点から所定の保留時間が経過するまで前記除霜運転の実行を保留して、前記所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過した時点である次の所定の除霜要否判断時点において、前記推定除霜時間算出部により算出される前記推定除霜時間が前記閾値以上である否かを判断する除霜運転制御部と、を備える。
本開示における冷蔵庫制御方法は、所定のサンプリング周期で冷蔵庫に設けられた検出部により検出された、前記冷蔵庫の運転状況を示す運転状況データを取得し、第1記憶部に保存する運転状況データ取得ステップと、前記冷蔵庫の加熱部を作動させて前記冷蔵庫の冷却器に付着した霜を除去する除霜運転が実行されたときに、前回の前記除霜運転が完了した時点から今回の前記除霜運転が実行されるまでの間に、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく、所定の特徴量と、今回の前記除霜運転に要した時間とを含む学習データを取得し、第2記憶部に保存する学習データ取得ステップと、前記学習データに基づいて、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく前記特徴量に係る入力データの入力に対して、前記除霜運転を実行したと想定した場合の前記除霜運転の推定所要時間を、推定除霜時間として出力する推定モデルを用いて、前記推定除霜時間を算出する推定除霜時間算出ステップと、所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が閾値以上であるときは、前記除霜要否判断時点に前記除霜運転を実行し、前記所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値未満であるときには、前記所定の除霜要否判断時点から所定の保留時間が経過するまで前記除霜運転の実行を保留して、前記所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過した時点である次の所定の除霜要否判断時点において、前記推定除霜時間算出ステップにより算出される前記推定除霜時間が前記閾値以上である否かを判断する除霜運転制御ステップと、を含む。
本開示の冷蔵庫制御システムによれば、個々の冷蔵庫の運転状況を学習した学習データに基づいて生成された推定モデルを用いて、個々の冷蔵庫の実際の運転状況に応じた推定除霜時間が算出され、除霜運転の実行タイミングが、個々の冷蔵庫の実際の運転状況に応じて設定されるため、除霜を行う必要がないときに除霜運転が実行されることによる、冷蔵庫の消費電力の増加、及び、冷蔵庫内の温度上昇を抑制することができる。
実施の形態における冷蔵庫制御システムによる制御の態様の説明図 実施の形態における冷蔵庫の構成を説明するための断面図 実施の形態における第1実施例の冷蔵庫制御システムの構成図 実施の形態における学習データの生成処理の説明図 実施の形態における推定式の生成処理の説明図 実施の形態における第1実施例の冷蔵庫側の処理に係る第1フローチャート 実施の形態における第1実施例の冷蔵庫側の処理に係る第2フローチャート 実施の形態における第1実施例のサーバー装置側の処理に係るフローチャート 実施の形態における除霜運転のタイミングチャート 実施の形態における第2実施例の冷蔵庫制御システムの構成図 実施の形態における第2実施例の冷蔵庫側の処理に係る第1フローチャート 実施の形態における第2実施例の冷蔵庫側の処理に係る第2フローチャート 実施の形態における第2実施例のサーバー装置側の処理に係るフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵庫における除霜は、各冷蔵庫に共通の同じ推定式により、コンプレッサの積算運転時間やドアの開閉時間に応じて決定された実行タイミングで、実行されていた。
しかしながら、このように各冷蔵庫に共通の同じ推定式を用いた場合には、冷蔵庫が使用される状況(例えば、単身、DEWKs(Double Employed With Kids)、DINKS(Double Income No Kids)又は大家族等により使用される冷蔵庫に収納される食品の種類及び量、並びに、ドアの開閉時間など)、及び、冷蔵庫の周囲環境の影響が考慮されることなく、除霜が実行される。そのため、必要以上に頻繁に除霜が行われて、冷蔵庫の消費電力が増加すると共に、庫内の温度変動による食品への影響が大きくなる場合があるという問題を発明者らは発見し、その問題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、必要以上に頻繁に除霜運転が実行されることによる、冷蔵庫の消費電力の増加、及び、冷蔵庫内の温度が上昇することを抑制することができる冷蔵庫制御システムを提供する。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態の例を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態)
以下、図1~図13を参照して、本開示の実施の形態の例を説明する。
[1.制御の態様]
まず、図1を参照して、本開示の冷蔵庫制御システム1による冷蔵庫10の制御の態様について説明する。図1は、本開示の実施の形態における冷蔵庫制御システム1による制御の態様の説明図である。冷蔵庫制御システム1は、制御対象である冷蔵庫10と、サーバー装置100とを備える。冷蔵庫10は、例えば、家屋Hに設置され、ゲートウェイ5及び通信ネットワーク200を介して、サーバー装置100との間で相互に通信を行うよう構成されている。
ここで、図1では、説明の便宜のため、1台の冷蔵庫10のみを示しているが、サーバー装置100は、複数の冷蔵庫との間で通信を行うことができるよう構成されていてもよい。この場合、サーバー装置100と複数の冷蔵庫のそれぞれとにより冷蔵庫制御システム1が構成される。
図2は、本開示の実施の形態の冷蔵庫制御システム1における冷蔵庫10の構成を説明するための断面図である。図2に示すように、本実施の形態の冷蔵庫10は、冷蔵室11、切換室14、製氷室16、冷凍室18、及び野菜室20を備えている。冷蔵室11の前面の開口部には、回転式の右ドア12及び左ドア13が設けられている。また、切換室14、製氷室16、冷凍室18、及び野菜室20には、それぞれ引き出し15,17,19,21が設けられている。
冷蔵庫10が備える制御ユニット60は、冷蔵庫10の作動を制御する。制御ユニット60は、冷蔵庫10の運転状況DRSを所定のサンプリング周期(例えば5分)で検出する検出部としての機能も有する。また、制御ユニット60は、検出した運転状況DRSを示す運転状況データをサーバー装置100に送信する。また、制御ユニット60は、後述する冷却器51に付着した霜を除去する除霜運転を実行する除霜運転制御部としての機能も有する。また、制御ユニット60は、除霜運転を実行した際の所要時間(実除霜時間RDFT)を示す実除霜時間データを、サーバー装置100に送信する。
図3は、本開示の実施の形態における第1実施例の冷蔵庫制御システム1aの構成図である。図3に示すように、サーバー装置100は、運転状況データ及び実除霜時間データ等により生成された学習データに基づいて、除霜運転を実行したと想定した場合の除霜運転の推定所要時間(推定除霜時間EDFT)を算出する推定式を生成する。そして、サーバー装置100、又は冷蔵庫10の制御ユニット60は、所定の除霜要否判断時点tmにおける推定除霜時間EDFT(t)を、推定式により算出する。図1では、サーバー装置100が推定除霜時間EDFT(t)を算出して、冷蔵庫10に送信する場合を例示している。
推定式は、家屋Hにおける冷蔵庫10の使用状況が反映される運転状況データ等を学習して、冷蔵庫10用にカスタマイズされる。冷蔵庫10の制御ユニット60は、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上であると判断されたときに除霜運転を実行する。この場合、推定除霜時間EDFT(t)は、冷蔵庫10の実際の使用状況が反映される運転状況データ等に基づいて、推定式による算出される。そのため、個々の冷蔵庫の使用状況に応じて、冷却器に付着している霜の量が、除霜が必要な量になったと推定される、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上になった適切なタイミングで、除霜運転を実行することができる。
[2.冷蔵庫の構成]
図2を参照して、本実施の形態の冷蔵庫制御システム1aの冷蔵庫10の構成について説明する。図2は、冷蔵庫10を前から見たときの、冷蔵庫10の右側から見た断面図である。冷蔵庫10は、上述した制御ユニット60、冷凍サイクルを構成する補機である圧縮機50、冷却器51、凝縮器52、及び冷却ファン53を備える。また、冷蔵庫10は、冷却器51の付近に設けられた、冷却器51を加熱する除霜ヒータ55及び冷却器51の温度を検出する冷却器温度センサ43を備える。除霜ヒータ55は、本開示の加熱部に相当する。
冷蔵室11には、冷蔵室11内の温度を検出する冷蔵室温度センサ40、右ドア12に開閉を検出する開閉センサ30、及び左ドア13の開閉を検出する開閉センサ31が設けられている。右ドア12には、冷蔵庫10の庫外の温度(冷蔵庫10が置かれた部屋等の温度)を検出する庫外温度センサ42と、庫外の照度(冷蔵庫10が置かれた部屋等の照度)を検出する庫外照度センサ44が設けられている。
切換室14には、引き出し15の開閉を検出する開閉センサ32が設けられ、製氷室16には、引き出し17の開閉を検出する開閉センサ33が設けられている。冷凍室18には、引き出し19の開閉を検出する開閉センサ34が設けられ、野菜室20には、引き出し21の開閉を検出する開閉センサ35が設けられている。
[3.第1実施例の冷蔵庫制御システムの構成]
図3~図5を参照して、本開示の実施の形態の第1実施例の冷蔵庫制御システム1aの構成について説明する。図4は、本開示の実施の形態おける学習データの生成処理の説明図である。図5は、本開示の実施の形態における推定式の生成処理の説明図である。冷蔵庫10の制御ユニット60は、図3に示すように、冷蔵庫プロセッサ70及び冷蔵庫メモリ80を有する。制御ユニット60は、冷蔵庫通信部90により、無線通信によってサーバー装置100との間で通信を行う。制御ユニット60は、開閉センサ30~35、冷蔵室温度センサ40、野菜室温度センサ41、庫外温度センサ42、冷却器温度センサ43、及び庫外照度センサ44と接続され、これらのセンサによる検出信号が制御ユニット60に入力される。また、制御ユニット60は、冷凍サイクル補機50~53及び除霜ヒータ55に接続され、制御ユニット60から出力される制御信号によって、冷凍サイクル補機50~53及び除霜ヒータ55の作動を制御する。冷蔵庫メモリ80は、本開示の第1記憶部に相当する。
本実施の形態の第1実施例の冷蔵庫制御システム1aでは、冷蔵庫プロセッサ70が、冷蔵庫メモリ80に保存された冷蔵庫プログラム81aを読み込んで実行することにより、運転状況データ取得部71、除霜運転制御部72、及び閾値設定部73として機能する。運転状況データ取得部71、除霜運転制御部72、及び閾値設定部73は、冷蔵庫プロセッサ70とは別に、それぞれ互いに独立したプロセッサ、メモリ、及びプログラム等により実現されていてもよい。運転状況データ取得部71は、所定のサンプリング周期(例えば、5分)が経過するごとに、冷蔵庫10の運転状況を検出する。
運転状況データ取得部71は、図4に示すように、冷蔵室温度センサ40により検出される冷蔵室温度PcT、庫外温度センサ42により検出される庫外温度AtT、野菜室温度センサ41により検出される野菜室温度VcT、開閉センサ30~35により検出される右ドア12、左ドア13、切換室14の引き出し15、製氷室16の引き出し17、冷凍室18の引き出し19、及び野菜室20の引き出し21のいずれかが開けられていた時間DrO(各サンプリング周期におけるトータルの時間)、及び圧縮機50の回転数CpR(各サンプリング周期におけるトータルの回転数)を、運転状況DRSとして検出する。
そして、運転状況データ取得部71は、運転状況DRSを示す運転状況データを、冷蔵庫メモリ80に保存する。図3では、冷蔵庫メモリ80に保存されている運転状況データを、運転状況データ82として示している。また、運転状況データ取得部71は、運転状況データをサーバー装置100に送信する。圧縮機50の回転数は、圧縮機50の回転数を検出する回転数センサ(図示しない)により検出してもよく、圧縮機50の回転数を制御するための制御回転数を、圧縮機50の回転数の検出値として用いてもよい。ここで、冷蔵室温度センサ40、野菜室温度センサ41、庫外温度センサ42、開閉センサ30~35、及び圧縮機の回転数を検出する構成は、本開示の検出部に相当する。
除霜運転制御部72は、後述するように、除霜要否判断のタイミングを示す除霜要否判断時点tmにおいて、推定除霜時間が閾値以上であると判断されたときに、除霜ヒータ55を作動させて冷却器51に付着した霜を除去する除霜運転を実行する。除霜運転制御部72は、冷却器温度センサ43の検出温度が除霜終了温度以上になった時に、除霜運転を完了する。除霜終了温度は、冷却器51に付着した霜が解け切る温度を想定して、例えば10℃以上に設定される。除霜運転制御部72は、除霜運転に要した時間(実除霜時間RDFT)を示す実除霜時間データを、サーバー装置100に送信する。
除霜運転の要否を判断するための閾値は、例えば、除霜運転が実行される年間の平均周期が所定時間(例えば、24時間)となるように、過去に実行された除霜運転の所要時間及び周期のデータに基づいて設定される。閾値設定部73は、閾値を、冷却器51の大きさ、除霜ヒータ55の容量、庫外温度センサ42の検出温度、家屋Hの電気料金体系等に応じて設定する。閾値は、例えば40分に設定される。閾値設定部73は、例えば、閾値設定部73は、庫外温度センサ42の検出温度が所定温度より低い場合には、閾値を高く(時間を長く)設定してもよい。
サーバー装置100は、サーバープロセッサ110、サーバーメモリ120、サーバー通信部130等を備えるコンピュータシステムであり、サーバー通信部130により、通信ネットワーク200を介して、冷蔵庫10との間で相互に通信を行う。本実施の形態の第1実施例の冷蔵庫制御システム1aでは、サーバープロセッサ110が、サーバーメモリ120に保存されたサーバープログラム121aを読み込んで実行することにより、学習データ取得部111、推定モデル生成部112、及び推定除霜時間算出部113として機能する。学習データ取得部111、推定モデル生成部112、及び推定除霜時間算出部113は、サーバープロセッサ110とは別に、それぞれ互いに独立したプロセッサ、メモリ、及びプログラム等により実現されていてもよい。サーバーメモリ120は、本開示の第1記憶部及び第2記憶部に相当する。
学習データ取得部111は、冷蔵庫10から送信される運転状況データ及び実除霜時間データを順次サーバーメモリ120に保存する(図3では、冷蔵庫10から送信される、運転状況データを運転状況データ122として、実除霜時間データを実除霜時間データ123として、それぞれ示している)。本実施の形態では、学習データ取得部111は、図4に示すように、サーバーメモリ120に保存された運転状況DRSを示す運転状況データと実除霜時間RDFTとにより、学習データTRDを生成してサーバーメモリ120に保存する。図3では、サーバーメモリ120に保存されている学習データを、学習データ124として示している。
図4に示すように、学習データTRDは、除霜運転が実行されるごとに生成され、除霜運転の実行日時、特徴量、及び実除霜時間RDFTを含んでいる。特徴量は、例えば本実施の形態では、冷蔵室温度平均値PCC、庫外温度平均値ATC、野菜室温度平均値VCC、ドア開時間積算値DOOR、及び圧縮機回転数積算値CMPを含んでいる。
冷蔵室温度平均値PCCは、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜運転の開始時点までの間の各サンプリング周期で、運転状況データ取得部71により取得された冷蔵室温度PcTの平均値である。庫外温度平均値ATCは、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜運転の開始時点までの間の各サンプリング周期で、運転状況データ取得部71により取得された庫外温度AtTの平均値である。野菜室温度平均値VCCは、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜運転の開始時点までの間の各サンプリング周期で、運転状況データ取得部71により取得された野菜室温度VcTの平均値である。
ドア開時間積算値DOORは、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜運転の開始時点までの間の各サンプリング周期で、運転状況データ取得部71により取得された右ドア12、左ドア13、切換室14の引き出し15、製氷室16の引き出し17、冷凍室18の引き出し19、及び野菜室20の引き出し21のいずれかが開けられていた時間DrOの積算値である。圧縮機回転数積算値CMPは、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜運転の開始時点までの間の各サンプリング周期で、運転状況データ取得部71により取得された圧縮機50の回転数CpRの積算値である。
推定モデル生成部112は、図5に示すように、学習データ取得部111により生成されて、サーバーメモリ120に保存された学習データ124(複数の学習データTRD1,TRD2,…)に基づいて、各特徴量に係る入力データFQDの入力に対して推定除霜時間EDFTを出力する推定式(推定モデル)を生成する。また、推定モデル生成部112は、更新タイミング(例えば、月に一回)になったときに推定式を更新する。
推定モデル生成部112は、本実施の形態では、複数の学習データTRDに対する重回帰分析により、実除霜時間RDFTと各特徴量(PCC,ATC,VCC,DOOR,COMP,RDFT)間の係数(傾き)A,B,C,D,Eを算出することによって、以下の推定式(1)を生成する。なお、係数A~E間で重み付けを行ってもよい。
EDFT(t)=A×PCC(t)+B×ATC(t)+C×VCC(t)
+D×DOOR(t)+E×COMP(t)+F ・・・・・(1)
但し、t:推定時点、PCC(t):前回の除霜運転の完了時点からtまでの期間に対応した冷蔵室温度平均値、ATC(t):前回の除霜運転の完了時点からtまでの期間に対応した庫外温度平均値、VCC(t):前回の除霜運転の完了時点からtまでの期間に対応した野菜室温度平均値、DOOR(t):前回の除霜運転の完了時点からtまでの期間に対応したドア開時間の積算値、COMP(t):前回の除霜運転の完了時点からtまでの期間に対応した圧縮機の回転数の積算値、及び、F:調整値。
推定モデル生成部112は、生成した推定式のパラメータ(推定式(1)では、係数A~E及び調整値F)の値を含む推定式データをサーバーメモリ120に保存する。図3では、サーバーメモリ120に保存されている推定式データを、推定式データ125として示している。
推定除霜時間算出部113は、冷蔵庫10から、前回の除霜運転の完了時点から今回の除霜要否判断時点tmまでの期間に対応した各特徴量(PCC,ATC,VCC,DOOR,COMP)に係る入力データFQDを、推定式(1)に代入して、推定除霜時間EDFT(t)を算出する。そして、推定除霜時間算出部113は、算出した推定除霜時間EDFT(t)を示す推定除霜期間データを、冷蔵庫10に送信する。
[4.第1実施例の冷蔵庫側の処理]
図6~図7に示すフローチャートを参照して、本実施の形態の第1実施例の冷蔵庫10側の処理について説明する。図6は、本開示の実施の形態の第1実施例の冷蔵庫10側の処理に係る第1フローチャートである。図7は、本開示の実施の形態の第1実施例の冷蔵庫10側の処理に係る第2フローチャートである。冷蔵庫10の制御ユニット60は、冷蔵庫10の運転中に、図6~図7のフローチャートに例示される処理を繰り返し実行する。
運転状況データ取得部71は、ステップS1で、所定のサンプリング周期(例えば、5分)が経過したか否かを判断し、所定のサンプリング周期が経過したと判断されたとき(ステップS1でYES)に、ステップS2に処理を進める。一方、ステップS1で、所定のサンプリング周期が経過したと判断されなかったとき(ステップS1でNO)は、運転状況データ取得部71は、所定のサンプリング周期が経過したと判断されるまでステップS1を繰り返す。ステップS2において、運転状況データ取得部71は、今回のサンプリング周期で検出された運転状況DRSを示す運転状況データを、冷蔵庫メモリ80に保存し、サーバー装置100に送信する。
また、除霜運転制御部72は、ステップS10で、除霜要否判断時点tになったか否かを判断し、除霜要否判断時点tに到達したと判断されたとき(ステップS10でYES)に、ステップS11に処理を進める。一方、除霜要否判断時点tに到達したと判断されなかったとき(ステップS10でNO)は、除霜運転制御部72は、除霜要否判断時点tに到達したと判断されるまで、ステップS10を繰り返す。除霜要否判断時点tは、例えば、前回の除霜運転の完了時点から所定時間(例えば、24時間)が経過した時点である。除霜要否判断時点tmは、冷蔵庫10の運転状況データを用いて学習させた、冷蔵庫10の除霜運転の実行状況等に基づき、設定されてもよい。除霜運転制御部72は、ステップS11で、サーバー装置100から、推定除霜時間EDFTを示す推定除霜時間データを受信したか否かを判断し、推定除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS11でYES)に、ステップS12に処理を進める。
一方、推定除霜時間データを受信したと判断されなかったとき(ステップS11でNO)は、除霜運転制御部72は、推定除霜時間データを受信するまでステップS11を繰り返す。なお、通信障害などによりサーバー装置100から推定除霜時間データを受信できない場合も考えられるため、ステップS11の処理を所定回数繰り返しても推定除霜時間データを受信できなかった場合は、除霜運転制御部72は、前回サーバー装置100から受信した推定除霜時間データに基づく推定除霜時間EDFT、又は、所定の推定除霜時間EDFTを採用する。ステップS10及びステップS11は、順序が前後してもよい。ステップS12で、除霜運転制御部72は、所定の除霜要否判断時点tにおいて、推定除霜時間EDFT(t)が閾値(例えば、40分)以上であるか否かを判断する。そして、除霜運転制御部72は、所定の除霜要否判断時点tにおいて、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上であると判断されたとき(ステップS12でYES)は、ステップS30に処理を進める。一方、所定の除霜要否判断時点tにおいて、EDFT(t)が閾値未満であると判断されたとき(ステップS12でNO)は、除霜運転制御部72は、ステップS13(図7参照)に処理を進める。
ステップS30で、除霜運転制御部72は、除霜運転を実行する。ステップS31で、除霜運転制御部72は、除霜運転に要した時間(実除霜時間RDFT)を示す実除霜時間データをサーバー装置100に送信して、ステップS3に処理を進める。
図7に示すように、ステップS13で、除霜運転制御部72は、除霜運転の実行を保留する所定の保留時間(例えば、1時間)が経過したか否かを判断し、所定の保留時間が経過したと判断されたとき(ステップS13でYES)、ステップS14に処理を進める。一方、所定の保留時間が経過したと判断されなかったとき(ステップS13でNO)は、除霜運転制御部72は、所定の保留時間が経過したと判断されるまでステップS13を繰り返す。
ステップS14で、除霜運転制御部72は、サーバー装置100から、推定除霜時間EDFTを示す推定除霜時間データを受信したか否かを判断し、推定除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS14でYES)に、ステップS15に処理を進める。一方、推定除霜時間データを受信したと判断されなかったとき(ステップS14でNO)は、除霜運転制御部72は、推定除霜時間データを受信したと判断されるまでステップS14を繰り返す。ステップS15で、除霜運転制御部72は、推定除霜時間EDFT(tm)が、閾値以上であるか否かを判断する。
そして、除霜運転制御部72は、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上であると判断されたとき(ステップS15でYES)は、ステップS16に処理を進める。ステップS16で、除霜運転制御部72は、除霜運転を実行する。ステップS17で、除霜運転制御部72は、実除霜時間RDFTを示す実除霜時間データをサーバー装置100に送信して、ステップS3(図6参照)に処理を進める。
一方、推定除霜時間EDFT(t)が閾値未満であると判断されたとき(ステップS15でNO)には、除霜運転制御部72は、ステップS13に戻る。この場合は、除霜運転の実行が、次の所定の保留時間が経過するまでさらに保留される。
[5.第1実施例のサーバー装置側の処理]
図8に示すフローチャートを参照して、本実施の形態の第1実施例の冷蔵庫制御システム1aのサーバー装置100側の処理について説明する。図8は、本開示の実施の形態の第1実施例のサーバー装置100側の処理に係るフローチャートである。サーバー装置100は、冷蔵庫10との間で通信を行って、図8のフローチャートに例示される処理を繰り返し実行する。
学習データ取得部111は、ステップS50で、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したか否かを判断し、運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS50でYES)に、ステップS51に処理を進める。ステップS51で、学習データ取得部111は、運転状況データおよび実除霜時間データをサーバーメモリ120に保存し、ステップS52に処理を進める。また、ステップS50で、運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS50でYES)、学習データ取得部111は、ステップS61で、運転状況データ及び実除霜時間データにより学習データを生成し、生成した学習データをサーバーメモリ120に保存して、ステップS62に処理を進める。一方、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されなかったとき(ステップS50でNO)、学習データ取得部111は、運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されるまで、ステップS50を繰り返す。
ステップS62で、推定モデル生成部112は、推定式(1)の更新タイミングになったか否かを判断し、推定式(1)の更新タイミングになったと判断されたとき(ステップS62でYES)、ステップS63に処理を進める。ステップS63で、推定モデル生成部112は、推定式(1)を更新する。推定式(1)の更新タイミングは、例えば、月に1回に設定される。推定モデル生成部112は、更新タイミングになった時点から、過去3か月分の学習データに基づいて、図5を参照して上述した処理により、推定式(1)を更新し、更新した推定式(1)のデータをサーバーメモリ120に保存して、ステップS52に処理を進める。一方、推定式(1)の更新タイミングになったと判断されなかったとき(ステップS62でNO)、推定モデル生成部112は、推定式(1)の更新タイミングになったと判断されるまで、ステップS62を繰り返す。
ステップS70で、推定除霜時間算出部113は、前回の除霜運転の完了時点から、今回の除霜要否判断時点tmまでの間に検出された運転状況に応じた運転状況データから、各特徴量に係る入力データFQD(t)を算出する。
ステップS71で、推定除霜時間算出部113は、各特徴量に係る入力データFQD(t)を、ステップS63で更新された推定式(1)に代入して、推定除霜時間EDFT(t)を算出する。ステップS72で、推定除霜時間算出部113は、推定除霜時間EDFT(t)を示す推定除霜時間データを、冷蔵庫10に送信して、ステップS52に処理を進める。
[6.除霜運転の実行タイミング]
図9を参照して、除霜運転の実行タイミングの一例について説明する。図9は、本開示の実施の形態における除霜運転のタイミングチャートである。図9は、共通の時間軸tにより、除霜運転実行の実行タイミングを、除霜要否判断時点t、及び除霜要否判断時点tにおける推定除霜時間EDFT(t)の値と共に示したものである。
図9において、除霜要否判断時点tmの例としての除霜要否判断時点t,t,t,t,tにおける、推定除霜時間EDFT(t),EDFT(t),EDFT(t),EDFT(t),EDFT(t)がそれぞれ例示されている。また、図9において、除霜運転の完了時点から次の除霜要否判断時点までの所定時間Tw、及び、除霜運転を保留する所定の保留時間Thが例示されている。
図9に示す例では、除霜要否判断時点tでは、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上となっているので、除霜運転が実行されている。一方、除霜要否判断時点tでは、推定除霜時間EDFT(t)が閾値未満であるので、除霜運転の実行が、所定の保留時間Thが経過した次の除霜要否判断時点である除霜要否判断時点t3まで保留されている。そして、図9に示す例では、除霜要否判断時点t3でも、推定除霜時間EDFT(t)が閾値未満であるので、除霜運転の実行が、さらに所定の保留時間Thが経過した次の除霜要否判断時点である除霜要否判断時点t4までさらに保留されている。
除霜要否判断時点tでは、推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上となっているので、除霜運転が実行されている。図9に示す例の場合、除霜運転の間隔が、TwからTw+Th×2に延長されている。このように、除霜運転の間隔が延長されることにより、除霜運転の頻度を減らすことができる。このように、本実施の形態によれば、除霜運転が頻繁に実行されることによる、冷蔵庫10の消費電力の増加、及び、冷蔵庫10の庫内の温度上昇を抑制することができる。
[7.第2実施例の冷蔵庫制御システムの構成]
次に、図10を参照して、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bの構成について説明する。図10は、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bの構成図である。上述した第1実施例の冷蔵庫制御システム1aでは、推定除霜時間EDFTの算出がサーバー装置100側で行われるが、第2実施例の冷蔵庫制御システム1bは、推定除霜時間EDFTの算出が冷蔵庫10側で行われるよう構成されている。なお、第2実施例の冷蔵庫制御システム1bについて、第1実施例の冷蔵庫制御システム1aと同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bでは、冷蔵庫プロセッサ70が、冷蔵庫メモリ80に保存された冷蔵庫プログラム81bを読み込んで実行することにより、運転状況データ取得部71、除霜運転制御部72、閾値設定部73、及び推定除霜時間算出部74として機能する。運転状況データ取得部71、除霜運転制御部72、閾値設定部73、及び推定除霜時間算出部74は、冷蔵庫プロセッサ70とは別に、それぞれ互いに独立したプロセッサ、メモリ、及びプログラム等により実現されていてもよい。
推定除霜時間算出部74は、サーバー装置100から送信される推定式(1)を含む推定式データを受信して、冷蔵庫メモリ80に保存する(図10では、サーバー装置100から受信した推定式データを、推定式データ83として示している)。そして、推定除霜時間算出部74は、上記第1実施例における推定除霜時間算出部113(図3参照)と同様に、推定除霜時間EDFT(t)を、推定式(1)によって算出する。除霜運転制御部72は、推定除霜時間算出部74により算出される推定除霜時間EDFT(t)を用いて、除霜運転を実行するか否かを判断する。
本実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bでは、サーバープロセッサ110は、サーバーメモリ120に保存されたサーバープログラム121bを読み込んで実行することにより、学習データ取得部111、及び推定モデル生成部112として機能する。学習データ取得部111、及び推定モデル生成部112は、サーバープロセッサ110とは別に、それぞれ互いに独立したプロセッサ、メモリ、及びプログラム等により実現されていてもよい。なお、第2実施例では、推定除霜時間EDFT(tm)が冷蔵庫10側で算出されるため、第1実施例におけるサーバー装置100側の推定除霜時間算出部113は、図10には示されていない。
[8.第2実施例の冷蔵庫側の処理]
図11~図12に示すフローチャートを参照して、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bにおける冷蔵庫10側の処理について説明する。図11は、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫10側の処理に係る第1フローチャートである。図12は、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫10側の処理に係る第2フローチャートである。本実施の形態の第2実施例における冷蔵庫10の制御ユニット60は、冷蔵庫10の運転中に、図11~図12のフローチャートに例示される処理を繰り返し実行する。
運転状況データ取得部71は、ステップS100で、所定のサンプリング周期(例えば、5分)が経過したか否かを判断し、所定のサンプリング周期が経過したと判断されたとき(ステップS100でYES)に、ステップS101に処理を進める。ステップS101で、運転状況データ取得部71は、所定のサンプリング周期で検出された運転状況を示す運転状況データを、冷蔵庫メモリ80に保存し(図10では、検出された運転状況を示す運転状況データを、運転状況測定データ82として示している)、サーバー装置100に送信する。一方、ステップS100で所定のサンプリング周期が経過したと判断されなかったとき(ステップS100でNO)、運転状況データ取得部71は、所定のサンプリング周期が経過するまでステップS100を繰り返す。
推定除霜時間算出部74は、ステップS110で、除霜要否判断時点tになったか否かを判断し、除霜要否判断時点tmに到達したと判断されたとき(ステップS110でYES)に、ステップS111に処理を進める。除霜要否判断時点tは、例えば、前回の除霜運転の完了時点から所定時間(例えば、24時間)が経過した時点である。推定除霜時間算出部74は、ステップS111で、前回の除霜運転の完了時点から、今回の除霜要否判断時点tまでの間に検出された運転状況DRSを示す運転状況データから、今回の除霜要否判断時点tにおける各特徴量に係る入力データFQD(t)を算出する。
ステップS112で、推定除霜時間算出部113は、各特徴量に係る入力データFQD(t)を、推定式(1)に代入して、今回の除霜要否判断時点tmにおける推定除霜時間EDFT(t)を算出する。ステップS113で、除霜運転制御部72は、所定の除霜要否判断時点tにおいて、推定除霜時間EDFT(t)が閾値(例えば、40分)以上であるか否かを判断する。除霜運転制御部72は、ステップS113で、所定の除霜要否判断時点tにおける推定除霜時間EDFT(t)が閾値以上であると判断されたとき(ステップS113でYES)は、ステップS130に処理を進める。一方、所定の除霜要否判断時点tにおける推定除霜時間EDFT(t)が閾値未満であると判断されたとき(ステップS113でNO)は、除霜運転制御部72は、ステップS114に処理を進める。
ステップS130で、除霜運転制御部72は、除霜運転を実行する。ステップS131で、除霜運転制御部72は、除霜運転に要した時間(実除霜時間RDFT)を示す実除霜時間データをサーバー装置100に送信して、ステップS102に処理を進める。
図12に示すように、ステップS114で、除霜運転制御部72は、除霜運転の実行を保留する所定の保留時間Thが経過したか否かを判断する。所定の保留時間Thが経過したと判断されたとき(ステップS114でYES)は、ステップS115に処理を進める。これにより、除霜運転の実行が、所定の保留時間Thが経過するまで保留される。一方、除霜運転制御部72は、所定の保留時間Thが経過したと判断されなかったとき(ステップS114でNO)は、所定の保留時間Thが経過したと判断されるまでステップS114を繰り返す。ステップS115で、推定除霜時間算出部74は、前回の除霜運転の完了時点から、次の除霜要否判断時点tm+1までの間に検出された運転状況DRSを示す運転状況データから、次の除霜要否判断時点tm+1における各特徴量に係る入力データFQD(tm+1)を算出する。
ステップS116で、推定除霜時間算出部74は、各特徴量に係る入力データFQD(tm+1)を、推定式(1)に代入して、次の除霜要否判断時点tm+1における推定除霜時間EDFT(tm+1)を算出する。ステップS117で、除霜運転制御部72は、次の所定の除霜要否判断時点tm+1において、推定除霜時間EDFT(tm+1)が、閾値以上であるか否かを判断する。
除霜運転制御部72は、次の所定の除霜要否判断時点tm+1において、推定除霜時間EDFT(tm+1)が閾値以上であると判断されたとき(ステップS117でYES)は、ステップS118に処理を進める。ステップS118で、除霜運転制御部72は、除霜運転を実行する。ステップS119で、除霜運転制御部72は、実除霜時間RDFTを示す実除霜時間データをサーバー装置100に送信して、ステップS102(図11参照)に処理を進める。
一方、ステップS117で、次の所定の除霜要否判断時点tm+1において、推定除霜時間EDFT(tm+1)が閾値未満であると判断されたとき(ステップS117でNO)には、除霜運転制御部72は、ステップS114に処理を進める。この場合は、除霜運転の実行が、次の所定の保留時間Thが経過するまでさらに保留される。
ステップS120(図11参照)で、推定除霜時間算出部74は、サーバー装置100から送信される推定式データを受信したか否かを判断する。ステップS120でサーバー装置100から推定式データを受信したと判断されたとき(ステップS120でYES)に、推定除霜時間算出部74は、冷蔵庫メモリ80に推定式データを保存して(図10では、サーバー装置100から受信した推定式データを、推定式データ83として示している)、推定式(1)を更新し、ステップS102に処理を進める。
[9.第2実施例のサーバー装置側の処理]
図13に示すフローチャートを参照して、本開示の実施の形態の第2実施例の冷蔵庫制御システム1bのサーバー装置100側の処理について説明する。図13は、本開示の実施の形態の第2実施例のサーバー装置100側の処理に係るフローチャートである。サーバー装置100は、冷蔵庫10との間で通信を行って、図13のフローチャートに例示される処理を繰り返し実行する。
学習データ取得部111は、ステップS150で、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したか否かを判断する。ステップS150で、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS150でYES)に、学習データ取得部111は、ステップS151に処理を進める。ステップS151で、学習データ取得部111は、運転状況データおよび実除霜時間データをサーバーメモリ120に保存する。図10では、サーバーメモリ120に保存されている運転状況データおよび実除霜時間データを、運転状況データ122および実除霜時間データ123として、それぞれ示している。
一方、ステップS150で、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されなかったとき(ステップS150でNO)、学習データ取得部111は、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されるまで、ステップS150を繰り返す。ステップS150で、冷蔵庫10から送信される運転状況データおよび実除霜時間データを受信したと判断されたとき(ステップS150でYES)、学習データ取得部111は、ステップS161で、運転状況データ及び実除霜時間データにより学習データを生成し、生成した学習データをサーバーメモリ120に保存して、ステップS162に処理を進める。図10では、サーバーメモリ120に保存されている学習データを、学習データ124として示している。
ステップS162で、推定モデル生成部112は、推定式の更新タイミングになったか否かを判断する。ステップS162で推定式の更新タイミングになったと判断されたとき(ステップS162でYES)に、推定モデル生成部112は、ステップS163に処理を進めて、ステップS163で、推定式(1)を更新する。ステップS164で、推定モデル生成部112は、更新した推定式のパラメータを含む推定式データを冷蔵庫10に送信して、ステップS152に処理を進める。一方、ステップS162で、推定式の更新タイミングになったと判断されなかったとき(ステップS162でNO)、推定モデル生成部112は、推定式の更新タイミングになったと判断されるまでステップS162を繰り返す。
(他の実施の形態)
以上、本出願において開示する技術思想の例示として、実施の形態を用いて説明した。しかしながら、本開示における技術思想は上述した例に限定されず、変更、置き換え、付加、及び省略などが行われた実施の形態にも適用できる。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施の形態において、学習データ取得部111及び推定モデル生成部112を、サーバー装置100が備える例を説明したが、学習データ取得部111及び推定モデル生成部112を、冷蔵庫10が備えていてもよい。
上記実施の形態において、推定除霜時間EDFTを算出するための特徴量として、冷蔵室温度平均値PCC、庫外温度平均値ATC、野菜室温度平均値VCC、ドア開時間積算値DOOR、及び圧縮機回転数積算値CMPを例示したが、推定除霜時間EDFTを算出するための特徴量は、除霜運転の所要時間との関連性が高いものであればよく、上記五つの特徴量以外の特徴量を採用してもよい。また、各冷蔵庫の使用状況に応じて、採用する特徴量を選定してもよい。
上記実施の形態において、推定モデル生成部112は、重回帰分析により推定式(1)を生成する例を説明したが、他の実施形態として、推定モデル生成部112は、AI(Artificial Intelligence)により、学習データTRDを教師データとする機械学習を行って、推定除霜時間EDFTを推定する推定モデルを生成してもよい。
上記実施の形態では、冷蔵庫プロセッサ70が有する閾値設定部73により、除霜運転を実行するか否かを判断するための閾値が変更される例を説明したが、冷蔵庫プロセッサ70は閾値設定部73を有していなくてもよい。この場合は、閾値は、例えば所定値に設定される。
上記実施形態において、運転状況データ取得部71により実行される処理は、本開示の冷蔵庫制御方法における運転状況データ取得ステップに相当し、推定モデル生成部112により実行される処理は、本開示の冷蔵庫制御方法における推定モデル生成ステップに相当する。推定除霜時間算出部74,113により実行される処理は、本開示の冷蔵庫制御方法における推定除霜時間算出ステップに相当し、除霜運転制御部72により実行される処理は、本開示の冷蔵庫制御方法における除霜運転制御ステップに相当する。
本開示における冷蔵庫制御システム1a,1bを構成するコントローラ(冷蔵庫10の制御ユニット60、サーバー装置100のサーバープロセッサ110)は、本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bの動作を制御できるものであればよい。発明の主題を表現する際に、本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bの動作を制御するものとして、コントローラの他にも制御手段または制御部またはそれらに類似する文言で表記する場合がある。コントローラは様々な態様で実現可能である。例えば、コントローラとしてプロセッサを用いてもよい。コントローラとしてプロセッサを用いれば、プログラムを格納している記憶媒体からプログラムをプロセッサに読み込ませ、プロセッサによりプログラムを実行することで、各種処理を実行することが可能となる。このため、記憶媒体に格納されたプログラムを変更することで処理内容を変更できるので、制御内容の変更の自由度を高めることができる。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及び、MPU(Micro-Processing Unit)などがある。記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、及び、光ディスクなどがある。また、コントローラとしてプログラムの書き換えが不可能なワイヤードロジックを用いてもよい。コントローラとしてワイヤードロジックを用いれば、処理速度の向上に有効である。ワイヤードロジックとしては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などがある。また、コントローラを、プロセッサとワイヤードロジックとを組み合わせて実現してもよい。コントローラを、プロセッサとワイヤードロジックとを組み合わせて実現すれば、ソフトウェア設計の自由度を高めつつ、処理速度を向上することができる。また、コントローラと、コントローラと別の機能を有する回路とが、1つの半導体素子で構成されていてもよい。別の機能を有する回路としては、例えば、A/D・D/A変換回路などがある。また、コントローラは、1つの半導体素子で構成されていてもよいし、複数の半導体素子で構成されていてもよい。コントローラが複数の半導体素子で構成される場合、特許請求の範囲に記載の各制御を、互いに異なる半導体素子で実現してもよい。さらに、半導体素子と抵抗またはコンデンサなどの受動部品とを含む構成によってコントローラが構成されていてもよい。
本開示における冷蔵庫制御システム1a,1bに備えられるコミュニケータ(冷蔵庫通信部90、サーバー通信部130)は、本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bと外部機器との通信を可能にするものであればよい。発明の主題を表現する際に、本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bを構成するサーバー装置100などの構成要素と外部機器との通信を可能にするものとして、コミュニケータの他にも通信手段または通信部または送受信手段または送受信部またはそれらに類似する文言で表記する場合がある。コミュニケータは様々な態様で実現可能である。コミュニケータとしては、基地局等を介しての外部機器との無線接続、または、外部機器との直接無線接続などがある。基地局等を介しての外部機器との無線接続としては、例えば、WiFi(登録商標)ルーターと無線通信するIEEE802.11対応の無線LAN、第3世代移動通信システム(通称3G)、第4世代移動通信システム(通称4G)、IEEE 802.16対応のWiMax(ワイマックス:登録商標)、または、LPWA(Low Power Wide Area)などがある。本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bを構成するサーバー装置100などの構成要素と外部機器とを直接無線接続するコミュニケータを用いれば、通信のセキュリティ性の向上に有効であるとともに、WiFi(ワイファイ:登録商標)ルーターなどの中継機器が存在しない場所でも、本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bを構成するサーバー装置100などの構成要素は外部機器と通信できる。本開示の冷蔵庫制御システム1a,1bを構成するサーバー装置100などの構成要素と外部機器とを直接無線接続するコミュニケータとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)による通信、ループアンテナを介したNFC(Near Field Communication)による通信、または、赤外線通信などがある。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術思想を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、及び省略などを行うことができる。
本開示は、冷蔵庫の除霜運転が必要のないときに実行されることによる、冷蔵庫の消費電力の増加、及び冷蔵庫内の温度上昇を抑制する冷蔵庫制御システムを提供する。よって、家庭などに設置される冷蔵庫および業務用の冷蔵庫の他、除霜運転が行われる各種冷却機器等にも適用可能である。
1,1a,1b 冷蔵庫制御システム
5 ゲートウェイ
10 冷蔵庫
11 冷蔵室
12 冷蔵室の右ドア
13 冷蔵室の左ドア
14 切換室
15 切換室の引き出し
16 製氷室
17 製氷室の引き出し
18 冷凍室
19 冷凍室の引き出し
20 野菜室
21 野菜室の引き出し
30 右ドアの開閉センサ
31 左ドアの開閉センサ
32 切換室の開閉センサ
33 製氷室の開閉センサ
34 冷凍室の開閉センサ
35 野菜室の開閉センサ
40 冷蔵室温度センサ
41 野菜室温度センサ
42 庫外温度センサ
43 冷却器温度センサ
44 庫外照度センサ
50 圧縮機
51 冷却器
52 凝縮器
53 冷却ファン
55 除霜ヒータ
60 制御ユニット
70 冷蔵庫プロセッサ
71 運転状況データ取得部
72 除霜運転制御部
73 閾値設定部
74 推定除霜時間算出部
80 冷蔵庫メモリ
81a,81b 冷蔵庫プログラム
82 運転状況データ
83 推定式データ
100 サーバー装置
110 サーバープロセッサ
111 学習データ取得部
112 推定モデル生成部
120 サーバーメモリ
121a,121b サーバープログラム
122 運転状況データ
123 実除霜時間データ
124 学習データ
125 推定式データ
200 通信ネットワーク
W 家屋

Claims (6)

  1. 所定のサンプリング周期で冷蔵庫に設けられた検出部により検出された、前記冷蔵庫の運転状況を示す運転状況データを取得し、第1記憶部に保存する運転状況データ取得部と、
    前記冷蔵庫の加熱部を作動させて前記冷蔵庫の冷却器に付着した霜を除去する除霜運転が実行されたときに、前回の前記除霜運転が完了した時点から今回の前記除霜運転が実行されるまでの間に、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく、所定の特徴量と、今回の前記除霜運転に要した時間とを含む学習データを取得し、第2記憶部に保存する学習データ取得部と、
    前記学習データに基づいて、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく前記特徴量に係る入力データの入力に対して、前記除霜運転を実行したと想定した場合の前記除霜運転の推定所要時間を、推定除霜時間として出力する推定モデルを用いて、前記推定除霜時間を算出する推定除霜時間算出部と、
    所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が所定の閾値以上であるときは、前記所定の除霜要否判断時点に前記除霜運転を実行し、前記所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値未満であるときには、前記所定の除霜要否判断時点から所定の保留時間が経過するまで前記除霜運転の実行を保留して、前記所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過した時点である次の所定の除霜要否判断時点において、前記推定除霜時間算出部により算出される前記推定除霜時間が前記閾値以上である否かを判断する除霜運転制御部と、
    を備える冷蔵庫制御システム。
  2. 前記除霜運転制御部は、前記次の所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が、前記閾値以上であるときは前記次の所定の除霜要否判断時点に前記除霜運転を実行し、前記推定除霜時間算出部により算出される前記次の所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値未満であるときは、前記次の所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過するまで、前記除霜運転の実行をさらに保留する
    請求項1に記載の冷蔵庫制御システム。
  3. 前記除霜運転制御部は、前記次の所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値以上となるまで、前記次の所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過するまで前記除霜運転の実行をさらに保留する処理を繰り返し実行する
    請求項2に記載の冷蔵庫制御システム。
  4. 前記検出部には、前記冷蔵庫の庫外の温度を検出する庫外温度センサが含まれ、
    前記閾値は、前記庫外温度センサの検出温度に応じて設定される
    請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫制御システム。
  5. 前記推定モデルは、前記推定モデルの更新タイミングになったと判断されたとき、前記学習データ取得部により取得される前記学習データに基づいて、更新される
    請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫制御システム。
  6. コンピュータにより実行される冷蔵庫制御方法であって、
    所定のサンプリング周期で冷蔵庫に設けられた検出部により検出された、前記冷蔵庫の運転状況を示す運転状況データを取得し、第1記憶部に保存する運転状況データ取得ステップと、
    前記冷蔵庫の加熱部を作動させて前記冷蔵庫の冷却器に付着した霜を除去する除霜運転が実行されたときに、前回の前記除霜運転が完了した時点から今回の前記除霜運転が実行されるまでの間に、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく、所定の特徴量と、今回の前記除霜運転に要した時間とを含む学習データを取得し、第2記憶部に保存する学習データ取得ステップと、
    前記学習データに基づいて、前記検出部により検出された運転状況を示す前記運転状況データに基づく前記特徴量に係る入力データの入力に対して、前記除霜運転を実行したと想定した場合の前記除霜運転の推定所要時間を、推定除霜時間として出力する推定モデルを用いて、前記推定除霜時間を算出する推定除霜時間算出ステップと、
    所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が閾値以上であるときは、前記除霜要否判断時点に前記除霜運転を実行し、前記所定の除霜要否判断時点における前記推定除霜時間が前記閾値未満であるときには、前記所定の除霜要否判断時点から所定の保留時間が経過するまで前記除霜運転の実行を保留して、前記所定の除霜要否判断時点から前記所定の保留時間が経過した時点である次の所定の除霜要否判断時点において、前記推定除霜時間算出ステップにより算出される前記推定除霜時間が前記閾値以上である否かを判断する除霜運転制御ステップと、
    を含む冷蔵庫制御方法。
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