JP2023176695A - エア駆動式アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータ本体をコンパクト化し、確実にシール部位を密封シールすることができるエア駆動式アクチュエータを提供することにある。【解決手段】回転変換機構4を内蔵した駆動側ハウジング3と、ピストンロッド13が往復動するシリンダ側ハウジング2と、ピストンロッド13をガイドするロッドガイド14を有するエア駆動式アクチュエータであって、ロッドガイド14の外周を遠心方向に延出させた延出部16を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させた状態で、アクチュエータ本体1を構成すると共に、両ハウジングの端面部の少なくとも何れか一方側の端面部と、延出部16の間にシール部材19を挟み込むようにして装着し、両ハウジング同士を連結固定した。【選択図】図4

Description

本発明は、エア駆動式アクチュエータに関し、特に、バルブ用エア駆動式アクチュエータのアクチュエータ本体をコンパクト化し、確実にシール部位を密封シール可能なエア駆動式アクチュエータに関する。
従来、ボール弁等の回転弁を自動で開閉動作させるためにエア駆動のアクチュエータが使用されている。
例えば、特許文献1の図8に示すように、アクチュエータ本体をシリンダ室と駆動室にそれぞれ別の区画に分けて、一方の空間が、エア供給によってピストンが往復動するエアシリンダとなるシリンダ室用ハウジングとし、他方の空間が、エアシリンダに連接し、エアシリンダ内のピストンに接続し且つ当該空間内にまで延びるピストンロッドの往復動を、当該空間内でギアやスコッチヨークによって回転運動に変換する駆動機構を収容した駆動室用ハウジングとによりアクチュエータ本体を構成したエアアクチュエータが知られている。
同文献のエアアクチュエータは、ピストンロッドの動作を案内するロッドガイドを、シリンダ側のハウジングと駆動側のハウジングで挟着し、ロッドガイドを固定して、ハウジング内のシリンダ側と駆動側の両空間を分けた構造としている。
そして、ロッドガイドの外周面に設けた溝部にOリングを装着して、シリンダの内壁の内周面にOリングを密着させて、シリンダ室ハウジングの気密性を確保している。
すなわち、シリンダ室の機能が十分に発揮されるように、Oリングとシリンダの内壁の内周面の密封シールにより、シリンダ室の気密性を高めている。
特開2016-44720号公報
しかしながら、特許文献1のバルブ用アクチュエータは、ロッドガイドの外周面にシール部材を装着するために溝部を設け、この溝部に装着したOリングをシリンダ室ハウジングの内壁の内周面に接触させる構造であるため、ロッドガイドにはOリングを装着するための溝を形成する必要があり、ロッドガイドの外周の幅が大きくなり、ロッドガイド自体も大きくなる。
さらに、ロッドガイドの溝部に対向するハウジング内周面の距離が必要となり、ハウジングもある程度の肉厚や長さ方向の距離を確保する必要があり、結果的にアクチュエータ本体の小型化に反することになる。
また、ロッドガイドが大きくなると、所定のシリンダ容積を確保するためにシリンダ室ハウジングも大きくしなければならないため、従来の構造ではアクチュエータ本体のコンパクト化が難しかった。
加えて、特許文献1のバルブ用アクチュエータは、ロッドガイドの外周面に設けた溝部にOリングを装着する構造であるため、アクチュエータの組立て時にOリングを引張って溝部に装着すると、Oリングの表面を傷つけてしまうことがある。
また、溝部の空間に対して一定以上の充填率でOリングが装着されており、一定以上の圧縮率を得るためにOリングの外周側はロッドガイドの溝部からはみ出すように装着され、シリンダ室ハウジングの内周面により押し付けて、気密性を高めている。
高いシール性を確保するために、Oリングはロッドガイドの溝部からはみ出すように装着されるから、ハウジングの端面同士を連結してアクチュエータ本体を組立てるとき、Oリングがロッドガイドの溝からはみ出た状態でハウジングの装着が行われることになり、その際にハウジングの開口端面が引っ掛かったりしてOリングが損傷する可能性がある。
上述した理由から、アクチュエータ本体のコンパクト化を図ると共に、シリンダ室の機能を発揮するためのシール部位を確実に密封シールすることができ且つシール部材の損傷を低減することが可能なエアアクチュエータの開発が望まれていた。
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、アクチュエータ本体をコンパクト化し、確実にシール部位を密封シールすることができるエア駆動式アクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、回転変換機構を内蔵した駆動側ハウジングと、ピストンロッドが往復動するシリンダ側ハウジングと、ピストンロッドをガイドするロッドガイドを有するエア駆動式アクチュエータであって、ロッドガイドの外周を遠心方向に延出させた延出部を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させた状態で、アクチュエータ本体を構成すると共に、両ハウジングの端面部の少なくとも何れか一方側の端面部と、延出部の間にシール部材を挟み込むように装着し、両ハウジング同士を連結固定したエア駆動式アクチュエータである。
請求項2に係る発明は、両ハウジングの端面部の何れか一方側に環状突出部が形成され、この環状突出部が延出部と対向した状態で、両ハウジングを連結固定してアクチュエータ本体が構成され、両ハウジング同士を連結固定する際に延出部と一方側の端面部と環状突出部とに囲まれる空間部を設け、この空間部にシール部材を装着したエア駆動式アクチュエータである。
請求項3に係る発明は、ロッドガイドの軸心方向に突出する側壁部が、当該ロッドガイドの外周付近に周方向に連続して形成され、この側壁部がシリンダ側ハウジングの端面部の開口部の内周に沿って装着した状態でアクチュエータ本体が構成され、両ハウジング同士を連結固定する際に延出部と端面部と側壁部とに囲まれる空間部を設け、この空間部にシール部材を装着してシリンダ側ハウジングを密封シールしたエア駆動式アクチュエータである。
請求項4に係る発明は、両ハウジング同士を連結固定する際に、ロッドガイドの延出部の外周側にあるハウジングの周壁部の端面をもう一方のハウジングの端面部の端面側に突出させて当接させた状態でアクチュエータ本体を構成したエア駆動式アクチュエータである。
請求項5に係る発明は、回転変換機構に設けた出力軸とバルブ用ステムとを連結した状態でアクチュエータ本体をバルブに搭載して用いるエア駆動式アクチュエータである。
請求項1に係る発明によると、回転変換機構を内蔵した駆動側ハウジングと、ピストンロッドが往復動するシリンダ側ハウジングと、ピストンロッドをガイドするロッドガイドを有するエア駆動式アクチュエータにおいて、ロッドガイドの外周を遠心方向に延出させた延出部を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させた状態で、アクチュエータ本体を構成すると共に、両ハウジングの端面部の少なくとも何れか一方側の端面部と、延出部の間にシール部材を挟み込むようにして装着し、両ハウジング同士を連結固定しているから、シール部材を装着するための溝部をロッドガイドの外周に設ける必要がないため、ロッドガイドの外周幅を最小限の厚みに形成することができ、アクチュエータ本体の全長を短くしてコンパクト化することができもって、アクチュエータ本体を小型化することができる。
さらに、シール部材は、ハウジングの端面部によって軸心方向から押圧され、かつ、延出部の側面により軸心方向から押圧されるから、シール部材が軸心方向から圧縮されているので、両ハウジング同士を連結固定した状態のときには、両方向から押圧しシール部材を確実に圧縮してシール部位を構成することができ、ハウジング内の気密性を確保することができる。
請求項2に係る発明によると、シリンダ側ハウジングと駆動側ハウジングとを別部材とし、両ハウジングの端面部の何れか一方側に形成した環状突出部がロッドガイドの延出部と対向した状態で、両ハウジングを連結固定してアクチュエータ本体を構成している。そして、両ハウジング同士を連結固定する際に、延出部と一方側の端面部と環状突出部とに囲まれる空間部が形成されて、この空間部にシール部材を装着して、シール部材によりシリンダ側ハウジングを密封シールしている。
このため、所定の空間部にシール部材を装着すればよいから、シール部材を装着するための溝部をロッドガイドの外周に設ける必要がないため、ロッドガイドの外周幅を最小限の厚みに形成することができ、コンパクト化することができもって、アクチュエータ本体を小型化することが可能となる。
しかも、空間部に装着されるシール部材は、ロッドガイドの延出部によって、軸心方向から押圧され、かつ、延出部に対向しているハウジングの端面部によって軸心方向から押圧されて、圧縮されているから、両ハウジング同士を連結固定した状態のときには、両方向から押圧しシール部材を確実に圧縮してシール部位を構成することができ、シリンダ側ハウジングの気密性を確保することができる。
加えて、シール部材は、ロッドガイドの外周に形成した溝部に装着する必要がないから、所定の空間にシール部材を装着するだけでよく、装着が容易であり、組付け時などにシール部材を傷つけることがなくシール部材の耐久性の向上に寄与する。
請求項3に係る発明によると、ロッドガイドの軸心方向に突出する側壁部をシリンダ側ハウジングの端面部の開口部の内周に沿って装着すると共に、延出部を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させているので、ロッドガイドを位置決めしつつ、支持・固定して、アクチュエータ本体のハウジング内に位置固定される。両ハウジング同士を連結固定する際には、延出部と端面部と側壁部とに囲まれる空間部が形成されて、この空間部にシール部材を装着することができる。
このため、ロッドガイドに溝部などを形成するために別途加工を施すことなく簡易な構造により、両ハウジングを組付けするだけで、アクチュエータを小型化しながら、容易にアクチュエータ本体のシール部位を構成することができる。
請求項4に係る発明によると、シリンダ側ハウジングと駆動側ハウジングを連結させてアクチュエータ本体を構成する際には、ロッドガイドの延出部の外周側にあるハウジングの周壁部の端面が一方のハウジングの端面部の端面に当接するので、この突き当てによって、両ハウジングが位置決めされた状態で、ボルト締結により両ハウジング同士が連結固定される。
このとき、固定部材のボルトを増し締めしたとしても、両ハウジングの位置は固定されたままであるから、両ハウジングに挟まれて保持されているロッドガイドには、過度な押し付けがかかることはないので、ロッドガイドがズレることがない。
そして、両ハウジングの位置は固定されているから、両ハウジングの組付けの際に空間部に収容されているシール部材もズレることがないので、シール部材を適切な位置に位置決めされた状態でシール部材に余計な力がかかることなくシール部材を圧縮することができる。
このように、ハウジングの位置決めと共に、シール部材のシール性能の発揮という2つの機能を発揮することができる。
加えて、ハウジングの周壁部の端面が一方のハウジングの端面部の端面に当接する際の押し付けを調整することにより、ロッドガイドを保持・固定する挟着力や、空間部に装着されたシール部材の潰し量(圧縮量)を調整することができる。
請求項5に係る発明によると、回転変換機構に設けた出力軸とバルブ用ステムとを連結した状態でアクチュエータ本体をバルブに搭載して用いることができるから、アクチュエータ本体をコンパクト化しかつ耐久性に優れたバルブ用エア駆動式アクチュエータを提供することができる。加えて、パイプラインのコンパクト化にも寄与する。
本発明の実施形態に係るエア駆動式アクチュエータの斜視図である。 図1のエア駆動式アクチュエータにおいて、ピストンがロッドガイドから離間した位置(遠位方向の位置)にあるときの断面図である。 図1のエア駆動式アクチュエータにおいて、ピストンがロッドガイドに接近した位置(近位方向の位置)にあるときの断面図である。 図3のエア駆動式アクチュエータのシール部位の拡大図である。 他例のエア駆動式アクチュエータのシール部位の拡大図である。
以下に、本発明の実施形態に係るエア駆動式アクチュエータを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のエア駆動式アクチュエータの斜視図を示し、図2は、ピストンがロッドガイドから離間した位置(遠位方向の位置)にあるときの断面図、図3は、ピストンがロッドガイドに接近した位置(近位方向の位置)にあるときの断面図を示している。図4は、図3のエア駆動式アクチュエータのシール部位の拡大図を示している。
本発明の実施形態に係るエア駆動式アクチュエータは、バルブを開閉するための駆動源の一つであり、バルブの開動作及び閉動作を空気圧を利用した復作動式を用いている。
なお、本発明に係るエア駆動式アクチュエータは、単作動式(スプリングリターン式)および複作動式のエア駆動式アクチュエータの何れにおいても適応可能である。以下、複作動式のバルブ用エア駆動式アクチュエータにおいて適応した実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、エア駆動式アクチュエータ(以下、アクチュエータ本体1という)は、エア室(エアシリンダ室)を構成するシリンダ側ハウジング2と、空気圧によってピストン12の往復運動を回転運動に変換する回転変換機構4を内蔵した駆動側ハウジング3と、駆動側ハウジング3の一端開口を閉塞するハウジングキャップ41と、ピストン12及びピストンロッド13をガイドするロッドガイド14とを有し、シリンダ側ハウジング2のフランジ状の開口端面部21と駆動側ハウジング3のフランジ状の開口端面部31とを突き合わせ、固定部材(ネジ部材)40により連結してアクチュエータ本体1を構成している。
シリンダ側ハウジング2、駆動側ハウジング3、及びハウジングキャップ41は、ピストンロッド13の軸心に合致した状態で軸心方向に互いに連結することによって、ピストンロッド13の軸心方向を長手方向とするアクチュエータ本体1の外郭を呈している。
本実施形態では、シリンダ側ハウジング2、駆動側ハウジング3、及びハウジングキャップ41は、鋳造によって製造されたものを用いているが、その他の製造方法によって製造されたものを用いてもよいし、各種製造方法を組合わせてもよい。
シリンダ側ハウジング2は、例えば、鋳鉄を材料とした鋳物よりなり、略筒状の形状に形成され、ピストン12及びピストンロッド13が往復動を可能にするために内部に一定の空間を有するように形成されている。
図2、図3に示すように、シリンダ側ハウジング2は、周側壁2a、閉塞壁2bを有し、閉塞壁2bに対向している開口側にはフランジ状の端面部21を有し、端面部21は固定部材40により駆動側ハウジング3に対して固定されている。
シリンダ側ハウジング2の内部には、外部のエア供給源の圧縮エアを吸排気するためエアポート11と、エアポート11から供給された圧縮エアによってハウジング内で往復動するピストン12と、ピストン12の往復動に伴ってハウジング内を直線的に往復動するピストンロッド13と、ピストンロッド13を支持するロッドガイド(ガイド部材)14を内蔵している。
ロッドガイド14は軸方向に突出している側壁部18を有しており、この側壁部18をシリンダ側ハウジング2の端面部21の開口部21aの内周面に沿って挿入して、位置決めしながら、ロットガイド14はシリンダ側ハウジング2に装着されている。
ロッドガイド14に形成した貫通穴15にピストンロッド13を挿通させて、ピストンロッド13を支持するとともに、ピストンロッド13の直線運動をガイドしている。
ロッドガイド14の外周に延出している延出部16は、シリンダ側ハウジング2の開口端面部21と駆動側ハウジング3の開口端面部31に挟着して固定されている。これにより、ロッドガイド14は、挟着状態でハウジング内に位置決めされながら支持・固定されている。
ピストン12の外周にはシール用Oリング25が装着され、ピストンロッド13の雄ねじ13aにネジ部材26を螺着してピストン12をピストンロッド13に固着している。
また、シリンダ側ハウジング2の調整ボルト27によりピストンロッド13の直線運動の範囲を調整可能に設けている。
外部のエア供給源からエアポート11に圧縮エアが供給されると、ピストン12が駆動ハウジング3側に押されて移動し、これに伴ってピストンロッド13も直線運動し、ピストンロッド13に固着したピン6がスコッチヨーク7に当接しスコッチヨーク7が回動して、ピストンロッド13の直線運動がスコッチヨーク7を介してシャフト9の回転運動に変換される。
駆動側ハウジング3は、例えば、鋳鉄を材料とした鋳物成形よりなり、略矩形状に形成され、回転変換機構4を収容するために内部に一定の空間を有するように形成されている。
駆動側ハウジング3に内蔵された回転変換機構4は、シリンダ側ハウジング2のエアポート11への圧縮エアの吸排気によりシリンダ側ハウジング2内を往復動作するピストン12及びピストンロッド13の直線運動を回転運動に変換してシャフト9の回転によりバルブの開閉動作に変換する機構である。
図2、図3に示すように、回転変換機構4は、ハウジング本体1内で往復運動するピストンロッド13と、このピストンロッド13に固着されたピン6と、ピン6に係合してピストンロッド13の往復運動を回転運動に変換するスコッチヨーク7と、スコッチヨーク7に挿通し連結して一体となって回転し出力軸側に回転運動を伝達するシャフト(駆動軸)9と、スコッチヨーク7とシャフト9を一体的に回転可能に支持するキー8とを備えて構成している。
なお、本例では、回転変換機構4は、スコッチヨーク式機構としているが、例えばラックアンドピニオン式機構などの機構を採用することも可能である。
シャフト9の他端側は出力軸となっており、この出力軸に例えばバルブ用ステム(図示なし)を連結してアクチュエータの動力によって開閉操作可能にするためにバルブ(ボールバルブ、バタフライバルブ等)に装着することができる。
なお、本実施形態のアクチュエータ本体1は、ボールバルブ、バタフライバルブ等の90°開閉操作用のバルブ(クオータターン型バルブ)以外の各種バルブやバルブ以外の各種機器等にも使用可能である。
駆動側ハウジング3の開口端部の一端側には、固定部材42によりハウジングキャップ41が固着され、ハウジングキャップ41に設けた調整ボルト43により、ピストンロッド13の直線運動の範囲を調整可能に設けている。
駆動側ハウジング3の上方は、ハウジングカバー51がボルト53により固定されており、ハウジングカバー51の上面には表示部材52などが取付られている。
本例では、ハウジング本体1の内部の空間領域は、ロッドガイド14によりシリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3に区画分けされている。
シリンダ側ハウジング2の空間領域は、ピストンが往復動する空間となり、駆動側ハウジング3の空間領域は、駆動機構が駆動するための空間となっている。
ハウジング本体1が組付けられると、ロッドガイド14の外周は、シリンダ側ハウジング2の開口端面部21と駆動側ハウジング3の開口端面部31により挟着固定されつつ、ロッドガイド14とシリンダ側ハウジング2の間に一定の空間(空間部)を形成して、この空間にシール部材を装着してシリンダ側ハウジング2を密封シールしている。
より詳しくは、図4に示すように、ロッドガイド14の外周に設けた遠心方向に延出する延出部16を駆動側ハウジング3の端面部31とシリンダ側ハウジング2の端面部21の間に挟着して、ロッドガイド14を固定している。
駆動側ハウジング3の端面部31には、最外周部付近に周壁部32がシリンダ側ハウジング2側に突出して設けられており、この周壁部32の端面がシリンダ側ハウジング2の端面部21の端面にメタルタッチ状態で当接して両ハウジングの連結時に所定の位置で互いに位置決めされるように連結できるようになっている。
両ハウジングの連結の際には適切な位置で位置決めされて、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3が固定部材40によるボルト締結した際に、増し締めしても、両ハウジングは、所定の固着位置で固定されたままとなる。よって、ロッドガイド14の外周の延出部16を挟み込み込んだ状態で、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3が固定部材40により固着する際に、増し締めしたとしても、ロッドガイド14の延出部16には過度な荷重がかかることがない。
一方で、周壁部32の高さ(軸方向の高さ)を変更することで、延出部16を挟み込む領域(幅、軸方向の高さ)を調整することが可能であり、ロッドガイド14の延出部16を挟み込む際の挟着力が決まり、ロッドガイドと端面部の間に装着されたシール部材の潰し量(圧縮量)も適宜定めることができる。
ロッドガイド14の外周付近には、周方向に連続して、シリンダ側ハウジング2側に突出する側壁部18が設けられ、この側壁部18の外周側が延出部16となっている。この側壁部18と延出部16とにより段差部17が形成されている。一方、シリンダ側ハウジング2の端面部21には一方の端面部31の端面に向けて突出している環状突出部23が設けられ、この環状突出部23と端面部21により段部22が形成されている。この環状突出部23は延出部16に当接するか僅かに離間している。
ここで、ハウジング本体1が組付けられると、ロッドガイド14の段差部17とシリンダ側ハウジング2の段部22が対向するように配置されているので、延出部14と一方側の端面部21と環状突出部23とに囲まれる一定の空間(空間部)が形成される。
すなわち、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3を連結させてアクチュエータ本体1を組付けすることで、両ハウジングの開口側の端面部同士の間に延出部16を挟着して、ロッドガイド14を固定すると共に、ロッドガイド14の延出部16とハウジングの開口側の端面部との間に、空間部20を形成する。そして、この空間部20にシール部材19を装着してハウジング本体1のシール部位を構成し、シリンダ側ハウジング2を密封シールする。
言い換えれば、段部22のシール側のシール用段面部22aとこの段部22に対向するロッドガイド14の延出部16の側面(シール用側面部)16aとの間にある空間部20にシール部材19を装着している。
両ハウジングの連結状態でアクチュエータ本体を組付けるときに、段部22と段差部17とにより囲まれて生じる空間部20にシール部材19を装着していると、シール部材19は、ロッドガイド14の延出部16のシール用側面部16aと段部22のシール用段部面22aとにより挟み込まれシール部材19が圧縮されて、シール部材19の圧縮によりハウジング本体1のシール部位を構成し、シリンダ側ハウジング2を密封シール可能になる。
なお、シール部材19は、特に限定はないが、Oリング、板状リングなど圧縮可能で弾性を有する樹脂製ゴム部材を用いることができる。
ここで、従来の構造では、ロッドガイドの外周に溝部を設けこの溝部にOリングを装着していたが、これに対して、本例では、ロッドガイドの外周にはOリング(シール部材)を装着するための溝部がない。
このため、ロッドガイドの外周方向の幅を、従来の構造と比較して短くすることが可能となり、ロッドガイドをコンパクト化できる。
また、従来の構造では、溝部に装着したOリングを外方から押し潰して密封シールするためには、Oリングを外方から押圧するシリンダの内壁の内周面をロッドガイドの外周と対向するよう距離をあける必要がある場合、シリンダ内周が大きくなる可能性があったが、これに対して本例では、ロッドガイド14とハウジングの端面部21(31)の間にシール部材(Oリング)を挟んでいるから、複雑な構造とすることなくロッドガイドの外周を短くすることができ、このため、シリンダの内周の径方向の幅を小さくすることができ、かつ軸方向の長さを短くすることにより、全体としてシリンダ側ハウジングのコンパクト化が可能となる。
また、両ハウジングを連結固定するとき、シール部材19は、ロッドガイド14の延出部16のシール用側面部16aにより軸心方向から押圧され、かつ、段部22のシール用段部面22aにより軸心方向から押圧される。
すなわち、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3を連結してアクチュエータ本体1を構成する際、固定部材40のボルト締結により固定するときに、シール部材19は、軸心方向から押圧されて、シール部材19とシール用側面部16aの間に密封シールを構成すると共に、シール部材19とシール用段部面22aの間に密封シールを構成している。
このため、シール用段部面22aとこれに軸心方向で対向しているシール用側面部16aによる軸心方向からの押圧によって、空間部20に収容されたシール部材19が圧縮状態となり、シール部材19とシール用段部面22aのシール面の間の密着力、及びシール部材19とシール用側面部16aのシール面の間の密着力を高めた状態で、アクチュエータ本体1のシール部位の密封シールを構成することができる。
よって、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3を連結する際には、固定部材40のボルト締結により、シール部材19が、確実に圧縮状態で空間部20に収納されるので、シリンダ側ハウジング2のシール部位の気密性が保持される。
また、環状突出部23の高さ(他の端面部の端面方向への突出)を調整することで、シール部材19を収容する空間部20の体積(容積)を任意に設定することが可能であり圧縮率を調整又は変更して適度なシール性を得ることが可能となる。
また、シール用段部面22aの幅、シール用側面部16aの幅、環状突出部23の高さは、シール部材に合わせて設定や調整が可能であり、空間部20に対するシール部材19の充填率に基づいて設定や調整をすることができる。
ロットガイド14の段差部17や端面部の段部22は、切削加工などにより容易に設けることができるから、それらの幅や高さの設定や調整は容易である。
両ハウジングを連結してアクチュエータ本体を組付けする場合、シール部材19は、開口端面部21の段部22のシール用段面部22aの上面に配置して、次いで、ロッドガイド14の側壁部18をシリンダ側ハウジング2の端面部21の開口部21aに装着してから、両ハウジングを組付けすることができる。
これにより、両ハウジングを連結する際にシール部材19が脱落するのを防止して、確実にシール部材を装着した状態で組付けすることが可能となる。また、シール部材19を段部22に載置するだけでよいので、シール部材19を引っ張ったりすることで表面に傷が付いたりすることを低減できる。
なお、シール部材19は、ロッドガイド14の延出部16のシール用側面部16aの上面に装着してから両ハウジングを組み付けしてもよい。
何れの場合においても、シール部位の気密性を高めた状態で、アクチュエータ本体1を組付けすることができる。
なお、図4においては、シリンダ側ハウジング2の端面部21に環状突出部23を設けて段部22を形成しているが、駆動側ハウジング3の端面部31に段部を形成して、駆動側ハウジング3の端面部31とこの端面部31に対向するロッドガイド14のシール用側面部との間にシール部材を圧縮可能状態に装着して密封シールする構成にしてもよい。
また、開口側の端面部に環状溝部を設けて、この端面部の環状溝部にシール部材を装着し、環状溝部とロッドガイドの延出部の側面(シール用側面部)により軸心方向にシール部材を押圧して、シール部材を圧縮状態にしてシリンダ側ハウジングのシール部位の気密性を確保する構成としてもよい。
また、ロッドガイド14に突出部を形成して構成してもよい。例えば、図5に示す他例は、ロッドガイド14の延出部の外周に環状の突設部16bを形成して、この突設部16bをシリンダ側ハウジング2の端面部21に当接させている。
この場合には、シリンダ側ハウジング2の端面部21には段部はないが、ロッドガイド14の延出部16の外周に設けた突設部16bにより空間部20を形成することができるから、この空間部20にシール部材19を装着すればよい。
上記と同様にシール部材19は、シリンダ側ハウジング2のシール面21bとシール用側面部16aにより軸心方向から圧縮されるので、シール性能を発揮してシリンダ側ハウジング2を密封シールすることができる。
次いで、上記実施形態におけるエア駆動式アクチュエータの作用を述べる。
本発明のエア駆動式アクチュエータは、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3とを別部材とし、それらを連結させる際に、両ハウジングの端面部の間にロッドガイド14の延出部16を挟着し、ロッドガイド14の外周にある延出部16を支持・固定する段部22とこの段部22に対向するロッドガイド14の外周にある延出部16のシール用側面部16aの間にシール部材19を装着すると共に、シール部材19によりシリンダ側ハウジング2を密閉シールしている。
また、両ハウジングを連結させてアクチュエータ本体を組み付ける際には、ロッドガイドの軸心方向に突出する側壁部をシリンダ側ハウジングの端面部の開口部に装着すると共に、延出部を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させているので、ロッドガイドを位置決めしつつ、支持・固定して、アクチュエータ本体のハウジング内に位置固定される。このとき、延出部とハウジングの端面部との間に空間部が形成されて、この空間部にシール部材を装着することができる。
このため、ロッドガイドに溝部などを形成するために別途加工を施すことなく簡易な構造により、両ハウジングを組付けするだけで、アクチュエータを小型化しながら、容易にアクチュエータ本体のシール部位を構成することができる。
よって、シール部材19を装着するための溝部をロッドガイド14の外周に設ける必要がないため、ロッドガイド14の外周幅を最小限の厚みに形成することができ、ロッドガイド(ガイド部材)を小さくすることができる。
また、従来のようなロッドガイドの溝部にシール部材を装着する構造と比べると、本例では、ロッドガイド14とハウジングの開口端面部21(31)の間にシール部材19を挟み込むようにして装着して、両側から押圧する構造であるから、ロッドガイドの外周方向の幅を小さくすることができるので、ロッドガイドに対向しているシリンダ側ハウジング2の内壁の内周面の距離や内径を短くすることができ、且つ軸方向の長さは短くなるので、シリンダ側ハウジング2を小さくすることができる。
これにより、アクチュエータ本体の全長が短くなって、従来よりもエア駆動式アクチュエータをコンパクト化することができるので、アクチュエータの設置スペースに制約がある場合には、有効となる。
また、アクチュエータ本体のコンパクト化により、結果として、ハウジングの製造に必要な鋳物の重量を減らすことが可能となりエア駆動式アクチュエータの軽量化を図ると共に製造コストを削減することができる。
さらに、両ハウジング同士を連結固定した状態で、ハウジングの端面部の軸心方向のシール用段部面22aとこのシール用段部面22aに対向するロッドガイド14の軸心方向のシール用側面部16aとによりシール部材19を軸心方向から押圧して圧縮し、シリンダ側ハウジング2を密封シールするから、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3の組付け時には、確実にシール部材19を軸心方向から潰して圧縮することができる。
これにより、シール部材19とシール用側面部16aの間におけるシール面及びシール部材19とシール用段部面22aの間におけるシール面における密着力を高めているので、アクチュエータ本体1のシール部位のシール性能を高めた状態でシリンダ側ハウジング2の気密性を確保することができる。
なお、シリンダ側ハウジング2の開口側の端面部21に形成した段部22からシール部材19を押圧することにより、シリンダ側ハウジング2の開口側の近傍にあるシール部位の気密性を高めることができる。
また、ロッドガイド14の延出部16に対し、ハウジングの開口端面部に設けた環状突出部23が突き当たり、それにより延出部16が他方の開口端面に向かって押し付けられることでロッドガイド14が固定されるので、環状突出部23のロッドガイド14の延出部16への突き当てにより、ロッドガイド14を位置決め固定すると共に、シール部材(Oリング)の収容室(空間部)の体積(空間)が定まる。
よって、従来のようなロッドガイドの外周にOリング装着用の溝を設ける場合、このOリング装着用の溝はハウジングの連結とは無関係であるが、本発明は、両シリンダを連結する際の環状突出部23の突き当てにより形成される空間部20によりOリングの充填率等を変化させることができるので、環状突出部23の高さや両シリンダを連結する力を調整することで、Oリングの所望の充填率を得やすく、ロッドガイド外周のシール性能を良好に発揮することができ、シリンダ室の気密性を確保することができる。
さらに、シール部材19が所定の空間部20に配置されるので、シール部材19を位置決めした状態で圧縮することができる。
シール部材19が、Oリングなどの一定の厚みを有し規格等で指定された充填率等になるように圧縮する必要があっても、所定の段部にシール部材19を装着すればよいので、シール部材19(Oリング)が、ロッドガイド14の軸心方向のシール用側面部16aとシリンダの端面部の軸心方向のシール用段部面22aにより軸心方向で確実に圧縮されて、Oリングを所望の圧縮率で圧縮するからシール面の密着力を高めた状態で、シリンダ室の気密性を確保することができる。
また、所定の位置にシール部材19を配置すればよいので装着が容易であり、ロッドガイド14の外周に形成された溝部にシール部材19を装着する必要がなく、装着の手間が減ると共に、組付け時などにシール部材19を傷つけることがなくアクチュエータ本体のシール部位のシール部材の耐久性の向上に寄与する。
また、鋳物により形成したハウジングを切削加工などにより容易に端面部に段部を設けることができるから、空間部の容積を任意に設定することができ、一定以上の圧縮率が必要なOリングなどのシール部材であっても、所望の圧縮率でシール部材を圧縮することができる。
また、本例では、シリンダ側ハウジング2と駆動側ハウジング3とを連結させてアクチュエータ本体1を構成する際には、ロッドガイド14の延出部16の外周側にあるハウジングの周壁部32の端面が一方のハウジングの端面部21の端面にメタルタッチ状態で当接するので、この突き当てによって、両ハウジングが位置決めされた状態で、ボルト締結により両ハウジング同士を連結固定している。
このとき、固定部材40のボルトを増し締めしたとしても、両ハウジングの位置は固定されたままであるから、両ハウジングに挟まれて保持されているロッドガイドには、過度な押し付けがかかることはないので、ロッドガイド14がズレることがない。
そして、両ハウジングの位置は固定されているから、両ハウジングの組付けの際に空間部20に収容されているシール部材19もズレることがないので、シール部材19を適切な位置に位置決めされた状態で余計な力がかかることなくシール部材19を圧縮することができる。
このように、ハウジングの位置決めと共に、シール部材のシール性能の発揮という2つの機能を発揮することができる。
従来では、シリンダ側ハウジングの気密性を確保するシール部材と両ハウジングの締結は無関係であったが、本例では、両ハウジングの組付けによってシール部材が軸方向から圧縮される構造としたので、両者の性能が効果的に発揮される。
また、周壁部32の高さ(軸方向の高さ)を変更することで、延出部16を挟み込む領域(幅、軸方向の高さ)を調整することが可能であり、ロッドガイド14の延出部16を挟み込む際の挟着力が決まり、ロッドガイド14と端面部の間に装着されたシール部材19の潰し量(圧縮量)も定まる。
よって、ハウジングの周壁部32の端面が一方のハウジングの端面部33の端面に当接する際の押し付けを調整することにより、ロッドガイドを支持・固定する挟着力や、空間部に装着されたシール部材の潰し量(圧縮量)を調整することができる。
上述のエア駆動式アクチュエータは、バルブの開閉操作するアクチュエータとして使用すれば、アクチュエータ本体をコンパクト化しかつ耐久性に優れたバルブ用エア駆動式アクチュエータを提供することができる。さらには、パイプラインのコンパクト化にも寄与する。
なお、図5に示す他例であるロッドガイド14に突設部16bを設けた実施形態においても、上記と同様の作用効果を有するから詳細な説明は、省略する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は、前記実施の形態記載に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の変更ができるものである。
1 アクチュエータ本体
2 シリンダ側ハウジング
2a 周側壁
2b 閉塞壁
3 駆動側ハウジング
4 回転変換機構
6 ピン
7 スコッチヨーク
8 キー
9 シャフト(駆動軸)
11 エアポート
12 ピストン
13 ピストンロッド
13a 雄ねじ部
14 ロッドガイド(ガイド部材)
15 貫通穴
16 延出部
16a シール用側面部
16b 突設部
17 段差部
18 側壁部
19 シール部材
20 空間部
21 端面部(開口端面部)
21a 開口部
22 段部
22a シール用段部面
23 環状突出部
25 シール用Oリング
26 ネジ部材
27 調整ボルト
31 端面部(開口端面部)
32 周壁部
40 固定部材
41 ハウジングキャップ
42 固定部材
43 調整ボルト
51 ハウジングカバー
52 表示部材
53 ボルト

Claims (5)

  1. 回転変換機構を内蔵した駆動側ハウジングと、ピストンロッドが往復動するシリンダ側ハウジングと、前記ピストンロッドをガイドするロッドガイドを有するエア駆動式アクチュエータであって、前記ロッドガイドの外周を遠心方向に延出させた延出部を両ハウジング同士の開口側に設けた端面部同士の間に挟着させた状態で、アクチュエータ本体を構成すると共に、両ハウジングの端面部の少なくとも何れか一方側の端面部と、前記延出部の間にシール部材を挟み込むようにして装着し、両ハウジング同士を連結固定したことを特徴とするエア駆動式アクチュエータ。
  2. 両ハウジングの端面部の何れか一方側に環状突出部が形成され、この環状突出部が前記延出部と対向した状態で、両ハウジングを連結固定してアクチュエータ本体が構成され、両ハウジング同士を連結固定する際に前記延出部と前記一方側の端面部と前記環状突出部とに囲まれる空間部を設け、この空間部にシール部材を装着した請求項1に記載のエア駆動式アクチュエータ。
  3. 前記ロッドガイドの軸心方向に突出する側壁部が、当該ロッドガイドの外周付近に周方向に連続して形成され、この側壁部が前記シリンダ側ハウジングの端面部の開口部の内周に沿って装着した状態でアクチュエータ本体が構成され、両ハウジング同士を連結固定する際に前記延出部と前記端面部と前記側壁部とに囲まれる空間部を設け、この空間部にシール部材を装着して前記シリンダ側ハウジングを密封シールした請求項1又は請求項2に記載のエア駆動式アクチュエータ。
  4. 両ハウジング同士を連結固定する際に、前記ロッドガイドの前記延出部の外周側にあるハウジングの周壁部の端面をもう一方のハウジングの端面部の端面側に突出させて当接させた状態でアクチュエータ本体を構成した請求項1又は請求項2に記載のエア駆動式アクチュエータ。
  5. 前記回転変換機構に設けた出力軸とバルブ用ステムとを連結した状態で前記アクチュエータ本体をバルブに搭載して用いる請求項1又は請求項2に記載のエア駆動式アクチュエータ。
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