JP2023174367A - カメラの校正確認方法、校正確認プログラムおよび校正確認装置 - Google Patents

カメラの校正確認方法、校正確認プログラムおよび校正確認装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラの校正確認に際して校正結果の誤認を抑制し得る技術を提供する。【解決手段】車両に搭載されたカメラの校正結果を確認する校正確認方法であって、所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲットが車両の周囲に配置された状態をカメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップS103と、確認ターゲットの位置情報およびカメラの要求精度に基づいて、目印の高さに対応するカメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップS105と、要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、撮影画像に重畳画像を重畳した確認画像を作成し、表示装置に表示させる重畳画像作成ステップS106~S108と、確認画像において確認ターゲットの目印が要求精度範囲内に表示されている場合に、カメラの校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップS111と、を含む。【選択図】 図7

Description

車両に搭載されたカメラの校正結果を確認する校正確認のための技術に関する。
車両に搭載されたカメラによって撮影された画像に基づいて、車両の周辺監視や運転支援が実行される。周辺監視や運転支援を適切に実行するためには、カメラによる撮影画像の座標系と、画像処理に用いる画像の座標系との相関関係が精度良く整合している必要があり、この精度を確保するために、カメラが校正される。カメラを校正した後に、校正結果を確認することにより、適切なカメラ校正を実現できる。
特許文献1では、市松模様の方形の校正用マーカを車両の左右前方に設置し、車載カメラで撮影して、車載カメラを校正する。校正後のカメラパラメータを用いて理論上の校正用マーカの位置を示すマーカ枠の座標を計算し、ディスプレイ上に表示される校正用マーカの撮影画像に、マーカ枠を重畳表示する。カメラ校正が適切であった場合には、マーカ枠内に校正用マーカが表示される。
特許第4690476号公報
特許文献1の手法では、校正用マーカの位置がずれていると、カメラ校正が適切であってもマーカ枠内に校正用マーカが表示され、カメラ校正が不適切であってもマーカ枠内に校正用マーカが表示されることがある。この場合、校正作業者は、校正マーカの位置のずれに気付くことなく、校正結果を誤認する場合がある。
上記に鑑み、本発明は、カメラの校正確認に際して校正結果の誤認を抑制し得る技術を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されたカメラの校正結果を確認する校正確認方法を提供する。この校正確認方法は、所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲットが前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップと、前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップと、前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置に表示させる重畳画像作成ステップと、前記確認画像において前記確認ターゲットの前記目印が前記要求精度範囲内に表示されている場合に、前記カメラの校正結果が前記カメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップと、を含む。
上記の校正確認方法によれば、所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲットが車両の周囲に配置された状態をカメラにより撮影し、その撮影画像に、要求精度範囲を重畳した重畳画像を重畳して、確認画像として表示装置に表示することができる。この確認画像によれば、確認ターゲットの目印が要求精度範囲内に表示されている場合に、カメラの校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定することができる。このため、作業者は、表示装置に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。また、要求精度範囲の表示位置は、確認ターゲットの位置情報に基づいて計算され、確認ターゲットの位置のずれによって要求精度範囲の表示位置が不適切な位置となることが抑制されるため、カメラの校正確認に際して校正結果の誤認を抑制することができる。
また、本発明は、車両に搭載されたカメラの校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置に表示させる校正確認プログラムおよび校正確認装置を提供する。
校正確認プログラムは、コンピュータに、所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲットが前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップと、前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップと、前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置に表示させる重畳画像作成ステップと、実行させる。
校正確認装置は、所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲットが前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得部と、前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算部と、前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置に表示させる重畳画像作成部と、を備える。
上記の校正確認プログラムおよび校正確認装置によって確認画像を表示装置によって表示することにより、作業者は、確認ターゲットの目印が要求精度範囲内に表示されているか否かを容易に判定できるため、カメラの校正結果がカメラの要求精度を満たすか否かを容易に判定することができる。また、要求精度範囲の表示位置は、確認ターゲットの位置情報に基づいて計算されるため、カメラの校正確認に際して校正結果の誤認を抑制することができる。
第1実施形態に係る校正確認装置の構成を示す図。 車両に搭載されたカメラセンサと、車両の周囲に配置される確認ターゲットとを示す図。 要求精度範囲について説明する図。 撮影画像と要求精度範囲とを重畳した重畳画像の作成について説明する図。 第1実施形態に係る確認画像が表示された表示装置を示す図。 第1実施形態に係る確認画像が表示された表示装置を示す図。 第1実施形態に係るカメラセンサの校正確認方法のフローチャート。 第2実施形態に係るカメラセンサの校正確認方法のフローチャート。 第2実施形態に係る確認ターゲットの配置と重畳画像の作成手順を簡易に説明するための図。 第3実施形態に係るカメラの校正確認方法のフローチャート。 第3実施形態に係る確認ターゲットの配置と重畳画像の作成手順を簡易に説明するための図。 第4実施形態に係る校正確認装置の構成を示す図。 第4実施形態に係るカメラセンサの校正確認方法のフローチャート。 第4実施形態に係る確認画像が表示された表示装置を示す図。 第5実施形態に係る確認画像の要求精度範囲を示す図。 第5実施形態に係る確認ターゲットの配置と重畳画像の作成手順を簡易に説明するための図。 第5実施形態に係る確認画像が表示された表示装置を示す図。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係る校正確認装置として機能するECU20を備える車両10を示す。車両10は、レーダセンサ12と、カメラセンサ13と、ECU20と、表示装置14とを車載システムとして備えている。
レーダセンサ12は、例えば、ミリ波帯の高周波信号を送信波とする公知のミリ波レーダである。レーダセンサ12は、車両10に1つのみ設置されていてもよいし、複数設置されていてもよい。レーダセンサ12は、例えば、車両10の前端部や後端部等に設けられ、所定の検出角に入る領域を物体検出可能な検出範囲とし、検出範囲内の物体の位置を検出する。具体的には、所定周期で探査波を送信し、複数のアンテナにより反射波を受信する。この探査波の送信時刻と反射波の受信時刻とにより、物体との距離を計算することができる。また、物体に反射された反射波の、ドップラー効果により変化した周波数により、相対速度を計算する。加えて、複数のアンテナが受信した反射波の位相差により、物体の方位を計算することができる。なお、物体の位置および方位が計算できれば、その物体の、車両10に対する相対位置を特定することができる。
カメラセンサ13は、例えばCCDカメラ、CMOSイメージセンサ、近赤外線カメラ等の単眼カメラであってもよいし、ステレオカメラであってもよい。カメラセンサ13は、撮影した画像における、物体の存在を示す特徴点を抽出する。具体的には、撮影した画像の輝度情報に基づきエッジ点を抽出し、抽出したエッジ点に対してハフ変換を行う。ハフ変換では、例えば、エッジ点が複数個連続して並ぶ直線上の点や、直線どうしが直交する点が特徴点として抽出される。カメラセンサ13は、逐次撮影する撮影画像をセンシング情報として逐次出力する。
カメラセンサ13は、車両10に1つのみ設置されていてもよいし、複数設置されていてもよい。カメラセンサ13は、例えば、車両10の車幅方向中央の所定高さに取り付けられており、車両前方、後方、または側方へ向けて所定角度範囲で広がる領域を俯瞰視点から撮影する。例えば、図2に示すカメラセンサ13F,13L,13R,13Bのように、車両10の前方、左方、右方、後方に設置することができる。
カメラセンサ13を校正した後、校正結果を確認するために、車両10の周囲に、適宜、確認ターゲット2を配置し、カメラセンサ13によって確認ターゲット2を撮影する。確認ターゲット2は、カメラセンサ13を設置する位置や向きに応じて、車両10の周囲に、適宜、配置する。確認ターゲット2の位置は、カメラセンサ13の撮影範囲内であればよい。カメラセンサ13F,13L,13R,13Bを校正する際には、例えば確認ターゲット2F,2L,2R,2Bのように、車両10の前方、左方、右方、後方において、カメラセンサ13の向きに確認ターゲット2を配置することが好ましい。
表示装置14は、カメラセンサ13が撮影した画像等を表示可能な表示画面を少なくとも備える表示装置であり、例えば車両10の車室内に設置されたカーナビゲーションシステムの表示画面(ディスプレイ)等を例示できる。表示装置14は、さらに、作業者が表示画面を見て操作入力することが可能なインタフェイスを備えるものであってもよい。
ECU20は、図1に示すように、位置情報取得部21と、要求精度取得部22と、カメラパラメータ取得部23と、カメラ画像取得部24と、重畳位置計算部25と、重畳画像作成部26とを備える。ECU20は、CPU、ROM、RAM、入出力インタフェイス等を備えたコンピュータ(より具体的にはマイコン)である。CPUは、ROMやRAMに格納されているプログラムを実行することでこれら各機能を実現する。これによって、ECU20は、カメラセンサ13の校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置14に表示させる校正確認装置として機能する。
位置情報取得部21は、確認ターゲット2の位置情報を取得する。確認ターゲット2の位置情報は、所定の測定装置により測定されてもよいし、通信装置を介して受信されてもよいし、作業者に入力されてもよい。図1では、位置情報取得部21は、車載のレーダセンサ12や、車両外に設置された計測器1から、確認ターゲット2の位置情報を取得する場合を例示している。レーダセンサ12は、カメラセンサ13以外の確認ターゲット2の位置情報を取得可能な車載センサの一例であり、このような車載センサとしては、例えば、ソナーセンサや、LIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)等の探査波を送信するセンサを車両10が備えていてもよい。計測器1は、レーザ測距計等の計測装置や、メジャー、物差し等の計測器である。計測器1によって計測された確認ターゲット2の位置情報は、通信手段によりECU20に入力されてもよいし、作業者を介してECU20に入力されてもよい。位置情報取得部21が取得した確認ターゲット2の位置情報は、重畳位置計算部25に出力される。
要求精度取得部22は、カメラセンサ13に要求される精度である要求精度を取得する。要求精度は、カメラセンサ13からの距離に応じて設定される精度であり、例えば、距離に応じて前後左右に許容される誤差範囲として設定される。要求精度は、例えば、カメラセンサ13からの距離が100mの場合には前後左右に1.3mであり、距離が10mである場合には前後左右に1.3cmというように、カメラセンサ13に近いほど高精度に設定される。要求精度取得部22が取得した要求精度は、重畳位置計算部25に出力される。
カメラパラメータ取得部23は、カメラセンサ13のカメラパラメータを取得する。カメラパラメータとは、例えば、車両10に対するカメラセンサ13の搭載位置、カメラセンサ13の光軸の方向等である。カメラ校正処理とは、カメラパラメータを適正範囲に調整する処理である。カメラパラメータ取得部23が取得したカメラセンサ13のカメラパラメータは、重畳位置計算部25に出力される。
カメラ画像取得部24は、確認ターゲット2が車両10の周囲に配置された状態をカメラセンサ13により撮影した撮影画像を取得する。カメラ画像取得部24が取得した撮影画像は、重畳画像作成部26に出力される。
確認ターゲット2は、カメラセンサ13の校正結果の確認に用いるターゲットであり、図3、図4(a)に示すように、所定の高さに1以上の目印が付されている柱状(より具体的には円柱状)の物体である。確認ターゲット2には、地面3から高さH2の位置に目印C2が付され、地面3から高さH3の位置に目印C3が付されている。目印C2,C3は十字状であり、その中央が高さH2,H3に位置するように付されている。図3に示すように、確認ターゲット2の配置されている位置を位置P1とするとき、目印C2は、カメラセンサ13と位置P2とを結ぶ線分と確認ターゲット2との交点となる高さH2に付され、目印C3は、カメラセンサ13と位置P3とを結ぶ線分と確認ターゲット2との交点となる高さH3に付される。設定された要求精度に応じて目印C2,C3の高さH2,H3を調整してもよいし、設定された要求精度を目印C2、C3の高さH2,H3に応じて換算してもよい。
重畳位置計算部25は、位置情報取得部21から出力された確認ターゲット2の位置情報と、要求精度取得部22から出力された要求精度とに基づいて、目印C1,C2の高さに対応するカメラセンサ13の要求精度を表す要求精度範囲R2,R3の表示位置を計算する。重畳位置計算部25は、さらに、確認ターゲット2の最下部(地面3の位置)に対応する要求精度範囲R1を計算する。重畳位置計算部25は、図4(b)に示す重畳画像を作成するために、要求精度範囲R1,R2,R3の位置を計算する。計算された要求精度範囲R1,R2,R3の位置は、重畳画像作成部26に出力される。
要求精度範囲R1~R3は、カメラセンサ13の校正結果が適正であった場合(すなわち、カメラセンサ13が要求精度を満たすように校正された場合)に確認画像において確認ターゲット2の最下部および目印C2,C3が存在し得る範囲である。要求精度範囲R1は、位置P1に対応する要求精度に応じて、高さ零である地面3の周囲の所定の範囲に計算される。要求精度範囲R2は、位置P2に対応する要求精度に応じて、高さH2である目印C2の周囲の所定の範囲に計算される。要求精度範囲R3は、位置P3に対応する要求精度に応じて、高さH3である目印C3の周囲の所定の範囲に計算される。
重畳画像作成部26は、要求精度範囲R1~R3を示す重畳画像を作成し、カメラ画像に重畳する。重畳画像は、要求精度範囲R1~R3が目視により確認可能に明示された画像であり、重畳位置計算部25により計算された要求精度範囲R1~R3の表示位置に基づいて作成される。例えば、図4(b)に示すように、要求精度範囲R1~R3の表示位置をマーキングすることにより、作業者が目視により確認できるように明示できる。カメラ画像と重畳画像とを重畳する手法としては、αブレンド処理等の画像合成処理法を用いることができる。αブレンド処理は、2つの画像を、係数(α値)を用いて半透明合成することである。図4(b)に示す要求精度範囲R1~R3を表示する重畳画像を作成し、図4(a)に示すカメラセンサ13の撮影画像に重畳することにより、図4(c)に示す確認画像を作成することができる。
重畳画像は、表示装置14に対して重畳画像を出力して、表示装置14に既に表示されているカメラ画像に重畳画像を重畳して作成されるものであってもよい。例えば、表示装置14に図4(a)に示すようなカメラ画像が既に表示されている状況で図4(b)に示すような重畳画像が表示装置14に出力された場合に、図4(c)に示すような確認画像が表示装置14に表示されるように構成されていてもよい。また、ECU20において予めカメラ画像と重畳画像とを重畳した確認画像が作成され、表示装置14に確認画像が出力されて表示されてもよい。例えば、図4(c)に示すような確認画像がECU20において作成されて表示装置14に出力され、表示装置14において確認画像が表示されるように構成されていてもよい。
図5、6は、表示装置14の表示画面に表示される確認画像を例示するものである。図5に示す表示画面50は、カメラセンサ13の位置を表示するフロント表示51、バック表示52、ライト表示53,レフト表示54と、確認画像を表示する確認画像表示55とを含む。フロント表示51は、確認画像表示55がカメラセンサ13Fに対応する場合に点灯する。バック表示52は、確認画像表示55がカメラセンサ13Bに対応する場合に点灯する。ライト表示53は、確認画像表示55がカメラセンサ13Rに対応する場合に点灯する。レフト表示54は、確認画像表示55がカメラセンサ13Lに対応する場合に点灯する。各表示51~54は、単に確認画像表示55との対応を示すものであってもよいし、タッチパネル機能により確認画像表示55を切替える入力インタフェイスを兼ね備えるものであってもよい。
図6に示す表示画面60のように、各表示61~64および確認画像表示65に加えて、確認画像表示65の確認ターゲット2の周囲を拡大した拡大画像表示66をさらに備えていてもよい。なお、各表示61~64および確認画像表示65は、図5に示す各表示51~54および確認画像表示55と同様の表示である。
図7に、車両10に搭載されたカメラセンサ13の校正および校正確認方法のフローチャートを示す。この校正および校正確認方法は、具体的には、カメラセンサ13を校正した後、確認画像表示装置によって作成される確認画像を用いて校正結果を確認する方法である。図7に示す破線の左側は車両10に搭載された車載システム側の工程を示し、右側は作業者の工程を示す。
ステップS101では、車載システムによって、カメラセンサ13を校正する処理が実行される。カメラセンサ13を校正する方法としては特に限定されず、各種の校正方法を用いることができる。また、本フローチャートでは、カメラ校正に係る処理をシステム側の処理としているが、作業者によってカメラ校正に係る処理が実行されてもよい。
ステップS102~S114は、校正確認方法に係る処理を示す。ステップS102では、作業者が、確認ターゲット2を配置する。本実施形態では、作業者は、任意の位置に確認ターゲット2を配置する。
ステップS103~S108に示す各処理は、車載システムによって実行される。ステップS103では、車載のレーダセンサ12や、車両外に設置された計測器1から、確認ターゲット2の位置情報を取得する処理が実行される。例えば、車両10のカメラセンサ13の位置に対する確認ターゲット2が配置されている位置との相対的な位置関係(例えば、前後方向および左右方向の位置関係)を位置情報として取得する。
ステップS104では、カメラセンサ13から、カメラ画像を取得する処理が実行される。例えば、図4(a)に示すような確認ターゲット2を含むカメラ画像を取得する。
ステップS105では、要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。要求精度範囲R1~R3の表示位置は、確認ターゲット2の位置と、目印C2、C3の高さH2,H3に対応するカメラセンサ13の要求精度とに基づいて計算される。要求精度範囲R1~R3の表示位置は、ステップS103において取得された確認ターゲット2の位置情報に基づいて計算される。このため、確認ターゲット2の位置のずれによって要求精度範囲R1~R3の表示位置が不適切な位置となることを抑制できる。
ステップS106では、ステップS105において計算された要求精度範囲R1~R3の表示位置をマーキングした重畳画像を作成することにより、例えば、図4(b)に示すような要求精度範囲R1~R3を表示する重畳画像を作成する。
ステップS107では、ステップS104で取得したカメラ画像に、ステップS106で作成した重畳画像を重畳する。これによって、続くステップS108に示すように、確認画像が表示装置14に表示される。表示装置14に表示されていたカメラ画像に、ステップS106において作成された重畳画像が重畳されることにより、例えば、図4(c)に示すような確認画像が表示装置14に表示される。より具体的には、図5,6における確認画像表示55,65や拡大画像表示66に示すような態様により、確認画像が表示装置14の表示画面に表示される。その後、ステップS111に進む。
ステップS111~S114に示す各処理は、作業者によって実行される。ステップS111では、作業者が、表示装置14の表示画面に表示された確認画像を目視することにより、カメラセンサ13の精度が、要求精度範囲内であるか否かを確認する。具体的には、例えば、図6に示す拡大画像表示66を作業者が目視して、確認ターゲット2の最下部、目印C2、目印C3が、いずれも、対応する要求精度範囲R1,R2,R3の範囲内に位置している場合には、カメラセンサ13の精度は要求精度範囲内であると判定し、ステップS112に進んでカメラセンサ13の校正を終了する。
確認ターゲット2の最下部、目印C2、目印C3のうちのいずれか1つでも、対応する要求精度範囲R1,R2,R3の範囲外に位置している場合には、カメラセンサ13の精度は要求精度範囲内ではないと判定し、ステップS113に進む。ステップS113では、カメラセンサ13を再校正することを決定し、続くステップS114では、校正環境を見直して、ステップS101に戻る。これにより、ステップS114において見直された校正環境においてステップS101に示すカメラ校正の処理が実行され、後続の校正確認方法に係る処理が実行される。
上記のとおり、第1実施形態に係る校正確認方法は、所定の高さに1以上の目印C2,C3が付された確認ターゲット2が車両10の周囲に配置された状態をカメラセンサ13により撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップ(ステップS104)と、確認ターゲット2の位置情報および目印C2,C3の高さH2,H3に対応するカメラの要求精度を表す要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する重畳位置計算ステップ(ステップS105)と、撮影画像に要求精度範囲R1~R3を重畳した重畳画像を作成し、表示装置14に表示させる重畳画像作成ステップ(ステップS106~S108)と、確認ターゲット2の目印C2,C3が要求精度範囲内に表示されている場合に、カメラの校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップ(ステップS111)とを含む。ECU20は、画像取得ステップ(ステップS104)と、重畳位置計算ステップ(ステップS105)と、重畳画像作成ステップ(ステップS106~S108)とを含むプログラムを実行することにより、表示装置14に確認画像を表示させることができる。
第1実施形態に係る校正確認方法によれば、ステップS102に示すように、作業者は、カメラセンサ13からの距離に応じて設定された要求精度に対応する高さH2,H3に目印C2,C3が付された確認ターゲット2を車両10の周囲に配置する。これにより、ステップS104に示すように、確認ターゲット2が配置された状態をカメラセンサ13により撮影することができる。そして、ステップS104により得られた撮影画像に、ステップS106において作成した重畳画像を重畳し、ステップS108に示すように確認画像として表示装置14に表示することができる。ステップS108において表示される確認画像によれば、確認ターゲット2の最下部、目印C2,目印C3が、いずれも、対応する要求精度範囲R1、R2,R3内に表示されている場合に、カメラセンサ13の校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定することができる。このため、作業者は、表示装置14に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。
また、作業者が任意の位置に確認ターゲット2を配置しても、ステップS103により、確認ターゲット2を配置した位置をレーダセンサ12や計測器1により測定して、確認ターゲット2の位置情報として取得できる。確認ターゲット2の位置情報として、測定装置を用いて精度よく測定した確認ターゲット2の測定位置を利用できるため、確認ターゲット2を配置した位置のずれを抑制できる。
その結果、ステップS105に示す重畳位置計算処理において計算される要求精度範囲R1,R2,R3の表示位置が不適切な位置となることを抑制でき、カメラセンサ13の校正を確認するに際して校正結果の誤認を抑制することができる。
(第2実施形態)
図8に、第2実施形態に係るカメラセンサ13の校正および校正確認方法のフローチャートを示す。図8に示す破線の左側は車両10に搭載された車載システム側の工程を示し、右側は作業者の工程を示す。第2実施形態においては、要求精度範囲R1~R3を描画する描画指定位置を計算して重畳画像を作成した後に、描画指定位置に確認ターゲット2を配置して確認画像が表示されるように構成されている点において、第1実施形態と相違している。
ステップS201において、ステップS101と同様に、車載システムによって、カメラセンサ13を校正する処理が実行された後、ステップS203に進む。
ステップS203では、カメラセンサ13のカメラパラメータに基づいて、要求精度範囲R1~R3を描画する描画指定位置を計算する。例えば、車両10に対するカメラセンサ13の搭載位置、カメラセンサ13の光軸の方向等のカメラパラメータから、確認ターゲット2を好適に配置できる位置を描画指定位置として計算できる。
続くステップS204では、カメラセンサ13から、カメラ画像を取得する処理が実行される。ここで取得されるカメラ画像には、確認ターゲット2は撮影されていない。
ステップS205では、要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。要求精度範囲R1~R3の表示位置は、ステップS105と同様に確認ターゲット2の位置と、目印C2、C3の高さH2,H3に対応するカメラセンサ13の要求精度とに基づいて計算されるが、ステップS203において計算された描画指定位置を確認ターゲット2の位置として用いる点において、ステップS105と相違している。
ステップS206では、ステップS205において計算された要求精度範囲R1~R3の表示位置をマーキングした重畳画像を作成する。続くステップS207では、ステップS204で取得したカメラ画像に、ステップS206で作成した重畳画像を重畳する。これによって、続くステップS208に示すように、指示画像が表示装置14に表示される。なお、指示画像とは、確認ターゲット2が撮影されていないカメラ画像に重畳画像を重畳した画像を意味する。
例えば、まず、図9(a)に示すように、ステップS203において指定された描画指定位置R1L,R1C,R1Rが明示された画像を作成できる。なお、図9に示された格子は、カメラ画像における座標を示す。次に、描画指定位置R1L、R1C,R1Rにおいて、それぞれ、高さ零、H2,H3に対応する要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。そして、計算した要求精度範囲R1~R3を画像上に明示することにより、図9(b)に示すような指示画像を作成できる。図9(b)に示す破線2La,2Ca,2Raは、確認ターゲット2を配置する際の指標である。その後、ステップS209に進む。
ステップS209では、作業者は、描画指定位置R1L、R1C,R1Rに確認ターゲット2を配置する。作業者は、指示画像を目視により確認しながら破線2La,2Ca,2Ra内に、それぞれ確認ターゲット2が収まるように配置することにより、描画指定位置R1L、R1C,R1Rに精度よく確認ターゲット2を配置できる。図9(c)に示す確認ターゲット2L,2C,2Rは、それぞれ、描画指定位置R1L、R1C,R1Rに配置された確認ターゲット2を図示している。1つの確認ターゲット2を順次移動させて、3つの描画指定位置R1L、R1C,R1Rに確認ターゲット2が配置された状態を撮影した撮影画像を個別に得るようにしてもよいし、同じ確認ターゲット2を3つ準備して、3つの描画指定位置R1L、R1C,R1Rに1つずつ確認ターゲット2が配置された状態を同時に撮影した撮影画像を得るようにしてもよい。
ステップS208において作業者が確認ターゲット2を配置したことにより、ステップS210に示すように、確認ターゲット2が撮影されたカメラ画像に重畳画像が重畳された画像が表示装置14に表示される。すなわち、確認画像が表示装置14に表示された状態となる。
その後、ステップS211では、作業者が、表示装置14に表示された確認画像を目視することにより、カメラセンサ13の精度が、要求精度範囲内であるか否かを確認する。ステップS211~S214に示す処理は、図7に示すステップS111~S114に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態に係る校正確認方法によれば、ステップS203に示すように、カメラセンサ13のカメラパラメータに基づいて要求精度範囲R1~R3を描画する描画指定位置を計算する描画指定位置計算ステップを実行する。ステップS205に示す重畳位置計算ステップでは、ステップS203で計算された描画指定位置R1L、R1C,R1Rを確認ターゲット2の位置情報として用いて要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。重畳画像作成ステップのうち、ステップS206~S208に示すステップでは、確認ターゲット2が撮影されていない撮影画像に重畳画像が重畳され、表示装置14に指示画像が表示される。その後、ステップS209において、作業者が、表示装置14に表示された指示画像を目視しながら、描画指定位置R1L、R1C,R1Rに確認ターゲット2を配置することにより、ステップS210に示すように、第1実施形態と同様の確認画像を表示装置14に表示させることができる。このため、第1実施形態と同様に、作業者は、表示装置14に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。また、作業者は、指示画像を目視により確認しながら、確認ターゲット2を配置する際の指標である破線2La,2Ca,2Ra内に確認ターゲット2が収まるように配置するため、確認ターゲット2を配置した位置のずれを抑制できる。その結果、要求精度範囲R1~R3の表示位置が不適切な位置となることを抑制でき、カメラセンサ13の校正を確認するに際して校正結果の誤認を抑制することができる。
(第3実施形態)
図10に、第3実施形態に係るカメラセンサ13の校正および校正確認方法のフローチャートを示す。図10に示す破線の左側は車両10に搭載された車載システム側の工程を示し、右側は作業者の工程を示す。第3実施形態では、カメラセンサ13の測定データから確認ターゲット2の位置である測定位置を計算し、この計算した測定位置を位置情報取得部21が確認ターゲット2の位置情報として取得する点において、第1実施形態と相違している。
ステップS301において、ステップS101と同様に、車載システムによって、カメラセンサ13を校正する処理が実行された後、ステップS302に進む。ステップS302では、作業者が、確認ターゲット2を配置する。本実施形態では、作業者は、任意の位置に確認ターゲット2を配置する。
ステップS303では、ステップS104と同様に、カメラセンサ13から、カメラ画像を取得する処理が実行される。これにより、図11(a)に示すように、任意の位置に配置された確認ターゲット2が撮影された撮影画像を取得できる。その後、ステップS304に進む。ステップS304では、カメラセンサ13から取得される画像情報に基づいて、カメラセンサ13により測定された確認ターゲット2の位置である測定位置を計算し、この測定位置を確認ターゲットの位置情報として取得する。その後、ステップS305に進む。
ステップS305では、要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。要求精度範囲R1~R3の表示位置は、ステップS105と同様に確認ターゲット2の位置と、目印C2、C3の高さに対応するカメラセンサ13の要求精度とに基づいて計算されるが、ステップS304において計算された撮影画像に基づいて計算された確認ターゲット2の位置情報を用いる点において、ステップS105と相違している。
ステップS306では、ステップS305において計算された要求精度範囲R1~R3の表示位置をマーキングした重畳画像を作成する。ステップS306の後、ステップS307に進む。ステップS307~S314に示す処理は、図7に示すステップS107~S114に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
第3実施形態に係る校正確認方法によれば、ステップS303,S304に示すように、カメラセンサ13により測定された確認ターゲット2の測定位置を位置情報として取得する。ステップS305に示す重畳位置計算ステップでは、ステップS304で入力された測定位置情報を確認ターゲット2の位置情報として用いて要求精度範囲の表示位置を計算する。その後、ステップS306~S308に示す重畳画像作成ステップにより、第1実施形態と同様の確認画像を表示装置14に表示させることができる。このため、第1実施形態と同様に、作業者は、表示装置に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。
また、作業者が任意の位置に確認ターゲット2を配置しても、ステップS304により、確認ターゲット2を配置した位置をカメラセンサ13により測定して、確認ターゲット2の位置情報として取得できる。確認ターゲット2の位置情報として、カメラセンサ13を用いて精度よく測定した測定位置を利用できるため、確認ターゲット2を配置した位置のずれを抑制できる。その結果、要求精度範囲R1~R3の表示位置が不適切な位置となることを抑制でき、カメラセンサ13の校正を確認するに際して校正結果の誤認を抑制することができる。
なお、カメラセンサ13により確認ターゲット2の位置情報を取得できるため、車両10は、カメラセンサ13以外の確認ターゲット2の位置情報を取得可能な車載センサ(レーダセンサ12等)を備えない構成とすることもできる。一方で、レーダセンサ12とカメラセンサ13との双方を用いて確認ターゲット2の位置情報を取得するように構成されていてもよい。複数の測定装置を用いて確認ターゲット2の位置情報を取得することにより、位置情報の精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
図12に、第4実施形態に係る校正確認装置として機能するECU40を備える車両30を示す。車両30は、カメラセンサ33と、ECU40と、表示装置34とを備えている。ECU40は、位置情報取得部41と、要求精度取得部42と、カメラパラメータ取得部43と、カメラ画像取得部44と、重畳位置計算部45と、重畳画像作成部46とを備える。カメラ画像取得部44がカメラセンサ33から取得した撮影画像は、重畳画像作成部46および表示装置34に出力される。表示装置34は、作業者が操作入力することが可能なインタフェイスを備えている。作業者は、表示装置34に確認ターゲット2の位置情報を入力することができ、入力された確認ターゲット2の位置情報は、表示装置34から重畳位置計算部45に出力される。重畳位置計算部45は、表示装置34から出力された確認ターゲット2の位置情報と、要求精度取得部22から出力された要求精度とに基づいて、目印の高さに対応するカメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算できるように構成されている。上記に説明した事項を除けば図12に示す各構成は図1に示す各構成と同様であるため、図1の参照番号の10番台、20番台を、それぞれ、図12の参照番号の30番台、40番台に置き換えることにより、説明を省略する。
図13に、第4実施形態に係るカメラセンサ13の校正および校正確認方法のフローチャートを示す。図13に示す破線の左側は車両10に搭載された車載システム側の工程を示し、右側は作業者の工程を示す。
ステップS401において、ステップS101と同様に、車載システムによって、カメラセンサ13を校正する処理が実行された後、ステップS402に進む。ステップS402では、作業者が、確認ターゲット2を配置する。本実施形態では、作業者は、任意の位置に確認ターゲット2を配置する。
ステップS403では、ステップS104と同様に、カメラセンサ13から、カメラ画像を取得する処理が実行される。これにより、任意の位置に配置された確認ターゲット2が撮影された撮影画像を取得できる。その後、ステップS404に進む。
ステップS404では、作業者が、表示装置34に確認ターゲット2の位置情報を入力する。表示装置34は、例えば図14に示すように、表示画面70の下部にタッチパネル式で作業者が入力できる入力部77を備えている。入力部77は、確認ターゲット2の位置情報(より具体的には確認ターゲット2の前後および左右の位置)や、確認ターゲット2の目印の高さを入力できるように構成されている。なお、各表示71~76は、図6に示す各表示61~66と同様の表示である。その後、ステップS405に進む。
ステップS405では、要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。要求精度範囲R1~R3の表示位置は、ステップS105と同様に確認ターゲット2の位置と、目印C2、C3の高さに対応するカメラセンサ13の要求精度とに基づいて計算されるが、ステップS404において作業者が表示装置34から入力した確認ターゲット2の位置情報を用いる点において、ステップS105と相違している。
ステップS406では、ステップS405において計算された要求精度範囲R1~R3の表示位置をマーキングした重畳画像を作成する。ステップS406の後、ステップS407に進む。ステップS407~S414に示す処理は、図7に示すステップS107~S114に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
第4実施形態に係る校正確認方法によれば、ステップS404に示すように、作業者が表示装置34から確認ターゲット2の位置情報を入力する。ステップS405に示す重畳位置計算ステップでは、ステップS404で入力された確認ターゲット2の位置情報を用いて要求精度範囲の表示位置を計算する。その後、ステップS406~S408に示す重畳画像作成ステップにより、第1実施形態と同様の確認画像を表示装置14に表示させることができる。このため、第1実施形態と同様に、作業者は、表示装置14に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。
なお、第4実施形態に係る校正確認方法によれば、作業者の入力により確認ターゲット2の位置情報を取得できるため、車両10が確認ターゲット2の位置情報を取得可能な車載センサ(レーダセンサ12等)を備えない場合であっても適用できる。
(第5実施形態)
第5実施形態においては、図15に示すように、確認ターゲット2の位置や目印の位置を、車両10を俯瞰したときにカメラセンサ13を中心として同心円状に連続する連続位置表示Wにより表示装置14に表示する点において、第1実施形態と相違している。
具体的には、図16(a)に示すように、表示装置14の表示画面に、確認ターゲット2の位置を示す連続位置表示W1、確認ターゲット2の目印C2の位置を示す連続位置表示W2、確認ターゲット2の目印C3の位置を示す連続位置表示W3を表示する。連続位置表示W1~W3は、図15に示す連続位置表示Wと同様の同心円状である。図16(b)に示す確認ターゲット位置2bのように、作業者は、表示装置14の表示画面を目視しながら、連続位置表示W1~W3に沿う任意の位置に確認ターゲット2を配置することができる。図16(c)に示すように、確認ターゲット2の位置を確認ターゲット位置2bから確認ターゲット2c,2dの位置に順次移動させて、確認ターゲット2b、2c、2dの位置のそれぞれにおいて確認ターゲット2が配置された状態を撮影した撮影画像を個別に得るようにしてもよいし、同じ確認ターゲット2を3つ準備して確認ターゲット2b、2c、2dの位置に1つずつ確認ターゲット2が配置された状態を同時に撮影した撮影画像を得るようにしてもよい。
図17に、連続位置表示W1~W3が表示された表示装置14の表示画面80を示す。確認画像表示85および拡大画像表示86は、連続位置表示W1~W3が表示される点において、図6に示す確認画像表示65および拡大画像表示66と相違している。確認画像表示85および拡大画像表示86に表示される確認画像には、確認ターゲット2の位置を示す連続位置表示W1~W3カメラセンサ13を中心として略円状に描画されている。なお、各表示81~84は、図6に示す各表示61~64と同様の表示である。
なお、上記の各実施形態では、作業者が確認画像を目視して校正結果を確認する場合を例示して説明したが、ECU20,40が、確認ターゲット2の最下部、目印C2,目印C3が、いずれも、対応する要求精度範囲R1、R2,R3内に表示されているか否かを判定して、カメラセンサ13の校正結果がカメラの要求精度を満たすか否かを判定できるように構成されていてもよい。ECU20,40が実行する校正確認プログラムに確認ターゲット2の目印C2,C3が要求精度範囲R1~R3内に表示されている場合に、カメラセンサ13の校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップが含まれていてもよく、ECU20,40が、カメラセンサ13の校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定する確認部を備えていてもよい。また、上記の各実施形態では、作業者が確認ターゲット2を配置する場合を例示して説明したが、ECU20,40が、確認ターゲット2を移動させる装置等に指示することにより配置されてもよい。
上記の各実施形態によれば、下記の効果を得ることができる。
車両10に搭載されたカメラセンサ13の校正結果を確認する校正確認方法は、画像取得ステップ(S103、S204,S303、S403)と、重畳位置計算ステップ(S105、S205、S305、S405)と、重畳画像作成ステップ(S106~S108、S206~S208,S210、S306~S308、S406~S408)と、確認ステップ(S111、S211、S311、S411)とを含む。
画像取得ステップは、所定の高さに1以上の目印C2,C3が付された確認ターゲット2が車両10の周囲に配置された状態をカメラセンサ13により撮影した撮影画像を取得する。重畳位置計算ステップは、確認ターゲット2の位置情報およびカメラセンサ13の要求精度に基づいて、目印C2,C3の高さH2,H3に対応するカメラセンサ13の要求精度を表す要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。重畳画像作成ステップは、要求精度範囲R1~R3の表示位置を示す重畳画像を作成して、撮影画像に重畳画像を重畳した確認画像を表示装置14、34に表示させる。確認ステップは、確認画像において確認ターゲット2の目印C2,C3が要求精度範囲R1~R3内に表示されている場合に、カメラセンサ13の校正結果がカメラの要求精度を満たすと判定する。
上記の校正確認方法によれば、所定の高さに1以上の目印C2,C3が付された確認ターゲット2が車両10の周囲に配置された状態をカメラセンサ13により撮影し、その撮影画像に、要求精度範囲R1~R3を重畳した重畳画像を重畳して、確認画像として表示装置14,34に表示することができる。この確認画像によれば、確認ターゲット2の目印C2,C3が要求精度範囲R1~R3内に表示されている場合に、カメラセンサ13の校正結果がカメラセンサ13の要求精度を満たすと判定することができる。このため、作業者は、表示装置14,34に表示された確認画像を目視することにより、校正結果を容易に確認できる。また、要求精度範囲R1~R3の表示位置は、確認ターゲット2の位置情報に基づいて計算され、確認ターゲット2の位置のずれによって要求精度範囲の表示位置が不適切な位置となることが抑制されるため、カメラセンサ13の校正確認するに際して校正結果の誤認を抑制することができる。
上記の校正確認方法は、確認ターゲット2の位置情報を取得する位置情報取得ステップ(S103,S304,S404)をさらに含んでいてもよい。この場合、重畳位置計算ステップは、位置情報取得ステップで取得した確認ターゲット2の位置情報に基づいて要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算できるように構成することができる。
位置情報取得ステップは、所定の測定装置(例えば、計測器1,レーダセンサ12,カメラセンサ13)により測定された確認ターゲット2の位置情報を取得するように構成されていてもよい。確認ターゲット2の位置情報として、測定装置を用いて精度よく測定した確認ターゲット2の測定位置を利用できるため、確認ターゲット2を配置した位置のずれを抑制できる。測定装置として車両10に搭載されたカメラセンサ13を利用する場合には、カメラセンサ13以外の確認ターゲット2の位置情報を取得可能な車載センサ(レーダセンサ12等)を備えない車両であっても校正確認方法として適用できる。
位置情報取得ステップは、表示装置34を介して入力された確認ターゲット2を配置する位置を確認ターゲットの位置情報として取得するように構成されていてもよい。作業者の入力により確認ターゲット2の位置情報を取得できるため、車両10が確認ターゲット2の位置情報を取得可能な車載センサ(レーダセンサ12等)を備えない場合であっても適用できる。
上記の校正確認方法は、カメラセンサ13のカメラパラメータに基づいて要求精度範囲R1~R3を描画する描画指定位置を計算する描画指定位置計算ステップ(S203)をさらに含んでいてもよい。この場合、重畳位置計算ステップは、描画指定位置計算ステップで計算された描画指定位置を確認ターゲット2の位置情報として用いて要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算するように構成することができる。
上記の校正確認方法では、確認画像には、確認ターゲット2の位置がカメラセンサ13を中心として略円状に描画されていてもよい。作業者は、表示装置14の表示画面を目視しながら、連続位置表示W1~W3に沿う任意の位置に確認ターゲット2を配置することができる。作業者は、カメラ画像に重畳画像が重畳された画像を目視して確認ターゲット2を適切な位置に配置できるため、確認ターゲット2を配置した位置のずれを抑制できる。
上記の校正確認方法は、ECU20,40に、下記の校正確認プログラムを実行させることにより実現できる。校正確認プログラムは、画像取得ステップと、重畳位置計算ステップと、重畳画像作成ステップと、を含み、位置情報取得ステップや描画指定位置計算ステップをさらに含んでいてもよい。
上記の校正確認方法は、校正確認装置として機能するECU20,40により実現できる。ECU20,40は、カメラ画像取得部24、44と、重畳位置計算部25,45と、重畳画像作成部26,46とを備え、位置情報取得部21,41、要求精度取得部22,42、カメラパラメータ取得部23,43をさらに備えていてもよい。
カメラ画像取得部24、44は、所定の高さに1以上の目印C2,C3が付された確認ターゲット2が車両10の周囲に配置された状態をカメラセンサ13,33により撮影した撮影画像を取得する。重畳位置計算部25,45は、確認ターゲット2の位置情報およびカメラセンサ13,33の要求精度に基づいて、目印C2,C3の高さH2,H3に対応するカメラセンサ13,33の要求精度を表す要求精度範囲R1~R3の表示位置を計算する。重畳画像作成部26,46は、要求精度範囲R1~R3の表示位置を示す重畳画像を作成して、撮影画像に重畳画像を重畳した確認画像を表示装置14,34に表示させる。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
以下、上述した各実施形態から抽出される特徴的な構成を記載する。
[構成1]
車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認する校正確認方法であって、
所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラ(13,33)により撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップ(S103,S204,S303,S403)と、
前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップ(S105,S205,S305,S405)と、
前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置(14,34)に表示させる重畳画像作成ステップ(S106~S108,S206~S208,S210,S306~S308,S406~S408)と、
前記確認画像において前記確認ターゲットの前記目印が前記要求精度範囲内に表示されている場合に、前記カメラの校正結果が前記カメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップ(S111,S211,S311,S411)とを含む校正確認方法。
[構成2]
前記確認ターゲットの位置情報を取得する位置情報取得ステップ(S103,S304,S404)をさらに含み、
前記重畳位置計算ステップは、前記位置情報取得ステップで取得した前記確認ターゲットの位置情報に基づいて前記要求精度範囲の表示位置を計算する構成1に記載の校正確認方法。
[構成3]
前記位置情報取得ステップは、所定の測定装置(1,12,13)により測定された前記確認ターゲットの位置情報を取得する構成2に記載の校正確認方法。
[構成4]
前記測定装置は、前記車両に搭載されたカメラ(13)である構成3に記載の校正確認方法。
[構成5]
前記位置情報取得ステップは、前記表示装置を介して入力された前記確認ターゲットを配置する位置を前記確認ターゲットの位置情報として取得する構成2に記載の校正確認方法。
[構成6]
前記カメラのカメラパラメータに基づいて前記要求精度範囲を描画する描画指定位置を計算する描画指定位置計算ステップ(S203)をさらに含み、
前記重畳位置計算ステップは、前記描画指定位置計算ステップで計算された前記描画指定位置を前記確認ターゲットの位置情報として用いて前記要求精度範囲の表示位置を計算する構成1~5のいずれかに記載の校正確認方法。
[構成7]
前記確認画像には、前記確認ターゲットの位置が前記カメラを中心として略円状に描画されている構成1~6のいずれかに記載の校正確認方法。
[構成8]
車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置(14)に表示させる校正確認プログラムであって、コンピュータに、
所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラ(13,33)により撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップ(S103,S204,S303,S403)と、
前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップ(S105,S205,S305,S405)と、
前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置(14,34)に表示させる重畳画像作成ステップ(S106~S108,S206~S208,S210,S306~S308,S406~S408)と、を実行させる校正確認プログラム。
[構成9]
車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置(14,34)に表示させる校正確認装置(20,40)であって、
所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得部(24,44)と、
前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算部(25,45)と、
前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置に表示させる重畳画像作成部(26,46)と、を備える校正確認装置。
2…確認ターゲット、13,33…カメラセンサ、14,34…表示装置、20,40…ECU、24,44…カメラ画像取得部、25,45…重畳位置計算部、26,46…重畳画像作成部

Claims (9)

  1. 車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認する校正確認方法であって、
    所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラ(13,33)により撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップ(S103,S204,S303,S403)と、
    前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップ(S105,S205,S305,S405)と、
    前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置(14,34)に表示させる重畳画像作成ステップ(S106~S108,S206~S208,S210,S306~S308,S406~S408)と、
    前記確認画像において前記確認ターゲットの前記目印が前記要求精度範囲内に表示されている場合に、前記カメラの校正結果が前記カメラの要求精度を満たすと判定する確認ステップ(S111,S211,S311,S411)とを含む校正確認方法。
  2. 前記確認ターゲットの位置情報を取得する位置情報取得ステップ(S103,S304,S404)をさらに含み、
    前記重畳位置計算ステップは、前記位置情報取得ステップで取得した前記確認ターゲットの位置情報に基づいて前記要求精度範囲の表示位置を計算する請求項1に記載の校正確認方法。
  3. 前記位置情報取得ステップは、所定の測定装置(1,12,13)により測定された前記確認ターゲットの位置情報を取得する請求項2に記載の校正確認方法。
  4. 前記測定装置は、前記車両に搭載されたカメラ(13)である請求項3に記載の校正確認方法。
  5. 前記位置情報取得ステップは、前記表示装置を介して入力された前記確認ターゲットを配置する位置を前記確認ターゲットの位置情報として取得する請求項2に記載の校正確認方法。
  6. 前記カメラのカメラパラメータに基づいて前記要求精度範囲を描画する描画指定位置を計算する描画指定位置計算ステップ(S203)をさらに含み、
    前記重畳位置計算ステップは、前記描画指定位置計算ステップで計算された前記描画指定位置を前記確認ターゲットの位置情報として用いて前記要求精度範囲の表示位置を計算する請求項1に記載の校正確認方法。
  7. 前記確認画像には、前記確認ターゲットの位置が前記カメラを中心として略円状に描画されている請求項1~6のいずれかに記載の校正確認方法。
  8. 車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置(14)に表示させる校正確認プログラムであって、コンピュータに、
    所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラ(13,33)により撮影した撮影画像を取得する画像取得ステップ(S103,S204,S303,S403)と、
    前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算ステップ(S105,S205,S305,S405)と、
    前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置(14,34)に表示させる重畳画像作成ステップ(S106~S108,S206~S208,S210,S306~S308,S406~S408)と、を実行させる校正確認プログラム。
  9. 車両(10,30)に搭載されたカメラ(13,33)の校正結果を確認するための画像である確認画像を表示装置(14,34)に表示させる校正確認装置(20,40)であって、
    所定の高さに1以上の目印が付された確認ターゲット(2)が前記車両の周囲に配置された状態を前記カメラにより撮影した撮影画像を取得する画像取得部(24,44)と、
    前記確認ターゲットの位置情報および前記カメラの要求精度に基づいて、前記目印の高さに対応する前記カメラの要求精度を表す要求精度範囲の表示位置を計算する重畳位置計算部(25,45)と、
    前記要求精度範囲の表示位置を示す重畳画像を作成して、前記撮影画像に前記重畳画像を重畳した確認画像を表示装置に表示させる重畳画像作成部(26,46)と、を備える校正確認装置。
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