JP2023173523A - テント用天幕シートの連結構造、テント用天幕シートの連結方法およびテント - Google Patents
テント用天幕シートの連結構造、テント用天幕シートの連結方法およびテント Download PDFInfo
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Abstract
【課題】比較的安全かつ簡単に施工することができる、防水性が高くて雨漏りしにくい天幕シートの連結構造などを提供する。【解決手段】隣り合う天幕シート1と、これら隣り合う天幕シート1同士を連結する連結手段2と、この連結手段2を覆うカバーシート3と、を有し、前記カバーシート3は、隣り合う天幕シート1の対向する端部それぞれから延びる一対のカバーシート片31と、これらカバーシート片31の先端部同士を係脱自在に係合するカバーシートファスナー32と、からなる、テント用天幕シートの連結構造とした。【選択図】図1
Description
本発明は、テント用天幕シートの連結構造、テント用天幕シートの連結方法およびテントに関する。
テントは、一般的に、骨組となるフレームと、このフレームに取り付ける天幕を備えている。テントには、様々な大きさや構造のものがあるが、特に最近、式典、展示会、見本市等の各種イベントなどで大型テントが用いられることが多くなってきた。
このようなイベントでは、会場の大きさなどにあわせて必要となるテントの大きさも様々である。そのため、様々な大きさのフレームを準備するとともに、フレームに取り付ける天幕については、複数枚の天幕シートを連結させて天幕として用いることが増えてきた。
例えば、下記特許文献1には、複数枚の天幕シート(膜体1a,1b)を連結させて天幕として用いるテントが開示されている。そして、天幕シート間(膜体1a,1b間)に生じる連結部の隙間を他の膜体(27)でカバーした構造が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の膜体の連結構造では、天幕シート(膜体1a,1b)を連結した後、テントフレームの上で、天幕シート(膜体1a,1b)に他の膜体(27)を接着などする必要があり(9ページ目の1~3行)、作業が大変であった。この作業は、テントフレーム上で連結された天幕シートの上に乗るなどした状態で行う必要があり、時間がかかるばかりか危険な作業となっていた。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたものであって、比較的安全かつ簡単に施工することができる、防水性が高くて雨漏りしにくい天幕シートの連結構造などを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、隣り合う天幕シートの連結部分をカバーシートで覆い、このカバーシートを構成する一対のカバーシート片がカバーシートファスナーによって係脱するように構成した。
上記課題は、具体的には以下の態様によって解決される。
上記課題は、具体的には以下の態様によって解決される。
(態様1)隣り合う天幕シートと、これら隣り合う天幕シート同士を連結する連結手段と、この連結手段を覆うカバーシートと、を有し、前記カバーシートは、隣り合う天幕シートの対向する端部それぞれから延びる一対のカバーシート片と、これらカバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するカバーシートファスナーと、からなる、テント用天幕シートの連結構造とした。
このテント用天幕シートの連結構造は、カバーシートで連結手段を覆うため、隣り合う天幕シートの連結部分から雨漏りしにくい。
また、カバーシートは、一対のカバーシート片と、これらカバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するカバーシートファスナーと、からなることで、カバーシートファスナーを引っ張ることによってカバーシートで連結手段を覆うことができ、比較的安全かつ簡単に設置することができる。特に、カバーシートファスナーのスライダーにロープなどの紐状体を取り付けて引っ張ることで、カバーシートファスナーを係合することができるため、より安全かつ簡単に設置することができる。
また、カバーシートは、一対のカバーシート片と、これらカバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するカバーシートファスナーと、からなることで、カバーシートファスナーを引っ張ることによってカバーシートで連結手段を覆うことができ、比較的安全かつ簡単に設置することができる。特に、カバーシートファスナーのスライダーにロープなどの紐状体を取り付けて引っ張ることで、カバーシートファスナーを係合することができるため、より安全かつ簡単に設置することができる。
(態様2)カバーシートファスナーが、防水ファスナーである、態様1に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることができる。
このテント用天幕シートの連結構造は、カバーシートファスナーに防水ファスナーを用いることで、より雨漏りしにくくなる。
(態様3)また、カバーシートファスナーが、ファスナーを開閉するためのスライダーを有し、このスライダーに、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための取付手段を有している、態様1又は態様2に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることもできる。
このテント用天幕シートの連結構造は、スライダーに、ロープなどの紐状体の一端を取り付けやすくなり、スライダーに取り付けた紐状体を引っ張ることによってカバーシートファスナーを係合させやすくなる。取付手段として、例えば、スライダーの引手部分に、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための孔部を設けることができる。
(態様4)カバーシートを覆うオーバーシートを有し、前記オーバーシートは、隣り合う天幕シートの対向する端部それぞれから延びる一対のオーバーシート片と、これらオーバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するオーバーシートファスナーと、からなる、態様1~態様3のいずれか1態様に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることもできる。
このテント用天幕シートの連結構造は、カバーシートを覆うオーバーシートを有しているため、より一層、隣り合う天幕シートの連結部分から雨漏りしにくい。
また、オーバーシートは、一対のオーバーシート片と、これらオーバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するオーバーシートファスナーと、からなることで、オーバーシートファスナーを引っ張ることによってオーバーシートでカバーシートを覆うことができ、比較的安全かつ簡単に設置することができる。特に、オーバーシートファスナーのスライダーに、ロープなどの紐状体を取り付けて引っ張ることでオーバーシートファスナーを係合することができるため、より安全かつ簡単に設置することができる。
また、オーバーシートは、一対のオーバーシート片と、これらオーバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するオーバーシートファスナーと、からなることで、オーバーシートファスナーを引っ張ることによってオーバーシートでカバーシートを覆うことができ、比較的安全かつ簡単に設置することができる。特に、オーバーシートファスナーのスライダーに、ロープなどの紐状体を取り付けて引っ張ることでオーバーシートファスナーを係合することができるため、より安全かつ簡単に設置することができる。
(態様5)このとき、カバーシートファスナーおよびオーバーシートファスナーを閉じた状態において、オーバ-シートファスナーが、カバーシートファスナーの鉛直線上に位置しておらず、隣り合うカバーシート片のうち何れかのカバーシート片の側に位置している、態様4に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることができる。
このテント用天幕シートの連結構造は、カバーシートファスナーおよびオーバーシートファスナーを閉じた状態において、オーバ-シートファスナーが、カバーシートファスナーの鉛直線上に位置していないため、より一層、隣り合う天幕シートの連結部分から雨漏りしにくい。
(態様6)連結手段が、長手方向に延在する嵌合溝を両側に備えた連結具と、隣り合う天幕シートの対向する外縁それぞれに設けられた棒状体とを備えており、前記嵌合溝は、嵌合溝内部の最大幅寸法よりも嵌合溝開口部の開口幅が狭く構成されており、前記棒状体が前記嵌合溝内部に嵌合するように構成された、態様1~5のいずれか1態様に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることもできる。
このテント用天幕シートの連結構造は、比較的簡単かつ強固に、隣り合う天幕シートを連結することができる。
(態様7)このとき、連結具が、長手方向に複数個配置されている、態様6に記載のテント用天幕シートの連結構造とすることが好ましい。
連結手段の連結具が、長手方向に複数個配置されている場合、連結具どうしの隙間から雨漏りしやすいのであるが、複数個配置された連結具全体をカバーシートで覆うため、連結具どうしの隙間からも雨漏りしにくい。
(態様8)態様1~7のいずれか1態様に記載の天幕シートの連結構造を施工するための天幕シートの連結方法であって、隣り合う天幕シート同士を連結手段によって連結した後、カバーシートファスナーのスライダーに一端を取り付けた紐状体を、カバーシートファスナーが閉まる方向に引っ張ることによって、カバーシート片の先端部同士を係合する、テント用天幕シートの連結方法とすることができる。
このテント用天幕シートの連結方法は、比較的安全かつ簡単に天幕シートを連結させることができる。
(態様9)フレームと、このフレームに取り付けられた複数枚の天幕シートからなる天幕と、を備えたテントであって、態様1~7のいずれか1態様に記載のテント用天幕シートの連結構造を備えた、テントとすることによっても、前記課題は解決される。
本発明により、比較的安全かつ簡単に施工することができる、防水性が高くて雨漏りしにくい天幕シートの連結構造などを提供することができる。
以下、図を用いて、テント用天幕シートの連結構造などを例示説明する。テント用天幕シートの連結構造は、天幕シートと連結手段とカバーシートとを有する。
以下、複数の実施形態を挙げて例示説明するが、本発明及びその構成要素は、以下の説明に限定されるものではない。
以下、複数の実施形態を挙げて例示説明するが、本発明及びその構成要素は、以下の説明に限定されるものではない。
1.天幕シート
天幕シート1は、テントのフレーム8に取り付けられる。具体的には、天幕シート1は複数枚が用いられ、隣り合う天幕シート1同士が連結手段2(後述)によって連結された状態で、テントのフレーム8に取り付けられて天幕を構成する。なお、テントのフレーム8として、図5に例示するような、テント設置面に立てられる複数の支柱81と、当該複数の支柱81に連結される梁材82と、天井部を構成する屋根材83とを備えたものを用いることができる。
天幕シート1は、テントのフレーム8に取り付けられる。具体的には、天幕シート1は複数枚が用いられ、隣り合う天幕シート1同士が連結手段2(後述)によって連結された状態で、テントのフレーム8に取り付けられて天幕を構成する。なお、テントのフレーム8として、図5に例示するような、テント設置面に立てられる複数の支柱81と、当該複数の支柱81に連結される梁材82と、天井部を構成する屋根材83とを備えたものを用いることができる。
天幕シート1の材質は、防水性があれば特に制限されないが、例えば、従来からテント用天幕として用いられているものを用いることができる。また、天幕シート1の形状は、一般的には、概ね矩形形状となることが多いが、これに限定されない。また、天幕シート1のサイズは、設置するテントの大きさなどに応じて変えることができる。例えば、テントの屋根のサイズが、幅20m×奥行15mの場合、例えば、幅5m×奥行15mの天幕シートを4枚準備することができる。
2.連結手段
連結手段2は、隣り合う天幕シート1同士を連結する。本実施形態では、連結手段2が連結具21と棒状体22とを備える。以下、連結具21と棒状体22を例示説明する。
連結手段2は、隣り合う天幕シート1同士を連結する。本実施形態では、連結手段2が連結具21と棒状体22とを備える。以下、連結具21と棒状体22を例示説明する。
[連結具]
本実施形態において、図1などに例示するように、連結具21は、長尺状であり、長手方向に延在する嵌合溝211を両側に備えている。嵌合溝211は、嵌合溝内部212の最大幅寸法よりも嵌合溝開口部213の開口幅が狭く構成されており、棒状体22(後述)が嵌合溝211内部に嵌合するように構成されている。
本実施形態において、図1などに例示するように、連結具21は、長尺状であり、長手方向に延在する嵌合溝211を両側に備えている。嵌合溝211は、嵌合溝内部212の最大幅寸法よりも嵌合溝開口部213の開口幅が狭く構成されており、棒状体22(後述)が嵌合溝211内部に嵌合するように構成されている。
連結具21の材質は、金属、樹脂、木材などを用いることができる。なかでも連結具21の材質としては、強度面から金属が好ましく、特にアルミが好ましい。また、連結具21の長さは、設置するテントの形状や大きさなどによって適宜調整することができる。例えば、図5に例示するような切妻屋根のフレーム8を有するテントの場合は、図6に例示するように、屋根面と屋根面が合わさっている部分で長手方向に分割されたような複数個(図6の例では2個)の連結具21を用いることができる。また、片流れ屋根のテントの場合、奥行きが長いときなどには、連結具21を長手方向に複数個配置することができる。すなわち、連結具21は、長手方向に複数個並べて用いることができる。
また、連結具21は、テントのフレーム8の屋根材83に取り付けることが好ましい。さらに、屋根材に連結具の機能を持たせてもよいし、連結具を屋根材として用いてもよい。
また、連結具21は、テントのフレーム8の屋根材83に取り付けることが好ましい。さらに、屋根材に連結具の機能を持たせてもよいし、連結具を屋根材として用いてもよい。
[棒状体]
本実施形態において、棒状体22は、図1などに例示するように長尺状であり、隣り合う天幕シート1の対向する外縁それぞれに設けられている。本実施形態において、棒状体22は、天幕シート1の対向する外縁に、天幕シート1の概ね全長に渡って設けられている。そして、本実施形態において、棒状体22は、図3に例示するように、連結用シート片222で覆われた円柱芯棒221からなり、柔軟性を有している。
本実施形態において、棒状体22は、図1などに例示するように長尺状であり、隣り合う天幕シート1の対向する外縁それぞれに設けられている。本実施形態において、棒状体22は、天幕シート1の対向する外縁に、天幕シート1の概ね全長に渡って設けられている。そして、本実施形態において、棒状体22は、図3に例示するように、連結用シート片222で覆われた円柱芯棒221からなり、柔軟性を有している。
棒状体22は柔軟性を備えることが好ましい。そのため、円柱芯棒221は柔軟性がある材料、例えば、ゴム製又は樹脂製とすることが好ましい。そして、本実施形態においては、連結用シート片222を折り返して、この折り返し箇所で円柱芯棒221の周囲を被い、折り返した連結用シート片222の対向する両端部で天幕シート1の端部を挟み込み、この状態で、連結用シート片222の対向する両端部それぞれを天幕シート1の端部に接着することで棒状体22が形成されている。このように、本実施形態においては、いわゆるケダー構造からなる連結用シート片222を用いてある。なお、通常、天幕シート1の両縁に棒状体22が設けられる。
3.カバーシート
カバーシート3は、カバーシート片31と、カバーシートファスナー32と、からなる。カバーシート3が連結手段2を上方から覆うため、隣り合う天幕シート1の連結部分から雨漏りしにくくなる。
カバーシート3は、カバーシート片31と、カバーシートファスナー32と、からなる。カバーシート3が連結手段2を上方から覆うため、隣り合う天幕シート1の連結部分から雨漏りしにくくなる。
[カバーシート片]
図1などに例示するように、カバーシート片31は一対であり、隣り合う天幕シート1の対向する端部それぞれから延びている。本実施形態では、図3に例示するように、カバーシート片31の基部(下端)が連結用シート片222の外側(天幕シート1の中央部方向)に接着されている。カバーシート片31の長さは、天幕シート1の対向する端部の長さと概ね等しい(天幕シート1の全長と概ね等しい長さ)。
図1などに例示するように、カバーシート片31は一対であり、隣り合う天幕シート1の対向する端部それぞれから延びている。本実施形態では、図3に例示するように、カバーシート片31の基部(下端)が連結用シート片222の外側(天幕シート1の中央部方向)に接着されている。カバーシート片31の長さは、天幕シート1の対向する端部の長さと概ね等しい(天幕シート1の全長と概ね等しい長さ)。
[カバーシートファスナー]
図1などに例示するように、カバーシートファスナー32は、一対のカバーシート片31の先端部同士をカバーシート片31の概ね全長に亘って係脱自在に係合する。カバーシートファスナー32としては、いわゆる開製品を用いる。このような開製品はファスナーを閉じる際、例えば、ファスナーの基端側一方に設けた箱(ボックス)に、基端側他方に設けた蝶棒(ピン)を挿入した後、スライダー321を引っ張ってファスナーを閉じることができる。
図1などに例示するように、カバーシートファスナー32は、一対のカバーシート片31の先端部同士をカバーシート片31の概ね全長に亘って係脱自在に係合する。カバーシートファスナー32としては、いわゆる開製品を用いる。このような開製品はファスナーを閉じる際、例えば、ファスナーの基端側一方に設けた箱(ボックス)に、基端側他方に設けた蝶棒(ピン)を挿入した後、スライダー321を引っ張ってファスナーを閉じることができる。
本実施形態では、カバーシートファスナー32として、防水ファスナー(止水ファスナーとも称されることがある)を用いた。防水ファスナーとしては、例えば、AquaGuard(登録商標)やAquaseal(登録商標)などがある。
本実施形態では、カバーシートファスナー32のスライダー321には、その引手部分に、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための孔部322(取付手段)を有している。
4.テント用天幕シートの連結方法
テント用天幕シートの連結方法として、以下の方法を例示することができるが、当該方法に限定されるものではない。
まず、図6に例示するように、フレームに連結具21を取り付ける。本実施形態では、6個の連結具21を用い、屋根材83の上端部分で所定間隔をあけて長手方向に2つ配置したものを、それぞれ3列並べてある。また、本実施形態では、フレームの屋根材83に、図示しないネジ手段で連結具21を固定した。なお、フレーム両端の屋根材83には、端処理具91を取り付けた。
次に、連結具21の両側の嵌合溝211に対し、隣り合う天幕シート1の対向する外縁にそれぞれに設けた棒状体22を、連結具21の端面からスライド挿入し、隣り合う天幕シート同士を連結手段2によって連結した。このとき、柔軟性を有する棒状体22を用いているため、連結具21の嵌合溝211に棒状体22をスライド挿入しやすい。
テント用天幕シートの連結方法として、以下の方法を例示することができるが、当該方法に限定されるものではない。
まず、図6に例示するように、フレームに連結具21を取り付ける。本実施形態では、6個の連結具21を用い、屋根材83の上端部分で所定間隔をあけて長手方向に2つ配置したものを、それぞれ3列並べてある。また、本実施形態では、フレームの屋根材83に、図示しないネジ手段で連結具21を固定した。なお、フレーム両端の屋根材83には、端処理具91を取り付けた。
次に、連結具21の両側の嵌合溝211に対し、隣り合う天幕シート1の対向する外縁にそれぞれに設けた棒状体22を、連結具21の端面からスライド挿入し、隣り合う天幕シート同士を連結手段2によって連結した。このとき、柔軟性を有する棒状体22を用いているため、連結具21の嵌合溝211に棒状体22をスライド挿入しやすい。
次に、カバーシートファスナー32のスライダー321に紐状体を取り付け、ファスナーのボックスにピンを挿入した後、カバーシートファスナー32が閉まる方向から紐状体を引っ張ることによって、カバーシート片31の先端部同士を係合することができる。このとき、テント設置面に立って紐状体を引っ張れば、テントの屋根に登ることなく比較的安全かつ簡単にカバーシート片31を係合させて防水性を確保することができる。なお、端処理具91を覆うように、端処理シート92を取り付けた。
5.オーバーシートを備えたテント用天幕シートの連結構造
オーバーシート4は、カバーシート3を覆うものであり、図4に例示するように、一対のオーバーシート片41とオーバーシートファスナー42からなる。オーバーシート4がカバーシート3を覆うため、より一層、隣り合う天幕シート1の連結部分から雨漏りしにくくなる。
オーバーシート4は、カバーシート3を覆うものであり、図4に例示するように、一対のオーバーシート片41とオーバーシートファスナー42からなる。オーバーシート4がカバーシート3を覆うため、より一層、隣り合う天幕シート1の連結部分から雨漏りしにくくなる。
[オーバーシート片]
オーバーシート片41は一対であり、隣り合う天幕シート1の対向する端部それぞれから延びている。本実施形態では、オーバーシート片41の基部(下端)がカバーシート3の基部(下端)の外側(天幕シート1の中央部方向)に接着されている。オーバーシート片41の長さは、カバーシート3の長さと概ね等しくすることが好ましい。
オーバーシート片41は一対であり、隣り合う天幕シート1の対向する端部それぞれから延びている。本実施形態では、オーバーシート片41の基部(下端)がカバーシート3の基部(下端)の外側(天幕シート1の中央部方向)に接着されている。オーバーシート片41の長さは、カバーシート3の長さと概ね等しくすることが好ましい。
[オーバーシートファスナー]
オーバーシートファスナー42は、一対のオーバーシート片41の先端部同士を係脱自在に係合する。なお、オーバーシートファスナー42のスライダーには、カバーシートファスナー32同様、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための孔部を設けることが好ましい。また、オーバーシートファスナー42として、防水ファスナーを用いることが好ましい。
オーバーシートファスナー42は、一対のオーバーシート片41の先端部同士を係脱自在に係合する。なお、オーバーシートファスナー42のスライダーには、カバーシートファスナー32同様、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための孔部を設けることが好ましい。また、オーバーシートファスナー42として、防水ファスナーを用いることが好ましい。
また、カバーシートファスナー32およびオーバーシートファスナー42を閉じた状態において、オーバーシートファスナー42が、カバーシートファスナー32の鉛直線上に位置しておらず、隣り合うカバーシート片31のうち何れか一方のカバーシート片の側に位置しているように構成することが好ましい。本実施形態では、図4に例示するように、オーバーシートファスナー42が、隣り合うカバーシート片31のうち右側のカバーシート片の側に位置するように構成してある。
カバーシート片31を係合させた後で、オーバーシートファスナー42を閉めることによりオーバーシート片41を係合させる。このとき、カバーシートファスナー32同様、オーバーシートファスナー42のスライダーに紐状体を取り付け、オーバーシートファスナー42が閉まる方向から引っ張ることによって、オーバーシート片41の先端部同士を係合することができる。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を例示説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本出願の願書に添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可能である。
1 天幕シート
2 連結手段
21 連結具
211 嵌合溝
212 嵌合溝内部
213 嵌合溝開口部
22 棒状体(円柱芯棒)
221 円柱心棒
222 連結用シート片
3 カバーシート
31 カバーシート片
32 カバーシートファスナー
321 スライダー
322 孔部(取付手段)
4 オーバーシート
41 オーバーシート片
42 オーバーシートファスナー
8 フレーム
81 支柱
82 梁材
83 屋根材
91 端処理具
92 端処理シート
2 連結手段
21 連結具
211 嵌合溝
212 嵌合溝内部
213 嵌合溝開口部
22 棒状体(円柱芯棒)
221 円柱心棒
222 連結用シート片
3 カバーシート
31 カバーシート片
32 カバーシートファスナー
321 スライダー
322 孔部(取付手段)
4 オーバーシート
41 オーバーシート片
42 オーバーシートファスナー
8 フレーム
81 支柱
82 梁材
83 屋根材
91 端処理具
92 端処理シート
Claims (9)
- 隣り合う天幕シートと、
これら隣り合う天幕シート同士を連結する連結手段と、
この連結手段を覆うカバーシートと、を有し、
前記カバーシートは、
隣り合う天幕シートの対向する端部それぞれから延びる一対のカバーシート片と、
これらカバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するカバーシートファスナーと、からなる、
テント用天幕シートの連結構造。
- カバーシートファスナーが、
防水ファスナーである、
請求項1に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- カバーシートファスナーが、
ファスナーを開閉するためのスライダーを有し、
このスライダーに、ロープなどの紐状体の一端を取り付けるための取付手段を有している、
請求項1に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- カバーシートを覆うオーバーシートを有し、
前記オーバーシートは、
隣り合う天幕シートの対向する端部それぞれから延びる一対のオーバーシート片と、
これらオーバーシート片の先端部同士を係脱自在に係合するオーバーシートファスナーと、からなる、
請求項1に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- カバーシートファスナーおよびオーバーシートファスナーを閉じた状態において、
オーバ-シートファスナーが、
カバーシートファスナーの鉛直線上に位置しておらず、隣り合うカバーシート片のうち何れかのカバーシート片の側に位置している、
請求項4に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- 連結手段が、
長手方向に延在する嵌合溝を両側に備えた連結具と、
隣り合う天幕シートの対向する外縁それぞれに設けられた棒状体を備えており、
前記嵌合溝は、嵌合溝内部の最大幅寸法よりも嵌合溝開口部の開口幅が狭く構成されており、前記棒状体が前記嵌合溝内部に嵌合するように構成された、
請求項1に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- 連結具が、長手方向に複数個配置されている、
請求項6に記載のテント用天幕シートの連結構造。
- 請求項1に記載の天幕シートの連結構造を施工するための天幕シートの連結方法であって、
隣り合う天幕シート同士を連結手段によって連結した後、
カバーシートファスナーのスライダーに一端を取り付けた紐状体を、カバーシートファスナーが閉まる方向に引っ張ることによって、カバーシート片の先端部同士を係合する、
テント用天幕シートの連結方法。
- フレームと、
このフレームに取り付けられた複数枚の天幕シートからなる天幕と、を備えたテントであって、
請求項1~7のいずれか1項に記載のテント用天幕シートの連結構造を備えた、
テント。
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JP2022085837A JP2023173523A (ja) | 2022-05-26 | 2022-05-26 | テント用天幕シートの連結構造、テント用天幕シートの連結方法およびテント |
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JP2022085837A JP2023173523A (ja) | 2022-05-26 | 2022-05-26 | テント用天幕シートの連結構造、テント用天幕シートの連結方法およびテント |
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2022
- 2022-05-26 JP JP2022085837A patent/JP2023173523A/ja active Pending
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