JP2023173254A - 廃棄物収集支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】違反ごみなど不法投棄された廃棄物の収集を支援するシステムを提供する。【解決手段】規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄に関する情報として少なくとも前記廃棄物の位置と、前記廃棄物が発見された日付と、を取得する取得部と、取得した前記日付に基づいて前記不法投棄に該当する前記廃棄物を収集する収集計画を作成する収集計画作成部と、を備え、前記収集計画作成部は、前記日付が古い順に前記不法投棄された廃棄物を収集する計画を作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物収集支援システムに関する。
従来、廃棄物の収集場所に違反ごみが置かれている場合に、当該違反ごみの情報をサーバに登録する技術が知られている(特許文献1)。
特開2017-30888号公報
違反ごみが放置され続けている場合、自治体等の収集者が当該違反ごみを収集することになる。違反ごみを収集する際、違反ごみが発見される度に収集を行うのは効率が悪いため、違反ごみをまとめて収集したいというニーズがある。特許文献1に記載されたシステムでは、違反ごみの情報を登録するが、違反ごみをまとめて収集するための計画については述べられていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、違反ごみなどの不法投棄された廃棄物の収集を支援するシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、廃棄物収集支援システムは、規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄に関する情報として少なくとも前記廃棄物の位置と、前記廃棄物が発見された日付と、を取得する取得部と、取得した前記日付に基づいて前記不法投棄に該当する前記廃棄物を収集する収集計画を作成する収集計画作成部と、を備え、前記収集計画作成部は、前記日付が古い順に前記不法投棄された廃棄物を収集する計画を作成する。
上記のように、廃棄物収集支援システムは、不法投棄された廃棄物の位置、および、不法投棄された廃棄物が発見された日付を含む不法投棄に関する情報を取得し、不法投棄された廃棄物を収集する収集計画を作成する。この構成によれば、違反ごみなどの不法投棄された廃棄物を収集する収集計画が作成されるため、収集者は当該作成された収集計画に沿って不法投棄された廃棄物を収集することができる。
廃棄物収集支援システムの構成を示すブロック図である。 違反ごみ情報の一例を説明するための図である。 収集計画の一例を説明するための図である。 作業者端末における表示部の表示の一例を示す図である。 廃棄物収集支援システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)廃棄物収集支援システムの構成:
(2)フローチャート:
(3)他の実施形態:
(1)廃棄物収集支援システムの構成:
本実施形態における廃棄物収集支援システムは、違反ごみなど規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄された廃棄物の収集を支援するシステムに関するものである。ここで、規則に沿って廃棄物が廃棄されていない例としては、例えば不燃ごみが可燃ごみの収集日に廃棄されている場合や粗大ごみを廃棄できない場所に粗大ごみが廃棄されている場合などが想定される。すなわち、所定の日に対象外の廃棄物が廃棄されている場合や廃棄してはいけない場所に廃棄物が廃棄されている場合に、当該廃棄物が規則に沿って廃棄されていない不法投棄された廃棄物に該当する。なお、これ以降の説明では、特に説明する場合を除いて、規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄された廃棄物を「違反ごみ」と記載して説明する。
図1は、本発明における廃棄物収集支援システム10の構成を示すブロック図である。本実施形態において、廃棄物収集支援システム10は、サーバコンピュータで構成されている。廃棄物収集支援システム10は、廃棄物の収集作業を管理する管理者が利用する管理者端末100、廃棄物の収集作業を行う収集作業者(以下、収集作業者と記す)が利用する作業者端末200、および、廃棄物の収集経路を探索する経路探索サーバ300のそれぞれと通信可能である。図1では、作業者端末200を一台示しているものの、廃棄物収集支援システム10は、複数の作業者端末200と通信可能であってよい。なお、経路探索サーバ300は、二地点間を最小の移動コストで移動可能な経路を公知のアルゴリズムによって探索するサーバである。
管理者端末100、作業者端末200、および、廃棄物収集支援システム10の各構成について説明する。
管理者端末100は、廃棄物の収集作業を管理する管理者(または責任者)によって利用される情報処理装置である。本実施形態において、管理者端末100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、PC(パーソナルコンピュータ)などを想定してよい。管理者端末100は、記録媒体110と、通信部120と、ユーザI/F部130とを備えている。
記録媒体110には、収集作業者から報告された違反ごみに関する情報である違反ごみ情報110aが記録されている。違反ごみ情報110aは、収集作業者が作業日に廃棄物の収集を行う際に、自治体や地域等で予め定められた収集位置に違反ごみが廃棄されていることを発見した場合に、収集作業者が所持するスマートフォンやタブレット型の端末等を用いて違反ごみが廃棄されていたことの登録を行うことで記録される。例えば収集作業者は、スマートフォン等の端末において、廃棄されていた違反ごみにチェックを入れるなどの操作を行って違反ごみに関する情報を登録する。
図2は、違反ごみ情報110aのデータ構成の一例を示す図である。ここに示すデータ構成には、日付、違反ごみの位置、および、違反ごみの種類がそれぞれ記録されている。なお、図2には示さないものの、違反ごみ情報110aとして、その他違反ごみの量(個数)などの情報が含まれてよい。
日付は、違反ごみが発見された日であって、すなわち収集作業者が違反ごみに関する情報を登録した日である。なお、日付には、当該日付の他、発見された具体的な時刻(例えば9時)や時間帯(例えば9時~11時)が含まれてもよい。
違反ごみの位置は、違反ごみが廃棄された位置であって、例えば収集作業者がスマートフォン等の端末を用いて違反ごみに関する情報を登録する際は、当該端末のGNSS受信部(図示せず)で取得した座標情報(位置情報)に基づいて決定される。なお、収集作業者は、当該端末を操作して位置情報を入力する、もしくは、収集作業者が当該端末に表示される地図画面を操作して廃棄された位置を選択するなどによって、違反ごみの位置を決定してもよい。
違反ごみの種類は、登録された違反ごみのカテゴリを示すものであって、例えば可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、危険物(例えば鋭利な物、薬剤、ガラス、スプレー缶など)、びん・缶などが含まれる。なお、違反ごみの種類は、違反ごみ情報110aに記録されているごみの種類に限られず、その他、資源ごみ等が含まれてもよい。また、違反ごみ情報110aには、当該違反ごみの種類に加えて、具体的な違反ごみの品目が記録されていてもよい。例えば違反ごみ情報の種類が粗大ごみである場合には、「ソファ」、「ベッド」などが想定される。
図2に示す例では、「日付:4/1」の情報に、「位置(座標):XXX」、「種類:危険物」の情報が、それぞれ対応付けられている。なお、その他の情報については、図2に示す通りであるため、その説明を省略する。
なお、違反ごみ情報110aは、収集作業者が違反ごみを発見して、当該違反ごみを登録する作業を行うことで、更新され得る。すなわち、違反ごみが発見される度に違反ごみに関する情報が更新される。
通信部120は、外部の装置と無線通信を行うための装置であり、管理者端末100は通信部120を介して少なくとも廃棄物収集支援システム10と通信することができる。ユーザI/F部130は、管理者の指示を入力し、また、管理者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、違反ごみに関する情報などを表示するディスプレイである表示部140、および、スイッチ、キーボード、スピーカー等の入力部(図示せず)を備えている。
作業者端末200は、廃棄物の収集作業者によって利用される情報処理装置である。本実施形態において、作業者端末200は、例えば、タブレット端末、スマートフォンなどの可搬型の端末を想定してよい。作業者端末200は、通信部210、GNSS受信部220、制御部230、および、ユーザI/F部240を備えている。制御部230は、CPU,ROM,RAM等を備え、ROMや記録媒体(図示せず)に記録されたナビゲーションプログラムを含む様々なプログラムをCPUが実行可能である。
通信部210は、外部の装置と無線通信を行うための装置であり、作業者端末200は、通信部210を介して少なくとも廃棄物収集支援システム10と通信することができる。ユーザI/F部240は、作業者の指示を入力し、また、作業者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、地図や違反ごみに関する情報などを表示するディスプレイである表示部250、および、スイッチ、キーボード、スピーカー等の入力部(図示せず)を備えている。
GNSS受信部220は、GNSS信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して、作業者端末200の位置を算出するための信号を出力する。制御部230は、ナビゲーションプログラムを実行することにより、当該信号を取得して作業者端末200の位置を取得する。
また、制御部230は、廃棄物収集支援システム10から、作業者端末200を所持する収集作業者の収集車両における収集経路に関する情報を取得し、当該取得した収集経路と、GNSS受信部220で取得した作業者端末200の位置とを地図に重畳させて、ユーザI/F部240の表示部250に表示させる。
廃棄物収集支援システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20、記録媒体30、および、通信部40を備えている。通信部40は、他の装置と通信を行う回路を備えており、廃棄物収集支援システム10は、通信部40を介して管理者端末100、作業者端末200、および、経路探索サーバ300と通信することが可能である。
記録媒体30には、地図情報30a、および、違反ごみ情報110aが含まれる。地図情報30aには、違反ごみを収集する収集車両が走行する道路上に設定されたノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、および、道路やその周辺に存在する施設の位置等を示す施設データ等を含んでいる。ここでノードとは交差点に対応し、リンクは交差点から他の交差点までの道路区間に対応する。
違反ごみ情報110aには、管理者端末100から取得した違反ごみに関する情報が記録されている。すなわち、記録媒体110に記録された違反ごみ情報110aと、記録媒体30に記録された違反ごみ情報110aとは同一である。したがって、本実施形態では、管理者端末100に記録された違反ごみ情報と、廃棄物収集支援システム10に記録された違反ごみ情報とに同じ符号(110a)を付してある。違反ごみ情報110aには、上述のように違反ごみが発見された日付、違反ごみの位置、違反ごみの種類に関する情報が含まれる。なお、管理者端末100から取得する違反ごみ情報110aは、上述のように、違反ごみを発見した収集作業者が違反ごみに関する情報を登録する度に更新される。したがって、管理者端末100の違反ごみ情報110aの更新に応じて、廃棄物収集支援システム10の違反ごみ情報110aが同期して更新される。
制御部20は、記録媒体30やROMに記憶された種々のプログラムを実行することができる。本実施形態では、このプログラムの一例として、廃棄物収集支援プログラム21を実行することができる。廃棄物収集支援プログラム21が実行されると、制御部20は、取得部21a、および、収集計画作成部21bとして機能する。なお、以下において、取得部21a、および、収集計画作成部21bが行うものとして記載する処理は、制御部20により実現される処理である。
取得部21aの機能により制御部20は、規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄に関する情報として廃棄物の位置と、廃棄物が発見された日付と、廃棄物の種類とを取得する。すなわち、取得部21aは、記録媒体30に記録された違反ごみ情報110aを参照して、違反ごみが発見された日付、違反ごみが廃棄された位置、違反ごみの種類に関する情報を取得する。
収集計画作成部21bの機能により制御部20は、取得部21aで取得した違反ごみが発見された日付に基づいて違反ごみを収集する収集計画を作成する。具体的には、収集計画作成部21bは、日付が古い順に違反ごみを収集する計画を作成する。すなわち、収集計画作成部21bは違反ごみ情報110aを参照して、違反ごみが登録された日付を古い順に特定し、当該日付が古い順に違反ごみを収集する計画を作成する。
より具体的には、収集計画作成部21bは、収集対象となる廃棄物を特定する。本実施形態において、収集計画作成部21bは、違反ごみ情報110aを参照し、違反ごみに対応付けられた日付のうち最も古い日付を特定する。さらに、収集計画作成部21bは、当該最も古い日付から現在までの経過期間を特定し、経過期間が所定期間以上である場合に、当該日付が最も古い違反ごみを収集対象とする。違反ごみは、決められた日毎に廃棄される廃棄物のように頻繁に廃棄されるものではなく、違反ごみが発見される度に収集を行うことになると、収集コストが増大するなどの不都合が生じる。一方、違反ごみを長期間(例えば一ヶ月)放置しておくことは、廃棄物の収集所を使用する住民等に迷惑を掛けるおそれがある、または、衛生的、環境的に好ましくない場合もある。そこで、本実施形態では、収集計画作成部21bは、最も古い日付から所定期間が経過した場合に廃棄物の収集計画を作成する。
ここでいう、所定期間は、違反ごみの種類に応じて設定される。違反ごみの種類には、違反ごみ情報110aに記録されているように、危険物、粗大ごみ、可燃ごみ、不燃ごみ、びん・缶などが含まれる。本実施形態では、所定期間について、危険物、粗大ごみ、びん・缶の順に長く設定する。つまり、危険物、粗大ごみ、びん・缶のうち、最も危険物についての所定期間が短く(例えば7日)、ついで粗大ごみの所定期間(例えば10日)、びん・缶の所定期間(例えば14日)の順に長くなる。なお、本実施形態の所定期間は、危険物は、上述のように鋭利な物、薬剤、ガラス、スプレー缶などが想定されるため、他の違反ごみに比べて長く放置されている状態にしておくことは好ましくなく、違反ごみ情報110aに含まれる中では最も短い期間となっている。なお、この所定期間は、違反ごみの具体的な内容や地域等によって基準を定めるなどして変更されてもよい。
また、本実施形態では、可燃ごみおよび不燃ごみについては所定期間を定めていない。可燃ごみや不燃ごみは、少なくとも週に一度の収集があることが想定されるため、違反ごみとして廃棄されていた場合であっても、次の収集日に、当該可燃ごみや不燃ごみを収集する収集作業者によって収集されることが想定できるためである。なお、不燃ごみを収集しない廃棄物の収集所(例えば可燃ごみのみを収集する収集所)に、不燃ごみが違反ごみとして廃棄されている場合には、不燃ごみについての所定期間も設定することになる。
本実施形態においては、違反ごみに対応付けられた最も古い日付からの経過期間が所定期間以上である場合に、当該違反ごみと同一の種類の廃棄物をまとめて収集するための収集計画を作成する。具体的には、収集計画作成部21bは、最も古い日付が対応付けられた廃棄物と、同一の種類の廃棄物とを特定し、特定した廃棄物を同一の収集車両による収集対象とする。このため、収集計画作成部21bは、違反ごみ情報110aを参照し、最も古い日付が対応付けられた廃棄物の種類を特定し、当該種類と同一の種類の廃棄物を抽出する。そして、収集計画作成部21bは、最も古い日付が対応付けられた廃棄物と、抽出された廃棄物とのそれぞれの日付を特定し、日付が古い順に各廃棄物を収集する収集計画を作成する。本実施形態において、収集車両は、一般的に同じ種類の廃棄物を収集し、言い換えれば、異なる種類の廃棄物は同じ収集車両で収集しない。収集車両で収集する廃棄物の種類は収集車両の車種に対応付けられており、収集計画作成部21bは、収集計画によって収集される廃棄物の種類に対して対応付けられた車種を特定し、当該車種の収集車両に対して、作成された収集計画を対応付ける。なお、収集計画において収集対象となる廃棄物の総量が収集車両の荷台の積載量を超える場合、廃棄物の総量が一台の収集車両の積載量以下になるように収集計画を修正してもよく、もしくは、二台以上の収集車両によって収集を行うことで収集計画を実現してもよい。
図3は、収集計画作成部21bによって作成された収集計画の一例を示す図である。図3に示す例は、違反ごみ情報110aから危険物を特定し、危険物のうち最も古い日付である4/1から所定期間以上(例えば7日)経過したため、当該最も古い日付の危険物を含む全ての危険物を収集する収集計画を作成した状態である。また、本実施形態では、日付の古い順に違反ごみを収集するため、日付が古い順の収集順となっている。
また、収集計画作成部21bは、収集車両によって違反ごみを収集する際の収集経路を作成する。具体的には、収集計画作成部21bは、通信部40を介して、図3で示した収集順を含む収集計画に関する情報を経路探索サーバ300に送信する。すなわち収集計画作成部21bは、経路探索サーバ300に経路探索の指示を行う。経路探索の指示を受けた経路探索サーバ300は、受信した収集順に関する情報、および、収集車両に関する情報を参照して、二地点間の経路探索を行う。具体的には、経路探索サーバ300は、収集拠点と一つ目の違反ごみの位置との二地点間の経路探索を行う。また、収集地点が複数ある場合には、経路探索サーバ300は、一つ目の収集位置と二つの収集位置との二地点間の経路探索を行う。経路探索サーバ300は、同様の処理を収集順の各二地点間の全てにおいて経路探索を行う。図3の収集計画の例では、違反ごみの位置が三つ存在するため、経路探索サーバ300は、先ず、収集拠点と一つ目の違反ごみの位置との二地点間の経路探索を行う。また、経路探索サーバ300は、一つ目の違反ごみの位置と二つ目の違反ごみの位置との二地点間の経路探索を行う。更に、経路探索サーバ300は、二つ目の違反ごみの位置と三つ目の違反ごみの位置との二地点間の経路探索を行う。そして、経路探索サーバ300は、三つ目の違反ごみの位置と収集拠点(もしくは収集車両が戻る地点)との二地点間の経路探索を行う。経路探索は、経路探索サーバ300の記録媒体(図示せず)に記録された地図情報に基づいて実行される。なお、地図情報には、各リンクの移動コストが含まれている。移動コストは、種々の手法で特定されてよい。例えば、各リンクに対応するプローブ交通情報(実際に車両が走行した位置や車速などを用いて生成された道路交通情報)から取得した移動時間やVICS(登録商標)情報から生成した移動時間が移動コストとみなされてよい。また、移動時間は、渋滞度や混雑度を反映した情報であってもよい。さらに、移動コストはリンクの距離であってもよい。なお、上述の経路探索は、種々のアルゴリズムで実施されてよく、例えば、ダイクストラ法、A*アルゴリズム、または、これらの改良型アルゴリズムなどを採用可能である。
そして、制御部20は、収集経路の作成が完了したら、通信部40を介して、当該作成した収集経路、および、違反ごみの位置を含む地図を作業者端末200に送信する。作業者端末200の制御部230は、通信部210を介して、収集経路、違反ごみの位置を含む地図に関する情報を取得し、ユーザI/F部240の表示部250を制御して当該取得した情報を表示させる。つまり、制御部20は、表示部250に違反ごみを収集するための収集経路を表示させる。また、制御部20は、表示部250に収集経路を表示させる際に、収集順を示す番号を違反ごみの位置(すなわち収集位置)と併せて表示させる。
図4は、ナビゲーションプログラムの機能によって制御部20が、表示部250に表示させる地図の例を示している。図4における「○」が違反ごみの位置を示しており、その「○」の中の数字は、収集順を示している。なお、符号「☆」は、収集車両の拠点を示している。また、符号Cは、GNSS受信部220で取得した収集車両の利用者である収集作業者の現在位置を示している。そして、道路は細い直線で示されており、道路に重畳された太い直線は収集経路である。収集作業者は、表示部250に示される案内に沿って違反ごみを収集することができる。
(2)フローチャート:
つぎに、制御部20が実行する廃棄物収集支援処理を、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。この廃棄物収集支援処理は、例えば1日毎など定期的に実行される。以下、具体的な処理内容について説明する。
廃棄物収集支援処理が開始されると、制御部20は、違反ごみ情報110aを読み込む(ステップS1)。すなわち制御部20は、取得部21aの機能により、違反ごみ情報110aを参照して、違反ごみの位置、違反ごみが発見された日付、および、違反ごみの種類に関する情報を取得する。
ついで、制御部20は、ステップS1で読み込んだ違反ごみ情報30bの中に、違反ごみとして記録されてから所定期間経過した違反ごみがあるか否かを判断する(ステップS2)。
このステップS2で否定的に判断された場合、すなわち違反ごみ情報110aの中に所定期間経過した違反ごみがないと判断された場合には、制御部20は、これ以降の処理を実行することなく、一旦、図5のフローチャートにおける制御を終了する。
それとは反対に、このステップS2で肯定的に判断された場合、すなわち違反ごみ情報110aの中に所定期間経過した違反ごみがあると判断された場合には、制御部20は、違反ごみを収集する収集計画を作成する(ステップS3)。具体的には、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により、違反ごみ情報110aを参照して、違反ごみが発見された日付が古い順に違反ごみを収集する計画を作成する。また、収集計画作成部21bは、収集計画を作成する際に、同一の種類の廃棄物を同一の収集車両によって収集する収集計画を作成する。つまり、収集計画作成部21bは、所定期間経過した違反ごみが危険物である場合には、図3の例のように、所定期間経過した危険物を含む全ての危険物を特定し、危険物が発見された日付が古い順に危険物を収集する計画を作成する。
ついで、制御部20は、違反ごみを収集するための収集経路を作成する(ステップS4)。すなわち、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により廃棄物を収集するための経路を作成する。具体的には、収集計画作成部21bは、ステップS3で作成した収集順を含む収集計画に関する情報を、通信部40を介して経路探索サーバ300に送信する。すなわち収集計画作成部21bは、経路探索サーバ300に経路探索の指示を行う。経路探索の指示を受けた経路探索サーバ300は、受信した収集順に関する情報、および、収集車両に関する情報を参照して、二地点間の経路探索を行う。
そして、制御部20は、収集経路の作成が完了したら、収集経路を表示部250に表示させる(ステップS5)。具体的には、制御部20は、図4に示すように、ステップS4で作成した収集経路、および、違反ごみの位置を含む地図を作業者端末200の表示部250に表示させる。すなわち、制御部20は、違反ごみの収集経路、および、違反ごみの位置を含む地図を描画する画像データを、通信部40を介して作業者端末200に送信し、当該画像データを表示させるように表示部250の表示内容を制御する。違反ごみを収集する作業者は、作業者端末200のナビゲーション機能により表示部250に表示された案内に沿って廃棄物の収集を行うことができる。
つぎに、本実施形態における効果について説明する。上述のように本実施形態では、制御部20は、違反ごみ情報110aを参照して、少なくとも違反ごみの位置、および、違反ごみが発見された日付に関する情報を取得し、当該違反ごみを収集する収集計画を作成する。この構成によれば、廃棄物収集支援システム10は、違反ごみなどの不法投棄された廃棄物の収集を支援することができる。
また、本実施形態では、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により、違反ごみが発見された日付が古い順に違反ごみを収集する計画を作成し、当該日付のうち最も古い日付から所定期間経過した場合に、最も古い日付の違反ごみを含む違反ごみを収集する計画を作成する。すなわち、制御部20は、違反ごみが発見された日付を管理して、違反ごみを収集する。そのため、例えば違反ごみが過度に長い期間、放置されることがなく、例えばこれを原因として違反ごみが放置された周辺の近隣住民等に迷惑をかけることを抑制できる。また、違反ごみが発見された日付から所定期間経過した違反ごみを収集することにより、違反ごみが発見される度に違反ごみを収集することにならないため、違反ごみが発見される度に収集を行う場合に比べて、違反ごみを収集するためのコストを削減することができる。
また、本実施形態において、上述の所定期間は、危険物、粗大ごみ、びん・缶などの廃棄物の種類に応じて設定される。廃棄物の種類によっては、長く放置されると好ましくないものもある(例えば危険物)。したがって、廃棄物の種類に応じて、所定期間を定めることにより、収集までに放置され得る期間の長さを、廃棄物の種類に応じて調整することができる。
また、本実施形態では、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により、収集計画を作成する際に、同一の種類の廃棄物を同一の収集車両によって収集する収集計画を作成する。上述のように、同じ種類の廃棄物は同じ収集車両で収集することが通常である。したがって、このように同一の種類の廃棄物を同一の収集車両によって収集する収集計画を作成することで、同時に収集すべきではない種類の廃棄物が収集計画に含まれないようにすることができる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。廃棄物収集支援システム10を構成する取得部21a、収集計画作成部21bの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していてもよい。例えば、取得部21a、収集計画作成部21bの機能の一部が他のサーバで実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
また、上述の実施形態を構成するシステムや端末は、機能を共有したより少ない装置で構成されてもよい。例えば、図1に示す少なくとも一台のシステムまたは端末が、他の一台以上のシステムや端末と同一の装置で構成される例が挙げられる。例えば、廃棄物収集支援システム10と管理者端末100とが一体の装置で構成されてもよい。あるいは、廃棄物収集支援システム10と作業者端末200とが一体の装置で構成されてもよい。あるいは、管理者端末100と作業者端末200とが一体の装置で構成されてもよい。
むろん、作業者端末200は、収集車両に備えられていてもよいし、可搬型の端末等であってもよい。さらに、図1に示すシステムがより多数のシステムで構成されてもよい。例えば、廃棄物収集支援システム10がクラウドサーバで構成されてもよい。
上述の実施形態では、収集計画作成部21bは、最も古い日付から所定期間以上経過した場合に、発見された日付が最も古い廃棄物を含む廃棄物を収集する収集計画を作成するが、このような構成に限定されない。例えば、一定期間ごとに廃棄物を収集する計画が作成されてもよい。また、発見された日付が最も古い廃棄物よりも先に収集される廃棄物が存在してもよい。例えば、危険物を粗大ごみより優先的に収集する場合、粗大ごみに対応付けられた日付が最も古く、危険物に対応付けられた日付がより新しい状況で、粗大ごみの収集を行う前に、危険物を日付が古い順に収集する収集計画が作成されてもよい。
また、上述の実施形態では、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により収集計画を作成する際に、所定期間について、廃棄物の種類に応じて設定するように構成されていたものの、当該所定期間は、季節や地域等によって適宜変更されてもよい。例えば放置される廃棄物の種類によっては、暑い季節の場合には廃棄物から匂いや害虫が発生することがある。したがって、その場合には、暑い季節における所定期間は、寒い季節における所定期間より短くする。また、上述のように、所定期間が危険物、粗大ごみ、びん・缶の順に長くなる構成は一例であり、他の順序であってもよい。異なる種類の廃棄物を同一の収集車両で収集可能である場合、複数の種類の廃棄物を同一の収集車両によって収集する収集計画が作成されてもよい。また、同一の種類の廃棄物が大量に存在する場合、同一の種類の廃棄物を複数の収集車両によって収集する収集計画が作成されてもよい。
また、収集計画を作成する際の所定期間について、制御部20は、所定の条件が成立する場合には、当該所定期間経過を待たなくてもよい。具体的には、収集計画作成部21bの機能により制御部20は、取得した違反ごみに関する情報に予め定められた数量以上の違反ごみが含まれる場合には、所定期間の経過を待たずに収集計画を作成してもよい。一般的に、違反ごみが放置されること、または、収集作業者が違反ごみを発見することは、少ないことが想定されるが、違反ごみが想定以上に増える場合もある。そのような場合、制御部20は、上述の所定期間を待たずに違反ごみの収集する計画を作成する。具体的には、制御部20は、収集計画作成部21bの機能により違反ごみ情報110aを参照して、当該違反ごみ情報110aに違反ごみが予め定められた数量以上の違反ごみが含まれる場合に、所定期間の経過を待たずに収集計画を作成する。なお、上述のように、違反ごみの収集は、廃棄物の種類毎に行うので、予め定められた違反ごみの数量(すなわち閾値)は、廃棄物の種類に応じて設定されてよい。例えば、廃棄物の種類が粗大ごみの場合には、廃棄物の体積が大きい分、収集車両に積める量が少ないことが想定できるため、他の廃棄物の閾値より小さく設定されてよい。
また、上述の実施形態では、廃棄物収集支援システム10、および、管理者端末100に記録媒体が備えられていたが、当該記録媒体は、少なくともいずれかの端末やシステムに備えられていればよい。その場合には、廃棄物収集支援システム10、管理者端末100、作業者端末200は互いの通信部を介して違反ごみに関する情報を送受信すればよい。
さらに、本発明の手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…廃棄物収集支援システム、20…制御部、21…廃棄物収集支援プログラム、21a…取得部、21b…収集計画作成部、30…記録媒体、30a…地図情報、40…通信部、100…管理者端末、110…記録媒体、110a…違反ごみ情報、120…通信部、130…ユーザI/F部、140…表示部、200…作業者端末、210…通信部、220…GNSS受信部、230…制御部、240…ユーザI/F部、250…表示部。

Claims (5)

  1. 規則に沿って廃棄物が廃棄されていない不法投棄に関する情報として少なくとも前記廃棄物の位置と、前記廃棄物が発見された日付と、を取得する取得部と、
    取得した前記日付に基づいて前記不法投棄に該当する前記廃棄物を収集する収集計画を作成する収集計画作成部と、を備え、
    前記収集計画作成部は、前記日付が古い順に前記不法投棄された廃棄物を収集する計画を作成する、
    廃棄物収集支援システム。
  2. 前記収集計画作成部は、
    最も古い前記日付から所定期間以上経過した場合に、発見された前記日付が最も古い前記廃棄物を含む前記廃棄物を収集する前記収集計画を作成する、
    請求項1に記載の廃棄物収集支援システム。
  3. 前記不法投棄に関する情報は、前記廃棄物の種類を示す情報を含み、
    前記収集計画作成部は、同一の種類の前記廃棄物を同一の収集車両によって収集する前記収集計画を作成する、
    請求項1または2に記載の廃棄物収集支援システム。
  4. 前記廃棄物の種類には、少なくとも危険物、粗大ごみ、びん・缶が含まれ、
    前記所定期間は、前記危険物、前記粗大ごみ、前記びん・缶の順に長くなる、
    請求項2に記載の廃棄物収集支援システム。
  5. 前記収集計画作成部は、
    取得した前記不法投棄に関する情報に予め定められた数量以上の前記不法投棄された廃棄物が含まれる場合に、前記所定期間の経過を待たずに前記収集計画を作成する、
    請求項2に記載の廃棄物収集支援システム。
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