JP2023172648A - アキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023172648000001
【課題】アキシャルギャップの磁束への影響が抑制された軽量なロータを備えるアキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法を提供する。
【解決手段】アキシャルギャップ型回転電機は、ロータとステータとを備える。ロータは、サポートプレート10と、サポートプレート10上に配置された永久磁石20とを有する。サポートプレート10は、インナコア40を備える。インナコア40は、複数の縦壁42を備える。複数の縦壁42は、放射状に配置されている。複数の縦壁42は、中心軸に対して回転対称に配置されている。複数の縦壁42は、永久磁石20の背後に位置している。複数の縦壁42は、永久磁石20に作用する軸方向の力、および、径方向の力に抗する部材として機能する。
【選択図】図4

Description

この明細書における開示は、アキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法に関する。
特許文献1は、アキシャルギャップモーターを開示する。このモータは、永久磁石をもつロータを備える。永久磁石は、ローターサポートに支持されている。ロータは、2枚の補強部材の間にローターサポートと永久磁石とが挟まれた構成となっている。補強部材は、板状の部材である。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2021-136777号公報
先行技術文献の構成は、永久磁石の表面が、ロータの強度を担う補強部材によって覆われている。補強部材は、アキシャルギャップの中に位置している。この結果、補強部材に起因して性能が制限される場合がある。例えば、補強部材が、アキシャルギャップにおける距離を拡大させる場合がある。また、補強部材がアキシャルギャップにおける磁束を減少させる場合がある。さらに、補強部材の厚さの下限には、ロータに求められる強度の観点から、限界がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、アキシャルギャップ型の回転電機にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、アキシャルギャップの磁束への影響が抑制された軽量なロータを備えるアキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法を提供することである。
ここに開示されたアキシャルギャップ型回転電機は、軸方向におけるアキシャルギャップにおいて磁気的に結合しているステータ(7)およびロータ(6)を備え、ロータは、アキシャルギャップに面して配置された永久磁石(20)と、永久磁石の背後に配置されたサポートプレート(10)とを備え、サポートプレートは、永久磁石の背後に位置し、ロータの中心軸(AX)に対して回転対称に配置され、かつ、軸方向に広がる複数の縦壁(42)を備える。
開示されるアキシャルギャップ型回転電機によると、永久磁石に作用する力を縦壁が受ける。この結果、アキシャルギャップの磁束への影響が抑制された軽量なロータを備えるアキシャルギャップ型の回転電機が提供される。
ここに開示されたアキシャルギャップ型回転電機の製造方法は、サポートプレートを組み立てる工程と、サポートプレートと永久磁石とを連結し、ロータを組み立てる工程と、ロータとステータとをアキシャルギャップにおいて対向させ、回転電機として組み立てる工程とを備え、サポートプレートを組み立てる工程は、複数の帯状体(D46)を複数の接合層(D47)によって接合するように積層する積層工程と、積層工程により積層された積層体から、複数の帯状体を曲げながら周方向(CD)に沿って展開し、環状のインナコア(40)を形成する展開工程と、インナコアとエンドプレート(30)とを接合する工程とを備える。
この明細書において開示された複数の形態は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係る電動機器の部分的分解斜視図である。 サポートプレートの斜視図である。 サポートプレートの分解斜視図である。 インナコアの断面を示す断面図である。 サポートプレートの分解断面図である。 第2実施形態のサポートプレートの分解斜視図である。 サポートプレートの分解断面図である。 第3実施形態のサポートプレートの分解断面図である。 第4実施形態のサポートプレートの分解断面図である。 第5実施形態のインナコアの断面図である。 第6実施形態のインナコアの断面図である。 第7実施形態のインナコアの断面図である。 第8実施形態のインナコアの断面図である。 第9実施形態のインナコアの断面図である。 第10実施形態のインナコアの断面図である。 第11実施形態のインナコアの断面図である。 第12実施形態のインナコアの断面図である。 第13実施形態のインナコアの部分断面図である。 インナコアの製造工程を示す断面図である。
複数の実施形態が、図面を参照しながら説明される。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に、対応する部分および/または関連付けられる部分には、同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。複数の図は、装置の形状、機能、および、複数の要素の相互関係の理解を助けるようにやや誇張して図示されている。
第1実施形態
図1において、電動装置1は、一部が分解された斜視図によって図示されている。電動装置1は、回転電機2と回転機器3(LD)とシャフト4とを備える。回転電機2は、アキシャルギャップ型回転電機である。回転電機2は、モータである。回転電機2は、発電機、または、電動発電機である場合がある。シャフト4は、電動装置1において、または、電動装置1が適用される機器において回転可能に支持されている。回転電機2は、シャフト4を介して、回転機器3と連結されている。この実施形態では、回転電機2と回転機器3とは、シャフト4によって直接的に連結されている。回転電機2と回転機器3とは、ギヤ機構、または、流体機構による結合機器を経由して間接的に連結されていてもよい。
回転機器3は、回転電機2とともに回転する機器である。回転機器3は、活性化状態において回転電機2によって回転させられる負荷である場合がある。回転機器3は、活性化状態において回転電機2を回転させる動力源である場合がある。
回転機器3は、定置機器、または、移動機器に設けられている。定置機器は、送風装置、揚水装置、搬送装置などである場合がある。回転機器3は、ファン、ポンプなどである場合がある。移動機器は、車両、航空機、船舶などである場合がある。移動機器における回転機器3は、移動機器の推進装置である場合がある。推進装置は、車輪、プロペラなどである場合がある。移動機器における回転機器3は、移動機器における補機と呼ばれる機器の負荷である場合がある。この場合、回転機器3は、例えば、ワイパ、ファン、ポンプなどである場合がある。この実施形態では、回転機器3は、例えば、航空機のプロペラである。
電動装置1は、制御装置5(ECU)を備える。制御装置5は、回転電機2のコイルへの通電状態を制御する。制御装置5は、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)とも呼ばれる場合がある。制御装置、または制御システムは、(a)if-then-else形式と呼ばれる複数の論理としてのアルゴリズム、または(b)機械学習によってチューニングされた学習済みモデル、例えばニューラルネットワークとしてのアルゴリズムによって提供される。
制御装置は、少なくともひとつのコンピュータを含む制御システムによって提供される。制御システムは、データ通信装置によってリンクされた複数のコンピュータを含む場合がある。コンピュータは、ハードウェアである少なくともひとつのプロセッサ(ハードウェアプロセッサ)を含む。ハードウェアプロセッサは、少なくともひとつのメモリに格納されたプログラムを実行する少なくともひとつのプロセッサコアである場合がある。メモリは、記憶媒体とも呼ばれる。メモリは、プロセッサによって読み取り可能な「プログラムおよび/またはデータ」を非一時的に格納する非遷移的かつ実体的な記憶媒体である。ハードウェアプロセッサは、ハードウェア論理回路である場合がある。この場合、コンピュータは、プログラムされた多数の論理ユニット(ゲート回路)を含むデジタル回路によって提供される。デジタル回路は、ロジック回路アレイ、例えば、ASIC:Application-Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Arrayなどとも呼ばれる。デジタル回路は、プログラムおよび/またはデータを格納したメモリを備える場合がある。コンピュータは、アナログ回路によって提供される場合がある。コンピュータは、デジタル回路とアナログ回路との組み合わせによって提供される場合がある。
回転電機2は、ロータ6と、ステータ7とを備える。以下の説明において、シャフト4の中心軸AXに基づいて、三軸の直交座標系が定義される。中心軸AXと平行な方向は、軸方向ADと呼ばれる。中心軸AXと直交する方向は、径方向RDと呼ばれる。中心軸AXまわりの方向は周方向CDと呼ばれる。周方向CDは、接線方向とも呼ばれる。
ロータ6とステータ7とは、軸方向ADにおけるアキシャルギャップにおいて磁気的に結合されている。ロータ6とステータ7とは、相対的に回転する。ロータ6とステータ7とは、軸方向ADに関して積層的に配置されている。ロータ6とステータ7とは、軸方向ADに関して空隙GPを介して離れている。ロータ6とステータ7とは、空隙GPを介して軸方向ADに対向している。空隙GPには、磁束が通過する。
ロータ6は、シャフト4に連結されている。ロータ6は、サポートプレート10と、永久磁石20とを備える。永久磁石20は、アキシャルエアギャップに面して配置されている。サポートプレート10は、永久磁石20の背後に配置されている。
サポートプレート10は、円板状の部材である。サポートプレート10は、径方向RDの内側部位において、シャフト4と連結されている。サポートプレート10は、永久磁石20を支持している。サポートプレート10は、永久磁石20を支持する部材である。サポートプレート10は、回転電機2において、永久磁石20に対して背後に配置されている。背後は、永久磁石20の軸方向ADにおける、空隙GPとは反対側を指している。
サポートプレート10は、ロータ6に求められる軸方向ADの強度を提供する。サポートプレート10は、ロータ6に求められる径方向RDの強度を提供する。サポートプレート10は、ロータ6に求められる周方向CDの強度を提供する。サポートプレート10は、ロータ6における機械的な強度を提供する主要な部材である。サポートプレート10は、永久磁石20に作用する軸方向ADの力に抗して、永久磁石20を規定位置に保持するための強度を有している。サポートプレート10は、永久磁石20に作用する径方向RDの力に抗して、永久磁石20を規定位置に保持するための強度を有している。サポートプレート10は、永久磁石20に作用する周方向CDの力に抗して、永久磁石20を規定位置に保持するための強度を有している。
サポートプレート10は、磁性体によって提供される場合がある。サポートプレート10は、非磁性体によって提供される場合がある。例えば、サポートプレート10は、アルミニウム、または、アルミニウム合金によって提供される場合がある。例えば、サポートプレート10は、炭素繊維強化プラスチックによって提供される場合がある。例えば、サポートプレート10は、アルミニウム合金と炭素繊維強化プラスチックとの複合材料によって提供される場合がある。
永久磁石20は、複数の永久磁石部分をもつ単一体、または、複数の永久磁石部分を連結した連結体である場合がある。永久磁石20は、周方向CDに沿って交互に配列された複数の磁極20a、20bを有する。複数の磁極20a、20bは、例えば、N極、S極を提供する。永久磁石20の複数の磁極は、ステータ7の磁極に対して、軸方向ADに対向するように位置付けられ、磁化されている。この結果、ロータ6の複数の磁極は、ロータ6の端面に、周方向CDに沿って配列された環状の列としてあらわれる。永久磁石20の表面は、保護部材20cによって覆われている。保護部材20cは、永久磁石20を化学的に保護する。保護部材20cは、サポートプレート10より薄い保護層によって提供されている。保護部材20cは、空隙GPに位置付けられる。ただし、保護部材20cは、サポートプレート10より明らかに薄く、磁束に対して与える影響は非常に小さい。
永久磁石20の磁極とステータ7の磁極との間に作用する電磁力に起因して、永久磁石20には、軸方向ADの力が作用する。永久磁石20の磁極とステータ7の磁極との間に作用する電磁力に起因して、永久磁石20には、周方向CDの力が作用する。
この実施形態では、回転電機2は、ステータ7に対する軸方向ADの両側に、第1ロータ6aと、第2ロータ6bとを備える。第1ロータ6aと、第2ロータ6bとは、共通のステータ7の両端において、相対的に回転する。図中において、第2ロータ6bは、分解状態として図示されている。
第1ロータ6aは、サポートプレート11と、永久磁石21とを備えている。第2ロータ6bは、サポートプレート12と、永久磁石22とを備えている。第1ロータ6aと、第2ロータ6bとは、ステータ7の両端に配置されている。第1ロータ6aと、第2ロータ6bとは、サポートプレート11、12を、回転電機2における軸方向ADの両端に位置付けられている。第1ロータ6aと、第2ロータ6bとは、永久磁石21、22が、ステータ7の両端面に対向するように位置付けられている。
ステータ7は、電動装置1において、または、電動装置1が適用される機器において固定的に支持されている。ステータ7は、軸方向ADの端面に磁極を提供するための複数のコイル8を有する。複数のコイル8は、軸方向ADと平行なコイル軸を有するコイルを含む場合がある。ステータ7内には、複数のコイル8が周方向CDに沿って環状に配列されている。この結果、動作時においては、ステータ7の複数の磁極は、ステータ7の端面に、周方向CDに沿って配列された環状の列としてあらわれる。複数のコイル8への通電は、制御装置5によって制御されている。
図2において、サポートプレート10は、円板状の部材である。サポートプレート10は、シャフト4との連結部分CPを有する。連結部分CPは、シャフト4のフランジ部にボルト等の締め付け部材によって締め付けられるフランジ部とボルト穴とによって提供されている。
サポートプレート10は、エンドプレート30と、インナコア40とを備える。エンドプレート30は、中央に開口部をもつ円板状の部材である。サポートプレート10は、一方の端面と、他方の端面とを有している。エンドプレート30は、サポートプレート10の一方の端面を提供する第1プレート31を備える。エンドプレート30は、サポートプレート10の他方の端面を提供する第2プレート32を備える。インナコア40は、厚さTHを規定するための複数の縦壁42を有している。縦壁42は、サポートプレート10の厚さTHを提供するために、軸方向ADに広がっている。縦壁42は、エンドプレート30に対してほぼ垂直である。なお、ここでの垂直は数学的な垂直ではない。垂直は工業的な誤差範囲を許容するものとして解されるべきである。縦壁42は、第1プレート31と、第2プレート32との間を厚さTHの方向に連結している。厚さTHの方向は、軸方向ADである。複数の縦壁42は、周方向CDに間隔G41をあけて設けられている。複数の縦壁42は、周方向CDに等間隔に設けられている。
複数の縦壁42は、厚さTHを区画する高さをもち、かつ、周方向CDに間隔G41をあけて配置されている。この結果、複数の縦壁42の間には、所定の容積をもつ容積室が区画されている。よって、厚さTHのすべてをエンドプレート30の材料によって提供する場合と比べ、軽量なサポートプレート10が提供される。
図3において、サポートプレート10は、エンドプレート30と、インナコア40とを備える。エンドプレート30と、インナコア40とは積層的に配置され、接合されている。接合は、接着剤による接着、溶接、リベットによる連結、ろう材によるろう付けなどによって提供することができる。
インナコア40は、複数の筒状体41を放射状に位置付けることによって形成されている。インナコア40は、第1プレート31と第2プレート32との間に位置付けられて、第1プレート31と第2プレート32と接合されている。
筒状体41は、角筒である。筒状体41は、第1プレート31の内面と第2プレート32の内面との間に、それら内面に沿って延びるように配置されている。筒状体41は、径方向RDに直交する平面における断面が多角形である。筒状体41は、径方向RDに直交する平面における断面が四辺形である。筒状体41は、断面形状が径方向RDに長く連続する長い筒である。筒状体41は、径方向RDに沿って配置されている。複数の筒状体41は、サポートプレート10において放射状に配列されている。複数の筒状体41は、周方向CDに沿って環状に配列されている。複数の筒状体41は、互いに隙間G41を設けて配列されている。隙間G41は、中心軸AXに対して所定の角度範囲に相当する。隙間G41は、角度範囲G41とも呼ばれる。
隙間G41は、径方向RDの内側と外側とに開口する場合に、ロータ6を冷却する空気の通路として機能する場合がある。隙間G41を流れる空気は、径方向RDの内側から外側に向けて流れる。隙間G41は、ロータ6の温度抑制に貢献する場合がある。
筒状体41は、縦壁42と横壁43とを備える。筒状体41は、一対の縦壁42と、一対の横壁43とを備えている。一対の縦壁42は、周方向CDに対向するように位置付けられている。一対の横壁43は、軸方向ADに対向するように位置付けられている。縦壁42、横壁43,縦壁42、および、横壁43は、この順序で筒形状を形成するように連結されている。
筒状体41内の空洞は、ロータ6を冷却する空気の通路として機能する場合がある。筒状体41の空洞を流れる空気は、径方向RDの内側から外側に向けて流れる。筒状体41の空洞は、ロータ6の温度抑制に貢献する場合がある。
筒状体41は、両方の端部を有している。一端は、サポートプレート10の径方向RDの外側端部に位置付けられている。外側端部は、開口端である。他端は、サポートプレート10の径方向RDの内側端部に位置付けられている。内側端部は、端壁44によって閉塞されている。端壁44は、軸方向ADに沿って直線状に延びる壁である。端壁44は、周方向CDに沿って、径方向RDの外側から内側へ凸となるように湾曲している。これに代えて、筒状体41は、端壁44を備えない場合がある。この場合、筒状体41は、両端が開口した筒状体である。さらに、筒状体41は、外側端部と内側端部との両方が閉塞端である場合がある。この場合、筒状体41は、両端に端壁44を有する。さらに、外側端部が閉塞端であり、内側端部が開口端である場合がある。この場合、筒状体41は、外側端部にのみ端壁44を有する。
図4において、サポートプレート10の断面が図示されている。この図では、永久磁石20が配置され、固定される範囲が破線によって図示されている。エンドプレート30は破線で図示されている。それぞれの縦壁42は、径方向RDに沿って延びている。この結果、複数の縦壁42は、放射状に延びている。複数の縦壁42は、放射状に配置されている。サポートプレート10において、縦壁42は、永久磁石20が設置されている範囲の背後に位置づけられている。この結果、永久磁石20に作用する力を縦壁42によって受けることができる。複数の縦壁42は、永久磁石20に作用する軸方向ADの力に抗する部材として機能する。複数の縦壁42は、永久磁石20に作用する径方向RDの力に抗する部材として機能する。
複数の縦壁42は、中心軸AXに対して回転対称に分布している。任意のひとつの縦壁42は、中心軸AXを回転中心として所定の回転角度ずれた位置に位置する他の縦壁42と回転対称である。なお、ここで回転対称は数学的な厳密さを意図していない。回転対称は、工業的に許容しうる誤差範囲を包含している。例えば、任意のひとつの縦壁42に対して回転対称な他の縦壁42は、所定の誤差範囲内に位置していればよい。
複数の縦壁42は、サポートプレート10における径方向RDの内側部位と、サポートプレート10における径方向RDの外側部位との両方において存在する。ひとつの縦壁42は、外側部位でも、内側部位でも、等しい所定の断面積を占めている。サポートプレート10における径方向RDの内側部位において軸方向ADに広がる筒状断面には、n本の縦壁42が存在する。サポートプレート10における径方向RDの外側部位において軸方向ADに広がる筒状断面にも、n本の縦壁42が存在する。縦壁42の本数は、内側部位でも、外側部位でも同じである。ただし、外側の筒状断面の面積は、内側の筒状断面の面積より大きい。このため、外側の筒状断面において複数の縦壁42が占める割合は、内側の筒状断面において複数の縦壁42が占める割合よりも低い。例えば、永久磁石20が存在する範囲の外側端20dにおいて軸方向ADに広がる外側筒状断面を想定することができる。同様に、永久磁石20が存在する範囲の内側端20eにおいて軸方向ADに広がる内側筒状断面を想定することができる。外側筒状断面における複数の縦壁42の合計占有面積は、内側筒状断面における複数の縦壁42の合計占有面積より低い。これにより、サポートプレート10を軸方向ADへ曲げる応力が集中しやすい内側部位において必要な強度が提供される。
この実施形態では、複数の縦壁42のすべては、径方向RDに沿って延びる複数の径縦壁42aである。複数の径縦壁42aは、周方向CDにおいて所定の間隔G41を形成している。この間隔G41は、径方向RDにおける内側部位において狭く、径方向RDにおける外側部位において広い。言い換えると、径方向RDの内側部位における間隔G41は、径方向RDの外側部位における間隔G41より狭い。複数の径縦壁の間における周方向CDの間隔の関係は、この明細書に記載される複数の実施形態において共通に提供されている。
図5において、サポートプレート10における筒状体41と、第1プレート31と、第2プレート32との関係がモデル化して図示されている。図5は、サポートプレート10における径方向RDの中央付近において軸方向ADに広がる筒状の断面を示している。筒状体41が提供する縦壁42は、第1プレート31と第2プレート32との間において梁として作用する。筒状体41が提供する横壁43は、第1プレート31または第2プレート32に平行に位置付けられている。さらに、筒状体41が提供する横壁43は、第1プレート31または第2プレート32に接合されている。これにより、筒状体41が第1プレート31または第2プレート32に対して強固に接合される。結果的に、縦壁42も、第1プレート31または第2プレート32に対して強固に接合される。
電動装置1の製造方法は、回転機器3を用意する工程と、回転電機2を組み立てる工程と、回転電機2と回転機器3とを連結する工程とを含む。回転電機2を組み立てる工程は、ロータ6を組み立てる工程と、ステータ7を組み立てる工程と、ロータ6とステータ7とによって回転電機2を組み立てる工程とを含む。
ロータ6を組み立てる工程は、サポートプレート10を組み立てる工程と、永久磁石20を用意する工程と、サポートプレート10と永久磁石20とを連結し、ロータ6組み立てる工程とを含む。
サポートプレート10を組み立てる工程は、エンドプレート30を用意する工程と、インナコア40を用意する工程と、エンドプレート30とインナコア40とを接合する工程とを含む。インナコア40を用意する工程は、複数の筒状体41を形成する工程と、複数の筒状体41を放射状に配置する工程と、複数の筒状体41をエンドプレート30に連結する連結工程とを含む。連結工程は、複数の筒状体41を第1プレート31と第2プレート32とを挟み込む配置工程と、複数の筒状体41を第1プレート31と第2プレート32とに接合する接合工程とを含む。回転電機2を組み立てる工程は、ロータ6とステータ7とをアキシャルエアギャップにおいて対向させ、回転電機2として組み立てる工程を含む。
以上に述べた実施形態によると、永久磁石20の背後において永久磁石20を支持するサポートプレート10が提供される。サポートプレート10は、複数の縦壁42を備える。複数の縦壁42は、放射状に配置されている。複数の縦壁42は、中心軸AXに関して回転対称に配置されている。この結果、軽量かつ高強度のサポートプレート10が提供される。サポートプレート10の縦壁42は、永久磁石20が配置される範囲の背後に配置されている。これにより、永久磁石20に作用する力を縦壁42が受ける。アキシャルギャップ型の回転電機2は、求められる必要な強度が得られ、しかも、軽量なロータ6を備える。この結果、アキシャルギャップの磁束への影響が抑制された軽量なロータ6を備えるアキシャルギャップ型の回転電機2が提供される。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、複数の筒状体41を所定の間隔G41を設けて配置している。これに代えて、この実施形態では、複数の筒状体41は、周方向CDに密に配列されている。
図6、および、図7において、インナコア40は、複数の筒状体41を備える。筒状体41は、隣接する他の筒状体41と接触する縦壁242を備える。ひとつの筒状体41の縦壁242は、隣接する他の筒状体41の縦壁242と接触して配置されている。ひとつの筒状体41の縦壁242は、隣接する他の筒状体41の縦壁242とは接合されている場合がある。
この実施形態では、第1実施形態より多い縦壁242が第1プレート31と第2プレート32との間に配置される。具体的には、第2実施形態における複数の縦壁242の総数は、第1実施形態における複数の縦壁42の総数の倍に達する場合がある。この実施形態では、複数の縦壁242のすべては、径方向RDに沿って延びる複数の径縦壁242aである。この実施形態でも、複数の縦壁242によって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、複数の筒状体41によってインナコア40が提供されている。これに代えて、この実施形態では、矩形波に似た断面形状をもつ板状部材341によってインナコア40が提供されている。
図8において、インナコア40は、板状部材341を備える。板状部材341は、環状の部材である。板状部材341は、筒状の断面において、矩形波状、または、パルス波状と呼びうる断面形状を有している。板状部材341は、横壁343と、縦壁342と、横壁343と、縦壁342とを周方向CDに沿って順に繰り返す断面形状を有している。横壁343は、第1プレート31、または、第2プレート32に平行に配置され、接合されている。板状部材341は、図4に図示された複数の縦壁42と同様の断面形状を提供する。
この実施形態では、複数の筒状体41より少ない数の板状部材341によってインナコア40が提供される。この実施形態では、複数の縦壁342のすべては、径方向RDに沿って延びる複数の径縦壁342aである。この実施形態でも、複数の縦壁342によって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、複数の筒状体41、または、板状部材341によってインナコア40が提供されている。これに代えて、この実施形態では、複数の帯状体441によってインナコア40が提供されている。
図9において、インナコア40は、複数の帯状体441を備える。ひとつの帯状体441は、径方向RDに延びる帯状の部材である。ひとつの帯状体441は、横壁443と、縦壁442と、横壁443とを備える。2つの横壁443は、ひとつの縦壁442に対してクランク状に配置されている。一方の横壁443は、縦壁442の軸方向ADの一端からひとつの方向に延びだすように配置されている。他方の横壁443は、縦壁442の軸方向ADの他端から他の方向に延びだすように配置されている。他の方向は、ひとつの方向に対する反対方向である。横壁443は、第1プレート31、または、第2プレート32に平行に配置され、接合されている。複数の帯状体441は、複数の縦壁442によって、図4に図示された複数の縦壁42と同様の断面形状を提供する。なお、帯状体441における縦壁442と2つの横壁443とは、クランク状に代えて、ブラケット状に配置されていてもよい。また、帯状体441は、横壁443を備えないで、縦壁442だけを備えてもよい。この場合、縦壁442の端面がエンドプレート30に接触するように配置され、縦壁442の端面がエンドプレート30に接合される。
複数の帯状体441は、帯状の素材の両方の長辺を所定幅だけ折り曲げる工程によって製造することができる。このため、複数の縦壁442を簡単に低コストで大量生産できる。この実施形態では、複数の縦壁442のすべては、径方向RDに沿って延びる複数の径縦壁442aである。この実施形態でも、複数の縦壁442によって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第5実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、複数の縦壁42は、径方向RDに沿って内側端から外側端まで長く延びている。これに代えて、この実施形態では、複数の縦壁42は、サポートプレート10の径方向RDの一部範囲だけに配置された内短縦壁542bを含む。内短縦壁542bは、サポートプレート10の径方向RDの内側範囲だけに設けられている。
図10において、インナコア40は、ひとつ、または、複数の壁部材541を備える。壁部材541は、複数の縦壁42を提供する。壁部材541は、筒状体、板状部材、または、帯状片によって提供することができる。複数の縦壁42は、複数の長縦壁542aと、複数の内短縦壁542bとを含む。長縦壁542aは、径方向RDに沿って内側端から外側端まで長く延びている。内短縦壁542bは、径方向RDに沿って内側端から中間位置まで短く延びている。中間位置は、径方向RDの中央に設定することができる。中間位置は、径方向RDの中央より外側に設定することができる。中間位置は、径方向RDの中央より内側に設定することができる。中間位置は、永久磁石20の設置範囲、重量、強度などに応じて選定される。
サポートプレート10の径方向RDの内側範囲には、複数の長縦壁542aと複数の内短縦壁542bとの両方が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの外側範囲には、複数の長縦壁542aだけが配置されている。よって、サポートプレート10の径方向RDの一部範囲には、他の残部範囲よりも多くの縦壁42が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの内側には、M本の縦壁42が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの外側には、M本より少ないL本の縦壁42が配置されている。
この実施形態によると、サポートプレート10の径方向RDに沿って、縦壁42の数を変化させることができる。具体的には、内側から外側へ縦壁42の数を減少させることができる。これにより、径方向外側よりも径方向内側において高い強度をもつサポートプレート10が提供される。この実施形態でも、複数の長縦壁542aと複数の内短縦壁542bとによって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第6実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、複数の縦壁42は、サポートプレート10の径方向RDの一部範囲だけに配置された外短縦壁642bを含む。外短縦壁642bは、サポートプレート10の径方向RDの外側範囲だけに設けられている。
図11において、インナコア40は、ひとつ、または、複数の壁部材641を備える。壁部材641は、複数の縦壁42を提供する。壁部材641は、筒状体、板状部材、または、帯状片によって提供することができる。複数の縦壁42は、複数の長縦壁642aと、複数の外短縦壁642cとを含む。長縦壁642aは、径方向RDに沿って内側端から外側端まで長く延びている。外短縦壁642cは、径方向RDに沿って外側端から中間位置まで短く延びている。中間位置は、径方向RDの中央に設定することができる。中間位置は、径方向RDの中央より外側に設定することができる。中間位置は、径方向RDの中央より内側に設定することができる。中間位置は、永久磁石20の設置範囲、重量、強度などに応じて選定される。
サポートプレート10の径方向RDの外側範囲には、複数の長縦壁642aと複数の外短縦壁642cとの両方が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの内側範囲には、複数の長縦壁642aだけが配置されている。よって、サポートプレート10の径方向RDの一部範囲には、他の残部範囲よりも多くの縦壁42が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの内側には、M本の縦壁42が配置されている。サポートプレート10の径方向RDの外側には、M本より多いN本の縦壁42が配置されている。
この実施形態によると、サポートプレート10の径方向RDに沿って、縦壁42の数を変化させることができる。具体的には、内側から外側へ縦壁42の数を増加させることができる。これにより、径方向内側よりも径方向外側において高い強度をもつサポートプレート10が提供される。この実施形態でも、複数の長縦壁642aと複数の外短縦壁642cとによって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第7実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、複数の縦壁42は、サポートプレート10の径方向RDに沿って互いに離れて配置されている。
図12において、インナコア40は、ひとつ、または、複数の壁部材741を備える。壁部材741は、複数の縦壁42を提供する。壁部材741は、筒状体、板状部材、または、帯状片によって提供することができる。複数の縦壁42は、サポートプレート10の径方向RDにおいて互いに離れて配置されている。複数の縦壁42は、サポートプレート10において散在的に配置されている。複数の縦壁42は、分散的に、または、間欠的に配置されているともいえる。
複数の縦壁42は、放射状に配置された複数の群745、746、747に分類することができる。複数の縦壁42は、径方向RDの最も内側に位置する内群745を有している。内群745は、放射状に配置された複数の内短縦壁742dを有している。複数の縦壁42は、径方向RDの最も外側に位置する外群746を有している。外群746は、放射状に配置された複数の外短縦壁742eを有している。複数の縦壁42は、径方向RDの中間に位置する中群747を有している。中群747は、内群745と外群746との間に位置している。中群747は、放射状に配置された複数の中短縦壁742fを有している。
径方向RDに隣接する2つの縦壁42が径方向RDにおいて連続することがないように、複数の縦壁42が配置されている。例えば、内短縦壁742dと中短縦壁742fとは中心軸AXに対して所定の角度ずれた位置に配置されている。例えば、中短縦壁742fと外短縦壁742eとは中心軸AXに対して所定の角度ずれた位置に配置されている。内短縦壁742dと外短縦壁742eとは同じ径方向RDの上に配置されているが、径方向RDにおいて互いに離れている。
なお、図示の実施形態では、複数の縦壁42は、3群に分類することができる。これに代えて、複数の縦壁42は、2群、4群、5群、および、さらに多くの群に分類できるように配置されてもよい。
この実施形態によると、サポートプレート10に複数の縦壁42を分散的に配置することができる。この実施形態でも、複数の内短縦壁742dと複数の中短縦壁742fと複数の外短縦壁742eとによって、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第8実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、複数の縦壁42は、周方向CD、または、径方向RDにおいて互いに離れている。これに代えて、この実施形態では、複数のセル848を区画する連続する壁によって複数の縦壁42が提供されている。
図13において、インナコア40は、複数のセル848を区画する壁部材841を備える。壁部材841は、複数のセル848を区画する多孔体である。セル848は、n角以上の多角形である。nは、例えば、3以上、または、4以上の自然数である。多角形は、少なくともひとつの辺がサポートプレート10の径方向RDに沿って延びる形状である。望ましくは、多角形は、互いに離れている2つの辺がサポートプレート10の径方向RDに沿って延びている形状である。ひとつの径方向RDに沿って位置付けられた複数のセル848の面積は、径方向RDの外側に向けて、徐々に大きく設定されている。ひとつの周方向CDに沿って位置付けられた複数のセル848の面積は、周方向CDに沿ってほぼ等しい。なお、「等しい」の語は、数学的な「等しい」を意図しない。「等しい」は、工業的に許容される誤差範囲を含む。多角形は、例えば、六角形である場合がある。この場合、壁部材841は、いわゆるハニカム体である。
図13に図示される平面において、壁部材841は、直線状に延びる複数の縦壁42を提供している。複数の縦壁42は、網状に配置されている。複数の縦壁42は、複数の短縦壁とも呼ぶことができる。複数の縦壁42は、複数の径縦壁842gと、複数の交差縦壁842hとを有している。複数の径縦壁842gは、径方向RDに沿って延びている。図示の例では、第1の径方向線RDL1上にひとつの径縦壁842gが位置付けられている。第2の径方向線RDL2上に2つの径縦壁842gが位置付けられている。複数の交差縦壁842hは、径方向RDに対して所定角度をなして交差している。複数の交差縦壁842hは、径方向RDと周方向CDとの間の方向に沿って延びている。複数の交差縦壁842hは、どちらかというと周方向CDに沿って延びている。複数の交差縦壁842hは、周方向CDに隣接する2つの径縦壁842gを連結するように延びている。交差縦壁842hは、周縦壁とも呼ばれる。この実施形態の複数の径縦壁842gは、図12に示された実施形態における複数の縦壁42(742d、742f、742e)を提供している。
この実施形態によると、サポートプレート10に複数の縦壁42を分散的に配置することができる。この実施形態でも、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第9実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、セル848は、六角形である。これに代えて、この実施形態では、複数の縦壁42は、四角形のセル948を区画している。
図14において、インナコア40は、複数のセル948を区画する壁部材941を備える。セル948は、四角形である。壁部材941は、複数の径縦壁942gと、複数の周縦壁942iとを備えている。径縦壁942gは、径方向RDに沿って延びている。ひとつの径縦壁942gは、径方向RDに沿って内側端から外側端にまで連続して延びている。周縦壁942iは、周方向CDに沿って延びている。周縦壁942iは、交差縦壁の概念に含まれるひとつの特殊解である。
この実施形態でも、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第10実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、ひとつの径縦壁942gは、径方向RDに沿って内側端から外側端にまで連続して延びている。これに代えて、この実施形態では、複数の縦壁42は、互いに離れている。
図15において、インナコア40は、複数のセルA48を区画する壁部材A41を備える。セルA48は、四角形である。壁部材A41は、複数の径縦壁A42gと、複数の周縦壁A42iとを備えている。周縦壁A42iは、交差縦壁の概念に含まれるひとつの特殊解である。この実施形態の複数の径縦壁A42gは、図12に示された実施形態における複数の縦壁42(742d、742f、742e)を提供している。
この実施形態でも、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第11実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、セルは、四角形、または、六角形である。これに代えて、この実施形態では、複数の縦壁42は、五角形のセルB48を区画している。
図16において、インナコア40は、複数のセルB48を区画する壁部材B41を備える。セルB48は、五角形である。壁部材B41は、複数の径縦壁B42gと、複数の交差縦壁B42hと、複数の周縦壁B42iとを備えている。交差縦壁B42hと周縦壁B42iとは、交差縦壁の概念に含まれる。径縦壁B42gは、径方向RDに沿って延びている。
この実施形態でも、複数の縦壁42が提供されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第12実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、壁部材は、径方向RDに沿って数段に積層的に配置された複数のセルを区画している。これに代えて、この実施形態では、壁部材C41は、数段よりもはるかに多い複数段のセルC48を区画している。
図17において、インナコア40は、複数のセルC48を区画する壁部材C41を備える。複数のセルC48は、径方向RDにおける複数の層に分類することができる。複数の層は、径方向RDに沿って積層的に配置されている。図示の例では、層数は、18層である。なお、複数のセルの層数は、図示された層数に限定されない。インナコア40は、数層から30-40層に渡る多様な層を備えることができる。
複数のセルC48の面積は、径方向RDに沿って内側から外側へ徐々に拡大されている。壁部材C41は、径方向RDに沿って内側から外側へ徐々に面積が拡大する複数のセルC48を区画している。複数のセルC48は、螺旋線SPに沿って配列されている。複数のセルC48の面積は、螺旋線SPに沿って内側から外側へ徐々に拡大されている。壁部材C41は、螺旋線SPに沿って内側から外側へ徐々に面積が拡大する複数のセルC48を区画している。壁部材C41は、複数の径縦壁C42gと、複数の交差縦壁C42hとを提供するように配置されている。
この実施形態でも、複数の縦壁42が提供される。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第13実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態は、壁部材の詳細な構造と、その製造方法を開示している。
図18は、図13に示された実施形態の部分を拡大して示す断面図を示している。図示において、壁部材841は、径縦壁842gと、交差縦壁842hとを備えている。径縦壁842gと、交差縦壁842hとは、径方向RDに沿って内側から外側に向けて交互に配置されている。壁部材841は、複数の帯状体D46を接合することによって形成されている。言い換えると、壁部材841は、複数の帯状体D46の集合体である。
帯状体D46は、連続する材料によって提供されている。帯状体D46は、径方向RDに沿って交互に径縦壁842gと、交差縦壁842hと提供するように折り曲げられている。図示の例では、ひとつの帯状体D46は、径方向RDに沿って内側から外側に向けて、径縦壁842gと、交差縦壁842hと、径縦壁842gと、交差縦壁842hと、径縦壁842gとを交互に提供している。複数の帯状体D46は、2種類の帯状体D46a、D46bを備える。帯状体D46aと帯状体D46bとは、折り曲げ方向が異なる。帯状体D46aと帯状体D46bとは、折り曲げ方向が反対方向である。帯状体D46aと帯状体D46bとは、それらの間にセル848を区画するように配置されている。帯状体D46aと帯状体D46bとは、ひとつの径方向RDの両側に線対称となるように配置されている。
複数の帯状体D46の間には、複数の接合層D47が配置されている。複数の接合層D47は、周方向CDに隣接して位置付けられた2つの径縦壁842gを接合している。接合層D47は、接着剤、ろう材、はんだなど多様な接合材料によって提供することができる。
図19は、インナコア40の製造方法の中間段階における素材を示している。図中の中央やや左の波線は中略を示している。波線より左側は、接着工程における素材を示している。波線より右側は、展開工程における素材を示している。
インナコア40の製造方法は、準備工程と、付与工程と、接合工程と、展開工程と、組み立て工程とを含む。準備工程では、複数の帯状体D46および接合材料が準備される。付与工程では、複数の帯状体D46に接合材料が付与される。接合工程では、複数の帯状体D46が接合材料によって接合されながら積層される。展開工程では、積層された複数の帯状体D46がインナコア40の形状へ展開され、整形される。組み立て工程では、インナコア40が第1プレート31および第2プレート32に接合される。
付与工程において、接合材料は、塗布、スプレーなど多様な手法により付与することができる。接合材料は、径縦壁842gに対応する位置に付与される。
積層工程において、接合材料が付与された帯状体D46が積層される。接合材料は、接合層D47を形成する。積層工程において、接合層D47を形成する接合材料は硬化される。径縦壁842gに隣接するように接合層D47が配置されている。接合層D47は、隣接する2つの帯状体D46の間に配置され、これら2つの帯状体D46を接合する。接合層D47は、2つの帯状体D46の間において、2つの径縦壁842gの間を接合している。この結果、2つの径縦壁842gが一体化される。
図中には、複数のセル848は、単層である。これに代えて、複数のセル848が、図17の実施形態のように多層に渡って配置される場合がある。この場合、隣接する帯状体D46の間には、複数の接合層D47が配置される。この場合、複数の接合層D47のそれぞれの幅WDは、複数の径縦壁842gの幅に対応する。この結果、複数の接合層D47のそれぞれの幅WDは、径方向RDに沿って内側から外側へ向けて段階的に増加する。複数の接合層D47の間の間隔LGは、径方向RDに沿って内側から外側へ段階的に増加する。
さらに、隣接する2つの帯状体D46の間において、複数の接合層D47は規則的な配置パターンによって配置されている。隣接する2つの帯状体D46の間における配置パターンは2種類である。2種類の配置パターンは、複数の帯状体D46の積層方向に沿って交互に繰り返されている。
図19の右半部は、展開工程における中間製品の形状を示している。展開工程では、積層工程において積層され接合された複数の帯状体D46が、積層方向へ展開される。展開工程では、複数の帯状体D46を曲げながら、複数の径縦壁を提供するように、複数の帯状体D46が積層体から展開される。展開工程では、複数のセル848を区画するように、複数の帯状体D46が、積層体から引き出されるようにして、周方向CDへ展開される。展開工程では、展開された複数の帯状体D46が環状となるように、複数の帯状体D46が積層方向へ展開される。ここで、複数の接合層D47は、上記の幅WDと間隔LGとをもって、上記の2種類の配置パターンをもって配置されているから、環状に延びる。展開工程では、複数の径縦壁842gが径方向RDに沿って整列するように、壁部材841が整形される。
この結果、サポートプレート30を組み立てる工程は、複数の帯状体D46を複数の接合層D47によって接合するように積層する積層工程を備える。サポートプレート30を組み立てる工程は、積層工程により積層された積層体から、複数の帯状体D46を曲げながら周方向CDに沿って展開し、環状のインナコア40を形成する展開工程を備える。サポートプレート30を組み立てる工程は、インナコア40とエンドプレート30とを接合する工程とを備える。
複数の径縦壁842gは、周方向CDにおいて所定の間隔を形成している。この間隔は、径方向RDにおける内側部位において相対的に狭く、径方向RDにおける外側部位において相対的に広い。展開工程では、複数の径縦壁842gの間の周方向CDにおける隙間の関係を提供するように、複数の帯状体D46が曲げられる。
この実施形態では、複数の帯状体D46を積層し、接合し、展開する製造方法によって、インナコア40が効率的に製造される。この実施形態でも、複数の縦壁42が提供される。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
他の実施形態
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形形態を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
先行する実施形態では、2つのロータ6は、ひとつのステータ7の両方の端面に対向するように、分散的に配置されている。これに代えて、ひとつのロータの両方の端面に対向するように、2つのステータを分散的に配置してもよい。この構成は、特許文献1としての特開2021-136777号公報に見ることができる。特開2021-136777号公報の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
先行する実施形態では、サポートプレート10は、インナコア40の両方の端面にエンドプレート30が接合されている。これに代えて、インナコア40の一方の端面のみに、エンドプレート30が接合されていてもよい。例えば、図6の実施形態においては、第1プレート31、または、第2プレート32のみをインナコア40に接合することができる。この場合、他方の端面においても、複数の横壁43によって周方向CDに連続する壁が提供される。よって、インナコア40の少なくとも一方の端面にエンドプレート30を備える構成を採用することができる。
先行する実施形態は、四角形、五角形、六角形の複数のセルを含む。これに代えて、3以上の自然数をNとするN角形の複数のセルを含む場合がある。例えば、複数のセルは、三角形の複数のセルを含む場合がある。例えば、六角形の複数のセルと、三角形の複数のセルとを組みあせた複数のセルを区画する壁部材を採用することができる。また、複数のセルは、七角形以上の多角形の複数のセルを含むことができる。例えば、壁部材は、七、八、九、十とった多様な多角形の複数のセルを含む場合がある。
(技術的思想の開示)
この明細書は、以下に列挙する複数の項に記載された複数の技術的思想を開示している。いくつかの項は、後続の項において先行する項を択一的に引用する多項従属形式(a multiple dependent form)により記載されている場合がある。さらに、いくつかの項は、他の多項従属形式の項を引用する多項従属形式(a multiple dependent form referring to another multiple dependent form)により記載されている場合がある。これらの多項従属形式で記載された項は、複数の技術的思想を定義している。
(技術的思想1)
軸方向におけるアキシャルギャップにおいて磁気的に結合しているステータ(7)およびロータ(6)を備え、
前記ロータは、
前記アキシャルギャップに面して配置された永久磁石(20)と、
前記永久磁石の背後に配置されたサポートプレート(10)とを備え、
前記サポートプレートは、前記永久磁石の背後に位置し、前記ロータの中心軸(AX)に対して回転対称に配置され、かつ、前記軸方向に広がる複数の縦壁(42)を備えるアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想2)
複数の前記縦壁は、それぞれの前記縦壁が径方向に沿って延びるように、放射状に配置されている技術的思想1に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想3)
前記サポートプレートは、
複数の前記縦壁を備えるインナコア(40)と、
前記インナコアの少なくとも一方の端面に接合されているエンドプレート(30)とを備える技術的思想1または技術的思想2に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想4)
複数の前記縦壁は、径方向RDに沿って延びる複数の径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f、842g、942g、A42g、B42g、C42g)を含む技術的思想1-3のいずれかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想5)
複数の前記縦壁は、複数の前記径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f)のみを備える技術的思想4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想6)
前記インナコアは、周方向に沿って放射状に配置された複数の筒状体(41)を備える技術的思想5に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想7)
複数の前記縦壁は、
複数の前記径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f)と、
前記径縦壁と交差する方向へ延びる複数の交差縦壁(842h、942i、A42i、B42h、B42i、C42h)とを備える技術的思想4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想8)
前記インナコアは、
中心軸(AX)と直交する断面において、3以上の自然数をNとするN角形の複数のセル(848、948、A48、B48、C48)を、複数の前記縦壁により区画する壁部材(841、941、A41、B41、C41)を有し、
前記セルを区画する少なくともひとつの前記縦壁は、前記径縦壁(842g、942g、A42g、B42g、C42g)である技術的思想4または技術的思想7に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想9)
複数の前記セルは、六角形のセル(848、C48)を含む技術的思想8に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
(技術的思想10)
技術的思想1から技術的思想9のいずれかに記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法において、
前記サポートプレートを組み立てる工程と、
前記サポートプレートと前記永久磁石とを連結し、前記ロータを組み立てる工程と、
前記ロータと前記ステータとを前記アキシャルギャップにおいて対向させ、回転電機として組み立てる工程とを備え、
前記サポートプレートを組み立てる工程は、
複数の帯状体(D46)を複数の接合層(D47)によって接合するように積層する積層工程と、
前記積層工程により積層された積層体から、複数の前記帯状体を曲げながら周方向(CD)に沿って展開し、環状のインナコア(40)を形成する展開工程と、
前記インナコアとエンドプレート(30)とを接合する工程とを備えるアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
1 電動装置、 2 回転電機、 3 回転機器、 4 シャフト、
5 制御装置、 6 ロータ、 6a 第1ロータ、 6b 第2ロータ、
7 ステータ、 8 コイル、 10、11、12 サポートプレート、
20,21,22 永久磁石、 20a、20b 磁極、
20c 保護部材、 20d 外側端、 20e 内側端、
30 エンドプレート、 31 第1プレート、 32 第2プレート、
40 インナコア、 41 筒状体、 42 縦壁、 43 横壁、
44 端壁、 AD 軸方向、 RD 径方向、 CD 周方向、
AX 中心軸、 G41 間隔、 TH 厚さ、
242 縦壁、
341 板状部材、 342 縦壁、 343 横壁、
441 帯状体、 442 縦壁、 443 横壁、
541 壁部材、 542a 長縦壁、 542b 内短縦壁、
641 壁部材、 642a 長縦壁、 642b 外短縦壁、
741 壁部材、 742d 内短縦壁、 742e 外短縦壁、
742f 中短縦壁、 745 内群、 746 外群、 747 中群、
841 壁部材、 842g 径縦壁、842h 交差縦壁、 848 セル、
941 壁部材、 942g 径縦壁、 942i 周縦壁、 948 セル、
A41 壁部材、 A42g 径縦壁、 A42i 周縦壁、 A48 セル、
B41 壁部材、 B42g 径縦壁、 B42h 周縦壁、 B48 セル、
C41 壁部材、 C42g 径縦壁、 C48 セル、 SP 螺旋線、
D46 帯状体、 D47 接合層、 WD 幅、 LG 間隔。

Claims (10)

  1. 軸方向におけるアキシャルギャップにおいて磁気的に結合しているステータ(7)およびロータ(6)を備え、
    前記ロータは、
    前記アキシャルギャップに面して配置された永久磁石(20)と、
    前記永久磁石の背後に配置されたサポートプレート(10)とを備え、
    前記サポートプレートは、前記永久磁石の背後に位置し、前記ロータの中心軸(AX)に対して回転対称に配置され、かつ、前記軸方向に広がる複数の縦壁(42)を備えるアキシャルギャップ型回転電機。
  2. 複数の前記縦壁は、それぞれの前記縦壁が径方向(RD)に沿って延びるように、放射状に配置されている請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 前記サポートプレートは、
    複数の前記縦壁を備えるインナコア(40)と、
    前記インナコアの少なくとも一方の端面に接合されているエンドプレート(30)とを備える請求項2に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 複数の前記縦壁は、径方向に沿って延びる複数の径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f、842g、942g、A42g、B42g、C42g)を含む請求項3に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  5. 複数の前記縦壁は、複数の前記径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f)のみを備える請求項4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 前記インナコアは、周方向に沿って放射状に配置された複数の筒状体(41)を備える請求項5に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 複数の前記縦壁は、
    複数の前記径縦壁(42a、242a、342a、442a、542a、542b、642a、642c、742d、742e、742f)と、
    前記径縦壁と交差する方向へ延びる複数の交差縦壁(842h、942i、A42i、B42h、B42i、C42h)とを備える請求項4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 前記インナコアは、
    中心軸(AX)と直交する断面において、3以上の自然数をNとするN角形の複数のセル(848、948、A48、B48、C48)を、複数の前記縦壁により区画する壁部材(841、941、A41、B41、C41)を有し、
    前記セルを区画する少なくともひとつの前記縦壁は、前記径縦壁(842g、942g、A42g、B42g、C42g)である請求項4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  9. 複数の前記セルは、六角形のセル(848、C48)を含む請求項8に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法において、
    前記サポートプレートを組み立てる工程と、
    前記サポートプレートと前記永久磁石とを連結し、前記ロータを組み立てる工程と、
    前記ロータと前記ステータとを前記アキシャルギャップにおいて対向させ、回転電機として組み立てる工程とを備え、
    前記サポートプレートを組み立てる工程は、
    複数の帯状体(D46)を複数の接合層(D47)によって接合するように積層する積層工程と、
    前記積層工程により積層された積層体から、複数の前記帯状体を曲げながら周方向(CD)に沿って展開し、環状のインナコア(40)を形成する展開工程と、
    前記インナコアとエンドプレート(30)とを接合する工程とを備えるアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
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