JP2023172146A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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紘史 島谷
Hirofumi Shimaya
郁男 江崎
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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Abstract

【課題】駆動中の振動を低減することができるロータリ圧縮機を提供する。【解決手段】中心軸線CL2に沿う高さ方向に延びた筒状部21を有しているハウジング2と、ハウジング2に収容され、中心軸線CL2の周りの周方向に形成された複数の溶接部70によって筒状部21と固定された、冷媒を圧縮するロータリ圧縮部6と、ハウジング2に収容され、ロータリ圧縮部6を駆動する電動モータと、筒状部21の外周面21bに設けられ、設置面に対してハウジング2を固定するための複数の脚部7と、を備え、脚部7の位置は、周方向において、溶接部70の位置に対応している。【選択図】図2

Description

本開示は、ロータリ圧縮機に関するものである。
冷凍装置や空気調和装置等に使用される圧縮機の1つに、ロータリ圧縮機がある(例えば特許文献1)。
比較的に重量の大きい従来のロータリ圧縮機では、自身の重量によって圧縮部の駆動(例えばピストンロータの回転)に起因した振動が抑制される傾向にあった。ところが、ロータリ圧縮機の軽量化に伴って、振動に関する問題が顕在化するようになった。
特開昭58-131392号公報
振動が発生した場合、製品への搭載性が低下する可能性がある。
また、振動によって冷媒配管が折損した場合、配管の内部の冷媒が外部に漏出する可能性もある。とりわけ、冷媒として可燃性冷媒(クラスの例としては、A2LやA3)を使用している場合、冷媒の漏出を回避する必要性が一段と高い。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、駆動中の振動を低減することができるロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のロータリ圧縮機は、軸線に沿う高さ方向に延びた筒状部を有しているハウジングと、該ハウジングに収容され、前記軸線の周りの周方向に形成された複数の溶接部によって前記筒状部と固定された、冷媒を圧縮する圧縮部と、前記ハウジングに収容され、前記圧縮部を駆動する駆動部と、前記筒状部の外周面に設けられ、設置面に対して前記ハウジングを固定するための複数の脚部と、を備え、前記脚部の位置は、前記周方向において、前記溶接部の位置に対応している。
本開示に係るロータリ圧縮機によれば、駆動中の振動を低減することができる。
本開示の一実施形態に係るロータリ圧縮機を示した縦断面図である。 本開示の一実施形態に係るロータリ圧縮機を示した平面図である。 図1のロータリ圧縮機が設置面上に設けられた状態を示した側面図である。 図1に示すA部の部分拡大図である。 本開示の一実施形態に係るロータリ圧縮機の変形例を示した平面図である。
以下に、本開示に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るロータリ圧縮機(以下、単に「圧縮機」という。)1は、例えば空気調和機や冷凍装置などに用いられる密閉型の電動ロータリ圧縮機とされている。圧縮機1は、6.5kg以下の重量とされ、圧縮機本体10とアキュムレータ12とを備えている。アキュムレータ12は、圧縮機本体10に対して吸入管11を介して接続されている。
[圧縮機の基本的構成について]
圧縮機本体10は、略円筒形状のハウジング2と、回転軸体3と、電動モータ(駆動部)5と、ロータリ圧縮部(圧縮部)6とを備えている。
回転軸体3の回転軸線CL1は、ハウジング2の中心軸線CL2と一致している。
回転軸体3は、延在方向が上下方向となるように配置され、ハウジング2内で回転軸線CL1回りに回転する。
ハウジング2は、密閉型で上下方向に延在している。この上下方向は、例えば、圧縮機1を設置面FLに設置した場合におけるハウジング2の高さ方向に一致している(図3参照)。
ハウジング2は、中心軸線CL2に沿う高さ方向に延在する円筒状をなす筒状部21と、筒状部21の上下の開口を閉塞する上部蓋部22及び下部蓋部23とを備えている。筒状部21の外径は、例えば95mm以下とされている。
筒状部21の下方の外周面21bには、複数の脚部7が固定されている。
図2に示すように、各脚部7は、周方向に所定角度間隔で配置されている。図2の場合、3つの脚部7が周方向に約120度の間隔で配置されている。
なお、図2は、説明の簡易化のために、一部の構成(例えば、アキュムレータ12、上部蓋部22、回転軸体3、上部軸受4Aの詳細な部分等)の図示を省略している。
図3に示すように、圧縮機1は、各脚部7が防振ゴム8を介して設置面FLに固定されることで設置されている。
図1に示すように、ハウジング2は、側壁下部におけるシリンダ60の外周面に対向する位置に、開口部24が形成されている。シリンダ60には、開口部24に対向した位置において、シリンダ内の所定位置まで連通する吸入ポート25が形成されている。
ハウジング2の底部には、潤滑油を貯留する油溜まりが形成されている。油の初期封入時における油溜まりの液面は、ロータリ圧縮部6の上方に位置している。これにより、ロータリ圧縮部6は、油溜まりの中で駆動される。
上部蓋部22には、吐出管13と端子台30が設けられている。吐出管13は、上部蓋部22の厚さ方向に貫通し、下部がハウジング2内に配置されており、上部がハウジング2の外に配置されている。吐出管13は、圧縮された冷媒をハウジング2の外部へ吐出する。端子台30は、電動モータ5に給電する3つの給電端子31が設けられている。給電端子31には、図示しないインバータ装置から3相の交流電力が供給される。
アキュムレータ12は、圧縮機本体10に供給するに先立って冷媒を気液分離するため用いられる。アキュムレータ12は、略円筒形状とされており、ブラケット14を介してハウジング2(筒状部21の外周面21b)に固定されている。アキュムレータ12の上部には、図示しない蒸発器から導かれた冷媒を導入するための入口管15が設けられている。アキュムレータ12には、内部の冷媒を圧縮機本体10に吸入させるための吸入管11が接続されている。吸入管11は、ハウジング2の開口部24を通して、吸入ポート25に接続されている。アキュムレータ12は、吸入管11を介して気相の冷媒をロータリ圧縮部6へ供給する。
電動モータ5は、ハウジング2内の上下方向の中央部に収容されている。電動モータ5は、ロータ51及びステータ52を有している。
ロータ51は、回転軸体3の外周面に固定され、ロータリ圧縮部6の上方に配置されている。
ステータ52は、ロータ51の外周面を囲むように配置され、ハウジング2の筒状部21の内周面21aに固定されている(例えば焼き嵌め)。ステータ52には、各給電端子31から配線32を介して電力が供給される。
電動モータ5は、給電端子31から供給された電力によってロータ51が回転するように構成されている。また、ロータ51が回転することで回転軸体3が回転軸線CL1回りに回転駆動されることになる。このとき、電動モータ5の回転はベクトル制御される。
ロータリ圧縮部6は、シリンダ60、上部軸受4A及び下部軸受4Bを備えており、シリンダ60が上部軸受4A及び下部軸受4Bによって上下から挟まれた状態で、ハウジング2内の上下方向の下部(底部)に配置されている。
上部軸受4Aと下部軸受4Bは、それぞれ金属材料から形成され、シリンダ60とボルト61で固定されている。
ここで、回転軸体3は、上部軸受4A及び下部軸受4Bによって回転軸線CL1回りに回転自在に支持されている。
ロータリ圧縮部6は、更に、偏心軸部62と偏心軸部62の周囲に設けられたピストンロータ63とを備えている。
偏心軸部62は、回転軸体3の下部に形成され、ピストンロータ63の内周面によって形成された空間において回転軸体3の回転軸線CL1と直交する方向にオフセットした状態で設けられている。
ピストンロータ63は、シリンダ60の内径よりも小さい外径の円筒状をなしており、シリンダ60の内周面によって形成された空間に配置され、偏心軸部62の外周面に装着された状態で固定されている。
ピストンロータ63は、回転軸体3の回転に伴って回転軸線CL1に対して偏心して回転する。
ロータリ圧縮部6には、圧縮室60Aと吸入孔60Bと吐出孔(図示せず)とが形成されている。
圧縮室60Aは、シリンダ60の内周面によって形成された空間が上部軸受4A及び下部軸受4Bによって挟み込まれることで画定されている。この圧縮室60A内には、ピストンロータ63が収容されている。
吸入孔60Bは、シリンダ60の外部から圧縮室60Aに冷媒を導くための孔であり、回転軸線CL1と直交する方向に沿ってシリンダ60内に形成されている。
以上のように構成されたロータリ圧縮部6は、ハウジング2に対して固定されている。具体的には、図1及び図2に示すように、例えば上部軸受4Aが筒状部21の周方向の複数箇所に栓溶接(プラグ溶接)されることよって固定される。
図4に示すように、栓溶接は、筒状部21の外周面21bから筒状部21を貫通して上部軸受4Aまで到達するように形成された溶接部70によって、上部軸受4Aをハウジング2に対して固定している。このため、溶接部70は、ハウジング2とロータリ圧縮部6との固定箇所であり、ロータリ圧縮部6からの振動や機械的な反力をハウジング2に伝える加振位置(加振源)でもある。
図2に示すように、溶接部70の位置は、力のバランスの観点から、周方向に等角度間隔で配置されることが好ましく、図2の場合、3つの溶接部70が周方向に約120度の間隔で形成されている。
なお、溶接部70は、3つに限定されず、例えば4つ以上であってもよい。
また、溶接部70は、上部軸受4Aではなくシリンダ60に形成されてもよい。すなわち、シリンダ60が筒状部21に栓溶接されてもよい。
以上のように構成された圧縮機1は、以下のように動作する。
図示しない蒸発器から導かれた冷媒が入口管15を介してアキュムレータ12内に取り込まれる。
冷媒は、アキュムレータ12内で気液分離され、その気相が吸入管11を介してロータリ圧縮部6に導かれる。ロータリ圧縮部6では、吸入孔60Bを介して圧縮室60Aに冷媒が導かれる。
そして、ピストンロータ63の偏心転動により、圧縮室60Aの容積が徐々に減少して冷媒が圧縮される。
圧縮後の冷媒は、シリンダ60に形成された吐出孔(図示せず)を介して吐出カバー65と上部軸受4Aとの間に形成された空間に導かれ、その後ハウジング2内の空間へ吐出される。
ハウジング2内の空間に吐出された冷媒は、ハウジング2の上部に設けられた吐出管13から図示しない凝縮器へと導かれる。
[脚部の位置について]
図2に示すように、中心軸線CL2に沿った方向から圧縮機1を平面視したとき、脚部7の位置は、中心軸線CL2に対する周方向において溶接部70の位置に対応している。
これによって、ハウジング2の加振位置となる溶接部70に脚部7を近付けることができる。
ここで言う「対応している」とは、脚部7が、周方向において溶接部70と重複していことを意味している。言い換えれば、図1及び図2に示すように、脚部7の直上に溶接部70が位置していることを意味している。
詳細には、図2に示すように平面視した状態で、中心軸線CL2及び溶接部70の中心位置を通過する線を線L1、中心軸線CL2及び脚部7の中心位置を通過する線を線L2とした場合において、中心軸線CL2を角度の中心として、線L2が基準となる線L1に対して±10deg.の範囲に収まるように脚部7が配置されている。
また、線L2が線L1と一致するように脚部7が配置されることが好ましい。
更に、図1に示すように、中心軸線CL2と直交する方向から圧縮機1を側面視したとき、脚部7の位置は、筒状部21の高さ方向においてロータリ圧縮部6の位置に対応していることが好ましい。
これによって、ハウジング2の加振位置となる溶接部70に脚部7を更に近付けることができる。
ここで言う「対応している」とは、脚部7が、高さ方向においてロータリ圧縮部6を構成するいずれかの部品と重複していことを意味している。図1の場合、脚部7が、高さ方向においてロータリ圧縮部6を構成する下部軸受4Bと重複している。
以上説明した本実施形態の作用効果は、以下の通りである。
脚部7の位置は、周方向において、溶接部70の位置に対応しているので、加振位置となる溶接部70と脚部7とを近付けることで、溶接部70で発生する反力を脚部7で受けやすくなる。これによって、その反力に起因する圧縮機1の振動を低減することができる。このため、例えばハウジング2を薄肉化する等して、圧縮機1の小型化や軽量化、資材コストの低減が実現できる。
また、ロータリ圧縮部6を駆動する駆動部として電動モータ5を使用して、その電動モータ5の回転をベクトル制御する場合、溶接部70での反力を脚部7で受けることによって、筒状部21(ハウジング2)の捩れを低減して、ステータ52とロータ51との相対的な位相ずれによる制御性の低下を抑制することができる。
なお、筒状部21の捩れは次のようにして発生する。
すなわち、筒状部21には、ロータリ圧縮部6の駆動によって、溶接部70での反力に起因した周方向の力が作用する。また、ステータ52が固定された筒状部21には、電動モータ5の回転によってステータ52が受けるトルク反力に起因した周方向の力が作用する。
これらの2つの力が組み合わされることで、ロータリ圧縮部6の駆動中に、筒状部21には、周方向に揺動するような捩れ変位が生じる。また、筒状部21に揺動するような捩れが生じることで、筒状部21の内周面21aに固定されたステータ52も同じように周方向に揺動する。この場合に、ステータ52とロータ51との間に相対的な位相ずれが生じることになる。
また、脚部7の位置を、高さ方向において、ロータリ圧縮部6の位置に対応させた場合、脚部7を加振位置である溶接部70に更に近付けることができる。これによって、溶接部70での反力を脚部7で更に受けやすくなる。
また、周方向における脚部7の中心位置を、周方向における溶接部70の中心位置と一致させた場合、脚部7を加振位置である溶接部70に最も近付けることができる。これによって、溶接部70での反力を脚部7で更に受けやすくなる。
また、溶接部70及び脚部7を、周方向に略等角度間隔で配置した場合、溶接部70での反力をバランスよく処理することができる。
[変形例]
図5に示すように、溶接部70の位置に対応した一の脚部7とそれに隣接している脚部7との間(好ましくは中間位置)に、補助脚部9を設けてもよい。
補助脚部9は、脚部7と同じように、筒状部21の下方の外周面21bに対して、周方向に所定角度間隔で設けられている。また、補助脚部9は、脚部7と同じ高さ位置に設けられている。そして、補助脚部9は、脚部7と同じように、防振ゴム8を介して設置面FLに固定される。
この構成によって、脚部7だけでなく補助脚部9によっても溶接部70での反力を受けることができる。これによって、圧縮機1の振動や筒状部21(ハウジング2)の捩れを更に低減することができる。
なお、図5の場合、全ての脚部7の間に補助脚部9が設けられているが、必ずしも全ての脚部7の間に補助脚部9を設ける必要はない。
以上の通り説明した各実施形態に記載のロータリ圧縮機(1)は、例えば以下のように把握される。
本開示の第1態様に係るロータリ圧縮機は、軸線(CL2)に沿う高さ方向に延びた筒状部(21)を有しているハウジング(2)と、該ハウジングに収容され、前記軸線の周りの周方向に形成された複数の溶接部(70)によって前記筒状部と固定された、冷媒を圧縮する圧縮部(6)と、前記ハウジングに収容され、前記圧縮部を駆動する駆動部(5)と、前記筒状部の外周面(21b)に設けられ、設置面(FL)に対して前記ハウジングを固定するための複数の脚部(7)と、を備え、前記脚部の位置は、前記周方向において、前記溶接部の位置に対応している。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、軸線に沿う高さ方向に延びた筒状部を有しているハウジングと、ハウジングに収容され、軸線の周りの周方向に形成された複数の溶接部によって筒状部と固定された、冷媒を圧縮する圧縮部と、ハウジングに収容され、圧縮部を駆動する駆動部と、筒状部の外周面に設けられ、設置面に対してハウジングを固定するための複数の脚部と、を備え、脚部の位置は、周方向において、溶接部の位置に対応しているので、圧縮部との接続箇所とされ筒状部(ハウジング)にとって加振位置となる溶接部と脚部とを近付けることで、溶接部での反力を脚部で受けやすくなる。これによって、その反力に起因するロータリ圧縮機の振動を低減することができる。このため、例えばハウジングを薄肉化する等して、圧縮機の小型化や軽量化、資材コストの低減が実現できる。
また、反力を脚部で受けることによって、その反力に起因する筒状部(ハウジング)の捩れを低減することができる。このため、筒状部(ハウジング)の捩れに起因した駆動部の不具合(例えば、駆動部が電動モータである場合におけるステータとロータとの相対的な位相ずれに起因した制御性の低下)を抑制することができる。
本開示の第2態様に係るロータリ圧縮機は、前記第1態様において、前記駆動部は、前記ハウジングに対して固定されたステータ(52)及び前記圧縮部に接続されたロータ(51)を有した電動モータ(5)とされている。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、駆動部は、ハウジングに対して固定されたステータ及び圧縮部に接続されたロータを有した電動モータとされているので、圧縮部との接続箇所とされた溶接部での反力を脚部で受けることによって、溶接部での反力及びステータが受けるトルク反力に起因した筒状部(ハウジング)の捩れを低減して、ステータとロータとの相対的な位相ずれによる制御性の低下を抑制することができる。
本開示の第3態様に係るロータリ圧縮機は、前記第1態様又は前記第2態様において、前記脚部の位置は、前記高さ方向において、前記圧縮部の位置に対応している。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、脚部の位置は、前記高さ方向において、前記圧縮部の位置に対応しているので、脚部を加振位置である溶接部に更に近付けることができる。これによって、溶接部での反力を脚部で更に受けやすくなる。
本開示の第4態様に係るロータリ圧縮機は、前記第1態様から前記第3態様のいずれかにおいて、前記周方向における前記脚部の中心位置は、前記周方向における前記溶接部の中心位置と一致している。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、周方向における脚部の中心位置は、周方向における溶接部の中心位置と一致しているので、脚部を加振位置である溶接部に最も近付けることができる。これによって、溶接部での反力を脚部で更に受けやすくなる。
本開示の第5態様に係るロータリ圧縮機は、前記第1態様から前記第4態様のいずれかにおいて、前記溶接部及び前記脚部は、前記周方向に略等角度間隔に配置されている。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、溶接部及び脚部は、周方向に略等角度間隔に配置されているので、溶接部での反力をバランスよく処理することができる。
本開示の第6態様に係るロータリ圧縮機は、前記第1態様から前記第5態様のいずれかにおいて、前記脚部とそれに隣接する前記脚部との間の前記筒状部の前記外周面に設けられた補助脚部(9)を備えている。
本態様に係るロータリ圧縮機によれば、脚部とそれに隣接する脚部との間の筒状部の外周面に設けられた補助脚部を備えているので、脚部だけでなく補助脚部によっても加振位置である溶接部での反力を受けることができる。これによって、ロータリ圧縮機の振動や筒状部(ハウジング)の捩れを更に低減することができる。
1 圧縮機(ロータリ圧縮機)
2 ハウジング
3 回転軸体
4A 上部軸受
4B 下部軸受
5 電動モータ(駆動部)
6 ロータリ圧縮部
7 脚部
8 防振ゴム
9 補助脚部
10 圧縮機本体
11 吸入管
12 アキュムレータ
13 吐出管
14 ブラケット
15 入口管
21 筒状部
21a 内周面
21b 外周面
22 上部蓋部
23 下部蓋部
24 開口部
25 吸入ポート
30 端子台
31 給電端子
32 配線
51 ロータ
52 ステータ
60 シリンダ
60A 圧縮室
60B 吸入孔
61 ボルト
62 偏心軸部
63 ピストンロータ
65 吐出カバー
70 溶接部
CL1 回転軸線
CL2 中心軸線
FL 設置面

Claims (6)

  1. 軸線に沿う高さ方向に延びた筒状部を有しているハウジングと、
    該ハウジングに収容され、前記軸線の周りの周方向に形成された複数の溶接部によって前記筒状部と固定された、冷媒を圧縮する圧縮部と、
    前記ハウジングに収容され、前記圧縮部を駆動する駆動部と、
    前記筒状部の外周面に設けられ、設置面に対して前記ハウジングを固定するための複数の脚部と、
    を備え、
    前記脚部の位置は、前記周方向において、前記溶接部の位置に対応しているロータリ圧縮機。
  2. 前記駆動部は、前記ハウジングに対して固定されたステータ及び前記圧縮部に接続されたロータを有した電動モータとされている請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記脚部の位置は、前記高さ方向において、前記圧縮部の位置に対応している請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 前記周方向における前記脚部の中心位置は、前記周方向における前記溶接部の中心位置と一致している請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
  5. 前記溶接部及び前記脚部は、前記周方向に略等角度間隔に配置されている請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
  6. 前記脚部とそれに隣接する前記脚部との間の前記筒状部の前記外周面に設けられた補助脚部を備えている請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
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