JP2023170742A - 情報開示システム - Google Patents

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広弥 石川
Hiroya Ishikawa
潤 榎並
Jun Enami
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】ユーザーが懸賞に応募する機会を得損なうことを抑制でき、且つ、企業にとっての懸賞による商品の販売促進が難しくなることを抑制できる情報開示システムを提供する。【解決手段】情報開示システムは、ユーザー13が所有する情報端末14に対しネットワーク15を介して接続される中央処理装置16を備える。ユーザー13は、懸賞を実施する事業者12に対し自身の属性情報及び購買情報を開示することを許諾したうえで、情報端末14を用いて上記属性情報及び上記購買情報を中央処理装置16に送信することが可能である。中央処理装置16は、複数のユーザー13の上記属性情報及び上記購買情報を記憶しており、その記憶した上記属性情報及び上記購買情報を上記事業者12に開示するものとされている。【選択図】図1

Description

本発明は、情報開示システムに関する。
多くの企業は、マーケティング手法の一つとして懸賞を利用している。こうした懸賞としては、例えば商品のパッケージのシール等を送って応募することにより景品が当たるといったものがあげられる。このような懸賞を実施することにより、上記商品に対するユーザーの関心を集めたり、上記商品の販売を促進したりすることができる。
また、特許文献1には、懸賞の応募をユーザーに代わって行う懸賞代行システムについて記載されている。
この懸賞代行システムは、ユーザーが所有する情報端末とネットワークを介して接続される中央処理装置を備えている。中央処理装置は、ユーザーの属性情報及び購買情報を記憶しており、上記ユーザーによる上記情報端末を用いた特定の商品の懸賞代行要求を受ける。中央処理装置は、上記特定の商品に関する懸賞があれば、その懸賞の応募条件を上記ユーザーが満たしているかどうかを上記購買情報から判断する。中央処理装置は、上記懸賞の応募条件を上記ユーザーが満たしていれば、その懸賞に上記ユーザーに代わって応募する。
特開2003-281312号公報
特許文献1の懸賞代行システムでは、ユーザーが希望する商品の懸賞にしか応募がされない。このため、ユーザーにとっては、他の商品の懸賞に応募する機会を得損なうことになる。また、懸賞を実施する企業にとっては、その懸賞に対し多くのユーザーが応募することは望めないため、懸賞による商品の販売促進が難しくなる。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する情報開示システムは、ユーザーが所有する情報端末に対しネットワークを介して接続される中央処理装置を備える。ユーザーは、懸賞を実施する事業者に対し自身の属性情報及び購買情報を開示することを許諾したうえで、情報端末を用いて上記属性情報及び上記購買情報を中央処理装置に送信することが可能である。中央処理装置は、複数のユーザーの上記属性情報及び上記購買情報を記憶しており、その記憶した上記属性情報及び上記購買情報を上記事業者に開示するものとされている。
上記構成によれば、懸賞を実施する事業者は、複数のユーザーにおける氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスといった属性情報、並びに、ユーザーの購買情報、例えば商品名、購入店舗、購入金額、及び購入日時といった情報を閲覧する。上記事業者は、所定の商品を販売する企業であったり、そうした企業の商品を協賛品として提供を受けて懸賞の景品とする商工会議所であったりする。上記事業者は、上記属性情報及び上記購買情報に基づき応募条件を満たすユーザーを抽出し、抽出されたユーザーの中から当選者を決定することができる。
ユーザーは属性情報及び購買情報を中央処理装置に記憶させておくだけで、上記事業者が実施する懸賞に対する上記ユーザーの応募がなされる。このため、ユーザーにとっては上記事業者が実施する多くの懸賞に対し応募がなされることになり、懸賞に応募する機会をユーザーが得損なうことを抑制できる。また、懸賞を実施する際、中央処理装置に属性情報及び購買情報を記憶しているユーザーの中から応募条件を満たすユーザーが抽出されることから、商品を販売する企業にとっては、懸賞に対する多くのユーザーの応募を実現することができる。
上記応募条件については、ユーザーに対し、予め発表されていてもよいし、発表されていなくてもよい。上記応募条件をユーザーに発表しない場合、マーケティング上で有利なユーザーを当選させることにより、景品(協賛品)となる商品の販売を促進することができる。更に、上記応募条件をユーザーに発表しない場合、当選したユーザーにとって、その当選をサプライズでの当選とすることができる。また、上記応募条件がユーザーからは分からないことにより、ユーザーは懸賞の当選を求めて購買情報を増やすべく、より多くの店舗でより多くの商品を購入するようになると考えられる。この場合、ユーザーがより多くの店舗でより多くの商品を購入することにより、そうしたユーザーの行動が上記店舗のある地域の活性化に繋がる。
情報開示システムの全体構成を示す略図である。
以下、情報開示システムの一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1に示す情報銀行11は、懸賞を実施する事業者12に対し、ユーザー13から預託されたパーソナルデータを情報開示システムによって開示する。上記情報開示システムは、ユーザー13が所有する情報端末14にネットワーク15を介して接続される中央処理装置16を備えている。情報端末14としては、スマートフォン等のパーソナルコンピュータを用いることが考えられる。中央処理装置16としては、情報銀行11に設置されたサーバーコンピュータを用いることが考えられる。
中央処理装置16は、ユーザー13から預託されたパーソナルデータを記憶している。こうしたパーソナルデータとしては、氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスといった属性情報があげられるとともに、ユーザー13の購買情報、例えば商品名、購入店舗、購入金額、及び購入日時といった情報があげられる。情報端末14は、ユーザー13が商品を購入する際の決済を行うことが可能であり、その決済時の情報を上記購買情報として取得し、ネットワーク15を介して中央処理装置16に送信することが可能となっている。
ユーザー13は、懸賞を実施する上記事業者12に対しパーソナルデータのうちの上記属性情報及び上記購買情報を開示することを許諾したうえで、情報端末14を用いて上記属性情報及び上記購買情報を中央処理装置16に送信する。中央処理装置16は、複数のユーザー13がそれぞれ所有する情報端末14からの属性情報及び購買情報をユーザー13毎に記憶する。中央処理装置16は、懸賞を実施する上記事業者12に対し、記憶した各ユーザー13毎の属性情報及び購買情報をネットワーク等を介して開示する。
<情報開示システムの活用>
懸賞を実施する上記事業者12としては、例えば商工会議所があげられる。商工会議所は、所定の商品を販売する企業17の上記商品を協賛品として提供を受け、その協賛品を懸賞の景品とする。また、上記企業17が上記事業者12となってもよい。この場合、上記企業17が販売する商品を、懸賞の景品とすることが考えられる。上記事業者12は、上記属性情報及び上記購買情報に基づき応募条件を満たすユーザー13を抽出し、抽出されたユーザー13の中から当選者を決定する。上記応募条件については、ユーザー13に対し、予め発表されていてもよいし、発表されていなくてもよい。事業者12は、当選したユーザー13の属性情報を利用して、懸賞の景品として上記協賛品を上記ユーザー13に送付する。
次に、本実施形態の情報開示システムの作用効果について説明する。
(1)ユーザー13はパーソナルデータのうちの属性情報及び購買情報を中央処理装置16に記憶させておくだけで、上記事業者12が実施する懸賞に対する上記ユーザー13の応募がなされる。このため、ユーザー13にとっては上記事業者12が実施する多くの懸賞に対し応募がなされることになり、懸賞に応募する機会をユーザー13が得損なうことを抑制できる。また、懸賞を実施する際、中央処理装置16に属性情報及び購買情報を記憶しているユーザー13の中から応募条件を満たすユーザー13が抽出されることから、商品を販売する企業17にとっては、懸賞に対する多くのユーザー13の応募を実現することができる。
(2)懸賞の応募条件をユーザー13に発表しない場合、協賛品を提供する企業17のマーケティング上で有利なユーザー13を当選させることにより、景品(協賛品)となる商品の販売を促進することができる。
(3)上記応募条件をユーザー13に発表しない場合には、当選したユーザー13にとって、その当選をサプライズでの当選とすることができる。
(4)上記応募条件をユーザー13に発表しない場合、その応募条件がユーザー13からは分からないことにより、ユーザー13は懸賞の当選を求めて購買情報を増やすべく、より多くの店舗でより多くの商品を購入するようになると考えられる。この場合、ユーザー13がより多くの店舗でより多くの商品を購入することにより、そうしたユーザー13の行動が上記店舗のある地域の活性化に繋がる。
11…情報銀行
12…事業者
13…ユーザー
14…情報端末
15…ネットワーク
16…中央処理装置
17…企業

Claims (1)

  1. ユーザーが所有する情報端末に対しネットワークを介して接続される中央処理装置を備え、
    前記ユーザーは、懸賞を実施する事業者に対し自身の属性情報及び購買情報を開示することを許諾したうえで、前記情報端末を用いて前記属性情報及び前記購買情報を前記中央処理装置に送信することが可能であり、
    前記中央処理装置は、複数のユーザーの前記属性情報及び前記購買情報を記憶しており、その記憶した前記属性情報及び前記購買情報を前記事業者に開示するものとされている情報開示システム。
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