JP2023170218A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】課題の解決を促進することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、決定部と、提供部とを備える。取得部は、解決対象となる課題に関する課題情報を取得する。決定部は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提供する対象ユーザを決定する。提供部は、決定した対象ユーザに課題を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標達成等のように国際社会における課題を解決する機運が高まっている。
特開2020-149539号公報
しかしながら、例えば、企業等において国際社会における課題を解決したい場合に、だれがどのように解決するかを検討することは容易ではない。また、一般ユーザにとって自分がどのような課題に取り組むべきかを把握することは難しい。このように、従来は、課題の解決が促進されにくくなるおそれがあった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、課題の解決を促進することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、取得部と、決定部と、提供部とを備える。前記取得部は、解決対象となる課題に関する課題情報を取得する。前記決定部は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、前記課題の内容とに基づいて、前記課題の解決を提供する前記対象ユーザを決定する。前記提供部は、決定した前記対象ユーザに前記課題を提供する。
実施形態の一態様によれば、課題の解決を促進することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図5は、課題情報の一例を示す図である。 図6は、課題情報の取得例を示す図である。 図7は、課題の提供例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100と、依頼元端末200とを含む。ユーザ端末100は、課題解決の対象となるユーザ(以下、対象ユーザと称する場合がある)が所持する端末装置である。依頼元端末200は、解決対象となる課題の解決を依頼する依頼ユーザが所持する端末装置である。依頼ユーザは、企業(あるいは企業に属するユーザ)であってもよく、個人ユーザであってもよい。
実施形態に係る情報処理システムSでは、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提供する対象ユーザを決定し、決定した対象ユーザに課題を提供する。
ここでいう課題とは、例えば、SDGs(Sustainable Development Goals)等のような国際社会における課題であり、言い換えれば、あらゆるユーザや企業が解決すべき共通の課題である。
具体的には、情報処理装置1は、まず、依頼元端末200を介して依頼ユーザから解決対象となる課題に関する課題情報を取得する(ステップS1)。課題情報は、課題の内容や、解決時の報酬等が含まれる。また、1つの課題は、解決すべき複数の課題タスクに分割されてもよい。
つづいて、情報処理装置1は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提供する対象ユーザを決定する(ステップS2)。対象ユーザは、例えば、課題の解決に関する登録を行ったユーザである。なお、対象ユーザは、登録の有無に関わらずすべてのユーザであってもよい。
例えば、情報処理装置1は、ユーザの属性情報(専攻や専門分野、興味がある分野の情報等)と、課題の内容が属する属性とのマッチングにより提案する対象ユーザを決定する。また、情報処理装置1は、対象ユーザが過去に解決した課題と、今回の課題との類似度に基づいて提案する対象ユーザを決定する。
つづいて、情報処理装置1は、決定した対象ユーザに対して課題を提供する(ステップS3)。情報処理装置1は、決定した対象ユーザに対して課題の内容を提示して課題を受けるか否かを受け付けてもよい。
つづいて、ユーザ端末100は、ユーザが課題を解決した場合に、ユーザの操作に従って課題を解決したことを情報処理装置1へ報告する(ステップS4)。かかる報告では、課題を解決したことを示す証拠を提出する。
つづいて、情報処理装置1は、報告に基づいて課題解決の有無を判定し、課題を解決したと判定した場合には、対象ユーザに対して報酬を提供する(ステップS5)。一方、情報処理装置1は、課題を解決していないと判定した場合には、課題解決の継続をするか、課題解決を諦める(他ユーザに任せる)かを対象ユーザの選択操作によって決定する。
つまり、実施形態に係る情報処理装置1では、課題を解決したい依頼ユーザと、実際に課題解決に向けて行動する対象ユーザとをマッチングさせる。これにより。依頼ユーザは、対象ユーザが行動することで、課題を解決することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、課題の解決を促進することができる。
なお、図1では、課題解決時に報酬を提供する例について説明したが、報酬に限らず、課題解決に関するスコア(社会貢献度に関するスコア)を算出してもよい。
また、図1では、依頼ユーザから課題が依頼される例を示したが、例えば、ニュース記事等から課題を自動で抽出してもよい、かかる点については図6で後述する。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提案する対象ユーザを決定し、決定した対象ユーザに課題を提供する。
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100と連携し、各ユーザ端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
また、情報処理装置1は、各ユーザ端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
ユーザ端末100は、課題解決の対象となる対象ユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
依頼元端末200は、解決対象となる課題を依頼する依頼ユーザが所持する端末装置である。依頼元端末200は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。依頼元端末200は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
次に、図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、取得部31と、決定部32と、提供部33とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41と、課題情報42とを記憶する。
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
ユーザ情報41は、配信情報の配信対象となるユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「ユーザ情報」、「解決履歴」等の項目を含む。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「ユーザ情報」は、ユーザに関する情報である。「ユーザ情報」は、例えば、ユーザの属性に関する属性情報や、行動情報等を含む。属性情報は、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。行動情報は、ユーザのネットワーク上における行動(検索行動や、購買行動等)を含む。「解決履歴」は、ユーザが過去に解決した課題の履歴である。
課題情報42は、解決対象となる課題に関する情報である。図5は、課題情報42の一例を示す図である。図5に示すように、課題情報42は、「課題ID」、「タスクID」、「課題情報」、「解決有無」、「解決者」等の項目を含む。
「課題ID」は、解決対象となる課題を識別する識別情報である。「タスクID」は、課題に含まれる課題タスクを識別する識別情報である。「課題情報」は、課題に関する情報であり、課題(課題タスク)の内容や、解決時の報酬の情報が含まれる。「解決有無」、課題タスクが解決済である否かを示す情報である。「解決者」は、課題タスクを解決したもしくは、課題の解決に取り組んでいる途中のユーザであり、ユーザ情報41におけるユーザIDが入力される。
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(取得部31、決定部32および提供部33)について説明する。
取得部31は、解決対象となる課題に関する課題情報を取得する。例えば、取得部31は、依頼元端末200を介して依頼ユーザから登録された課題情報を取得する。課題情報は、例えば、課題の内容や、課題に含まれる課題タスク、課題タスクの内容、課題もしくは課題タスクを解決した場合の報酬に関する情報が含まれる。
なお、課題タスクは、依頼ユーザによって予め設定されてもよく、取得部31(制御部3)によって課題情報を解析して自動で複数の課題タスクに分解されてもよい。
また、取得部31は、依頼ユーザから課題情報を取得する場合に限らず、ニュース記事や、SNS(Social networking service)等から自動で課題情報を抽出(取得)してもよい。かかる点について、図6を用いて説明する。
また、取得部31は、テレビで流れるニュースや、データ放送等から課題情報を取得(抽出)してもよい。
図6は、課題情報の取得例を示す図である。図6では、ユーザ端末100に表示されるニュース記事から課題情報を取得する例について説明する。
図6に示すように、取得部31は、ユーザ端末100に表示されたニュース記事に、「課題!」と表示されたボタンB1を表示する。そして、取得部31は、ユーザによってボタンB1が操作(押下)された場合に、かかるニュース記事から課題情報を抽出(取得)する。
課題情報の抽出は、例えば、過去のニュース記事とかかるニュース記事から抽出された課題情報とをデータセットとして学習したモデルを用いることで抽出可能である。具体的には、取得部31は、ボタンB1が操作されたニュース記事の情報(テキストや画像等)をモデルに入力し、モデルから出力される情報を課題情報として抽出する。
なお、ニュース記事に対した投稿されたユーザのコメントをモデル学習のデータセットに含ませてもよい。また、取得部31は、ボタンB1を操作したユーザが所定数以上となった場合に、課題情報を抽出してもよい。
また、ボタンB1を操作したユーザを後段の決定部32における対象ユーザとしてもよい。
決定部32は、取得部31が取得した課題情報における課題の解決を提案する対象ユーザを決定する。具体的には、決定部32は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題を提案する対象ユーザを決定する。つまり、決定部32は、対象ユーザと課題とのマッチングを行う。
例えば、決定部32は、課題における課題タスク毎に対象ユーザを決定する。例えば、決定部32は、対象ユーザの属性情報に基づいて課題の提供先となる対象ユーザを決定する。具体的には、決定部32は、対象ユーザの属性情報(職種や、専攻、専門分野、得意分野、興味がある分野等)と、課題(課題タスク)の属性(分野等)とが類似する場合に、かかる対象ユーザを課題の提供先として決定する。
また、決定部32は、対象ユーザが過去に解決した課題の内容と、今回の課題の内容とが類似する場合に、かかる対象ユーザを課題の提供先として決定してもよい。
また、決定部32は、対象ユーザのスケジュールに基づいて課題の提供先を決定してもよい。例えば、決定部32は、課題を解決する時間が指定されている場合に、指定された時間のスケジュールが空いている対象ユーザを課題の提供先として決定する。
また、決定部32は、複数の課題タスクを含んだ1つの課題を解決する複数のユーザのグループを生成し、課題毎に提供先となるグループを決定してもよい。決定部32は、例えば、ユーザの属性情報や、過去に解決した課題の内容や課題の難易度が類似する複数のユーザをグループとして生成する。
決定部32は、グループにおけるユーザ毎に課題タスクを決定してもよく、グループに課題を提供して、どの課題タスクをどのユーザが担当するかをグループ側に一任してもよい。
提供部33は、決定部32が決定した対象ユーザに課題を提供する。ここで、図7を用いて、課題の提供例について説明する。図7は、課題の提供例を示す図である。図7では、提供部33が提供した課題がユーザ端末100に、例えば、プッシュ通知により表示される例を示している。
提供部33は、例えば、ユーザ端末100に、「あなたは来週火曜11時から1時間、予定が空いているようです。」といった対象ユーザのスケジュールや、「エクアドルのエネルギー問題」といった課題の内容、「ミーティングにリモートで出席しませんか?」といった解決するための行動、「報酬:100$/h」といった報酬に関する情報等を表示する。
また、提供部33は、課題の解決者となる意思を示す「参加」のボタンB10や、課題の解決者とならない意思を示す「不参加」のボタンB11を表示する。そして、提供部33は、ボタンB10が操作された場合には、かかる対象ユーザを課題の解決予定者として確定する。また、提供部33は、ボタンB11が操作された場合には、決定部32に対して他の対象ユーザを再検討する指示を行う。
そして、提供部33は、課題の解決予定者として確定した対象ユーザから課題の解決完了を示す報告を受け付けた場合には、課題情報42の「解決有無」を「未」から「済」に更新し、対象ユーザに対して報酬を提供する。
また、提供部33は、対象ユーザが課題を解決した場合、対象ユーザの課題への取り組みに関するスコアを算出する。例えば、提供部33は、解決した課題の内容、例えば、課題の難易度や、解決に要した時間(解決に関わった時間)等に基づいて、スコアを算出する。このスコアは、例えば、決定部32が次回以降に課題の提供先となる対象ユーザを決定する際に用いられてもよい。
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、制御部3は、まず、例えば、依頼ユーザから課題情報を取得する(ステップS101)。
つづいて、制御部3は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提案する対象ユーザを決定する(ステップS102)。
つづいて、制御部3は、決定した対象ユーザに対して課題を提供し(ステップS103)、処理を終了する。
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、取得部31と、決定部32と、提供部33とを備える。取得部31は、解決対象となる課題に関する課題情報を取得する。決定部32は、課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、課題の内容とに基づいて、課題の解決を提供する対象ユーザを決定する。提供部33は、決定した対象ユーザに課題を提供する。このような構成により、課題の解決を促進することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 取得部
32 決定部
33 提供部
41 ユーザ情報
42 課題情報
100 ユーザ端末
200 依頼元端末
S 情報処理システム

Claims (12)

  1. 解決対象となる課題に関する課題情報を取得する取得部と、
    課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、前記課題の内容とに基づいて、前記課題の解決を提供する前記対象ユーザを決定する決定部と、
    決定した前記対象ユーザに前記課題を提供する提供部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記課題は、解決対象となる複数の課題タスクを含み、
    前記決定部は、
    前記課題タスク毎に提供先となる前記対象ユーザを決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部は、
    前記対象ユーザの属性情報に基づいて、前記課題の提供先となる前記対象ユーザを決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定部は、
    前記対象ユーザの属性情報と、前記課題の属性とが類似する場合に、当該対象ユーザを前記課題の提供先として決定する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部は、
    前記対象ユーザが過去に解決した前記課題の内容と、今回の前記課題の内容とが類似する場合に、当該対象ユーザを前記課題の提供先として決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記提供部は、
    前記課題を提供した前記対象ユーザから前記課題の解決者となる意思を示す通知を受け付けた場合に、当該対象ユーザを前記課題の解決予定者として確定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記提供部は、
    前記対象ユーザが前記課題を解決した場合、当該対象ユーザに対して報酬を提供する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、
    前記対象ユーザが前記課題を解決した場合、当該対象ユーザの課題への取り組みに関するスコアを算出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、
    前記対象ユーザのスケジュールに基づいて前記課題の提供先となる前記対象ユーザを決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記決定部は、
    複数の前記対象ユーザを含むグループを前記課題の提供先として決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    解決対象となる課題に関する課題情報を取得する取得工程と、
    課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、前記課題の内容とに基づいて、前記課題の解決を提供する前記対象ユーザを決定する決定工程と、
    決定した前記対象ユーザに前記課題を提供する提供工程と
    を含む情報処理方法。
  12. 解決対象となる課題に関する課題情報を取得する取得手順と、
    課題解決の対象ユーザに関するユーザ情報と、前記課題の内容とに基づいて、前記課題の解決を提供する前記対象ユーザを決定する決定手順と、
    決定した前記対象ユーザに前記課題を提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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