JP2023169160A - 光収束部材および光学部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】配光角の低減と光源の小型化の両立を図った光収束部材および光学部品を提供する。【解決手段】光収束部材10は、光を出射する光学素子14を有する光学部品100に用いられ、前記光学素子14に対向し、前記光学素子における発光領域の最大長の0.5倍以上の大きさを有する凹部32と、前記凹部32を通過した光を収束するレンズ体30と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学素子からの光を収束する光収束部材および光学部品に関する。
浄化、殺菌、光学的分析等種々の分野において、紫外線光源が用いられている。この紫外線光源として、小型化の容易な光学素子(例えば、LED:発光ダイオード、LD:半導体レーザー)が開発されている(例えば、特開2016-121926号公報参照)。
ここで、例えば、光学的分析(一例として、DNA(デオキシリボ核酸)の濃度分析)のためには、光源から照度センサーの距離の変化に伴う光の強度変化が小さいこと、すなわち、光の配光角が狭いことが好ましい。
しかし、LEDのような面発光光源において、狭い配光角を得るには、大きなレンズを用いるのが一般的な手法であり、配光角の低減(狭角化)と光源の小型化の両立は容易ではない。
本発明は、配光角の低減と光源の小型化の両立を図った光収束部材および光学部品を提供することを目的とする。
実施態様に係る光収束部材は、光を出射する光学素子を有する光学部品に用いられ、前記光学素子に対向し、前記光学素子における発光領域の最大長の0.5倍以上の大きさを有する凹部と、前記凹部を通過した光を収束するレンズ体と、を具備する。
本発明によれば、配光角の低減と光源の小型化の両立を図った光収束部材および光学部品を提供できる。
実施形態に係る光収束部材を有する光学部品を模式的に表す縦断面図である。 実施形態に係る光収束部材を下方から見た状態を模式的に表す底面図である。 変形例に係る光収束部材を有する光学部品を模式的に表す縦断面図である。 変形例に係る光収束部材を下方から見た状態を模式的に表す底面図である。 実施例および比較例について、凹部の状態と光学特性を表す表1である。 実施例および比較例において、共通する条件を表す表2である。 配光角を表すグラフである。 凹部の径と配光角の関係を表すグラフである。 凹部の深さと配光角(および照度)の関係を表すグラフである。
以下、図1~図9を参照しながら、実施形態に係る光収束部材および光学部品を説明する。
図1に示すように、光学部品100は、少なくとも1つの光学素子14、およびパッケージ16を有する。光学素子14は、光(例えば、紫外光)を出射し、パッケージ16は、光学素子14を収容する。
光学素子14は、例えば、LED(発光ダイオード)、LD(半導体レーザー)である。図示しないが、光学素子14は、例えば、サファイヤ基板上に、量子井戸構造を有するGaN系結晶層を積層して構成できる。
光学素子14には、例えば結晶層構成面14aを後述する光収束部材10に対面させ、光出射面として機能させる、いわゆるフェイスアップ実装を採用できる。すなわち、光学素子14から導出された端子(図示せず)と、実装基板18上に形成された回路配線(図示せず)とを例えばボンディングワイヤ(図示せず)にて電気的に接続する。なお、結晶層構成面14aを収容空間26の底面に配置し、サファイヤ基板の裏面を光出射面として機能させる、いわゆるフリップチップ実装も採用できる。
パッケージ16は、実装基板18、および光収束部材10を有する。
実装基板18は、例えば、窒化アルミニウム、アルミナ、アルミニウムから構成され、収容空間26を有し、その中に光学素子14を収容する。収容空間26は、例えば、円柱形状、直方体形状を有し、その底面に光学素子14が配置される。
光収束部材10は、実装基板18上に固定され、図1、図2に示されるように、台座28、レンズ体30、凹部32を有する。台座28、レンズ体30は、光(例えば、紫外光)を透過する材料(例えば、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、これらの材料の屈折率n=1.44~1.54)で、一体的に構成できる。後述のように、石英ガラスは、例えば、粉末焼結法によって成形できる。また、ホウケイ酸ガラス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂は、例えば、プレス成形、射出成形、機械加工によって成形できる。
光収束部材10は、実装基板18上に例えば有機系、金属系の接着層20を介して接合される。有機系の接着層20としては、例えば、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系の接着剤等を使用できる。金属系の接着層20としては、例えば、AuSn系の半田を使用できる。
台座28は、環状の形状を有し、実装基板18上に固定される。台座28の外形形状(平面形状)は例えば正方形状である。但し、台座28の外形形状を円形状、長方形状、三角形状、六角形状等の多角形状にしてもよい。なお、台座28を用いず、レンズ体30、凹部32から光収束部材10を構成してもよい。
レンズ体30は、光を収束するものであり、台座28上に一体に形成され、例えば、上方に向かって凸状の形状を有する。レンズ体30は、光学素子14から離間するにつれて、その外周が連続的に縮小する形状とできる。また、レンズ体30は、中心軸Oに対して、対称な曲面形状とできる。なお、レンズ体30の外面は、その全部が曲面である必要はない。例えば、レンズ体30の頂部付近(中心軸Oと交わる上面の一部)を平面形状とすることも許容される。中心軸Oに沿って進む光は、収束の必要性が小さいためである。
レンズ体30は、その最大径Lmに対する最大高さhmの比(アスペクト比Rm=hm/Lm)が0.5より大きいこと(高背レンズ状:Tallレンズ)が好ましい。アスペクト比Rmを0.5より大きくすることで、配光角θfの低減が容易となる。
レンズ体30は、台座28との境界に、底面30aを観念することができる。この底面30aの平面形状は、例えば、円形状である。但し、底面30aの平面形状を楕円形状、トラック形状等にしてもよい。
凹部32は、光学素子14に対向して配置され、後述のように、レンズ体30の光収束機能を支援し、照度Iの向上や配光角θfの低減に寄与する。ここでは、凹部32は台座28に形成されているが、後述のようにレンズ体30に形成してもよい。
凹部32は、ドーム状、円柱状、角柱状(例えば、三角柱、四角柱、五角柱以上の角柱形状)、円錐状、角錘状(例えば、三角錘、四角錘、五角錘以上の角錘形状)など種々の形状とすることができる。円錐状、角錘状の場合、その頂部が上方になるように配置することが好ましい。
凹部32の底面は、例えば、中心軸Oに近い平面と、中心軸Oから離れた斜面を有することができる。このとき、中心軸Oとの距離に応じて、底面の傾きを連続的に変化させると、凹部32(の底面)は、ドーム形状となる。ドーム形状の一例として、半球ドーム形状、Lowドーム形状、Tallドーム形状を挙げることができる。半球ドーム形状は、その深さhrと外周の径Lrの比(アスペクト比Rr=hr/Lr)が0.5の曲面である。Lowドーム形状、Tallドーム形状はそれぞれ、アスペクト比Rrが0.5より小さい、0.5より大きい曲面である。
径Lrは、凹部32底面の最大長を意味する。すなわち、底面の形状が、円形であれば、径Lrはその直径を意味する。底面の形状が三角形状であれば、径Lrはその辺の長さを意味する。底面の形状が四角以上の多角形状であれば、径Lrはその対角線の長さ(頂点を結ぶ最大の長さ)を意味する。
このように、種々の形状の凹部32を用いて、レンズ体30の光収束機能を支援し、照度Iの向上や配光角θfの低減に寄与することができる。
このような形状の光収束部材10は、粉末焼結法、プレス成形、射出成形、機械加工によって作製できる。粉末焼結法の場合、例えば、石英ガラスの粉体(シリカ粉体)と有機化合物とを含む成形スラリーが成形型に鋳込まれる。このスラリーを有機化合物相互の化学反応、例えば分散媒と硬化剤若しくは硬化剤相互の化学反応により固化させて、成形体とする。成形体を成形型から離型して、焼成する。このようにして、光収束部材10を作製することができる。
光収束部材10の寸法としては、光収束部材10の高さhcが、例えば、0.7~30[mm]である。台座28の外径Da、高さhlが、例えば、3.0~100[mm]、0.2~1[mm]である。レンズ体30は、最大径Lm、最大高さhm、アスペクト比Rmが、例えば、1~20[mm]、0.5~30.0[mm]、0.3~1.5である。
凹部32は、径Lr、深さhr、アスペクト比Rrが、例えば、0.1~5.0[mm]、0.1~5.0[mm]、0.1~1.0である。
レンズ体30の底面30aと凹部32の外周(ここでは、台座28の底面)との距離drは、例えば、0~1.0[mm]である。
光学素子14は、略直方体形状(例えば、直方体形状、直方体の辺を面取りした形状)、略角柱形状(例えば、角柱形状(三角柱、六角柱等)、角柱の辺を面取りした形状)を有し、上面視での形状は、矩形(正方形、長方形)、矩形を面取りした形状、三角形、六角形である。
光学素子14は、高さ(厚み)ht、サイズDtが、例えば、0.005~0.5[mm]、0.5~2.0[mm]である。
サイズDtは、光学素子14を上面視したときの発光領域の最大長を意味する。光学素子14全体が発光している場合、例えば、上面視での光学素子14の形状が四角以上の多角形状(例えば、四角形状、六角形状)であれば、サイズDtはその対角線の長さ(頂点を結ぶ最大の長さ)を意味する。また、光学素子14の一部が発光している場合には、上面視した際の発光領域の最大長をサイズDtとする。
光学素子14の上面(光出射面、結晶層構成面14a)と凹部32の外周(ここでは、台座28の底面)との距離dtは、例えば、0.05~1.0[mm]である。
(変形例)
図3および図4に示すように、変形例に係る光学部品100では、実装基板18は、収容空間26を有しない。光収束部材10が収容空間26を有し、収容空間26の上面に凹部32が配置される。このため、凹部32の外周は、レンズ体30の底面30aと高さが一致している(距離dr=0)。
このように、実装基板18が収容空間26を有しない変形例においても、実施形態と同様、凹部32を用いて、レンズ体30の光収束機能を支援し、照度Iの向上や配光角θfの低減に寄与することができる。
実施例1~18並びに比較例1~5について、配光角θfを(一部では、光取出効率E並びに照度Iも)確認した。
実施例、比較例とも基本的には図1で表すことができる。これらの実施例、比較例において、凹部32の形状、径Lr、深さhrを次のように変化させた(表1参照)。
実施例1~11、比較例2~4を半球ドーム、実施例12、13をLowドーム、実施例14~17、比較例5をTallドーム、実施例18を円柱形状とした。比較例1は凹部32を有しない。
半球ドーム形状は、アスペクト比Rr(hr/Lr)が0.5、lowドームでは0.5より小さく、Tallドームでは0.5より大きい。
比較例2~4、実施例1~11それぞれの径Lrを0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.6、2.0、2.4、2.6[mm]と変化させた(このときの、光学素子14のサイズDtとの比(Lr/Dt)は、0.27、0.35、0.44、0.53、0.62、0.71、0.80、0.88、0.97、1.06、1.41、1.77、2.12、2.30)。
実施例12~18、比較例5の径Lrを1.1[mm]とした(比(Lr/Dt)は、0.97)。実施例12~17、比較例5の深さhrをそれぞれ0.275、0.4、0.7、0.825、0.9、0.95、1[mm]とした(アスペクト比Rrは、0.25、0.36、0.64、0.75、0.82、0.86、0.91)。
凹部32(その形状、径Lr、深さhr)以外は、実施例、比較例とも表2に示す形状を有し、材質は石英ガラスからなる。すなわち、光収束部材10は、2.47[mm]の高さhcを有する。レンズ体30は、Tallレンズ形状、最大径Lmが、3.2[mm]、最大高さhmが1.97[mm]、アスペクト比Rm(hm/Lm)を0.62とした。
凹部32は、外周の曲率半径Raを0.1[mm]、距離drを0.5[mm]、距離dtを0.4[mm]とした。
台座28は、高さhlを0.5[mm]、外径Daを3.5[mm]とした。収容空間26は、実装基板18に配置し、形状は円柱、外径Dkは2.5[mm]、高さhkを0.5[mm]とした。
光学素子14は、LEDチップであり、直方体形状(上面視で四角形状)、サイズDtを1.1[mm](四角形の一辺の長さ:0.8[mm])、高さhtを0.1[mm]とした。
実施例、比較例に係る光学部品の配光分布、配光角θf、光取出効率E並びにレンズ接合部での照度Iをシミュレーション(光線追跡法)で確認した。
[シミュレーション結果]
実施例および比較例に係る光学部品の配光角θf、光取出効率E並びに照度Iを表1に示す。
配光角θfは、光度の角度分布において、最大光度の1/2となる角度幅をいう(図7参照)。光取出効率Eは、LEDチップから出射される光出力に対する光学部品外へ出射される光出力の割合をいう。照度Iは、中心軸Oに平行(角度θ=0)な方向での照度の相対値を示す。
図8は、凹部32の径Lrと配光角θfの関係を表すグラフであり、比較例1~4、実施例1~11の結果を纏めたものである。
このグラフに示されるように、凹部32の径Lr(光学素子14とのサイズ比(Lr/Dt))は、配光角θfに大きな影響を与える。配光角θfが小さい観点からすると、径Lrが、0.55~1.6[mm](サイズ比(Lr/Dt)が0.5~1.5)が好ましく、0.6~1.0[mm](サイズ比(Lr/Dt)が0.5~0.9)がより好ましい。
図9は、凹部32の深さhrと配光角θf(および照度I)の関係を表すグラフであり、比較例1、5、実施例6、12~17の結果を纏めたものである。
このグラフに示されるように、凹部32の深さhr(アスペクト比Rr(=hr/Lr))は、配光角θfおよび照度Iに大きな影響を与える。深さhrが、0.275~0.95[mm](アスペクト比Rrが0.25~0.86)が好ましく、0.275~0.7[mm](アスペクト比Rrが0.25~0.64)がより好ましい。前者の範囲を越えると配光角θfが大きくなり、後者の範囲内であると照度・配光角比(I/θf)を大きくできる(配光角θfが小さく、かつ照度Iが大きい)。
比較例1、実施例1、6、18を比較すれば判るように、凹部32の形状は、半球ドームに限られない。円柱形状であっても、凹部32が無い場合(比較例1)に対して、配光角θf、光取出効率Eのいずれとも良好な結果が得られた。すなわち、凹部32は半球ドーム、Lowドーム、Tallドーム、円柱のいずれの形状も用いることができる。また、角柱、円錐、角錐でも、凹部32が無い場合(比較例1)に比して、良好であると推認できる。
これらの結果に示すように、光収束部材10は、配光角θfの縮小、並びに高い照度Iの向上に有用である。
[本実施形態から得られる発明]
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
[1] 本実施形態に係る光収束部材(10)は、光を出射する光学素子(14)を有する光学部品(100)に用いられ、前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長の0.5倍以上の大きさを有する凹部(32)と、前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)と、を具備する。これにより、配光角(θf)の低減と光源の小型化の両立を図ることができ、例えば、17°以下の配光角(θf)を得ることができる。
[2] 本実施形態において、前記凹部(32)が、前記光学素子(14)における発光領域の最大長の1.5倍以下の大きさであることが好ましく、前記光学素子(14)における発光領域の最大長の0.9倍以下の大きさであることがより好ましい。これにより、配光角(θf)のさらなる低減を図ることができる。
[3] 本実施形態において、前記凹部(32)の径(Lr)に対する深さ(hr)の比率(アスペクト比Rr)が0.25~0.86である。この範囲から外れると、配光角(θf)が大きくなる可能性がある。
[4] 本実施形態において、前記凹部(32)の径(Lr)に対する深さ(hr)の比率(アスペクト比Rr)が0.25~0.64である。これにより、配光角(θf)に対する照度(I)の比(I/θf)を大きくできる(狭い配光角θfに強い光(照度I)の収束)。アスペクト比(Rr)が0.25より小さくなると、配光角(θf)が大きくなり、アスペクト比(Rr)が0.64より大きくなると、照度(I)が小さくなる可能性がある。
[5] 本実施形態において、凹部(32)が、ドーム状、円柱、角柱、円錐、角錘のいずれかの形状を有する。いずれの形状であっても、配光角(θf)の低減を図ることができる。このうち、凹部(32)がドーム状であることが好ましい。
[6] 本実施形態において、前記光収束部材(10)は、前記実装基板(18)上に固定され、前記レンズ体(30)と一体的に形成される環状の台座(28)、を具備する。これにより、前記実装基板(18)への固定が容易になる。
[7] 本実施形態において、前記光収束部材(10)が、前記光学素子(14)を収容する、収容空間(26)を有し、前記凹部(32)は、前記収容空間(26)の底面に形成される。これにより、前記実装基板(18)に安価な平板基板を用いることができる。
[8] 本実施形態に係る光学部品(100)は、光を出射する少なくとも1つの光学素子(14)と、前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長の0.5倍以上の大きさを有する凹部(32)および前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)を有する、光収束部材(10)と、を具備する。これにより、配光角(θf)の低減を図ることができる。
なお、本発明に係る光収束部材および光学部品は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。

Claims (17)

  1. 光を出射する光学素子(14)を有する光学部品(100)に用いられる光収束部材(10)であって、
    前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の0.5倍以上の径(Lr)を有する凹部(32)と、
    前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)と、
    を具備し、
    配光角(θf)の相対値(前記凹部(32)が具備されている場合の配光角(θf)/前記凹部(32)が具備されていない場合の配光角(θf))は、93%以下である、光収束部材。
  2. 光を出射する光学素子(14)を有する光学部品(100)に用いられる光収束部材(10)であって、
    前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の0.5倍以上の径(Lr)を有する凹部(32)と、
    前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)と、
    を具備し、
    配光角(θf)は、17°以下である、光収束部材。
  3. 請求項1記載の光収束部材において、
    前記配光角(θf)(前記凹部(32)が具備されている場合の配光角(θf))は、17°以下である、光収束部材。
  4. 請求項1又は3に記載の光収束部材において、
    前記配光角(θf)の前記相対値は、59~93%である、光収束部材。
  5. 請求項4記載の光収束部材において、
    前記配光角(θf)の前記相対値は、59~70%である、光収束部材。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記配光角(θf)は、10.4°以上、16.4°以下である、光収束部材。
  7. 請求項6記載の光収束部材において、
    前記配光角(θf)は、10.4°以上、12.2°以下である、光収束部材。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記レンズ体(30)の最大径(Lm)に対する最大高さ(hm)の比(アスペクト比Rm=hm/Lm)が0.5より大きい、光収束部材。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)が、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の1.5倍以下の大きさを有する、光収束部材。
  10. 請求項9記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)が、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の0.9倍以下の大きさを有する、光収束部材。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)の径(Lr)に対する深さ(hr)の比率(アスペクト比Rr)が0.25~0.86である、光収束部材。
  12. 請求項11記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)の径(Lr)に対する深さ(hr)の比率(アスペクト比Rr)が0.25~0.64である、光収束部材。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)が、ドーム状、円柱、角柱、円錐、および角錘のいずれかの形状を有する、光収束部材。
  14. 請求項13記載の光収束部材において、
    前記凹部(32)がドーム状である、光収束部材。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の光収束部材において、
    前記光学素子(14)を収容する収容空間(26)を有し、
    前記凹部(32)は、前記収容空間の底面に形成される、光収束部材。
  16. 光を出射する少なくとも1つの光学素子(14)と、
    前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の0.5倍以上の径(Lr)を有する凹部(32)および前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)を有する、光収束部材(10)と、
    を具備し、
    配光角(θf)の相対値(前記凹部(32)が具備されている場合の配光角(θf)/前記凹部(32)が具備されていない場合の配光角(θf))は、93%以下である、光学部品(100)。
  17. 光を出射する少なくとも1つの光学素子(14)と、
    前記光学素子(14)に対向し、前記光学素子(14)における発光領域の最大長(Dt)の0.5倍以上の径(Lr)を有する凹部(32)および前記凹部(32)を通過した光を収束するレンズ体(30)を有する、光収束部材(10)と、
    を具備し、
    配光角(θf)は、17°以下である、光学部品(100)。
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