JP2023168919A - ファクス装置及びファクス処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信したファクスデータを所定のファイル形式に変換したデータファイルに対してウィルス検疫を行うことで、ウィルスの拡散を防止することが可能なファクス装置等を提供する。【解決手段】ファクスデータの受信が可能な受信部と、受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換する変換部と、前記データファイルに対するウィルス検疫を制御する制御部とを備えたファクス装置。【選択図】図2

Description

本開示は、ファクス装置等に関する。
通信ネットワークに接続された装置の中には、コンピュータウィルス(以下、単にウィルスと称する)への感染対策の一環として、受信データに対するウィルス検疫を行うものがある。受信データへのウィルス感染が確認されると、装置は、当該受信データを削除するか又は隔離することで、装置自体がウィルスに感染することを防止する。
例えば、特許文献1には、処理対象データに対して行うべき処理内容に基づいて、処理対象データに対するウィルスチェックの必要性を判定し、ウィルスチェックが必要と判定された場合はウィルスチェックを行い、ウィルスチェックが不要と判定された場合にはウィルスチェックを行わない画像処理装置について記載されている。
特開2019-168764号公報
これまで、公衆交換電話網や、インターネットといった通信ネットワークを介してファクスデータの送受信を行うファクス装置は、受信したファクスデータを用紙等の記録媒体に印刷するジョブを基本的なジョブとしていたため、ファクス装置で受信するファクスデータをウィルス検疫の対象外としても問題無いと考えられてきた。
しかしながら、最近のファクス装置には、受信したファクスデータの装置への保存や他装置への転送といったジョブを実現するために、受信したファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換するものがある。この場合、変換後のデータファイルがウィルス検疫の対象外であると、装置への保存や他装置への転送の際にウィルスを拡散する恐れがあった。
本開示は、受信したファクスデータを所定のファイル形式に変換したデータファイルに対してウィルス検疫を行うことで、ウィルスの拡散を防止することが可能なファクス装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係るファクス装置は、ファクスデータの受信が可能な受信部と、受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換する変換部と、前記データファイルに対するウィルス検疫を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
また、本開示に係るファクス処理方法は、ファクスデータを受信し、受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換し、前記データファイルに対するウィルス検疫を制御することを特徴としている。
本開示によれば、受信したファクスデータを所定のファイル形式に変換したデータファイルに対してウィルス検疫を行うことで、ウィルスの拡散を防止することが可能なファクス装置等を提供することができる。
第1実施形態に係るファクス処理システムの全体構成を説明する図である。 第1実施形態に係る複合機の機能構成図である。 第1実施形態に係る処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態の動作例を説明する図である。 第1実施形態の動作例を説明する図である。 第1実施形態の動作例を説明する図である。 第1実施形態の動作例を説明する図である。 第2実施形態の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2実施形態の動作例を説明する図である。 第3実施形態に係るウィルス検疫システムの全体構成を説明する図である。 第3実施形態に係る複合機の機能構成図である。 第3実施形態の処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本開示では、ファクス、保存、転送、印刷等の各動作モードにおいてジョブを処理可能な複合機をファクス装置の一構成例として説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した説明の技術的範囲が以下の記述に限定されるものではない。
[1 第1実施形態]
第1実施形態は、ファクスデータの受信が可能な受信部と、受信したファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換する変換部と、データファイルに対するウィルス検疫を制御する制御部とを備える複合機の形態である。
[1.1 機能構成]
[1.1.1 全体構成]
図1は、第1実施形態に係る複合機10を備えたファクス処理システム100の全体構成を概略的に説明する図である。ファクス処理システム100は、ファクス装置としての複合機10と送信側ファクス装置30とを含む。複合機10と送信側ファクス装置30とは、公衆交換電話網等のネットワークNW1を介してG3プロトコル、G4プロトコル等に基づくファクス通信を行うことができるように接続されている。なお、図1では、複合機10に対して1台の送信側ファクス装置30が接続された例示であるが、送信側ファクス装置30は、複数台接続されていてもよく、異なるネットワークNWに接続されていてもかまわない。
[1.1.2 複合機10について]
図2は、複合機10の機能構成図である。複合機10は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、画像形成部17と、画像読取部19と、通信部21と、記憶部25とを備える。
制御部11は、複合機10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central Processing Unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部25に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、その機能を実現する。
表示部13は、各種情報をユーザ等に表示する。表示部13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。
操作入力部15は、ユーザ等からの情報の入力を受付ける。操作入力部15は、表示部13を介しての入力が可能なタッチパネルディスプレイとして構成することができる。この場合、タッチパネルディスプレイへの入力方式としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等を採用することが出来る。
画像形成部17は、イメージデータに基づき画像を記録媒体としての用紙に形成する。画像形成部17は、不図示の給紙部から用紙を給紙し、用紙上にイメージデータに基づく画像を形成した後、不図示の排紙部に排紙する。画像形成部17は、例えば、電子写真方式を利用したレーザープリンタ等により構成することができる。この場合、画像形成部17は、トナー色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等)に対応した不図示のトナーカートリッジから供給されるトナーを用いて画像形成を行う。
画像読取部19は、原稿画像を走査して読み込むことにより、イメージデータを生成する。画像読取部19は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサ等を備えたスキャナ装置として構成することができる。画像読取部19は、原稿画像からの反射光をイメージセンサで読み取ることで、イメージデータを生成することが可能な構成であれば、その構成に特に制限はない。
通信部21は、画像読取部19により生成されたイメージデータや、USB(Universal Serial Bus)メモリといった可搬性記憶媒体や外部装置から入力されたイメージデータを音声信号に変調するモデム等の信号変換装置や、公衆交換電話網に対する接続制御を行う網制御装置等のインタフェースを備える。なお、通信部21は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク回線を介した有線/無線通信を行うためのインタフェースを備えてもよい。また、通信部21は、受信部としてのファクス受信部211を備える。ファクス受信部211は、G3/G4/JBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)等の圧縮方式で圧縮された二値化画像のビットマップデータをファクスデータとして受信し、これを制御部11に出力する。
記憶部25は、複合機10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部25は、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部25は、ジョブ制御プログラム251と、表示処理プログラム252と、データ変換プログラム253と、ウィルス対策プログラム254と、処理判定プログラム255とを記憶し、データ記憶領域256を確保する。
ジョブ制御プログラム251は、ファクス、保存、転送、コピー、プリント、スキャン等の各動作モードでの処理をジョブ単位で制御するために、制御部11が読み出すプログラムである。ジョブ制御プログラム251を読み出した制御部11は、表示部13、操作入力部15、画像形成部17、画像読取部19、通信部21等を制御することにより、ジョブを実行することができる。
表示処理プログラム252は、表示部13における画面表示を制御する際に制御部11が読み出すプログラムである。表示処理プログラム252を読み出した制御部11は、例えば、ジョブの実行に係る各種設定値、実行指示、終了指示等の入力を受付ける設定画面、当該設定画面を切替え可能に表示するホーム画面といった基本画面、後述するウィルス検疫設定に係る各種設定画面等を表示部13に表示する。
データ変換プログラム253は、ファクス受信部211を介して受信したファクスデータや、ファクスデータに基づき変換したデータファイルを更に変換する際に制御部11が読み出すプログラムである。データ変換プログラム253を読み出した制御部11は、例えば、ファクスデータとしての受信したビットマップデータをTIFF(Tag Image File Format)形式やPDF(Portable Document Format)形式等のデータファイルに変換する。また、データ変換プログラム253を読み出した制御部11は、第1のデータファイルとしてのTIFF形式等のデータファイルを更に、後述する変換パラメータを変更した第2のデータファイル、第3のデータファイルとしてのTIFF形式、PDF形式、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等のファイル形式のデータファイルに変換することができる。
ウィルス対策プログラム254は、パターンファイルの更新やウィルス検疫を実行する際に制御部11が読み出すプログラムである。制御部11は、ウィルス対策プログラム254を読み出すことで、ウィルス対策アプリケーションとして機能する。ウィルス対策プログラム254を読み出した制御部11は、パターンファイルとのパターンマッチングにより、受信したファクスデータを変換したデータファイルに対してウィルス検疫を実行する。
処理判定プログラム255は、ウィルス検疫の結果に基づき、ウィルスに感染したデータファイルの削除又は当該データファイルを処理対象とする処理の実行可否を判定する。第1実施形態では、データファイルを処理対象とする処理としてデータファイルの保存・転送処理について説明する。
データ記憶領域256は、ファクスデータ記憶領域2561と、データファイル記憶領域2562と、ジョブログ記憶領域2563とを含む。ファクスデータ記憶領域2561は、受信したファクスデータを記憶する記憶領域である。受信したファクスデータをファクスデータ記憶領域2561に記憶することで、当該ファクスデータのデータファイルへの再変換や、ファクスデータに基づくファクス画像の表示部13での表示といった用途に利用することができる。なお、この場合、ファクスデータ記憶領域2561は、ファクスデータとして受信したビットマップデータを記憶してもよいし、TIFF形式等の所定のファイル形式でデータファイルに変換したものを記憶することも可能である。データファイル記憶領域2562は、処理判定プログラム255を読み出した制御部11により処理対象とするデータファイルとして判定されたデータファイルを記憶する記憶領域である。ジョブログ記憶領域2563は、ファクスジョブに係るログ情報をジョブログ記憶テーブルとして記憶する記憶領域である。
[1.1.3 送信側ファクス装置30について]
送信側ファクス装置30としては、スキャナ装置といった画像読取部や、モデム等の信号変換装置、網制御装置等を備え、ネットワークNW1を介して複合機10とファクス通信を行うことが可能な構成であれば、特に制限はない。本開示に係る送信側ファクス装置30については、市場で流通する一般的なファクス装置を用いることができるため、機能構成に関する説明は省略する。
[1.2 処理の流れ]
次に、第1実施形態に係る処理の流れについて図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3で説明する処理は、制御部11がジョブ制御プログラム251、表示処理プログラム252、データ変換プログラム253、ウィルス対策プログラム254、処理判定プログラム255等を読み出すことで実行する処理である。
まず、制御部11は、ファクスデータを受信したか否かを判定する(ステップS10)。この場合、制御部11は、通信部21のファクス受信部211を介してファクスデータを受信したか否かを判定する。
制御部11は、ファクスデータを受信したと判定した場合、当該ファクスデータをファクスデータ記憶領域2561に記憶する(ステップS10;Yes→ステップS20)。一方、ファクスデータを受信していないと判定した場合、制御部11はファクスデータを受信するまで待機する(ステップS10;No)。
次に、制御部11は、受信したファクスデータが印刷処理に係るファクスデータであるか否かを判定する(ステップS30)。
受信したファクスデータが印刷処理に係るファクスデータであると判定した場合、制御部11は、画像形成部17等を制御し、当該ファクスデータに係るファクス画像を印刷して処理を終了する(ステップS30;Yes→ステップS40)。
一方、受信したファクスデータが印刷処理に係るファクスデータではないと判定した場合、制御部11は、受信したファクスデータを、例えば、TIFF形式等の所定のファイル形式のデータファイルに変換する(ステップS30;No→ステップS50)。なお、受信したファクスデータが印刷処理に係るファクスデータではないと判定した場合は、受信したファクスデータを、例えば、TIFF形式等の所定のファイル形式のデータファイルに変換後、無条件にウィルス検疫を行ってもよい。その場合、以降で説明するステップS60、ステップS110、ステップS120は省略される。
次いで、制御部11は、不図示のシステム設定等を参照し、ウィルス検疫設定が有効であるか否かを判定する(ステップS60)。ウィルス検疫設定が有効であると判定した場合、制御部11は、変換したデータファイルに対してウィルス検疫を行う(ステップS60;Yes→ステップS70)。
制御部11は、ウィルス検疫において、ウィルスを検出したか否かを判定する(ステップS80)。ウィルスを検出したと判定した場合、ウィルスを検出した旨と当該データファイルを削除する旨をユーザに対して通知する(ステップS80;Yes→ステップS90)。この場合、制御部11は、装置管理者や、保存・転送処理の相手先に対してウィルス検出に伴うデータファイルの削除の旨を通知してもよい。そして、制御部11は、データファイルを削除し、処理を終了する(ステップS100)。なお、ウィルスを検出したと判定した場合は、無条件にデータファイルを削除してもよい。その場合、ステップS90は省略される。
ところで、ウィルス検疫設定が無効であると判定した場合(ステップS60;No)、ウィルスを検出しなかった場合(ステップS80;No)、制御部11は、データファイルをデータファイル記憶領域2562に記憶する(ステップS110)。このとき、制御部11は、当該データファイルを保存・転送処理に適したデータファイルへの変換を更に行ってもよい。例えば、転送用(配布用)のファイル形式としてPDF形式が好ましい場合は、制御部11はデータファイルを、TIFF形式からPDF形式に変換することができる。また、保存用・転送用のデータファイルが高解像度(例えば、G4プロトコルに準じた400×400dpi)を要しない文字や画像等から構成されるファクス画像である場合、同ファイル形式で解像度を変更したデータファイルに変換することも可能である(例えば、400×400dpiのTIFF形式→200×200dpiのTIFF形式)。
そして、制御部11は、ジョブ制御プログラム251を読み出し、保存・転送処理に係るジョブを実行して処理を終了する(ステップS120)。
[1.3 動作例]
次に、第1実施形態に係る動作例について説明する。図4は、変換後のデータファイルに対する保存処理の設定を受付ける設定画面W10の一構成例を説明する図である。
設定画面W10は、受信データの保存設定領域R10を含む。受信データの保存設定領域R10は、受信回線選択領域R101と、保存フォルダ指定領域R102と、ファイル形式選択領域R103と、ウィルス検疫設定領域R104とを含む。
受信回線選択領域R101は、受信するファクスデータの受信回線の選択を受付ける。受信回線選択領域R101は、受信回線として選択可能な、ファクスチェックボックスと、インターネットファクスチェックボックスとを含む。ユーザは、ファクスデータの受信回線としてファクス回線を選択する場合は、図4の例示のようにファクスチェックボックスにチェックを付すことでファクスデータの受信回線としてファクス回線を選択することができる。なお、ファクスチェックボックスとインターネットファクスチェックボックスとは両方選択することが可能である。両方のチェックボックスがユーザにより選択された場合、制御部11は、通信部21のファクス受信部211を介してファクス回線とインターネットファクス回線との両回線を介してファクスデータを受信する。
保存フォルダ指定領域R102は、受信するファクスデータの保存先フォルダの指定を受付ける。図4は、ファクスデータの保存先フォルダとして、¥¥PC¥users¥desktop¥受信データのフォルダが選択された例示である。
ファイル形式選択領域R103は、図3のステップS110で変換するデータファイルのファイル形式の選択を受付けるプルダウンメニューを含む。図4は、保存用のファイル形式として“PDF”が選択された例示である。
ウィルス検疫設定領域R104は、所定のファイル形式に変換されたファイルデータに対するウィルス検疫の実行有無の選択を受付けるチェックボックスを含む。ユーザは、変換されたファイルデータに対してウィルス検疫の実行を所望する場合は、当該チェックボックスにチェックを付すことでウィルス検疫を実行させることができる。当該チェックボックスにチェックが付されると、制御部11は、図3のステップS70に係るウィルス検疫を実行する。
図5は、変換後のデータファイルに対する転送処理の設定を受付ける設定画面W20の一構成例を説明する図である。
設定画面W20は、受信データの転送設定領域R20を含む。受信データの転送設定領域R20は、受信回線選択領域R201と、送信元アドレス設定領域R202と、ウィルス検疫設定領域R203とを含む。なお、設定画面W20において、転送するファイルのファイル形式の選択を受付けるファイル形式選択領域(図4参照)を設けることも可能である。
受信回線選択領域R201は、受信するファクスデータの受信回線の選択を受付ける。受信回線選択領域R201は、受信回線として選択可能な、ファクスチェックボックスと、インターネットファクスチェックボックスとを含む。ユーザは、ファクスデータの受信回線としてファクス回線を選択する場合は、図5の例示のようにファクスチェックボックスにチェックを付すことでファクスデータの受信回線としてファクス回線を選択することができる。なお、ファクスチェックボックスとインターネットファクスチェックボックスとは図4の受信回線選択領域R101と同様に、両方選択することが可能である。両方のチェックボックスがユーザにより選択された場合、制御部11は、通信部21のファクス受信部211を介してファクス回線とインターネットファクス回線との両回線を介してファクスデータを受信する。
送信元アドレス設定領域R202は、ファクスデータの送信元アドレスの設定を受付ける。送信元アドレス設定領域R202は、“全ての受信データを転送する”ラジオボタン、“指定した送信元からの受信データのみ転送する”ラジオボタン、“指定した送信元以外からの受信データのみ転送する”ラジオボタンを備える。例えば、図5での例示のように、ユーザは、全ての受信データを転送する”ラジオボタンを選択することで、複合機10で受信する全てのファクスデータに対して転送設定を行うことができる。なお、指定した送信元のみから送信されたファクスデータのみに転送設定を課す場合は、ユーザは、“指定した送信元からの受信データのみ転送する”ラジオボタンを選択する。一方で、指定した送信元以外から送信されたファクスデータのみに転送設定を課す場合は、ユーザは、“指定した送信元以外からの受信データのみ転送する”ラジオボタンを選択する。
ウィルス検疫設定領域R203は、所定のファイル形式に変換されたファイルデータに対するウィルス検疫の実行有無の選択を受付けるチェックボックスを含む。ユーザは、変換されたファイルデータに対してウィルス検疫の実行を所望する場合は、当該チェックボックスにチェックを付すことでウィルス検疫を実行させることができる。当該チェックボックスにチェックが付されると、制御部11は、図3のステップS70に係るウィルス検疫を実行する。
次に、図6は、図3のステップS90において、ユーザに対してウィルスを検出した旨と当該データファイルを削除する旨を通知する通知画面W30の一構成例を説明する図である。
通知画面W30は、通知内容表示領域R30と、OKボタンB10とを含む。
通知内容表示領域R30は、ウィルスを検出した旨と当該ウィルスに感染したデータファイルを削除する旨とを表示する領域である。図6は、“ウィルスを検出しましたので、データファイルを削除します。”を通知内容とする例示である。
OKボタンB10は、データファイルの削除指示を受付けるボタンである。OKボタンB10がユーザにより選択されると、制御部11は、当該データファイルを削除し、データファイルを削除した旨をジョブログに記憶する。
図7は、ジョブログ記憶領域2563で記憶するジョブログ記憶テーブルのデータ構成の一構成例を説明する図である。図7で例示するジョブログ記憶テーブルは、その記憶項目として、受信IDと、受信日時と、回線種別と、受信データ形式と、対象処理と、変換後データ形式と、最終データ形式とを含む。
受信IDは、受信したファクスデータを一意に識別するためのIDである。受信日時は、受信したファクスデータの受信日時を表す。回線種別は、受信したファクスデータの回線種別を表し、ファクスデータの受信回線がファクスであるならば、回線種別“ファクス”が記憶され、ファクスデータの受信回線がインターネットファクスであるならば、回線種別“インターネットファクス”が記憶される。受信データ形式は、受信したファクスデータの受信データ形式を表す。対象処理は、受信したファクスデータを処理対象とする対象処理を表す。変換後データ形式は、図3のステップS50で変換されたデータファイルのデータ形式を表す。最終データ形式は、図3のステップS110で変換されたデータファイルの最終データ形式を表す。なお、データファイルに対してウィルスが検出され、当該データファイルが削除された場合、最終データ形式には、“削除”が記憶される。
例えば、受信ID“#00200”に係るファクスデータは、“2020年04月10日の16:00”にファクス回線を介して受信したファクスデータを表す。当該ファクスデータの受信データ形式は“BMP”形式であり、対象処理は“印刷”である。対象処理が“印刷”である場合、当該ファクスデータのデータ変換は行われないため、変換後データ形式及び最終データ形式は空欄となった例示である。
受信ID“#00199”に係るファクスデータは、“2020年04月10日の12:30”にファクス回線を介して受信したファクスデータを表す。当該ファクスデータの受信データ形式は“BMP”形式であり、対象処理は“転送”である。変換後データ形式は“TIFF”であり、転送用の最終データ形式も“TIFF”であった例示である。一方、受信ID“#00198”に係るファクスデータは、“2020年04月09日の10:30”にファクス回線を介して受信したファクスデータを表す。当該ファクスデータの受信データ形式は“BMP”形式であり、対象処理は“転送”である。変換後データ形式は“TIFF”であるが、当該変換後データファイルにウィルスが検出されたため、当該変換後データファイルが削除された例示である。この場合、最終データ形式には“削除”が記憶される。
受信ID“#00196”に係るファクスデータは、“2020年04月09日の08:20”にファクス回線を介して受信したファクスデータを表す。当該ファクスデータの受信データ形式は“BMP”形式であり、対象処理は“保存”である。変換後データ形式は“TIFF”であるが、保存用の最終データ形式として“PDF”が選択された例示である。
以上のように、第1実施形態によれば、受信したファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換し、変換したデータファイルに対してウィルス検疫を行う。そして、当該データファイルがウィルスに感染している場合には当該データファイルを削除し、当該データファイルがウィルスに感染していない場合には、当該データファイルを用いて保存・転送処理を行うことが可能であるため、受信したファクスデータがウィルスに感染していたとしても当該ウィルスの拡散を防止することができる。
[2 第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態において、ファクスデータを変換したデータファイルにウィルスを検出した場合に、変換パラメータを変更して再度ファクスデータをデータファイルに変換する形態である。
[2.1 機能構成]
第2実施形態に係る複合機を備えたファクス処理システムは、第1実施形態に係る複合機10を備えたファクス処理システム100と同一構成とすることができるため、第2実施形態に係る機能構成の説明は省略する。
[2.2 処理の流れ]
次に、第2実施形態の処理の流れについて図8のフローチャートを用いて説明する。第2実施形態に係る処理の流れは、第1実施形態の図3のフローチャートのステップS80とステップS90との間に、ウィルス検出回数を判定する処理(ステップS130)と、データファイルの変換に係る変換パラメータを変更する処理(ステップS140)とを加えたものである。その他の処理については、図3で説明した処理と同一の処理とすることができるため、同一のステップ番号を付してその説明は省略する。
図8のステップS80において、制御部11は、ウィルス検疫において、ウィルスを検出したか否かを判定する。ウィルスを検出したと判定した場合、制御部11は、当該ウィルスの検出がN回目の検出であるか否かを判定する(ステップS80;Yes→ステップS130)。ここで、ウィルスの検出回数Nは、任意の回数(例えば、3回)を設定することができる。
ウィルスの検出回数がN回目に満たないと判定した場合、制御部11は、例えば、ファイル形式、解像度、カラー/モノクロ設定等のファイルデータの変換に係る変換パラメータを変更する(ステップS130;No→ステップS140)。そして、制御部11は、変更した変換パラメータに基づきファクスデータをデータファイルに変換し(ステップS50)、ステップS60以降のウィルス検疫に係る処理を実行する。
一方、ウィルスの検出がN回目に達したと判定した場合、制御部11は、ウィルスを検出した旨と当該データファイルを削除する旨をユーザに対して通知する(ステップS130;Yes→ステップS90)。次いで、制御部11は、データファイルを削除し、処理を終了する(ステップS100)。
なお、ステップS130において、異なる宛先から受信したファクスデータについても繰り返しウィルスを検出する場合は、装置自体がウィルスに感染している可能性がある。この場合、ファイルデータの保存や転送等は行わず、受信した全てのファクスデータを印刷する処理に切り替えることも可能である。
[2.3 動作例]
次に、第2実施形態に係る動作例について図9を用いて説明する。図9は、図8のステップS140において変換パラメータを変更する際のデータファイルの変換パラメータの設定を受付けるパラメータ設定画面W40の一構成例を説明する図である。
パラメータ設定画面W40は、受信データの変換設定領域R40を含む。受信データの変換設定領域R40はファイル形式設定領域R401と、解像度設定領域R402と、カラー/モノクロ設定領域R403とを含む。
ファイル形式設定領域R401は、1回目のウィルス検出後に変更するファイル形式の選択を受付ける第1ファイル形式選択プルダウンメニューと、2回目のウィルス検出後に変更するファイル形式の選択を受付ける第2ファイル形式選択プルダウンメニューとを含む。図9は、1回目のウィルス検出後に変更するファイル形式が“TIFF”に設定され、2回目のウィルス検出後に変更するファイル形式が“PDF”に設定された例示である。
解像度設定領域R402は、1回目のウィルス検出後に変更する解像度の選択を受付ける第1解像度選択プルダウンメニューと、2回目のウィルス検出後に変更する解像度の選択を受付ける第2解像度選択プルダウンメニューとを含む。図9は、1回目のウィルス検出後に変更する解像度が“200×200dpi”に設定され、2回目のウィルス検出後に変更する解像度が“100×100dpi”に設定された例示である。
カラー/モノクロ設定領域R403は、1回目のウィルス検出後に変更するカラー/モノクロ設定の選択を受付ける第1カラー/モノクロ選択プルダウンメニューと、2回目のウィルス検出後に変更するカラー/モノクロ設定の選択を受付ける第2カラー/モノクロ選択プルダウンメニューとを含む。図9は、1回目と2回目とのウィルス検出後に変更するカラー/モノクロ設定が両方とも“モノクロ”に設定された例示である。
なお、図9は、図8のステップS130でのウィルスの検出回数Nの閾値を3回とした場合に対応するため、2回のパラメータ変更を可能とする例示であるが、ウィルスの検出回数Nの閾値に応じて受信データの変換設定領域R40での設定内容や設定序数は適宜変更可能である。
以上のように、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、ウィルスの検出回数の閾値に応じ、変換パラメータを変更して再度ファクスデータをデータファイルに自動的に変換することができる。そして、再変換したデータファイルにウィルスが検出されない場合は、当該データファイルを用いて保存・転送処理を行い、ウィルスの検出回数が所定の閾値に達した場合は、当該データファイルを削除する構成であるため、受信したファクスデータがウィルスに感染していたとしても当該ウィルスの拡散を防止することができる。
[3 第3実施形態]
第3実施形態は、インターネットファクスをファクスデータの受信回線とする形態である。
[3.1 機能構成]
[3.1.1 全体構成]
図10は、第3実施形態に係る複合機70を備えたファクス処理システム200の全体構成を概略的に説明する図である。ファクス処理システム200は、ファクス装置としての複合機70と端末装置50とを含む。複合機70と端末装置50とは、インターネット等のネットワークNW2を介してメールの送受信が可能となるように構成されている。なお、図10では、複合機70対して1台の端末装置50が接続された例示であるが、端末装置50は、複数台接続されていてもよく、異なるネットワークNWに接続されていてもかまわない。
[3.1.2 複合機70について]
図11は、複合機70の機能構成図である。複合機70は、複合機10の通信部21に替えて通信部71を備える。その他の構成は、複合機10と同一構成とすることができるため、同一の符号を付してここでの説明は省略する。
通信部71は、ファクス受信部211を含む通信部21の構成に加え、メール受信部711を備える。メール受信部711は、例えば、SMTP(Simple Mail transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)等の通信プロトコルに準じたメールや、Webブラウザを介したWebメール等を受信する。インターネットファクスでは、これらのメールにファクス画像に相当する電子データ(第3実施形態では、当該電子データをインターネットファクスデータと称する)を添付してファクス送受信が行われる。
[3.1.3 端末装置50について]
端末装置50は、例えば、ノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の情報処理装置として構成することができる。端末装置50は、複合機70に対し、メールに添付して電子データ(インターネットファクスデータ)を送信することが可能な構成であれば、特に限定されるものではなく、市場で流通する一般的な端末装置を用いることができるため、ここでの機能構成に関する説明は省略する。
[3.2 処理の流れ]
次に、第3実施形態に係る処理の流れについて図12のフローチャートを用いて説明する。なお、図12で説明する処理は、制御部11がジョブ制御プログラム251、表示処理プログラム252、データ変換プログラム253、ウィルス対策プログラム254、処理判定プログラム255等を読み出すことで実行する処理である。
なお、インターネットファクスをファクスデータの受信回線とする場合、図4、図5で例示した、受信回線選択領域R101又は受信回線選択領域R201のインターネットファクスチェックボックスにチェックを付すことで、ファクスデータの受信回線としてインターネットファクス回線を選択することができる。
まず、制御部11は、インターネットファクスデータを受信したか否かを判定する(ステップS310)。この場合、制御部11は、通信部71のメール受信部711を介してインターネットファクスデータを受信したか否かを判定する。
制御部11は、インターネットファクスデータを受信したと判定した場合、当該インターネットファクスデータをファクスデータ記憶領域2561に記憶する(ステップS310;Yes→ステップS320)。このとき、インターネットファクスデータがTIFF形式等のファイルデータである場合、制御部11は、ファイルデータを構成するヘッダや、IFD(Image File Directory)等を取り除いた画素データのみをファクスデータとしてファクスデータ記憶領域2561に記憶してもよいし、TIFF形式のファイルデータをそのままファクスデータ記憶領域2561に記憶することも可能である。一方、インターネットファクスデータを受信していないと判定した場合、制御部11はインターネットファクスデータを受信するまで待機する(ステップS310;No)。
次に、制御部11は、受信したインターネットファクスデータが印刷処理に係るインターネットファクスデータであるか否かを判定する(ステップS330)。
受信したインターネットファクスデータが印刷処理に係るインターネットファクスデータであると判定した場合、制御部11は、画像形成部17等を制御し、当該インターネットファクスデータに係るファクス画像を印刷して処理を終了する(ステップS330;Yes→ステップS340)。
一方、受信したインターネットファクスデータが印刷処理に係るインターネットファクスデータではないと判定した場合、制御部11は、受信したインターネットファクスデータを、例えば、TIFF形式等の所定のファイル形式のインターネットデータファイルに変換する(ステップS330;No→ステップS350)。なお、ステップS320において、TIFF形式のファイルデータをそのままインターネットファクスデータとしてファクスデータ記憶領域2561に記憶した場合、ステップS350の処理は省いてもかまわない。また、受信したインターネットファクスデータが印刷処理に係るインターネットファクスデータではないと判定した場合は、受信したインターネットファクスデータを、例えば、TIFF形式等の所定のファイル形式のインターネットデータファイルに変換後、もしくはファクスデータ記憶領域2561に記憶されているTIFF形式のファイルデータについて、無条件にウィルス検疫を行ってもよい。その場合、後述のステップS360、ステップS410、ステップS420は省略される。
次いで、制御部11は、例えば、不図示のシステム設定等を参照し、ウィルス検疫設定が有効であるか否かを判定する(ステップS360)。ウィルス検疫設定が有効であると判定した場合、制御部11は、変換したインターネットデータファイルに対してウィルス検疫を行う(ステップS360;Yes→ステップS370)。
制御部11は、ウィルス検疫において、ウィルスを検出したか否かを判定する(ステップS380)。ウィルスを検出したと判定した場合、ウィルスを検出した旨と当該インターネットデータファイルを削除する旨をユーザに対して通知する(ステップS380;Yes→ステップS390)。この場合、制御部11は、装置管理者や、保存・転送処理の相手先に対してウィルス検出に伴うインターネットデータファイルの削除の旨を通知してもよい。そして、制御部11は、インターネットデータファイルを削除し、処理を終了する(ステップS400)。なお、ステップS320において、TIFF形式のファイルデータをそのままインターネットファクスデータとしてファクスデータ記憶領域2561に記憶した場合、感染源であるインターネットファクスデータも併せて削除するのが好ましい。なお、ウィルスを検出したと判定した場合は、無条件にインターネットデータファイルを削除してもよい。その場合、ステップS390は省略される。
ところで、ウィルス検疫設定が無効であると判定した場合(ステップS360;No)、ウィルスを検出しなかった場合(ステップS380;No)、制御部11は、インターネットデータファイルをデータファイル記憶領域2562に記憶する(ステップS410)。このとき、制御部11は、当該インターネットデータファイルを保存・転送処理に適したインターネットデータファイルへの変換を更に行ってもよい。例えば、転送用(配布用)のファイル形式としてPDF形式が好ましい場合は、制御部11はインターネットデータファイルを、TIFF形式からPDF形式に変換することができる。また、保存・転送用のデータファイルが高解像度を要しない文字や画像等から構成されるファクス画像である場合、同ファイル形式で解像度を変更したインターネットデータファイルに変換することも可能である(例えば、400×400dpiのTIFF形式→200×200dpiのTIFF形式)。
そして、制御部11は、保存・転送処理を実行して処理を終了する(ステップS420)。
以上のように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、インターネットファクスをファクスデータの受信回線とした場合において、受信したファクスデータがウィルスに感染していたとしても当該ウィルスの拡散を防止することができる。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。例えば、第3実施形態に係るインターネットファクスをファクスデータの受信回線とする態様において、インターネットデータファイルにウィルスが検出された場合に、変換パラメータを変更して再度インターネットファクスデータをインターネットデータファイルに変換する構成(第2実施形態)を組み合わせることも無論可能である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。実施形態では、マルチタスク処理により、複数のプログラムが必要に応じて同時に実行される装置を想定している。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray(登録商標)Disc等))、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本開示の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本開示に含まれるのは勿論である。
10、70 複合機
11 制御部
13 表示部
15 操作入力部
17 画像形成部
19 画像読取部
21、71 通信部
211 ファクス受信部
711 メール受信部
25 記憶部
251 ジョブ制御プログラム
252 表示処理プログラム
253 データ変換プログラム
254 ウィルス対策プログラム
255 処理判定プログラム
256 データ記憶領域
2561 ファクスデータ記憶領域
2562 データファイル記憶領域
2563 ジョブログ記憶領域
30 送信側ファクス装置
50 端末装置

Claims (9)

  1. ファクスデータの受信が可能な受信部と、
    受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換する変換部と、
    前記データファイルに対するウィルス検疫を制御する制御部とを備えることを特徴とするファクス装置。
  2. 前記制御部は、
    受信した前記ファクスデータを処理対象とする処理が、前記ウィルス検疫を要しない処理である場合、前記データファイルへの変換を制限することを特徴とする請求項1に記載のファクス装置。
  3. 前記ウィルス検疫を要しない処理は、印刷処理であることを特徴とする請求項2に記載のファクス装置。
  4. 前記制御部は、
    前記データファイルからウィルスを検出した場合、当該データファイルを削除することを特徴とする請求項1に記載のファクス装置。
  5. 前記変換部は、
    受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式の第1のデータファイルと、当該第1のデータファイルとは変換パラメータが異なる第2のデータファイルとに変換が可能であって、
    前記制御部は、
    前記第1のデータファイルからウィルスを検出した場合、前記第2のデータファイルに対するウィルス検疫を行うことを特徴とする請求項1に記載のファクス装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第2のデータファイルからウィルスを検出した場合、当該第2のデータファイルを削除し、
    前記変換部は、
    前記ファクスデータを前記第2のデータファイルとは変換パラメータが異なる第3のデータファイルに変換することを特徴とする請求項5に記載のファクス装置。
  7. 前記制御部は、
    前記データファイルから前記ウィルスを検出しなかった場合、前記データファイルを処理対象とする処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のファクス装置。
  8. 前記データファイルを処理対象とする処理は、保存処理又は転送処理の何れかであることを特徴とする請求項7に記載のファクス装置。
  9. ファクスデータを受信し、
    受信した前記ファクスデータを所定のファイル形式のデータファイルに変換し、
    前記データファイルに対するウィルス検疫を制御することを特徴とするファクス処理方法。
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