JP2023167831A - 遊星減速機 - Google Patents

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健 加藤
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Abstract

Figure 2023167831000001
【課題】組立容易で構成ギアどうしの歯合状態が良好な遊星減速機を得る。
【解決手段】筒状のハウジング3と、ハウジング3に取り付けられ出力軸を有するモータと、ハウジング3に内蔵され出力軸に接続されたサンギアと、サンギアに歯合するプラネタリギアPGと、プラネタリギアPGを軸支しつつハウジング3に回転支持されるキャリアCと、プラネタリギアPGに歯合するリングギアRGと、を備え、リングギアRGのうち出力軸の回転軸心Xに沿ってモータに対向する部位とモータとの間に、リングギアRGに対する第1位置合せ部P1およびモータに対する第2位置合せ部P2を有する板状のセット部材Pが設けられている遊星減速機U。
【選択図】図2

Description

本発明は、サンギアとしてのモータの出力軸を遊星歯車機構のプラネタリギアに歯合させつつ組付ける構成の遊星減速機に関する。
従来、このような遊星減速機としては、例えば特許文献1に示すものがある(図1参照)。
この装置は、遊星歯車機構3とねじ機構4を用いたブレーキ用ピストンポンプである。図1によれば、取付基部となる油圧ブロック21にシリンダ7が挿入固定され、シリンダ7の内部にピストン5が往復移動可能に設けられている。ピストン5の内部には雄ねじ状のスピンドル9が挿入され、ピストン5の天井部にスピンドル9の先端が係入することで両者は一体化している。ピストン5の壁部とスピンドル9の外面との隙間には雌ねじ部を有する筒状のナット8が、スピンドル9の雄ねじ部と螺合する状態に挿入されている。このナット8を回転することによりスピンドル9およびピストン5が直線移動する。
ナット8は遊星歯車機構3のキャリアであり、ベアリングを介してシリンダ7に軸支されている。キャリアには、複数のプラネタリギアが軸支されており、このプラネタリギアはその外方に設けられたリングギアと歯合している。また、プラネタリギアの中央にはサンギアが歯合しており、このサンギアにはモータ2の出力軸が係合している。
モータ2のカップ状のハウジングは取付ネジによって油圧ブロック21に固定されている。固定に際してはモータハウジングの位置決めを行うべく、モータハウジングの開口部近傍において、モータハウジングの内面とシリンダ7の外面との間に環状プレートが配置されている。この環状プレートは、その内縁はシリンダ7の外面に溶着されており、外縁はモータハウジングの開口部と当接する。これにより、環状プレートはモータハウジングとシリンダ7との芯出し機能を有するとも推測される。また、モータを油圧ブロック21に固定する際には、外縁がモータハウジングの開口端部に押され、幾分変形して所定の弾性力を発揮する。これにより固定ネジの緩み止め効果が発揮されるとも推測される。
米国特許第10,941,764B2号公報
上記従来の遊星減速機にあっては、シリンダ7の一方端に遊星歯車機構3が設けてあり、この遊星歯車機構3に対してモータ2が取り付けられる。モータの駆動部はモータハウジングの奥側に位置しており、出力軸もモータハウジングの開口部から所定距離だけ奥の位置となる。一方、モータハウジングの芯出しを行う環状プレートはモータハウジングの開口部にある。
図1から明らかなように、モータおよびモータハウジングの構造上、モータの出力軸を遊星歯車機構3に係合させ、モータハウジングを油圧ブロック21に取り付けるには、まず、出力軸をサンギアの中央にある係止孔に係合させ、その後にモータハウジングの開口部を環状プレートに外挿させつつ油圧ブロック21に固定する必要がある。
ただし、この取付作業においては、出力軸とサンギアとの係合部を見ることができず、作業者は手探りでモータの取付作業を行う必要がある。この場合に、環状プレートの中心とモータハウジングの開口部の中心とを心合わせするが、出力軸とサンギアとの係合部は環状プレートから回転軸心に沿って離れた場所にある。よって、当該係合作業が煩雑なものとなる。
また、モータと遊星歯車機構との位置合わせ精度が悪いと、遊星歯車機構での異音や振動の発生原因となり、各回転部材の異常摩耗の原因ともなる。さらに、サンギアから出力軸が抜け出ないように、サンギアに対して出力軸を打ち込む必要がある場合には、圧入固定時にバリや粉塵が発生する可能性もある。
このように、上記従来の遊星減速機においては、種々の解決すべき課題を有しており、組み立てが容易で構成ギアどうしの適切な歯合状態を得ることができる遊星減速機が求められていた。
(特徴構成)
本発明に係る遊星減速機の特徴構成は、
筒状のハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ出力軸を有するモータと、
前記ハウジングに内蔵され前記出力軸に接続されたサンギアと、
前記サンギアに歯合するプラネタリギアと、
前記プラネタリギアを軸支しつつ前記ハウジングに回転支持されるキャリアと、
前記プラネタリギアに歯合するリングギアと、を備え、
前記リングギアのうち前記出力軸の回転軸心に沿って前記モータに対向する部位と前記モータとの間に、前記リングギアに対する第1位置合せ部および前記モータに対する第2位置合せ部を有する板状のセット部材が設けられている点にある。
(効果)
このようなセット部材を設けることで、ハウジングに取り付けられたリングギアに対するモータの位置合わせが容易となる。例えば、モータの出力軸とリングギアとを正確に同軸心状に配置することができる。よって、遊星減速機のギアどうしの歯合状態が最適化され、過度の摩擦やバックラッシュの発生を抑えることができる。
また、セット部材が板状であるため、プラネタリギアの側面に位置することとなり、プラネタリギアを支持するピン部材がキャリアから抜け出すのを防止することができる。
さらに、板状構造のため遊星歯車機構に塗布されているグリス等がモータの側に飛散するのを防止することができる。
(特徴構成)
本発明に係る遊星減速機にあっては、前記セット部材が円盤状の部材であり、前記第1位置合せ部が、前記セット部材と前記リングギアに対して振り分け形成され、前記回転軸心と同軸心状に形成され互いに嵌合する環状の芯出し凸部および芯出し凹部と、前記セット部材と前記リングギアのうち前記回転軸心から径方向に離間した位置に振り分け形成された互いに係合する第1凸部および第1凹部とを備えており、前記第2位置合せ部が、前記セット部材と前記モータのうち前記回転軸心から径方向に離間した位置に振り分け形成され、互いに係合する第2凸部および第2凹部を少なくとも二組備えた構成とすることができる。
(効果)
本構成であれば、セット部材をリングギアに取り付ける際に、環状の芯出し凸部および芯出し凹部を用いて両者を回転軸心に対して同軸心状に容易に配置することができる。同時に、第1凸部と第1凹部を係合させることで、リングギアに対するセット部材の相対回転位相を固定することができる。
また、セット部材とモータとの間では、少なくとも二組の第2凸部および第2凹部によって両者の相対位置および相互回転を規制することができる。これらにより、モータの取付作業性を高めることができる。
(特徴構成)
本発明に係る遊星減速機にあっては、前記第1凸部および前記第1凹部のうち前記セット部材に設けられたものに対し、前記第2凸部および前記第2凹部のうち前記セット部材に設けられたものが、前記回転軸心に直交する方向視において前記モータの近くに設けられていると好都合である。
(効果)
本構成の遊星減速機は、ハウジングに取り付けられたリングギアに対してセット部材を取り付け、更にモータを取り付ける。この場合、本構成の如くセット部材におけるリングギアあるいはモータに対する位置合せ部の位置が夫々リングギアやモータに近いことで、順次行う係合作業が容易となる。このように、セット部材およびモータを順次取り付けるだけで、これら部材の位置合わせが同時に行われるから、遊星減速機の組立工数削減が可能となる。
(特徴構成)
本発明に係る遊星減速機にあっては、前記第2凸部が、前記セット部材に二つ設けられ、前記モータに向けて突出形成された円柱状の部位であり、前記第2凹部が、前記モータに二つ設けられ、一方の開口形状が円形であり、他方の開口形状が、当該二つの前記第2孔部を結ぶ仮想線に沿った長径を持つトラック形状であると好都合である。
(効果)
本構成であれば、モータの装着時に、先ず第2凸部の一方に第2凹部のうち円形の孔部を係合させ、次に、この第2凹部を中心にモータを回転させることで他方の第2凸部にトラック形状の第2凹部を簡単に係合させることができる。トラック形状としたのは、円形の第2凹部の係合位置を中心にモータを回転させる際に当該回転の軌跡を固定したうえで、トラック形状の第2凹部について特に当該回転方向のガタ付きを無くすためである。本構成であれば、モータの取付作業を極めて容易にしつつ正確な位置への取付けが可能となる。
第1実施形態に係る遊星減速機の構成を示す断面図 第1実施形態に係るセット部材の構成を示す分解斜視図 第1実施形態に係るセット部材の構成を示す分解斜視図 第1実施形態に係るセット部材の構成を示す説明図 第2実施形態に係るセット部材を示す斜視図
〔第1実施形態〕
(概要)
本発明に係る遊星減速機Uは、内部機構に遊星歯車機構を備え、モータMなど他の装置から入力された駆動回転を減速しつつ他の装置に出力するものである。本発明に係る第1実施形態に係る遊星減速機Uを図1乃至図4に示す。
図1に示す遊星減速機Uは、例えば直動アクチュエータAに用いられ、ここでは、ねじ機構1によって往復移動可能なピストン2に回転駆動を与えるべく、ハウジング3の内部に配置されている。ハウジング3には、出力軸4を有するモータMが接続されている。出力軸4には遊星減速機UのサンギアSGが接続されている。サンギアSGには複数のプラネタリギアPGが歯合し、これらプラネタリギアPGはキャリアCに軸支されつつハウジング3に回転支持されている。また、プラネタリギアPGの外周ではリングギアRGが歯合している。
本構成の遊星減速機Uでは、ハウジング3の一方の開口から、ピストン2が挿入され、それに続けて遊星減速機Uが取り付けられる。ピストン2の端部には凸状の係合部21が形成され、この係合部21に対してキャリアCのボス部Caが外挿係合される。また、ボス部Caには、キャリアCの外周部に設けたベアリングBの側面に当接してキャリアCの押し込み位置を規定する環状板5が外挿してある。
キャリアCに続けてリングギアRGを挿入する。リングギアRGの外周面をハウジング3の内面に位置合わせし、複数のプラネタリギアPGにリングギアRGを歯合させつつ押し込む。リングギアRGのうち、挿入方向に沿った手前側にはフランジRGfが一体形成してあり、このフランジRGfのうち遊星減速機Uの回転軸心Xと直交する面がハウジング3の開口部近傍の環状面3aに当接する。フランジRGfは環状面3aに対して複数のボルト6によって固定される。
リングギアRGの固定に続けてモータMを取り付ける。モータMの出力軸4には複数のプラネタリギアPGの間に挿入され、各プラネタリギアPGと歯合するサンギアSGが取り付けられている。モータMにはモータフランジMfが形成してあり、モータMのサンギアSGをプラネタリギアPGに位置合わせしつつモータMをハウジング3に当接させた後、ハウジングフランジ3fとモータフランジMfとを第2ボルト7を用いて締結する。
(セット部材)
図1乃至図3に示すように、本発明にあっては、リングギアRGとモータMとの間に円盤状のセット部材Pを設けてある。セット部材Pは、リングギアRGのうち回転軸心Xに沿ってモータMに対向する部位とモータMとの間に置かれ、リングギアRGに対する第1位置合せ部P1と、モータMに対する第2位置合せ部P2とを備えている。
このうち第1位置合せ部P1は、リングギアRGに設けた環状の芯出し凸部RGaと、この芯出し凸部RGaと嵌合するようにセット部材Pの周縁に設けられた芯出し凹部Paとを備えている。芯出し凸部RGaはモータMのサンギアSGが挿入される開口部の周囲に沿って例えば3~5mm程度突出している。芯出し凹部Paは芯出し凸部RGaと嵌合できるだけの深さを備えていればよいが、本実施形態では、芯出し凸部RGaの突出長さよりも深く形成してあり、芯出し凹部Paの先端がリングギアRGのフランジRGfに当接するように構成してある。この芯出し凸部RGaおよび芯出し凹部Paを設けることで、セット部材PをリングギアRGに取り付ける際に、両者を回転軸心Xに対して同軸心状に容易に配置することができる。
第1位置合せ部P1は、さらに、セット部材PとリングギアRGとの相対回転を規制するよう回転軸心Xから径方向に離間した位置に振り分け形成された互いに係合する第1凸部RGbおよび第1凹部Pbとを備えている。第1凸部RGbはリングギアRGのフランジRGfに設けた円柱状の突起であり、第1凹部Pbは、セット部材Pの周縁部に設けた略円形の切欠きである。これら第1凸部RGbと第1凹部Pbを係合させることで、リングギアRGに対するセット部材Pの相対回転位相を固定することができる。
尚、上記芯出し凸部RGaと芯出し凹部Pa、および、第1凸部RGbと第1凹部Pbは、セット部材PとリングギアRGとに振り分けて形成されていればよく、形成されるべき部材の組み合わせは任意である。
一方、セット部材PとモータMとの間には、互いの位置合わせを行い、相対回転を規制する第2位置合せ部P2が形成してある。例えば、セット部材Pの周縁部の二箇所に円柱状の第2凸部Pcが設けられ、モータMのうち回転軸心Xから径方向に離間した位置に、二箇所の第2凹部Mcが設けられている。
図3に示すように、二つの第2凸部Pcは同じ円柱状の部材であるが、第2凹部Mcは、一方が円形の開口を有するもの(Mc1)であり、他方がトラック形状の開口を有するもの(Mc2)である。トラック形状の第2凹部Mc2は、図4に示すように、二つの第2凹部Mcを結ぶ仮想線Lに沿った長径を持つように形成されている。
本構成であれば、モータMの装着時に、先ず第2凸部Pcの一方に円形の第2凹部Mc1を係合させ、次に、この第2凹部Mc1を中心にモータMを回転させることで他方の第2凸部Pcにトラック形状の第2凹部Mc2を簡単に係合させることができる。トラック形状としたのは、円形の第2凹部Mc1の係合位置を中心にモータMを回転させる際に当該回転の軌跡を固定したうえで、トラック形状の第2凹部Mc2について特に当該回転方向のガタ付きを無くすためである。本構成であれば、セット部材PとモータMとの相対位置および相互回転を規制しつつモータMの取付作業を極めて容易にし、正確な位置への取付けが可能となる。
尚、セット部材Pは、リングギアRGおよびモータMに対して位置決め配置されるものの、リングギアRGやモータMと分離しないように強固に固定されるものではない。図1に示すように、モータMが遊星減速機Uのハウジング3に取り付けられた状態では、セット部材Pは第1位置合せ部P1および第2位置合せ部P2によってリングギアRGおよびモータMの間で位置固定される。モータMが遊星減速機Uのハウジング3に固定された状態では、モータMの出力軸4はキャリアCの回転軸心Xと同心状となるから、その後、セット部材Pが特段の機能を発揮するものではない。
尚、第1凹部Pbおよび二つの第2凸部Pcは、共にセット部材Pの周縁部に設けられているが、第1凹部Pbはセット部材PのうちリングギアRGの側に偏位し、第2凸部Pcはセット部材PのうちモータMの側に偏位している。つまり、回転軸心Xに直交する方向視において第1凹部Pbと第2凸部Pcは、回転軸心Xの延出方向に沿って異なる位置にある。このようにすることで、リングギアRGに対するセット部材Pの係合、および、これに続くセット部材Pに対するモータMの順次係合が容易となり、遊星減速機Uの組立工数削減が可能となる。
以上の如く、第1位置合せ部P1および第2位置合せ部P2を設けることで、ハウジング3に取り付けられたリングギアRGに対するモータMの位置合わせが容易となる。つまり、モータMに接続されたサンギアSGとリングギアRGとを正確に同軸心状に配置することができ、遊星減速機Uのギアどうしの歯合状態が最適化され、過度の摩擦やバックラッシュの発生を抑えることができる。
また、セット部材Pが板状であるため、プラネタリギアPGの側面に位置することとなり、プラネタリギアPGを支持するピン部材CpがキャリアCから抜け出すのを防止することができる。
さらに、板状構造のため遊星歯車機構に塗布されているグリス等がモータMの側に飛散するのを防止することができる。
〔第2実施形態〕
図5には、別形状のセット部材Pを用いた遊星減速機Uの例を示す。
ここでのセット部材Pは、図2、図3のセット部材Pにおける第1凸部RGbおよび第1凹部Pbとは異なる構成を備えている。
本実施形態では、セット部材Pの周縁に沿った三箇所に第1凹部Pbとしての長円状の切欠きPb1が形成してある。切欠きPb1は、セット部材Pの周囲に設けられた芯出し凹部Paの一部を切り欠くものである。切欠きPb1にはリングギアRGをハウジング3に固定している二本のボルト6が第1凸部RGbとして係合する。図5に示すように、このボルト6には六角形の頭部と一体に円形の鍔部6aが設けられており、鍔部6aが切欠きPb1とガタ付きなく係合する。
尚、セット部材Pには、リングギアRGに対する芯出し凹部Paが形成されているが、切欠きPb1の三つをセット部材Pの周縁部に正確に配置し、また、リングギアRGに対するボルト6の締結位置が正確であれば、各ボルト6と切欠きPb1とを係合させることでリングギアRGに対するセット部材Pの芯出しが可能である。よって、その場合には芯出し凸部RGaおよび芯出し凹部Paを省略することができる。
また、セット部材PとモータMとに設ける第2位置合せ部P2は、第1実施形態に示すものを少し変形し、二つの第2凸部Pcをセット部材PのうちモータMに対向する面上に形成する。これにより、セット部材Pの形状をさらに簡略化することができる。尚、モータMに設ける第2凹部Mcは図3に示したものと同様に構成することができる。
本発明の遊星減速機は、例えばモータの出力軸に接続したサンギアを、遊星歯車機構のプラネタリギアに歯合させつつモータを組付ける構成のものに広く用いることができる。
3 ハウジング
4 出力軸
C キャリア
L 仮想線
M モータ
Mc 第2凹部
P セット部材
P1 第1位置合せ部
P2 第2位置合せ部
Pa 芯出し凹部
Pb 第1凹部
Pc 第2凸部
PG プラネタリギア
RG リングギア
RGa 芯出し凸部
RGb 第1凸部
SG サンギア
U 遊星減速機
X 回転軸心

Claims (4)

  1. 筒状のハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ出力軸を有するモータと、
    前記ハウジングに内蔵され前記出力軸に接続されたサンギアと、
    前記サンギアに歯合するプラネタリギアと、
    前記プラネタリギアを軸支しつつ前記ハウジングに回転支持されるキャリアと、
    前記プラネタリギアに歯合するリングギアと、を備え、
    前記リングギアのうち前記出力軸の回転軸心に沿って前記モータに対向する部位と前記モータとの間に、前記リングギアに対する第1位置合せ部および前記モータに対する第2位置合せ部を有する板状のセット部材が設けられている遊星減速機。
  2. 前記セット部材が円盤状の部材であり、
    前記第1位置合せ部が、前記セット部材と前記リングギアに対して振り分け形成され、前記回転軸心と同軸心状に形成され互いに嵌合する環状の芯出し凸部および芯出し凹部と、
    前記セット部材と前記リングギアのうち前記回転軸心から径方向に離間した位置に振り分け形成された、互いに係合する第1凸部および第1凹部とを備えており、
    前記第2位置合せ部が、前記セット部材と前記モータのうち前記回転軸心から径方向に離間した位置に振り分け形成され、互いに係合する第2凸部および第2凹部を少なくとも二組備えている請求項1に記載の遊星減速機。
  3. 前記第1凸部および前記第1凹部のうち前記セット部材に設けられたものに対し、前記第2凸部および前記第2凹部のうち前記セット部材に設けられたものが、前記回転軸心に直交する方向視において前記モータの近くに設けられている請求項2に記載の遊星減速機。
  4. 前記第2凸部が、前記セット部材に二つ設けられ、前記モータに向けて突出形成された円柱状の部位であり、
    前記第2凹部が、前記モータに二つ設けられ、一方の開口形状が円形であり、他方の開口形状が、当該二つの前記第2凹部を結ぶ仮想線に沿った長径を持つトラック形状である請求項2または3に記載の遊星減速機。
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