JP2023167164A - ガス栓用保護ケース - Google Patents

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忠良 西川
Tadayoshi Nishikawa
充志 木村
Mitsuji Kimura
典之 湯澤
Noriyuki Yuzawa
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Abstract

【課題】壁面に固定されるガス栓に装着させてガス栓を保護する保護ケースに関し、ガス栓の不使用時にはガス栓全体を確実に覆った状態に保持でき、ガス栓の使用時には容易に開放してプラグ部へのソケットの接続を可能にするガス栓用保護ケースを提供する。【解決手段】壁面に添設固定され且つ正面側及び下方に開放する基体ケース(1)と、基体ケース(1)の上方延設部の両側部に回動自在に軸支される可動ケース(2)とからなり、可動ケース(2)を閉塞方向へ回動させて基体ケース(1)の正面側と下方を閉塞した閉塞姿勢にて、可動ケース(2)を下方へ移動させたとき、可動ケース(2)は前記閉塞姿勢にロックされ、前記閉塞姿勢にある可動ケース(2)を上方へ移動させることにより前記ロック状態は解除されるロック機構が設けられていること。【選択図】 図2

Description

本発明は、壁面に固定されたガス栓に被覆させて保護するガス栓用保護ケースに関する。
上流側の配管接続部が壁板を水平に貫通し且つ下流側のソケット接続用のプラグ部が下方に向く姿勢で壁面に固定されるガス栓に、保護ケースを装着させたものとして、実開平3-80179号に開示のものがある。
このものでは、壁面に固定されたガス栓の正面、両側面及び上面を覆うように保護ケースを壁面に取り付けることによって、ガス栓を直射日光や風雨又は塵芥や外的衝撃等から保護することができ、ガス栓を使用する際には、保護ケースの下方開放部からソケットを挿入させてプラグ部に接続させることができる。
実開平3-80179号公報
しかしながら、上記した従来の保護ケースでは、前記下方開放部から保護ケース内に、塵や土埃、雨水の跳ね返りや虫等の異物が侵入するおそれがある。特に、ガス栓の不使用時に、これら異物が侵入し、プラグ部の先端に付着することで汚損されたり、又は、故意にいたずらされたりした場合には、ソケットを接続したときに不具合を生じさせる問題がある。よって、上記した従来の保護ケースでは、ソケットを接続させないガス栓の不使用状態においては、プラグ部の保護が不十分であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、壁面に固定されるガス栓に装着させてガス栓を保護する保護ケースであって、ガス栓の不使用時には、プラグ部を含むガス栓全体を確実に覆った状態に保持でき、ガス栓の使用時には、プラグ部側を容易に開放させて前記プラグ部へのソケットの接続を可能にするガス栓用保護ケースを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、
上流側の配管接続用の配管接続部が壁板を水平に貫通し且つ、下流側のソケット接続用のプラグ部が下を向く姿勢にて、前記配管接続部の基端部近傍に張り出させた鍔部で壁面に固定されるガス栓を被覆して保護する保護ケースであって、
前記鍔部の周囲を囲むように前記壁面に添設固定される壁面取付枠と、前記プラグ部の左右側方を覆う左右板と、前記プラグ部の上方を覆う上板とからなり、正面側及び下方に開放する基体ケースと、
前記基体ケースの上端近傍に揺動自在に軸支され、前記基体ケース側へ揺動させた閉塞姿勢にて、前記左右板をそれぞれ外側から被覆する左右被覆壁と、前記左右被覆壁に連続し且つ前記プラグ部の正面側を覆う正面壁と、前記左右被覆壁と前記正面壁に連続し且つ前記プラグ部の下方を覆う下被覆壁とを有する可動ケースとからなり、
前記基体ケースの前記上端近傍の両外側面又は前記可動ケースの左右被覆壁の内面上端近傍のどちらか一方に突設された軸部と、どちらか他方に設けられ且つ前記軸部が嵌まり込んで上下方向に移動可能な軸受溝とから軸支部が構成され、
前記軸部を前記軸受溝に沿って下方へ移動させたとき、前記可動ケースが前記閉塞姿勢にロックされるロック機構が設けられ、前記ロック機構によるロック状態は、前記軸部を前記軸受溝に沿って上方へ移動させると解除可能に設定されていることである。
上記手段は次のように作用する。
ガス栓は、配管接続部が壁板を水平に貫通し且つプラグ部が下方に向く姿勢となるように鍔部で壁面に固定され、この鍔部を囲むように、基体ケースの壁面取付枠が壁面に取り付けられる。
基体ケースと可動ケースとは、基体ケースの上端近傍の両外側面又は前記両外側面を覆う可動ケースの左右被覆壁の内面上端近傍のどちらか一方に設けた軸部が、どちらか他方に設けた軸受溝に嵌め込まれて揺動自在に軸支される態様で一体となる。プラグ部にソケットを接続させないガス栓の不使用時には、可動ケースを基体ケース側へ揺動させて閉塞姿勢とする。この閉塞姿勢にある可動ケースが自重により又は手動による下方への移動に伴って、軸部が軸受溝に沿って下方へ移動すると、ロック機構がロック状態となって可動ケースは閉塞姿勢に保持される。
前記閉塞姿勢にて、前記プラグ部の上方は基体ケースの上板で、正面側と下方は可動ケースの正面壁と下被覆壁で、プラグ部の左右両側方は、基体ケースの左右板と可動ケースの左右被覆壁で二重に覆われた被覆状態となる。
閉塞姿勢にある可動ケースを上方へ移動させると、軸部が軸受溝に沿って上方へ移動すると共に前記ロック状態は解除される。ロック解除後に可動ケースを正面側へ揺動させて、プラグ部の下方が開放する開放姿勢とすれば、プラグ部にソケットを接続してガス栓を使用することができる。
また、ソケットを取り外すときは、可動ケースをソケット全体が露出するまで正面側へ大きく揺動させればソケットをプラグ部から容易に取り外すことができる。ソケットを取り外した後は、可動ケースから手を離すと、可動ケースは自重により閉塞方向に揺動した後、下方へ落下し、自動的にロックがかかる。なお、この作業は手動で行っても良い。
上記ガス栓用保護ケースにおいて、好ましくは、『前記ロック機構は、前記基体ケースの左右板の外面と、前記可動ケースの左右被覆壁の内面のどちらか一方に設けられた係合部と、どちらか他方に設けられる被係合部とからなり、
前記閉塞姿勢にある可動ケースを下方へ移動させると、前記係合部と被係合部とが係合し、前記閉塞姿勢にある可動ケースを上方へ移動させると、前記係合部と被係合部との係合が解除されるように設定されている』ことである。
ロック機構を構成する係合部と被係合部を、基体ケースの左右板の外面と可動ケースの左右被覆壁の内面とにそれぞれ設ける構成としたから、ロック機構のための部材や装置を別途設ける必用がなく、容易に且つ安価にロック機構を構成することができる。
上記ガス栓用保護ケースにおいて、好ましくは、『前記係合部は、前記可動ケースの左右被覆壁の開放端縁から内方へ突設させた凸部とし、
前記被係合部は、前記基体ケースの左右板の外面に形成される凹溝とし、
前記凹溝は、前記左右板の正面側端縁から前記壁面取付枠に至る横溝と、前記横溝の前記壁面取付枠側の端部から下方へ連続する縦溝とから略L字状に形成されている』ことである。
前記可動ケースを閉塞方向へ揺動させると、可動ケースの左右被覆壁の開放端縁に設けた凸部が、基体ケースの左右板の外面に設けた略L字状の凹溝のうち、横溝内を横方向に移動することにより、可動ケースを基体ケース側へスムーズに揺動させて閉塞姿勢とすることができる。可動ケースが閉塞姿勢となった時点で、凸部を横溝の前記壁面取付枠側の端部から下方へ連続させた縦溝内へ移動させると、凸部の横方向への移動が阻止される。これにより、可動ケースの開放方向への揺動が阻止され、閉塞姿勢にてロックされた状態となる。
このように、ロック機構を凸部と凹溝とで構成することにより、より一層容易に且つ安価にロック機構を設けることができる。
上記ガス栓用保護ケースにおいて、好ましくは、『前記ロック機構は、前記基体ケースの壁面取付枠の下端部と、前記可動ケースの前記下被覆壁の開放端縁のどちらか一方に設けられた係合部と、どちらか他方に設けられる被係合部とからなり、
前記閉塞姿勢にある可動ケースを下方へ移動させると、前記係合部と被係合部とが係合し、前記閉塞姿勢にある可動ケースを上方へ移動させると、前記係合部と被係合部との係合が解除されるように設定されている』ことである。
このものも、ロック機構のための部材や装置を別途設ける必用がなく、容易に且つ安価にロック機構を構成することができる。
以上のように、基体ケースに対して可動ケースを閉塞姿勢とすることで、壁面に固定されたガス栓のプラグ部の先端を含む全体を完全に覆うことができ、また、ロック機構により前記閉塞姿勢を維持することができるようにしたから、閉塞姿勢にある可動ケースが、風や悪戯等によって不用意に揺動して開放する不都合がなく、特に屋外壁面にガス栓を設置するような場合には、ガス栓を直射日光や風雨から確実に保護することができると共に、土埃や塵芥、又は、虫等がプラグ部に付着する不都合を防止することができる。これにより、ガス栓を、長期に渡って、操作性が損なわれることなく、常に安定した状態で保護することができる。
また、ガス栓を壁面に固定させている鍔部の周囲を囲むように、基体ケースの壁面取付枠を壁面に取り付け可能とすることで、既設のガス栓に保護ケースを容易に施工することができ、保護ケースが汚れたり、疵が付いたりした場合には、ガス栓を壁面に設置させた状態のまま基体ケースや可動ケースの取り換えや修理が可能であるから、メンテナンスも容易となる。
本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの取付状態を示す断面図であり、ロック機構は非ロック状態にある。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの可動ケースを開放姿勢とした状態を示す斜視図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの可動ケースを開放姿勢とした状態を示す正面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの可動ケースを開放姿勢とした状態を示すロック機構の説明図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの可動ケースが閉塞姿勢にあり且つロック機構は非ロック状態にある部分断面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースで被覆させたガス栓にソケットを接続させたガス栓の使用状態を示す側面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースの可動ケースが閉塞姿勢にあり且つロック機構がロック状態にある部分断面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用保護ケースのロック機構の他の例を示す側面図であり、(A)が非ロック状態、(B)がロック状態を示している。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態にて採用したガス栓は、図1及び図2に示すように、上流側の配管接続用の配管接続部(41)から下流側のソケット接続用のプラグ部(4)に至るガス流路が略L字状に形成されたガス栓であり、壁板(5)に設けられた開口(50)に配管接続部(41)が水平に挿通し且つプラグ部(4)の先端が下に向く姿勢で、配管接続部(41)の基端部近傍から張り出させた鍔部(42)を壁面(51)の開口(50)の周辺に添設させる。鍔部(42)は、図3に示すように、略矩形状板であり、3か所のコーナ部に設けられたネジ挿通孔(40)に挿通させる固定ネジ(図示せず)によって、開口(50)の周辺にネジ止めされて固定される。
壁面(51)に添設固定させた鍔部(42)と鍔部(42)から正面側に突設させたプラグ部(4)を全体的に覆うように、保護ケース(100)を装着させる。保護ケース(100)は、鍔部(42)を嵌め込み可能な大きさ形状の開口部(10)が形成された壁面取付枠(12)によって壁面(51)に固定される基体ケース(1)と、基体ケース(1)に揺動自在に軸支される可動ケース(2)とから構成されている。
基体ケース(1)は、図1~図3の各図に示すように、壁面取付枠(12)と、壁面取付枠(12)の左右辺から正面側へ突設されてプラグ部(4)の左右両側方を覆う左右板(11a)(11b)と、左右板(11a)(11b)の上端辺に連続し且つプラグ部(4)の上方を覆う上板(13)とからなる、正面側及び下方に開放する略矩形の箱体であって、その上方には上方延設部(14)が連設されている。また、壁面取付枠(12)の壁側の端縁からは、薄肉のフランジ片(15)が左右方向及び下方へ壁面(51)に沿うように張り出している。
なお、壁面取付枠(12)の正面の対角線上には、図3に示すように、取付け用ネジ(図示せず)を挿通させるネジ挿通孔(12a)(12b)が形成されている。
可動ケース(2)は、基体ケース(1)の正面側及び下方開放部を開閉自在に揺動するように、上方延設部(14)の左右両面部に軸支されており、基体ケース(1)の正面側及び下方開放部を閉塞した閉塞姿勢にて、左右板(11a)(11b)の外側をそれぞれ被覆する左右被覆壁(21a)(21b)と、左右被覆壁(21a)(21b)の正面側端縁に連続し且つプラグ部(4)の正面側を覆う正面壁(22)と、正面壁(22)の下端と左右被覆壁(21a)(21b)の下端に連続し且つプラグ部(4)の下方を覆う下被覆壁(23)とから構成されている。
左右被覆壁(21a)(21b)の上端近傍内面には、図2の点線で示すように、軸部(3a)(3b)がそれぞれ内方へ突設されており、軸部(3a)(3b)が対向する上方延設部(14)の左右両側部には、図4、図5に示すように、軸部(3a)(3b)が各々嵌まり込み可能な縦長の軸受溝(30)が形成されている。左右の軸部(3a)(3b)を上方延設部(14)の左右両側部の軸受溝(30)に各々嵌め込むことにより、基体ケース(1)と可動ケース(2)は一体となり、可動ケース(2)は基体ケース(1)に対して開閉方向に揺動可能で且つ上下方向へスライド可能に組み付けられる態様となる。
基体ケース(1)と可動ケース(2)からなる保護ケース(100)を、壁面(51)に添設固定されているガス栓に装着させるには、図2~図4に示すように、可動ケース(2)を正面側に大きく揺動させて基体ケース(1)の正面側及び下方を開放させた開放姿勢とし、壁面(51)に固定されたガス栓の鍔部(42)を、壁面取付枠(12)の開口部(10)内に位置させた状態にて、壁面取付枠(12)を壁面(51)に添設させ、図示しない取付け用ネジを、ネジ挿通孔(12a)(12b)を介して壁板(5)に捻じ込んで固定させる。
次に、可動ケース(2)を基体ケース(1)に対して閉塞姿勢に維持するロック機構について説明する。
この実施の形態では、ロック機構を構成する係合部としての凸部(31)は、図2の点線で示すように、可動ケース(2)の左右被覆壁(21a)(21b)における下被覆壁(23)寄りの内面の開放端縁に沿った所定位置から内方へ突設させており、凸部(31)が係合する被係合部としての凹溝(32)は、可動ケース(2)を閉塞方向に揺動させる際に、凸部(31)が対向する基体ケース(1)の左右板(11a)(11b)の外面の所定位置に形成されている。
凹溝(32)は、図2及び図4に示すように、左右板(11a)(11b)の正面側端縁に開放し且つフランジ片(15)に至る横溝(33)と、横溝(33)におけるフランジ片(15)側の端部から下方へ連続する縦溝(34)とから略L字状に形成されている。
図4及び図5に示すように、可動ケース(2)の左右被覆壁(21a)(21b)の所定位置から内方へ突設させた軸部(3a)(3b)を、基体ケース(1)の上方延長部(14)の左右両側部の軸受溝(30)の上端に位置させた状態にて、可動ケース(2)は揺動自在であり、図4に示すように、基体ケース(1)の正面側及び下方を開放させたり、図5に示すように、基体ケース(1)の正面側及び下方を閉塞することができる。
可動ケース(2)の開放姿勢にて、ガス栓のプラグ部(4)にソケット(43)を接続することができ、ソケット(43)を接続後に、可動ケース(2)から手を離すと、可動ケース(2)は自重により、閉塞方向に自動的に揺動し、図6に示すように、可動ケース(2)の下被覆壁(23)の開放端がソケット(43)に当接する使用形態となる。
ソケット(43)を取り外す際には、再度、図4に示すように、可動ケース(2)を正面側に大きく揺動させて、基体ケース(1)の正面側及び下方を開放させれば、ソケット(43)の取外し作業を容易に行うことができる。
ソケット(43)を取り外した後に、可動ケース(2)から手を離せば、可動ケース(2)は自重により閉塞方向に揺動し、図5に示すように、可動ケース(2)の開放端部が、基体ケース(1)のフランジ片(15)に当接すると同時に、凸部(31)が、基体ケース(1)の左右板(11a)(11b)の外面に設けた略L字状の凹溝(32)のうち横溝(33)内を横方向に移動して、横溝(33)のフランジ片(15)側の端部に到達する。この状態では、また、ロック機構は非ロック状態である。
その後、可動ケース(2)は自重により落下することにより、図7に示すように、軸部(3a)(3b)が軸受溝(30)の下端まで移動すると共に、凸部(31)は縦溝(34)内へ嵌まり込む。凸部(31)が縦溝(34)内に嵌まり込むと、凸部(31)の横方向への移動が阻止されるから、可動ケース(2)は、開放方向への揺動が阻止され、閉塞姿勢にてロックされた状態となる。
なお、閉塞姿勢にある可動ケース(2)を手で下方に引っ張って、前記ロック機構をロック状態としても良い。
可動ケース(2)が閉塞姿勢にロックされることにより、保護ケース(100)は外的衝撃やいたずら等により不用意に開放することがなく、不使用時におけるガス栓を直射日光や風雨から確実に保護することができる上に、土埃や塵芥、又は、虫等がケース体内に侵入したり、故意にいたずらされたりする不都合も防止できる。よって、壁面(51)に取り付けられるガス栓のプラグ部(3a)を含むガス栓全体を確実に長期に渡って保護することができる。
上記ロック機構は、図7の状態にあるロック状態にある可動ケース(2)を、左右被覆壁(21a)(21b)を指で挟んで上方へ引き上げれば、凸部(31)を縦溝(34)から抜き取って、凸部(31)と縦溝(34)との係合を解除でき、図5に示す非ロック状態とすることができる。このとき、可動ケース(2)の軸部(3a)(3b)は、基体ケース(1)の軸受溝(30)の上端に位置し、可動ケース(2)は開放方向へ揺動可能となる。
ロック機構としては、上記第1番目の実施の形態における凸部(31)と凹溝(32)に限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、可動ケース(2)の下被覆壁(23)の開放端中央部から下方へ突設させた係合突片(35)と、基体ケース(1)のフランジ片(15)の下端から正面側に突設させた係合環(36)とから構成されても良い。
このものでは、図8の(A)に示す開放姿勢にある可動ケース(2)を基体ケース(1)側へ揺動させて閉塞姿勢としただけでは、係合突片(35)は、二点鎖線の矢印に示すように、係合環(36)の上方に位置する非ロック状態に設定されている。この非ロック状態から、可動ケース(2)を下方へ移動させると、同図の(B)に示すように、係合突片(35)が係合環(36)内に嵌め込まれることにより、可動ケース(2)の揺動は阻止されてロック状態となり、可動ケース(2)の閉塞姿勢が維持される。
係合突片(35)と係合環(36)との係合状態を解除させるには、可動ケース(2)を上方へ引っ張りあげて、係合突片(35)を係合環(36)から上方へ引き抜けば良い。
なお、ロック機構としては、開放姿勢又は閉塞姿勢にある可動ケース(2)が基体ケース(1)と相互に対向し合う各位置に各々設けられ且つ、解除自在に係合可能な他の係合手段であっても良い。
上記ガス栓用保護ケースは、屋外屋内のいずれの設置型のガス栓に装着させても良く、例えば、屋内の厨房の壁面に設置したものでは、保護ケース(100)によって、燃焼機器からの輻射熱や飛散する熱湯や高温の油から、ガス栓、特に、そのプラグ部を確実に保護することができる。
また、保護ケース(100)の壁面への取付手段は、ネジ止めに限定されることはなく、接着等で取り付けるようにしても良い。
(1) ・・・・・基体ケース
(2) ・・・・・可動ケース
(3a)(3b)・・・軸部
(4) ・・・・・プラグ部
(5) ・・・・・壁板
(11a)(11b)・・左右板
(12)・・・・・壁面取付枠
(13)・・・・・上板
(21a)(21b)・・左右被覆壁
(22)・・・・・正面壁
(23)・・・・・下被覆壁
(30)・・・・・軸受溝
(31)・・・・・凸部(ロック機構)
(32)・・・・・凹溝(ロック機構)

Claims (4)

  1. 上流側の配管接続用の配管接続部が壁板を水平に貫通し且つ、下流側のソケット接続用のプラグ部が下を向く姿勢にて、前記配管接続部の基端部近傍に張り出させた鍔部で壁面に固定されるガス栓を被覆して保護する保護ケースであって、
    前記鍔部の周囲を囲むように前記壁面に添設固定される壁面取付枠と、前記プラグ部の左右側方を覆う左右板と、前記プラグ部の上方を覆う上板とからなり、正面側及び下方に開放する基体ケースと、
    前記基体ケースの上端近傍に揺動自在に軸支され、前記基体ケース側へ揺動させた閉塞姿勢にて、前記左右板をそれぞれ外側から被覆する左右被覆壁と、前記左右被覆壁に連続し且つ前記プラグ部の正面側を覆う正面壁と、前記左右被覆壁と前記正面壁に連続し且つ前記プラグ部の下方を覆う下被覆壁とを有する可動ケースとからなり、
    前記基体ケースの前記上端近傍の両外側面又は前記可動ケースの左右被覆壁の内面上端近傍のどちらか一方に突設された軸部と、どちらか他方に設けられ且つ前記軸部が嵌まり込んで上下方向に移動可能な軸受溝とから軸支部が構成され、
    前記軸部を前記軸受溝に沿って下方へ移動させたとき、前記可動ケースが前記閉塞姿勢にロックされるロック機構が設けられ、前記ロック機構によるロック状態は、前記軸部を前記軸受溝に沿って上方へ移動させると解除可能に設定されているガス栓用保護ケース。
  2. 請求項1に記載のガス栓用保護ケースにおいて、
    前記ロック機構は、前記基体ケースの左右板の外面と、前記可動ケースの左右被覆壁の内面のどちらか一方に設けられた係合部と、どちらか他方に設けられる被係合部とからなり、
    前記閉塞姿勢にある可動ケースを下方へ移動させると、前記係合部と被係合部とが係合し、前記閉塞姿勢にある可動ケースを上方へ移動させると、前記係合部と被係合部との係合が解除されるように設定されているガス栓用保護ケース。
  3. 請求項2に記載のガス栓用保護ケースにおいて、
    前記係合部は、前記可動ケースの左右被覆壁の開放端縁から内方へ突設させた凸部とし、
    前記被係合部は、前記基体ケースの左右板の外面に形成される凹溝とし、
    前記凹溝は、前記左右板の正面側端縁から前記壁面取付枠に至る横溝と、前記横溝の前記壁面取付枠側の端部から下方へ連続する縦溝とから略L字状に形成されているガス栓用保護ケース。
  4. 請求項1に記載のガス栓用保護ケースにおいて、
    前記ロック機構は、前記基体ケースの壁面取付枠の下端部と、前記可動ケースの前記下被覆壁の開放端縁のどちらか一方に設けられた係合部と、どちらか他方に設けられる被係合部とからなり、
    前記閉塞姿勢にある可動ケースを下方へ移動させると、前記係合部と被係合部とが係合し、前記閉塞姿勢にある可動ケースを上方へ移動させると、前記係合部と被係合部との係合が解除されるように設定されているガス栓用保護ケース。
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