JP2023165344A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023165344000001
【課題】無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を容易に改善することができる無線通信装置を提供する。
【解決手段】本開示の無線通信装置は、複数のアンテナと、複数のアンテナにそれぞれ接続され、複数のアンテナを介して無線信号をそれぞれ受信する複数の受信部と、複数の受信部によって受信された複数の無線信号に基づいて受信処理を行い、受信信号を生成する調整部とを備え、複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとは、鉛直方向に所定の長さだけ離れている。
【選択図】図4

Description

本開示は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
無人航空機(ドローン)の飛行時には、ドローンとコントローラとの間で無線通信が行われる。すなわち、ドローンとコントローラとは、ともに無線通信装置とみなすことができる。例えば、コントローラからはドローンに向けては、ドローンの飛行を制御するための制御信号を含む無線信号が送信される。また、ドローンからコントローラに向けては、例えば、ドローンに搭載されているカメラによって撮像された動画像を含む無線信号が送信される。
ドローンから送信される無線信号をコントローラが受信する際には、コントローラは、ドローンからの直接波だけでなく、地上からの反射波も同時に受信することになる。そのため、直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失が発生する。このような伝搬損失は、ドローンとコントローラとの間の通信距離に比例して一様に悪化するのではなく、伝搬損失が悪化するポイントが周期的に発生することが知られている。
特許文献1には、送信側に高さの異なる2つのアンテナを設け、時分割の送信ダイバーシチを実施することにより、直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を改善する発明が記載されている。しかしながら、このような技術をドローンに適用するためには、ドローンに大幅な改造を施さなければならない。
特開2000-22425号公報
本開示は、上記のような課題を解決するためのものであり、無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を容易に改善することができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示に係る無線通信装置は、複数のアンテナと、複数のアンテナにそれぞれ接続され、複数のアンテナを介して無線信号をそれぞれ受信する複数の受信部と、複数の受信部によって受信された複数の無線信号に基づき受信処理を行い、受信信号を生成する調整部とを備え、複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとは、鉛直方向に所定の長さだけ離れている。
また、本開示に係る無線通信方法は、複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとを、鉛直方向に所定の長さだけ離れて配置するステップと、複数のアンテナを介して無線信号を受信するステップと、複数の無線信号に基づき受信処理を行い、受信信号を生成するステップとを含む。
実施の形態1に係る無人航空機システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係るドローンの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るコントローラの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るコントローラの筐体の構造を模式的に示す図である。 ダイポールアンテナの一例を示す図である。 マイクロストリップアンテナの一例を示す図である。 ドローンのアンテナから送信された無線信号がコントローラの第1のアンテナおよび第2のアンテナによって受信される状況を説明する模式図である。 L=0mm、f=2.45GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 L=0mm、f=5.8GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 L=10mm、f=2.45GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 L=10mm、f=5.8GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 L=100mm、f=2.45GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 L=100mm、f=5.8GHzの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。 実施の形態2に係るコントローラの筐体の構造を模式的に示す図である。 実施の形態1に係るコントローラの筐体の構造を模式的に示す図である。
以下では、図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以降の説明では、本開示に係る無線通信装置として、無人航空機(ドローン)のコントローラを例に説明する。ただし、本開示に係る技術の適用可能な範囲は、ドローンのコントローラに限定されるものではない。また、図面において、同一または対応する要素には同じ参照符号を付して、詳細な説明は適宜省略する。
[実施の形態1]
図1は、本開示の実施の形態1に係る無人航空機システム100の構成を示す図である。無人航空機システム100は、ドローン10と、コントローラ20とから構成されている。ドローン10は、コントローラ20から送信される無線信号に含まれる制御信号に従って飛行する。コントローラ20は、ユーザーによって操作され、ドローン10の飛行を制御するための制御信号を含む無線信号を送信する。また、ドローン10は、自機に搭載されているカメラ15によって撮像された動画像を含む無線信号をコントローラ20に送信する。コントローラ20は、ドローン10から送信された無線信号から動画像を取り出し、表示部25に表示する。
(ドローンの構成)
図2は、ドローン10の機能的な構成を示すブロック図である。ドローン10は、アンテナ11と、受信部12と、復調部13と、飛行制御部14と、カメラ15と、変調部16と、送信部17とを備えている。
受信部12は、コントローラ20から送信される無線信号を、アンテナ11を介して受信する。復調部13は、受信部12によって受信された無線信号を復調し、ドローン10の飛行を制御するための制御信号を取り出す。飛行制御部14は、復調部13から出力される制御信号に従って、図示しないローターおよび尾翼等を制御することにより、ドローン10の飛行を制御する。
カメラ15は、ドローン10の機体下部に取り付けられており、ドローン10の下方向の動画像を撮像する。変調部16は、カメラ15から出力される動画像の信号を変調し、無線信号として出力する。送信部17は、変調部16から出力される無線信号を、アンテナ11を介してコントローラ20に送信する。
(コントローラの構成)
図3は、コントローラ20の機能的な構成を示すブロック図である。コントローラ20は、第1のアンテナ21aと、第2のアンテナ21bと、第1の受信部22aと、第2の受信部22bと、調整部23と、復調部24と、表示部25と、操作部26と、生成部27と、変調部28と、送信部29とを備えている。
第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bは、例えば、ダイポールアンテナ、マイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)、またはセクタアンテナ等である。第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとは、同一種類かつ同一形状であることが好ましいが、異なる種類、あるいは異なる形状であってもよい。また、後述するように、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとは、鉛直方向に所定の長さだけ離れて配置されている。
第1の受信部22aは、ドローン10から送信される無線信号を第1のアンテナ21aを介して受信する。第2の受信部22bは、ドローン10から送信される無線信号を第2のアンテナ21bを介して受信する。
調整部23は、第1の受信部22aによって受信された第1の無線信号と、第2の受信部22bによって受信された第2の無線信号とから、伝搬損失が改善された受信信号を生成して出力する。詳細には、調整部23は、選択ダイバーシチまたは最大比合成(MRC:Maximum Ratio Combining)ダイバーシチを実施する。選択ダイバーシチの場合には、調整部23は、第1の無線信号または第2の無線信号のうちの信号強度の大きい方を選択し、これを受信信号として出力する。MRCダイバーシチの場合には、調整部23は、第1の無線信号および第2の無線信号の振幅および位相を調整して最大のSNRが得られるように両者を合成し、これを受信信号として出力する。
復調部24は、調整部23から出力される受信信号を復調し、動画像の信号を取り出す。表示部25は、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成されており、復調部24から出力される動画像をディスプレイ上に表示する。
操作部26は、例えば、ボタンおよびレバー等によって構成されており、ユーザーが自身の意図するドローン10の飛行動作をコントローラ20に入力する手段として機能する。生成部27は、操作部26を介して入力された情報に基づいて、ドローン10の飛行を制御するための制御信号を生成する。
変調部28は、生成部27から出力される制御信号を変調し、無線信号として出力する。送信部29は、変調部28から出力される無線信号を第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bを介してドローン10に送信する。
(コントローラの筐体の構造)
図4は、コントローラ20の筐体の構造を模式的に示す図である。なお、以降の説明では、図の紙面下向きに重力が作用するものとし、重力と平行な方向を「鉛直方向」と定義する。コントローラ20の筐体は、ユーザーによって把持される本体部31と、本体部31から鉛直上方に延びる延長部32とから構成されている。第1のアンテナ21aは、本体部31の内部に固定して配置されている。第2のアンテナ21bは、延長部32の内部に固定して配置されている。
第1のアンテナ21aには、当該第1のアンテナ21aの基準となる箇所(「基準箇所」)が定められている。同様に、第2のアンテナ21bにも、当該第2のアンテナ21bの基準となる箇所(「基準箇所」)が定められている。例えば、第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bの各基準箇所は、当該第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bの給電点、先端部、基準部、または取り付け部のいずれかであってもよい。ただし、基準箇所の定め方はこれらに限定されるものではなく、任意のアンテナの任意の箇所を基準箇所として定めることができる。
例えば、図5に示されるようなダイポールアンテナ40では、ケーブル41の先端に給電点42があり、給電点42から2本の直線状の導線43,44が左右対称に伸びている。この場合、例えば、ケーブル41の先端の給電点42を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナの先端部45を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナの基端部46を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナの取り付け部47を基準箇所としてもよい。ただし、ダイポールアンテナの基準箇所の定め方はこれらに限定されるものではなく、他の箇所を基準箇所として定めてもよい。
また、例えば、図6に示されるような平板状のマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)50の場合には、アンテナ50の給電点51を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナ50の先端部52を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナ50の基端部53を基準箇所としてもよい。あるいは、アンテナ50の取り付け部54を基準箇所としてもよい。ただし、マイクロストリップアンテナの基準箇所の定め方はこれらに限定されるものではなく、他の箇所を基準箇所として定めてもよい。
図4に戻って、本実施の形態1では、第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bは、平板上のマイクロストリップアンテナであり、各給電点を基準箇所としている。そして、第1のアンテナ21aの基準箇所と第2のアンテナ21bの基準箇所とは、鉛直方向に所定の長さLだけ離れて配置されている。ここで、所定の長さLは、第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bが受信する無線信号の波長の1/2以上に設定され、より詳細には、無線信号の波長の0.5倍から0.9倍に設定される。このように所定の長さLを設定することにより、次に詳述するように、無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を改善することができる。
(第1のアンテナと第2のアンテナの配置による伝搬損失の改善)
次に、コントローラ20の第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとが、上記のように鉛直方向に所定の長さLだけ離れて配置されることにより、ドローン10からコントローラ20に送信される無線信号の直接波と地上からの反射波との干渉に起因する伝搬損失が改善される理由を説明する。
図7は、ドローン10のアンテナ11から送信された無線信号がコントローラ20の第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bによって受信される状況を説明する模式図である。図7において、Htはアンテナ11の地上からの高さ、Hrは第1のアンテナ21aの地上からの高さ、Hr+Lは第2のアンテナ21bの地上からの高さ、Dはアンテナ11と第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bとの間の水平距離、すなわち通信距離であり、λは無線信号の波長である。
第1のアンテナ21aは、アンテナ11から送信される無線信号の直接波と地上からの反射波とを受信する。このとき、アンテナ11の送信電力Ptと第1のアンテナ21aの受信電力Pr1との比である伝搬損失は、以下の式(1)に従って計算することができる。ただし、Gtはアンテナ11の利得であり、Grは第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bの利得である。
Figure 2023165344000002
第2のアンテナ21bは、アンテナ11から送信される無線信号の直接波と地上からの反射波とを受信する。このとき、アンテナ11の送信電力Ptと第2のアンテナ21bの受信電力Pr2との比である伝搬損失は、以下の式(2)に従って計算することができる。
Figure 2023165344000003
上記の式(1)および式(2)では、sin関数の性質から、伝搬損失の悪化するポイントが周期πで繰り返し現れる。そのため、式(1)のsin関数内の位相φ/2と、式(2)のsin関数内の位相φ/2とがずれている場合には、一方の伝搬損失が悪化するときには、他方の伝搬損失がそれに比べて良好になる。そのため、選択ダイバーシチまたはMRCダイバーシチを実施することにより、伝搬損失を改善することができる。
具体的には、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとの鉛直方向の距離、すなわち所定の長さLが無線信号の波長λの1/2以上のとき、より詳細には、無線信号の波長λの0.5倍から0.9倍のとき、上記の式(1)と式(2)との位相差が特に好ましい状態となり、無線信号の直接波と地上からの反射波との干渉に起因する伝搬損失が改善される。
(シミュレーション結果)
図8Aおよび図8Bは、L=0mmの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。無線信号の周波数は、図8Aではf=2.45GHz、図8Bではf=5.8GHzで計算している。また、ドローン10のアンテナ11の地上からの高さHt=50m、コントローラ20の第1のアンテナ21aの地上からの高さHr=1m、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとの鉛直方向の距離L=0mm、通信距離D=0m~1000mで計算している。
図中において、実線は第1のアンテナ21aによって受信される第1の受信信号から計算される伝搬損失であり、破線は第2のアンテナ21bによって受信される第2の受信信号から計算される伝搬損失である。また、太線は第1の受信信号と第2の受信信号とからMRCダイバーシチによって生成される受信信号の伝搬損失である。L=0mmの場合には、先述した式(1)および式(2)より、第1の受信無線の位相と第2の受信無線の位相とが一致している。そのため、伝搬損失が悪化する通信距離のポイントも、例えば図8Aの場合では、400m付近や800付近等であり、両者で一致している。したがって、MRCダイバーシチを実施したとしても、伝搬損失を大幅に改善することはできず、3dB程度の損失改善にとどまっている。
図9Aおよび図9Bは、L=10mmの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。無線信号の周波数は、図9Aではf=2.45GHz、図9Bではf=5.8GHzで計算している。L=10mmの場合には、先述した式(1)および式(2)より、第1の無線信号の位相と第2の無線信号の位相とがわずかにずれている。そのため、伝搬損失が悪化する通信距離のポイントも両者でわずかにずれており、一方の伝搬損失が悪化するポイントでは、他方の伝搬損失はそれに比べて良好である。したがって、MRCダイバーシチを実施することにより、伝搬損失を改善することができる。特に、最も改善されるポイントでは、20dB程度の損失改善を確認することができる。
図10Aおよび図10Bは、L=100mmの場合における伝搬損失と通信距離の関係のシミュレーション結果である。無線信号の周波数は、図10Aではf=2.45GHz、図10Bではf=5.8GHzで計算している。L=100mmの場合には、先述した式(1)および式(2)より、第1の無線信号の位相と第2の無線信号の位相とが大きくずれている。そのため、伝搬損失が悪化する通信距離のポイントも両者で大きくずれており、一方の伝搬損失が悪化するポイントでは、他方の伝搬損失は逆に良好である。したがって、MRCダイバーシチを実施することにより、両者が互いに補い合うことになり、伝搬損失を大幅に改善することができる。特に、最も改善されるポイントでは、30dB以上の損失改善を確認することができる。
以上説明したように、本実施の形態1に係るコントローラ20は、第1のアンテナ21aおよび第2のアンテナ21bを備えており、第1のアンテナ21aを介して受信される第1の無線信号と、第2のアンテナ21bを介して受信される第2の無線信号とから、伝搬損失が改善された受信信号を生成する。そして、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとは、鉛直方向に所定の長さLだけ離れている。このような特徴により、本実施の形態1に係るコントローラ20では、無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を容易に改善することができる。特に、既存の無人航空機システムに本実施の形態1に係る技術を適用する場合には、送信側のドローンにはまったく改造を施す必要はなく、受信側のコントローラを変更するのみでよい。
また、先述したように、上記の所定の長さLは、無線信号の波長λの0.5倍から0.9倍に設定されることが好ましい。このように所定の長さLを設定することにより、無線信号の伝搬損失が特に改善される。例えば、無線信号の周波数f=2.4GHzのとき、L=60mmから113mmに設定されることが好ましい。また、例えば、無線信号の周波数f=5GHzのとき、L=25mmから54mmに設定されることが好ましい。
また、第1の無線信号と第2の無線信号とから伝搬損失が改善された受信信号を生成する処理は、例えば、選択ダイバーシチまたはMRCダイバーシチによって実現することができる。これらの処理によって、一方の無線信号の伝搬損失が悪化するポイントでは、他方の無線信号の伝搬損失が逆に良好であることを利用して、両者が互いに補い合うことにより、伝搬損失を大幅に改善することができる。
なお、上記の実施の形態1では、コントローラ20が2つのアンテナを備える場合について説明したが、本実施の形態1に係る技術は、アンテナが3つ以上の場合にも同様に適用することができる。例えば、アンテナが3つの場合には、1番目のアンテナを地上からの高さがHrとなるように配置し、2番目のアンテナを地上からの高さがHr+Lとなるように配置し、3番目のアンテナを地上からの高さがHr-Lとなるように配置してもよい。また、例えばアンテナが4つの場合には、1組のアンテナを地上からの高さがともにHrで等しくなるように平行に配置し、もう一組のアンテナを地上からの高さがともにHr+Lで等しくなるように平行に配置してもよい。
また、ドローン10とコントローラ20との役割を入れ替えて、ドローン10に2つ以上のアンテナを設けるようにしてもよい。この場合には、コントローラからドローンに向けて送信される無線信号の伝搬損失を改善することができる。
[実施の形態2]
図11は、本開示の実施の形態2に係るコントローラ220の筐体の構造を模式的に示す図である。コントローラ220の筐体は、ユーザーによって把持される本体部31と、本体部31に回動可能に取り付けられる可動部232と、回動軸233とから構成されている。
可動部232は先端部232aおよび基端部232bを有しており、基端部232bが回動軸233を介して本体部31に取り付けられる。可動部232は、先端部232aが本体部31の側に倒れる第1の状態から、先端部232aが本体部31から立ち上がる第2の状態へと変位することができる。可動部232の先端付近の内部には、第2のアンテナ21bが固定して配置されている。
可動部232は、コントローラ220の収納時には第1の状態をとり、コントローラ220の使用時、すなわちドローン10との間で無線通信を行う時にのみ第2の状態をとる。可動部232が第2の状態にあるとき、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ21bとは、鉛直方向に所定の長さLだけ離れている。このような特徴により、本実施の形態2に係るコントローラ220は、上記の実施の形態1と同様に、無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を改善することができるとともに、収納性にも優れている。
[実施の形態3]
図12は、本開示の実施の形態3に係るコントローラ320の筐体の構造を模式的に示す図である。コントローラ320の筐体は、ユーザーによって把持される本体部31のみによって構成されている。本体部31の内部には、第1のアンテナ21aが固定して配置されている。第2のアンテナ321は、鉛直方向に伸縮可能であり、その基端部321bが本体部31に固定されている。
第2のアンテナ321は、コントローラ320の収納時には縮んだ状態であり、コントローラ320の使用時、すなわちドローン10との間で無線通信を行う時にのみ伸びた状態となる。第2のアンテナ321が伸びた状態であるとき、第1のアンテナ21aと第2のアンテナ321の先端部321aとは、鉛直方向に所定の長さLだけ離れている。このような特徴により、本実施の形態3に係るコントローラ320は、無線信号を受信する際の直接波と反射波との干渉に起因する伝搬損失を改善することができるとともに、収納性にも優れている。
本開示の幾つかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は例として提示したものであり、開示の範囲を限定することは意図していない、これらの実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施の形態やその変形は、開示の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された開示とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本開示の処理は、特定の規格に限定されるものではなく、例示された設定は、適宜に変更されてよい。また、本開示の処理の手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよい。あるいは、本開示の処理の手順は、これら一連の手順をコンピュータに実施させるためのプログラム、または、当該プログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。その場合、本開示の処理は、コンピュータのCPU等のプロセッサによって実行される。また、記録媒体の種類は、本開示の実施の形態に影響を及ぼすものではないため、特に限定されるものではない。
また、本開示の図2、図3で示された各構成要素は、ソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。例えば、各構成要素がマイクロプログラム等のソフトウェアで実現されるソフトウェアモジュールであり、プロセッサが当該ソフトウェアモジュールを実行することにより、各構成要素が実現されてもよい。あるいは、各構成要素が、半導体チップ(ダイ)上の回路ブロック、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されてもよい。また、構成要素の数と構成要素を実現するハードウェアの数とは一致していなくてもよい。例えば、1つのプロセッサまたは回路が複数の構成要素を実現してもよい。反対に、1つの構成要素が複数のプロセッサまたは回路によって実現されてもよい。
また、本開示で述べられたプロセッサは、その種類が限定されるものではない。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはGPU(Graphics Processing Unit)等であってもよい。
また、本明細書に記載された本開示の効果は例示に過ぎず、その他の効果があってもよい。
なお、本開示は以下のような構成を取ることもできる。
[項目1]
複数のアンテナと、
前記複数のアンテナにそれぞれ接続され、前記複数のアンテナを介して無線信号をそれぞれ受信する複数の受信部と、
前記複数の受信部によって受信された複数の前記無線信号に基づき受信処理を行い、受信信号を生成する調整部と
を備え、
前記複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとは、鉛直方向に所定の長さだけ離れている、無線通信装置。
[項目2]
前記所定の長さは、前記無線信号の波長の0.5倍から0.9倍に設定される、項目1に記載の無線通信装置。
[項目3]
前記所定の長さは、前記無線信号の周波数が2.4GHzのとき、60mmから113mmに設定され、前記無線信号の周波数が5GHzのとき、25mmから54mmに設定される、項目2に記載の無線通信装置。
[項目4]
前記第1および第2のアンテナには基準箇所が定められ、
前記基準箇所は、前記第1および第2のアンテナの給電点、先端部、基端部または取り付け部のいずれかであり、
前記第1のアンテナの前記基準箇所と前記第2のアンテナの前記基準箇所とが、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、項目1~3のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目5]
前記第1および第2のアンテナは、ダイポールアンテナ、マイクロストリップアンテナまたはセクタアンテナのいずれかである、項目1~4のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目6]
本体部と、
前記本体部から鉛直方向に延びる延長部と
をさらに備え、
前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナは前記延長部に固定されている、項目1~5のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目7]
本体部と、
先端部および基端部を有し、前記基端部が前記本体部に回動可能に取り付けられる可動部と
をさらに備え、
前記可動部は、前記先端部が前記本体部の側に倒れる第1の状態から、前記先端部が前記本体部から立ち上がる第2の状態へと変位可能であり、
前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナは前記可動部に固定され、
前記可動部が前記第2の状態にあるとき、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、項目1~5のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目8]
本体部をさらに備え、
前記第2のアンテナは先端部および基端部を有し、かつ鉛直方向に伸縮可能であり、
前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナの前記基端部は前記本体部に固定され、
前記第2のアンテナが伸びた状態にあるとき、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの前記先端部とは、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、項目1~5のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目9]
前記調整部は、選択ダイバーシチまたは最大比合成ダイバーシチを実施する、項目1~8のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目10]
前記無線通信装置は、無人航空機のコントローラである、項目1~9のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目11]
前記無線通信装置は、無人航空機である、項目1~9のいずれか一項目に記載の無線通信装置。
[項目12]
複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとを、鉛直方向に所定の長さだけ離れて配置するステップと、
前記複数のアンテナを介して無線信号を受信するステップと、
前記複数の無線信号に基づいて受信処理を行い、受信信号を生成するステップと
を含む、無線通信方法。
10 ドローン(無線通信装置)
11 アンテナ
12 受信部
13 復調部
14 飛行制御部
15 カメラ
16 変調部
17 送信部
20 コントローラ(無線通信装置)
21a 第1のアンテナ
21b 第2のアンテナ
22a 第1の受信部
22b 第2の受信部
23 調整部
24 復調部
25 表示部
26 操作部
27 生成部
28 変調部
29 送信部
31 本体部
32 延長部
40 ダイポールアンテナ
41 ケーブル
42 給電点
43 導線
44 導線
45 先端部
46 基端部
47 取り付け部
50 マイクロストリップアンテナ
51 給電点
52 先端部
53 基端部
54 取り付け部
100 無人航空機システム
220 コントローラ(無線通信装置)
232 可動部
232a 可動部の先端部
232b 可動部の基端部
233 回動軸
320 コントローラ(無線通信装置)
321 第2のアンテナ
321a 第2のアンテナの先端部
321b 第2のアンテナの基端部
D 通信距離
f 無線信号の周波数
Hr 第1のアンテナの地上からの高さ
Hr+L 第2のアンテナの地上からの高さ
Ht ドローンのアンテナの地上からの高さ
L 所定の長さ
λ 無線信号の波長

Claims (12)

  1. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナにそれぞれ接続され、前記複数のアンテナを介して無線信号をそれぞれ受信する複数の受信部と、
    前記複数の受信部によって受信された複数の前記無線信号に基づき受信処理を行い、受信信号を生成する調整部と
    を備え、
    前記複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとは、鉛直方向に所定の長さだけ離れている、無線通信装置。
  2. 前記所定の長さは、前記無線信号の波長の0.5倍から0.9倍に設定される、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記所定の長さは、前記無線信号の周波数が2.4GHzのとき、60mmから113mmに設定され、前記無線信号の周波数が5GHzのとき、25mmから54mmに設定される、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1および第2のアンテナには基準箇所が定められ、
    前記基準箇所は、前記第1および第2のアンテナの給電点、先端部、基端部または取り付け部のいずれかであり、
    前記第1のアンテナの前記基準箇所と前記第2のアンテナの前記基準箇所とが、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1および第2のアンテナは、ダイポールアンテナ、マイクロストリップアンテナまたはセクタアンテナのいずれかである、請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 本体部と、
    前記本体部から鉛直方向に延びる延長部と
    をさらに備え、
    前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナは前記延長部に固定されている、請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 本体部と、
    先端部および基端部を有し、前記基端部が前記本体部に回動可能に取り付けられる可動部と
    をさらに備え、
    前記可動部は、前記先端部が前記本体部の側に倒れる第1の状態から、前記先端部が前記本体部から立ち上がる第2の状態へと変位可能であり、
    前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナは前記可動部に固定され、
    前記可動部が前記第2の状態にあるとき、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 本体部をさらに備え、
    前記第2のアンテナは先端部および基端部を有し、かつ鉛直方向に伸縮可能であり、
    前記第1のアンテナは前記本体部に固定され、前記第2のアンテナの前記基端部は前記本体部に固定され、
    前記第2のアンテナが伸びた状態にあるとき、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの前記先端部とは、鉛直方向に前記所定の長さだけ離れている、請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記調整部は、選択ダイバーシチまたは最大比合成ダイバーシチを実施する、請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記無線通信装置は、無人航空機のコントローラである、請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 前記無線通信装置は、無人航空機である、請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとを、鉛直方向に所定の長さだけ離れて配置するステップと、
    前記複数のアンテナを介して無線信号を受信するステップと、
    前記複数の無線信号に基づいて受信処理を行い、受信信号を生成するステップと
    を含む、無線通信方法。
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