JP2023165200A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】棚に格納されている物品の画像を効果的に取得することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、撮像装置インターフェースと、プロセッサと、を備える。撮像装置インターフェースは、自動搬送車に搬送される棚に格納され、前記棚以外の棚を撮影する撮像装置に接続する。プロセッサは、前記撮像装置インターフェースを通じて、前記撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得する。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムに関する。
自動搬送装置を用いて物品を格納する棚を搬送して入庫処理及び出庫処理を行うシステムが提供されている。そのようなシステムは、入庫時に物品の種類、個数、格納先の棚、及び、棚の間口などの情報を登録して物品を管理する。
従来、オペレータは、定期点検などにおいて、登録された情報と現実に棚に格納されている物品とが整合するかを目視でチェックする必要がある。そのため、オペレータは、棚が格納されている倉庫などに入るなどの手間が掛かる。
上記の課題を解決するため、棚に格納されている物品の画像を効果的に取得することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。
実施形態によれば、情報処理装置は、撮像装置インターフェースと、プロセッサと、を備える。撮像装置インターフェースは、自動搬送車に搬送される棚に格納され、前記棚以外の棚を撮影する撮像装置に接続する。プロセッサは、前記撮像装置インターフェースを通じて、前記撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得する。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
実施形態に係る棚AGVシステムは、棚に物品を格納する。また、棚AGVシステムは、棚から物品をピッキングする。棚AGVシステムは、自動搬送車(automated guided vehicle(AGV))を用いて棚をステーションなどの作業場所に搬送する。棚AGVシステムは、作業場所において棚に物品を格納し又は棚から物品をピッキングする。棚AGVシステムは、オペレータ又はロボットに棚へ物品を格納させ又は棚から物品をピッキングさせる。
たとえば、棚AGVシステムは、物流センタ又は倉庫などで用いられる。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
実施形態に係る棚AGVシステムは、棚に物品を格納する。また、棚AGVシステムは、棚から物品をピッキングする。棚AGVシステムは、自動搬送車(automated guided vehicle(AGV))を用いて棚をステーションなどの作業場所に搬送する。棚AGVシステムは、作業場所において棚に物品を格納し又は棚から物品をピッキングする。棚AGVシステムは、オペレータ又はロボットに棚へ物品を格納させ又は棚から物品をピッキングさせる。
たとえば、棚AGVシステムは、物流センタ又は倉庫などで用いられる。
図1は、実施形態に係る棚AGVシステム1の構成例を示す。図1が示すように、棚AGVシステム1は、棚101並びに106、及び、AGV105並びに112などを備える。
AGV105及び112は、後述するRCS203からの制御信号に基づき動作する。例えば、AGV105及び112は、指定された積み込み位置へ向かって走行し、指定された積み込み位置の棚101及び106を持ち上げる。AGV105及び112は、指定された積み降ろし位置へ向かって走行し、指定された積み降ろし位置で棚101及び106を降ろす。
棚101及び106は、物品を格納する棚である。ここでは、棚101及び106は、複数の棚段から構成される。即ち、棚101及び106は、複数の間口を備える。各間口は、物品を格納する。ここでは、棚101は、間口102を備える。また、間口102は、物品104を格納する。また、棚106は、間口107を備える。
また、各間口には、間口を識別する情報(間口情報)をエンコードして得られたコードが添付されている。図1が示す例では、各間口の右下にコードが添付されている。なお、間口情報は、当該間口を備える棚を示す棚情報を含むものであってもよい。
ここでは、間口102には、コード103が添付されている。また、間口107には、コード108が添付されている。
また、棚101及び106は、四本の支柱で直立する。棚101及び106の棚下の高さは(床面から棚底までの高さ)、AGV105及び112の高さよりも高い。これにより、AGV105及び112は、棚101及び106の棚下に潜り込むことができる。棚下に潜り込んだAGV105及び112は、プッシャーにより床面から支柱の先端が数センチ離れる程度に棚101及び106を持ち上げて、棚101及び106を持ち上げた状態で走行する。このようにしてAGV105及び112は、棚101及び106を搬送する。
また、棚101及び106には、固定式カメラ又は移動式カメラ等で読み取り可能な棚識別情報が貼り付けられていてもよい。物品にも、固定式カメラ又は移動式カメラ等で読み取り可能な物品識別情報が貼り付けられていてもよい。例えば、棚識別情報及び物品識別情報は、バーコードや二次元コードである。なお、棚AGVシステム1は、固定式カメラ又は移動式カメラとは別に、これら棚識別情報及び物品識別情報を読み取る複数のリーダを備えてもよい。
また、棚106の間口107は、撮像装置205を格納する。
撮像装置205は、間口が格納する物品を撮影する。撮像装置205は、カメラ109、記憶媒体110及び電源111などから構成される。
撮像装置205は、間口が格納する物品を撮影する。撮像装置205は、カメラ109、記憶媒体110及び電源111などから構成される。
電源111は、カメラ109及び記憶媒体110に電力を供給する。電源111は、独立して電力を供給することができるバッテリなどから構成される。
カメラ109は、画像を撮影する。カメラ109は、撮影した画像(撮影画像)を記憶媒体110に格納する。カメラ109は、後述する情報分析装置204に撮影画像を送信する。カメラ109は、照明などを備えるものであってもよい。
記憶媒体110は、カメラ109からの撮影画像を記憶する。
カメラ109、記憶媒体110及び電源111は、一体的に構成されるものであってもよい。
記憶媒体110は、カメラ109からの撮影画像を記憶する。
カメラ109、記憶媒体110及び電源111は、一体的に構成されるものであってもよい。
次に、棚AGVシステム1の制御系について説明する。
図2は、実施形態に係る棚AGVシステム1の制御系の構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る棚AGVシステム1の制御系の構成例を示すブロック図である。
図2が示すように、棚AGVシステム1は、WES201、WCS202、RCS203、情報分析装置204、撮像装置205及びデータベース206などを備える。WES201は、WCS202及び情報分析装置204に接続する。WCS202は、RCS203及び情報分析装置204に接続する。情報分析装置204は、撮像装置205及びデータベース206に接続する。
WES201(Warehouse Execution System)(情報処理装置、上位装置)は、倉庫運用管理システムと呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。WES201は、WCS202及び情報分析装置204などを制御する。WES201は、物品又は撮像装置205などを入庫する入庫オーダ、及び、物品又は撮像装置205などを出庫する出庫オーダなどをWCS202に送信する。WES201については、後に詳述する。
WCS202(Warehouse Control System)(情報処理装置)は、倉庫制御システムと呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。WCS202は、WES201の制御に従って、RCS203などを制御する。たとえば、WCS202は、RCS203に、棚101及び106を搬送する制御信号を送信する。WCS202については、後に詳述する。
RCS203(Resource Control System)(自動搬送システム)は、統合制御システムと呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。RCS203は、AGV105及び112に接続する。RCS203は、WCS202からの制御信号に従って、AGV105及び112を制御する。
たとえば、RCS203は、AGV105又は112に、棚101又は106をステーションなどの作業場所へ移動させる。また、RCS203は、物品の格納又は取出が完了すると、AGV105又は112に、棚101又は106を所定の返却位置へ搬送させる。
情報分析装置204(情報処理装置)は、撮像装置205などを制御する。情報分析装置204は、撮像装置205からの撮影画像を管理する。情報分析装置204は、撮影画像に種々のデータを対応付けてデータベース206に格納する。情報分析装置204については、後に詳述する。
データベース206は、情報分析装置204からの撮影画像などを格納する。データベース206は、不揮発性メモリなどから構成される。
次に、WES201について説明する。
図3は、WES201の構成例を示す。図3が示すように、WES201は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16及び通信部17などを備える。
図3は、WES201の構成例を示す。図3が示すように、WES201は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16及び通信部17などを備える。
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16及び通信部17と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、WES201は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WES201から特定の構成が除外されたりしてもよい。
なお、WES201は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WES201から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ11は、WES201全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、WES201の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、WES201の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
操作部15は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部15は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。たとえば、操作部15は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
表示部16は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部16は、液晶モニタから構成される。なお、操作部15がタッチパネルから構成される場合、表示部16は、操作部15としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
通信部17は、WCS202及び情報分析装置204などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部17は、ネットワークなどを介してWCS202及び情報分析装置204などに接続する。たとえば、通信部17は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートする。
次に、WCS202について説明する。
図4は、WCS202の構成例を示す。図4が示すように、WCS202は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、操作部25、表示部26、通信部27及びAGVインターフェース28などを備える。
図4は、WCS202の構成例を示す。図4が示すように、WCS202は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、操作部25、表示部26、通信部27及びAGVインターフェース28などを備える。
プロセッサ21と、ROM22、RAM23、NVM24、操作部25、表示部26、通信部27及びAGVインターフェース28と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、WCS202は、図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WCS202から特定の構成が除外されたりしてもよい。
なお、WCS202は、図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WCS202から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ21は、WCS202全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ21は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ21は、内部メモリ、ROM22又はNVM24が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM22は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、WCS202の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM23は、プロセッサ21からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM23は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM24は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM24は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM24は、WCS202の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
操作部25は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部25は、入力された操作を示す信号をプロセッサ21へ送信する。たとえば、操作部25は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
表示部26は、プロセッサ21からの画像データを表示する。たとえば、表示部26は、液晶モニタから構成される。なお、操作部25がタッチパネルから構成される場合、表示部26は、操作部25としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
通信部27(通信インターフェース)は、WES201、RCS203及び情報分析装置204などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部27は、ネットワークなどを介してWES201、RCS203及び情報分析装置204などに接続する。たとえば、通信部27は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
AGVインターフェース28(自動搬送車インターフェース)は、RCS203を通じてAGV105及び112などとデータを送受信するためのインターフェースである。AGVインターフェース28は、AGV105及び112に接続する。たとえば、AGVインターフェース28は、無線アクセスポイントなどを通じてAGV105及び112に接続する。たとえば、AGVインターフェース28は、有線又は無線のLAN接続をサポートするインターフェースである。
なお、通信部27及びAGVインターフェース28は、一体的に構成されるものであってもよい。
なお、通信部27及びAGVインターフェース28は、一体的に構成されるものであってもよい。
次に、情報分析装置204について説明する。
図5は、情報分析装置204の構成例を示す。図5が示すように、情報分析装置204は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、操作部35、表示部36、通信部37、撮像装置インターフェース38及びデータベースインターフェース39などを備える。
図5は、情報分析装置204の構成例を示す。図5が示すように、情報分析装置204は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、操作部35、表示部36、通信部37、撮像装置インターフェース38及びデータベースインターフェース39などを備える。
プロセッサ31と、ROM32、RAM33、NVM34、操作部35、表示部36、通信部37、撮像装置インターフェース38及びデータベースインターフェース39と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、情報分析装置204は、図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、情報分析装置204から特定の構成が除外されたりしてもよい。
なお、情報分析装置204は、図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、情報分析装置204から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ31は、情報分析装置204全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ31は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ31は、内部メモリ、ROM32又はNVM34が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM32は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、情報分析装置204の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、プロセッサ31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、プロセッサ31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM34は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM34は、情報分析装置204の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
操作部35は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部35は、入力された操作を示す信号をプロセッサ31へ送信する。たとえば、操作部35は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
表示部36は、プロセッサ31からの画像データを表示する。たとえば、表示部36は、液晶モニタから構成される。なお、操作部35がタッチパネルから構成される場合、表示部36は、操作部35としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
通信部37(自動搬送システムインターフェース)は、WES201、RCS203及び情報分析装置204などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部37は、ネットワークなどを介してWES201、RCS203及び情報分析装置204などに接続する。たとえば、通信部37は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
撮像装置インターフェース38は、撮像装置205とデータを送受信するためのインターフェースである。撮像装置インターフェース38は、無線で撮像装置205に接続する。たとえば、撮像装置インターフェース38は、無線のLAN接続をサポートするインターフェースである。
データベースインターフェース39は、データベース206とデータを送受信するためのインターフェースである。データベースインターフェース39は、ネットワークなどを介してデータベース206などに接続する。たとえば、データベースインターフェース39は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
なお、通信部37、撮像装置インターフェース38及びデータベースインターフェース39は、一体的に構成されるものであってもよい。
次に、WES201が実現する機能について説明する。WES201が実現する機能は、プロセッサ11がROM12又はNVM14などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ11は、物品を入庫する入庫オーダ及び物品を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、操作部15又は通信部17などを通じて、棚101又は106などに物品を入庫することを指示する情報を入力する。当該情報を入力すると、プロセッサ11は、当該物品を入庫する入庫オーダを生成する。たとえば、入庫オーダは、物品の種類及び数量などを示す。
入庫オーダを生成すると、プロセッサ11は、通信部17を通じて入庫オーダをWCS202に送信する。
また、プロセッサ11は、操作部15又は通信部17などを通じて、棚101又は106などから物品を出庫することを指示する情報を入力する。当該情報を入力すると、プロセッサ11は、当該物品を出庫する入庫オーダを生成する。たとえば、出庫オーダは、物品の種類及び数量などを示す。
出庫オーダを生成すると、プロセッサ11は、通信部17を通じて出庫オーダをWCS202に送信する。
また、プロセッサ11は、撮像装置205を入庫する入庫オーダ及び撮像装置205を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する機能を有する。
プロセッサ11は、操作部15又は通信部17などを通じて、棚101又は106などに撮像装置205を入庫することを指示する情報を入力する。たとえば、オペレータは、新たに撮像装置205を棚101又は106などに格納する場合、当該情報をWES201に入力する。
当該情報を入力すると、プロセッサ11は、撮像装置205を入庫する入庫オーダを生成する。たとえば、入庫オーダは、撮像装置205の識別子などを示す。
入庫オーダを生成すると、プロセッサ11は、通信部17を通じて入庫オーダをWCS202に送信する。
また、プロセッサ11は、操作部15又は通信部17などを通じて、棚101又は106などから撮像装置205を出庫することを指示する情報を入力する。たとえば、オペレータは、撮影を終了する場合又は電源111を交換する場合などに、当該情報をWES201に入力する。
当該情報を入力すると、プロセッサ11は、撮像装置205を出庫する入庫オーダを生成する。たとえば、出庫オーダは、出庫される撮像装置205の識別子などを示す。
出庫オーダを生成すると、プロセッサ11は、通信部17を通じて出庫オーダをWCS202に送信する。
次に、WCS202が実現する機能について説明する。WCS202が実現する機能は、プロセッサ21がROM22又はNVM24などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ21は、物品に関する入庫オーダ及び出庫オーダに基づいて、入庫処理又は出庫処理を行う機能を有する。
たとえば、プロセッサ21は、通信部27を通じて、物品を入庫する入庫オーダをWES201から受信する。入庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、当該物品を格納する棚及び間口を決定する。
棚及び間口を決定すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を作業員又はロボットが存在する作業場所(ステーションなど)に搬送する。プロセッサ21が当該棚を作業場所に搬送すると、作業員又はロボットは、当該棚の当該間口に当該物品を格納する。ここで、作業員又はロボットは、リーダなどを用いて当該間口のコードを読み取る。また、作業員又はロボットは、当該物品の数量をWCS202に入力する。
プロセッサ21は、当該コードをデコードして得られた間口情報及び数量を取得する。間口情報及び数量を取得すると、プロセッサ21は、NVM24が予め格納する在庫情報に、物品を識別する情報(物品情報)、間口情報及び数量を対応付けて格納する。
ここで、在庫情報は、棚が格納する物品に関する情報である。ここでは、在庫情報は、物品情報、間口情報及び数量を対応付けて格納する。
在庫情報に物品情報、間口情報及び数量を対応付けて格納すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を戻す。
また、プロセッサ21は、通信部27を通じて、物品を出庫する出庫オーダをWES201から受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、当該物品を格納している棚及び間口を決定する。
棚及び間口を決定すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を作業員又はロボットが存在する作業場所に搬送する。プロセッサ21が当該棚を作業場所に搬送すると、作業員又はロボットは、当該棚の当該間口から当該物品を取り出す。ここで、作業員又はロボットは、リーダなどを用いて当該間口のコードを読み取る。また、作業員又はロボットは、取り出した当該物品の数量をWCS202に入力する。
プロセッサ21は、当該コードをデコードして得られた間口情報及び数量を取得する。間口情報及び数量を取得すると、プロセッサ21は、当該物品の物品情報、間口情報及び数量に基づいて在庫情報を更新する。
在庫情報を更新すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を戻す。
また、プロセッサ21は、撮像装置205を入庫する入庫オーダに基づいて、撮像装置205を間口に格納する機能を有する。
プロセッサ21は、通信部27を通じて、撮像装置205を入庫する入庫オーダをWES201から受信する。当該入庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を格納する間口を選択する。
たとえば、プロセッサ21は、出庫頻度が高い又は低い物品を格納する棚の間口を選択する。また、プロセッサ21は、撮像装置205を格納する間口として予め決定された間口を選択するものであってもよい。
また、プロセッサ21は、2つ目以降の撮像装置205を格納する場合、既に撮像装置205が格納されている間口と異なる高さの間口を選択するものであってもよい。上記の動作により、棚AGVシステム1は、異なる高さからの画角で撮像装置205に画像を撮影させることができる。
プロセッサ21が撮像装置205を格納する間口を選択する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
間口を選択すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該間口を備える棚を作業員又はロボットが存在する作業場所に搬送する。プロセッサ21が当該棚を作業場所に搬送すると、作業員又はロボットは、当該棚の当該間口に撮像装置205を格納する。ここで、作業員又はロボットは、リーダなどを用いて当該間口のコードを読み取る。また、作業員又はロボットは、撮像装置205の数量(たとえば、1)をWCS202に入力する。
プロセッサ21は、当該コードをデコードして得られた間口情報及び数量を取得する。間口情報及び数量を取得すると、プロセッサ21は、在庫情報に、撮像装置205を識別する情報(撮像装置205の識別子など)、間口情報及び数量を対応付けて格納する。
在庫情報に物品情報、間口情報及び数量を対応付けて格納すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を戻す。
また、プロセッサ21は、撮像装置205を出庫する出庫オーダに基づいて、撮像装置205を間口から取り出す機能を有する。
プロセッサ21は、通信部27を通じて、撮像装置205を出庫する出庫オーダをWES201から受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、当該出庫オーダが示す撮像装置205を格納している間口を決定する。
間口を決定すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該間口を備える棚を作業員又はロボットが存在する作業場所に搬送する。プロセッサ21が当該棚を作業場所に搬送すると、作業員又はロボットは、当該棚の当該間口から撮像装置205を取り出す。ここで、作業員又はロボットは、リーダなどを用いて当該間口のコードを読み取る。また、作業員又はロボットは、取り出した当該物品の数量(たとえば、1)をWCS202に入力する。
プロセッサ21は、当該コードをデコードして得られた間口情報及び数量を取得する。間口情報及び数量を取得すると、プロセッサ21は、当該物品の物品情報、間口情報及び数量に基づいて在庫情報を更新する。
在庫情報を更新すると、プロセッサ21は、AGV105又は112などを用いて、当該棚を戻す。
また、プロセッサ21は、各棚の位置及び向きと時刻とを示す棚位置向き情報を情報分析装置204に送信する機能を有する。
NVM24は、各棚の位置及び向きと時刻とを示す棚位置向き情報を予め格納する。プロセッサ21は、AGV105又は112を用いて棚を搬送すると、棚位置向き情報を更新する。
たとえば、プロセッサ21は、通信部27を通じて、棚位置向き情報のリクエストを情報分析装置204から受信する。プロセッサ21は、当該リクエストに従って、通信部27を通じて棚位置向き情報を含むレスポンスを情報分析装置204に送信する。
また、プロセッサ21は、所定の間口が格納する物品を示す格納情報を情報分析装置204に送信する機能を有する。
たとえば、プロセッサ21は、通信部27を通じて、格納情報のリクエストを情報分析装置204から受信する。リクエストは、所定の間口を示す間口情報を含む。
たとえば、プロセッサ21は、通信部27を通じて、格納情報のリクエストを情報分析装置204から受信する。リクエストは、所定の間口を示す間口情報を含む。
プロセッサ21は、当該リクエストに従って在庫情報を参照して、所定の間口が格納する物品を示す格納情報を生成する。格納情報を生成すると、プロセッサ21は、通信部27を通じて格納情報を含むレスポンスを情報分析装置204に送信する。
次に、情報分析装置204が実現する機能について説明する。情報分析装置204が実現する機能は、プロセッサ31がROM32又はNVM34などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮影画像を撮像装置205から取得する機能を有する。
たとえば、撮像装置205が間口に格納されると、プロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮影を開始させる制御信号を撮像装置205に送信する。
ここで、撮像装置205は、当該制御信号に基づいて撮影を開始する。撮像装置205は、自身を格納している棚がAGV105又は112に搬送されている間においても撮影を継続する。
ここで、撮像装置205は、当該制御信号に基づいて撮影を開始する。撮像装置205は、自身を格納している棚がAGV105又は112に搬送されている間においても撮影を継続する。
プロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて、リアルタイム又は所定の間隔で撮影画像を撮像装置205から取得する。
図6は、撮像装置205を格納する棚106がAGV112に搬送されるルートを示す。たとえば、棚106は、棚106に物品が格納される場合又は棚106から物品がピッキングされる場合などにAGV112などにより搬送される。
図6が示す例では、位置301に棚106が設置されているものとする。AGV112は、棚106を位置301から位置302、位置303、位置304及び位置305へ順に搬送する。
撮像装置205は、位置302において撮影領域306内を撮影する。即ち、撮像装置205は、位置309に設置されている棚を撮影する。
撮像装置205は、位置303において撮影領域307内を撮影する。即ち、撮像装置205は、位置310に設置されている棚を撮影する。
撮像装置205は、位置304において撮影領域308内を撮影する。即ち、撮像装置205は、位置311に設置されている棚を撮影する。
撮像装置205は、位置303において撮影領域307内を撮影する。即ち、撮像装置205は、位置310に設置されている棚を撮影する。
撮像装置205は、位置304において撮影領域308内を撮影する。即ち、撮像装置205は、位置311に設置されている棚を撮影する。
図7は、撮像装置205が撮影した撮影画像の例を示す。図7が示すように、撮影画像401は、間口102を撮影する。撮影画像401は、間口102が格納する物品104及び間口102に添付されているコード103を含む。
また、プロセッサ31は、撮影画像に写る間口を特定する機能を有する。
たとえば、プロセッサ31は、所定の間隔で撮影画像に写る間口を特定する。
プロセッサ31は、撮影画像が撮影された時刻(撮影時刻)を撮像装置205などから取得する。また、プロセッサ31は、WCS202が格納する在庫情報などを参照して、撮像装置205を格納している棚を特定する。また、ここでは、プロセッサ31は、通信部37を通じて、棚位置向き情報をWCS202から取得しているものとする。
たとえば、プロセッサ31は、所定の間隔で撮影画像に写る間口を特定する。
プロセッサ31は、撮影画像が撮影された時刻(撮影時刻)を撮像装置205などから取得する。また、プロセッサ31は、WCS202が格納する在庫情報などを参照して、撮像装置205を格納している棚を特定する。また、ここでは、プロセッサ31は、通信部37を通じて、棚位置向き情報をWCS202から取得しているものとする。
棚を特定すると、プロセッサ31は、棚位置向き情報などに基づいて、当該撮影時刻における当該棚の位置及び向きを特定する。当該棚の位置及び向きを特定すると、プロセッサ31は、撮像装置205の撮影領域を特定する。
撮影領域を特定すると、プロセッサ31は、棚位置向き情報に基づいて撮影領域に含まれる間口を撮影画像に写る間口として特定する。
また、プロセッサ31は、撮影画像に写るコードに基づいて間口を特定してもよい。プロセッサ31は、撮影画像に写るコードをデコードして得られた間口情報を撮影画像に写る間口の間口情報として取得してもよい。
また、プロセッサ31は、撮影画像と間口が格納する格納情報とをデータベース206に格納する機能を有する。
間口を特定すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて、特定された間口が格納する物品を示す格納情報のリクエストをWCS202に送信する。プロセッサ31は、通信部37を通じて、格納情報を含むレスポンスをWCS202から受信する。レスポンスを受信すると、プロセッサ31は、データベースインターフェース39を通じて、撮影画像、間口情報及び格納情報を対応付けてデータベース206に格納する。
なお、プロセッサ31は、格納情報をデータベース206に格納しなくともよい。この場合、プロセッサ31は、撮影画像及び間口情報を対応付けてデータベース206に格納してもよい。
また、プロセッサ31は、間口に格納されている物品に関する分析情報を生成する機能を有する。
たとえば、プロセッサ31は、通信部37を通じて、間口に格納されている物品を分析するリクエストをWES201から受信する。
当該リクエストは、分析される物品を格納する間口の間口情報、又は、物品が撮影された撮影時刻などを指定する。
当該リクエストを受信すると、プロセッサ31は、データベースインターフェース39を通じて、当該リクエストが指定する間口情報又は撮影時刻などをキーにデータベース206からデータ(撮影画像、間口情報及び格納情報のセット)を検索する。
データを検索すると、プロセッサ31は、所定の画像処理アルゴリズムに従って撮影画像に写る物品の種類及び数量を認識する。物品の種類及び数量を認識すると、プロセッサ31は、格納情報と認識結果とが整合するかを判定する。即ち、プロセッサ31は、間口に適切に物品が格納されているかを判定する。プロセッサ31は、判定結果を示す分析情報を生成する。
また、プロセッサ31は、所定の画像処理アルゴリズムに従って撮影画像に写る物品の傷、汚れ又は破損を検出してもよい。プロセッサ31は、検出結果を示す分析情報を生成する。
また、プロセッサ31は、間口が格納する物品の外寸及び重量などをWCS202などから取得してもよい。プロセッサ31は、撮影画像から読み取れる物品の外観、及び、取得された外寸並びに重量などに基づいて、物品がロボットによってピッキング可能であるかを判定してもよい。プロセッサ31は、判定結果を示す分析情報を生成する。
なお、プロセッサ31は、上記のいくつかの内容を含む分析情報を生成するものであってもよい。プロセッサ31が分析情報を生成する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
分析情報を生成すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて、分析情報をWES201に送信する。
次に、棚AGVシステム1の動作例について説明する。
まず、棚AGVシステム1が棚位置向き情報に基づいて間口を特定する動作例について説明する。
図8は、棚AGVシステム1が棚位置向き情報に基づいて間口を特定する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、棚AGVシステム1が棚位置向き情報に基づいて間口を特定する動作例について説明する。
図8は、棚AGVシステム1が棚位置向き情報に基づいて間口を特定する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて、撮像装置205を入庫する入庫オーダをWCS202に送信する(S11)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該入庫オーダを受信する。入庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を格納する間口を選択する(S12)。間口を選択すると、プロセッサ21は、当該間口に撮像装置205を格納する(S13)。
プロセッサ21が当該間口に撮像装置205を格納すると、情報分析装置204のプロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮像装置205に撮影を開始させる(S14)。
撮像装置205が画像を撮影している間において、WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて所定の間隔で棚位置向き情報を情報分析装置204に送信する(S15)。
情報分析装置204のプロセッサ31は、所定のタイミングで、棚位置向き情報に基づいて撮影画像に写る間口を特定する(S16)。間口を特定すると、プロセッサ31は、データベースインターフェース39を通じて、撮影画像と間口の間口情報とを対応付けてデータベース206に格納する(S17)。なお、プロセッサ31は、撮影画像と間口情報と格納情報とを対応付けてデータベース206に格納してもよい。
WES201のプロセッサ11が通信部17を通じて撮像装置205を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する(S21)まで、棚AGVシステム1は、S15乃至17を繰り返す。
ここで、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて撮像装置205を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する(S21)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該出庫オーダを受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を出庫する(S22)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該出庫オーダを受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を出庫する(S22)。
撮像装置205が出庫されると、情報分析装置204のプロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮像装置205に撮影を停止させる(S23)。
撮像装置205が撮影を停止すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
撮像装置205が撮影を停止すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
まず、棚AGVシステム1がコードに基づいて間口を特定する動作例について説明する。
図9は、棚AGVシステム1がコードに基づいて間口を特定する動作例について説明するためのフローチャートである。
図9は、棚AGVシステム1がコードに基づいて間口を特定する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて、撮像装置205を入庫する入庫オーダをWCS202に送信する(S31)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該入庫オーダを受信する。入庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を格納する間口を選択する(S32)。間口を選択すると、プロセッサ21は、当該間口に撮像装置205を格納する(S33)。
プロセッサ21が当該間口に撮像装置205を格納すると、情報分析装置204のプロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮像装置205に撮影を開始させる(S34)。
情報分析装置204のプロセッサ31は、所定のタイミングで、撮影画像に写るコードをデコードして撮影画像に写る間口を特定する(S35)。間口を特定すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて、格納情報のリクエストをWCS202に送信する(S36)。
WCS202のプロセッサ21は、当該リクエストに従って通信部27を通じて格納情報を含むレスポンスを情報分析装置204に送信する(S37)。
情報分析装置204のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ21は、データベースインターフェース39を通じて、撮影画像と間口の間口情報と格納情報とを対応付けてデータベース206に格納する(S38)。
WES201のプロセッサ11が通信部17を通じて撮像装置205を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する(S43)まで、棚AGVシステム1は、S15乃至17を繰り返す。
ここで、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて撮像装置205を出庫する出庫オーダをWCS202に送信する(S43)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該出庫オーダを受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を出庫する(S44)。
WCS202のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該出庫オーダを受信する。出庫オーダを受信すると、プロセッサ21は、撮像装置205を出庫する(S44)。
撮像装置205が出庫されると、情報分析装置204のプロセッサ31は、撮像装置インターフェース38を通じて撮像装置205に撮影を停止させる(S45)。
撮像装置205が撮影を停止すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
撮像装置205が撮影を停止すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
次に、棚AGVシステム1が分析情報を生成する動作例について説明する。
図10は、棚AGVシステム1が分析情報を生成する動作例について説明するためのフローチャートである。
図10は、棚AGVシステム1が分析情報を生成する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて、物品を分析するリクエストを情報分析装置204に送信する(S51)。
情報分析装置204のプロセッサ31は、通信部37を通じて当該リクエストを受信する。当該リクエストを受信すると、プロセッサ31は、当該リクエストに従ってデータベース206からデータを検索する(S52)。データを検索すると、プロセッサ31は、検索されたデータに基づいて分析情報を生成する(S53)。
分析情報を生成すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて分析情報を含むレスポンスをWES201に送信する(S54)。
WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて当該レスポンスを受信する。プロセッサ11が当該レスポンスを受信すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて当該レスポンスを受信する。プロセッサ11が当該レスポンスを受信すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
次に、棚AGVシステム1がWCS202からの情報(物品の外寸など)にさらに基づいて分析情報を生成する動作例について説明する。
図11は、棚AGVシステム1がWCS202からの情報にさらに基づいて分析情報を生成する動作例について説明するためのフローチャートである。
図11は、棚AGVシステム1がWCS202からの情報にさらに基づいて分析情報を生成する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて、物品を分析するリクエストを情報分析装置204に送信する(S61)。
情報分析装置204のプロセッサ31は、通信部37を通じて当該リクエストを受信する。当該リクエストを受信すると、プロセッサ31は、当該リクエストに従ってデータベース206からデータを検索する(S62)。データを検索すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて、所定の情報のリクエストをWCS202に送信する(S63)。
WCS202のプロセッサ21は、当該リクエストに従って通信部27を通じて所定の情報を含むレスポンスを情報分析装置204に送信する(S64)。
情報分析装置204のプロセッサ21は、通信部27を通じて当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、プロセッサ21は、所定の情報と検索されたデータとに基づいて分析情報を生成する(S65)。
分析情報を生成すると、プロセッサ31は、通信部37を通じて分析情報を含むレスポンスをWES201に送信する(S66)。
WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて当該レスポンスを受信する。プロセッサ11が当該レスポンスを受信すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
WES201のプロセッサ11は、通信部17を通じて当該レスポンスを受信する。プロセッサ11が当該レスポンスを受信すると、棚AGVシステム1は、動作を終了する。
なお、WCS202のプロセッサ21は、所定の間口(撮影対象間口)を撮影するために、撮像装置205を格納する棚を搬送するものであってもよい。たとえば、プロセッサ21は、通信部27を通じて、撮影対象間口を撮影することを指示するリクエストをWES201から取得する。また、プロセッサ21は、操作部15を通じて、撮影対象間口を入力してもよい。
プロセッサ21は、撮影対象間口を撮影するために撮像装置205を備える棚を搬送するルートを設定する。即ち、プロセッサ21は、撮像装置205を格納している間口と撮影対象間口とが向かい合うようにルートを設定する。
ルートを設定すると、プロセッサ21は、AGV105又は112を用いて、撮像装置205を備える棚を当該ルートに沿って搬送する。なお、プロセッサ21は、撮影対象間口の前で棚の搬送速度を低下又は棚を一時停止させてもよい。
以上のように構成された棚AGVシステムは、棚の間口に撮像装置を格納する。棚AGVシステムは、撮像装置を格納した棚を搬送することで他の間口を撮影することができる。その結果、棚AGVシステムは、各棚が格納する物品を撮影した撮影画像を効果的に取得することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る棚AGVシステムは、撮像装置がカメラを移動するアームを備える点で第1の実施形態に係るそれと異なる。従って、その他の点については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る棚AGVシステムは、撮像装置がカメラを移動するアームを備える点で第1の実施形態に係るそれと異なる。従って、その他の点については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図12は、実施形態に係る棚AGVシステム1’の構成例を示す。図12が示すように、間口107は、撮像装置205の代わりに撮像装置205’を格納する。
撮像装置205’は、間口が格納する物品を撮影する。撮像装置205’は、カメラ109及びアーム501などから構成される。
アーム501は、WCS202の制御に従ってカメラ109を移動する。たとえば、アーム501は、撮像装置205’を格納する棚の他の間口又は他の棚の間口などを撮影可能な位置にカメラ109を移動する。
WCS202のプロセッサ21は、アーム501を制御する。たとえば、プロセッサ21は、撮像装置205’を格納する棚が停止している間において、アーム501を制御して所定の間口を撮影可能な位置にカメラ109を移動する。
以上のように構成された棚AGVシステムは、アームを用いてカメラを移動する。その結果、棚AGVシステムは、カメラを格納する棚を搬送しなくとも、カメラの撮影領域を移動することができる。よって、棚AGVシステムは、間口が格納する物品を効果的に撮影することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…棚AGVシステム、1’…棚AGVシステム、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…操作部、16…表示部、17…通信部、21…プロセッサ、22…ROM、23…RAM、24…NVM、25…操作部、26…表示部、27…通信部、28…AGVインターフェース、31…プロセッサ、32…ROM、33…RAM、34…NVM、35…操作部、36…表示部、37…通信部、38…撮像装置インターフェース、39…データベースインターフェース、101…棚、102…間口、103…コード、104…物品、105…AGV、106…棚、107…間口、108…コード、109…カメラ、110…記憶媒体、111…電源、112…AGV、201…WES、202…WCS、203…RCS、204…情報分析装置、205…撮像装置、205’…撮像装置、206…データベース、301…位置、302…位置、303…位置、304…位置、305…位置、306…撮影領域、307…撮影領域、308…撮影領域、309…位置、310…位置、311…位置、401…撮影画像、501…アーム。
Claims (14)
- 自動搬送車に搬送される棚に格納され、前記棚以外の棚を撮影する撮像装置に接続する撮像装置インターフェースと、
前記撮像装置インターフェースを通じて、前記撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得するプロセッサと、
を備える情報処理装置。 - データを格納するメモリに接続するデータベースインターフェースを備え、
前記プロセッサは、取得した前記撮影画像に基づいて前記撮影画像に写る前記棚を特定する棚情報を取得し、前記データベースインターフェースを通じて、前記撮影画像と前記棚情報とを前記メモリに格納する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記撮像装置インターフェースを通じて、前記撮像装置から前記棚の間口を撮影した撮影画像を取得し、取得した前記撮影画像に基づいて前記撮影画像に写る前記棚の間口を特定する間口情報を取得し、前記データベースインターフェースを通じて、前記間口情報を前記メモリに格納する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記自動搬送車を制御する自動搬送システムに接続する自動搬送システムインターフェースを備え、
前記プロセッサは、
前記自動搬送システムインターフェースを通じて、前記自動搬送システムから各棚の位置及び向きを示す棚位置向き情報を取得し、
前記撮影画像の撮影時刻と前記棚位置向き情報とに基づいて前記撮影画像に写る前記棚を特定する前記棚情報を取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記撮影画像に写るコードをデコードして得られた情報に基づいて前記撮影画像に写る間口を特定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記間口が格納する物品を示す格納情報を取得し、
前記撮影画像から前記間口が格納する物品を認識し、
前記格納情報と認識結果とが整合するかを判定する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記撮影画像に基づいて前記間口が格納する物品の傷、汚れ又は破損を検出する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記間口が格納する物品の外寸及び重量を取得し、
前記撮影画像、前記外寸及び前記重量に基づいて、前記物品がロボットによってピッキング可能であるかを判定する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 上位装置に接続する通信インターフェースと、
棚を搬送する自動搬送車に接続する自動搬送車インターフェースと、
棚が備える間口に格納されている物品を示す在庫情報を格納するメモリと、
前記通信インターフェースを通じて、前記棚の間口を撮影する撮像装置を入庫する入庫オーダを受信し、
前記入庫オーダを受信すると、他の撮像装置が格納されている間口と異なる高さの間口を、前記撮像装置を格納する間口として選択し、
前記自動搬送車インターフェースを通じて、前記自動搬送車を用いて選択された前記間口を備える棚を、前記撮像装置を格納する所定の作業場所に搬送し、
前記撮像装置を選択された前記間口に格納したことを示す情報を前記在庫情報に格納する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置。 - 撮像装置を格納する間口を備える棚を搬送する自動搬送車を制御する自動搬送システムに接続する通信インターフェースと、
前記通信インターフェースを通じて、所定の間口の撮影を指示するリクエストを前記自動搬送システムに送信するプロセッサと、
を備える情報処理装置。 - プロセッサによって実行される情報処理方法であって、
自動搬送車に搬送される棚に格納され、前記棚以外の棚を撮影する撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得する、
情報処理方法。 - プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
自動搬送車に搬送される棚に格納され、前記棚以外の棚を撮影する撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得する機能と、
を実現させるプログラム。 - 撮像装置と前記撮像装置を格納する棚を搬送する自動搬送車と情報処理装置とを備えるシステムであって、
前記撮像装置は、
前記棚以外の棚を撮影するカメラと、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記撮像装置に接続する撮像装置インターフェースと、
前記撮像装置インターフェースを通じて、前記撮像装置から棚を撮影した撮影画像を取得するプロセッサと、
を備える、
システム。 - 前記撮像装置は、前記カメラを移動するアームを備える、
請求項13に記載のシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022075957A JP2023165200A (ja) | 2022-05-02 | 2022-05-02 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022075957A JP2023165200A (ja) | 2022-05-02 | 2022-05-02 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023165200A true JP2023165200A (ja) | 2023-11-15 |
Family
ID=88742807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022075957A Pending JP2023165200A (ja) | 2022-05-02 | 2022-05-02 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023165200A (ja) |
-
2022
- 2022-05-02 JP JP2022075957A patent/JP2023165200A/ja active Pending
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