JP2023165194A - 円偏波パッチアンテナ - Google Patents

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昇 関野
Noboru Sekino
隆吉 佐々木
Takayoshi Sasaki
嘉樹 白澤
Yoshiki Shirasawa
武幸 相崎
Takeyuki Aizaki
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Abstract

Figure 2023165194000001
【課題】給電回路から発生する定在波や回折波が放射素子の指向性等の放射特性に影響するのを抑制する円偏波パッチアンテナを提供する。
【解決手段】円偏波パッチアンテナは、第1の誘電体基板10と、第1の誘電体基板10の第1の面に設けられた、第1給電部14a、14bを有する放射素子12と、第1の誘電体基板10の第1の面の反対にある第2の面に接する第2の誘電体基板20と、第1の誘電体基板10の第2の面に重なるように、第2の誘電体基板20の第1の面に設けられた、第2給電部を有する給電回路22と、第2の誘電体基板20の第1の面とは反対にある第2の面に重ねて設けられたグランド導体30と、を備える。第1給電部14a、14bと第2給電部とは互いに電気的に接続されている。
【選択図】図2

Description

本技術は、移動体通信システム、ローカルエリア・ネットワーク、ITS(Intelligent Transport Systems)、ETC(Electronic Toll Collection System)、GPS(Global Positioning System)、WPT(Wireless Power Transmission)などに使用される円偏波パッチアンテナに関する。
従来の円偏波パッチアンテナは、一般に、放射素子からの放射が裏面方向に伝搬するのを抑制して単一指向性を実現するために、一辺の長さが一波長程度(≒1λ)である略正方形のグランド導体(又はGND導体)を、放射素子を配置した方の面(表面)とは反対にある面(裏面)に設けている。また、従来の円偏波パッチアンテナは、グランド導体が配置された方の面に放射素子を配置するとともに、その面とは反対にある面に給電回路(例えば放射素子に対して位相差給電を行うハイブリッド回路など)を配置している。その理由は、給電回路から発生する定在波や回折波が放射素子の指向性等の放射特性に影響するのを抑制するためである。
図8に、上記の従来の円偏波パッチアンテナの一例である、特許文献1に記載された円偏波パッチアンテナ1000の構成を示す。ここで、円偏波パッチアンテナ1000は、円偏波パッチアンテナPA1と、第1ベース基板1100において円偏波パッチアンテナPA1と対向する他方の面に対向するように、第2ベース基板1200の一方の面に設けられたグランド導体(GND導体)1220と、第2ベース基板1200の他方の面に設けられたハイブリッド回路1260とを含む。そして、円偏波パッチアンテナPA1は、第1ベース基板1100の一方の面に設けられた矩形状導体パターンを有するパッチ素子1120と、パッチ素子1120の隣り合う2辺の縁に配置された給電部1140a及び1140bと、第1ベース基板1100の側面部に配置された給電部1160a及び1160bとを含む。ここで、第2ベース基板1200及びグランド導体(GND導体)1220には、2つのくり抜き部が設けられており、これらのくり抜き部には、グランド導体(GND導体)と絶縁された状態で、給電用ランド1240a及び1240bが設けられている。ハイブリッド回路1260は、λ/4の長さを有するストリップライン1261及び1262と、終端抵抗1263とを含む。ハイブリッド回路1260は、給電用ランド1240a及び1240bを介して、給電部1140a、1140b、1160a及び1160bに電気的に接続され、パッチ素子1120に容量結合している。そして、ハイブリッド回路1260のIN端子から入力された信号は、互いに90°の位相差を持つ信号として給電部1140a及び1140bに分配されて、パッチ素子1120に給電される。このような円偏波パッチアンテナ1000は、一般に、所定の構造体の表面に設置される。そして、必要に応じて、例えば誘電体からなる第3ベース基板1300を介して所定の構造体に設置される。
特開2002-9536号公報
しかしながら、特許文献1では、円偏波パッチアンテナ1000の第2ベース基板1200の一方の面にグランド導体(GND導体)を配置するとともに、その一方の面とは反対にある面にハイブリッド回路1260を配置している。一般に、ハイブリッド回路1260のインピーダンス変換部などから定在波が発生する。そのような定在波は、漏洩電力として不要な輻射であるばかりでなく、第2ベース基板1200の一方の面に配置されたグランド導体(GND導体)の端部で回折し、円偏波パッチアンテナ1000の放射の主方向に影響を与える回折波となる。そのため、ハイブリッド回路1260に起因して発生する回折波は、円偏波パッチアンテナ1000の指向性特性(例えば利得やビーム幅)に影響を与える。
本発明は、放射素子とグランド導体との間に給電回路を挿入する構成を採用している。具体的には、
第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の面に設けられた、第1給電部を有する放射素子と、
前記第1の誘電体基板の前記第1の面の反対にある第2の面に接する第2の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の前記第2の面に重なるように、前記第2の誘電体基板の第1の面に設けられた、第2給電部を有する給電回路と、
前記第2の誘電体基板の前記第1の面とは反対にある第2の面に重ねて設けられたグランド導体と
を備え、
前記第1給電部と前記第2給電部とは互いに電気的に接続されている、円偏波パッチアンテナを提供する。
ここで、上記の円偏波パッチアンテナのグランド導体は、当該円偏波パッチアンテナが設置される金属体の少なくとも一部の表面に電気的に接続している態様や、前記給電回路がハイブリッド回路である態様であることが好ましい。また、前記給電回路は、前記給電回路の伝送線路長を最短にする位置又は向きになるように配置されている態様であることが好ましい。ここで、前記給電回路の伝送線路長を最短にする位置又は向きになるように配置されていることは、前記給電回路の長手方向を、前記放射素子の対角線の方向に合うように配置することを含む態様であることがより好ましい。
上記の構成を採用することにより、給電回路で発生する定在波と、グランド導体の端部で発生する回折波が、円偏波パッチアンテナの主方向に影響するのを抑制することができる。そのため、円偏波パッチアンテナの指向性特性(指向性利得及びビーム幅)が向上する。
また、一般に、円偏波パッチアンテナの背面に設置される、ターンテーブルなどの金属体の表面(金属面)をグランド導体として利用することができる(つまり、円偏波パッチアンテナが設置される構造体の比較的に大きな金属面をグランド導体として利用することができる)。そのため、円偏波パッチアンテナ(マイクロストリップアンテナ)のサイズを小型化することができる。
そして、グランド導体と放射素子との間に給電回路を設置することにより、円偏波パッチアンテナの背面への不要な放射を抑制することができる。
本発明の一実施形態である円偏波パッチアンテナ1を分解した斜視図である。 図1の円偏波パッチアンテナ1を拡大した展開斜視図である。 円偏波パッチアンテナ1を構成する第1基板10を放射の主方向からみたとき上面図である。 円偏波パッチアンテナ1を構成する第2基板20を放射の主方向からみたとき上面図である。 図1の円偏波パッチアンテナ1の指向性についてシミュレーションした結果を示す図である。 図6Aは、従来の円偏波パッチアンテナ100を各誘電体基板に分解した斜視図である。図6Bは、従来の円偏波パッチアンテナ100の誘電体基板110を、放射素子の主方向から見た上面図である。図6Cは、従来の円偏波パッチアンテナ100のグランド導体(GND導体)120が設けられた面に対向する反対にある面(裏面)に設けられた給電回路132を、放射素子の主方向からみたときの上面図である。 図6Aに示す従来の円偏波パッチアンテナ100の指向性についてシミュレーションした結果を示す図である。 特許文献1に記載された、従来の円偏波パッチアンテナ1000を分解した斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態である円偏波パッチアンテナ1を、説明の便宜上、分解した斜視図である。そして、図2は、図1の円偏波パッチアンテナ1の一部について拡大した図である。図1及び図2を参照すると、円偏波パッチアンテナ1は、一方の面(図中の表)に放射素子12が配置された第1の誘電体基板10と、第1の誘電体基板10の他方の面(裏)と重なり、一方の面(表)に給電回路22が配置された第2の誘電体基板20と、第2の誘電体基板20の他方の面(裏)に配置されたグランド導体(GND導体)30とを含む。そして、円偏波パッチアンテナ1は、ターンテーブル等の金属体40(例えば、一辺の長さが200mmの正方形)の表面にグランド導体30が接するように取り付けられる。この場合、グランド導体30と金属体40とが電気的に接続されて一体となるため、グランド導体30よりも面積が大きい金属体40を新たなグランド導体(GND導体)として扱うことができる。そのため、円偏波パッチアンテナ1によれば、第1の誘電体基板10と第2の誘電体基板20とグランド導体30とが占める面積を、従来のものより小さくすることができる(なお、第1の誘電体基板10と第2の誘電体基板20とグランド導体30とは、いずれも正方形であって一辺の長さが例えば33mm(≒λ/2)である)。
次に、図3を参照して、円偏波パッチアンテナ1の第1の誘電体基板10と放射素子12とを説明する。第1の誘電体基板10は、一方の面の中央に配置された放射素子12を含む。放射素子12は、一辺の長さが例えば13.5mm(≒λ/4)の正方形である。放射素子12は、給電部14a及び14bを有している。そして、給電部14a及び14bは、例えばスルーホールを介して、第2の誘電体基板20の給電回路22と電気的に接続されている。ここで、放射素子12は、第1の誘電体基板10の中心に対して45°回転した状態で配置されている。その理由は、(1)従来では、グランド導体130の表面(図6(A)~図6(C))に配置されていた、放射素子112よりもサイズが大きい給電回路132を、放射素子112の裏面(図4の20)に配置したため、給電回路132よりも物理的にサイズを縮めた給電回路22とする必要があることと、(2)放射素子12を上記の45°回転した方が、給電回路22の伝送線路長をより短くすることができるので、給電回路22に起因する不要放射を抑えやすいことによる。これによって、給電回路22に起因して発生する定在波の影響を抑制することができる。
次に、図4を参照して、円偏波パッチアンテナ1の第2の誘電体基板20と給電回路22を説明する。第2の誘電体基板20は、一方の面(表)に給電回路22を含む。このような給電回路22は、例えばハイブリッド回路であってもよい。そして、給電回路22は、給電部24a、24b、24c及び24dを含む。給電回路22をハイブリッド回路とした場合には、給電部24aと24bに達する入力波は位相差をもたせることが可能になる。給電部24a及び24bは、例えばスルーホールを介して、放射素子12の給電部14a及び14bにそれぞれ電気的に接続されている。そして、給電部24cは、送信装置又は受信装置等の外部無線装置(図示せず)に接続される。また、給電部24dは、例えばスルーホールを介してグランド導体30に接続されてショートさせている。そして、給電回路22は、給電部24aから24cの方向に対応する長手方向が例えば19.5mmの長さを有し、給電部24cから24dの方向に対応する幅方向が例えば12.6mmの長さを有する。
図5は、図1の円偏波パッチアンテナ1の放射特性をシミュレーションした結果を示している。ここで、図5は、円偏波パッチアンテナ1の指向性を示している。ここで、図5では、利得は、G=20logE/E(dB)として表されている(ここで、Eは比較アンテナの電界強度であり、Eは基準アンテナの電界強度である)。そして、図5では、放射素子12が配置された面に対して垂直な方向(z方向)を「0°」(放射の主方向)及び「180°」(裏面方向)とし、放射素子12が配置された面に対して平行な方向(y方向)を「90°」及び「-90°」とした場合に、図5の紙面に対して垂直な方向(x方向)からみたときの円偏波パッチアンテナ1の指向性を示している。図5を参照すると、図1の円偏波パッチアンテナ1では、放射の主方向について、±70°を超える範囲にわたって利得(G)が5dB以上になっている(ここで、図5中の「A1」は、利得(G)が最大となる方向(略-45°方向)を示している)。一方、図1の円偏波パッチアンテナ1では、図5中に「180°」で示される裏面方向の利得(G)が20dB以内であって、図5中に「90°」及び「-90°」で示される方向の利得(G)が最大でも10dB以内となっている。このように、図1の円偏波パッチアンテナ1では、裏面方向の全体にわたって利得(G)が10dB以内となっている。つまり、円偏波パッチアンテナ1では、放射素子12及び給電回路22に起因する放射が、主方向と反対方向(裏面方向)に与える影響が小さい。その理由は、グランド導体30と金属体40とが電気的に接続されて一体となったため、グランド導体30よりも面積が大きい金属体40を新たなグランド導体(GND導体)として扱うことができることによるものと考えられる。その結果、この新たなグランド導体(GND導体)の端部付近での回折波が放射素子12の放射の主方向に与える影響は、(新たなグランド導体の端部と、放射素子12または給電回路22との距離を大きくすることができたことによって抑制されたものと考えられる。
次に、図6(A)の分解斜視図を参照して、図1の円偏波パッチアンテナ1の構成と比較される、従来の円偏波パッチアンテナ100の構成について説明する。図6(A)を参照すると、従来の円偏波パッチアンテナ100は、放射素子112を一方の面の中央に配置した誘電体基板110と、一方の面に導体(グランド導体)を配置した誘電体基板120と、一方の面の中央から対角線の方向に延在する給電回路132を配置した誘電体基板130とを含んでいる。ここで、放射素子112を配置した誘電体基板110の一方の面とは反対にある面は、誘電体基板120の導体(グランド導体)の面に重なるように構成されている。そして、誘電体基板120の導体(グランド導体)を配置した誘電体基板120の一方の面とは反対にある面は、給電回路132を配置した面に重なるように構成されている。ここで、導体(グランド導体)を配置した誘電体基板120は、矩形であって、一辺の長さが約55mm(≒λ)であるが、他辺の長さが約61mm(≒λ+指向性補正分)である。
図6(B)は、図6(A)の従来の放射素子112を配置した誘電体基板110を示す。ここで、放射素子112は、図3に示す放射素子12とほぼ同じ形状及び大きさを有する。そして、放射素子112は、例えばスルーホールを介して、給電回路132と電気的に接続される給電部114a及び114bを有する。
図6(C)は、図6(A)の給電回路132を一方の面に配置した誘電体基板130を示す。ここで、誘電体基板130は、誘電体基板120と同じ矩形であって、一辺の長さが約55mm(≒λ)であるが、他辺の長さが約61mm(≒λ+指向性補正分)である。そして、図6(C)の給電回路132は、(給電部134c及び134dの形状を除いて)図4の給電回路22と同一の形状及び大きさを有する。
図7は、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100の放射特性をシミュレーションした結果を示している。ここで、図7は、従来の円偏波パッチアンテナ100の指向性を示している。ここで、図7では、(図5と同様に)利得は、G’=20logE/E(dB)として表されている。そして、図7では(図5と同様に)、放射素子112が配置された面に対して垂直な方向(z方向)を「0°」(放射の主方向)及び「180°」(裏面方向)とし、放射素子112が配置された面に対して平行な方向(y方向)を「90°」及び「-90°」とした場合に、図7の紙面に対して垂直な方向(x方向)からみたときの円偏波パッチアンテナ100の指向性を示している。図7を参照すると、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100では、放射の主方向について、±50°を超える範囲にわたって利得(G’)が5dB以上になっている(ここで、図7中の「A1」は、利得(G’)が最大となる方向(略0°方向)を示している)。一方、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100では、図7中に「180°」で示される裏面方向の利得(G’)が15dBを超えているのに加え、裏面方向の90°~180°及び-90°~-140の範囲にわたって利得(G’)が15dBを超えている。このように、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100では、裏面方向の全体にわたって利得(G’)が15dB以内となっている。特に、図7を参照すると、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100では、「90°」及び「-90°」で示される方向(つまり、放射素子112が配置された面に対して平行な方向)の利得(G’)が10dBをやや超えている。
図7を参照すると、従来の円偏波パッチアンテナ100は、(図6(A)に示すように)放射素子112と給電回路132との間にグランド導体120を設けている。そのため、従来の円偏波パッチアンテナ100では、利得が最大となる方向が放射素子132の主方向(図7の0°方向)となっている。一方、従来の円偏波パッチアンテナ100では、5dB以上の利得が得られる範囲(±50°)が、図5の5dB以上の利得が得られる範囲(±70°)よりも狭くなっている。そのような従来の円偏波パッチアンテナ100の指向性利得の劣化は、放射素子112と給電回路132との間に配置されたグランド導体120の端部付近での回折波による影響によるものと考えられる。
最後に、図1に示す円偏波パッチアンテナ1と、図6に示す従来の円偏波パッチアンテナ100との指向性特性のシミュレーションにおいて使用した条件を対比した表を以下に示す。以下の表を参照すると、特に、円偏波パッチアンテナ1では、給電回路22を配置した誘電体基板20の一辺の長さが33mm(≒λ/2:半波長分の長さ)の正方形であるのに対し、従来の円偏波パッチアンテナ100では、給電回路132を配置した誘電体基板130の一辺の長さが(指向性の補正分を考慮したため)55~61mm(≒λ:1波長分の長さ)の矩形である点において相違する。そのため、(図5及び図7に示されるシミュレーション結果の比較から、アンテナの指向性利得が向上していることに加えて)図1の円偏波パッチアンテナ1は、図6の従来の円偏波パッチアンテナ100と比較して、フットプリント(面積)が3分の1~2分の1程度に小型化されている。
Figure 2023165194000002
本明細書では、説明の便宜上、特定の実施形態について本発明を説明してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理及び用途の単なる例示にすぎない。例えば、図2では、円偏波パッチアンテナ1は、放射素子12と給電回路22とを異なる誘電体基板(第1の誘電体基板10と第2の誘電体基板20)に設けた場合について説明した。これ以外にも、例えば、円偏波パッチアンテナ1は、第1の誘電体基板10の一方の面(表面)に放射素子12を配置するとともに、第1の誘電体基板10の他方の面(裏面)に給電回路22を配置する構成を採用することができる。そして、例えば第1の誘電体基板10に設けられたスルーホールを介して、放射素子12と給電回路22とを電気的に接続することができる。その場合、例えば第1の誘電体基板とは異なる誘電体基板のスルーホールを介して、第1の誘電体基板の裏面に配置された給電回路22をグランド導体30に電気的に接続することができる。
したがって、例示した実施形態に対して多数の修正を実行することができることや、特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の構成を採用することができることが理解されるであろう。
本発明は、限定するものではないが、移動体通信システム等の無線通信を含む幅広い産業上の利用可能性を有する。
1 本発明の実施態様にかかる円偏波パッチアンテナ(シミュレーション用)
10 第1の誘電体基板
12 放射素子
14a、14b 第1給電部
20 第2の誘電体基板
22 給電回路(ハイブリッド回路)
24a、24b、24c、24d 第2給電部
30 グランド導体
40 金属体(ターンテーブルの一部)
100 従来の円偏波パッチアンテナ(シミュレーション用)
1000 円偏波パッチアンテナ(従来技術)

Claims (5)

  1. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板の第1の面に設けられた、第1給電部を有する放射素子と、
    前記第1の誘電体基板の前記第1の面の反対にある第2の面に接する第2の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板の前記第2の面に重なるように、前記第2の誘電体基板の第1の面に設けられた、第2給電部を有する給電回路と、
    前記第2の誘電体基板の前記第1の面とは反対にある第2の面に重ねて設けられたグランド導体と
    を備え、
    前記第1給電部と前記第2給電部とは互いに電気的に接続されている、円偏波パッチアンテナ。
  2. 前記グランド導体は、当該円偏波パッチアンテナが設置される金属体の少なくとも一部の表面に電気的に接続している、請求項1に記載の円偏波パッチアンテナ。
  3. 前記給電回路がハイブリッド回路である、請求項1に記載の円偏波パッチアンテナ。
  4. 前記給電回路は、前記給電回路の伝送線路長を最短にする位置又は向きになるように配置されている、請求項1に記載の円偏波パッチアンテナ。
  5. 前記給電回路の伝送線路長を最短にする位置又は向きになるように配置されていることは、前記給電回路の長手方向を、前記放射素子の対角線の方向に合うように配置することを含む、請求項4に記載の円偏波パッチアンテナ。
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