JP2023163331A - プレートフィン積層型熱交換器 - Google Patents

プレートフィン積層型熱交換器 Download PDF

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Kazuhiko Yamazaki
匡 甲石
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Abstract

【課題】位置ずれすることなくろう付けを容易にし、冷媒流路を流れる冷媒の漏れがなく、熱交換効率の向上が図れるプレートフィン積層型熱交換器を提供する。【解決手段】冷媒流路3a,3bを有するプレートフィン2を積層してなるプレートフィン積層型熱交換器であって、プレートフィン2は、長手方向に沿う折曲げ部4を介して対称な一対のプレートフィン半体2a,2bにて形成される。プレートフィン半体2a,2bは、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する凹溝状の冷媒流路3a,3bが形成され、プレートフィン半体2a,2bの外側面に、隣接するプレートフィン2に当接するピッチ出し突起7a,7bが形成され、プレートフィン半体2a,2bが折り曲げられた状態で、ろう付け接合されている。【選択図】 図1

Description

この発明は、プレートフィン積層型熱交換器に関するもので、更に詳細には、冷媒流路を有するプレートフィンを積層してなるプレートフィン積層型熱交換器に関するものである。
一般に、プレートフィン積層型熱交換器は、例えば車両の空気調和機において使用されており、プレートフィンに形成された冷媒流路を流れる冷媒と、積層されたプレートフィンの間を流れる流体との間で熱交換を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプレートフィン型熱交換器では、冷媒流路を有するプレートフィンは、一対の板状部材をろう付け接合してなり、冷媒流路は板状部材に設けられた凹状溝によって形成されている。また、プレートフィンは、プレートフィン間の積層間隔を規制する突起を備え、突起はその頂部を隣接する他方のプレートフィンの平面部に当接してプレートフィンの積層間隔を規制している。
特開2019-100564号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、2枚のプレートフィンをろう付けする際に位置ずれが生じないようにすることが難しく、位置ずれが生じると、ろう付け不良が発生し、冷媒流路を流れる冷媒の漏れに繋がり、熱交換効率の低下を招く懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、位置ずれすることなくろう付けを容易にし、冷媒流路を流れる冷媒の漏れがなく、熱交換効率の向上が図れるプレートフィン積層型熱交換器を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、冷媒流路を有するプレートフィンを積層してなるプレートフィン積層型熱交換器を前提とし、第1の発明は、上記プレートフィンは、長手方向に沿う折曲げ部を介して対称な一対のプレートフィン半体にて形成され、上記プレートフィン半体は、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に連通する凹溝状の上記冷媒流路が形成され、上記プレートフィン半体の外側面に、隣接する上記プレートフィンに当接するピッチ出し突起が形成され、上記プレートフィン半体が折り曲げられた状態で、ろう付け接合されている、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、折曲げ部を介して冷媒流路が形成された一対のプレートフィン半体を折り曲げた状態でろう付け接合することができる。
また、第2の発明は、上記プレートフィンは、長手方向に沿う折曲げ部を介して対称な一対のプレートフィン半体にて形成されると共に、隣接する上記プレートフィンを形成する上記プレートフィン半体の折曲げ先端側同士が屈曲可能な連結片を介して複数連結され、上記プレートフィン半体は、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に連通する凹溝状の上記冷媒流路が形成され、上記プレートフィン半体の外側面に、隣接する上記プレートフィンに当接するピッチ出し突起が形成され、上記プレートフィン半体が折り曲げられた状態で、ろう付け接合され、上記連結片が屈曲された状態で、上記プレートフィンが積層されている、ことを特徴とする(請求項2)。この第2の発明において、上記連結片に導通口が設けられているのが好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、折曲げ部を介して冷媒流路が形成された一対のプレートフィン半体を折り曲げた状態でろう付け接合することができると共に、プレートフィン半体の折曲げ先端側同士を連結する連結片を屈曲することで、複数のプレートフィンを所定の間隔をおいて積層することができる。この第2の発明において、連結片に導通口を設けることにより、導通口を介して隣接するプレートフィンの間に流体を流すことができる(請求項3)。
この発明において、上記プレートフィンを形成する一方の上記プレートフィン半体に形成される1又は複数の上記冷媒流路と、他方の上記プレートフィン半体に形成される1又は複数の上記冷媒流路は、互いに偏倚した位置に設けられているのが好ましい(請求項4)。
このように構成することにより、プレートフィンに少なくとも2以上の複数の冷媒流路を形成することができる。
また、この発明において、上記冷媒流入側ヘッダ流路と上記冷媒流出側ヘッダ流路は、それぞれ隣接する上記プレートフィンの上記冷媒流入側ヘッダ流路と上記冷媒流出側ヘッダ流路に積層されて冷媒流入集合管と冷媒流出集合管を形成するのが好ましい(請求項5)。
このように構成することにより、プレートフィンが積層された状態で、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路が、それぞれ隣接するプレートフィンに形成された冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に積層されて、冷媒流入集合管と冷媒流出集合管を形成することができる。
加えて、この発明において、上記プレートフィン半体は、プレートフィン半体の接合面にろう材を塗布したものであっても差し支えないが、好ましくは、少なくとも接合面にろう材層が形成されたブレージングシートにて形成されているのがよい(請求項6)。
このように構成することにより、プレートフィン半体のろう付け接合を容易かつ正確にすることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1,2に記載の発明によれば、折曲げ部を介して冷媒流路が形成された一対のプレートフィン半体を折り曲げた状態でろう付け接合することができるので、位置ずれすることなくろう付けを容易にし、冷媒流路を流れる冷媒の漏れをなくし熱交換効率の向上が図れる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、上記(1)に加えて、更にプレートフィン半体の折曲げ先端側同士を連結する連結片を屈曲することで、複数のプレートフィンの積層を容易にすることができると共に、プレートフィン間の間隔を均一にすることができる。この第2の発明において、連結片に設けられた導通口を介して隣接するプレートフィンの間に流体を流すことができるので、熱交換効率の向上が図れる(請求項3)。
(3)請求項4に記載の発明によれば、プレートフィンに少なくとも2以上の複数の冷媒流路を形成することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に熱交換効率の向上が図れる。
(4)請求項5に記載の発明によれば、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路が、それぞれ隣接するプレートフィンの冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に積層されて、冷媒流入集合管と冷媒流出集合管を形成することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に熱交換器の作製を容易にすることができる。
(5)請求項6に記載の発明によれば、プレートフィン半体のろう付け接合を容易かつ正確にすることができるので、上記(1),(2)に加えて、更にプレートフィンの作製を容易にすることができる。
この発明に係る熱交換器の第1実施形態の使用状態を示す概略斜視図である。 第1実施形態の熱交換器の概略正面図(a)及び(a)のI-I線に沿う断面図(b)である。 第1実施形におけるプレートフィンのろう付け前の状態を示す斜視図(a)及び(a)のII-II線に沿う拡大断面図(b)である。 第1実施形態におけるプレートフィンを示す斜視図(a)及び(a)のIII-III線に沿う拡大断面図(b)である。 この発明に係る熱交換器の第2実施形態の使用状態を示す概略斜視図である。 第2実施形態におけるプレートフィンのろう付け前の状態を示す斜視図である。 第2実施形態における連結片を示す図6のIV-IV線に沿う拡大断面図(a)及び連結片の変形例を示す拡大断面図(b)である。 図6のV-V線に沿う断面図である。 第2実施形態におけるプレートフィンを示す斜視図(a)及び(a)のVI-VI線に沿う拡大断面図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
この発明に係るプレートフィン積層型熱交換器1(以下に、熱交換器1という)は、冷媒流路3a,3bを有する2枚のプレートフィン半体2a,2bがろう付け接合されたプレートフィン2が適宜間隔のフィンピッチPをおいて積層されており、プレートフィン2の長手方向の一方に冷媒流入管11が接続され、長手方向の他方に冷媒流出管12が接続されている。なお、積層されたプレートフィン2の最上段及び最下段の外側にはそれぞれ上部エンドプレート13aと下部エンドプレート13bが積層されている。上部エンドプレート13aには、冷媒流入管11と冷媒流出管12に連通する連通孔(図示せず)が設けられている。
上記プレートフィン半体2a,2bは、少なくとも接合される表面にろう材層が形成されたアルミニウム製のブレージングシートにて形成されている。図1,図3,図4に示すように、プレートフィン半体2a,2bは、長手方向に沿う折曲げ部4を介して対称な一対の冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する凹溝状の複数の冷媒流路3a,3bが形成され、プレートフィン半体2a,2bの外側面に、隣接するプレートフィン2に当接するピッチ出し突起7a,7bが形成されている。
換言すると、折曲げ部4を介して対称なプレートフィン半体2a,2bのうちの一方のプレートフィン半体2aは、接合される内側面に、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する2つ(2列)の凹溝状の冷媒流路3aが形成され、プレートフィン半体2aの外側面に、上方に隣接するプレートフィン2に当接するピッチ出し突起7aが形成されている。他方のプレートフィン半体2bは、接合される内側面に、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する2つ(2列)の凹溝状の冷媒流路3bが形成され、プレートフィン半体2bの外側面に、下方に隣接するプレートフィン2に当接するピッチ出し突起7bが形成されている。
この場合、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aは、フィンピッチPの半分の高さの円筒状に形成されている。プレートフィン半体2a,2bが折り曲げられてろう付け接合された状態で、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aは、それぞれ隣接するプレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通可能に積層されて冷媒流入集合管5と冷媒流出集合管6を形成する。
また、一方のプレートフィン半体2aにおける冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する2つ(2列)の冷媒流路3aと、他方のプレートフィン半体2bにおける冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する2つ(2列)の冷媒流路3bとは、プレートフィン半体2a,2bが折り曲げられてろう付け接合された状態では、互いに干渉しない位置に設けられている(図4参照)。
また、ピッチ出し突起7a,7bは、プレートフィン半体2a,2bから切り起こされた、頂部が隣接するプレートフィン2(プレートフィン半体2a,2b)の外側面に当接する略中空台形状に形成されており、プレートフィン半体2a,2bにおいて、それぞれプレートフィン半体2a,2bの長手方向に適宜間隔をおいて2列に形成されている。なお、プレートフィン半体2a,2bに形成されるピッチ出し突起7a,7bは、プレートフィン2が積層された状態において、隣接するプレートフィン2(プレートフィン半体2a,2b)に形成されたピッチ出し突起7a,7b及び冷媒流路3a,3bと干渉しない位置に設けられている(図2(b)参照)。
上記のように形成されたプレートフィン半体2a,2bを、折曲げ部4によって折り曲げた状態でろう付け接合してプレートフィン2が形成される。プレートフィン半体2a,2bが接合された状態では、プレートフィン半体2a,2bにそれぞれ形成された冷媒流入側ヘッダ流路5a同士と冷媒流出側ヘッダ流路6a同士が合致して連通する。また、プレートフィン半体2aに形成された2つ(2列)の冷媒流路3aとプレートフィン半体2bに形成された2つ(2列)の冷媒流路3bは偏倚した位置に設けられ、プレートフィン2において4つ(4列)の冷媒流路3a,3bが設けられる。
熱交換器1の組み立ては、上記のように形成されたプレートフィン2をピッチ出し突起7a,7bが隣接するプレートフィン2に当接した状態で積層すると共に、隣接するプレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aを連通可能に積層して、冷媒流入集合管5と冷媒流出集合管6を形成する。そして、積層されたプレートフィン2の最上段及び最下段の外側に上部エンドプレート13aと下部エンドプレート13bを積層し、冷媒流入集合管5に冷媒流入管11を接続し、冷媒流出集合管6に冷媒流出管12を接続して熱交換器1を組み立てる。なお、組み立てられた熱交換器1は、固定手段例えば各プレートフィン2を貫通する固定ボルト及びナット(図示せず)や、クランプ治具(図示せず)によって固定される。
上記のように形成された熱交換器1において、冷媒流入管11から流入された冷媒は、冷媒流入集合管5に溜められ、冷媒流入集合管5を構成する各プレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aに連通する4つ(4列)の冷媒流路3a,3bを流れて冷媒流出側ヘッダ流路6aを介して冷媒流出集合管6に流れ、冷媒流出管12から排出される。このようにしてプレートフィン2に形成された4つ(4列)の冷媒流路3a,3bを流れる冷媒と、積層されたプレートフィン2の間を流れる流体例えば空気との間で熱交換を行う。この際、略中空台形状に形成されたピッチ出し突起7a,7bがプレートフィン半体2a,2bの長手方向に適宜間隔をおいて2列に形成されているので、空気はピッチ出し突起7a,7b間とピッチ出し突起7a,7bの中空部によって整流化されて流れることで、通気抵抗の増大を抑制し熱交換が良好に行われる。
<第2実施形態>
第2実施形態の熱交換器1Aは、プレートフィン2を連結した状態で積層した場合である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ部分については同一符号を付して説明する。
第2実施形態の熱交換器1Aは、プレートフィン2は、長手方向に沿う折曲げ部4を介して対称な一対のプレートフィン半体2a,2bにて形成されると共に、隣接するプレートフィン2を形成するプレートフィン半体2a,2bの折曲げ先端側同士が屈曲可能な連結片8を介して複数連結され、プレートフィン半体2a,2bが折り曲げられた状態で、ろう付け接合され、連結片8が屈曲された状態で、プレートフィン2が積層されている。
第2実施形態において、プレートフィン半体2a,2bの折曲げ先端側同士を連結する連結片8に導通口9が設けられている。この場合、図5及び図6に示すように、連結片8はプレートフィン半体2a,2bの折曲げ先端側におけるプレートフィン半体2a,2bの長手方向の両端部に連結されて、その間に導通口9が形成されている。導通口9の長手方向の長さは、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに連通する冷媒流路3a,3bと略同じ長さに形成されている。なお、連結片8は積層されるプレートフィン2のフィンピッチP以上の長さが必要であり、図6及び図7(a)に示すような直状片にて形成されている。これに代えて、図7(b)に示すような略V形に折曲された連結片8Aとしてもよい。
第2実施形態においては、上記のように形成されたプレートフィン半体2a,2bを、折曲げ部4によって折り曲げた状態でろう付け接合してプレートフィン2を形成した後、連結片8が屈曲された状態で、プレートフィン2が積層される(図5及び図9参照)。
プレートフィン半体2a,2bが接合された状態では、第1実施形態と同様、プレートフィン半体2a,2bにそれぞれ形成された冷媒流入側ヘッダ流路5a同士と冷媒流出側ヘッダ流路6a同士が合致して連通する。また、プレートフィン半体2aに形成された2つ(2列)の冷媒流路3aとプレートフィン半体2bに設けられた2つ(2列)の冷媒流路3bは偏倚した位置に設けられ、プレートフィン2において4つ(4列)の冷媒流路3a,3bが設けられる(図9(b)参照)。
また、連結片8が屈曲されてプレートフィン2が積層された状態では、連結片8に設けられた導通口9を介して流体例えば空気が積層されたプレートフィン2間に流れる。
熱交換器1Aの組み立ては、上記のように形成されたプレートフィン2を形成した後、連結片8を屈曲して、プレートフィン2を積層する。この際、ピッチ出し突起7a,7bが隣接するプレートフィン2に当接した状態で積層すると共に、隣接するプレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aを連通可能に積層して、冷媒流入集合管5と冷媒流出集合管6を形成する。そして、積層されたプレートフィン2の最上段及び最下段の外側に上部エンドプレート13aと下部エンドプレート13bを積層し、冷媒流入集合管5に冷媒流入管11を接続し、冷媒流出集合管6に冷媒流出管12を接続して熱交換器1を組み立てる。なお、組み立てられた熱交換器1は、固定手段例えば各プレートフィン2を貫通する固定ボルト及びナット(図示せず)や、クランプ治具(図示せず)によって固定される。
上記のように形成された熱交換器1Aにおいて、冷媒流入管11から流入された冷媒は、冷媒流入集合管5に溜められ、冷媒流入集合管5を構成する各プレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aに連通する4つ(4列)の冷媒流路3a,3bを流れて冷媒流出側ヘッダ流路6aを介して冷媒流出集合管6に流れ、冷媒流出管12から排出される。このようにしてプレートフィン2に形成された4つ(4列)の冷媒流路3a,3bを流れる冷媒と、連結片8に設けられた導通口9を介して積層されたプレートフィン2の間を流れる流体例えば空気との間で熱交換を行う。
なお、上記実施形態においては、プレートフィン半体2a,2bに形成される冷媒流路3a,3bが2つ(2列)の場合について説明したが、必ずしも2つ(2列)である必要はなく、1又は2つ(2列)以外の複数であってもよい。
また、上記実施形態では、ピッチ出し突起7a,7bが略中空台形状に形成される場合について説明したが、略中空台形状以外の形状、例えば略中空矩形状、あるいは、プレートフィン2に当接する頂部を有する逆L字状等であってもよい。
上記のように形成される実施形態の熱交換器1,1Aによれば、折曲げ部4を介して冷媒流路3a,3bが形成された一対のプレートフィン半体2a,2bを折り曲げた状態でろう付け接合することができるので、位置ずれすることなくろう付けを容易にし、冷媒流路3a,3bを流れる冷媒の漏れをなくし熱交換効率の向上が図れる。
また、プレートフィン半体2a,2bの折曲げ先端側同士を連結する連結片8を屈曲することで、複数のプレートフィン2の積層を容易にすることができると共に、プレートフィン2間の間隔を均一にすることができる。この場合、連結片8に設けられた導通口9を介して隣接するプレートフィン2の間に流体を流すことができるので、熱交換効率の向上が図れる。
また、プレートフィン2に少なくとも2以上の複数の冷媒流路3a,3bを形成することができるので、熱交換効率の向上が図れる。
また、冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aが、それぞれ隣接するプレートフィン2の冷媒流入側ヘッダ流路5aと冷媒流出側ヘッダ流路6aに積層されて、冷媒流入集合管5と冷媒流出集合管6を形成することができるので、熱交換器1,1Aの作製を容易にすることができる。
更に、プレートフィン半体2a,2bは、少なくとも接合面にろう材層が形成されたブレージングシートにて形成することで、プレートフィン半体2a,2bのろう付け接合を容易かつ正確にすることができるので、プレートフィン2の作製を容易にすることができる。
1,1A 熱交換器(プレートフィン積層型熱交換器)
2 プレートフィン
2a,2b プレートフィン半体
3a,3b 冷媒流路
4 折曲げ部
5 冷媒流入集合管
5a 冷媒流入側ヘッダ流路
6 冷媒流出集合管
6a 冷媒流出側ヘッダ流路
7a,7b ピッチ出し突起
8,8A 連結片
9 導通口
P フィンピッチ

Claims (6)

  1. 冷媒流路を有するプレートフィンを積層してなるプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記プレートフィンは、長手方向に沿う折曲げ部を介して対称な一対のプレートフィン半体にて形成され、
    上記プレートフィン半体は、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に連通する凹溝状の上記冷媒流路が形成され、上記プレートフィン半体の外側面に、隣接する上記プレートフィンに当接するピッチ出し突起が形成され、
    上記プレートフィン半体が折り曲げられた状態で、ろう付け接合されている、
    ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
  2. 冷媒流路を有するプレートフィンを積層してなるプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記プレートフィンは、長手方向に沿う折曲げ部を介して対称な一対のプレートフィン半体にて形成されると共に、隣接する上記プレートフィンを形成する上記プレートフィン半体の折曲げ先端側同士が屈曲可能な連結片を介して複数連結され、
    上記プレートフィン半体は、冷媒流入側ヘッダ流路と冷媒流出側ヘッダ流路に連通する凹溝状の上記冷媒流路が形成され、上記プレートフィン半体の外側面に、隣接する上記プレートフィンに当接するピッチ出し突起が形成され、
    上記プレートフィン半体が折り曲げられた状態で、ろう付け接合され、上記連結片が屈曲された状態で、上記プレートフィンが積層されている、
    ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
  3. 請求項2に記載のプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記連結片に導通口が設けられている、ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
  4. 請求項1又は2に記載のプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記プレートフィンを形成する一方の上記プレートフィン半体に形成される1又は複数の上記冷媒流路と、他方の上記プレートフィン半体に形成される1又は複数の上記冷媒流路は、互いに偏倚した位置に設けられている、ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
  5. 請求項1又は2に記載のプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記冷媒流入側ヘッダ流路と上記冷媒流出側ヘッダ流路は、それぞれ隣接する上記プレートフィンの上記冷媒流入側ヘッダ流路と上記冷媒流出側ヘッダ流路に積層されて冷媒流入集合管と冷媒流出集合管を形成してなる、ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
  6. 請求項1又は2に記載のプレートフィン積層型熱交換器であって、
    上記プレートフィン半体は、少なくとも接合面にろう材層が形成されたブレージングシートにて形成されている、ことを特徴とするプレートフィン積層型熱交換器。
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