以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報提供処理の一例〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報提供装置が行う情報提供処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置が行う情報提供処理を説明するための図である。
図1に示す情報提供装置1は、各利用者Uの端末装置2と連携し、オンラインで各種の情報を各利用者Uに提供する情報処理装置であり、例えば、1以上のサーバまたはクラウドシステムなどにより実現される。
情報提供装置1は、ポータルサイトなどを通じて各種の情報を提供する。利用者Uは、ポータルサイトなどを通じて、例えば、ニュース、天気、雨雲、災害、電子メール、路線、決済、ショッピング、オークション、チケット、ファイナンス、スポーツ、イベント、動画、音楽、テレビ番組、旅行、飲食店、渋滞、混雑、経路、地図、ルート検索、ウェブ検索、または料理などに関するコンテンツを情報提供装置1から取得することができる。
図1に示すように、情報提供装置1は、利用者Uの設定情報に基づいて、複数の第1コンテンツを特定する(ステップS1)。利用者Uの設定情報には、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツの種類および並び順などを示す情報などが含まれる。
第1コンテンツは、第1条件を満たすコンテンツであり、利用者Uの設定情報で特定されるコンテンツである。第1条件は、常時ファーストビューの対象として予め設定があるという条件であり、利用者Uの設定情報には、常時ファーストビューの対象が第1コンテンツとして設定されている。常時ファーストビューとは、トップ画面のコンテンツであるホームコンテンツに常時配置されることを意味する。
また、情報提供装置1は、利用者Uの情報などに基づいて、利用者Uへの通知対象となる複数の第2コンテンツを特定する(ステップS2)。利用者Uへの通知対象となる第2コンテンツは、第1条件とは異なる第2条件を満たす第2コンテンツである。第2条件は、通知条件である。
通知条件は、通知に関する条件であり、例えば、重要度が所定条件を満たすといった条件である。所定条件は、通知対象で共通であり、例えば、重要度が第1閾値Dth1以上であるといった条件であるが、通知対象毎に異なる条件が所定条件として設定されてもよい。なお、第2条件は、第1条件とは異なる条件であればよく、通知条件に限定されない。
第2コンテンツは、例えば、天気予報の情報を含むコンテンツ、請求額の情報を含むコンテンツ、電子メールの情報を含むコンテンツ、自治体からの緊急情報を含むコンテンツ、アラート情報を含むコンテンツなどである。アラート情報を含むコンテンツは、例えば、利用者Uなどによってアラートが設定された対象に関するコンテンツである。アラートが設定される対象は、例えば、株価、オークション、ホテルの空室などである。
次に、情報提供装置1は、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とを含むホームコンテンツを生成する(ステップS3)。ホームコンテンツは、ポータルサイトにおけるトップ画面のコンテンツであるが、かかる例に限定されず、ポータルサイト以外のトップ画面のコンテンツであってもよい。
情報提供装置1は、ステップS1で特定した複数の第1コンテンツを含む第1コンテンツ列を生成する。第1コンテンツ列に含まれる複数の第1コンテンツのうち少なくとも1つの第1コンテンツは、特定対象の現状を示すコンテンツである。特定対象は、例えば、天気、電子メールなどであり、特定対象の現状を示すコンテンツは、現状の天気を示す情報を含むコンテンツ、現状で未受信の電子メールの数を示す情報を含むコンテンツなどである。
また、情報提供装置1は、ステップS2で特定した複数の第2コンテンツを含む第2コンテンツ列を生成する。情報提供装置1は、重要度が高い第2コンテンツほど第2コンテンツ列の上位の位置に優先して配置し、また、重要度が第2閾値Dth2(>Dth1)以上の第2コンテンツの位置を第2コンテンツ列の最上位の位置に優先して固定する。
情報提供装置1は、複数の第2コンテンツのうち重要度が所定条件を満たすタイミングである通知タイミングが新しい第2コンテンツほど第2コンテンツ列の上位の位置に優先して配置することができる。また、情報提供装置1は、例えば、重要度と通知タイミングの新しさとを重み付けして加算した値が高いほど、第2コンテンツ列の上位の位置に配置する。
情報提供装置1は、通知タイミングを用いて第2コンテンツを配置した場合、通知タイミングから予め定められた期間が経過した第2コンテンツを、通知タイミングを用いずに重要度に応じた位置に移動させることができる。
情報提供装置1は、ステップS3で生成した第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とを含むコンテンツを利用者Uの端末装置2に送信することによって、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とを含むホームコンテンツを利用者Uに提供する(ステップS4)。
端末装置2は、情報提供装置1からホームコンテンツを取得すると、取得したホームコンテンツを表示する(ステップS5)。これにより、利用者Uは、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とを含むコンテンツを利用することができる。
図1に示すホームコンテンツに含まれる第1コンテンツ列には、複数の第1コンテンツが含まれる。第1コンテンツは、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行するためのボタンコンテンツであり、リンク先のコンテンツの情報の概要などを示す文字列や図が含まれる。
図1に示す第1コンテンツ列には、現状の天気、気温、湿度などを示す文字列と現状の天気を示す図とを含み且つ天気、気温、湿度に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とする第1コンテンツ、雨雲レーダの詳細情報を示すコンテンツをリンク先とする第1コンテンツなどが含まれる。
図1に示すホームコンテンツに含まれる第2コンテンツ列には、複数の第2コンテンツが含まれる。第2コンテンツは、第1コンテンツと同様に、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行するためのボタンコンテンツであり、リンク先のコンテンツの情報の概要などを示す文字列や図が含まれる。
図1に示す第2コンテンツ列には、天気予報に関する文字列と天気予報の結果を示す図とを含み且つ天気予報の情報を示すコンテンツをリンク先とする第2コンテンツ、請求額に関する文字列とクレジットカードの図を含み且つ請求額に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とする第2コンテンツなどが含まれる。
第2コンテンツには、リンク先のコンテンツで示される通知情報の概要を示す文字列や図が含まれていることから、利用者Uは、第2コンテンツで示される文字列や図によって、リンク先のコンテンツで示される通知情報の概要を迅速に把握することができる。
利用者Uは、端末装置2を操作して、第1コンテンツや第2コンテンツを選択することで、選択したコンテンツのリンク先のコンテンツを端末装置2に表示させることができ、詳細な情報を得ることができる。
図1に示す例では、第1コンテンツ列は、左右方向に複数の第1コンテンツが並べられ、第2コンテンツ列も同様に、左右方向に複数の第2コンテンツが並べられている。そして、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とは、左右方向と直交する上下方向に並べて配置されている。
左右方向は、第1方向の一例であり、上下方向は、第2方向の一例である。第1コンテンツおよび第2コンテンツの配列方向は、上下方向であってもよく、この場合、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列との配列方向は、左右方向である。
第1コンテンツ列および第2コンテンツ列の各々は、端末装置2の表示領域の幅よりも長く、左右方向へのスクロール操作によって端末装置2の表示領域に移動させることができる。
第2コンテンツ列に含まれる第2コンテンツは、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツとは異なる条件を満たすコンテンツであり、コンテンツが条件別に異なる列に分けられることから、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、第1コンテンツ列には特定対象の現状を示す第1コンテンツが含まれ、第2コンテンツ列には通知の重要度が所定条件を満たす第2コンテンツが含まれる。これにより、利用者Uは、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツで特定対象の現状を把握することができ、第2コンテンツ列に含まれる第2コンテンツで重要な通知を把握することができ、情報提供装置1によって利用者Uの利便性を高めることができる。
通知の重要度が所定条件を満たす第2コンテンツには、特定対象の現状または将来の状況に応じた重要度が所定条件を満たす第2コンテンツが含まれる。これにより、同一の特定対象に関するコンテンツとして第1コンテンツと第2コンテンツとが利用者Uに提供されることから、情報提供装置1によって利用者Uの利便性を高めることができる。
情報提供装置1は、通知条件を満たす新たな第2コンテンツを第2コンテンツ列に追加することができる。これにより、利用者Uは、例えば、ホームコンテンツの更新操作などを行う必要がなく、情報提供装置1によって利用者Uの利便性を高めることができる。
情報提供装置1は、利用者Uによって選択された第2コンテンツを第2コンテンツ列から削除する。これにより、情報提供装置1は、利用者Uがリンク先のコンテンツが確認された第2コンテンツが第2コンテンツ列で表示され続けることが防止され、情報提供装置1によって利用者Uの利便性を高めることができる。
また、情報提供装置1は、複数の第2コンテンツのうち重要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツを第2コンテンツ列から削除する。これにより、利用者Uは、例えば、ホームコンテンツの更新操作などを行う必要がなく、情報提供装置1によって利用者Uの利便性を高めることができる。
また、情報提供装置1は、第2コンテンツ列の複数の第2コンテンツをカルーセル表示することもできる。例えば、情報提供装置1は、予め定められた間隔で第2コンテンツ列の複数の第2コンテンツをカルーセル表示することができる。これにより、情報提供装置1は、利用者Uの利便性を向上させることができる。
このように、実施形態に係る情報提供装置1は、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とを含むコンテンツを利用者Uに提供することから、利用者Uに対して利便性の高い情報提供を行うことができる。
なお、上述した例では、情報提供装置1がホームコンテンツを生成して端末装置2に表示させるが、端末装置2が情報提供装置1から情報を収集してホームコンテンツを生成し、生成したホームコンテンツを表示する構成であってもよい。例えば、端末装置2は、複数の第1コンテンツおよび複数の第2コンテンツを情報提供装置1から取得し、取得した複数の第1コンテンツと複数の第2コンテンツとを含むホームコンテンツを生成する。そして、端末装置2は、生成したホームコンテンツを表示することによって利用者Uにホームコンテンツを提供する。この場合、端末装置2が、情報提供装置1と共にまたは単独で情報提供装置1の上述した機能の一部または全部を実行する情報提供装置として機能する。
以下、このような処理を行う情報提供装置1および端末装置2を含む情報提供システムの構成などについて、詳細に説明する。
〔2.情報提供システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム100は、情報提供装置1と、端末装置21,22,・・・,2nとを含む。nは、例えば、3以上の整数である。
端末装置21は、利用者U1によって用いられ、端末装置22は、利用者U2によって用いられ、端末装置2nは、利用者Unによって用いられる。以下において、端末装置21,22,・・・,2nの各々を個別に区別せずに示す場合、端末装置2と記載する場合がある。
情報提供装置1および端末装置2は、ネットワークNを介して、有線または無線により互いに通信可能に接続される。なお、図2に示す情報提供システム100には、情報提供装置1が複数含まれてもよい。
端末装置2は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機、またはPDA(Personal Digital Assistant)などである。なお、端末装置2は、上記例に限定されなくともよく、例えば、スマートウォッチまたはウェアラブルデバイス(Wearable Device)などであってもよい。
〔3.端末装置2〕
図3は、実施形態に係る端末装置2の構成の一例を示す図である。図3に示すように、実施形態に係る端末装置2は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、センサ群13と、記憶部14と、処理部15とを備える。
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部10は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、情報提供装置1との間で情報の送受信を行う。
〔3.2.表示部11〕
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
〔3.3.操作部12〕
操作部12は、例えば、文字、数字、およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボード、マウス、および電源ボタンなどを含む。表示部11は、タッチパネル対応ディスプレイであり場合、操作部12はタッチパネルを含む。
〔3.4.センサ群13〕
センサ群13は、例えば、測位センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、照度センサ、およびイメージセンサなどを含む。測位センサは、端末装置2の位置を検出するセンサである。加速度センサは、端末装置2の加速度を検出するセンサである。ジャイロセンサは、端末装置2の傾きおよび回転などの姿勢を検出するセンサである。地磁気センサは、地磁気を検出するセンサである。照度センサは、端末装置2の周囲の明暗を示す照度を検出するセンサであり、イメージセンサは、端末装置2の周囲を撮像するセンサである。
〔3.5.記憶部14〕
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
記憶部14には、例えば、情報提供装置1から送信されネットワークNおよび通信部10を介して処理部15によって取得された情報およびセンサ群13によって検出された情報である検出情報などが記憶される。
〔3.6.処理部15〕
処理部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。処理部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。処理部15は、情報取得部16と、表示処理部17と、情報出力部18とを備える。
〔3.6.1.情報取得部16〕
情報取得部16は、情報提供装置1から送信されネットワークNを介して通信部10で受信される種々のコンテンツを取得する。情報提供装置1から送信されるコンテンツは、例えば、上述した第1コンテンツおよび第2コンテンツなどである。
〔3.6.2.表示処理部17〕
表示処理部17は、情報取得部16によって取得された情報を表示部11に表示させる。例えば、表示処理部17は、情報取得部16によって取得されたコンテンツなどを表示部11に表示させる。
〔3.6.3.情報出力部18〕
情報出力部18は、例えば、利用者Uによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。また、情報出力部18は、センサ群13によって検出された情報である検出情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。
〔4.情報提供装置1の構成〕
図4は、実施形態に係る情報提供装置1の構成の一例を示す図である。図4に示すように、情報提供装置1は、通信部20と、記憶部21と、処理部22とを有する。
〔4.1.通信部20〕
通信部20は、例えば、NICなどによって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部20は、端末装置2との間でネットワークNを介して情報の送受信を行う。
〔4.2.記憶部21〕
記憶部21は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部21は、利用者情報記憶部30とコンテンツ記憶部31とを有する。
〔4.2.1.利用者情報記憶部30〕
利用者情報記憶部30は、利用者Uに関する各種の情報を記憶する。図5は、実施形態に係る利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。図5に示す例では、利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報テーブルは、「利用者ID」、「属性情報」、「履歴情報」、および「設定情報」といった項目の情報を含む。
「利用者ID」は、利用者Uを識別する識別子である。「属性情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの属性に関する属性情報である。利用者Uの属性は、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的属性であり、例えば、年齢、性別、職業、居住地、年収、家族構成などである。サイコグラフィック属性は、心理学的属性であり、例えば、ライフスタイル、価値観、興味関心などである。
「履歴情報」は、サービスの利用履歴などの情報を含む履歴情報であり、例えば、利用者Uの決済履歴情報、利用者Uの検索履歴情報、利用者Uの閲覧履歴情報、利用者Uのコンテキスト履歴情報、および利用者Uの移動履歴情報などを含む。
利用者Uの決済履歴情報には、利用者Uが決済サービスを用いてオンライン、実店舗、または実施設などにおいて購入した商品に関する購入履歴情報、利用者Uが決済サービスを用いてオンライン、実店舗、実施設などにおいて有料で利用したサービスに関するサービス利用履歴情報などが含まれる。
購入履歴情報には、利用者Uが購入した商品の情報、購入費用の情報、購入日時、購入店舗の情報などが含まれる。サービス利用履歴情報には、利用者Uが利用したサービスの情報、利用費用の情報、利用日時、利用店舗の情報などが含まれる。
利用者Uの検索履歴情報は、例えば、検索サイトでのウェブコンテンツの検索履歴の情報、各種のウェブサイトでの検索履歴の情報などである。利用者Uの閲覧履歴情報は、利用者Uのウェブコンテンツの閲覧履歴の情報であり、例えば、利用者Uの物件情報の閲覧履歴の情報、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗のチラシの閲覧履歴の情報などの種々の情報を含む。
利用者Uの移動履歴情報は、利用者Uの移動履歴の情報であり、例えば、単位時間毎の利用者Uの位置の情報を含む。なお、利用者Uの移動履歴情報は、訪問した店舗や施設などの情報であってもよい。利用者Uのコンテキスト履歴情報は、処理部22によって推定された利用者Uコンテキストの履歴情報である。利用者Uのコンテキストは、利用者Uの状況である。例えば、利用者Uの状況の種別には、比較的期間が長い利用者Uの状況、比較的期間が短い利用者Uの状況、利用者Uの瞬間的な状況などがある。
比較的期間が長い利用者Uの状況は、例えば、日常生活をしている状態である日常生活状態、旅行している状態である旅行状態、出張している状態である出張状態、入院している状態である入院状態などであるが、かかる例に限定されない。
比較的期間が短い利用者Uの状況は、例えば、仕事している状態である仕事状態、通勤している状態である通勤状態、食事をしている状態である食事状態、入浴している状態である入浴状態、または就寝している状態である就寝状態などであるが、かかる例に限定されない。
また、利用者Uの瞬間的な状況は、例えば、利用者Uの動作状態、利用者Uによる端末装置2の操作状態、利用者Uの周辺環境の状態などを含んでいてもよい。利用者Uの動作状態は、例えば、移動中である状態、停止中である状態、運動中である状態などである。
「設定情報」は、利用者Uによって設定された設定情報であり、第1コンテンツ列情報、アラート設定情報などを含む。第1コンテンツ列情報は、第1コンテンツ列に対する利用者Uの編集内容を示す情報などを含む。利用者Uの編集内容には、例えば、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツの種類および並び順などを示す情報などが含まれる。なお、利用者Uによる第1コンテンツ列の編集操作がない場合、第1コンテンツ列情報には、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツの種類および並び順の初期設定の情報が含まれる。第1コンテンツ列情報には、常時ファーストビューの対象が第1コンテンツとして設定されている。
また、アラート設定情報は、利用者Uなどによってアラートが設定された対象の情報であり、例えば、利用者Uなどによってアラートが設定された株価、オークション、ホテルの空室、チケット、商品などに関する情報を含む。
〔4.2.2.コンテンツ記憶部31〕
コンテンツ記憶部31は、コンテンツに関する情報を記憶する。図6は、実施形態に係るコンテンツ記憶部31に記憶されるコンテンツテーブルの一例を示す図である。図6に示した例では、コンテンツ記憶部31に記憶されるコンテンツテーブルは、「コンテンツID」、「コンテンツ」といった項目の情報を有する。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別子である。「コンテンツ」は、「コンテンツID」に対応付けられたコンテンツに関する情報である。具体的には、コンテンツは、例えば、コンテンツの内容に関する情報またはコンテンツのアドレスの情報などである。
コンテンツは、例えば、各種のコンテンツを提供するポータルサイトに関するコンテンツであり、例えば、ニュース、天気、雨雲、災害、電子メール、路線、決済、ショッピング、オークション、チケット、ファイナンス、スポーツ、イベント、動画、音楽、テレビ番組、旅行、飲食店、渋滞、混雑、経路、地図、ルート検索、ウェブ検索、または料理などに関する種々のコンテンツである。なお、コンテンツは、ウェブブログサイト、SNS(Social Networking Service)サイト、決済サービスなどに関するコンテンツであってもよい。
図6では、コンテンツID「C1」のコンテンツは、コンテンツ「CO1」であり、コンテンツID「C2」のコンテンツは、コンテンツ「CO2」であり、コンテンツID「C3」のコンテンツは、コンテンツ「CO3」である。なお、図6に示した例では、コンテンツなどを、「CO1」、「CO2」、「CO3」などの抽象的な符号で表現したが、コンテンツは、例えば、各種情報を含むファイル形式のデータである。また、コンテンツ記憶部31は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
〔4.3.処理部22〕
処理部22は、コントローラであり、例えば、CPUまたはMPUなどのプロセッサによって、情報提供装置1内部の記憶装置(例えば、記憶部21)に記憶されている各種プログラム(情報提供プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部22は、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。
図4に示すように、処理部22は、取得部40と、特定部41と、生成部42と、提供部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、処理部22の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔4.3.1.取得部40〕
取得部40は、各種情報を取得する。取得部40は、記憶部21から各種の情報を取得する。取得部40は、利用者情報記憶部30およびコンテンツ記憶部31などから各種の情報を取得する。
また、取得部40は、例えば、端末装置2または外部装置などから利用者Uの情報を取得し、取得した利用者Uの情報を利用者情報記憶部30に記憶することもできる。端末装置2から取得される利用者Uの情報には、例えば、上述した検出情報が含まれる。また、取得部40は、例えば、外部装置などから各種のコンテンツを取得し、取得したコンテンツをコンテンツ記憶部31に記憶することもできる。
〔4.3.2.特定部41〕
特定部41は、ホームコンテンツの提供対象となる利用者Uの情報を特定する。例えば、特定部41は、端末装置2からの情報提供要求に含まれる利用者IDに関連付けられた利用者Uの情報を、利用者情報記憶部30に記憶される複数の利用者Uの情報の中から、取得部40に取得させる。
取得部40によって取得される利用者Uの情報には、第1コンテンツ列に含まれる第1コンテンツの種類および並び順などを示す情報などを含む第1コンテンツ列情報が含まれており、特定部41は、第1コンテンツ列情報に基づいて、複数の第1コンテンツを特定する。また、特定部41は、第1コンテンツ列情報に基づいて、第1コンテンツ列における複数の第1コンテンツの並び順も特定する。
第1コンテンツは、例えば、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツであり、一部の第1コンテンツには、例えば、リンク先のコンテンツに含まれる情報の一部が表示される。第1コンテンツは、例えば、天気、雨雲、災害、電子メール、路線、決済、ショッピング、オークション、チケット、ファイナンス、スポーツ、イベント、動画、音楽、テレビ番組、旅行、飲食店、渋滞、混雑、経路、地図、ルート検索、ウェブ検索、または料理に関するコンテンツであるが、かかる例に限定されない。
複数の第1コンテンツのうち少なくとも1つの第1コンテンツは、特定対象の現状を示すコンテンツである。特定対象は、例えば、天気、電子メールなどであり、特定対象の現状を示すコンテンツは、現状の天気を示す情報を含むコンテンツ、現状で未受信の電子メールの数を示す情報を含むコンテンツなどである。
また、特定部41は、コンテンツの提供対象となる利用者Uの情報に基づいて、利用者Uへの通知対象となる複数の第2コンテンツを特定する。第2コンテンツは、例えば、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツであり、リンク先のコンテンツに含まれる情報の一部が表示される。
第2コンテンツは、例えば、天気予報の情報を含むコンテンツ、請求額の情報を含むコンテンツ、電子メールの情報を含むコンテンツ、自治体からの緊急情報を含むコンテンツ、アラート情報を含むコンテンツなどである。アラート情報を含むコンテンツは、例えば、国民保護情報、利用者Uなどによってアラートが設定された株価、オークション、ホテルの空室などに関するコンテンツである。
特定部41は、例えば、取得部40によって取得された利用者Uの情報およびコンテンツなどに基づいて、利用者Uへの通知対象となる第2コンテンツを特定する。例えば、特定部41は、コンテンツの提供対象となる利用者Uの端末装置2から送信される検出情報に基づいて、利用者Uの現在地を特定する。そして、特定部41は、特定した現在地に関する情報を含むコンテンツを第2コンテンツとして、コンテンツ記憶部31に記憶される複数のコンテンツの中から、取得部40に取得させる。
現在地に関する情報を含むコンテンツは、例えば、利用者Uの現在地を含むエリアに関するコンテンツである。利用者Uの現在地を含むエリアに関するコンテンツは、例えば、利用者Uの現在地を含むエリアの天気予報の情報を含むコンテンツ、利用者Uの現在地を含むエリアの自治体からの緊急情報を含むコンテンツなどである。
また、特定部41は、コンテンツの提供対象となる利用者Uの電子メールの情報、コンテンツの提供対象となる利用者Uに対する請求額の情報、コンテンツの提供対象となる利用者Uのアラート設定情報などに基づいて、第2コンテンツを特定することができる。
特定部41は、第2条件を満たす第2コンテンツを利用者Uへの通知対象となる複数の第2コンテンツとして特定する。第2条件は、通知に関する条件である通知条件であり、例えば、重要度が所定条件を満たすといった条件である。
特定部41は、第2コンテンツの重要度を特定する。第2コンテンツの重要度は、通知の重要度であり、特定部41は、取得部40によって取得された第2コンテンツに基づいて、第2コンテンツの重要度を特定する。
第2コンテンツが天気予報の情報を含むコンテンツである場合、重要度は、例えば、雨が降ると予測されるまでの時間および予測される雨の強さなどに基づいて特定される。例えば、雨が降ると予測されるまでの時間が近いほど、重要度が高くなり、予測される雨が強いほど、重要度が高くなる。
また、第2コンテンツが請求額の情報を含むコンテンツである場合、重要度は、例えば、請求額および引き落としまでの時間などに基づいて特定される。例えば、請求額が高いほど、重要度が高くなり、引き落としまでの時間が近くなるほど、重要度が高くなる。
また、第2コンテンツが自治体の緊急情報を含むコンテンツである場合、重要度は、緊急情報の情報種別に応じて特定される。例えば、重要度は、緊急事態宣言の情報であれば、第1重要度D1であり、まん延防止等重点措置の情報であれば、第2重要度D2(<D1)である。第1重要度D1および第2重要度D2は、上述した所定条件を満たす。
また、第2コンテンツが電子メールの情報を含むコンテンツである場合、重要度は、例えば、現状の未受信の電子メールの数などに基づいて特定される。例えば、現状の未受信の電子メールの数が多いほど、重要度が高くなるが、現状の未受信の電子メールのうち重要度が高く設定された電子メールの数が多いほど、重要度が高くなるように設定されてもよい。
特定部41は、第2コンテンツが電子メールの情報を含むコンテンツである場合、利用者Uによって設定されたメールアドレスを送信元メールアドレスとする電子メールを、重要度が高く設定された電子メールとして特定することができる。また、特定部41は、送信者側で重要度が高く設定された電子メールを、重要度が高く設定された電子メールとして特定することもできる。以下において、重要度が高く設定された電子メールを重要メッセージと記載する場合がある。
また、特定部41は、日本政府からJアラートなどで発信された国民保護情報が取得部40によって取得された場合、国民保護情報を含むコンテンツを、利用者Uへの通知対象となる第2コンテンツとして特定する。国民保護情報を含むコンテンツは、上述した所定条件を満たし、例えば、重要度が最も高く設定される。
なお、特定部41は、利用者Uのコンテキストに基づいて、第2コンテンツ列に配列される第2コンテンツを絞り込むことができる。例えば、特定部41は、利用者Uが移動している状態である場合、利用者Uが停止している状態である場合に比べて、第2コンテンツ列に配列される第2コンテンツとして特定される第2コンテンツの数を少なくすることができる。また、特定部41は、利用者Uのコンテキストに応じた種類の第2コンテンツを第2コンテンツ列に配列される第2コンテンツとして特定することもできる。
〔4.3.3.生成部42〕
生成部42は、特定部41によって特定された複数の第1コンテンツおよび複数の第2コンテンツに基づいて、ホームコンテンツを生成する。ホームコンテンツは、複数の第1コンテンツが左右方向に並べられた第1コンテンツ列と、複数の第2コンテンツが左右方向に並べられた第2コンテンツ列とを含む。第1コンテンツ列と第2コンテンツ列とは、左右方向と直交する上下方向に並べて配置される。
左右方向は、第1方向の一例であり、上下方向は、第2方向の一例である。第1コンテンツおよび第2コンテンツの配列方向は、上下方向であってもよく、この場合、第1コンテンツ列と第2コンテンツ列との配列方向は、左右方向である。
生成部42は、特定部41によって特定された複数の第1コンテンツを特定部41によって特定された並び順で並べることで第1コンテンツ列を生成する。特定部41によって特定された並び順は、第1コンテンツ列情報で示される並び順であるが、かかる例に限定されない。特定部41は、例えば、複数の第1コンテンツのうち利用者Uによる選択頻度が高い順を並び順として特定することもできる。
第1コンテンツ列に含まれる複数の第1コンテンツのうち少なくとも1つの第1コンテンツは、特定対象の現状を示すコンテンツである。特定対象は、例えば、天気、電子メールなどであり、特定対象の現状を示すコンテンツは、現状の天気を示す情報を含むコンテンツ、現状で未受信の電子メールの数を示す情報を含むコンテンツなどである。
また、生成部42は、特定部41で利用者Uへの通知対象として特定された複数の第2コンテンツを含む第2コンテンツ列を生成する。生成部42は、重要度が高い第2コンテンツほど第2コンテンツ列の上位の位置に優先して配置し、また、重要度が第2閾値Dth2(>Dth1)以上の第2コンテンツの位置を第2コンテンツ列の最上位の位置に優先して固定する。第2コンテンツ列は、左に向かうほど上位になり、第2コンテンツ列の最上位の位置は、最も左の位置である。
生成部42は、複数の第2コンテンツのうち通知タイミングが新しい第2コンテンツほど第2コンテンツ列の上位の位置に優先して配置することができる。通知タイミングは、重要度が所定条件を満たすタイミングである。また、生成部42は、例えば、重要度と通知タイミングの新しさとを重み付けして加算した値が高いほど、第2コンテンツ列の上位の位置に配置することもできる。
生成部42は、例えば、第2コンテンツ列において、重要度が高い第2コンテンツほど左右方向の幅を大きくしたり、第2コンテンツで示される文字数を増加させたりすることができる。
生成部42は、通知条件を満たす新たな第2コンテンツが特定部41によって特定された場合、特定された新たな第2コンテンツを第2コンテンツ列に追加することができる。これにより、利用者Uは、例えば、ホームコンテンツの更新操作などを行う必要がなく、利用者Uの利便性を高めることができる。
生成部42は、例えば、通知条件を満たす新たな第2コンテンツの重要度に基づく位置が表示部11の表示領域外になる場合、通知条件を満たす新たな第2コンテンツを、一時的に表示部11の表示領域内の位置に移動させた後、予め定められた時間が経過した場合に、重要度に基づく位置に移動させることもできる。
また、生成部42は、利用者Uによって選択された第2コンテンツを第2コンテンツ列から削除する。これにより、利用者Uがリンク先のコンテンツが確認された第2コンテンツが第2コンテンツ列で表示され続けることが防止され、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、生成部42は、複数の第2コンテンツのうち重要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツが特定部41によって特定された場合、重要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツを第2コンテンツ列から削除する。これにより、利用者Uは、例えば、ホームコンテンツの更新操作などを行う必要がなく、利用者Uの利便性を高めることができる。
生成部42は、例えば、重要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツを、一時的に強調表示した後、予め定められた時間が経過した場合に、第2コンテンツ列から削除することもできる。また、生成部42は、例えば、要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツが表示部11の表示領域外にある場合、要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツを、一時的に表示部11の表示領域内の位置に移動させた後、予め定められた時間が経過した場合に、第2コンテンツ列から削除することもできる。
また、生成部42は、複数の第2コンテンツをカルーセル表示する第2コンテンツ列を生成することもでき、これによっても、利用者Uの利便性を向上させることができる。例えば、生成部42は、予め定められた間隔で第2コンテンツ列の複数の第2コンテンツをカルーセル表示する第2コンテンツ列を生成することができる。
〔4.3.4.提供部43〕
提供部43は、生成部42によって生成されたホームコンテンツを利用者Uに提供する。例えば、提供部43は、生成部42によって生成されたホームコンテンツを端末装置2に対して通信部20およびネットワークNを介して送信することによって、ホームコンテンツを利用者Uに提供する。
ホームコンテンツは、例えば、ポータルサイトにおけるトップ画面のコンテンツであり、端末装置2の表示部11に表示される。提供部43は、例えば、端末装置2からの情報提供要求に基づいて、ホームコンテンツを端末装置2に送信する。端末装置2の情報取得部16は、提供部43から提供されるホームコンテンツを取得し、端末装置2の表示処理部17は、情報取得部16によって取得されたホームコンテンツを表示部11に表示させる。
図7は、実施形態に係る情報提供装置1の提供部43によって提供されるホームコンテンツの一例を示す図である。図7に示すホームコンテンツ50は、検索ボックス51、検索ボタン52、第1コンテンツ列53、第2コンテンツ列54、第3コンテンツ列55、第4コンテンツ列、タブ列57を含む。
検索ボックス51には、利用者Uによる操作部12への操作によって検索キーワードが入力される。検索ボックス51に検索キーワードが入力された状態で利用者Uによる操作部12への操作によって検索ボタン52が選択されると、端末装置2の情報出力部18は、検索ボックス51に入力されている検索キーワードを含む検索クエリを情報提供装置1に送信する。提供部43は、検索クエリに含まれる検索キーワードに応じた検索結果を端末装置2に送信する。かかる検索結果は、情報取得部16によって取得され、表示処理部17によって表示部11に表示される。
第1コンテンツ列53、第2コンテンツ列54、第3コンテンツ列55、および第4コンテンツ列に含まれる各コンテンツは、利用者Uによって選択された場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツであり、一部のコンテンツには、例えば、リンク先のコンテンツに含まれる情報の一部が表示される。
第3コンテンツ列55では、上下方向に複数のコンテンツが並べて配列される。第3コンテンツ列55に配列される複数のコンテンツは、タブ列57に含まれるタブの選択によって切り替えられる。第4コンテンツ列56は、初期画面に移行させためのホームボタンコンテンツの他、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツが含まれる。
第1コンテンツ列53の第1コンテンツまたは第2コンテンツ列54の第2コンテンツが利用者Uによって選択された場合、選択されたコンテンツのリンク先となるコンテンツが、表示部11に表示される。利用者Uは、表示部11に表示される戻るボタンまたはホームボタンを選択することでホームコンテンツ50を再表示させることができる。
ホームコンテンツ50に含まれる第1コンテンツ列53および第2コンテンツ列54について図8を用いて説明する。図8は、実施形態に係る情報提供装置1の提供部43によって提供される第1コンテンツ列53および第2コンテンツ列54の一例を示す図である。なお、図8に示す例では、端末装置2の表示部11の表示領域70が示されているが、紙面の関係上、表示領域70は、上下方向の領域の一部は省略されており、上下方向の長さが短く示されている。
図8に示すように、第1コンテンツ列53は、複数の第1コンテンツ601,602,603,604,605,606,607,608を含む。第1コンテンツ601は、現状の天気、気温、湿度などを示す文字列と現状の天気を示す図とを含み且つ天気、気温、湿度に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。第1コンテンツ602は、雨雲レーダを示す図を含み且つ雨雲レーダの詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。
第1コンテンツ603は、未受信の電子メールの数を示す数字と電子メールに関する図を含み且つ電子メールの詳細情報を示すコンテンツである。第1コンテンツ604は、路線に関する図を含み且つ路線情報提供サイトをリンク先とするコンテンツである。第1コンテンツ605は、ショッピングに関する図を含み且つショッピングサイトをリンク先とするコンテンツである。
第1コンテンツ606は、オークションに関する図を含み且つオークションサイトをリンク先とするコンテンツである。第1コンテンツ607は、テレビ番組に関する図を含み且つテレビ番組表の情報を含むコンテンツをリンク先とするコンテンツである。第1コンテンツ608は、第1コンテンツ列53に含まれる第1コンテンツを設定するためのコンテンツをリンク先とするコンテンツである。以下において、第1コンテンツ601,602,603,604,605,606,607,608の各々を個別に区別せずに示す場合、第1コンテンツ60と記載する場合がある。
図8に示すように、第2コンテンツ列54は、複数の第2コンテンツ611,612,613,614,615などを含む。第2コンテンツ611は、天気予報に関する文字列と天気予報の結果を示す図とを含み且つ天気予報の情報を示すコンテンツをリンク先とする第2コンテンツである。第2コンテンツ611は、特定対象が第1コンテンツ601と同様の天気であるコンテンツであり、天気予報で判定される天気の将来の状況に応じた重要度が所定条件を満たす場合に第2コンテンツ列54に配置される。
第2コンテンツ612は、請求額に関する文字列とクレジットカードの図を含み且つ請求額に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。第2コンテンツ613は、東京都のまん延防止措置に関する文字列および図を含み且つ東京都のまん延防止措置に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。第2コンテンツ614は、電子メールに関する文字列および図を含み且つ電子メールに関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。
第2コンテンツ614は、特定対象が第1コンテンツ603と同様の電子メールであるコンテンツであり、電子メールに応じた重要度が所定条件を満たす場合に第2コンテンツ列54に配置される。第2コンテンツ614には、重要メッセージがある旨を示す文字列が含まれており、利用者Uは、重要メッセージが含まれる電子メールがあることを容易に把握することができる。
第2コンテンツ615は、アラート設定されたオークションに関する文字列および図を含み且つアラート設定された商品に関する詳細情報を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。第2コンテンツ616は、第2コンテンツ列54に配置されていない通知対象となる第2コンテンツ61の一覧を示すコンテンツをリンク先とするコンテンツである。以下において、第2コンテンツ611,612,613,614,615,616の各々を個別に区別せずに示す場合、第2コンテンツ61と記載する場合がある。
図8に示す第1コンテンツ列53および第2コンテンツ列54は、端末装置2の表示部11の表示領域70の幅よりも長く、スクロール操作によって端末装置2の表示部11の表示領域70に表示される領域を移動させることができる。
図9は、実施形態に係る情報提供装置1の提供部43によって提供されるホームコンテンツ50に含まれる第1コンテンツ列53と第2コンテンツ列54がスクロールされる様子の一例を示す図である。
図9に示すように、表示領域70に表示される第1コンテンツ列53と第2コンテンツ列54の領域は、図9の(a)に示す状態から第1コンテンツ列53がスクロールされると、例えば、図9(b)に示す状態になる。また、表示領域70に表示される第1コンテンツ列53と第2コンテンツ列54の領域は、図9の(b)に示す状態から第2コンテンツ列54がスクロールされると、例えば、図9(c)に示す状態になる。
提供部43は、生成部42によって新たな第2コンテンツ61が第2コンテンツ列54に追加された場合、新たな第2コンテンツ61が追加された第2コンテンツ列54を利用者Uに提供する。
また、提供部43は、利用者Uによってリンク先のコンテンツが確認された第2コンテンツ61が削除された第2コンテンツ列54を利用者Uに提供する。これにより、利用者Uによってリンク先のコンテンツが確認された第2コンテンツ61が第2コンテンツ列54で表示され続けることが防止され、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、提供部43は、通知条件を満たさなくなった第2コンテンツ61が削除された第2コンテンツ列54を利用者Uに提供する。これにより、通知条件を満たさなくなった第2コンテンツ61が第2コンテンツ列54で表示され続けることが防止され、利用者Uの利便性を高めることができる。
通知条件を満たさなくなった第2コンテンツ61は、例えば、重要度が所定条件を満たさなくなった第2コンテンツ61であるが、かかる例に限定されない。例えば、通知条件を満たさなくなった第2コンテンツ61は、新しさが所定条件を満たさなくなった第2コンテンツ61などであってもよい。
〔5.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、情報提供装置1の処理部22は、情報提供要求があるか否かを判定する(ステップS10)。次に、処理部22は、情報提供要求があると判定した場合(ステップS10:Yes)、第1コンテンツ列53および第2コンテンツ列54を含むホームコンテンツ50を生成する(ステップS11)。そして、処理部22は、ステップS11で生成したホームコンテンツ50を利用者Uに提供する(ステップS12)。
処理部22は、ステップS12の処理が終了した場合、または情報提供要求がないと判定した場合(ステップS10:No)、表示部11にホームコンテンツ50が表示中であるか否かを判定する(ステップS13)。
処理部22は、ホームコンテンツ50が表示中であると判定した場合(ステップS13:Yes)、追加対象の第2コンテンツ61があるか否かを判定する(ステップS14)。処理部22は、追加対象の第2コンテンツ61があると判定した場合(ステップS14:Yes)、追加対象の第2コンテンツ61を第2コンテンツ列54に追加する(ステップS15)。
処理部22は、ステップS15の処理が終了した場合、または追加対象の第2コンテンツ61がないと判定した場合(ステップS14:No)、削除対象の第2コンテンツ61があるか否かを判定する(ステップS16)。処理部22は、削除対象の第2コンテンツ61があると判定した場合(ステップS16:Yes)、削除対象の第2コンテンツ61を第2コンテンツ列54から削除する(ステップS17)。
処理部22は、ステップS17の処理が終了した場合、削除対象の第2コンテンツ61がないと判定した場合(ステップS16:No)、またはホームコンテンツ50が表示中ではないと判定した場合(ステップS13:No)、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS18)。処理部22は、例えば、情報提供装置1の電源がオフにされた場合、または情報提供装置1の不図示の操作部への操作によって終了操作が行われたと判定した場合に、動作終了タイミングになったと判定する。
処理部22は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS18:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS18:Yes)、図10に示す処理を終了する。
〔6.端末装置2の他の構成例〕
上述した例では、情報提供装置1がホームコンテンツ50を生成して端末装置2に表示させるが、端末装置2が情報提供装置1から情報を収集してホームコンテンツ50を生成し、生成したホームコンテンツ50を表示する構成であってもよい。この場合、端末装置2が、情報提供装置1と共に情報提供装置1の上述した機能の一部を実行する情報提供装置の一部として機能する。また、端末装置2は、情報提供装置1の上述した機能のすべてを実行する情報提供装置として機能する構成であってもよい。
図11は、実施形態に係る端末装置2の構成の他の例を示す図である。図11に示す端末装置2は、処理部15の機能が、図3に示す端末装置2と異なる。図11に示す端末装置2の処理部15は、特定部41と、生成部42と、提供部43とをさらに備える点で、図3に示す端末装置2と異なる。
図11に示す特定部41、生成部42、および提供部43の各々は、例えば、図4に示す特定部41、生成部42、および提供部43の各々の一部または全部の機能を有する。記憶部14には、端末装置2の利用者Uの情報が記憶されており、特定部41は、端末装置2に記憶されている利用者Uの情報に基づいて、複数の第1コンテンツ60を特定する。
情報取得部16は、端末装置2の特定部41によって特定された複数の第1コンテンツ60を特定する特定情報、および利用者IDなどを含む情報提供要求を通信部10およびネットワークNを介して情報提供装置1に送信する。情報提供装置1の取得部40は、ネットワークNおよび通信部20を介して情報提供要求を取得する。
情報提供装置1の特定部41は、情報提供要求を通信部20およびネットワークNを介して取得した場合、情報提供要求に含まれる利用者IDに基づいて、利用者Uの情報を特定し、判定した利用者Uの情報に基づいて、複数の第2コンテンツ61を特定する。
情報提供装置1の提供部43は、特定情報で特定される複数の第1コンテンツ60、利用者Uの情報に基づいて特定される複数の第2コンテンツ61、および第3コンテンツ列55を構成する複数のコンテンツなどを通信部20およびネットワークNを介して端末装置2に送信する。情報取得部16は、情報提供要求に応じて情報提供装置1から送信される複数の第1コンテンツ60、複数の第2コンテンツ61、および第3コンテンツ列55を構成する複数のコンテンツなどをネットワークNおよび通信部10を介して取得する。
端末装置2の生成部42は、情報取得部16で取得された複数の第1コンテンツ60、複数の第2コンテンツ61、および第3コンテンツ列55を構成する複数のコンテンツなどに基づいて、ホームコンテンツ50を生成する。端末装置2の提供部43は、生成部42によって生成されたホームコンテンツ50を表示部11に表示させる処理を表示処理部17に実行させる。提供部43は、表示処理部17の機能を含んでいてもよい。
なお、端末装置2は、情報提供装置1と連携してホームコンテンツ50を生成し、生成したホームコンテンツ50を表示部11に表示させることができればよく、上述した構成に限定されない。例えば、端末装置2は、特定部41を含まない構成であってもよい。この場合、端末装置2の情報出力部18は、利用者IDなどを含む情報提供要求を通信部10およびネットワークNを介して送信する。情報提供装置1の取得部40は、通信部20およびネットワークNを介して情報提供要求を取得し、情報提供装置1の特定部41は、情報提供要求に含まれる利用者IDに基づいて、複数の第1コンテンツ60を特定する。
このように、端末装置2は、情報提供装置1と連携して特定部41、生成部42、および提供部43の機能を実行することができ、特定部41、生成部42、および提供部43の機能を有する情報提供装置の一部として機能することができる。なお、以下において、上述した情報提供装置1と端末装置2の一部または全部とを含む構成を情報提供装置1と記載する場合がある。
図11に示す処理部15は、例えば、CPUまたはMPUなどのプロセッサによって、端末装置2内部の記憶装置(例えば、記憶部14)に記憶されている各種プログラム(情報提供プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
〔7.変形例〕
上述した例では、第1コンテンツ列53および第2コンテンツ列54の2つのコンテンツ列がコンテンツ配列方向(第1方向)と直交する方向(第2方向)に配列されるが、配列されるコンテンツ列は、3列以上であってもよい。
また、上述した第1コンテンツ列53では、複数の第1コンテンツ60が1列に並べられるが、提供部43は、第1コンテンツ60の数が閾値以上の場合または第1コンテンツ列53のコンテンツ配列方向の長さが閾値以上になる場合、複数の第1コンテンツ60は、2列以上に配列することができる。
また、提供部43は、第1コンテンツ60の数が閾値以上の場合または第1コンテンツ列53のコンテンツ配列方向の長さが閾値以上になる場合、第1コンテンツ60の上下方向(第2方向)の高さを広くすることもできる。
同様に、上述した第2コンテンツ列54は、複数の第2コンテンツ61が1列に並べられるが、提供部43は、第2コンテンツ61の数が閾値以上の場合または第2コンテンツ列54のコンテンツ配列方向の長さが閾値以上になる場合、複数の第2コンテンツ61は、2列以上に配列することができる。
また、提供部43は、第2コンテンツ61の数が閾値以上の場合または第2コンテンツ列54のコンテンツ配列方向の長さが閾値以上になる場合、第2コンテンツ61の上下方向(第2方向)の高さを広くすることもできる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報提供装置1および端末装置2の各々は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。図12は、実施形態に係る情報提供装置1および端末装置2の各々の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、ネットワークN(図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部15や処理部22の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部14内または記憶部21内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報提供装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホームなどをAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置1は、生成部42と、提供部43とを備える。生成部42は、特定対象の現状を示す第1コンテンツ60を含む複数のコンテンツを第1方向に並べた第1コンテンツ列53と、重要度が所定条件を満たす複数の第2コンテンツ61を第1方向に並べた第2コンテンツ列54とを第1方向と直交する第2方向に並べて配置したトップ画面のコンテンツであるホームコンテンツ50を生成する。提供部43は、生成部42によって生成されたホームコンテンツ50を提供する。これにより、情報提供装置1は、特定対象の現状を示す第1コンテンツ60を含む第1コンテンツ列53と重要度が所定条件を満たす複数の第2コンテンツ61を含む第2コンテンツ列54とを含むホームコンテンツ50を利用者Uに提供することから、利用者Uに対して利便性の高い情報提供を行うことができる。
また、情報提供装置1は、特定対象の現状または将来の状況に応じて、複数の第2コンテンツ61のうちの対応する第2コンテンツ61の重要度を特定する特定部41を備える。これにより、情報提供装置1は、第1コンテンツ60で示される特定対象の現状に応じた重要度が所定条件を満たす第2コンテンツ61を利用者Uに提供することができ、利用者Uに対して利便性の高い情報提供を行うことができる。
また、生成部42は、重要度が所定条件を満たす新たな第2コンテンツ61を第2コンテンツ列54に追加する。これにより、情報提供装置1は、利用者Uが例えばホームコンテンツ50の更新操作などを行う必要がなく、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、生成部42は、通知条件を満たさなくなった第2コンテンツ61を第2コンテンツ列54から削除する。これにより、情報提供装置1は、利用者Uがリンク先のコンテンツが確認された第2コンテンツ61が第2コンテンツ列54で表示され続けることが防止され、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、生成部42は、通知タイミングが新しい第2コンテンツ61ほど第2コンテンツ列54の上位の位置に優先して配置する。これにより、情報提供装置1は、通知タイミングが新しい第2コンテンツ61を容易に把握することができる。
また、生成部42は、重要度が高い第2コンテンツ61ほど第2コンテンツ列54の上位の位置に優先して配置する。これにより、情報提供装置1は、重要度が高い第2コンテンツ61を利用者Uに容易に把握させることができ、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、生成部42は、重要度が閾値以上の第2コンテンツ61の位置を第2コンテンツ列54の最上位の位置に優先して固定する。これにより、情報提供装置1は、重要度が高い第2コンテンツ61を利用者Uに容易に把握させることができ、利用者Uの利便性を高めることができる。
また、第1コンテンツ60および第2コンテンツ61の各々は、利用者Uによる選択がある場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツである。これにより、情報提供装置1は、利用者Uが例えばホームコンテンツ50の更新操作などを行う必要がなく、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
また、生成部42は、利用者Uによって選択された第2コンテンツ61を第2コンテンツ列54から削除する。これにより、情報提供装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。