JP2023161937A - カラー画像のモノトーン化印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の入力したカラー画像をユーザが所望する色相のモノトーンの画像に的確に変換できるカラー画像のモノトーン化印刷方法を提供することにある。
【解決手段】モノトーン化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望の単一色相のモノトーン画像として印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法において、カラー画像L*a*b*値取得工程の後、該カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換する所望色相L*a*b*値取得工程を含み、該所望色相L*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】モノトーン化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望の単一色相のモノトーン画像として印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法において、カラー画像L*a*b*値取得工程の後、該カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換する所望色相L*a*b*値取得工程を含み、該所望色相L*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、カラー画像のモノトーン化印刷方法、特に、カラー画像を所望の色相でモノトーン化して印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法に関する。
カラー画像をモノトーン化して印刷すると、カラー画像は、単色の配色で濃淡・明暗で構成されるモノトーン化画像となる。特に、黒、白、グレーなどの無彩色だけで印刷した画像は、グレー化画像と呼ばれる。
これまで、カラー画像をモノトーン化して印刷する方法として、既存の画像編集ソフトを用いて、カラー画像をモノトーン化したデータを作成し、このデータを基に印刷が行われていた。また、特許文献1には、安定したグレーが再現可能なプロファイルの作成装置が開示されている。
画像編集ソフトを用いた方法では、カラー画像の色空間の色値(RGB値又はCMYK値)をカラー画像の色空間上(RGB空間又はCMYK空間)で、変更することでモノトーン化されていた。画像編集ソフトでモノトーン化されたカラー画像は、その後入力ICCプロファイルや出力ICCプロファイルによって、さらに色変換されて印刷されるため、所望の色にモノトーン化されていないという状況が有った。すなわち、画像編集ソフトで所望の色にモノトーン化しても、その後の入力ICCプロファイルや出力ICCプロファイルによる色変換によって所望の色からずれた色で印刷されてしまう場合があった。
また、特許文献1のプロファイル作成装置は、グレー領域の色の再現を安定化させるプロファイルを作成する装置であって、カラー画像をモノトーン化させるためのプロファイルを作成する装置ではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、任意の入力したカラー画像をユーザが所望する色相のモノトーンの画像に的確に変換できるカラー画像のモノトーン化印刷方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法は、
モノトーン化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望の単一色相のモノトーン画像として印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法において、
前記のカラー画像L*a*b*値取得工程の後、前記カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換する所望色相L*a*b*値取得工程を含み、
該所望色相L*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とする。
モノトーン化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望の単一色相のモノトーン画像として印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法において、
前記のカラー画像L*a*b*値取得工程の後、前記カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換する所望色相L*a*b*値取得工程を含み、
該所望色相L*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とする。
この構成によれば、モノトーン化する対象のカラー画像について、入力ICCプロファイルを用いて、一旦、着色単位ごとにその標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値が取得される。この標準色空間に基づいてカラー画像L*a*b*値が取得されることで、安定したモノトーン化への基礎情報が得られる。そして、モノトーン化を所望する色相について、標準色空間におけるその色相の所望色相L*a*b*値が取得される。
すなわち、標準色空間におけるその所望色相L*a*b*値を基礎として、各着色単位ごとの明度、色度情報が得られるので、各プリンタに依存することなく、所望の色相の下で、明度、色度の違いによるモノトーン化が可能となる。したがって、従来のような、所望の色相からのずれを抑制したモノトーン化が可能となる。
本発明のカラー画像のモノトーン化印刷方法によれば、プリンタによる精度のばらつきや、従来のような、所望の色相からのずれを抑制したモノトーン化画像を提供することができる。
本実施形態では、単色の配色で濃淡・明暗で構成された画像をモノトーン化画像と称し、無彩色だけで構成された画像をグレー化画像と称す。
本発明のカラー画像のモノトーン化印刷方法の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、カラー画像のモノトーン化印刷方法のフロー図である。
まず、モノトーン化するカラー画像を取得する(ステップS1)。例えば、画像編集用ソフト等で作成されたカラー画像を取り入れると、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値が得られる。次に、これらのデータを、標準色空間に変換するための入力ICCプロファイルを選択する(ステップS2)。選択された入力ICCプロファイルに基づいて、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値を標準色空間のL*a*b*値に変換する(ステップS3、L*a*b*値取得工程)。この変換は、例えば、コンピュータに組み込まれた処理ソフトにより、コンピュータ上で変換が行われる。
ここで、入力ICCプロファイルは、RGB値又はCMYK値を標準色空間のL*a*b*値に変換(A2B変換)するものであり、印刷画像の色味を変更するための色変換方法を規定したものである。ユーザは、複数の入力ICCプロファイルの中から、所望の色味に変換する入力ICCプロファイルを選択して、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値を標準色空間のL*a*b*値に変換することができる。この変換は、入力画像がラスタ形式である場合は、上記変換は入力画像の画素数だけ行われる。入力画像がベクタ形式である場合は、ベクタ画像を構成する図形の線の色と図形内部を塗りつぶす色の数だけ上記変換が行われる。ラスタ形式とは、画像を画素の集合として表現する形式であり、写真等がラスタ形式画像に該当する。一方のベクタ形式は、画像を点や直線、曲線、面といった幾何学的な情報で表現する形式であり、PowerPointの「図形」機能で作成できる図やIllustratorで作成できる図は、ベクタ形式の画像に該当する。本明細書では、入力画像の画素、ベクタ画像を構成する図形の線の色と図形内部を塗りつぶす色をカラー画像の着色単位としている。
次に、所望する色相の設定(ステップS4、所望色相設定工程)を行う。この設定作業は、コンピュータ上で表示部(例えば、モニタ画面)に、標準色空間すなわちL*a*b*座標空間を表示して行われる。このとき、入力ICCプロファイルの色域をモニタ画面に表示してもよい。上述のように、コンピュータ内には設定作業のためのプログラムが組み込まれており、ユーザはモニタ画面上で、標準色空間を見ながら設定することができる。
ここで、標準色空間のL*a*b*座標は、図2に示す様に、a*軸とb*軸とL*軸の3次元座標である。L*軸は明度(0~100)を表す。a*軸、b*軸は色の方向を示しており、+a*は赤方向(0~127)、-a*は緑方向(-128~0)、+b*は黄方向(0~127)、-b*は青方向(-128~0)を示す。色相は、a*値とb*値の比で示され、標準色空間で色相を表す角度θは、θ=tan―1(b*/a*)で定義される。また、彩度c*は(a*・a*+b*・b*)1/2 で示される。すなわち、L*値は明度を表し、a*値、b*値は色度を表し、a*値とb*値の比によって色相が決定される。
ユーザが所望の色相を設定することは、L*a*b*座標上で、色相を表す角度θを設定することであり、図2に示したような1本の曲線32を設定することに相当する。図3は、a*-b*平面を上から見た図である。すなわち、色相を設定することは、色相を表す角度θを設定することである。この色相を表す曲線上では、a*値とb*値の比は変わらず(a*値、b*値の値が変化している)、明度L*の値が異なっている。
この曲線32で表される色相より、赤味を増したい場合は、例えば、より+a*方向に存在する曲線32’を選択すればよい。ユーザは、このように、所望の色相を選ぶことができる。
曲線32の始点及び終点は、L*軸(彩度c*=零)上又は彩度c*が20以下のL*軸の近傍に位置する。最明部の彩度を零又は零近傍に設定することで、元のカラー画像で白色だった領域にインクを打ち込む可能性を排除している。また、最暗部での彩度を零又は零近傍に設定することで、プリンタの色再現範囲(ガマット)における暗部の彩度領域が狭い場合に、元のカラー画像の暗色の階調が失われる可能性を排除している。図2は、例として、L*軸上に端部が有る場合を示している。
ここで、本実施の形態では、L*軸の近傍として彩度c*が20以下としたが、より好ましくは15以下、更により好ましくは10以下である。
また、曲線32は、図4に示すように半円状、又は図5に示すように放物線状が望ましい。これにより、曲線32(32’)はL*a*b*空間において単調に変化するので、彩度、明度がa*値、b*値によって急激に変化することがなく、ごく自然のモノトーン化した画像が得られる。なお、彩度を表すc*軸上で、曲線32のL*軸から最大離間した箇所が最大彩度c*maxを表す。
次に、最大彩度を設定する(ステップS5、最大彩度設定工程)。最大彩度は、(a*・a*+b*・b*)1/2 の最大値であり、図4、図5に示した曲線のc*maxに相当する。ユーザは、コンピュータの表示部の画面上で、曲線32(32’)を設定するときに、最大彩度c*maxも同時に設定することができる。これにより、彩度の変化に富んだモノトーン化画像を得ることができる。
次に、ステップ6の所望色相L*a*b*値取得工程で、カラー画像の着色単位ごとのL*a*b*値に対応する所望色相L*a*b*値を取得する。これは以下の様にして得られる。先のL*a*b*値取得工程(ステップS3)で得られた複数のL*a*b*値について、図2に示すL*a*b*空間で、ある特定のL*a*b*値(図2の点A)を含むa*-b*平面に平行な平面30と、上記の曲線32との交点Bを求める(曲線32’の場合は交点B’)。
この交点が、ある特定のL*a*b*値に対応する所望色相L*a*b*値である。但し、交点Bから色差(L*・L*+a*・a*+b*・b*)1/2が10以下だけ離れた点を所望色相L*a*b*値としてもよい。このとき、交点Bから色差が5以下だけ離れた点を所望色相L*a*b*値とするとさらに好ましい。所望色相L*a*b*値を求める作業は、全てのL*a*b*値について実行される。このようにしてすべてのL*a*b*値に対応する所望色相上での所望モノトーン化画像の所望色相L*a*b*値が得られる。なお、この作業は、所望色相L*a*b*値を求めるようにプログラムされたソフトをコンピュータに組み込んで、コンピュータ上で行われる。
この交点が、ある特定のL*a*b*値に対応する所望色相L*a*b*値である。但し、交点Bから色差(L*・L*+a*・a*+b*・b*)1/2が10以下だけ離れた点を所望色相L*a*b*値としてもよい。このとき、交点Bから色差が5以下だけ離れた点を所望色相L*a*b*値とするとさらに好ましい。所望色相L*a*b*値を求める作業は、全てのL*a*b*値について実行される。このようにしてすべてのL*a*b*値に対応する所望色相上での所望モノトーン化画像の所望色相L*a*b*値が得られる。なお、この作業は、所望色相L*a*b*値を求めるようにプログラムされたソフトをコンピュータに組み込んで、コンピュータ上で行われる。
次に、所望色相L*a*b*値取得工程で得られた所望色相L*a*b*値を出力ICCプロファイルによりインク値に変換する(ステップS7、インク値変換工程)。すなわち、ユーザが設定した色相で、入力カラー画像をプリンタで印刷できるようにする。そして、印刷工程(ステップS8)で印刷することで、所望のモノトーン化画像を得ることができる(ステップS9)。
ここで、出力ICCプロファイルは、標準色空間のL*a*b*値をインク値に変換(B2A変換)するものであり、プリンタの特性に合わせて印刷画像を出力するための色変換方法を規定したものである。インク値とは、例えば、印刷時にインクをどれだけ使用するかを示す値である。例えば、CMYKの4色インクを搭載したプリンタを用いる場合、出力ICCプロファイルは、所望色相L*a*b*値をCMYKの各インクの使用量に変換する。ユーザは、印刷に使用するインクの種類や印刷解像度、印刷速度に応じて出力ICCプロファイルを選択することができる。また、印刷モードに応じて自動的に出力ICCプロファイルが決定されてもよい。
上記の例では、所望色相設定工程において、所望の色相を表す曲線を設定していたが、図6に示す様に、所望の色相を表すL*軸の近傍の直線36を設定してもよい。例えば、彩度c*が0よりも大きく、20以下のL*軸に平行な直線を設定してもよい。図6の直線36では、彩度値がa*値b*値共にプラスであるので、暖色系のモノトーン化画像が得られる。寒色系のモノトーン化画像を得たい場合は、例えば直線36’のように、a*値b*値共にマイナスの領域に直線を設定することができる。なお、所望色相設定工程でL*軸に平行な直線を設定する場合は、所望色相設定工程で曲線を設定する場合に行った最大彩度設定工程(ステップS5)は必要ない。ただし、直線36は、図2に示す曲線32のように始点と終点が、L*軸に近づくように曲線部を有していてもよい。この場合、最大彩度設定工程(ステップS5)を行ってもよい。
次に、グレー化画像の印刷方法について説明する。図7は、カラー画像のグレー化印刷方法のフロー図である。グレー化するカラー画像を取得する(ステップS1)こと、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値を標準色空間に変換するための入力ICCプロファイルを選択する(ステップS2)こと、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値を、選択された入力ICCプロファイルに基づいて、標準色空間のL*a*b*値に変換する(ステップS3、L*a*b*値取得工程)ことは、モノトーン化画像の場合と同様である。
次に、ステップ4の所望グレーL*a*b*値取得工程で、カラー画像の着色単位ごとのL*a*b*値に対応する所望グレーL*a*b*値を取得する。これは以下の様にして得られる。先のL*a*b*値取得工程(ステップS3)で得られた複数のL*a*b*値について、図8に示すL*a*b*空間で、ある特定のL*a*b*値(図8では点E)を含むa*-b*平面に平行な平面40と、L*軸42との交点Fを求める。この交点が、ある特定のL*a*b*値に対応する所望グレーL*a*b*値である。但し、交点Fから色差(L*・L*+a*・a*+b*・b*)1/2が10以下だけ離れた点を所望グレーL*a*b*値としてもよい。このとき、交点Fから色差が5以下だけ離れた点を所望グレーL*a*b*値とするとさらに好ましい。この作業は、全てのL*a*b*値について実行される。このようにしてすべてのL*a*b*値に対応する所望グレーL*a*b*値が取得される。なお、この作業は、このように所望グレーL*a*b*値を求めるようにプログラムされたソフトをコンピュータに組み込んで、コンピュータ上で行われる。
次に、所望グレーL*a*b*値取得工程で得られた所望グレーL*a*b*値を出力ICCプロファイルによりインク値に変換する(ステップS5、インク値変換工程)。すなわち、所望のグレー化画像をプリンタで印刷できるようにする。そして、印刷工程(ステップS6)で印刷することで、所望のグレー化画像を得ることができる(ステップS7)。
本発明のカラー画像のモノトーン化印刷方法によれば、入力ICCプロファイルを用いて、入力カラー画像のRGB値又はCMYK値は、L*a*b*空間においてL*a*b*値に変換され、変換されたL*a*b*値に基づいて、ユーザが所望する所望色相における所望色相L*a*b*値が求められる。したがって、プリンタによる精度のばらつきや従来のような、所望の色相からのずれを抑制したモノトーン化画像を提供することができる。
また、所望色相L*a*b*値の取得において、カラー画像L*a*b*値のL*値を所定の範囲の値に維持しつつ、カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換するので、所望色相L*a*b*値を一義的に決定することができる。
また、前記所望色相L*a*b*値の取得において、前記所望色相を変えることなく着色単位ごとの彩度の強弱情報を付加するので、所望色相における彩度の変化に富んだモノトーン化画像を得ることができる。
また、所望色相L*a*b*値の取得において、着色単位ごとの彩度の強弱がL*値に対して単調に変化するようにしたので、彩度、明度がa*値、b*値によって急激に変化することがなく、ごく自然のモノトーン化した画像が得られる。
また、所望色相L*a*b*値の取得において、着色単位ごとの彩度の強弱が少なくとも一部のL*値に対して一定としたので、彩度が一定のモノトーン化した画像が得られる。
また、カラー画像L*a*b*値の取得において、入力ICCプロファイルを選択するようにしたので、入力カラー画像を所望の色味に変換することができる。
また、グレー化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望のグレー化画像として印刷するカラー画像のグレー化印刷方法において、カラー画像L*a*b*値取得工程の後、カラー画像L*a*b*値のa*値及びb*値を零とした所望グレーL*a*b*値に変換する所望グレーL*a*b*値取得工程を含み、該所望グレーL*a*b*値をインク値に変換して印刷するようにしたので、プリンタによる精度のばらつきや従来のような、所望のグレー色からのずれを抑制したグレー化した画像を提供することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、所望の色相を表す曲線32は、半円状又は放物線状としたが、これに限らず設定することができる。
L* 標準色空間の明度を表す座標
a*、b* 標準色空間の白度を表す座標
c* 彩度
θ 色相を表す*-b*平面上の角度
A、C、E L*a*b*値取得工程で得られたある特定のL*a*b*値を持つ点
B、B’、D、D’ 上記A、C点に対応する所望色相L*a*b*値
F 上記E点に対応する所望グレーL*a*b*値
a*、b* 標準色空間の白度を表す座標
c* 彩度
θ 色相を表す*-b*平面上の角度
A、C、E L*a*b*値取得工程で得られたある特定のL*a*b*値を持つ点
B、B’、D、D’ 上記A、C点に対応する所望色相L*a*b*値
F 上記E点に対応する所望グレーL*a*b*値
Claims (7)
- モノトーン化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望の単一色相のモノトーン画像として印刷するカラー画像のモノトーン化印刷方法において、
前記のカラー画像L*a*b*値取得工程の後、前記カラー画像L*a*b*値を前記モノトーン化を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換する所望色相L*a*b*値取得工程を含み、
該所望色相L*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とするカラー画像のモノトーン化印刷方法。 - 前記所望色相L*a*b*値の取得において、前記カラー画像L*a*b*値のL*値を所定の範囲の値に維持しつつ、前記カラー画像L*a*b*値を所望する単一の色相の所望色相L*a*b*値に変換することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法。
- 前記所望色相L*a*b*値の取得において、前記所望色相を変えることなく着色単位ごとの彩度の強弱情報を付加することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法。
- 前記所望色相L*a*b*値の取得において、前記着色単位ごとの彩度の強弱がL*値に対して単調に変化することを特徴とする請求項3に記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法。
- 前記所望色相L*a*b*値の取得において、前記着色単位ごとの彩度の強弱が少なくとも一部のL*値に対して一定であることを特徴とする請求項3に記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法。
- 前記カラー画像L*a*b*値の取得において、前記入力ICCプロファイルを選択することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のカラー画像のモノトーン化印刷方法。
- グレー化対象のカラー画像について、各着色単位ごとの色空間の値(RGB値又はCMYK値)を入力ICCプロファイルで変換して標準色空間におけるカラー画像L*a*b*値を取得するカラー画像L*a*b*値取得工程を含み、該カラー画像L*a*b*値を用いて所望のグレー化画像として印刷するカラー画像のグレー化印刷方法において、
前記カラー画像L*a*b*値取得工程の後、前記カラー画像L*a*b*値のa*値及びb*値を零とした所望グレーL*a*b*値に変換する所望グレーL*a*b*値取得工程を含み、
該所望グレーL*a*b*値をインク値に変換して印刷することを特徴とするカラー画像のグレー化印刷方法。
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