JP2023161860A - 音響デバイス - Google Patents

音響デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2023161860A
JP2023161860A JP2022072471A JP2022072471A JP2023161860A JP 2023161860 A JP2023161860 A JP 2023161860A JP 2022072471 A JP2022072471 A JP 2022072471A JP 2022072471 A JP2022072471 A JP 2022072471A JP 2023161860 A JP2023161860 A JP 2023161860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
wall
base
acoustic device
acoustic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022072471A
Other languages
English (en)
Inventor
辰哉 滝
Tatsuya TAKI
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2022072471A priority Critical patent/JP2023161860A/ja
Publication of JP2023161860A publication Critical patent/JP2023161860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Abstract

【課題】振動板から発生する音の音圧を調整し得る音響デバイスを提供する。【解決手段】音響デバイス1は、圧電素子2と、圧電素子2が配置された振動板5と、振動板5が配置された基部6と、を備えている。基部6は、規定面51aを有している。振動板5は、主面31bと、主面31bと交差する方向に延在している壁部32と、を有している。振動板5と基部6とは、規定面51aと主面31bと壁部32とが音響空間SPを規定するように、互いに配置されている。振動板5は、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通する開口60の少なくとも一部を規定している。【選択図】図3

Description

本発明は、音響デバイスに関する。
圧電素子と、圧電素子によって振動する振動板と、を備える音響デバイスが知られている(例えば特許文献1)。
特開平04-70100号公報
特許文献1に記載のような音響デバイスにおいて、音圧特性の向上が望まれている。音圧特性の向上は、音圧の増大による向上又は音圧の減少による向上を含む。
本発明の一つの態様は、音圧特性を向上する音響デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る音響デバイスは、圧電素子と、圧電素子が配置された振動板と、振動板が配置された基部と、を備えている。振動板及び基部の一方は、第1表面を有している。振動板及び基部の他方は、第2表面と、第2表面と交差する方向に延在している壁部と、を有している。振動板と基部とは、第1表面と第2表面と壁部とが音響空間を規定するように、互いに配置されている。振動板は、音響空間と音響空間の外部とを連通する開口の少なくとも一部を規定している。
上記一つの態様では、第1表面と第2表面と壁部とが音響空間を規定しており、音響空間と音響空間の外部とが開口によって連通している。音響空間は、ヘルムホルツ共鳴器として機能する。したがって、上記一つの態様は、例えば、音圧を増大又は減少させ得る。この結果、上記一つの態様は、音圧特性を向上する。
上記一つの態様では、振動板と基部とが、開口を規定していてもよい。
振動板と基部とが開口を規定している構成は、開口を容易に規定する。したがって、本構成は、音圧特性を向上する構成を簡易に実現する。
上記一つの態様では、開口は、第1表面の端縁と、第2表面の端縁とを含んでいてもよい。開口は、壁部の端縁を含んでいてもよい。
開口が第1表面の端縁と第2表面の端縁とを含んでいる構成、及び開口が壁部の端縁を含んでいる構成は、開口を容易に規定する。したがって、本構成は、音圧特性を向上する構成をより一層簡易に実現する。
上記一つの態様では、基部は、第1表面を有し、振動板は、第2表面と、壁部と、を有していてもよい。
基部が第1表面を有し、振動板が第2表面と壁部とを有している構成は、音響空間を確実かつ容易に規定する。
上記一つの態様では、基部には、第1表面を含む底面と、底面と交差する方向に延在している内面とによって規定された凹部が形成されていてもよい。振動板の少なくとも一部は、凹部内に配置されていてもよい。
振動板の少なくとも一部が凹部内に配置されている構成は、音響デバイスの小型化を図る。
上記一つの態様では、壁部は、音響空間を規定している内壁面と、内壁面と対向している外壁面と、を有していてもよい。振動板は、外壁面で位置決めされるように、凹部内に配置されていてもよい。
振動板が外壁面で位置決めされるように凹部内に配置されている構成は、基部の適切な位置に振動板を配置することを容易に実現する。
上記一つの態様では、振動板は、金属からなっていてもよい。基部は、樹脂又は金属からなっていてもよい。
振動板が金属からなり、基部が樹脂からなる構成は、音響デバイスに接続される配線と基部との間の短絡を抑制する。本構成は、音響デバイスにおける配線の信頼性を向上する。
振動板及び基部が共に金属からなる構成は、基部が振動板の振動を阻害することを抑制する。
上記一つの態様では、振動板は、第2表面に対向している外表面を有していてもよい。圧電素子は、外表面上に配置されていてもよい。
圧電素子が外表面上に配置されている構成は、圧電素子への配線を容易に実現する。
本発明の一つの態様は、音圧特性を向上する音響デバイスを提供する。
図1は、一実施形態に係る音響デバイスの斜視図である。 図2は、本実施形態に係る音響デバイスの分解斜視図である。 図3は、本実施形態に係る音響デバイスの断面構成を示す図である。 図4は、圧電素子の断面構成を示す図である。 図5は、振動板の斜視図である。 図6は、本実施形態の変形例に係る音響デバイスの断面図である。 図7は、振動板の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1から図5を参照して、本実施形態に係る音響デバイス1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る音響デバイスの斜視図である。図2は、本実施形態に係る音響デバイスの分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る音響デバイスの断面構成を示す図である。図4は、本実施形態に係る圧電素子の断面構成を示す図である。図5は、本実施形態に係る振動板の斜視図である。
音響デバイス1は、圧電素子2と、配線部材3と、接続部材4と、振動板5と、基部6と、を備えている。図3では、配線部材3及び接続部材4の図示を省略している。本実施形態では、圧電素子2は、バイモルフ型の積層型圧電素子である。圧電素子2は、圧電素体11と、複数の外部電極12,13と、を有している。本実施形態では、圧電素子2は、二つの外部電極12,13を有している。
圧電素体11は、直方体形状を呈している。直方体形状には、例えば、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。圧電素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11bを有している。以下の説明では、一対の主面11a,11bが対向している方向を方向D1とし、方向D1に直交する方向を方向D2とし、方向D1及び方向D2に直交する方向を方向D3とする。
各主面11a,11bは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面11a,11bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。長方形状には、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。本実施形態では、主面11a,11bの長辺方向は、方向D3と一致し、主面11a,11bの短辺方向は、方向D2と一致している。
圧電素体11は、図4に示されるように、複数の圧電体層14a,14b,14c,14dが方向D1に積層されて構成されている。圧電素体11は、積層されている複数の圧電体層14a,14b,14c,14dを有している。圧電体層14aは、主面11aを含んでいる。圧電体層14dは、主面11bを含んでいる。各圧電体層14a,14b,14c,14dは、圧電材料からなる。各圧電体層14a,14b,14c,14dは、例えば、圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成されていてもよい。実際の圧電素体11では、各圧電体層14a,14b,14c,14dは、各圧電体層14a,14b,14c,14dの間の境界が認識できない程度に一体化されていてもよい。
圧電素子2は、圧電素体11内に配置されている複数の内部電極15a,15b,15cを備えている。各内部電極15a,15b,15cは、導電性材料からなる。各内部電極15a,15b,15cは、例えば、導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体から構成されていてもよい。各内部電極15a,15b,15cは、方向D1において異なる位置(層)に配置されている。内部電極15aと内部電極15bとは、方向D1に間隔を有している。内部電極15bと内部電極15cとは、方向D1に間隔を有している。内部電極15aは、圧電体層14aと圧電体層14bとの間に位置している。内部電極15bは、圧電体層14bと圧電体層14cとの間に位置している。内部電極15cは、圧電体層14cと圧電体層14dとの間に位置している。
各外部電極12,13は、主面11a上に配置されている。外部電極12と外部電極13とは、方向D3に間隔を有して並んでいる。各外部電極12,13は、方向D1から見て矩形状を呈している。矩形状には、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。各外部電極12,13は、導電性材料からなる。各外部電極12,13は、例えば、導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体から構成されていてもよい。
内部電極15aには、方向D1から見て外部電極12に対応する位置に開口が形成されている。内部電極15aに形成された開口内には、接続導体17aが位置している。接続導体17aは、内部電極15aと同じ層に位置しており、圧電体層14aと圧電体層14bとの間に位置している。方向D1から見て、接続導体17aの全縁が、内部電極15aで囲まれている。外部電極12は、方向D1で、接続導体17aと対向している。外部電極12は、ビア導体16aを介して接続導体17aと電気的に接続されている。接続導体17aは、方向D1で、内部電極15bと対向している。接続導体17aは、ビア導体16bを介して内部電極15bと電気的に接続されている。
内部電極15cには、方向D1から見て外部電極12に対応する位置に開口が形成されている。内部電極15cに形成された開口内には、接続導体17cが位置している。接続導体17cは、内部電極15cと同じ層に位置しており、圧電体層14cと圧電体層14dとの間に位置している。方向D1から見て、接続導体17cの全縁が、内部電極15cで囲まれている。接続導体17cは、内部電極15cから離間している。内部電極15bは、方向D1で、接続導体17cと対向している。内部電極15bは、ビア導体16cを介して接続導体17cと電気的に接続されている。
外部電極13は、方向D1で、内部電極15aと対向している。外部電極13は、ビア導体16dを介して内部電極15aと電気的に接続されている。内部電極15bには、方向D1から見て、外部電極13に対応する位置に開口が形成されている。内部電極15bに形成された開口内には、接続導体17bが位置している。接続導体17bは、内部電極15bと同じ層に位置しており、圧電体層14bと圧電体層14cとの間に位置している。方向D1から見て、接続導体17bの全縁が、内部電極15bで囲まれている。接続導体17bは、内部電極15bから離間している。内部電極15aは、方向D1で、接続導体17bと対向している。内部電極15aは、ビア導体16eを介して接続導体17bと電気的に接続されている。接続導体17bは、方向D1で、内部電極15cと対向している。接続導体17bは、ビア導体16fを介して内部電極15cと電気的に接続されている。
外部電極12は、ビア導体16a、接続導体17a、及び、ビア導体16bを介して、内部電極15bと電気的に接続されている。外部電極13は、ビア導体16dを介して、内部電極15aと電気的に接続されている。外部電極13は、ビア導体16d、内部電極15a、ビア導体16e、接続導体17b、及び、ビア導体16fを介して、内部電極15cと電気的に接続されている。
各接続導体17a,17c,17c及び各ビア導体16a,16b,16c,16d,16e,16fは、導電性材料からなる。各接続導体17a,17b,17c及び各ビア導体16a,16b,16c,16d,16e,16fは、例えば、導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体から構成されていてもよい。ビア導体16a,16b,16c,16d,16e,16fは、対応する圧電体層14a,14b,14cに形成された貫通孔に充填された導電性ペーストの焼結体から構成されていてもよい。
配線部材3は、ベース21と、複数の導体22,23と、補強部材24と、を有している。本実施形態では、配線部材3は、一対の導体22,23を有している。配線部材3は、例えばフレキシブルプリント基板(FPC)である。配線部材3は、方向D2に延在しており、主面11a,11bの長辺と直交するように配置されている。配線部材3は、圧電素子2と電気的かつ物理的に接続されている一端部と、音響デバイス1が搭載される電子機器(不図示)と電気的かつ物理的に接続される他端部と、を有している。
ベース21は、方向D1で互いに対向している一対の主面21a,21bを有している。ベース21は、電気絶縁性を有しており、例えば樹脂からなる。一対の導体22,23は、主面21b上に配置されている。各導体22,23は、例えば接着材によってベース21に接合されている。各導体22,23は、配線部材3が延在している方向D2に延在している。導体22と導体23とは、方向D3で離間している。各導体22,23は、導電性を有しており、例えば金属からなる。補強部材24は、配線部材3の他端部に配置されている。補強部材24は、主面21a上に配置されている。補強部材24は、例えば接着材によってベース21に接合されている。補強部材24は、電気絶縁性を有する板状の部材であり、例えば樹脂からなる。
配線部材3は、接続部材4によって圧電素子2と接合されている。導体22は、接続部材4によって外部電極12と接合されている。導体23は、接続部材4によって外部電極13と接合されている。接続部材4は、配線部材3の一端部上に配置されている。接続部材4は、樹脂及び金属粒子を含んでいる。互いに対応する外部電極12,13と導体22,23とは、接続部材4に含まれる金属粒子によって電気的に接続されている。
振動板5は、圧電素子2によって振動される板部材である。振動板5は、本体部31と、壁部32と、を有している。振動板5は、例えば金属からなる。振動板5を構成する金属は、例えば、ステンレス鋼又はインバー材(鉄及びニッケルを含む合金)であってもよい。本実施形態では、本体部31は、矩形板状を呈している。本体部31は、主面31aと、主面31bと、端面31cと、を有している。例えば、主面31aが外表面を構成する場合、主面31bは第2表面を構成する。主面31aと主面31bとは、方向D1で互いに対向している。各主面31a,31bは、方向D2及び方向D3に延在しており、方向D1から見て、矩形状を呈している。端面31cは、方向D2における本体部31の一端側に位置している。端面31cは、方向D1及び方向D3に延在しており、主面31aと主面31bとを接続している。
壁部32は、主面31b上に形成されており、主面31bと交差する方向D1に延在している。壁部32は、本体部31と一体である。壁部32は、方向D1から見て主面31bの外縁に位置している。壁部32は、複数の部分33,34,35を有している。本実施形態では、壁部32は、三つの部分33,34,35を有している。部分33,34は、方向D2に延在している。部分33と部分34とは、方向D3で互いに離間していると共に対向している。部分35は、方向D3に延在しており、部分33と部分34とを接続している。部分35と方向D2で対向する位置には、壁部32が形成されていない。主面31bにおける端面31cとの接続部に対応する位置には、壁部32が形成されていない。壁部32は、方向D1から見て主面31bを規定する四辺のうち三辺に位置しており、他の一辺には位置していない。
壁部32は、内壁面32aと、外壁面32bと、端面32cと、端面32d,32eと、を有している。内壁面32aは、方向D1から見て振動板5の内側に臨んでいる。本実施形態では、内壁面32aは、部分33が有する内壁面33aと、部分34が有する内壁面34aと、部分35が有する内壁面35aとからなる。内壁面33a,34aは、方向D1及び方向D2に延在している。内壁面33aと内壁面34aとは、方向D3で互いに対向している。内壁面35aは、方向D1及び方向D3に延在している。内壁面35aは、内壁面33aと内壁面34aとを接続している。
外壁面32bは、内壁面32aと対向している。外壁面32bは、方向D1から見て振動板5の外側に臨んでいる。本実施形態では、外壁面32bは、部分33が有する外壁面33bと、部分34が有する外壁面34bと、部分35が有する外壁面35bとからなる。外壁面33bは、方向D1及び方向D2に延在していると共に内壁面33aと方向D3で対向している。外壁面34bは、方向D1及び方向D2に延在していると共に内壁面34aと方向D3で対向している。外壁面35bは、方向D1及び方向D3に延在していると共に内壁面35aと方向D2で対向している。外壁面35bは、外壁面33bと外壁面34bとを接続している。端面32cは、方向D1において主面31aとは反対側に位置しており、内壁面32aと外壁面32bとを接続している。
端面32dは、部分33の端面であり、方向D2において部分35とは反対側に位置している。端面32dは、方向D1及び方向D3に延在しており、内壁面33aと外壁面33bとを接続している。端面32eは、部分34の端面であり、方向D2において部分35とは反対側に位置している。端面32eは、方向D1及び方向D3に延在しており、内壁面34aと外壁面34bとを接続している。本実施形態では、端面32d,32eは、端面31cと面一である。
振動板5には、圧電素子2が配置されている。本実施形態では、圧電素子2は、主面31a上に配置されている。圧電素子2は、方向D1から見て主面31aの略中央に配置されている。圧電素子2は、主面11bと主面31aとが方向D1で対向するように配置されている。主面11bは、例えば接着材によって主面31aに接合されている。
基部6は、略直方体形状を呈している。振動板5は、例えば樹脂又は金属からなる。基部6を構成する樹脂は、例えば、エポキシ又はポリフェニレンサルファイド(PPS)であってもよい。基部6を構成する金属は、例えば、ステンレス鋼又はアルミニウムであってもよい。基部6は、一対の主面41a,41bと、一対の側面42a,42bと、一対の側面43a,43bと、を有している。一対の主面41a,41bは、方向D1で互いに対向している。一対の側面42a,42bは、方向D2で互いに対向している。一対の側面43a,43bは、方向D3で互いに対向している。
主面41a,41bは、方向D2及び方向D3に延在している。主面41a,41bは、側面42aと側面42bとを接続し、側面43aと側面43bとを接続している。側面42a,42bは、方向D1及び方向D3に延在している。側面42a,42bは、主面41aと主面41bとを接続し、側面43aと側面43bとを接続している。側面43a,43bは、方向D1及び方向D2に延在している。側面43a,43bは、主面41aと主面41bとを接続し、側面42aと側面42bとを接続している。
基部6には凹部50が形成されている。凹部50は、主面41a及び側面42aに開口している。主面41aにおける凹部50の開口は、方向D2において、側面42bよりも側面42aの近くに位置している。側面42aにおける凹部50の開口は、方向D1において、主面41bよりも主面41aの近くに位置している。主面41aにおける凹部50の開口と、側面42aにおける凹部50の開口とは、互いにつながっている。凹部50は、底面51と、底面51と交差する方向に延在している内面52とによって規定されている。底面51は、方向D2及び方向D3に延在しており、方向D1から見て矩形状を呈している。底面51は、方向D2に沿う一対の辺と、方向D3に沿う一対の辺を有している。底面51は、方向D2において、側面42bよりも側面42aの近くに位置している。方向D1から見て、底面51が有する方向D3に沿う一対の辺の一方は、側面42aに一致しており、方向D3に沿う一対の辺の他方は、側面42bから離間している。
内面52は、方向D1から見て基部6(凹部50)の内側に臨んでいる。本実施形態では、内面52は、内面53a,54a,55aからなる。内面53a,54aは、方向D1及び方向D2に延在している。内面53aと内面54aとは、方向D3で互いに対向している。内面53a,54aは、主面41aと底面51とを接続している。内面55aは、方向D1及び方向D3に延在している。内面55aは、主面41aと底面51とを接続し、内面53aと内面54aとを接続している。
基部6には、振動板5が配置されている。振動板5は、外壁面32bで位置決めされるように凹部50内に配置されている。本実施形態では、外壁面33bが内面53aに接触し、外壁面34bが内面54aに接触し、外壁面35bが内面55aに接触するように振動板5が配置されることで位置合わせが行われる。振動板5は、主面31bと底面51とが方向D1で互いに対向するように配置されている。本実施形態では、図3に示されるように、凹部50の深さB1は、振動板5の高さH1よりも小さい。深さB1とは、方向D1における主面41aと底面51との距離である。高さH1とは、方向D1における主面31aと端面32cとの距離である。本実施形態では、壁部32における端面32c側の部分が凹部50の内部に配置されており、壁部32における主面31a側の部分及び本体部31が凹部50の外部に配置されている。端面32cは、例えば接着材によって底面51に接合されている。
振動板5と基部6とは、音響空間SPを規定している。本体部31と、壁部32と、底面51とは、音響空間SPを囲んでいる。底面51は、規定面51aを含んでいる。例えば、主面31bが第2表面を構成する場合、規定面51aは第1表面を構成する。規定面51aは、音響空間SPを規定している。規定面51aは、方向D1から底面51を見た場合に、内壁面32aの内側に位置している。規定面51aと、主面31bと、壁部32(内壁面32a)とが、音響空間SPを規定している。
音響空間SPと音響空間SPの外部とは、開口60によって連通されている。音響空間SPの外部とは、音響デバイス1の外側の空間である。開口60は、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通している。開口60は、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通する経路である。本実施形態では、振動板5と基部6とが、開口60を規定している。規定面51aの端縁E1と、主面31bの端縁E2と、壁部32の端縁E3とが、開口60を規定している。端縁E1は、規定面51aにおける側面42aとの接続部である。端縁E2は、主面31bにおける端面31cとの接続部である。端縁E3は、内壁面32aにおける端面32d,32eとの接続部である。開口60は、端縁E1と、端縁E2と、端縁E3とを含んでいる。開口60は、方向D2から見て矩形状を呈している。
音響デバイス1の動作について説明する。極性が異なる電圧が、導体22,23を通して、外部電極12と外部電極13とに印加されると、内部電極15bと内部電極15a,15cとの間で電界が発生する。圧電体層14bにおける内部電極15aと内部電極15bとで挟まれた領域と、圧電体層14cにおける内部電極15bと内部電極15cとで挟まれた領域とが圧電的に活性な領域となり、これらの圧電的に活性な領域に変位が発生する。圧電素子2は、外部電極12,13に交流電圧が印加されると、印加された交流電圧の周波数に応じて伸縮を繰り返す。圧電素子2と振動板5とは接合されているため、振動板5は、圧電素子2における伸縮の繰り返しに応じて振動する。振動板5の振動は、音を発生させる。
音響デバイス1における音圧調整について説明する。振動板5の振動によって発生した音は、音響空間SPへと伝わる。音響空間SPは、ヘルムホルツ共鳴器を構成している。このヘルムホルツ共鳴器のヘルムホルツ共鳴周波数fは、次の式(1)により表される。
式(1)において、νは、音速である。Sは、方向D2から見たときの開口60の面積である。Vは、音響空間SPの体積である。本実施形態では、体積Vは、規定面51aの面積に、方向D1における底面51から主面31bまでの高さH2を乗じた値である。Lは、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通する経路の長さであり、本実施形態では長さLは0である。Rは、面積がSである円の半径である。半径Rは、S/πの平方根である。半径Rは、開口端補正値である。
音響空間SPから構成されるヘルムホルツ共鳴器は、音圧を増大又は低減させる。振動板5の振動によって発生した音の振動周波数fが、ヘルムホルツ共鳴周波数fと一致する場合、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を増大させる。したがって、振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fと一致するように音響デバイス1を設計することで、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を増大させる。
振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fよりも小さい場合、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を低減させる。したがって、振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fよりも小さくなるように音響デバイス1を設計することで、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を低減させる。
ヘルムホルツ共鳴周波数fは、式(1)を用いて上述したように、音響空間SPの体積V、開口60の面積Sに応じて変化する。したがって、体積V及び面積Sを適宜調整して音響デバイス1を設計することは、所望のヘルムホルツ共鳴周波数fを実現する。体積V及び面積Sは、振動板5及び基部6の大きさを変更することにより調整される。体積V及び面積Sは、例えば、主面31bの面積又は壁部32の高さを変更することにより調整されてもよい。
以上説明したように、音響デバイス1では、規定面51aと主面31bと壁部32とが音響空間SPを規定しており、音響空間SPと音響空間SPの外部とが開口60によって連通している。音響空間SPは、ヘルムホルツ共鳴器として機能する。したがって、音響デバイス1は、例えば、音圧を増大又は低減させ得る。この結果、音響デバイス1は、音圧特性を向上する。
音響デバイス1では、振動板5が音響空間SP及び開口60を規定している。音響デバイス1は、例えば、基部6のみが音響空間及び開口を規定する構成と比較して、ヘルムホルツ共鳴器を容易に形成する。基部6のみが音響空間及び開口を規定する構成では、例えば、基部6に予めヘルムホルツ共鳴器を構成する音響空間及び開口を形成しておく必要がある。これに対し、音響デバイス1では、壁部32を有する振動板5を基部6に配置することにより音響空間SP及び開口60が規定される。この結果、音響デバイス1は、ヘルムホルツ共鳴器を容易に形成する。
振動板5と基部6とが、開口60を規定している。
したがって、音響デバイス1は、開口60を容易に規定する。この結果、音響デバイス1は、音圧特性を向上する構成を簡易に実現する。
開口60は、規定面51aの端縁E1と、主面31bの端縁E2とを含んでいる。開口60は、壁部32の端縁E3を含んでいる。
したがって、音響デバイス1は、開口60を容易に規定する。音響デバイス1では、例えば、振動板5又は基部6に開口60を規定するための孔を予め形成する必要が無く、振動板5が基部6に配置されることで端縁E1,E2,E3によって開口60が容易に規定される。この結果、音響デバイス1は、音圧特性を向上する構成をより一層簡易に実現する。
基部6は、規定面51aを有し、振動板5は、主面31bと、壁部32と、を有している。
したがって、音響デバイス1は、音響空間SPを確実かつ容易に規定する。
基部6には、底面51と、内面52とによって規定された凹部50が形成されている。振動板5の一部は、凹部50内に配置されている。
したがって、音響デバイス1は、音響デバイス1の小型化を図る。
壁部32は、内壁面32aと、外壁面32bと、を有している。振動板5は、外壁面32bで位置決めされるように、凹部50内に配置されている。
したがって、音響デバイス1は、基部6の適切な位置に振動板5を配置することを容易に実現する。
振動板5は、金属からなり、基部6は、樹脂又は金属からなる。
振動板5が金属からなり、基部6が樹脂からなる構成を有する音響デバイス1は、音響デバイス1に接続される配線と基部6との間の短絡を抑制し、音響デバイス1における配線の信頼性を向上する。振動板5及び基部6が共に金属からなる構成を有する音響デバイス1は、基部6が振動板5の振動を阻害することを抑制する。
振動板5は、主面31bに対向している主面31aを有している。圧電素子2は、主面31a上に配置されている。
したがって、音響デバイス1は、圧電素子2への配線を容易に実現する。音響デバイス1は、例えば、配線部材3及び接続部材4が圧電素子2に接続することを容易に実現する。
図6及び図7を参照して、変形例に係る音響デバイス1A、及び音響デバイス1Aが備えている振動板5Aを説明する。図6は、変形例に係る音響デバイスの断面図である。図7は、変形例に係る振動板の斜視図である。音響デバイス1Aは、振動板5に代えて振動板5Aを備えている。振動板5Aは、壁部32が部分36を有している点で、振動板5と異なっている。その他の点については、振動板5Aは振動板5と同様に構成されている。
部分36は、方向D3に延在しており、部分33と部分34とを接続している。部分36は、部分35と方向D2で離間していると共に対向している。変形例では、壁部32は、方向D1から見て矩形環状を呈している。部分36は、内壁面36a及び外壁面36bを有している。内壁面36aは、方向D1から見て振動板5Aの内側に臨んでいる。内壁面32aは、内壁面36aを含んでいる。内壁面36aは、方向D1及び方向D3に延在している。外壁面36bは、方向D1から見て振動板5Aの外側に臨んでいる。外壁面32bは、外壁面36bを含んでいる。外壁面36bは、方向D1及び方向D3に延在している。外壁面36bは、内壁面36aと方向D2で対向している。
部分36には、貫通孔37が形成されている。貫通孔37は、内壁面36aと外壁面36bとに開口している。貫通孔37の内壁面36aにおける開口は開口60Aであり、外壁面36bにおける開口は開口60Bである。開口60A,60Bは、方向D2から見て同一の矩形状を呈している。変形例では、振動板5Aのみが、開口60A,60Bを規定しており、基部6は、開口60A,60Bを規定していない。
振動板5Aは、凹部50内に配置されている。振動板5Aは、基部6と共に音響空間SPを規定している。規定面51aと、主面31bと、壁部32(内壁面32a)とが、音響空間SPを規定している。変形例において音響空間SPを規定している内壁面32aは、内壁面33a,34a,35a,36aである。音響空間SPと音響空間SPの外部とは、貫通孔37によって連通されている。貫通孔37の開口60A,60Bは、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通している。
振動板5Aの振動によって発生した音は、音響空間SPへと伝わる。音響空間SPは、ヘルムホルツ共鳴器を構成している。ヘルムホルツ共鳴器のヘルムホルツ共鳴周波数fは、上述した式(1)により表される。変形例において、式(1)の面積Sは、方向D2から見たときの開口60A,60Bの面積である。長さLは、音響空間SPと音響空間SPの外部とを連通する経路の長さであり、方向D2における貫通孔37の長さである。長さLは、方向D2における部分36の厚さに等しい。式(1)における他のパラメータは上記実施形態と同様である。νは、音速であり、Vは、音響空間SPの体積であり、Rは、面積がSである円の半径である。
振動板5の振動によって発生した音の振動周波数fが、ヘルムホルツ共鳴周波数fと一致する場合、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を増大させる。したがって、振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fと一致するように音響デバイス1Aを設計することで、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を増大させる。振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fよりも小さい場合、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を低減させる。したがって、振動周波数fがヘルムホルツ共鳴周波数fよりも小さくなるように音響デバイス1Aを設計することで、ヘルムホルツ共鳴器は音圧を低減させる。
音響デバイス1Aでも、規定面51aと主面31bと壁部32とが音響空間SPを規定しており、音響空間SPと音響空間SPの外部とが開口60A,60Bによって連通している。音響空間SPは、ヘルムホルツ共鳴器として機能する。したがって、音響デバイス1Aは、例えば、音圧を増大又は低減させ得る。この結果、音響デバイス1Aは、音圧特性を向上する。音響デバイス1Aでも、振動板5Aが音響空間SP及び開口60A,60Bを規定している。音響デバイス1Aは、例えば、基部6のみが音響空間及び開口を規定する構成と比較して、ヘルムホルツ共鳴器を容易に形成する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
基部6には、凹部50が形成されていなくてもよい。例えば、凹部50が形成されていない主面41a上に振動板5が配置されてもよい。この場合、主面41aと主面31bと壁部32とが音響空間SPを規定する。
振動板5は、壁部32を有していなくてもよい。振動板5は、例えば、方向D2及び方向D3に延在している板状を呈していてもよい。振動板5の厚さは均一であってもよい。振動板5の平面視での大きさは凹部50の外縁よりも大きく、振動板5は凹部50の主面41aにおける開口を塞ぐように基部6に配置されていてもよい。凹部50の外縁とは、方向D1から見た場合に内面52と側面42aとによって規定された矩形である。この場合、基部6における内面52を構成する部分が、音響空間SPを規定する壁部である。基部6が、音響空間SPを規定する壁部を有する。
変形例において、貫通孔37の位置及び数は限定されない。例えば、振動板5Aには、複数の貫通孔37が形成されていてもよい。貫通孔37は、本体部31に形成されていてもよい。貫通孔37が本体部31に形成されている場合、貫通孔37は主面31aと主面31bとに開口する。この場合、例えば、開口60Aは主面31aに位置し、開口60Bは主面31bに位置する。
圧電素子2は、主面31b上に配置されていてもよい。圧電素子2は、音響空間SP内に配置されていてもよい。圧電素子2は、例えば接着材によって主面31bに接合されていてもよい。
振動板5の全体は、凹部50内に配置されていてもよい。この場合、図3に示される振動板5の高さH1は、凹部50の深さB1よりも小さくてもよいし、深さB1と一致していてもよい。
振動板5及び基部6の材料は限定されない。振動板5は、金属以外の材料から構成されていてもよい。基部6は、樹脂又は金属以外の材料から構成されていてもよい。振動板5及び基部6の形状は、限定されない。本体部31は、例えば円形板状を呈していてもよい。壁部32は、方向D1に対して傾斜するように延在していてもよい。
上述した実施形態及び変形例の記載から把握されるとおり、本明細書では以下に示す態様の開示を含んでいる。
(付記1)
圧電素子と、
前記圧電素子が配置された振動板と、
前記振動板が配置された基部と、を備え、
前記振動板及び前記基部の一方は、第1表面を有し、
前記振動板及び前記基部の他方は、第2表面と、前記第2表面と交差する方向に延在している壁部と、を有し、
前記振動板と前記基部とは、前記第1表面と前記第2表面と前記壁部とが音響空間を規定するように、互いに配置されており、
前記振動板は、前記音響空間と前記音響空間の外部とを連通する開口の少なくとも一部を規定している、音響デバイス。
(付記2)
前記振動板と前記基部とが、前記開口を規定している、付記1に記載の音響デバイス。
(付記3)
前記開口は、前記第1表面の端縁と、前記第2表面の端縁とを含む、付記2に記載の音響デバイス。
(付記4)
前記開口は、前記壁部の端縁を更に含む、付記3に記載の音響デバイス。
(付記5)
前記基部は、前記第1表面を有し、
前記振動板は、前記第2表面と、前記壁部と、を有している、付記1~4のいずれか一項に記載の音響デバイス。
(付記6)
前記基部には、前記第1表面を含む底面と、前記底面と交差する方向に延在している内面とによって規定された凹部が形成されており、
前記振動板の少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている、
付記1~5のいずれか一項に記載の音響デバイス。
(付記7)
前記壁部は、前記音響空間を規定している内壁面と、前記内壁面と対向している外壁面と、を有し、
前記振動板は、前記外壁面で位置決めされるように、前記凹部内に配置されている、付記6に記載の音響デバイス。
(付記8)
前記振動板は、金属からなり、
前記基部は、樹脂又は金属からなる、付記1~7のいずれか一項に記載の音響デバイス。
(付記9)
前記振動板は、前記第2表面に対向している外表面を更に有し、
前記圧電素子は、前記外表面上に配置されている、付記1~8のいずれか一項に記載の音響デバイス。
1,1A…音響デバイス、2…圧電素子、5,5A…振動板、6…基部、31a…主面、31b…主面、32…壁部、32a,33a,34a,35a,36a…内壁面、32b,33b,34b,35b,36b…外壁面、50…凹部、51…底面、51a…規定面、52,53a,54a,55a…内面、60,60A,60B…開口、E1,E2,E3…端縁、SP…音響空間。

Claims (9)

  1. 圧電素子と、
    前記圧電素子が配置された振動板と、
    前記振動板が配置された基部と、を備え、
    前記振動板及び前記基部の一方は、第1表面を有し、
    前記振動板及び前記基部の他方は、第2表面と、前記第2表面と交差する方向に延在している壁部と、を有し、
    前記振動板と前記基部とは、前記第1表面と前記第2表面と前記壁部とが音響空間を規定するように、互いに配置されており、
    前記振動板は、前記音響空間と前記音響空間の外部とを連通する開口の少なくとも一部を規定している、音響デバイス。
  2. 前記振動板と前記基部とが、前記開口を規定している、請求項1に記載の音響デバイス。
  3. 前記開口は、前記第1表面の端縁と、前記第2表面の端縁とを含む、請求項2に記載の音響デバイス。
  4. 前記開口は、前記壁部の端縁を更に含む、請求項3に記載の音響デバイス。
  5. 前記基部は、前記第1表面を有し、
    前記振動板は、前記第2表面と、前記壁部と、を有している、請求項1に記載の音響デバイス。
  6. 前記基部には、前記第1表面を含む底面と、前記底面と交差する方向に延在している内面とによって規定された凹部が形成されており、
    前記振動板の少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている、
    請求項1に記載の音響デバイス。
  7. 前記壁部は、前記音響空間を規定している内壁面と、前記内壁面と対向している外壁面と、を有し、
    前記振動板は、前記外壁面で位置決めされるように、前記凹部内に配置されている、請求項6に記載の音響デバイス。
  8. 前記振動板は、金属からなり、
    前記基部は、樹脂又は金属からなる、請求項1に記載の音響デバイス。
  9. 前記振動板は、前記第2表面に対向している外表面を更に有し、
    前記圧電素子は、前記外表面上に配置されている、請求項1に記載の音響デバイス。

JP2022072471A 2022-04-26 2022-04-26 音響デバイス Pending JP2023161860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022072471A JP2023161860A (ja) 2022-04-26 2022-04-26 音響デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022072471A JP2023161860A (ja) 2022-04-26 2022-04-26 音響デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023161860A true JP2023161860A (ja) 2023-11-08

Family

ID=88650535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022072471A Pending JP2023161860A (ja) 2022-04-26 2022-04-26 音響デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023161860A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108428784B (zh) 振动器件
WO2019087922A1 (ja) 振動デバイス
CN108447977B (zh) 振动器件
JP7088341B2 (ja) 振動デバイス
JP2023161860A (ja) 音響デバイス
JP2020120196A (ja) 音響装置
JP7259278B2 (ja) 振動デバイス及び電子機器
JP6780630B2 (ja) 振動デバイス
JP7455533B2 (ja) 音響デバイス
JP7294006B2 (ja) 振動デバイス
JP7276019B2 (ja) 振動デバイス
JP7550066B2 (ja) 振動デバイス
CN111512643B (zh) 压电元件
JP7532216B2 (ja) 振動デバイス
JP7087942B2 (ja) 振動デバイス、電子機器、及び、振動デバイスの駆動方法
JP7367494B2 (ja) 固定具及び振動デバイス
JP7003741B2 (ja) 振動デバイス及び圧電素子
JP6733641B2 (ja) 振動デバイス
JP2022184332A (ja) 振動デバイス
JP2022181587A (ja) 振動デバイス
CN116456252A (zh) 振动器件
JP2022115339A (ja) 振動デバイス
JP4833716B2 (ja) 圧電発振器
JP2020088008A (ja) 振動デバイス及び電子機器