JP2023160212A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力で近赤外光を用いた物体認識を行うことが可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置(10)は、可視光を用いた撮像を行う第1撮像手段(107)と、非可視光を発光する発光手段(113)と、発光手段を制御する制御手段(112)と、非可視光を用いた撮像を行う第2撮像手段(114)と、第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う物体認識手段(116)とを有し、制御手段は、物体認識手段の動作に応じて発光手段の光量を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムに関する。
従来、被写体の個人認証の実行などのため、顔認識(顔検出)、肌認識、器官検出などの物体認識手段(被写体検出手段)を備えた撮像装置が知られている。特許文献1および特許文献2には、人の肌の光(波長)に対する反射率に関し、可視光領域の赤側から近赤外の領域(非可視光領域)において優位であることが開示されている。特許文献3には、近赤外発光ダイオード(near InfraRed - Light Emission Diode:IR-LED)と、近赤外光を用いて撮像を行うイメージセンサとを備え、発光/発光停止を制御する撮像装置が開示されている。
特開2021-175048号公報 特開2014-64047号公報 特開2016-46633号公報
特許文献3に開示された撮像装置では、IR-LEDを頻繁に発光させるため、IR-LEDを有しない撮像装置と比べて、消費電力が大きくなる。また、高レートのライブビュー(LV)表示を行う撮像装置でIR-LEDを発光させる際には、更なる省電力化が求められる。
そこで本発明は、低消費電力で近赤外光を用いた物体認識を行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、可視光を用いた撮像を行う第1撮像手段と、非可視光を発光する発光手段と、前記発光手段を制御する制御手段と、非可視光を用いた撮像を行う第2撮像手段と、前記第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う物体認識手段とを有し、前記制御手段は、前記物体認識手段の動作に応じて前記発光手段の光量を変更する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、低消費電力で近赤外光を用いた物体認識を行うことが可能な撮像装置を提供することができる。
第1実施形態における撮像装置のブロック図である。 第1実施形態におけるタイミング制御手段のブロック図である。 第1実施形態におけるIR発光制御手段およびIR発光手段のブロック図である。 第1実施形態における撮像およびIR発光の制御タイミングチャートである。 第1実施形態におけるダイナミック点灯制御の説明図である。 第1実施形態におけるダイナミック点灯制御の光量調整の説明図である。 第1実施形態における第2撮像手段の分光感度特性である。 第2実施形態におけるIR発光制御手段およびIR発光手段のブロック図である。 第3実施形態におけるIR発光制御手段およびIR発光手段のブロック図である。 各実施形態におけるCMOSセンサの画素配列の説明図である。 第3実施形態における撮像およびIR発光に係る制御タイミングチャートである。 第1実施形態における撮像装置の全体動作に関するフローチャートである。 第1実施形態における撮像・表示処理に関するフローチャートである。 第1実施形態における撮像・表示・記録処理に関するフローチャートである。 第3実施形態における第1撮像手段の分光感度特性である。 第1実施形態におけるユーザインターフェースの一例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、以下の各実施形態は、デジタルカメラ(撮像装置)で実施する場合に関して説明するが、これに限定されるものではなく、監視カメラや車載カメラなどの他の撮像装置にも適用可能である。また各実施形態は、ライブビュー(LV)表示および動画像撮影・記録を行う撮像装置に関して説明するが、静止画記録機能を有する撮像装置にも適用可能である。また各実施形態は、物体認識処理として顔検出処理について説明しているが、これに限定されるものではない。近赤外光と肌の反射率との関係に着目するため、検出対象は人体の肌など顔以外であってもよい。また各実施形態は、任意の被写体の分光反射率が近赤外光に有利であれば、人体以外の被写体にも適用可能である。また各実施形態は、顔検出手段116を用いて物体認識処理を行うが、汎用の物体認識手段を用いてもよい。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態における撮像装置10について説明する。図1は、撮像装置10のブロック図である。CPU100は、撮像装置10の全体の制御を行うCPUであり、不揮発性メモリであるROM101に格納されたプログラムを実行する。プログラム自体は、一旦、ROM101から揮発性メモリであるRAM102に展開してから実行してもよい。操作部材123は、撮像装置10の筐体に配置された釦およびスイッチを含む。操作部材123は、例えば、シャッター釦(不図示)を含み、操作状態はA/Dコンバータ(不図示)などを経て、CPU100に取り込まれる。RAM102は、記憶制御手段103により制御され、画像データ、評価値などの処理データ、およびレジスタ値などの一時管理に用いられる。
タイミング制御手段104は、撮像および表示のフレーム走査のタイミングを制御する。信号sig_204は、タイミング制御手段104から撮像手段107に送信するフレーム同期信号(図4に示される撮像VD信号)である。以下、フレーム同期に係る信号をVD(Vertical Driving)信号と記す。
撮像手段(第1撮像手段)107は、撮像レンズ(不図示)を含む光学系(撮像光学系)105を通過した光のうち可視光領域の光を用いて撮像を行う。撮像手段107の前面に、IRカットフィルタ106を配置してもよい。撮像手段107は、二次元配列の画素アレイを具備し、光電変換部の前面には図10(a)に例示されるようなベイヤー配列のカラーフィルタを配置してもよい。撮像手段107および後述の撮像手段114はそれぞれ、内部にA/D変換器を備え、デジタルデータを出力する。
補正手段108は、撮像手段107によるアナログ信号処理などで発生したノイズやシェーディングをデジタルで補正する。現像手段109は、撮像手段107のベイヤー配列のデータとして補正処理された撮像データから、画素位置毎に各色を同時化して、ホワイトバランスを調整し、ガンマ補正をかけた輝度信号/色信号を生成する。色信号は帯域を落として、例えばYUV422フォーマットとしてもよい。
表示制御手段110は、現像済の画像データを表示手段(EVF(電子ビューファインダ)111またはLCD(液晶表示素子)118)へ転送する。表示制御手段110は、ビデオRAMを具備し、アイコンなどのOSD(On Screen Display)処理や、メニュー表示画像の準備を行う。信号sig_206は、表示のためのフレーム同期信号(図4に示される表示VD信号)である。
撮像手段(第2撮像手段)114は、例えばモノクロのCMOSセンサを有し、光学系105を通過した可視光領域から近赤外光領域の範囲の光を用いて撮像を行う。図7は、撮像手段114の分光感度特性である。図7において、横軸は波長、縦軸は量子効率をそれぞれ示す。図7に示されるように、撮像手段114は、可視光および近赤外光を含む分光感度特性を有する。図7に示されるような特性のセンサを撮像手段114として採用し、IRカットフィルタを設けない構成とすることにより、1000[nm]近くまでの近赤外光を用いた撮像が可能となる。
補正手段115は、撮像手段114によるアナログ信号処理などで発生したノイズやシェーディングをデジタルで補正する。顔検出手段116は、物体認識手段であり、顔検出処理に用いられるアルゴリズムは限定されない。例えば、幾何学的に顔の特徴を捉えてもよく、または、画像を数値化して統計的にテンプレートと比較してもよい。後者の方式であれば、顔検出手段116自体は、汎用的な深層学習手段として実装してもよい。また、図1に示される構成では、可視光を用いた処理のように現像手段が設けられていないため、補正手段115と顔検出手段116との間にガンマ補正手段を設けて入力ビット幅を圧縮してもよい。顔検出手段116は、検出した顔の位置情報、および信頼度情報を出力してもよい。位置情報は、顔枠として座標を出力してもよく、または別途検出した枠数を添付してもよい。信頼度は100%(1.0)に対して、92%(0.92)などの数値で出力してもよい。結果は、一旦CPU100が読み出し、RAM102に記憶される。
露光量検出手段117は、可視光側の補正手段108の出力を代表的な領域に分割したブロック毎の輝度値の積算値を得て画像全体の輝度分布を取得し、輝度が飽和しないように適切な露光量を決定する。露光量決定のプロセスには、CPU100による処理を含んでも構わない。決定した光学系105中の絞り(不図示)の絞り値(F値)は、後述する光学系制御手段122を介して光学系105に設定される(絞り固定でない場合)。また、露光量検出手段117は、顔検出手段116により決定された顔枠内での輝度値の積算値を得ることで、顔の露光量を制御する露光量を決定してもよい。
白サーチ手段125は、可視光側の補正手段108の出力を色差信号(例えば、(u,v)や(cx,cy))に変換し、色座標領域をブロック分割したブロック毎の色差値の積分値から、黒体軌跡上の色温度を割り出す。顔検出手段116で取得された顔枠情報から、顔枠内の色差情報の積分値を得て、色温度決定の一助としてもよい。
焦点検出手段119は、例えば撮像手段107が像面位相差AF用の瞳分割をした画素を持つ場合、補正手段108の出力として瞳分割した画像夫々を取得し、デフォーカス量を算出する。焦点検出手段119は、焦点検出の処理対象とするAutofocus(AF)枠を設定可能である。顔検出手段116の評価結果である顔枠情報を、焦点検出枠に設定してもよい。瞳分割した夫々(右目、左目の)画像は、画素毎の右目・左目画素値を加算して1画素値として、現像手段109の入力値とする。
光学系制御手段122は、光学系105の駆動を制御し、絞り(不図示)とレンズ(不図示)の駆動制御量を光学系105に転送する。レンズの駆動制御量(レンズ駆動量)は、算出したデフォーカス量から任意の変換係数および/または関数によって変換することで得てもよいが、変換自体は焦点検出手段119および/またはCPU100で行ってもよい。なお、これらの点は本実施形態の特徴に直接関係しないため、詳細な説明は省略する。
動画像記録は、現像手段109の出力を一旦RAM102に一時保持して、コーデック124で符号化を実行し、結果をRAM102に一時保持する。一時保持した符号化データを、記録再生手段120を介して記録媒体121に記録する。なお、音声を処理してもよいが、本実施形態の特徴とは直接関係しないため、その処理の説明を省略している。画像/音声データを記録媒体121に記録するのではなく、外部I/F(不図示)を通して外部機器やネットワークにデータ転送をしてもよい。
IR発光制御手段(制御手段)112は、IR発光手段(発光手段)113の点灯/消灯(光量)を制御する。IR発光手段113の点灯/消灯切り替えは、信号sig_311に同期して行われる。IR発光手段113は、近赤外光を発光するIR-LEDであり、LEDチップを複数個実装してもよい。IR発光手段113は、撮像装置10本体と一体的に構成されていてもよく、または、任意の接続手段(不図示)を通じて撮像装置10の外部に(着脱可能に)設けられてもよい。
レンズの歪補正処理や、EVF111、LCD118などの表示デバイス(表示手段)に特有の補正処理などは、本実施形態の特徴に直接関係しないため、それらの説明を省略する。表示デバイスは、LCDに限定されるものではなく、有機ELなど、他のデバイスでも構わない。また、表示デバイスに特有のシェーディングがあれば、表示制御手段110で補正をしてもよい。
撮像手段107、114は、例えば、二次元配列のセンサーアレイを持つCMOSイメージセンサであり、ライン単位に電荷のリセット、電荷の読出し走査を行うローリングシャッター制御を行う。ただし、本実施形態において、センサ構成や駆動方法は前記構成や方法に限定されるものではない。
撮像手段107および撮像手段114は、夫々独立した単体のセンサーデバイスとして例示している。これらを同一の光軸上に搭載するには、光学系105とは別の光学系(ビームスプリッタ(ハーフミラーを含む)など、光束を分割する仕組み)が必要であるが、本実施形態の特徴に直接関係しないため、図示を省略している。また、図10(b)に示されるようなR画素、G画素、B画素、およびIR画素が配列されたセンサを用いてもよい。このとき、2つの撮像手段107、114は、同一のデバイスとして設けられ得る。また、撮像手段と補正手段とを一にして、画素毎に補正パラメータを切り替えるようにして補正した後、必要な画素データを現像手段109や顔検出手段116の夫々に選択的に転送してもよい。または、補正手段の前でIR画素を分離してもよい(現像手段109でのRGB同時化の際に、IR画素を用いて近赤外成分の除去をしてもよい)。なお、これも本実施形態の特徴に直接関係しないため、図示を省略する。
次に、図2を参照して、タイミング制御手段104について説明する。図2は、タイミング制御手段104のブロック図である。タイミング制御手段104の入力信号sig_201、sig_202、sig_203は、図1中のバス信号線sig_100の構成要素であり、CPU100がレジスタ設定のためにドライブする。例えば、sig_201は複数bitから成り、アクセスするレジスタを指定するアドレスステータス線である。sig_202はレジスタ書き込みタイミングを供給するライトイネーブルである。sig_203は複数bitから成り、書き込みデータを転送するためのデータ線である。アドレスデコーダ201は、書き込みタイミングsig_202でアドレスステータス線sig_201からレジスタ夫々の書き込みイベント(sig_211~sig_219)に展開する。
駆動レジスタ202は、フレーム同期イベントの駆動レジスタであり、例えば1値の設定で生成、0値の設定で停止するなどの制御を行う。駆動レジスタ202がイベント生成指示状態である場合、Hカウンタ205がカウントを開始する。Hカウンタ205による1Hカウントアップで、Vカウンタ204がインクリメントされる。Hカウンタ205、Vカウンタ204の夫々カウントサイズも、CPU100が別途レジスタ(不図示)に値を設定することで行われる。VD信号イベント制御部206は、イベントレジスタ203であるHカウント(sig_220)、Vカウント(sig_221)の位置が、イベントレジスタ203の設定値と等しくなった場合、イベントパルス(sig_222)を発生する。イベントパルス(sig_222)は、撮像遅延制御部212、発光遅延制御部222、および表示遅延制御部233に転送されると共に、Hカウンタ205およびVカウンタ204をリセットする。
撮像VD遅延量レジスタ210は、イベントパルス(sig_222)受信から撮像VD信号(sig_204)転送までの遅延量を設定する。撮像VD幅定義レジスタ211は、撮像VD信号のパルスの幅を設置する。撮像遅延制御部212は、sig_222のイベントの遅延と、所望のパルス幅のパルス信号(sig_204)の出力を行う。撮像遅延制御部212は、イベント遅延のためのカウンタ(不図示)とパルス幅生成のための比較器(不図示)を具備してもよい。カウンタ(不図示)は、他の遅延制御部と共通としてもよいが、夫々リセット条件が異なるので独立して実装した方が遅延設定に制約が付きにくい。また、Hカウンタ205およびVカウンタ204は、信号sig_222でリセットされるため、本実施形態では共用していない。IR撮像VD分周レジスタ213は、撮像手段107の撮像周期に対して、顔検出不実施のフレームにおけるVD信号を間欠する様数値を設定する。例えば顔検出OFFであれば0値、全フレーム実施であれば1値、1フレームおきに実施であれば2値などに設定する。後述する図4において、信号sig_207は信号sig_204を分周した関係で例示している。
発光VD遅延量レジスタ220は、イベントパルス(sig_222)受信からタイミング信号としての発光VD信号(sig_205)転送までの遅延量を設定する。発光VD幅定義レジスタ221は、発光VD信号のパルスの幅を設置する。発光遅延制御部222は、sig_222のイベントの遅延と、所望のパルス幅のパルス信号(sig_205)の出力を行う。発光遅延制御部222は、信号sig_207生成時と同様に、IR撮像VD分周レジスタ213の設定を参照して信号sig_222を分周した信号sig_205を生成する。
表示VD遅延量レジスタ230は、イベントパルス(sig_222)受信から表示VD信号(sig_206)転送までの遅延量を設定する。表示VD幅定義レジスタ231は、表示VD信号のパルスの幅を設置する。表示VD分周レジスタ232は、VD信号イベントに対して表示VD期間が長い場合などの調整を行うために設けている。例えば、撮像が120fpsであり表示が60fps、撮像が60fpsであり表示が30fpsである、などの場合を考慮している。
IR-LEDは撮像中に点灯するため、sig_205とsig_207とを共通化してもよい(後述する図4でも同じ周期になっている)。なお、図2に示されるタイミング制御は一例であり、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態では、信号sig_205とsig_207のイベント位置をずらすことができる。
次に、図3を参照して、IR発光制御手段112およびIR発光手段113について説明する。図3は、IR発光制御手段112およびIR発光手段113のブロック図である。
まず、IR発光制御手段112の構成を説明する。IR発光制御手段112の入力信号sig_300、sig_301、sig_302は、図1に示されるバス信号線sig_100の構成要素であり、CPU100がレジスタ設定のためにドライブする。図2と同様に、sig_300はアドレスステータス、sig_301はライトイネーブル、sig_302はデータ線である。アドレスデコーダ300は、アドレスステータスsig_300と書き込みタイミングsig_301とから、レジスタ夫々の書き込みイベント(図3中sig_303~sig_306およびsig_312)を生成する。ON/OFF制御手段1120は、後述するIR-LEDドライブ用のトランジスタ316のON/OFFを制御する。
発光許可レジスタ302は、例えば1値を設定すればIR-LEDの発光が許可され、0値ならば禁止とされる。禁止状態では信号sig_307は0値のままとなり、IR-LED318は発光しない。発光期間レジスタ301は、ON期間を設定する。後述する図4にIR-LED駆動期間を示しているが、発光VDの1周期を全点灯するのではなく、撮像手段114の電荷の蓄積期間をカバーする期間で点灯すればよいため、その条件に合った期間設定をすればよい。
ON期間カウンタ306は、IR-LED点灯のためのトランジスタ316のON期間を制御する。ON期間カウンタ306は、発光VD信号sig_205のイベントで0値からカウントアップを開始する。発光期間レジスタ301の指示値で発光停止イベント(不図示)を発生して、カウント動作を停止する。ON期間カウンタ306は、発光許可レジスタ302が0値の場合にはリセット状態としてもよい。ON/OFFレジスタ307は、トランジスタ316の駆動状態を保持する。ON/OFFレジスタ307は、信号sig_205でON状態に遷移・状態保持し、ON期間カウンタ306からの発光停止イベントでOFF状態に遷移し状態を保持する。光量調整手段1121は、後述するIR-LED318のダイナミック点灯における点滅期間を制御する。ダイナミック点灯は、点灯期間中に高速で点灯と消灯とを繰り返す高速の点滅制御である。発光許可レジスタ302が0値の時にはリセット状態としてもよい。本実施形態では、点滅制御における点灯時間と消灯時間との比に基づいて光量を変更する。
点灯幅定義レジスタ303は、ダイナミック点灯における点滅周期と点灯期間を設定する。ヒステリシス閾値レジスタ304は、ヒステリシスレジスタ305に対して閾値を設ける。ヒステリシスレジスタ305は、顔検出手段116の信頼度出力を複数フレーム分遡って記憶しておき、記憶値の平均値(平滑値)を取得可能である。ヒステリシスレジスタ305は、顔検出実施毎にCPU100によって更新される。顔検出手段116の信頼度出力の他に、例えば検出した顔枠数(顔などの物体の数)の増減の履歴を保持してもよい。
選択器320は、ヒステリシスレジスタ305出力として過去検出分を平滑化したヒステリシス平均値(平滑値)と、ヒステリシス閾値レジスタ304の設定値と、を入力として得る。ヒステリシス閾値レジスタ304の設定値は、ヒステリシスレジスタ305の値のレベル判定をするように複数の閾値が設定される。選択器320は、そのレベル判定結果に基づいて、セレクタ321の選択状態を切り替える。
状態カウンタ309は、信号sig_307のイベント(イベント生成の微分回路は不図示)で0値からカウントアップを開始する。そして、セレクタ321の選択した点灯幅定義レジスタ303設定値毎にイベントを発生して、カウンタを0値に戻してカウントアップを継続する。点灯幅定義レジスタ303は、点灯幅と消灯幅とを設定しておく。状態カウンタは、その設定値を交互に適用して、点灯期間開始と終了(消灯期間開始)の繰り返しイベント(信号sig_308)を発生する。トグルレジスタ308は、イベントsig_308受信毎にトグルする信号sig_309を生成し出力する。トグルレジスタ308および状態カウンタ309の信号取り込みのタイミングは、信号sig_307の立ち上がりタイミングでも良い(微分回路は不図示)。また、該信号sig_307が0値で夫々をリセット状態として、信号sig_309を0値に保持してもよい。
AND素子310は、信号sig_307とsig_309の論理積を出力する。バッファ311は、例えば、IR発光制御手段112がCMOSロジックの界面であれば、外部へのI/O端子の処理に相当する。
次に、IR発光手段113の構成を説明する。ただし、IR発光手段113の回路自体は本実施形態の特徴に直接関係しておらず、一般的なLED駆動回路であるため、簡単な説明とする。信号sig_311はCMOS出力なので、トランジスタを通した方がLED点灯のドライブ能力を得られる。本実施形態では、トランジスタ316を介して図面上4つのLEDを点灯しているが、個数を限定するものではない。
トランジスタ314は、CMOS電源(図3中VDD)とバイポーラ側の電源(図3中VCC)との間のレベル変換用である。図3では、VCCがVDDよりも高い状態で回路を例示している。電源ON時にバッファ311がハイインピーダンス状態であれば、トランジスタ314のベース電位は(短時間ではあるが)不明であり、ここには容量性の負荷が存在するので不用意にON状態にならない様に、抵抗313でプルダウンしておく。抵抗312はバッファ311のドライブ電流とVDD値から値の決まるドライブ抵抗である。
トランジスタ314がON状態で、抵抗315を介してトランジスタ316がON状態になり抵抗317を介して電流がIR-LED318に流れる。トランジスタ314はnpn型であるため、トランジスタ314がON状態時は、トランジスタ316には反転状態で信号が現れる。そのため、トランジスタ316はpnp型として、最終的にIR-LED318は、信号sig_310と同じON状態で電流が流れる(点灯する)。
次に、図4を参照して、本実施形態における撮像およびIR発光の制御について説明する。図4は、撮像およびIR発光の制御タイミングチャートである。
撮像VD信号sig_204は、前述のように、撮像手段107にフレーム同期の駆動タイミング(可視光撮像401)を与える。可視光側(撮像手段107)の撮像は、例えば時刻tbで先頭ラインの電荷蓄積を開始して、時刻tcで読み出しを開始する。補正手段108の補正処理(図4中402)も時刻tcで読出しラインから開始し(実際には、転送レイテンシーが存在する)、現像手段109の現像処理403も補正処理完了のデータから処理を開始する(例えば時刻td)。レンズの歪補正処理404を行う場合、処理に時間がかかるため現像処理後に実施する。例えば時刻teから開始しても処理マージンを見込めば表示VD信号(sig_206)は、歪補正処理開始から遅延をおいてイベント発行する(例えば時刻tf)。そして、時刻tgで次の撮像VDが発生する。時刻taと時刻tgとの間隔は、図2に示されるイベントレジスタ203に設定したイベント間隔であり、周期Tperである。
歪補正処理自体は、本実施形態の特徴に直接関係しないため、図1に示していないが、撮像VD(信号sig_204)と表示VD(信号sig_206)との遅延を例示するために記載している。また、可視光撮像401の最下位ラインの読出し完了と歪補正処理404の開始との時刻が時刻teで重なっているが、処理制約ではない。EVF111の表示(EVF405)は、表示VD信号sig_206に同期して更新される。EVF処理(EVF405)は、表示期間(白部)とVブランク期間(黒部)で例示している。
発光VD(sig_205、時刻t1)は、撮像VDと一緒でも構わない(ただし、回路遅延は生ずる)。発光VD信号sig_205のイベントを受けて、信号sig_307がhigh状態となる。信号sig_307がhigh期間は、IR-LED駆動期間である。信号sig_311は、LEDのダイナミック点灯駆動の例示であり、LEDがON期間では前記信号sig_309による高速点滅の駆動信号が出力されている。
IR撮像VD(sig_207)のイベントを受けて(時刻t1と同時刻で例示)、撮像手段114(非可視光撮像406の期間)の先頭ラインの電荷蓄積を開始する(時刻t2)。撮像手段114の走査は、時刻t3で最下位ラインに到達する。本実施形態では、撮像手段107および撮像手段114共にローリングシャッター制御を例示している。時刻t4で、撮像手段114の先頭ラインの読出しを開始すると共に、補正手段115での補正処理407を開始する(データ転送のレイテンシーは無視している)。補正手段115の出力を受けて、時刻t5から顔検出手段116の顔検出処理(顔検出408)を開始する(t4~t5間は、補正手段115の処理レイテンシー)。
顔検出処理の演算量によっては、前述のようにフレーム同期期間を跨ぐので撮像フレーム毎の顔検出はできない。本実施形態では、時刻t6(時刻tgと等価)で顔検出処理が終了していないように例示(時刻t7で終了)している。このため、撮像手段114による非可視光領域を含む撮像は行われず、可視光撮像だけが行われる(IR-LEDは発光OFFである)。時刻t8のIR撮像VDで再び撮像手段114による非可視光領域を含む撮像が行われるため、再びIR-LEDは発光ONとなる。
次に、図5を参照して、ダイナミック点灯制御について説明する。図5は、ダイナミック点灯制御の説明図である。発光VD信号sig_205のイベントで、発光許可状態(high状態=1値で、点灯許可)を示す信号sig_307は1値となり、前述のようにON期間カウンタ306の発光停止指示で0値となる。その状態はON/OFFレジスタ307に保持され、sig_307はその保持状態値である。信号sig_310は、点滅状態を示すトグルレジスタ308出力の信号sig_309と、上記信号sig_307との論理積出力であり、ダイナミック点灯制御の点滅状態を示す。IR-LED318は、このトグル信号sig_310で点滅(ダイナミック点灯)駆動される。本実施形態でのLEDの応答速度は数10~100[ns]、遮断周波数(例えば、正弦波入力時の発光量が半減する周波数)は数10[MHz]程度を想定している。本実施形態において、近赤外領域における発光波長を限定はしていない(センサの分光感度特性を考慮すること)。本実施形態では、LEDの発光スペクトルの温度特性は考慮していない。
次に、図6を参照して、ダイナミック点灯制御における光量調整について説明する。図6は、ダイナミック点灯制御の光量調整の説明図である。本実施形態において、IR-LEDのダイナミック点灯制御における光量調整は、点灯幅定義レジスタ303に設定した点灯幅をセレクタ321で選択切替して調整するものである。図6では、信号sig_309の制御状態として75%点灯、50%点灯、25%点灯、消灯を例示しているが、実際の制御では、16段階や32段階等、分解能を細かく持ってもよい。分解能が粗いと、信頼度が安定しているとして光量を低減したときに、その結果信頼度が低下して発光要求が発生するなど、制御状態が安定しないで光量の増減を繰り返す可能性がある。図3に示される点灯幅定義レジスタ303とセレクタ321との設定選択肢の矢印も3本しか描いていないが、本実施形態において、その本数(点灯幅定義数)を限定するものではない。図3において、点灯幅定義レジスタ303、選択器320、およびセレクタ321による調整に限定されるものではない。選択器320内にカウンタを持って、ヒステリシスレジスタ305値の変化量が例えば事前に設定した許容値の範囲に指定したカウント数の期間存在する場合、事前に設定した数値を現点灯幅から差分(または加算)していくなどの方式でもよい。本実施形態において、光量調整の手段は限定されるものではない。
本実施形態によるダイナミック点灯制御の光量調整では、顔検出の評価値(信頼度等)が連続して高ければ点滅頻度は減る。ただし、評価値がヒステリシス閾値レジスタ304に設定した高精度以上で安定する場合、最終的には選択器320、セレクタ321を介して消灯が選択される。すなわちIR発光制御手段112は、信頼度が所定の条件を満足する場合(信頼度が良好または安定していると判定された場合)、IR発光手段113の光量をゼロにする。
次に、図12を参照して、本実施形態における撮像装置10の全体動作について説明する。図12は、撮像装置10の全体動作に関するフローチャートである。図12のフローは、ユーザが操作して動画像記録を得る撮像装置の動作を例示するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
ユーザの操作により撮像装置10の電源がONになると、ステップS1200において、CPU100は起動処理を実行する。CPU100は、前述のように、ROM101に格納されたプログラムを読出し、起動シーケンスを実行する。起動シーケンスでは、電源制御、クロック供給、リセット発行、およびパラメータ設定などを行う。撮像装置10の制御モード設定などは、デフォルト設定および/または前回撮影時の設定を再現して、部材状態確認の処理ルーチン(不図示)を開始する。そして、図12の処理ループ(ステップS1201~S1211のフローと、ステップS1211からステップS1201へのジャンプ)を実行する。
ステップS1201において、CPU100は、ユーザのメニュー処理要求(メニュー釦押下状態の検知など。不図示)があるか否かを確認する。メニュー処理要求が無い場合、ステップS1202に進み、CPU100は顔検出設定確認処理を行う。一方、メニュー処理要求がある場合、ステップS1213に進み、CPU100はメニュー処理を実行する。図16(a)、(b)はユーザインターフェースの一例である。図16(a)は、メニュー処理において本実施形態に関るモード設定のメニュー表示の一例を示す。図16(b)は、本実施形態に関るモード選択時のユーザ報知の一例を示す。それ以外のメニュー関連の説明は、本実施形態の特徴に直接関係しないため省略する。
ステップS1202にて顔検出がON状態にある場合、ステップS1203に進み、CPU100はIR発光モード確認処理を行う。ステップS1203にてIR発光モードがON状態である場合、ステップS1204に進み、CPU100はIR発光制御設定を行う。IR発光制御設定では、CPU100は各レジスタ(301~304)の設定を更新する。一方、ステップS1203にてIR発光モードがOFF状態である場合、ステップS1205に進み、CPU100はIR発光を禁止設定にする。この制御では、CPU100は発光許可レジスタ302を0値に設定する。
ステップS1202にて顔検出OFFである場合、または、ステップS1204、S1205の処理が完了した後、ステップS1206に進む。ステップS1206において、CPU100は記録処理を行う(動画像記録モードに設定されている)か否かを判定する。LV表示のみの制御である場合、ステップS1207に進む。一方、動画像記録モードである場合、ステップS1208に進む。このサブルーチンは、図13および図14を参照して後述する。ステップS1207、S1208の処理が完了した後、ステップS1209に進む。
ステップS1209にて顔検出がON状態である場合、ステップS1210に進み、CPU100は、顔検出手段116から取得された信頼度を図3に示されるヒステリシスレジスタ305に書き込む。ヒステリシスレジスタ305は、前述のように、複数の履歴値と更新値から新たな移動平均値を算出して選択器320に出力し、ステップS1211に進む。一方、ステップS1209にて顔検出がOFF状態である場合、ステップS1211に進む。
ステップS1211において、CPU100は撮像装置10の撮影停止要求(シャットダウン要求)があるか否かを判定する。撮像装置10の撮影停止要求がある場合、ステップS1212に進む。一方、撮影停止要求がなく、処理を継続する場合、ステップS1201に進む。撮像装置10の撮影停止要求は、割り込み処理で設定されているイベントフラグをこのタイミングで拾って停止処理に遷移してもよい。そのときのイベントは、ユーザの部材操作(Powerスイッチ押下など)や、撮像装置10の筐体内の温度上昇や、バッテリー不足や記録媒体の容量不足を検知したものでもよい。ステップS1212は、撮像装置10の全体の停止処理であり、電源OFFの処理である。停止処理は、デバイスのI/O状態を考慮した電源OFF処理が主であるが、本実施形態の特徴に直接関係しないため、詳細は省略する。
次に、図13を参照して、本実施形態における撮像・表示処理について説明する。図13は、撮像・表示処理に関するフローチャートである。まずステップS1300において、CPU100は撮像VD制御を行う。CPU100は、タイミング制御手段104の設定更新を行い、信号sig_204、sig_207の出力を得る。CPU100は、ステップS1301の可視光領域の撮像と、ステップS1330の可視光領域から近赤外領域を含む撮像とを並行して撮像処理を行う。
まず、可視光領域の撮像について説明する。ステップS1301において、CPU100は、撮像手段107により可視光領域を用いた撮像を実行する。本実施形態では、図10(a)に例示するようなベイヤー配列の画像を得る。続いてステップS1302において、CPU100は、補正手段108を用いて、撮像手段107に起因する画質低下要因をデジタルで補正する。補正結果画像は、EVF111への表示処理フローと、焦点検出処理フローとに転送され、夫々並列に処理が遂行される。また補正結果画像は、後述するステップS1334でも利用するため、記憶制御手段103を介してRAM102に一時格納される。
まず、EVF111へのLV表示処理について説明する。ステップS1310において、CPU100は、現像手段109を用いて、ベイヤー配列の補正結果画像を、前述のようにYUVの画像データに現像処理する。CPU100は、この画像データを、ステップS1311の表示制御処理にて表示制御手段110のビデオRAM(不図示)上に展開して、EVF111のI/Fに合わせてデータ転送を行う。例えば、EVF111がマルス表示対応である場合、表示制御手段110で対応してもよい。また、撮像画像サイズからEVF111の表示サイズへの変換(縮小処理など)も、ここで対応してもよい。ステップS1312において、EVF111は、表示制御手段110から表示画像データを受信して、表示走査を行うことで、ユーザにLV画像を提供する。
次に、合焦制御について説明する。ステップS1320において、焦点検出手段119は、補正手段108の出力画像に基づいて、各AF枠のデフォーカス量を推定/算出する。補正手段108の出力画像はベイヤー画像であるため、夫々格子状のR/Gr,Gb/B(G画素は図10(a)に示されるように、R画素ラインのGrとB画素ラインのGbとで区別してもよい)の4画素からY画素を生成し、以降その画素を単位に処理を実行する。前述のように、撮像手段107が瞳分割をした画素を持てば、像面位相差方式のAFが可能である。例えば、右目/左目に瞳分割した画素で夫々構成されるY画像から像ずれ量を推定して、ステップS1321に進む。ステップS1321において、CPU100は、光学系制御手段122を用いて、像ずれ量をレンズ(不図示)駆動量に換算して、駆動対象のレンズを含む光学系105へ転送する。これにより、光学系105はレンズを合焦位置へ駆動する。
次に、近赤外領域を含む領域の撮像について説明する。ステップS1330において、CPU100は、撮像手段114による撮像を実行する。本実施形態では、前述のように、図7に例示のような近赤外までの分光感度を持つモノクロCMOSセンサを用いて顔検出用の画像を取得する。続いてステップS1331において、CPU100は、補正手段115を用いて、撮像手段114に起因する画質低下要因をデジタルで補正する。
ステップS1332において、CPU100は、ON/OFFレジスタ307の状態が顔検出ON選択状態(1値)であるか否かを判定する。顔検出ON選択状態である場合、ステップS1333に進む。一方、顔検出OFF選択状態(0値)である場合、ステップS1334に進む。ステップS1333において、CPU100は、顔検出手段116を用いて検出処理を実行する。顔評価結果は、一旦、CPU100が読み出しRAM102などに保持される。CPU100は、その結果を処理に用いる手段(露光量検出手段117、白サーチ手段125、または焦点検出手段119など)にレジスタ(不図示)書き込みなどを通して設定する。またCPU100は、IR発光制御手段112のヒステリシスレジスタ305に、新たに取得した信頼度評価値を更新する。
続いてステップS1334において、CPU100は、露光量検出手段117を用いて、検出処理を実行する。露光量検出手段117の入力は、ステップS1302にて取得された補正処理後の可視光画像である。顔検出枠を利用するものとして、この位置での処理としている。ここでは、RAM102に格納されている可視光画像データを、記憶制御手段103を介して取得する。
続いてステップS1335において、CPU100は、光学系制御手段122を用いて、露光量調整制御を実行する。露光量調整は、絞り値(不図示)や、例えば光路上にNDフィルタが挿入されていればその制御(挿抜・減光段数などの制御)を実行してもよい。ISO感度などのゲイン値の変更であれば、次のフレーム走査のステップS1301(アナログゲイン、デジタルゲイン)、ステップS1302(デジタルゲイン)で反映されるように、次の撮像前までに夫々のレジスタ(不図示)の値を更新する。
次に、図14を参照して、本実施形態における撮像・表示・記録処理について説明する。図14は、撮像・表示・記録処理に関するフローチャートである。なお、図14のステップS1400~S1412は、図3のステップS1300~S1312と同様である(ただし、LV用と記録用で撮像制御の一部レジスタ設定値に相違はある)ため、それらの説明を省略する。
ステップS1410における現像手段109の現像処理の後、ステップS1413に進み、CPU100は、映像データをコーデック124で符号化する。映像および音声データ(不図示)の符号化処理は、本実施形態の特徴に直接関係しないため、説明は省略する。続いてステップS1414において、CPU100は、符号化した映像データに対して、記録再生手段120を用いて記録処理を実行する。記録データは、記録再生手段120を介して記録媒体121に記録される。なお、図14のステップS1420、S1421は、図13のステップS1320、S1321とそれぞれ同様の処理であるため、説明は省略する。また、図14のステップS1430~S1435は、図13のステップS1330~S1335とそれぞれ同様の処理であるため、説明は省略する。
図16(a)、(b)は、本実施形態におけるユーザインターフェースの例示である。図16(a)は、表示手段としての背面モニター(LCD118)などでのメニュー画面におけるIR-LED発光を用いた顔検出実行モードの選択メニューの例示である。図16(a)において、1600は、IR-LED発光を伴う顔検出モードを「IR顔検出モード」と例示してメニュー表示している。ただし本実施形態は、モードの名称や、メニュー表示のテキストを限定するものではない。図16(b)は、EVF111へのIR-LED発光時のユーザ報知の一例である。IR顔検出モード時に、アイコン1601のように表示してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、ダイナミック点灯制御でIR-LED発光をする撮像装置を説明した。一方、本実施形態では、IR-LED点灯制御を個数制御とダイナミック点灯制御との両方の制御を行う撮像装置として、複数のIR-LEDチップをダイナミック点灯制御と、夫々のON/OFF制御とを実行して光量調整する撮像装置を説明する。図1において、本実施形態の撮像装置と第1実施形態の撮像装置との相違点は、IR発光制御手段112およびIR発光手段113である。
図8は、本実施形態におけるIR発光制御手段112およびIR発光手段113のブロック図である。図8において、図3と等価機能の部品の符号は同一とし、その説明は省略する。
アドレスレコーダ800は、アドレスステータスsig_800と書き込みタイミングsig_801とから、レジスタ夫々の書き込みイベント(sig_803~sig_807およびsig_816)を生成する。各レジスタ(301~305)は、図3と等価であるため、説明は省略する。点灯数レジスタ801は、ヒステリシス評価状態によってIR-LEDの点灯数を設定する。すなわち点灯数レジスタ801は、ヒステリシスレジスタ305の示す評価値の増減によって光量調整するためのLED点灯数を設定する。
光量調整手段816において、第1実施形態の光量調整手段1121と等価の構成要素は同一の符号とし、説明を省略する。選択器804は、選択器320と同様の選択器である。顔評価結果の信頼度と選択点灯数との関係は、ヒステリシス閾値レジスタ304にレベル判定値として設定する。制御対象は、セレクタ321とセレクタ805である。セレクタ805は、点灯数レジスタ値を選択するものであり、状態レジスタ806でその選択状態を保持する。保持タイミングは、信号sig_307の立ち上がりタイミングでもよい(微分回路は不図示)。LED点灯状態は、発光許可レジスタ302が0値であれば、消灯となるように(0値にリセットするなどで)状態を保つ。
信号sig_808~sig_811は、点灯LED選択信号であり、0値で消灯、1値で点灯制御となる。信号sig_309は、ダイナミック点灯駆動用の高速点滅信号である。信号sig_307は、図3と同様であり、AND素子807~810は、信号sig_307と信号sig_309と信号sig_808~sig_811それぞれとの論理積の結果信号sig_812~sig_815を出力する。信号sig_812~sig_815はそれぞれ、出力バッファ811~814を介して、IR発光手段113へ出力される。
IR発光手段113側のLED駆動回路は、本実施形態の特徴に直接関係しないため、汎用的なLED駆動回路なので詳細な説明はしない。抵抗820、830、840、850は、図3に示される抵抗312と同様である。抵抗821、831、841、851は、図3に示される抵抗313と同様である。図3ではバッファ311側の電源VDDと駆動回路側電源VCCとの電圧差を考慮した例示をしたが、図8では電圧値は等価として例示している。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態では、顔検出手段116による検出処理が実行されない可視光撮像期間はIR-LEDの発光をOFFにする制御を説明した。しかしながら、IRカットフィルタ106が存在しない撮像装置においては、可視光撮像側の撮像手段(第1撮像手段)107でも近赤外光を用いた撮像を行う。
本実施形態において、撮像手段(第1撮像手段)107はCMOSイメージセンサを有する。図15は、本実施形態における撮像手段107の分光感度特性の例示である。図15において、横軸は波長、縦軸は量子効率をそれぞれ示す。受光画素部にカラーフィルター(不図示)を具備して、図10(a)のようなベイヤー配列を実現したとしても、各色の画素は波長780[nm]程から1000[nm]付近まで感度がある。動画像現像をする途中でデジタルゲインアップをしたときに、近赤外光の影響が生じる。
60fpsでLV表示の撮像中に、間欠で顔検出処理を実行したとすると、IR-LEDは30Hzで点滅していることになる。人間の視覚の臨界融合周波数(ちらつきが感じられない最低周波数)は数10Hz程度なので、この点滅はフリッカーとして見えてしまう。本実施形態では、IR-LED発光が撮像手段107の画素の感度に影響し、LV表示画像において発生するフリッカーを、第1実施形態でのIR-LED発光のON/OFF期間でのコントラスト差を小さくすることで低減する方法を説明する。
図9は、フリッカー低減を考慮したIR発光制御手段(制御手段)96およびIR発光手段(発光手段)113のブロック図である。なお図9において、図3と等価機能の部品の符号は同一とし、その説明は省略する。図11は、撮像およびIR発光に係る制御タイミングチャートである。可視光撮像401、非可視光撮像406、補正処理407、および顔検出408の関係は、図4と同様であるため、その説明は省略する。
アドレスデコーダ900は、アドレスステータスsig_900と書き込みタイミングsig_901とから、レジスタ夫々の書き込みイベント(sig_930~sig_937)を生成する。図9に示されるレジスタ301~305は、図3と等価であるため、その説明は省略する。
フリッカー対策許可レジスタ901は、例えば0値設定でフリッカー低減処理をOFFにし、1値でONにする。フリッカー対策許可レジスタ901が0値であれば、信号sig_910、sig_911は0値固定となり、フリッカー低減処理をOFFにする。902はフリッカー対策有効範囲設定レジスタ、903はフリッカー低減処理時のIR-LED点灯幅定義レジスタである。ON/OFF制御手段1120は、図3に示されるON/OFF制御手段1120と等価であるため、説明を省略する。
光量調整手段960は、セレクタ905を有する点で、図3に示される光量調整手段1121と異なる。セレクタ905は、ダイナミック点灯の点滅間隔設定を撮像手段114の撮像中はセレクタ321出力を選択し、それ以外の期間に後述するセレクタ909出力を選択して、状態カウンタ309に出力する。信号sig_309は、セレクタ905の出力によって点滅状態が切り替えられたIR-LED駆動信号を出力する。
光量周期切替手段961は、フリッカー低減制御のために用いられ、IR-LED発光OFFの期間にも光量を下げてダイナミック点灯をするための制御処理部である。微分回路906は、IR-LEDの本来の発光期間とフリッカー対策期間との切り替えイベントを生成し、信号sig_307(図11参照)の立ち上がりイベント(時刻tn)や立ち下がりイベント(時刻to)を検出する。図9に示される信号sig_909(図11参照)は、両方のイベント含む信号である。
遅延回路911は、信号sig_909を後述する信号sig_911(図11参照)の変化点後に来るように遅延する。遅延回路911の出力信号sig_910は、トグルレジスタ308のリセットと状態カウンタ309への信号sig_917(図11参照)の取り込みタイミングを与える。状態カウンタ309には、時刻tmで信号sig_915選択値(図11参照、フレームnへの出力値so(n)とする)が、時刻tpで信号sig_916選択値(図11参照、フレームnへの出力値fo(n)とする)が取り込まれる。出力値so(n)、fo(n)はそれぞれ、後述する信号sig_311の粗密が切替わる(図11参照)ように、点灯幅定義レジスタ303、903に設定された値が出現する。
信号sig_912は、ヒステリシスレジスタ305の出力であり、評価値(信頼度など)の複数回分の履歴を平滑化した値である(図11参照、フレームnへの出力値x(n)とする)。顔検出実行時のIR-LED発光量調整およびON/OFFの決定は、図9に示される選択器320で、信号sig_912のx(n)値と、ヒステリシス閾値レジスタ値との関係に基づいて行われる。その決定は、信号sig_905(図11参照、フレームnへの出力値s(n)とする)としてセレクタ321および選択器908へ転送する。選択器908は、信号sig_905の値とレジスタ902値とを比較して、信号sig_907(図11参照)をフリッカー対策範囲外であれば0値に、対策範囲内であれば1値として出力する。また、対策範囲内におけるフリッカー対策期間中のダイナミック点灯の点滅設定を選択する信号sig_908(図11参照、フレームnへの出力値f(n)とする)を出力する。出力値s(n)は、点灯幅定義レジスタ303の設定をセレクタ321で選択する選択値であり、f(n)はフリッカー低減対策用の点灯幅定義レジスタ903の設定をセレクタ909で選択する選択値である。s(n)値(信号sig_905)は、前述のように、選択器908でも使用される。選択値s(n)によりso(n)値が選択され、選択値f(n)により選択値fo(n)が選択される。
判定器907は、フリッカー対策ON/OFFを判定する判定器である。発光許可レジスタ302、フリッカー対策許可レジスタ901が許可状態(1値)であり、信号sig_907が1値であれば、フリッカー対策用のIR-LED発光が実行される。判定器907は、フリッカー対策において信号sig_918(図11参照)のイベントで信号sig_911を0値に、信号sig_919(図11参照)のイベントで1値にトグルする。また、図11では、フレーム(m)の顔検出結果を反映して、フレーム(m+1)でフリッカー低減用のIR-LED発光を停止するように、信号sig_907を0値としている。判定器907は、次の信号sig_918イベント以降で信号sig_911を0値保持(フリッカー低減用のIR-LED発光無し)とするように例示している。
OR素子910は、信号sig_307とsig_911との論理和をとり、信号sig_913(図11参照)を出力する。信号sig_913は、フリッカー対策中において1値であり、フリッカー対策許可状態であってもフリッカー対策切状態ではsig_919のタイミングで0値となる(図11においてsig_911との関係を示す)。AND素子310は図3と同様であり、AND素子310出力は、バッファ311を介して信号sig_311(図11参照)としてIR発光手段113を駆動する。なお本実施形態のIR発光手段113は、図3のIR発光手段113と等価であるため、その説明を省略する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、低消費電力で近赤外光を用いた物体認識を行うことが可能な撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムを提供することができる。また各実施形態によれば、IR-LEDの発光による顔検出等物体認識の信頼度や検出数等評価結果の精度や安定性の向上と、IR-LEDの発光に対する省電対策の両立が出来る。また各実施形態によれば、IR-LEDの発光による可視光撮像結果画像へのフリッカー発生を低減することができる。
各実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
可視光を用いた撮像を行う第1撮像手段と、
非可視光を発光する発光手段と、
前記発光手段を制御する制御手段と、
非可視光を用いた撮像を行う第2撮像手段と、
前記第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う物体認識手段と、を有し、
前記制御手段は、前記物体認識手段の動作に応じて前記発光手段の光量を変更することを特徴とする撮像装置。
(構成2)
前記制御手段は、
前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行している場合、前記発光手段を発光させ、
前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行していない場合、前記発光手段を発光させないことを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成3)
前記制御手段は、
前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行している場合、前記発光手段を第1光量で発光させ、
前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行していない場合、前記発光手段を前記第1光量よりも少ない第2光量で発光させることを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成4)
前記制御手段は、前記物体認識処理の評価結果に基づいて、前記物体認識処理の実行中における前記発光手段の前記光量を変更することを特徴とする構成1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
(構成5)
前記評価結果は、前記物体認識処理の信頼度であることを特徴とする構成4に記載の撮像装置。
(構成6)
前記制御手段は、前記信頼度が所定の条件を満足する場合、前記発光手段の前記光量をゼロにすることを特徴とする構成5に記載の撮像装置。
(構成7)
前記評価結果は、前記物体認識処理により取得される物体の数であることを特徴とする構成4に記載の撮像装置。
(構成8)
前記評価結果は、前記物体認識処理により複数のタイミングで取得された複数の評価値を用いて算出された平均値であることを特徴とする構成4乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
(構成9)
前記制御手段は、前記第2撮像手段への同期信号と同じ周期で制御を更新することを特徴とする構成1乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。
(構成10)
前記第1撮像手段と前記第2撮像手段と前記制御手段との駆動タイミングを制御するタイミング制御手段を更に有し、
前記タイミング制御手段は、前記制御手段へのタイミング信号を生成し、
前記制御手段は、前記タイミング信号に基づいて前記発光手段の制御を更新することを特徴とする構成1乃至9のいずれかに記載の撮像装置。
(構成11)
前記制御手段は、
前記発光手段の点滅制御を行い、
前記点滅制御における点灯時間と消灯時間との比に基づいて、前記光量を変更することを特徴とする構成1乃至10のいずれかに記載の撮像装置。
(構成12)
前記制御手段は、前記発光手段の前記光量を離散的に制御することを特徴とする構成1乃至11のいずれかに記載の撮像装置。
(構成13)
前記発光手段の発光許可状態をユーザが設定可能なユーザインターフェースを更に有することを特徴とする構成1乃至12のいずれかに記載の撮像装置。
(構成14)
前記ユーザインターフェースは、表示手段であり、
前記表示手段は、前記発光手段が発光許可中であることを示す情報を表示することを報知することを特徴とする構成13に記載の撮像装置。
(構成15)
前記物体認識処理は、人体の肌または顔の検出処理を含むことを特徴とする構成1乃至14のいずれかに記載の撮像装置。
(構成16)
前記発光手段は、近赤外光を発光することを特徴とする構成1乃至15のいずれかに記載の撮像装置。
(構成17)
前記第2撮像手段は、可視光および近赤外光を含む分光感度特性を有することを特徴とする構成1乃至16のいずれかに記載の撮像装置。
(構成18)
前記第1撮像手段および前記第2撮像手段は、同一のデバイスとして設けられ、
前記デバイスは、R画素、G画素、B画素、およびIR画素を有し、
前記物体認識手段は、少なくとも前記IR画素から出力される前記画像データに基づいて前記物体認識処理を行うことを特徴とする構成1乃至17のいずれかに記載の撮像装置。
(構成19)
前記撮像装置は、前記第1撮像手段から出力される画像データに基づいて、ライブビュー表示または動画像記録の少なくとも一方を行うことを特徴とする構成1乃至18のいずれかに記載の撮像装置。
(方法1)
第1撮像手段により、可視光を用いた撮像を行う第1撮像ステップと、
発光手段により、非可視光を発光する発光ステップと、
第2撮像手段により、非可視光を用いた撮像を行う第2撮像ステップと、
物体認識手段により、前記第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う処理ステップと、を有し、
前記発光ステップにおいて、前記物体認識手段の動作に応じて前記発光手段の光量を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(構成20)
方法1に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 撮像装置
96、112 IR発光制御手段(制御手段)
107 撮像手段(第1撮像手段)
113 IR発光手段(発光手段)
114 撮像手段(第2撮像手段)
116 顔検出手段(物体認識手段)

Claims (21)

  1. 可視光を用いた撮像を行う第1撮像手段と、
    非可視光を発光する発光手段と、
    前記発光手段を制御する制御手段と、
    非可視光を用いた撮像を行う第2撮像手段と、
    前記第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う物体認識手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記物体認識手段の動作に応じて前記発光手段の光量を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行している場合、前記発光手段を発光させ、
    前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行していない場合、前記発光手段を発光させないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行している場合、前記発光手段を第1光量で発光させ、
    前記物体認識手段が前記物体認識処理を実行していない場合、前記発光手段を前記第1光量よりも少ない第2光量で発光させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記物体認識処理の評価結果に基づいて、前記物体認識処理の実行中における前記発光手段の前記光量を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記評価結果は、前記物体認識処理の信頼度であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記信頼度が所定の条件を満足する場合、前記発光手段の前記光量をゼロにすることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記評価結果は、前記物体認識処理により取得される物体の数であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記評価結果は、前記物体認識処理により複数のタイミングで取得された複数の評価値を用いて算出された平均値であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2撮像手段への同期信号と同じ周期で制御を更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記第1撮像手段と前記第2撮像手段と前記制御手段との駆動タイミングを制御するタイミング制御手段を更に有し、
    前記タイミング制御手段は、前記制御手段へのタイミング信号を生成し、
    前記制御手段は、前記タイミング信号に基づいて前記発光手段の制御を更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記発光手段の点滅制御を行い、
    前記点滅制御における点灯時間と消灯時間との比に基づいて、前記光量を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記発光手段の前記光量を離散的に制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記発光手段の発光許可状態をユーザが設定可能なユーザインターフェースを更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記ユーザインターフェースは、表示手段であり、
    前記表示手段は、前記発光手段が発光許可中であることを示す情報を表示することを報知することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記物体認識処理は、人体の肌または顔の検出処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  16. 前記発光手段は、近赤外光を発光することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の撮像装置。
  17. 前記第2撮像手段は、可視光および近赤外光を含む分光感度特性を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  18. 前記第1撮像手段および前記第2撮像手段は、同一のデバイスとして設けられ、
    前記デバイスは、R画素、G画素、B画素、およびIR画素を有し、
    前記物体認識手段は、少なくとも前記IR画素から出力される前記画像データに基づいて前記物体認識処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  19. 前記撮像装置は、前記第1撮像手段から出力される画像データに基づいて、ライブビュー表示または動画像記録の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  20. 第1撮像手段により、可視光を用いた撮像を行う第1撮像ステップと、
    発光手段により、非可視光を発光する発光ステップと、
    第2撮像手段により、非可視光を用いた撮像を行う第2撮像ステップと、
    物体認識手段により、前記第2撮像手段から出力される画像データに基づいて物体認識処理を行う処理ステップと、を有し、
    前記発光ステップにおいて、前記物体認識手段の動作に応じて前記発光手段の光量を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  21. 請求項20に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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