JP2013223038A - 撮像装置及び撮像のための照明方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンニングに応じて動画像の質を劣化させることなく発光光量を適切に制御する。
【解決手段】被写体輝度が増灯輝度以下のとき、ステップS400において、パンニング中でないときには、ステップS402において点灯カウンタは増加され、被写体輝度が減灯輝度以下のとき、ステップS404において点灯カウンタは減少される。点灯カウンタが所定の値以上であるとき、ステップS407において増灯処理に1が設定され、ムービーライトの発光量は増加させられる。一方、点灯カウンタが所定の値以下であるとき、ステップS409において増灯処理に−1が設定され、ムービーライトの発光量は減少させられる。一方、ステップS400において、パンニング中である場合には、ステップS405において点灯カウンタを0にして、ムービーライトの発光量を変化させないようにする。したがって、ムービーライトの発光量は、パンニングと被写体輝度に応じて適宜調整される。
【選択図】図5
【解決手段】被写体輝度が増灯輝度以下のとき、ステップS400において、パンニング中でないときには、ステップS402において点灯カウンタは増加され、被写体輝度が減灯輝度以下のとき、ステップS404において点灯カウンタは減少される。点灯カウンタが所定の値以上であるとき、ステップS407において増灯処理に1が設定され、ムービーライトの発光量は増加させられる。一方、点灯カウンタが所定の値以下であるとき、ステップS409において増灯処理に−1が設定され、ムービーライトの発光量は減少させられる。一方、ステップS400において、パンニング中である場合には、ステップS405において点灯カウンタを0にして、ムービーライトの発光量を変化させないようにする。したがって、ムービーライトの発光量は、パンニングと被写体輝度に応じて適宜調整される。
【選択図】図5
Description
本発明は、撮像装置及び撮像のための照明方法に関する。
被写体の明瞭な動画像を取得するために、被写体が暗い場合にはライトによって被写体に照明光を照射しながら撮影が行われることがある。例えば特許文献1には、ライトの点灯時及び消灯時の急激な発光量変化による撮影画像の悪化を防止するために、所定の発光量となるまでにゆっくりと発光量を増加させながら点灯させたり、ゆっくりと発光量を減少させながら消灯したりする技術が開示されている。
また、特許文献2には、照明光の発光量を適宜調整することに関する技術が開示されている。また、特許文献3には、撮影時の露光の調整において照明光が照射されていない状態における被写体輝度を取得するために、ライトを一時的に消灯し、被写体輝度を取得した後に再びライトを点灯する技術が開示されている。
また、特許文献4には、手振れ検出センサーを備え、焦点検出中に手振れが検出された場合には、焦点検出情報の決定を禁止する技術が開示されている。また、特許文献5には、パンニングを検出する機能を備え、焦点検出情報を得た後にパンニングを検知したら再度、焦点検出情報を得て、焦点検出を安定させる技術が開示されている、さらに、特許文献6には、パンニング検出部で検出した測光領域毎の輝度変化量が閾値を肥えた場合には、自動焦点調節の制御や、ホワイトバランス調整の制御を無効にする技術が開示されている。
照明光の利用時は、この照明光に由来する光とその他の光とを分離できない。したがって、照明の発光量を含む露光条件の設定等のために照明光が無い状態における被写体の輝度を取得しようとすると、上記特許文献3に開示されているように、照明を一時消灯する他ない。しかしながら、動画撮影時に照明を一時消灯すると一連の動画像のうちその時間帯は画像が暗くなってしまい、動画像の質が悪化する。
また、上記特許文献4や、上記特許文献5、上記特許文献6に記載のあるように手振れ検出センサーや、パンニング検出部を備え、手振れやパンニングを検出したら、AFの制御、ホワイトバランスの制御を無効にするように、動画撮影時に照明を一時消灯すると動画像のうちの、その時間帯の画質が悪化する。
そこで本発明は、手振れや、パンニングを検出した場合であっても動画像の質を悪化させることなく、照明発光量を適切に制御できる撮像装置及び撮像のための照明方法を提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、撮像装置は、被写体の画像を連続的に取得する画像取得部と、前記被写体の輝度を被写体輝度として取得する輝度取得部と、
発光量が可変である照明部と、撮像方向の変化量を検出するパンニング検出部と、前記輝度取得部から前記被写体輝度を取得して、前記パンニング検出部の撮像方向の変化量が所定値以下の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を繰り返し実施する制御部と、を具備することを特徴とする。
発光量が可変である照明部と、撮像方向の変化量を検出するパンニング検出部と、前記輝度取得部から前記被写体輝度を取得して、前記パンニング検出部の撮像方向の変化量が所定値以下の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を繰り返し実施する制御部と、を具備することを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、撮像のための照明方法は、被写体の画像を連続的に取得することと、前記被写体の輝度を被写体輝度として取得することと、ブレ量を取得することと、前記ブレ量が所定範囲内の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を実施することと、を具備し、前記ブレ量を取得すること、前記被写体輝度を取得すること、前記増減灯処理を実施することとを繰り返し行うことを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中の被写界の輝度変化、パンニングによる輝度変化を検出し、動画像の質を悪化させることなく、状況に応じた照明発光量を適切に制御できる撮像装置及び撮像のための照明方法を提供できる。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る撮影装置の構成の概略を図1に示す。この撮影装置1は、デジタル一眼レフカメラ、デジタルミラーレス一眼カメラ、ビデオカメラ等の動画像撮影を行うことができるカメラである。撮像装置1は、ボディユニット100と、ボディユニット100に対して交換可能に取り付けられるレンズ鏡筒を含むレンズユニット200と、ボディユニット100に対して着脱自在なライトユニット180とを備える。レンズユニット200は、ボディユニット100の前面に設けられた、不図示のレンズマウントを介して着脱自在である。なお、本実施形態ではレンズユニット200はボディユニット100に対して交換可能であるが、これに限らず、ボディユニット100とレンズユニット200とは固定されていてもよい。ボディユニット100には、撮影した画像データを記録するための記録メディア131が装着される。ここで、記録メディア131は、通信コネクタ130を介してボディユニット100に接続される。
本発明の第一の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る撮影装置の構成の概略を図1に示す。この撮影装置1は、デジタル一眼レフカメラ、デジタルミラーレス一眼カメラ、ビデオカメラ等の動画像撮影を行うことができるカメラである。撮像装置1は、ボディユニット100と、ボディユニット100に対して交換可能に取り付けられるレンズ鏡筒を含むレンズユニット200と、ボディユニット100に対して着脱自在なライトユニット180とを備える。レンズユニット200は、ボディユニット100の前面に設けられた、不図示のレンズマウントを介して着脱自在である。なお、本実施形態ではレンズユニット200はボディユニット100に対して交換可能であるが、これに限らず、ボディユニット100とレンズユニット200とは固定されていてもよい。ボディユニット100には、撮影した画像データを記録するための記録メディア131が装着される。ここで、記録メディア131は、通信コネクタ130を介してボディユニット100に接続される。
レンズユニット200は、撮影レンズ210a及び210bと、絞り203と、レンズ駆動機構204と、絞り駆動機構202と、レンズ制御用マイクロコンピュータ201(以下、Lμcom201と称する)とを備える。Lμcom201は、後述するボディ制御用マイクロコンピュータ101(以下、Bμcom101と称する)と、通信コネクタ160を介して電気的に接続されており、ボディ制御用マイクロコンピュータ101と各種のデータの授受を行う。Lμcom201は、Bμcom101により制御される。Lμcom201は、レンズ駆動機構204や絞り駆動機構202などの、レンズユニット200内の各部を駆動制御する。
撮影レンズ210a及び210bは、Lμcom201の制御下で、レンズ駆動機構204内に備えられている不図示のDCモータによって光軸方向に駆動される。絞り203は、Lμcom201の制御下で、絞り駆動機構202内に備えられている不図示のステッピングモータによって駆動される。
ボディユニット100は、各部の動作を制御するボディ制御用マイクロコンピュータ101(Bμcom101)と、画処理IC102と、顔検出IC103と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)104と、輝度取得IC105と、撮像素子駆動IC110と、撮像素子111と、シャッタユニット120と、シャッタ制御駆動回路121と、通信コネクタ130と、液晶モニタ140と、カメラ操作スイッチ150と、通信コネクタ160とを有する。
Bμcom101は、カメラの全体の動作を制御する制御手段、計数手段、モード設定手段、検出手段、判定手段、演算手段等の機能を有している。Bμcom101は、通信コネクタ160を介してLμcom201と接続している。また、Bμcom101は、シャッタ制御駆動回路121、画処理IC102、顔検出IC103、SDRAM104、輝度取得IC105、ROM106、カメラ操作スイッチ150、ライトユニット180、及び図示されていない電源に接続されている。この電源は、図示されていない電池を含み、電源回路を介して電池電圧をカメラの各ユニットが必要とする電圧に変換して、各ユニットに電力を供給する。ROM106は、Bμcom101等で用いられるプログラムその他の情報を記憶している。Bμcom101は、ROM106から読み出したプログラム等に基づいて処理を実行する。
シャッタユニット120は、レンズユニット200から入射する光束の光軸上に設けられた、例えばフォーカルプレーン式のシャッタユニットである。シャッタ制御駆動回路121は、Bμcom101に接続され、Bμcom101の制御下でシャッタユニット120を駆動する。シャッタ制御駆動回路121は、シャッタユニット120における不図示の先幕と後幕との動きを制御すると共に、Bμcom101との間で、シャッタの開閉動作を制御する信号と先幕の走行完了時の信号の授受とを行う。
ジャイロセンサ122は、ボディユニット100の撮影方向を変えるパンニングや、手振れによる振動(ブレ)量を検出するための角速度センサである。角速度を検出できれば、ジャイロセンサに限らず他の角速度センサで構成されても良い。ジャイロセンサ122はボディユニット100の振動を検出し、検出した振動に応じたブレ角速度信号を増幅回路123に出力する。増幅回路123は、振幅の小さなジャイロセンサ122の出力を増幅する。処理回路124は、オフセット演算、AD変換機能を有する。処理回路124は、増幅回路123における増幅の際にその出力が、AD変換部のダイナミックレンジに収まるように増幅回路123の出力信号から所定のオフセット量を除去する。AD変換部は、入力信号をデジタル化して、これによって得られる角速度データに除去されたオフセット量を加算したデジタル信号を出力する。
処理回路124から出力されたデジタル信号はBμcom101に接続され、Bμcom101の制御下でボディユニット100のブレ量を検出する。動画撮影中にこのブレ量を繰り返し検出し、このブレ量が予め決めた判断基準範囲を越えるか超えないかでユーザーが撮像装置1の撮影範囲を変える、いわゆる撮影中のパンニングを行なっているか、手持ちによる撮影、もしくは三脚などに固定して撮影しているかを判断する。
撮像素子111は、レンズユニット200から入射する光束の光軸上の、シャッタユニット120の後方に設けられている。レンズユニット200内の撮影レンズ210a及び210b、並びに絞り203を通過した光束は、撮像素子111に結像される。撮像素子111は、結像された被写体像を光電変換して、アナログ電気信号を生成する。撮像素子111は、撮像素子駆動IC110により光電変換制御される。撮像素子111により生成されたアナログ電気信号は、撮像素子駆動IC110により、画処理IC102が処理するためのデジタル電気信号に変換され、画処理IC102に出力される。画処理IC102は、撮像素子駆動IC110から入力されたデジタル電気信号を画像信号に変換する等の画像処理を行う。
画処理IC102は、Bμcom101の他、顔検出IC103、SDRAM104、輝度取得IC105、通信コネクタ130、及び液晶モニタ140に接続されている。画処理IC102は、画像処理において、記憶領域として設けられたSDRAM104に一時記憶したり、一時記憶したデータを読み出したりする。画処理IC102は、Bμcom101の制御下で、通信コネクタ130を介して、作成した画像信号を記録メディア131に記録する。記録メディア131は、各種の半導体メモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体である。記録メディア131は、通信コネクタ130を介してボディユニット100と通信可能、且つ交換可能に装着される。また、画処理IC102は、Bμcom101の制御下で、作成した画像信号を液晶モニタ140に出力し、液晶モニタ140に画像を表示させる。なお、液晶モニタ140は、液晶ディスプレイに限らず、例えば有機ELディスプレイ等他のディスプレイに置き換えられ得る。液晶モニタ140は、画処理IC102で作成された画像信号に基づく画像を表示する他、カメラの動作状態を表示出力によってユーザ(撮影者)へ告知する。また、画処理IC102は、顔検出IC103に顔検出処理を行わせるため、作成した画像信号を顔検出IC103に出力する。このように、画処理IC102を中心に、電子撮像機能と共に電子記録表示機能が実現されている。
輝度取得IC105は、画処理IC102から画像を取得し、被写体の輝度を算出する。この被写体輝度は、Bμcom101に出力される。Bμcom101は、被写体輝度に基づいて、露出条件を決定し、レンズユニット200や、シャッタ制御駆動回路121等を駆動して、露出調整を行う。また、Bμcom101は、被写体輝度に基づいて、ライトユニット180の動作を制御する。
Bμcom101には、カメラ操作スイッチ150が接続されている。カメラ操作スイッチ150は、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズボタン、撮影モードを連写モードや通常撮影モードなどに切り替えるモード変更スイッチ、電源のオン・オフを切り替えるパワースイッチなど、ユーザがカメラを操作するために必要な操作ボタン(操作手段)を含む。ユーザによる操作が入力されたとき、カメラ操作スイッチ150からBμcom101に信号が入力される。
ライトユニット180は、ムービーライト181と、電流制限回路182と、ライト制御用マイクロコンピュータ183(以下、ライト制御用μcom183と称する)と、ライト用通信コネクタ185とを備える。ムービーライト181は、例えばLEDを含む。ムービーライト181は、入力される電流に応じて発光量を変化させる。電流制限回路182は、ムービーライト181に入力する電流を調整する。電流制限回路182は、例えばトランジスタやパルス幅変調(PWM)等、公知の技術を用いて実現される。ライト用通信コネクタ185は、ボディユニット100のBμcom101とライト制御用μcom183とを接続する。ライト制御用μcom183は、Bμcom101の制御の下、ムービーライト181の動作を制御する。ライトユニット180の回路は、例えば図2のように表され得る。ライトユニット180は、ボディユニット100と着脱自在でもよいし、ボディユニット100に固定されていてもよい。ムービーライト181にはLED以外の他の光源が用いられてもよい。
撮像装置1の動作について図面を参照して説明する。まず、撮影動作について説明する。シャッタ制御駆動回路121は、Bμcom101からシャッタを駆動制御するための信号を受け取るとシャッタユニット120を制御してシャッタに開閉動作を行わせる。また、その際、ライト制御用マイクロコンピュータ183は、ライト用通信コネクタ185を介してBμcom101からムービーライト181を制御するための信号を受け取ると、電流制限回路182を制御してムービーライト181を点灯させる。
撮影レンズ210a及び210bからの光束は撮像素子111へと導かれる。Bμcom101の制御の下、撮像素子111で光電変換され撮像素子駆動IC110で変換され生成されたデジタル電気信号は、画処理IC102に入力される。画処理IC102は、撮像素子駆動IC110から入力されたデジタル電気信号を一時保存用メモリであるSDRAM104に保存する。SDRAM104は、画処理IC102が画像処理のためにワークエリアとしても使用される。
画処理IC102は、デジタル電気信号を画像信号に変換する。また、画像信号が静止画であれば、画処理IC102は、この画像信号を例えばJPEGデータに変換する画像処理を行う。画像信号が動画であれば、画処理IC102は、この画像信号をムービーファイルに変換する。動画撮影においては、例えば1秒当たり60枚程度の割合で連続的に露光が行われる。画処理IC102は、JPEGデータやムービーファイルを記録メディア131に記録させる。
次に、ライブビュー動作について説明する。撮影レンズ210a及び210bからの光束は撮像素子111へと導かれる。撮像素子111では例えば1秒当たり60枚程度の割合で連続的に露光が行われ、撮像素子駆動IC110で画像データが生成される。画処理IC102は、この画像データをビデオ信号に変換する。画処理IC102は、ビデオ信号を液晶モニタ140に与えることで、被写体の動画像を液晶モニタ140に表示させる。このような表示は「ライブビュー」と呼ばれており、周知の技術を用いて行われる。なお、液晶モニタ140での画像データのライブビュー表示をこのカメラで行わせるには、ユーザが上述したカメラ操作スイッチ150の中のモード変更スイッチを操作して、ライブビューモードを選択すればよい。なお、以降では、ライブビューを「LV」と略すこともある。
LV動作時には、撮影レンズ210a及び210bからの光束は常に撮像素子111へと導かれている。画処理IC102は、画像データに基づいて、被写体に対する周知の測距処理を行う。以降、画像データに基づいて画処理IC102及びBμcom101により行われる被写体に対する測距及び自動合焦の処理を、「LVAF」と称することとする。また、画処理IC102は、画像データを輝度取得IC105に出力する。輝度取得IC105は、被写体の明るさを取得する測光処理を行う。以降、輝度取得IC105により行われる被写体の明るさの測光処理を「LV測光」と称する。
次に動画記録についての図3に示すフローチャートを参照して説明する。ボディユニット100の電源がONのとき、Bμcom101は、ステップS101において装着されたレンズユニット200の認識及び装着されたライトユニット180の認識が行われたか否かを判定する。レンズユニット200及びライトユニット180の認識が行われていないとき、認識が行われるまで、Bμcom101はステップS101の処理を繰り返す。
レンズユニット200及びライトユニット180の認識が行われたとき、Bμcom101は、ステップS102において通信コネクタ160を介してレンズユニット200の情報を取得し、また、Lμcom201にレンズユニット200のレンズ位置や絞りの駆動指示を伝える。また、Bμcom101は、ライト用通信コネクタ185を介してライトユニット180の情報を取得し、ライト制御用マイクロコンピュータ183に発光量の指示を伝える。
Bμcom101は、ステップS103においてライブビュー動作を開始する。すなわち、Bμcom101は、例えば輝度変化に応じて、絞り、シャッタ秒時、感度、ムービーライト発光量等の制御を行う。本実施形態に係るムービーライト181の発光量の制御については図4乃至図11を参照して後述する。
Bμcom101は、ステップS104においてレリーズボタンが押圧されたか否かを判定する。レリーズボタンが押圧されるまで、Bμcom101は、ステップS104の判定を繰り返し、ライブビュー動作を継続する。レリーズボタンが押圧されたら、Bμcom101は、ステップS105において、ライブビューで得られた画像を画処理IC102に処理させ、記録メディア131にデータの記録を開始させる。
また、記録開始とともに、Bμcom101は、ジャイロセンサ122、増幅回路123、処理回路124を動作開始させ、てブレ量の検出を開始する。ジャイロセンサ122、増幅回路123、処理回路124の制御は記録終了まで継続して動作させる。
ライブビュー開始、もしくは撮像装置1の電源投入とともに上記回路を動作させても良いが、記録開始とともに上記回路を動作させて記録完了で動作を停止させると、より消費電力を少なくすることが可能となる。
ライブビュー開始、もしくは撮像装置1の電源投入とともに上記回路を動作させても良いが、記録開始とともに上記回路を動作させて記録完了で動作を停止させると、より消費電力を少なくすることが可能となる。
Bμcom101は、ステップS106において露出制御を行う。この露出制御では、ステップS103と同様に、被写体の輝度に応じて、絞り、シャッタ秒時、感度、ムービーライト発光量が制御される。本実施形態に係るムービーライト181の発光量制御については図4乃至図11を参照して後述する。
Bμcom101は、ステップS107においてレリーズボタンが押圧されたか否かを判定する。レリーズボタンが押圧されるまで、Bμcom101は、ステップS106の露出制御を繰り返し、動画撮影を継続する。レリーズボタンが押圧されたら、Bμcom101は、ステップS108において、記録完了処理を実行し、得られた動画像を記録メディア131に動画ファイルとして記録させて動画記録を終了する。さらに、ジャイロセンサ122、増幅回路123、処理回路124の動作を停止させる。Bμcom101は、液晶モニタ140に動画記録を停止したことを表示させる。その後処理は、ステップS101に戻る。その結果、ステップS103においてライブビュー動作が再び開始される。なお、ここに示した動作は、ステップS103やステップS106で行われるライト発光量制御処理を除き、一般的なカメラの動画記録動作である。
露出制御処理における本実施形態に係るライト発光量制御を、図4乃至図11を参照して説明する。まず、ライト発光制御のメインフローについて図4を参照して説明する。図4に示す処理は、例えばフレームレートである1/60秒ごとに行われる。
Bμcom101は、ステップS201において被写体の輝度を取得する。Bμcom101は、ステップS202において発光量変更タイミングか否かを判定する。ここで、発光量変更タイミングの周期は、ライトユニット180の特性に応じて決定される。本実施形態では、ライトユニット180は、調光分解能が1/3段(EV)、すなわち、1/3段(EV)のステップで発光量を変更できるものとし、これに基づき発光量変更タイミングの周期は、例えば333ms(1/3秒)と決められるものとする。ライトユニット180がボディユニット100に対して着脱可能であり、様々な性能を有する種々のライトユニット180が用いられる場合、ライトユニット180毎に調光分解能がBμcom101に伝達される。Bμcom101は、ライトユニット180の調光分解能に応じて、発光量変化の速度が所定の値となるように発光量変更タイミングの周期を設定する。
例えば、ライトユニット180が所定の光量変化を実行でき、すなわち所定の調光分解能を有しており、変化速度が1秒間にα段であるように発光量を変更する場合には、光量変更タイミングの周期は次式によって求められる。
「調光分解能(段数)」×「α(段)」=「光量変更タイミングの周期(秒)」
すなわち、α段が1の場合には、調光分解能が1/3段の場合は光量変更タイミングの周期が0.333秒、調光分解能が1/4段の場合は光量変更タイミングの周期が0.25秒、調光分解能が1/8段の場合は光量変更タイミングの周期が0.125秒となる。
「調光分解能(段数)」×「α(段)」=「光量変更タイミングの周期(秒)」
すなわち、α段が1の場合には、調光分解能が1/3段の場合は光量変更タイミングの周期が0.333秒、調光分解能が1/4段の場合は光量変更タイミングの周期が0.25秒、調光分解能が1/8段の場合は光量変更タイミングの周期が0.125秒となる。
ステップS202の判定において発光量変更タイミングでないと判定されたとき、処理は露出制御処理に戻る。一方、発光量変更タイミングであると判定されたとき、処理はステップS203に進む。すなわち、本実施形態では、ライト発光制御処理は20フレームに1回の割合でステップS203に進む。Bμcom101は、ステップS203において変数「増減灯処理」が負であるか否かを判定する。ここで、変数「増減灯処理」は、後述するように、ムービーライト181の発光量を増加させるときは「1」が設定され、発光量を減少させるときは「−1」が設定される変数である。負でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS204において変数「増減灯処理」が正であるか否かを判定する。正でないと判定されたとき、つまり、変数「増減灯処理」が「0」である場合に、Bμcom101は、ステップS205において後述する調光判断処理を実行する。その後、処理は露出制御処理に戻る。ステップS204の判定において変数「増減灯処理」が正であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS206において後述する増灯処理を実行する。その後処理は露出制御処理に戻る。ステップS203の判定において変数「増減灯処理」が負であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS207において後述する減灯処理を実行する。その後処理は露出制御処理に戻る。
ステップS205で実行される調光判断処理を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。はじめにBμcom101は、ステップS400において、処理回路124から出力されるジャイロセンサ出力信号を検出してジャイロセンサ出力が予め設定された範囲内かどうかを判断する。ジャイロセンサ出力が所定範囲内ならば、パンニングがないと判断してステップS401に進み、一方、ジャイロセンサ出力が所定範囲を超えている場合には、パンニングされていると判断し、ステップS405へ進み、変数「点灯カウンタ」を0にクリアする。
ステップS401において輝度取得IC105が取得した被写体輝度は増灯輝度以下であるか否かを判定する。増灯輝度以下であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS402において変数「点灯カウンタ」を1増加させる。ただし、「点灯カウンタ」は最大で6とし、6よりは増加させない。その後処理はステップS406に進む。
ステップS401の判定で被写体輝度が増灯輝度以下でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS403において被写体輝度は減灯輝度以上であるか否かを判定する。減灯輝度以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS404において変数「点灯カウンタ」を1減少させる。ただし、「点灯カウンタ」は最小で−5とし、−5よりは減少させない。その後処理はステップS406に進む。ステップS403の判定で被写体輝度が減灯輝度以上でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS405において変数「点灯カウンタ」を0にする。その後、処理はステップS406に進む。
ステップS406では、変数「増減灯処理」を0にする。
ステップS406では、変数「増減灯処理」を0にする。
Bμcom101は、ステップS408において点灯カウンタが6以上であるか否かを判定する。点灯カウンタが6以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS409において変数「増減灯処理」を1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS408の判定で点灯カウンタが6以上でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS410において点灯カウンタが−5以下であるか否かを判定する。点灯カウンタが−5以下であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS411において変数「増減灯処理」を−1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS410の判定で点灯カウンタが−5以下でないと判定されたとき、処理はライト発光量制御処理に戻る。
このように、ブレ量が所定範囲をを超えている場合には、変数「点灯カウンタ」が0、変数「増減灯処理」が0になることにより、増灯、減灯処理に進まない結果となる。
ここで、図5を参照して説明したように、点灯カウンタが6以上になったとき、すなわち、6サイクル連続で被写体輝度が増灯輝度以下となったとき、ムービーライト181の発光量は増加させられる。一方、点灯カウンタが−5以下になったとき、すなわち、5サイクル連続で被写体輝度が減灯輝度以上となったとき、ムービーライト181の発光量は減少させられる。このように、点灯カウンタを用いることで、被写体輝度の瞬間的な変化によってムービーライト181の発光量が細かく変化させられることが防止されている。
また、増灯時は6サイクル、減灯時は5サイクルというように、点灯カウンタの判断に差をもたせてあるために、増灯、減灯の処理のタイミングに差が出る。つまりは増灯は減灯に比べて1サイクル分処理開始に遅れが出ることにより、増灯はゆっくり(感度が鈍く)、減灯は早く(感度が鋭く)処理が行なわれる。なお、ムービーライト181を増減灯させるか否かの判定に用いる点灯カウンタの6又は−5はもちろん一例であり、その他の数でもよい。また、増灯の判定と減灯の判定とで用いる値の絶対値は同じ値としてもよい。これらの値を調整することで増灯又は減灯についての動作の感度が調整され得る。
また、増灯時は6サイクル、減灯時は5サイクルというように、点灯カウンタの判断に差をもたせてあるために、増灯、減灯の処理のタイミングに差が出る。つまりは増灯は減灯に比べて1サイクル分処理開始に遅れが出ることにより、増灯はゆっくり(感度が鈍く)、減灯は早く(感度が鋭く)処理が行なわれる。なお、ムービーライト181を増減灯させるか否かの判定に用いる点灯カウンタの6又は−5はもちろん一例であり、その他の数でもよい。また、増灯の判定と減灯の判定とで用いる値の絶対値は同じ値としてもよい。これらの値を調整することで増灯又は減灯についての動作の感度が調整され得る。
ステップS206で実行される増灯処理を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。Bμcom101は、ステップS501において被写体輝度は増灯輝度以上であるか否かを判定する。増灯輝度以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS502において変数「増減灯処理」を0に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。
ステップS501の判定で、被写体輝度が増灯輝度以上でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS501においてムービーライト181の発光量は最大発光量であるか否かを判定する。最大発光量でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS504においてムービーライト181の発光量を1ステップ分増加させるように、ライト制御用マイクロコンピュータ183に指示を出力する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS503の判定で、最大発光量であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS505において変数「増減灯処理」を0に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。
ステップS207で実行される減灯処理を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。Bμcom101は、ステップS601において被写体輝度は減灯輝度以下であるか否かを判定する。減灯輝度以下であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS602において変数「増減灯処理」を0に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。
ステップS601の判定で、被写体輝度が減灯輝度以下でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS603においてムービーライト181の発光量は最小発光量であるか否かを判定する。最小発光量でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS604においてムービーライト181の発光量を1ステップ分減少させるように、ライト制御用マイクロコンピュータ183に指示を出力する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS603の判定で、最小発光量であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS605において被写体輝度は消灯輝度以上であるか否かを判定する。消灯輝度以上でないと判定されたとき、処理はライト発光量制御処理に戻る。消灯輝度以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS606においてムービーライト181を消灯させる。Bμcom101は、ステップS607において変数「増減灯処理」を0に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。
ここで、図6及び図7に示すように、被写体輝度が増灯輝度(点灯輝度)より低ければムービーライト181は点灯させられ又はその発光量が増加させられ、減灯輝度より高ければムービーライト181の発光量が減少させられ、さらに消灯輝度より高ければムービーライト181は消灯させられる。ここで、増灯輝度(点灯輝度)、減灯輝度及び消灯輝度の関係を図8に示す。この図に示すように、増灯輝度と減灯輝度とには、所定の輝度差が設けられており、増灯の判断のための閾値と減灯の判断のための閾値とが異なる。すなわち、調光制御においてヒステリシスが設けられている。同様に、点灯輝度と消灯輝度とには、所定の輝度差が設けられており、点灯の判断のための閾値と消灯の判断のための閾値とが異なる。すなわち、調光制御においてヒステリシスが設けられている。同様に、減灯輝度と消灯輝度とには、所定の輝度差が設けられており、減灯の判断のための閾値と消灯の判断のための閾値とが異なる。すなわち、調光制御においてヒステリシスが設けられている。これらヒステリシスによって、ムービーライト181の発光量の増加と減少とが頻繁に繰り返されたり、点灯と消灯とが頻繁に繰り返されたりすることが防止される。なお、増灯輝度と減灯輝度との差は、ムービーライト181の調光分解能よりも大きい。
減灯輝度と別に消灯輝度が設けられているのは、次の理由による。最大発光量と最小発光量との間は、上述の通り光量1ステップ分ずつ変化させられる。これに対して、最小発光量と消灯との間の光量差は1ステップ分よりも大きい。したがって、例えば被写体が近くにあるとき、ムービーライト181を最小発光量で点灯しているときと消灯しているときとで被写体輝度が大きく異なり、点灯と消灯とが繰り返される恐れがある。そこで、本実施形態では、被写体が近くにあり最悪の条件においても点灯と消灯とが繰り返されないように消灯輝度が設定されている。
消灯輝度は、例えば以下のように設定される。すなわち、ムービーライト181の最小発光量に基づいて定められる。ムービーライト181の最大発光量が距離1mにおいて100Luxであった場合を例に挙げて説明する。このようなムービーライト181の最大発光量は、ムービーライト181に記憶されている。被写体は反射率が100%の最悪の場合を想定する。このムービーライト181を最大発光量で用いたときこの被写体が1mの距離に存在する場合、撮像装置1によって求まるBV(Brightness Value)は3と算出される。ここで、被写体が最も接近した最悪条件を想定する。すなわち、例えば、被写体までの距離が12.5cmの場合を想定する。距離が半分になると換算BV値は+2段となるので、距離が1mから12.5cmになるとき+6段となる。したがって、距離12.5cmの場合、換算BV値は9となる。
このムービーライト181の最小発光量が最大発光量の1/16であったとする。このようなムービーライト181の光量比も、ムービーライト181に記憶されている。最小発光量では最大発光量の−4段となる。したがって、最小発光量において12.5cmに位置する反射率が100%の被写体の換算BV値は5となる。本実施形態では、例えばこのBV値5を消灯輝度として用いる。このように最悪条件における換算BV値を消灯輝度として用いることで、点灯と消灯とが繰り返されることを防止できる。
上記の例では、被写体との距離が12.5cmのときを最悪の条件としたが、この距離は、例えばレンズの最短合焦距離としてもよいし、撮像装置1に装着され得るレンズの最短合焦距離のうち最も短い最短合焦距離を用いてもよいし、オートフォーカス(AF)動作において算出された合焦距離としてもよい。
また、消灯輝度の設定にあたっては、レンズユニット200による画角と、ライトユニット180の照射角とが考慮されてもよい。図9を参照して詳しく説明する。レンズユニット200による画角311と、ライトユニット180の照射角312が交わる交点313のカメラボディ側の範囲を照明不可範囲とする。照明不可範囲が前記最短合焦距離よりも長ければ、前記最短合焦距離をこの照明不可範囲に置き換えることによって消灯輝度を低くしても良い。
なお、増灯輝度は、例えば、絞り値(AV)を開放とし、シャッタ速度(TV)を動画撮影において設定可能な最長時間とし、撮像素子111の感度(SV)を最高感度としたときにBV=AV+TV−SVで算出されるBV値とすることができる。同様に、減灯輝度は、例えば、絞り値(AV)を開放とし、シャッタ速度(TV)を動画撮影において設定可能な最長時間(例えば、1秒間のフレームレートが60fpsの場合、シャッタ露光時間の最長時間は1/60秒となり、TV値では“6”となる)とし、撮像素子111の感度(SV)を最低感度としたときに算出されるBV値とすることができる。また、これらの値に、以下の分だけ調整を加えてもよい。すなわち、被写界深度が浅くならないように絞りを開放とせずに所定の値としてもよいし、減灯輝度を計算するとき、高速シャッタ速に由来する動画のパラパラ感が気にならない速度までシャッタ速を早くしてもよい。例えば、フレームレートが60fpsの場合、「動画設定可能最長時間」の半分〜1/4(TV値で7〜8に置き換えても良い)程度なら画像のつながりが悪く動きのギクシャクする、いわゆるパラパラ感が気にならない。このような調整をして得られたBV値が、増灯輝度や減灯輝度として用いられ得る。
本実施形態による動作のタイミングチャートを図10に示す。この図において上段は被写体輝度を示し、中段はムービーライト181の発光量、すなわちムービーライト181に入力される電流量を示し、下段はジャイロセンサの出力で処理回路124の出力、すなわちブレ量を示す。この図に示す例において初めはムービーライト181が消灯しているものとする。
この図では、撮像装置1を左から右にパンニングをした後、右から左にパンニングした例をタイミングチャートにして説明する。撮像装置1を左から右にパンニングした際に発生するジャイロセンサ出力信号をプラス、右から左にパンニングした際に発生する信号をマイナスとして説明する。この図の説明では、左から右にパンニングした際に大きくブレが発生し、しばらくして右から左にパンニングした際にも大きくブレが発生した場合を想定した図である。
被写体輝度が増灯輝度を下回って(t01)から333msの1周期分経過したところ(t02)でブレ量がプラスの判定基準(+)を越えていることを検出したとすると、点灯カウンタは0にクリアされ、その後、ブレ量は判定基準内に収まっていることを検出(t03)した後、6周期分すなわち2秒経過すると、ムービーライト181はまず最小発光量で発光する(t04)。その後、被写体輝度が増灯輝度を下回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が増加し、増灯輝度を超えたら発光量の増加は止まる(t05)。
さらに被写体輝度が上昇し、減灯輝度を超えたとき(t06)にブレ量がマイナスの判定基準(−)を越えていることを検出したとすると、点灯カウンタは0にクリアされ、その後、ブレ量は判定基準内に収まっていることを検出(t07)した後、333msの5周期分すなわち約1.7秒経過すると、被写体輝度が減灯輝度を上回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が減少する(t08)。ここで、被写体輝度が減灯輝度を上回っていても消灯輝度未満であれば、ムービーライト181の発光量は最小輝度までしか減少させられない。そして、被写体輝度が消灯輝度を上回ったら、ムービーライト181は消灯させられる(t09)。
このように、t01で点灯カウンタが一度1になった後に、ジャイロセンサの出力によりt02で、点灯カウンタが0にリセットされてしまうことからもわかるように、激しいパンニングや、手振れが継続して発生すると、いつまでも点灯カウンタの値が0になり、その結果、ムービーライト181の発光量を変化させない。
本実施形態による動作の別のタイミングチャートを図11に示す。図11では、図10の説明と同様、左から右にパンニングをした後、右から左にパンニングした例をタイミングチャートにして説明する。図11のパンニングの例では、ゆっくりとパンニングをしたためにジャイロセンサの出力が小さく、判定基準を超えなくて、その後右から左にゆっくりとパンニングしたため、ジャイロセンサの出力が小さく判定基準を超えない点が図10と異なる。
図11においても図10と同様に上段は被写体輝度、中段はムービーライト181の発光量、下段はジャイロセンサの出力を示す。図11に示す例においても初めはムービーライト181が消灯しているものとする。被写体輝度が増灯輝度を下回って(t21)から333msの1周期分経過したところ(t22)でパンニングしているがゆっくりとしたパンニングなのでブレ量がプラスの判定基準(+)を越えていない。その後、6周期分すなわち2秒経過すると、ムービーライト181はまず最小発光量で発光する(t24)。その後、被写体輝度が増灯輝度を下回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が増加し、増灯輝度を超えたら発光量の増加は止まる(t25)。
さらに被写体輝度が上昇し、減灯輝度を超えて(t26)から、333msの5周期分すなわち約1.7秒経過する(t27)と、被写体輝度が減灯輝度を上回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が減少する(t28)。ここで、被写体輝度が減灯輝度を上回っていても消灯輝度未満であれば、ムービーライト181の発光量は最小輝度までしか減少させられない。そして、被写体輝度が消灯輝度を上回ったら、ムービーライト181は消灯させられる(t29)。
このように、例えば撮像素子111は、被写体の画像を連続的に取得する画像取得部として機能する。例えば輝度取得IC105は、被写体の輝度を被写体輝度として取得する輝度取得部として機能する。例えばライトユニット180は、発光量が可変である照明部として機能する。例えばBμcom101は、被写体輝度を取得し、被写体輝度が増灯条件を満たせば発光量を増加させ、被写体輝度が減灯条件を満たせば発光量を減少させる増減灯処理を繰り返し実施する制御部として機能する。
本実施形態によれば、予め設定された判定基準を超えるような激しい動きのパンニングではパンニングが落ち着いて予め設定された判定基準を超えないようになってから、もしくは、予め設定された判定基準を超えないような穏やかな動きのパンニング中には、ムービーライト181の光も含むその時点の被写体輝度に応じてムービーライト181の発光量が調整されるので、適切な光量下で動画撮影が行われ得るため、動画像の質が悪化することがない。
本実施形態では、ライト発光量制御処理におけるパンニングの検出、発光量の調整は333msごとに行われる。この周期は、上述の通りライトユニット180の調光分解能に応じて決められている。ここで、ライトユニット180の調光分解能に応じて発光量変更動作の周期が決められることで、単位時間当たりの発光量変化量、すなわち発光量変化速度が、ライトユニット180の特性に関わらず一定となる。この速度が取得される動画において最も見栄えがいい値に設定されることで、発光量変化について違和感なく見栄えのいい動画が取得され得る。
なお、本実施形態では輝度取得IC105は、撮像された画像に基づいて被写体輝度を算出している。しかしながら、これに限らない。例えば、ボディユニット100に露出計が別途設けられ、この露出計の出力に基づいて被写体輝度が算出されてもよい。なお、本実施形態のように取得された画像に基づいて絞り値及びシャッタスピード等の露光条件が決定される撮像装置の場合、ライトユニット180の発光量の調整にも画像に基づいて算出された被写体輝度が利用されることで、装置の構成が単純化され得る。
[第二の実施形態]
本発明の第二の実施形態について図12乃至図14を参照して説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、第一の実施形態では、角速度センサを使用し、増灯時の安定待ち時間を2秒、減灯時の安定待ち時間を約1.7秒としたが、第二の実施形態では、第一の実施形態と同じく角速度センサを使用し、ジャイロセンサ出力が所定範囲を超えている場合には、増灯時の安定待ち時間を2秒、減灯時の安定待ち時間を約1.7秒とし、一方、ジャイロセンサ出力が所定範囲を超えていない場合には、増灯時の安定待ち時間を約1.3秒、減灯時の安定待ち時間を約1秒とした例を示す。
本発明の第二の実施形態について図12乃至図14を参照して説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、第一の実施形態では、角速度センサを使用し、増灯時の安定待ち時間を2秒、減灯時の安定待ち時間を約1.7秒としたが、第二の実施形態では、第一の実施形態と同じく角速度センサを使用し、ジャイロセンサ出力が所定範囲を超えている場合には、増灯時の安定待ち時間を2秒、減灯時の安定待ち時間を約1.7秒とし、一方、ジャイロセンサ出力が所定範囲を超えていない場合には、増灯時の安定待ち時間を約1.3秒、減灯時の安定待ち時間を約1秒とした例を示す。
本実施形態に係るライト発光量制御処理は、図4を参照して説明した第一の実施形態に係るライト発光量制御処理と同様である。本実施形態に係る調光判断処理について図12を参照して説明する。
ステップS205で実行される調光判断処理について図12を参照して説明する。この調光判断処理は、図12に示すように、ステップS701乃至ステップS706と、ステップS708乃至ステップS711は、それぞれ図5を参照して説明した調光判断処理のステップS401乃至ステップS406と、ステップS408乃至ステップS411に相当する。
はじめにBμcom101は、ステップS701の処理を実行し、図5で説明した内容に従い、ステップS706まで処理を進める。ステップS406では、変数「増減灯処理」を0にする。
次にBμcom101は、ステップS707において、処理回路124から出力されるジャイロセンサ信号を検出してジャイロセンサ信号が予め設定された範囲内かどうかを判断する。ジャイロセンサ信号が所定範囲内ならば、パンニングがないと判断してステップS712に進み、一方、ジャイロセンサ信号が所定範囲を超えている場合には、パンニングしていると判断し、ステップS708へ進み、点灯カウンタが6以上であるか否かを判定する。点灯カウンタが6以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS709において変数「増減灯処理」を1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS708の判定で点灯カウンタが6以上でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS710において点灯カウンタが−5以下であるか否かを判定する。点灯カウンタが−5以下であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS711において変数「増減灯処理」を−1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS410の判定で点灯カウンタが−5以下でないと判定されたとき、処理はライト発光量制御処理に戻る。
上記ステップS707の判定で、ジャイロセンサ信号が所定範囲内と判定された場合、Bμcom101は、ステップS712において点灯カウンタが4以上であるか否かを判定する。点灯カウンタが4以上であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS713において変数「増減灯処理」を1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS712の判定で点灯カウンタが4以上でないと判定されたとき、Bμcom101は、ステップS714において点灯カウンタが−3以下であるか否かを判定する。点灯カウンタが−3以下であると判定されたとき、Bμcom101は、ステップS715において変数「増減灯処理」を−1に設定する。その後、処理はライト発光量制御処理に戻る。ステップS414の判定で点灯カウンタが−3以下でないと判定されたとき、処理はライト発光量制御処理に戻る。
このように、ジャイロセンサ信号が所定範囲をを超えている場合には、ブレ量が大きいいため、パンニングしていると判断し、変数「点灯カウンタ」を0、変数「増減灯処理」を0にすることにより、増灯、減灯処理に進まない結果となる。
本実施形態による動作のタイミングチャートを図13に示す。図13では、図10の説明と同様、左から右にパンニングをした後、右から左にパンニングした例をタイミングチャートにして説明する。図13のパンニングの例では、激しいパンニングをしたためにジャイロセンサの出力が継続して大きく、判定基準を超えたままとなり、落ち着いた後、しばらくしてから、右から左に激しくパンニングしたため、ジャイロセンサの出力が大きくしばらくの間、継続して判定基準を超えている点が図10と異なる。
図13においても図10と同様に上段は被写体輝度、中段はムービーライト181の発光量、下段はジャイロセンサの出力を示す。図13に示す例においても初めはムービーライト181が消灯しているものとする。被写体輝度が増灯輝度を下回って(t51)から333msの1周期分経過したところでパンニングしていて、ジャイロセンサの出力がプラスの判定基準(+)を越えている。そして、6周期分すなわち2秒経過すると、ムービーライト181はまず最小発光量で発光する(t53)。その後、被写体輝度が増灯輝度を下回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が増加し、増灯輝度を超えたら発光量の増加は止まる(t54)。
パンニングが始まり(t55)ジャイロセンサの出力がマイナスの判定基準(−)を越えて継続する。ほぼ同時に被写体輝度が上昇し、減灯輝度を超えて(t56)から、333msの5周期分すなわち約1.7秒経過する(t58)と、被写体輝度が減灯輝度を上回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が減少する(t59)。ここで、被写体輝度が減灯輝度を上回っていても消灯輝度未満であれば、ムービーライト181の発光量は最小輝度までしか減少させられない。そして、被写体輝度が消灯輝度を上回ったら、ムービーライト181は消灯させられる(t60)。
このように、ジャイロセンサ出力が判定基準の範囲を超えていても点灯カウンタがリセットされ続けないので、ムービーライト181の調光が開始される点が、第一の実施形態とは異なる。
本実施形態による別の動作のタイミングチャートを図14に示す。図14では、図13の説明と同様、左から右にパンニングをした後、右から左にパンニングした例をタイミングチャートにして説明する。図14のパンニングの例では、穏やかにパンニングをしたためにジャイロセンサの出力は小さく、判定基準を超えない。さらにしばらくしてから、右から左に穏やかにパンニングしたため、ジャイロセンサの出力が小さく判定基準を超えない点が図13と異なる。
図14においても図10と同様に上段は被写体輝度、中段はムービーライト181の発光量、下段はジャイロセンサの出力を示す。図14に示す例においても初めはムービーライト181が消灯しているものとする。被写体輝度が増灯輝度を下回って(t71)から333msの1周期分経過したところでパンニングが始まるが、ジャイロセンサの出力はプラスの判定基準(+)を越えない。そして、4周期分すなわち約1.3秒経過すると、ムービーライト181はまず最小発光量で発光する(t72)。その後、被写体輝度が増灯輝度を下回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が増加し、増灯輝度を超えたら発光量の増加は止まる(t73)。
逆方向のパンニングが始まりジャイロセンサの出力がマイナスの判定基準(−)を越えなくて継続する。次に被写体輝度が上昇し、減灯輝度を超えてから、333msの3周期分すなわち1秒経過する(t74)と、被写体輝度が減灯輝度を上回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が減少する(t75)。ここで、被写体輝度が減灯輝度を上回っていても消灯輝度未満であれば、ムービーライト181の発光量は最小輝度までしか減少させられない。そして、被写体輝度が消灯輝度を上回ったら、ムービーライト181は消灯させられる(t76)。
このように、予め設定された判定基準を超えるような激しい動きのパンニングでは被写体輝度が増灯輝度を上回るか、被写体輝度が減灯輝度を下回っても長めの安定時間待ってからムービーライト181の光も含むその時点の被写体輝度に応じてムービーライト181の発光量が調整され、一方、予め設定された判定基準を超えないような比較的穏やかな動きのパンニングや、三脚などに固定されている場合では被写体輝度が増灯輝度を上回るか、被写体輝度が減灯輝度を下回っても短めの安定時間待ってからムービーライト181の光も含むその時点の被写体輝度に応じてムービーライト181の発光量が調整されるので、迅速で適切な光量下で動画撮影が行われ得るため、動画像の質が悪化することがない。また、激しい動きのパンニングや手振れが継続しても、ムービーライト181の調光が開始される点が、第一の実施形態とは異なる。
[第三の実施形態]
本発明の第三の実施形態について図15と図16に従って説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、第一実施例では、角速度センサを使用した例を示したが、第三実施例では、角速度センサの代わりに加速度センサを使用しカメラのパンニングを検出する例を示す。
本発明の第三の実施形態について図15と図16に従って説明する。ここでは、第一の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、第一実施例では、角速度センサを使用した例を示したが、第三実施例では、角速度センサの代わりに加速度センサを使用しカメラのパンニングを検出する例を示す。
本実施形態に係る撮像装置の構成の概略を図15に示す。ボディユニット100は、加速度センサ125と、増幅回路126、処理回路127を有している。加速度センサ125は、重力の方向とボディユニット100に加わった加速度を検出する。増幅回路126は振幅の小さな加速度センサの信号を増幅する。処理回路127は、オフセット演算、AD変換機能を有し、加速度センサ125から出力された信号をAD変換部のダイナミックレンジに収まるように増幅回路123の出力信号から所定のオフセット量を除去した後、A/D変換し、除去されたオフセット量を加算したデジタル信号、つまり加速度信号を出力する。
処理回路127から出力された加速度信号はBμcom101に接続され、Bμcom101の制御下でボディユニット100のブレ量を検出する。動画撮影中にこの加速度信号を繰り返し検出し、この加速度信号が予め決めた判断基準よりも高いか低いかでユーザーが撮像装置1の撮影範囲を変える、いわゆるパンニングを行なっているか、手持ちでも同じ撮影範囲に向けている、もしくは三脚などに固定しているかを判断する。
本実施形態による動作のタイミングチャートを図13に示す。この図において上段は被写体輝度を示し、中段はムービーライト181の発光量、すなわちムービーライト181に入力される電流量を示し、下段は加速度センサの出力で処理回路127の出力、すなわち加速度信号を示す。この図に示す例において初めはムービーライト181が消灯しているものとする。
図13では、撮像装置1を左から右にパンニングをした後、右から左にパンニングした例をタイミングチャートにして説明する。撮像装置1を左から右にパンニングした際に発生する加速度センサ出力信号をプラス、パンニングを停止した際に発生する加速度信号をマイナス、一方、右から左にパンニングした際に発生する信号をマイナス、パンニングを停止した際に発生する加速度信号をプラスとして説明する。図13の説明では、左から右にパンニングした際と停止した際に大きく加速度信号が発生し、しばらくして右から左にパンニングした際と停止した際にも大きく加速度信号が発生した場合を想定した図である。
被写体輝度が増灯輝度を下回ってから333msの1周期分経過したところ(t31)で加速度信号がプラスの判定基準(+)を越えていることを検出したとすると、点灯カウンタは0にクリアされ、その後、加速度信号がマイナスの判定基準(−)を越えていることを検出した(t32)とすると、点灯カウンタは0にクリアされ、加速度信号は判定基準内に収まっていることを検出(t33)した後、6周期分すなわち2秒経過すると、ムービーライト181はまず最小発光量で発光する(t34)。その後、被写体輝度が増灯輝度を下回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が増加し、増灯輝度を超えたら発光量の増加は止まる(t35)。
さらに被写体輝度が上昇し、減灯輝度を超えたとき(t36)に加速度信号がマイナスの判定基準(−)を越えていることを検出したとすると、点灯カウンタは0にクリアされ、その後、加速度信号がプラスの判定基準(+)を越えていることを検出した(t37)とすると、点灯カウンタは、再び0にクリアされ、加速度信号は判定基準内に収まっていることを検出(t38)した後、333msの5周期分すなわち約1.7秒経過すると、被写体輝度が減灯輝度を上回っている間は、調光分解能(1/3段)の1ステップ分ずつ発光量が減少する(t39)。ここで、被写体輝度が減灯輝度を上回っていても消灯輝度未満であれば、ムービーライト181の発光量は最小輝度までしか減少させられない。そして、被写体輝度が消灯輝度を上回ったら、ムービーライト181は消灯させられる(t40)。
ジャイロセンサの出力や、加速度センサの出力のように比較的短い期間の出力信号は333msの周期では検出しきれないことがあるので、判定基準の範囲を超えると割り込み信号を発生させて、範囲を超えたことを検出する方法で検出を可能にする。
このように、パンニングの開始と終了、手振れによって発生する加速度を検出してムービーライト181の調光の開始を遅らせるようにすることで、良好な動画撮影を実現することができる。
このように、パンニングの開始と終了、手振れによって発生する加速度を検出してムービーライト181の調光の開始を遅らせるようにすることで、良好な動画撮影を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても、発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ、発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100…ボディユニット、101…ボディ制御用マイクロコンピュータ、102…画処理IC、103…顔検出IC、104…SDRAM、105…輝度取得IC、110…撮像素子駆動IC、111…撮像素子、120…シャッタユニット、121…シャッタ制御駆動回路、122…角速度センサ、123…増幅回路、124…処理回路、125…加速度センサ、126…増幅回路、127…処理回路、130…通信コネクタ、131…記録メディア、140…液晶モニタ、150…カメラ操作スイッチ、160…通信コネクタ、180…ライトユニット、181…ムービーライト、182…電流制限回路、183…ライト制御用マイクロコンピュータ、185…ライト用通信コネクタ、200…レンズユニット、201…レンズ制御用マイクロコンピュータ、202…絞り駆動機構、203…絞り、204…レンズ駆動機構、210a、210b…撮影レンズ。
Claims (5)
- 被写体の画像を連続的に取得する画像取得部と、
前記被写体の輝度を被写体輝度として取得する輝度取得部と、
発光量が可変である照明部と、
撮像方向の変化量を検出するパンニング検出部と、
前記輝度取得部から前記被写体輝度を取得して、前記パンニング検出部の撮像方向の変化量が所定値以下の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を繰り返し実施する制御部と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記パンニング検出部の撮像方向の変化量はブレ検出センサにより検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 被写体の画像を連続的に取得する画像取得部と、
前記被写体の輝度を被写体輝度として取得する輝度取得部と、
発光量が可変である照明部と、
ブレ量を検出するブレ検出部と、
前記輝度取得部から前記被写体輝度を取得して、前記ブレ検出部のブレ量が所定値以下の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を繰り返し実施する制御部と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御部は、
ブレ量が所定値以上の場合には第1の所定回数連続して前記被写体輝度が前記増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、一方、ブレ量が所定値未満の場合には第2の所定時間連続して前記被写体輝度が前記増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、
ブレ量が所定値以上の場合には第3の所定時間連続して前記被写体輝度が前記減灯条件を満たせば前記発光量を減少させ、一方、ブレ量が所定値未満の場合には第4の所定時間連続して前記被写体輝度が前記減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる
ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。 - 被写体の画像を連続的に取得することと、
前記被写体の輝度を被写体輝度として取得することと、
ブレ量を取得することと、
前記ブレ量が所定範囲内の場合に、前記被写体輝度が増灯条件を満たせば前記発光量を増加させ、前記被写体輝度が減灯条件を満たせば前記発光量を減少させる増減灯処理を実施することと、
を具備し、
前記ブレ量を取得すること、前記被写体輝度を取得すること、前記増減灯処理を実施することとを繰り返し行う
ことを特徴とする撮像のための照明方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012092242A JP2013223038A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 撮像装置及び撮像のための照明方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013223038A true JP2013223038A (ja) | 2013-10-28 |
Family
ID=49593742
Family Applications (1)
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JP2012092242A Pending JP2013223038A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 撮像装置及び撮像のための照明方法 |
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JP (1) | JP2013223038A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017091291A (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-25 | カシオ計算機株式会社 | 画像評価装置、画像評価方法及びプログラム |
CN110959166A (zh) * | 2017-10-13 | 2020-04-03 | 索尼公司 | 信息处理设备、信息处理方法、信息处理系统、显示设备和预订系统 |
WO2023090142A1 (ja) * | 2021-11-19 | 2023-05-25 | シャープ株式会社 | 撮像装置 |
-
2012
- 2012-04-13 JP JP2012092242A patent/JP2013223038A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110959166B (zh) * | 2017-10-13 | 2024-04-30 | 索尼公司 | 信息处理设备、信息处理方法、信息处理系统、显示设备和预订系统 |
US12020180B2 (en) | 2017-10-13 | 2024-06-25 | Sony Corporation | Information processing device, information processing method, information processing system, display device, and reservation system |
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