JP2023159420A - 多周波数金属検知器を動作させるための方法および多周波数金属検知器 - Google Patents

多周波数金属検知器を動作させるための方法および多周波数金属検知器 Download PDF

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Abstract

【課題】多周波数金属検知器を動作させるための改善された方法、およびこの方法に従って動作する改善された多周波数金属検知器を提供すること。【解決手段】金属検知器(1)は、製品内に電磁場を生成するための駆動コイル(L61)と、製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイル(L62、L63)と、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を有する変換器(4)を備える多周波数送信器装置(10)とを備えており、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)は、駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)が駆動電流(iD)を駆動コイル(L61)に交互に伝導し、その結果、生成された電磁場が2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)を呈するような動作命令に従って駆動制御装置(2)によって駆動される。【選択図】図1a

Description

[0001]本発明は、多周波数金属検知器を動作させるための方法、およびこの方法に従って動作する多周波数金属検知器に関する。
[0002]米国特許出願公開第20120206138(A1)号に記載されるように、金属検知器は、望ましくない金属汚染を検知して除去するために使用される。正しく設置および動作されると、金属検知器は、金属汚染を低減し食品安全を改善することに役立つ。最新の金属検知器は、駆動信号を受信し製品内に電磁場を生成する駆動コイルと、生鮮および冷凍食品などの幅広い種類の製品中の鉄、非鉄、およびステンレス鋼など、製品中の金属粒子の存在によって引き起こされる磁場内の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイルとを有するコイルシステムを備える探索ヘッドを利用する。
[0003]「平衡コイル」の原理に従って動作する金属検知システムは、典型的には、駆動コイル、および各々が互いと正確に平行である、非金属フレームに巻き付けられる2つの同一の検知コイルという3つのコイルを備える。検知コイルは、典型的にはそれらの間の中心に駆動コイルを包囲し、これら検知コイルが同一であるため、同一電圧がそれらの各々において誘起される。システムが均衡状態にあるときゼロである出力信号を受信するために、第1の受信コイルは、逆巻きの巻線を有する第2の受信コイルと直列に接続される。故に、同一の振幅および逆の極性である、受信コイルにおいて誘起される電圧は、システムが均衡状態にあり、かつ観察される製品中に汚染が存在しない場合には互いを相殺する。
[0004]しかしながら、金属の粒子がコイル配列を通過するとすぐに、電磁場は、まず一方の検知コイル近く、次いで他方の検知コイル近くで妨害される。金属の粒子は、検知コイルを通じて搬送されながら、各検知コイルにおいて誘起される電圧が(ナノボルトだけ)変化する。均衡状態におけるこの変化は、検知コイルの出力における信号を結果としてもたらし、この信号は、受信装置内で、処理され、増幅され、その後、観察される製品中の金属汚染の存在を検知するために使用され得る。
[0005]典型的な金属検知器では、受信装置内に提供される信号処理チャネルが、この受信信号を、互いから90°離れる2つの別個の成分に分割する。合成ベクトルは、大きさおよび位相角を有し、これは製品、およびコイルシステムを通じて伝達される汚染物質には典型的である。金属汚染物質を特定するために、「製品効果」は除去または低減される必要がある。製品の位相が知られている場合には、対応する信号ベクトルが低減され得る。このようにして信号スペクトルから望ましくない信号を排除することが、金属汚染物質から生じる信号に対するより高い感受性をもたらす。
[0006]したがって、信号スペクトルから望ましくない信号を排除するために適用される方法は、金属汚染物質、製品、および他の妨害物が磁場に対して異なる影響を有するため、結果として生じる信号は位相が異なるという事実を利用する。金属または製品によって引き起こされる信号は、コイルシステムを通過するときに、測定された物体の導電率および透磁率に従って、2つの成分、具体的には抵抗成分およびリアクタンス成分に分割され得る。フェライトによって引き起こされる信号は、主としてリアクタンス性であるが、ステンレス鋼からの信号は、主として抵抗性である。伝導性である製品は、典型的には、強い抵抗成分を有する信号を引き起こす。位相検知器を用いて異なる起源の信号成分の位相を区別することにより、製品および汚染物質に関する情報を得ることが可能になる。上記
信号成分または位相および振幅は、適用される駆動信号の周波数に応じて変化し、この適用される駆動信号は、金属汚染物質の信号成分が観察される製品信号の信号成分と位相がずれるように選択される。
[0007]米国特許第8473235号は、駆動コイルに接続され、かつ駆動制御装置によって駆動される複数のスイッチを備える駆動回路を有する金属検知器を開示しており、この複数のスイッチは、駆動コイルを既定の動作周波数で駆動させるために電位差をまたいで駆動コイルを交互に接続する。この駆動制御装置は、1Hz増分で40~900KHzの範囲内で選択可能であり得る任意の単一の動作周波数を得るように複数のスイッチを動作させるようにプログラムされ得る。しかしながら、方形波(または、コイルのインダクタンスに起因する台形波)によってコイルシステムを駆動することは、同調回路によって生成される従来型の正弦波信号と比較して、大量の比較的高いエネルギー高調波を発生させる。これらの高調波の悪影響を回避するために、本装置は、コイルシステムから信号を得るための検知回路を備え、この検知回路は、一般的には最も望ましくないと見なされる上記の妨害高調波を除去する低域フィルタに結合された位相感応性検知器を備える。
[0008]1つの動作周波数は、1つの特定の金属汚染物質に好適であり得るが、同じ周波数が、他の金属汚染物質については所望の結果をもたらさない場合がある。製品および潜在的な汚染物質に従って選択される2つ以上の送信周波数を同時に使用することにより、動作周波数を切り替えることなく、2つ以上の異なる金属汚染物質に関するより正確な情報を得ることが可能になる。
[0009]米国特許第8159225号は、多周波数送信器を有する多周波数金属検知器、および、各々が異なる基本周波数を有する少なくとも2つの矩形波信号を生成すること、選択された矩形波信号を混合して、2つの選択された矩形波信号の基本周波数の畳み込みに対応する周波数で、比較的強い大きさを有する異なる周波数成分を含有するスイッチング信号を作り出すことによって多周波数駆動信号を生成するための方法を開示する。ここでも、所望の周波数成分に加えて、除去または抑制される必要のある他の周波数成分が存在する。
[0010]米国特許第8159225号は、デジタル駆動スイッチング信号が、金属検知器の駆動コイルに接続されたフルブリッジスイッチングパワーステージに適用されるということをさらに開示する。フルブリッジスイッチングパワーステージは2つのハーフブリッジからなり、各々が、デジタルスイッチング信号で駆動される1つのハーフブリッジおよび反転デジタルスイッチング信号で駆動される他方のハーフブリッジという2つのハーフブリッジスイッチを備える。フルブリッジスイッチングパワーステージのハーフブリッジスイッチ内の電流は、駆動コイル内を流れる電流に対応する。故に、駆動コイル内の高電流では、ハーフブリッジスイッチは、この高いコイル電流を送達することができることが求められる。したがって、多周波数送信器は、それに応じて寸法決定および構築されなければならず、これにはかなりの費用が伴う。
米国特許出願公開第20120206138(A1)号 米国特許第8473235号 米国特許第8159225号
Sarbari DasおよびManish Bharat、Implementation of IGBT series resonant inverters using pulse-density modulation、International Journal of Industrial Electronics and Electrical Engineering、第3巻、第2号、2015年2月 M.J.Grimble、M.A.Johnson、Jian Sun、Advances in industrial Control、Springer-Verlag London Limited2012、第2章
[0011]したがって、本発明は、多周波数金属検知器を動作させるための改善された方法、およびこの方法に従って動作する改善された多周波数金属検知器を提供するという目的に基づく。
[0012]本発明の方法および多周波数金属検知器は、有利には、少なくとも2つの異なる周波数成分を有する多周波数駆動信号を作り出すことを可能にするものとする。フィルタ回路は、回避されるか、または少なくとも低減されるものとする。
[0013]さらに、多周波数駆動信号の周波数は、好ましくは、金属検知器が幅広い製品および潜在的な汚染物質に対して柔軟に使用され得るように必要に応じて選択可能であるものとする。
[0014]金属検知器には、改善された効率性を有し、構造的に単純であり、低減された費用で構築され得、かつ駆動コイルに送達されるコイル電流を最大限にすることを可能にする、改善された多周波数送信器が装備されるものとする。
[0015]本発明の方法および金属検知器は、送信器装置内の電流を比較的低く維持しながら駆動コイル内に高駆動電流を作り出すことを可能にするものとし、その結果、送信器回路は、それに応じて、例えば低減された電力性能および費用で、寸法決定され得る。
[0016]本発明の第1の幅広い態様において、金属検知器を動作させるための方法であって、金属検知器が、製品内に電磁場を生成するための駆動コイルと、製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイルと、複数の駆動スイッチを有する変換器4を備える多周波数送信器装置とを備えており、複数の駆動スイッチは、駆動スイッチが駆動電流を駆動コイルに交互に伝導し、その結果、生成された電磁場が2つ以上の異なる周波数成分を呈するような動作命令に従って駆動制御装置によって駆動される、金属検知器を動作させるための方法が提供される。
[0017]2つ以上の異なる周波数成分を有する電磁場は、
- 少なくとも2つの異なる周波数成分について駆動電流の波形を決定するステップと、- 駆動電流の規定された波形に対応する、少なくとも1つのパルスシーケンス信号(以下PXM信号と呼ばれる)を決定するステップと、
- 提供された動作命令に従って、オンラインで決定されるか、またはメモリモジュール内に格納される、少なくとも1つの決定されたPXM信号を選択するステップと、
- 決定されたPXM信号を生成および印加して、送信器装置の駆動スイッチを制御し、それにより規定された波形を有する駆動電流を生成するステップと、によって達成される。
[0018]少なくとも1つのPXM信号、好ましくはパルス幅変調されたまたはパルス密度変調された信号が決定され得、次いで後の使用のためにメモリ内に格納され得る。しかしながら、金属検知器が、製品および汚染物質にオンラインで同調され得るか、製品および汚染物質の変化にオンラインで適合され得るように、好ましくは、PXM信号は、オンラインで決定および生成される。したがって、ユーザは、自分の個人的な要件に従って金属検知器を調整することができる。
[0019]Sarbari DasおよびManish Bharat、Implementation of IGBT series resonant inverters
using pulse-density modulation、International Journal of Industrial Electronics and Electrical Engineering、第3巻、第2号、2015年2月は、パルス密度変調がアナログ信号をデジタルデータで表すために使用される変調の形式であると説明する。PDMにおいては、特定の振幅値の代わりに、パルスの相対密度が、アナログ信号の振幅に対応する。
[0020]パルス幅変調技術は、M.J.Grimble、M.A.Johnson、Jian Sun、Advances in industrial Control、Springer-Verlag London Limited2012、第2章に説明される。原則として、PWM信号は、参照信号を、キャリア信号、例えば、のこぎりキャリア、反転のこぎりキャリア、または三角形キャリアと比較することによって作り出され得る。したがって、駆動電流の好ましくは数学的に決定された波形は、キャリア信号、例えば、のこぎりまたは三角形キャリアと比較される参照信号として使用され得る。
[0021]変換器の駆動スイッチ、好ましくは、電力FET装置は、例えば、ブリッジ回路またはハーフブリッジ回路として配置され得る。第1の実施形態において、駆動スイッチは、片側は第1の電圧電位、例えば駆動電圧に、反対側は第2の電圧電位、例えば接地電位に接続される第1および第2のブランチであって、各々が、負荷として機能する駆動コイルの第1または第2の端にそれぞれ接続された第1または第2の中心タップを備える第1および第2のブランチ、を備える全波ブリッジまたはHブリッジとして配置される。駆動スイッチの第1の対は、第1のブランチ内に配置され、第1の中心タップにおいて互いに接続され、駆動スイッチの第2の対は、第2のブランチ内に配置され、第2の中心タップにおいて互いに接続される。次いで、駆動スイッチは、駆動コイルの第1および第2の端が、第1および第2の電圧電位に交互に接続されるように制御される。すなわち、片側の第1のブランチの上方部および第2のブランチの下方部、ならびに反対側の第1のブランチの下方部および第2のブランチの上方部が、交互に活動状態にされ、このようにして既定の形状または波形で、駆動コイルを通る交流電流を導く。
[0022]第2の実施形態において、第1および第2の駆動スイッチは、片側において第1の電圧電位、例えば、第1の駆動電圧、および反対側において第2の電圧電位、例えば、第2の駆動電圧に接続されるハーフブリッジ回路を形成する。第1および第2の駆動スイッチは、ハーフブリッジ回路の中心タップにおいて接続され、中心タップに接続される駆動コイルの第1の端が第1の電圧電位および第2の電圧電位に交互に接続可能であるように制御可能である。
[0023]駆動スイッチは、既定のPXM信号を用いて、または2つ以上のPXM信号によって作動される。1つのみのPXM信号が提供される場合には、このPXM信号は、個々の駆動スイッチが正確に作動されるように、直接、またはインバータを介して、駆動スイッチに印加される。2つのPXM信号が提供される場合には、好ましくは増幅器を備える駆動回路は、単純化され得る。
[0024]好ましい実施形態において、2つ以上の異なる周波数成分について駆動電流の形状または波形を決定するステップは、少なくとも2つの異なる周波数成分のうちの1つに関して個々に電流成分を重畳することを含む。そのような周波数成分は、正弦波であり得、奇数および/または偶数高調波であり得る。故に、時間領域内の駆動電流の関数は、例えば対応するプログラムモジュールによって、数学的に決定され得る。PXM信号は、事前に決定され得るか、またはユーザが新しい動作周波数が周波数成分であると選択するときにいつでも、決定され得る。
[0025]したがって、金属検知器のユーザは、どの周波数または周波数成分が潜在的な汚染物質または金属粒子を検知するのに好適であるかを決定することができる。次いで、各周波数成分について信号機能または駆動電流が、時間領域内の各周波数成分の重畳によって決定される。基本角周波数、すなわち、第1の周波数成分は、ωである。以下の式において、残りの角周波数は、3番目、7番目、および17th番目の高調波として選択される。4つの各周波数成分の重みは、周波数に関して逆比例を有する。
i(ωt)=Isin(ωt)+I/3sin(3ωt)+I/7sin(7ωt)+I/17sin(17ωt)
[0026]金属検知器のユーザは、好ましくは、2つ以上の異なる周波数成分の異なるセットについて任意の数の駆動電流の波形を決定することができる。したがって、異なる製品および/または異なる潜在的な汚染物質について、ユーザは、周波数成分の好適なセットを有する駆動電流の波形を選択し得る。すなわち、ユーザは、検知プロセスを継続的に最適化することができる。
[0027]駆動電流の好ましくは数学的に決定された波形に対応するPXM信号は、周波数領域内に所望の周波数成分のみが現れるように、所望の精度を有する様々なやり方で決定され得る。妨害周波数成分が残っている場合には、そのような妨害周波数成分は、検知コイルからの信号および送信器装置からの参照信号を受信する位相検知器の前または後に位置するフィルタによって抑制され得る。
[0028]好ましい実施形態において、パルスシーケンスまたはPXM信号は、駆動電流の決定された波形の最大値および最小値ならびに三角形または台形信号の最大値および最小値が互いに対応する、および/または一致するように、三角形または台形信号を、好ましくは数学的に決定された駆動電流の波形に近似することによって得られる。次いで、PXM信号の立ち下りおよび立ち上がりエッジのスイッチング角が、三角形または台形信号の最大値および最小値において順次規定される。三角形または台形信号の近似は、好ましくは、駆動電流の決定された波形の最小値または最大値および三角形または台形信号の最大値または最小値が同一の位置で重複するようなやり方でなされる。この形態学上の近似の基本的な概念は、2つの信号が同様の時間領域波形を有する場合には、それらは同様の振幅スペクトルを共有するものとするというものである。代替的に、PWMまたはPDM法のうちの1つが、パルスシーケンス信号を得るために使用され得る。
[0029]さらに好ましい実施形態において、選択された周波数成分について駆動電流の波形を好ましくは数学的に決定するための、および対応するPXM信号を決定するための説明されるプロセスは、金属検知器内に提供されるプロセッサおよび対応するプログラムによって自動的に実行される。したがって、金属検知器のユーザは、2つ以上の好適な周波数成分を自由に選択することができ、その後、上記プロセッサおよびプログラムが、PXM信号またはPXM信号の関連スイッチング角を決定する。代替的に、標準動作周波数のセットのスイッチング角は、駆動制御装置内でしっかりとプログラムされて格納され、実行される工業または非工業プロセスに従って選択され得る。
[0030]エンボス周波数成分の駆動電流の波形は、好ましくは、駆動電流の波形内に存在する最低周波数を有する周波数成分の1つのサイクル持続時間にわたって決定される。駆動電流のこの時間セグメントは、連続駆動電流のすべての情報を含む。したがって、実際の駆動電流は、PXM信号の対応するシーケンスの繰り返される印加によって、駆動電流内に含まれる最低周波数の期間にわたって駆動電流の好ましくは数学的に決定された波形を順次繰り返すことによって生成され得る。
[0031]駆動電流は、変換器によって提供される駆動電流および駆動コイルに送達されるコイル電流が同一であるように、駆動コイルに直接供給され得る。しかしながら、好ましい実施形態において、駆動電流は、アドミタンス装置を介して駆動コイルに供給され、このアドミタンス装置は、駆動コイルと一緒に、駆動電流の2つ以上の異なる周波数成分内で活動状態にある共振回路を形成する。アドミタンス装置および駆動コイルの共振回路を駆動電流の周波数成分に同調すること、またはその逆によって、駆動コイル内に現れる電流は、駆動スイッチまたは電力FETを通って流れる駆動電流よりも著しく大きくなる。電力FETを有する多周波数送信器装置は、駆動コイル内の実際に必要とされる電流よりも小さい電流のために寸法決定され得る。さらに、変換器の出力インピーダンスが、共振回路を適切に同調することにより高いとき、製品中の汚染物質を検出するのに望ましい周波数成分のレベルは増大される一方、他の望ましくない周波数成分は、増大されること、または低減されることさえもなく、こうして、得られた信号の信号対雑音比および金属検知器の感応性を改善する。
[0032]好ましい実施形態において、アドミタンス装置は、少なくとも、駆動コイルと一緒に第1の共振回路を形成する、第1のコンデンサおよび第1のインダクタを有する第1のブランチ、ならびに駆動コイルと一緒に第2の共振回路を形成する、第2のコンデンサおよび第2のインダクタを有する第2のブランチを備える。好ましくは、ブランチならびに/または個々のコンデンサおよびインダクタは、駆動電流内でエンボスされた周波数成分に対応する個々の共振回路を確立するために、個々に、またはグループで、駆動コイルに接続され得る。
[0033]最も好ましくは、周波数成分の特定のセットを有する格納されたPXM信号のうちの1つおよびアドミタンス装置内の対応する共振回路は、金属検知器のユーザによって共同で選択可能である。このやり方では、金属検知器は、製品および汚染の任意の組み合わせのために瞬時に最適化され得る。
[0034]片側で多周波数駆動電流を作成し、反対側でアドミタンス装置を使用するための方法およびデバイスの実装形態は、組み合わせて実施されるときに特に有利であるが、互いに独立して実施されるときにも著しい改善を提供する。すなわち、駆動コイルと一緒に2つ以上の個別に同調される共振回路を形成する本発明のアドミタンス装置は、多周波数駆動電流が別の方法に従って得られる金属検知器内でも有利に適用され得る。
[0035]本発明の詳細な態様および例は、図面を参照して以下に説明される。
ブリッジのためである、かつ、駆動制御装置2によって提供される、以下PXM信号と呼ばれる、選択可能なパルス幅またはパルス密度変調された信号sPXMを用いて制御され、かつ、アドミタンス装置5を介して駆動コイルL61に駆動電流iを提供する、4つの駆動スイッチS41、S42、S43、S44を有する変換器4を備える、本発明の金属検知器1を示す図である。 ハーフブリッジを形成し、かつ、駆動制御装置2によって提供される選択可能なPXM信号sPXMを用いて制御され、かつ、駆動電流iを、アドミタンス装置5を介して駆動コイルL61に提供する、2つの駆動スイッチS41、S42を有する変換器4を備える、図1aの金属検知器1を示す図である。 駆動スイッチS41、S42を制御するために使用される第1のPXM信号sPXM1および駆動スイッチS43、S44を制御するために使用される対応する第2のPXM信号sPXM2を提供する駆動制御装置2を装備した、図1aの金属検知器1を示す図である。 各々が周波数成分の特定のセットを備える複数の格納されたPXM信号sPXMのうちの1つを選択することを可能にする駆動制御装置2を装備し、選択されたPXM信号sPXMの周波数成分に同調される共振回路を作成するために、各々が少なくとも1つのコンデンサC51、C52、C5n、および少なくとも1つのインダクタL51、L52、L5nを備える複数のブランチのうちの少なくとも1つを、駆動コイルL61に選択的に接続することを可能にするアドミタンス装置5を有する、図1aの金属検知器1を示す図である。 駆動電流iの数学的に決定された波形または4つの周波数成分ω、3ω、7ω、および17ωを含むi(ωt)ならびに駆動電流i(ωt)の決定された波形への三角形信号iDAの近似によって決定される関連PXM信号sPXMを示す図である。 図1a、図1b、図2、および図3の金属検知器の完全な周波数スペクトルについて、駆動コイルL61内のコイル電流iL61、アドミタンス装置5のブランチ内の電流iL51、iL52、および変換器装置4内の駆動スイッチS41、S42、S43、S44によって送達される駆動電流iを示し、駆動電流iの周波数成分fD1、fD2がアドミタンス回路5の共鳴(共振)周波数fRES1、fRES2に設定される場合、駆動電流iがコイル電流iL61よりも著しく低いことを示す図である。
[0036]図1aは、送信器装置10と、受信器装置11と、送信器装置10の出力に接続された駆動コイルL61、ならびに一方の端が接地電位に、および他方の端が受信器装置11の入力ステージに接続された2つの検知コイルL62およびL63を有する平衡コイルシステム6とを備える発明の金属検知器1の第1の実施形態を示す。入力ステージ7において、入力信号は、典型的には、増幅およびフィルタリングされ、次いで位相検知器8に転送される。位相検知器8は、異なる起源の信号成分の位相を区別すること、ならびに、観察される製品、および存在する場合には汚染物質に関する情報を得ることを可能にする。典型的な位相検知器、例えば、周波数混合器またはアナログ乗算器回路は、入力ステージ7によって提供される同相および直角分を表す2つの独立した電圧信号、ならびに送信器装置10によって提供される参照信号fmを生成する。位相検知器8の出力信号は、好ましくは信号プロセッサ、入力出力デバイス、キーボード、およびディスプレイを装備した制御装置9内でさらに処理される。制御装置9を用いて、ユーザは、金属検知器1の動作を制御することができる。特に、ユーザは、金属検知器の動作条件、具体的には、以下に説明されるような印加される駆動電流および動作周波数を選択することができる。受信器装置11は、従来型の金属検知器から一般的に知られるような特徴をさらに含み得る。
[0037]送信器装置10は、複数の周波数、例えば、2~8つの周波数を有する駆動信号を提供するように設計される多周波数送信器であり、幅広い範囲の製品および汚染物質において良好な感応性を提供する。送信器装置10は、駆動制御装置2、駆動装置3、変換器4、および好ましくは、変換器4によって提供された駆動電流iを駆動コイルL61に転送するアドミタンス装置5を備える。
[0038]本発明のこの実施形態において、駆動制御装置2は、最低動作周波数の長期間にわたって全クロックサイクルについて駆動スイッチS41、S42、S43、S44の状態に関連するデータ、例えば、パルス幅変調された信号またはPXM信号sPXMのスイ
ッチング角α1、α2、…が関連アドレスにおいて格納される、1つのメモリモジュール231を有するメモリ装置23を備える。パルス幅変調された信号sPXMの決定は、図4に関して以下に論じられる。上に概説されるように、駆動スイッチS41、S42、S43、S44に印加されるときに駆動電流に対応する任意のパルスシーケンスPXM信号sPXMが使用され得る。好ましくは、パルス幅変調された信号もしくはシーケンス、またはパルス密度変調された信号もしくはシーケンスが印加される。故に、パルス幅変調された信号の場合には頭字語PWM、パルス密度変調された信号の場合にはPDMを使用する代わりに、駆動電流に対応する変調されたパルスシーケンスを表す頭字語PXMが使用される。
[0039]システムが制御装置9によって発行されたリセット信号rsによってリセットされた後、メモリモジュール231は、PXM信号sPXMのデータが、メモリモジュール231から順次読み出され、駆動装置3を介して駆動スイッチS41、S42、S43、S44へ適用されるようにアドレス信号adを用いてアドレスカウンタ22によって順次アドレス指定される。PXM信号sPXMは、駆動素子31および311を介して駆動スイッチS41の入力へ、駆動素子32および321を介して駆動スイッチS42の入力へ、駆動素子31’および312を介して駆動スイッチS44の入力へ、駆動素子32’および322を介して駆動スイッチS43の入力へルーティングされる。駆動素子32および32’は、駆動スイッチS41およびS44が閉まっているときには駆動スイッチS42およびS43が常に開いていることを、ならびに駆動スイッチS41およびS44が開いているときには駆動スイッチS42およびS43が常に閉まっていることを確実にするインバータである。このやり方では、交流電流が駆動コイルL61を通って流れる一方で、短絡が回避される。図面の簡便性の目的のため、素子31、31’および32、32’は重複されている。しかしながら、素子31の出力は、素子311および312の入力に接続されてもよく、素子32の出力は、素子31’および32’を必要とすることなく素子321および322の入力に接続されてもよい。
[0040]金属検知器の位相同期動作を得るために、クロック装置21が提供され、これが、参照信号fmをアドレスカウンタ22、メモリ装置23、および位相検知器8に送達する。
[0041]PXM信号sPXMのデータは、好ましくは最低動作周波数の1つの期間のみにわたって格納されるため、データは、メモリモジュール231から繰り返し読み出される。したがって、図4に示される駆動電流iのセグメントは、ユーザが動作を終了するか設定を変更するまで順次および繰り返し作り出される。したがって、アドレスカウンタ22は、最低アドレス数から最高アドレス数までをカウントし、最低アドレス数で再開始する。
[0042]駆動スイッチS41、S42;S43、S44は、片側は駆動電圧Vに、反対側は接地電位に接続される第1のブランチおよび第2のブランチを備える全波ブリッジ回路またはHブリッジ内に配置される。第1のブランチは、駆動コイルL61の第1の端に接続された第1の中心タップを備える。第2のブランチは、駆動コイルL61の第2の端に接続された第2の中心タップを備える。駆動スイッチS41、S42の第1の対は、ブリッジの第1のブランチ内に配置され、第1の中心タップにおいて互いに接続される。駆動スイッチS43、S44の第2の対は、第2のブランチ内に配置され、第2の中心タップにおいて互いに接続される。上に説明されるように、PXM信号sPXMを駆動スイッチS41、S42;S43、S44に印加することによって、駆動コイルL61の第1および第2の端は、駆動電圧Vおよび接地電位にそれぞれ交互に接続される。
[0043]変換器4は、例えば、PXM信号sPXMを決定するために使用された式:
i(ωt)=Isin(ωt)+I/3sin(3ωt)+I/7sin(7ωt)+I/17sin(17ωt)
に従って、PXM信号sPXMを、所望の周波数成分、好ましくは最低周波数の高調波を含む駆動電流iに変換する。
図4を参照して以下に説明されるように、PXM信号sPXMは、好ましくは、変換器4における変換後に、例えばこの式の4つの周波数成分またはその近似値を有する駆動電流iが生成されるように、このような式に従って作成される。他の高調波は、好ましくは回避されるか抑制される。感応性を増大させるために、所望の高調波は拡大される。さらに、比較的小さい駆動電流iで高いコイル電流iL61を生成することが望ましい。これらの目的は、駆動電流iを、アドミタンス装置5を介して駆動コイルL61に誘導することによって達成される。
[0044]示される実施形態において、アドミタンス装置5は、コンデンサC51、C52、C5nおよびインダクタL51、L52、L5nを各々が備えたいくつかのブランチを備える。ブランチの数nは、駆動電流i内に存在する周波数成分の数に対応する。ブランチC51、L51;C52、L52;C5n、L5nの各々は、駆動コイルL61と一緒に、駆動電流iの対応する周波数成分ω、3ω、7ω、17ωに同調された共振回路を形成する。共鳴(共振)にある駆動コイルL61内のコイル電流iL61は、駆動電流iよりも著しく大きい。故に、一方では、駆動スイッチS41、S42;S43、S44内を流れる駆動電流iは低減され得る一方で、高いコイル電流iL61が達成される。したがって、変換器4は、より低い電流のために寸法決定され得、低減された費用で構築され得る。
[0045]図1aの金属検知器は、駆動制御装置2内に格納されたPXM信号sPXMの特定のセットの周波数に同調される。ブランチC51、L51;C52、L52;C5n、L5nを有するアドミタンス装置5は、周波数成分ω、3ω、7ω、17ωのこのセットで駆動コイルL61と一緒に共鳴(共振)するように固定される。
[0046]図1bは、ハーフブリッジを形成し、かつ、駆動制御装置2によって提供されるパルス幅またはパルス密度変調された信号などの選択可能なPXM信号sPXMを用いて制御される、2つの駆動スイッチS41、S42を有する変換器4を有する実施形態における図1aの金属検知器1を示す。駆動スイッチS41、S42は、駆動電流iを、アドミタンス装置5を介して駆動コイルL61に提供する。駆動スイッチS41、S42は、片側において第1の電圧電位V、例えば第1の駆動電圧に、および反対側において、第2の電圧電位V、例えば第2の駆動電圧に接続されるハーフブリッジ回路を形成する。駆動スイッチS41、S42は、ハーフブリッジ回路の中心タップにおいて接続され、中心タップに接続される駆動コイルL61の第1の端が第1の電圧電位Vおよび第2の電圧電位Vに交互に接続されるように制御される。
[0047]さらに、上に説明されるように、好ましい実施形態において、PXM信号sPXMは、オンラインで生成され、変換器4に転送され得る。図1bでは、セレクタスイッチS2が提供され、これは制御信号ctrlを用いて制御装置9によって制御される。セレクタスイッチS2は、メモリモジュール23によって提供されるPXM信号sPXM-STOREDを受信するように、または、制御信号ctrlを用いて制御装置9によって制御されるプロセッサ装置25、例えばデジタル信号プロセッサDSPによってオンラインで提供されるPXM信号sPXM-ONLINEを受信するように設定され得る。プロセッサ装置25において、プログラムが実施され、このプログラムにより、好適なパルス幅変調された信号および/またはパルス密度変調された信号が生成され得る。他の回路と一緒に好ましくは制御装置9内に統合されるプロセッサ装置25はまた、後の使用のために
メモリ装置23内に格納されるPXM信号を生成し得る。
[0048]論じられるすべての実施形態において、PXM信号sPXMは、駆動スイッチS41、…、S44の任意の構成が存在する状態で、および存在する場合にはアドミタンス装置5の任意の構成を伴って、メモリ装置23から、および/またはプロセッサ装置25から選択され得る。故に、個々の実施形態の特徴は、自由に組み合わせられ得る。特に、プロセッサ装置25は、動作周波数の任意のセットを有するPXM信号sPXMをオンラインで生成するために最も有利に使用され得る。同時にアドミタンス装置5は、動作周波数の同じセットに自動的に同調され得る。プロセッサ装置25は、すべての開示される回路内のメモリ装置23に取って代わり得るか、またはPXM信号sPXMの代替源として使用され得る。
[0049]図2は、駆動スイッチS41、S42を制御するために使用される第1のPXM信号sPXM1および駆動スイッチS43、S44を制御するために使用される対応する第2のPXM信号sPXM2を提供する駆動制御装置2を装備した、図1aの金属検知器1を示す。第1のPXM信号sPXM1は、メモリモジュール23A内に格納され、第2のPXM信号sPXM2は、好ましくは対応するアドレスにおいてメモリモジュール23B内に格納される。したがって、アドレスカウンタ22は、第1のPXM信号sPXM1および第2のPXM信号sPXM2を同時に読み出すために、メモリモジュール23Aおよび23B両方を同期してアドレス指定することができる。メモリモジュール23Aおよび23Bは、互いに反転されるPXM信号sPXM1およびsPXM2を格納し得る。2つのPXM信号を有することにより、両方のPXM信号が接地電位にあるときまたは両方が駆動電圧Vの電位にあるとき、変換器4がその出力において0ボルト差動を有することを可能にする。これにより、台形波の生成およびより良好な電流制御が可能になる。
[0050]図3は、各々が特定のセットの周波数成分を備える複数の格納されたPXM信号sPXMのうちの1つを選択することを可能にする駆動制御装置2を装備し、選択されたPXM信号sPXMの周波数成分に同調される共振回路を作成するために、各々が少なくとも1つのコンデンサC51、C52、C5n、および少なくとも1つのインダクタL51、L52、L5nを好ましくは備える複数のブランチのうちの少なくとも1つを、駆動コイルL61に選択的に接続することを可能にするアドミタンス装置5を有する、図1aの金属検知器1を示す。各PXM信号sPXMのデータは、対応するメモリモジュール231、232、23n内に個々に格納される。アドミタンス装置5のブランチは、セレクタ50を用いて作動されるスイッチS51、S52、S5nを用いて個々に活動状態にされ得る。
[0051]動作周波数ω1、ω2、ω3、ω4の所望のセットを有する特定のPXM信号sPXMを選択するために、およびアドミタンス装置5内の対応する共振回路またはブランチC51、L51;C52、L52;C5n、L5nを選択するために、制御装置9は、周波数選択信号sfを、例えばアドレスカウンタ22に、任意選択的にメモリ装置23に、およびセレクタ50に提供する。次いで、アドレスカウンタ22が、選択されたメモリモジュール231、232、または23n、およびセレクタ50、対応するスイッチS51、S52、S5nをアドレス指定する。
[0052]したがって、図3の金属検知器1は、特定の製品および潜在的な汚染物質について選択された周波数の任意のセットに選択的に同調され得る。共鳴(共振)回路は、例えば、電子スイッチなどのスイッチを用いて、コンデンサおよびインダクタを追加することによって同調され得る。これらのアイテムの値も電子的に変更され得る。
[0053]図4は、4つの周波数成分ω、3ω、7ω、および17ωを含むが妨害物のない
、駆動電流i(ωt)の数学的に決定された波形を示す。
i(ωt)=Isin(ωt)+I/3sin(3ωt)+I/7sin(7ωt)+I/17sin(17ωt)
さらに示されるのは、数学的に決定された駆動電流i(ωt)の決定された波形への三角形信号iDAの近似によって決定された関連PXM信号sPXMである。駆動電流iおよびコイル電流iL61が図1および図3では2つのみの潜在的な勾配、ならびに図2ではゼロを含む3つの潜在的な勾配を有するため、駆動電流i(ωt)の数学的に決定された波形は、三角形または台形セグメントを使用して、似せられる、または近似される。駆動電流i(ωt)の数学的に決定された波形は、破線で示される。近似された三角形信号iDAの波形は、数学的に決定された駆動電流i(ωt)の波形に密接に従う。期間の第1の半分または正半波において、三角形信号iDAの最大値は、数学的に決定された駆動電流i(ωt)の最大値に設定される。期間の第2の半分または負半波において、三角形信号iDAの最小値は、数学的に決定された駆動電流i(ωt)の最小値に設定される。近似された三角形信号iDAは、実際の駆動電流iではないが、理想的にはその鏡像である。近似された三角形信号iDAは、PXM信号sPXMに変換され、次いでこれは、変換器4内で実際の駆動電流i、近似された三角形信号iDAの鏡像に変換される。図4では、括弧により、実際の駆動電流iがまた、少なくとも近似的には、近似された三角形信号iDAに対応することが示される。しかしながら、もし、より高い周波数が抑制されると、仮想駆動電流iは、数学的に決定された駆動電流i(ωt)にさらに似ることになる。
[0054]三角形または台形セグメントによる近似は、望ましくない信号が選択された周波数成分ω1、ω2、ω3、ω4から遠く離れて発生し、したがって測定に対して著しい影響を及ぼさないという利点を有する。さらに、フーリエスペクトル内のそのような妨害信号の典型的な場所は知られており、そのような妨害信号は、適宜に選択されたフィルタによって受信器装置11の入力ステージ7において容易に抑制され得る。上で述べた米国特許第8473235号は、位相検知器に続いてフィルタステージ置かれている回路を開示する。本発明では、フィルタリングの取り組みはより小さい。しかしながら、任意の知られているフィルタリング技術も、復調の前または後、すなわち位相検知器8の前および/または後に、検知コイルL62、L63によって送達される信号に適用され得る。
[0055]決定された三角形信号iDAを用いて、PXM信号sPXMのスイッチング角α1、α2、・・・が決定され得、これは、変換器4内の駆動スイッチS41、S42、S43、S44を制御するために必要とされる。これらのスイッチング角α1、α2、・・・は、決定された三角形信号iDAの相対最大値および最小値に位置付けられる。それにより、PXM信号sPXMの立ち下りエッジは、決定された三角形信号iDAの最大値において発生するように設定され、PXM信号sPXMの立ち上がりエッジは、決定された三角形信号iDAの最小値において発生するように設定される。得られたPXM信号sPXMまたはPXM信号sPXM1、sPXM2、・・・は、次いで、メモリ装置23内、すなわちメモリモジュール231、232、23n;23A、23Bのうちの1つに格納される。
[0056]図4は、最低周波数ωの1つの期間の長さにわたって、駆動電流の数学的に決定された波形i(ωt)、近似された三角形信号iDA、および決定されたPXM信号sPXMを示す。したがって、PXM信号sPXMのデータを関連メモリモジュール231、232、23n;23A、23Bから繰り返し読み出すことにより、PXM信号sPXMの連続ストリームを確立することを可能にする。
[0057]図5は、図1a、図1b、図2、および図3の金属検知器の完全な周波数スペクトルについて、駆動コイルL61内のコイル電流iL61、アドミタンス装置5のブラン
チ内の電流iL51、iL52(図3を参照のこと)、および変換器装置4内の駆動スイッチS41、S42、S43、S44によって送達される駆動電流iを示す。コイル電流iL61の勾配はほぼ線状に延びるが、駆動電流iの曲線は、各共鳴周波数周波数fRES1、fRES2において強い減衰を示すため、結果として、駆動電流iは、これらのスペクトルの位置においてはコイル電流iL61よりもかなり低い。故に、アドミタンス装置5および駆動コイルL61の共鳴(共振)周波数fRES1、fRES2に設定された駆動周波数fD1、fD2を有する、またはその逆の、比較的小さい駆動電流iにより、大きいコイル電流iL61が達成され得る。この有利な試みの説明はアドミタンス装置5のブランチ内に現れる電流iL51、iL52に関してされ得、アドミタンス装置5の共鳴(共振)周波数fRES1、fRES2にある電流iL51、iL52は、駆動コイルL61内のコイル電流iL61にあたる。アドミタンス装置5は、そのブランチ内に、受動素子、例えば、インダクタL51;L52、L5nおよびコンデンサC51、C52、C5nを含み、これらは、駆動コイルL61と一緒に共鳴(共振)状態にあるとき、駆動コイルL61とアドミタンス装置5のブランチとの間を循環する電流を発生させる。有利には、共鳴(共振)周波数fRES1、fRES2に設定された既定の駆動周波数fD1、fD2での電力循環は、アドミタンス装置5および駆動コイルL61によって形成されるループ内では制限され、理想の無損失システム上で駆動点アドミタンスをゼロにする。結果として、駆動周波数fD1、fD2で駆動スイッチS41、S42、S43、S44、典型的にはMOSFETを通って流れる駆動電流iは、駆動コイルL61およびアドミタンス装置のブランチを通って流れるコイル電流iL61よりもはるかに低くなる。他の利点の中でも、より低い周波数に向かったスペクトルを延伸すること、および低インピーダンス駆動コイルL61を駆動できることを可能にする。
[0058]図面内では、アドミタンス装置5の好ましい実施形態が示される。しかしながら、規定された周波数fRES1、fRES2で動作する共振回路に達することを好ましくは選択的に可能にする任意の他の回路も、当然ながら適用可能である。
<付記>
[形態1]
金属検知器(1)を動作させるための方法であって、前記金属検知器(1)は、製品内に電磁場を生成するための駆動コイル(L61)と、前記製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイル(L62、L63)と、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を有する変換器(4)を備える多周波数送信器装置(10)とを備えており、前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)は、該複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)が駆動電流(i)を駆動コイル(L61)に交互に伝導し、その結果、生成された前記電磁場が2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)を呈するような動作命令に従って駆動制御装置(2)によって駆動され、前記方法は、
- 少なくとも2つの異なる周波数成分(fD1、fD2)について前記駆動電流(i)の波形を決定するステップと、
- パルス幅変調されたまたはパルス密度変調された信号などの変調されたパルスシーケンスであり、かつ前記駆動電流(i)の決定された前記波形に対応する、少なくとも1つのPXM信号(sPXM)を決定するステップと、
- 提供された前記動作命令に従って、オンラインで決定されるか、またはメモリモジュール(231、232)内に格納される、前記少なくとも1つの決定されたPXM信号(sPXM)を選択するステップと、
- 前記少なくとも1つの決定されたPXM信号(sPXM)を生成および印加して、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を制御するステップと
を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態2]
形態1に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)の前記波形を決定する前記ステップが、奇数および/または偶数高調波である正弦波周波数成分(fD1、fD2)などの少なくとも2つの異なる周波数成分(fD1、fD2)に関連する電流成分を重畳することを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態3]
形態1または2に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)内に存在する最低周波数を有する前記周波数成分(fD1)のサイクル持続時間に少なくともわたって、前記駆動電流(i)の前記波形を決定し、前記駆動電流(i)の決定された前記波形を順次繰り返すことによって前記駆動電流(i)を生成するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態4]
形態1、2、または3に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、三角形または台形信号を、前記駆動電流(i)の決定された前記波形の最大値および最小値ならびに前記三角形信号の最大値および最小値が互いに対応する、および/または一致するように、前記駆動電流(i)の決定された前記波形に近似することによってPXM信号(sPXM)を決定するステップと、前記三角形または台形信号の前記最大値および最小値における前記PXM信号(sPXM)の立ち下りおよび立ち上がりエッジに対してスイッチング角(α1、α2、…)を順次規定するステップと、を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態5]
形態1~4のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、各々が周波数成分(fD1、fD2)の異なるセットを有する2つ以上のPXM信号(sPXM)を決定するステップと、前記2つ以上のPXM信号(sPXM)を、格納された前記PXM信号(sPXM)のうちの1つを生成および印加するために選択可能であるメモリモジュール(231、232)内に格納するステップと、を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態6]
形態1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記PXM信号(sPXM)を、
- 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は第2の電圧電位(V)に接続されるハーフブリッジ回路を形成し、前記ハーフブリッジ回路の中心タップで接続され、前記中心タップに接続される前記駆動コイル(L61)の第1の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位(V)に交互に接続されるように制御される、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)のうちの第1および第2の駆動スイッチ(S41、S42)に印加するステップか、または
- 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は接地電位などの第2の電圧電位に接続され、第1または第2の中心タップを各々が備える、第1および第2のブランチであって、前記第1または第2の中心タップが、前記第1のブランチ内に配置されかつ前記第1の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S41、S42)の第1の対を用いて、および前記第2のブランチ内に配置されかつ前記第2の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S43、S44)の第2の対を用いて、前記駆動コイル(L61)の第1および第2の端にそれぞれ接続される、第1および第2のブランチ、を備えるブリッジ回路として配置され、前記駆動コイル(L61)の前記第1および第2の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位に交互に接続されるように制御される、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)に、印加するステップ
を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態7]
形態1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)の入力を制御するために信号駆動素子および/またはインバータ(31、31’、32、32’、311、312、321、322)を個々に備える駆動装置(3)を介して前記PXM信号(sPXM)を印加するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態8]
形態1~7のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)を、直接、またはアドミタンス装置(5)を介して、前記駆動コイル(L61)へ誘導するステップであって、前記アドミタンス装置(5)が前記駆動コイル(L61)と一緒に、前記2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)内で活動状態にある共振回路を形成し、前記共振回路内では、コイル電流(iL61)が前記駆動電流(i)よりも大きい、誘導するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態9]
形態8に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、少なくとも、前記駆動コイル(L61)と一緒に第1の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第1のコンデンサ(C51)および第1のインダクタ(L51)を有する第1のブランチ、ならびに前記駆動コイル(L61)と一緒に第2の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第2のコンデンサ(C52)および第2のインダクタ(L52)を有する第2のブランチを使用するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態10]
形態8または9に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、周波数成分のセット(fD1、fD2)を有するPXM信号(sPXM)を選択するステップと、選択された前記PXM信号(sPXM)の前記周波数成分のセット(fD1、fD2)に対応する前記アドミタンス装置(5)内の共振回路を活動状態にするステップとを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
[形態11]
形態1~10のいずれか一項に規定されるような方法に従って動作する金属検知器(1)。
[形態12]
形態11に記載の金属検知器(1)において、前記金属検知器(1)は、製品内に電磁場を生成するための駆動コイル(L61)と、前記製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイル(L62、L63)と、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を有する変換器(4)を備える多周波数送信器装置(10)とを備えており、前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)は、該複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)が駆動電流(i)を駆動コイル(L61)に交互に伝導し、その結果、生成された電磁場が2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)を呈するような動作命令に従って、ならびに、前記2つ以上の周波数成分(fD1、fD2)について決定された前記駆動電流(i)の波形に対応する少なくとも1つのPXM信号(sPXM)のデータが格納され、前記少なくとも1つのPXM信号(sPXM)が前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を制御するために選択可能である、駆動制御装置(2)内に提供されるメモリ装置(23)を用いて、前記駆動制御装置(2)によって駆動される、金属検知器(1)。
[形態13]
形態11または12に記載の金属検知器(1)において、形態1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法が、前記PXM信号(sPXM)を、
- 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は第2の電圧電位(V)に接続されるハーフブリッジ回路を形成し、前記ハーフブリッジ回路の中心タップで接続され、前記中心タップに接続される前記駆動コイル(L61)の第1の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位(V)に交互に接続されるように制御可能である、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)のうちの第1および第2の駆動スイッチ(S41、S42)に印加するステップか、または
- 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は接地電位などの第2の電圧電位に接続され、第1または第2の中心タップを各々が備える、第1および第2のブランチであって、前記第1または第2の中心タップが、前記第1のブランチ内に配置されかつ前記第1の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S41、S42)の第1の対を用いて、および前記第2のブランチ内に配置されかつ前記第2の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S43、S44)の第2の対を用いて、前記駆動コイル(L61)の第1および第2の端にそれぞれ接続される、第1および第2のブランチ、を備えるブリッジ回路として配置され、前記駆動コイル(L61)の前記第1および第2の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位に交互に接続されるように制御可能である、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)に、印加するステップ
を含む、金属検知器(1)。
[形態14]
形態11、12、または13に記載の金属検知器(1)において、前記変換器(4)が、直接、または、アドミタンス装置(5)を介して、前記駆動コイル(L61)に接続され、前記アドミタンス装置(5)が駆動コイル(L61)と一緒に、前記2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)のうちの1つに少なくとも近似的に同調された共振周波数を各々が有する2つ以上の共振回路を形成し、前記アドミタンス装置(5)が、好ましくは、少なくとも、前記駆動コイル(L61)と一緒に前記第1の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第1のコンデンサ(C51)および第1のインダクタ(L51)を有する第1のブランチ、ならびに前記駆動コイル(L61)と一緒に前記第2の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第2のコンデンサ(C52)および第2のインダクタ(L52)を有する第2のブランチを備える、金属検知器(1)。
[形態15]
形態14に記載の金属検知器(1)において、選択に従って前記アドミタンス装置(5)内の共振回路を個々に活動状態におよび非活動状態にすることを可能にするスイッチング手段(50、S51、S52)が提供される、金属検知器(1)。
[0059]
1 金属検知器
10 送信器装置
11 受信器装置
2 駆動制御装置
S2 セレクタスイッチ
21 クロック装置
22 アドレスカウンタ
23 メモリ装置
23A、23B メモリモジュール
231、232、233 メモリモジュール
3 駆動装置
31、31’ 駆動素子
32、32’ 反転駆動素子
311、312、321、322 増幅器
4 変換器
S41、S42、S43、S44 駆動スイッチ
5 アドミタンス装置
50 セレクタ
C51、C52、C53 アドミタンスコンデンサ
L51、L52、L53 アドミタンスインダクタ
S51、S52、S53 アドミタンススイッチ
6 (平衡)コイルシステム
L61 駆動コイル
L62、L63 検知コイル
7 入力ステージ
8 位相検知器
9 制御装置/コンピュータシステム
ad アドレス信号
fm クロック信号
D1、fD2 周波数成分
駆動電流
i(ωt) 数学的に計算された駆動電流
DA 近似された三角形信号
L51 インダクタL51内のアドミタンス電流
L52 インダクタL52内のアドミタンス電流
L61 コイル電流
rs リセット信号
sf 周波数選択信号
PXM パルス幅またはパルス密度変調された信号
第1の電圧電位、第1の駆動電圧
第2の電圧電位、第2の駆動電圧

Claims (16)

  1. 金属検知器(1)を動作させるための方法であって、前記金属検知器(1)は、製品内に電磁場を生成するための駆動コイル(L61)と、前記製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイル(L62、L63)と、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を有する変換器(4)を備える多周波数送信器装置(10)とを備えており、前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)は、該複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)が駆動電流(i)を駆動コイル(L61)に交互に伝導し、その結果、生成された前記電磁場が2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)を呈するような動作命令に従って駆動制御装置(2)によって駆動され、前記方法は、
    - 少なくとも2つの異なる周波数成分(fD1、fD2)について前記駆動電流(i)の波形を決定するステップと、
    - パルス幅変調されたまたはパルス密度変調された信号である、変調されたパルスシーケンスであり、かつ前記駆動電流(i)の決定された前記波形に対応する、少なくとも1つのPXM信号(sPXM)を決定するステップと、
    - 提供された前記動作命令に従って、オンラインで決定されるか、またはメモリモジュール(231、232)内に格納される、前記少なくとも1つの決定されたPXM信号(sPXM)を選択するステップと、
    - 前記少なくとも1つの決定されたPXM信号(sPXM)を生成および印加して、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を制御するステップと
    を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  2. 請求項1に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)の前記波形を決定する前記ステップが、少なくとも2つの異なる周波数成分(fD1、fD2)に関連する電流成分を重畳することを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  3. 請求項1または2に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)内に存在する最低周波数を有する前記周波数成分(fD1)のサイクル持続時間に少なくともわたって、前記駆動電流(i)の前記波形を決定し、前記駆動電流(i)の決定された前記波形を順次繰り返すことによって前記駆動電流(i)を生成するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  4. 請求項1、2、または3に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、三角形または台形信号を、前記駆動電流(i)の決定された前記波形の最大値および最小値ならびに前記三角形信号の最大値および最小値が互いに対応する、および/または一致するように、前記駆動電流(i)の決定された前記波形に近似することによってPXM信号(sPXM)を決定するステップと、前記三角形または台形信号の前記最大値および最小値における前記PXM信号(sPXM)の立ち下りおよび立ち上がりエッジに対してスイッチング角(α1、α2、…)を順次規定するステップと、を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、各々が周波数成分(fD1、fD2)の異なるセットを有する2つ以上のPXM信号(sPXM)を決定するステップと、前記2つ以上のPXM信号(sPXM)を、格納された前記PXM信号(sPXM)のうちの1つを生成および印加するために選択可能であるメモリモジュール(231、232)内に格納するステップと、を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記PXM信号(sPXM)を、
    - 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は第2の電圧電位(V)に接続されるハーフブリッジ回路を形成し、前記ハーフブリッジ回路の中心タップで接続され、前記中心タップに接続される前記駆動コイル(L61)の第1の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位(V)に交互に接続されるように制御される、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)のうちの第1および第2の駆動スイッチ(S41、S42)に印加するステップか、または
    - 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は接地電位などの第2の電圧電位に接続され、第1または第2の中心タップを各々が備える、第1および第2のブランチであって、前記第1または第2の中心タップが、前記第1のブランチ内に配置されかつ前記第1の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S41、S42)の第1の対を用いて、および前記第2のブランチ内に配置されかつ前記第2の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S43、S44)の第2の対を用いて、前記駆動コイル(L61)の第1および第2の端にそれぞれ接続される、第1および第2のブランチ、を備えるブリッジ回路として配置され、前記駆動コイル(L61)の前記第1および第2の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位に交互に接続されるように制御される、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)に、印加するステップ
    を含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  7. 請求項1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)の入力を制御するために信号駆動素子および/またはインバータ(31、31’、32、32’、311、312、321、322)を個々に備える駆動装置(3)を介して前記PXM信号(sPXM)を印加するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記駆動電流(i)を、直接、またはアドミタンス装置(5)を介して、前記駆動コイル(L61)へ誘導するステップであって、前記アドミタンス装置(5)が前記駆動コイル(L61)と一緒に、前記2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)内で活動状態にある共振回路を形成し、前記共振回路内では、コイル電流(iL61)が前記駆動電流(i)よりも大きい、誘導するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  9. 請求項8に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、少なくとも、前記駆動コイル(L61)と一緒に第1の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第1のコンデンサ(C51)および第1のインダクタ(L51)を有する第1のブランチ、ならびに前記駆動コイル(L61)と一緒に第2の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第2のコンデンサ(C52)および第2のインダクタ(L52)を有する第2のブランチを使用するステップを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  10. 請求項8または9に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、周波数成分のセット(fD1、fD2)を有するPXM信号(sPXM)を選択するステップと、選択された前記PXM信号(sPXM)の前記周波数成分のセット(fD1、fD2)に対応する前記アドミタンス装置(5)内の共振回路を活動状態にするステップとを含む、金属検知器(1)を動作させるための方法。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に規定されるような方法に従って動作する金属検知器(1)。
  12. 請求項11に記載の金属検知器(1)において、前記金属検知器(1)は、製品内に電磁場を生成するための駆動コイル(L61)と、前記製品中に存在する金属粒子によって引き起こされる磁場の変動を検知するように配置された少なくとも1つの検知コイル(L62、L63)と、複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を有する変換器(4)を備える多周波数送信器装置(10)とを備えており、前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)は、該複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)が駆動電流(i)を駆動コイル(L61)に交互に伝導し、その結果、生成された電磁場が2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)を呈するような動作命令に従って、ならびに、前記2つ以上の周波数成分(fD1、fD2)について決定された前記駆動電流(i)の波形に対応する少なくとも1つのPXM信号(sPXM)のデータが格納され、前記少なくとも1つのPXM信号(sPXM)が前記複数の駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)を制御するために選択可能である、駆動制御装置(2)内に提供されるメモリ装置(23)を用いて、前記駆動制御装置(2)によって駆動される、金属検知器(1)。
  13. 請求項11または12に記載の金属検知器(1)において、請求項1~5のいずれか一項に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法が、前記PXM信号(sPXM)を、
    - 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は第2の電圧電位(V)に接続されるハーフブリッジ回路を形成し、前記ハーフブリッジ回路の中心タップで接続され、前記中心タップに接続される前記駆動コイル(L61)の第1の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位(V)に交互に接続されるように制御可能である、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)のうちの第1および第2の駆動スイッチ(S41、S42)に印加するステップか、または
    - 片側は第1の電圧電位(V)に、および反対側は接地電位などの第2の電圧電位に接続され、第1または第2の中心タップを各々が備える、第1および第2のブランチであって、前記第1または第2の中心タップが、前記第1のブランチ内に配置されかつ前記第1の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S41、S42)の第1の対を用いて、および前記第2のブランチ内に配置されかつ前記第2の中心タップにおいて互いに接続された前記駆動スイッチ(S43、S44)の第2の対を用いて、前記駆動コイル(L61)の第1および第2の端にそれぞれ接続される、第1および第2のブランチ、を備えるブリッジ回路として配置され、前記駆動コイル(L61)の前記第1および第2の端が前記第1の電圧電位(V)および前記第2の電圧電位に交互に接続されるように制御可能である、前記駆動スイッチ(S41、S42;S43、S44)に、印加するステップ
    を含む、金属検知器(1)。
  14. 請求項11、12、または13に記載の金属検知器(1)において、前記変換器(4)が、直接、または、アドミタンス装置(5)を介して、前記駆動コイル(L61)に接続され、前記アドミタンス装置(5)が駆動コイル(L61)と一緒に、前記2つ以上の異なる周波数成分(fD1、fD2)のうちの1つに少なくとも近似的に同調された共振周波数を各々が有する2つ以上の共振回路を形成し、前記アドミタンス装置(5)が、好ましくは、少なくとも、前記駆動コイル(L61)と一緒に前記第1の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第1のコンデンサ(C51)および第1のインダクタ(L51)を有する第1のブランチ、ならびに前記駆動コイル(L61)と一緒に前記第2の共振回路を形成する、前記アドミタンス装置(5)内の第2のコンデンサ(C52)および第2のインダクタ(L52)を有する第2のブランチを備える、金属検知器(1)。
  15. 請求項14に記載の金属検知器(1)において、選択に従って前記アドミタンス装置(5)内の共振回路を個々に活動状態におよび非活動状態にすることを可能にするスイッチング手段(50、S51、S52)が提供される、金属検知器(1)。
  16. 請求項2に記載の金属検知器(1)を動作させるための方法において、前記少なくとも2つの異なる周波数成分(fD1、fD2)が、奇数および/または偶数高調波である正弦波周波数成分(fD1、fD2)である、金属検知器(1)を動作させるための方法。
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