JP2023158534A - 光スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】通信用の光源を用いて、MEMSミラー等の異常を検出できるようにすること。【解決手段】光スイッチ120は、光信号の反射方向を変えることのできるMEMSミラーを制御することで、入力ポートから入力される光信号を、複数の出力ポートから選択された一つの出力ポートに反射させて、その入力ポートと、その一つの出力ポートとを光学的に連結する光スイッチ部121と、複数の出力ポートに含まれる未使用の出力ポートである検査ポートから入力される光信号の入力パワーを測定する光測定部122と、その入力パワーから、異常の有無を判定する異常判定部124とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、光スイッチに関する。
光通信システムの冗長機能を担う装置として、光スイッチが知られている。通信経路に異常が発生した際に、異常を検知し、光スイッチにより即座に予備経路に切り替えることで、通信断時間を最小限に抑えることができる。
光スイッチは、経路異常発生時に確実に動作することが必要とされるため、光通信装置が通常運用の場合においても、切替動作が正常に行われるか否かを確認する正常性確認を実施することがある。
光スイッチの経路切替には、光ファイバから入力された入力光をレンズで集光し、光反射部を使用して所望の出力ポートに出力するものがある。光反射部の代表的な駆動方式としてはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を応用したものがある。
MEMS方式の光反射部(以下、MEMSミラーという)は、一次元動作する場合はX軸の1軸、二次元動作する場合はX軸及びY軸の2軸の支持部を有する。軸周りにMEMSミラーを回転駆動するために、駆動電圧を電極に印加し、電極で発生する静電引力を用いてMEMSミラーの傾斜角度を変更する。これにより、入力ポートからの入力信号と任意の出力ポートとをMEMSミラーを介して光学的に結合することができる。
従来、波長分割多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術を利用したWDM通信システムにおいて、波長毎に対応付けられた複数のMEMSミラーから成るMEMSアレイの故障を判定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、光スイッチの未使用ポートに対し故障を判定する判定光を入力し、MEMSミラーの反射方向を変更しても未使用ポートで継続して判定光が検出された場合にMEMSミラーの故障と判定している。
特開2013-246260号公報
従来の技術は、判定用の光源を個別に準備する必要があり、通信用の光源と兼用することができない。
そこで、本開示の一又は複数の態様は、通信用の光源を用いて、MEMSミラー等の異常を検出できるようにすることを目的とする。
本開示の一態様に係る光スイッチは、光信号の反射方向を変えることのできる光反射部を制御することで、入力ポートから入力される光信号を、複数の出力ポートから選択された一つの出力ポートに反射させて、前記入力ポートと、前記一つの出力ポートとを光学的に連結する光スイッチ部と、前記複数の出力ポートに含まれる未使用の出力ポートである検査ポートから入力される光信号の入力パワーを測定する光測定部と、前記入力パワーから、異常の有無を判定する異常判定部と、を備えることを特徴とする。
本開示の一又は複数の態様によれば、通信用の光源を用いて、MEMSミラー等の異常を検出することができる。
実施の形態1に係る光スイッチを含む光通信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における1対9光スイッチ部の動作を説明するための概略図である。 実施の形態1において、異常を判定する動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る光スイッチを含む光通信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における1対12光スイッチ部の動作を説明するための概略図である。 実施の形態2において、異常を判定する動作を示す第1のフローチャートである。 実施の形態2において、異常を判定する動作を示す第2のフローチャートである。 実施の形態3に係る光スイッチを含む光通信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3に係る光スイッチの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3の1対N光スイッチ部の動作を説明するための概略図である。 (A)および(B)は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光スイッチ120を含む光通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
ここでは、光スイッチ120を、PON(Passive Optical Network)システムに適用した例について説明するが、この実施の形態により開示技術が限定されるものではない。
光通信システム100は、上位装置101と、通信会社の局側に設置される局側終端装置であるOLT(Optical Line Terminal)110と、光スイッチ120と、2対2カプラ102A、102Bと、加入者宅側に設置される加入者側終端装置であるONU(Optical Network Unit)103A~103Dとを備える。
上位装置101は、OLT110を介して、ONU103A~103Dと通信を行う。
OLT110は、局側において、光回線を終端する。例えば、OLT110は、各加入者へ送信する光信号を合成して光回線に送出する。
OLT110は、集線部111と、通常系インタフェース部(以下、通常系I/F部という)112A~112Dと、予備系インタフェース部(以下、予備系I/F部という)113と、通信部114と、制御部115とを備える。
集線部111は、上位装置101からの下り信号を複数のI/F部112A~112D、113へ出力する集線処理を行う。
通常系I/F部112A~112Dのそれぞれは、集線部111からの下り信号である電気信号を光信号に変換して、ONU103A~103Dのそれぞれに出力する。
予備系I/F部113は、通常系I/F部112A~112Dに異常が発生した場合に使用されるI/F部である。予備系I/F部113の機能は、通常系I/F部112A~112Dのそれぞれと同様であり、集線部111からの下り信号である電気信号を光信号に変換して、その光信号を光スイッチ120に出力する。
通信部114は、光スイッチ120と通信を行う。例えば、通信部114は、図示しないネットワークを介して、光スイッチ120と通信を行う。
制御部115は、OLT110での処理を制御する。例えば、制御部115は、通常系I/F部112A~112Dの何れかで異常が発生した場合に、集線部111を制御することで、異常が発生したI/F部の代わりに、予備系I/F部113を介して、下り信号を送信するようにする。
光スイッチ120は、OLT110と、ONU103A~103Dとの間で、冗長経路を提供する。
ここでは、光スイッチ120は、一又は複数の通常系I/F部112A~112Dを、一つの予備系I/F部113で冗長する1対N冗長構成としている。ここで、Nは1以上の整数である。
光スイッチ120は、光スイッチ部121と、光測定部122と、メモリ部123と、異常判定部124と、通信部125と、制御部126とを備える。
光スイッチ部121は、予備系I/F部113と接続するONU103A~103Dを切り替える。ここでは、光スイッチ部121は、一つの光伝送路に接続する光伝送路を、九個の光伝送路の中から切り替える1対9光スイッチ部であるものとする。
光測定部122は、光スイッチ部121から入力される光信号の入力パワーを測定する。例えば、光測定部122は、後述するように、光スイッチ部121において選択されている検査ポートから入力される光信号の入力パワーを測定する。光測定部122は、測定された入力パワーをメモリ部123に記憶するとともに、異常判定部124に与える。
メモリ部123は、光測定部122で測定された入力パワーを記憶する。
異常判定部124は、光測定部122で測定された入力パワーに基づいて、異常の有無を判定する。なお、異常判定部124は、光測定部122から直接与えられる入力パワーに基づいて、異常の有無を判定してもよく、メモリ部123に記憶されている入力パワーを用いて異常の有無を判定してもよい。
通信部125は、OLT110と通信を行う。例えば、通信部125は、図示しないネットワークを介して、OLT110と通信を行う。
制御部126は、光スイッチ120での処理を制御する。例えば、制御部126は、通信部125を介して、OLT110の制御部115と通信を行うことで、光スイッチ部121を制御して、予備系I/F部113からの下り信号を、ONU103A~103Dの何れかに送信するようにする。
2対2カプラ102A、102Bは、それぞれ、通常系I/F部112A~112Dの何れかと、光スイッチ120との何れかから入力される光信号を、ONU103A~103Dの二つに出力する。
ONU103A~103Dは、それぞれ、光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換し、その電気信号を図示しないユーザ端末に出力する。
次に、通常系I/F部112A~112Dの何れかに異常が発生した場合の上位装置101からOLT110を介してONU103A~103Dの何れかに到達する信号である下り信号の経路切替について説明する。
ONU103C及びONU103Dを配下にもつ通常系I/F部112Dで異常が発生した場合、OLT110の制御部115は、集線部111を制御することで、上位装置101からの下り信号が、集線部111及び予備系I/F部113を介して、光スイッチ120に到達するよう経路切替を実施する。
光スイッチ120の制御部126は、異常が発生した通常系I/F部112Dに接続されている2対2カプラ102Bに出力する出力ポートに、1対9光スイッチ部121の経路切替を実施する。
以上により、通常系I/F部112Dで障害が発生した場合においても、予備系I/F部113を介してONU103C及びONU103Dとの通信を継続することが可能となる。
次に、実施の形態1における異常判定について説明する。
通常系I/F部112Dで運用されている場合において、制御部126は、1対9光スイッチ部121の選択ポートを検査ポートに切り替える。ここで検査ポートとして、配下にONUが接続されていない未使用の出力ポートが使用される。
そして、OLT110の制御部115は、予備系I/F部113に発光を開始させる。また、光スイッチ120の制御部126は、光測定部122に入力パワーを測定させる。異常判定部124は、光測定部122で測定された入力パワーに基づいて異常の有無を判定する。
なお、異常判定部124は、光測定部122で測定され、異常判定部124に直接入力された入力パワーから、異常の有無を判定してもよく、メモリ部123に記憶されている一又は複数の入力パワーを用いて、異常の有無を判定してもよい。
図2は、実施の形態1の1対9光スイッチ部121の動作を説明するための概略図である。
ここでは、1対9光スイッチ部121は、出力ポートのファイバアレイが3対3でX軸及びY軸の正軸方向に2次元に配置され、運用ポートが1入力8出力、検査ポートが1ポートになっている。
入力ポート121aから入力された光信号は、レンズ121bで集光され、MEMSミラー121cで反射する。
MEMSミラー121cは、X軸及びY軸の両端にそれぞれ正負の電極を持ち、電圧を印加することにより発生する静電引力と、MEMSミラー121cが回転することによるミラー支持部121dの捻じれを元に戻そうとする反発力とが均衡した位置において、その角度が安定する。以上から、MEMSミラー121cは、印加電圧を調整し傾きを適切に制御することで、所望の出力ポートに光信号を反射することができる。
図2に示されている例の場合、X軸及びY軸ともに傾きが最大角度となる未使用ポートを検査ポート121eとする。
MEMSミラー121cに異常が生じた場合、その異常は、X軸及びY軸ともに傾きが最大角度となる検査ポート121eに最も顕著にパワー変動として現れるため、検査ポート121eの入力パワーに異常がないことが確認できれば、他のポートも網羅的に異常がないと判断することができる。
以上のように、実施の形態1における光スイッチ部121は、光信号の反射方向を変えることのできる光反射部であるMEMSミラー121cを制御することで、入力ポート121aから入力される光信号を、複数の出力ポートから選択された一つの出力ポートに反射させて、その入力ポート121aと、その一つの出力ポートとを光学的に連結することができる。
そして、MEMSミラー121cは、X軸及びX軸と交差するY軸の二次元の角度で光信号の反射方向を変えることができるようにされている。実施の形態1では、X軸及びY軸の両方において最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートが検査ポート121eとして選択されている。
次に、検査ポートで異常を検出するまでの動作について説明する。
図3は、実施の形態1において異常を判定する動作を示すフローチャートである。
まず、光スイッチ120の制御部126は、検査ポート121eに、入力ポート121aから入力された光信号が出力されるように、光スイッチ部121を制御し、光測定部122に入力パワーを測定させる(S10)。測定された入力パワーは、異常判定部124に与えられる。
次に、異常判定部124は、測定された入力パワーが第1の閾値以上であるか否かを判断する(S11)。ここで、入力パワーが低い場合には、何らかの異常があると判断することができる。このため、第1の閾値は、そのような判断を行うことのできる値であり、予め、実験等により設定されていればよい。入力パワーが第1の閾値以上である場合(S11でYes)には、処理はステップS12に進み、入力パワーが第1の閾値未満である場合(S11でNo)には、経路のいずれかに異常が発生していると判断され、処理はステップS14に進む。
ステップS12では、異常判定部124は、光測定部122で測定された複数の入力パワーから選択された任意の二つの入力パワーの差である入力パワー差が第2の閾値以上であるか否かを判断する。例えば、異常判定部124は、光測定部122から与えられた入力パワーと、メモリ部123に記憶されている過去の入力パワーとの差分を算出することで、入力パワー差を算出することができる。入力パワー差が安定していない場合にも、何らかの異常があると判断することができる。このため、第2の閾値は、そのような判断を行うことのできる値であり、予め、実験等により設定されていればよい。入力パワー差が第2の閾値以上である場合(S12でYes)には、経路のいずれかに異常が発生していると判断され、処理はステップS14に進む。入力パワー差が第2の閾値未満である場合(S12でNo)には、処理はステップS13に進む。
ステップS13では、異常判定部124は、異常が発生していないと判断する。
ステップS14では、異常判定部124は、光信号の経路上に存在する光スイッチ部121以外の構成要素、例えば、光ファイバ又は予備系I/F部113の光トランシーバ(図示せず)等を変更しても、入力パワー差が第2の閾値以上である状態が継続するか否かを判断する。そして、入力パワー差が第2の閾値以上である状態が継続しない場合(S14でNo)には、処理はステップS15に進み、入力パワー差が第2の閾値以上である状態が継続する場合(S14でYes)には、処理はステップS16に進む。
ステップS15では、異常判定部124は、光スイッチ部121以外の構成要素の異常と判定する。この場合、異常判定部124は、光スイッチ部121に異常は発生していないと判定することになる。
一方、ステップS16では、異常判定部124は、光スイッチ部121の異常と判定する。
以上のように、異常判定部124は、入力パワーが第1の閾値未満である場合に、異常があると判定する。
また、異常判定部124は、測定された複数の入力パワーの差分である入力パワー差が第2の閾値以上である場合にも、異常があると判定する。
そして、異常判定部124は、異常があると判定した後に、さらに、その異常が、光スイッチ部121に原因があるのか、光スイッチ部121以外に原因があるのかを判定する。
なお、ステップS12において、検査ポート121eにおける複数回の測定と測定の間は、検査ポート121eを継続して選択している必要はない。検査ポートでの測定頻度は任意のI/F部で異常が発生した場合に、運用ポートに切り替えるタイミングと、検査ポート121eでの測定が重なる確率がシステム運用上許容できるよう設定されていればよい。
また、実施の形態1のように、一つの検査ポート121eが設けられている場合、入力パワーの変動が光スイッチ120によるものか、OLT110のI/F部112A~112D、113の光源等の外部要因によるものか、を1回の測定による絶対値だけでは判定することはできない。このため、過去に計測された入力パワーとの差分から算出される相対値を判定条件に加えることで、そのような判別を行うことができる。
以上、実施の形態1によれば、光スイッチ120のMEMSミラー121cの異常を適切に判定することができる。
なお、実施の形態1では、PONシステムに適用する場合について述べたが、MEMS方式の光スイッチを適用する装置であれば、どのようなシステムにも実施の形態1を適用することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では光スイッチ部121の出力ポートをX軸及びY軸の正軸方向に二次元配置し、検査ポート121eをX軸及びY軸ともに最大角度となる出力ポートに設ける場合を説明したが、実施の形態2では、検査ポートをX軸、Y軸それぞれで最大角度となる出力ポートに設けた場合を説明する。
図4は、実施の形態2に係る光スイッチ220を含む光通信システム200の構成を概略的に示すブロック図である。
光通信システム200は、上位装置101と、OLT110と、光スイッチ220と、2対2カプラ102A、102Bと、ONU103A~103Dとを備える。
実施の形態2における光通信システム200の上位装置101、OLT110、2対2カプラ102A、102B及びONU103A~103Dは、実施の形態1における光通信システム100の上位装置101、OLT110、2対2カプラ102A、102B及びONU103A~103Dと同様である。
光スイッチ220は、OLT110と、ONU103A~103Dとの間で、冗長経路を提供する。
ここでは、光スイッチ220は、一又は複数の通常系I/F部112A~112Dを、一つの予備系I/F部113で冗長する1対N冗長構成としている。
光スイッチ220は、光スイッチ部221と、第1の光測定部222Aと、第2の光測定部222Bと、メモリ部223と、異常判定部224と、通信部125と、制御部226とを備える。
実施の形態2に係る光スイッチ220の通信部125は、実施の形態1に係る光スイッチ120の通信部125と同様である。
光スイッチ部221は、予備系I/F部113と接続するONU103A~103Dを切り替える。ここでは、光スイッチ部221は、一つの光伝送路に接続する光伝送路を、十二個の光伝送路の中から切り替える1対12光スイッチ部であるものとする。
第1の光測定部222Aは、光スイッチ部221から入力される光信号の入力パワーである第1の入力パワーを測定する。第1の光測定部222Aは、測定された第1の入力パワーをメモリ部223に記憶するとともに、異常判定部224に与える。ここで、第1の入力パワーは、後述するように、1対12光スイッチ部221において、X軸で最大角度となる出力ポートを検査ポートとして、その検査ポートに光信号を入力した場合の入力パワーである。
第2の光測定部222Bは、光スイッチ部221から入力される光信号の入力パワーである第2の入力パワーを測定する。第2の光測定部222Bは、測定された第2の入力パワーをメモリ部223に記憶するとともに、異常判定部224に与える。ここで、第2の入力パワーは、後述するように、1対12光スイッチ部221において、Y軸で最大角度となる出力ポートを検査ポートとして、その検査ポートに光信号を入力した場合の入力パワーである。
実施の形態2では、光スイッチ220に、第1の光測定部222A及び第2の光測定部222Bの二つ光測定部222が備えられている。
メモリ部223は、第1の光測定部222Aで測定された第1の入力パワー及び第2の光測定部222Bで測定された第2の入力パワーを記憶する。
異常判定部224は、第1の光測定部222Aで測定された第1の入力パワー及び第2の光測定部222Bで測定された第2の入力パワーに基づいて、光スイッチ部221の異常の有無を判定する。なお、異常判定部224は、第1の光測定部222A及び第2の光測定部222Bから直接与えられる第1の入力パワー及び第2の入力パワーに基づいて、異常の有無を判定してもよく、メモリ部223に記憶されている過去の第1の入力パワー及び第2の入力パワーを用いて異常の有無を判定してもよい。
制御部226は、光スイッチ220での処理を制御する。例えば、制御部226は、通信部125を介して、OLT110の制御部115と通信を行うことで、光スイッチ部221を制御して、予備系I/F部113からの下り信号を、ONU103A~103Dの何れかに送信するようにする。
次に、実施の形態2における異常判定について説明する。
通常系I/F部112Dで運用されている場合において、まず、光スイッチ220の制御部226は、1対12光スイッチ部221の選択ポートを第1の光測定部222Aが接続された検査ポートに切り替える。
続いて、OLT110の制御部115は、予備系I/F部113の発光を開始させ、光スイッチ220の制御部226は、第1の光測定部222Aで第1の入力パワーを測定させる。第1の入力パワーは、メモリ部223に記録され、異常判定部224において異常有無が判定される。
次に、光スイッチ220の制御部226は、1対12光スイッチ部221の選択ポートを第2の光測定部222Bが接続された検査ポートに切り替える。
続いて、OLT110の制御部115は、予備系I/F部113の発光を開始させ、光スイッチ220の制御部226は、第2の光測定部222Bで第2の入力パワーを測定させる。第2の入力パワーは、メモリ部223に記録され、異常判定部224において異常有無が判定される。
図5は、実施の形態2の1対12光スイッチ部221の動作を説明するための概略図である。
ここでは、例として、4対3の12個の出力ポートの内、8ポートが運用ポート、2ポートが検査ポート、2ポートが未使用ポートである場合の例を説明する。
実施の形態1との違いは、検査ポートがX軸方向の傾きが最大角度となる第1の検査ポート221eA、Y軸方向に傾きが最大角度となる第2の検査ポート221eBとなっている点である。言い換えると、実施の形態2では、光スイッチ部221は、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBからなる複数の検査ポートを備えている。
実施の形態2の場合、X軸、Y軸の傾きが最大角度となる未使用ポートが、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBとなる。言い換えると、第1の検査ポート221eAは、複数の出力ポートの内、X軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートであり、第2の検査ポート221eBは、複数の出力ポートの内、Y軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートである。なお、第1の検査ポート221eAは、X軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置され、第2の検査ポート221eBと異なる出力ポートであれば、どの出力ポートであってもよい。また、第2の検査ポート221eBも、Y軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置され、第1の検査ポート221eAと異なる出力ポートであれば、どの出力ポートであってもよい。ここでは、第1の検査ポート221eAは、X軸における最大角度で反射され、Y軸における最小角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートであり、第2の検査ポート221eBは、Y軸における最大角度で反射され、X軸における最小角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートであるが、このような例に限定されない。
MEMSミラー121cに異常が生じた場合、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBの何れか、又は、それらの両方にパワー変動として現れるため、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBの入力パワーに異常がないことが確認できれば、他のポートも網羅的に異常がないと判断できる。
次に、実施に形態2において検査ポートで異常を検出するまでの動作について説明する。
図6及び図7は、実施の形態2において、異常を判定する動作を示すフローチャートである。
まず、光スイッチ220の制御部226は、X軸方向の傾き最大角度の第1の検査ポート221eAの入力パワーである第1の入力パワー、及び、Y軸方向の傾き最大角度の第2の検査ポート221eBの入力パワーである第2の入力パワーを測定させる(S20)。
次に、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの両方が第3の閾値以上であるか否かを判断する(S21)。ここで、入力パワーが低い場合には、何らかの異常があると判断することができる。このため、第3の閾値は、そのような判断を行うことのできる値であり、予め、実験等により設定されていればよい。第1の入力パワー及び第2の入力パワーの両方が第3の閾値以上である場合(S21でYes)には、処理はステップS22に進み、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの少なくとも何れか一方が第3の閾値未満である場合(S21でNo)には、処理は図7のステップS27に進む。
ステップS22では、異常判定部224は、第1の入力パワーと、第2の入力パワーとの差である入力パワー差を算出し、その入力パワー差が第4の閾値以上であるか否かを判断する。入力パワー差が安定している場合にも、異常が発生していないと判断することができる。このため、第4の閾値は、そのような判断を行うことのできる値であり、予め、実験等により設定されていればよい。入力パワー差が第4の閾値未満である場合(S22でNo)には、処理はステップS23に進み、入力パワー差が第4の閾値以上である場合(S22でYes)には、処理はステップS24に進む。
ステップS23では、異常判定部224は、異常は発生していないと判断する。
ステップS24では、異常判定部224は、入力パワー差が第5の閾値以上であるか否かを判断する。入力パワー差が安定していない場合にも、何らかの異常があると判断することができる。このため、第5の閾値は、そのような判断を行うことのできる値であり、予め、実験等により設定されていればよい。なお、第5の閾値は、第4の閾値よりも大きい値である。入力パワー差が第5の閾値未満である場合(S24でNo)には、処理はステップS25に進み、入力パワー差が第5の閾値以上である場合(S24でYes)には、処理はステップS26に進む。
ステップS25では、光スイッチ220の制御部226は、MEMSミラー121cへの印加電圧の調整で改善可能な範囲の入力パワーの変動と判断し、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBの入力パワーに基づき、MEMSミラー121cへの印加電圧を変更して、フィードバックを行い、第1の検査ポート221eA及び第2の検査ポート221eBへの入力パワーを補正する。
一方、ステップS26では、異常判定部224は、光スイッチ部221の異常と判定する。
また、ステップS21において、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの少なくとも何れか一方が第3の閾値未満であると判断された場合(S21でNo)には、処理は、図7のステップS27に進み、そのステップS27では、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの何れか一方のみが第3の閾値未満であるか否かを判断する。第1の入力パワー及び第2の入力パワーの何れか一方のみが第3の閾値未満である場合(S27でYes)には、処理はステップS30に進み、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの両方が第3の閾値以上である場合(S27でNo)には、処理はステップS28に進む。
ステップS28では、異常判定部224は、光信号の経路上に存在する光スイッチ部221以外の構成要素、例えば、光ファイバ又は予備系I/F部113の光トランシーバ(図示せず)等を変更しても、第1の入力パワー及び第2の入力パワーが第3の閾値未満である状態が継続するか否かを判断する。第1の入力パワー及び第2の入力パワーが第3の閾値未満である状態が継続しない場合(S28でNo)には、処理はステップS29に進み、第1の入力パワー及び第2の入力パワーが第3の閾値未満である状態が継続する場合(S28でYes)には、処理はステップS30に進む。
ステップS29では、異常判定部224は、光スイッチ部221以外の構成要素の異常と判定する。この場合、異常判定部224は、光スイッチ部221に異常は発生していないと判定することになる。
一方、ステップS30では、異常判定部224は、光スイッチ部221の異常と判定する。
以上のように、実施の形態2では、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの少なくとも何れか一方が第3の閾値未満である場合に、異常があると判定する。
一方、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの両方が第3の閾値以上であり、かつ、第1の入力パワーと、第2の入力パワーとの差分である入力パワー差が第4の閾値未満である場合に、異常がないと判定する。
また、異常判定部224は、入力パワー差が第4の閾値よりも大きい第5の閾値以上である場合に、光スイッチ部221に異常があると判定する。
そして、制御部226は、入力パワー差が第4の閾値以上で、第5の閾値未満である場合に、光信号の反射方向を変えるためにMEMSミラー121cに印加する電圧を調整することで、その入力パワー差を修正する。
さらに、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの何れか一方のみが第3の閾値未満である場合に、光スイッチ部221に異常があると判定する。
一方、異常判定部224は、第1の入力パワー及び第2の入力パワーの両方が第3の閾値未満である場合に、異常が、光スイッチ部221に原因があるのか、光スイッチ部221以外に原因があるのかを判定する。
以上のように、実施の形態2では、複数の検査ポート221eA、221eBを設け入力パワーの相対値を取得できるように構成したため、光源である予備系I/F部113の出力パワー変動を考慮した上で、光スイッチ部221の異常検出が可能となる。また、検査ポート221eA、221eBの入力パワーに基づきMEMSミラー121cへの印加電圧を調整することで入力パワーの補正が可能になる。
実施の形態3.
実施の形態3では、出力ポートがX軸及びY軸の正側に加え、X軸及びY軸の負側にも二次元配置され、複数の検査ポートで必要となる光測定を、光カプラを介すことで集約する場合について説明する。
図8は、実施の形態3に係る光スイッチ320を含む光通信システム300の構成を概略的に示すブロック図である。
光通信システム300は、上位装置101と、OLT110と、光スイッチ320と、2対2カプラ102A、102Bと、ONU103A~103Dとを備える。
実施の形態3における光通信システム300の上位装置101、OLT110、2対2カプラ102A、102B及びONU103A~103Dは、実施の形態1における光通信システム100の上位装置101、OLT110、2対2カプラ102A、102B及びONU103A~103Dと同様である。
図9は、実施の形態3に係る光スイッチ320の構成を概略的に示すブロック図である。
光スイッチ320は、OLT110と、ONU103A~103Dとの間で、冗長経路を提供する。
ここでは、光スイッチ320は、一又は複数の通常系I/F部112A~112Dを、一つの予備系I/F部113で冗長する1対N冗長構成としている。
光スイッチ320は、光スイッチ部321と、光測定部322と、メモリ部323と、異常判定部324と、通信部125と、制御部326と、M対1光カプラ327とを備える。
実施の形態3に係る光スイッチ320の通信部125は、実施の形態1に係る光スイッチ120の通信部125と同様である。
光スイッチ部321は、予備系I/F部113と接続するONU103A~103Dを切り替える。ここでは、光スイッチ部321は、一つの光伝送路に接続する光伝送路を、L個の光伝送路の中から切り替える1対L光スイッチ部であるものとする。ここで、Lは、2以上の整数であるものとする。
実施の形態3における光スイッチ部321は、複数の出力ポートに含まれる未使用のM個の出力ポートであるM個の検査ポートを持ち、M個の検査ポートは、M対1光カプラ327に接続される。ここで、Mは、1<M<Lを満たす整数である。
M対1光カプラ327は、M個の入力を合流させて、一つの出力から出力する光カプラである。M対1光カプラ327を介することで、光測定部322を1つに集約することが可能となる。言い換えると、M対1光カプラ327は、M個の検査ポートと、一つのポートとを結合する。そして、その一つのポートは、光測定部322に接続されている。
光測定部322は、光スイッチ部321から入力される光信号の入力パワーを測定する。光測定部322は、測定された入力パワーをメモリ部323に記憶するとともに、異常判定部324に与える。ここで、光測定部322は、制御部326からの指示に応じて、M個の検査ポートのそれぞれから出力される入力パワーを、第1の入力パワー~第Mの入力パワーとして、それぞれ検出する。
メモリ部323は、光測定部322で測定された入力パワーを記憶する。ここでは、メモリ部323は、第1の入力パワー~第Mの入力パワーを記憶する。
異常判定部324は、光測定部322で測定された入力パワーに基づいて、光スイッチ部321の異常の有無を判定する。なお、異常判定部324は、光測定部322から直接与えられる入力パワーに基づいて、異常の有無を判定してもよく、メモリ部323に記憶されている過去の入力パワーを用いて異常の有無を判定してもよい。ここでは、異常判定部324は、第1の入力パワー~第Mの入力パワーに基づいて、光スイッチ部321の異常の有無を判定する。
制御部326は、光スイッチ320での処理を制御する。例えば、制御部326は、通信部125を介して、OLT110の制御部115と通信を行うことで、光スイッチ部321を制御して、予備系I/F部113からの下り信号を、ONU103A~103Dの何れかに送信するようにする。
図10は、実施の形態3の1対L光スイッチ部321の動作を説明するための概略図である。
ここでは、1対L光スイッチ部321は、一例として、X軸及びY軸の正負軸の2軸4方向に、ファイバアレイが配置され、運用ポートが1入力16出力、検査ポートが4ポートになっている。
入力ポート121aから入力された光信号は、レンズ121bで集光され、MEMSミラー121cで反射され、所望の出力ポートに結合する。
MEMSミラー121cの印加電圧を調整し、傾斜角度を適切に制御することで、所望の出力ポートに光信号が反射する。
出力ポートのファイバアレイは、+X軸及び+Y方向の最大角度に第1の検査ポート221eAを、-X軸及び+Y軸方向の最大角度に第2の検査ポート321eBを、-X軸及び-Y軸方向の最大角度に第3の検査ポート321eCを、+X軸及び-Y軸方向の最大角度に第4の検査ポート321eDを配置する。
なお、実施の形態3における検査動作については、検査ポートの数が増えただけで、実施の形態2の動作とほぼ同様である。
MEMSミラー121cに異常が生じた場合、第1の検査ポート321eA~第4の検査ポート321eDの何れか、又は、これらの全てにパワー変動として現れるため、第1の検査ポート321eA~第4の検査ポート321eDの入力パワーに異常がないことが確認できれば、他のポートも網羅的に異常がないと判断できる。
実施の形態3の変形として、M対1光カプラ327ではなく、M対1光スイッチを使用し、検査ポートに応じてM対1光スイッチを切り替えてもよい。
以上のように、実施の形態3によれば、検査ポートを複数配置する必要がある場合、検査ポートにM対1光カプラ327又はM対1光スイッチを用いることで一つの光測定部322に集約することができる。
以上に記載された異常判定部124、224、324及び制御部126、226、326の一部又は全部は、例えば、図11(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、異常判定部124、224、324及び制御部126、226、326の一部又は全部は、例えば、図11(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラムで動作するプロセッサ、プログラムで動作する並列プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路12で構成することもできる。
以上のように、異常判定部124、224、324及び制御部126、226、326は、処理回路網により実現することができる。
光スイッチ部121、221、321は、例えば、MEMSミラーを備える光スイッチング回路により構成することができる。
光測定部122、222、322は、PD(Photo Detector)を備える光測定器により構成することができる。
なお、メモリ部123、223、323は、不揮発性メモリ又は揮発性メモリにより構成することができる。
通信部125は、NIC(Network Interface Card)等の通信インタフェースにより構成することができる。
100,200,300 光通信システム、 101 上位装置、 110 OLT、
120,220,320 光スイッチ、 121,221,321 光スイッチ部、 121a 入力ポート、 121b レンズ、 121c MEMSミラー、 121e 検査ポート、 221eA 第1の検査ポート、 221eB 第2の検査ポート、 122,322 光測定部、 222A 第1の光測定部、 222B 第2の光測定部、 123,223,323 メモリ部、 124,224,324 異常判定部、 125 通信部、 126,326 制御部、 102 2対2カプラ、 103 ONU。

Claims (13)

  1. 光信号の反射方向を変えることのできる光反射部を制御することで、入力ポートから入力される光信号を、複数の出力ポートから選択された一つの出力ポートに反射させて、前記入力ポートと、前記一つの出力ポートとを光学的に連結する光スイッチ部と、
    前記複数の出力ポートに含まれる未使用の出力ポートである検査ポートから入力される光信号の入力パワーを測定する光測定部と、
    前記入力パワーから、異常の有無を判定する異常判定部と、を備えること
    を特徴とする光スイッチ。
  2. 前記光反射部は、X軸及び前記X軸と交差するY軸の二次元の角度で光信号の反射方向を変えることができ、
    前記X軸及び前記Y軸の両方において最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートが前記検査ポートであること
    を特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 前記異常判定部は、前記入力パワーが第1の閾値未満である場合に、前記異常があると判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の光スイッチ。
  4. 前記異常判定部は、測定された複数の前記入力パワーの差分である入力パワー差が第2の閾値以上である場合に、前記異常があると判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の光スイッチ。
  5. 前記異常判定部は、前記異常があると判定した後に、さらに、前記異常が、前記光スイッチ部に原因があるのか、前記光スイッチ部以外に原因があるのかを判定すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の光スイッチ。
  6. 前記光スイッチ部は、第1の検査ポート及び第2の検査ポートからなる複数の前記検査ポートを備え、
    前記光反射部は、X軸及び前記X軸と交差するY軸の二次元の角度で光信号の反射方向を変えることができ、
    前記複数の出力ポートの内、X軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートが前記第1の検査ポートであり、前記複数の出力ポートの内、前記Y軸における最大角度で反射される光信号が入力される位置に配置されている出力ポートが前記第2の検査ポートであること
    を特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  7. 前記第1の検査ポートから入力される光信号の入力パワーである第1の入力パワーを測定する第1の光測定部、及び、前記第2の検査ポートから入力される光信号の入力パワーである第2の入力パワーを測定する第2の光測定部からなる複数の前記光測定部を備え、
    前記異常判定部は、前記第1の入力パワー及び前記第2の入力パワーの少なくとも何れか一方が第3の閾値未満である場合に、前記異常があると判定すること
    を特徴とする請求項6に記載の光スイッチ。
  8. 前記異常判定部は、前記第1の入力パワー及び前記第2の入力パワーの両方が前記第3の閾値以上であり、かつ、前記第1の入力パワーと、前記第2の入力パワーとの差分である入力パワー差が第4の閾値未満である場合に、前記異常がないと判定すること
    を特徴とする請求項7に記載の光スイッチ。
  9. 前記異常判定部は、前記入力パワー差が前記第4の閾値よりも大きい第5の閾値以上である場合に、前記光スイッチ部に前記異常があると判定すること
    を特徴とする請求項8に記載の光スイッチ。
  10. 前記入力パワー差が前記第4の閾値以上で、前記第5の閾値未満である場合に、光信号の反射方向を変えるために前記光反射部に印加する電圧を調整することで、前記入力パワー差を修正する制御部をさらに備えること
    を特徴とする請求項9に記載の光スイッチ。
  11. 前記異常判定部は、前記第1の入力パワー及び前記第2の入力パワーの何れか一方のみが前記第3の閾値未満である場合に、前記光スイッチ部に前記異常があると判定すること
    を特徴とする請求項7に記載の光スイッチ。
  12. 前記異常判定部は、前記第1の入力パワー及び前記第2の入力パワーの両方が前記第3の閾値未満である場合に、前記異常が、前記光スイッチ部に原因があるのか、前記光スイッチ部以外に原因があるのかを判定すること
    を特徴とする請求項7に記載の光スイッチ。
  13. 光信号の反射方向を変えることのできる光反射部を含み、前記光反射部を制御することで、入力ポートから入力される光信号を、複数の出力ポートから選択された一つの出力ポートに反射させて、前記入力ポートと、前記一つの出力ポートとを光学的に連結する光スイッチ部と、
    前記複数の出力ポートに含まれる未使用のM個(Mは、2以上の整数)の出力ポートであるM個の検査ポートと、一つのポートとを結合するM対1光カプラと、
    前記一つのポートから出力された光信号の入力パワーを測定する光測定部と、
    前記入力パワーから、異常の有無を判定する異常判定部と、を備えること
    を特徴とする光スイッチ。
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