JP2023157523A - 器材取付け時における受接配管内部の排掃方法とこれに用いる排掃治具 - Google Patents

器材取付け時における受接配管内部の排掃方法とこれに用いる排掃治具 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、器材の設置やメンテナンスで器材を配管から取外した際、空気弁を接続して止水栓を開け、配管内部の空気を排出したり、立て管の最頂部に吸排気弁を取付けて立て管内が充水される場合に、吸排気口から排気を行って管内の空気を排出し、流出する水を吸排気口に接続するドレン管に排出する等のことが行われてきたが、何れも作業者の技術能力に依存する部分が多く、専用の治具が無いため、洗管方法や洗管の度合いが作業者によってバラつきがあり、能率的にも問題を残していた。【解決手段】後端に排出ホース31を挿嵌する挿し込み体32を設け、内部に逆止弁33を内装する袋ナット機構本体3を敷設配管の止水栓と接続する接続アダプターで構成して、取付け器材取外し部に接続すると共に、敷設配管の止水栓を開栓し、配管水流を袋ナット機構本体を通して排出ホースから排出して受接配管内部を排掃するようにした。【選択図】図8

Description

本発明は、配管に取付けられる空気弁や吸排気弁等の器材を配管に取付ける際やメンテナンスを行う際に、受接配管側の内部の停滞水や異物を予め確実に排出することで、器材への異物混入による止水性能等が損なわれることを防止するための受接配管内部の排掃方法とこれに用いる排掃治具に関するものである。
従来、配管に取付けられる空気弁や吸排気弁等の器材のメンテナンスを行う際は、器材の直下に取付けられている止水栓を閉じ、器材を取外し、そこに新品又はメンテナンスした器材を取り付けている。止水栓より上流側に溜まっている停滞水や停滞水内の異物等を排出せずに器材が取付けられると、取り替えた器材の止水部分に、再度異物が入り込み、新設又はメンテナンスをしたばかりなのに漏水等の不具合が発生するという不都合が生ずる場合があった。
このような場合に対応して、器材の設置やメンテナンスで器材を配管から取外した際、例えば特許文献1のように空気弁を接続して止水栓を開け、配管内部の停滞水や異物を排出したり、立て管の最頂部に吸排気弁を取付けて立て管内が充水される場合に、吸排気口から排気を行って管内の空気を排出し、流出する水を吸排気口に接続するドレン管に排出する特許文献2のようなことも行われている。
特開2021-116899号公報 登録実用新案第3201854号公報
しかしながら、前記受接配管内部の排掃は何れも作業者の技術能力に依存する部分が多く、専用の治具が無いため、洗管方法や洗管の度合いが作業者によってバラつきがあり、能率的にも問題を残している。
本発明は上記した問題に対応しようとするものであり、後端に排出ホースを挿嵌する挿し込み体を設け、内部に逆止弁を内装し、排出ホースの挿嵌端部を締着する袋ナット機構本体の先端を敷設配管との接続アダプターに構成し、敷設配管の止水栓との接続部として、取付け器材取外し部に接続すると共に、敷設配管の止水栓を開栓し、配管水流を袋ナット機構本体を通して排出ホースから排出して受接配管内部を排掃するようにした。
また、敷設配管の止水栓との接続部の構造が器材の種類によって異なることに対応して、止水栓ねじ形状に対応できるよう、例えば平行おねじ用、テーパーめねじ用等、数種類のアダプターを用意し、取り替え式で対応できるようにした。
更に、袋ナット機構本体と接続アダプターを別部品とすることにより、接続アダプターの袋ナットを締め付けた状態でも、ホースニップルが回転可能となり、接続アダプターに袋ナット機構本体が接続された状態でも、接続アダプターを止水栓にねじ込める接続順を問わない構造とした。
本発明は、上記のように構成されたので、空気弁や吸排気弁等の器材を接続する際やメンテナンスを行う際に、接続する配管内部の停滞水や異物を予め確実に排出することにより、器材に異物が入り込むことで止水性能等が損なわれることを防止することができたものである。
本発明の実施例を示すもので、止水栓の直上に、器材である吸排気弁を取付け給水配管から排水配管に配管した状況を示すもので、接続配管部の全体正面図である。 同じく、止水栓の直上に、器材である空気弁を取り付け、止水栓が開栓された状態を示す止水栓と空気弁の縦断面正面図である。 同じく、配管止水栓より上流側に溜まった停滞水内の異物等により止水部材に不良が生じ、敷設配管からの給水が空気弁の空気孔から噴出されている状態を示す敷設配管、止水栓と空気弁の縦断面正面図である。 同じく、止水栓を閉栓して、器材である空気弁を取り外した状態を示す、止水栓と空気弁の縦断面正面図である。 同じく、本発明による器材取付け部位の配管内部を排掃する治具の縦断面正面図で、先端接続部を止水栓ねじ形状に対応できるように用意された数種の接続アダプターとの対応関係を示す説明図である。 同じく、本発明による器材取付け部位の配管内部を排掃する図5記載の排掃治具で、先端接続部に平行雄ねじ用接続アダプターが螺合され、その螺合部がホースニップルを包接する構造となって回転可能な状態となっている状況を示す排掃治具の拡大縦断面正面図である。 同じく、本発明による器材取付け部位の配管内壁部を排掃する図5記載の排掃治具に付設するストレーナ部材の縦断面正面図である。 同じく、図5記載の排掃治具による排掃実施状況を示す敷設配管、止水栓、排掃治具、ストレーナ部材の全体縦断面正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、図1のAは器材の1つである吸排気弁で、アパートやマンション等の一般住宅における敷設配管2の排水側端部に止水栓21を介して取付け設定され、敷設配管内の空気を自動的に排出し、断水等で配管内に負圧が生じた場合には、自動的に空気を吸気して負圧を解消するものである。
また、他の器材としての空気弁は、水管橋、地下埋設配水管、サドル付分水栓等の送配水径路にも設置活用されている。
吸排気弁Aは、敷設配管2によって搬送される流体の流路を開閉する止水栓21を介して敷設配管2の頂部に取り付けられ、止水栓21は吸排気弁等の器材の着脱作業時等配管端部の開放時に配管流路を閉鎖し、作業終了後に配管流路を開放する。
図2で、敷設配管2に空気弁1を取付け、止水栓21を開栓すると、管内の空気は敷設配管2からの流入給水に押され、誘導弁体15の上部に開口する大空気孔11から流出されるが、配管内の空気の排出が完了すると、誘導弁体15が上昇し、フロート13が小空気孔14を閉鎖して止水状態となる。水が満たされた状態で、配管に空気が混入すると、空気弁1の弁箱12に空気が集積し、弁箱12内の水位が下がり、フロート13を下降させる。
フロート13の下降に伴い、小空気孔14が開弁して集積された空気を排出し、弁箱12内の水位を上昇させる。弁箱12内の水位の上昇によりフロート13が上昇して小空気孔14が閉鎖されると再び止水状態となる。そのため、大空気孔11や小空気孔14の止水部分に異物が入り込むと止水性能等が損なわれる。
更に、配管内に空気が混入されて集積されると、空気弁1による上記排出作動が繰り返されて円滑な排気作動が行われるものであるが、継続的な作動は、当然、取付け器材のメンテナンスや更新が必要となってくる。
空気弁や吸排気弁等の器材のメンテナンスを行う際は、前記のように器材の直下に取付けられている止水栓を閉じ、器材を取外し、そこに新品又はメンテナンスした器材を取り付けることになるが、その際、敷設配管側の内部の停滞水や異物を予め確実に排出しなければ、器材への異物混入により止水性能等が損なわれることになる。
本発明においては、後端に排出ホース31を挿嵌する挿し込み体32を設け、内部に逆止弁33を内装し排出ホースの挿嵌端部34を締着するホースバンド39と袋ナット36を敷設配管2との接続アダプター5に接続する構成として、器材1の直下に取付けられている止水栓21を閉じて器材1を取り外した止水栓21の端部に接続する。
止水栓21を開栓すると、敷設配管2に給水されている水流が、接続アダプター5を介して逆止弁33、挿し込み体32の水路37を経て排出ホース31に流出する。この水流は配管内に停滞した停滞水や異物を巻き込んで一緒に流出するので、配管内部の停滞水や異物を確実に排出することができるものである。
止水栓21との接続部に接続する排掃治具は、中心部に水路37を有し、外周に筍状の凹凸段部38を形成した挿し込み体32を先端部に設け、内部に逆止弁33を内装し、挿入された排出ホース31の外周からホースバンド39によって締着されている。排出ホースの挿嵌端部34を締着する袋ナット機構本体3の先端は接続アダプター5を介して敷設配管2の止水栓21に螺合される。
接続アダプター5は、多様な止水栓のねじ形状に対応できるよう、例えば、図5に示すように平行雄ねじ用、テーパー雌ねじ用と、それぞれのねじ形状に対応するねじ形状の接続アダプターを用意し、適合するものに取り替えて無理なく敷設配管2の止水栓21に接続されるようになっている。
袋ナット機構本体3の内部には、逆止弁33が設定されているので、排水が戻り水となって逆流することが防止されるようになっている。また、ホースニップルとアダプターを別部材として、接続アダプターの本体51がホースニップルを包接する構造とすることにより、袋ナットを締め付けた状態でもホースニップルが回転可能な構造で、接続アダプター5に袋ナット機構本体3が接続された状態でも、接続アダプターを止水栓21にねじ込める接続順を問わない構造とした。
更に、配管内に異物混入の可能性が高い設定環境の場合には、挿し込み体32の先に、ホース31を介して異物を受けるストレーナ部材4を設定する。
ストレーナ部材4は、先端に、袋ナット機構本体からのホース31に挿嵌される筍状挿し込み体41、ストレーナ部材の排出ホース43に挿嵌される筍状挿し込み体42を備え、ストレーナ本体46を支持する胴部44と、ストレーナ本体の支持部を包覆する透明な筐体45とから成り、排水時に異物の回収を容易にすると共に、透明な筐体45を通じて洗管時の排水状態の確認を容易にする。
本発明は以上のように構成されたので、空気弁や吸排気弁等の器材を接続する際やメンテナンスを行う際に、接続する配管内部の停滞水や異物を予め確実に排出することができ、敷設配管からの給水水流を利用することにより洗管効率を高め、作業者によるバラつきを大幅に回避することができた。
本願発明に係る器材取付け時における受接配管内部の排掃方法とこれに用いる排掃治具は、空気弁や吸排気弁等の器材を接続する際やメンテナンスを行う際に、接続する配管内部の停滞水や異物を予め確実に排出することができ、洗管効率を著しく高めることができたので、水道施設産業上に高度の利用価値を有するものである。
A 吸排気弁
1 空気弁
11 空気弁の大空気孔
12 空気弁の弁箱
13 空気弁のフロート
14 空気弁の小空気孔
15 空気弁の遊動弁体
2 敷設配管
21 敷設配管の止水栓
3 袋ナット機構本体
31 排出ホース
32 排出ホースへの挿し込み体
33 袋ナット機構の逆止弁
34 ホースの挿嵌端部
35 ホースニップル
36 袋ナット
37 挿し込み体の水路
38 挿し込み体外周の筍状段部
39 ホースバンド
4 ストレーナ部材
41 排出ホースへの筍状挿し込み体
42 ストレーナ部材排出ホースへの筍状挿し込み体
43 ストレーナ部材排出ホース
44 ストレーナ支持胴部
45 ストレーナ支持部包覆筐体
46 ストレーナ本体
5 接続アダプター
51 接続アダプターの本体
52 接続アダプターの袋ナット

Claims (6)

  1. 後端に排出ホースと、内部に逆止弁を内装する袋ナット機構本体と、接続アダプターで構成した排掃治具を敷設配管の接続部として、取付け器材取外し部に接続すると共に、敷設配管の止水栓を開栓し、配管水流を排掃治具を通して排出して受接配管内部を排掃するようにしたことを特徴とする器材取付け時における受接配管内部の排掃方法。
  2. 後端に排出ホースを挿嵌する挿し込み体を設けた袋ナット機構本体と敷設配管の止水栓に接続する接続アダプターで構成した器材取付け時における受接配管内部の排掃治具。
  3. 袋ナット機構本体の内部に、逆止弁を設定するようにした請求項2記載の器材取付け時における受接配管内部の排掃治具。
  4. 袋ナット機構本体と接続アダプターを別部材として、接続アダプターの螺合部が袋ナット機構本体のホースニップルを包接する構造とするようにした請求項2又は請求項3記載の器材取付け時における受接配管内部の排掃治具。
  5. 排出ホースの流出側に、同排出ホースを介して異物を受けるストレーナ部材を設定した請求項2又は請求項3記載の器材取付け時における受接配管内部の排掃治具。
  6. 排出ホース、又はストレーナ部材の筐体の所要部又はストレーナ部材の排出ホースを透明に構成した請求項2又は請求項3記載の器材取付け時における受接配管内部の排掃治具。


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