JP2023155542A - 物品配送システムおよび物品配送方法 - Google Patents

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英明 尾川
Hideaki Ogawa
賢司 松岡
Kenji Matsuoka
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Abstract

Figure 2023155542000001
【課題】複層建造物における物品の配送先となる区画を適切に判断する技術を提供する。
【解決手段】物品配送システム10では、無人飛行体14を用いて物品を配送する。無人飛行体14は、配送支援サーバ12から提供された配送先の複層建造物の位置情報と、無人飛行体14の現在位置情報とに基づいて、無人飛行体14が上記複層建造物の近傍に到着したことを判定する。無人飛行体14は、上記複層建造物の外観を撮影する。無人飛行体14は、上記複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンを検出する。無人飛行体14は、検出した繰り返しパターンに基づいて、上記複層建造物内の配送先の区画を特定する。無人飛行体14は、特定した配送先の区画に物品を配送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品配送システムおよび物品配送方法に関する。
近年、ドローン等の無人飛行体を用いた物品配送ビジネスが拡大しており、複層建造物内の個別の区画(例えば高層集合住宅における特定の住戸)に対する物品配送の要求もある。例えば、以下の特許文献1では、配達先の発信器から発信された無線信号の受信強度に基づいて無人飛行体による配送を制御することにより、マンション内の個々の住戸に荷物を配送する技術が提案されている。
国際公開第2018/078859号
特許文献1の技術では、無人飛行体に対応した発信機が配送先の区画に設置される必要があり、また、配送時にはその発信機から無線信号を発していなければならない。また、無人飛行体が、物品の配送先の階数を示す情報(部屋番号等)を保持する場合でも、建造物毎に高さの基準は異なり得るため、配送先の階数や部屋の位置が特定困難となる可能性がある。さらにまた、無人飛行体が着陸する位置または物品を投下する位置を示すマーカが使用されることがあるが、集合住宅の複数の区画にマーカが設置される場合、誤った区画に物品を配送してしまう可能性がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複層建造物における物品の配送先となる区画を適切に判断する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の物品配送システムは、無人飛行体を用いて物品を配送する物品配送システムであって、配送先である複層建造物の位置情報と、無人飛行体の現在位置情報とに基づいて、無人飛行体が複層建造物の近傍に到着したことを判定する判定部と、判定部により無人飛行体が複層建造物の近傍に到着したと判定された場合に、複層建造物の外観を撮影する撮影部と、撮影部により撮影された複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンを検出する検出部と、検出部により検出された繰り返しパターンに基づいて、複層建造物内の配送先の区画を特定する特定部と、特定部により特定された配送先の区画に物品を配送する配送制御部とを備える。
本発明の別の態様は、物品配送方法である。この方法は、無人飛行体を用いて物品を配送する物品配送システムが実行する物品配送方法であって、配送先である複層建造物の位置情報と、無人飛行体の現在位置情報とに基づいて、無人飛行体が複層建造物の近傍に到着したことを判定する判定ステップと、判定ステップで無人飛行体が複層建造物の近傍に到着したと判定された場合に、複層建造物の外観を撮影する撮影ステップと、撮影ステップで撮影した複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンを検出する検出ステップと、検出ステップで検出した繰り返しパターンに基づいて、複層建造物内の配送先の区画を特定する特定ステップと、特定ステップで特定した配送先の区画に物品を配送する配送ステップとを物品配送システムが実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複層建造物における物品の配送先となる区画を適切に判断することができる。
第1実施例の物品配送システムの構成を示す図である。 第1実施例の配送支援サーバの機能ブロックを示すブロック図である。 第1実施例の無人飛行体の機能ブロックを示すブロック図である。 第1実施例の無人飛行体の動作を示すフローチャートである。 配送先建造物である集合住宅の例を示す図である。 配送先建造物画像に映る縦方向の繰り返しパターンの例を示す図である。 無人飛行体が配送先区画へ接近する例を示す図である。 変形例の配送支援サーバの機能ブロックを示すブロック図である。 変形例の無人飛行体の機能ブロックを示すブロック図である。 第2実施例の無人飛行体の動作を示すフローチャートである。
<第1実施例>
図1は、第1実施例の物品配送システム10の構成を示す。物品配送システム10は、配送支援サーバ12と無人飛行体14とを備え、無人飛行体14を用いて物品16を配送するシステムである。物品16の配送先は、複層建造物における個別の区画であり、例えば、2階建て以上の集合住宅における特定の住戸である。
配送支援サーバ12と無人飛行体14は、通信網18を介して接続される。通信網18は、移動通信システム(4G、5G等)やインターネット等を含み得る。第1実施例の無人飛行体14は、配送支援サーバ12から事前に取得した情報に基づいて、複層建造物内の配送先の区画まで自律動作により物品16を配送する。第1実施例では、物品配送システム10の特徴的な機能は無人飛行体14に実装される。
配送支援サーバ12は、情報処理装置とも言え、無人飛行体14による物品の配送を支援する情報処理を実行する。無人飛行体14は、様々な物品16(荷物とも言える)を着脱可能に保持し、また、物品16を保持した状態で飛行可能な大きさと推進力を備える。無人飛行体14は、無人航空機とも言え、ドローンとも言える。
無人飛行体14は、飛行駆動部20、リリース機構22、撮影部24を備える。飛行駆動部20は、無人飛行体14が浮上および飛行するために駆動する機構であり、実施例では回転翼を含む。リリース機構22は、無人飛行体14に保持された物品16を無人飛行体14からリリースする(言い換えれば、切り離す)機構である。
撮影部24は、無人飛行体14の周囲の空間を撮影する。撮影部24は、無人飛行体14が物品16を保持して飛行する状態において、複層建造物を側方から撮影可能な位置であり、かつ、物品16の受け取り位置を示すマーカを上方から撮影可能な位置に設けられる。例えば、撮影部24は、無人飛行体14が配送先の複層建造物の近傍に到着した場合に、その複層建造物の外観を撮影する。なお、無人飛行体14は、互いに異なる方向を撮影する複数の撮影部24を備えてもよい。
図2は、第1実施例の配送支援サーバ12の機能ブロックを示すブロック図である。本明細書のブロック図で示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのプロセッサ、CPU、メモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
配送支援サーバ12は、通信部60と制御部62を備える。制御部62は、各種データ処理を実行し、また、配送支援サーバ12の動作を制御する。制御部62は、CPUやメモリを含む配送支援サーバ12のプロセッサにより実現されてもよい。通信部60は、所定の通信プロトコルで外部装置と通信する。制御部62は、通信部60を介して無人飛行体14とデータを送受信する。
制御部62は、通信制御部70、記憶部72、受注処理部74、配送先情報提供部76を含む。これら複数の機能ブロックの機能が実装されたコンピュータプログラムが配送支援サーバ12のストレージにインストールされてもよい。配送支援サーバ12のプロセッサは、このコンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより制御部62の複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
通信制御部70は、通信部60とのインタフェース機能を提供し、また、通信部60の動作を制御する。記憶部72は、地図情報と配送先情報を含む各種データを記憶する。地図情報は、物品16の配送先となり得る複数の建造物それぞれの属性情報を含む。建造物の属性情報は、建造物の位置情報(例えば住所、緯度、経度等)、階数、各階層での区画情報(例えば区画数や各区画の位置等)を含む。配送先情報は、配送先の住所情報、配送先となる建造物の位置情報、階数、各階層での区画情報を含む。配送先が集合住宅の場合、配送先の住所情報は、配送先の区画が階層内でどの位置に存在するかを示す情報(例えば区画番号、部屋番号等)を含む。
受注処理部74は、物品配送の受注処理を実行する。受注処理部74は、物品配送の受注時に、配送先の住所情報を取得する。受注処理部74は、記憶部72に記憶された地図情報から、配送先の住所情報により特定される配送先の建造物の位置情報、階数、各階層での区画情報を抽出し、抽出した情報を含む配送先情報を記憶部72に格納する。なお、配送先情報は、物品配送の発注者により設定されてもよく、外部装置(例えば発注者の装置等)から配送支援サーバ12に入力されてもよい。受注処理部74は、発注者により設定された配送先情報を記憶部72に格納してもよい。配送先情報提供部76は、記憶部72に記憶された配送先情報を無人飛行体14へ送信する。
図3は、第1実施例の無人飛行体14の機能ブロックを示すブロック図である。無人飛行体14は、飛行駆動部20、リリース機構22、撮影部24、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部26、センサ28、通信部30、制御部32を備える。
GNSS受信部26は、測位のための衛星信号を受信する。GNSS受信部26は、受信した衛星信号の情報を制御部32へ入力する。センサ28は、無人飛行体14の各種状態に関する物理量を検知するセンシングデバイスである。センサ28は、検知した物理量に関するセンサ情報を制御部32へ入力する。例えば、センサ28は、無人飛行体14の現在位置の高度(海抜高度等)を検知する高度センサを含んでもよい。
制御部32は、各種データ処理を実行し、また、無人飛行体14の動作を制御する。制御部32は、無人飛行体14のプロセッサにより実現されてもよい。無人飛行体14のプロセッサは、CPUやメモリを含むSoC(System-on-a-Chip)やマイクロコントローラを含んでもよい。通信部30は、所定の通信プロトコルで外部装置と通信する。制御部32は、通信部30を介して配送支援サーバ12とデータを送受信する。
制御部32は、位置情報取得部40、センサ情報処理部42、撮影制御部44、通信制御部46、記憶部48、飛行制御部50、リリース制御部52、判定部54、検出部56、特定部58を含む。これら複数の機能ブロックの機能が実装されたコンピュータプログラムが無人飛行体14のストレージにインストールされてもよい。無人飛行体14のプロセッサは、このコンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより制御部32の複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
位置情報取得部40は、GNSS受信部26から入力された衛星信号の情報にしたがって、無人飛行体14の現在位置を示す現在位置情報を取得する。現在位置情報は、緯度と経度の値を含んでもよい。センサ情報処理部42は、センサ28から入力されたセンサ情報に基づいて、無人飛行体14に関する各種状態を特定する。例えば、センサ情報処理部42は、無人飛行体14の現在位置の高度を特定する。
撮影制御部44は、撮影部24の動作を制御し、例えば、撮影部24により撮影された画像のデータを取得する。撮影部24により撮影された画像のデータは、動画データでもよく、静止画データでもよい。通信制御部46は、通信部30の動作を制御する。通信制御部46は、通信部30により受信されたデータを取得し、例えば、配送支援サーバ12から送信された配送先情報を取得する。記憶部48は、各種データを記憶し、例えば、配送支援サーバ12から送信された配送先情報を記憶する。
飛行制御部50は、飛行駆動部20の動作を制御することにより、無人飛行体14の飛行を制御する。リリース制御部52は、リリース機構22の動作を制御し、例えば、無人飛行体14に保持された物品16を無人飛行体14からリリースさせる。飛行制御部50とリリース制御部52は、配送制御部として機能し、後述の特定部58により特定された、配送先である建造物(以下「配送先建造物」とも呼ぶ。)における配送先の区画(以下「配送先区画」とも呼ぶ。)に物品16を配送する。
判定部54は、記憶部48に記憶された配送先情報が示す配送先建造物の位置と、位置情報取得部40により取得された無人飛行体14の現在位置とに基づいて、無人飛行体14が配送先建造物の近傍に到着したことを判定する。撮影制御部44は、判定部54により無人飛行体14が配送先建造物の近傍に到着したと判定された場合に、配送先建造物の外観を撮影部24に撮影させる。
検出部56は、撮影部24により撮影された配送先建造物の外観の画像を受け付け、その画像に映る繰り返しパターンを検出する。具体的には、検出部56は、配送先建造物の外観の画像に映る縦方向の繰り返しパターンを検出するとともに、その画像に映る横方向の繰り返しパターンを検出する。
特定部58は、検出部56により検出された繰り返しパターンに基づいて、配送先建造物における配送先区画を特定する。具体的には、特定部58は、縦方向の繰り返しパターンに基づいて、配送先建造物において配送先区画が存在する階数に対応する配送先区画の縦方向の位置を特定する。また、特定部58は、横方向の繰り返しパターンに基づいて、配送先建造物において配送先区画が存在する階層内での配送先区画の横方向の位置を特定する。
以上の構成による物品配送システム10の動作を説明する。
配送支援サーバ12の受注処理部74は、外部装置から通信網を介して入力され、または、物品配送の担当者の操作によって入力された、物品16の配送先の住所情報を取得する。受注処理部74は、予め定められた地図情報を参照して、配送先の住所情報と、その住所情報をもとに抽出された配送先建造物の属性情報とを含む配送先情報を記憶部72に格納する。配送先情報提供部76は、記憶部72に記憶された配送先情報を無人飛行体14へ送信する。無人飛行体14の通信部30は、配送支援サーバ12から送信された配送先情報を受信し、無人飛行体14の記憶部48は、その配送先情報を記憶する。
以降の無人飛行体14の動作は、図4を参照しつつ説明する。図4は、第1実施例の無人飛行体14の動作を示すフローチャートである。同図の処理は、配送先建造物が複層建造物(典型的には2階建て以上の集合住宅)である場合に無人飛行体14が実行する動作を示している。無人飛行体14の飛行制御部50は、記憶部48に記憶された配送先情報(例えば配送先建造物の緯度および経度)に基づいて飛行駆動部20を動作させ、無人飛行体14を配送先建造物の近傍位置まで飛行させる(ステップS10)。
無人飛行体14の判定部54は、記憶部48に記憶された配送先情報が示す配送先建造物の位置と、位置情報取得部40により取得された無人飛行体14の現在位置とに基づいて、配送先建造物から所定距離の近傍位置に無人飛行体14が達したか否かを判定する。配送先建造物から所定距離の位置に無人飛行体14が達していなければ(ステップS11のNo)、ステップS10に戻り、無人飛行体14は、配送先建造物への接近を継続する。配送先建造物から所定距離の近傍位置に無人飛行体14が達していれば(ステップS11のYes)、無人飛行体14の判定部54は、撮影を行うよう撮影制御部44に指示する。撮影制御部44は、無人飛行体14から配送先建造物の方向を撮影部24に撮影させることにより、配送先建造物の外観を撮影部24に撮影させる(ステップS12)。
ステップS11の判定条件となる近傍位置であり、すなわち、配送先建造物の外観を撮影する位置は、配送先建造物の全体が撮影部24の視野角(画角とも言える)に収まる位置であることが望ましい。言い換えれば、撮影部24により撮影される画像に配送先建造物の縦横全体が映る位置であることが望ましい。そのため、配送先建造物の縦方向(垂直方向、鉛直方向とも言える)の長さが長いほど、また横方向(水平方向とも言える)の長さが長いほど、判定部54は、ステップS11の判定条件となる近傍位置を、配送先建造物から離れた位置とすることが望ましい。
例えば、配送先建造物の高さHと幅Wが、地図情報から抽出されて配送先情報に記録される場合、判定部54は、以下の計算式により、配送先建造物を撮影する位置(無人飛行体14と配送先建造物の距離D)を求めてもよい。ここでは、予め定められた値として、縦方向の余裕分をαv、横方向の余裕分をαh、撮影部24の水平視野角をθh、撮影部24の垂直視野角をθvとする。
Dh=(W/2+αh)/(tan(θh/2))
Dv=(H/2+αv)/(tan(θv/2))
D=Dh(Dh≧Dvの時)、または、D=Dv(Dh<Dvの時)
上記のDhは、横方向において配送先建造物の全体が撮影部24の視野角に収まる距離である。上記のDvは、縦方向において配送先建造物の全体が撮影部24の視野角に収まる距離である。
または、配送先建造物を撮影する位置(無人飛行体14と配送先建造物の距離D)は、予め定められた値でもよく、例えば50メートルであってもよい。この場合、無人飛行体14と配送先建造物の距離Dは、開発者による実験や物品配送システム10を用いた実験等に基づいて適切な値が決定されてよい。なお、判定部54は、配送先建造物の階数に応じて距離Dが定まる関数を用いて距離Dを決定してもよく、配送先建造物の階数が大きくなるほど距離Dを大きい値に決定してもよい。
なお、配送先情報は、配送先建造物の外観を予め撮影した画像を含んでもよい。判定部54は、配信先情報に含まれる配送先建造物の画像と、撮影部24により撮影された建造物の画像とを比較することにより、無人飛行体14の近傍に配送先建造物があることを確認してもよい。
図5は、配送先建造物である集合住宅80の例を示す。同図は、4階建ての集合住宅80を示している。第1実施例では、ステップS12で撮影された画像に、配送先建造物の縦横の全体が映ることとする。以下、この画像を「配送先建造物画像」とも呼ぶ。無人飛行体14の検出部56は、配送先建造物画像のデータに縦方向のローパスフィルタ処理を施すことにより、配送先建造物画像の画素値を縦方向に平滑化する。また、検出部56は、配送先建造物画像のデータに横方向のローパスフィルタ処理を施すことにより、配送先建造物画像の画素値を横方向に平滑化する。
検出部56は、配送先建造物画像に映る縦方向の繰り返しパターンを検出し、また、配送先建造物画像に映る横方向の繰り返しパターンを検出する(ステップS13)。第1実施例では、検出部56は、縦方向のローパスフィルタ処理後の配送先建造物画像を縦方向にトレースして、輝度信号のレベルの縦方向の推移を検出し、輝度信号のレベルの縦方向の繰り返しパターン(例えば暗→明→暗→明→・・・)を検出する。また、検出部56は、横方向のローパスフィルタ処理後の配送先建造物画像を横方向にトレースして、輝度信号のレベルの横方向の推移を検出し、輝度信号のレベルの横方向の繰り返しパターンを検出する。
図6は、配送先建造物画像に映る縦方向の繰り返しパターンの例を示す。同図は、配送先建造物画像の縦方向の輝度レベルが、明レベル(高輝度)から暗レベル(低輝度)の間で推移するパターンが繰り返されることを示している。横方向の繰り返しパターンも同様であり、例えば、配送先建造物画像の横方向の輝度レベルが、明レベル(高輝度)から暗レベル(低輝度)の間で推移するパターンが繰り返される。第1実施例では、配送先建造物画像の画素値を平滑化することにより、繰り返しパターンの検出が容易になり、また、検出精度を高めることができる。
なお、ローパスフィルタ処理は必須でなく、検出部56は、ローパスフィルタ処理を未実施のオリジナルの配送先建造物画像から繰り返しパターンを検出してもよい。また、検出部56は、ローパスフィルタ処理以外の、配送先建造物画像の画素値を平滑化する公知の処理を実行してもよい。
無人飛行体14の特定部58は、配送先建造物画像に映る縦方向の繰り返しパターンに基づいて、配送先建造物内の配送先区画の縦方向の位置を特定する。また、特定部58は、配送先建造物画像に映る横方向の繰り返しパターンに基づいて、配送先建造物内の配送先区画の横方向の位置を特定する(ステップS14)。
具体的には、特定部58は、配送先建造物画像に映る縦方向の繰り返しパターンにおいて繰り返される要素(すなわち画像の部分)のうち一番下の要素を1階と判断し、画面上部に向かって次の繰り返しの要素を2階と判断し、その上についても同様に階数を判断する。図6の例では、特定部58は、画面下部から最初に輝度レベルが暗レベル(例えば輝度の極小値)になった箇所を1階と判断し、画面下部から2番目に輝度レベルが暗レベルになった箇所を2階と判断する。同様に、特定部58は、画面下部から3番目に輝度レベルが暗レベルになった箇所を3階と判断し、画面下部から4番目に輝度レベルが暗レベルになった箇所を4階と判断する。
特定部58は、記憶部48に記憶された配送先情報が示す配送先建造物における配送先区画の位置(階数)に対応する、配送先区画の縦方向の位置を特定する。例えば、図6の例において、配送先情報が示す配送先区画の階層が配送先建造物の2階である場合、特定部58は、縦方向の繰り返しパターンにおいて、画面下部から2番目に輝度レベルが暗レベルになった配送先建造物画像上の位置を配送先区画の縦方向の位置として特定してもよい。
また、特定部58は、配送先建造物画像に映る横方向の繰り返しパターンにおいて繰り返される要素の中から、記憶部48に記憶された配送先情報が示す配送先区画が存在する階層内での配送先区画の位置に整合する要素を特定する。特定部58は、配送先建造物画像における特定した要素の位置を配送先区画の横方向の位置として特定する。例えば、配送先情報が、配送先区画の階層内の位置が左から2番目であることを示す場合、特定部58は、横方向の繰り返しパターンにおいて、左側から2番目に輝度レベルが暗レベルになった配送先建造物画像上の位置を配送先区画の横方向の位置として特定してもよい。
例えば、配送先区画の住所が「ABCマンション1204号室」の場合、特定部58は、その住所に基づいて、配送先建造物画像における縦方向の繰り返しパターンの中での下から12番目の繰り返し要素の位置(すなわち12階の位置)を配送先区画の縦方向の位置として特定してもよい。また、特定部58は、配送先建造物画像における横方向の繰り返しパターンの中で左または右から4番目の繰り返し要素の位置を配送先区画の横方向の位置として特定してもよい。なお、横方向の位置を特定する場合に、無人飛行体14から配送先建造物への方角と、配送先区画の住所とに基づいて、左右どちらの端部から区画をカウントするかは、予め定められることとする。
変形例として、検出部56は、輝度レベル以外の繰り返しパターンを検出してもよい。例えば、検出部56は、配送先建造物画像における色信号のレベル(例えば色相)の縦方向の推移を検出し、色信号のレベルの縦方向の繰り返しパターンを検出してもよい。また、検出部56は、配送先建造物画像における色信号レベルの横方向の推移を検出し、色信号のレベルの横方向の繰り返しパターンを検出してもよい。特定部58は、輝度の繰り返しパターンと同様の手法にて、配送先建造物画像における色信号レベルの縦方向の繰り返しパターンに基づいて配送先区画の縦方向の位置を特定し、配送先建造物画像における色信号レベルの横方向の繰り返しパターンに基づいて配送先区画の横方向の位置を特定してもよい。
別の変形例として、検出部56は、配送先建造物画像における縦方向のエッジの繰り返しパターンと、横方向のエッジの繰り返しパターンを検出してもよい。エッジは、輝度レベルが急峻に変化する箇所でもよく、色信号レベルが急峻に変化する箇所でもよく、他の画像特徴量が急峻に変化する箇所でもよい。特定部58は、輝度の繰り返しパターンと同様の手法にて、配送先建造物画像におけるエッジの縦方向の繰り返しパターンに基づいて配送先区画の縦方向の位置を特定し、配送先建造物画像におけるエッジの横方向の繰り返しパターンに基づいて配送先区画の横方向の位置を特定してもよい。
無人飛行体14の飛行制御部50は、特定部58により特定された配送先区画の縦方向の位置と横方向の位置とに基づいて、無人飛行体14が配送先区画に接近するように飛行駆動部20を駆動させる(ステップS15)。例えば、飛行制御部50は、配送先区画の縦方向の位置および横方向の位置が、撮影部24による撮影画像の中心になるよう無人飛行体14の縦方向の位置および横方向の位置を調整してもよい。そして、飛行制御部50は、配送先区画の縦方向の位置および横方向の位置が撮影部24による撮影画像の中心となることを維持しつつ、無人飛行体14を配送先区画に接近させてもよい。
図7は、無人飛行体14が配送先区画へ接近する例を示す。無人飛行体14の撮影部24は、ステップS15での配送先区画への接近中に継続して無人飛行体14から下方向を撮影する。無人飛行体14の飛行制御部50は、撮影部24により撮影された画像を参照して、配送先区画(例えばバルコニー等の開口部)に設置された配送先を示すマーカ82を検出する(ステップS16)。マーカ82は、物品16の配送位置であることが判別可能な模様やパターンで構成されたシートであってもよい。
飛行制御部50は、マーカ82の上で無人飛行体14をホバリングさせるよう飛行駆動部20を駆動させる(ステップS17)。無人飛行体14のリリース制御部52は、撮影部24により撮影された画像を参照して、無人飛行体14がマーカ82の上に到着すると、物品16をリリースするようにリリース機構22を動作させる(ステップS18)。飛行制御部50は、物品16をリリース後、予め定められた帰還地点に無人飛行体14を帰還させるように飛行駆動部20を駆動させる(ステップS19)。
第1実施例の物品配送システム10(無人飛行体14)によると、物品16の配送先となる複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンに基づいて、複層建造物における配送先区画を精度よく特定できる。例えば、物品配送システム10では、縦方向の繰り返しパターンに基づいて、配送先情報が示す配送先区画の階数に対応する配送先区画の縦方向の位置を精度よく特定できる。また、物品配送システム10では、横方向の繰り返しパターンに基づいて、複層建造物において配送先区画が存在する階層内での配送先区画の横方向の位置を精度よく特定できる。また、物品配送システム10では、仮に無人飛行体14が高度測定機能を備えない場合でも、無人飛行体14による撮像画像を処理することで、複層建造物内の特定の階数にある配送先区画に物品16を配送できる。
以上、本発明を第1実施例をもとに説明した。
変形例を説明する。第1実施例では、物品配送システム10の特徴的な機能は、無人飛行体14に実装された。変形例として、物品配送システム10の特徴的な機能は、配送支援サーバ12と無人飛行体14に分散して実装されてもよい。無人飛行体14は、配送支援サーバ12と通信を継続しつつ、複層建造物内の配送先区画まで物品16を配送してもよい。
図8は、変形例の配送支援サーバ12の機能ブロックを示すブロック図である。図9は、変形例の無人飛行体14の機能ブロックを示すブロック図である。本変形例では、判定部54、検出部56および特定部58の機能は、無人飛行体14に実装されるのではなく、配送支援サーバ12に実装される。
配送支援サーバ12の判定部54は、無人飛行体14の撮影部24により撮影された画像のデータを無人飛行体14から取得し、その画像のデータに基づいて、実施例と同様に無人飛行体14が配送先の近傍に到着したことを判定する。配送支援サーバ12の特定部58は、実施例と同様に配送先区画の位置を特定し、特定した配送先区画の位置を示すデータを無人飛行体14へ送信する。無人飛行体14の飛行制御部50は、配送支援サーバ12から提供された、配送先区画の位置を示すデータに基づいて、無人飛行体14を配送先区画に接近させる。この変形例の物品配送システム10も、実施例の物品配送システム10と同様の効果を奏する。
<第2実施例>
本発明の第2実施例を説明する。第2実施例では、第1実施例と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。第2実施例の特徴は、第1実施例の特徴および変形例の特徴と任意の組合せが可能であることはもちろんである。
第2実施例の物品配送システム10の構成は、図1に示した第1実施例の物品配送システム10の構成と同様である。また、第2実施例の配送支援サーバ12の機能ブロックは、図2に示した第1実施例の配送支援サーバ12の機能ブロックと同様である。また、第2実施例の無人飛行体14の機能ブロックは、図3に示した第1実施例の無人飛行体14の機能ブロックと同様である。なお、第2実施例の配送支援サーバ12の機能ブロックは、図8に示した変形例の配送支援サーバ12の機能ブロックと同様であってもよく、第2実施例の無人飛行体14の機能ブロックは、図9に示した変形例の無人飛行体14の機能ブロックと同様であってもよい。
無人飛行体14の検出部56は、撮影部24により撮影された複層建造物の外観の画像に写る繰り返しパターンの端部を検出する。無人飛行体14の特定部58は、検出部56が検出した繰り返しパターンの端部に基づいて、複層建造物内の配送先区画を特定する。
図10は、第2実施例の無人飛行体14の動作を示すフローチャートである。ステップS20~ステップS23の処理は、図4に示した第1実施例のステップS10~ステップS13の処理と同じであるため説明を省略する。
ステップS24において、判定部54は、配送先建造物を撮影した画像(配送先建造物画像)から検出された繰り返しパターンが、配送先情報(例えば配送先建造物に関する属性情報)に整合するか否かを判定する。配送先建造物画像から検出された繰り返しパターンが配送先情報に不整合であることは、典型的には、他の建築物等の障害物に遮られて、配送先建造物の一部が画像に映っていないことを意味する。
具体的には、判定部54は、縦方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が配送先建造物の階数に一致する場合、縦方向の繰り返しパターンが配送先情報に整合すると判定する。一方、判定部54は、縦方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が配送先建造物の階数に不一致の場合、縦方向の繰り返しパターンが配送先情報に不整合と判定する。例えば、配送先建造物が20階建てであることを配送先情報が示す一方、縦方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が16回(すなわち16階層分)である場合、判定部54は、縦方向の繰り返しパターンが配送先情報に不整合と判定する。
また、判定部54は、横方向の繰り返しパターンにおける繰り返し回数が配送先建造物の1つの階層内での区画数に一致する場合、横方向の繰り返しパターンが配送先情報に整合すると判定する。一方、判定部54は、横方向の繰り返しパターンにおける繰り返し回数が配送先建造物の1つの階層内での区画数に不一致の場合、横方向の繰り返しパターンが配送先情報に不整合と判定する。例えば、配送先情報が配送先建造物の1つの階層内に4区画含まれることを示す一方、横方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が3階(すなわち3区画分)である場合、判定部54は、横方向の繰り返しパターンが配送先情報に不整合と判定する。
配送先建造物画像から検出された縦方向の繰り返しパターンと横方向の繰り返しパターンの両方が配送先情報に整合すると判定部54が判定した場合(ステップS24のYes)、特定部58は、第1実施例と同様の方法で、配送先区画の縦位置および横位置を特定する(ステップS25)。
一方、配送先建造物画像から検出された縦方向の繰り返しパターンと横方向の繰り返しパターンの少なくとも一方が配送先情報に不整合と判定部54が判定した場合(ステップS24のNo)、検出部56は、配送先建造物を撮影した画像に映る配送先建造物の端部を検出する(ステップS26)。
例えば、記憶部48は、端部を検出するための基準データ(以下「端部基準データ」とも呼ぶ。)を記憶してもよい。検出部56は、配送先建造物を撮影した画像から検出された縦方向の繰り返しパターンのデータと端部基準データとを照合することにより、配送先建造物を撮影した画像における配送先建造物の上端と下端の少なくとも一方を検出してもよい。例えば、端部基準データは、空の特徴データ、地面の特徴データ、および道路の特徴データを含んでもよい。検出部56は、縦方向の繰り返しパターンのデータにおいて空の特徴データと一致する部分を配送先建造物の上端として検出してもよい。また、検出部56は、縦方向の繰り返しパターンのデータにおいて地面または道路の特徴データと一致する部分を配送先建造物の下端として検出してもよい。
また、検出部56は、配送先建造物を撮影した画像から検出された横方向の繰り返しパターンのデータと端部基準データとを照合することにより、配送先建造物を撮影した画像における配送先建造物の左端と右端の少なくとも一方を検出してもよい。例えば、検出部56は、横方向の繰り返しパターンのデータにおいて、繰り返し要素の左側で端部基準データと一致する部分を配送先建造物の左端として検出してもよい。また、検出部56は、横方向の繰り返しパターンのデータにおいて、繰り返し要素の右側で端部基準データと一致する部分を配送先建造物の右端として検出してもよい。
特定部58は、検出部56により検出された配送先建造物の上端または下端に基づいて、配送先区画の縦位置を特定し、および/または、検出部56により検出された配送先建造物の左端または右端に基づいて、配送先区画の横位置を特定する(ステップS27)。
例えば、配送先情報が、配送先建造物が20階建てであることを示し、かつ、配送先区画の階数が12階であることを示すこととする。また、検出部56により検出された縦方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が16回(16階層分)であり、さらに検出部56により配送先建造物の上端が検出されたこととする。この場合、特定部58は、撮影画像に映る配送先建造物の上端から8階層分(繰り返し要素8個分)下方の階層を12階として特定してもよい。
また、例えば、配送先情報が、配送先建造物を南から見た場合の左から2区画目が配送先区画であることを示し、かつ、配送先建造物の各階層の区画数が4区画であることを示すこととする。また、検出部56により検出された横方向の繰り返しパターンにおける繰返し回数が3回(3区画分)であり、さらに検出部56により配送先建造物の右端が検出されたこととする。この場合、特定部58は、撮影画像に映る配送先建造物の右端から3番目の区画を配送先区画として特定してもよい。
以降のステップS28~ステップS32の処理は、図4に示した第1実施例のステップS15~ステップS19の処理と同じであるため説明を省略する。
第2実施例の物品配送システム10は、第1実施例の物品配送システム10と同様の効果を奏する。また、第2実施例の物品配送システム10は、無人飛行体14による撮影画像に配送先建造物の一部が映っていない場合でも、配送先建造物内の配送先区画の位置を精度よく特定できる。
以上、本発明を第2実施例をもとに説明した。各実施例に記載の内容は例示であり、各実施例の構成要素や処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1実施例と第2実施例の両方に適用可能な変形例を説明する。無人飛行体14の記憶部48は、予め定められた、複層建造物の1階あたりの標準的な高さの値(以下「階高値」とも呼ぶ。)を記憶してもよい。階高値は、例えば、3メートルであってもよい。配送先建造物の全体の階数が配送先情報で与えられない場合、無人飛行体14の制御部32(判定部54、特定部58等)は、配送先建造物の高さを階高値で除することにより配送先建造物の全体の階数を導出してもよい。
なお、配送先建造物の高さは、配送先情報(地図情報)で与えられてもよく、配送先建造物を撮影した画像を解析することにより導出されてもよい。また、階高値hは、予め定められた配送先建造物全体の幅Wと、撮影画像上での配送先建造物全体の幅の画素数wp、撮影画像上での1階あたり(繰り返しパターンの周期)の画素数hpをもとに、以下の計算式により導出されてもよい。
h=W×(hp/wp)
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 物品配送システム、 12 配送支援サーバ、 14 無人飛行体、 16 物品、 24 撮影部、 50 飛行制御部、 52 リリース制御部、 54 判定部、 56 検出部、 58 特定部。

Claims (5)

  1. 無人飛行体を用いて物品を配送する物品配送システムであって、
    配送先である複層建造物の位置情報と、前記無人飛行体の現在位置情報とに基づいて、前記無人飛行体が前記複層建造物の近傍に到着したことを判定する判定部と、
    前記判定部により前記無人飛行体が前記複層建造物の近傍に到着したと判定された場合に、前記複層建造物の外観を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影された前記複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された繰り返しパターンに基づいて、前記複層建造物内の配送先の区画を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記配送先の区画に物品を配送する配送制御部と、
    を備える、物品配送システム。
  2. 前記検出部は、前記繰り返しパターンの端部を検出し、
    前記特定部は、前記検出部が検出した繰り返しパターンの端部に基づいて、前記配送先の区画を特定する、
    請求項1に記載の物品配送システム。
  3. 前記検出部は、前記複層建造物の外観の画像に映る縦方向の繰り返しパターンを検出し、
    前記特定部は、前記縦方向の繰り返しパターンに基づいて、前記複層建造物において前記配送先の区画が存在する階数に対応する前記配送先の区画の縦方向の位置を特定する、
    請求項1または2に記載の物品配送システム。
  4. 前記検出部は、前記複層建造物の外観の画像に映る横方向の繰り返しパターンを検出し、
    前記特定部は、前記横方向の繰り返しパターンに基づいて、前記複層建造物において前記配送先の区画が存在する階層内での前記配送先の区画の横方向の位置を特定する、
    請求項1または2に記載の物品配送システム。
  5. 無人飛行体を用いて物品を配送する物品配送システムが実行する物品配送方法であって、
    配送先である複層建造物の位置情報と、前記無人飛行体の現在位置情報とに基づいて、前記無人飛行体が前記複層建造物の近傍に到着したことを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記無人飛行体が前記複層建造物の近傍に到着したと判定された場合に、前記複層建造物の外観を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップで撮影した前記複層建造物の外観の画像に映る繰り返しパターンを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出した繰り返しパターンに基づいて、前記複層建造物内の配送先の区画を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定した前記配送先の区画に物品を配送する配送ステップと、
    を前記物品配送システムが実行する物品配送方法。
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